JP2004049535A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】食器洗浄機において、洗浄水の経路の漏水を的確に判定する。
【解決手段】この食器洗浄機においては、洗浄ポンプによる洗浄ノズルへの洗浄水の供給中、洗浄水タンクの水位が所定水位未満となると、ステップ120にて前記洗浄水の供給が一旦停止される。そして、ステップ124における判定のもとに、同停止後に洗浄水タンクの水位が所定時間内に前記所定水位より高くなった場合は前記洗浄水の供給を再開し、洗浄水タンクの水位が前記所定水位より低い状態が前記所定時間以上継続した場合は洗浄水の経路に漏水が発生したと判定する。同漏水有りとの判定時には、ステップ126にて警報器及び漏水ランプにより同漏水を報知し、ステップ128にて以後の各ポンプの作動を禁止し食器の洗浄処理を強制的に終了する。
【選択図】 図3
【解決手段】この食器洗浄機においては、洗浄ポンプによる洗浄ノズルへの洗浄水の供給中、洗浄水タンクの水位が所定水位未満となると、ステップ120にて前記洗浄水の供給が一旦停止される。そして、ステップ124における判定のもとに、同停止後に洗浄水タンクの水位が所定時間内に前記所定水位より高くなった場合は前記洗浄水の供給を再開し、洗浄水タンクの水位が前記所定水位より低い状態が前記所定時間以上継続した場合は洗浄水の経路に漏水が発生したと判定する。同漏水有りとの判定時には、ステップ126にて警報器及び漏水ランプにより同漏水を報知し、ステップ128にて以後の各ポンプの作動を禁止し食器の洗浄処理を強制的に終了する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器を洗浄する食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は、食器を収容する洗浄室と、洗浄室内に配設されて洗浄室内に収容された食器に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄室の下方に配設されて洗浄室とフィルタを介して連通し洗浄室から流入する洗浄水を回収する洗浄水タンクと、洗浄水タンク内の洗浄水を洗浄ノズルに供給する洗浄水供給手段とを備え、洗浄水を循環させて洗浄室内の食器を洗浄するようにしていた。この場合、洗浄水タンク内の水位を洗浄水位センサにより検出して、洗浄水タンク内の水位が所定水位未満となった場合に、洗浄水の経路に漏水が発生したと判定して、同漏水を報知したり、洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を禁止して食器の洗浄処理を強制的に終了したりするなどしたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記洗浄水位センサによる検出に基づき漏水を判定する従来装置においては、単に洗浄水タンクの水位が所定水位下となったか否かにより漏水の有無を判定するようにしていたため、フィルタの目詰まりにより一時的に洗浄水タンクの水位が低下した場合であっても漏水が発生したと判定して誤って漏水を報知したり無意味に食器の洗浄処理を終了させたりすることがあった。
【0004】
【発明の概要】
本発明の目的は、洗浄水の経路の漏水を的確に判定する食器洗浄機を提供することにある。
【0005】
本発明の構成上の特徴は、前記洗浄室、洗浄ノズル、洗浄水タンク、洗浄水供給手段、及び洗浄水位センサを備えた食器洗浄機において、洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給中、洗浄水位センサによる検出に基づいて、洗浄水タンクの水位が所定水位より低くなったとき洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を停止する供給停止制御手段と、供給停止制御手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給の停止制御後、洗浄水位センサによる検出に基づいて、洗浄水タンクの水位が所定時間内に前記所定水位より高くなった場合は洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を再開し、洗浄水タンクの水位が前記所定水位より低い状態が前記所定時間以上継続した場合は洗浄水の経路に漏水が発生したと判定する漏水判定手段とを設けたことにある。
【0006】
上記構成上の特徴を有する食器洗浄機においては、洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給中、洗浄水タンクの水位が所定水位未満となると、供給停止制御手段の制御下にて前記洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給が一旦停止される。そして、漏水判定手段により、同停止後に洗浄水タンクの水位が所定時間内に前記所定水位より高くなった場合は前記洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給が再開され、洗浄水タンクの水位が前記所定水位より低い状態が前記所定時間以上継続した場合は洗浄水の経路に漏水が発生したと判定される。したがって、洗浄水タンクのフィルタの目詰まりにより一時的に洗浄水タンクの水位が低下しただけの場合には、供給停止制御手段の制御下にて洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給が停止されることによりすぐに洗浄水タンクの水位が回復するため、漏水有りと判定されることなく洗浄水の供給が再開されて継続することになる。これにより、洗浄水の経路の漏水を的確に判定することが可能となる。
