JP2004049576A - 紙巻器 - Google Patents
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Abstract
【課題】幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に中央に寄せて装着することができ、しかも、ロールペーパーの横すべりを防ぐことができる紙巻器を提供する。
【解決手段】装着されたロールペーパー7の上面に加圧される紙切板5の裏面には、ロールペーパー7の幅方向両端に当接して、ロールペーパー7を紙巻器の幅方向中央側へ押圧する作用をなす押圧部15b,15bが設けられており、幅方向寸法の短いロールペーパー7でも良好に中央に寄せることができ、ロールペーパー7の横すべりを防ぐことができるものとなる。
【選択図】 図3
【解決手段】装着されたロールペーパー7の上面に加圧される紙切板5の裏面には、ロールペーパー7の幅方向両端に当接して、ロールペーパー7を紙巻器の幅方向中央側へ押圧する作用をなす押圧部15b,15bが設けられており、幅方向寸法の短いロールペーパー7でも良好に中央に寄せることができ、ロールペーパー7の横すべりを防ぐことができるものとなる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロールペーパーを装着できる紙巻器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、トイレに設置される一般的な紙巻器の幅は、異なる幅寸法のロールペーパーを装着できるようにある程度の大きさに設定されている。
このような紙巻器において、幅方向寸法の短いロールペーパーを装着する場合に、良好にロールペーパーを保持するためには、ロールペーパーを支持する爪を長くしておくとか、または従来のような芯棒タイプにする必要があった。
また、幅方向寸法の短いロールペーパーを装着する場合、ロールペーパーが片側へ寄ってしまったり、紙切板をロールペーパーの上面に加圧させて紙を切ろうとする際に、横滑りして紙が切りにくいという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、幅方向寸法の短いロールペーパーでも、中央部に寄せて装着し易く、横滑りを防いで、良好に紙を切断することができる紙巻器を提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、前記ロールペーパーの幅方向両端に当接して、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことである。
また第2の要旨は、装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、前記ロールペーパーの幅方向両端に当接して、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことである。
また第3の要旨は、前記押圧部が、曲面状あるいは傾斜状に紙巻器の幅方向に延びて形成されていることである。
また第4の要旨は、装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、前記ロールペーパーの幅方向両端側に垂下されて、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことである。
また第5の要旨は、装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、前記ロールペーパーの幅方向両端側に起立されて、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことである。
また第6の要旨は、前記横移動規制部が、リブ状あるいは段状に紙巻器の幅方向に間隔をおいて2以上形成されていることである。
また第7の要旨は、前記ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板あるいは蓋カバーであることである。
また第8の要旨は、前記ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板,蓋カバー等の裏面に後付けされる装着部材であることである。
また第9の要旨は、前記ロールペーパーの上面に配置される部材が、該ロールペーパーの上面を加圧していることである。
また第10の要旨は、前記ロールペーパーの下面が当接する部材が、該ロールペーパーを収納する本体あるいはケースであることである。
また第11の要旨は、前記ロールペーパーの下面が当接する部材が、該ロールペーパーを収納する本体あるいはケース等に後付けされる装着部材であることである。
【0004】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施例の紙巻器の紙切板を開けた状態の斜視構成図であり、図2は、紙切板の斜視構成図である。
図において、紙巻器1は、背板部2の左右両端から前方側へ突出して、一対の側板部3,3が設けられ、各側板部3,3の内側には、爪4,4がそれぞれ設けられており、この爪4,4をロールペーパーの芯に挿入させ、ロールペーパーを支持して、側板部3,3間にロールペーパーを装着できるように構成されている。
【0005】
また、紙切板5は、軸6を介して上下方向に回動させることができ、軸6には、例えばバネ等が設けられて、この紙切板5がロールペーパーの上面に加圧当接されるように構成されている。
本例における紙切板5には、中央側の平板部5aの幅方向の左右両端側に、曲面状あるいは傾斜状に下方向へ曲げて、それぞれ押圧部5b,5bが形成されている。
【0006】
図3の正面図で示すように、幅方向寸法の短い(例えば、幅寸法aが100mm)のロールペーパー7を紙巻器1に装着した状態では、ロールペーパー7の上面に紙切板5が加圧当接状態となった時に、ロールペーパー7の上面の幅方向両端に、紙切板5の押圧部5b,5bが当接し、この押圧部5b,5bが当接することで、ロールペーパー7は幅方向中央側に自然に寄せられ、良好にロールペーパー7は紙巻器1の中央側に装着されることとなり、爪4,4からロールペーパー7が外れることがなくなる。
【0007】
また、ロールペーパー7から紙を引出して、紙切板5で切断する際に、押圧部5b,5bを介しロールペーパー7を中央側へ寄せる力が作用しているため、ロールペーパー7が横滑りすることがなく、片手で良好に紙を切断することができるものとなる。
