JP2003158825A - 自然エネルギー利用発電装置と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッドシステム及びその利用方法 - Google Patents

自然エネルギー利用発電装置と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッドシステム及びその利用方法

Info

Publication number
JP2003158825A
JP2003158825A JP2002099475A JP2002099475A JP2003158825A JP 2003158825 A JP2003158825 A JP 2003158825A JP 2002099475 A JP2002099475 A JP 2002099475A JP 2002099475 A JP2002099475 A JP 2002099475A JP 2003158825 A JP2003158825 A JP 2003158825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
load
hybrid system
secondary battery
natural energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002099475A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiko Mitsuyoshi
忠彦 三吉
Manabu Madokoro
間所  学
Koji Kusakabe
康次 日下部
Minoru Kobayashi
小林  実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002099475A priority Critical patent/JP2003158825A/ja
Publication of JP2003158825A publication Critical patent/JP2003158825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/76Power conversion electric or electronic aspects
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E70/00Other energy conversion or management systems reducing GHG emissions
    • Y02E70/30Systems combining energy storage with energy generation of non-fossil origin

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Wind Motors (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自然エネルギー利用発電装置と電力貯蔵用二次
電池とのハイブリッドシステムの出力の有効利用が可能
で、且つ、利用効果拡大による普及促進が可能なハイブ
リッドシステム及びその利用方法を提供する。 【解決手段】自然エネルギー利用発電装置の発電電力又
は/及び電力系統の夜間電力を電力貯蔵用二次電池に充
電するか、又は/及び、前記自然エネルギー利用発電装
置の発電電力又は/及び前記電力貯蔵用二次電池の放電
電力をハイブリッドシステムに接続された負荷使用者の
負荷又は/及び前記電力系統へ供給する変換装置と、前
記ハイブリッドシステムに接続された負荷のピークカッ
ト位置を定める演算処理装置と、前記自然エネルギー利
用発電装置の発電電力と前記電力貯蔵用二次電池の放電
電力との和が前記ピークカット位置を超えた前記負荷の
消費電力を下回らないように、前記電力貯蔵用二次電池
の運転を制御する制御装置とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然エネルギーの
利用手段として普及拡大が期待されている太陽光発電装
置や風力発電装置と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッ
ドシステム及びその利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光発電装置や風力発電装置は自然エ
ネルギーの利用による地球環境問題への対策手段とし
て、その普及拡大が期待されている。これらの発電装置
では天気や風速によって出力が変動するという問題があ
り、この問題に対処するために、例えば特開平11−6
9893号公報や特開平9−72273号公報,特開平
6−133472号公報などに見られるように、電力貯
蔵用二次電池と接続して電力系統と連系し、この電力貯
蔵用二次電池によって太陽光発電装置や風力発電装置の
出力変動を吸収するハイブリッドシステムが提案されて
いる。
【0003】さらに、特開2000−175360号公
報には、ハイブリッドシステムより商用電源系統の負荷
電力へ電力を逆潮流すること、及び、風力発電装置の発
電電力の時間変動を電力貯蔵用バッテリーでカバーする
ことが述べられている。すなわち、逆潮流電力をパター
ン化し、これと風力発電装置の発電電力とに基づいて電
力貯蔵用バッテリーの充放電を制御することが述べられ
ている。そして、この逆潮流電力は重負荷時間帯で一定
になるように制御されており、また、このパターンを求
めるための負荷情報としては負荷容量が、バッテリー充
電量としては残存充電量が用いられている。また、特開
平6−141469号公報には、ハイブリッドシステム
より電力の配電線へ逆潮流するための設備に関する記載
がある。
【0004】また、ハイブリッドシステムではないが、
特開平9−223515号公報には、二次電池の出力制
御によって電力系統で使用される電力をピークカットす
るために、二次電池の貯蔵電力容量と電力変換器の交流
出力容量との関係を規定したものが開示されており、ま
た、特開平10−224992号公報には、自家発電装
置による商用電源側への逆電力を防止するために、商用
電源からの受電電力を制御するものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このハ
イブリッドシステムを有効に活用するためには、ハイブ
リッドシステムに連系された負荷で必要とされる電力消
費パターンに従って電力を供給することが望ましいが、
従来のハイブリッドシステムにおいては、このための工
夫が不十分であった。さらに、このハイブリッドシステ
ムは発電装置と電力貯蔵装置との組み合わせのために設
備費が比較的高価であり、普及拡大のためには、接続さ
れた負荷に電力系統から供給される電力料金の削減量を
できるだけ大きくして、ハイブリッドシステムの使用効
果を拡大する必要があるが、そのための検討も不十分で
あった。
【0006】なお、前記特開2000−175360号
公報に記載されたハイブリッドシステムは、電力消費者
にとってハイブリッドシステムの利用による電力系統か
ら供給される電力料金の削減効果を図ることについての
配慮は何らされていない。また、特開平6−14146
9号公報には、蓄電池(二次電池)の運転方法について
の具体的な記載はない。また、上記特開平9−2235
15号公報や特開平10−224992号公報にも、電
力消費者にとってハイブリッドシステムの利用による電
力系統から供給される電力料金の削減効果を図ることに
ついての配慮は何ら示唆されていない。
【0007】本発明の目的は、上記従来方法の欠点を除
き、自然エネルギーを利用した発電装置と電力貯蔵用二
次電池とのハイブリッドシステムの出力の有効利用が可
能で、且つ、ハイブリッドシステムの使用効果拡大によ
る普及促進が可能なハイブリッドシステム及びその利用
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一のハイブリ
ッドシステムは、電力系統に接続した自然エネルギー利
用発電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイ
ブリッドシステムであって、前記自然エネルギー利用発
電装置の発電電力又は/及び前記電力系統の夜間電力を
前記電力貯蔵用二次電池に充電するか、又は/及び、前
記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び前
記電力貯蔵用二次電池の放電電力を前記ハイブリッドシ
ステムに接続された負荷使用者の負荷又は/及び前記電
力系統へ供給する変換装置と、前記電力貯蔵用二次電池
の放電電力容量と前記負荷の消費電力パターンとを用い
て、前記負荷のピークカット位置を定める演算処理装置
と、前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力と前記
電力貯蔵用二次電池の放電電力との和が前記ピークカッ
ト位置を超えた前記負荷の消費電力を下回らないよう
に、前記電力貯蔵用二次電池の運転を制御する制御装置
とを有することを特徴としている。
【0009】また、本発明の第二のハイブリッドシステ
ムは、電力系統に接続した自然エネルギー利用発電装置
と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリッドシ
ステムであって、前記自然エネルギー利用発電装置の発
電電力又は/及び前記電力系統の夜間電力を前記電力貯
蔵用二次電池に充電するか、又は/及び、前記自然エネ
ルギー利用発電装置の発電電力又は/及び前記電力貯蔵
用二次電池の放電電力を前記ハイブリッドシステムに接
続された負荷使用者の負荷又は/及び前記電力系統へ供
給する変換装置と、前記電力貯蔵用二次電池の放電電力
容量、前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力推定
値と前記負荷の消費電力パターンとを用いて、前記負荷
のピークカット位置を定める演算処理装置と、前記自然
エネルギー利用発電装置の発電電力と前記電力貯蔵用二
次電池の放電電力との和が前記ピークカット位置を超え
た前記負荷の消費電力を下回らないように、前記電力貯
蔵用二次電池の運転を制御する制御装置とを有する、こ
とを特徴としている。
【0010】上記第一,第二のハイブリッドシステムに
よれば、前記負荷のピークカット位置を定め、前記ピー
クカット位置に従って前記負荷へ供給する前記電力を制
御する。そして、前記ピークカット位置を定める際に、
前記電力貯蔵用二次電池の放電電力容量と前記ハイブリ
ッドシステムに接続された負荷の消費電力パターン、あ
るいは、前記電力貯蔵用二次電池の放電電力容量、前記
太陽光発電装置又は前記風力発電装置の発電電力推定値
と前記負荷の消費電力パターンとを用いて、前記ピーク
カット位置を定める。
【0011】また、本発明の第三のハイブリッドシステ
は、電力系統に接続した自然エネルギー利用発電装置と
