JP2004044135A - 構造物解体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】煙突などの構造物の切断時に粉塵の飛散を防止することが可能な構造物解体装置を提供する。
【解決手段】煙突2の切断部にワイヤ22を巻き回し、そのワイヤ22を走行させて煙突2を切断するワイヤソー切断装置20と、ワイヤ22を煙突2の切断部に沿って配置する案内シーブ24およびワイヤ22を走行させる駆動機26を密閉しつつ、煙突2に密接配置する駆動部カバー30と、煙突2の外周面に沿って配置され、切断部を密閉する切断部カバーとを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】煙突2の切断部にワイヤ22を巻き回し、そのワイヤ22を走行させて煙突2を切断するワイヤソー切断装置20と、ワイヤ22を煙突2の切断部に沿って配置する案内シーブ24およびワイヤ22を走行させる駆動機26を密閉しつつ、煙突2に密接配置する駆動部カバー30と、煙突2の外周面に沿って配置され、切断部を密閉する切断部カバーとを有する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物解体装置に係り、特に煙突などの柱状の構造物を輪切り状に切断して解体する用途に好適な構造物解体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴミ焼却場などで不要となった煙突は、その先端部から順に輪切りにし、クレーン等で吊り下ろして、地上で解体している。その具体的な手順は、まず図1に示す第2クレーン8により、煙突の切断部分の近傍に、ステージ足場10を設営する。そして、ステージ足場10の上に設置したワイヤソーなどの煙突切断手段(不図示)により、煙突2を切断する。その後、切断・分離した煙突4を第1クレーン6により吊り上げて、地上まで吊り下ろす。
【0003】
図7に、従来の構造物解体装置の説明図を示す。この構造物解体装置は、煙突切断手段としてワイヤソー切断装置120を、ステージ足場10の上に設置したものである。ワイヤソー切断装置120は、煙突の切断部に回し掛けたワイヤ122を走行させ、煙突2を切断するものである。そこで、切断部分に沿ってワイヤを配置するための案内シーブ124と、ワイヤを走行させるための駆動機126とが、ステージ足場10の上に設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ゴミ焼却場等の煙突の内面には、ゴミ焼却時に発生したダイオキシン等の有害物質が付着している場合がある。そしてこの有害物質が、煙突を切断する際に大気中に飛散するという問題がある。また、煙突の多くはコンクリート製であり、その内面には耐熱煉瓦が埋め込まれているので、切断時にコンクリートや煉瓦の粉塵が大気中に飛散するという問題がある。これにより、付近の環境が汚染され、また人体に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は上記問題点に着目し、構造物の切断時に粉塵の飛散を防止することが可能な、構造物解体装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る構造物解体装置は、構造物の切断部にワイヤを回し掛け、前記ワイヤを走行させて前記構造物を切断するワイヤソー切断装置と、前記ワイヤを前記切断部に沿って配置する案内シーブおよび前記ワイヤを走行させる駆動機を密閉しつつ、前記構造物に密接配置する駆動部カバーと、前記構造物の外周面に沿って配置され、前記切断部を密閉する切断部カバーと、を有する構成とした。これにより、構造物の切断時に発生した粉塵等は、駆動部カバーおよび切断部カバーの内部に閉じ込められる。したがって、構造物の切断時に、ワイヤソー切断装置および切断部から、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0006】
また、本発明に係る構造物解体装置は、筒状構造物を切断する切断装置と、空気の封入により膨張可能な外径の異なる複数のエアリングを、可撓性を有するベースシート上に同軸状に配置した上蓋と、膨張させた前記エアリングを筒状構造物の内側で支持して、前記上蓋を前記筒状構造物の上端部に固定配置する支持部材とを有し、前記筒状構造物の上端部を前記上蓋によって密閉可能とした構成とした。これにより、筒状構造物の内径が異なっても、その内径と同等の外径を有するエアリングを膨張させて、筒状構造物の上端部に固定配置することにより、あらゆる筒状構造物の上端部を密閉することができる。したがって、筒状構造物の切断時に、その筒状構造物の上端部から粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0007】
