JP2004046921A - 光ディスク装置および光ディスクの回転制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ピックアップ装置10は、光ディスクDK上に光スポットを形成するとともに、光スポットによる反射光をフォトディテクタ17により受光する。この反射光の受光を用いて、対物レンズ15はトラックサーボ制御されるとともに、光ディスクDKはスレッドサーボ制御される。コンピュータ装置30は、光スポットの径方向位置を用いて計算した目標回転速度と、前回出力してスピンドルモータ21の回転を制御した回転速度とのうちで小さな方または大きな方の回転速度を光ディスクDKにおけるトラックのスパイラルの方向に応じて選択して、制御回転速度としてスピンドルモータ回転制御回路23に出力する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクのトラックに記録されたデータを再生しまたは同トラックにデータを記録する光ディスク装置、および同光ディスク装置に適用される光ディスクの回転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ピックアップ装置により光ディスク上にレーザ光による光スポットを形成した状態で、光ディスクのトラック上を内側から外側へまたは外側から内側にスパイラル状に光スポットを移動させて、光ディスクのトラックに記録されたデータを再生しまたは同トラックにデータを記録する光ディスク装置においては、光ディスクに対する光スポットの周方向相対速度(すなわち線速度)を、光スポットの光ディスクにおける径方向位置とは無関係に一定にするようにしている。
【0003】
前記光スポットの線速度一定を実現するために、一般的には、光ディスクに記録されているウォブル信号またはピット信号を再生し、この再生信号が所定周波数になるようにスピンドルモータすなわち光ディスクの回転速度を制御している。しかし、光ディスクにウォブル信号またはピット信号が記録されていないなどの理由により、前記方法を採用できない場合には、光スポットの光ディスクにおける径方向相対位置(すなわち光スポットの形成位置の半径)を検出して、この検出した半径に基づいて、光ディスク上における光スポットの線速度が常に一定になるように、スピンドルモータの回転速度を計算して、スピンドルモータが前記計算した回転速度で回転するようにスピンドルモータの回転を制御するようにしている。
【0004】
また、この種の光ディスク装置においては、光ピックアップ装置内に設けられて対物レンズを光ディスクの径方向に微小変位させるトラックアクチュエータをトラックエラー信号に基づく制御信号(トラックサーボ信号)を用いて駆動制御して、光スポットが光ディスクのトラックを追従するように制御するトラックサーボ制御に加えて、スレッドサーボ制御が行われる。このスレッドサーボ制御は、光ピックアップ装置またはスピンドルモータを移動させる電動モータなどの移動装置をトラックサーボ信号の直流的成分(正確には周波数の大きな交流成分を含んだ直流成分)を用いて駆動制御して、光ディスクに対して光スポットを径方向に広範囲に渡って変位させるとともに、対物レンズを常に中立位置近傍で光ディスクの径方向に変動させるようにする。
【0005】
しかし、このスレッドサーボ制御による光スポットの変位は、光ディスクの偏心などの理由により、微小に変動しながら光ディスクの径方向内側から外側へまたは径方向外側から内側に進む。したがって、前記スピンドルモータの回転制御に利用される光スポットの形成位置の半径も微小に変動し、その結果、スピンドルモータ(光ディスク)の回転速度も微小に変動しながら減少または増加する。そして、従来においては、このスピンドルモータ(光ディスク)の回転速度の微小変動を無視するか、スピンドルモータの回転速度の分解能を粗くすることにより対応していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法は本質的な解決にはなっていない。すなわち、光ディスクの微小変動を無視したり、スピンドルモータの回転速度の分解能を粗くすると、光ディスクの再生信号のジッタが悪化し、またスピンドルモータを高精度で回転制御することができず、光ディスクに対する高精度の記録再生ができないという問題がある。特に、光ディスクに対するデータの記録密度を高めたり、光ディスクの回転速度を高くする場合には問題となる。
