JP2004044818A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧縮機と、冷房運転と暖房運転を切り換える運転切換弁と、室外熱交換器と、冷房運転及び暖房運転の時に絞り作用を行う第1の絞り装置と、第1の室内熱交換器と、第2の室内熱交換器と、これら第1及び第2の室内熱交換器の間に除湿運転時に絞り作用を行う第2の絞り装置と、室外ファンと、室内ファンと、前記圧縮機を駆動する制御回路とを備え、運転モードとして、冷房運転、暖房運転、及び前記室内熱交換器の一方を蒸発器、他方を凝縮器とする除湿運転を有する空気調和機において、前記制御回路の発熱部からの熱を放熱する放熱フィンを前記室外ファンの近傍に配置し、前記室外熱交換器の冷房運転時に凝縮過冷却域とならず気液2相流となる位置と前記制御回路の発熱部とを熱的に接続した。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は冷暖房や除湿を行う空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機において、湿度を下げるための除湿運転として冷却、除湿された空気流を冷凍サイクルの凝縮熱により再加熱する方式のものが知られており、この方式による除湿運転時に室内湿度を所望値に制御し室内温度をきめ細かく制御可能な代表例として特開平6−137711号公報(従来技術1)に記載のものがある。
【0003】
この従来技術には、室温を調節する際、室外ファンの回転速度を変える制御を行うことが記載されている。例えば、室内温度の検出値が設定値よりも高く且つ検出値と設定値との差が大きい範囲では差の大きさに応じて室外ファンの速度を増大させて冷気味除湿運転を行い、この差が小さい範囲では室外ファンを低速運転して吸込温度と吹出温度がほぼ同じである等温除湿を行い、室内温度の検出値が設定値よりも低く且つ検出値と設定値との差が大きい範囲では室外ファンを停止させることにより暖気味運転を行う。
【0004】
さらに、室内湿度の検出値が設定値より高い範囲ではその差が大きくなるに従って圧縮機の能力を大きくして除湿量を増やす制御を行う。
【0005】
一方、空気調和機に搭載する圧縮機やファンモータ等を制御する制御回路の発熱部品は圧縮機の能力を大きくすることで発熱し発熱部品の温度が上昇して焼損等の不具合が生じる可能性があるので、実開昭63−52040号公報(従来技術2)や、特開2000−234767号公報(従来技術3)に記載された空気調和機は、この制御回路で発生した熱をフィンを介して室外ファンで強制空冷し、またヒートパイプを用いて制御回路と冷凍サイクルの低圧部配管を熱的に接続をして放熱を行うことが記載されている。
【0006】
また、制御回路の発熱部品から生じる熱を有効に活用するため、特開平10−73327号公報(従来技術4)に記載された技術は、冷凍サイクルの膨張装置の下流側配管と前記制御回路を熱的に接続し、前記制御回路の発熱部品から回収される熱で冷凍サイクルを循環中の冷媒を加熱し、冷媒の蒸発の促進を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術1に記載の空気調和機は、室内温度の検出値が設定値よりも低く且つ検出値と設定値との差が大きい範囲において、室外ファンを停止させることで暖房気味除湿運転を実現している。このとき室内湿度の検出値と設定値との関係で決まる圧縮機の回転数条件によっては、圧縮機用電動機を制御するインバータを構成するスイッチング素子の発熱量が大きくなり、これら発熱部品の温度上昇により、部品の焼損等の不具合が生じる可能性がある。
【0008】
また、制御回路と室外熱交換器の上部とをヒートパイプを介して接続することで制御回路の冷却を行う技術が、従来技術2に提案されているが、上記同様、冷房サイクルで除湿運転を行う際、暖房気味除湿運転を行うと室外ファンを停止させるので、ファン風による冷却は期待できない。しかも、冷房サイクル除湿運転であるので、室外熱交換器には圧縮機からの高温高圧のガス冷媒が流れている部分もあるため、制御回路を冷却するどころか場合によっては加熱してしまうこともありうる。
