JP2004045747A - 光モジュールおよびその光モジュールを用いた分散スロープ補償器 - Google Patents

光モジュールおよびその光モジュールを用いた分散スロープ補償器 Download PDF

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Kazuhisa Kashiwabara
柏原 一久
Kazutaka Nara
奈良 一孝
Hiroshi Kawashima
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】分散補償する波長数が増えても部品点数の増加を低く抑えることができる安価な光モジュールと分散スロープ補償器を提供する。
【解決手段】光入力導波路2と、第1のスラブ導波路3と、互いに設定量異なる長さの複数並設されたチャネル導波路4aから成るアレイ導波路4と、第2のスラブ導波路5と、複数並設された光出力導波路6とを有するアレイ導波路回折格子20を備え、アレイ導波路回折格子20の少なくとも1つの光出力導波路6に、対応する光出力導波路6の出力波長光を反射するグレーティング部7を接続する。グレーティング部7には長手方向に変化する熱分布を与えて対応するグレーティング部7の反射光波長の分散量を可変する分散量可変手段19を設ける。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば波長分割多重伝送等の光通信用として用いられる光モジュールおよびその光モジュールを用いた分散スロープ補償器に関するものである。
【0002】
【背景技術】
近年、光通信においては、その伝送容量を増加させることが行われており、高速度、大容量通信を行う場合、累積分散による伝送劣化を抑制するため、分散補償技術を適用することが必須となっている。
【0003】
分散補償は、一般的に、伝送用光ファイバと逆の符号の分散を持つ分散補償光ファイバを用いて行われている。分散補償光ファイバにはモジュール化して使用するものだけでなく、分散補償光ファイバをケーブル化し、伝送線路として使用するものもある。
【0004】
しかし、一般に、伝送線路に使用されている伝送線路用の光ファイバと分散補償光ファイバは、互いに異なる分散スロープをもっており、線路全体(伝送路用光ファイバ+分散補償光ファイバ)では波長に対して残留分散量が異なる。つまり、敷設した伝送線路の種類、長さと、分散補償光ファイバの種類、長さにより、線路全体の残留分散が異なる。また、線路全体の環境温度の違い等により分散量が変動する。
【0005】
そこで、それぞれの伝送線路において、波長ごとに分散量を設定でき、波長ごとに分散を補償できる分散スロープ補償デバイスの開発が望まれている。このようなデバイスの要望は、特に高速伝送において高い。
【0006】
上記のように、波長ごとに分散量を可変できる分散スロープ補償器(分散スロープ補償デバイス)の例として、図5に示すような例が考えられる。この分散スロープ補償器は、分散補償光ファイバ14の出力側に光波長合分波器15を接続し、光波長合分波器15の出力端にはそれぞれ出力用光ファイバ16を接続して形成されている。
【0007】
それぞれの出力用光ファイバ16の途中部には、サーキュレータ11(11a〜11d,・・・)を介して分散補償手段17(17a〜17d,・・・)が接続されている。分散補償手段17は、例えば光ファイバにグレーティングを形成した光ファイバグレーティングを有して形成されている。
【0008】
図5に示すように、この分散スロープ補償器は、例えば伝送用光ファイバ40に接続されて用いられるものであり、この場合、分散スロープ補償器の入力端である分散補償光ファイバ14の入力端24が伝送用光ファイバ40に接続される。また、分散スロープ補償器の出力端(各出力用光ファイバ16の出力端)25は、それぞれ、レシーバー(図示せず)に接続される。
【0009】
この分散スロープ補償器は、伝送用光ファイバ40の波長分散の殆どを分散補償光ファイバ14により補償し、残りの波長分散を、波長ごとに対応する分散補償手段17により補償するものである。
【0010】
つまり、伝送用光ファイバ40を伝搬した波長多重光は、分散補償光ファイバ14により波長分散の殆どを補償された状態で、光波長合分波器15に入力され、光波長合分波器15によって波長ごとに分波される。そして、それぞれの波長の光は対応する出力用光ファイバ16に入射し、それぞれ、対応するサーキュレータ11の第1ポート21に入射する。
【0011】
