JP2004049257A - ミシンの動力伝達機構 - Google Patents

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応 性宝
Junya Mizobuchi
溝渕 順也
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N11/00Arrangements for supplying grease from a stationary reservoir or the equivalent in or on the machine or member to be lubricated; Grease cups

Abstract

【課題】各部品の潤滑性能を確保しつつ、縫製品の汚損を防止する。
【解決手段】縫い針16を上下動させる上軸3と、釜15を揺動させる下軸4とを動力的に連結するクランクロッド7、第1歯車12及び第2歯車14を有するミシン1の動力伝達機構Tにおいて、第1歯車10と第2歯車12の少なくとも一方に、グリースが含浸されたグリース保持部材19を接触させ、各歯車10,12にグリースが塗布されるようにした。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縫い針を上下動させる回転自在の上軸と、この上軸とクランクロッド、第1歯車、第2歯車等により動力的に接続され釜が設けられる下軸とを備え、縫い針と釜とが協働することにより縫製を行うミシンの動力伝達機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のミシンとして、縫い針を上下動させる上軸と、釜を揺動させる下軸とを備え、縫い針と釜とが協働することにより縫製を行うものが知られている。このミシンの動力伝達機構は、回転自在の上軸と、この上軸に上端側が連結されるクランクロッドと、このクランクロッドの下端側に連結される第1歯車と、この第1歯車と歯合する第2歯車と、第2歯車が一体的に設けられる下軸と、この下軸に設けられる釜とを有するものがある。
【0003】
クランクロッドの上端には、上軸を挿通する上環部が形成される。そして、上軸とクランクロッドの回転を許容するクランク機構を介して、上軸と上環部とが連結される。ここで、上軸と上環部とは、軸中心が異なる(偏心する)ように配されており、上軸が回動すると、クランクロッドが揺動するようになっている。
【0004】
クランクロッドが揺動することにより、第1歯車が揺動し、これに歯合する第2歯車が設けられた下軸もまた揺動する。これにより、上軸の回転による縫い針の上下動と、下軸の揺動による釜の揺動とにより、布等の縫製物に縫い目が形成されることとなる。
【0005】
ところで、クランクロッド廻り及び各歯車廻りには、潤滑性能を確保するため、強制給油装置により液体状の潤滑油が定常的に供給される。この強制給油装置は、潤滑油が貯留されるオイルパンと、オイルパンから潤滑油を送出するポンプと、オイルパン側から摺動部分に潤滑油を案内する配油管とを有している。すなわち、このミシンの動力伝達装置では、強制的に潤滑油を循環させることにより、摺動部分の潤滑性能を維持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ミシンの動力伝達機構では、液体状態の潤滑油を、クランクロッド廻りや、各歯車廻りに供給しているため、この潤滑油が下方にしたたり落ちて縫製品に付着し、縫製品を汚損するという問題点があった。また、ミシンの内部に強制給油装置を設置しなければならず、部品点数が増して製造コストが増大するという問題点もある。
【0007】
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各部品の潤滑性能を確保しつつ、縫製品を汚損することのないミシンの動力伝達機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、例えば、図1から図5に示すように、
請求項1記載の発明では、
軸回動手段(例えば、モータ5等)により回動され、縫い針(16)を有する針棒(17)を針棒駆動手段(例えば、針棒駆動機構18等)を介して上下動する上軸(3)と、
前記上軸に、クランク機構(6)を介して上端側が連結されるクランクロッド(7)と、
ミシンフレーム(2)に回動自在に支持され、前記クランクロッドの下端側に連結される第1歯車(12)と、
