JP2012055067A - 系統連系方法、および系統連系システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】充電部が、前記発電部により発電された電力を蓄電池に充電する充電工程と、制御部が、取得した買電価格と商用電源への売電価格とを比較する比較工程と、制御部が、前記買電価格と前記売電価格との比較の結果に基づき、前記充電された電力を潮流用とは別の商用電源への逆潮流を行うように制御する制御工程とを有する。
【選択図】図1
Description
この場合、パワーコンディショナ903は、分電盤905のスイッチを、発電された電力を住宅内の家電装置等(負荷)に供給し、余剰電力を送電線へ逆潮流を行うように制御する。
発電された電力が不足している場合、パワーコンディショナ903は、電力会社から電力を購入する(買電を行う)ために、分電盤905のスイッチを送電線からの電力を負荷に供給するように制御する。
電力量計906は、電力線から分電盤905へ供給された電力(買電を行った電力)の量、および分電盤905から電力線へ供給した電力(売電を行った電力)の量を計測する。制御パネル904は、電力量計906の計測結果等に基づいて、発電状態、売電状態、買電状態を表示する。
資源エネルギー庁が平成16年10月1日に発行した「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」によれば、電気事業法第26条及び同法施行規定第44条の規定に基づき、標準電圧100[V]に対しての電圧変動は101±6[V]、標準電圧200[V]に対しての電圧変動は202±20[V]以内に維持する必要がある。このため、住宅からの逆潮流も、例えば電力線の電圧が107[V](電圧変動の上限)である場合は、逆潮流を停止する。
発電システムにおけるこのような出力抑圧機能によって、利用者は、本来売ることできた電力の売電を行うことができずに、経済的な損失を被ることがある。
図1は、本実施形態に係る系統連系システム1のブロック図である。
図1のように、本実施形態に係る系統連系システム1は、太陽電池11、パワーコンディショナ12、第1分電部13、制御部20、制御パネル部21、充放電コントローラ30、蓄電池31、第2分電部40および電圧監視部41を備えている。また、系統連系システム1は、送配電網の電力線と、負荷50とに接続されている。
また、系統連系システム1(制御パネル部21)には、利用者により手動で、またはインターネット等の回線を通じて、利用者の用途に応じた設定データ(以下、設定データという)が入力される。この設定データは、例えば、太陽電池11の最大発電量、蓄電池31の容量、電力会社の買電価格および売電価格等のデータ、系統連系システム1の運用の仕方(売電を行う優先度等)に関する情報である。あるいは、これらの設定データを、系統連系システム1の設置業者が入力するようにしてもよい。
[1]パワーコンディショナ12から出力された電力を、住宅内の家電装置等の負荷50に供給するようにスイッチを切り替える。
[2]蓄電池31から放電された電力を、住宅内の家電装置等の負荷50に供給するようにスイッチを切り替える。
[3]送配電網の電力線と負荷50を接続し、送配電網の電力線から購入する電力を、負荷50に供給するようにスイッチを切り替える(買電を行う)。
また、第1分電部13は、送配電網の電力線から供給された電力(買電を行った電力)の量(買電量という)を計測する。第1分電部13は、計測した買電量を示す情報を制御部20に出力する。
制御部20は、入力された買電量を示す情報、売電量を示す情報、逆潮流の可否情報、充電容量を示す情報に基づいて、制御信号を生成する。制御部20は、生成した制御信号によりパワーコンディショナ12、充放電コントローラ30、第1分電部13および第2分電部40を制御する。また、制御部20は、各部から入力された買電量を示す情報、売電量を示す情報、電力線の電圧値、充電容量を示す情報を制御パネル部21に出力する。
制御パネル部21は、制御部20から入力された買電量を示す情報、売電量を示す情報、電力線の電圧値、充電容量を示す情報を制御パネル部21が備える表示部に表示する。
[1]直流・交流変換部32から出力された交流電力を、送配電網の電力線(逆潮用)に接続して逆潮流を行う(売電を行う)状態にスイッチを切り替える。
[2]直流・交流変換部32から出力された交流電力を、送配電網の電力線(逆潮用)から接続を解除し、逆潮流を行わない(売電を行わない)状態にスイッチを切り替える。
