JP2004049701A - 遊技機 - Google Patents

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井置 定男
Hideo Taguchi
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Abstract

【課題】変動表示ゲームで発生するリーチ表示態様の選択率を変更することにより、各リーチ表示態様の当たりとなる信頼性を変更することで、興趣が向上する遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機は、表示状態が変化可能で、変動表示ゲームを行う変動表示装置を備える。変動表示ゲームの実行に関して予め定められたリーチ条件が成立した場合に、変動表示ゲームをリーチ表示態様で制御するリーチ表示制御手段aを備える。リーチ表示制御手段aは、各々選択率が設定された複数のリーチ表示態様のうちから何れかのリーチ表示態様を前記選択率に基づいて選択するリーチ表示態様選択手段dを有する。前記リーチ表示態様選択手段aは、以前(過去)の変動表示ゲームの経緯に基づき、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する選択率変更手段cを有する。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示状態が変化可能な変動表示装置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機として、遊技盤上に、複数の図柄を変動表示可能な変動表示装置と、始動入賞口を設け、該始動入賞口への遊技球の入賞に基づき該複数の図柄を変動表示させることで変動表示ゲームを行うようにしたパチンコ遊技機が知られている。
上記変動表示ゲームは、複数の図柄から構成される図柄列を、変動表示装置に形成された、例えば左、中、右の変動表示領域の各々で上から下に各図柄が移動するように更新表示させることで行われ、変動表示ゲームの開始から所定時間経過した時点で、各変動表示領域の変動表示を例えば左、右、中の順に停止させて各々所定の図柄を停止表示することで停止結果を導出することとなっている。尚、該停止結果は例えば変動表示ゲームの開始時には既に決定されていて、該複数の変動表示領域の変動表示は、該予め決定されている停止結果となるように各図柄が停止制御されるようになっている。
【0003】
そして、変動表示ゲームが終了した際に複数の変動表示領域の各々に停止表示された各図柄が予め定められた特別結果(例えば、「1,1,1」、「2,2,2」・・・等のぞろ目数字の何れか)を形成した場合に、遊技者への遊技価値の付与として特別遊技状態が発生し、例えば、遊技盤に設けられている変動入賞装置が開状態に変換することで遊技者が多量の遊技球を獲得可能な状態となる。また、変動表示ゲームが終了する間際、例えば、左変動表示領域と右変動表示領域の変動表示が停止して、中変動表示領域の変動表示のみが行われている時点で、左と右に停止表示された図柄がリーチ結果(例えば、「2,−,2」、−は未停止状態)を形成した場合には変動表示ゲームがリーチ状態となり、遊技者に特別遊技状態の発生に対する期待感を高めるために、未だ変動表示中の中変動表示領域における図柄の更新速度を低速にするとともにその変動表示を通常停止時よりも延長させるリーチ変動表示を行うようなものも一般的となっている。
【0004】
近年では、上記変動表示ゲームの興趣性や特別結果態様の成立に対する期待感を高めるために、上記リーチ状態時に所定のキャラクタ(例えば、動物や人を模した画像)を登場(出現)させて、当該キャラクタの動作表示によりリーチ変動表示を演出するようにしたパチンコ遊技機も考えられている。
【0005】
最近では、リーチ状態が発生した場合に、そのリーチ状態の実行時間、図柄の更新態様(更新速度、更新方向、更新する図柄の大きさなど)、登場するキャラクタ、等のリーチ表示態様を異ならせた複数種類のリーチ表示態様で制御可能に構成されたパチンコ遊技機が考えられている。そして、これら複数種のリーチ表示態様は、変動表示ゲームの結果に応じて選択され、最終的な停止結果が当り(特別結果)となる場合よりも外れとなる場合に頻繁に選択されるようにその選択率が設定されて、特別結果の成立に対する信頼性が低いリーチ表示態様や、最終的な停止結果が外れとなる場合よりも当りとなる場合に頻繁に選択されるようにその選択率が設定されて、特別結果の成立に対する信頼性が高いリーチ表示態様など、各リーチ表示態様毎にその信頼性が設定されいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、リーチ状態を発生させる場合において、各リーチ表示態様の選択率は固定的であったため、長く遊技を継続すると、発生したリーチ表示態様に対して、どの位信頼が持てるかが分かってしまい、変動表示ゲームの興趣性が低下してしまうし、特別結果の成立する信頼性の低いリーチ表示態様が発生した場合には、期待感を向上させられないばかりか、未だ最終的な停止結果が導出表示される前にかえって遊技者の期待感を低下させてしまう虞もあった。
【0007】
一方、各リーチ表示態様の選択は、前記選択率に対応する確率に基づいて各リーチ表示態様がほぼランダムに選択されるようになっていた。従って、長期的に見た場合に各リーチ表示態様の発生率は、選択率に基づくものとなるが、短期的に見た場合には、必ずしも、各リーチ表示対応の発生率は選択率に対応せず、一つのリーチ表示態様がその選択率よりも高い割合で頻繁に発生する場合があった。そして、一つのリーチ表示態様が頻繁に発生している間、変動表示ゲームの停止結果が当たりとならない場合に、頻発する一つのリーチ表示態様の短期的な信頼性が低下することになる。そして、一つのリーチ表示状態の信頼性が短期的に低下した状態で、このリーチ表示態様が発生した場合に、上述の予め設定された信頼性の低いリーチ表示態様が発生した場合と同様に、遊技者の期待感を向上させられないばかりか、未だ最終的な停止結果が導出表示される前にかえって遊技者の期待感を低下させてしまう虞もあった。
【0008】
この発明は、前記のような問題点を解決するためになされたもので、変動表示ゲームで発生するリーチ表示態様の選択率を変更することにより、変動表示ゲームが単調となることを防止でき興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、表示状態が変化可能な変動表示装置を備え、該変動表示装置での変動表示ゲームの結果が予め定められた特別結果となったことに関連して、遊技者に所定の遊技価値を付与するように構成された遊技機において、
変動表示ゲームの実行に関して予め定められたリーチ条件が成立した場合に、当該変動表示ゲームをリーチ表示態様で制御するリーチ表示制御手段を備え、
前記リーチ表示制御手段は、各々選択率が設定された複数のリーチ表示態様のうちから何れかのリーチ表示態様を選択するリーチ表示態様選択手段を含み、
前記リーチ表示態様選択手段は、以前の変動表示ゲームの経緯に基づき、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する選択率変更手段を含んでいることを特徴としている。
【0010】
ここで、「遊技機」には、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの弾球遊技機や、パチスロ或いはスロットマシンなどが含まれる。
「変動表示装置」は、液晶表示装置、CRT(陰極線管)表示装置、多数の発光素子を配列した表示装置、回転ドラムを使用したメカ式の表示装置などの単体の装置であっても、また、これら装置の組み合わせでも良く、本発明を実施しうる程度に表示状態を変化可能であればよい。
また、変動表示装置には、数字、文字、記号及びキャラクタ、並びに色彩など、視覚により識別可能な識別図柄(識別標識)等の識別情報が複数表示されるとともに、表示される識別情報が変わるように変動表示される。
【0011】
また、「変動表示ゲーム」とは、例えば、複数の図柄(識別図柄)から構成される図柄列を、変動表示装置に形成された、複数の変動表示領域の各々で上から下等に各図柄が移動するように変動表示させることで行われ、変動表示ゲームの開始から所定時間経過した時点で、各変動表示領域の変動表示を所定の順に停止させて各々所定の図柄を停止表示することで表示結果を導出するものが挙げられる。
変動表示ゲームの結果が「特別結果」となるとは、例えば、複数の図柄が「2,2,2」や「7,7,7」のぞろ目などの予め定められた特定の組み合わせ状態で停止することである。
【0012】
また、複数の図柄のうちの、例えば、最後に停止する一部の図柄が停止する前に、最後に停止する一部の図柄を除いた他の図柄が予め定められた特定の組み合わせで停止した状態となり、最後に停止する一部の図柄が特定の図柄で停止すれば当たりとなる状態をリーチという。このリーチとは、例えば、停止していない一連の図柄を除いてソロ目が揃っているような状態である。そして、変動表示ゲームがリーチとなった場合、もしくはなる場合には、全ての図柄が停止した停止図柄が表示されるまで、リーチ以外の通常時と異なる表示態様であるリーチ表示態様で図柄の表示が行われる。
【0013】
また、「遊技者に所定の遊技価値を付与する」とは、通常時に比べて多数の遊技媒体(遊技価値)を獲得し易い遊技状態にすることを言い、例えば、第1種のパチンコ遊技機における大入賞口(特別変動入賞装置ともいう。)を開放した状態、第3種のパチンコ遊技機における権利発生の状態などがある。
【0014】
また、「変動表示ゲームの実行に関して」とは、上述のように変動表示ゲームの実行においては、最終的に当たり(特別結果)の表示と、外れの表示とが行われるとともに、当たりの場合もしくは外れでリーチ条件が成立した場合に、リーチ表示態様での表示が行われる。そして、リーチ表示態様での表示は、変動表示ゲームの実行において、変動表示ゲームを始動させる始動入賞口に遊技球が入賞した際、変動表示ゲームが開始する際、もしくは変動表示ゲームが開始されて上述のリーチとなるように一部の図柄を除く図柄が停止した際にリーチ表示態様にするか否か、すなわち、リーチ条件の成立が判断される。
【0015】
また、「リーチ条件の成立」とは、上述のように特別結果の発生が決定した(当たりの)場合と、特別結果にならないことが決定し、かつ、リーチ発生用乱数の抽出値が予め決められたリーチ発生用の値となった場合に成立する。
なお、変動表示装置の表示が上述のリーチ(リーチ図柄態様)となった際にリーチ条件が成立したものとしても良い。
【0016】
また、「複数のリーチ表示態様」とは、複数種の表示のさせ方が異なるリーチ表示態様があるということであり、各リーチ表示態様は、リーチ表示の実行時間(表示時間、リーチ時間)が互いに異なったり、リーチ変動表示の更新態様(例えば、リーチの状態で未だ停止していない図柄の切り替わる時間、切り替わる順序、切り替わる方向、切り替わり方など)が互いに異なったり、リーチ表示の際に登場するキャラクタが互いに異なったり、キャラクタの動きが異なったりするものである。
ここで、リーチ表示態様には、リーチ表示態様で制御された変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合と、特別結果とならない場合とがあるが、リーチ変動表示の更新態様、登場するキャラクタとその動き等の主な識別性が同じ場合は、特別結果となる場合とならない場合とでリーチ表示の実行時間が異なっても、同一種類のリーチ表示態様とする。
すなわち、同一種類のリーチ表示態様には、その結果が特別結果となる場合と特別結果とならい場合とがあり、同一種類のリーチ表示態様であっても、その結果が特別結果となる場合とならない場合とでリーチ表示の実行時間が異なる場合がある。
【0017】
また、「所定のリーチ表示態様」とは、複数のリーチ表示態様の全てであっても良いし、複数のリーチ表示態様のうちの一部の複数のリーチ表示態様であっても良いし、複数のリーチ表示態様のうちの一つのリーチ表示態様であっても良い。
【0018】
また、「以前の変動表示ゲームの経緯」とは、例えば、現在より以前(過去)に行われた変動表示ゲームにおいて、変動表示ゲームの回数、変動表示ゲームの行われていない時間、変動表示ゲームの回数と特別結果の発生との対応、後述する変動表示ゲームにおけるリーチ表示態様の経緯などである。
【0019】
この請求項1記載の発明によれば、以前(過去)の変動表示ゲームの経緯に基づき、所定のリーチ表示態様の選択率が変更されるので、変動表示ゲームが単調となることを防止でき興趣を向上させることができる。
また、所定のリーチ表示態様の選択率の変更により、変動表示ゲームが当該リーチ表示態様で制御された場合に、特別結果の成立に対する信頼度(期待度)が変化することとなるので、所定のリーチ表示態様に対する期待感が低下してしまうことを防止できるし、各リーチ表示態様の信頼度を適度な値に調整することも可能となる。
【0020】
請求項2記載の発明は、
請求項1に記載の遊技機において、
前記選択率変更手段は、以前の変動表示ゲームにおけるリーチ表示態様の経緯に基づき、所定のリーチ表示態様の選択率を変更することを特徴としている。
【0021】
ここで、「以前のリーチ表示態様の経緯」とは、所定期間内のリーチ状態(全てのリーチ表示態様)の発生回数、所定期間内のノーマルリーチ表示態様(例えば、発生回数が多く、信頼度の低い通常的なリーチ表示態様)の発生回数、所定期間内のスペシャルリーチ表示態様(例えば、発生回数が少なく、信頼度の高い特別なリーチ表示態様)の発生回数、前回のリーチ状態から現在までの時間などである。また、ここでの所定期間とは、所定変動表示ゲーム回数、前回の大当たり(特別結果)から現在までの期間などである。
【0022】
また、「所定のリーチ表示態様の選択率を変更」とは、具体的に、複数のリーチ表示態様の選択率を相対的に変更することで行われる。すなわち、所定のリーチ表示態様の選択率を高める場合には、その分他のリーチ表示態様の選択率を下げる(例えば、スペシャルリーチの選択率を高めた場合には、ノーマルリーチの選択率を下げる)ことで行われる。
【0023】