なお、加圧式の紙切板5に限らず、紙切板5をロールペーパー7の上面に手で押し付けて使用するタイプにおいても、ロールペーパー7の上面に紙切板5を押し付けた時に、押圧部5b,5bにより、ロールペーパー7を中央側へ寄せる力が作用して、良好にロールペーパー7を紙巻器1の中央側に寄せることができ、紙の切断時には、押圧部5b,5bにより、ロールペーパー7の横滑りを防ぐことができるものとなる。
【0008】
なお、図4は、幅方向寸法aが例えば、118mmの幅方向寸法の長いロールペーパー7を装着した状態の正面図を示すものである。
このような幅方向寸法の長いロールペーパー7を装着した場合にも、押圧部5b,5bの下端側が、ロールペーパー7の上面の幅方向両端側に当接できるように構成されている。例えば、紙切板5の平板部5aの幅方向寸法bを100mmに設定し、その左右両側の押圧部5b,5bのそれぞれの幅方向寸法cを10mmに設定しておけば、幅方向寸法の短いロールペーパー7でも、幅方向寸法の長いロールペーパー7でも、良好に押圧部5b,5bを介して中央側へ寄せることができるものである。
【0009】
次に、図5の斜視図で示すものは、既存の紙切板51の裏側に、別体で形成した後付装着部材8を、接着または粘着テープ,ワンタッチ式着脱テープ等で貼着一体化させたものである。
この後付装着部材8においても、接着剤等で既存の紙切板51の裏面に貼着される平板部8aと、平板部8aの幅方向両端側に曲面状または傾斜状に垂下して形成された押圧部8b,8bを備えており、この押圧部8b,8bは、ロールペーパー7の上面の幅方向両端に当接して、ロールペーパー7を良好に紙巻器1の中央側へ寄せることができるものである。
【0010】
このような構造では、既存の紙巻器の紙切板51の裏側に、後付けで装着部材8を容易に取付けることができ、この後付装着部材8により、ロールペーパー7を良好に紙巻器の中央側に寄せることができ、また、横滑りを起こすことなく、良好に紙を切断することができるものとなる。
【0011】
次に、図6に示す紙切板51は、変更例を示すものであり、図6は、一般的な紙切板51の裏面にリブ板9を一体または後付けで形成させたもので、このリブ板9は、紙切板51から下方に向かって突出されており、幅方向両端側には、曲面状または傾斜状に下方に向かう押圧部9b,9bが形成されている。
このような紙切板51においても、押圧部9b,9bがロールペーパー7の上面の幅方向両端に当接して、ロールペーパー7を幅方向中央側へ押圧する作用をなし、ロールペーパー7を紙巻器の中央側に良好に寄せることができるものとなり、また、ロールペーパー7の横滑りも防ぐことができるものとなる。
【0012】
次に、図7は更に異なる紙切板の変形例を示すものであり、図7では、紙切板51の裏側の、幅方向両端側に大半円リブ10,10を、大半円リブ10,10の内側に小半円リブ11,11を、それぞれ下方側へ突出させたものである。
このような構造では、幅方向寸法の長いロールペーパーの場合には、その幅方向両端側に、外側の大半円リブ10,10が垂下配置されて、ロールペーパーの横滑りを防ぐことができ、幅方向寸法の短いロールペーパーの場合には、その幅方向両端側に、内側の小半円リブ11,11が垂下配置されて、ロールペーパーの横滑りを防ぐことができるものとなる。
即ち、大半円リブ10,10が、幅方向寸法の長いロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用し、小半円リブ11,11が、幅方向寸法の短いロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用する。
なお、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11は、幅方向に間隔をおいて2以上形成させておくことができ、半円形に限定されるものではない。
【0013】
更に、図8で示す紙切板5は、陶器,樹脂等で肉厚状に形成したものであり、肉厚が大であるため、重量が大きく、ロールペーパーの上面に当接した時に、その重量でロールペーパーの上面を加圧できるように構成されている。
この紙切板5の裏面の幅方向両端側には、下方側へ向かって曲面状または傾斜状に押圧部5b,5bが形成されており、ロールペーパーの上面の幅方向両端側にこの押圧部5b,5bが当接することにより、良好にロールペーパーを中央側に寄せることができ、また、ロールペーパーの横滑りを良好に防ぐことができるものとなる。
【0014】
次に、図9の変更例で示す紙切板51は、裏側の幅方向両端側に、左リブ板12と右リブ板13を対称状に垂下形成させたものであり、各リブ板12,13には、それぞれ高さの異なる複数段(図9では3段)の押圧段部12a,12a,12a、13a,13a,13aが形成されており、複数段の押圧段部12a,13aは、紙切板51の幅方向中央側が低く、幅方向両端側に向かって高さが高い段状に形成されている。
このような構造の紙切板51においては、左リブ板12および右リブ板13の複数の押圧段部の内、何れかの高さの押圧段部12a,13aがロールペーパーの幅方向両端側にほぼ当接状態となる。
即ち、幅方向寸法の長いロールペーパーの場合には、その幅方向両端側に、外側の高さが高い押圧段部12a,13aが当接されて、ロールペーパーの横滑りを防ぐことができ、幅方向寸法の短いロールペーパーの場合には、その幅方向両端側に、内側の高さの低い押圧段部12a,13aが当接されて、ロールペーパーの横滑りを防ぐことができるものとなり、押圧段部12a,13aが、ロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用する。
【0015】
次に、図10〜図13では、形状の異なる紙巻器1を示しており、この紙巻器1は、上面にカウンター14が設けられ、カウンター14から垂下状に側板部3が垂設されており、この側板部3に、軸16を介して回動可能にケース15が設けられ、カウンター14の下面側に固定状に紙切板5が設けられたものであり、ケース15内にはロールペーパー7を収納できる収納空間Sが形成されている。ロールペーパー7をケース15内に装着する際には、予め紙を10cm程度引出した状態で、図11の側面図で示すように、ケース15を大きく開け、この状態で収納空間S内にロールペーパー7を入れ、その後に図12に示すように、ケース15を紙切板5側へ回転させて閉じ、ロールペーパー7をケース15内に収納装着させることができるものである。