電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリッドシス
テムであって、前記自然エネルギー利用発電装置の発電
電力又は/及び前記電力系統の夜間電力を前記電力貯蔵
用二次電池に充電するか、又は/及び、前記自然エネル
ギー利用発電装置の発電電力又は/及び前記電力貯蔵用
二次電池の放電電力を前記ハイブリッドシステムに接続
された負荷使用者の負荷又は/及び前記電力系統へ供給
する変換装置と、前記ハイブリッドシステムから前記負
荷へ供給される電力を制御する制御装置と、前記ハイブ
リッドシステムから前記負荷へ供給される電力量を測定
する測定装置と、前記負荷へ供給した前記電力の値又は
/及び前記測定装置で測定された電力量、前記電力系統
の電力基本料金又は/及び電力単価を用いて、前記ハイ
ブリッドシステムから前記負荷へ供給される電力料金を
算出するか、又は、前記電力系統から前記負荷へ供給さ
れる電力料金の前記ハイブリッドシステムの利用による
削減量を算出する演算処理装置とを設けることを特徴と
する。
【0012】上記第一,第二,第三のハイブリッドシス
テムにより、自然エネルギー利用発電装置と電力貯蔵用
二次電池とのハイブリッドシステムの出力の有効利用が
可能で、且つ、ハイブリッドシステムの使用効果拡大に
よる普及促進が可能なハイブリッドシステムが実現され
る。特に、電力消費者にとってハイブリッドシステムの
利用による電力系統から供給される電力料金の削減効果
を図ることが可能となる。
【0013】また、前記ピークカット位置を定める前記
演算処理装置を用いて前記削減量を算出することも可能
である。さらに、前記ハイブリッドシステムに複数の負
荷使用者の負荷が接続されることが特に望ましい。
【0014】一方、本発明のハイブリッドシステムの第
一の利用方法は、電力系統に接続した自然エネルギー利
用発電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイ
ブリッドシステムの利用方法であって、前記自然エネル
ギー利用発電装置の発電電力又は/及び前記電力系統の
夜間電力によって前記電力貯蔵用二次電池を充電し、前
記電力貯蔵用二次電池の放電電力容量と前記負荷の消費
電力パターンとを用いて、前記ハイブリッドシステムに
接続された負荷使用者の負荷のピークカット位置を定
め、前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/
及び前記電力貯蔵用二次電池の放電電力を前記負荷、又
は、前記負荷及び前記電力系統へ供給し、前記自然エネ
ルギー利用発電装置の発電電力と前記電力貯蔵用二次電
池の放電電力との和が前記ピークカット位置を超えた前
記負荷の消費電力を下回らないように前記電力貯蔵用二
次電池の運転を制御する、ことを特徴としている。
【0015】また、本発明のハイブリッドシステムの第
二の利用方法は、電力系統に接続した自然エネルギー利
用発電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイ
ブリッドシステムの利用方法であって、前記自然エネル
ギー利用発電装置の発電電力又は/及び前記電力系統の
夜間電力によって前記電力貯蔵用二次電池を充電し、前
記電力貯蔵用二次電池の放電電力容量、前記自然エネル
ギー利用発電装置の発電電力推定値と前記負荷の消費電
力パターンとを用いて、前記ハイブリッドシステムに接
続された負荷使用者の負荷のピークカット位置を定め、
前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
前記電力貯蔵用二次電池の放電電力を前記負荷、又は、
前記負荷及び前記電力系統へ供給し、前記自然エネルギ
ー利用発電装置の発電電力と前記電力貯蔵用二次電池の
放電電力との和が前記ピークカット位置を超えた前記負
荷の消費電力を下回らないように前記電力貯蔵用二次電
池の運転を制御する、ことを特徴としている。
【0016】上記第一,第二のハイブリッドシステムに
よれば、前記負荷のピークカット位置を定め、前記ピー
クカット位置に従って前記ハイブリッドシステムから前
記負荷へ供給する前記電力を制御する。そして、前記ピ
ークカット位置を定める際に、前記電力貯蔵用二次電池
の放電電力容量と前記負荷の消費電力パターン、あるい
は、前記電力貯蔵用二次電池の放電電力容量、前記太陽
光発電装置又は前記風力発電装置の発電電力推定値と前
記負荷の消費電力パターンとを用いて、前記ピークカッ
ト位置を定める。
【0017】また、本発明のハイブリッドシステムの第
三の利用方法は、電力系統に接続した自然エネルギー利
用発電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイ
ブリッドシステムの利用方法であって、前記自然エネル
ギー利用発電装置の発電電力又は/及び前記電力系統の
夜間電力によって前記電力貯蔵用二次電池を充電し、前
記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び前
記電力貯蔵用二次電池の放電電力を、前記ハイブリッド
システムに接続された負荷使用者の負荷、又は前記負荷
及び前記電力系統へ供給し、前記負荷へ供給した前記電
力の値又は/及び前記ハイブリッドシステムから前記負
荷へ供給された電力量の測定値、前記電力系統の電力基
本料金又は/及び電力単価を用いて、前記ハイブリッド
システムから前記負荷へ供給される電力料金を算出する
か、又は、前記電力系統から前記負荷へ供給される電力
料金の前記ハイブリッドシステムの利用による削減量を
算出することを特徴とする。
【0018】上記第一,第二,第三のハイブリッドシス
テムの利用方法により、太陽光発電装置や風力発電装置
と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッドシステムの出力
の有効利用が可能で、且つ、ハイブリッドシステムの使
用効果拡大による普及促進が可能なハイブリッドシステ
ムの利用方法が実現される。特に、電力消費者にとって
ハイブリッドシステムの利用による電力系統から供給さ
れる電力料金の削減効果を図ることが可能となる。
【0019】また、算出された前記電力料金、又は、前
記削減量を基に、前記負荷使用者に対して前記ハイブリ
ッドシステムの利用料金を請求すること、あるいは、算
出された前記削減量と、前記電力貯蔵用二次電池の充電
に用いられた前記電力系統からの充電電力料金や前記電
力系統へ前記ハイブリッドシステムから供給された電力
料金又は/及び前記ハイブリッドシステムの設備費又は
設備償却費や運転・保守管理費とを基に、前記ハイブリ
ッドシステムの使用効果を算出し、前記使用効果を基に
前記負荷使用者に対して前記ハイブリッドシステムの利
用料金を請求するか、あるいは前記ハイブリッドシステ
ムの借用者に対して借用料金を請求することができる。
【0020】このように、本発明によれば、負荷のピー
クカット位置を定め、前記ピークカット位置に従って前
記ハイブリッドシステムから前記負荷へ供給する前記電
力を制御することが望ましく、この結果、ハイブリッド
システムを構成する太陽光発電装置や風力発電装置等の
発電電力が有効に利用でき、自然エネルギーの利用率が
向上して、地球環境問題が改善される。また、電力系統
の昼間の供給電力が低減されると共に、電力系統の夜間
電力を電力貯蔵用二次電池に充電することによって夜間
電力が有効に利用されて、負荷平準化により発電装置や
送変電装置の利用率が向上する。特に、電力消費者にと
ってハイブリッドシステムの利用による電力系統から供
給される電力料金の削減効果を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自然エネルギー利
用発電装置と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッドシス
テム及びその利用方法について、図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の電力系統に接続した太陽光発電装
置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリッド
システム及びこのハイブリッドシステムの利用方法の例
を示している。この図において、ハイブリッドシステム
2の利用形態には電力メーカ10,ハイブリッドシステ
ム所有者20および負荷使用者30が関与し、それぞれ
図中に示された電力系統システム1,ハイブリッドシス
テム2及び負荷システム3に含まれる。
【0022】電力メーカ10は、図示されていないが発
電設備を保有し、電力系統11を介してハイブリッドシ
ステム2や負荷システム3へ電力を供給する。また、場
合によっては、ハイブリッドシステム2から電力を受給
し、電力系統に接続された別の負荷41へ電力を供給す
ることもできる。なお、ここで、負荷41は別の負荷使
用者40が所有する負荷システム4に含まれる。
【0023】また、ハイブリッドシステム所有者20は
太陽光発電装置21又は、図2に示した風力発電装置2
2及び電力貯蔵用二次電池23などを含むハイブリッド
システム2を所有しており、契約6に基づいて、変換装
置24を介して負荷使用者30の元に設置された負荷3
1へ電力を供給する。なお、負荷31が直流の場合に
は、変換装置24を介さずに負荷31へ電力を供給する
こともできる。ここで、電力貯蔵用二次電池23として
はナトリウム硫黄電池やリチウムイオン電池,鉛電池,
レドックスフロー電池,亜鉛臭素電池,ニッケル水素電
池などを用いることができるが、特にナトリウム硫黄電
池はコンパクトでエネルギー密度が高いこと、電池の充
放電効率が優れていること、構成材料が豊富で量産に適
していることなどの利点があり、ハイブリッドシステム
2用に特に優れた電力貯蔵用二次電池23である。
【0024】また、この図ではハイブリッドシステム2
と負荷システム3とは電力系統11を介さずに直接接続
されているが、電力メーカ10との契約の元に電力系統
11を介して接続することもできる。さらに、契約7に
基づいて、電力系統11から夜間電力を受給して電力貯
蔵用二次電池23を充電したり、逆に、大陽光発電装置
21や風力発電装置22の発電電力や電力貯蔵用二次電
池23の放電電力を電力系統11へ供給することもでき
る。なお、ハイブリッドシステム2には、変換装置24
などを通じて太陽光発電装置21,風力発電装置22や
電力貯蔵用二次電池23の運転を制御する制御装置2
5,前述の供給又は受給する電力量を測定するための測
定装置26、及び、後述のピークカット位置を設定した
り、測定された電力量を基に電力料金を計算するための
演算処理装置(CPU)27が含まれる。
【0025】さらに、負荷使用者30の所有する負荷シ
ステム3には負荷31が置かれ、ハイブリッドシステム
2又はハイブリッドシステム2と電力系統11から供給
される電力によって負荷31は運転される。また、負荷
31へ供給される電力量の測定装置32が設けられる。
なお、図示されていないが、複数の負荷システム3をハ
イブリッドシステム2に接続することが望ましい。
【0026】一方、図2はハイブリッドシステム2の別