前記第1歯車と歯合する第2歯車(14)が一体的に設けられ、前記縫い針との協働により縫い目を形成する釜(15)を有する下軸(4)と、を備えるミシン(1)の動力伝達機構(T)において、
前記第1歯車と前記第2歯車の少なくとも一方に、グリースが含浸されたグリース保持部材(19)を接触させたことを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、軸回動手段が駆動すると、上軸が回転して、針棒とともに縫い針が上下する。そして、クランクロッド、第1歯車、第2歯車、下軸、釜の順に、各部品に動力が伝達して、各部品が揺動する。すなわち、上下動する縫い針と、揺動する釜と、が協働することにより縫い目が形成される。
このとき、第1歯車と第2歯車の少なくとも一方に、グリース保持部材からグリースが塗布される。ここで、グリース保持部材を所定位置に固定させておけば、第1歯車及び第2歯車が揺動することから、第1歯車と第2歯車の少なくとも一方には、満遍なくグリースが塗布される。尚、いずれか一方の歯車にグリース保持部材からグリースが塗布された場合は、一方の歯車を介して、これと歯合する他方の歯車にもグリースが塗布される。すなわち、一方の歯車にグリースが塗布される場合であっても、両方の歯車にグリースが塗布される場合であっても、結果的に両方の歯車にグリースが塗布されることとなる。
これにより、各歯車廻りには、安定的にグリースが供給され、強制給油装置等を設けたり、メンテナンス等を施すことなく、長期にわたって潤滑性能が維持されることとなる。
【0010】
請求項2記載の発明では、請求項1記載のミシンの動力伝達機構において、
前記グリース保持部材は、不織布であることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、不織布からなるグリース保持部材が安定した吸油性を有し、グリース保持部材にグリースを安定的に含浸させることができる。
【0012】
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載のミシンの動力伝達機構において、
前記第1歯車及び前記第2歯車の下方に、前記グリースを受容するグリース受容皿(20)を配したことを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2の作用に加え、第1歯車及び第2歯車に塗布されたグリースは、各歯車から垂れ落ちたり、飛散したりすると、各歯車の下方に位置するグリース受容皿に受容される。
【0014】
請求項4記載の発明では、請求項3記載のミシンの駆動伝達装置において、
前記グリース受容皿に前記グリース保持部材の一部を配したことを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、請求項3の作用に加え、グリース受容皿の内部には、グリース保持部材の一部が配されていることから、グリース受容皿に受容されたグリースは、再びグリース保持部材に含浸する。
【0016】
請求項5記載の発明では、
軸回動手段(例えば、モータ5等)により回動され、縫い針(16)を有する針棒(17)を針棒駆動手段(例えば、針棒駆動機構18等)を介して上下動する上軸(3)と、
前記上軸に、クランク機構(6)を介して上端側が連結されるクランクロッド(7)と、
前記縫い針との協働により縫い目を形成する釜(15)を有し、前記クランクロッドの下端側に連結機構(8)を介して連結される下軸(4)と、を備えるミシン(1)の動力伝達機構(T)において、
前記クランクロッドは、前記上軸を挿通する上環部(7a)と、前記下軸を挿通する下環部(7b)と、前記上環部と前記下環部とを連結する腕部(7c)とを有し、
前記クランクロッドの前記腕部の内部を長手方向に延び、前記上環部と前記下環部とを貫通して形成されるとともに、グリースが充填される貫通穴(7d)を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、軸回動手段が駆動すると、上軸が回転して、針棒とともに縫い針が上下する。そして、クランクロッド、下軸、釜の順に、各部品に動力が伝達して、各部品が揺動する。すなわち、上下動する縫い針と、揺動する釜と、が協働することにより縫い目が形成される。
このとき、クランクロッドの貫通孔から、グリースがクランク機構の摺動部へと供給されるとともに、連結機構の摺動部へと供給される。。ここで、例えば、長期にわたってミシンを使用するなどして、これら摺動部のグリースが減少したとしても、貫通孔には長手方向にわたってグリースが充填されていることから、各摺動部には安定的にグリースが供給される。
