JP2004048050A - プリント配線板 - Google Patents
プリント配線板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004048050A JP2004048050A JP2003325545A JP2003325545A JP2004048050A JP 2004048050 A JP2004048050 A JP 2004048050A JP 2003325545 A JP2003325545 A JP 2003325545A JP 2003325545 A JP2003325545 A JP 2003325545A JP 2004048050 A JP2004048050 A JP 2004048050A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating substrate
- hole
- plating film
- metal plating
- wiring board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
【解決手段】絶縁基板9の表面及びスルーホール90の内壁に金属めっき膜3を施し、金属めっき膜3の表面に粗化表面層30を形成し、スルーホール90の中及びその開口周辺部に、充填材としての電気絶縁材料1を充填し、硬化させ、絶縁基板9の表面に突出した電気絶縁材料1及び粗化表面層30を研磨除去し、絶縁基板9の表面にパターン回路61、62を形成することにより得られるプリント配線板10。
【選択図】図1
Description
図16に示すごとく、このスルーホール90は、プリント配線板を構成する絶縁基板9を貫通して設けられている。スルーホール90の内壁には、金属めっき膜93が施されている。
次いで、上記絶縁基板の表面及び上記スルーホールの内壁に金属めっき膜を施し、さらに、該金属めっき膜の表面に粗化表面層を形成し、
次いで、上記スルーホールの内部及びその開口周辺部に充填材を供給してこれを硬化させ、
次いで、上記絶縁基板の表面に突出した充填材及び上記粗化表面層を研磨除去し、
その後、上記絶縁基板の表面にパターン回路を形成することにより得られることを特徴とするプリント配線板にある。
上記プリント配線板には、例えば、半導体チップを搭載することができる。また、プリント配線板は、別部材のマザーボード上に実装する。
上記プリント配線板は、例えば、ボールグリッドアレイ又はピングリッドアレイがある。
本発明にかかるプリント配線板においては、スルーホールの内壁に金属めっき膜を形成し、この金属めっき膜の表面に粗化表面層を形成している。このスルーホールの内部には、充填材が充填される。充填材は、粗化表面層の凹凸により、スルーホールの内壁に対し密着する。そのため、例え、熱衝撃を受けても、充填材がスルーホールの内壁から剥がれることもない。従って、スルーホールから湿気が浸入するのを防止することができる。
本発明の実施例にかかるプリント配線板について、図1〜図14を用いて説明する。
本例のプリント配線板10は、図1、図2に示すごとく、絶縁基板9を貫通して設けたスルーホール90を設けている。スルーホール90の内壁は、粗化表面層30を有する金属めっき膜3により被覆されている。このスルーホール90の内部は、充填材としての電気絶縁材料1により充填されている。
ダイパッド63と放熱パッド64の間は、絶縁基板9の略中央部に設けた上記スルーホール90により接続している。表側面及び裏側面のパターン回路61、62の間は、図2に示すごとく、絶縁基板9の周辺部に設けた上記スルーホール90により接続されている。
本例のプリント配線板10は、半導体チップ5とパターン回路61との間を、ワイヤー50により接続する方式である。
まず、図3に示すごとく、表側面及び裏側面に銅箔2を被覆した絶縁基板9を準備する。次いで、図4に示すごとく、絶縁基板9に、これを貫通するスルーホール90を穿設する。次に、図5に示すごとく、絶縁基板9の表面及びスルーホール90の内壁に金属めっき膜3を施す。金属めっき膜3は、銅である。
上記黒化処理は、以下の黒化処理液に、0.3〜15分間、絶縁基板9を浸漬することにより行う。この黒化処理により、金属めっき膜3の表面には、銅の針状結晶が生成する。
・成分(水中濃度)
亜塩素酸ナトリウム.......20〜70g/リットル、
リン酸3ナトリウム12水....10〜30g/リットル、
水酸化ナトリウム........10〜30g/リットル、
・温度........70〜98℃、
次に、図8に示すごとく、絶縁基板9の表面に突出した電気絶縁材料1及び粗化表面層30をバフにより研磨除去して、平滑表面とする。
即ち、まず、図9に示すごとく、絶縁基板9の表側面及び裏側面に、所望のパターンのレジスト膜71を被覆する。次いで、この絶縁基板9を、エッチングにより、銅箔2および金属めっき膜3の不要部分を除去する。次いで、レジスト膜71を剥離する。
本例にかかるプリント配線板においては、図6、図7に示すごとく、スルーホール90の内壁に形成した金属めっき膜3の表面に、化学的表面処理を施して、粗化表面層30を形成している。そのため、電気絶縁材料1は、粗化表面層30の凹凸により、スルーホール90の内壁に対し密着する。
そのため、例え、熱衝撃を受けても、電気絶縁材料1がスルーホール90の内壁から剥がれることもない。従って、スルーホール90から湿気が浸入するのを防止することができる。
このため、絶縁基板9の表面に、平滑で層厚みが均一なパターン回路61及びダイパッド63を形成することができる。
本例においては、化学的表面処理として黒化処理及び黒化還元処理を順次行い、金属めっき膜の表面に粗化表面層を形成させた。
即ち、まず、実施例1に示した黒化処理を行った。次いで、以下の第1還元処理液及び第2還元処理液に、上記絶縁基板を順に浸漬して、黒化還元処理を行った。第1還元処理液への浸漬時間、及び第2還元処理液への浸漬時間は0.1〜15分間である。
・成分
水素ホウ素ナトリウム.....0.1〜5.0g/リットル、
水酸化ナトリウム.......0.1〜5.0g/リットル、
・温度.............30〜60℃、
・成分
水酸化ナトリウム.......1.0〜10g/リットル、
ホルムアルデヒド.......1.0〜20g/リットル、
メタノール..........1.0〜30g/リットル、
・温度.............30〜60℃、
その他は、実施例1と同様である。本例においては、上記処理を行っているので、実施例1の場合よりも更に耐酸性向上の点で優れている。その他、本例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
本例においては、化学的表面処理として黒化処理、黒化還元及び酸処理を順次行い、金属めっき膜の表面に粗化表面層を形成させた。
即ち、本例の処理を行うに当たり、まず、実施例1に示した黒化処理を行ない、次いで実施例2に示した黒化還元処理を行った。次いで、以下の成分からなる酸処理液に、上記絶縁基板を浸漬した。酸処理液への浸漬時間は、0.1〜10分間である。