【0007】
本発明の他の構成上の特徴は、上記構成上の特徴を有する食器洗浄機において、漏水判定手段が漏水有りと判定したとき同漏水を報知する漏水報知手段を設けたことにある。これによれば、洗浄水の経路に漏水が発生したとき、漏水判定手段による判定に基づいて同漏水が報知されることになるため、同漏水に対して迅速に対処できるようになり当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0008】
本発明の他の構成上の特徴は、上記構成上の特徴を有する食器洗浄機において、漏水判定手段が漏水有りと判定したとき洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を禁止する供給禁止制御手段を設けたことにある。これによれば、洗浄水の経路に漏水が発生したとき、漏水判定手段による判定に基づいて洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を禁止され自動的に食器の洗浄処理が終了することとなるため、当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0009】
本発明の他の構成上の特徴は、上記構成上の特徴を有する食器洗浄機において、漏水判定手段が洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を再開させたとき以後の供給停止制御手段による洗浄水の供給の停止制御を禁止する停止禁止制御手段を設けたことにある。これによれば、洗浄水タンクのフィルタが目詰まりしたとき、洗浄水タンクの水位が一時的に低下する毎に洗浄ノズルへの洗浄水の供給が繰り返し停止されることが回避されるため、食器の洗浄処理を円滑に進められるようになり当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
a.第1の実施形態
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1に示した食器洗浄機は、図示しない蓋によって前面を開閉されて食器を収容する洗浄室10を備えている。
【0011】
洗浄室10内には、上下一対の洗浄ノズル11,12及びすすぎノズル13,14がそれぞれ対向して配設されている。各ノズル11〜14は、圧送された洗浄水及びすすぎ湯をそれぞれ回転しながら洗浄室10内に収容された食器に噴射するものである。洗浄室10の下方には、洗浄室10とフィルタ21を介して連通して洗浄室10から流入する洗浄水を回収する洗浄水タンク20が配設されている。
【0012】
洗浄水タンク20には、導管22を介して洗浄ポンプ23が接続されている。洗浄ポンプ23は洗浄水供給手段であり、洗浄水タンク20内の洗浄水を導管22を通して吸入して導管24を通して各洗浄ノズル11,12に圧送する。洗浄水タンク20には、同タンク20内の水位を検出する洗浄水位センサ25が組み付けられている。また、洗浄水タンク20にはオーバーフローパイプ26が侵入しており、洗浄水タンク20内は常に所定水位未満に保たれるようになっている。
【0013】
また、この食器洗浄機は、貯湯タンク30も備えている。貯湯タンク30には、導管31を介してすすぎポンプ32が接続されている。すすぎポンプ32は、貯湯タンク30内の湯を導管31を通して吸入して導管33を通してすすぎ湯として各すすぎノズル13,14に圧送する。貯湯タンク30の上部には図示しない外部給水源に接続された給湯管34の一端が侵入しており、給湯管34は給湯バルブ35が開状態にあるとき前記外部給水源からの湯を貯湯タンク30内に供給する。貯湯タンクには、同タンク30内の水位を検出するすすぎ湯位センサ36が組み付けられている。また、貯湯タンク30にはオーバーフローパイプ37が侵入しており、貯湯タンク30内は常に所定水位未満に保たれるようになっている。
【0014】
上記各ポンプ23,32、センサ25,36、及び給水バルブ35には、図2にて示すように、電気制御回路40が接続されている。電気制御回路40には、食器の洗浄処理の開始を指示するためのスタートスイッチ41、並びに、洗浄水の経路の漏水を報知するための警報器42及び漏水ランプ43も接続されている。また、電気制御回路40には、時間を計測するタイマ40aが内蔵されている。電気制御回路40は、上記センサ25,36による検出及びスイッチ41の操作に応じて図3に示したフローチャートに対応したプログラムを実行し、ポンプ23,32、給水バルブ35、警報器42、及び漏水ランプ43の作動を制御する。
【0015】
次に、上記のように構成した食器洗浄機の動作を図3のフローチャートに沿って説明する。最初、図示しない電源スイッチが投入されると、電気制御回路40は、ステップ100にてプログラムの実行を開始し、ステップ102の判定処理を繰り返し実行してスタートスイッチ41がオン操作されるのを待つ。このとき洗浄室10内に食器が収容されてスタートスイッチ41がオン操作されると、電気制御回路40はプログラムをステップ104以降へ進めて食器の洗浄処理を開始する。
【0016】
上記洗浄処理の開始に当たり、電気制御回路40はステップ104にて給湯処理を実行する。同処理においては、まず、すすぎ湯位センサ36による検出に基づき給湯バルブ35を開閉制御して、上限水位に達するまで貯湯タンク30内に外部給水源からの湯を供給する。そして、すすぎポンプ32を所定時間だけ作動させて、すすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給する。これにより、すすぎノズル13,14は洗浄室10内にてすすぎ湯を噴射し、同噴射されたすすぎ湯は洗浄室10内からフィルタ21を介して洗浄水タンク20内に流れ込む。上記すすぎポンプ32の作動により貯湯タンク30内の水位が下限水位まで低下すると、再びすすぎ湯位センサ36による検出に基づき給湯バルブ35を開閉制御して上限水位に達するまで貯湯タンク30内に給湯する。これを繰り返し、洗浄水タンク20及び給湯タンク30が共に上限水位に達すると、洗浄水位センサ25及びすすぎ湯位センサ36による検出に基づいて、すすぎポンプ32の作動を停止させるとともに給湯バルブ35を閉じて同処理を終了する。