また、前記筒状構造物の内部の空気を吸引するポンプと、前記ポンプにより吸引された空気に含まれる粉塵を捕集するフィルタとを有する構成とした。これにより、筒状構造物の切断時に発生する粉塵は捕集され、筒状構造物の内部に残留しない。したがって、段取りの組み替え時などにも、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る構造物解体装置の好ましい実施の形態を、添付図面を用いて説明する。以下には、本発明に係る構造物解体装置の対象となる構造物として、煙突の場合を例にして説明するが、他の柱状の構造物に対しても同様に本発明を適用することができる。
【0009】
本実施形態に係る構造物解体装置は、図2に示すように、煙突2の切断部にワイヤ22を回し掛け、そのワイヤ22を走行させて煙突2を切断するワイヤソー切断装置20と、ワイヤ22を煙突2の切断部に沿って配置する案内シーブ24およびワイヤ22を走行させる駆動機26を密閉しつつ、煙突2に密接配置する駆動部カバー30と、煙突2の外周面に沿って配置され、切断部を密閉する切断部カバーとを有するものである。さらに、図4(2)に示すように、空気の封入により膨張可能な外径の異なる複数のエアリング42を、可撓性を有するベースシート41上に同軸状に配置してなる煙突の上蓋40と、膨張させたエアリング42を煙突2の内側で支持して、上蓋40を煙突2の上端部に固定配置する支持部材50とを有し、煙突2の上端部を上蓋40によって密閉可能としている。
【0010】
図1に、本実施形態に係る構造物解体装置の全体の側面図を示す。本実施形態では2機の油圧クレーンを使用する。第1クレーン6は、切断・分離した煙突4を吊り上げて、地上まで吊り下ろすために使用する。第2クレーン8は、その先端部に接続されたステージ足場10を、煙突2の切断部等に配置するために使用する。なおステージ足場10は、角度調整シリンダ9により、水平状態を維持できるように形成する。ところで、足場を煙突に固定して設営する場合には、強風により足場が倒壊しないように強固に固定する必要がある。この点、上述したようにクレーンでステージ足場を設営すれば、強風の場合には簡単にステージ足場を取り外して、作業を中断することができる。したがって、足場の設営コストを削減できるとともに、作業者の危険を回避することができる。また、煙突の劣化状況に対応して切断部を自在に変更することができるなど、切断作業の段取り替えを容易に行うことができる。
【0011】
図2にステージ足場の説明図を示す。なお、同図(1)は平面図であり、同図(2)は(1)のC−C線における側面断面図である。ステージ足場10は、例えば、第2クレーン8に接続された正面足場12と、正面足場12の左右両端部から煙突2の背面側に延びる側面足場14とで構成する。なお、各足場には手摺り18を設けて、作業員が落下するのを防止する。
【0012】
図2の正面足場12の上には、煙突切断手段としてワイヤソー切断装置20を設置する。ワイヤソー切断装置20は、切断部分に沿ってワイヤ22を走行させることにより煙突2を切断するものである。そのワイヤ22は、ダイヤモンド粒子等の超硬質ビーズを埋め込んだスチールワイヤ等で構成し、その直径は例えば8〜10mm程度とする。そして、切断部分に沿ってワイヤ22を配置するための案内シーブ24と、ワイヤ22を走行させるための駆動機26とを、正面足場12の上に設置する。この他に、ワイヤの有効長さを調整するアイドルプーリ(不図示)を設置してもよい。また、走行中のワイヤの潤滑および冷却のため、ワイヤに水を噴霧する給水手段(不図示)を設置してもよい。
【0013】
さらに、案内シーブ24および駆動機26を密閉しつつ煙突2に密接配置する駆動部カバー30を形成する。駆動部カバー30は、鋼板やプラスチック板等を箱状に組み合わせ、正面足場12上に設置された案内シーブ24および駆動機26を封入可能な大きさに形成する。なお、正面足場12に対向する底面と、煙突2に対向する側面は解放する。煙突2に対向する側面の周縁部には、煙突2の外周面形状に沿ったフランジ部32が設けられている。これにより、駆動部カバー30が煙突2に密接し、案内シーブ24および駆動機26の密閉性を向上させることができる。
【0014】
加えて、煙突2の切断部表面を密閉する切断部カバー34を形成する。図3に切断部カバーの説明図を示す。なお同図は、図2(1)のB−B線における側面断面図である。切断部カバー34は、ビニールシート等により形成する。なお、切断部におけるワイヤ22の状態を確認できるようにするため、切断部カバー34は透明な材料で形成するのが望ましい。一方、切断部の上下両側における切断部カバー34の表面には、ゴム等の弾性材料からなるバンド36を煙突全周に回し掛けて、切断部カバー34を固定する。これにより、切断部カバー34を簡単に着脱することができる。その際、切断部の周囲に空間35を形成しつつ、切断部カバー34を固定するのが望ましい。これにより、切断部カバー34とワイヤ22との干渉(ワイヤの巻き込み)を防止することができる。
【0015】
切断部カバー34は、図2に示すように、煙突2の外周面に沿って、煙突2とワイヤ22とが接触する部分に配置する。一方、上述した駆動部カバー30は、煙突2から離れて駆動部を循環走行するワイヤ22を、すべて内包できる大きさに形成する。具体的には、駆動部カバー30の内部に、切断部カバー34の周方向両端部を内包することができる大きさに形成する。これにより、駆動部カバー30と切断部カバーとを連続して配置することが可能となる。したがって、切断時に発生する粉塵を両カバーの内部に閉じ込めて、外部への飛散を防止することができる。
