JP3442289B2 - 分散可変光等化器 - Google Patents

分散可変光等化器

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JP3442289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを伝搬
してきた光信号の歪みを補正する光等化器に関する。特
に、分散量を可変させることができる分散可変光等化器
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の光ファイバ伝送システムでは、波
長分散の影響を避けるために、零分散波長付近の波長の
光が用いられている。一般に、零分散波長からの信号光
波長のずれは総分散量の増大を伴うが、比較的近距離の
伝送の場合や伝送速度が遅い場合はほとんど問題になら
ない。しかし、長距離伝送や高速伝送の場合は、総分散
量の増加は伝送特性を劣化させる要因となる。そのた
め、信号光波長をできるだけ零分散波長に近づけて総分
散量を減少させる必要があるが、その一方で非線形光学
効果(例えば四光波混合)の影響もあり、信号光波長と
零分散波長を一致させればよいというものでもない。す
なわち、総分散量には最適値が存在し、システムを立ち
上げる際には信号光波長を総分散量が最適となる値に設
定する必要がある。
【0003】ところで、布設済みの光ケーブルに新たに
光ケーブルを追加するときには、総分散量が変化するた
めに信号光波長を再調整する必要が生じる場合がある。
また、光ファイバ内の光パワーを変化させた場合にも最
適な総分散量が変化するために、同様に信号光波長を調
整する必要がある。
【0004】しかし、すでに立ち上げた光ファイバ伝送
システムにおいて、信号光波長を変化させると光伝送路
に多数挿入されている光フィルタの透過波長も変化させ
なければならず、大変煩雑な作業を伴うことになる。そ
こで、分散補償ファイバを光伝送路に挿入し、信号光波
長に対して最適な総分散量を得る方法が考えられてい
る。ただし、その場合でも、光伝送路の波長分散を精密
に測定する必要がある。
【0005】また、光伝送路の温度が周期的に変動する
場合には総分散量も周期的に変動することになるが、そ
のような場合には分散補償ファイバでは対応が困難であ
る。その場合には、分散量を可変できる分散可変光等化
器を用い、変動する光伝送路の総分散量を最適化する方
法が考えられている。この分散可変光等化器としては、
平面型導波路(PLC)を用いた分散等化器(群遅延等
化器)が提案されている(参考文献:K. Takiguchi et
al.,"Variable group-delay dispersion equalizer usi
ng lattice-form programmable optical filter on pla
nar lightwavecircuit", IEEE Journal of Selected To
pics in Quantum Electronics, vol.2,no.2, pp.270-27
6, 1996)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、平面型導波
路を用いた分散可変光等化器は、動作帯域が十数GHzと
狭く、さらに挿入損失が十数dBと大きい点が問題であ
った。
【0007】本発明は、1nm以上の広い波長域で分散
量を可変させることができ、さらに挿入損失が比較的小
さい分散可変光等化器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の分散可変光等化
器は、反射波長の長波長側から光を入射する第1のチャ
ープファイバグレーティングと、短波長側から光を入射
する第2のチャープファイバグレーティングとを、カス
ケード接続された3ポート型光サーキュレータの各第2
ポートに順不同に接続するか、4ポート型光サーキュレ
ータの第2ポートおよび第3ポートに順不同に接続して
透過型フィルタを構成し、各チャープファイバグレーテ
ィングの反射波長域を同一方向に等しく移動させ、透過
型フィルタを透過する光の波長分散を変化させるチュー
ニング手段を備えた構成である。
【0009】第1のチャープファイバグレーティングの
長手方向の反射波長の分布λ(z) は、長さをL、反射波
長の最短波長をλS 、最長波長をλL 、Δλ=λL −λ
S 、最短波長部分を原点として長手方向にとった座標軸
の座標をzとしたときに、