【0016】
このような構造の紙巻器1において、ロールペーパー7を収納した状態の縦断面拡大図を図13に示して説明すると、ケース15は、その底部15aの幅方向両端側に、上方へ曲面状または傾斜状に湾曲して押圧部15b,15bが一体形成されており、この押圧部15b,15bの上端から側面部15c,15cが一体状に立ち上げ形成されたものとなっており、ロールペーパー7が収納された状態では、ロールペーパー7の下面の幅方向両端が、ケース15の押圧部15b,15bに当接し、この押圧部15b,15bが曲面状または傾斜状に形成されていることで、ロールペーパー7を幅方向中央側へ押圧する力を発生させて、ロールペーパー7を自然に中央側へ寄せることができるものとなる。
【0017】
即ち、幅方向寸法の長いロールペーパー7でも、幅方向寸法の短いロールペーパー7でも、ケース15内に収納された状態では、押圧部15b,15bを介して良好に収納空間Sの中央部に寄せられることとなる。
なお、更には、上面の紙切板5の裏側の幅方向両端側にも押圧部5b,5bを形成させておけば、更にロールペーパー7の上面の幅方向両端側が押圧部5b,5bにより中央側へ押圧されて、より良好にロールペーパー7を中央側に寄せることができ、しかも、紙を切断する際の横滑りを良好に防ぐことができるものとなる。
【0018】
なお、別体で形成した押圧部5b,5bを備えた後付装着部材を、接着または粘着テープ,ワンタッチ式着脱テープ等でケース15に貼着一体化させて構成しても良い。
更には、ケース15に、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11を、幅方向に間隔をおいて2以上形成させて構成しても、ケース15に、押圧段部12a,13aを設けて、ロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用させることもでき、更には、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11あるいは押圧段部12a,13aを備えた後付装着部材を、ケース15に貼着一体化させて構成しても良い。
【0019】
次に、図14および図15で示す形式の紙巻器1は、トイレの壁面等に固定される本体17内に、ロールペーパー7を収納できる収納空間Sが形成されており、本体17の上面側に、軸19を介し開閉可能に蓋カバー18が設けられている。
本体17の収納空間Sを形成する底部17aの幅方向両端側には、前述した図13に示すように、上方側へ曲面状または傾斜状に押圧部17b,17bが形成されており、この押圧部17b,17bに連続して側面部17c,17cが一体形成されたものである。
【0020】
図14は、収納空間S内にロールペーパー7を収納させ、ロールペーパー7の上面を蓋カバー18で覆蓋した状態を示すものである。
蓋カバー18の幅方向両端側には、曲面状または傾斜状に押圧部18b,18bが形成されており、この押圧部18b,18bが、ロールペーパー7の上面の幅方向両端に当接して、ロールペーパー7を幅方向中央側へ押圧できるものであり、蓋カバー18を手で押さえることで、良好に作用させてロールペーパーを中央側に寄せることができるものである。
【0021】
即ち、本体17に形成された押圧部17b,17bにより、良好にロールペーパー7を中央側に寄せることができ、更に、蓋カバー18の押圧部18b,18bにおいても、同様にロールペーパーを中央側に寄せることができ、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に中央側に寄せて装着することができ、また、紙を切断する際にも、この押圧部17b,18bの作用により、横滑りが防がれて、良好に紙を切断することができるものとなる。
【0022】
なお、図14および図15で示す形式の紙巻器1においても、別体で形成した押圧部17b,17bを備えた後付装着部材を、接着または粘着テープ,ワンタッチ式着脱テープ等で本体17に貼着一体化させて構成しても良い。
更には、本体17に、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11を、幅方向に間隔をおいて2以上形成させて構成しても、本体17に、押圧段部12a,13aを設けて、ロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用させることもでき、更には、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11あるいは押圧段部12a,13aを備えた後付装着部材を、本体17に貼着一体化させて構成しても良い。
【0023】
【発明の効果】
本発明の紙巻器は、装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、ロールペーパーの幅方向両端に当接して、ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことにより、押圧部の作用で、ロールペーパーを紙巻器の中央部に寄せて、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に紙巻器に装着することができ、また、横滑りも良好に防ぐことができるものとなる。
【0024】
また、装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、ロールペーパーの幅方向両端に当接して、ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことにより、押圧部の作用で、良好にロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に寄せることができ、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に保持できるものとなる。
【0025】
また、押圧部が、曲面状あるいは傾斜状に紙巻器の幅方向に延びて形成されていることにより、押圧部がロールペーパーの幅方向両端側に当接することで、ロールペーパーを中央側へ押圧する作用力が働き、良好にロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ寄せることができるものとなる。
【0026】