【0009】
また、従来技術3は、ヒートパイプを用いて前記制御回路と冷凍サイクルの低圧部配管を熱的に接続をして放熱を行うものであるが、具体的には圧縮機吸入側のアキュムレータと制御回路とをヒートパイプによって接続することで制御回路の冷却を行うものである。しかし、アキュムレータに流入する冷媒はガス冷媒であり、ガス冷媒との熱交換は顕熱変化を伴うため、伝熱性能があまりよくないという問題がある。また、熱の移動にヒートパイプを用いるためコストが増大してしまう。
【0010】
さらに、従来技術4は、冷凍サイクルの膨張装置の下流側配管と、前記制御回路を熱的に接続するため、冷房用と暖房用で膨張装置が複数必要となりコストが増大してしまうという問題がある。
【0011】
本発明の目的は、除湿運転時に吹出温度や除湿量を増やすために、室外ファンを停止しても制御回路部品の温度上昇を抑え、暖房運転時に発熱部品から熱を回収できる空気調和機を提供することにある。
【0012】
また、本発明の他の目的は、除湿運転時に吹出温度や除湿量を増やすために、室外ファンを停止しても、制御回路部品の温度上昇を抑え、冷房運転時に冷房効率の低下を抑制し、さらに暖房運転時に発熱部品から熱を回収できる空気調和機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、圧縮機と、冷房運転と暖房運転を切り換える運転切換弁と、室外熱交換器と、冷房運転及び暖房運転の時に絞り作用を行う第1の絞り装置と、第1の室内熱交換器と、第2の室内熱交換器と、これら第1及び第2の室内熱交換器の間に除湿運転時に絞り作用を行う第2の絞り装置と、前記圧縮機を駆動する制御回路とを備え、運転モードとして、冷房運転、暖房運転、及び前記室内熱交換器の一方を蒸発器、他方を凝縮器とする除湿運転を有する空気調和機において、前記室外熱交換器の冷房運転時に凝縮過冷却域とならず気液2相流となる位置と前記制御回路の発熱部とを熱的に接続することによって達成される。
【0014】
また、上記他の目的は、圧縮機と、冷房運転と暖房運転を切り換える運転切換弁と、室外熱交換器と、冷房運転及び暖房運転の時に絞り作用を行う第1の絞り装置と、第1の室内熱交換器と、第2の室内熱交換器と、これら第1及び第2の室内熱交換器の間に除湿運転時に絞り作用を行う第2の絞り装置と、室外ファンと、室内ファンと、前記圧縮機を駆動する制御回路とを備え、運転モードとして、冷房運転、暖房運転、及び前記室内熱交換器の一方を蒸発器、他方を凝縮器とする除湿運転を有する空気調和機において、前記制御回路の発熱部からの熱を放熱する放熱フィンを前記室外ファンの近傍に配置し、前記室外熱交換器の冷房運転時に凝縮過冷却域とならず気液2相流となる位置と前記制御回路の発熱部とを熱的に接続することによって達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第一の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例の空気調和機の系統図である。
【0016】
圧縮機1は、冷房サイクルと暖房サイクルを切換える四方弁2に接続され、四方弁2は室外熱交換器3に冷媒配管によって接続されている。また、室外熱交換器3は、冷房運転及び暖房運転の時に絞り作用を行う電動膨張弁等の第1の絞り装置4を介して二分割された室内熱交換器5、6に接続されている。そして。室内熱交換器6は四方弁2と接続されている。室内熱交換器5及び6は、除湿運転時に絞り作用を行う第2の絞り装置7を介して接続されている。この接続形態によって冷凍サイクルが構成されている。なお、8は室外ファン、9は室内ファンである。圧縮機1、室外ファン8、室内ファン9を制御する制御回路10は、後述するように、室外熱交換器3と熱的に接続されている。
【0017】
