JP2004043462A - 精製方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物中の7−ADCAの減少による、ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物中のビニル−ACAの精製方法に関する。
【0002】
式
【0003】
【化13】
のビニル−ACAは、高活性の経口用抗生物質例えば式
【0004】
【化14】
のセフィキシムおよびセフジニルの生成の際の中間体として用いられ得る。
【0005】
ビニル−ACAは、例えば、対応するセファロスポリン−3−イリド(環系に結合されたアミン基およびカルボン酸基は、保護されていてもよい。)とホルムアルデヒドとのウィッチヒ反応により生成され得る(例えば、「ジャーナル・オヴ・アンチバイオチックス(Journal of Antibiotics),Vol.38,No.12,1739以下」またはEP−0,503,453またはEP−0,597,429参照。)。我々は、かかるビニル−ACAが例えば7−ADCAにより汚染され得るということを見出した。このことは、ホスフィンアルキレン(イリド)または第4級ホスホニウム化合物が加水分解して対応するアルカンおよびホスフィンオキシドを形成し得る(例えば、「ホーベン・ワイル,メトデン・デア・オルガニッシェン・ヒェミク( Methoden der organischen Chemic),ホスホアフェアビンドゥンゲン(Phosphorverbindungen)I,第12/1巻,特に第108頁および第119頁」参照。)という事実と一致する。我々は従って、ウィッチヒ反応により式Iの化合物を生成させるとき、副生成物として式
【0006】
【化15】
の7−ADCAまたはその保護された誘導体が形成され得るということを見出した。更に、セファロスポリンCの発酵的生成および7−ACAへの引き続く転化により7−ACAが生成される場合、かくして形成された7−ACAは7−ADCAを含有し得、何故なら7−ADCA類似セファロスポリンが発酵中に形成されまたはセファロスポリンCに完全には代謝されないからである。かくして、例えば7−ACA用出発物質として用いられる7−ACAは、しばしば、例えば1%より多い望ましくない7−ADCA含有率を有し得る。
【0007】
式Iの中間体が用いられ得る活性セファロスポリン例えばセフィキシムおよびセフジニルの生成の際に、式Iのビニル−ACA中の7−ADCA含有率はできる限り低くあるべきであり、何故なら式Iの化合物の適切な更なる置換時に7−ADCAがビニル−ACAと同じように反応し得、しかしてこのことは分離するのが困難な類似に置換された7−ADCA化合物による所望の活性ビニル−ACA化合物例えばセフィキシムまたはセフジニルの汚染をもたらすことになるからである。
【0008】
本発明によれば、ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物中のビニル−ACAは、例えば0.1%未満ないし0.6%のような0.1%未満ないし0.8%例えば0.3%ないし0.8%への7−ADCA含有の減少により経済的やり方で精製され得る。このことは注目すべきであり、何故なら7−ADCAおよびビニル−ACAは化学的に非常に類似した化合物であるからである。
【0009】
一つの側面において、本発明は、式IIの7−ADCAおよび式Iのビニル−ACAの混合物中の7−ADCAの減少方法を提供し、しかして該減少方法は、好ましくは、
a)式Iの化合物および式IIの化合物の塩の混合物が結晶化に付され、結晶化された塩が単離されそして式Iの化合物に転化されて式Iおよび式IIの化合物の混合物よりも少ない式IIの化合物を含有するようにする、あるいは
b)式Iの化合物および式IIの化合物の混合物がクロマトグラフィーに付される
からなる。
【0010】
該塩は、例えば、式Iおよび式IIの化合物中のカルボン酸基のカチオン塩およびカルボン酸基のアミン塩を含む。
【0011】
更なる側面において、本発明は、上記に記載された方法であって、式Iの化合物および式IIの化合物の塩の混合物が式