また、装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、ロールペーパーの幅方向両端側に垂下されて、ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことにより、横移動規制部で、ロールペーパーの横滑りを防いで、ロールペーパーを紙巻器の中央部に保持できるものとなる。
【0027】
また、装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、ロールペーパーの幅方向両端側に起立されて、ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことにより、横移動規制部で、ロールペーパーの横滑りを防いで、ロールペーパーを紙巻器の中央部に保持できるものとなる。
【0028】
また、横移動規制部が、リブ状あるいは段状に紙巻器の幅方向に間隔をおいて2以上形成されていることにより、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に紙巻器の中央部に装着することができ、また、横滑りも良好に防ぐことができるものとなる。
【0029】
また、ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板あるいは蓋カバーであることにより、紙切板あるいは蓋カバーをロールペーパーの上面に作用させて、ロールペーパーの横滑りを防いで、ロールペーパーを紙巻器の中央部に保持できるものとなる。
【0030】
また、ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板,蓋カバー等の裏面に後付けされる装着部材であることにより、既存の紙巻器の紙切板、あるいは蓋カバーの裏面に容易に装着部材を後付けして、この装着部材に設けられている押圧部または横移動規制部の作用により、良好にロールペーパーを紙巻器の中央に装着することができ、またロールペーパーの横滑りも防ぐことができるものとなる。
【0031】
また、ロールペーパーの上面に配置される部材が、ロールペーパーの上面を加圧していることにより、バネの力や重量で紙切板あるいは蓋カバーがロールペーパーの上面に加圧されることで、ロールペーパーが良好に中央側に寄せられ、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に保持でき、また横滑りを防ぐことができるものとなり、片手で紙を切り易くなる効果を有する。
【0032】
また、ロールペーパーの下面が当接する部材が、ロールペーパーを収納する本体、あるいはケースであることにより、本体あるいはケース内にロールペーパーを入れると、良好にロールペーパーが中央側に寄せられ、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に本体あるいはケース内中央側に収納させることができ、横滑りも良好に防ぐことができるものとなる。
【0033】
また、ロールペーパーの下面が当接する部材が、ロールペーパーを収納する本体あるいはケース等に後付けされる装着部材であることにより、既存の紙巻器の本体あるいはケース等に容易に装着部材を後付けして、この装着部材に設けられている押圧部または横移動規制部の作用により、良好にロールペーパーを紙巻器の中央に装着することができ、またロールペーパーの横滑りも防ぐことができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の紙巻器の紙切板を開けた状態の斜視構成図である。
【図2】図1の紙切板の斜視構成図である。
【図3】図1の紙巻器に、幅方向寸法の短いロールペーパーを装着した状態の正面構成図である。
【図4】図1の紙巻器に、幅方向寸法の長いロールペーパーを装着した状態の正面構成図である。
【図5】既存の紙切板の裏側に装着部材を後付けした紙巻器の斜視構成図である。
【図6】紙切板の変形例を示す斜視構成図である。
【図7】更に異なる紙切板の変形例を示す斜視構成図である。
【図8】更に異なる紙切板の変形例を示す斜視構成図である。
【図9】更に異なる紙切板の変形例を示す斜視構成図である。
【図10】ケース内にロールペーパーを収納させるタイプの紙巻器の斜視構成図である。
【図11】図10の紙巻器のケースを開けた状態の側面構成図である。
【図12】図10のケースを閉じた状態の側面構成図である。
【図13】図10のケース内にロールペーパーを装着した状態の縦断面拡大構成図である。
【図14】本体内にロールペーパーを入れ、蓋カバーで覆蓋した状態の別タイプの紙巻器の斜視構成図である。
【図15】図14の紙巻器の蓋カバーを開けた状態の斜視構成図である。
【符号の説明】
1 紙巻器
2 背板部
3 側板部
4 爪
5 紙切板
5a 平板部
5b 押圧部
6 軸
7 ロールペーパー
8 後付装着部材
8b 押圧部
9 リブ板
9b 押圧部
10 大半円リブ
11 小半円リブ
12 左リブ板
12a 押圧段部
13 右リブ板
13a 押圧段部
14 カウンター
15 ケース
15a 底部
15b 押圧部
15c 側面部
16 軸
17 本体
17b 押圧部
17c 側面部
18 蓋カバー
18b 押圧部
S 収納空間
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロールペーパーを装着できる紙巻器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、トイレに設置される一般的な紙巻器の幅は、異なる幅寸法のロールペーパーを装着できるようにある程度の大きさに設定されている。
このような紙巻器において、幅方向寸法の短いロールペーパーを装着する場合に、良好にロールペーパーを保持するためには、ロールペーパーを支持する爪を長くしておくとか、または従来のような芯棒タイプにする必要があった。
また、幅方向寸法の短いロールペーパーを装着する場合、ロールペーパーが片側へ寄ってしまったり、紙切板をロールペーパーの上面に加圧させて紙を切ろうとする際に、横滑りして紙が切りにくいという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、幅方向寸法の短いロールペーパーでも、中央部に寄せて装着し易く、横滑りを防いで、良好に紙を切断することができる紙巻器を提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、前記ロールペーパーの幅方向両端に当接して、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことである。