これにより、クランクロッド廻りには、安定的にグリースが供給され、強制給油装置等を設けたり、メンテナンス等を施すことなく、長期にわたって潤滑性能が維持されることとなる。
【0018】
請求項6記載の発明では、請求項5記載のミシンの動力伝達機構において、
前記クランクロッドは、アルミニウム又はアルミニウム合金からなり、
前記上環部と前記下環部の少なくとも一方の内周面に、環状の鋼材(例えば、補強環部材9,補強環部材10等)を固定したことを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の発明によれば、請求項5の作用に加え、クランクロッドをアルミニウム又はアルミニウム合金により形成したので、クランクロッドの軽量化が図られ、これにより、クランクロッドの上環部及び下環部における面圧を低減することができ、クランクロッドの信頼耐久性が格段に向上する。また、上環部と下環部の少なくとも一方の内周面に、環状の鋼材を固定したので、腕部等に比して薄肉となる上環部と下環部の少なくとも一方を補強することができ、クランクロッドにアルミニウム又はアルミニウム合金を用いつつ、所定の強度を確保することができる。
【0020】
請求項7記載の発明では、請求項5又は6記載のミシンの動力伝達機構において、
前記クランクロッドにおける前記上環部と前記下環部の少なくとも一方の内周面と、摺動自在のピン部材(11)を有し、
前記ピン部材の摺動面を硬質セラミックにより被覆したことを特徴とする。
【0021】
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は6の作用に加え、ピン部材の摺動面を硬質セラミックにより被覆したので、摺動面における耐焼き付き性を向上させることができる。また、ピン部材の耐摩耗性もまた向上し、摺動面における発熱等を抑制することもできる。
【0022】
請求項8記載の発明では、請求項5から7のいずれか一項に記載のミシンの動力伝達機構において、
前記上環部と前記下環部の少なくとも一方の内周側にニードルベアリング(6a)を配し、
前記ニードルベアリングの軸方向両端側に、前記グリースの流出を防止する蓋部材(6c)を設けたことを特徴とする。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、請求項5から7のいずれか一項の作用に加え、ニードルベアリングを用いたことにより、軸受部分が薄肉となり、クランク機構を小型とすることができる。また、ニードルベアリングの軸方向両端側に、グリースの流出を防止する蓋部材を設けたので、グリースの外部への漏出が的確に防止される。
【0024】
請求項9記載の発明では、請求項1から8のいずれか一項に記載のミシンの動力伝達機構において、
前記グリースの混和ちょう度は、250〜500の範囲であることを特徴とする。
【0025】
請求項9記載の発明によれば、請求項1から8のいずれか一項の作用に加え、グリースの混和ちょう度を250〜500の範囲としたので、混和ちょう度が大きいために摺動部分に塗布されたグリースがすぐに流出する等の不具合を生じることもないし、混和ちょう度が小さいために潤滑性等に不具合を生じることもなく、動力伝達機構を安定的に作動させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1から図5は本発明の一実施形態を示すもので、図1はミシンの外観斜視図、図2はミシンの動力伝達機構の斜視図、図3は動力伝達機構の一部分解斜視図図4は動力伝達機構の一部分解斜視図、図5は動力伝達機構の各歯車、グリース保持部材を示す斜視図である。
【0027】
図1に示すように、このミシン1は、外形が側面視にて略コ字状を呈するミシンフレーム2を備えている。このミシンフレーム2は、ミシン1の上部をなし前後方向に延びるミシンアーム部2a、ミシン1の下部をなし前後方向に延びるミシンベッド部2bとを有している。
【0028】
このミシン1は、図2に示すように、ミシンフレーム2内に動力伝達機構Tが配され、回動自在で前後方向に延びる上軸3及び下軸4を有している。上軸3はミシンアーム部2aの内部に配され、下軸4はミシンベッド部2bの内部に配される。
【0029】
以下、図2から図4を参照して、動力伝達機構Tについて説明する。
図3に示すように、上軸3は、回動駆動手段としてのモータ5に接続され、このモータ5によって回動される。本実施形態においては、モータ5の出力軸5aと上軸3とは直列的に接続される。