【0017】
ステップ106においてはタイマ40aによる計時値を値“0”にリセットし、ステップ108においては同リセットしたタイマ40aをスタートさせて計時を開始するとともに洗浄ポンプ23の作動を開始して洗浄ノズル11,12に洗浄水を供給する。そして、以後、ステップ110,112の判定処理を繰り返し実行する。このとき、洗浄ノズル11,12は洗浄室10内の食器に洗浄水を噴射し、同噴射された洗浄水は食器を洗浄後に洗浄室10内からフィルタ21を介して再び洗浄水タンク20内に流れ込む。この循環により、洗浄室10内の食器の洗浄が継続される。
【0018】
上記ステップ110,112の繰り返し実行中、上記洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給の開始から所定の洗浄時間が経過し、上記リセットスタートしたタイマ40aが同洗浄時間を計時すると、電気制御回路40はステップ110における判定のもとにプログラムをステップ114以降へ進める。ステップ114においては、洗浄ポンプ23の作動を停止して洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給を停止する。そして、ステップ116にて各ポンプ23,32の作動を所定時間(例えば、5秒)だけ休止した上で、ステップ118にてすすぎポンプ32を所定時間だけ作動させてすすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給する。これにより、すすぎノズル13,14は洗浄室10内の食器にすすぎ湯を噴射し、同噴射されたすすぎ湯により洗浄室10内の食器がすすがれる。これら各処理後、電気制御回路40はプログラムをステップ102へ戻して再びスタートスイッチ41がオン操作されるのを待つ。
【0019】
次に、上記ステップ110,112の繰り返し実行中、洗浄水タンク20の水位が下限水位まで低下した場合について説明する。この場合、電気制御回路40は、洗浄水位センサ25による検出に基づきステップ112における判定のもとにプログラムをステップ120以降へ進める。ステップ120においては、タイマ40aの作動を停止して計時を一旦停止するとともに、洗浄ポンプ23の作動を停止して洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給を一旦停止する。そして、ステップ122にて各ポンプ23,32の作動を所定時間(例えば、5秒)だけ休止した上で、ステップ124にて再び洗浄水タンク20の水位が下限水位以上であるか否かを判定する。このとき、上記洗浄水タンク20の水位の低下がフィルタ21の目詰まりによる一時的なものであったなら、上記ステップ120にて洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給が停止されたことにより洗浄水タンク20の水位はすぐに回復して上記ステップ122における休止中に上記下限水位まで達するため、電気制御回路40は「YES」と判定してプログラムを再びステップ108へ戻す。これにより、タイマ40a及び洗浄ポンプ23の作動が再開されて洗浄室10内の食器の洗浄が再開される。
【0020】
一方、上記洗浄水タンク20の水位の低下が洗浄水の経路に発生した漏水によるものであった場合、上記のようにステップ120にて洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給を停止しても、洗浄水タンク20の水位が回復して再び上記下限水位に達することはない。これにより、上記ステップ124の判定処理の実行時に洗浄水タンク20の水位が依然下限水位未満であった場合は、電気制御回路40はステップ124における「NO」との判定のもとに洗浄水の経路に漏水が発生したと判定して、ステップ126にて警報器42及び漏水ランプ43により同漏水を報知した上で、ステップ128にてこのプログラムの実行を終了して以後の各ポンプ23,32の作動を禁止し上記食器の洗浄処理を強制的に終了する。
【0021】
上述のように、上記実施形態においては、洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給中、洗浄水タンク20の水位が所定水位未満となると、ステップ120にて前記洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給が一旦停止される。そして、ステップ124における判定のもとに、同停止後に洗浄水タンク20の水位が所定時間内に前記所定水位より高くなった場合は前記洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給を再開し、洗浄水タンク20の水位が前記所定水位より低い状態が前記所定時間以上継続した場合は洗浄水の経路に漏水が発生したと判定するようにしている。これにより、洗浄水タンク20のフィルタ32の目詰まりにより一時的に洗浄水タンク20の水位が低下しただけの場合には漏水有りと判定されることなく洗浄水の供給が再開されて継続するようになっており、洗浄水の経路の漏水が的確に判定されるようになっている。
【0022】