【0012】
【化16】
〔ここで、X+はカチオンまたは式
【0013】
【化17】
(ここで、R1、R2およびR3は同じまたは異なりそして互いに独立して水素、アルキル、アリール、アラルキルまたはシクロアルキルを表し,あるいはR1およびR2は窒素原子と一緒になって複素環を形成し、そしてR3上記に定義された通りである。)
の化合物を表す。〕
の化合物の混合物である上記方法を提供する。
【0014】
該カチオンは、アルカリ系列のカチオン例えばLi+、K+、Na+を含む。
【0015】
好ましくは、R1は水素を表し、そしてR2およびR3は互いに独立してアルキルまたはアラルキルを表す。R1およびR2は窒素原子と一緒になって、例えば1〜3個のヘテロ原子を有する複素環好ましくは5員または6員複素環を表し得る。
【0016】
ここにおいて別段定められていない場合、いずれの炭素含有基も、10個までの炭素原子を含有する。アルキルは、直鎖状または分枝状の、C1〜8アルキルのようなC1〜22アルキル好ましくはC1〜12アルキルを含む。アリールは、未置換アリールまたは置換アリール好ましくはフェニルまたは一置換もしくは多置換フェニルを含む。アラルキルは、未置換アラルキルまたは置換アラルキル例えばベンジルを含む。シクロアルキルは、C3〜6シクロアルキルのようなC3〜8シクロアルキルを含む。複素環は、未置換複素環または置換複素環例えば5員または6員複素環を含む。複素環は、1個または数個のヘテロ原子例えばN、S、Oを含有し得る。いずれのアリール基、いずれのアラルキル基およびいずれの複素環の置換基も、相当する反応条件下で不活性である置換基例えばアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、ニトロ、随意に保護されたアミン基、随意に保護されたヒドロキシを含む。
【0017】
方法の変型a)は、次のように行われ得る。
【0018】
式Iおよび式IIの化合物の混合物の塩は、例えば、塩形成剤を溶媒中の7−ADCAおよびビニル−ACAの混合物に添加することにより生成され得る。塩形成剤は、例えば、塩基を含む。塩基は、例えば、無機塩基例えば水酸化物例えばアルカリ水酸化物,および炭酸塩、炭酸水素塩のような無機塩例えばアルカリ塩および有機塩例えばカルボン酸の塩例えば酢酸または2−エチルヘキサン酸の例えばアルカリ塩のような、カチオン源を有する塩,および有機塩基例えば窒素塩基例えばアンモニアまたはアミン例えば式
【0019】
【化18】
〔ここで、R1、R2およびR3は上記に定義された通りである。〕
のアミンを含む。
【0020】
更なる側面において、本発明は、上記に記載された方法であって、式Iの化合物および式IIの化合物の塩の混合物が、溶媒中の請求の範囲第1項に定義された通りの式Iの化合物および請求の範囲第1項に定義された通りの式IIの化合物の混合物への塩形成剤の添加により生成される上記方法、好ましくは、該塩形成剤が無機塩基、無機塩、有機塩または窒素塩基であり,好ましくは該無機塩基が水酸化物であり,該無機塩が無機アルカリ塩であり,該有機塩がカルボン酸のアルカリ塩であり,および該窒素塩基が式
【0021】
【化19】
〔ここで、R1、R2およびR3は上記に定義された通りである。〕
の化合物である方法を提供する。
【0022】
溶媒は、非プロトン性溶媒およびプロトン性溶媒例えばN,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド,アセトンのようなケトン,メタノール、エタノールまたは異性体のプロパノールもしくはブタノールの一つ例えばイソプロパノールのようなアルコール,アセトニトリルのようなニトリル,エーテルまたは塩素化炭化水素,水,並びに溶媒の混合物を含む。
【0023】