【0016】
一方、煙突の上端部を密閉する上蓋40を形成する。図4に上蓋40の説明図を示す。なお、同図(1)は斜視図であり、同図(2)は(1)のD−D線における側面断面図であり、同図(3)は(2)のE部における拡大図である。上蓋40は、外径の異なる複数のエアリング42を、ベースシート41上に同軸状に配置して構成する。ベースシート41は、可撓性を有するビニールシート等の材料で構成する。また、エアリング42も、可撓性および密閉性を有するビニールシート等の材料で構成する。そして、エアリング42は、給気口43からの空気の供給により膨張するように形成する。なお図4では、一例として3個のエアリング42a,42b,42cを形成している。これにより、煙突の内径と同等の外径を有するエアリングのみを膨張させて、煙突の上端部を密閉することができる。
【0017】
また、膨張させたエアリング42を煙突2の内側で支持して、上蓋40を煙突2の上端部に固定配置する支持部材50を形成する。支持部材50には、煙突2の上端部と係合する逆U字状の係合部51を形成する。また、係合部51の外側には、支持部材50を煙突2に固定する固定手段54を形成する。これにより、支持部材50を煙突2に対して着脱可能とすることができる。また、係合部51の内側端部を水平方向に張り出して、上蓋40の支持部52を形成する。さらに、支持部52の上方には、上蓋の脱落を防止する押さえ金具56を配置する。この押さえ金具56は、係合部51に対して着脱可能に形成する。なお、煙突2の周方向数カ所で上蓋40を支持すべく、複数個の支持部材50を形成する。
【0018】
次に、本実施形態に係る構造物解体装置を使用した構造物解体方法ついて、図5および図6を用いて具体的に説明する。なお、図5および図6は、図1のA部における拡大図である。
【0019】
まず、図5に示すように、煙突2にステージ足場10を設営する。具体的には、図2に示す第2クレーン8を操作し、各側面足場14の間に煙突2を挿入するように、ステージ足場10を配置する。
【0020】
次に、図5に示すように、煙突2の上端部を第1クレーン6に固定する。具体的には、まず煙突壁の貫通孔60を、煙突2の周方向2カ所に形成する。次に、形成した各貫通孔60と、吊り治具64の両端部に形成されたワイヤ通し孔との間に、それぞれ吊りワイヤ62を掛け渡す。さらに、吊り治具64のワイヤ通し孔と、第1クレーン6のフックとの間に、吊りワイヤ66を掛け渡す。これにより、吊り治具64を介して、煙突2が第1クレーン6に固定される。
【0021】
次に、煙突2の上端部に上蓋40を装着する。具体的には、図4に示すように、上蓋40に形成した複数のエアリング42のうち、切断すべき煙突2の内径と同等の外径を有するエアリングにつき、給気口43から空気を供給して膨張させる。次に、支持部材50を煙突2上端部の周方向4カ所程度に装着する。そして、各支持部材50の支持部52の上面に、膨張させたエアリング42を配置する。これにより、煙突2の内部が密閉される。
【0022】
次に、ステージ足場10の上に設けたワイヤソー切断装置で、煙突2を切断する。具体的には、図2に示すように、まず煙突2の切断部にワイヤ22を回し掛ける。その際、各案内シーブ24を煙突2に接近させるとともに、各案内シーブ24同士も相互に接近させて配置し、切断部における煙突2とワイヤ22との接触長さを確保する。次に、切断部における煙突2とワイヤ22との接触部分に切断部カバー34を装着して、煙突2の切断部を密閉する。さらに、各案内シーブ24および駆動部26を覆うように駆動部カバー30を配置して、ワイヤソー切断装置20全体を密閉する。
【0023】
煙突2を切断する際には、図5に示すようにまず煙突2の内部の空気を、フィルタ72を介してポンプ70により吸引する。なお、煙突2の上端部には上蓋40が装着されているので、煙突2の内部は負圧となる。次に、ワイヤソー切断装置20を運転し、ワイヤ22との摩擦により煙突2の表面を切削する。その際、煙突2を構成するコンクリート等の粉塵が発生するが、切断部カバー24および駆動部カバー26により、粉塵を内部に閉じ込めて外部への飛散を防止することができる。さらに煙突2の切削が進むと、切断部における煙突壁の一部に貫通孔が形成される。すると、煙突内部の負圧により粉塵が吸引され、ポンプ70に接続したフィルタ72に捕集される。
【0024】
その後、図6に示すように、切断・分離した煙突4を、第1クレーン6で吊り上げる。なお、上述したように、煙突の切断時に発生した粉塵はフィルタ72に捕集され、煙突の内部に残留していないので、粉塵が外部に飛散することはない。そして、切断・分離した煙突4の下端部に、鋼板等により形成した下蓋44を装着する。これにより、切断・分離した煙突4の運搬中に、コンクリートや煉瓦等の破片が落下するのを防止することができる。その後、切断・分離した煙突4を、第1クレーン6で地上まで吊り下ろし、地上で解体する。なお、上蓋40、下蓋44および支持部材50は回収して再利用する。以上の工程を煙突2の上端部から順に繰り返すことにより、煙突2の全体を切断・解体する。
