JP2004048982A - 二次電池の使用方法及び受電システム - Google Patents

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Kenji Motoi
本井 見二
Takuji Hara
原 拓司
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Abstract

【課題】電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力量の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法の提供。
【解決手段】契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、電力量料金が他より安価な時間帯(S4)に二次電池を充電し(S6)、その時間帯外に二次電池から放電させた(S13,15)電力を使用する二次電池の使用方法。使用電力及び二次電池の蓄電量をそれぞれ検出し(S1)、検出した使用電力、検出した蓄電量(S5,12)、契約電力(S9)、及び二次電池の放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、二次電池の放電出力(S13,15)を調節又は停止する(S11,16)。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなる電力料金の内、電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、安価な時間帯外に二次電池から放電させた電力を使用する二次電池の使用方法、及び二次電池を使用した受電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、発電・送電設備運用の効率化及び地球環境向上の必要性から、負荷平準化を目的とした電力貯蔵技術が望まれており、本願出願人は、電力貯蔵用二次電池の一種であるレドックスフロー(Redox Flow)電池を開発し実用化している。レドックスフロー電池は、電気を正負極の電解液(バナジウム硫酸水溶液)に貯蔵し、ポンプにより正負極の電解液が電池セル内を循環する際に、活物質であるバナジウムイオンの価数が変化することにより充電/放電が行われる。出力(セル部)と容量(タンク部)とを分離出来る為、設置場所に応じたレイアウトが可能であり、電解液容量を増やすだけで長時間の充放電が可能になり、また、長寿命、高速応答性、高出力対応、容易な保守管理及び優れたリサイクル性等の特徴を有する。
【0003】
開発当初は主に、発電所及び変電所に設置し負荷平準を行う大容量システムを計画していたが、最近、系統の末端である需要家に設置した方が、負荷平準の効果が大きく、また、需要家にとっても電力料金低減のメリットを得られる為、需要家設置のレドックスフロー電池の必要性が高まって来た。特に、オフィスビルでは昼夜の電力負荷の差が大きく、負荷平準を目的とした電力貯蔵システムを導入する効果が大きい為、ビル設置用のレドックスフロー電池の開発が進められている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−258175公報
【特許文献2】
特開平10−309037号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
電力会社との電力使用契約(1年毎)では電力料金(1月毎)は、契約電力1kWにつき定められた基本料金と、使用電力量1kWhにつき定められた電力量料金とから構成されている。需要家は、図11(a)に示すように、使用電力が契約電力に達しない場合は問題はないが、図11(b)に示すように、単位期間(例えば30分単位)で計算される使用電力(単位期間で使用した電力量を単位期間で除して計算する)が契約電力を超えた場合は、契約超過金を電力会社に支払わなければならない。契約超過金は、その月の契約電力を超えた最大電力(例えば30分単位)から契約電力を差し引いた契約超過電力に、基本料金率の1.5倍を乗じて算定される。
また、使用電力が契約電力を超える回数が多くなると、需要契約に対して電力使用状態が不適当と判断され、契約電力を増加させざるを得なくなる(つまり、基本料金が増加する)。
【0006】
従って、負荷平準化の為の電力貯蔵用二次電池を使用して、使用電力が契約電力を超えないように放電させることが考えられるが、放電出力を増加させると、電力ロスが増大して、電池効率が低下すると共に、放電容量も低下するという問題がある。つまり、契約電力超過の為の契約超過金は免れるが、反対に電力量料金低減の利益は小さくなる。つまり、放電出力を増加させることと電力量料金低減の利益とは両立せず、電力量料金低減の利益が大きい場合には、契約超過金を支払う方が、総合した利益が大きい場合もある。但し、契約電力を変更せざるを得なくなると、結局は損失となる。
また、電力貯蔵用二次電池の充電率が低い場合には、放電出力を増加させても、その放電出力を継続させることが出来ず、結果的に使用電力が契約電力を超過することになる。
【0007】
以上のような問題に関連する技術として、電力量料金が安価な夜間に電力貯蔵用二次電池を充電し、電力量料金が高い昼間の時間帯に電力貯蔵用二次電池から放電するようにして、電力量料金の差額及び契約基本料金の差額に基づき、電力貯蔵用二次電池の使用価格を算出する電力貯蔵用二次電池の使用システムが、特許文献1に開示されている。
また、使用電力が契約電力を超過しないように、予め設定されたプログラムに従って負荷(例えば空調機)を停止する使用電力量制御システムが、特許文献2に開示されている。
【0008】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、第1〜10発明では、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力量の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法を提供することを目的とする。
第11〜20発明では、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力量の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な受電システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る二次電池の使用方法は、契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、前記電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、該時間帯外に前記二次電池から放電させた電力を使用する二次電池の使用方法において、使用電力及び前記二次電池の蓄電量をそれぞれ検出し、検出した使用電力、検出した蓄電量、前記契約電力、及び前記二次電池の放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、前記二次電池の放電出力を調節又は停止することを特徴とする。