この請求項2記載の発明によれば、前記選択率変更手段は、以前のリーチ表示態様の経緯に基づき、所定のリーチ表示態様の選択率を変更するので、リーチ表示態様の実際の選択態様が偏ったりする(特定のリーチ表示態様ばかり選択されてしまうなど)ことがなく、予め設定された信頼度応じた選択を行うことが可能となる。
【0024】
請求項3記載の発明は、
請求項2に記載の遊技機において、
前記選択率変更手段は、所定のリーチ表示態様の実際の信頼度が、当該リーチ表示態様に対して予め設定された信頼度に近づくように当該リーチ表示態様の選択率を変更することを特徴としている。
【0025】
ここで、「実際の信頼度」とは、実際に所定のリーチ表示態様が発生した回数に対する特別結果の導出率であり、所定期間における所定のリーチ表示態様の発生回数で、所定のリーチ表示態様でかつ特別結果となった回数を除算したものである。
また、「予め設定された信頼度」とは、大当たり時と外れ時とのそれぞれにおける各リーチ表示態様の選択率と、大当たりとなる確率と、外れ時のリーチの発生率とにより求められる。なお、外れ時の選択率が0で、大当たり時の選択率が0より大きいリーチ表示態様は、発生すれば、かならず大当たりとなり、信頼度100%となる。
【0026】
この請求項3記載の発明によれば、前記選択率変更手段は、所定のリーチ表示態様の実際の信頼度が、当該リーチ表示態様に対して予め設定された信頼度に近づくように当該リーチ表示態様の選択率を変更するので、予め設定された信頼度に応じてリーチ表示態様を制御することが確実にできる。
【0027】
請求項4記載の発明は、
請求項2又は3に記載の遊技機において、
前記リーチ表示態様選択手段は、所定のリーチ表示態様の選択率を、変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合とならない場合とで異なる値に設定して構成され、
前記選択率変更手段は、変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合の選択率を変更することを特徴としている。
【0028】
この請求項4記載の発明によれば、前記リーチ表示態様選択手段は、所定のリーチ表示態様の選択率を、変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合とならない場合とで異なる値に設定して構成され、前記選択率変更手段は、変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合の選択率を変更するので、所定のリーチ表示態様の信頼度を確実に変化させることができる。
【0029】
請求項5記載の発明は、
請求項2〜4の何れか一項に記載の遊技機において、
前記リーチ表示態様選択手段は、所定のリーチ表示態様の選択率を、変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合とならない場合とで異なる値に設定して構成され、
前記選択率変更手段は、変動表示ゲームの結果が特別結果とならない場合の選択率を変更することを特徴としている。
【0030】
この請求項5記載の発明によれば、前記リーチ表示態様選択手段は、所定のリーチ表示態様の選択率を、変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合とならない場合とで異なる値に設定して構成され、前記選択率変更手段は、変動表示ゲームの結果が特別結果とならない場合の選択率を変更するので、所定のリーチ表示態様の信頼度を確実に変化させることができる。請求項4と組み合わせることにより更に効果がある。
【0031】
請求項6記載の発明は、
請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機において、
前記リーチ表示態様選択手段は、以前の変動表示ゲームの経緯を記憶する経緯記憶手段を含み、
該経緯記憶手段は、所定条件の成立に基づき、記憶内容をリセットすることを特徴としている。
【0032】
ここで、所定条件の成立とは、例えば、特別遊技状態の発生(変動表示ゲームで特別結果が発生)した場合、変動表示ゲームが所定回数実行された場合、変動表示ゲームでリーチが所定回数発生した場合などである。
【0033】
この請求項6記載の発明によれば、前記リーチ表示態様選択手段は、以前(過去)の変動表示ゲームの経緯を記憶する経緯記憶手段を含み、該経緯記憶手段は、所定条件の成立に基づき、記憶内容をリセットするので、所定期間のリーチ表示態様の選択態様を確実に監視できる。
【0034】
請求項7に記載の発明は、
請求項1〜6の何れか一項に記載の遊技機において、
前記選択率変更手段は、変動表示ゲームが所定期間実行されなかった場合に、所定のリーチ表示態様の選択率を高めることを特徴としている。
【0035】
この請求項7に記載の発明によれば、前記選択率変更手段は、変動表示ゲームが所定期間実行されなかった場合に、所定のリーチ表示態様の選択率を高める。例えば、空き台(即ち所定期間変動表示ゲームが実行されていない遊技機)で遊技を開始する場合に、その遊技の開始初期時に如何に遊技者の興味を引き付けるかがその遊技機での稼働をよくする1つのポイントとなるが、本発明によれば、遊技の開始時には所定のリーチ表示態様の選択率、例えば、スペシャルリーチの発生率を高める制御が行われるので、遊技開始時に遊技者に一定の期待感を与えることが可能となり、遊技の開始時に直ぐに遊技を止めてしまうことを防止でき、稼働率を高めることができる。
【0036】
請求項8に記載の発明は、
請求項1〜7の何れか一項に記載の遊技機において、
当該遊技機には、変動表示ゲームが特定のリーチ表示態様となった場合に、該ゲームに介入するためのゲーム介入手段を備え、
前記選択率変更手段による選択率の変更の対象を、前記特定のリーチ表示態様に設定したことを特徴としている。
【0037】
この請求項8に記載の発明によれば、遊技機は、変動表示ゲームが特定のリーチ表示態様となった場合に、該ゲームに介入するためのゲーム介入手段を備えている。ここで、上述の特定のリーチ表示態様が発生して、遊技者がゲームに介入したにもかかわらず、そのリーチ表示態様が外れとなると遊技者の落胆感を高めてしまうこととなるが、その状態が頻繁に発生してしまうと、遊技者は落胆するばかりか、ゲームへの介入意欲も低下してしまう。前記選択率変更手段による選択率の変更の対象を、前記特定のリーチ表示態様に設定することにより、上述のようなことを防止できる。
具体的には、所定期間内に、外れとなる特定のリーチ表示態様が発生した場合に、外れとなる場合の特定のリーチ表示態様の選択率を通常時よりも低い選択率に変更する。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る実施の形態の第一例について、図面を参照しながら説明する。
【0039】
図1は、本発明に係る遊技機の一形態として例示するパチンコ遊技機、特に、いわゆる「第1種」に属するタイプのパチンコ遊技機100を示す正面図である。
【0040】
この実施の形態のパチンコ遊技機100は、内部の遊技領域(後述)内に遊技球(遊技媒体)を発射して遊技を行うもので、その前面枠111の前側上半部におけるガラス板の奥側には、遊技領域1aを構成する遊技盤1が設置されている。
【0041】
この遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1aでは、発射装置61(図2)によって発射された遊技球が流下するようになっている。また、前記遊技領域1aには、遊技球の通過により普通変動表示ゲームの始動条件を付与する普図始動ゲート6,6、普通変動表示ゲームを表示する普通図柄(普図)表示装置7、普通図柄表示装置7での普通変動表示ゲームの結果如何によって開閉部材9a,9aを開(遊技者にとって有利な開状態)閉(遊技者にとって不利な閉状態)させる始動入賞口(特図始動入賞口)を兼ねた普通変動入賞装置9、始動入賞口への遊技球の入賞に基づき変動表示ゲーム(ここでは特別変動表示ゲーム)を表示する変動表示装置としての特別図柄(特図)表示装置4、特別図柄表示装置4での特別変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口5bを閉じた状態(遊技者にとって不利な閉状態)から開放状態(遊技者にとって有利な開状態)に変換するサイクル遊技を行う特別変動入賞装置5、一般入賞口8,…、サイドランプ12,12、風車と呼ばれる打球方向変換部材14,…、多数の障害釘(図示省略)などが配設されている。また、遊技領域1aの最下端部中央にはアウト球を回収するためのアウト穴13が設けられている。
【0042】
普通図柄表示装置(普通図柄表示器)7は、例えば、7セグメント型のLEDなどによって構成され、複数の普通図柄(例えば、図柄、数字、記号などの識別情報)を変動表示させる普通変動表示ゲームを行うことが可能となっている。ここでは、前記普通図柄表示装置7は、特別変動入賞装置5の開閉扉5aの左側に設けられている。また、前記特別変動入賞装置5の開閉扉5aの右側には、普図始動ゲート6,6を遊技球が通過(普図の始動入賞)して普通変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数(始動記憶数)を表示する普図始動記憶表示器(普図記憶表示器)6aが配設されている。なお、ここでは、普図の始動記憶の上限数は4個となっており、普図始動記憶表示器6aは4個のLEDで構成されている。
【0043】
普通変動入賞装置9は、この実施の形態では変動表示装置(特別図柄表示装置)4の下方の遊技領域1aに配設されており、左右一対の開閉部材9a,9aを具備している。この開閉部材9a,9aは、常時は遊技球が1個流入可能な程度の間隔で閉じた状態(遊技者にとって不利な閉状態)を保持しているが、普通図柄表示装置7における普通変動表示ゲームの結果として所定の結果態様(例えば、「7」等の当り結果態様)が表示された場合には、普通図柄の当りとなって、普電用ソレノイド(普電用SOL)6c(図2)の駆動により逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置9に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な開状態)に変換されるようになっている。
【0044】
この実施の形態の普通変動入賞装置9は、遊技球の流入(入賞)に基づき前記特別変動表示ゲームの始動条件を付与する始動入賞口(特図の始動入賞口)も兼ね、その内部(入賞領域)に特図始動センサ9b(図2)を備えている。また、前記普図始動ゲート6内には、該普図始動ゲート6を通過した遊技球を検出するための普図始動センサ6b(図2)が設けられている。
【0045】
変動表示装置(特別図柄表示装置)4は、例えば、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)からなる表示部4aを備えている。前記表示部4aは、その表示状態が変化可能となっており、ここでは、前記普通変動入賞装置(始動入賞口)9への遊技球の入賞に基づき、複数の特別図柄(例えば、図柄、数字、記号などの識別図柄(識別情報))を変動表示可能となっている。また、前記表示部4aには複数の変動表示領域を有し、該変動表示領域の各々に一連の図柄を順次変動表示させた後に停止させることで、所定の遊技価値の付与としての大当り遊技状態(特別遊技状態)の発生に関わる変動表示ゲーム(特別変動表示ゲーム)の表示が可能となっている。
【0046】
また、この実施の形態では、既に特別変動表示ゲームが行われている間や特別遊技状態が発生している間等の直ちに次の特別変動表示ゲームを開始させることができない状態中に始動入賞口を兼ねた普通変動入賞装置9へ遊技球が入賞した場合には、次の特別変動表示ゲームが実行可能な状態となるまで、始動記憶手段(ここでは、メイン制御装置20のRAM21bが相当する)が、前記普通変動入賞装置9への遊技球の入賞によって発生した特別変動表示ゲームを実行(開始)させるための権利を、始動権利(始動記憶)として記憶することが可能となっている。
なお、この実施の形態の普通変動入賞装置9は、遊技球を遊技盤1の裏側に流入させるタイプの始動入賞口であって、その内部(入賞領域)に特図始動センサ9b(図2)を備えており、当該特図始動センサ9bで遊技球の入賞を検出している。
また、ここでは、前記始動権利は所定の上限数の範囲内で記憶可能となっており、前記期間中、普通変動入賞装置9に上限数より多く遊技球が入賞しても始動記憶数は上限数より多くならないようにされている。
【0047】
そして、特別図柄表示装置4の上部には、普通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特別変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数(特図始動記憶数)を点灯表示する特図始動記憶表示器(特図記憶表示器)4bが設けられている。なお、この実施の形態では、始動権利の上限数は4個となっており、始動記憶表示器4bは4個のLEDで構成されている。そして、始動権利が1増加する毎に1のLEDが点灯表示され、始動権利が1消化される毎に1のLEDが消灯するようになっている。
【0048】
この実施の形態では、所定遊技条件の成立に基づき遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する特定遊技状態発生手段(ここではメイン制御装置20が相当する)を備えている。所定遊技条件の成立としては、例えば、特別変動表示ゲームの表示結果が特別表示結果(ぞろ目等)となる場合において、さらに当該特別表示結果が奇数図柄のぞろ目である場合等が挙げられる。なお、この実施の形態では、特定遊技状態は、特別遊技状態終了後に発生するようになっている。
【0049】
