JP2004047306A - コネクタ及びコネクタ用端子 - Google Patents

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Toru Akiyama
秋山 徹
Sachiyo Matsuoka
松岡 幸代
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Abstract

【課題】電気接続用端子の剥離を防止するための補助端子が微小な大きさであっても、補助端子を手作業によってコネクタ本体の端子孔に容易に挿入することのできるコネクタを提供することにある。
【解決手段】各補助端子3をその第4の端部3dがコネクタ本体1の端子孔1aから上方に突出するように形成するとともに、第4の端部3dをコネクタ本体1への挿入後に除去可能に形成したので、補助端子3をコネクタ本体1の端子孔1aに仮差しする際、補助端子3は第4の端部3dを含む長さを有しているため、指先で確実に把持することができ、コネクタ本体1への挿入作業を極めて容易に行うことができる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプリント回路基板を他の基板と接続するために用いられるコネクタ及びコネクタ用端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコネクタとしては、絶縁性のコネクタ本体と、コネクタ本体に保持された複数の電気接続用端子とからなり、各端子の一端側を半田付けによって任意の基板に接続した後、各端子の他端側を他の基板に半田付けするようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコネクタでは、各端子の他端側を半田付けする際、その熱が端子を介して端子の一端側に伝わり、端子の一端側の半田が溶融して端子が基板から剥離するという問題点があった。
【0004】
そこで、コネクタ本体に設けた端子孔に挿入することによってコネクタ本体に取付けられる補助端子を備え、補助端子を電気接続用端子の一端側の基板のみに半田付けすることにより、電気接続用端子の他端側を半田付けする際の熱によって電気接続用端子の一端側の半田が溶融した場合でも、前記熱伝導の影響を受けない補助端子によってコネクタ本体と一方の基板との接続状態を維持し、電気接続用端子の剥離を防止するようにしたコネクタが提案されている。
【0005】
この場合、補助端子をコネクタ本体の端子孔に挿入する際には、手作業によって補助端子を端子孔に仮差しした後、治具等によって圧入するようにしている。しかしながら、小型のコネクタの場合は補助端子が微小な大きさに形成されるため、補助端子をピンセット等を用いて把持しなければ端子孔に仮差しすることができず、緻密な作業を必要とし、作業効率を低下させるという問題点があった。また、コネクタ本体の厚さ寸法が小さい場合には、安定した仮差しを行うための十分な挿入量を確保することができず、仮差しが不可能な場合もあった。
【0006】
そこで、人手によらず専用の装置によって補助端子を機械的に挿入するようにすれば、仮差しを行うことなく直接圧入することが可能となるが、この場合は専用の装置を要する分、製造設備のコストが高くつくとともに、コネクタ本体の大きさや形状等によってはコネクタ本体を装置に安定して固定することができず、汎用性に劣るという欠点がある。
【0007】
また、前述のような特殊な補助端子の場合に限らず、通常の電気接続用端子をコネクタ本体に挿入する場合にも同様の問題は生ずる。
【0008】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電気接続用端子の剥離を防止するための補助端子が微小な大きさであっても、補助端子を手作業によってコネクタ本体の端子孔に容易に挿入することのできるコネクタを提供することにある。また、補助端子と同様、微小な大きさであっても手作業によってコネクタ本体の端子孔に容易に挿入することのできるコネクタ用端子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、絶縁性のコネクタ本体と、コネクタ本体に保持された電気接続用端子とからなり、電気接続用端子の一端を熱溶融性の接合材によって任意の基板に接続した後、その他端を熱溶融性の接合材によって他の基板に接続するようにしたコネクタにおいて、前記コネクタ本体に設けた端子孔に挿入することによってコネクタ本体に取付けられ、熱溶融性の接合材によって電気接続用端子の一端側の基板のみに接続される補助端子を備え、補助端子をその一部がコネクタ本体の端子孔から所定長さだけ突出するように形成するとともに、その突出部分の少なくとも一部をコネクタ本体への挿入後に除去可能に形成している。
【0010】