の例を示しており、図1と同じ符号で示されたものは同
じ内容のものを示している。この図においては、ハイブ
リッドシステム2の利用形態には電力メーカ10,ハイ
ブリッドシステム所有者20,負荷使用者30およびハ
イブリッドシステム借用者50が関与し、ハイブリッド
システム借用者50は契約8に基づいてハイブリッドシ
ステム2をハイブリッドシステム所有者20から借用し
て、利用している。なお、図示されていないが負荷使用
者30がハイブリッドシステム借用者50を兼ねるこ
と、ハイブリッドシステム2を負荷使用者30の元へ設
置すること、又は、ハイブリッドシステム借用者50が
風力発電装置22又は太陽光発電装置21と電力貯蔵用
二次電池23とのどちらか一方を借用して、ハイブリッ
ドシステム2を利用することもできる。また、ハイブリ
ッドシステム所有者20は管理システム5を所有し、通
信装置28を介して演算処理装置27からの情報を受け
ている。なお、図示されていないが、ハイブリッドシス
テム2に通信装置28を、管理システム5に演算処理装
置27を設けても良いし、両方のシステムに演算処理装
置27と通信装置28とを設けることもできる。さら
に、図2のハイブリッドシステム2には風力発電装置2
2が設けられて、負荷31と直接接続されているが、図
示されていないが電圧や周波数などの変換装置24を介
して接続しても良いし、風力発電装置22の代わりに太
陽光発電装置21と変換装置24とを組み合わせて設け
ても良い。
【0027】図1,図2においては、太陽光発電装置2
1や風力発電装置22の発電電力を利用して、負荷31
へ供給しているが、気象状況などによってこれらの装置
の発電電力は大きく変動するため、この発電電力のみに
よって負荷31を正常に運転するのは極めて困難であ
る。このため、電力貯蔵用二次電池23を併設し、太陽
光発電装置21や風力発電装置22の発電電力の変動を
吸収している。また、電力貯蔵用二次電池23の容量の
一部を非常用電源や無停電電源,周波数安定化電源や電
圧安定化電源などに用いることも可能であり、こうする
ことによって、ハイブリッドシステム2の使用効果を高
めることができる。なお、電力貯蔵用二次電池23の放
電電力を利用するためには、事前に充電しておく必要が
あり、このためには電力系統11の夜間電力を受給する
ことが望ましい。また、太陽光発電装置21や風力発電
装置22の発電電力がハイブリッドシステム2に接続さ
れた負荷31の消費電力を超えた場合には、この余剰電
力を電力貯蔵用二次電池23の充電に用いたり、電力系
統11へ供給することもできる。さらに、電力貯蔵用二
次電池23を充電する際に太陽光発電装置21や風力発
電装置22から供給される電力が電力貯蔵用二次電池2
3の許容充電電力又は許容充電電力量を超えた場合に
は、残りの電力を電力系統11へ供給することが望まし
い。こうすることによって、太陽光発電装置21や風力
発電装置22の発電電力が有効に利用でき、自然エネル
ギーの利用率が向上して、地球環境問題が改善されると
いう利点がある。
【0028】なお、ハイブリッドシステム2や電力系統
11に接続された負荷31の電力消費量は昼間に比べて
夜間は少ないことが一般的であり、前述のように電力系
統11の夜間電力を電力貯蔵用二次電池23に充電し
て、昼間放電に利用することにより、電力系統11の負
荷平準化が可能となって、電力系統11を構成する発電
設備や送変電設備の利用率が向上するという利点があ
る。さらに、ハイブリッドシステム2に風力発電装置2
2を用いる場合、夜間の発電電力を電力貯蔵用二次電池
23の充電に利用可能であり、電力貯蔵用二次電池23
と接続することによって風力発電装置22の利用率が向
上するという利点もある。
【0029】また、ハイブリッドシステム2からの電力
を負荷31へ供給する際には、使用する電力を全てハイ
ブリッドシステム2で賄うことも可能であるが、前述の
ように気象状況によって太陽光発電装置21や風力発電
装置22の発電電力が変動すること、この変動を完全に
吸収するためには電力貯蔵用二次電池23の容量を大き
くする必要があることの理由より、負荷31で消費され
る電力の一部をハイブリッドシステム2によって賄っ
て、残りをハイブリッドシステム2と接続された電力系
統11から供給することが実用上望ましい。この場合、
負荷31の消費電力をピークカットし、ピークカットし
た電力、即ちピークカット位置を超えた消費電力をハイ
ブリッドシステム2で、残りの電力、即ちピークカット
位置以下の消費電力を主に電力系統11で賄うことが、
ハイブリッドシステム2を有効に活用して電力系統11
の負荷平準化を図るために特に望ましい。
【0030】図3は、ピークカットの例を示す図であ
り、縦軸は電力、横軸は1日の時刻であり、A)は負荷
31の消費電力、B)はハイブリッドシステム2からの
供給電力(含む電力系統11からの入力)、C)は電力
系統11からの供給電力(含むハイブリッドシステム2
からの入力)を示している。A)において、負荷31の
消費電力パターン100はピークカット位置110によ
って2分割され、ピークカット位置110を超えた消費
電力が101,ピークカット位置110以下の消費電力
が102で示されている。また、ピークカット位置11
0を超えた消費電力101の1日の積分値に相当する消
費電力量が103,ピークカット位置110以下の消費電
力102の1日の積分値に相当する消費電力量が104
で示されている。B)において、太陽光発電装置21や
風力発電装置22の発電電力は200、1日の発電電力量
は201で示されている。
【0031】なお、この図においては、太陽光発電装置
21や風力発電装置22の発電電力はかなり大きな周期
で変化しているが、実際には分や秒オーダー又はそれ以
下の周期でも変動するため、図示されていないが、電力
貯蔵用二次電池23の充放電によってこのような短周期
の電力変動を吸収することが、ハイブリッドシステム2
の利用のためには望ましい。また、発電電力200とピ
ークカット位置110を超えた消費電力101との差の
余剰電力量が202で示されており、発電電力量201
の内の余剰電力量202も負荷31へ供給されて、その
分電力系統11から負荷31へ供給される電力量が低減
されることが望ましい。さらに、余剰電力量203は負
荷31の消費電力パターン100を超えた余剰電力量に
相当し、電力系統11へ供給されて、電力系統11に接
続された負荷41で消費されることが望ましい。一方、
ピークカット位置110を超えた消費電力101から発
電電力200を引いた差の電力量は204で示されてお
り、この電力量204は電力貯蔵用二次電池23の放電
電力によって負荷31へ供給される。また、電力貯蔵用
二次電池23の充電電力量302′は図3では電力系統
11の夜間電力を受給して充電される。さらに、C)に
おいて、電力系統11から負荷31へ供給される電力及
び電力量はそれぞれ300,301で示されており、電
力貯蔵用二次電池23へ供給される夜間電力量は302
で示されている。また、負荷31で使用されるピークカ
ット位置110以下の消費電力102と電力系統11よ
り供給される電力300との差の電力量は202′であ
り、この電力量202′は前述のように、ハイブリッド
システム2によって負荷31へ賄われる。さらに、ハイ
ブリッドシステム2から電力系統11へ供給される電力
量は203′で示されている。
【0032】なお、一般に用いられているように、負荷
の消費電力が交流の場合、図3の太陽光発電装置の発電
電力は直流の発電出力×交直変換装置の直流→交流の変
換効率で与えられる。一方、負荷で消費する電力が直流
の場合には、上記交直変換装置の直流→交流の変換効率
を1とし、図3の風力発電装置の発電出力を交流の発電
出力×交直変換装置の交流→直流の変換効率として計算
すれば良い。また、電力貯蔵用二次電池23の放電電力
量は、一般に、電池容量×放電電圧×交直変換装置の直
流→交流の変換効率で求められ、充電電力量は、電池容
量×充電電圧÷交直変換装置の交流→直流の変換効率で
求められ、負荷が直流の場合には、上記直流→交流の変
換効率が1となる。
【0033】なお、図示されていないが、太陽光発電装
置21や風力発電装置22の余剰電力量202や203
の一部又は全部を電力貯蔵用二次電池23に供給して充
電することも可能であるし、例えば風力発電装置22の
夜間発電電力を充電に用いることも可能である。また、
電力貯蔵用二次電池23の充電電力や充電電力の時間積
分である充電電力量には限界があり、それぞれ許容量が
定められているため、太陽光発電装置21や風力発電装
置22の発電電力を利用して充電する場合、前述の許容
充電電力や許容充電電力量を超えた電力や電力量は電力
系統11へ供給することが望ましく、こうすることによ
って、太陽光発電装置21や風力発電装置22の発電電
力が有効に利用できる。
【0034】このように、負荷31で消費される電力を
ピークカット位置110によって二分割し、ピークカッ
ト位置110を超える消費電力101をハイブリッドシ
ステム2で賄うように制御装置25で電力貯蔵用二次電
池23の運転を制御すること、及び、電力系統11の夜
間電力によって電力貯蔵用二次電池23を充電すること
により、電力系統11の昼間の電力供給量の低減と夜間
の電力供給量の増加が可能となり、負荷平準化が促進さ
れて、電力系統11を構成する発電装置や送変電装置の
利用率が向上するという利点がある。なお、場合によっ
てはピークカット位置110に関係なく、電力貯蔵用二
次電池23を定電力や矩形波のパターンで放電し、これ
と風力発電装置22や太陽光発電装置21の発電電力と
を組み合わせて、負荷31又は負荷31と電力系統11
へ電力を供給するように制御装置25でハイブリッドシ
ステム2の運転を制御することも可能である。こうする
ことによってもハイブリッドシステムの利点である電力
系統11の負荷平準化や太陽光発電装置21や風力発電
装置22による自然エネルギーの有効利用が実現でき
る。
【0035】しかしながら、図3に示されたように、太
陽光発電装置21又は風力発電装置22の発電電力と電
力貯蔵用二次電池23の放電電力との和がピークカット
位置110を超えた負荷31の消費電力101を下回ら
ないように電力貯蔵用二次電池23の運転を制御装置2
5で制御して、ピークカット位置110を超えた消費電
力101をハイブリッドシステム2で賄うことにより、
後述のように、電力系統11から負荷31へ供給される
電力費用が低減されて、ハイブリッドシステム2の使用
効果が大きくできるという利点がある。また、ハイブリ
ッドシステム2の余剰電力量202を負荷31へ供給し
たり、余剰電力量203を電力系統11に供給したりす
ることにより、ハイブリッドシステム2の発電電力が有
効に利用できて、自然エネルギーの利用率が向上すると
いう利点がある。さらに、図示されていないが、ハイブ
リッドシステム2を構成する太陽光発電装置21や風力
発電装置22の余剰電力を用いて電力貯蔵用二次電池2
3を充電することも可能で、この結果として自然エネル
ギーの利用率向上をもたらすこともできる。なお、図示
されていないが、負荷使用者30がハイブリッドシステ
ム2を所有している場合にも、上記ピークカット位置1