特定遊技状態としては、例えば、特別遊技状態(大当り遊技状態)の終了後に、普通変動入賞装置9の開閉部材9a,9aが開状態に変換する機会を増加させたり(例えば、一の変換機会(例えば、普通変動表示ゲームにおいて普通図柄の当りが1回導出されたとき)における開状態への変換回数を1回から3回に増加させる)、或いは、開閉部材9a,9aが開状態に変換する期間を長くする(例えば、0.5秒から5秒に変更する)ことで、始動入賞口としての普通変動入賞装置9へ遊技球が入賞し易いようにした始動入賞容易化状態を発生させるようにしたものがある。また、特別遊技状態の発生確率が通常時より高められた(例えば、1/300から1/50に確率が上がる)特図確率変動状態、普図の当りの発生確率が通常時より高められた(例えば、1/10から9/10に確率が上がる)普図確率変動状態、普通変動表示ゲームの変動時間が通常時よりも短縮される(例えば、30秒から5秒に短縮される)ことで単位時間当たりに普通変動入賞装置が開状態に開放される機会を増加させた普図時短状態等がある。なお、特定遊技状態としては、前記した複数の状態の何れかを組み合わせて行っても良い。また、特定遊技状態には、特別変動表示ゲームの実行回数や時間等で期限設定がされているパターンと、特別遊技状態が所定回数(例えば1回)発生するまで続けられるパターンの双方が含まれる。
【0050】
特別変動入賞装置5はアタッカー形式の開閉扉(可動部材)5aによって開閉される大入賞口5bを備えている。また、開閉扉5aは、可動部材用ソレノイド(可動部材用SOL)5e(図2)の駆動により、その上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっている。そして、前記普通変動入賞装置9への遊技球の入賞に基づいて行われる、特別図柄表示装置4の表示部4aにおける特別変動表示ゲームの表示結果(特別図柄表示装置4の表示部4aの各変動表示領域における特別図柄の停止態様)が予め定められた特別表示結果(例えば、特別図柄が「6,6,6」のぞろ目等の特定の組合せ態様)となって大当り遊技状態(特別遊技状態)が発生した場合に、大入賞口5bを閉じた状態(遊技者にとって不利な閉状態)から多数の遊技球を獲得し易い開放状態(遊技者にとって有利な開状態)に変換するサイクル遊技が行われるようになっている。
【0051】
この大入賞口5bの内部(入賞領域)には、該大入賞口5bに入った遊技球のうち一般入賞領域に流入した遊技球を検出するための一般入賞口センサ(カウントセンサ)5c(図2)と、大入賞口5bに入った遊技球のうち継続入賞領域(V入賞領域,特別入賞口ともいう)に流入した遊技球を検出するための特別入賞口センサ(継続センサ)5d(図2)、及び特別入賞口に遊技球が流入した後は遊技球を前記特別入賞口に流入させないようにして特別入賞口への遊技球の入賞率を調整する入賞率調整用ソレノイド(入賞率調整用SOL)5f等が配設されている。
また、各一般入賞口8,…の内部(入賞領域)には、該一般入賞口8,…に入った遊技球を検出するための入賞口センサ8a,…(図2)が配設されている。
【0052】
また、特に限定されないが、パチンコ遊技機100の横隣には、遊技球貸出用のプリペイドカード(図示省略)が挿入されるカード挿入口501を有するカードユニット500が設けられている。
また、パチンコ遊技機100の前面下部には上皿ユニット130が設けられ、この上皿ユニット130には、排出された遊技球(賞球、貸球)を貯留する上皿105が設けられている。この上皿105には、カード挿入口501にプリペイドカードを挿入した状態で押圧操作することで上皿105への貸球の排出動作を要求する球貸スイッチ108b、カード挿入口501に挿入されたプリペイドカードの返却動作を要求するためのカード返却スイッチ108c、カード挿入口501に挿入されたプリペイドカードに関する情報を表示する貸球用表示部108a、上皿105の遊技球を抜き取って下皿107に流下させるための球抜き操作レバー11等がそれぞれ設けられている。上述の貸球用表示部108a、球貸スイッチ108b、カード返却スイッチ108cを総称して球貸操作部という。
【0053】
また、ここでは、前記上皿ユニット130の左端部に、後述(第四例)するように遊技者が操作し、補助ゲームに介入するためのゲーム介入手段である操作手段(ここでは、操作ボタン)200が設けられている。
さらに、上皿ユニット130の下側には、上皿105に収容しきれない遊技球を収容する下皿107、遊技領域1aに向けて遊技球を発射する発射装置61(図2)において発射操作を行うための操作ハンドル104、灰皿10などが設置されている。この灰皿10の後方には、各種音声報知(例えば、賞球排出報知、異常報知など)や遊技演出を行うためのスピーカ41(図2)が設置されている。
【0054】
図2は、このパチンコ遊技機に設置されたメイン制御装置(遊技制御装置)20、サブ制御装置(演出制御装置)40(ここではメイン制御装置20とは別個に設けられている)と他の装置の主要制御ブロック図である。
【0055】
メイン制御装置20は、内部にCPU(Central Processing Unit)21a、RAM(Random Access Memory)21b及びROM(Read Only Memory)21cを備えた遊技用マイクロコンピュータ21、入出力I/F23、発振器(CLK)22等により構成されて、遊技の進行等、遊技に関する統括的な制御を行うものである。
【0056】
CPU21aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特別変動表示ゲーム(変動表示ゲーム)や普通変動表示ゲームのゲーム内容決定に関与する各種乱数値なども生成している。
RAM21bは、普通変動入賞装置9内に設けられた特図始動センサ9bのオン信号の記憶(特図始動記憶)及び普図始動ゲート6,6に設けられた普図始動センサ6b,6bのオン信号の記憶(普図始動記憶)の記憶領域、CPU21aで生成される各種乱数値の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域、並びに、CPU21aの作業領域を備えている。
【0057】
また、RAM21bは、現在より前に行われた一回もしくは複数回の特別変動表示ゲームの経緯として、例えば、変動表示ゲームにおいて所定のリーチ表示態様が行われた回数をカウントした際のカウント値を記憶する記憶領域を備えている。すなわち、所定期間の特別変動表示ゲームの経緯として、リーチ表示態様の経緯をCPU21aの命令に基づいてRAM21bが記憶するようになっているとともに、所定のリーチ表示態様の発生回数をCPU21aがカウントし、このカウント値をリーチ表示態様の経緯として記憶するようになっている。また、所定期間とは、この例において、特別変動表示ゲームの前回の大当たりから現在までの期間であり、再び大当たりが発生した際に、上述のカウント値はCPU21aにより、RAM21においてクリアされカウント値が0とされる(リセットされる)。
【0058】
ROM21cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、特別変動表示ゲーム(変動表示ゲーム)や普通変動表示ゲームのゲーム内容を決定するための各種判定値などが書き込まれている。
これら判定値には、後述する普通変動表示ゲームの当たり、特別変動表示ゲームの大当たりの判定用の判定値が含まれるとともに、特別変動表示ゲームが外れの際にリーチとなるかを判定する判定値(大当たり時はかならずリーチとなる)、リーチとなった場合のリーチ表示態様を複数のリーチ表示態様から選択するための判定値が含まれる。
【0059】
なお、リーチ表示態様とは、表示する図柄や、図柄の変動の仕方(図柄の更新の速度や方向を含む)、キャラクタの表示(キャラクタの表示の有無、キャラクタの種類、キャラクタの表示のさせ方を含む)、表示時間等を含むリーチ時の表示の仕方である。
また、ROM21cには、特別変動表示ゲームの大当たりが確定した場合と、外れでリーチが確定した場合とにおいて、複数のリーチ表示態様から表示すべきリーチ表示態様を選択する際の選択率が記憶されている。なお、選択率は、例えば、図3及び図4の選択テーブルT1、T2に示すようになっている。
【0060】
選択率は、特別変動表示ゲームが外れとなる場合の各リーチ表示態様の選択率(振分け率)と、大当たりとなる場合の各リーチ表示態様の選択率(振分け率)とで別々に決められており、これら外れ時の選択率と大当たり時の選択率と、大当たりとなる確率(例えば1/300)と、外れ時にリーチを発生させる確率(例えば1/12)とにより、各リーチ表示態様の信頼度が決まるようになっている。なお、信頼度とは、各リーチ表示態様が発生した場合に、大当たりとなる割合を示すものである。また、信頼度は、上述のように選択率等により決まるものであり、ROM21cに記憶しておく必要はなく、図3においては、参考として、信頼度の数値を加えて図示した。
【0061】
この実施の形態において、例えば、リーチ表示態様には、図3、図4に示すとともに後述するノーマルリーチと、スペシャルリーチAと、スペシャルリーチBと、スペシャルリーチCと、全回転リーチとがある。
また、この実施の形態においては、各リーチ表示態様に対して、図3に示す通常時の選択テーブルT1(外れ時と大当たり時の両方を含む)と、図4に示す所定のリーチ表示態様(ここでは、スペシャルリーチC)の信頼度を変更するための選択テーブルT2(外れ時と大当たり時の両方を含む)とが予めROM21cに記憶されており、後述するように選択テーブルT1と選択テーブルT2とを切り替えて用いるようになっている。
【0062】
また、入出力I/F23は、入力I/F及び出力I/Fで構成されている。
前記入力I/Fには、図示しないローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、特図始動センサ9b、普図始動センサ6b,6b、特別入賞口センサ5d、一般入賞口センサ5c、入賞口センサ8a,…、排出制御装置30のセンサ部などが接続され、それら各センサから出力される検出信号が入力I/Fを介してCPU21aに出力されるようになっている。
【0063】
一方、出力I/Fには、CPU21aから出力される各種の制御信号が入力され、それら制御信号は、出力I/Fから、図示しない出力ポート及びドライバーを介して、普通図柄表示器(普通図柄表示装置)7、普電用ソレノイド6c、普図記憶表示器(普図始動記憶表示器)6a、特図記憶表示器(特図始動記憶表示器)4b、可動部材用ソレノイド5e、入賞率調整用ソレノイド5f、排出制御装置30、発射制御装置60、サブ制御装置40、外部出力端子81などに出力されている。
なお、この実施の形態では、メイン制御装置20からサブ制御装置40を介して、スピーカ41、装飾ランプLED42(サイドランプ12等)、表示装置4による各種演出を統括して制御するようになっている。
【0064】
前記排出制御装置30は、メイン制御装置20のCPU21aから出力される賞球制御指令やカードユニット500等から出力される貸球制御指令に基づいて排出装置31から所要数の遊技球(賞球、貸球)を排出させる制御を行うものである。また、排出制御装置30は、排出された遊技球数を所定のセンサ部で計数して、メイン制御装置20側に出力する制御も行うようになっている。
【0065】
発射制御装置60は、遊技機前面の操作ハンドル104の操作により、操作ハンドル104から出力される信号に基づいて発射装置61を制御して、遊技球を遊技領域1aに発射させる制御を行うものである。
また、外部出力端子81は、メイン制御装置20からパチンコ遊技機の外部に対し出力される外部情報を中継するものである。
【0066】
サブ制御装置40は、メイン制御装置20からの演出指令信号に基づき特別図柄表示装置(変動表示装置)4の表示部4aの表示制御を行うとともに、各種装飾ランプ・LED51(例えば、サイドランプ12)の発光状態を制御し、かつ、スピーカ41から出力される効果音や音声の制御を行うものである。なお、演出指令信号には、変動表示装置4の表示を制御するための表示指令、装飾ランプ・LED51の発光状態を制御するための装飾指令、スピーカ41からの音の出力を制御するための音指令が含まれる。
このサブ制御装置40は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びDMAC(Direct Memory Access Controller)、発振器、VDC(Video Digital Controller)、フォントROM、VDCの電気信号(入力信号)を光信号(出力信号)に変換させる際のγ補正を行うγ補正回路、インターフェイスなどを備えている。
【0067】
なお、サブ制御装置40が、表示と装飾と音との三つを統括して制御するようになっているが、表示と装飾と音とを別々の制御装置で制御するものとしても良い。この際に、三つの制御装置がそれぞれメイン制御装置20からの制御信号により制御されるものとしても良いが、例えば、三つの制御装置のうちの一つの制御装置が直接的にメイン制御装置20から制御信号を受信し、他の二つの制御装置は、前述の一つの制御装置を介して制御信号を受信するようになっていても良い。
なお、この例においては、表示、装飾及び音を一つのサブ制御装置40が統括的に制御することで、特別図柄表示装置4の表示部4aにおける表示と連動した装飾制御や音制御をよりスムーズに行うことができるようになっている。また、このような構成によって、メイン制御装置20の負担を少なくすることができる。
【0068】
サブ制御装置40において、CPUは、その内部に制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタなどを備え、メイン制御装置20とインターフェイスを介して接続され、メイン制御装置20の制御下、特別図柄表示装置4の表示制御を行っている。その制御データは発振器からのパルスに同期させてVDCに送られる。
ROMには、特別図柄表示装置4の表示制御を行うための表示制御プログラムや表示制御データ等が書き込まれている。
RAMは、各種データを一時的に記憶する記憶領域とCPUの作業領域などを備えている。
DMACは、遊技用マイクロコンピュータ21からの表示制御情報(指令)に対し、CPUとのアクセスなしで直接各メモリーやVDC等の間で表示制御データのやり取りを行っている。
【0069】
フォントROMには、特別変動表示ゲーム用の図柄の表示データ、背景画像の表示データ、リーチ状態画像の表示データ、遊技内容を説明する文字の表示データなどが書き込まれている。なお、フォントROMには、リーチ状態画像の表示データとして、複数のリーチ表示態様に対応する表示データを記憶している。