【0025】
以上に詳述したように、本実施形態に係る構造物解体装置は、案内シーブおよび駆動機を密閉する駆動部カバーと、切断部を密閉する切断部カバーとを有する構成とした。これにより、煙突の切断時に発生した粉塵等は、駆動部カバーおよび切断部カバーの内部に閉じ込められる。したがって、煙突の切断時に、ワイヤソー切断装置および切断部から、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0026】
また、本実施形態に係る構造物解体装置は、外径の異なる複数の複数のエアリングを、ベースシート上に同軸状に配置してなる上蓋を有する構成とした。これにより、煙突の内径が異なっても、その内径と同等の外径を有するエアリングを膨張させて、煙突の上端部に固定配置することにより、あらゆる煙突の上端部を密閉することができる。したがって、煙突の切断時に、煙突の上端部から、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0027】
また、本実施形態に係る構造物解体装置は、煙突内部の空気を吸引するポンプと、ポンプにより吸引された空気に含まれる粉塵を捕集するフィルタとを有する構成とした。これにより、煙突の切断時に発生する粉塵は捕集され、煙突の内部に残留しない。したがって、段取りの組み替え時などにも、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0028】
【発明の効果】
構造物の切断部にワイヤを回し掛け、前記ワイヤを走行させて前記構造物を切断するワイヤソー切断装置と、前記ワイヤを前記切断部に沿って配置する案内シーブおよび前記ワイヤを走行させる駆動機を密閉しつつ、前記構造物に密接配置する駆動部カバーと、前記構造物の外周面に沿って配置され、前記切断部を密閉する切断部カバーとを有する構成としたので、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る構造物解体装置の全体の側面図である。
【図2】実施形態に係るステージ足場の説明図であり、(1)は平面図であり、(2)は(1)のC−C線における側面図である。
【図3】切断部カバーの説明図であり、図2(1)のB−B線における側面断面図である。
【図4】上蓋の説明図であり、(1)は斜視図であり、(2)は(1)のD−D線における側面断面図であり、(3)は(2)のE部における拡大図である。
【図5】実施形態に係る構造物解体方法の第1説明図である。
【図6】実施形態に係る構造物解体方法の第2説明図である。
【図7】従来技術に係る足場の説明図であり、(1)は平面図であり、(2)は(1)のF−F線における側面図である。
【符号の説明】
2………煙突、4………切断・分離した煙突、6………第1クレーン、8………第2クレーン、10………ステージ足場、12………正面足場、14………側面足場、18………手摺り、20………ワイヤソー切断装置、22………ワイヤ、24………案内シーブ、26………駆動機、30………駆動部カバー、32………フランジ部、34………切断部カバー、35………空間、36………バンド、40………上蓋、41………ベースシート、42,42a,42b,42c………エアリング、43………給気口、44………下蓋、50………支持部材、51………係合部、52………支持部、54………固定手段、56………押さえ金具、60………貫通孔、62………ワイヤ、64………吊り治具、66………ワイヤ、70………真空ポンプ、72………フィルタ、120………ワイヤソー切断装置、122………ワイヤ、124………案内シーブ、126………駆動機。
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物解体装置に係り、特に煙突などの柱状の構造物を輪切り状に切断して解体する用途に好適な構造物解体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴミ焼却場などで不要となった煙突は、その先端部から順に輪切りにし、クレーン等で吊り下ろして、地上で解体している。その具体的な手順は、まず図1に示す第2クレーン8により、煙突の切断部分の近傍に、ステージ足場10を設営する。そして、ステージ足場10の上に設置したワイヤソーなどの煙突切断手段(不図示)により、煙突2を切断する。その後、切断・分離した煙突4を第1クレーン6により吊り上げて、地上まで吊り下ろす。
【0003】