室外熱交換器3と熱的に接続された制御回路10の構成を具体的に説明する。図2は本発明における室外熱交換器の具体的構成例を示したものである。室外熱交換器3は、風上側室外熱交換器11a及び風下側室外熱交換器11bから構成されている。12は図1において10で示される制御回路であり、13は制御回路12等を収納する電気品箱、14aは放熱板、14bは放熱フィン、14cは放熱板、15は放熱板14cの固定用板、16は放熱板14cを固定するボルトネジ、17は図1において8で示される室外ファンである。
【0018】
制御回路12は、ICやパワートランジスタ、ダイオード、コンデンサー等で構成され、特に、圧縮機1を駆動する電動機に電力を供給するインバータが最大の発熱源である。その他、室外ファン17を駆動する素子や、場合によっては室内ファン9を駆動する素子が発熱源になる。
【0019】
放熱板14aは、熱伝導性の良いアルミニウム等でできており、制御回路12の発熱部と熱伝導シートやシリコン等で接触熱抵抗が少ない状態で熱的に接続されている。このため、制御回路12が発した熱は放熱板14aへ放熱される。また、放熱板14aは、制御回路12の裏面(室外ファン17側)に放熱フィン14bを備えており、室外ファン17が回転中はこの放熱フィン14bにより放熱が行われる。また、熱交換器11bは多数のフィンとそれを貫通する伝熱管で構成されている。しかし、放熱板14cとの接続部は、フィンを設けずに伝熱管を露出させている。放熱板14cは、熱交換器11bへ取付け易いように略L字形状となっており、L字形立設部14cと固定用板15とが伝熱管を挟み込むようにボルトネジ16で熱交換器11bの伝熱管に固定されている。このとき、伝熱管への取り付けは、接触熱抵抗が小さくなるように熱交換器11bを構成する伝熱管に圧着されている。放熱板のL字形立設部14cは放熱板14aと一体(一枚のアルミ板を加工した)であることから、放熱板14aへ放熱された制御回路12からの熱は熱交換器用放熱板であるL字形立設部14cに熱抵抗が少ない状態で伝わり、熱交換器11bへ放熱される。
【0020】
以上のように構成された空気調和機の動作について説明する。冷房運転時、冷媒は図1の実線矢印の方向に流れる。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器3で空気へ放熱することで凝縮する。第1の絞り装置4によって減圧膨張し、気液2相の状態で室内熱交換器5、6に流入し、ここで蒸発して空気から吸熱して圧縮機1へ戻る。このとき第2の絞り装置7は全開状態で流路抵抗はない。
【0021】
このとき、制御回路12の発熱部品から発生した熱は室外ファン8が回転しているため、放熱フィン14bによって強制冷却されて空気中に放熱される。
【0022】
ところで、制御回路12は室外熱交換器3と熱的に接続されているため、室外熱交換器3の温度より制御回路12の発熱部品の温度が高い場合、本来冷媒を冷却すべきところであるのを、制御回路12より放熱された熱が室外熱交換器3へも伝わり、その熱量分だけ圧縮機仕事が増大し、冷房性能が低下してしまう。
【0023】
例えば2.8kWの冷房能力で500Wの消費電力である家庭用ルームエアコンを考える。図3にこの家庭用ルームエアコンにおける室外熱交換器3および制御回路12の温度を示す。JISで定められた冷房条件による運転状態(室内温度27℃室外温度35℃)では、室外熱交換器3の冷房時入口冷媒温度が45℃、中間冷媒温度が42℃、出口冷媒温度が38℃となる。このとき、制御回路12の発熱部品の温度は放熱部で50℃となる。制御回路12の発熱部分と室外熱交換器3の温度差は5〜12℃となり、放熱部を100mm四方のアルミ製(熱伝導率200W/m2K)と仮定し、前記温度差がすべて室外熱交換器3へ放熱される熱になったとするとその熱量は室外熱交換器3の入口で10W、出口で25Wとなる。すなわち、室外熱交換器3の冷房時出口に近いほど、冷媒が過冷却域(液相)となって温度が低下し、温度差が大きくなってしまう。したがって、冷房運転の性能低下を最小限度にするためには制御回路12の発熱部分と室外熱交換器3の温度差が小さい程よく、制御回路12と熱交換器11bの接続部を冷房運転時における凝縮過冷却域を除いた位置、すなわち凝縮過程である気液2相流の状態となっている位置に配置する必要がある。