【0007】
【発明の概略】
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、光ディスクの再生信号のジッタを良好にし、またスピンドルモータを高精度で回転制御することを可能として、光ディスクに対する高精度の記録再生を実現する光ディスク装置および光ディスクの回転制御方法を提供することにある。
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、光ディスク上にレーザ光による光スポットを形成するとともに同光スポットによる反射光を受光する光ピックアップ装置と、光ディスクを回転させるスピンドルモータと、スピンドルモータの回転速度を表す回転速度データを入力するとともに、同入力した回転速度データに応じて前記スピンドルモータを制御して、スピンドルモータを回転速度データによって表された回転速度で回転させるスピンドルモータ回転制御回路と、光ピックアップ装置またはスピンドルモータを駆動して光スポットを光ディスクに対して径方向に相対移動させる移動装置とを備え、光ディスクのトラックに記録されたデータを再生しまたは同トラックにデータを記録する光ディスク装置または同光ディスク装置に適用される光ディスクの回転制御方法において、移動装置の相対移動による光ディスクに対する光スポットの径方向相対位置を検出し、前記検出された径方向相対位置に基づいて光ディスクに対する光スポットの周方向相対速度が一定となるようにスピンドルモータの目標回転速度を繰り返し計算し、スピンドルモータ回転制御回路に前回出力した回転速度データによって表される回転速度と、計算された目標回転速度とのうちの小さな方の回転速度または大きな方の回転速度を、光ディスクにおけるトラックが内側から外側へ向けて巻いてあるか外側から内側へ向けて巻いてあるかにより繰り返し選択し、同選択した回転速度を表す回転速度データを前記スピンドルモータ回転制御回路に繰り返し出力するようにしたことにある。
【0009】
上記のように構成した本発明においては、スピンドルモータ回転制御回路に前回出力した回転速度データによって表される回転速度と、光ディスクに対する光スポットの径方向相対位置に基づいて計算された目標回転速度とのうちで、光ディスクにおけるトラックが内側から外側へ向けて巻いてあるか外側から内側へ向けて巻いてあるかにより選択された小さな方の回転速度または大きな方の回転速度を表す回転速度データが、スピンドルモータの回転速度を制御するためにスピンドルモータ回転制御回路に出力される。より具体的には、光ディスクにおけるトラックが内側から外側へ向けて巻いてある場合(順方向スパイラルの場合)には、前記小さな方の回転速度を表す回転速度データがスピンドルモータ回転制御回路に出力される。また、光ディスクにおけるトラックが外側から内側へ向けて巻いてある場合(すなわち逆方向スパイラルの場合)には、前記大きな方の回転速度を表す回転速度データがスピンドルモータ回転制御回路に出力される。
【0010】
この場合、スピンドルモータ回転制御回路に前回出力した回転速度データによって表される回転速度は、現在のスピンドルモータの回転速度を表すことになるので、スピンドルモータに対する光スポットの径方向相対位置に基づいて計算されたスピンドルモータ(光ディスク)の目標回転速度が変動しても、スピンドルモータ(光ディスク)の回転速度の変動を抑えることができる。しかも、光ディスクにおけるトラックが順方向スパイラルの場合には、小さな方の回転速度を表す回転速度データをスピンドルモータ回転制御回路に出力できる。また、光ディスクにおけるトラックが逆方向スパイラルの場合には、大きな方の回転速度を表す回転速度データがスピンドルモータ回転制御回路に出力できる。この小さな方または大きな方の回転速度の選択は、線速度一定制御のための光ディスクの回転速度の変化方向に対応したものであるので、前記スピンドルモータ回転制御回路に出力される回転速度は、光ディスクに対する光スポットの径方向相対位置に応じて計算される光ディスクの回転速度を精度よく表すものである。その結果、本発明によれば、光ディスクの再生信号のジッタが良好になるとともに、スピンドルモータを高精度で回転制御することが可能になり、光ディスクに対する高精度の記録再生を実現することができるようになる。
【0011】