【0010】
【数1】
【0011】で表される。第2のチャープファイバグレ
ーティングの長手方向の反射波長の分布λ(z) は、同様
に、
【0012】
【数2】
【0013】で表される。チューニング手段は、2つの
チャープファイバグレーティングをピエゾ素子に固定
し、このピエゾ素子に印加する電圧を制御する構成、ま
たは2つのチャープファイバグレーティングをヒータに
固定し、このヒータに電流を流して発熱量を制御する構
成等を用いることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】ファイバグレーティングは、光フ
ァイバのコアに紫外線を照射し、周期的な屈折率変化を
誘起してブラッグ回折格子を形成し、その周期(ピッ
チ)に対応する波長の光を反射させる反射型フィルタで
ある。通常のファイバグレーティングはこのピッチが一
定であるが、本発明の分散可変光等化器で用いるチャー
プファイバグレーティングは、光ファイバの長さ方向に
ピッチを変化させたものである。このチャープファイバ
グレーティングは、波長によって反射する領域が変化す
るので、波長ごとに異なる遅延時間を与えることがで
き、分散補償媒質として機能する。
【0015】図1は、式(1) で表されるチャープファイ
バグレーティングのモデルを示す。長さL、反射波長の
最短波長λS 、最長波長λL 、最短波長部分を原点とし
て長手方向にとった座標軸の座標をzとしたときの反射
波長の分布λ(z) は式(1)で表される。グレーティング
のピッチは段階的に変化していくが、ここでは短波長側
が細かく、長波長側が粗い状態を模式的に表している。
【0016】このようなチャープファイバグレーティン
グの長波長側から波長λの光を入射すると、図2に示す
ような群遅延特性が得られる。この場合の群遅延量は、
【0017】
【数3】
【0018】と表される。ただし、 Δλ=λL−λS …(4) τ0 =2nL/c …(5) であり、nはコアの有効屈折率、cは光速である。図3
は、式(3) を波長に関して微分して得られる波長分散特
性を示す。
【0019】図4は、式(2) で表されるチャープファイ
バグレーティングのモデルを示す。ただし、表記法は図
1に示す第1のチャープファイバグレーティングと同様
である。
【0020】このようなチャープファイバグレーティン
グの短波長側から波長λの光を入射すると、図5に示す
ような群遅延特性が得られる。この場合の群遅延量は、
【0021】
【数4】
【0022】と表される。図6は、式(6) を波長に関し
て微分して得られる波長分散特性を示す。次に、この2
つのチャープファイバグレーティングの群遅延特性を足
し合わせると、図7に示すような上に凸の2次曲線が得
られる。この場合の群遅延量は、
【0023】
【数5】
【0024】と表される。また、式(7) を波長に関して
微分して得られる波長分散関数は、
【0025】
【数6】
【0026】と表され、この波長分散特性は図8のよう
になる。ここに示す波長分散特性は、波長が長くなるに
つれて波長分散が正から負へと線形に変化しており、図
9に示すような通常の光ファイバの波長分散特性と逆に
なっている。なお、図9において、λ0 は零分散波長で
ある。
【0027】図8に示す波長分散の最大値は2τ0 /Δ
λであり、最小値は−2τ0 /Δλである。このような
特性を実際に得るためには、式(1) および式(2) で表さ
れるチャープファイバグレーティングを図10または図
11のように光サーキュレータを介して結合させればよ
い。
【0028】図10に示す構成について説明する。第1
の3ポート型光サーキュレータ11の第2ポートに、式
(1) で表される第1のチャープファイバグレーティング
12の長波長側を接続する。さらに、第2の3ポート型
光サーキュレータ13の第2ポートに、式(2) で表され
る第2のチャープファイバグレーティング14の短波長
側を接続する。そして、第1の3ポート型光サーキュレ
ータ11の第3ポートと、第2の3ポート型光サーキュ
レータ13の第1ポートを接続し、光ファイバを伝搬し
てきた光を第1の3ポート型光サーキュレータ11の第
1ポートに入射することにより、第2の3ポート型光サ
ーキュレータ13の第3ポートから分散補償された光を
取り出すことができる。
【0029】また、第1のチャープファイバグレーティ
ング12が接続される第1の3ポート型光サーキュレー
タ11と、第2のチャープファイバグレーティング14
が接続される第2の3ポート型光サーキュレータ13の