【0030】
また、上軸3には、クランク機構6を介してクランクロッド7の上端側が連結される。また、クランクロッド7の下端側は、図4に示すように、連結機構8を介して下軸4に連結される。このクランクロッド7は、図3に示すように、上軸3を挿通する上環部7aと、下軸4を挿通する下環部7bと、上環部7aと下環部7bとを連結する腕部7cとを有している。クランクロッド7は軽金属により形成され、本実施形態においてはアルミニウム合金から形成される。
【0031】
また、図3に示すように、クランクロッド7には、腕部7cの内部を長手方向に延び、上環部7aと下環部7bとを貫通する貫通穴7dが形成される。この貫通穴7dには、グリースが充填される。本実施形態においては、このグリースの混和ちょう度は、250〜500の範囲となっている。
【0032】
また、このミシン1の動力伝達機構Tは、クランクロッド7の上環部7aの内周面に、接着により固定される補強環部材9を有する。この補強環部材9は、環状の鋼材からなり、前記貫通穴7dに対応してグリース孔9aが形成される。すなわち、貫通穴7dの内部のグリースは、グリース孔9aを通じ、補強環部材9の内側に供給されるようになっている。
【0033】
また、図3に示すように、クランク機構6は、補強環部材9の内側に配され、上軸3側と、クランクロッド7側との回転を許容するニードルベアリング6aを有する。ここで、このニードルベアリング6aは、従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
【0034】
本実施形態においては、、このニードルベアリング6aの内周側にカム部材6cが配される。このカム部材6cは、図3に示すように、ニードルベアリング6a内に位置する偏心軸6c1と、上軸3に対して偏心するように形成されたカム部6c2とを有している。本実施形態においては、このカム部6c2がねじ6c3により上軸3に固定される。これにより、上軸3が回動すると、上軸3の動力が上環部7aを介してクランクロッド7側へ伝達し、クランクロッド7が揺動するようになっている。
【0035】
また、クランク機構6は、ニードルベアリング6aの軸方向両端側に配される蓋部材6bを有する。具体的には、蓋部材6bはリング状に形成され、その内径はカム部材6cの偏心軸6c1の外径と略等しくなっている。そして、各蓋部材6bを、軸方向外側よりクランクロッド7の上環部7aに押し込むことにより、上環部7aの内部が密閉されるようになっている。
【0036】
さらに、クランク機構6は、カム部材6cの偏心軸6c1にねじ6c4により固定され、クランクロッド7の上環部7aの一側(カム部材6cの反対側)を略閉塞する円板部材6dを有する。この円板部材6dには、上軸3を挿通する挿通孔6d1が形成される。この円板部材6dと、カム部材6cとで、クランクロッド7の軸方向の移動を規制する。
【0037】
図4に示すように、クランクロッド7の下環部7bの内周面には、上環部7aと同様に、補強環部材10が接着により固定される。この補強環部材10もまた、鋼材からなり、貫通穴7dに対応してグリース孔10aが形成される。
【0038】
この補強環部材10の内部には、補強環部材10と摺動自在のピン部材11が配される。すなわち、本実施形態においては、補強間部材10が下環部7bの内周面をなしており、連結機構8はピン部材11を有することとなる。このピン部材11の摺動面は、硬質セラミックにより被覆される。ここで、硬質セラミックとしては、CrN(窒化クロム)、TiN(窒化チタン)、TiAlN(窒化チタンアルミニウム)、TiCN(炭窒化チタン)、TiC(炭化チタン)、WC/C(炭化タングステン/炭素)、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)等が挙げられる。このピン部材11は、第1歯車12のリンク部12aに形成された挿通孔12bを挿通する。
【0039】
第1歯車12は、ミシンフレーム2側に回動自在に支持される。詳しくは、図4に示すように、第1歯車12は、ミシンフレーム2側に軸支された大振り子軸13に固定される。第1歯車12は、径方向外側へ突出形成されたリンク部12aと、大振り子軸13を挿通する軸支部12cと、軸支部12cから径方向外側へ突出形成された大振り子部12dとを有している。大振り子部12dは、大振り子軸13を中心として扇形状に形成され、扇の弧に対応する外周面には、第2歯車14の各歯14aと歯合する複数の歯12eが形成される。