10を越えた消費電力101をハイブリッドシステム2
で賄うことの利点やハイブリッドシステム2の余剰電力
を利用することによる利点が得られる。
【0036】また、図1や図2に見られるように、ハイ
ブリッドシステム2には変換装置24などを通じて太陽
光発電装置21,風力発電装置22や電力貯蔵用二次電
池23の運転を制御する制御装置25と共に、負荷31
や電力系統11へ供給した電力量や電力貯蔵用二次電池
23が電力系統11から受給した夜間電力量を測定する
ための測定装置26、及び、前述のピークカット位置1
10を設定したり、測定された電力量を基に電力料金を
計算するための演算処理装置(CPU)27が含まれて
いる。この結果、ハイブリッドシステム2から負荷31
へ供給される電力量の測定値、前記ピークカット位置1
10から求まる負荷31への供給電力ピーク値、及び、
電力系統11の電力単価と電力基本料金を用いて、ハイ
ブリッドシステム2から負荷31へ供給される電力料金
を算出したり、電力系統11から負荷31へ供給される
電力料金の前記ハイブリッドシステム2の利用による削
減量を算出することができる。さらに、算出された前記
電力料金や前記削減量を基に負荷使用者30に対してハ
イブリッドシステム2の利用料金を請求すること、ある
いは、算出された削減量と、電力貯蔵用二次電池23の
充電に用いられた電力系統11の夜間電力料金や電力系
統11へハイブリッドシステム2から供給された電力料
金、又は/及び、ハイブリッドシステム2の設備費また
は設備償却費や運転・保守管理費とを基に、後述のよう
に前記ハイブリッドシステム2の使用効果を算出し、こ
の使用効果を基に負荷使用者30に対してハイブリッド
システム2の利用料金を請求したり、あるいはハイブリ
ッドシステム借用者50に対して借用料金を請求するこ
とができる。このようにして、負荷使用者30が電力料
金低減の利益を受け、ハイブリッドシステム2の普及が
促進される。また、その結果として、自然エネルギーの
有効利用による地球環境問題への対応や、負荷平準化に
よる電力系統設備の有効利用が可能となる。なお、この
電力料金を計算するための演算処理装置27として、前
述のピークカット位置110を設定する演算処理装置と
同じものを用いることにより、演算処理装置の数が削減
され、ハイブリッドシステム2の設備費用削減による普
及拡大が可能になるという利点もある。
【0037】図4に、ハイブリッドシステム2の利用方
法の例をステップで示す。まず、負荷31のピークカッ
ト位置を設定する(S1)。このためには、電力貯蔵用
二次電池23の放電電力容量の値(D2)及び負荷の消
費電力パターン(D3)、あるいは、電力貯蔵用二次電
池23の放電電力容量の値(D2)と負荷31の消費電
力パターン(D3)、及び、太陽光発電装置21又は風
力発電装置22の発電電力推定値を基に、演算処理装置
27を用いて計算することが望ましい。また、図示され
ていないが、演算処理装置27に設けた記憶装置に負荷
31の消費電力パターンとその経時変化のデータ、及
び、太陽光発電装置21や風力発電装置22の発電電力
の経時変化のデータなどを記憶しておくことが望まし
い。なお、図3のA)に見られるように、ピークカット
位置110を超えた消費電力101を時間積分して消費
電力量103を求め、ピークカット位置110を超えた
消費電力量103を電力貯蔵用二次電池23の放電電
力、あるいは、電力貯蔵用二次電池23の放電電力と太
陽光発電装置21や風力発電装置22の発電電力で賄う
ようにピークカット位置110を定めれば良い。但し、
負荷31の消費電力パターン100に季節変化や日々の
変化がある場合には、これを考慮して、最大の消費電力
パターンを基に設定することが望ましい。
【0038】ここで、太陽光発電装置21や風力発電装
置22の発電電力の変動が大きくて、負荷31を運転中
の発電電力がほぼゼロになるような状態がしばしば起こ
る場合には、電力貯蔵用二次電池23の放電電力量で消
費電力量103の全てが賄えるようにピークカット位置
110を設定することが望ましく、こうすることによっ
て、ピークカット位置110を超えた消費電力101が
確実にハイブリッドシステム2によって供給でき、電力
系統11にとって昼間の電力使用量を確実に予測できる
という利点がある。一方、消費電力量103の一部を電
力貯蔵用二次電池23で賄い、残りを太陽光発電装置2
1や風力発電装置22で賄う場合には、上述の場合に比
べて電力貯蔵用二次電池23の電池容量が小さくできる
という利点がある。なお、この場合には負荷31の運転
中での太陽光発電装置21や風力発電装置22の発電電
力の推定値、例えば平均発電電力と発電時間から求めら
れる発電電力量と電力貯蔵用二次電池23の放電電力量
との和がピークカット位置110を超えた消費電力量1
03又はそれ以上となるようにピークカット位置110
を定めれば良く、こうすることによってハイブリッドシ
ステム2の有効利用が可能である。また、この場合に
は、図3のB)に示したハイブリッドシステム2の余剰
電力量202や203などを負荷31や電力系統11へ
供給する代わりに、電力貯蔵用二次電池23の充電に用
いることが望ましく、こうすることによって、気象状況
が変化した場合にも、ハイブリッドシステム2によるピ
ークカット位置110を超えた消費電力101の供給が
達成し易くなる。
【0039】一方、太陽光発電装置21や風力発電装置
22を用いて発電し(S4)、その発電電力を測定装置
26により測定する(S5)。また、先に定めたピーク
カット位置110とこの発電電力の測定値とを用いて、
ハイブリッドシステム2からの負荷31への供給電力が
ピークカット位置110を超えた消費電力101を下回
らないように、制御装置25によって電力貯蔵用二次電
池23の放電出力を制御して(S6)、電力貯蔵用二次
電池23を放電する(S7)。ここで、上記発電電力の
測定値を負荷31の消費電力パターン100と比較し
(S8)、発電電力が負荷31の消費電力以下の場合に
は、この発電電力と電力貯蔵用二次電池23の放電電力
との合計がピークカット位置110を超えた消費電力1
01を下回らないようにハイブリッドシステム2の電力
を負荷31へ供給する(S9)。なお、この場合、残り
の消費電力は電力系統11から供給される(S10)。
一方、発電電力が負荷31の消費電力以上の場合には、
負荷31へ発電電力を供給する(S9)と共に、残りの
電力を電力系統11へ供給する(S11)か、または、
電力貯蔵用二次電池23を充電する(S12)。なお、
電力貯蔵用二次電池23の充電の大半は電力系統11の
夜間電力によって行われる(S13)のが一般的であ
る。
【0040】また、場合によってはピークカット位置1
10に関係なく、電力貯蔵用二次電池23を定電力や矩
形波のパターンで放電し、これと風力発電装置22や太
陽光発電装置21の発電電力とを組み合わせて、負荷3
1又は負荷31と電力系統11へ電力を供給するように
制御装置25を制御することも可能である。なお、図3
に示されたように、ピークカット位置110を超えた消
費電力101をハイブリッドシステム2で賄う場合に
は、電力系統11から負荷31へ供給される電力のピー
ク値が低減できるため、後述のように電力系統11から
負荷31へ供給される電力費用が削減されて、ハイブリ
ッドシステム2の使用効果が大きくできるという利点が
ある。また、電力貯蔵用二次電池23の容量の一部を非
常用電源や無停電電源などに用いることも可能であり、
こうすることによってハイブリッドシステム2の使用効
果が拡大される。なお、この場合には、負荷31で使用
される放電電力量に非常用電源などに必要な放電電力量
を加えた放電電力量を基に、電力貯蔵用二次電池23の
電池容量を定めたり、ピークカット位置110を定める
必要がある。
【0041】次に、ハイブリッドシステム2、即ち、太
陽光発電装置21又は風力発電装置22及び電力貯蔵用
二次電池23から負荷31へ供給された電力量を測定し
(S14)、この測定値又は/及びハイブリッドシステ
ム2から負荷31へ供給された電力の値と、電力系統1
1の電力単価又は/及び電力基本料金(D15)とを用
いて、電力系統11から供給される電力料金のハイブリ
ッドシステム2の利用による負荷使用者30にとっての
削減量を算出したり、図示されていないが、ハイブリッ
ドシステム2から負荷31へ供給される電力料金を算出
する(S16)。ここで、電力料金は一般に電力単価×
使用電力量+電力基本料金で与えられるため、ハイブリ
ッドシステム2から供給された電力の値、又はこの値に
基づく電力系統11から負荷31へ供給される電力ピー
ク値の変化や、ハイブリッドシステム2から供給された
電力量、又はこの電力量に基づく電力系統11から負荷
31へ供給される電力量の変化で上記電力料金、又は上
記削減量は決まり、使用電力量に関係する電力単価と電
力ピーク値から定まる電力基本料金とのデータを基に、
演算処理装置27で上記電力料金や上記削減量を計算す
ることが望ましい。また、電力メーカ10との契約によ
っては、使用電力量又は電力ピーク値の変化によって電
力料金が決まる可能性もあり、この場合には電力単価又
は電力基本料を用いて、上記電力料金や上記削減量が求
められる。さらに、電力メーカ10が定めた割引料金や
燃料調整額なども考慮して、上記電力料金や上記削減量
を算出することも出来る。なお、使用電力量や供給電力
量は、それぞれ使用電力の時間積分や供給電力の時間積
分で与えられる。
【0042】ここで、ハイブリッドシステム2から負荷
31へ同じ電力量を供給する場合、電力系統11から供
給される電力のピーク値が出来るだけ小さくなるように
ハイブリッドシステム2を運転することにより、一般に
電力料金の削減量が最も大きくなる。従って、図3に示
されるように、ピークカット位置110を超えた消費電
力101をハイブリッドシステム2で賄うように運転す
ることにより、同じ放電電力量を持った電力貯蔵用二次
電池23を用いたハイブリッドシステム2の利用効果を
最も大きくすることができる。なお、電池の放電電力量
は、一般に電池容量,平均放電電圧,変換装置の直流→
交流の変換効率との積で与えられる。また、ここで、ピ
ークカット位置110の算出に用いたと同じ演算処理装
置27を用いて電力料金の削減量を計算することによ
り、設備の簡略化が可能である。
【0043】なお、図3における運転パターンでの電力
料金の削減量は、ハイブリッドシステム2からの供給電
力量×電力単価、及び、負荷31の消費電力パターン1
00のピーク値から定まる電力基本料金とピークカット
位置110から定まる電力基本料金との差額により算出
される。
【0044】そして、図1のようにハイブリッドシステ
ム所有者20がハイブリッドシステム2を使用する場合
には、このようにして求めたハイブリッドシステム2か
ら供給される電力料金、又は、電力系統11から供給さ
れる電力料金の削減量を基に、ハイブリッドシステム2
の設備費や管理費を考慮し、契約6の内容を反映して、
負荷使用者30に対してハイブリッドシステム2の利用
料金を請求することになる(S17)。なお、場合によ
っては、後述のように、ハイブリッドシステム2から電