また、小さな方の回転速度または大きな方の回転速度の選択においては、本発明に係る光ディスク装置によって記録再生される光ディスクが順方向スパイラルのもののみであれば、前記選択においては小さな方の回転速度が常に選択されるように予め設定しておけばよい。逆に、本発明に係る光ディスク装置によって記録再生される光ディスクが逆方向スパイラルのもののみであれば、前記選択において大きな方の回転速度が常に選択されるように予め設定しておけばよい。一方、本発明の係る光ディスク装置によって記録再生される光ディスクが順方向スパイラルおよび逆方向スパイラルの両方である場合には、小さな方の回転速度または大きな方の回転速度が記録再生の前に選択されるようにしておけばよい。
【0012】
【実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る光ディスク装置および光ディスクの回転制御方法を適用し、CD、DVDなどの光ディスクDKを検査する光ディスクの検査装置を概略的に示すブロック図である。
【0013】
この光ディスクDKの検査装置は、光ピックアップ装置10を含んでいる。光ピックアップ装置10は、レーザ光源11、コリメートレンズ12、偏光ビームスプリッタ13、1/4波長板14、対物レンズ15、シリンドリカルレンズ16およびフォトディテクタ17を備えている。
【0014】
そして、この光ピックアップ装置10においては、レーザ光源11からのレーザ光を、コリメートレンズ12、偏光ビームスプリッタ13、1/4波長板14及び対物レンズ15を介して、光ディスクDKに照射して、光ディスクDK上に光スポットを形成する。また、この光ディスクDKに形成された光スポットからの反射光は、対物レンズ15、1/4波長板14、偏光ビームスプリッタ13及びシリンドリカルレンズ16を介して、フォトディテクタ17に導かれて受光される。フォトディテクタ17は、分割線で区切られた4つの同一正方形状の受光素子からなる4分割受光素子により構成されていて、各分割受光素子によって受光されたレーザ光量に比例した電圧信号を出力する。
【0015】
また、この光ピックアップ装置10は、トラックアクチュエータ18も備えている。トラックアクチュエータ18は、トラックサーボ信号に応じて対物レンズ15を光ディスクDKの径方向に変位させて、同対物レンズ15をトラック追従させる。なお、光ピックアップ装置10には、フォーカスサーボ制御のために対物レンズ15を光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータも備えているが、このフォーカスアクチュエータは本発明に直接関係しないので、説明の簡略化のために、本明細書においてはその説明を省略している。
【0016】
このような検査装置は、エンコーダ21aを内蔵したスピンドルモータ21を備えている。スピンドルモータ21は、光ディスクDKの組み付けられるターンテーブル22を回転駆動する。エンコーダ21aは、スピンドルモータ21の回転すなわちターンテーブル22(光ディスクDK)の回転を検出して、同回転を表す回転検出信号を出力する。この回転検出信号は、ターンテーブル22(光ディスクDK)の回転位置が基準回転位置に来るごとに発生される基準信号φoと、所定の微小な回転角度ずつハイレベルとローレベルとを繰返すパルス列信号からなる回転信号φA,φBとからなる。なお、これらの回転信号φA,φBの位相は、互いにπ/2だけずれている。
【0017】
これらの回転検出信号φo,φA,φBは、スピンドルモータ回転制御回路23に供給されている。スピンドルモータ回転制御回路23は、回転検出信号φo,φA,φBおよびコンピュータ装置30から入力される回転速度SPを表すデータを用いて、レーザ照射位置の光ディスクDKの線速度(光ディスクDKにおける光スポットの周方向相対速度に対応)が規格化された一定値になるようにスピンドルモータ21を回転させる。なお、このスピンドルモータ回転制御回路23には、回転検出信号φo,φA,φBに基づいて、スピンドルモータ21の実回転速度を検出する回転速度検出回路も内蔵されている。
【0018】
スピンドルモータ21は、フィード機構により光ディスクDKの径方向に駆動されるようになっている。フィード機構は、支持プレート24、フィードモータ25およびスクリューロッド26からなる。支持プレート24は、スピンドルモータ21などを固定していて、光ディスクDKの径方向の移動のみが許容されるようになっている。フィードモータ25は、その回転によりスクリューロッド26を軸線回りに回転させる。スクリューロッド26は、支持プレート24に固定されたナット27に螺合しており、その回転により支持プレート24をスピンドルモータ21と共に光ディスクDKの径方向に移動させる。