また第2の要旨は、装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、前記ロールペーパーの幅方向両端に当接して、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことである。
また第3の要旨は、前記押圧部が、曲面状あるいは傾斜状に紙巻器の幅方向に延びて形成されていることである。
また第4の要旨は、装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、前記ロールペーパーの幅方向両端側に垂下されて、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことである。
また第5の要旨は、装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、前記ロールペーパーの幅方向両端側に起立されて、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことである。
また第6の要旨は、前記横移動規制部が、リブ状あるいは段状に紙巻器の幅方向に間隔をおいて2以上形成されていることである。
また第7の要旨は、前記ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板あるいは蓋カバーであることである。
また第8の要旨は、前記ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板,蓋カバー等の裏面に後付けされる装着部材であることである。
また第9の要旨は、前記ロールペーパーの上面に配置される部材が、該ロールペーパーの上面を加圧していることである。
また第10の要旨は、前記ロールペーパーの下面が当接する部材が、該ロールペーパーを収納する本体あるいはケースであることである。
また第11の要旨は、前記ロールペーパーの下面が当接する部材が、該ロールペーパーを収納する本体あるいはケース等に後付けされる装着部材であることである。
【0004】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施例の紙巻器の紙切板を開けた状態の斜視構成図であり、図2は、紙切板の斜視構成図である。
図において、紙巻器1は、背板部2の左右両端から前方側へ突出して、一対の側板部3,3が設けられ、各側板部3,3の内側には、爪4,4がそれぞれ設けられており、この爪4,4をロールペーパーの芯に挿入させ、ロールペーパーを支持して、側板部3,3間にロールペーパーを装着できるように構成されている。
【0005】
また、紙切板5は、軸6を介して上下方向に回動させることができ、軸6には、例えばバネ等が設けられて、この紙切板5がロールペーパーの上面に加圧当接されるように構成されている。
本例における紙切板5には、中央側の平板部5aの幅方向の左右両端側に、曲面状あるいは傾斜状に下方向へ曲げて、それぞれ押圧部5b,5bが形成されている。
【0006】
図3の正面図で示すように、幅方向寸法の短い(例えば、幅寸法aが100mm)のロールペーパー7を紙巻器1に装着した状態では、ロールペーパー7の上面に紙切板5が加圧当接状態となった時に、ロールペーパー7の上面の幅方向両端に、紙切板5の押圧部5b,5bが当接し、この押圧部5b,5bが当接することで、ロールペーパー7は幅方向中央側に自然に寄せられ、良好にロールペーパー7は紙巻器1の中央側に装着されることとなり、爪4,4からロールペーパー7が外れることがなくなる。
【0007】
また、ロールペーパー7から紙を引出して、紙切板5で切断する際に、押圧部5b,5bを介しロールペーパー7を中央側へ寄せる力が作用しているため、ロールペーパー7が横滑りすることがなく、片手で良好に紙を切断することができるものとなる。
なお、加圧式の紙切板5に限らず、紙切板5をロールペーパー7の上面に手で押し付けて使用するタイプにおいても、ロールペーパー7の上面に紙切板5を押し付けた時に、押圧部5b,5bにより、ロールペーパー7を中央側へ寄せる力が作用して、良好にロールペーパー7を紙巻器1の中央側に寄せることができ、紙の切断時には、押圧部5b,5bにより、ロールペーパー7の横滑りを防ぐことができるものとなる。
【0008】
なお、図4は、幅方向寸法aが例えば、118mmの幅方向寸法の長いロールペーパー7を装着した状態の正面図を示すものである。
このような幅方向寸法の長いロールペーパー7を装着した場合にも、押圧部5b,5bの下端側が、ロールペーパー7の上面の幅方向両端側に当接できるように構成されている。例えば、紙切板5の平板部5aの幅方向寸法bを100mmに設定し、その左右両側の押圧部5b,5bのそれぞれの幅方向寸法cを10mmに設定しておけば、幅方向寸法の短いロールペーパー7でも、幅方向寸法の長いロールペーパー7でも、良好に押圧部5b,5bを介して中央側へ寄せることができるものである。
【0009】
次に、図5の斜視図で示すものは、既存の紙切板51の裏側に、別体で形成した後付装着部材8を、接着または粘着テープ,ワンタッチ式着脱テープ等で貼着一体化させたものである。
この後付装着部材8においても、接着剤等で既存の紙切板51の裏面に貼着される平板部8aと、平板部8aの幅方向両端側に曲面状または傾斜状に垂下して形成された押圧部8b,8bを備えており、この押圧部8b,8bは、ロールペーパー7の上面の幅方向両端に当接して、ロールペーパー7を良好に紙巻器1の中央側へ寄せることができるものである。
【0010】
このような構造では、既存の紙巻器の紙切板51の裏側に、後付けで装着部材8を容易に取付けることができ、この後付装着部材8により、ロールペーパー7を良好に紙巻器の中央側に寄せることができ、また、横滑りを起こすことなく、良好に紙を切断することができるものとなる。
【0011】
次に、図6に示す紙切板51は、変更例を示すものであり、図6は、一般的な紙切板51の裏面にリブ板9を一体または後付けで形成させたもので、このリブ板9は、紙切板51から下方に向かって突出されており、幅方向両端側には、曲面状または傾斜状に下方に向かう押圧部9b,9bが形成されている。