一つの側面において、ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物は、塩形成剤の存在下で水中にまたは水性有機溶媒(例えば、水およびケトンの混合物,および水およびエタノールまたはイソプロパノールのようなアルコールの混合物)中に溶解され得る。そのpHは、特に窒素塩基のような有機塩基が塩形成剤として用いられる場合、例えば、酢酸塩のような、例えばLi、Na、またはK源を有する塩基の添加により適切に調整され得る。反溶媒(anti−solvent)、例えばアセトニトリルのようなニトリル,メタノール、エタノールまたは異性体のプロパノールもしくはブタノールの一つのようなアルコール,ジエチルエーテル、テトラヒドロフランまたはtert−ブチルメチルエーテルのようなエーテル,アセトンのようなケトン,エチルアセテートまたは酢酸イソプロピルエステルのようなエステル,あるいは反溶媒の混合物が、添加され得る。ビニル−ACAの塩、または7−ADCA含有率が塩の生成のために用いられた混合物より小さいビニル−ACAおよび7−ADCAの塩の混合物が、結晶化し得る。
【0024】
別の側面において、ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物は、アミド、ケトン、アルコール、ニトリル、エーテル、塩素化炭化水素のような特に水を含まない有機溶媒、並びに水を含まない有機溶媒の混合物中に懸濁され得る。好ましい溶媒は、メタノールとケトンまたは高級アルコールとの混合物を含む。窒素塩基例えば式VIのもの、および上記に定められたような反溶媒が添加され得る。
【0025】
驚くべきことに、不所望な7−ADCAの塩はビニル−ACAの所望の塩よりも可溶であり得、そしてビニル−ACAの塩、または7−ADCAの含有率が塩の生成のために用いられた混合物より小さいビニル−ACAおよび7−ADCAの塩の混合物が沈殿される。この沈殿物の単離(慣用のように行われ得る。)により、式IIIの化合物および式IVの化合物の分離が遂行され得る。
【0026】
必要なら、方法の変型a)が、方法の変型a)に従って得られた生成物を用いて繰り返され、式IIの不所望な化合物の更なる減少がもたらされる。7−ADCAの更なる減少の遂行について、得られたビニル−ACAおよび7−ADCAの塩の混合物は、結晶化が行われた溶媒系中に再懸濁され得、そして溶解度積が例えば溶媒または反溶媒の適切な添加により調整され得る。
【0027】
結晶形態の式IIIの化合物は新規である。
【0028】
別の側面において、本発明は、結晶形態の式
【0029】
【化20】
〔ここで、X+は上記に定義された通りである。〕
の化合物を提供する。
【0030】
別の側面において、本発明は、
− 結晶形態の、7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸(cephalosporanic aid)のジシクロヘキシルアンモニウム塩、
− 結晶形態の、7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸のtert−オクチルアンモニウム塩、
− 結晶形態の、7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸のN−ベンジル−tert−ブチルアンモニウム塩、
− 結晶形態の、7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸の2−エチル−1−ヘキシルアンモニウム塩、
− 結晶形態の、7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸のカリウム塩
を提供する。
【0031】
ビニル−ACAの塩、またはビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物の塩は、慣用のように単離されそして例えば、塩酸、硫酸のような無機酸好ましくは硫酸または有機カルボン酸のような有機酸のような酸での処理により式Iおよび式IIの遊離化合物に転化され得る。
【0032】
本発明による方法の変型b)は、次のように行われ得る。
【0033】
クロマトグラフィーは、好ましくは、吸着クロマトグラフィーであり得る。
【0034】
ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物が、例えば塩基例えばアンモニアの存在下で、例えば水中に溶解され得る。この溶液が吸着剤を用いるクロマトグラフィーに付される。吸着剤は、例えばノリット(Norit)CG−1またはセカーボン(Cecarbon)GAC40、のような活性炭,あるいはスチレン−ジビニルベンゼン共重合物のような吸着剤樹脂例えばミツビシ・カセイ・コーポレーション社のダイアニオン(Dianion)HP20(CASNo.55353−13−4)、ダイアニオン(Dianion)HP21(CASNo.92529−04−9)もしくはダイアニオン(Dianion)SP207(CASNo.98225−81−1)、ローム・アンド・ハース社のアンバーライト(Amberlite)XAD1180(CASNo.97396−56−0)、アンバーライト(Amberlite)XAD1600(CASNo.153796−66−8)もしくはアンバーライト(Amberlite)XAD16(CASNo.102419−63−8)またはトーソーハース社のアンバークロム(Amberchrom)CG161(CASNo.131688−63−6)を含み、好ましくはCG161およびXAD−1600である。溶離は、水でもって行われ得る。最も早く溶離する化合物は、一般に、7−ADCAであり得る。かくして、式IIの化合物、式Iおよび式IIの化合物の混合物および式Iの純粋な化合物の画分が得られ得る。式Iの化合物の単離は、本発明により得られた式Iの化合物を含有する画分のpHを、例えば慣用のように例えば無機酸のような酸例えば塩酸の添加により、式Iの化合物のおおよその等電点に調整することにより行われ得る。式Iの化合物は、結晶化し得る。
【0035】
方法の変型b)は、行うのが非常に簡単である。溶離は、純粋に水性の媒質(有機溶媒が全く用いられない)でもって遂行され得る。必要とされる装置は単純である。我々は、クロマトグラフィー精製中クラジエントによる溶離も段階的溶離もおよびpH変化も必要でないということを見出した。
【0036】
方法の変型a)は、ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物中の7−ADCAの更に一層有効な減少のために方法の変型b)と組み合わせられ得る。
【0037】
別の側面において、本発明は、高活性セファロスポリン例えばセフィキシムおよびセフジニルの生成の際の、式
【0038】
【化21】
〔ここで、X+は上記に定義された通りである。〕
の化合物の使用または式IIの7−ADCAおよび式Iのビニル−ACAの混合物中の7−ADCAの減少方法の使用を提供する。
【0039】
本発明の方法a)およびb)は、行うのが非常に簡単でかつ工業的規模での使用に適合する非常に経済的な、ビニル−ACAと7−ADCAとの混合物から7−ADCAを分離する方法を成す。
【0040】
別の側面において、本発明は、式(I):
【0041】
【化22】
のビニル−ACAと式(II):
【0042】
【化23】
の7−ADCAとの混合物中の7−ADCAの減少方法において、
a)ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物を式
【0043】
【化24】
【0044】
【化25】
(ここで、R1’、R2’およびR3’は同じまたは異なりそして互いに独立して水素、(C1〜8)アルキル、任意に置換されたベンジルもしくはフェニルまたは(C4〜8)シクロアルキルを表し、あるいはR1’およびR2’は窒素と一緒になって5員または6員複素環を形成ししかも該複素環は任意に更なる1個または2個のヘテロ原子を含有し、そしてR3’上記に定義された通りである。)
のカチオンである。〕
の塩に、ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物とリチウム、ナトリウムもしくはカリウム塩基とのまたは式
【0045】
【化26】
〔ここで、R1’、R2’およびR3’は上記に定義された通りである。〕
のアミンとの反応により転化し、しかも
α)該反応を式IIIおよび式IVの塩が異なる溶解度を有する溶媒または溶媒混合物中で行い、または
β)式IIIおよび式IVの化合物の塩を溶媒または溶媒混合物中に懸濁させそして溶解度積を調整し、