また、第2分電部40は、送配電網の電力線(逆潮用)に供給した電力(売電を行った電力)の量(売電量という)を計測する。第2分電部40は、計測した売電量を示す情報を制御部20に出力する。
また、第2分電部40は、送配電網の電力線(逆潮用)の電圧を電圧監視部41に出力する。
なお、所定の範囲内の電圧とは、例えば、資源エネルギー庁が平成16年10月1日に発行した「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」による電気事業法第26条及び同法施行規定第44条の規定に基づき、標準電圧100[V]に対しての電圧変動は101±6[V]、標準電圧200[V]に対しての電圧変動は202±20[V]である。
図2(a)において、送配電網の電力線には、3つの系統連系システム120、130、140が接続されている。ここで、系統連系システム120、130は、図1の系統連系システム1であり、系統連系システム140は出力抑圧機能(電力線の電圧が閾値を超える場合に逆潮流を停止する機能)を有する系統連系システムである。系統連系システム120、130、140は、それぞれ、太陽電池124、134、144(図1の太陽電池11)と、パワーコンディショナ123、133、143(図1のパワーコンディショナ12)とを備える。各系統連系システム120、130、140には、それぞれ負荷122、132、142(図1の負荷50)が接続されている。
なお、図2(a)において、系統連系システム120、130は、それぞれ、太陽電池124、134とパワーコンディショナ123、133を備えるように模式的に表しているが、図1の各部(第1分電部13等)も備えている。
図2(b)において、曲線g1は、系統連系システム120、130、および140からの逆潮流が行われている場合を示す。曲線g2は、系統連系システム120、130、および140からの逆潮流が行われていない場合を示す。また、破線g3は107[V]の電圧、破線g4は95[V]の電圧を示す。つまり、破線g3、g4は、それぞれ、標準電圧100[V]の場合の適正な電圧の上限値、下限値を表す。
次に、本実施形態における系統連系システム130の動作を、図1、図3、および図4を用いて説明する。
図3は、本実施形態における時間シフトによる逆潮流の制御を説明する図である。ここで、時間シフトによる逆潮流の制御とは、太陽電池11が発電した電力を蓄電池31に充電させ、一定期間の経過後に放電させる、制御部20による制御をいう。すなわち、この制御は、発電された時刻と、逆潮流を行う時刻をずらす(時間シフトする)制御である。
図3において、横軸は時間を表し、縦軸は逆潮流の電力(逆潮電力という)のレベルを表している。曲線g201は、制御部20が電力線の電圧に基づき逆潮流を行うと判別した場合における逆潮電力の推移の一例を表している。この場合、逆潮電力の推移は、太陽電池11による発電量の時間推移と一致する。
曲線g201のように、時刻t1からt3に向けて逆潮電力のレベルが高くなり、時刻t3で発電電力のレベルがピークになり、時刻t3〜t5まで、逆潮電力のレベルが徐々に下がっていく。この変化は、例えば、日中の発電量の推移でもある。
この場合、制御部20は、時刻t1〜t2の期間、発電された電力を蓄電池31に充電を行う。
時刻t2において、電力線の電圧に基づき、逆潮流を行うと判別した場合、制御部20は、パワーコンディショナ12、第1分電部13、充放電コントローラ30、および第2分電部40に対して、蓄電池31に充電されている電力の逆潮流を行う制御信号を出力する。時刻t2〜t6の期間、制御部20は、蓄電池31に充電されている電力を送配電網の電力線へ出力させる制御、つまり逆潮流を行う制御をする。
すなわち、制御部20は、充電された電力を、充電された時間とは別の時間にずらして(時間シフト)、電力線に出力させる。
制御部20が、このような制御を行うことで、住宅内の負荷50に対しては購入した商用電力を用い、発電された電力をできる限り全量、逆潮流して売電を行うことができるようになる。この結果、発電された電力を効率的に売却することができ、利用者にとって系統連系システム1の設置や維持にかかるコストを回収しやすくなるので、系統連系システム1の普及を図ることができる。
例えば、制御部20は、系統連系システム1が設置されている住宅の消費電力が少ない時間帯に逆潮流による売電を行うように制御することで、発電された電力が住宅で消費される量を抑え、売電できる電力量を増やすことができる。
次に、制御部20は、抽出した電力会社の買電価格と売電価格とを比較し、売電価格の方が買電価格より高いか否かを判別する(ステップS3;比較工程)。