力系統11へ供給された電力料金や電力貯蔵用二次電池
23の電力系統11からの充電電力料金又は/及びハイ
ブリッドシステム2の設備費又は設備償却費、運転・保
守管理費なども考慮して、ハイブリッドシステム2の使
用効果を求め、これに基づいて負荷使用者30に対して
ハイブリッドシステム2の利用料金を請求することにな
る。ここで、上記削減量や上記使用効果に基づいて負荷
使用者30に利用料金を請求する方法を用いれば、上記
電力料金に基づいて請求する方法に比べて、負荷使用者
30にとってハイブリッドシステム2の使用効果が明確
になるという効果があり、その結果ハイブリッドシステ
ム2の利用が広がって、自然エネルギーの有効利用や夜
間電力利用による負荷平準化が推進されるという利点が
得られる。また、図示されていないが、負荷使用者30
の負荷31が電力系統11を介してハイブリッドシステ
ム2に接続されている場合には、契約7に基づいて送電
の費用を電力メーカ10に支払う必要があり、この際に
は、この送電の費用も負荷使用者30に請求することに
なる。また、電力貯蔵用二次電池23の容量の一部を非
常用電源や無停電電源などとして用いる場合には、この
効果も含めてハイブリッドシステム2の使用効果を計算
することになる。
【0045】一方、図2のようにハイブリッドシステム
借用者50がハイブリッドシステム2を借用して使用す
る場合には、前述の算出された電力料金又は削減量(S
16)や後述の使用効果(S20)などや契約6に基づ
いて、ハイブリッドシステム借用者50が負荷使用者3
0に対してハイブリッドシステム2の利用料金を請求す
る。同時に、ハイブリッドシステム2から電力系統11
へ供給された電力量の測定(S18)、及び、電力系統
11からハイブリッドシステム2へ供給された電力量、
即ち、電力貯蔵用二次電池23の充電電力量の測定(S
19)を行い、契約7の内容を反映して、これらの電力
料金を電力単価や電力基本料金のデータ(D15)を基
に算出する。そして、これらの電力料金と前述の電力料
金の削減量(S16)又は/及びハイブリッドシステム
2の設備費や設備償却費、運転・保守管理費とを基にハ
イブリッドシステム2の使用効果を算出し(S20)、契
約8の内容を反映して、ハイブリッドシステム所有者2
0がハイブリッドシステム借用者50に借用料金を請求
する(S21)。なお、図2で説明したように、負荷使
用者30がハイブリッドシステム借用者50を兼ねる場
合には、ハイブリッドシステム所有者20が負荷使用者
30に借用料金を請求することになる。
【0046】さらに、図示されていないが、ハイブリッ
ドシステム借用者50がハイブリッドシステム2を構成
する風力発電装置22又は太陽光発電装置21と電力貯
蔵用二次電池23との内のどちらか一方を借用する場合
には、前述と同様な方法により借用した装置の使用効果
を算出し、この使用効果を基にハイブリッドシステム所
有者20がハイブリッドシステム借用者50に対して借
用料金を請求することになる。なお、このためには、ハ
イブリッドシステム所有者20は、ハイブリッドシステ
ム借用者50によるハイブリッドシステム2の使用デー
タを知ることが必要であり、図2に示されたように、通
信装置28によってハイブリッドシステム2に設けられ
た演算処理装置27よりデータを読み取るか、あるい
は、ハイブリッドシステム借用者50が借用した装置か
ら送られるデータをハイブリッドシステム所有者20の
元に設けた演算処理装置で受け取って記憶すれば良い。
【0047】このように、算出された上記電力料金や上
記削減量を基に負荷使用者30に対してハイブリッドシ
ステム2の利用料金を請求すること、あるいは、算出さ
れた削減量と、電力貯蔵用二次電池23の充電に用いら
れた電力系統11からの充電電力料金や電力系統11へ
ハイブリッドシステム2から供給された電力料金又は/
及びハイブリッドシステム2の設備費又は設備償却費,
運転・保守管理費とを基に、前記ハイブリッドシステム
2の使用効果を算出し、この使用効果を基に負荷使用者
30に対してハイブリッドシステム2の利用料金を請求
したり、ハイブリッドシステム借用者50に対して借用
料金を請求することができ、その結果として、負荷使用
者30が電力料金低減の利益を受けると共に、ハイブリ
ッドシステム2の普及が促進される。また、このように
して、自然エネルギーの有効利用による地球環境問題へ
の対応や、夜間電力の利用又は/及び昼間電力のピーク
カットなどに基づく負荷平準化による電力系統設備の有
効利用が可能となる。
【0048】以上のように、図1,図2及び図4の構成
によれば、太陽光発電装置21や風力発電装置22及び
電力貯蔵用二次電池23から成るハイブリッドシステム
2において、風力発電装置22又は太陽光発電装置21
の発電電力又は/及び電力系統11の夜間電力によって
電力貯蔵用二次電池23を充電すると共に、ハイブリッ
ドシステム2に接続された負荷31のピークカット位置
110を設定し、風力発電装置22又は太陽光発電装置
21の発電電力と電力貯蔵用二次電池23の放電電力と
の和がこのピークカット位置110を超えた負荷の消費
電力101を下回らないように電力貯蔵用二次電池23
の運転を制御して、風力発電装置22又は太陽光発電装
置21の発電電力又は/及び電力貯蔵用二次電池23の
放電電力をハイブリッドシステム2に接続された負荷3
1、又は、負荷31及び電力系統11へ供給するハイブ
リッドシステム2及びその利用方法が提供される。
【0049】また、風力発電装置22又は太陽光発電装
置21の発電電力がハイブリッドシステム2に接続され
た負荷31の消費電力を超えた場合、この余剰電力を電
力貯蔵用二次電池23に充電するか、又は/及び、電力
系統11へ供給するハイブリッドシステム2の利用方
法、又は、風力発電装置22又は太陽光発電装置21の
発電電力を電力貯蔵用二次電池23に充電する場合、電
力貯蔵用二次電池23の許容充電電力又は許容充電電力
量を超えた発電電力を電力系統11へ供給するハイブリ
ッドシステム2の利用方法が提供される。
【0050】また、電力貯蔵用二次電池23の放電電力
容量とハイブリッドシステム2に接続された負荷31の
消費電力パターン100、あるいは、電力貯蔵用二次電
池23の放電電力容量,風力発電装置22又は太陽光発
電装置21の発電電力推定値とハイブリッドシステム2
に接続された負荷31の消費電力パターン100とを用
いて、負荷31のピークカット位置110を設定するハ
イブリッドシステム2及びその利用方法、あるいは、ハ
イブリッドシステム2に接続された負荷31へハイブリ
ッドシステム2から供給される電力量の測定値、又は/
及び、ピークカット位置110から求まる負荷31への
供給電力の値、および、電力系統11の電力単価と電力
基本料金を用いて、ハイブリッドシステム2から負荷3
1へ供給される電力料金を算出するか、又は、電力系統
11から負荷31へ供給される電力料金のハイブリッド
システム2の利用による削減量を算出するハイブリッド
システム2及びその利用方法が提供される。
【0051】さらに、算出された上記電力料金や上記削
減量を基に、負荷使用者30に対してハイブリッドシス
テム2の利用料金を請求するハイブリッドシステム2の
利用方法、あるいは、算出された電力料金の削減量と、
電力貯蔵用二次電池23の充電に用いられた電力系統1
1からの充電電力料金や電力系統11へハイブリッドシ
ステム2から供給された電力料金又は/及び、ハイブリ
ッドシステム2の設備費又は設備償却費,運転・保守管
理費とを基に、ハイブリッドシステム2の使用効果を算
出し、この使用効果を基に負荷使用者30に対してハイ
ブリッドシステム2の利用料金を請求したり、ハイブリ
ッドシステム借用者50に対して借用料金を請求するハ
イブリッドシステム2の利用方法が提供される。
【0052】ここで、太陽光発電装置21や風力発電装
置22は自然エネルギーの利用のために原理的に発電費
用が比較的小さくできること、及び、電力貯蔵用二次電
池23により電力系統11の比較的安価な夜間電力が有
効に利用できることの理由で、負荷使用者30はハイブ
リッドシステム2の利用により、全ての電力を電力系統
11から受給するのに比べて、電力料金が低減できると
いう利点がある。また、電力メーカ10にとっては、昼
間の供給電力が低減され、また、夜間電力の充電によっ
て夜間電力が有効に利用されて、負荷平準化により発電
装置や送変電装置の利用率が向上するという利点があ
る。さらに、太陽光発電装置21や風力発電装置22の
発電電力が有効に生かせるために、自然エネルギーが有
効に利用できて、地球環境問題に貢献できるというメリ
ットもある。また、ハイブリッドシステム所有者20が
ハイブリッドシステム2をハイブリッドシステム借用者
50に貸出すことによって、ハイブリッドシステム2の
利用範囲が拡大され、自然エネルギーが有効に利用でき
るという利点もある。
【0053】さらに、本発明のハイブリッドシステム2
に接続された負荷31が複数個で、複数の負荷使用者3
0によってハイブリッドシステム2が利用されることが
特に望ましい。
【0054】図5は、複数の負荷使用者30が同じハイ
ブリッドシステム2を利用する例として、2人の負荷使
用者30,30′の場合の運転状態の例を示しており、
図3と同じ符号で示されたものは同じ内容を示してい
る。図の縦軸は任意スケールの消費電力、横軸は時刻、
a)は第一の負荷使用者30の負荷31の消費電力、b)
は第二の負荷使用者30′の負荷31′の消費電力、
c)は両者の合計を示している。図の例ではa)とb)
とで消費電力パターン100のピーク値と消費電力量と
は同じ値となっているが、消費電力のピーク位置が異な
っている。このように、負荷使用者によって電力使用の
目的や用途が異なると、消費電力のピーク位置は異なる
ことが一般的であり、この結果、両者の合計であるc)
においては、消費電力量はa)とb)との和となるが、
消費電力のピーク値はそれぞれのピーク値の和よりも小
さくなる。ハイブリッドシステム2においては、前述の
ように、ピークカット位置110を超えた消費電力10
1を賄うことが望ましいが、気象条件によっては太陽光
発電装置21や風力発電装置22の発電電力が小さくな
り、ピークカット位置110を超えた電力の大部分又は
全部を電力貯蔵用二次電池23の放電電力で供給する必
要のある場合が生ずる。ここで、電力貯蔵用二次電池2
3においては、放電電力量と電池の充放電効率や変換装
置24の効率によって充電電力量が決まり、これによっ
て電池容量の最低必要量が定められる。また、放電電力
のピーク値の増加によって電池の発熱量の増加や電池効
率の低下が起こるため、一般にピーク値が大きいほど同
じ放電電力量であっても大きな電池容量が必要となる。
すなわち、複数の負荷使用者30,30′がそれぞれ別
のハイブリッドシステムを利用する場合には、個々の負
荷使用者の消費電力量と電力ピーク値に従ってそれぞれ
の電力貯蔵用二次電池の必要電池容量が決まるか、ある
いは、設置された電池容量に基づいて可能なピークカッ
ト位置が決まる。
【0055】一方、この場合の必要電池容量の和に比べ
て、図5のように同じハイブリッドシステム2を複数の
負荷使用者30,30′が利用する場合には、電力のピ