上記サーキュレータ11は、図6に示すように、第1ポート21から入力される光を第2ポート22から出力し、かつ、第2ポート22から入力される光を第3ポート23から出力する。つまり、サーキュレータ11の第1ポート21に光を入力すると、この光は、第1ポート21→第2ポート22、第2ポート22→第3ポート23の順に伝送する。
【0012】
したがって、図5に示したように、それぞれのサーキュレータ11の第1ポート21に入射した光は、サーキュレータ11の第2ポート22から分散補償手段17に入射し、分散補償手段17によって波長ごとに分散補償される。この分散補償された光は、第2ポート22から再びサーキュレータ11に入射し、サーキュレータ11の第3ポート23から出力用光ファイバ16に戻る。
【0013】
出力用光ファイバ16に戻った光は、例えば出力用光ファイバ16に接続されているレシーバー(図示せず)に受光される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示した分散スロープ補償器は、分散補償する波長数が増えると、その波長数に比例して、サーキュレータ11と分散補償手段17を増やす必要があるため、部品点数が多くなり、コストが高くなってしまうといった問題があった。
【0015】
特に、図7に示すように、分散スロープ補償器からの出力光強度を確保するために、出力用光ファイバ16の途中部に光増幅器18を設ける場合には、分散補償する波長数増加に比例して光増幅器18も増やさなければならないため、さらにコストが高くなってしまう。
【0016】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、分散補償する波長数が多くても分散スロープ補償器の部品点数の増加を低く抑えることができ、コストの低減を図ることができる光モジュールおよびそのモジュールを用いた分散スロープ補償器を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明の光モジュールは、少なくとも1本の光入力導波路と、該光入力導波路の出力側に接続された第1のスラブ導波路と、該第1のスラブ導波路の出力側に接続され、互いに設定量異なる長さの複数並設されたチャネル導波路から成るアレイ導波路と、該アレイ導波路の出力側に接続された第2のスラブ導波路と、該第2のスラブ導波路の出力側に接続されて複数並設された光出力導波路とを有するアレイ導波路回折格子を備え、該アレイ導波路回折格子の少なくとも1つの光出力導波路には対応する光出力導波路の出力波長光を反射するグレーティング部が接続され、該グレーティング部には長手方向に変化する熱分布を与えて対応するグレーティング部の反射光波長の分散量を可変する分散量可変手段を設けた構成をもって課題を解決する手段としている。
【0018】
また、第2の発明の光モジュールは、少なくとも1本の光入力導波路と、該光入力導波路の出力側に接続された第1のスラブ導波路と、該第1のスラブ導波路の出力側に接続され、互いに設定量異なる長さの複数並設されたチャネル導波路から成るアレイ導波路と、該アレイ導波路の出力側に接続された第2のスラブ導波路と、該第2のスラブ導波路の出力側に接続されて複数並設された光出力導波路とを有するアレイ導波路回折格子を備え、該アレイ導波路回折格子の少なくとも1つの光出力導波路には対応する光出力導波路の出力波長光を反射するグレーティング部が形成され、それぞれのグレーティング部には長手方向に変化する熱分布を与えて対応するグレーティング部の反射光波長の分散量を可変する分散量可変手段を設けた構成をもって課題を解決する手段としている。
【0019】
さらに、第3の発明の光モジュールは、上記第1または第2の発明の構成に加え、前記分散量可変手段は、グレーティング部にその一端側から他端側に向かうにつれて温度が高くなる熱分布を与える第1の熱分布付与手段と、前記グレーティング部にその一端側から他端側に向かうにつれて温度が低くなる熱分布を与える第2の熱分布付与手段の少なくとも一方を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
【0020】
さらに、第4の発明の光モジュールは、上記第3の発明の構成に加え、前記第1の熱分布付与手段はグレーティング部の長手方向に沿って形成された第1のヒーターを有し、該第1のヒーターはその抵抗値が前記グレーティング部の一端側から他端側に向かうにつれて大きくなるように形成されており、第2の熱分布付与手段はグレーティング部の長手方向に沿って形成された第2のヒーターを有し、該第2のヒーターはその抵抗値が前記グレーティング部の一端側から他端側に向かうにつれて小さくなるように形成されている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0021】