そして式IIIの化合物を単離した後、これを酸を用いて式Iの化合物に転化して7−ADCAを含まないようにまたは低減された7−ADCA含有率を有するようにする、あるいは
b)ビニル−ACAと7−ADCAとの混合物の溶液をクロマトグラフィーにかける
ことを特徴とする上記方法を提供する。
【0046】
次の例において、温度はすべて摂氏度にて与えられている。
【0047】
次の略語が用いられる。
ビニル−ACA: 式Iの化合物
7−ADCA: 式IIの化合物
GC: ガスクロマトグラフィー
KF: カールフィッシャー
HPLC: 高性能液体クロマトグラフィー
【0048】
実施例1: ジシクロヘキシルアンモニウム塩を経るビニル−ACAの精製
【0049】
1a) ビニル−ACAのジシクロヘキシルアンモニウム塩
1.1%の7−ADCA(HPLC)を含有する12.7gのビニル−ACAを、56.5mlのアセトンおよび3.75mlの水の混合物中に懸濁させる。12mlのジシクロヘキシルアミンを、一度に添加する。この混合物を、約5分間撹拌する。溶液が得られ、撹拌を停止し、そしてこの溶液を約15分間放置する。結晶化が始まる。結晶物をかきまぜる。115mlのアセトンを、約30分以内に滴下添加する。この反応混合物を−10°にて2時間撹拌し、結晶沈殿物を単離し、アセトンで洗浄しそして乾燥する。
【0050】
19.3gの、ビニル−ACAのジシクロヘキシルアンモニウム塩が、結晶形態にて得られる。
【0051】
分析:
ビニル−ACA 48.4%(HPLC)
7−ADCA 0.3%(HPLC)
ジシクロヘキシルアミン 37.7%(GC)
アセトン 10.2%(GC)
H2O 3.7%(KF)
1H−NMR(D2O,トリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム塩−d4):6.71(dd,J=11および18,C=CH)、5.40(d,J=18,C=CH2)、5.22(d,J=11,C=CH2)、5.07(d,J=5,H7)、4.75(d,J=5,H6)、3.70(d,J=17,H2)、3.56(d,J=17,H2)、3.12〜3.70(m)、2.00(br)、1.79(br)、1.65(m)、1.00〜1.34(m)。
【0052】
1b) ビニル−ACAのジシクロヘキシルアンモニウム塩
0.5%の7−ADCAを含有する2.26gのビニル−ACAを、11.3mlのアセトンおよび1mlの水の混合物中に懸濁させる。2.4mlのジシクロヘキシルアミンを撹拌下で添加し、しかして溶液が得られる。結晶化が始まり、撹拌を停止し、そして生じた懸濁液を10分間放置する。結晶物をかきまぜ、そして22.6mlのアセトンを、約10分以内で滴下添加する。この懸濁液を室温にて30分間撹拌し、沈殿物を濾別し、アセトンで洗浄しそして乾燥する。
【0053】
3.0gの、ビニル−ACAのジシクロヘキシルアンモニウム塩が、結晶形態にて得られる。
【0054】
分析:
ビニル−ACA 52.4%(HPLC)
7−ADCA 0.2%(HPLC)
ジシクロヘキシルアミン 39.6%(GC)
アセトン 3.6%(GC)
H2O 0.7%(KF)
【0055】
1c) ビニル−ACAのジシクロヘキシルアンモニウム塩を経てのビニル−ACA
実施例1a)に記載されたようにして得られた8.15gの、ビニル−ACAのジシクロヘキシルアンモニウム塩を、室温にて160mlの水中に溶解する。この溶液を、0.8gの活性炭と共に10分間撹拌する。活性炭を濾別し、そして濾過器を25mlの水で洗浄する。濾液を、室温にて約15分以内で10N−H2SO4でもってpH3.4に調整する。沈殿が起こる。この懸濁液を氷で冷却しながら1時間撹拌し、沈殿物を吸引濾過器を通じて単離し、3×10mlの水および3×10mlのアセトンで洗浄しそして乾燥する。
【0056】
0.5%の7−ADCAを含有する3.9gのビニル−ACAが得られる。
【0057】
実施例2: ビニル−ACAのtert−オクチルアンモニウム塩を経るビニル−ACAの精製
【0058】
2a) ビニル−ACAのtert−オクチルアンモニウム塩