このような紙切板51においても、押圧部9b,9bがロールペーパー7の上面の幅方向両端に当接して、ロールペーパー7を幅方向中央側へ押圧する作用をなし、ロールペーパー7を紙巻器の中央側に良好に寄せることができるものとなり、また、ロールペーパー7の横滑りも防ぐことができるものとなる。
【0012】
次に、図7は更に異なる紙切板の変形例を示すものであり、図7では、紙切板51の裏側の、幅方向両端側に大半円リブ10,10を、大半円リブ10,10の内側に小半円リブ11,11を、それぞれ下方側へ突出させたものである。
このような構造では、幅方向寸法の長いロールペーパーの場合には、その幅方向両端側に、外側の大半円リブ10,10が垂下配置されて、ロールペーパーの横滑りを防ぐことができ、幅方向寸法の短いロールペーパーの場合には、その幅方向両端側に、内側の小半円リブ11,11が垂下配置されて、ロールペーパーの横滑りを防ぐことができるものとなる。
即ち、大半円リブ10,10が、幅方向寸法の長いロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用し、小半円リブ11,11が、幅方向寸法の短いロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用する。
なお、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11は、幅方向に間隔をおいて2以上形成させておくことができ、半円形に限定されるものではない。
【0013】
更に、図8で示す紙切板5は、陶器,樹脂等で肉厚状に形成したものであり、肉厚が大であるため、重量が大きく、ロールペーパーの上面に当接した時に、その重量でロールペーパーの上面を加圧できるように構成されている。
この紙切板5の裏面の幅方向両端側には、下方側へ向かって曲面状または傾斜状に押圧部5b,5bが形成されており、ロールペーパーの上面の幅方向両端側にこの押圧部5b,5bが当接することにより、良好にロールペーパーを中央側に寄せることができ、また、ロールペーパーの横滑りを良好に防ぐことができるものとなる。
【0014】
次に、図9の変更例で示す紙切板51は、裏側の幅方向両端側に、左リブ板12と右リブ板13を対称状に垂下形成させたものであり、各リブ板12,13には、それぞれ高さの異なる複数段(図9では3段)の押圧段部12a,12a,12a、13a,13a,13aが形成されており、複数段の押圧段部12a,13aは、紙切板51の幅方向中央側が低く、幅方向両端側に向かって高さが高い段状に形成されている。
このような構造の紙切板51においては、左リブ板12および右リブ板13の複数の押圧段部の内、何れかの高さの押圧段部12a,13aがロールペーパーの幅方向両端側にほぼ当接状態となる。
即ち、幅方向寸法の長いロールペーパーの場合には、その幅方向両端側に、外側の高さが高い押圧段部12a,13aが当接されて、ロールペーパーの横滑りを防ぐことができ、幅方向寸法の短いロールペーパーの場合には、その幅方向両端側に、内側の高さの低い押圧段部12a,13aが当接されて、ロールペーパーの横滑りを防ぐことができるものとなり、押圧段部12a,13aが、ロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用する。
【0015】
次に、図10〜図13では、形状の異なる紙巻器1を示しており、この紙巻器1は、上面にカウンター14が設けられ、カウンター14から垂下状に側板部3が垂設されており、この側板部3に、軸16を介して回動可能にケース15が設けられ、カウンター14の下面側に固定状に紙切板5が設けられたものであり、ケース15内にはロールペーパー7を収納できる収納空間Sが形成されている。ロールペーパー7をケース15内に装着する際には、予め紙を10cm程度引出した状態で、図11の側面図で示すように、ケース15を大きく開け、この状態で収納空間S内にロールペーパー7を入れ、その後に図12に示すように、ケース15を紙切板5側へ回転させて閉じ、ロールペーパー7をケース15内に収納装着させることができるものである。
【0016】
このような構造の紙巻器1において、ロールペーパー7を収納した状態の縦断面拡大図を図13に示して説明すると、ケース15は、その底部15aの幅方向両端側に、上方へ曲面状または傾斜状に湾曲して押圧部15b,15bが一体形成されており、この押圧部15b,15bの上端から側面部15c,15cが一体状に立ち上げ形成されたものとなっており、ロールペーパー7が収納された状態では、ロールペーパー7の下面の幅方向両端が、ケース15の押圧部15b,15bに当接し、この押圧部15b,15bが曲面状または傾斜状に形成されていることで、ロールペーパー7を幅方向中央側へ押圧する力を発生させて、ロールペーパー7を自然に中央側へ寄せることができるものとなる。
【0017】
即ち、幅方向寸法の長いロールペーパー7でも、幅方向寸法の短いロールペーパー7でも、ケース15内に収納された状態では、押圧部15b,15bを介して良好に収納空間Sの中央部に寄せられることとなる。
なお、更には、上面の紙切板5の裏側の幅方向両端側にも押圧部5b,5bを形成させておけば、更にロールペーパー7の上面の幅方向両端側が押圧部5b,5bにより中央側へ押圧されて、より良好にロールペーパー7を中央側に寄せることができ、しかも、紙を切断する際の横滑りを良好に防ぐことができるものとなる。
【0018】
なお、別体で形成した押圧部5b,5bを備えた後付装着部材を、接着または粘着テープ,ワンタッチ式着脱テープ等でケース15に貼着一体化させて構成しても良い。
更には、ケース15に、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11を、幅方向に間隔をおいて2以上形成させて構成しても、ケース15に、押圧段部12a,13aを設けて、ロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用させることもでき、更には、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11あるいは押圧段部12a,13aを備えた後付装着部材を、ケース15に貼着一体化させて構成しても良い。
【0019】
次に、図14および図15で示す形式の紙巻器1は、トイレの壁面等に固定される本体17内に、ロールペーパー7を収納できる収納空間Sが形成されており、本体17の上面側に、軸19を介し開閉可能に蓋カバー18が設けられている。
