JP2004046279A - 液晶表示素子用基板及びそれを含むカラー液晶表示素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 液晶表示素子用基板上の非表示領域に固定されたスぺーサーを有し、そのスぺーサーの0.5〜0.6GPaの圧縮応力に対する対荷重圧縮変位が、0.001〜1μm/mNである液晶表示素子用基板を提供する。また、本発明は、2枚の液晶表示素子用基板により液晶層を挟持したカラー液晶表示素子において、少なくとも一方の液晶表示素子用基板が、上記本発明の液晶表示素子用基板であることを特徴とする、カラー液晶表示素子を提供した。
【選択図】 なし
Description
3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4'-ジアミノジフェニルエーテル、及び、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンをN−メチル−2−ピロリドン溶媒中で反応させ、ポリマー濃度20重量%のポリイミド前駆体(ポリアミック酸)溶液を得た。
カーボンブラック(MA100、三菱化学(株)製) 4.6部
ポリイミド前駆体溶液 24.0部
N−メチルピロリドン 61.4部
ガラスビーズ 90.0部
次に、赤、緑、青の顔料として各々Color Index No.65300 Pigment Red 177で示されるジアントラキノン系顔料、Color Index No. 74265 Pigment Green 36で示されるフタロシアニングリーン系顔料、Color Index No.74160 Pigment Blue15-4で示されるフタロシアニンブルー系顔料を用意した。ポリイミド前駆体溶液と上記顔料を各々(ポリイミド前駆体/顔料)重量比9/1の割合で混合分散させて、赤、緑、青の3種類の着色ペーストを得た。
微小圧縮試験機(島津製作所MCTE-500)を用いて、形成されたスぺーサーの1個(高さ7.5μm)の対荷重圧縮変位を測定した。試験条件は負荷速度を0.892 mN/S、最大負荷を6 mN とした。6 mN 負荷した後のスぺーサーの最上層平坦部の面積を光学顕微鏡を用いて測定したところ、11μm2であった。従って、このときの圧縮応力は、0.55Paである。6 mN負荷時に生じた変位は1.3μmであった。従って、このスぺーサーの対荷重圧縮変位は、6mN負荷時に生じた変位をその負荷で割ることにより求まり、0.5μm/mNであった。
このスぺーサーが設けられたカラーフィルターのITO膜上にポリイミド系の配向膜を設け、ラビング処理を施した。また、同様に対向する液晶表示素子用基板についてもポリイミド系の配向膜を設け、ラビング処理を施した。この2枚の基板をエポキシ接着剤をシール剤として用いて貼り合わせた後に、シール部に設けられた注入口から液晶を注入した。液晶を注入後、注入口を封止し、さらに偏光板を基板の外側に貼り合わせ液晶表示素子を作製した。
(1) 樹脂ブラックマトリックス及びシール部パターンの作製
カルボキシル基を含有するエポキシ・シリコーン樹脂の溶液とカーボンブラックを重量比6:4の割合で混合分散させて得られたブラックペーストを使用して実施例1と同様に、樹脂ブラックマトリックス及びシール部パターンの作製を行った。
実施例1と同様な手法を用い、カルボキシル基を含有するエポキシ・シリコーン樹脂の溶液と、赤、緑、青の顔料を各々重量比9:1の割合で混合分散させて得られた、赤、緑、青の3種類の着色ペーストを使用して、赤画素と緑画素と青画素を形成し、同時に、表示画面部及び額縁、額縁周辺部のシール部の樹脂ブラックマトリックス上にスぺーサーの形成を行った。
実施例と同様な方法で、形成されたスぺーサーの1個(高さ7.5μm)の対荷重圧縮変位を測定したところ、1.5μm/mNであった。
実施例と同様に、液晶表示素子を作製した。液晶表示素子の周辺の封止部に沿って、縞状のムラが生じ、表示品位の低下が確認された。
実施例1と同様な手法により、ポリイミド前駆体溶液にカーボンブラックマトリックスを分散混合したペーストを用い、樹脂ブラックマトリックス及びシール部パターンの作製を行った。
実施例1と同様な手法を用い、ポリイミド前駆体溶液と、赤、緑、青の顔料を各々(ポリイミド前駆体/顔料)重量比6:4の割合で混合分散させて得られた、赤、緑、青の3種類の着色ペーストを使用して、赤画素と緑画素と青画素を形成し、同時に、表示画面部及び額縁、額縁周辺部のシール部の樹脂ブラックマトリックス上にスペーサーの形成を行った。
実施例1と同様な方法で、形成されたスペーサーの1個(高さ6μm)の対荷重圧縮変位を測定したところ、0.02μm/mNであった。
実施例1と同様に、液晶表示素子を作製した。この液晶表示素子の表示品位は非常に良好であった。この液晶表示素子を直視と斜視で観察したが、表示ムラは認められなかった。また、−40℃に1週間置いたが、泡の発生は認められなかった。更に、−50℃に1週間置いたが、泡の発生は認められなかった。
実施例1と同様な手法により、ポリイミド前駆体溶液にカーボンブラックマトリックスを分散混合したペーストを用い、樹脂ブラックマトリックス及びシール部パターンの作製を行った。
実施例1と同様な手法を用い、ポリイミド前駆体溶液と、赤、緑、青の顔料を各々(ポリイミド前駆体/顔料)重量比3:7の割合で混合分散させて得られた、赤、緑、青の3種類の着色ペーストを使用して、赤画素と緑画素と青画素を形成し、同時に、表示画面部及び額縁、額縁周辺部のシール部の樹脂ブラックマトリックス上にスペーサーの形成を行った。