売電価格の方が買電価格より高いと判別した場合(ステップS3;Yes)、制御部20は、蓄電池31に充電された電力の売電を行い、購入した電力を負荷50に供給するように制御モード(売電を行うモード)を切り替える(ステップS4;制御工程)。
売電価格の方が買電価格より安いと判別した場合(ステップS3;No)、制御部20は、蓄電池31に充電された電力を負荷50に供給し、負荷50に供給して余った電力の逆潮流を行い、売電を行うように制御モード(余電力売電モード)を切り替える(ステップS5;制御工程)。
逆潮流を行うと判別した場合(ステップS6;Yes)、充放電コントローラ30に蓄電池31に充電されている容量を確認する指示を出力する。逆潮流を行うことができない電圧値と判別された場合(ステップS6;No)、ステップS11に進む。
蓄電池31の充電容量を所定の容量以上であると判別した場合(ステップS7;Yes)、制御部20は、第2分電部40に逆潮流を行う制御信号を出力し、第1分電部13に直流・交流変換部32からの出力を負荷50に供給しないように制御する制御信号を出力する(ステップS8;制御工程)。
この結果、系統連系システム1は、発電された電力を、送配電網へ逆潮流を行い、すなわち売電を行う。
この結果、系統連系システム1は、逆潮流は行わず、蓄電池31への充電を行う(充電工程)。
図5は、従来技術に係る系統連系システムと本実施形態に係る系統連系システムとの年間光熱費の一例を説明する図である。
図5において、比較例1は、従来技術に係る蓄電池を備えていない系統連系システムの例である。比較例2は、従来技術に係る蓄電池を備えている系統連系システムの例である。比較例3は、本実施形態に係る系統連系システム1を適用した例である。比較例1、比較例2および比較例3ともに、太陽電池の発電量は6[kW](キロワット)である。また、比較例1と比較例2は、送配信網の電力線は、1本、すなわち買電と売電とを共通の1本の電力線を用いて行う。比較例3は、電力線は2本、すなわち買電を行う電力線と、売電を行う電力線とを別々の電力線を用いて行う。
この結果、図5のように、年間の合計売電量は1510[kWh](キロワット時)である。例えば、買い取り価格が48円/kWhである場合、年間の合計売電価格(年間売電価格)は約7万2千円である。この場合、発電できない時間帯などに、電力会社から購入した電力を用いる。そして、購入される年間の合計買電量(年間買電価格)は、深夜時間帯は2132[kWh]、朝晩の時間帯は2812[kWh]、昼間の時間帯は255.4[kWh]であり、合計は5180[kWh]である。これらの年間の合計買電量を換算すると、約9万9千円である。この結果、比較例1の系統連系システムの場合、年間の光熱費は、年間買電価格から年間売電価格を差し引いた金額(年間光熱費)、つまり利用者が1年間に光熱費として負担する金額は、2万7千円である。
比較例2の系統連系システムは、発電された電力の内、余った電力の売電を行う。この場合においても、比較例1と同様に、送配電網の電力線の電圧が所定の電圧以上の場合には出力抑圧機能が働く。このように、逆潮流を行うことができない(売電を行うことができない)とき、蓄電池に充電を行い、充電した電力の売電を行う。または、充電された電力を、例えば発電ができない時間帯の夜間などに用いる。
この結果、図5のように、年間売電量は3770[kWh]である。例えば、買い取り価格が48円/kWhである場合、年間売電価格は約18万1千円である。この場合、発電できない時間帯や発電された電力を充電している間などに、購入した電力を用いる。そして、購入される年間の合計買電量は、深夜時間帯は3885[kWh]、朝晩の時間帯は1505[kWh]、昼間の時間帯は32.9[kWh]であり、合計は5423[kWh]である。これらの年間の合計買電量を換算すると、約8万円である。すなわち、比較例1に対しては、蓄電池を有しているため、年間1万9千円に相当する電力を、系統連系システムによる発電でまかなうことができたことを表している。
また、比較例2の系統連系システムは、比較例1の系統連系システムと比較して、より多くの電力の売電を行うことができる。この結果、比較例2の系統連系システムにおける年間光熱費は、約−10万1千円である。すなわち、比較例2の系統連系システムは、買電による支払いより、売電による収入の方が約10万1千円多い。