これにより、電気接続用端子の一端側を一方の基板に熱溶融性の接合材(例えば半田)によって接合した後、電気接続用端子の他端側を他の基板に熱溶融性の接合材によって接合する際、他の基板との接合時の熱が電気接続用端子の他端側に伝わるが、一方の基板は補助端子と接合されているため、前記熱伝導によって電気接続用端子と一方の基板とを接合する接合材が溶融した場合でも、一方の基板と補助端子とを接合する接合材は熱伝導の影響を受けないため、補助端子によってコネクタ本体と一方の基板との接続状態が維持される。
【0011】
また、前記補助端子はコネクタ本体への挿入後に除去可能な部分を有していることから、補助端子を手作業によってコネクタ本体に挿入する際、補助端子が微小な大きさであっても、補助端子を指先で確実に把持することができる。
【0012】
また、請求項2では、請求項1記載のコネクタにおいて、前記補助端子に基板に設けた孔に挿入される挿入部を設けている。
【0013】
これにより、請求項1の作用に加え、基板に実装する際、補助端子の挿入部が基板の孔に挿入されることによりコネクタ本体が位置決めされることから、コネクタ本体に位置決め用の突起等を別途設ける必要がない。
【0014】
また、請求項3では、請求項1または2記載のコネクタにおいて、前記補助端子を電気接続用端子が保持される端子孔によって保持可能に形成している。
【0015】
これにより、請求項1または2の作用に加え、補助端子が電気接続用端子と共用の端子孔に保持されることから、補助端子用に別途専用の孔を加工する必要がなく、しかも補助端子を必要としない場合は、補助端子に代えて他の電気接続用端子を取付けることもできる。
【0016】
また、請求項4では、請求項1、2または3記載のコネクタにおいて、前記補助端子を、コネクタ本体の孔から突出した部分を折り曲げることによってその一部を他の部分から切り離し可能に形成している。
【0017】
これにより、請求項1、2または3の作用に加え、補助端子を折り曲げることによってその一部が他の部分から切り離されることから、補助端子の一部を工具等を使用して切断する必要がない。
【0018】
また、請求項5では、請求項4記載のコネクタにおいて、前記補助端子におけるコネクタ本体の孔から突出した部分の所定箇所を他の部分よりも細く形成している。
【0019】
これにより、請求項4の作用に加え、補助端子に曲げ方向の力を加えると、補助端子の一部が他の部分よりも細く形成された箇所から折れ曲がり、細く形成された部分が破断して補助端子の一部が切り離される。
【0020】
ことを特徴とする用端子。
【0021】
また、請求項6では、コネクタ本体に設けた端子孔に挿入することによってコネクタ本体に取付けられるコネクタ用端子において、その一部がコネクタ本体の端子孔から所定長さだけ突出するように形成するとともに、その突出部分の少なくとも一部をコネクタ本体への挿入後に除去可能に形成している。
【0022】
これにより、コネクタ本体への挿入後に除去可能な部分を有していることから、手作業によってコネクタ本体に挿入する際、微小な大きさであっても指先で確実に把持することができる。
【0023】
また、請求項7では、請求項6記載のコネクタ用端子において、前記コネクタ本体の孔から突出した部分を折り曲げることによってその一部を他の部分から切り離し可能に形成している。
【0024】
これにより、請求項6の作用に加え、コネクタ本体の孔から突出した部分を折り曲げることによってその一部が他の部分から切り離されることから、除去される部分を工具等を使用して切断する必要がない。
【0025】
また、請求項8では、請求項7記載のコネクタ用端子において、前記コネクタ本体の孔から突出した部分の所定箇所を他の部分よりも細く形成している。
【0026】
これにより、請求項7の作用に加え、コネクタ本体の孔から突出した部分に曲げ方向の力を加えると、その一部が他の部分よりも細く形成された箇所から折れ曲がり、細く形成された部分が破断して切り離される。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1乃至図11は本発明の一実施形態を示すもので、図1はコネクタの正面図、図2はそ側面図、図3はその平面図、図4はその底面図、図5はその上面側斜視図、図6はその底面側斜視図、図7はコネクタ本体への補助端子の挿入工程を示す側面図、図8は補助端子の第4の端部の除去工程を示す正面図、図9は第1の基板への接続工程を示す正面図、図10は第2の基板への接続工程を示す正面図、図11は補助端子の斜視図である。
【0028】
このコネクタは、絶縁性の部材からなるコネクタ本体1と、コネクタ本体1に保持された複数の電気接続用端子2と、各電気接続用端子2とは別に設けられた一対の補助端子3とから構成されている。
【0029】