VDCの内部には、スプライトRAM、パレットRAM、V−RAM等が備えられていて、次のような画像データ制御を行っている。
即ち、VDCは、CPUからの指令信号を受けて、フォントROMから特別図柄や背景画像の表示データを取り出して編集する。そして、その指令信号に含まれる配色データに基づいて、その編集した画像データに対し配色の指定をパレットRAMで行い、次いでスプライトRAMにて特別図柄やキャラクタ等の画像編集を行う。
この編集された画像データ信号はγ補正回路で補正された後、V_SYNCやH_SYNCと同期させて特別図柄表示装置4に送信され、この特別図柄表示装置4の表示部4aにおいて表示される。
【0070】
メイン制御装置20のCPU21aは、例えば、特図始動センサ9bや普図始動センサ6b,6bからのオン信号(始動信号)の入力等に基づき、RAM21bに記憶されている乱数値を抽出し、該抽出した乱数値と、予めROM21cに記憶されている判定値との比較により、遊技者に対して付与する遊技価値(例えば、特図の大当たりなど)を決定すると共に、該決定に基づいて、サブ制御装置40に表示に関するデータを送って変動表示装置4に変動表示を行わせたり、サブ制御装置40に音に関するデータを送ってスピーカより出力される効果音を制御したり、サブ制御装置40に装飾に関するデータを送ってサイドランプ12,12等の各種装飾ランプ・LED42の点灯・点滅状態を制御したりする。
【0071】
例えば、特図の大当たり判定用乱数値と特図の大当たり判定値とが一致する場合には、サブ制御装置40に表示に関するデータを送って、変動表示装置4に表示させる変動表示ゲームを特別の識別情報の組み合わせ態様(例えば、「7,7,7」などの特別結果態様)で停止させ、大当たり遊技状態と呼ばれる特別遊技状態を発生させる。
この特別遊技状態は、特別変動入賞装置5の開閉扉5aが所定時間(例えば、29.5秒間)開放して閉じるサイクルを1ラウンドとし、各ラウンド中、遊技球が大入賞口5b中の特別入賞口の特別入賞口センサ5dに検出されることを条件に所定ラウンド(例えば、15ラウンド)まで継続される遊技状態である。但し、各ラウンド中、大入賞口5bに遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞したときはその時点でそのラウンドを終了する。各ラウンド中、大入賞口5bへの入賞個数は、特別入賞口センサ5d及び一般入賞口センサ5cにより検出されてRAM21bに記憶され、所定個数に達すると開閉扉5aが閉じられてそのラウンドの特別遊技状態が終了する。
このように、このパチンコ遊技機100においては、特別図柄表示装置(変動表示装置)4に表示される、複数の識別情報による変動表示ゲームの結果が、予め定められた特別表示結果となることに関連して、所定の遊技価値の付与として遊技者に有利な特別遊技状態が発生して、遊技者は、賞球の大量獲得の機会を得ることとなる。
【0072】
また、メイン制御装置20は、上述ように、特図始動センサ9bのオン信号(始動信号)の入力、すなわち、変動表示ゲームを始動させる始動入賞口に遊技球が入賞した際にRAM21bに記憶された乱数値を抽出し、該抽出した乱数値と、予めROM21cに記憶されている判定値との比較により、大当たりが確定した際に、サブ制御装置40に対してリーチに対応した表示、音及び装飾ランプ等の制御を行うように指示する。すなわち、大当たりが確定することにより、リーチ条件が成立し、サブ制御装置40に対してリーチ表示態様で表示を行うように制御信号を出力する。
【0073】
また、メイン制御装置20は、CPU21aで生成されるリーチ用の乱数値をRAM21bに更新記憶するとともに、更新記憶されている乱数値を始動入賞時に抽出してリーチ用判定値と比較し、一致する場合に、大当たりとならない場合でも、外れ時のリーチ条件が成立したものとする。
【0074】
なお、上述のようなリーチ条件の成立の判定は、変動表示ゲームを始動させる始動入賞口に遊技球が入賞した際や、変動表示ゲームが開始する際や、もしくは変動表示ゲームが開始されて上述のリーチとなるように一部の図柄を除く図柄が停止した際(この場合は、上述のようなリーチ判定を行わず、停止した図柄の組み合わせでリーチの成立が判断される)に行うものとしても良い。
【0075】
また、上述のようにリーチ条件が成立した後に、メイン制御装置は、上述の複数のリーチ表示態様から用いるべきリーチ表示態様を選択する。CPU21は、RAM21bにリーチ表示態様を選択するための乱数値を常時更新記憶していて、更新記憶されている乱数値を該当する変動表示ゲームの開始時に抽出して、その乱数値を各リーチ表示態様毎の判定値と比較し、乱数値と一致する判定値を有するリーチ表示態様が選択される。
【0076】
なお、各リーチ表示態様の判定値は、一つとは限らず、基本的には複数の判定値が割り当てられる。そして、CPU21aで生成される乱数の個数と、各リーチ表示態様に割り当てられた判定値の個数から、各リーチ態様の選択率を決めることができる。例えば、外れのリーチにおいて、乱数の個数を100個とした場合に、図3に示すノーマルリーチの判定値の個数を67個、スペシャルリーチAの判定値の個数を20個、スペシャルリーチBの判定値の個数を10個、スペシャルリーチCの判定値の個数を3個、全回転リーチの判定値の個数を0個とすれば、図3に示す選択率に基づいて、各リーチ表示態様が選択されることになる。
【0077】
同様に、大当たりのリーチにおいて、乱数の個数を100個とした場合に、図3に示すノーマルリーチの判定値の個数を5個、スペシャルリーチAの判定値の個数を5個、スペシャルリーチBの判定値の個数を30個、スペシャルリーチCの判定値の個数を50個、全回転リーチの判定値の判定値の個数を10個とすれば、図3に示す選択率に基づいて、各リーチ表示態様が選択されることになる。
【0078】
そして、上述のように選択されたリーチ表示態様でリーチ表示を行うようにメイン制御装置20からサブ制御装置40に制御信号が出力されることにより、サブ制御装置40は、選択されたリーチ表示態様の表示データに基づいてリーチ表示を変動表示装置4に行わせる。
【0079】
また、上述のようにRAM21bに記憶された変動表示ゲームの経緯のデータと後述する処理に基づいて、メイン制御装置20は、図3の選択テーブルT1に示される選択率から図4に示す選択テーブルT2に示される選択率に変更して、複数のリーチ表示態様から用いられるリーチ表示態様を選択するようになっている。
なお、選択テーブルT1と、選択テーブルT2との違いは、ノーマルリーチの選択率とスペシャルリーチCの選択率との変更である。すなわち、選択テーブルT1と、選択テーブルT2との違いは、スペシャルリーチCの外れ時の選択率が3%から1%となるように2%減少させられ、それに対応して、ノーマルリーチの外れ時の選択率が67%から69%となるように2%増加させられている。また、スペシャルリーチCの大当たり時の選択率が50%から54%となるように4%増加させられ、それに対応して、ノーマルリーチの大当たり時の選択率が5%から1%となるように4%減少させられている。なお、スペシャルリーチA、スペシャルリーチB、全回転リーチの選択率は、選択テーブルT1と、選択テーブルT2とで等しくされている。
【0080】
このような選択率の選択テーブルT1から選択テーブルT2への変更により、スペシャルリーチCの信頼度が向上し、ノーマルリーチの信頼度が低下することになる。
また、この例において、図5に示す機能ブロック図に示されるように変動表示ゲームの実行に関して予め定められたリーチ条件が成立した場合に、当該変動表示ゲームをリーチ表示態様で制御するリーチ表示制御手段aは、メイン制御装置20に設けられ、選択率を変更するか否かを判断するために変動表示ゲームの経緯を記録したRAM21aが対応する経緯記憶手段bと、経緯記憶手段bに記憶された経緯に基づいて、ROM21cに記憶された二つの選択テーブルT1、T2を変更することにより選択率を変更するCPU21aが対応する選択率変更手段cとを有するリーチ表示態様選択手段dを有する。
【0081】
また、リーチ表示制御手段aは、サブ制御装置40に設けられ、メイン制御装置20のリーチ表示態様選択手段により選択されたリーチ表示態様を示す制御信号に基づいて、記憶されたリーチ表示態様に対応する表示データを用いて変動表示装置4にリーチ表示を行わせるリーチ表示実行手段eを有する。
従って、リーチ表示制御手段aは、メイン制御装置20のリーチ表示態様選択手段と、サブ制御装置40のリーチ表示実行手段とからなっており、メイン制御装置20と、サブ制御装置40とに跨って構成されている。
【0082】
なお、図2に示すように、メイン制御装置20を始めとするこれら各制御装置は、電源供給装置90から電源を供給されている。また、電源供給装置90内には、前記電源供給装置90からの通常の電源供給がストップした際に作動するバックアップ電源91が備えられている。
【0083】
この実施の形態に係るパチンコ遊技機は、上記のように構成されていて、メイン制御装置20とサブ制御装置40とにより、例えば、以下のような各リーチ表示態様の選択を行う遊技制御が行われるが、ここで、遊技制御の説明の前に、各リーチ表示態様について、図6〜図10に示すリーチ時の変動表示の画像図と、図11に示すリーチ表示態様表に基づいて説明する。
【0084】
まず、ノーマルリーチは、図6(A)に示すように、変動表示装置4の表示部4aが、向かって左側の左変動表示領域と、中央部の中変動表示領域と、向かって右側の右変動表示領域とに分けられ、各領域で、例えば、図柄としての数字が上から下に移動する変動表示が行われた後に、左変動表示領域において図柄が停止し、これが第一停止図柄とされ、次いで、右変動表示領域において図柄が停止し、これが第二停止図柄とされる。ここで、大当たりが確定している場合もしくは外れでリーチ条件が成立している場合には、第一停止図柄と第二停止図柄が同じ図柄とされてリーチ表示態様に基づく表示が行われる。
【0085】
そして、ノーマルリーチの場合には、図6(A)、図6(B)に示すように、左右の変動表示領域で図柄が停止した後に、中変動表示領域における図柄の更新がリーチの表示となる前より低速になった低速変動表示が行われる。すなわち、図柄である数字が、番号順に上から下に通常時よりゆっくり移動(変動表示中の各図柄を認識できる程度の速度で更新表示)する。そして、図11のリーチ表示態様表に示されるように、リーチ表示を含む変動表示ゲームが行われる時間であるリーチ時間(10秒)となる際に中央変動表示領域における図柄が停止し、これが第三停止図柄とされる。そして、変動表示ゲーム開始から10秒でリーチ表示の終了とともに、変動表示ゲームが終了する。
このノーマルリーチにおける第三停止図柄は、図11に示すように変動表示ゲームで用いられる全ての識別図柄のいずれで良いものとなっている。なお、大当たり時には、第三停止図柄が第一及び第二停止図柄と同じになり、外れ時には、第一及び第二停止図柄と異なる第三停止図柄がランダムに決定される。
【0086】
スペシャルリーチAは、上述のように第一停止図柄と第二停止図柄とが同じになった状態で、図7(A)に示すように、第一停止図柄と第二停止図柄とが縮小表示されるとともに互いに離れるように左右に移動し、中変動表示領域の上部に絨毯のキャラクタがロールされた状態で出現する。そして、中変動表示領域における図柄の更新の際、すなわち、前の図柄から次ぎの図柄に変わる際に、ロールされた状態の絨毯が、図7(B)に示すように、中変動表示領域の図柄を隠すように下方に延びる表示が行われる。
【0087】
次ぎに、図7(C)に示すように、絨毯のキャラクタが再び上方にロールされ、更新された図柄が出現する。なお、ここで、更新される図柄は、例えば、番号順等の決められた順序ではなく、ランダムに更新される。
そして、絨毯のキャラクタがロールされた状態から延びた後に再びロールされるとともに、中変動表示領域の図柄が更新される表示が続けられ、図11に示すようにリーチ時間が30秒となる際に、中変動表示領域で第三停止図柄が停止してリーチ表示を伴う変動表示ゲームが30秒で終了する。
スペシャルリーチAの第三停止図柄は、図11に示すように変動表示ゲームで用いられる全ての識別図柄のいずれで良いものとなっている。なお、大当たり時には、第三停止図柄が第一及び第二停止図柄と同じになり、外れ時には、第一及び第二停止図柄と異なる第三停止図柄がランダムに決定される。
また、スペシャルリーチAの信頼度は、ノーマルリーチよりは高いものの、他のスペシャルリーチよりは低いものとなっている。
【0088】
スペシャルリーチBは、上述のように第一停止図柄と第二停止図柄とが同じになった状態で、図8(A)に示すように、第一停止図柄と第二停止図柄と中変動表示領域で変動表示される図柄とが縮小表示されるとともに下方に移動し、表示部4aの上部に魔人のキャラクタが出現する。そして、図8(B)に示すように、魔人のキャラクタが中変動表示領域の変動表示中の図柄に、光線を照射する。そして、光線を照射された図柄が、図8(C)に示すように、次ぎの図柄に変化する表示が行われる。この際には、例えば、番号順等のように決められた順序で図柄が変化して更新される。
【0089】
そして、魔人のキャラクタが光線を照射するとともに、中変動表示領域の図柄が更新される表示が続けられ、図11に示すようにリーチ時間が35秒となる際に、中変動表示領域で第三停止図柄が停止してリーチ表示を伴う変動表示ゲームが35秒で終了する。
スペシャルリーチBの第三停止図柄は、図11に示すように大当たり図柄、ここでは、第一及び第二停止図柄と同じ図柄か、同じ図柄の一つ前もしくは後の順序の図柄に制限され、外れの場合に遊技者にもうちょっとで当たりとなったかもしれないという期待感を与えるようになっている。なお、外れの際の第三停止図柄を、第一及び第二停止図柄と同じ図柄の一つ前にするか後にするかはランダムに決定される。
また、第三停止図柄の種類に係わらず、リーチ時間は同一で設定されているので、どの図柄で停止する場合でも、例えば、一旦、図8に示される場合の大当たり図柄である「7」の図柄に光線を照射する表示を行った後、「6」、「7」、「8」のいずれかを停止表示する。なお、第三停止図柄の種類に応じてリーチ時間を異ならせるようにしても良い。リーチ時間が異なる場合にも、リーチ表示態様の種類は同一とし、ここでは、スペシャルリーチBとなる。