【0040】
第2歯車14は円形状に形成され、下軸4にねじ14b等により固定される。すなわち、第2歯車14は下軸4に一体的に設けられ、第1歯車12が揺動すると、第2歯車14もまた揺動し、下軸4とともに釜15が揺動するようになっている。
【0041】
釜15は下軸4に固定される。この釜15は、縫製時に縫い針16との協働により縫い目を形成する。尚、釜15は、従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
【0042】
ここで、図3に示すように、縫い針16は、上軸3の回動により上下動する針棒17の先端に設けられる。この針棒17へは、従来公知のミシンと同様に、上軸3の回転が上下方向の動きに機械的に変換する針棒駆動機構18により、動力が伝達される。
【0043】
第2歯車14には、図5に示すように、グリース保持部材19が当接する。グリース保持部材19には、グリースが含浸しており、第2歯車14が揺動すると、第2歯車14の外周面にグリースが塗布される。本実施形態においては、このグリース保持部材19は不織布からなり、グリース保持部材19の一端側は第2歯車14と当接し、他端側はグリース受容皿20内に配される。
【0044】
グリース受容皿20は、第1歯車12及び第2歯車14の下方に配され、第1歯車12及び第2歯車14から垂れ落ちる、あるいは飛散したグリースが受容されるようになっている。尚、このグリースも、クランクロッド7の貫通孔7d内のグリースと同様に、混和ちょう度が250〜500の範囲となっている。
【0045】
以上のように構成されたミシン1の動力伝達機構Tにおいては、モータ5が駆動すると、上軸3が回転して、針棒17とともに縫い針16が上下する。
ここで、クランクロッド7の上環部7aは、上軸3に対して偏心するとともに、ニードルベアリング6aにより回転が許容されることから、上軸3が回転すると、これとともにクランクロッド7が揺動する。このとき、クランクロッド7の下端はピン部材11に対して回動自在であることから、クランクロッド7の下端は第1歯車12とともに、大振り子軸13を中心として揺動する。第1歯車12が揺動すると、これと歯合する第2歯車14が固定された下軸4もまた、揺動する。下軸4が揺動することにより、釜15もまた揺動し、揺動する釜15と縫い針16とが協働して縫い目が形成される。
【0046】
このとき、クランクロッド7の貫通孔7dから、補強環部材9のグリース孔9aを通じてグリースがニードルベアリング6aの摺動部へと供給されるとともに、補強環部材10のグリース孔10aを通じてピン部材11と補強環部材10との摺動面へと供給される。ここで、例えば、長期にわたってミシン1を使用するなどして、これら摺動部及び摺動面のグリースが減少したとしても、貫通孔7dには長手方向にわたってグリースが充填されていることから、安定的にグリースが供給される。すなわち、クランクロッド7廻りには、メンテナンス等を施すことなく、長期にわたって潤滑性能が維持されることとなる。
【0047】
また、第2歯車14には、グリース保持部材19によりグリースが塗布される。ここで、縫製時には第2歯車14が揺動することから、第2歯車14の各歯14aには、満遍なくグリースが塗布される。この結果、第2歯車14を介して、第1歯車12にもグリースが塗布される。ここで、第1歯車12及び第2歯車14に塗布されたグリースは、各歯車12,14から垂れ落ちたり、飛散したりすると、各歯車12,14の下方に位置するグリース受容皿20に受容される。このグリース受容皿20の内部には、グリース保持部材19の他端側が配されていることから、再びグリース保持部材19に含浸する。すなわち、各歯車12,14廻りにも、安定的にグリースが供給され、メンテナンス等を施すことなく、長期にわたって潤滑性能が維持されることとなる。
【0048】
このように、本実施形態のミシン1の動力伝達機構Tによれば、第2歯車14にグリースが含浸されたグリース保持部材19を接触させたので、長期にわたって各歯車12,14廻りの潤滑性能を維持することができる。ここで、液状の潤滑油に比して高粘度のグリースを使用したことにより、潤滑油を使用した従来のもののように各歯車12,14から潤滑油がしたたり落ちることはなく、縫製される布等を汚損することはない。また、従来のように、潤滑油を強制循環させる強制給油装置等を設けることなく、潤滑性能が維持されることから、ミシン1の部品点数を低減するとともに、ミシン1のレイアウトの自由度が飛躍的に向上し、製造コストを飛躍的に低減することができる。