さらに、第5の発明の光モジュールは、上記第4の発明の構成に加え、前記分散量可変手段は第1の熱分布付与手段と第2の熱分布付与手段を有しており、前記第1の熱分布付与手段を形成する第1のヒーターと前記第2の熱分布付与手段を形成する第2のヒーターはグレーティング部を挟んで互いに反対側に形成されている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0022】
さらに、第6の発明の分散スロープ補償器は、上記第1乃至第5の発明のいずれか一つの光モジュールに設けられているアレイ導波路回折格子の入力側にサーキュレータの一端側を設け、該サーキュレータの他端側に設けられる接続相手側の分散スロープを低減する構成をもって課題を解決する手段としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、本実施形態例の説明において、前記提案例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。図1の(a)には、本発明に係る光モジュールを用いた分散スロープ補償器の第1実施形態例の概略図が模式的に示されている。
【0024】
図1の(a)に示すように、本実施形態例の分散スロープ補償器は光モジュール50を有しており、該光モジュール50は、アレイ導波路回折格子20と、その出力側に接続したグレーティング部7および分散量可変手段19を有している。
【0025】
また、本実施形態例の分散スロープ補償器は、光モジュール50のアレイ導波路回折格子20の入力側に、サーキュレータ11の一端側である第2ポート22を接続して形成されている。
【0026】
本実施形態例の分散スロープ補償器は、サーキュレータ11の他端側である第1ポート21に設けられる接続相手側の分散スロープを低減するものであり、例えば接続相手側としての伝送用光ファイバ40の分散スロープを補償する。
【0027】
伝送用光ファイバ40は、例えば波長1.55μm帯内の設定波長(約1562nm)に零分散波長を持つ分散シフト光ファイバにより形成されるものである。この適用例の伝送用光ファイバ40は、図2の特性線bに示すように、波長1.55μm帯のうち、波長1530nm〜約1565nmにおいて、負の分散と正の分散スロープを有する。
【0028】
図1の(a)に示すように、アレイ導波路回折格子20は、基板1上に、少なくとも1本(ここでは複数)の光入力導波路2と、該光入力導波路2の出力側に接続された第1のスラブ導波路3と、該第1のスラブ導波路3の出力側に接続されたアレイ導波路4と、該アレイ導波路4の出力側に接続された第2のスラブ導波路5と、該第2のスラブ導波路5の出力側に接続されて複数(ここでは20本)並設された光出力導波路6とを有する導波路形成領域10を形成している。
【0029】
上記アレイ導波路4は、互いに設定量異なる長さの複数並設されたチャネル導波路4aから成り、チャンネル導波路4aは、通常、例えば100本といったように多数設けられる。ただし、図1の(a)においてはチャンネル導波路4aの数を簡略化して示しており、同様に、光入力導波路2や光出力導波路6の本数も簡略化して示している。
【0030】
アレイ導波路回折格子20は、例えば1本の光入力導波路2に入力される波長多重光を、波長の異なった光に分波し、この分波光を波長ごとに異なる光出力導波路6から出力する機能を有している。なお、周知の如く、分波される光の中心波長は、アレイ導波路4の隣り合うチャンネル導波路4aの長さの差(ΔL)及びアレイ導波路4の実効屈折率(等価屈折率)nに比例する。
【0031】
本実施形態例に適用しているアレイ導波路回折格子20は、比屈折率差Δが0.8%であり、光出力導波路6の出力端部におけるコアの断面寸法が6.5μm×6.5μm、コア間ピッチは250μmである。
【0032】
また、このアレイ導波路回折格子20は、周波数間隔200GHzの合分波機能を有し、波長1.55μm帯(例えば波長約1530nm〜約1565nm)において、波長間隔が約1.6nmの20チャンネル光を合分波する機能を有する。このアレイ導波路回折格子20の合分波波長は、ほぼITUグリッド波長となるように設定されており、このアレイ導波路回折格子20の自由スペクトル領域は6400GHzである。
【0033】
本実施形態例において、上記アレイ導波路回折格子20の光出力導波路6側には、アレイ導波路回折格子20の基板1とは別個の基板30が接続されている。基板30上にはグレーティング用光導波路31が形成されており、それぞれのグレーティング用光導波路31には前記グレーティング部7が形成されている。
【0034】