接続順序を入れ替えてもよい。あるいは、第1の3ポー
ト型光サーキュレータ11の第2ポートに第2のチャー
プファイバグレーティング14の短波長側を接続し、第
2の3ポート型光サーキュレータ13の第2ポートに第
1のチャープファイバグレーティング12の長波長側を
接続するとしても同じことである。
【0030】図11に示す構成について説明する。4ポ
ート型光サーキュレータ15の第2ポートに、式(1) で
表される第1のチャープファイバグレーティング12の
長波長側を接続し、第3ポートに、式(2) で表される第
2のチャープファイバグレーティング14の短波長側を
接続する。そして、4ポート型光サーキュレータ15の
第1ポートに光ファイバを伝搬してきた光を入射するこ
とにより、第4ポートから分散補償された光を取り出す
ことができる。
【0031】また、第1のチャープファイバグレーティ
ング11の長波長側を4ポート型光サーキュレータ15
の第3ポートに接続し、第2のチャープファイバグレー
ティング12の短波長側を4ポート型光サーキュレータ
15の第2ポートに接続してもよい。
【0032】図10および図11に示すような構成は透
過型フィルタとして動作するが、その波長分散特性は図
8に示すものとなる。この透過型フィルタの透過帯域
は、2つのチャープファイバグレーティングの反射波長
域を同一方向に等しく移動させ、透過する光の波長分散
を変化させるチューニング手段を用いることにより、線
形にチューニング可能である。このときの波長分散特性
は、図12または図13に示すように平行移動する。
【0033】図12において、破線は初期特性であり、
実線は初期特性を短波長側にΔλ/2だけチューニング
したときの特性を示す。図13において、破線は初期特
性であり、実線は初期特性を長波長側にΔλ/2だけチ
ューニングしたときの特性を示す。ある波長λsig に注
目すると、λsig の波長分散は初期状態では0である
が、図12のチューニングによって波長分散は−2τ0
/Δλだけ変化する。また、図13のチューニングによ
って波長分散は2τ0 /Δλだけ変化する。
【0034】このように、本透過型フィルタの透過帯域
をチューニングすることにより、ある波長λsig での波
長分散を−2τ0 /Δλから2τ0 /Δλまで変化させ
ることができる。したがって、ある光伝送路に対して要
求される波長λsig に対する分散補償量が−2τ0 /Δ
λから2τ0 /Δλまでの間にあれば、本分散可変光等
化器のチャープファイバグレーティングの透過帯域をチ
ューニングすることにより、その補償量を実現すること
ができる。
【0035】例えば、チャープファイバグレーティング
の反射波長の帯域Δλを10nm、長さLを 100mm、有
効コア屈折率nを1.46とすると、−2τ0 /Δλ=− 1
95ps/nm、2τ0 /Δλ= 195ps/nmとなり、
波長分散を約−200 ps/nmから約200 ps/nmま
で変化させることができる。通常の布設されている分散
シフトファイバの分散揺らぎは、波長1550nmにおいて
±2ps/nm/km以内なので、本発明の分散可変光
等化器は約 100kmの長さの分散シフトファイバまで対
応することができる。
【0036】
【実施例】(第1の実施例)図14は、チューニング手
段の第1の実施例を示す。図10および図11に示す第
1のチャープファイバグレーティング12および第2の
チャープファイバグレーティング14をピエゾ素子16
にエポキシ系の接着剤などを用いて接着固定する。この
ピエゾ素子16に電圧を印加することにより、各チャー
プファイバグレーティングの反射波長域を同一方向に等
しく移動させ、図12または図13に示すように透過す
る光の波長分散を変化させることができる。
【0037】ここで、図10に示す3ポート型光サーキ
ュレータを用いた透過型フィルタにチューニング手段
(ピエゾ素子16)を組み合わせた構成例を図15に示
す。また、図11に示す4ポート型光サーキュレータ1
5を用いた透過型フィルタにも同様に適用することがで
きる。
【0038】(第2の実施例)図16は、チューニング
手段の第2の実施例を示す。図10および図11に示す
第1のチャープファイバグレーティング12および第2
のチャープファイバグレーティング14を、台座17に
のせたヒータ18上に固定する。このヒータ18に流す
電流を調整して発熱量を制御することにより、各チャー
プファイバグレーティングの反射波長域を同一方向に等
しく移動させ、図12または図13に示すように透過す