【0010】
第2発明に係る二次電池の使用方法は、契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、前記電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、該時間帯外に前記二次電池から放電させた電力を使用する二次電池の使用方法において、使用電力を検出する複数の電力検出手段、複数の二次電池、及び該複数の二次電池の蓄電量をそれぞれ検出する複数の蓄電量検出手段を用意し、前記複数の電力検出手段がそれぞれ検出した使用電力、前記複数の蓄電量検出手段がそれぞれ検出した蓄電量、前記契約電力、及び前記複数の二次電池の放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、前記複数の二次電池の放電出力を調節又は停止することを特徴とする。
【0011】
第3発明に係る二次電池の使用方法は、電力料金の計算単位期間に前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した最大使用電力、及び前記計算単位期間に前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数に基づき、電力料金を安価にすべく、前記二次電池の放電出力を調節又は停止することを特徴とする。
【0012】
第4発明に係る二次電池の使用方法は、前記二次電池の蓄電量の下限値を定め、前記検出した使用電力が、前記契約電力以下であり、該契約電力より小さい第1電力以上であり、前記検出した蓄電量が、前記下限値以上であるときは、前記使用電力を前記第1電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節することを特徴とする。
【0013】
第5発明に係る二次電池の使用方法は、前記検出した使用電力が、前記契約電力より小さく前記第1電力より大きい第2電力以上であり、前記蓄電量が前記下限値未満であるときは、前記使用電力を前記第2電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節し、前記使用電力が前記第2電力未満であり、前記蓄電量が前記下限値未満であるときは、前記二次電池の放電出力を停止することを特徴とする。
【0014】
第6発明に係る二次電池の使用方法は、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過する許容回数、及び前記二次電池の許容電池効率を定め、前記検出した使用電力が前記契約電力を超過し、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達しておらず、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率以上であるときは、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節することを特徴とする。
【0015】
第7発明に係る二次電池の使用方法は、前記二次電池の効率が前記許容電池効率未満であり、前記検出した使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率以上であるときは、前記使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節することを特徴とする。
【0016】
第8発明に係る二次電池の使用方法は、前記使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率未満であるときは、該許容電池効率に相当する放電出力とすべく、前記二次電池の放電出力を調節することを特徴とする。
【0017】
第9発明に係る二次電池の使用方法は、前記検出した使用電力が前記契約電力を超過し、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達したときは、前記許容電池効率に関係無く、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節することを特徴とする。
【0018】
第10発明に係る二次電池の使用方法は、前記単位期間の初めから所定期間の間は、前記二次電池を放電させるときに、該二次電池の定格内で放電させ、その後は、前記単位期間内の使用電力が前記契約電力を超過しないように、又は電力料金が安価になるように、前記二次電池を放電させることを特徴とする。
【0019】
第11発明に係る受電システムは、契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、前記電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、該時間帯外に前記二次電池から放電させた電力を使用する受電システムにおいて、使用電力を検出する手段と、前記二次電池の蓄電量を検出する手段と、前記契約電力、及び前記二次電池の放電出力と電池効率との関係をそれぞれ記憶する手段と、検出した前記使用電力、検出した前記蓄電量、前記契約電力、及び放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、前記二次電池の放電出力を調節又は停止する手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
第1発明に係る二次電池の使用方法及び第11発明に係る受電システムでは、契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、この時間帯外に二次電池から放電させた電力を使用する。検出する手段が使用電力を検出し、検出する手段が二次電池の蓄電量を検出する。記憶する手段が、契約電力、及び二次電池の放電出力と電池効率との関係をそれぞれ記憶し、調節又は停止する手段が、検出した使用電力、検出した蓄電量、契約電力、及び放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金が安価になるように、二次電池の放電出力を調節又は停止する。
【0021】
これにより、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0022】
第12発明に係る受電システムは、契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、前記電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、該時間帯外に前記二次電池から放電させた電力を使用する受電システムにおいて、使用電力を検出する複数の電力検出手段と、複数の二次電池と、該複数の二次電池の蓄電量をそれぞれ検出する複数の蓄電量検出手段と、前記複数の電力検出手段がそれぞれ検出した使用電力、前記複数の蓄電量検出手段がそれぞれ検出した蓄電量、前記契約電力、及び前記複数の二次電池の放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、前記複数の二次電池の放電出力を調節又は停止する手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