本実施形態例において、アレイ導波路回折格子20には20本の光出力導波路6が形成されており、それぞれの光出力導波路6に対応するグレーティング用光導波路31が接続され、それにより、前記グレーティング部7が対応する光出力導波路6に接続されている。
【0035】
グレーティング用光導波路31は、比屈折率差Δが0.8%であり、光出力導波路6の出力端部と同様に、コアの断面寸法が6.5μm×6.5μm、コア間ピッチは250μmである。また、グレーティング用光導波路31は直線導波路であり、その長さは約7cmである。
【0036】
前記グレーティング部7は、対応する光出力導波路6の出力波長を含む予め設定された設定波長帯域の光を反射するように構成されており、この構成により、それぞれのグレーティング部7が前記対応する光出力導波路6の出力波長を反射する機能を有している。
【0037】
各グレーティング部7のグレーティング周期は、[予め設計した温度において対応する出力中心波長(nm)]/2/[光ファイバの実効屈折率(ここでは1.451)]により決定しており、グレーティング部7の長さは約6cmとしている。
【0038】
それぞれのグレーティング部7は、出力用光ファイバ16の一端側に周知の位相マスク法を用いて紫外光を照射し、屈折率が高い領域と屈折率が低い領域を光ファイバ長手方向に一定の周期(グレーティングピッチ)で周期的に形成したファイバブラッググレーティングである。
【0039】
上記紫外光照射は、高圧水素容器中で光ファイバに水素を含浸させて行われている。グレーティング形成後、脱水素が行われ、その後、250℃で5分間加熱エージングが行われている。
【0040】
本実施形態例において、それぞれのグレーティング部7には、その長手方向に変化する熱分布を与えて対応するグレーティング部7の反射光波長の分散量を可変する分散量可変手段19が設けられている。なお、図1の(a)においては、1番上に示したグレーティング用光導波路31のグレーティング部7に形成された分散量可変手段19以外の分散量可変手段19は省略して示している。
【0041】
分散量可変手段19は、図1の(b)に示すように、それぞれのグレーティング部の長手方向に沿って形成された第1のヒーター9aと第2のヒーター9bを有している。第1のヒーター9aと第2のヒーター9bは、グレーティング部7を挟んで互いに反対側に形成されている。第1、第2のヒーター9a,9bは、膜厚が0.5μmのCr製薄膜ヒーターであり、スパッタ法およびリフトオフ法により形成されている。
【0042】
第1のヒーター9aはその抵抗値がグレーティング部7の一端側12から他端側13に向かうにつれて大きくなるように形成されている。第1のヒーター9aは、グレーティング部7に、その一端側12から他端側13に向かうにつれて温度が高くなる熱分布を与える第1の熱分布付与手段8aを形成している。
【0043】
前記第2のヒーター9bはその抵抗値がグレーティング部7の一端側12から他端側13に向かうにつれて小さくなるように形成されている。第2のヒーター9bは、グレーティング部7に、その一端側12から他端側13に向かうにつれて温度が低くなる熱分布を与える第2の熱分布付与手段8bを形成している。
【0044】
なお、第1、第2のヒーター9a,9bには、図示されていない通電手段が接続されており、第1と第2の熱分布付与手段8a,8bは、この通電手段と第1、第2のヒーター9a,9bを有して形成され、前記分散量可変手段19を形成している。
【0045】
つまり、本実施形態例において、通電手段が第1のヒーター9aに通電したときには、グレーティング部7の一端側から他端側に向かうにつれて温度が高くなる熱分布が生じ、第2のヒーター9bに通電したときには、グレーティング部7の一端側から他端側に向かうにつれて温度が低くなる熱分布が生じる。よって、非常に簡単にヒーターが形成でき、かつ、熱分布が形成できる。
【0046】
また、通電手段により電圧を可変して第1、第2のヒーター9a,9bへの通電量を多くすると、上記熱分布の傾きが大きくなり、通電量を少なくすると、上記熱分布の傾きが小さくなる。
【0047】
ここで、グレーティング部7による反射波長光の分散量の設計方法について述べる。
【0048】
光ファイバや光導波路のような光通過通路の長手方向の長さを、グレーティング部7への入射端を基準としてxで表し、x=0(つまり、基準位置)でのグレーティング周期(グレーティング部7の入射端でのグレーティング周期)を∧、位置xにおけるグレーティングの周期を∧(x)、グレーティング周期の長手方向の変化率であるチャープ率をαとすると、次式(1)が成り立つ。
【0049】
∧(x)=∧+α・x・・・・・(1)
【0050】