【0019】
フィードモータ25内には、前記スピンドルモータ21のエンコーダ21aと同様に構成したエンコーダ25aが組み込まれている。エンコーダ25aは、スクリューロッド26の回転位置が基準回転位置に来るごとに発生される基準信号φoと、所定の微小な回転角度ずつハイレベルとローレベルとを繰返すとともに互いにπ/2だけ位相のずれたパルス列信号からなる回転信号φA,φBとからなる回転検出信号を出力する。
【0020】
このエンコーダ25aによって検出された回転検出信号φo,φA,φBは、径方向位置検出回路28に供給されるようになっている。径方向位置検出回路28は、エンコーダ25aからの回転検出信号φo,φA,φBにより、光ピックアップ装置10により形成される光スポットの光ディスクDKに対する径方向位置(すなわち半径)を検出して、同径方向位置を表す径方向位置データをコンピュータ装置30に出力する。
【0021】
この径方向位置の検出について若干の説明を加えておくと、支持プレート24、スピンドルモータ21および光ディスクDKが光ピックアップ装置10に対して所定の基準位置にある状態をスクリューロッド26の基準回転位置とすると、支持プレート24、スピンドルモータ21および光ディスクDKの光ピックアップ装置10に対する位置(前記基準位置からの距離)は、スクリューロッド26の基準回転位置からの回転角に比例するとともに、その比例定数がスクリューロッド26およびナット27のピッチによって決まる定数である。また、光ピックアップ装置10によって形成される光スポットは静止しているので、前記支持プレート24、スピンドルモータ21および光ディスクDKの光ピックアップ装置10に対する径方向位置は、光スポットの光ディスクDKに対する相対位置を表すことにもなる。そして、この光スポットの光ディスクDKに対する相対位置を光ディスクDKの中心位置からの距離に換算すれば、光スポットの光ディスクDKに対する径方向位置が計算される。
【0022】
コンピュータ装置30は、CPU,ROM,RAM、ハードディスクなどからなり、図2の回転制御プログラムの実行により、径方向位置検出回路28からの径方向位置データに基づいてスピンドルモータ21の回転速度を制御する。この回転制御プログラムは、外部から供給されてRAMまたはハードディスクに記憶されるか、ROMに予め記憶されている。
【0023】
さらに、この検査装置は、トラックエラー信号生成回路41にて生成されたトラックエラー信号を用いて、トラックアクチュエータ18をトラックサーボ制御するトラックサーボ回路42と、フィードモータ25をスレッドサーボ制御(フィードサーボ制御)するスレッドサーボ回路43(フィードサーボ制御回路43)とを有する。トラックエラー信号生成回路41は、フォトディテクタ17からの受光信号に基づいて光ディスクDKにおける光スポットのトラックからの径方向のずれ量を表すトラックエラー信号を生成して出力する。
【0024】
トラックサーボ回路42は、トラックエラー信号に基づく制御信号(トラックサーボ信号)に応じてドライブ回路44を介してトラックアクチュエータ18を制御して、対物レンズ15を径方向に変位させることにより、光スポットがトラックを追従するようにする。スレッドサーボ回路43は、トラックサーボ信号に含まれていて直流的に変化する成分(正確には周波数の大きな交流成分を含んだ直流成分)すなわちスレッドサーボ制御信号を取り出してフィードモータ回転制御回路45に出力する。フィードモータ回転制御回路45は、スレッドサーボ制御信号を用いてフィードモータ25の回転を制御して、光スポットがトラックに追従するようにする。この場合、トラックサーボ制御は光スポットの微小な範囲におけるトラック追従を分担し、スレッドサーボ制御は、光スポットが光ディスクDKの記録相の内径から外径まで(または外径から内径まで)の大きな範囲に渡る光スポットのトラック追従を分担し、対物レンズ15を常に中立位置近傍で光ディスクDKの径方向に変動させるように機能する。
【0025】