図7に、従来の構造物解体装置の説明図を示す。この構造物解体装置は、煙突切断手段としてワイヤソー切断装置120を、ステージ足場10の上に設置したものである。ワイヤソー切断装置120は、煙突の切断部に回し掛けたワイヤ122を走行させ、煙突2を切断するものである。そこで、切断部分に沿ってワイヤを配置するための案内シーブ124と、ワイヤを走行させるための駆動機126とが、ステージ足場10の上に設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ゴミ焼却場等の煙突の内面には、ゴミ焼却時に発生したダイオキシン等の有害物質が付着している場合がある。そしてこの有害物質が、煙突を切断する際に大気中に飛散するという問題がある。また、煙突の多くはコンクリート製であり、その内面には耐熱煉瓦が埋め込まれているので、切断時にコンクリートや煉瓦の粉塵が大気中に飛散するという問題がある。これにより、付近の環境が汚染され、また人体に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は上記問題点に着目し、構造物の切断時に粉塵の飛散を防止することが可能な、構造物解体装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る構造物解体装置は、構造物の切断部にワイヤを回し掛け、前記ワイヤを走行させて前記構造物を切断するワイヤソー切断装置と、前記ワイヤを前記切断部に沿って配置する案内シーブおよび前記ワイヤを走行させる駆動機を密閉しつつ、前記構造物に密接配置する駆動部カバーと、前記構造物の外周面に沿って配置され、前記切断部を密閉する切断部カバーと、を有する構成とした。これにより、構造物の切断時に発生した粉塵等は、駆動部カバーおよび切断部カバーの内部に閉じ込められる。したがって、構造物の切断時に、ワイヤソー切断装置および切断部から、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0006】
また、本発明に係る構造物解体装置は、筒状構造物を切断する切断装置と、空気の封入により膨張可能な外径の異なる複数のエアリングを、可撓性を有するベースシート上に同軸状に配置した上蓋と、膨張させた前記エアリングを筒状構造物の内側で支持して、前記上蓋を前記筒状構造物の上端部に固定配置する支持部材とを有し、前記筒状構造物の上端部を前記上蓋によって密閉可能とした構成とした。これにより、筒状構造物の内径が異なっても、その内径と同等の外径を有するエアリングを膨張させて、筒状構造物の上端部に固定配置することにより、あらゆる筒状構造物の上端部を密閉することができる。したがって、筒状構造物の切断時に、その筒状構造物の上端部から粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0007】
また、前記筒状構造物の内部の空気を吸引するポンプと、前記ポンプにより吸引された空気に含まれる粉塵を捕集するフィルタとを有する構成とした。これにより、筒状構造物の切断時に発生する粉塵は捕集され、筒状構造物の内部に残留しない。したがって、段取りの組み替え時などにも、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る構造物解体装置の好ましい実施の形態を、添付図面を用いて説明する。以下には、本発明に係る構造物解体装置の対象となる構造物として、煙突の場合を例にして説明するが、他の柱状の構造物に対しても同様に本発明を適用することができる。
【0009】
本実施形態に係る構造物解体装置は、図2に示すように、煙突2の切断部にワイヤ22を回し掛け、そのワイヤ22を走行させて煙突2を切断するワイヤソー切断装置20と、ワイヤ22を煙突2の切断部に沿って配置する案内シーブ24およびワイヤ22を走行させる駆動機26を密閉しつつ、煙突2に密接配置する駆動部カバー30と、煙突2の外周面に沿って配置され、切断部を密閉する切断部カバーとを有するものである。さらに、図4(2)に示すように、空気の封入により膨張可能な外径の異なる複数のエアリング42を、可撓性を有するベースシート41上に同軸状に配置してなる煙突の上蓋40と、膨張させたエアリング42を煙突2の内側で支持して、上蓋40を煙突2の上端部に固定配置する支持部材50とを有し、煙突2の上端部を上蓋40によって密閉可能としている。
【0010】
図1に、本実施形態に係る構造物解体装置の全体の側面図を示す。本実施形態では2機の油圧クレーンを使用する。第1クレーン6は、切断・分離した煙突4を吊り上げて、地上まで吊り下ろすために使用する。第2クレーン8は、その先端部に接続されたステージ足場10を、煙突2の切断部等に配置するために使用する。なおステージ足場10は、角度調整シリンダ9により、水平状態を維持できるように形成する。ところで、足場を煙突に固定して設営する場合には、強風により足場が倒壊しないように強固に固定する必要がある。この点、上述したようにクレーンでステージ足場を設営すれば、強風の場合には簡単にステージ足場を取り外して、作業を中断することができる。したがって、足場の設営コストを削減できるとともに、作業者の危険を回避することができる。また、煙突の劣化状況に対応して切断部を自在に変更することができるなど、切断作業の段取り替えを容易に行うことができる。
【0011】
図2にステージ足場の説明図を示す。なお、同図(1)は平面図であり、同図(2)は(1)のC−C線における側面断面図である。ステージ足場10は、例えば、第2クレーン8に接続された正面足場12と、正面足場12の左右両端部から煙突2の背面側に延びる側面足場14とで構成する。なお、各足場には手摺り18を設けて、作業員が落下するのを防止する。