【0049】
また、本実施形態のミシン1の動力伝達機構Tによれば、グリース保持部材19を不織布としたことにより、グリース保持部材19が安定した吸油性を有し、グリース保持部材19にグリースを安定的に含浸させることができる。従って、効果的に各歯車12,14の潤滑性能を維持することができる。
【0050】
また、本実施形態のミシン1の動力伝達機構Tによれば、第1歯車12及び第2歯車14の下方に、各歯車12,14から垂れ落ちたり、飛散したりしたグリースを受容するグリース受容皿20を配したので、縫製される布等の汚損をより確実に防止することができる。
【0051】
また、本実施形態のミシン1の動力伝達機構Tによれば、グリース受容皿20にグリース保持部材19の一部を配し、グリース受容皿20内のグリースが、毛細管現象によりグリース保持部材19の一端側に吸い上げられるようにしたので、グリースを供給する装置等を別途設けることなく、安定的にグリースを供給することができ、実用に際して極めて有利である。本実施形態においては、各歯車12,14から垂れ落ちたり、飛散したりしたグリースがグリース受容皿20に受容されるので、グリースを効率よく利用することができる。
【0052】
また、本実施形態のミシン1の動力伝達機構Tによれば、クランクロッド7の貫通孔7dにグリースを充填したので、クランクロッド7廻りの潤滑性能を長期にわたって維持することができる。ここで、グリースは貫通孔7d内にて密閉された状態で充填されているので、グリースが外部に漏出して減少することはないし、縫製に供される布等を汚損することはない。また、これによっても、従来のように、潤滑油を強制循環させる強制給油装置等を設けることなく、潤滑性能が維持されることから、ミシン1の部品点数を低減するとともに、ミシン1のレイアウトの自由度が飛躍的に向上し、製造コストを飛躍的に低減することができる。また、本実施形態においては、一の貫通孔7dを形成することにより、上環部7a側のニードルベアリング6aの摺動部と、下環部7b側の補強環部材10とピン部材11との摺動面の、両方にグリースを供給することができるので、グリースを供給する構造を簡素なものとすることができ、実用に際して極めて有利である。
【0053】
また、本実施形態のミシン1の動力伝達機構によれば、クランクロッド7を軽金属合金により形成したので、クランクロッド7の軽量化が図られ、これにより、クランクロッド7の上環部7a及び下環部7bにおける面圧を低減することができ、クランクロッド7の信頼耐久性が格段に向上する。従って、ミシン1の軽量化を図ることができるとともに、ミシン1の信頼性もまた格段に向上する。尚、本実施形態においては、軽金属合金としてアルミニウム合金を用いたので、クランクロッド7を安価に加工等することができる。また、上環部7a及び下環部7bの内周面に補強環部材9,10を固定したので、腕部7c等に比して薄肉となる上環部7a及び下環部7bを補強することができ、クランクロッド7に軽金属を用いつつ、所定の強度を確保することができる。これにより、ミシン1の信頼耐久性を確保することができる。
【0054】
また、本実施形態のミシン1の動力伝達機構Tによれば、ピン部材11の摺動面を硬質セラミックにより被覆したので、摺動面における耐焼き付き性を向上させることができる。また、ピン部材11の耐摩耗性もまた向上し、摺動面における発熱等を抑制することもできる。これにより、ミシン1の信頼耐久性を向上することができる。
【0055】
また、本実施形態のミシン1の動力伝達機構Tによれば、ニードルベアリング6aの軸方向両端側に、グリースの流出を防止する蓋部材6cを設けたので、グリースの外部への漏出を的確に防止して、縫製に供する布等の汚損を防止することができる。また、ニードルベアリング6aを用いたことにより、軸受部分が薄肉となり、クランク機構6を小型とすることができる。従って、ミシン1の内部のレイアウトの自由度が増し、ミシン1の設計上、極めて有利である。
【0056】
また、本実施形態のミシン1の動力伝達機構Tによれば、グリースの混和ちょう度を250〜500の範囲としたので、混和ちょう度が大きいために摺動部分に塗布されたグリースがすぐに流出する等の不具合を生じることもないし、混和ちょう度が小さいために潤滑性等に不具合を生じることもなく、ミシン1を安定的に作動させることができる。
【0057】