また、この検査装置は、サム信号生成回路51、2値化回路52および再生信号評価装置53も備えている。サム信号生成回路51はフォトディテクタ17に接続されていて、同フォトディテクタ17からの受光信号を用いてサム信号を生成する。2値化回路52は前記サム信号を2値化する。再生信号評価装置53は、2値化されたサム信号を用いて光ピックアップ装置10によって再生された再生信号を評価する。この再生信号の評価には、例えばジッタの測定が含まれる。
【0026】
上記のように構成した実施形態の動作を説明する。まず、検査者は、検査すべき光ディスクDKをターンテーブル22に装着して、同実施形態に係る検査装置の作動開始を指示する。この作動開始の指示により、光ピックアップ装置10は、光ディスクDK上にレーザ光による光スポットを形成するとともに、光スポットによる反射光をフォトディテクタ17によって受光する。スピンドルモータ21は、詳しくは後述するコンピュータ装置30による制御のもとに、回転を開始してターンテーブル22上の光ディスクDKを線速度一定となるような回転速度で回転させる。フィードモータ25も回転を開始して、スクリューロッド26およびナット27からなるねじ機構を介して、スピンドルモータ21、支持プレート24、ターンテーブル22および光ディスクDKを初期位置から図示左方向または右方向へ移動させる。
【0027】
この場合、光ディスクDKのトラックが内側から外側に向かってスパイラル状に巻いてあれば、すなわち光ディスクDKのトラックが順方向スパイラルであれば、前記初期位置はレーザ光による光スポットが光ディスクDKの径方向における最内周位置に形成されるように設定された位置であり、この場合、光ディスクDKなどはフィードモータ25の前記回転により図示左方向に移動する。一方、光ディスクDKのトラックが外側から内側に向かってスパイラル状に巻いてあれば、すなわち光ディスクDKのトラックが逆方向スパイラルであれば、前記初期位置はレーザ光による光スポットが光ディスクDKの径方向における最外周位置に形成されるように設定された位置であり、この場合、光ディスクDKなどはフィードモータ25の前記回転により図示右方向に移動する。
【0028】
なお、このような光ディスクDKのトラックが順方向スパイラルであるか、逆方向スパイラルであるかは、ターンテーブル22に装着される光ディスクDKの種類に応じて、検査者が図示しない操作スイッチの操作により入力する。また、スパイラルの方向を直接入力するのに代えて、検査装置内に、光ディスクDKの種類ごとに順方向スパイラルであるか、または逆方向スパイラルであるかを示すデータを記憶したテーブルを用意しておき、光ディスクDKの種類を検査者が入力することにより、検査装置がテーブルを参照してスパイラルの方向を自動的に判定するようにしてもよい。さらに、光ディスクDK自体が順方向スパイラルまたは逆方向スパイラルを表す識別マークを有していて、検査装置がこの識別マークを読み取ってスパイラルの方向を自動的に判定するようにしてもよい。
【0029】
また、このような光ディスクDKの回転および左右への移動中、光ピックアップ装置10内のフォトディテクタ17は前記光スポットによる反射光を受光しており、この受光による受光信号はトラックエラー信号生成回路41に供給される。トラックエラー信号生成回路41はこの受光信号に基づいてトラックエラー信号を生成して、トラックサーボ回路42に出力する。
【0030】
トラックサーボ回路42は、トラックエラー信号に基づく制御信号(トラックサーボ信号)により、ドライブ回路44を介してトラックアクチュエータ18を駆動制御して、対物レンズ15を光ディスクDKの径方向に微小変位させることにより、光スポットが光ディスクDKのトラックを追従するようにトラックサーボ制御する。
【0031】
また、前記トラックエラー信号は、トラックサーボ回路42を介してスレッドサーボ回路43にも供給される。スレッドサーボ回路43は、トラックサーボ信号に含まれていて直流的に変化する成分(正確には周波数の大きな交流成分を含んだ直流成分)すなわちスレッドサーボ制御信号を取り出して、フィードモータ回転制御回路45を介してフィードモータ25を駆動制御することにより、光ディスクDKなどを左方向または右方向に移動させて、光スポットを光ディスクDKにおける最内周から最外周まで、または最外周から最内周まで径方向に広範囲に渡って変位させる。また、このスレッドサーボ制御により、対物レンズ15は常に中立位置近傍でトラックサーボ制御されるので、前記トラックサーボ制御の精度が向上する。
【0032】