この結果、図5のように、年間売電量は5020[kWh]である。例えば、買い取り価格が48円/kWhである場合、年間の合計売電価格は約24万1千円である。この場合、制御部20は、住宅で使用する電力は買電で賄うように制御する。このため、比較例3の系統連系システム1では、購入される年間買電量が、比較例1と比較例2との系統連系システムより増え、深夜時間帯は3885[kWh]、朝晩の時間帯は2596[kWh]、昼間の時間帯は194[kWh]であり、合計は6676[kWh]である。これらの年間買電量に対する年間買電価格は、約10万8千円である。
このように、系統連系システム1では、発電された電力をできるだけ売電を行うように制御するので、比較例1と比較例2との系統連系システムと比較して、さらに多くの電力の売電を行うことができる。
この結果、年間光熱費は、約−13万3千円である。すなわち、系統連系システム1は、買電による支払いより、売電による収入の方が約約13万3千円多い。
+朝晩時間帯の料金単価×朝晩時間帯の月電気使用量
+日中時間帯の料金単価×日中時間帯の月電気使用量
+基本料金 ・・・(2)
比較例1の系統連系システムの順に、低くなる(図5では、経済性の高い順(年間光熱費が低い順)に「◎」、「○」、「△」)。つまり、系統連系システム1の年間光熱費が最
も低く、系統連系システムによる収入があってその収入が最も高い。
この結果、比較例2の系統連系システムでは、朝晩、昼間の買電量が減少し、買電料金の安い深夜時間帯に買電の電力を用いる。この結果、比較例1の系統連系システムより年間の売電量が増え、年間売電価格が増加している。
すなわち、制御部20は、住宅内の負荷50で使用する電力を、送配電網の電力線から買電を行い、購入した電力を負荷50に供給するように制御する。そして、制御部20は、発電され、蓄電池31に蓄えられた電力を、電力線(逆潮用)に逆潮流を行う(売電を行う)ように制御する。この場合、電力線を2本有しているため、買電と売電をと同時に行うことができる。この結果、発電された電力の売電を効率的に行うことができる。
上記第1実施形態では、1戸の住宅が系統連系システム1を用いる場合について説明した。本実施形態では、複数の住宅、事務所等で構成されるコミュニティで用いられる系統連系システムについて説明をする。本実施形態に係る系統連系システム400は、このコミュニティ全体で発電される電力を効率的に制御する。
図7は、本実施形態に係る系統連系システム400のブロック図である。図7のように、本実施形態における系統連系システム400は、n組(nは2以上の自然数)の太陽電池(B1〜Bn)402−1〜402−nとパワーコンディショナ(PV1〜PVn)403−1〜403−nのペアを備える太陽発電システム401−1〜401−n、交流・直流変換部430、充放電コントローラ431、蓄電池432、電圧監視部440、出力切替部450および制御部420を備えている。また、各太陽発電システム401−1〜401−nには、各々負荷410−1〜410−nが接続されている。なお、図7において、各パワーコンディショナ403−1〜403−nは、第1実施形態に係る第1分電部13が持つ機能と同様の機能を有するが、パワーコンディショナ403−1〜403−nと分電部は別に設けられてもよい。
パワーコンディショナ403−1〜403−nには、太陽電池402−1〜402−nが発電された電力がそれぞれ入力され、さらに制御部420から制御信号が入力される。パワーコンディショナ403−1〜403−nは、太陽電池402−1〜402−nから入力された直流電力を交流電力に変換する。パワーコンディショナ403−1〜403−nは、制御部420からの制御信号に基づき、発電された電力を出力切替部450に出力する。
制御部420は、入力された設定データに基づき、各負荷410−1〜410−nに購入した電力を供給するか、発電された電力を供給するかの制御信号を生成し、生成した制御信号を各パワーコンディショナ403−1〜403−nに出力する。また、制御部420は、入力された設定データに基づき、発電された電力を各パワーコンディショナ403−1〜403−nから出力切替部450に出力するように制御し、充放電コントローラ431に発電された電力を、蓄電池432に充電するように制御する。また、制御部420は、電圧監視部440から入力された逆潮流の可否情報に基づき、充放電コントローラ431に対して蓄電池432に充電されている電力を放電する制御を行い、出力切替部450に対して放電された電力を送配電網の電力線(逆潮用)に逆潮流を行う(売電を行う)制御を行う。
なお、所定の範囲内の電圧とは、例えば、標準電圧100[V]に対しての電圧変動は101±6[V]、標準電圧200[V]に対しての電圧変動は202±20[V]である。