尚、前記実施形態においては、第2歯車14にグリース保持部材19を接触させたものを示したが、第1歯車12にグリース保持部材19を接触させたものであってもよいし、第1歯車12と第2歯車14の両方に接触させたものであってもよい。
【0058】
また、前記実施形態においては、クランクロッド7がアルミニウム合金からなるものを示したが、例えば、マグネシウム合金等のような、他の軽金属合金等であってもよいことは勿論である。
【0059】
また、前記実施形態においては、上環部7aに軸受としてニードルベアリング6aを配したものを示したが、下環部7bと同様に、ピン部材と補強環部材とを摺動させるように構成されたものであってもよい。また、上環部7aには、ニードルベアリング以外のベアリングを配してもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の発明によれば、
各歯車廻りには、安定的にグリースが供給され、強制給油装置等を設けたり、メンテナンス等を施すことなく、長期にわたって潤滑性能が維持されることとなる。
また、液状の潤滑油に比して高粘度のグリースを使用したことにより、潤滑油を使用した従来のもののように各歯車から潤滑油がしたたり落ちることはなく、縫製される布等を汚損することはない。
さらに、従来のように潤滑油を強制循環させる強制給油装置等を設けることなく、潤滑性能が維持されることから、ミシンの部品点数を低減するとともに、ミシンのレイアウトの自由度が飛躍的に向上し、製造コストを飛躍的に低減することができる。
【0061】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、
グリース保持部材にグリースを安定的に含浸させることができ、効果的に各歯車の潤滑性能を維持することができる。
【0062】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、
第1歯車及び第2歯車に塗布されたグリースは、各歯車から垂れ落ちたり、飛散したりすると、各歯車の下方に位置するグリース受容皿に受容されるようにしたので、縫製される布等の汚損をより確実に防止することができる。
【0063】
請求項4記載の発明によれば、請求項3の効果に加え、
グリース受容皿に受容されたグリースは、再びグリース保持部材に含浸するようにしたので、グリースを効率よく利用することができる。
【0064】
請求項5記載の発明によれば、
クランクロッド廻りには、安定的にグリースが供給され、強制給油装置等を設けたり、メンテナンス等を施すことなく、長期にわたって潤滑性能が維持されることとなる。
また、液状の潤滑油に比して高粘度のグリースを使用したことにより、潤滑油を使用した従来のもののように各歯車から潤滑油がしたたり落ちることはなく、縫製される布等を汚損することはない。
さらに、従来のように潤滑油を強制循環させる強制給油装置等を設けることなく、潤滑性能が維持されることから、ミシンの部品点数を低減するとともに、ミシンのレイアウトの自由度が飛躍的に向上し、製造コストを飛躍的に低減することができる。
【0065】
請求項6記載の発明によれば、請求項5の効果に加え、
ピン部材の摺動面における耐焼き付き性並びに耐摩耗性が向上し、ミシン1の信頼耐久性を向上することができる。
【0066】
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は6の効果に加え、
クランクロッドをアルミニウム又はアルミニウム合金により形成したので、クランクロッドの軽量化が図られ、クランクロッドの信頼耐久性の格段に向上する。すなわち、ミシン自体の軽量化を図ることができるとともに、ミシンの信頼性もまた格段に向上する。さらには、クランクロッドを安価に加工等することができる。
また、腕部等に比して薄肉となる上環部及び下環部を補強することができ、クランクロッドにアルミニウム又はアルミニウム合金を用いつつ、所定の強度を確保することができるので、ミシンの信頼耐久性を確保することができる。
【0067】
請求項8記載の発明によれば、請求項5から7のいずれか一項の効果に加え、ニードルベアリングから外部へのグリースの漏出を的確に防止して、縫製に供する布等の汚損を防止することができる。
また、ニードルベアリングを用いたことにより、軸受部分が薄肉となり、クランク機構を小型とすることができる。従って、ミシンの内部のレイアウトの自由度が増し、ミシンの設計上、極めて有利である。
【0068】