一方、フォトディテクタ17からの受光信号は、サム信号生成回路51にも供給される。この受光信号はサム信号生成回路51によってサム信号に生成され、同生成されたサム信号は2値化回路52によって2値化されて再生信号評価装置53に供給される。再生信号評価装置は、この2値化されたサム信号を用いて光ピックアップ装置10によって再生された再生信号を評価する、例えば再生信号のジッタを測定する。この測定により、光ディスクDKが検査される。
【0033】
一方、このような光ディスクDKの検査中、径方向位置検出回路28は、フィードモータ25内のエンコーダ25aからの回転検出信号φo,φA,φBに基づいて、光ピックアップ装置10により形成される光スポットの光ディスクDKに対する径方向位置(すなわち半径)を検出して、同径方向位置を表す径方向位置データをコンピュータ装置30に出力し続けている。そして、コンピュータ装置30は、図2の回転制御プログラムを所定の短時間ごとに繰り返し実行して、スピンドルモータ21の回転を制御し続けている。
【0034】
この回転制御プログラムの実行は、ステップS10にて開始され、ステップS12にて径方向位置検出回路28から径方向位置データを入力して、ステップS14にてスピンドルモータ21の目標回転速度SPnewを計算する。この目標回転速度SPnewの計算においては、前記径方向位置データによって表された光ディスクDKにおける光スポットの径方向位置(半径)を用いて、同径方向位置における光スポットの線速度が規定された所定値(一定値)になるようにスピンドルモータ21の目標回転速度SPnewが計算される。
【0035】
次に、ステップS16にて、前記計算した目標回転速度SPnewと、後述するステップS26,S28の処理によって前回のプログラム実行時にスピンドルモータ回転制御回路23に出力されるとともにコンピュータ装置30に保存されている回転速度データによって表された旧回転速度SPoldとの差の絶対値|SPnew−SPold|が、所定値ΔSPo以下であるかを判定する。この所定値ΔSPoは、前記トラックサーボ制御およびスレッドサーボ制御のもとで、光ディスクDKの偏心などに起因して光スポットの半径が微小変動した場合に、同半径が変化する可能性のある最大値にほぼ等しい値に予め設定されている。
【0036】
いま、通常のトラックサーボ制御およびスレッドサーボ制御が行われていれば、前記絶対値|SPnew−SPold|は所定値ΔSPo以下であるので、ステップS16においては「Yes」と判定して、ステップS18に進む。ステップS18においては、ターンテーブル22に装着されている光ディスクDKが順方向スパイラルであるか、逆方向スパイラルであるかを判定する。この判定には、前述した検査者によって入力されまたは自動的に判別されたスパイラルの方向が用いられる。
【0037】
光ディスクDKが順方向スパイラルであれば、ステップS18にて「Yes」と判定して、ステップS20に進む。ステップS20においては、前記した今回計算したスピンドルモータ21の目標回転速度SPnewと、前記した前回出力したスピンドルモータ21の旧回転速度SPoldとのうちで、小さな方の回転速度SP(=MIN[SPnew,SPold])をスピンドルモータ21の制御回転速度として決定する。一方、光ディスクDKが逆方向スパイラルであれば、ステップS18にて「No」と判定して、ステップS22に進む。ステップS22においては、前記した今回計算したスピンドルモータ21の目標回転速度SPnewと、前記した前回出力したスピンドルモータ21の旧回転速度SPoldとのうちで、大きな方の回転速度SP(=MAX[SPnew,SPold])をスピンドルモータ21の制御回転速度として決定する。
【0038】
前記ステップS20,S22の処理後、ステップS26にて、前記ステップS20またはステップS22の処理によってスピンドルモータ21の制御回転速度として決定した回転速度SPを表すデータをスピンドルモータ回転制御回路23に出力する。スピンドルモータ回転制御回路23は、スピンドルモータ21内に設けたエンコーダ21aからの回転検出信号を用いて、スピンドルモータ21の回転速度を前記供給されたデータによって表された回転速度SPに制御する。したがって、光ディスクDKは前記回転速度SPに対応した線速度一定で回転制御される。
【0039】