第2発明に係る二次電池の使用方法及び第12発明に係る受電システムでは、契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、その時間帯外に二次電池から放電させた電力を使用する。複数の電力検出手段が使用電力を検出し、複数の蓄電量検出手段が複数の二次電池の蓄電量をそれぞれ検出する。調節又は停止する手段は、複数の電力検出手段がそれぞれ検出した使用電力、複数の蓄電量検出手段がそれぞれ検出した蓄電量、契約電力、及び複数の二次電池の放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、複数の二次電池の放電出力を調節又は停止する。
【0024】
これにより、複数の電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な複数の二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0025】
第13発明に係る受電システムは、電力料金の計算単位期間に前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した最大使用電力、及び前記計算単位期間に前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数をそれぞれ記憶更新する手段を更に備え、該手段がそれぞれ記憶更新した最大使用電力、及び前記契約電力を超過した回数に基づき、電力料金を安価にすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてあることを特徴とする。
【0026】
第3発明に係る二次電池の使用方法及び第13発明に係る受電システムでは、記憶更新する手段が、電力料金の計算単位期間に単位期間の使用電力が契約電力を超過した最大使用電力、及び計算単位期間に単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数をそれぞれ記憶更新する。そして、それぞれ記憶更新した最大使用電力、及び契約電力を超過した回数に基づき、電力料金が安価になるように、二次電池の放電出力を調節する。
これにより、使用電力が最大使用電力を超過しないように、また、契約電力を超過した回数を抑制するように、二次電池の放電出力を調節することが出来、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0027】
第14発明に係る受電システムは、前記二次電池の蓄電量の下限値を記憶する手段と、前記検出した使用電力が、前記契約電力以下であるか否かを判定する手段と、前記使用電力が、前記契約電力より小さい第1電力以上であるか否かを判定する手段と、前記検出した蓄電量が、前記下限値以上であるか否かを判定する手段とを更に備え、前記使用電力が、前記契約電力以下で前記第1電力以上であり、前記蓄電量が前記下限値以上であるときは、前記使用電力を前記第1電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてあることを特徴とする。
【0028】
第4発明に係る二次電池の使用方法及び第14発明に係る受電システムでは、記憶する手段が、二次電池の蓄電量の下限値を記憶し、判定する手段が、検出した使用電力が、契約電力以下であるか否かを判定する。判定する手段が、検出した使用電力が、契約電力より小さい第1電力以上であるか否かを判定し、判定する手段が、検出した蓄電量が、下限値以上であるか否かを判定する。検出した使用電力が、契約電力以下で第1電力以上であり、蓄電量が下限値以上であるときは、検出した使用電力を第1電力と等しくするように、二次電池の放電出力を調節する。
これにより、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0029】
第15発明に係る受電システムは、前記検出した使用電力が、前記契約電力より小さく前記第1電力より大きい第2電力以上であるか否かを判定する手段を更に備え、前記蓄電量が前記下限値未満であり、前記使用電力が前記契約電力より小さく前記第2電力以上であるときは、該使用電力を該第2電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてあり、前記蓄電量が前記下限値未満であり、前記使用電力が前記第2電力未満であるときは、前記二次電池の放電出力を停止すべくなしてあることを特徴とする。
【0030】
第5発明に係る二次電池の使用方法及び第15発明に係る受電システムでは、判定する手段が、検出した使用電力が、契約電力より小さく第1電力より大きい第2電力以上であるか否かを判定する。蓄電量が下限値未満であり、検出した使用電力が契約電力より小さく第2電力以上であるときは、検出した使用電力を第2電力と等しくするように、二次電池の放電出力を調節する。蓄電量が下限値未満であり、検出した使用電力が第2電力未満であるときは、二次電池の放電出力を停止する。
これにより、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能であり、効率が良い二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0031】
第16発明に係る受電システムは、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過する許容回数を記憶する手段と、前記二次電池の許容電池効率を記憶する手段と、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達したか否かを判定する手段と、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率以上であるか否かを判定する手段とを更に備え、前記検出した使用電力が前記契約電力を超過し、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達しておらず、前記二次電池の効率が前記許容電池効率以上であるときは、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてあることを特徴とする。
【0032】
第6発明に係る二次電池の使用方法及び第16発明に係る受電システムでは、記憶する手段が、単位期間の使用電力が契約電力を超過する許容回数を記憶し、記憶する手段が、二次電池の許容電池効率を記憶する。判定する手段が、単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、許容回数に達したか否かを判定し、判定する手段が、検出した使用電力を契約電力と等しくするように放電するときの二次電池の効率が、許容電池効率以上であるか否かを判定する。検出した使用電力が契約電力を超過し、単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、許容回数に達しておらず、前記二次電池の効率が許容電池効率以上であるときは、検出した使用電力を契約電力と等しくするように、二次電池の放電出力を調節する。