また、スペシャルリーチBの信頼度は、スペシャルリーチAより高く、スペシャルリーチCよりは低いものとなっている。
【0090】
スペシャルリーチCは、上述のように第一停止図柄と第二停止図柄とが同じになった状態で、図9(A)に示すように、第一停止図柄と第二停止図柄とが縮小表示されるとともに上方に移動し、表示部4aの下部にランプのキャラクタが出現する。そして、図9(B)に示すように、ランプのキャラクタが中変動表示領域の変動表示中の図柄を隠すように、煙を吹き出す。そして、煙が吹き出された後に、図9(C)に示すように、煙が消えた際に次ぎの図柄の表示が行われる。この際には、例えば、番号順等のように決められた順序で図柄が変化して更新される。
【0091】
そして、ランプのキャラクタが煙を吹き出すとともに、中変動表示領域の図柄が更新される表示が続けられ、図11に示すようにリーチ時間が40秒となる際に、中変動表示領域で第三停止図柄が停止してリーチ表示を伴う変動表示ゲームが40秒で終了する。
スペシャルリーチCの第三停止図柄は、図11に示すように大当たり図柄か、同じ図柄の一つ前もしくは後の順序の図柄に制限されている。なお、外れの際の第三停止図柄を、第一及び第二停止図柄と同じ図柄の一つ前にするか後にするかはランダムに決定される。
また、第三停止図柄の種類に係わらず、リーチ時間は同一で設定されているので、どの図柄で停止する場合でも、例えば、一旦、図9に示される場合の大当たり図柄である「7」の図柄に煙を吹き出す表示を行った後、「6」、「7」、「8」のいずれかを停止表示する。なお、第三停止図柄の種類に応じてリーチ時間を異ならせるようにしても良い。リーチ時間が異なる場合にも、リーチ表示態様の種類は同一とし、ここでは、スペシャルリーチCとなる。
また、スペシャルリーチCの信頼度は、スペシャルリーチBより高く、信頼度100%の全回転リーチよりは低いものとなっている。
【0092】
全回転リーチは、左変動表示領域、中変動表示領域及び右変動表示領域で変動表示される図柄が同じ図柄となった状態で、更新速度が通常時より低速となり、左、中、右の図柄が同じ図柄で順序通りに同時に更新されるように変動表示が行われる。そして、リーチ時間が40秒となる際に全図柄が停止してぞろ目の大当たりの表示となった状態で40秒でリーチ表示を伴う変動表示ゲームが終了する。
なお、全図柄が同時に停止するので、特に第三停止図柄が存在しないことになるが、中変動表示領域の図柄は、左右の変動表示領域の図柄と同じ図柄となる。また、全回転リーチは、信頼度が100%で最も信頼度が高いものとされている。
【0093】
次ぎに、上述のような各リーチ表示態様の選択に際して選択率の変更を行うリーチ表示態様選択率変更処理について、図12のフローチャートと、図3の選択テーブルT1と、図4の選択テーブルT2と参照して説明する。
図12に示すように、パチンコ遊技機100において、電源が投入されると、メイン制御装置20においては、所定のリーチ表示態様として、スペシャルリーチCが発生するのを監視する。そして、遊技者が遊技を開始すると、操作ハンドル104の操作により、遊技球が遊技領域1aに発射される。そして、遊技球が始動入賞口としての普通変動入賞装置9に入賞することで、特別入賞口センサ5dに遊技球が検知され、メイン制御装置20とサブ制御装置40とにより、変動表示装置4による特別変動表示ゲームが開始される。
【0094】
この際には、上述のように大当たりの判定、外れ時のリーチの判定、リーチ表示態様の選択が行われる。なお、電源投入後のリーチ表示態様の選択は、通常時の選択テーブルT1で行われる。また、リーチ表示態様の選択は、例えば、上述のように生成されて抽出された乱数と判定値との比較により行われる。
【0095】
なお、監視は、例えば、リーチ表示態様の選択の際に用いられるスペシャルリーチCの判定値と同じ値の乱数が、リーチ表示態様の選択の処理の際に生成して抽出されるか否かを判断することにより行うことができる。
そして、大当たり時もしくは外れの際のリーチ条件の成立時に、スペシャルリーチCが発生したか否かを判定する(ステップS1)。
そして、リーチ発生時のリーチ表示態様がスペシャルリーチCでない場合には、リターンして引き続きスペシャルリーチCの発生を監視する。
【0096】
ステップS1において、スペシャルリーチCが発生したと判定された場合は、RAM21bに経緯記憶手段として設定された記憶領域に記憶される数値である監視カウンタのカウント値を一つ増加させる(ステップS2)。なお、監視カウンタは、後述する処理により、所定期間内、すなわち、前回の大当たりが発生してから現在までのスペシャルリーチCの発生回数をカウントするものとなっている。
次ぎに、スペシャルリーチCの発生が大当たりによるものか否か、すなわち、大当たりか外れかが判定される(ステップS3)。これは、スペシャルリーチCが発生した変動表示ゲームにおける大当たり用の乱数が大当たりの判定値の乱数か否かにより判定される。
【0097】
そして、大当たりの場合には、監視カウンタのカウント値をクリアして0にリセットし、ステップS5に進む(ステップS4)。
そして、大当たりでない場合には、カウント値をクリアすることなく、ステップS5に進む。
次ぎに、監視カウンタのカウント値が3以上か否かが判定される(ステップS5)。
【0098】
次ぎに、監視カウンタのカウント値が3以上でない場合、すなわち、2以下の場合には、次回以降の変動表示ゲームにおいて、リーチ表示態様を選択する際に、選択テーブルT1の選択率が採用されるようにする(ステップS6)。一方、監視カウンタのカウント値が3以上の場合には、次回以降の変動表示ゲームにおいて、リーチ表示態様を選択する際に、選択テーブルT2の選択率が採用されるようにする(ステップS7)。
そして、同様の処理を繰り返すことにより、選択テーブルT1と選択テーブルT2との選択率が、切り替えられながら使用されることになる。
【0099】
ここで、監視カウンタのカウント値が増加しつづける場合には、スペシャルリーチCの発生回数が増加するが、大当たりが発生しないということで、スペシャルリーチCの実際の信頼度は、低下していくことになる。
従って、遊技者におけるスペシャルリーチCの発生に基づく期待感が低下することになるが、スペシャルリーチCの監視カウンタ値が3以上となった場合には、選択テーブルT1に比較して、スペシャルリーチCの外れ時の選択率が低く、大当たり時の選択率が高いことにより、スペシャルリーチCの信頼度が高められた選択テーブルT2の選択率が採用されることになる。
なお、選択テーブルT1と選択テーブルT2とを切り替える際のカウント値を3以上としたのは、選択テーブルT1に示されるスペシャルリーチCの設定上の信頼度が40%であり、スペシャルリーチCは、2.5回に一回大当たりとなる設定となっているので、カウント値が3以上となると、実際の信頼度が設定上の信頼度より低下したことになるためである。そこで、実際の信頼度を設定上の信頼度に近づけるために、カウント値が3以上となった際に選択率を変更するようになっている。
【0100】
そして、選択テーブルT2においては、選択テーブルT1に比較して、外れ時のスペシャルリーチCの選択率が低くされるとともに、ノーマルリーチの選択率が高くされているので、外れ時にスペシャルリーチCが選択されにくくなり、ノーマルリーチが選択されやすくなる。これにより、外れ時にスペシャルリーチCが選択されて、さらに監視カウンタのカウント値が上昇してスペシャルリーチCの実際の信頼度が低下するのを抑制することができる。
【0101】
また、選択テーブルT2においては、選択テーブルT1に比較して、大当たり時のスペシャルリーチCの選択率が高くされるとともに、ノーマルリーチの選択率が低くされている。
従って、大当たりとなった際には、スペシャルリーチCが選択される可能性が高くなり、スペシャルリーチCが大当たり時に選択されれば、スペシャルリーチCから大当たりとなる確率が高まることになる。
以上のように、選択テーブルT1から選択テーブルT2に変更することで、スペシャルリーチCの外れ時の選択率と大当たり痔の選択率とがそれぞれ変更されることにより、スペシャルリーチCの実際の信頼度が向上傾向となり、スペシャルリーチCに対する遊技者の大当たりとなる期待感を高め、興趣を高めることができる。
【0102】
また、選択テーブルT2の選択率を採用することにより、ノーマルリーチの信頼度は低下する傾向となるが、ノーマルリーチに対する遊技者の大当たりとなる期待感は、元から低いので、遊技者の期待感や興趣に影響を与えることはない。また、スペシャルリーチCの信頼度が高くなる傾向となっても、ノーマルリーチの信頼度を下げることで、他のスペシャルリーチA、スペシャルリーチB、全回転リーチの信頼度(選択率)の設定は、変更されず、スペシャルリーチA、スペシャルリーチB、全回転リーチに対する遊技者の期待感が、スペシャルリーチCの信頼度を上げることにより変化するのを防止することができる。すなわち、スペシャルリーチCの信頼度を上げるだけだと、相対的に他のスペシャルリーチA、スペシャルリーチBの信頼度が下がってしまう可能性もあるが、ノーマルリーチの信頼度を下げることで、スペシャルリーチA、スペシャルリーチBの信頼度を下げずにすむ。また、ノーマルリーチの代わりに、例えば、スペシャルリーチBの信頼度を下げるものとすれば、言うまでもなく、スペシャルリーチBに対する遊技者の期待感が低下してまうが、上述のようにノーマルリーチの信頼度を下げることで、スペシャルリーチBに対する遊技者の期待感を下げずにすむことになる。
【0103】
また、スペシャルリーチCから大当たりが発生した場合には、スペシャルリーチCの監視カウンタのカウント値がクリアされ、監視カウンタのカウント値が2以下となることにより、選択テーブルT1が採用されることになる。すなわち、カウント値が3以上となった際に選択テーブルT2が採用されて、スペシャルリーチCの信頼度が高められるが、大当たりが発生すれば、選択テーブルT1が採用されてスペシャルリーチCの信頼度の設定が元に戻されることになる。
【0104】
ここで、カウント値が3以上となった後に大当たりが発生した際には、選択テーブルT2が採用された状態なので、スペシャルリーチCの選択率が高いままであり、大当たり時にスペシャルリーチCが選択されて実際の信頼度が向上する可能性が高い。なお、言うまでもなく、大当たり時にスペシャルリーチCが選択されない場合もあり、この場合には、スペシャルリーチCの実際の信頼度は、低いままとなるが、上述のように、監視カウンタのカウント値が3以上ならば、選択テーブルT2の選択率が採用され続け、設定上の信頼度が高められたままとなる。従って、スペシャルリーチCの実際の信頼度が向上傾向となり、実際の信頼度が低下するのを防止することができる。
【0105】
なお、選択テーブルT1、T2の切り替えによる選択率の変更の条件を、前回の大当たり発生時からスペシャルリーチCの発生回数が3回以上としているが、その他の値でもよく、実際の信頼度が予め設定された信頼度より低くなることを防止できれば良い。また、この例では、スペシャルリーチCの選択率とノーマルリーチの選択率を変更し、スペシャルリーチCの実際の信頼度が低下した場合に、スペシャルリーチCの選択率を変更することにより、スペシャルリーチCの設定上の信頼度を上げるようにしているが、元々、信頼度が高いスペシャルリーチCではなく、スペシャルリーチの中では、信頼度が低いスペシャルリーチAの信頼度を上げるようにスペシャルリーチAの選択率を変更するものとしても良い。また、スペシャルリーチCや全回転リーチの選択率を変更するものとしても良いし、スペシャルリーチの信頼度を上げた際に、ノーマルリーチの信頼度を下げるのではなく、例えば、スペシャルリーチ同士で、信頼度を変更するようにしても良い。
【0106】
この例の遊技機によれば、以前の変動表示ゲームの経緯としてのリーチ表示態様の経緯(ここでは、スペシャルリーチCの前回の大当たりから現在までの発生回数)に基づいて、所定のリーチ表示態様であるスペシャルリーチCの選択率が変更されるので、変動表示ゲームが単調となることを防止でき、興趣を向上させることができる。
【0107】
また、所定のリーチ表示態様(たとえば、スペシャルリーチC)の選択率の変更により、変動表示ゲームが当該リーチ表示態様で制御された場合に、特別結果の成立に対する信頼度(期待度)が変化することとなるので、所定のリーチ表示態様に対する期待感が低下してしまうことを防止できるし、各リーチ表示態様の信頼度を適度な値に調整することも可能となる。
メイン制御部20は、以前(過去)のリーチ表示態様の経緯(例えば、所定のリーチ表示態様が発生して大当たりとならなかった回数)に基づき、所定のリーチ表示態様の選択率を変更するので、リーチ表示態様の実際の選択態様が偏ったりする(特定のリーチ表示態様ばかり選択されてしまうなど)ことがなく、予め設定された信頼度応じた選択を行うことが可能となる。
所定のリーチ表示態様の選択率を、変動表示ゲームの結果が大当たり(特別結果)となる場合と外れの場合とで異なる値に設定し、変動表示ゲームの結果が大当たり時の選択率を変更するので、所定のリーチ表示態様の信頼度を確実に変化させることができる。
【0108】
また、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する際に、外れ時の選択率を変更するので、所定のリーチ表示態様の信頼度を確実に変化させることができる。すなわち、この例においては、大当たりの選択率と外れ時の選択率との両方を変更するのでより確実に所定のリーチ表示態様の信頼度を変化させることができる。
前記リーチ表示態様選択手段は、以前(過去)の変動表示ゲームの経緯を外れ時の所定のリーチ表示態様の発生回数としてRAM21bに記憶するが、所定条件の成立(例えば、大当たりの発生)に基づき、発生回数のカウント値をリセットするので、所定のリーチ表示態様で大当たりが発生した場合のように実際の信頼度が回復した後も、所定のリーチ表示態様の信頼度を高いままにするようなことがなく、所定期間のリーチ表示態様の選択態様を確実に監視できる。
【0109】