コネクタ本体1は横長に形成され、複数の端子2が計2列に配置されるようになっている。即ち、コネクタ本体1の上面には各端子2の一端側をそれぞれ挿通する端子孔1aの一端側が開口しており、各端子孔1aの他端側はコネクタ本体1の底面側を介して正面または背面にそれぞれ開口している。
【0030】
各電気接続用端子2は略L字状に形成された導電性の金属からなり、それぞれコネクタ本体1の各端子孔1aに挿入されている。即ち、端子2の一端側は端子孔1aの前端側または後端側からコネクタ本体1の前方または後方に延びており、その他端側は端子孔1aの上端からコネクタ本体1の上方に長く延出している。この場合、各端子2はコネクタ本体1の幅方向両端側の端子孔1aを除く他の端子孔1aに装着されている。
【0031】
各補助端子3は金属性の部材からなり、それぞれコネクタ本体1の幅方向両端側の端子孔1aに保持されるようになっている。この補助端子3は、上方に延びる第1の端部3aと、第1の端部3aの基端側から側方に垂直に延びる第2の端部3bと、第1の端部3aの基端側から下方に延びる第3の端部3cと、第1の端部3aの上端から上方に延びる第4の端部3dとからなり、第1の端部3a及び第3の端部3cは互いに一様な直線状をなすように形成されている。第1の端部3aは端子孔1aの上端側に挿入され、その上端が端子孔1aからやや上方に突出する長さに形成されている。第2の端部3bは端子孔1aの前端側または後端側からコネクタ本体1の前方または後方に突出しており、電気接続用端子2の一端側とほぼ同等の長さに形成されている。第3の端部3cは後述する基板に挿入される挿入部をなし、端子孔1aの下端側からコネクタ本体1の下方に突出するように形成されている。第4の端部3dは電気接続用端子2の他端側とほぼ同等の長さを有し、第1の端部3aと一体に形成されている。この場合、第1の端部3aと第4の端部3dとの間には他の部分よりも細く形成された括れ部3eが設けられている。
【0032】
コネクタ本体1に補助端子3を取付ける場合には、補助端子3を指先で把持し、図7(a) に示すようにコネクタ本体1の下面側(図では上側)から端子孔1aに挿入する。その際、補助端子3は第4の端部3d側から挿入される。これにより、図7(b) に示すように補助端子3が端子孔1aに所定の中間位置まで仮差しされる。この後、図示しない治具等により補助端子3を第3の端部3c側から押圧することにより、図7(c) に示すように補助端子3が端子孔1aの所定位置まで圧入される。
【0033】
前述のようにしてコネクタ本体1の幅方向両側にそれぞれ各補助端子3を挿入することにより、図8(a) に示すように各補助端子3は第4の端部3dがコネクタ本体1の端子孔1aから上方に突出するように取付けられる。この後、図8(b) に示すように各補助端子3の第4の端部3dを幅方向に折り曲げることにより、第4の端部3dが補助端子3から除去される。即ち、第4の端部3dに曲げ方向の力を加えると、補助端子3が第1の端部3aと第4の端部3dとの間の括れ部3eから折れ曲がり、括れ部3eは他の部分よりも細く形成されているため、容易に破断して第4の端部3dが第1の端部3aから切り離される。
【0034】
以上のようにして形成されたコネクタは、プリント回路基板からなる第1の基板4及び第2の基板5にそれぞれ接続される。即ち、図9(a) に示すように第1の基板4に設けた位置決め用の孔4aに各補助端子3の第3の端部3cをそれぞれ位置合わせし、第1の基板4にコネクタを実装する。その際、第1の基板4の各孔4aには各補助端子3の第3の端部3cがそれぞれ挿入され、コネクタ本体1が第1の基板4に位置決めされる。そして、図9(b) に示すように各電気接続用端子2の一端側及び各補助端子3の第2の端部3bをそれぞれ第1の基板4に半田付けすることにより、第1の基板4との接続が完了する。
【0035】
次に、図10(a) に示すように第2の基板5に設けた端子接続用の孔5aに各電気接続用端子2の他端側を挿入し、図10(b) に示すように各端子2の他端側を第2の基板5に半田付けすることにより、第2の基板5との接続が完了する。その際、第2の基板5との半田付けの熱が各電気接続用端子2の他端側から一端側に伝わるが、第1の基板4は各補助端子3と半田付けされているため、前記熱伝導によって各電気接続用端子2と第1の基板4とを接合している半田6が溶融した場合でも、第1の基板4と各補助端子3とを接合している半田7は熱伝導の影響を受けないため、各補助端子3によってコネクタ本体1と第1の基板4との接続状態が維持される。尚、各電気接続用端子2の他端側と第2の基板5とは、前記二回目の半田付けによる半田8によって接合されている。
【0036】