また、グレーティング周期がグレーティング部の長手方向に沿って、グレーティング部の光入射端側からその反対側に向かうにつれて大きくなる場合、αは正である。一方、グレーティング周期がグレーティング部の長手方向に沿って、グレーティング部の光入射端側からその反対側に向かうにつれて小さくなる場合、αは負である。
【0051】
また、位置xでのグレーティングの反射波長λ(x)は、次式(2)で表される。
【0052】
λ(x)=2neff・∧(x)=2neff(∧+α・x)・・・・・(2)
【0053】
なお、neffは光通過通路の実効屈折率である。本実施形態例では、波長1.55μmにおいて、neff=1.451とした。
【0054】
グレーティング部7に入射した光が位置xで再び入射端に戻ってくるまでの時間(遅延時間)τは、光速をcとして、次式(3)により表される。
【0055】
τ(x)=2neff・x/c・・・・・(3)
【0056】
式(2)、(3)から、反射される光の波長とその光に対する遅延時間の関係は、次式(4)により表される。
【0057】
τ(x)={λ(x)−2neff・∧}/(α・c)・・・・・(4)
【0058】
この式(4)を波長で微分すると、波長分散Dとなり、次式(5)で表され、前記チャープ率のみで決定される。
【0059】
D=∂τ/∂λ=1/(α・c)・・・・・(5)
【0060】
上記チャープ率(グレーティング周期の長手方向の変化率)は、グレーティング部7の長手方向の熱分布を変化させて、光透過通路のグレーティング周期を長手方向に変化させることにより可変設定できるものである。したがって、本実施形態例において、グレーティング部7の長手方向に変化する熱分布の変化割合を適宜設定することにより、それぞれのグレーティング部7の反射光波長の分散量を適宜設定できる。
【0061】
また、グレーティング部7は、例えばその入射端側に近い側は短波長側の光を反射し、遠い側は長波長側の光を反射するように設定できるものであり、それぞれのグレーティング部7の反射波長帯域幅(グレーティング部7による補償帯域幅)は、グレーティング部7の両端での反射波長の差から求まる。
【0062】
つまり、グレーティング部7の反射波長帯域幅を前記式(2)に基づいて決定すると、グレーティング部7の長さをlとして、グレーティング部7の反射波長帯域幅BWは、次式(6)で示される。
【0063】
BW=2neff・α・l・・・・・(6)
【0064】
本実施形態例は、上記式(5)、(6)に基づき、それぞれのグレーティング部7が、アレイ導波路回折格子20の対応する光出力導波路6の出力波長光を含む設定反射波長帯域の光を反射する機能を有し、かつ、対応する光出力導波路6の出力波長光に、適宜の設定分散量を与えられるように、グレーティング部7のグレーティング周期のチャープ率αとグレーティング部7の長さlを決定している。
【0065】
また、前記の如く、第1の熱分布付与手段8aは、グレーティング部7に、その一端側12から他端側13に向かうにつれて温度が高くなる熱分布を与えるので、第1の熱分布付与手段8aによりグレーティング部7に熱分布を与えると(第1のヒーター9aに通電すると)、正の波長分散が生じる。
【0066】
一方、第2の熱分布付与手段8bは、グレーティング部7に、その一端側12から他端側13に向かうにつれて温度が低くなる熱分布を与えるので、第2の熱分布付与手段8bによりグレーティング部7に熱分布を与えると(第2のヒーター9bに通電すると)、負の波長分散が生じる。
【0067】
そこで、上記適用例の伝送用光ファイバ40の分散補償を行うときは、第1の熱分布付与手段8aによりグレーティング部7に熱分布を与えて正の波長分散を生じさせることにした。
【0068】
本実施形態例は以上のように構成されており、例えば伝送用光ファイバ40から本実施形態例の分散スロープ補償器に波長多重光が入力されると、この波長多重光は、サーキュレータ11の第1ポート21からサーキュレータ11に入射し、サーキュレータ11の第2ポート22からアレイ導波路型回折格子20に入射する。
【0069】
そして、この波長多重光はアレイ導波路回折格子20の1本の光入力導波路2に入射し、アレイ導波路回折格子20によって分波され、アレイ導波路回折格子20の各光出力導波路6から出射する。各光出力導波路6から出射したそれぞれの波長光は、グレーティング用光導波路31に入射し、伝搬していく。
【0070】
そうすると、各光出力導波路6の出力波長光が対応するグレーティング部7によって反射するが、グレーティング部7の反射光波長の分散量が分散量可変手段19によって可変され、それぞれの反射光波長に設定分散量が付与され(群遅延時間差が与えられて)、各光出力導波路6の出力波長光の波長分散量が補償された状態となる。そして、この分散補償された各波長の光がアレイ導波路回折格子20を前記と逆の経路をたどって伝搬し、合波される。