本発明の遊技機は、前記第一例に限られるものではなく、例えば、以下に示す第二例以降の遊技機であっても良い。
第二例の遊技機は、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する際の制御が第一例と異なるが、遊技機の構成は、第一例のパチンコ遊技機100と同様のものである。従って、第二例の遊技機をパチンコ遊技機100として、以下に、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する際の制御を図3、図4、図13及び図14を参照して説明する。
【0110】
そして、第二例のパチンコ遊技機100においては、メイン制御装置20の遊技用マイクロコンピュータ21のROM21cに、前述の図3に示す選択テーブルT1と図4に示す選択テーブルT2と、さらに、図13に示す選択テーブルT3が記憶されている。
選択テーブルT1と、選択テーブルT2と、選択テーブルT3の違いは、以下のようになっている。
【0111】
選択テーブルT1の選択率が基準の選択率とされ、それに対して選択テーブルT2は、上述のように、スペシャルリーチCの外れ時の選択率が3%から1%に減少させられ、それに対応して、ノーマルリーチの外れ時の選択率が67%から69%に増加させられている。また、スペシャルリーチCの大当たり時の選択率が50%から54%に増加させられ、それに対応して、ノーマルリーチの大当たり時の選択率が5%から1%に減少させられている。これにより、選択テーブルT1に代えて選択テーブルT2を用いた場合には、スペシャルリーチCの信頼度が向上し、ノーマルリーチの信頼度が低下するようになっている。
【0112】
基準の選択テーブルT1に対して。選択テーブルT3は、スペシャルリーチCの外れ時の選択率が3%から5%に増加させられ、それに対応して、ノーマルリーチの外れ時の選択率が67%から65%に減少させられている。また、スペシャルリーチCの大当たり時の選択率が50%から46%に減少させられ、それに対応して、ノーマルリーチの大当たり時の選択率が5%から9%に増加させられている。これにより、選択テーブルT1に代えて選択テーブルT3を用いた場合には、スペシャルリーチCの信頼度が低下し、ノーマルリーチの信頼度が向上するようになっている。
なお、スペシャルリーチA、スペシャルリーチB、全回転リーチの選択率は、選択テーブルT1と、選択テーブルT2と、選択テーブルT3とで等しくされている。
【0113】
図14に示すように、パチンコ遊技機100において、電源が投入されると、メイン制御装置20においては、所定のリーチ表示態様として、スペシャルリーチCが発生するのを監視する。
そして、遊技者が遊技を開始すると、操作ハンドル104の操作により、遊技球が遊技領域1aに発射される。そして、遊技球が始動入賞口としての普通変動入賞装置9に入賞することで、特別入賞口センサ5dに遊技球が検知され、メイン制御装置20とサブ制御装置40とにより、変動表示装置4による特別変動表示ゲームが開始される。
【0114】
この際には、上述のように大当たりの判定、外れ時のリーチの判定、リーチ表示態様の選択が行われる。なお、電源投入後のリーチ表示態様の選択は、通常時の選択テーブルT1で行われる。また、リーチ表示態様の選択は、例えば、上述のように生成されて抽出された乱数と判定値との比較により行われる。
【0115】
そして、大当たり時もしくは外れの時のリーチ条件の成立時に、上述の乱数の値がスペシャルリーチCの判定値と等しいか異なるかに基づいて、スペシャルリーチCが発生したか否かを判定する(ステップS11)。
そして、リーチ発生時のリーチ表示態様がスペシャルリーチCでない場合には、リターンして引き続きスペシャルリーチCの発生を監視する。
【0116】
ステップS11において、スペシャルリーチCが発生したと判定された場合は、RAM21bに経緯記憶手段として設定された記憶領域に記憶される数値である監視カウンタのカウント値を一つ増加させる(ステップS12)。なお、監視カウンタは、後述する処理により、所定期間内、すなわち、スペシャルリーチCの発生回数が0から10になるまでの期間(発生回数が10となったら発生回数を0とする)、スペシャルリーチCの発生回数をカウントするものとなっている。
次ぎに、スペシャルリーチCの発生が大当たりによるものか否か、すなわち、大当たりか外れかが判定される(ステップS13)。これは、スペシャルリーチCが発生した変動表示ゲームにおける大当たり用の乱数が大当たりの判定値の乱数か否かにより判定される。
【0117】
そして、大当たりの場合には、RAM21bに経緯記憶手段として設定された記憶領域に記憶される数値である当たりカウンタのカウント値を一つ増加させ、ステップS15に進む(ステップS12)
そして、大当たりでない場合には、当たりカウンタの値をそのままとして、ステップS15に進む。
次ぎに、監視カウンタのカウント値が10か否かが判定される(ステップS15)。
【0118】
次ぎに、監視カウンタのカウント値が10でない場合には、リターンして再び、スペシャルリーチCの発生を監視する。
また、監視カウンタのカウント値が10である場合には、次ぎに、当たりカウンタのカウント値が4より大きいか否かが判定される(ステップ16)。そして、当たりカウンタのカウント値が4より大きい場合には、次回以降の変動表示ゲームにおいて、リーチ表示態様を選択する際に、選択テーブルT3の選択率が採用されるようにする(ステップS17)。
【0119】
ここまでの処理では、監視カウンタのカウント値が10、すなわち、スペシャルリーチCが10回発生した際に、スペシャルリーチCで大当たりとなった回数が4より大きいので、スペシャルリーチCの実際の信頼度は40%より大きなものとなる。それに対して、通常時に用いられる選択テーブルT1の選択率に基づくスペシャルリーチCの設定された信頼度は40%である。当たりカウンタが4より大きくなった場合には、スペシャルリーチCの実際の信頼度が設定された信頼度より高いことを示している。
従って、スペシャルリーチCの設定された信頼度が、通常時の選択テーブルT1より低くされた選択テーブルT3を次回以降の変動表示ゲームで用いることにより、設定された信頼度を変更して低下させることができる。これにより、所定のスペシャルリーチであるスペシャルリーチCの実際の信頼度を元々設定された信頼度(通常時の選択テーブルT1に基づく信頼度)に近づけることができる。
【0120】
また、当たりカウンタが4より大きくない場合、すなわち、4以下の場合に、当たりカウンタが4より小さいか否かを判定する(ステップS18)。そして、当たりカウンタのカウント値が4より小さい場合には、次回以降の変動表示ゲームにおいて、リーチ表示態様を選択する際に、選択テーブルT2の選択率が採用されるようにする(ステップS19)。
【0121】
ここまでの処理では、スペシャルリーチCが10回発生した際に、スペシャルリーチCで大当たりとなった回数が4より小さいので、スペシャルリーチCの実際の信頼度は40%より小さなものとなる。それに対して、上述のように設定された信頼度は40%である。当たりカウンタが4より小さくなった場合には、スペシャルリーチCの実際の信頼度が設定された信頼度より小さいことを示している。
従って、スペシャルリーチCの設定された信頼度が、通常時の選択テーブルT1より高くされた選択テーブルT2を次回以降の変動表示ゲームで用いることにより、設定された信頼度を変更して低下させることができる。これにより、所定のスペシャルリーチであるスペシャルリーチCの実際の信頼度を元々設定された信頼度(通常時の選択テーブルT1に基づく信頼度)に近づけることができる。
【0122】
また、ステップ18の処理において、当たりカウンタが4より小さくない場合とは、ステップ16の処理で、当たりカウンタが4より大きくないと判定されているので、当たりカウンタが4より大きくなく、かつ、当たりカウンタが4よ小さくない状態、すなわち、当たりカウンタが4の状態となる。このような場合には、選択テーブルT1を選択する(ステップS20)。
【0123】
ここまでの処理では、スペシャルリーチCが10回発生した際に、スペシャルリーチCで大当たりとなった回数が4なので、スペシャルリーチCの実際の信頼度は40%となる。すなわち、実際の信頼度と設定された信頼度とが等しいものとなる。
従って、スペシャルリーチCの設定された信頼度が、そのまま実際の信頼度となるので、スペシャルリーチCの選択率は、次回以降の変動表示ゲームにおいては、元々の選択テーブルT1を用い、信頼度が維持されるようにする。
【0124】
そして、三つの選択テーブルT1、T2、T3から一つを選択する処理が終了した後に、監視カウンタ及び当たりカウンタのカウント値をクリアして0とする(ステップ21)。次ぎに、リターンしてスペシャルリーチCの監視を引き続き行う。このようにすることで、所定期間として、スペシャルリーチCが所定回数(ここでは10回)発生する間、スペシャルリーチCの監視を続けて、その間のスペシャルリーチCで大当たりとなる回数から実際の信頼度を求め、実際の信頼度が設定された信頼度より高い場合には、スペシャルリーチCの選択率を変更することによりスペシャルリーチの設定上の信頼度を下げ、実際の信頼度が設定された信頼度より低い場合には、スペシャルリーチCの選択率を変更することにより、スペシャルリーチの設定上の信頼度を上げることで、実際の信頼度を元々設定されていた信頼度に近づけることができる。
【0125】
すなわち、所定のリーチ表示態様の実際の信頼度が、当該リーチ表示態様に対して予め設定された信頼度に近づくように当該リーチ表示態様の選択率を変更するので、予め設定された信頼度に応じてリーチ表示態様を制御することが確実にできる。
【0126】
なお、第二例は、所定のリーチ表示態様が選択された際に大当たりの発生回数が多くなって所定のリーチ表示態様の実際の信頼度が設定されている信頼度よりも高くなった際に、所定のリーチ表示態様の選択率を変更して設定上の信頼度を下げて、実際の信頼度が高くなりすぎることを防止できる点を除いて、第一例と同様の作用効果を奏することができる。
【0127】
次ぎに、本発明の実施の形態の第三例を説明する。
第三例の遊技機は、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する際の制御が第一例と異なるが、遊技機の構成は、第一例のパチンコ遊技機100と同様のものである。従って、第三例の遊技機をパチンコ遊技機100として、以下に、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する際の制御を図3、図13及び図15を参照して説明する。
【0128】
第三例の遊技機においては、第一例と同様にメイン制御装置20の遊技用マイクロコンピュータ21のROM21cに上述の通常時の選択テーブルT1と外れ時のスペシャルリーチCの選択率を通常時より高くした選択テーブルT3とが記憶されている。
図15に示すように、パチンコ遊技機100において、電源が投入されると、メイン制御装置20においては、空き台フラグがセットされいるか否かが判定される(S31)。
ここで、遊技者が遊技を開始すると、操作ハンドル104の操作により、遊技球が遊技領域1aに発射される。そして、遊技球が始動入賞口としての普通変動入賞装置9に入賞することで、特別入賞口センサ5dに遊技球が検知され、メイン制御装置20とサブ制御装置40とにより、変動表示装置4による特別変動表示ゲームが開始される。しかし、パチンコ遊技機100に遊技者がいない場合には、遊技球が発射されず、変動表示ゲームも行われない。前記空き台フラグは、遊技機に電源が入った状態で、所定時間以上変動表示ゲームが行われなかった否かを示すものである。
【0129】
そして、空き台フラグがセットされていない場合、すなわち、空き台となることがなかったと推定される場合には、通常時の選択テーブルT1を次回以降の変動表示ゲームで用いるように、選択テーブルT1を採用する(ステップS32)。そして、変動表示ゲームの実行状態を監視する(ステップS33)。すなわち、変動表示ゲームが行われるか否かを監視する。なお、この監視には、例えば、特図始動センサの信号や、メイン制御装置20からサブ制御装置40への変動表示ゲームを指示する制御信号等を用いることができる。
【0130】
そして、監視した際に、変動表示ゲームが開始されることなく、所定時間経過するか否か判定される。なお、所定時間とは、例えば、10分であり、例えば、タイマー用のプログラムにより、時間を計測するとともに、変動表示ゲームが開始された場合には、タイマーをリセットする。そして、タイマーがタイムアップした際、すなわち、所定時間経過したと判定された場合には、パチンコ遊技機100が空き台の状態だったと推定して、空き台フラグをセットして、ステップ31に戻る。
また、タイマーがタイムアップしていない状態、すなわち、変動表示ゲームが開始されずに所定時間経過していなければ、ステップ31に戻る。
【0131】
一方、ステップ31において、空き台フラグがセットされていると判定された場合には、上述のように、選択テーブルT3を次回以降の変動表示ゲームで用いるように、選択テーブルT3を採用する(ステップS36)。これにより、選択テーブルT1に対してスペシャルリーチCの外れ時の選択率を3%から5%に高めた、選択テーブルT2が使用されることになり、信頼度すなわち期待度の高いスペシャルリーチCの出現率が高まることになる。なお、外れ時のスペシャルリーチの選択率を3%から5%となるように2%上げる際に、ノーマルリーチの選択率を67%から65%となるように2%下げ、かつ、スペシャルリーチA,スペシャルリーチB及び全回転リーチの選択率は変更してないので、スペシャルリーチA、B,C全体の外れ時の選択率も向上したことになり、スペシャルリーチA、B、C全体の出現率も高まったことになる。
【0132】
従って、空き台の状態の遊技機にすわったばかりの遊技者が遊技を行った場合に、信頼度の高いスペシャルリーチCが通常時(空き台状態が発生していない時)より高い割合で出現することになり、座ったばかりの遊技者の期待感を高めるとともに興趣を高め、座ったばかりの遊技者がすぐに席を立ってしまうのを防止することができる。
【0133】