前記ステップS26の処理後、ステップS28にて前記スピンドルモータ回転制御回路23に出力した回転速度SPを旧回転速度SPoldを表すデータとして保存し、ステップS30にてこの回転制御プログラムの実行を終了する。そして、所定の短時間の経過ごとに、コンピュータ装置30はふたたび前述した回転制御プログラムを実行して光ディスクDKの回転を制御する。このような回転制御プログラムの実行により、目標回転速度SPnewと旧回転速度SPoldの差の絶対値|SPnew−SPold|が所定値ΔSPo以下である限り、上述した回転制御プログラムの繰り返し実行により、光ディスクDKは、光スポットの半径を用いて線速度一定で回転制御される。
【0040】
このようなスピンドルモータ21の回転制御においては、前回のプログラム実行時にステップS26の処理によってスピンドルモータ回転制御回路23に出力されたデータによって表された回転速度SPは、現在のプログラム実行時のスピンドルモータ21の回転速度を表すことになるので、スピンドルモータ21に対する光スポットの径方向相対位置に基づいて計算されたスピンドルモータ21(光ディスクDK)の目標回転速度が変動しても、スピンドルモータ21(光ディスクDK)の回転速度の変動を抑えることができる。しかも、ステップS18〜S22による光ディスクDKのスパイラルの方向に応じた小さな方または大きな方の回転速度SPの選択は、線速度一定制御のための光ディスクDKの回転速度の変化方向に対応したものであるので、前記スピンドルモータ回転制御回路23に出力されるデータによって表された回転速度は、光ディスクDKに対する光スポットの径方向相対位置に応じて計算される光ディスクDKの回転速度を精度よく表すものである。その結果、この実施形態によれば、光ディスクDKの再生信号のジッタが良好になるとともに、スピンドルモータ21を高精度で回転制御することが可能になり、光ディスクDKの高精度の再生を実現することができるようになる。
【0041】
また、ステップS16にて、「No」すなわち目標回転速度SPnewと旧回転速度SPoldとの差の絶対値|SPnew−SPold|が所定値ΔSPoよりも大きいと判定されると、ステップS24にて回転速度SPを前記ステップ14の処理によって計算された目標回転速度SPnewに設定する。そして、この設定された回転速度SPを表すデータは、前述したステップS26,S28の処理により、スピンドルモータ回転制御回路23に出力されるとともに、旧回転速度SPoldとして保存記憶される。したがって、光ディスクDKの回転速度は、この新たに設定された回転速度SP(目標回転速度SPnewに等しい)に制御される。
【0042】
この場合、前記所定値ΔSPoは、通常のトラックサーボ制御およびスレッドサーボ制御のもとで光スポットの半径が変化する可能性のある最大値にほぼ等しい値に予め設定されている。したがって、検査者が、線速度を意図的に変更するときや、トラックジャンプにより光スポットの径方向位置を変更するときなど、光ディスクDKの回転速度が瞬時に大きく増減する場合にも対応できる。
【0043】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形も可能である。
【0044】
上記実施形態においては、本発明を光ディスクDKにおけるスパイラルの順方向および逆方向の両方向に対応させた検査装置に適用した例について説明した。しかし、順方向スパイラルの光ディスクDKのみを検査する検査装置に本発明を適用する場合には、上記ステップS18,S22の処理を省略して、ステップS20の処理により目標回転速度SPnewおよび旧回転速度SPoldのうちの小さな方の回転速度が常に選択されるようにすればよい。また、逆方向スパイラルの光ディスクDKのみを検査する検査装置に本発明を適用する場合には、上記ステップS18,S20の処理を省略して、ステップS22の処理により目標回転速度SPnewおよび旧回転速度SPoldのうちの大きな方の回転速度が常に選択されるようにすればよい。
【0045】
また、上記実施形態においては、スピンドルモータ21、ターンテーブル22および光ディスクDKを光ピックアップ装置10に対して光ディスクDKの径方向に移動するようにした。しかし、これに代えて、光ピックアップ装置10を光ディスクDKに対して光ディスクDKの径方向に移動するようにしてもよい。
【0046】