【0012】
図2の正面足場12の上には、煙突切断手段としてワイヤソー切断装置20を設置する。ワイヤソー切断装置20は、切断部分に沿ってワイヤ22を走行させることにより煙突2を切断するものである。そのワイヤ22は、ダイヤモンド粒子等の超硬質ビーズを埋め込んだスチールワイヤ等で構成し、その直径は例えば8〜10mm程度とする。そして、切断部分に沿ってワイヤ22を配置するための案内シーブ24と、ワイヤ22を走行させるための駆動機26とを、正面足場12の上に設置する。この他に、ワイヤの有効長さを調整するアイドルプーリ(不図示)を設置してもよい。また、走行中のワイヤの潤滑および冷却のため、ワイヤに水を噴霧する給水手段(不図示)を設置してもよい。
【0013】
さらに、案内シーブ24および駆動機26を密閉しつつ煙突2に密接配置する駆動部カバー30を形成する。駆動部カバー30は、鋼板やプラスチック板等を箱状に組み合わせ、正面足場12上に設置された案内シーブ24および駆動機26を封入可能な大きさに形成する。なお、正面足場12に対向する底面と、煙突2に対向する側面は解放する。煙突2に対向する側面の周縁部には、煙突2の外周面形状に沿ったフランジ部32が設けられている。これにより、駆動部カバー30が煙突2に密接し、案内シーブ24および駆動機26の密閉性を向上させることができる。
【0014】
加えて、煙突2の切断部表面を密閉する切断部カバー34を形成する。図3に切断部カバーの説明図を示す。なお同図は、図2(1)のB−B線における側面断面図である。切断部カバー34は、ビニールシート等により形成する。なお、切断部におけるワイヤ22の状態を確認できるようにするため、切断部カバー34は透明な材料で形成するのが望ましい。一方、切断部の上下両側における切断部カバー34の表面には、ゴム等の弾性材料からなるバンド36を煙突全周に回し掛けて、切断部カバー34を固定する。これにより、切断部カバー34を簡単に着脱することができる。その際、切断部の周囲に空間35を形成しつつ、切断部カバー34を固定するのが望ましい。これにより、切断部カバー34とワイヤ22との干渉(ワイヤの巻き込み)を防止することができる。
【0015】
切断部カバー34は、図2に示すように、煙突2の外周面に沿って、煙突2とワイヤ22とが接触する部分に配置する。一方、上述した駆動部カバー30は、煙突2から離れて駆動部を循環走行するワイヤ22を、すべて内包できる大きさに形成する。具体的には、駆動部カバー30の内部に、切断部カバー34の周方向両端部を内包することができる大きさに形成する。これにより、駆動部カバー30と切断部カバーとを連続して配置することが可能となる。したがって、切断時に発生する粉塵を両カバーの内部に閉じ込めて、外部への飛散を防止することができる。
【0016】
一方、煙突の上端部を密閉する上蓋40を形成する。図4に上蓋40の説明図を示す。なお、同図(1)は斜視図であり、同図(2)は(1)のD−D線における側面断面図であり、同図(3)は(2)のE部における拡大図である。上蓋40は、外径の異なる複数のエアリング42を、ベースシート41上に同軸状に配置して構成する。ベースシート41は、可撓性を有するビニールシート等の材料で構成する。また、エアリング42も、可撓性および密閉性を有するビニールシート等の材料で構成する。そして、エアリング42は、給気口43からの空気の供給により膨張するように形成する。なお図4では、一例として3個のエアリング42a,42b,42cを形成している。これにより、煙突の内径と同等の外径を有するエアリングのみを膨張させて、煙突の上端部を密閉することができる。
【0017】
また、膨張させたエアリング42を煙突2の内側で支持して、上蓋40を煙突2の上端部に固定配置する支持部材50を形成する。支持部材50には、煙突2の上端部と係合する逆U字状の係合部51を形成する。また、係合部51の外側には、支持部材50を煙突2に固定する固定手段54を形成する。これにより、支持部材50を煙突2に対して着脱可能とすることができる。また、係合部51の内側端部を水平方向に張り出して、上蓋40の支持部52を形成する。さらに、支持部52の上方には、上蓋の脱落を防止する押さえ金具56を配置する。この押さえ金具56は、係合部51に対して着脱可能に形成する。なお、煙突2の周方向数カ所で上蓋40を支持すべく、複数個の支持部材50を形成する。
【0018】
次に、本実施形態に係る構造物解体装置を使用した構造物解体方法ついて、図5および図6を用いて具体的に説明する。なお、図5および図6は、図1のA部における拡大図である。
【0019】
まず、図5に示すように、煙突2にステージ足場10を設営する。具体的には、図2に示す第2クレーン8を操作し、各側面足場14の間に煙突2を挿入するように、ステージ足場10を配置する。
【0020】