ーク値が個々の負荷使用者の電力ピーク値の和よりも少
なくて済むために、電力貯蔵用二次電池23の必要電池
容量を少なくすることができるか、又は、同じ電池容量
であれば、ピークカット位置110を低くして、電力系
統11から供給される電力のピーク値を小さくすること
ができる。この結果、電池容量や電池の大きさが個々の
負荷使用者が別々のハイブリッドシステムを用いる場合
の和に比べて小さくなり、ハイブリッドシステム2の設
置面積やコストが低減できるという利点や、同じ容量や
大きさの電力貯蔵用二次電池23を設けたハイブリッド
システム2を用いる場合に、電力料金の削減量や使用効
果が大きくできるという利点がある。
【0056】なお、複数の負荷使用者30,30′の元
に設けられた負荷31,31′にハイブリッドシステム
2を接続する場合には、それぞれの負荷使用者30,3
0′が使用する負荷の消費電力量が測定できるように、
測定装置32を複数個設ける必要がある。また、図示さ
れていないが、複数の負荷使用者30,30′が同じハ
イブリッドシステム2を利用することによる上記利点
は、負荷使用者がハイブリッドシステム2を所有してい
る場合にも達成される。
【0057】具体例として、図1に示すように、50k
Wの太陽光発電装置21と放電電力量200kWhのナ
トリウム硫黄電池から成る電力貯蔵用二次電池23とを
組み合わせたハイブリッドシステム2を用いて、負荷使
用者30の元に設置された負荷31へ電力を供給する。
ここで、負荷31の消費電力のピーク値は50kW、気
象条件によって太陽光発電装置21の発電ができないこ
とがあることを考慮し、電力消費パターン100を基に
演算処理装置27を用いて計算したピークカット位置1
10は15kWであり、このピークカット位置110以
上の消費電力101をハイブリッドシステム2から供給
し、残りの消費電力102を電力系統11から供給す
る。また、実際の運転に当たっては、電力系統11の夜
間電力を用いて電力貯蔵用二次電池23を充電し、太陽
光発電装置21の発電電力と電力貯蔵用二次電池23の
放電電力によってピークカット位置110を超えた消費
電力101を賄うように電力貯蔵用二次電池23の運転
を制御装置25で制御すると共に、太陽光発電装置21
の出力が負荷31の消費電力パターン100を超えた場
合には、電力貯蔵用二次電池23の放電を止め、太陽光
発電装置21の余剰電力を電力系統11へ供給する。こ
うすることによって、太陽光発電装置21の出力が有効
に利用されると共に、ピークカット位置110を越える
電力は全てハイブリッドシステム2で賄えるために、電
力系統11の昼間の供給電力を一定値以下に保つことが
できる。さらに、電力系統11の夜間電力を充電に利用
し、これを昼間放電して利用するために、電力系統11
の負荷平準化が達成される。なお、太陽光発電装置21
が正常に動作する場合には、電力貯蔵用二次電池23の
放電は少なくて済み、残った充電電力量は非常用電源な
どに用いることも可能である。
【0058】また、ハイブリッドシステム2から負荷3
1や電力系統11へ供給される電力量や電力系統11か
らハイブリッドシステム2へ供給される電力量を測定
し、これらの電力量と上記ピークカット位置110の値
を用いて、ハイブリッドシステム2を用いることによる
使用効果を求め、これを基に負荷使用者30にハイブリ
ッドシステム2の利用費用を請求することになる。な
お、負荷使用者30にとっては、比較的低コストの夜間
電力や太陽光発電電力21が利用できるために、電力料
金が低減できるメリットがあり、また、電力メーカ10
にとっては夜間電力の利用による負荷平準化のメリット
が得られ、これらの結果として、ハイブリッドシステム
2の利用が広がって、自然エネルギーが有効に利用でき
る。
【0059】なお、本発明は、実施例で述べた太陽光発
電装置21や風力発電装置22に限らず、波力,地熱な
ど他の自然エネルギーを利用した、換言すると発電出力
の一定しない発電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合
わせたハイブリッドシステムにも広く適用できる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、負荷のピークカット位
置を定め、前記ピークカット位置に従って前記ハイブリ
ッドシステムから前記負荷へ供給する前記電力を制御す
るなどの方法により、ハイブリッドシステムを構成する
自然エネルギーを利用した発電装置すなわち太陽光発電
装置や風力発電装置等の発電電力を有効に利用でき、自
然エネルギーの利用率が向上して、地球環境問題が改善
される。また、電力系統の昼間の供給電力が低減される
と共に、電力系統の夜間電力を電力貯蔵用二次電池に充
電することによって夜間電力が有効に利用されて、負荷
平準化により発電装置や送変電装置の利用率が向上す
る。さらに、負荷使用者の電力料金が削減されるため
に、ハイブリッドシステムの利用範囲が拡大するという
メリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、電力系統に接続した太陽光発電装置
と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリッドシ
ステムの一構成例及びその利用方法の一例を示す図。
【図2】本発明の、電力系統に接続した風力発電装置と
電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリッドシス
テムの他の構成例及びその利用方法の一例を示す図。
【図3】本発明のハイブリッドシステムによるピークカ
ットを伴う運転方法の一例を示す図。
【図4】本発明のハイブリッドシステムの利用方法の例
を示すフローチャート図。
【図5】本発明のハイブリッドシステムの他の運転方法
の例を示す図。
【符号の説明】
1…電力系統システム、2…ハイブリッドシステム、
3,4…負荷システム、5…管理システム、6,7,8
…契約、10…電力メーカ、11…電力系統、20…ハ
イブリッドシステム所有者、21…太陽光発電装置、2
2…風力発電装置、23…電力貯蔵用二次電池、24…
変換装置、25…制御装置、26,32…測定装置、2
7…演算処理装置、28…通信装置、30,40…負荷
使用者、31,41…負荷、50…ハイブリッドシステ
ム借用者、100…消費電力パターン、101…ピーク
カット位置を超えた消費電力、102…ピークカット位
置以下の消費電力、103…ピークカット位置を越えた
消費電力量、104…ピークカット位置以下の消費電力
量、110…ピークカット位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/34 H01L 31/04 R (72)発明者 日下部 康次 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 小林 実 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 Fターム(参考) 3H078 AA26 AA34 CC22 CC32 5F051 BA11 JA17 KA02 KA05 KA10 5G003 AA01 AA06 BA01 CA01 CC07 DA07 DA18 GB03 GB06 5G066 HA17 HB06 HB09 JA07 JB03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統に接続した自然エネルギー利用発
    電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリ
    ッドシステムであって、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
    前記電力系統の夜間電力を前記電力貯蔵用二次電池に充
    電するか、又は/及び、前記自然エネルギー利用発電装
    置の発電電力又は/及び前記電力貯蔵用二次電池の放電
    電力を前記ハイブリッドシステムに接続された負荷使用
    者の負荷又は/及び前記電力系統へ供給する変換装置
    と、 前記電力貯蔵用二次電池の放電電力容量と前記負荷の消
    費電力パターンとを用いて、前記負荷のピークカット位
    置を定める演算処理装置と、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力と前記電力
    貯蔵用二次電池の放電電力との和が前記ピークカット位
    置を超えた前記負荷の消費電力を下回らないように、前
    記電力貯蔵用二次電池の運転を制御する制御装置とを有
    することを特徴とするハイブリッドシステム。
  2. 【請求項2】電力系統に接続した自然エネルギー利用発
    電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリ
    ッドシステムであって、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
    前記電力系統の夜間電力を前記電力貯蔵用二次電池に充
    電するか、又は/及び、前記自然エネルギー利用発電装
    置の発電電力又は/及び前記電力貯蔵用二次電池の放電
    電力を前記ハイブリッドシステムに接続された負荷使用
    者の負荷又は/及び前記電力系統へ供給する変換装置
    と、 前記電力貯蔵用二次電池の放電電力容量、前記自然エネ
    ルギー利用発電装置の発電電力推定値と前記負荷の消費
    電力パターンとを用いて、前記負荷のピークカット位置
    を定める演算処理装置と、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力と前記電力
    貯蔵用二次電池の放電電力との和が前記ピークカット位
    置を超えた前記負荷の消費電力を下回らないように、前
    記電力貯蔵用二次電池の運転を制御する制御装置とを有
    する、ことを特徴とするハイブリッドシステム。
  3. 【請求項3】電力系統に接続した自然エネルギー利用発
    電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリ
    ッドシステムであって、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
    前記電力系統の夜間電力を前記電力貯蔵用二次電池に充
    電するか、又は/及び、前記自然エネルギー利用発電装
    置の発電電力又は/及び前記電力貯蔵用二次電池の放電
    電力を前記ハイブリッドシステムに接続された負荷使用
    者の負荷又は/及び前記電力系統へ供給する変換装置
    と、前記ハイブリッドシステムから前記負荷へ供給され
    る電力を制御する制御装置と、 前記ハイブリッドシステムから前記負荷へ供給される電
    力量を測定する測定装置と、前記負荷へ供給した前記電
    力の値又は/及び前記測定装置で測定された電力量、前
    記電力系統の電力基本料金又は/及び電力単価を用い