【0024】
しかし、冷房運転時は、室外ファン8が回転しているので、放熱フィン14bによる放熱量が大きいため、冷媒に与える熱量は先の計算ほど大きくない。
【0025】
冷房サイクル除湿運転時、冷媒は図1の実線矢印の方向に流れる。第1の絞り装置4を全開にし、第2の絞り装置7を絞った状態にする。したがって、第1の室内熱交換器5は冷媒が凝縮して空気へ放熱する加熱器となり、第2の室内熱交換器6は冷媒が蒸発して空気から吸熱する冷却器となる。
【0026】
このとき室内へは第1の室内熱交換器5で加熱された空気と、第2の室内熱交換器6で冷却、除湿された空気が混合されて吹き出す。圧縮機1の回転数や室外ファン8の回転数を制御することにより空気の温度を低下させずに空気中の水分を除く等温除湿運転、空気を加熱しながら水分を除く暖房気味除湿運転、空気を冷やしながら除湿を行う冷房気味除湿運転のいずれの運転も可能となる。
【0027】
空気を加熱しながら水分を除く暖房気味除湿運転は、室内空気温度と設定温度との偏差が大きい場合、室外熱交換器3の放熱量を減少させて第1の室内熱交換器5の再熱量を増加させるため、室外ファンを停止させる制御が必要である。図3に示す室外ファンを停止した時の冷房サイクル除湿条件では室外熱交換器3の温度が45℃なのに対して発熱部品の温度は75℃になる。
【0028】
このとき制御回路12と室外熱交換器3が熱的に接続されることにより制御回路12の発熱部品の温度は75℃より低下し、室外ファンを停止した状態で暖房気味除湿運転を継続することができる。なお、この運転が行われる条件は、比較的外気温が低い場合であるので、放熱フィン14bが外気に触れて冷却されやすくなる。
【0029】
室外熱交換器3に流入したガス冷媒は、室外ファン8が動作していなくても凝縮し始める。そして、制御回路10と室外熱交換器3との接続位置は、冷媒の状態が気液2相となる位置としている。ガス域や液域は温度が変化するが、気液2相状態の冷媒温度は一定であるため、被冷却体である制御回路10との温度差が着実に取れる。また、気液2相状態の冷媒からの熱、冷媒への熱は、潜熱であるため、従来技術3に記載されているようにガス域(顕熱)と比較して伝熱性能に優れている。
【0030】
暖房運転時、冷媒は図1の破線矢印の方向に流れる。圧縮機1で圧縮された冷媒は室内熱交換器5、6で凝縮して空気へ放熱し、第1の絞り装置4によって減圧膨張し、室外熱交換器3で蒸発して空気から吸熱して圧縮機1へ戻る。このとき第2の絞り装置7は全開状態となり流路抵抗はない。
【0031】
このとき、制御回路12の発熱部品から発生した熱は室外ファン8が回転しているため強制冷却により放熱される。
【0032】
ところで、制御回路12は室外熱交換器3と熱的に接続されているため、室外熱交換器3の温度より制御回路12の発熱部品の温度が高い場合、制御回路12より放熱された熱が室外熱交換器3へ伝わり、その熱量分だけ蒸発能力として増加するため暖房性能が向上する。
【0033】
例えば4.0kWの冷房能力で750Wの消費電力である家庭用ルームエアコンを考える。図3にこの家庭用ルームエアコンにおける室外熱交換器3および制御回路12の温度を示す。図3のJISで定められた暖房条件による運転状態(室内温度20℃室外温度7℃)では、室外熱交換器3の暖房時入口冷媒温度が2℃、中間冷媒温度が1℃、出口冷媒温度が2℃となる。このとき、制御回路12の発熱部品の温度は放熱部で30℃となる。このとき制御回路12の発熱部分と室外熱交換器3の温度差は約30℃となり、放熱部を100mm四方のアルミ製(熱伝導率200W/m2K)と仮定し、前記温度差がすべて室外熱交換器3に吸熱される熱になったとするとその熱量は約60Wとなる。これにより約1.5%暖房性能が向上する。