【0071】
つまり、本実施形態例の分散スロープ補償器において、各グレーティング部7の反射波長光に与えられる群遅延時間は図2の○に示す特性となり、各光出力導波路6からの出力波長とほぼ一致する、ITUグリッド波長±0.2nmの範囲において、設定分散(設定群遅延時間差)が与えられる。
【0072】
図2の○に示す特性は図2の特性線a上にあり、この特性線aは、図2の特性線bに示した伝送用光ファイバ40の群遅延特性を補償するために必要な群遅延特性である。したがって、本実施形態例は、各グレーティング部7の反射波長光に与える群遅延時間によって、伝送用光ファイバ40の群遅延特性をほぼ0に補償でき、波長分散の補償が行われる。
【0073】
なお、本実施形態例において、例えば、図1の(a)に示したサーキュレータ11の第3ポート23には例えば光分波器を通してレシーバー(図示せず)が接続され、上記のようにして分散補償されて、アレイ導波路回折格子20により合波された合波光は、サーキュレータ11の第2ポート22からサーキュレータ11に入射し、サーキュレータ11の第3ポート23から光分波器を通してレシーバーに受信される。
【0074】
本実施形態例によれば、上記のように、アレイ導波路回折格子20の各光出力導波路6にグレーティング部7を接続し、グレーティング部の反射光波長の分散量を可変する分散量可変手段19を設けた非常に簡単な構成で、ITUグリッド波長±0.2nmの範囲にある複数(ここでは20)の波長光の波長分散を同時にほぼ0に補償することができ、分散スロープを補償できる。
【0075】
また、本実施形態例の構成は、分散補償する波長数に対応させてアレイ導波路回折格子20により合分波する波長数を決定し、グレーティング部7と分散量可変手段19の数を設定すればよいため、分散補償する波長数が多くても、装置構成が複雑になることはなく、大幅な部品点数増加や大幅なコストアップを招くことはない。
【0076】
また、本実施形態例では、例えば分散スロープ補償器からの出力光強度を確保するために、分散スロープ補償器に光増幅器を設ける場合にも、光増幅器をサーキュレータ11のアレイ導波路回折格子20からの戻り光の出力側に設ければよく、部品点数の増大を抑制できる。
【0077】
なお、前記の如く、本実施形態例は、第1の熱分布付与手段8aと第2の熱分布付与手段8bを有し、これらの熱分布付与手段8a,8bのいずれかまたは両方を動作させることによってグレーティング部7に与える分散の符号を適宜設定できる。
【0078】
したがって、本実施形態例の分散スロープ補償器は、上記適用例に限らず、分散スロープ補償器に接続される伝送用光ファイバ40の波長分散に対応させて、第1の熱分布付与手段8aと第2の熱分布付与手段8bの一方または両方を動作させ、ヒーター9a,9bへの通電量を可変することにより、様々な伝送用光ファイバ40の波長分散を補償することができる。
【0079】
図3の(a)には、本発明に係る光モジュールを用いた分散スロープ補償器の第2実施形態例の概略図が模式的に示されている。第2実施形態例は、上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されており、第2実施形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴的なことは、アレイ導波路回折格子20の光出力導波路6に、導波路型のグレーティング部7を形成したことである。
【0080】
第2実施形態例は以上のように構成されており、第2実施形態例も上記第1実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0081】
また、第2実施形態例は、アレイ導波路回折格子20の光出力導波路6にグレーティング部7を形成しているので、分散スロープ補償器の装置構成をより一層簡略化できるし、光通過損失も例えば第1実施形態例に対して0.5dB程度小さくできる。
【0082】
図4の(a)には、本発明に係る光モジュールを用いた分散スロープ補償器の第3実施形態例の概略図が模式的に示されている。
【0083】
第3実施形態例は、アレイ導波路回折格子20の出力側に複数の出力用光ファイバ16を接続して光モジュール50が形成されており、それぞれの出力用光ファイバ16にグレーティング部7が形成されてアレイ導波路回折格子20の対応する光出力導波路6に接続されている。なお、出力用光ファイバ16は、ファイバアレイ26によりアレイ導波路回折格子20に接続固定された光ファイバテープ心線27を介して、アレイ導波路回折格子20に接続されている。
【0084】