このように、本実施形態のコネクタによれば、コネクタ本体1の両端側に各電気接続用端子2とは別に一対の補助端子3を設け、各補助端子3の第2の端部3bを各電気接続用端子2と共に第1の基板4に半田付けするようにしたので、各電気接続用端子2を第2の基板5に半田付けする際、その熱により各電気接続用端子2と第1の基板4とを接合する半田6が溶融した場合でも、各補助端子3によってコネクタ本体1と第1の基板4との接続状態を維持することができ、各電気接続用端子2と第1の基板4との剥離を確実に防止することができる。
【0037】
また、各補助端子3に第1の基板4の孔4aに挿入される第3の端部3cを設け、第3の端部3cによって実装時の位置決めを行うようにしたので、コネクタ本体1に位置決め用の突起等を別途設ける必要がなく、コネクタ本体1の構造を簡素化することができる。
【0038】
更に、各補助端子3をコネクタ本体1とは別体に形成し、コネクタ本体1の端子孔1aに取付けて使用するようにしたので、補助端子3を必要としない場合には、各補助端子3をコネクタ本体1に取付けずに使用することもでき、汎用性の向上を図ることができる。
【0039】
この場合、各補助端子3を電気接続用端子2と共用の端子孔1aに装着可能に形成したので、補助端子3用に別途専用の孔を加工する必要がなく、しかも補助端子3を必要としない場合には、補助端子3に代えて他の電気接続用端子2を装着することもでき、加工性及び汎用性の向上に極めて有利である。
【0040】
また、各補助端子3を第4の端部3dがコネクタ本体1の端子孔1aから上方に突出するように形成するとともに、第4の端部3dをコネクタ本体1への挿入後に除去可能に形成したので、補助端子3をコネクタ本体1の端子孔1aに仮差しする際、補助端子3は第4の端部3dを含む長さを有しているため、指先で確実に把持することができ、コネクタ本体1への挿入作業を極めて容易に行うことができる。従って、機械的に挿入するための専用の装置を用いる必要がなく、製造設備の低コスト化を図ることができるとともに、挿入作業を手作業で行うことができるため、コネクタ本体1が機械的に安定して保持できない大きさや形状等の場合であっても、コネクタ本体1の形状等に拘わらず人手により的確に挿入作業を行うことができる。また、第4の端部3dを有している分だけ十分な挿入量を確保することができるので、コネクタ本体1の厚さ寸法が小さい場合でも、常に安定した仮差しを行うことができる。
【0041】
更に、補助端子3の第4の端部3dを折り曲げることによって補助端子3から切り離し可能に形成したので、第4の端部3dを工具等を使用して切断する必要がなく、第4の端部3dの除去作業を極めて容易に行うことができる。
【0042】
この場合、第1の端部3aと第4の端部3dとの間に他の部分よりも細く形成された括れ部3eを設けたので、第4の端部3dに曲げ方向の力を加えると、第4の端部3dが括れ部3eから折れ曲がり、括れ部3eが容易に破断して第4の端部3dを簡単に第1の端部3aから切り離すことができる。従って、第4の端部3dを除去した後の各補助端子3を常に所定の長さにすることができ、補助端子3の外観及び機能を損なうことがないという利点がある。
【0043】
尚、前記実施形態のコネクタでは、一端側が長く形成された電気接続用端子2を用いているため、補助端子3のみに本発明を適用したものを示したが、例えば電気接続用端子が短く形成されたものであって、補助端子3と同様の挿入工程を経て取付けられるものであれば、このような電気接続用端子にも本発明を適用することができる。この場合、補助端子3を用いないコネクタであってもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のコネクタによれば、電気接続用端子の一端側を一方の基板に熱溶融性の接合材(例えば半田)によって接合した後、電気接続用端子の他端側を他の基板に熱溶融性の接合材によって接合する際、他の基板との接合時の熱伝導によって電気接続用端子と一方の基板とを接合する接合材が溶融した場合でも、コネクタ本体と一方の基板との接続状態を維持することができるので、電気接続用端子と一方の基板との剥離を確実に防止することができる。また、補助端子をコネクタ本体に取付ける際、補助端子を指先で確実に把持して挿入することができるので、補助端子が微小な大きさであっても、手作業によるコネクタ本体への挿入作業を極めて容易に行うことができる。従って、機械的に挿入するための専用の装置を用いる必要がなく、製造設備の低コスト化を図ることができるとともに、挿入作業を手作業で行うことができるため、コネクタ本体が機械的に安定して保持できない大きさや形状等の場合であっても、コネクタ本体の形状等に拘わらず人手により的確に挿入作業を行うことができる。また、補助端子を仮差しする場合でも十分な挿入量を確保することができるので、コネクタ本体の厚さ寸法が小さくとも常に安定した仮差しを行うことができる。
【0045】
また、請求項2のコネクタによれば、請求項1の効果に加え、コネクタ本体に位置決め用の突起等を別途設ける必要がないので、コネクタ本体の構造を簡素化することができる。