る光の波長分散を変化させることができる。
【0039】(第3の実施例)式(1) または式(2) で表
される1つのチャープファイバグレーティングを3ポー
ト型光サーキュレータの第2ポートに接続して透過型フ
ィルタを構成し、そのチャープファイバグレーティング
を上記のピエゾ素子16またはヒータ18に固定させる
ようにしてもよい。
【0040】ただし、式(1) で表されるチャープファイ
バグレーティング12を用いた場合には、図3に示すよ
うに、波長分散を0から−2τ0 /Δλまで変化させる
ことができる。また、式(2) で表されるチャープファイ
バグレーティング14を用いた場合には、図6に示すよ
うに、波長分散を2τ0 /Δλから0まで変化させるこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分散可変
光等化器は、透過する光の波長分散を負から正まである
範囲で電気的に制御することができる。これにより、高
速伝送時や長距離伝送時に問題となる光伝送路の過剰な
波長分散を比較的短時間に補償することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】式(1) で表されるチャープファイバグレーティ
ングのモデルを示す図。
【図2】式(1) で表されるチャープファイバグレーティ
ングに長波長側から光を入射する場合の群遅延特性を示
す図。
【図3】式(1) で表されるチャープファイバグレーティ
ングに長波長側から光を入射する場合の波長分散特性を
示す図。
【図4】式(2) で表されるチャープファイバグレーティ
ングのモデルを示す図。
【図5】式(2) で表されるチャープファイバグレーティ
ングに短波長側から光を入射する場合の群遅延特性を示
す図。
【図6】式(2) で表されるチャープファイバグレーティ
ングに短波長側から光を入射する場合の波長分散特性を
示す図。
【図7】図2と図5の群遅延特性の和を示す図。
【図8】図3と図6の波長分散特性の和を示す図。
【図9】通常の光ファイバの波長分散特性を示す図。
【図10】3ポート型光サーキュレータを用いた場合の
透過型フィルタの構成例を示す図。
【図11】4ポート型光サーキュレータを用いた場合の
透過型フィルタの構成例を示す図。
【図12】透過型フィルタの透過帯域を短波長側にΔλ
/2だけチューニングしたときの波長分散特性の変化を
示す図。
【図13】透過型フィルタの透過帯域を長波長側にΔλ
/2だけチューニングしたときの波長分散特性の変化を
示す図。
【図14】チューニング手段の第1の実施例を示す図。
【図15】3ポート型光サーキュレータを用いた透過型
フィルタにチューニング手段を組み合わせた構成例を示
す図。
【図16】チューニング手段の第2の実施例を示す図。
【符号の説明】
11,13 3ポート型光サーキュレータ 12,14 チャープファイバグレーティング 15 4ポート型光サーキュレータ 16 ピエゾ素子 17 台座 18 ヒータ
フロントページの続き (56)参考文献 Komukai,T. Naka zawa,M. ,Fabric ation of nonlinear ly chirped fiber B ragg gratings for higher−order dispe rsion compensatio n,Optical Fiber Co mmunication Confer ence and Exhibit, 1998.OFC’98.,Technica l Digest,米国,1998年 2月 22日,pages 71−72 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/06 H04B 10/18 IEEE/IEE ELECTRONI C LIBRARY

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さLのチャープファイバグレーティン
    グの長手方向の反射波長の分布λ(z) が、反射波長の最
    短波長をλS 、最長波長をλL 、Δλ=λL−λS 、最
    短波長部分を原点として長手方向にとった座標軸の座標
    をzとしたときに、 λ(z) =λS +Δλ(z/L)1/2 で表される第1のチャープファイバグレーティングの長
    波長側を第1の3ポート型光サーキュレータの第2ポー
    トに接続し、その第1ポートおよび第3ポートを入出力
    ポートとする第1の透過型フィルタと、 長さLのチャープファイバグレーティングの長手方向の