第3実施形態例でも、例えば波長1.55μm帯内の設定波長(約1562nm)に零分散波長を持つ分散シフト光ファイバにより伝送用光ファイバ40を形成した場合について、この伝送用光ファイバ40の波長分散を補償できるように、それぞれのグレーティング部7には長手方向に変化する熱分布を与えて対応するグレーティング部7の反射光波長の分散量を可変する分散量可変手段19を取り付けた。なお、分散量可変手段19は市販の部品でもよい。
【0085】
また、第3実施形態例において、光モジュール50のアレイ導波路回折格子20の入力側にはサーキュレータ11を接続した。
【0086】
第3実施形態例は以上のように構成されており、第3実施形態例も上記第1、第2実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0087】
なお、本発明は上記各実施形態例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記各実施形態例では、分散量可変手段19は、第1の熱分布付与手段8aと第2の熱分布付与手段8bを有する構成としたが、例えば分散スロープ補償器を接続する接続相手側の波長分散に対応させて、分散量可変手段19は、第1の熱分布付与手段8aと第2の熱分布付与手段8bのいずれか一方側のみを設けて形成してもよい。
【0088】
また、上記各実施形態例では、第1の熱分布付与手段8aと第2の熱分布付与手段8bは、それぞれグレーティング部7に沿って、その両側にそれぞれ形成したヒーター9a,9bを有していたが、第1の熱分布付与手段8aや第2の熱分布付与手段8bの構成は特に限定されるものではなく適宜設定されるものである。
【0089】
例えば、上記各実施形態例に比べると精度が非常に高いヒーター作製技術が必要となるが、グレーティング部7のグレーティングピッチ間にヒーターを形成し、このヒーターの抵抗値を適宜設定することにより、第1の熱分布付与手段8aと第2の熱分布付与手段8bを形成してもよい。
【0090】
さらに、本発明の光モジュールおよび分散スロープ補償器に適用されるアレイ導波路回折格子20の詳細な構成は、必ずしも上記各実施形態例に適用したアレイ導波路回折格子20の構成とするとは限らず、従来の構成または提案されている様々なアレイ導波路回折格子を適宜適用することができ、その合分波波長数も適宜設定されるものである。
【0091】
さらに、本発明の光モジュールおよび分散スロープ補償器において、アレイ導波路回折格子20の光出力導波路6とグレーティング部7との接続形態およびアレイ導波路回折格子20の光出力導波路6に形成するグレーティング部7の形成形態は特に限定されるものでなく適宜設定されるものである。
【0092】
ただし、上記第2実施形態例のように光出力導波路6にグレーティング部7を形成すると、上記第3実施形態例のように出力用光ファイバ16にグレーティング部7を形成して、出力用光ファイバ16をアレイ導波路回折格子20に接続するた場合に比べ、光透過損失を1dB程度低減できるので、好ましい。
【0093】
【発明の効果】
本発明の光モジュールおよび分散スロープ補償器によれば、アレイ導波路回折格子の少なくとも1つの光出力導波路に、対応する光出力導波路の出力波長光を反射するグレーティング部を接続または形成し、グレーティング部には分散量可変手段により長手方向に変化する熱分布を与えて対応するグレーティング部の反射光波長の分散量を可変することにより、複数波長光の分散量を複数波長光ごとに別々に一度に補償できる。
【0094】
つまり、本発明の光モジュールおよび分散スロープ補償器は、分散補償する波長数が多い場合でも、その波長数に対応させてアレイ導波路回折格子とグレーティング部を形成し、グレーティング部に長手方向に変化する熱分布を与えるだけで、簡単な構成で容易に複数波長光の分散量を一度に低減でき、コストアップを抑制できる。
【0095】
さらに、本発明の光モジュールおよび分散スロープ補償器において、分散量可変手段が第1の熱分布付与手段と第2の熱分布付与手段の少なくとも一方を有する構成によれば、これらの熱分布付与手段によって、グレーティング部に適宜の熱分布を与えて上記効果を発揮することができる。
【0096】
さらに、本発明の光モジュールおよび分散スロープ補償器において、分散量可変手段を形成する第1の熱分布付与手段が第1のヒーターを有して形成され、第2の熱分布付与手段が第2のヒーターを有して形成されている構成によれば、熱分布付与手段を容易に形成することができる。
【0097】