本体17の収納空間Sを形成する底部17aの幅方向両端側には、前述した図13に示すように、上方側へ曲面状または傾斜状に押圧部17b,17bが形成されており、この押圧部17b,17bに連続して側面部17c,17cが一体形成されたものである。
【0020】
図14は、収納空間S内にロールペーパー7を収納させ、ロールペーパー7の上面を蓋カバー18で覆蓋した状態を示すものである。
蓋カバー18の幅方向両端側には、曲面状または傾斜状に押圧部18b,18bが形成されており、この押圧部18b,18bが、ロールペーパー7の上面の幅方向両端に当接して、ロールペーパー7を幅方向中央側へ押圧できるものであり、蓋カバー18を手で押さえることで、良好に作用させてロールペーパーを中央側に寄せることができるものである。
【0021】
即ち、本体17に形成された押圧部17b,17bにより、良好にロールペーパー7を中央側に寄せることができ、更に、蓋カバー18の押圧部18b,18bにおいても、同様にロールペーパーを中央側に寄せることができ、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に中央側に寄せて装着することができ、また、紙を切断する際にも、この押圧部17b,18bの作用により、横滑りが防がれて、良好に紙を切断することができるものとなる。
【0022】
なお、図14および図15で示す形式の紙巻器1においても、別体で形成した押圧部17b,17bを備えた後付装着部材を、接着または粘着テープ,ワンタッチ式着脱テープ等で本体17に貼着一体化させて構成しても良い。
更には、本体17に、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11を、幅方向に間隔をおいて2以上形成させて構成しても、本体17に、押圧段部12a,13aを設けて、ロールペーパーの横移動を規制する横移動規制部として作用させることもでき、更には、大半円リブ10,10,小半円リブ11,11あるいは押圧段部12a,13aを備えた後付装着部材を、本体17に貼着一体化させて構成しても良い。
【0023】
【発明の効果】
本発明の紙巻器は、装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、ロールペーパーの幅方向両端に当接して、ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことにより、押圧部の作用で、ロールペーパーを紙巻器の中央部に寄せて、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に紙巻器に装着することができ、また、横滑りも良好に防ぐことができるものとなる。
【0024】
また、装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、ロールペーパーの幅方向両端に当接して、ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことにより、押圧部の作用で、良好にロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に寄せることができ、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に保持できるものとなる。
【0025】
また、押圧部が、曲面状あるいは傾斜状に紙巻器の幅方向に延びて形成されていることにより、押圧部がロールペーパーの幅方向両端側に当接することで、ロールペーパーを中央側へ押圧する作用力が働き、良好にロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ寄せることができるものとなる。
【0026】
また、装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、ロールペーパーの幅方向両端側に垂下されて、ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことにより、横移動規制部で、ロールペーパーの横滑りを防いで、ロールペーパーを紙巻器の中央部に保持できるものとなる。
【0027】
また、装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、ロールペーパーの幅方向両端側に起立されて、ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことにより、横移動規制部で、ロールペーパーの横滑りを防いで、ロールペーパーを紙巻器の中央部に保持できるものとなる。
【0028】
また、横移動規制部が、リブ状あるいは段状に紙巻器の幅方向に間隔をおいて2以上形成されていることにより、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に紙巻器の中央部に装着することができ、また、横滑りも良好に防ぐことができるものとなる。
【0029】
また、ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板あるいは蓋カバーであることにより、紙切板あるいは蓋カバーをロールペーパーの上面に作用させて、ロールペーパーの横滑りを防いで、ロールペーパーを紙巻器の中央部に保持できるものとなる。
【0030】
また、ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板,蓋カバー等の裏面に後付けされる装着部材であることにより、既存の紙巻器の紙切板、あるいは蓋カバーの裏面に容易に装着部材を後付けして、この装着部材に設けられている押圧部または横移動規制部の作用により、良好にロールペーパーを紙巻器の中央に装着することができ、またロールペーパーの横滑りも防ぐことができるものとなる。
【0031】
また、ロールペーパーの上面に配置される部材が、ロールペーパーの上面を加圧していることにより、バネの力や重量で紙切板あるいは蓋カバーがロールペーパーの上面に加圧されることで、ロールペーパーが良好に中央側に寄せられ、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に保持でき、また横滑りを防ぐことができるものとなり、片手で紙を切り易くなる効果を有する。