    反射波長の分布λ(z)が、 λ(z) =λS +Δλ{1−(1−z/L)1/2} で表される第2のチャープファイバグレーティングの短
    波長側を第2の3ポート型光サーキュレータの第2ポー
    トに接続し、その第1ポートおよび第3ポートを入出力
    ポートとする第2の透過型フィルタとを順不同でカスケ
    ードに接続して1つの透過型フィルタを構成し、 前記各チャープファイバグレーティングの反射波長域を
    同一方向に等しく移動させ、前記1つの透過型フィルタ
    を透過する光の波長分散を変化させるチューニング手段
    を備えたことを特徴とする分散可変光等化器。
  2. 【請求項2】 長さLのチャープファイバグレーティン
    グの長手方向の反射波長の分布λ(z) が、反射波長の最
    短波長をλS 、最長波長をλL 、Δλ=λL−λS 、最
    短波長部分を原点として長手方向にとった座標軸の座標
    をzとしたときに、 λ(z) =λS +Δλ(z/L)1/2 で表される第1のチャープファイバグレーティングの長
    波長側を4ポート型光サーキュレータの第2ポートに接
    続し、 長さLのチャープファイバグレーティングの長手方向の
    反射波長の分布λ(z)が、 λ(z) =λS +Δλ{1−(1−z/L)1/2} で表される第2のチャープファイバグレーティングの短
    波長側を前記4ポート型光サーキュレータの第3ポート
    に接続し、その第1ポートおよび第4ポートを入出力ポ
    ートとする透過型フィルタを構成し、 前記各チャープファイバグレーティングの反射波長域を
    同一方向に等しく移動させ、前記透過型フィルタを透過
    する光の波長分散を変化させるチューニング手段を備え
    たことを特徴とする分散可変光等化器。
  3. 【請求項3】 長さLのチャープファイバグレーティン
    グの長手方向の反射波長の分布λ(z) が、反射波長の最
    短波長をλS 、最長波長をλL 、Δλ=λL−λS 、最
    短波長部分を原点として長手方向にとった座標軸の座標
    をzとしたときに、 λ(z) =λS +Δλ{1−(1−z/L)1/2} で表される第2のチャープファイバグレーティングの短
    波長側を4ポート型光サーキュレータの第2ポートに接
    続し、 長さLのチャープファイバグレーティングの長手方向の
    反射波長の分布λ(z)が、 λ(z) =λS +Δλ(z/L)1/2 で表される第1のチャープファイバグレーティングの長
    波長側を前記4ポート型光サーキュレータの第3ポート
    に接続し、その第1ポートおよび第4ポートを入出力ポ
    ートとする透過型フィルタを構成し、 前記各チャープファイバグレーティングの反射波長域を
    同一方向に等しく移動させ、前記透過型フィルタを透過
    する光の波長分散を変化させるチューニング手段を備え
    たことを特徴とする分散可変光等化器。
  4. 【請求項4】 チューニング手段は、2つのチャープフ
    ァイバグレーティングをピエゾ素子に固定し、このピエ
    ゾ素子に印加する電圧を制御する構成であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の分散可変光等化
    器。
  5. 【請求項5】 チューニング手段は、2つのチャープフ
    ァイバグレーティングをヒータに固定し、このヒータに
    電流を流して発熱量を制御する構成であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の分散可変光等化
    器。
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Title
Komukai,T. Nakazawa,M. ,Fabrication of nonlinearly chirped fiber Bragg gratings for higher−order dispersion compensation,Optical Fiber Communication Conference and Exhibit,1998.OFC’98.,Technical Digest,米国,1998年 2月22日,pages 71−72

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