1.1%の7−ADCAを含有する12.7gのビニル−ACAを、56.5mlのアセトンおよび56.5mlの水の混合物中に懸濁させる。10mlのtert−オクチルアミンを、一度に添加する。溶液が約5分以内に得られる。226mlのアセトンを添加する。撹拌を停止する。結晶化が起こる。約15分後、結晶物をかきまぜ、そして400mlのアセトンを約30分以内で滴下添加する。この懸濁液を氷で冷却しながら2時間撹拌し、沈殿物を単離し、50mlのアセトンで洗浄しそして乾燥する。
【0059】
18.9gの、ビニル−ACAのtert−オクチルアンモニウム塩が、結晶形態にて得られる。
【0060】
分析:
ビニル−ACA 56.8%(HPLC)
7−ADCA 0.5%(HPLC)
tert−オクチルアミン 30.6%(GC)
アセトン 8.4%(GC)
H2O 3.3%(GC)
1H−NMR(メタノール−d4,D2O): 6.91(dd,J=11および18,C=CH)、5.31(d,J=18,C=CH2)、5.11(d,J=11,C=CH2)、5.01(d,J=5,br,H7)、4.67(d,J=5,br,H6)、3.65(d,J=17,H2)、3.52(d,J=17,H2)、1.66(s,CH2)、1.43(s,CH3)、1.05(s,CH3)。
【0061】
2b) ビニル−ACAのtert−オクチルアンモニウム塩
0.8%の7−ADCAを含有する2.26gのビニル−ACAを、11.3mlのアセトンおよび11.3mlの水の混合物中に懸濁させる。2mlのtert−オクチルアミンを添加し、しかして溶液が得られる。22.6mlのアセトンを一度に添加し、そしてこの混合物を10分間放置する。結晶化が起こる。結晶物をかきまぜ、そして更に22.6mlのアセトンと混合する。この懸濁液を室温にて更に約30分間撹拌し、沈殿物を単離しそして各回10mlのアセトンで2回洗浄する。この生成物を乾燥する。
【0062】
3.0gの、ビニル−ACAのtert−オクチルアンモニウム塩が、結晶形態にて得られる。
【0063】
分析:
ビニル−ACA 57.1%(HPLC)
7−ADCA 0.3%(HPLC)
tert−オクチルアミン 31.0%(GC)
アセトン 5.8%(GC)
H2O 2.1%(KF)
【0064】
2c) ビニル−ACAのtert−オクチルアンモニウム塩を経てのビニル−ACA
【0065】
実施例2a)に記載されたようにして得られた7.11gの、ビニル−ACAのtert−オクチルアンモニウム塩を35°にて280mlの水中に溶解し、そして0.7gの活性炭と共に10分間撹拌する。活性炭を濾別し、そして濾過器を25mlの水で洗浄する。濾液を氷水でもって5°に冷却し、そして15分以内で10N−H2SO4でもって3.4のpHに調整する。生じた懸濁液を氷で冷却しながら約30分間撹拌し、沈殿物を単離し、3×10mlの水および3×10mlのアセトンで洗浄しそして乾燥する。
【0066】
0.8%の7−ADCAを含有する4.0gのビニル−ACAが得られる。
【0067】
実施例3: ビニル−ACAのカリウム塩を経るビニル−ACAの精製
【0068】
3a) ビニル−ACAのカリウム塩
1.0%の7−ADCA(HPLC)を含有する10gのビニル−ACAを40mlの95%エタノールおよび5mlの水の混合物中に懸濁させ、そしてこの懸濁液を氷水で冷却する。8.0mlのトリエチルアミンを撹拌しながら滴下添加し、生じた溶液を濾過し、そして濾液を15mlのエタノール中の10gの酢酸カリウムの溶液と混合する。結晶化が起こる。結晶物をかきまぜ、そして氷で冷却しながら15分間撹拌する。沈殿物を濾過により単離し、エタノールで洗浄し、そして乾燥する。
【0069】
6.7gの、ビニル−ACAのカリウム塩が、結晶形態にて得られる。
【0070】
分析:
ビニル−ACA 78.7%(HPLC)
7−ADCA 0.4%(HPLC)
EtOH 0.7%(GC)
H2O 1.8%(KF)
【0071】
3b) ビニル−ACAのカリウム塩