系統連系システム400は、制御部420が、各太陽電池402−1〜402−1で発電された電力を蓄電池432に充電するように制御し、充電された電力の逆潮流を行う。
この場合においても、系統連系システム400は、制御部420が、電力会社の買電価格と売電価格を含むデータを取得し、この売電価格と買電価格とを比較する。制御部420は、売電価格の方が買電価格より高い場合に、発電電力および蓄電池432の充電電力を、負荷よりも優先して電力線へ供給させる。この結果、系統連系システム400は、発電された電力を、経済的に高い効率で発電電力の売電を行うことができる。つまり、系統連系システム400は、発電した電力を有効活用できる。
以上により、従来技術と比較して、発電された電力を充電し、充電した電力を効率的に逆潮流することができる。
この結果、効率的に発電された電力の売電を行うことができる。
また、図7では、模式的に各太陽発電システム401−1〜401−nと出力切替部450を接続しているが、各太陽発電システム401−1〜401−nを、例えばコミュニティ専用の電線で出力切替部450と接続し、発電された電力を蓄電池432に充電するようにしてもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD−ROM等の可搬媒体、USB(Universal Serial Bus) I/F(インタフェース)を介して接続されるUSBメモリー、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
11、124、402−1〜402−n・・・太陽電池(発電部)
12、123、403−1〜403−n・・・パワーコンディショナ
13・・・第1分電部
20、420・・・制御部
21・・・制御パネル部
30、431・・・充放電コントローラ(充電部)
31、432・・・蓄電池(充電部)
32、430・・・直流・交流変換部(充電部)
40・・・第2分電部
41、440・・・電圧監視部
50、122、410−1〜410−n・・・負荷
Claims (5)
- 充電部が、発電部により発電された電力を蓄電池に充電する充電工程と、
制御部が、取得した買電価格と商用電源への売電価格とを比較する比較工程と、
制御部が、前記買電価格と前記売電価格との比較の結果に基づき、前記充電された電力を潮流用とは別の商用電源への逆潮流を行うように制御する制御工程と、
を有することを特徴とする系統連系方法。 - 制御部が、系統連系システムの制御に関する設定データを取得する設定データ取得工程と、
電圧監視部が、前記潮流用とは別の商用電源の電圧値を計測し、計測した電圧値に基づき、逆潮流を行うか否かを判定する電圧監視工程と、
を有し、
前記制御工程で、前記取得された設定データと前記逆潮流を行うか否かの判定結果とに基づき、前記充電された電力を充電された時刻とは別の時刻にずらして前記潮流用とは別の商用電源へ逆潮流を行うように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の系統連系方法。 - 前記充電工程で、複数の発電部により発電された電力の総量に基づき、前記発電された電力を少なくとも1つの充電部に充電し、
前記制御工程で、前記充電部に充電された電力を前記潮流用とは別の商用電源への逆潮流を行うように制御する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載に系統連系方法。 - 発電部と、
蓄電池と、
潮流用とは別の商用電源と、
前記発電部により発電された電力を前記蓄電池に充電する充電部と、
商用電源からの買電価格と商用電力への売電価格を取得するデータ取得部と、
前記取得した買電価格と商用電力への売電価格とを比較し、前記買電価格と商用電力への売電価格との比較の結果に基づき、前記充電された電力を前記潮流用とは別の商用電源への逆潮流を行うように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする系統連系システム。 - 前記潮流用とは別の商用電源の電圧値を計測し、計測した電圧値に基づき、逆潮流を行うか否かを判定する電圧監視部
を備え、
前記制御工程で、前記データ取得部が取得したデータと前記電圧監視部の判定結果とに基づき、前記充電された電力を充電された時刻とは別の時刻にずらして潮流用とは別の商用電源へ逆潮流を行うように制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の系統連系システム。
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