実施例1と同様な方法で、形成されたスペーサーの1個(高さ5μm)の対荷重圧縮変位を測定したところ、0.002μm/mNであった。
実施例1と同様に、液晶表示素子を作製した。この液晶表示素子の表示品位は良好であった。この液晶表示素子を直視と斜視で観察したが、表示ムラは認められなかった。また、−40℃に1週間置いたが、泡の発生は認められなかった。更に、−50℃に1週間置いたところ、非常に小さな泡の発生が数個認められたが、非表示領域でのみの発生であったため表示品位の低下にはつながらなかった。
(1) 金属ブラックマトリックス及びシール部パターンの作製
透明基板上に、クロム及びその酸化物から成る遮光膜を真空蒸着法により形成した。これにフォトレジストを塗布し、加熱乾燥によりフォトレジストの被膜を形成した。これを紫外線露光機を用いて、フォトマスクを介して露光した。露光後、アルカリ現像液に浸漬し、フォトレジストの現像を行った。その後、酸現像液により遮光膜をエッチングし、エッチング後、不要となったフォトレジスト層を剥離し、ブラックマトリックスを形成した。
実施例1と同様な手法を用いて、実施例3の赤、緑、青の3種類の着色ペーストを使用して赤画素と、緑画素と、青画素を形成した。このとき、実施例と異なり、表示画面部及び額縁、額縁周辺部のシール部のブラックマトリックス上にスぺーサーの形成は行わなかった。
シリコン酸化膜から成るスぺーサーをマスクスパッタリングによりブラックマトリックス上に形成した。
実施例と同様な方法で、形成されたスぺーサーの1個(高さ5μm)の対荷重圧縮変位を測定したところ、0.0005μm/mNであった。
実施例と同様に、液晶表示素子を作製した。この表示素子を−40℃に1週間置いたところ、泡が発生した。更に−50℃に1週間放置したところ泡が大きくなり、また数が増加した。
2 樹脂ブラックマトリックス
3 着色層(B)
4 着色層(R)
5 着色層(G)
6 透明電極
7 配向膜
8 液晶
9 配向膜
10 画素電極
11 絶縁膜
12 液晶駆動回路付属電極
13 透明基板(ガラス基板)
14 クロムブラックマトリックス
15 保護膜
Claims (10)
- 液晶表示素子用基板上の非表示領域に固定されたスぺーサーを有し、そのスぺーサーの0.5〜0.6GPaの圧縮応力に対する対荷重圧縮変位が、0.001〜1μm/mNである液晶表示素子用基板。
- 前記対荷重圧縮変位が、0.002〜0.5μm/mNである請求項1記載の液晶表示素子用基板。
- スぺーサー形状が円、楕円、角が丸い多角形、十字、T字又はL字形である請求項1又は2記載の液晶表示素子用基板。
- 基板がトランジスターを複数個有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液晶表示素子用基板。
- 基板が着色剤を含むカラーフィルターである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液晶表示素子用基板。
- スぺーサーが着色剤を含んだ樹脂の単一色、又は色重ねから成る請求項1ないし3のいずれか1項記載の液晶表示素子用基板。
- 着色剤を含んだ樹脂がポリイミドであることを特徴とする請求項6記載の液晶表示素子用基板。
- 前記スぺーサーの高さが1〜9μmである請求項1ないし7のいずれか1項記載の液晶表示素子用基板。
- 前記スぺーサーが、対向する基板と接触する面積が1個当たり10〜1000μm2である請求項1ないし8のいずれか1項記載の液晶表示素子用基板。
- 2枚の液晶表示素子用基板により液晶層を挟持したカラー液晶表示素子において、少なくとも一方の液晶表示素子用基板が、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の液晶表示素子用基板であることを特徴とする、カラー液晶表示素子。
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JP2003384850A JP2004046279A (ja) | 2003-11-14 | 2003-11-14 | 液晶表示素子用基板及びそれを含むカラー液晶表示素子 |
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JP2003384850A JP2004046279A (ja) | 2003-11-14 | 2003-11-14 | 液晶表示素子用基板及びそれを含むカラー液晶表示素子 |
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Publications (1)
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ID=31712987
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JP2014149517A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-08-21 | Japan Display Inc | 表示装置の製造方法 |
JP2018005241A (ja) * | 2013-01-08 | 2018-01-11 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置の製造方法 |
-
2003
- 2003-11-14 JP JP2003384850A patent/JP2004046279A/ja active Pending
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