    て、前記ハイブリッドシステムから前記負荷へ供給され
    る電力料金を算出するか、又は、前記電力系統から前記
    負荷へ供給される電力料金の前記ハイブリッドシステム
    の利用による削減量を算出する演算処理装置とを設ける
    ことを特徴とするハイブリッドシステム。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかにおいて、前
    記ハイブリッドシステムに複数の負荷使用者の負荷が接
    続されることを特徴とするハイブリッドシステム。
  5. 【請求項5】電力系統に接続した自然エネルギー利用発
    電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリ
    ッドシステムの利用方法であって、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
    前記電力系統の夜間電力によって前記電力貯蔵用二次電
    池を充電し、 前記電力貯蔵用二次電池の放電電力容量と前記負荷の消
    費電力パターンとを用いて、前記ハイブリッドシステム
    に接続された負荷使用者の負荷のピークカット位置を定
    め、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
    前記電力貯蔵用二次電池の放電電力を前記負荷、又は、
    前記負荷及び前記電力系統へ供給し、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力と前記電力
    貯蔵用二次電池の放電電力との和が前記ピークカット位
    置を超えた前記負荷の消費電力を下回らないように前記
    電力貯蔵用二次電池の運転を制御する、 ことを特徴とするハイブリッドシステムの利用方法。
  6. 【請求項6】電力系統に接続した自然エネルギー利用発
    電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリ
    ッドシステムの利用方法であって、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
    前記電力系統の夜間電力によって前記電力貯蔵用二次電
    池を充電し、 前記電力貯蔵用二次電池の放電電力容量、前記自然エネ
    ルギー利用発電装置の発電電力推定値と前記負荷の消費
    電力パターンとを用いて、前記ハイブリッドシステムに
    接続された負荷使用者の負荷のピークカット位置を定
    め、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
    前記電力貯蔵用二次電池の放電電力を前記負荷、又は、
    前記負荷及び前記電力系統へ供給し、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力と前記電力
    貯蔵用二次電池の放電電力との和が前記ピークカット位
    置を超えた前記負荷の消費電力を下回らないように前記
    電力貯蔵用二次電池の運転を制御する、 ことを特徴とするハイブリッドシステムの利用方法。
  7. 【請求項7】電力系統に接続した自然エネルギー利用発
    電装置と電力貯蔵用二次電池とを組み合わせたハイブリ
    ッドシステムの利用方法であって、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
    前記電力系統の夜間電力によって前記電力貯蔵用二次電
    池を充電し、 前記自然エネルギー利用発電装置の発電電力又は/及び
    前記電力貯蔵用二次電池の放電電力を、前記ハイブリッ
    ドシステムに接続された負荷使用者の負荷、又は前記負
    荷及び前記電力系統へ供給し、 前記負荷へ供給した前記電力の値又は/及び前記ハイブ
    リッドシステムから前記負荷へ供給された電力量の測定
    値、前記電力系統の電力基本料金又は/及び電力単価を
    用いて、前記ハイブリッドシステムから前記負荷へ供給
    される電力料金を算出するか、又は、前記電力系統から
    前記負荷へ供給される電力料金の前記ハイブリッドシス
    テムの利用による削減量を算出することを特徴とするハ
    イブリッドシステムの利用方法。
  8. 【請求項8】請求項5ないし7のいずれかにおいて、前
    記自然エネルギー利用発電装置の発電電力が前記負荷の
    消費電力を超えた場合、この余剰電力を前記電力貯蔵用
    二次電池に充電するか、又は/及び、前記電力系統へ供
    給することを特徴とするハイブリッドシステムの利用方
    法。
  9. 【請求項9】請求項5ないし7のいずれかにおいて、前
    記自然エネルギー利用発電装置の発電電力を前記電力貯
    蔵用二次電池に充電する場合、前記電力貯蔵用二次電池
    の許容充電電力又は許容充電電力量を超えた前記発電電
    力を前記電力系統へ供給することを特徴とするハイブリ
    ッドシステムの利用方法。
  10. 【請求項10】請求項7において算出された前記電力料
    金、又は、前記削減量を基に、前記負荷使用者に対して
    前記ハイブリッドシステムの利用料金を請求することを
    特徴とするハイブリッドシステムの利用方法。
  11. 【請求項11】請求項7において算出された前記削減量
    と、前記電力貯蔵用二次電池の充電に用いられた前記電
    力系統からの充電電力料金や前記電力系統へ前記ハイブ
    リッドシステムから供給された電力料金又は/及び前記
    ハイブリッドシステムの設備費又は設備償却費や運転・
    保守管理費とを基に、前記ハイブリッドシステムの使用
    効果を算出し、前記使用効果を基に前記負荷使用者に対
    して前記ハイブリッドシステムの利用料金を請求する
    か、あるいは、前記ハイブリッドシステムの借用者に対
    して借用料金を請求することを特徴とするハイブリッド
    システムの利用方法。
  12. 【請求項12】請求項5ないし7のいずれかにおいて、
    前記ハイブリッドシステムに接続された前記負荷が複数
    個で、複数の負荷使用者によって前記ハイブリッドシス
    テムが利用されることを特徴とするハイブリッドシステ
    ムの利用方法。
JP2002099475A 2001-09-04 2002-04-02 自然エネルギー利用発電装置と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッドシステム及びその利用方法 Pending JP2003158825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002099475A JP2003158825A (ja) 2001-09-04 2002-04-02 自然エネルギー利用発電装置と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッドシステム及びその利用方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001267725 2001-09-04
JP2001-267725 2001-09-04
JP2002099475A JP2003158825A (ja) 2001-09-04 2002-04-02 自然エネルギー利用発電装置と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッドシステム及びその利用方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003158825A true JP2003158825A (ja) 2003-05-30

Family

ID=26621646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002099475A Pending JP2003158825A (ja) 2001-09-04 2002-04-02 自然エネルギー利用発電装置と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッドシステム及びその利用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003158825A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163576A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Sharp Corp 蓄電設備管理システム
JP2007500823A (ja) * 2003-06-13 2007-01-18 エム. エニス,ベン 風力発電エネルギーの送り出しを調整し且つ安定化する方法
WO2007052671A1 (ja) * 2005-10-31 2007-05-10 Showa Shell Sekiyu K.K. Cis系薄膜太陽電池モジュール及びその製造方法
JP2010051117A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Japan Wind Development Co Ltd 風力発電システム
JP2010134964A (ja) * 2004-12-03 2010-06-17 Sharp Corp 蓄電設備管理システム
JP2010164391A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Toshihisa Shirakawa 日負荷追随原子力発電所
WO2010094012A1 (en) * 2009-02-13 2010-08-19 First Solar, Inc. Photovoltaic power plant output
JP2011200096A (ja) * 2010-02-26 2011-10-06 Sanyo Electric Co Ltd 蓄電システム
WO2012070141A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 三菱重工業株式会社 風力発電設備の出力制御方法及び出力制御装置
JP2012109530A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Samsung Electronics Co Ltd 太陽電池部及びそれを有する表示装置
CN101462633B (zh) * 2007-12-18 2012-06-27 大福股份有限公司 物品保管设备
JP2013051834A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Nichicon Corp マルチパワーコンディショナシステム
KR101294686B1 (ko) 2012-03-22 2013-08-09 주식회사 파워큐브 자연전력 및 씨티 전원을 이용한 에너지 절약시스템 및 에너지 절약방법