次ぎに、選択テーブルT3を採用してからの変動表示ゲームの開始回数をカウントし、該カウント値が所定回数(例えば、20回)となるか否かを判定する(ステップS37)。そして、選択テーブルT3を用いた変動表示ゲームが所定回数となった場合には、空き台フラグをクリアする(ステップS38)。すなわち、空き台に遊技者が座ってから変動表示ゲームが所定回数行われるだけの時間が経過したら、空き台フラグをクリアすることで、ステップS31からステップ32の処理により、選択テーブルT1を使用するようにして、所定のリーチ表示態様であるスペシャルリーチCの選択率を通常時の選択率に戻す。すなわち、遊技者が有る程度落ち着いて遊技を行う状態となったら、スペシャルリーチCを通常時の選択率に戻し、スペシャルリーチCの設定上の信頼度を元に戻し、外れ時の出現率を上げることにより、スペシャルリーチCの信頼度が低下したままとなるのを防止する。
【0134】
以上のように第三例のパチンコ遊技機によれば、遊技の開始時には所定のリーチ表示態様の選択率、例えば、スペシャルリーチの発生率を高める制御が行われるので、遊技開始時に遊技者に一定の期待感を与えることが可能となり、遊技の開始時に直ぐに遊技を止めてしまうことを防止でき、稼働率を高めることができる。
【0135】
次ぎに、本発明の実施の形態の第四例を説明する。
第四例の遊技機は、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する際の制御おいて、第一例とは異なるリーチ表示態様の選択率を高めるようにしたものであり、遊技機の構成は、第一例のパチンコ遊技機100とほぼ同様のものである。従って、第四例の遊技機をパチンコ遊技機100として、以下に、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する際の制御を図3、図4及び図12を参照して説明する。
【0136】
なお、第四例においては、第一例の所定のリーチ表示態様であるスペシャルリーチCが、変動表示ゲームに関連した補助ゲームを有するスペシャルリーチCとされている。そして、第4例のパチンコ遊技機100には、図1、図16に示すように、遊技者の操作に基づき前記補助ゲームに介入するための操作手段(ゲーム介入手段)200を備えている。
なお、図16は、図2に示すブロック図において、サブ制御装置10のブロックを抜き出したものであり、サブ制御装置10に操作手段200が信号を出力可能に接続されている。すなわち、第四例のパチンコ遊技機100における主要な装置は、第一例の図1に示される主要制御ブロックに、サブ制御装置20に接続される操作手段200を加えたものである。
【0137】
なお、補助ゲームとは、変動表示ゲームを演出する表示ゲームであって、当該変動表示ゲームの結果と同等な結果を導出すると共に、前記変動表示ゲームとは表示態様が異なるものをいい、ここでは、遊技者が介入可能なゲームをリーチ表示態様の一つとして行うものである。
操作手段200としては、例えば、遊技機の所定の箇所に設けられたボタンが挙げられるが、他にスティックやレバーやタッチパネルや光学センサ等でも良く、補助ゲームの表示態様に応じて適宜のものを設ければよい。
【0138】
そして、上述のように大当たりの確定もしくは外れ時のリーチ条件成立により、リーチ表示態様の選択が行われる。この際に補助ゲームを有するリーチ表示態様は、第一例のスペシャルリーチCに対応することになり、選択テーブルT1のスペシャルリーチCの大当たり時もしくは外れ時の選択率に基づいて、選択される。
そして、表示部4aにおいて、変動表示ゲームとして、表示部4aの左、中、右の各変動表示領域で、識別図柄が変動表示される。そして、左、右、中の順で識別図柄が停止するが、この際に左の第一停止図柄と右の第二停止図柄とが同じ図柄となり、補助ゲームを有するスペシャルリーチCのリーチ表示態様に基づく表示が行われる。
【0139】
そして、第一停止図柄と第二停止図柄とが縮小表示されるとともに上方に移動し、表示部4aの下部にバッターのキャラクタが出現するとともに、ボールが飛んでくる表示が行われる。
ここで、操作手段200を操作すると、表示部4a上でバッターがバットを振る表示が行われる。そして、画面上でボールが飛んでくるタイミングに合わせて遊技者が操作手段200を操作し表示部4a上でバッターにバットを振らせてボールを打つことができると、所定条件によりヒットやホームラン、アウト等の判定がなされる。
【0140】
そして、予め定められた数のボールを打ち終える前に得点を入れることができると、前記変動表示ゲームが特別結果となって特別遊技状態が発生するようになっている。なお、変動表示ゲームの結果は、その変動開始時に決定されているため、当該補助ゲームへの介入は変動表示ゲームの結果に直接的に影響するものではない。すなわち、当該操作手段200によって、補助ゲームの終了時間が変更(例えば、第1打撃で得点させるか、第2打撃で得点させるか、最終打撃で得点させるか等による補助ゲームの終了時間の変更)されたり、補助ゲームの結果が変更(例えば、得点が入ることが決定されているときにヒットで得点とするか、ホームランで得点とするか等の結果の変更)されたりする等、変動表示ゲームの結果に影響を与えない程度の技術介入が行われる。従って、外れが確定している場合は、最終打撃となっても得点を得られないようになっている。
【0141】
そして、このような補助ゲームを有するスペシャルリーチCの選択率を変更する制御は、第一例と同様に図12に示すリーチ表示態様選択率変更処理のフローチャートに示すように行われる。リーチ表示態様選択率変更処理は、第一例と同様なので詳細な説明を省略する。
上述のようにゲームに介入できることから大当たりとなる期待感の高い遊技者が介入可能な補助ゲームを有するスペシャルリーチCにおいて、前回の大当たりが発生してから現在まで、大当たりが発生することなく、補助ゲームを有するスペシャルリーチCの発生回数が多くなり、遊技者の期待感が低下して、興趣が薄れる可能性がある場合に、第一例の場合と同様に通常時の選択テーブルT1の選択率から補助ゲームを有するスペシャルリーチCの信頼度が高められた選択テーブルT2の選択率に変更することにより、補助ゲームを有するスペシャルリーチCの設定上の信頼度を上げることができる。
これにより、補助ゲームを有するスペシャルリーチCの信頼度を向上させて、遊技者の期待感が低下するの防止するとともに、変動表示ゲームの興趣を高めることができる。
【0142】
以上のように、変動表示ゲームが特定のリーチ表示態様となった場合に、該ゲームに介入するためのゲーム操作手段(ゲーム介入手段)で、特定のリーチ表示態様(補助ゲームを有するスペシャルリーチC)において行われる補助ゲームに介入可能となる。
ここで、特定のリーチ表示態様が発生して、遊技者がゲームに介入したにもかかわらず、そのリーチ表示態様が外れとなると遊技者の落胆感を高めてしまうこととなるが、その状態が頻繁に発生してしまうと、遊技者は落胆するばかりか、ゲームへの介入意欲も低下してしまう。
【0143】
しかし、上述のように特定のリーチ表示態様を所定のリーチ表示態様として、変動表示ゲームの過去の経緯に基づいて選択率を変更することにより信頼度を向上するようにすれば、上述のようなことを防止できる。
具体的には、上述のように所定期間内に、外れとなる特定のリーチ表示態様が発生した場合に、外れとなる場合の特定のリーチ表示態様の選択率を通常時よりも低い選択率に変更する。また、大当たりとなる場合の特定のリーチ表示態様の選択率を通常時よりも高い選択率に変更する。このようにすることで、特定のリーチ表示態様の信頼度を向上することができる。
第四例によれば、第一例と同様の作用効果を奏することができる。
なお、操作手段200は、補助ゲームを有するスペシャルリーチが実行された場合のみその操作入力が有効となり、その他のリーチ表示態様が選択された場合は無効となる。
【0144】
次ぎに、本発明の第五例を説明する。
第五例の遊技機は、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する際の制御が第一例〜第四例のいずれかとほぼ同様のものであるとともに、遊技機の構成は、第一例のパチンコ遊技機100と同様のものである。
しかし、第五例においては、メイン制御部20とサブ制御部30との機能分担が上述の第一例から第四例の遊技機と異なるものとなっている。
従って、第五例の遊技機をパチンコ遊技機100として、以下に、第五例のパチンコ遊技機100を図18及び図19を参照して説明する。
【0145】
第一例から第四例のパチンコ遊技機では、図5に示すように、メイン制御部に、変動表示ゲームの経緯を記憶する経緯記憶手段bの機能と、選択テーブルT1、T2、T3等を切り替えることにより選択率を変更する選択率変更手段cの機能と、これらの機能を有して、変更された選択率に基づいて複数のリーチ表示態様から一つのリーチ表示態様を選択するリーチ表示態様選択手段dの機能とがある。また、サブ制御装置40に、選択されたリーチ表示態様に基づいて、予め記憶されたリーチ用の表示データを用いてリーチの表示を行うリーチ表示実行手段eとしての機能がある。
【0146】
従って、上述のような各機能により、リーチの表示を制御するリーチ表示制御手段aとしての機能は、メイン制御部20とサブ制御部40とに跨って存在するものとなっていた。
それに対して、第五例のパチンコ遊技機100においては、図19に示すように、大当たりの場合もしくは外れ時のリーチ条件成立の場合に、ノーマルリーチ、スペシャルリーチ、全回転リーチの三つのリーチの種類から一つのリーチの種類を選択するリーチ種類決定手段fがメイン制御装置20に配置され、上述の経緯記憶手段b、選択率変更手段c、リーチ表示態様選択手段d、リーチ表示実行手段eの各機能がサブ制御装置40により行われるようになっている。
【0147】
従って、リーチ表示制御手段aとしての機能は、ほぼ全てサブ制御装置40で行われるようになっている。
なお、第5例においては、図18に示すように、各リーチ表示態様におけるリーチ表示を伴う変動表示ゲームの表示時間であるリーチ時間を、ノーマルリーチが10秒、スペシャルリーチ(スペシャルリーチA、スペシャルリーチB、スペシャルリーチC)が30秒、全回転リーチが40秒とされている。従って、各スペシャルリーチは、全て同じリーチ時間とされており、メイン制御装置20において、サブ制御装置で行われる表示の時間を、各スペシャルリーチ毎に指示する必要がないものとされている。
【0148】
リーチ種類決定手段は、メイン制御装置20において、変動表示ゲームの大当たりの判定、リーチの判定が行われ、大当たりとなった場合もしくは外れ時でリーチ条件が成立した場合に、ノーマルリーチ、スペシャルリーチ、全回転リーチの三つのリーチの種類から一つのリーチの種類を選択することになるが、この際に、ノーマルリーチ及び全回転リーチは、選択テーブルT1のノーマルリーチ及び全回転リーチの選択率に基づいてリーチの種類の決定が行われる。また、スペシャルリーチに関しては、選択テーブルT1の三つのスペシャルリーチA、B.Cの選択率を足し合わせた選択率が用いられる。
【0149】
例えば、スペシャルリーチの選択率は、選択テーブルT1に基づく外れ時の選択率が33%とされ、大当たり時の選択率が85%とされている。そして、以上のような各リーチ種類毎の選択率が例えばROM21cに記憶されている
そして、リーチ時に、上述のようにメイン制御装置20において、ノーマルリーチ、スペシャルリーチ、全回転リーチの三つのリーチの種類から一つのリーチの種類を上述の選択率に基づいて選択し、選択されたリーチの種類に対応した制御信号をサブ制御装置40に出力する。
【0150】
一方、サブ制御装置40においては、経緯記憶手段bとしてROMに上述の第一例から第四例で記憶される変動表示ゲームの過去の経緯のいずれかと同様の内容の経緯が記憶される。また、選択率変更手段cとして、例えばROMに前述の選択テーブルT1、T2、T3とほぼ同様の選択テーブルとして、図20に示す選択テーブルX、Y、Zが記憶されることになるが、第五例においては、選択テーブルX、Y、Zにノーマルリーチと全回転リーチの選択率が含まれずに、スペシャルリーチA、スペシャルリーチB、スペシャルリーチCの選択率だけが含まれている。
【0151】
選択テーブルXは、上述の第一例〜第四例の選択テーブルT1に対応するものであり、通常時の各スペシャルリーチA、B、Cの外れ時と大当たり時の選択率(振分け率)を示している。
選択テーブルYは、上述の第一例、第二例及び第四例における選択テーブルT2に対応するものであり、選択テーブルXに対して、スペシャルリーチCの外れ時の選択率が20%から10%に下げられ、大当たり時の選択率が60%から65%に上げられている。従って、選択テーブルXから選択テーブルYに切り替えることにより、スペシャルリーチCの設定上の信頼度を上げられるようになっている。従って、選択テーブルYは、例えば、以前(過去)の変動表示ゲームの経緯としてスペシャルリーチCの実際の信頼度が設定された信頼度より低下した場合に用いられるものである。
【0152】
なお、選択テーブルYにおいては、信頼度の最も高いスペシャルリーチであるスペシャルリーチCの当たり時と外れ時の選択率を、選択テーブルXに対して信頼度が高くなるように変更するとともに、信頼度の最も低いスペシャルリーチであるスペシャルリーチAの当たり時と外れ時の選択率を信頼度が低くなるように変更している。
すなわち、選択テーブルXから選択テーブルYに変更した場合に、外れ時において、スペシャルリーチCの選択率を10%下げたのに対して、スペシャルリーチAの外れ時の選択率を50%から60%に10%上げている。また、大当たり時において、スペシャルリーチCの選択率を5%上げたのに対して、スペシャルリーチAの大当たり時の選択率を10%から5%に5%下げている。
【0153】
選択テーブルZは、上述の第二例及び第三例における選択テーブルT3に対応するものであり、選択テーブルXに対してスペシャルリーチCの外れ時の選択率が20%から30%に上げられ、大当たり時の選択率が60%から50%に下げられている。従って、選択テーブルXから選択テーブルZに切り替えることにより、設定上の信頼度を下げられるようになっている。従って、選択テーブルZは、例えば、以前(過去)の変動表示ゲームの経緯としてスペシャルリーチCの実際の信頼度が設定された信頼度より上昇した場合に用いられるか、以前(過去)の変動表示ゲームの経緯として、所定期間変動表示ゲームが行われなかった場合(空き台の状態を経た後)に用いられ、スペシャルリーチCの信頼度を下げたり、設定上の信頼度の高いスペシャルリーチCの発生率を高めたりするものである。