【0046】
また、請求項3のコネクタによれば、請求項1または2の効果に加え、コネクタ本体に補助端子専用の端子孔を加工する必要がなく、しかも補助端子を必要としない場合には、補助端子に代えて他の電気接続用端子を装着することもできるので、加工性及び汎用性の向上に極めて有利である。
【0047】
また、請求項4のコネクタによれば、請求項1、2または3の効果に加え、挿入後に補助端子から除去される部分を工具等を使用して切断する必要がないので、除去作業を極めて容易に行うことができる。
【0048】
また、請求項5のコネクタによれば、請求項4の効果に加え、補助端子の一部を常に所定箇所から簡単に切り離すことができるので、一部を除去した後の補助端子を常に所定の長さにすることができ、補助端子の外観及び機能を損なうことがないという利点がある。
【0049】
また、請求項6のコネクタ用端子によれば、コネクタ本体に取付ける際、指先で確実に把持して挿入することができるので、微小な大きさであっても手作業によるコネクタ本体への挿入作業を極めて容易に行うことができる。
【0050】
また、請求項7のコネクタによれば、請求項6の効果に加え、挿入後に除去される部分を工具等を使用して切断する必要がないので、除去作業を極めて容易に行うことができる。
【0051】
また、請求項8のコネクタによれば、請求項7の効果に加え、挿入後に除去される部分を常に所定箇所から簡単に切り離すことができるので、一部を除去した後も常に所定の長さにすることができ、外観及び機能を損なうことがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すコネクタの正面図
【図2】コネクタの側面図
【図3】コネクタの平面図
【図4】コネクタの底面図
【図5】コネクタの上面側斜視図
【図6】コネクタの底面側斜視図
【図7】コネクタ本体への補助端子の挿入工程を示す側面図
【図8】補助端子の第4の端部の除去工程を示す正面図
【図9】第1の基板への接続工程を示す正面図
【図10】第2の基板への接続工程を示す正面図
【図11】補助端子の斜視図
【符号の説明】
1…コネクタ本体、1a…端子孔、2…電気接続用端子、3…補助端子、3a…第1の端部、3b…第2の端部、3c…第3の端部、3d…第4の端部、4…基板、4a…孔、5…基板。

Claims (8)

  1. 絶縁性のコネクタ本体と、コネクタ本体に保持された電気接続用端子とからなり、電気接続用端子の一端を熱溶融性の接合材によって任意の基板に接続した後、その他端を熱溶融性の接合材によって他の基板に接続するようにしたコネクタにおいて、
    前記コネクタ本体に設けた端子孔に挿入することによってコネクタ本体に取付けられ、熱溶融性の接合材によって電気接続用端子の一端側の基板のみに接続される補助端子を備え、
    補助端子をその一部がコネクタ本体の端子孔から所定長さだけ突出するように形成するとともに、その突出部分の少なくとも一部をコネクタ本体への挿入後に除去可能に形成した
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記補助端子に基板に設けた孔に挿入される挿入部を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記補助端子を電気接続用端子が保持される端子孔によって保持可能に形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
  4. 前記補助端子を、コネクタ本体の孔から突出した部分を折り曲げることによってその一部を他の部分から切り離し可能に形成した
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のコネクタ。
  5. 前記補助端子におけるコネクタ本体の孔から突出した部分の所定箇所を他の部分よりも細く形成した
    ことを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. コネクタ本体に設けた端子孔に挿入することによってコネクタ本体に取付けられるコネクタ用端子において、
    その一部がコネクタ本体の端子孔から所定長さだけ突出するように形成するとともに、その突出部分の少なくとも一部をコネクタ本体への挿入後に除去可能に形成した
    ことを特徴とするコネクタ用端子。
  7. 前記コネクタ本体の孔から突出した部分を折り曲げることによってその一部を他の部分から切り離し可能に形成した
    ことを特徴とする請求項6記載のコネクタ用端子。
  8. 前記コネクタ本体の孔から突出した部分の所定箇所を他の部分よりも細く形成した
    ことを特徴とする請求項7記載のコネクタ用端子。
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