【0033】
これにより、単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、許容回数に達していないときは、許容電池効率を下回らないように、二次電池の放電出力を調節することが出来、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0034】
第17発明に係る受電システムは、前記二次電池の効率が前記許容電池効率未満であるときに、前記検出した使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率以上であるか否かを判定する手段を更に備え、前記二次電池の効率が前記許容電池効率以上であるときは、前記検出した使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてあることを特徴とする。
【0035】
第7発明に係る二次電池の使用方法及び第17発明に係る受電システムでは、前記二次電池の効率が許容電池効率未満であるときに、判定する手段が、検出した使用電力を最大使用電力と等しくするように放電するときの二次電池の効率が、許容電池効率以上であるか否かを判定する。前記二次電池の効率が許容電池効率以上であるときは、検出した使用電力を最大使用電力と等しくするように、二次電池の放電出力を調節する。
これにより、単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、許容回数に達していないときは、許容電池効率を下回らないように、二次電池の放電出力を調節することが出来、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0036】
第18発明に係る受電システムは、前記検出した使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率未満であるときは、該許容電池効率に相当する放電出力とすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてあることを特徴とする。
【0037】
第8発明に係る二次電池の使用方法及び第18発明に係る受電システムでは、検出した使用電力を最大使用電力と等しくするように放電するときの二次電池の効率が、許容電池効率未満であるときは、許容電池効率に相当する放電出力とするように、二次電池の放電出力を調節する。
これにより、単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、許容回数に達していないときは、許容電池効率を下回らないように、二次電池の放電出力を調節することが出来、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0038】
第19発明に係る受電システムは、前記検出した使用電力が前記契約電力を超過し、前記単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達したときは、前記許容電池効率に関係無く、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてあることを特徴とする。
【0039】
第9発明に係る二次電池の使用方法及び第19発明に係る受電システムでは、検出した使用電力が契約電力を超過し、単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、許容回数に達したときは、許容電池効率に関係無く、検出した使用電力を契約電力と等しくするように、二次電池の放電出力を調節する。
これにより、単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、許容回数を超えないようにすることが出来、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0040】
第20発明に係る受電システムは、前記単位期間の初めから所定期間の間であるか否かを判定する判定手段と、該所定期間の使用電力を計算する計算手段と、前記契約電力の前記単位期間分に相当する電力から、前記計算手段が計算した使用電力を減算する手段と、該手段の減算結果を、前記単位期間から前記所定期間を差し引いた期間で除算する除算手段とを更に備え、前記判定手段が所定期間の間であると判定したときは、前記二次電池を放電させるときに、該二次電池の定格内で放電させ、前記判定手段が所定期間の間でないと判定したときは、前記除算手段が除算して得た電力に基づき、前記単位期間内の使用電力が前記契約電力を超過しないように、又は電力料金が安価になるように、前記二次電池を放電させるべくなしてあることを特徴とする。
【0041】
第10発明に係る二次電池の使用方法及び第20発明に係る受電システムでは、判定手段が、単位期間の初めから所定期間の間であるか否かを判定し、計算手段が、所定期間の使用電力を計算する。減算する手段が、契約電力の単位期間分に相当する電力から、計算手段が計算した使用電力を減算し、除算手段が、その減算結果を、単位期間から所定期間を差し引いた期間で除算する。判定手段が所定期間の間であると判定したときは、二次電池を放電させるときに、二次電池の定格内で放電させる。判定手段が所定期間の間でないと判定したときは、除算手段が除算して得た電力に基づき、単位期間内の使用電力が契約電力を超過しないように、又は電力料金が安価になるように、二次電池を放電させる。
これにより、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づき説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る二次電池の使用方法及び受電システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。この受電システムは、電力系統の母線1から、開閉装置である受電点2を通じて、需要家の複数の負荷7へ電力が供給されている。負荷7には、受電点2からの電力を交直変換する電力変換器5と、電力変換器5が交直変換した電力が充電されるレドックスフロー電池等の電力貯蔵用の二次電池6との直列回路が並列接続されている。
【0043】
電力変換器5は、二次電池6が放電するときには、その放電電力を直交変換する。
また、この受電システムは、受電点2から各負荷7へ供給される合計電力(需要家の使用電力)を測定(検出)する電力測定器3と、二次電池6の充電率(%)(蓄電量)を検出する充電率検出器9とが設けられ、電力測定器3が測定した使用電力、及び充電率検出器9が検出した充電率は、二次電池6を調節制御する制御装置4にそれぞれ与えられる。
【0044】