さらに、本発明の光モジュールおよび分散スロープ補償器において、分散量可変手段が第1のヒーターを有する第1の熱分布付与手段と第2のヒーターを有する第2の熱分布付与手段を有する構成によれば、グレーティング部の反射光波長の波長分散を正にも負にもできるので、必要に応じてより一層的確に接続相手側の波長分散補償を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分散スロープ補償器の第1実施形態例の要部構成図(a)と、この第1実施形態例のグレーティング部周辺構成を示す模式図(b)である。
【図2】上記実施形態例の分散スロープ補償器の群遅延特性例と接続相手側の伝送用光ファイバの群遅延特性例を示すグラフである。
【図3】本発明に係る分散スロープ補償器の第2実施形態例の要部構成図(a)と、この第1実施形態例のグレーティング部周辺構成を示す模式図(b)である。
【図4】本発明に係る分散スロープ補償器の第3実施形態例の要部構成図である。
【図5】分散スロープ補償器の提案例を示す説明図である。
【図6】サーキュレータの動作例を示す説明図である。
【図7】分散スロープ補償器の別の提案例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基板
2 光入力導波路
3 第1のスラブ導波路
4 アレイ導波路
4a チャンネル導波路
5 第2のスラブ導波路
6 光出力導波路
7 グレーティング部
8a 第1の熱分布付与手段
8b 第2の熱分布付与手段
9a 第1のヒーター
9b 第2のヒーター
19 分散量可変手段

Claims (6)

  1. 少なくとも1本の光入力導波路と、該光入力導波路の出力側に接続された第1のスラブ導波路と、該第1のスラブ導波路の出力側に接続され、互いに設定量異なる長さの複数並設されたチャネル導波路から成るアレイ導波路と、該アレイ導波路の出力側に接続された第2のスラブ導波路と、該第2のスラブ導波路の出力側に接続されて複数並設された光出力導波路とを有するアレイ導波路回折格子を備え、該アレイ導波路回折格子の少なくとも1つの光出力導波路には対応する光出力導波路の出力波長光を反射するグレーティング部が接続され、該グレーティング部には長手方向に変化する熱分布を与えて対応するグレーティング部の反射光波長の分散量を可変する分散量可変手段を設けたことを特徴とする光モジュール。
  2. 少なくとも1本の光入力導波路と、該光入力導波路の出力側に接続された第1のスラブ導波路と、該第1のスラブ導波路の出力側に接続され、互いに設定量異なる長さの複数並設されたチャネル導波路から成るアレイ導波路と、該アレイ導波路の出力側に接続された第2のスラブ導波路と、該第2のスラブ導波路の出力側に接続されて複数並設された光出力導波路とを有するアレイ導波路回折格子を備え、該アレイ導波路回折格子の少なくとも1つの光出力導波路には対応する光出力導波路の出力波長光を反射するグレーティング部が形成され、それぞれのグレーティング部には長手方向に変化する熱分布を与えて対応するグレーティング部の反射光波長の分散量を可変する分散量可変手段を設けたことを特徴とする光モジュール。
  3. 分散量可変手段は、グレーティング部にその一端側から他端側に向かうにつれて温度が高くなる熱分布を与える第1の熱分布付与手段と、前記グレーティング部にその一端側から他端側に向かうにつれて温度が低くなる熱分布を与える第2の熱分布付与手段の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の光モジュール。
  4. 第1の熱分布付与手段はグレーティング部の長手方向に沿って形成された第1のヒーターを有し、該第1のヒーターはその抵抗値が前記グレーティング部の一端側から他端側に向かうにつれて大きくなるように形成されており、第2の熱分布付与手段はグレーティング部の長手方向に沿って形成された第2のヒーターを有し、該第2のヒーターはその抵抗値が前記グレーティング部の一端側から他端側に向かうにつれて小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項3記載の光モジュール。
  5. 分散量可変手段は第1の熱分布付与手段と第2の熱分布付与手段を有しており、前記第1の熱分布付与手段を形成する第1のヒーターと前記第2の熱分布付与手段を形成する第2のヒーターはグレーティング部を挟んで互いに反対側に形成されていることを特徴とする請求項4記載の光モジュール。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の光モジュールに設けられているアレイ導波路回折格子の入力側にサーキュレータの一端側を設け、該サーキュレータの他端側に設けられる接続相手側の分散スロープを低減することを特徴とする可変分散スロープ補償器。
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