さらに、上記実施形態においては、本発明を光ディスクDKの検査装置に適用したが、本発明を、光ディスクDKに記録されたデータを単に再生する再生装置に適用してもよいし、光ディスクDKにデータを単に記録する記録装置に適用してもよい。また、前記記録再生の両者を可能とする記録再生装置に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係り、光ディスクの検査装置の全体を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1のコンピュータ装置にて実行される回転制御プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
DK…光ディスク、10…光ピックアップ装置、11…レーザ光源、15…対物レンズ、17…フォトディテクタ、18…トラックアクチュエータ、21…スピンドルモータ、21a…エンコーダ、23…スピンドルモータ回転制御回路、25…フィードモータ、25a…エンコーダ、26…スクリューロッド、28…径方向位置検出回路、30…コンピュータ装置、41…トラックエラー信号生成回路、42…トラックサーボ回路、43…スレッドサーボ回路、45…フィードモータ回転制御回路。
Claims (2)
- 光ディスク上にレーザ光による光スポットを形成するとともに同光スポットによる反射光を受光する光ピックアップ装置と、
光ディスクを回転させるスピンドルモータと、
前記スピンドルモータの回転速度を表す回転速度データを入力するとともに、同入力した回転速度データに応じて前記スピンドルモータを制御して、前記スピンドルモータを前記回転速度データによって表された回転速度で回転させるスピンドルモータ回転制御回路と、
前記光ピックアップ装置または前記スピンドルモータを駆動して前記光スポットを光ディスクに対して径方向に相対移動させる移動装置と
を備え、光ディスクのトラックに記録されたデータを再生しまたは同トラックにデータを記録する光ディスク装置において、
前記移動装置の相対移動による前記光ディスクに対する前記光スポットの径方向相対位置を検出する径方向位置検出手段と、
前記検出された径方向相対位置に基づいて前記光ディスクに対する前記光スポットの周方向相対速度が一定となるように前記スピンドルモータの目標回転速度を繰り返し計算する目標回転速度計算手段と、
前記スピンドルモータ回転制御回路に前回出力した回転速度データによって表される回転速度と、前記計算された目標回転速度とのうちの小さな方の回転速度または大きな方の回転速度を、光ディスクにおけるトラックが内側から外側へ向けて巻いてあるか外側から内側へ向けて巻いてあるかにより繰り返し選択し、同選択した回転速度を表す回転速度データを前記スピンドルモータ回転制御回路に繰り返し出力する回転速度選択手段とを設けたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスク上にレーザ光による光スポットを形成するとともに同光スポットによる反射光を受光する光ピックアップ装置と、
光ディスクを回転させるスピンドルモータと、
前記スピンドルモータの回転速度を表す回転速度データを入力するとともに、同入力した回転速度データに応じて前記スピンドルモータを制御して、前記スピンドルモータを前記回転速度データによって表された回転速度で回転させるスピンドルモータ回転制御回路と、
前記光ピックアップ装置または前記スピンドルモータを駆動して前記光スポットを光ディスクに対して径方向に相対移動させる移動装置と
を備え、光ディスクのトラックに記録されたデータを再生しまたは同トラックにデータを記録する光ディスク装置に適用され、
前記移動装置の相対移動による前記光ディスクに対する前記光スポットの径方向相対位置を検出し、
前記検出された径方向相対位置に基づいて前記光ディスクに対する前記光スポットの周方向相対速度が一定となるように前記スピンドルモータの目標回転速度を繰り返し計算し、
前記スピンドルモータ回転制御回路に前回出力した回転速度データによって表される回転速度と、前記計算された目標回転速度とのうちの小さな方の回転速度または大きな方の回転速度を、光ディスクにおけるトラックが内側から外側へ向けて巻いてあるか外側から内側へ向けて巻いてあるかにより繰り返し選択し、同選択した回転速度を表す回転速度データを前記スピンドルモータ回転制御回路に繰り返し出力するようにしたことを特徴とする光ディスクの回転制御方法。
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