制御装置4は、メモリ8を内蔵しており、メモリ8は、電力会社との契約電力A、電力量料金が安価な時間帯、需要家が設定した1ヶ月当たりの契約電力超過許容回数N、例えば図8に示すような二次電池6の放電出力と電池効率との関係を示す電池効率テーブル、定格内の許容電池効率R、及び定格外の許容電池効率R′(R>R′)を記憶しており、当月の現在迄に契約電力Aを超過した最大使用電力A′(A′≧A;超過しなければA′=Aとする)、及び当月の現在迄の契約電力超過回数nを記憶更新する。
【0045】
以下に、このような構成の受電システムの動作を、それを示す図2〜6のフローチャートを参照しながら説明する。
制御装置4は、二次電池6を制御する場合、先ず、充電率検出器9が検出した充電率X、及び電力測定器3が測定した現在の使用電力Cを読み込み、メモリ8が記憶更新している最大使用電力A′、メモリ8が記憶更新している契約電力超過回数n、及びメモリ8が記憶している許容電池効率R,R′等を読み込む(S1)。
次に、制御装置4は、単位期間(例えば30分間)で規定された使用電力CCを求める(S1a)。
【0046】
制御装置4は、単位期間で規定された使用電力CCを求める際、先ず、単位期間における現在迄の使用電力Cの積算値TCを計算し(図6S60)、次いで、現時点tがその30分間が終了したときか否かを判定する(S61)。
制御装置4は、現時点tがその30分間が終了したときであれば(S61)、積算値TCを単位期間で除算して、使用電力CCを求める(S61a)。
次に、制御装置4は、使用電力CCが契約電力Aを超過しているか否かを判定し(S62)、契約電力Aを超過していれば、契約電力超過回数nに1を加算すると共に、その加算した契約電力超過回数nにより、メモリ8が記憶している契約電力超過回数nを更新する(S63)。
【0047】
制御装置4は、次に、使用電力CCが最大使用電力A′を超過しているか否かを判定し(S64)、最大使用電力A′を超過していれば、最大使用電力A′を使用電力CCにより更新とすると共に、その更新した最大使用電力A′により、メモリ8が記憶している最大使用電力A′を更新する(S65)。
制御装置4は、現時点tがその30分間が終了したときでないとき(S61)、使用電力CCが契約電力Aを超過していないとき(S62)、又は使用電力CCが最大使用電力A′を超過していないとき(S64)は、そのままリターンする。
【0048】
制御装置4は、単位期間で規定された使用電力CCを求めた(図2S1a)後、現時点tが、図7に示すような、使用電力を規定する30分間の初めからの所定期間t (例えば20分間)内であるか否かを判定する(S2)。
制御装置4は、現時点tが所定期間t 内であれば(S2)、現在の使用電力Cが、図7に示すような、契約電力Aより小さい電力B未満であるか否かを判定し(S3)、電力B未満であれば、現在時刻が、電力料金が安価な例えば22時〜8時の時間帯であるか否かを判定する(S4)。
【0049】
制御装置4は、現在時刻が、22時〜8時の時間帯であれば(S4)、充電率Xが、その上限設定値U以下であるか否かを判定し(S5)、上限設定値U以下であれば、二次電池6を充電させて(S6)リターンする。上限設定値U以下でなければ(S5)、二次電池6(電力変換器5)を停止させて(S7)リターンする。
これにより、現在の使用電力Cが契約電力Aより十分小さく(S3)、22時〜8時の時間帯であり(S4)、二次電池6に充電する余地があるときに(S5)、二次電池6を充電させることが出来、充電電力により契約電力Aを超過することがない。
制御装置4は、現在時刻が、22時〜8時の時間帯でなければ(S4)、二次電池6(電力変換器5)を停止させて(S8)リターンする。
【0050】
制御装置4は、現在の使用電力Cが、契約電力Aより小さい電力B未満でなければ(S3)、現在の使用電力Cが、契約電力A以下であるか否かを判定し(S9)、契約電力A以下であれば(つまり、A>C≧B)、現在時刻が、電力料金が安価な例えば22時〜8時の時間帯であるか否かを判定する(S10)。
制御装置4は、現在時刻が、22時〜8時の時間帯であれば(S10)、二次電池6(電力変換器5)を停止させて(S11)リターンする。
これにより、22時〜8時の時間帯であっても、現在の使用電力Cが契約電力Aに近いときは、二次電池6を充電させず、充電電力により契約電力Aを超過することを防止出来る。
【0051】
制御装置4は、現在時刻が、22時〜8時の時間帯でなければ(S10)、充電率Xが、その下限設定値L以上であるか否かを判定し(S12)、下限設定値L以上であれば、二次電池6を、現在の使用電力Cが電力B迄小さくなるように、定格内で放電させて(S13)リターンする。
制御装置4は、充電率Xが、その下限設定値L以上でなければ(S12)、現在の使用電力Cが、図7に示すような、契約電力Aより小さく電力Bより大きい電力B′以上であるか否かを判定し(S14)、電力B′以上であれば(つまり、A>C≧B′)、二次電池6を、現在の使用電力Cが電力B′迄小さくなるように、定格内で放電させて(S15)リターンする。
【0052】
制御装置4は、現在の使用電力Cが電力B′以上でなければ(S14)、二次電池6(電力変換器5)を停止させて(S16)リターンする。
以上により、二次電池6に放電余力が有るときは(S12)、現在の使用電力Cが、より小さい電力Bになるように、二次電池6を定格内で放電させるが、放電余力が無いときは(S12)、最小限の放電に止めることが出来る。
【0053】
制御装置4は、現在の使用電力Cが、契約電力A以下であるか否かを判定し(S9)、契約電力A以下でなければ、当月の現在迄の契約電力超過回数nが、1ヶ月当たりの契約電力超過許容回数Nに達しているか否かを判定する(S19)。
【0054】
制御装置4は、契約電力超過回数nが契約電力超過許容回数Nに達していなければ(S19)、C=A放電出力時の効率rを、メモリ8内の例えば図8に示すような電池効率テーブルから読み込み(S20)、読み込んだ効率rが、定格内の許容電池効率R以上であるか否かを判定する(S21)。
制御装置4は、効率rが許容電池効率R以上であれば(S21)、二次電池6を、現在の使用電力Cが契約電力A迄小さくなるように、定格内で放電させて(S22)リターンする。
制御装置4は、契約電力超過回数nが契約電力超過許容回数Nに達していれば(S19)、許容電池効率Rに関係無く、二次電池6を、現在の使用電力Cが契約電力A迄小さくなるように放電させて(S22)リターンする。
【0055】
制御装置4は、効率rが許容電池効率R以上でなければ(S21)、C=A′(最大使用電力)放電出力時の効率rを、メモリ8内の例えば図8に示すような電池効率テーブルから読み込み(S25)、読み込んだ効率rが、定格内の許容電池効率R以上であるか否かを判定する(S26)。
制御装置4は、効率rが許容電池効率R以上であれば(S26)、二次電池6を、現在の使用電力Cが最大使用電力A′迄小さくなるように、定格内で放電させて(S27)リターンする。
【0056】
制御装置4は、効率rが許容電池効率R以上でなければ(S26)、二次電池6を、許容電池効率Rに相当する放電出力で放電させて(S23)リターンする。
これにより、契約電力超過回数nが契約電力超過許容回数Nに達していなければ(S19)、定格内でなるべく現在の使用電力Cが最大使用電力A′を超過しないように、放電出力を制御する。