【0032】
また、ロールペーパーの下面が当接する部材が、ロールペーパーを収納する本体、あるいはケースであることにより、本体あるいはケース内にロールペーパーを入れると、良好にロールペーパーが中央側に寄せられ、幅方向寸法の短いロールペーパーでも良好に本体あるいはケース内中央側に収納させることができ、横滑りも良好に防ぐことができるものとなる。
【0033】
また、ロールペーパーの下面が当接する部材が、ロールペーパーを収納する本体あるいはケース等に後付けされる装着部材であることにより、既存の紙巻器の本体あるいはケース等に容易に装着部材を後付けして、この装着部材に設けられている押圧部または横移動規制部の作用により、良好にロールペーパーを紙巻器の中央に装着することができ、またロールペーパーの横滑りも防ぐことができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の紙巻器の紙切板を開けた状態の斜視構成図である。
【図2】図1の紙切板の斜視構成図である。
【図3】図1の紙巻器に、幅方向寸法の短いロールペーパーを装着した状態の正面構成図である。
【図4】図1の紙巻器に、幅方向寸法の長いロールペーパーを装着した状態の正面構成図である。
【図5】既存の紙切板の裏側に装着部材を後付けした紙巻器の斜視構成図である。
【図6】紙切板の変形例を示す斜視構成図である。
【図7】更に異なる紙切板の変形例を示す斜視構成図である。
【図8】更に異なる紙切板の変形例を示す斜視構成図である。
【図9】更に異なる紙切板の変形例を示す斜視構成図である。
【図10】ケース内にロールペーパーを収納させるタイプの紙巻器の斜視構成図である。
【図11】図10の紙巻器のケースを開けた状態の側面構成図である。
【図12】図10のケースを閉じた状態の側面構成図である。
【図13】図10のケース内にロールペーパーを装着した状態の縦断面拡大構成図である。
【図14】本体内にロールペーパーを入れ、蓋カバーで覆蓋した状態の別タイプの紙巻器の斜視構成図である。
【図15】図14の紙巻器の蓋カバーを開けた状態の斜視構成図である。
【符号の説明】
1 紙巻器
2 背板部
3 側板部
4 爪
5 紙切板
5a 平板部
5b 押圧部
6 軸
7 ロールペーパー
8 後付装着部材
8b 押圧部
9 リブ板
9b 押圧部
10 大半円リブ
11 小半円リブ
12 左リブ板
12a 押圧段部
13 右リブ板
13a 押圧段部
14 カウンター
15 ケース
15a 底部
15b 押圧部
15c 側面部
16 軸
17 本体
17b 押圧部
17c 側面部
18 蓋カバー
18b 押圧部
S 収納空間
Claims (11)
- 装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、前記ロールペーパーの幅方向両端に当接して、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことを特徴とする紙巻器。
- 装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、前記ロールペーパーの幅方向両端に当接して、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側へ押圧する押圧部を設けたことを特徴とする紙巻器。
- 前記押圧部が、曲面状あるいは傾斜状に紙巻器の幅方向に延びて形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙巻器。
- 装着されたロールペーパーの上面に配置される部材の裏面に、前記ロールペーパーの幅方向両端側に垂下されて、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことを特徴とする紙巻器。
- 装着されたロールペーパーの下面が当接する部材に、前記ロールペーパーの幅方向両端側に起立されて、該ロールペーパーを紙巻器の幅方向中央側に保持し得る横移動規制部を設けたことを特徴とする紙巻器。
- 前記横移動規制部が、リブ状あるいは段状に紙巻器の幅方向に間隔をおいて2以上形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の紙巻器。
- 前記ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板あるいは蓋カバーであることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の紙巻器。
- 前記ロールペーパーの上面に配置される部材が、紙切板,蓋カバー等の裏面に後付けされる装着部材であることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の紙巻器。
- 前記ロールペーパーの上面に配置される部材が、該ロールペーパーの上面を加圧していることを特徴とする請求項1または請求項4または請求項7または請求項8に記載の紙巻器。
- 前記ロールペーパーの下面が当接する部材が、該ロールペーパーを収納する本体あるいはケースであることを特徴とする請求項2または請求項5に記載の紙巻器。
- 前記ロールペーパーの下面が当接する部材が、該ロールペーパーを収納する本体あるいはケース等に後付けされる装着部材であることを特徴とする請求項2または請求項5に記載の紙巻器。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006174892A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Satoru Ishizaka | ロールペーパーホルダ |
JP2012030041A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-02-16 | Kanda Seisakusho:Kk | トイレットペーパホルダー及びカバー |
JP6425363B1 (ja) * | 2018-05-17 | 2018-11-21 | 株式会社グロリッジ | ロールペーパーホルダー |
-
2002
- 2002-07-19 JP JP2002211820A patent/JP2004049576A/ja active Pending
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