【0034】
暖房サイクル除湿運転時は、冷媒は図1の破線矢印の方向に流れる。第1の絞り装置4を全開にし、第2の絞り装置7を絞った状態にする。すなわち電磁開閉弁10を全閉状態とし、冷媒は流路部分11のみを通過して絞り作用を受ける。したがって、第2の室内熱交換器6は冷媒が凝縮して空気へ放熱する加熱器となり、第1の室内熱交換器5は冷媒が蒸発して空気から吸熱する冷却器となる。このとき室内へは第1の室内熱交換器5で冷却、除湿された空気と、第2の室内熱交換器6で加熱された空気が混合されて吹き出す。したがって、圧縮機1の回転数や室外ファン8の回転数を制御することにより、空気を加熱しながら水分を取り除く暖房除湿運転が可能となる。
【0035】
例えば、空気を加熱しながら水分を取り除く暖房除湿運転では、室内空気湿度と設定湿度差が大きい場合、室外ファンを停止させる制御が必要となる。暖房サイクル除湿運転時は、第1の室内熱交換器5及び室外熱交換器3が蒸発器となる。したがって、室外ファン8の風量を増加させて室外熱交換器の蒸発能力を増大させると、第1の室内熱交換器5の蒸発能力が低下するため、除湿能力が低下し、反対に室外ファン8を停止させると、第1の室内熱交換器5の蒸発能力が増大するため、除湿能力が増大するのである。図3に示す室外ファン8を停止した時の暖房サイクル除湿条件では室外熱交換器3の温度が4〜8℃なのに対して発熱部品の温度は45℃となる。このとき制御回路12と室外熱交換器3が熱的に接続されることにより制御回路12の発熱部品の温度は45℃より低下し、室外ファン8を停止しても暖房気味除湿運転を継続することができる。
【0036】
以上、本第1の実施例によれば、制御回路12が取り付けられ、裏面に放熱フィン14bが取り付けられた放熱板14aを、室外ファン17の近傍に配置し、この放熱板14aと室外熱交換器11bとを熱的に接続し、しかも冷房運転時及び冷房除湿運転時に冷媒が気液2相流となっている位置に接続したので、冷房、暖房、除湿運転のいずれの運転状態であっても、制御回路12を十分に冷却することができる。また、除湿運転時に吹出温度や除湿量を増やすために、室外ファンを停止し、圧縮機の能力を大きくしても、前記制御回路部品の温度上昇を抑え、さらに暖房運転時に発熱した部品から熱を回収し、性能を向上した空気調和機を提供することができる。
【0037】
なお、本実施例では、暖房サイクル除湿運転についても説明したが、必ずしも暖房サイクル除湿運転機能を設けなくても本実施例の効果は十分満足する。
【0038】
次に、本発明の第二の実施例を図4に基づいて説明する。本実施例における空気調和機の系統図および動作は第一の実施例と同様である。図4は本発明における室外熱交換器の具体的構成の別の例を示したものである。図2と同じ番号のものは同じ構成要素を示す。18は制御回路12の放熱部で、制御回路12の発熱部側は、熱伝導シートやシリコン等で接触熱抵抗が少ない状態で熱的に接続され、熱交換器11bを構成する伝熱管側は、固定用板15とボルトネジ16で圧着され、接触熱抵抗が少ない状態で熱的に接続されている。また、熱交換器11bは多数のフィンとそれを貫通する伝熱管で構成されているが、放熱板18との接続部はフィンが無く伝熱管のみとなっている。さらに、放熱板18の放熱フィンは制御回路12の側面に設けられている。室外ファン17が回転中は、この放熱フィンにより放熱が行われる。図4では室外熱交換器3の上部に接続されているが、接続場所は冷房時の過冷却域以外の気液2相域であれば上部以外でも良い。
【0039】
このような構成にすることにより電気品箱を小さくすることができ、室外ファンの風路を拡大し、損失を低減することができる。
【0040】