また、上記ステップ124における漏水有りとの判定時には、ステップ126にて警報器42及び漏水ランプ43により同漏水が報知されるようになっている。これにより、漏水に対して迅速に対処できるようになっており当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。なお、上記実施形態においては漏水を警報器42及び漏水ランプ43の両方により報知するようにしたが、警報器42及び漏水ランプ43のうちのいずれか一方を省略して残りの一方のみにより漏水を報知するようにしても本発明による効果は相応に期待できる。
【0023】
また、上記ステップ124における漏水有りとの判定時には、ステップ128にてプログラムの実行を終了されて以後の各ポンプ23,32の作動を禁止され食器の洗浄処理が強制的に終了されるようになっている。これにより、漏水発生時に自動的に食器の洗浄処理が終了することとなるため、当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【0024】
なお、上記実施形態においては、ステップ124における漏水有りとの判定時に漏水の報知するとともに食器の洗浄処理を終了させるようにしたが、これら漏水の報知及び洗浄処理の終了の各処理のうちのいずれか一方を省略するようにしても本発明による効果は相応に期待できる。
【0025】
b.第2の実施形態
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。同実施形態は、上記第1の実施形態に係る食器洗浄機において、フィルタ21が目詰まりしたと考えられる場合に以後の洗浄ポンプ23の停止制御を禁止するようにしたものである。同実施形態において、電気制御回路40は、上記第1の実施形態における図3に代えて、図4に示したフローチャートに対応したプログラムを実行する。
【0026】
電気制御回路40は、ステップ106にてタイマ40aをリセットした際、ステップ202にてフラグFLGを値“0”に設定する。フラグFLGは、値“0”にて食器の洗浄中のステップ120における洗浄ポンプ23の停止制御を許容し、値“1”にて同停止制御を禁止するものである。
【0027】
電気制御回路40は、上記ステップ110,112の繰り返し実行中、洗浄水タンク20の水位が所定水位未満となると、ステップ112における判定のもとにステップ204にてフラグFLGが値“0”であるか否かを判定する。最初は、上記ステップ202にてフラグFLGが値“0”に設定されているため、電気制御回路40は「YES」と判定してプログラムを上記第1の実施形態と同様にステップ120以降へ進め洗浄ポンプ23を一旦停止させる。
【0028】
上記洗浄ポンプ23の一旦停止後、上記洗浄水タンク20の水位低下がフィルタ21の目詰まりによるものであり、ステップ122における洗浄ポンプ23の休止中に洗浄水タンク20の水位が回復して前記所定水位まで上昇したならば、ステップ124における判定のもとに、電気制御回路40は、ステップ206にてフラグFLGを値“1”に設定した上で、上記第1の実施形態と同様にプログラムをステップ108へ戻して洗浄ポンプ23の作動を再開させ再びステップ110,112の処理を繰り返し実行する。
【0029】
上記ステップ110,112の繰り返し実行中、洗浄水タンク20の水位が再び所定水位未満となると、電気制御回路40はステップ112における判定のもとに再びステップ204にてフラグFLGが値“0”であるか否かを判定するが、この場合は上記ステップ206にてフラグFLGが値“1”に設定されているため、「NO」との判定のもとにプログラムはステップ120以降へ進められることなくステップ110へ戻される。そして、以後、ステップ110,112,206の処理が繰り返し実行されることになる。
【0030】
上述のように、上記実施形態においては、洗浄水タンク20の水位が低下して洗浄ポンプ23の作動が一旦停止された後、ステップ124にて漏水有りと判定されずに洗浄ポンプ23の作動が再開されると、以後、ステップ204の判定処理の実行によりステップ120以降の洗浄ポンプ23の停止制御が禁止されるようになる。したがって、洗浄水タンク20のフィルタ21が目詰まりしたとき、洗浄水タンク20の水位が一時的に低下する毎に洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給が繰り返し停止されることが回避されるため、食器の洗浄処理を円滑に進められるようになり当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る食器洗浄機の全体を示す概略図である。
【図2】前記製氷機の電気制御部を示すブロック図である。
【図3】図2の電気制御回路にて実行されるプログラムに対応したフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係り、図2の電気制御回路にて実行されるプログラムに対応したフローチャートである。
【符号の説明】