次に、図5に示すように、煙突2の上端部を第1クレーン6に固定する。具体的には、まず煙突壁の貫通孔60を、煙突2の周方向2カ所に形成する。次に、形成した各貫通孔60と、吊り治具64の両端部に形成されたワイヤ通し孔との間に、それぞれ吊りワイヤ62を掛け渡す。さらに、吊り治具64のワイヤ通し孔と、第1クレーン6のフックとの間に、吊りワイヤ66を掛け渡す。これにより、吊り治具64を介して、煙突2が第1クレーン6に固定される。
【0021】
次に、煙突2の上端部に上蓋40を装着する。具体的には、図4に示すように、上蓋40に形成した複数のエアリング42のうち、切断すべき煙突2の内径と同等の外径を有するエアリングにつき、給気口43から空気を供給して膨張させる。次に、支持部材50を煙突2上端部の周方向4カ所程度に装着する。そして、各支持部材50の支持部52の上面に、膨張させたエアリング42を配置する。これにより、煙突2の内部が密閉される。
【0022】
次に、ステージ足場10の上に設けたワイヤソー切断装置で、煙突2を切断する。具体的には、図2に示すように、まず煙突2の切断部にワイヤ22を回し掛ける。その際、各案内シーブ24を煙突2に接近させるとともに、各案内シーブ24同士も相互に接近させて配置し、切断部における煙突2とワイヤ22との接触長さを確保する。次に、切断部における煙突2とワイヤ22との接触部分に切断部カバー34を装着して、煙突2の切断部を密閉する。さらに、各案内シーブ24および駆動部26を覆うように駆動部カバー30を配置して、ワイヤソー切断装置20全体を密閉する。
【0023】
煙突2を切断する際には、図5に示すようにまず煙突2の内部の空気を、フィルタ72を介してポンプ70により吸引する。なお、煙突2の上端部には上蓋40が装着されているので、煙突2の内部は負圧となる。次に、ワイヤソー切断装置20を運転し、ワイヤ22との摩擦により煙突2の表面を切削する。その際、煙突2を構成するコンクリート等の粉塵が発生するが、切断部カバー24および駆動部カバー26により、粉塵を内部に閉じ込めて外部への飛散を防止することができる。さらに煙突2の切削が進むと、切断部における煙突壁の一部に貫通孔が形成される。すると、煙突内部の負圧により粉塵が吸引され、ポンプ70に接続したフィルタ72に捕集される。
【0024】
その後、図6に示すように、切断・分離した煙突4を、第1クレーン6で吊り上げる。なお、上述したように、煙突の切断時に発生した粉塵はフィルタ72に捕集され、煙突の内部に残留していないので、粉塵が外部に飛散することはない。そして、切断・分離した煙突4の下端部に、鋼板等により形成した下蓋44を装着する。これにより、切断・分離した煙突4の運搬中に、コンクリートや煉瓦等の破片が落下するのを防止することができる。その後、切断・分離した煙突4を、第1クレーン6で地上まで吊り下ろし、地上で解体する。なお、上蓋40、下蓋44および支持部材50は回収して再利用する。以上の工程を煙突2の上端部から順に繰り返すことにより、煙突2の全体を切断・解体する。
【0025】
以上に詳述したように、本実施形態に係る構造物解体装置は、案内シーブおよび駆動機を密閉する駆動部カバーと、切断部を密閉する切断部カバーとを有する構成とした。これにより、煙突の切断時に発生した粉塵等は、駆動部カバーおよび切断部カバーの内部に閉じ込められる。したがって、煙突の切断時に、ワイヤソー切断装置および切断部から、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0026】
また、本実施形態に係る構造物解体装置は、外径の異なる複数の複数のエアリングを、ベースシート上に同軸状に配置してなる上蓋を有する構成とした。これにより、煙突の内径が異なっても、その内径と同等の外径を有するエアリングを膨張させて、煙突の上端部に固定配置することにより、あらゆる煙突の上端部を密閉することができる。したがって、煙突の切断時に、煙突の上端部から、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0027】
また、本実施形態に係る構造物解体装置は、煙突内部の空気を吸引するポンプと、ポンプにより吸引された空気に含まれる粉塵を捕集するフィルタとを有する構成とした。これにより、煙突の切断時に発生する粉塵は捕集され、煙突の内部に残留しない。したがって、段取りの組み替え時などにも、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【0028】
【発明の効果】
構造物の切断部にワイヤを回し掛け、前記ワイヤを走行させて前記構造物を切断するワイヤソー切断装置と、前記ワイヤを前記切断部に沿って配置する案内シーブおよび前記ワイヤを走行させる駆動機を密閉しつつ、前記構造物に密接配置する駆動部カバーと、前記構造物の外周面に沿って配置され、前記切断部を密閉する切断部カバーとを有する構成としたので、粉塵等が大気中に飛散するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る構造物解体装置の全体の側面図である。
【図2】実施形態に係るステージ足場の説明図であり、(1)は平面図であり、(2)は(1)のC−C線における側面図である。
【図3】切断部カバーの説明図であり、図2(1)のB−B線における側面断面図である。