【0057】
制御装置4は、使用電力CCを求めた(図2S1a)後、現時点tが、図7に示すような、使用電力量を規定する30分間の初めからの所定期間t (例えば20分間)内であるか否かを判定し(S2)、初めからの所定期間t でなければ、現時点tが初めからの所定期間t の終了時点であるか否かを判定する(図4S28)。
制御装置4は、現時点tが初めからの所定期間t の終了時点であれば(S28)、所定期間0〜t に記憶した使用電力Cの総和Dを計算する(S28a)。
【0058】
制御装置4は、次に、総和Dに応じてt 〜30分間に使用出来る後半仮想契約電力ZAを下式により求める(S29)。
ZA[kW]=(A[kW]×30[min]−D[kW・min])/(30−t )[min]
【0059】
制御装置4は、次に、後半所定電力ZA′,ZB,ZB′を下式により求める(S30)。
ZA′=A′+(ZA−A)
ZB =B +(ZA−A)
ZB′=B′+(ZA−A)
【0060】
制御装置4は、次に、現在の使用電力Cが、後半仮想契約電力ZAより小さい後半所定電力ZB未満であるか否かを判定し(S31)、後半所定電力ZB未満であれば、現在時刻が、電力料金が安価な例えば22時〜8時の時間帯であるか否かを判定する(S32)。
制御装置4は、現時点tが初めからの所定期間t の終了時点でなければ(S28)、現在の使用電力Cが、後半所定電力ZB未満であるか否かを判定し(S31)、電力B未満であれば、現在時刻が、電力量料金が安価な例えば22時〜8時の時間帯であるか否かを判定する(S32)。
【0061】
制御装置4は、現在時刻が、22時〜8時の時間帯であれば(S32)、充電率Xが、その上限設定値U以下であるか否かを判定し(S33)、上限設定値U以下であれば、二次電池6を充電させて(S34)リターンする。上限設定値U以下でなければ(S33)、二次電池6(電力変換器5)を停止させて(S35)リターンする。
これにより、現在の使用電力Cが後半仮想契約電力ZAより十分小さく(S31)、22時〜8時の時間帯であり(S32)、二次電池6に充電する余地があるときに(S33)、二次電池6を充電させることが出来、充電電力により後半仮想契約電力ZAを超過することがない。
制御装置4は、現在時刻が、22時〜8時の時間帯でなければ(S32)、二次電池6(電力変換器5)を停止させて(S36)リターンする。
【0062】
制御装置4は、現在の使用電力Cが、後半所定電力ZB未満でなければ(S31)、現在の使用電力Cが、後半仮想契約電力ZA以下であるか否かを判定し(S37)、後半仮想契約電力ZA以下であれば、現在時刻が、電力料金が安価な例えば22時〜8時の時間帯であるか否かを判定する(S38)。
制御装置4は、現在時刻が、22時〜8時の時間帯であれば(S38)、二次電池6(電力変換器5)を停止させて(S39)リターンする。
これにより、22時〜8時の時間帯であっても、現在の使用電力Cが後半仮想契約電力ZAに近いときは、二次電池6を充電させず、充電電力により後半仮想契約電力ZAを超過することを防止出来る。
【0063】
制御装置4は、現在時刻が、22時〜8時の時間帯でなければ(S38)、充電率Xが、その下限設定値L以上であるか否かを判定し(S40)、下限設定値L以上であれば、二次電池6を、現在の使用電力Cが後半所定電力ZB迄小さくなるように放電させて(S41)リターンする。
制御装置4は、充電率Xが、その下限設定値L以上でなければ(S40)、現在の使用電力Cが、後半仮想契約電力ZAより小さく後半所定電力ZBより大きい後半所定電力ZB′以上であるか否かを判定し(S42)、後半所定電力ZB′以上であれば、二次電池6を、現在の使用電力Cが後半所定電力ZB′迄小さくなるように放電させて(S43)リターンする。
【0064】
制御装置4は、現在の使用電力Cが後半所定電力ZB′以上でなければ(S42)、二次電池6(電力変換器5)を停止させて(S44)リターンする。
以上により、二次電池6に放電余力が有るときは(S40)、現在の使用電力Cが後半所定電力ZBになるように、二次電池6を放電させるが、放電余力が無いときは(S40)、最小限の放電に止めることが出来る。
【0065】
制御装置4は、現在の使用電力Cが、後半仮想契約電力ZA以下であるか否かを判定し(S37)、後半仮想契約電力ZA以下でなければ、当月の現在迄の契約電力超過回数nが、1ヶ月当たりの契約電力超過許容回数Nに達しているか否かを判定する(図5S46)。
【0066】
制御装置4は、契約電力超過回数nが契約電力超過許容回数Nに達していなければ(S46)、C=ZA放電出力時の効率rを、メモリ8内の例えば図8に示すような電池効率テーブルから読み込み(S47)、読み込んだ効率rが、定格外の許容電池効率R′以上であるか否かを判定する(S48)。
制御装置4は、効率rが許容電池効率R′以上であれば(S48)、二次電池6を、現在の使用電力Cが後半仮想契約電力ZA迄小さくなるように放電させて(S49)リターンする。
制御装置4は、契約電力超過回数nが契約電力超過許容回数Nに達していれば(S46)、許容電池効率R,R′に関係無く、二次電池6を、現在の使用電力Cが後半仮想契約電力ZA迄小さくなるように放電させて(S49)リターンする。
【0067】
制御装置4は、効率rが定格外の許容電池効率R′以上でなければ(S48)、C=ZA′放電出力時の効率rを、メモリ8内の例えば図8に示すような電池効率テーブルから読み込み(S52)、読み込んだ効率rが、定格外の許容電池効率R′以上であるか否かを判定する(S53)。
制御装置4は、効率rが許容電池効率R′以上であれば(S53)、二次電池6を、現在の使用電力Cが、最大使用電力A′に基づく後半所定電力ZA′迄小さくなるように放電させて(S54)リターンする。
【0068】
制御装置4は、効率rが定格外の許容電池効率R′以上でなければ(S53)、二次電池6を、許容電池効率R′に相当する放電出力で放電させて(S50)リターンする。
これにより、契約電力超過回数nが契約電力超過許容回数Nに達していなければ(S46)、定格外の許容電池効率R′以上で、なるべく現在の使用電力Cが後半所定電力ZA′を超過しないように、放電出力を制御する。
【0069】
以上により、図7に示すように、使用電力量を規定する30分間の初めからの所定期間t (例えば20分間)内は、現在の使用電力Cが契約電力Aを超過していても、二次電池6を定格内の許容電池効率R以上で放電させ、所定期間t 以後は、定格外の許容電池効率R′以上で放電させ、なるべく、単位期間(例えば30分間)で規定された使用電力CCが、契約電力Aを超過しないように放電させることが出来る。
【0070】
また、使用電力CCが契約電力Aを超過しそうな場合は、なるべく当月の現在迄の最大使用電力A′を超過しないように、また、当月の現在迄の契約電力超過回数nが、契約電力超過許容回数N(需要家側が自主的に設定する)を超過しないように、二次電池6を放電させることが出来る。
また、以上の結果として、図9に示すように、1日の中で、契約電力Aを超過する使用電力量をカットし、負荷平準化を図ることが出来る。
【0071】
実施の形態2.