請求項9記載の発明によれば、請求項1から8のいずれか一項の効果に加え、混 和ちょう度が大きいために摺動部分に塗布されたグリースがすぐに流出する等の不具合を生じることもないし、混和ちょう度が小さいために潤滑性等に不具合を生じることもなく、ミシンを安定的に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものでミシンの外観斜視図である。
【図2】ミシンの動力伝達機構の斜視図である。
【図3】動力伝達機構の一部分解斜視図である。
【図4】動力伝達機構の一部分解斜視図である。
【図5】動力伝達機構の各歯車、グリース保持部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1     ミシン
2     ミシンフレーム
3     上軸
4     下軸
5     モータ
6     クランク機構
6a    ニードルベアリング
6c    蓋部材
7     クランクロッド
7a    上環部
7b    下環部
7c    腕部
7d    貫通孔
8     連結機構
9     補強環部材
10    補強環部材
11    ピン部材
12    第1歯車
14    第2歯車
15    釜
16    縫い針
17    針棒
18    針棒駆動機構
19    グリース保持部材
20    グリース受容皿
T     動力伝達機構

Claims (9)

  1. 軸回動手段により回動され、縫い針を有する針棒を針棒駆動手段を介して上下動する上軸と、
    前記上軸に、クランク機構を介して上端側が連結されるクランクロッドと、
    ミシンフレームに回動自在に支持され、前記クランクロッドの下端側に連結される第1歯車と、
    前記第1歯車と歯合する第2歯車が一体的に設けられ、前記縫い針との協働により縫い目を形成する釜を有する下軸と、を備えるミシンの動力伝達機構において、
    前記第1歯車と前記第2歯車の少なくとも一方に、グリースが含浸されたグリース保持部材を接触させた
    ことを特徴とするミシンの動力伝達機構。
  2. 前記グリース保持部材は、不織布である
    ことを特徴とする請求項1記載のミシンの動力伝達機構。
  3. 前記第1歯車及び前記第2歯車の下方に、前記グリースを受容するグリース受容皿を配した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のミシンの動力伝達機構。
  4. 前記グリース受容皿に前記グリース保持部材の一部を配した
    ことを特徴とする請求項3記載のミシンの駆動伝達装置。
  5. 軸回動手段により回動され、縫い針を有する針棒を針棒駆動手段を介して上下動する上軸と、
    前記上軸に、クランク機構を介して上端側が連結されるクランクロッドと、
    前記縫い針との協働により縫い目を形成する釜を有し、前記クランクロッドの下端側に連結機構を介して連結される下軸と、を備えるミシンの動力伝達機構において、
    前記クランクロッドは、前記上軸を挿通する上環部と、前記下軸を挿通する下環部と、前記上環部と前記下環部とを連結する腕部とを有し、
    前記クランクロッドの前記腕部の内部を長手方向に延び、前記上環部と前記下環部とを貫通して形成されるとともに、グリースが充填される貫通穴を備えた
    ことを特徴とするミシンの動力伝達機構。
  6. 前記クランクロッドは、アルミニウム又はアルミニウム合金からなり、
    前記上環部と前記下環部の少なくとも一方の内周面に、環状の鋼材を固定した
    ことを特徴とする請求項5記載のミシンの動力伝達機構。
  7. 前記クランクロッドにおける前記上環部と前記下環部の少なくとも一方の内周面と、摺動自在のピン部材を有し、
    前記ピン部材の摺動面を硬質セラミックにより被覆した
    ことを特徴とする請求項5又は6記載のミシンの動力伝達機構。
  8. 前記上環部と前記下環部の少なくとも一方の内周側にニードルベアリングを配し、
    前記ニードルベアリングの軸方向両端側に、前記グリースの流出を防止する蓋部材を設けた
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載のミシンの動力伝達機構。
  9. 前記グリースの混和ちょう度は、250〜500の範囲である
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のミシンの動力伝達機構。
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