【図4】上蓋の説明図であり、(1)は斜視図であり、(2)は(1)のD−D線における側面断面図であり、(3)は(2)のE部における拡大図である。
【図5】実施形態に係る構造物解体方法の第1説明図である。
【図6】実施形態に係る構造物解体方法の第2説明図である。
【図7】従来技術に係る足場の説明図であり、(1)は平面図であり、(2)は(1)のF−F線における側面図である。
【符号の説明】
2………煙突、4………切断・分離した煙突、6………第1クレーン、8………第2クレーン、10………ステージ足場、12………正面足場、14………側面足場、18………手摺り、20………ワイヤソー切断装置、22………ワイヤ、24………案内シーブ、26………駆動機、30………駆動部カバー、32………フランジ部、34………切断部カバー、35………空間、36………バンド、40………上蓋、41………ベースシート、42,42a,42b,42c………エアリング、43………給気口、44………下蓋、50………支持部材、51………係合部、52………支持部、54………固定手段、56………押さえ金具、60………貫通孔、62………ワイヤ、64………吊り治具、66………ワイヤ、70………真空ポンプ、72………フィルタ、120………ワイヤソー切断装置、122………ワイヤ、124………案内シーブ、126………駆動機。
Claims (3)
- 構造物の切断部にワイヤを回し掛け、前記ワイヤを走行させて前記構造物を切断するワイヤソー切断装置と、
前記ワイヤを前記切断部に沿って配置する案内シーブおよび前記ワイヤを走行させる駆動機を密閉しつつ、前記構造物に密接配置する駆動部カバーと、
前記構造物の外周面に沿って配置され、前記切断部を密閉する切断部カバーと、
を有することを特徴とする構造物解体装置。 - 筒状構造物を切断する切断装置と、
空気の封入により膨張可能な外径の異なる複数のエアリングを可撓性を有するベースシート上に同軸状に配置した上蓋と、
膨張させた前記エアリングを前記筒状構造物の内側で支持して、前記上蓋を前記筒状構造物の上端部に固定配置する支持部材とを有し、
前記筒状構造物の上端部を前記上蓋によって密閉可能としたことを特徴とする構造物解体装置。 - 前記筒状構造物の内部の空気を吸引するポンプと、
前記ポンプにより吸引された空気に含まれる粉塵を捕集するフィルタと、
を有することを特徴とする請求項2に記載の構造物解体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002200219A JP2004044135A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 構造物解体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002200219A JP2004044135A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 構造物解体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004044135A true JP2004044135A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31707142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002200219A Pending JP2004044135A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 構造物解体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004044135A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008303540A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Shimizu Corp | 煙突解体方法及び集塵ハット並びに煙突ブロック片処理ヤード |
JP2018066227A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 宮地エンジニアリング株式会社 | 高所コンクリート構造物の解体方法、及び壁高欄コンクリートの解体方法 |
-
2002
- 2002-07-09 JP JP2002200219A patent/JP2004044135A/ja active Pending
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JP2018066227A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 宮地エンジニアリング株式会社 | 高所コンクリート構造物の解体方法、及び壁高欄コンクリートの解体方法 |
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