次に、本発明の第三の実施例を図5に基づいて説明する。本実施例における空気調和機の系統図および動作は第一の実施例と同様である。図5は本発明における室外熱交換器の具体的構成の別の例を示したものである。図2と同じ番号のものは同じ構成要素を示す。19は制御回路12の放熱部で、制御回路12の発熱部側は、熱伝導シートやシリコン等で接触熱抵抗が少ない状態で熱的に接続され、熱交換器11bを構成する伝熱管側は、固定用板15とボルトネジ16で圧着され、接触熱抵抗が少ない状態で熱的に接続されている。また、熱交換器11bは多数のフィンとそれを貫通する伝熱管で構成されているが、放熱板18との接続部はフィンが無く伝熱管のみとなっている。さらに、放熱フィンは室外ファン17の風路側に設けられ、室外ファン17が回転中は、この放熱フィンにより放熱が行われる。図5では室外熱交換器3の上部に接続されているが、接続場所は冷房時の過冷却域以外の気液2相域であれば上部以外でも良い。
【0041】
このような構成にすることにより、室外ファンの風路を拡大し、損失を低減することができる。
【0042】
次に、本発明の第四の実施例を図6に基づいて説明する。本実施例における空気調和機の系統図および動作は第一の実施例と同様である。図6は本発明における室外熱交換器の具体的構成の別の例を示したものである。図2と同じ番号のものは同じ構成要素を示す。20は制御回路12の放熱部で、21は制御回路12の放熱部と熱交換器11bを熱的に接続するための固定用板である。制御回路12の発熱部側は、熱伝導シートやシリコン等で接触熱抵抗が少ない状態で熱的に接続され、熱交換器11bを構成する伝熱管側は、熱交換器11bを構成する伝熱管の一部を延長し、固定用板21と制御回路12の放熱部で挟み込み、溶接等で固定される。固定用板21は伝熱管の形状に合わせて曲げ加工が施してあるため、制御回路12の放熱部と熱交換11bは接触熱抵抗が少ない状態で熱的に接続される。また、室外ファン17が回転中は、室外ファン17の風路側の放熱フィンにより放熱が行われる。図6では室外熱交換器3の上部に接続されているが、接続場所は冷房時の過冷却域以外の気液2相域であれば上部以外でも良い。このような構成にすることで、熱交換器11bのフィンを短縮することなく、より容易に制御回路と熱交換器11bを熱的に接続することができる。
【0043】
以上本実施例によれば、冷凍サイクルを運転制御する制御装置を構成する発熱部品と熱交換器を熱的に接続する構成にし、前記制御装置を構成する発熱部品と熱交換器を熱的に接続した空気調和機において、前記制御装置を構成する発熱部品と前記熱交換器の接続位置が、前記熱交換器の冷房運転時における凝縮過冷却域を除いた位置に接続する構成にし、前記制御装置を構成する発熱部品の放熱部にフィンを設け、さらに熱交換器との接続部と前記放熱部とを一体とすることで、熱交換器と制御装置の発熱部品を熱的に接続する構成にすることにより、冷房サイクル除湿運転時による暖房気味除湿運転で室内空気温度と設定温度の差が大きい場合に室外ファンを停止しても運転を継続することができる。また、暖房サイクル除湿運転時による暖房気味除湿運転で室内空気湿度と設定湿度の差が大きい場合に室外ファンを停止しても運転を継続することができる。さらに、暖房運転時に制御装置を構成する発熱部品と熱交換器の温度差により熱交換器へ吸熱される熱量により性能向上する。
【0044】
あるいは、前記熱交換器との接続部と放熱部とを一体とした制御装置において、熱交換器を構成する伝熱管の一部を延長し、制御装置側の接続部と熱的に接続する構成にしても前記同様の効果を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、除湿運転時に吹出温度や除湿量を増やすために、室外ファンを停止しても制御回路部品の温度上昇を抑え、暖房運転時に発熱部品から熱を回収できる空気調和機を提供することができる。
【0046】