JP2014106658A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Sharp Corp 電力売買システム
JP2014106659A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Sharp Corp 電力売買システム
US8803480B2 (en) 2009-03-27 2014-08-12 The Japan Research Institute, Limited Charge/discharge control apparatus and charge/discharge control method
US10116142B2 (en) 2011-10-24 2018-10-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Load control apparatus, program, method, and system
CN112398151A (zh) * 2020-11-30 2021-02-23 广东电网有限责任公司电力调度控制中心 海上风电储能配置方法、装置、电子设备及存储介质
JP2021045042A (ja) * 2017-11-29 2021-03-18 オムロン株式会社 蓄電システム

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007500823A (ja) * 2003-06-13 2007-01-18 エム. エニス,ベン 風力発電エネルギーの送り出しを調整し且つ安定化する方法
JP2010134964A (ja) * 2004-12-03 2010-06-17 Sharp Corp 蓄電設備管理システム
JP2006163576A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Sharp Corp 蓄電設備管理システム
US7783389B2 (en) 2004-12-03 2010-08-24 Sharp Kabushiki Kaisha Power storage equipment management system
WO2007052671A1 (ja) * 2005-10-31 2007-05-10 Showa Shell Sekiyu K.K. Cis系薄膜太陽電池モジュール及びその製造方法
JP2007123725A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Showa Shell Sekiyu Kk Cis系薄膜太陽電池モジュール及びその製造方法
US7960642B2 (en) 2005-10-31 2011-06-14 Showa Shell Sekiyu K.K. CIS based thin-film photovoltaic module and process for producing the same
CN101462633B (zh) * 2007-12-18 2012-06-27 大福股份有限公司 物品保管设备
JP2010051117A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Japan Wind Development Co Ltd 風力発電システム
JP2010164391A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Toshihisa Shirakawa 日負荷追随原子力発電所
WO2010094012A1 (en) * 2009-02-13 2010-08-19 First Solar, Inc. Photovoltaic power plant output
US8492926B2 (en) 2009-02-13 2013-07-23 First Solar, Inc Photovoltaic power plant output
EP2396513A4 (en) * 2009-02-13 2018-03-07 First Solar, Inc Photovoltaic power plant output
US8222765B2 (en) 2009-02-13 2012-07-17 First Solar, Inc. Photovoltaic power plant output
CN102395758A (zh) * 2009-02-13 2012-03-28 第一太阳能有限公司 光伏电站输出
AU2010213482B2 (en) * 2009-02-13 2015-08-20 First Solar, Inc. Photovoltaic power plant output
US8803480B2 (en) 2009-03-27 2014-08-12 The Japan Research Institute, Limited Charge/discharge control apparatus and charge/discharge control method
JP2011200096A (ja) * 2010-02-26 2011-10-06 Sanyo Electric Co Ltd 蓄電システム
JP2012109530A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Samsung Electronics Co Ltd 太陽電池部及びそれを有する表示装置
US8247917B2 (en) 2010-11-25 2012-08-21 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Storage battery output power control method for wind turbine generator
JP5308511B2 (ja) * 2010-11-25 2013-10-09 三菱重工業株式会社 風力発電設備の出力制御方法及び出力制御装置
CN102667144A (zh) * 2010-11-25 2012-09-12 三菱重工业株式会社 用于风力发电站的输出控制方法和输出控制单元
WO2012070141A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 三菱重工業株式会社 風力発電設備の出力制御方法及び出力制御装置
JP2013051834A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Nichicon Corp マルチパワーコンディショナシステム
US10116142B2 (en) 2011-10-24 2018-10-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Load control apparatus, program, method, and system
KR101294686B1 (ko) 2012-03-22 2013-08-09 주식회사 파워큐브 자연전력 및 씨티 전원을 이용한 에너지 절약시스템 및 에너지 절약방법
JP2014106658A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Sharp Corp 電力売買システム
JP2014106659A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Sharp Corp 電力売買システム
JP2021045042A (ja) * 2017-11-29 2021-03-18 オムロン株式会社 蓄電システム
JP7322866B2 (ja) 2017-11-29 2023-08-08 オムロン株式会社 蓄電システム
CN112398151A (zh) * 2020-11-30 2021-02-23 广东电网有限责任公司电力调度控制中心 海上风电储能配置方法、装置、电子设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003158825A (ja) 自然エネルギー利用発電装置と電力貯蔵用二次電池とのハイブリッドシステム及びその利用方法
US7590472B2 (en) Energy arbitrage by load shifting
CN100380774C (zh) 功率控制装置、发电系统以及电力网系统
CN102884703B (zh) 电力控制装置以及具备该电力控制装置的系统互联系统
WO2011162025A1 (ja) 直流配電システム
US20120215368A1 (en) Storage integrated management systems for energy microgrids
CN102110987A (zh) 从电池供给电网能量的系统和方法
CN104753164A (zh) 一种v2g充电站
CN109787263A (zh) 一种基于多级云储能的家庭能源互济系统及调度方法
CN106849142A (zh) 用户侧光储一体化系统需量电费容量配置软件算法
CN110890761A (zh) 用于操作电能存储装置的方法和控制设备
Vega-Garita et al. Review of residential PV-storage architectures
JP2015015801A (ja) 電力管理システム、通知装置、制御装置、監視装置
JP5019399B2 (ja) 住宅電気エネルギー管理システム
JP3801910B2 (ja) 燃料電池システム制御法
CN115360736A (zh) 储能系统及储能控制方法
US9450417B2 (en) Method for efficiency-driven operation of dispatchable sources and storage units in energy systems
Kusakana Impact of time of use tariff and demand profiles on prosumers in peer-to-peer energy sharing scheme
CN108493972B (zh) 一种电动汽车短时备用能力的评估方法
JP2012055067A (ja) 系統連系方法、および系統連系システム
KR20220158536A (ko) 국가 전력 공급예비율 관리기능을 부여한 ess 모듈을 주전력원으로 하고 교류전력을 보조 전력원으로 사용하는 통합형 전기차 충전 시스템 및 전력 공급예비율 분산관리 방법
CN116316767B (zh) 一种光储系统网侧功率管理控制方法及装置
CN102931676A (zh) 一种太阳能电力并网自用多功能系统的构造与方法
JP2002078205A (ja) 自然エネルギー発電装置用電力平準化装置
Teo et al. Modelling and optimisation of stand alone power generation at rural area