図10は、本発明に係る二次電池の使用方法及び受電システムの実施の形態2の構成を示すブロック図である。この受電システムは、電力系統の母線1から、開閉装置である複数の受電点2,2′‥を通じて、需要家の各複数の負荷7,7′‥へ電力が供給されている。各複数の負荷7,7′‥には、受電点2,2′‥からの電力を交直変換する電力変換器5,5′‥と、電力変換器5,5′‥が交直変換した電力が充電されるレドックスフロー電池等の電力貯蔵用の二次電池6,6′‥との直列回路が並列接続されている。各複数の負荷7,7′‥の受電点2,2′‥側の節点は共通接続されている。
【0072】
電力変換器5,5′‥は、二次電池6,6′‥が放電するときには、その放電電力を直交変換する。
また、この受電システムは、受電点2,2′‥から各負荷7,7′‥へ供給される電力(需要家の使用電力)を測定(検出)する電力測定器3,3′‥と、二次電池6,6′‥の充電率(%)(蓄電量)を検出する充電率検出器9,9′‥とが設けられ、電力測定器3,3′‥が測定した使用電力、及び充電率検出器9,9′‥が検出した充電率は、二次電池6,6′‥を調節制御する制御装置4にそれぞれ与えられる。
上述したように、各複数の負荷7,7′‥の受電点2,2′‥側の節点は共通接続されているので、電力測定器3,3′‥は、共通の負荷が消費する電力を等分に分担して測定していることになり、その測定値は同一になる。
【0073】
制御装置4は、メモリ8を内蔵しており、メモリ8は、電力会社との電力測定器3,3′‥毎の契約電力A、電力量料金が安価な時間帯、需要家が電力測定器3,3′‥毎に設定した1ヶ月当たりの契約電力超過許容回数N、例えば図8に示すような二次電池6,6′‥の放電出力と電池効率との関係を示す電池効率テーブル、定格内の許容電池効率R、及び定格外の許容電池効率R′(R>R′)を記憶しており(R,R′は、二次電池6,6′‥毎に異なることもある)、当月の現在迄に契約電力Aを超過した最大使用電力A′(A′≧A;超過しなければA′=Aとする)、及び当月の現在迄の契約電力超過回数nを記憶更新する。
【0074】
このような構成の受電システムの動作では、二次電池6,6′‥の充電/放電/停止のタイミングを互いに異ならせることが出来るが、上述したように、電力測定器3,3′‥の測定値が同一であるので、二次電池6,6′‥個々の運転制御は、図2〜6のフローチャートに従うことになる。図2〜6のフローチャートは、実施の形態1において説明してあるので、ここでは説明を省略する。
このような二次電池の使用方法及び受電システムでは、二次電池6,6′‥の何れを充電/放電/停止させるかという、運転制御における選択肢が増加するので、より確実に契約電力の超過を抑制することが出来る。
【0075】
【発明の効果】
第1,4,10発明に係る二次電池の使用方法及び第11,14,20発明に係る受電システムによれば、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0076】
第2発明に係る二次電池の使用方法及び第12発明に係る受電システムによれば、複数の電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な複数の二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0077】
第3発明に係る二次電池の使用方法及び第13発明に係る受電システムによれば、使用電力が最大使用電力を超過しないように、また、契約電力を超過した回数を抑制するように、二次電池の放電出力を調節することが出来、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0078】
第5発明に係る二次電池の使用方法及び第15発明に係る受電システムによれば、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能であり、効率が良い二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0079】
第6,7,8発明に係る二次電池の使用方法及び第16,17,18発明に係る受電システムによれば、単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、許容回数に達していないときは、許容電池効率を下回らないように、二次電池の放電出力を調節することが出来、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【0080】
第9発明に係る二次電池の使用方法及び第19発明に係る受電システムによれば、単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、許容回数を超えないようにすることが出来、電力使用契約の契約超過金を抑制し、契約電力の変更を回避することが出来、電力料金の低減を図ることが可能な二次電池の使用方法及び受電システムを実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二次電池の使用方法及び受電システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る受電システムの動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る受電システムの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る受電システムの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る受電システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る受電システムの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る受電システムの動作を示す説明図である。
【図8】二次電池6の放電出力と電池効率との関係を示す電池効率テーブルの例を示す説明図である。
【図9】本発明に係る受電システムの動作を示す説明図である。
【図10】本発明に係る二次電池の使用方法及び受電システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図11】契約電力及び契約超過金を説明する為の説明図である。
【符号の説明】
1 母線
2,2′,2″ 受電点
3,3′,3″ 電力測定器
4 制御装置
5,5′,5″ 電力変換器
6,6′,6″ 二次電池
7,7′,7″ 負荷
8 メモリ
9,9′,9″ 充電率検出器

Claims (20)

  1. 契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、前記電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、該時間帯外に前記二次電池から放電させた電力を使用する二次電池の使用方法において、
    使用電力及び前記二次電池の蓄電量をそれぞれ検出し、検出した使用電力、検出した蓄電量、前記契約電力、及び前記二次電池の放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、前記二次電池の放電出力を調節又は停止することを特徴とする二次電池の使用方法。
  2. 契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、前記電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、該時間帯外に前記二次電池から放電させた電力を使用する二次電池の使用方法において、
    使用電力を検出する複数の電力検出手段、複数の二次電池、及び該複数の二次電池の蓄電量をそれぞれ検出する複数の蓄電量検出手段を用意し、前記複数の電力検出手段がそれぞれ検出した使用電力、前記複数の蓄電量検出手段がそれぞれ検出した蓄電量、前記契約電力、及び前記複数の二次電池の放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、前記複数の二次電池の放電出力を調節又は停止することを特徴とする二次電池の使用方法。
  3. 電力料金の計算単位期間に前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した最大使用電力、及び前記計算単位期間に前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数に基づき、電力料金を安価にすべく、前記二次電池の放電出力を調節又は停止する請求項1又は2記載の二次電池の使用方法。
  4. 前記二次電池の蓄電量の下限値を定め、前記検出した使用電力が、前記契約電力以下であり、該契約電力より小さい第1電力以上であり、前記検出した蓄電量が、前記下限値以上であるときは、前記使用電力を前記第1電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節する請求項1乃至3の何れかに記載の二次電池の使用方法。