また、本発明によれば、除湿運転時に吹出温度や除湿量を増やすために、室外ファンを停止しても、制御回路部品の温度上昇を抑え、冷房運転時に冷房効率の低下を抑制し、さらに暖房運転時に発熱部品から熱を回収できる空気調和機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における空気調和機の系統図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における室外熱交換器の具体的構成例を表す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における代表的な家庭用ルームエアコンにおける各運転モードでの室外熱交換器3および制御回路12の温度を表す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態における室外熱交換器の具体的構成例を表す図。
【図5】本発明の第3の実施の形態における室外熱交換器の具体的構成例を表す図。
【図6】本発明の第4の実施の形態における室外熱交換器の具体的構成例を表す図。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、4…第1の絞り装置、5…第1の室内熱交換器、6…第2の室内熱交換器、7…第2の絞り装置、8…室外ファン、9…室内ファン、10…制御回路、11a…風上側室外熱交換器、11b…風下側室外熱交換器、12…制御回路、13…電気品箱、14a…放熱板、14b…放熱フィン、14c…放熱板、15…固定用板、16…ボルトネジ、17…室外ファン、18、19、20…放熱部、21…固定用板。
Claims (6)
- 圧縮機と、冷房運転と暖房運転を切り換える運転切換弁と、室外熱交換器と、冷房運転及び暖房運転の時に絞り作用を行う第1の絞り装置と、第1の室内熱交換器と、第2の室内熱交換器と、これら第1及び第2の室内熱交換器の間に除湿運転時に絞り作用を行う第2の絞り装置と、前記圧縮機を駆動する制御回路とを備え、運転モードとして、冷房運転、暖房運転、及び前記室内熱交換器の一方を蒸発器、他方を凝縮器とする除湿運転を有する空気調和機において、前記室外熱交換器の冷房運転時に凝縮過冷却域とならず気液2相流となる位置と前記制御回路の発熱部とを熱的に接続した空気調和機。
- 請求項1において、前記室外熱交換器の冷房運転時に凝縮過冷却域とならず気液2相流となる位置と前記制御回路の発熱部との熱的な接続は、前記室外熱交換器の接続部の伝熱管を露出させて、ここに前記制御回路の発熱部を熱的に接続するものである空気調和機。
- 請求項1において、前記室外熱交換器の冷房運転時に凝縮過冷却域とならず気液2相流となる位置と前記制御回路の発熱部とを熱的な接続は、前記室外熱交換器を構成する伝熱管の一部を延長し、この伝熱管に前記制御回路の発熱部とを熱的に接続するものである空気調和機。
- 圧縮機と、冷房運転と暖房運転を切り換える運転切換弁と、室外熱交換器と、冷房運転及び暖房運転の時に絞り作用を行う第1の絞り装置と、第1の室内熱交換器と、第2の室内熱交換器と、これら第1及び第2の室内熱交換器の間に除湿運転時に絞り作用を行う第2の絞り装置と、室外ファンと、室内ファンと、前記圧縮機を駆動する制御回路とを備え、運転モードとして、冷房運転、暖房運転、及び前記室内熱交換器の一方を蒸発器、他方を凝縮器とする除湿運転を有する空気調和機において、前記制御回路の発熱部からの熱を放熱する放熱フィンを前記室外ファンの近傍に配置し、前記室外熱交換器の冷房運転時に凝縮過冷却域とならず気液2相流となる位置と前記制御回路の発熱部とを熱的に接続した空気調和機。
- 請求項4において、前記室外熱交換器の冷房運転時に凝縮過冷却域とならず気液2相流となる位置と前記制御回路の発熱部との熱的な接続は、前記室外熱交換器の接続部の伝熱管を露出させて、ここに前記制御回路の発熱部を熱的に接続するものである空気調和機。
- 請求項4において、前記室外熱交換器の冷房運転時に凝縮過冷却域とならず気液2相流となる位置と前記制御回路の発熱部とを熱的な接続は、前記室外熱交換器を構成する伝熱管の一部を延長し、この伝熱管に前記制御回路の発熱部とを熱的に接続するものである空気調和機。
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