10…洗浄室、11,12…洗浄ノズル、20…洗浄水タンク、21…フィルタ、23…洗浄ポンプ、25…洗浄水位センサ、30…貯湯タンク、40…電気制御回路、42…警報器、43…漏水ランプ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器を洗浄する食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は、食器を収容する洗浄室と、洗浄室内に配設されて洗浄室内に収容された食器に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄室の下方に配設されて洗浄室とフィルタを介して連通し洗浄室から流入する洗浄水を回収する洗浄水タンクと、洗浄水タンク内の洗浄水を洗浄ノズルに供給する洗浄水供給手段とを備え、洗浄水を循環させて洗浄室内の食器を洗浄するようにしていた。この場合、洗浄水タンク内の水位を洗浄水位センサにより検出して、洗浄水タンク内の水位が所定水位未満となった場合に、洗浄水の経路に漏水が発生したと判定して、同漏水を報知したり、洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を禁止して食器の洗浄処理を強制的に終了したりするなどしたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記洗浄水位センサによる検出に基づき漏水を判定する従来装置においては、単に洗浄水タンクの水位が所定水位下となったか否かにより漏水の有無を判定するようにしていたため、フィルタの目詰まりにより一時的に洗浄水タンクの水位が低下した場合であっても漏水が発生したと判定して誤って漏水を報知したり無意味に食器の洗浄処理を終了させたりすることがあった。
【0004】
【発明の概要】
本発明の目的は、洗浄水の経路の漏水を的確に判定する食器洗浄機を提供することにある。
【0005】
本発明の構成上の特徴は、前記洗浄室、洗浄ノズル、洗浄水タンク、洗浄水供給手段、及び洗浄水位センサを備えた食器洗浄機において、洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給中、洗浄水位センサによる検出に基づいて、洗浄水タンクの水位が所定水位より低くなったとき洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を停止する供給停止制御手段と、供給停止制御手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給の停止制御後、洗浄水位センサによる検出に基づいて、洗浄水タンクの水位が所定時間内に前記所定水位より高くなった場合は洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を再開し、洗浄水タンクの水位が前記所定水位より低い状態が前記所定時間以上継続した場合は洗浄水の経路に漏水が発生したと判定する漏水判定手段とを設けたことにある。
【0006】
上記構成上の特徴を有する食器洗浄機においては、洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給中、洗浄水タンクの水位が所定水位未満となると、供給停止制御手段の制御下にて前記洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給が一旦停止される。そして、漏水判定手段により、同停止後に洗浄水タンクの水位が所定時間内に前記所定水位より高くなった場合は前記洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給が再開され、洗浄水タンクの水位が前記所定水位より低い状態が前記所定時間以上継続した場合は洗浄水の経路に漏水が発生したと判定される。したがって、洗浄水タンクのフィルタの目詰まりにより一時的に洗浄水タンクの水位が低下しただけの場合には、供給停止制御手段の制御下にて洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給が停止されることによりすぐに洗浄水タンクの水位が回復するため、漏水有りと判定されることなく洗浄水の供給が再開されて継続することになる。これにより、洗浄水の経路の漏水を的確に判定することが可能となる。
【0007】
本発明の他の構成上の特徴は、上記構成上の特徴を有する食器洗浄機において、漏水判定手段が漏水有りと判定したとき同漏水を報知する漏水報知手段を設けたことにある。これによれば、洗浄水の経路に漏水が発生したとき、漏水判定手段による判定に基づいて同漏水が報知されることになるため、同漏水に対して迅速に対処できるようになり当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0008】
本発明の他の構成上の特徴は、上記構成上の特徴を有する食器洗浄機において、漏水判定手段が漏水有りと判定したとき洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を禁止する供給禁止制御手段を設けたことにある。これによれば、洗浄水の経路に漏水が発生したとき、漏水判定手段による判定に基づいて洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を禁止され自動的に食器の洗浄処理が終了することとなるため、当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0009】
本発明の他の構成上の特徴は、上記構成上の特徴を有する食器洗浄機において、漏水判定手段が洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を再開させたとき以後の供給停止制御手段による洗浄水の供給の停止制御を禁止する停止禁止制御手段を設けたことにある。これによれば、洗浄水タンクのフィルタが目詰まりしたとき、洗浄水タンクの水位が一時的に低下する毎に洗浄ノズルへの洗浄水の供給が繰り返し停止されることが回避されるため、食器の洗浄処理を円滑に進められるようになり当該食器洗浄機の使い勝手が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
a.第1の実施形態
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1に示した食器洗浄機は、図示しない蓋によって前面を開閉されて食器を収容する洗浄室10を備えている。
【0011】