【0154】
なお、選択テーブルZにおいては、信頼度の最も高いスペシャルリーチであるスペシャルリーチCの当たり時と外れ時の選択率を、選択テーブルXに対して信頼度が低くなるように変更するとともに、信頼度の最も低いスペシャルリーチであるスペシャルリーチAの当たり時と外れ時の選択率を信頼度が高くなるように変更している。
すなわち、選択テーブルXから選択テーブルZに変更した場合に、外れ時において、スペシャルリーチCの選択率を10%上げたのに対して、スペシャルリーチAの外れ時の選択率を50%から40%に10%下げている。また、大当たり時において、スペシャルリーチCの選択率を10%下げたのに対して、スペシャルリーチAの大当たり時の選択率を10%から20%に10%上げている。
第一例等において、スペシャルリーチCの選択率を変更した場合に、リーチの中で最も信頼度の低いノーマルリーチの信頼度をスペシャルリーチCの選択率に対応して変更したが、第5例においては、ノーマルリーチの選択率がメイン制御装置20側で固定的に設定されているので、ノーマルリーチの次ぎに信頼度が低いスペシャルリーチAの選択率をスペシャルリーチCの選択率の変更に対応して変更するようにしている。従って、第一例の場合とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0155】
サブ制御装置40においては、メイン制御装置20からのリーチ時の制御信号がノーマルリーチもしくは全回転リーチを示すものだった場合に、リーチ表示態様の選択を行わずに、メイン制御装置20からの制御信号に基づいて、リーチ表示実行手段eとして、ノーマルリーチもしくは全回転リーチのリーチ表示態様に基づいたリーチ表示を行う。
【0156】
また、メイン制御装置20からの制御信号がスペシャルリーチだった場合には、スペシャルリーチだけの選択テーブルX、Y、Zの選択率に基づいてリーチ表示態様選択手段が、リーチ表示態様を選択し、上述の第一例〜第四例のいずれかと同様に、リーチ表示を行う。
【0157】
また、選択率変更手段cによる選択テーブルX、Y、Zの変更による選択率の変更は、各スペシャルリーチA、B、Cだけが変更される以外は、上述の第一例〜第四例のいずれかと同様に行われる。
このような構成とすることにより、選択率の変更を行う処理を加えることによって、メイン制御装置20の処理量が増加するのを防止し、リーチ表示態様の選択率の変更を行う処理を加えるために、遊技用マイクロコンピュータ21を変更したり、処理量を軽減するためにプログラムの変更をしたりする必要がなく、コストの軽減を図ることができる。なお、このような制御としても、上述の第一例〜第四例のいずれかと同様の作用効果を奏することができる。
【0158】
本発明の上述の実施の形態の第一例〜第五例に限定されるものではなく、例えば、リーチ表示態様の表示部4aへの表示において、各リーチ表示態様の選択率、大当たり確率、リーチとなる確率に基づいて、信頼度を求めるか、予め信頼度を記憶しておき、求められた信頼度、もしくは記憶された信頼度を数値として表示部4aにリーチの表示と合わせて表示するものとしても良い。
上述のように同じリーチ表示態様(例えば、スペシャルリーチC)でも、選択率が変更されることにより、信頼度が異なる場合があり、リーチ表示態様の種類からだけでは、信頼度がわからなくなる。従って、上述のように信頼度を表示することで、同じリーチ表示態様でも今信頼度が高い状態か低い状態かを遊技者が知ることができる。
【0159】
また、過去の所定期間(例えば、リーチが20回発生した期間)におけるノーマルリーチの発生回数が所定値以上となった場合に、スペシャルリーチの選択率を通常よりも高い選択率に変更するものとしても良い。
すなわち、選択率変更手段cは、リーチ表示態様で制御された変動表示ゲームが所定回数実行された場合において、特定のリーチ表示態様の選択回数が所定回数よりも多い場合に、当該特定のリーチ表示態様以外のリーチ表示態様の選択率を通常よりも高い選択率に変更するようにしても良い。
このような構成とすることで、例えば、ノーマルリーチばかり発生して期待感が低下することを防止したり、或いは、同じ種類のリーチばかり発生して興趣が低下することを防止できる。
【0160】
また、変動表示ゲームの結果が特別結果となった場合に、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する。
例えば、特別遊技状態の終了後、変動表示ゲームが所定回数(50回)実行されるまでは、他のスペシャルリーチA、Bより信頼度の高いスペシャルリーチCの選択率を通常時よりも高い選択率に変更する。
すなわち、選択率変更手段cは、変動表示ゲームの結果が特別結果となった場合に、所定のリーチ表示態様の選択率を通常時よりも高い選択率に変更する。
これにより、特別遊技状態終了後に、期待感の高いリーチ表示態様が発生しやすくなり、連続した特別遊技状態の発生に対する期待感を高めることができる。また、特別遊技状態が終了した時点で遊技を終了してしまうことを極力防止で き、稼働率の低下を防止できる。
【0161】
また、過去(前回、過去数回)の特別遊技状態の発生時のリーチ表示態様を記憶し、今回特別遊技状態となるリーチ表示態様の選択率を変更する。
例えば、前回特別遊技状態の発生時にスペシャルリーチCが選択されていた場合には、当該特別遊技状態終了後に当りとなる場合のスペシャルリーチCの選択率を通常時よりも低くする。
経緯記憶手段bは、以前(前回、過去数回)の特別結果となった変動表示ゲームにおいて選択されたリーチ表示態様を記憶するものとし、選択率変更手段cは、以前に選択されたリーチ表示態様の選択率を通常時よりも低い選択率に変更するものとしても良い。
このようにすれば、同じリーチ表示態様で変動表示ゲームが特別結果となる可能性を低く(或いは無くす)ことができ、変動表示ゲームが特別遊技状態となる場合のリーチ表示態様が色々な種類で発生する可能性が高くなり、興趣を向上させることができる。
【0162】
また、以前の変動表示ゲームの経緯(或いはリーチ表示態様の経緯)に基づき、リーチ状態の発生確率を変更してもよい。
リーチ表示制御手段aは、以前の変動表示ゲームの経緯に基づき、前記リーチ条件を成立させる確率を変更するリーチ条件成立確率変更手段を備えるものとしても良い。
例えば、所定期間(30回変動表示ゲーム行われた期間)にリーチ状態の発生確率が所定値よりも低かった場合(例えば、1度もリーチ状態が発生しない場 合)に、リーチ状態の発生確率を高めるものとしても良い。
このようにすれば、遊技者の期待感が低下してしまうのを防止できる。
【0163】
また、所定時間変動表示ゲームが実行されなかった場合に、リーチ状態の発生率を高めるようにしてもよい。
リーチ表示制御手段aは、以前の変動表示ゲームの経緯に基づき、前記リーチ条件を成立させる確率を変更するリーチ条件成立確率変更手段を備え、前記リーチ条件成立確率変更手段は、変動表示ゲームが所定期間実行されなかった場合に、リーチ条件を成立させる確率を変更(確率を高める)するものとしても良い。
このようにすれば、空き台の状態から遊技を開始した直後は、リーチとなる確率が高くなり、興趣が高められ、遊技を開始して直ぐに遊技を終了してしまうことを防止でき、遊技機の稼働率を高めることができる。
【0164】
なお、本発明は、前記実施の形態のパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの弾球遊技機や、パチスロ或いはスロットマシンなどにも適用可能である。
さらに、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0165】
【発明の効果】
この発明に係る遊技機によれば、以前の変動表示ゲームの経緯に基づき、所定のリーチ表示態様の選択率が変更されるので、変動表示ゲームが単調となることを防止でき興趣を向上させることができ。
また、所定のリーチ表示態様の選択率の変更により、変動表示ゲームが当該リーチ表示態様で制御された場合に、特別結果の成立に対する信頼度(期待度)が変化することとなるので、所定のリーチ表示態様に対する期待感が低下してしまうことを防止できるし、各リーチ表示態様の信頼度を適度な値に調整することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機として例示するパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の主要な制御ブロック図である。
【図3】複数のリーチ表示態様から各リーチ表示態様を選択する際の選択率が示された選択テーブルを示す図である。
【図4】複数のリーチ表示態様から各リーチ表示態様を選択する際の選択率が示された選択テーブルを示す図である。
【図5】パチンコ遊技機の主要な機能ブロック図である。
【図6】変動表示ゲームにおけるノーマルリーチを示す画像図である。
【図7】変動表示ゲームにおけるスペシャルリーチAを示す画像図である。
【図8】変動表示ゲームにおけるスペシャルリーチBを示す画像図である。
【図9】変動表示ゲームにおけるスペシャルリーチCを示す画像図である。
【図10】変動表示ゲームにおける全回転リーチを示す画像図である。
【図11】各リーチ表示態様におけるリーチ時間、停止可能図柄、信頼度を示す図表である。
【図12】リーチ表示態様選択率変更処理を示すフローチャートである。
【図13】複数のリーチ表示態様から各リーチ表示態様を選択する際の選択率が示された選択テーブルを示す図である。
【図14】リーチ表示態様選択率変更処理を示すフローチャートである。
【図15】リーチ表示態様選択率変更処理を示すフローチャートである。
【図16】パチンコ遊技機の主要な制御ブロックの一部を示す制御ブロック図である。
【図17】変動表示ゲームにおける補助ゲームを有するスペシャルリーチCを示す画像図である。
【図18】各リーチ表示態様とリーチ時間との関係を示す図表である。
【図19】パチンコ遊技機の主要な機能ブロック図である。
【図20】複数のスペシャルリーチ表示態様から各スペシャルリーチ表示態様を選択する際の選択率が示された選択テーブルを示す図である。
【符号の説明】
100 遊技機
4   特別図柄表示装置(変動表示装置)
20  メイン制御装置(リーチ表示制御手段a、リーチ表示態様選択手段d、経緯記憶手段b、選択率変更手段c、リーチ種類決定手段f)
40  サブ制御装置(リーチ表示制御手段a、リーチ表示態様選択手段d、経緯記憶手段b、選択率変更手段c、リーチ種類決定手段f、リーチ表示実行手段e)
200 操作手段(ゲーム介入手段)

Claims (8)

  1. 表示状態が変化可能な変動表示装置を備え、該変動表示装置での変動表示ゲームの結果が予め定められた特別結果となったことに関連して、遊技者に所定の遊技価値を付与するように構成された遊技機において、
    変動表示ゲームの実行に関して予め定められたリーチ条件が成立した場合に、当該変動表示ゲームをリーチ表示態様で制御するリーチ表示制御手段を備え、
    前記リーチ表示制御手段は、各々選択率が設定された複数のリーチ表示態様のうちから何れかのリーチ表示態様を選択するリーチ表示態様選択手段を含み、
    前記リーチ表示態様選択手段は、以前の変動表示ゲームの経緯に基づき、所定のリーチ表示態様の選択率を変更する選択率変更手段を含んでいることを特徴とする遊技機。
  2. 前記選択率変更手段は、以前のリーチ表示態様の経緯に基づき、所定のリーチ表示態様の選択率を変更することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記選択率変更手段は、所定のリーチ表示態様の実際の信頼度が、当該リーチ表示態様に対して予め設定された信頼度に近づくように当該リーチ表示態様の選択率を変更することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記リーチ表示態様選択手段は、所定のリーチ表示態様の選択率を、変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合とならない場合とで異なる値に設定して構成され、
    前記選択率変更手段は、変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合の選択率を変更することを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記リーチ表示態様選択手段は、所定のリーチ表示態様の選択率を、変動表示ゲームの結果が特別結果となる場合とならない場合とで異なる値に設定して構成され、
    前記選択率変更手段は、変動表示ゲームの結果が特別結果とならない場合の選択率を変更することを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記リーチ表示態様選択手段は、以前の変動表示ゲームの経緯を記憶する経緯記憶手段を含み、
    該経緯記憶手段は、所定条件の成立に基づき、記憶内容をリセットすることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機。
  7. 前記選択率変更手段は、変動表示ゲームが所定期間実行されなかった場合に、所定のリーチ表示態様の選択率を高めることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の遊技機。
  8. 当該遊技機には、変動表示ゲームが特定のリーチ表示態様となった場合に、該ゲームに介入するためのゲーム介入手段を備え、
    前記選択率変更手段による選択率の変更の対象を、前記特定のリーチ表示態様に設定したことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の遊技機。
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