・成分
硫酸.....30〜300g/リットル、
・温度......5〜40℃、
その他は、実施例2と同様である。本例においても、実施例2と同様の効果を得ることができる。
10 プリント配線板
2 銅箔
3 金属めっき膜
30 粗化表面層
4 Ni/Auめっき膜
5 半導体チップ
61、62 パターン回路
63 ダイパッド
64 放熱パッド
8 マザーボード
9 絶縁基板
90 スルーホール
Claims (2)
- 絶縁基板に、該絶縁基板を貫通するスルーホールを穿設し、
次いで、上記絶縁基板の表面及び上記スルーホールの内壁に金属めっき膜を施し、さらに、該金属めっき膜の表面に粗化表面層を形成し、
次いで、上記スルーホールの内部及びその開口周辺部に充填材を供給してこれを硬化させ、
次いで、上記絶縁基板の表面に突出した充填材及び上記粗化表面層を研磨除去し、
その後、上記絶縁基板の表面にパターン回路を形成することにより得られることを特徴とするプリント配線板。 - 請求項1において,上記粗化表面層は,針状表面を有することを特徴とするプリント配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003325545A JP2004048050A (ja) | 2003-09-18 | 2003-09-18 | プリント配線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003325545A JP2004048050A (ja) | 2003-09-18 | 2003-09-18 | プリント配線板 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24057394A Division JP3582111B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | プリント配線板の製造方法 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006255620A Division JP4067027B2 (ja) | 2006-09-21 | 2006-09-21 | プリント配線板及びその製造方法 |
JP2008212397A Division JP4396770B2 (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | プリント配線板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004048050A true JP2004048050A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31712730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003325545A Pending JP2004048050A (ja) | 2003-09-18 | 2003-09-18 | プリント配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004048050A (ja) |
-
2003
- 2003-09-18 JP JP2003325545A patent/JP2004048050A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4993148A (en) | Method of manufacturing a circuit board | |
JP2501019B2 (ja) | フレキシブル回路ボ―ド | |
JP2004193549A (ja) | メッキ引込線なしにメッキされたパッケージ基板およびその製造方法 | |
JP2000068409A (ja) | 半導体装置の製造方法及び回路基板の製造方法及び半導体製造装置 | |
JP2010232216A (ja) | 半導体素子基板、その製造方法及び半導体装置 | |
KR100300922B1 (ko) | 반도체장치 | |
JP2004095972A (ja) | プラスチックパッケージの製造方法 | |
JP2006093575A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP3475569B2 (ja) | パッケージ及びその製造方法 | |
JP3582111B2 (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
JP4067027B2 (ja) | プリント配線板及びその製造方法 | |
JP3735873B2 (ja) | プリント配線板 | |
JP4396770B2 (ja) | プリント配線板 | |
JP4386763B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2004048050A (ja) | プリント配線板 | |
JP2004266290A (ja) | プリント配線板 | |
JP2002198461A (ja) | プラスチックパッケージ及びその製造方法 | |
KR100688697B1 (ko) | 패키지 기판의 제조방법 | |
JP2000082760A (ja) | 半導体装置 | |
JPH10294549A (ja) | プリント配線基板の製造方法及びプリント配線基板 | |
JP3061726B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2004172425A (ja) | 電子装置 | |
JP2000223613A (ja) | 半導体装置 | |
JPH10215066A (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
KR101118878B1 (ko) | 회로 기판 및 그 제조 방법, 그리고 상기 회로 기판을 구비하는 반도체 패키지 및 그 제조 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060320 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060808 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060921 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20061013 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20061208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080821 |