洗浄室10内には、上下一対の洗浄ノズル11,12及びすすぎノズル13,14がそれぞれ対向して配設されている。各ノズル11〜14は、圧送された洗浄水及びすすぎ湯をそれぞれ回転しながら洗浄室10内に収容された食器に噴射するものである。洗浄室10の下方には、洗浄室10とフィルタ21を介して連通して洗浄室10から流入する洗浄水を回収する洗浄水タンク20が配設されている。
【0012】
洗浄水タンク20には、導管22を介して洗浄ポンプ23が接続されている。洗浄ポンプ23は洗浄水供給手段であり、洗浄水タンク20内の洗浄水を導管22を通して吸入して導管24を通して各洗浄ノズル11,12に圧送する。洗浄水タンク20には、同タンク20内の水位を検出する洗浄水位センサ25が組み付けられている。また、洗浄水タンク20にはオーバーフローパイプ26が侵入しており、洗浄水タンク20内は常に所定水位未満に保たれるようになっている。
【0013】
また、この食器洗浄機は、貯湯タンク30も備えている。貯湯タンク30には、導管31を介してすすぎポンプ32が接続されている。すすぎポンプ32は、貯湯タンク30内の湯を導管31を通して吸入して導管33を通してすすぎ湯として各すすぎノズル13,14に圧送する。貯湯タンク30の上部には図示しない外部給水源に接続された給湯管34の一端が侵入しており、給湯管34は給湯バルブ35が開状態にあるとき前記外部給水源からの湯を貯湯タンク30内に供給する。貯湯タンクには、同タンク30内の水位を検出するすすぎ湯位センサ36が組み付けられている。また、貯湯タンク30にはオーバーフローパイプ37が侵入しており、貯湯タンク30内は常に所定水位未満に保たれるようになっている。
【0014】
上記各ポンプ23,32、センサ25,36、及び給水バルブ35には、図2にて示すように、電気制御回路40が接続されている。電気制御回路40には、食器の洗浄処理の開始を指示するためのスタートスイッチ41、並びに、洗浄水の経路の漏水を報知するための警報器42及び漏水ランプ43も接続されている。また、電気制御回路40には、時間を計測するタイマ40aが内蔵されている。電気制御回路40は、上記センサ25,36による検出及びスイッチ41の操作に応じて図3に示したフローチャートに対応したプログラムを実行し、ポンプ23,32、給水バルブ35、警報器42、及び漏水ランプ43の作動を制御する。
【0015】
次に、上記のように構成した食器洗浄機の動作を図3のフローチャートに沿って説明する。最初、図示しない電源スイッチが投入されると、電気制御回路40は、ステップ100にてプログラムの実行を開始し、ステップ102の判定処理を繰り返し実行してスタートスイッチ41がオン操作されるのを待つ。このとき洗浄室10内に食器が収容されてスタートスイッチ41がオン操作されると、電気制御回路40はプログラムをステップ104以降へ進めて食器の洗浄処理を開始する。
【0016】
上記洗浄処理の開始に当たり、電気制御回路40はステップ104にて給湯処理を実行する。同処理においては、まず、すすぎ湯位センサ36による検出に基づき給湯バルブ35を開閉制御して、上限水位に達するまで貯湯タンク30内に外部給水源からの湯を供給する。そして、すすぎポンプ32を所定時間だけ作動させて、すすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給する。これにより、すすぎノズル13,14は洗浄室10内にてすすぎ湯を噴射し、同噴射されたすすぎ湯は洗浄室10内からフィルタ21を介して洗浄水タンク20内に流れ込む。上記すすぎポンプ32の作動により貯湯タンク30内の水位が下限水位まで低下すると、再びすすぎ湯位センサ36による検出に基づき給湯バルブ35を開閉制御して上限水位に達するまで貯湯タンク30内に給湯する。これを繰り返し、洗浄水タンク20及び給湯タンク30が共に上限水位に達すると、洗浄水位センサ25及びすすぎ湯位センサ36による検出に基づいて、すすぎポンプ32の作動を停止させるとともに給湯バルブ35を閉じて同処理を終了する。
【0017】
ステップ106においてはタイマ40aによる計時値を値“0”にリセットし、ステップ108においては同リセットしたタイマ40aをスタートさせて計時を開始するとともに洗浄ポンプ23の作動を開始して洗浄ノズル11,12に洗浄水を供給する。そして、以後、ステップ110,112の判定処理を繰り返し実行する。このとき、洗浄ノズル11,12は洗浄室10内の食器に洗浄水を噴射し、同噴射された洗浄水は食器を洗浄後に洗浄室10内からフィルタ21を介して再び洗浄水タンク20内に流れ込む。この循環により、洗浄室10内の食器の洗浄が継続される。
【0018】
上記ステップ110,112の繰り返し実行中、上記洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給の開始から所定の洗浄時間が経過し、上記リセットスタートしたタイマ40aが同洗浄時間を計時すると、電気制御回路40はステップ110における判定のもとにプログラムをステップ114以降へ進める。ステップ114においては、洗浄ポンプ23の作動を停止して洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給を停止する。そして、ステップ116にて各ポンプ23,32の作動を所定時間(例えば、5秒)だけ休止した上で、ステップ118にてすすぎポンプ32を所定時間だけ作動させてすすぎノズル13,14にすすぎ湯を供給する。これにより、すすぎノズル13,14は洗浄室10内の食器にすすぎ湯を噴射し、同噴射されたすすぎ湯により洗浄室10内の食器がすすがれる。これら各処理後、電気制御回路40はプログラムをステップ102へ戻して再びスタートスイッチ41がオン操作されるのを待つ。
【0019】