  5. 前記検出した使用電力が、前記契約電力より小さく前記第1電力より大きい第2電力以上であり、前記蓄電量が前記下限値未満であるときは、前記使用電力を前記第2電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節し、前記使用電力が前記第2電力未満であり、前記蓄電量が前記下限値未満であるときは、前記二次電池の放電出力を停止する請求項4記載の二次電池の使用方法。
  6. 前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過する許容回数、及び前記二次電池の許容電池効率を定め、前記検出した使用電力が前記契約電力を超過し、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達しておらず、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率以上であるときは、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節する請求項1乃至5の何れかに記載の二次電池の使用方法。
  7. 前記二次電池の効率が前記許容電池効率未満であり、前記検出した使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率以上であるときは、前記使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節する請求項6記載の二次電池の使用方法。
  8. 前記使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率未満であるときは、該許容電池効率に相当する放電出力とすべく、前記二次電池の放電出力を調節する請求項7記載の二次電池の使用方法。
  9. 前記検出した使用電力が前記契約電力を超過し、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達したときは、前記許容電池効率に関係無く、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節する請求項6乃至8の何れかに記載の二次電池の使用方法。
  10. 前記単位期間の初めから所定期間の間は、前記二次電池を放電させるときに、該二次電池の定格内で放電させ、その後は、前記単位期間内の使用電力が前記契約電力を超過しないように、又は電力料金が安価になるように、前記二次電池を放電させる請求項1乃至9の何れかに記載の二次電池の使用方法。
  11. 契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、前記電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、該時間帯外に前記二次電池から放電させた電力を使用する受電システムにおいて、
    使用電力を検出する手段と、前記二次電池の蓄電量を検出する手段と、前記契約電力、及び前記二次電池の放電出力と電池効率との関係をそれぞれ記憶する手段と、検出した前記使用電力、検出した前記蓄電量、前記契約電力、及び放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、前記二次電池の放電出力を調節又は停止する手段とを備えることを特徴とする受電システム。
  12. 契約電力に係る基本料金と使用電力量に従う電力量料金とからなり、所定の単位期間の使用電力が契約電力を超過した場合に、契約超過金を電力会社に支払うべく定められた電力料金の内、前記電力量料金が他より安価な時間帯に二次電池を充電し、該時間帯外に前記二次電池から放電させた電力を使用する受電システムにおいて、
    使用電力を検出する複数の電力検出手段と、複数の二次電池と、該複数の二次電池の蓄電量をそれぞれ検出する複数の蓄電量検出手段と、前記複数の電力検出手段がそれぞれ検出した使用電力、前記複数の蓄電量検出手段がそれぞれ検出した蓄電量、前記契約電力、及び前記複数の二次電池の放電出力と電池効率との関係に基づき、電力料金を安価にすべく、前記複数の二次電池の放電出力を調節又は停止する手段とを備えることを特徴とする受電システム。
  13. 電力料金の計算単位期間に前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した最大使用電力、及び前記計算単位期間に前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数をそれぞれ記憶更新する手段を更に備え、該手段がそれぞれ記憶更新した最大使用電力、及び前記契約電力を超過した回数に基づき、電力料金を安価にすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてある請求項11又は12記載の受電システム。
  14. 前記二次電池の蓄電量の下限値を記憶する手段と、前記検出した使用電力が、前記契約電力以下であるか否かを判定する手段と、前記使用電力が、前記契約電力より小さい第1電力以上であるか否かを判定する手段と、前記検出した蓄電量が、前記下限値以上であるか否かを判定する手段とを更に備え、前記使用電力が、前記契約電力以下で前記第1電力以上であり、前記蓄電量が前記下限値以上であるときは、前記使用電力を前記第1電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてある請求項11乃至13の何れかに記載の受電システム。
  15. 前記検出した使用電力が、前記契約電力より小さく前記第1電力より大きい第2電力以上であるか否かを判定する手段を更に備え、前記蓄電量が前記下限値未満であり、前記使用電力が前記契約電力より小さく前記第2電力以上であるときは、該使用電力を該第2電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてあり、前記蓄電量が前記下限値未満であり、前記使用電力が前記第2電力未満であるときは、前記二次電池の放電出力を停止すべくなしてある請求項14記載の受電システム。
  16. 前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過する許容回数を記憶する手段と、前記二次電池の許容電池効率を記憶する手段と、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達したか否かを判定する手段と、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率以上であるか否かを判定する手段とを更に備え、前記検出した使用電力が前記契約電力を超過し、前記単位期間の使用電力が前記契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達しておらず、前記二次電池の効率が前記許容電池効率以上であるときは、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてある請求項11乃至15の何れかに記載の受電システム。
  17. 前記二次電池の効率が前記許容電池効率未満であるときに、前記検出した使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率以上であるか否かを判定する手段を更に備え、前記二次電池の効率が前記許容電池効率以上であるときは、前記検出した使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてある請求項16記載の受電システム。
  18. 前記検出した使用電力を前記最大使用電力と等しくすべく放電するときの前記二次電池の効率が、前記許容電池効率未満であるときは、該許容電池効率に相当する放電出力とすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてある請求項17記載の受電システム。
  19. 前記検出した使用電力が前記契約電力を超過し、前記単位期間の使用電力が契約電力を超過した回数が、前記許容回数に達したときは、前記許容電池効率に関係無く、前記検出した使用電力を前記契約電力と等しくすべく、前記二次電池の放電出力を調節すべくなしてある請求項16乃至18の何れかに記載の受電システム。
  20. 前記単位期間の初めから所定期間の間であるか否かを判定する判定手段と、該所定期間の使用電力を計算する計算手段と、前記契約電力の前記単位期間分に相当する電力から、前記計算手段が計算した使用電力を減算する手段と、該手段の減算結果を、前記単位期間から前記所定期間を差し引いた期間で除算する除算手段とを更に備え、前記判定手段が所定期間の間であると判定したときは、前記二次電池を放電させるときに、該二次電池の定格内で放電させ、前記判定手段が所定期間の間でないと判定したときは、前記除算手段が除算して得た電力に基づき、前記単位期間内の使用電力が前記契約電力を超過しないように、又は電力料金が安価になるように、前記二次電池を放電させるべくなしてある請求項11乃至19の何れかに記載の受電システム。
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