次に、上記ステップ110,112の繰り返し実行中、洗浄水タンク20の水位が下限水位まで低下した場合について説明する。この場合、電気制御回路40は、洗浄水位センサ25による検出に基づきステップ112における判定のもとにプログラムをステップ120以降へ進める。ステップ120においては、タイマ40aの作動を停止して計時を一旦停止するとともに、洗浄ポンプ23の作動を停止して洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給を一旦停止する。そして、ステップ122にて各ポンプ23,32の作動を所定時間(例えば、5秒)だけ休止した上で、ステップ124にて再び洗浄水タンク20の水位が下限水位以上であるか否かを判定する。このとき、上記洗浄水タンク20の水位の低下がフィルタ21の目詰まりによる一時的なものであったなら、上記ステップ120にて洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給が停止されたことにより洗浄水タンク20の水位はすぐに回復して上記ステップ122における休止中に上記下限水位まで達するため、電気制御回路40は「YES」と判定してプログラムを再びステップ108へ戻す。これにより、タイマ40a及び洗浄ポンプ23の作動が再開されて洗浄室10内の食器の洗浄が再開される。
【0020】
一方、上記洗浄水タンク20の水位の低下が洗浄水の経路に発生した漏水によるものであった場合、上記のようにステップ120にて洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給を停止しても、洗浄水タンク20の水位が回復して再び上記下限水位に達することはない。これにより、上記ステップ124の判定処理の実行時に洗浄水タンク20の水位が依然下限水位未満であった場合は、電気制御回路40はステップ124における「NO」との判定のもとに洗浄水の経路に漏水が発生したと判定して、ステップ126にて警報器42及び漏水ランプ43により同漏水を報知した上で、ステップ128にてこのプログラムの実行を終了して以後の各ポンプ23,32の作動を禁止し上記食器の洗浄処理を強制的に終了する。
【0021】
上述のように、上記実施形態においては、洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給中、洗浄水タンク20の水位が所定水位未満となると、ステップ120にて前記洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給が一旦停止される。そして、ステップ124における判定のもとに、同停止後に洗浄水タンク20の水位が所定時間内に前記所定水位より高くなった場合は前記洗浄ポンプ23による洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給を再開し、洗浄水タンク20の水位が前記所定水位より低い状態が前記所定時間以上継続した場合は洗浄水の経路に漏水が発生したと判定するようにしている。これにより、洗浄水タンク20のフィルタ32の目詰まりにより一時的に洗浄水タンク20の水位が低下しただけの場合には漏水有りと判定されることなく洗浄水の供給が再開されて継続するようになっており、洗浄水の経路の漏水が的確に判定されるようになっている。
【0022】
また、上記ステップ124における漏水有りとの判定時には、ステップ126にて警報器42及び漏水ランプ43により同漏水が報知されるようになっている。これにより、漏水に対して迅速に対処できるようになっており当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。なお、上記実施形態においては漏水を警報器42及び漏水ランプ43の両方により報知するようにしたが、警報器42及び漏水ランプ43のうちのいずれか一方を省略して残りの一方のみにより漏水を報知するようにしても本発明による効果は相応に期待できる。
【0023】
また、上記ステップ124における漏水有りとの判定時には、ステップ128にてプログラムの実行を終了されて以後の各ポンプ23,32の作動を禁止され食器の洗浄処理が強制的に終了されるようになっている。これにより、漏水発生時に自動的に食器の洗浄処理が終了することとなるため、当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【0024】
なお、上記実施形態においては、ステップ124における漏水有りとの判定時に漏水の報知するとともに食器の洗浄処理を終了させるようにしたが、これら漏水の報知及び洗浄処理の終了の各処理のうちのいずれか一方を省略するようにしても本発明による効果は相応に期待できる。
【0025】
b.第2の実施形態
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。同実施形態は、上記第1の実施形態に係る食器洗浄機において、フィルタ21が目詰まりしたと考えられる場合に以後の洗浄ポンプ23の停止制御を禁止するようにしたものである。同実施形態において、電気制御回路40は、上記第1の実施形態における図3に代えて、図4に示したフローチャートに対応したプログラムを実行する。
【0026】
電気制御回路40は、ステップ106にてタイマ40aをリセットした際、ステップ202にてフラグFLGを値“0”に設定する。フラグFLGは、値“0”にて食器の洗浄中のステップ120における洗浄ポンプ23の停止制御を許容し、値“1”にて同停止制御を禁止するものである。
【0027】
電気制御回路40は、上記ステップ110,112の繰り返し実行中、洗浄水タンク20の水位が所定水位未満となると、ステップ112における判定のもとにステップ204にてフラグFLGが値“0”であるか否かを判定する。最初は、上記ステップ202にてフラグFLGが値“0”に設定されているため、電気制御回路40は「YES」と判定してプログラムを上記第1の実施形態と同様にステップ120以降へ進め洗浄ポンプ23を一旦停止させる。
【0028】
上記洗浄ポンプ23の一旦停止後、上記洗浄水タンク20の水位低下がフィルタ21の目詰まりによるものであり、ステップ122における洗浄ポンプ23の休止中に洗浄水タンク20の水位が回復して前記所定水位まで上昇したならば、ステップ124における判定のもとに、電気制御回路40は、ステップ206にてフラグFLGを値“1”に設定した上で、上記第1の実施形態と同様にプログラムをステップ108へ戻して洗浄ポンプ23の作動を再開させ再びステップ110,112の処理を繰り返し実行する。
【0029】
上記ステップ110,112の繰り返し実行中、洗浄水タンク20の水位が再び所定水位未満となると、電気制御回路40はステップ112における判定のもとに再びステップ204にてフラグFLGが値“0”であるか否かを判定するが、この場合は上記ステップ206にてフラグFLGが値“1”に設定されているため、「NO」との判定のもとにプログラムはステップ120以降へ進められることなくステップ110へ戻される。そして、以後、ステップ110,112,206の処理が繰り返し実行されることになる。
【0030】
上述のように、上記実施形態においては、洗浄水タンク20の水位が低下して洗浄ポンプ23の作動が一旦停止された後、ステップ124にて漏水有りと判定されずに洗浄ポンプ23の作動が再開されると、以後、ステップ204の判定処理の実行によりステップ120以降の洗浄ポンプ23の停止制御が禁止されるようになる。したがって、洗浄水タンク20のフィルタ21が目詰まりしたとき、洗浄水タンク20の水位が一時的に低下する毎に洗浄ノズル11,12への洗浄水の供給が繰り返し停止されることが回避されるため、食器の洗浄処理を円滑に進められるようになり当該食器洗浄機の使い勝手が良くなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る食器洗浄機の全体を示す概略図である。
【図2】前記製氷機の電気制御部を示すブロック図である。
【図3】図2の電気制御回路にて実行されるプログラムに対応したフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係り、図2の電気制御回路にて実行されるプログラムに対応したフローチャートである。
【符号の説明】
10…洗浄室、11,12…洗浄ノズル、20…洗浄水タンク、21…フィルタ、23…洗浄ポンプ、25…洗浄水位センサ、30…貯湯タンク、40…電気制御回路、42…警報器、43…漏水ランプ。
Claims (4)
- 食器を収容する洗浄室と、
前記洗浄室内に配設されて前記洗浄室内に収容された食器に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、
前記洗浄室の下方に配設されて前記洗浄室とフィルタを介して連通し前記洗浄室から流入する洗浄水を回収する洗浄水タンクと、
前記洗浄水タンク内の洗浄水を前記洗浄ノズルに供給する洗浄水供給手段と、
前記洗浄水タンク内の水位を検出する洗浄水位センサとを備えた食器洗浄機において、
前記洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給中、前記洗浄水位センサによる検出に基づいて、前記洗浄水タンクの水位が所定水位より低くなったとき前記洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を停止する供給停止制御手段と、
前記供給停止制御手段による前記洗浄ノズルへの洗浄水の供給の停止制御後、前記洗浄水位センサによる検出に基づいて、前記洗浄水タンクの水位が所定時間内に前記所定水位より高くなった場合は前記洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を再開し、前記洗浄水タンクの水位が前記所定水位より低い状態が前記所定時間以上継続した場合は前記洗浄水の経路に漏水が発生したと判定する漏水判定手段とを設けたことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記請求項1に記載の食器洗浄機において、
前記漏水判定手段が漏水有りと判定したとき同漏水を報知する漏水報知手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記請求項1に記載の食器洗浄機において、
前記漏水判定手段が漏水有りと判定したとき前記洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を禁止する供給禁止制御手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記請求項1〜請求項3のうちのいずれか一つに記載の食器洗浄機において、
前記漏水判定手段が前記洗浄水供給手段による洗浄ノズルへの洗浄水の供給を再開させたとき以後の前記供給停止制御手段による洗浄水の供給の停止制御を禁止する停止禁止制御手段を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
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- 2002-07-19 JP JP2002210992A patent/JP2004049535A/ja active Pending
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