実施例3a)に従って得られた0.4%の7−ADCAのカリウム塩を含有する3gの、ビニル−ACAのカリウム塩を、50mlの水中に溶解する。0.3gの活性炭を添加し、そしてこの混合物を室温にて約10分間撹拌する。活性炭を濾別し、そして濾過器を10mlの水で洗浄する。濾液を5°に冷却する。そのpHを、約15分以内で10N−H2SO4でもって3.4に調整する。氷で冷却しながら1時間撹拌した後、沈殿物を単離し、3×10mlの水および3×10mlのアセトンで洗浄しそして乾燥する。
【0072】
0.3%の7−ADCAのカリウム塩を含有する2.38gの、ビニル−ACAのカリウム塩が結晶形態で得られる。
実施例4: ビニル−ACAのN−ベンジル−tert−ブチルアンモニウム塩を経るビニル−ACAの精製
【0073】
4a) ビニル−ACAのN−ベンジル−tert−ブチルアンモニウム塩
1.0%の7−ADCAを含有する5.13gのビニル−ACAを、22.6mlのアセトンおよび6mlの水の混合物中に懸濁させる。5mlのN−ベンジル−tert−ブチルアミンを、一度に添加する。溶液が短時間得られ、そして結晶化が起こる。この結晶懸濁液を15分間放置し、結晶物をかきまぜ、そして200mlのアセトンを約30分以内で滴下添加する。この懸濁液を氷で冷却しながら更に約105分間撹拌し、沈殿物を単離し、アセトンで洗浄しそして乾燥する。3.2gの、ビニル−ACAのN−ベンジル−tert−ブチルアンモニウム塩が、結晶形態にて得られる。
【0074】
分析:
ビニル−ACA 51.3%(HPLC)
7−ADCA 0.2%(HPLC)
N−ベンジル−tert−ブチルアミン 40.4%(GC)
アセトン 7.0%(GC)
H2O 2.0%(KF)
1H−NMR(D2O,トリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム塩−d4):6.70(dd,J=11および18,C=CH)、5.37(d,J=18,C=CH2)、5.20(d,J=11,C=CH2)、5.02(d,J=5,H7)、4.69(d,J=5,H6)、3.67(d,J=17,H2)、3.53(d,J=17,H2)、7.6(m,ArH)、4.19(s,CH2)、1.42(s,CH3)。
【0075】
4b) ビニル−ACAのN−ベンジル−tert−ブチルアンモニウム塩を経てのビニル−ACA
【0076】
実施例4a)に記載されたようにして得られた2gの、ビニル−ACAのN−ベンジル−tert−ブチルアンモニウム塩を30mlの水中に溶解し、そしてこの溶液を0.2gの活性炭と共に室温にて10分間撹拌する。活性炭を濾別し、そして濾過器を10mlの水で洗浄する。濾液を5°に冷却する。そのpHを、約15分以内で10N−H2SO4でもって3.4に調整する。この懸濁液を氷で冷却しながら更に2時間撹拌し、沈殿物を単離し、水およびアセトンで洗浄しそして乾燥する。0.3%(HPLC)の7−ADCAを含有する1.03gのビニル−ACAが得られる。
【0077】
実施例5: ビニル−ACAの2−エチル−1−ヘキシルアンモニウム塩を経るビニル−ACAの精製
【0078】
5a) ビニル−ACAの2−エチル−1−ヘキシルアンモニウム塩
1.0%の7−ADCAを含有する5.13gのビニル−ACAを22.6mlのアセトンおよび4mlの水の混合物中に懸濁させ、そして4.7mlの2−エチル−1−ヘキシルアミンを一度に添加する。溶液が約5分以内に得られる。200mlのアセトンを、撹拌しながら滴下添加する。生じた懸濁液を、−10°にて17時間ゆっくり撹拌する。沈殿物を単離し、−10°に冷却されたアセトンで洗浄し、そして乾燥する。
【0079】
4.4gの、ビニル−ACAの2−エチル−1−ヘキシルアンモニウム塩が、結晶形態にて得られる。
【0080】
分析:
ビニル−ACA 55.9%(HPLC)
7−ADCA 0.3%(HPLC)
2−エチル−1−ヘキシルアミン 31.8%(GC)
アセトン 11.1%(GC)
H2O 0.6%(KF)
1H−NMR(D2O,トリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム塩−d4):6.72(dd,J=11および18,C=CH)、5.39(d,J=18,C=CH2)、5.22(d,J=11,C=CH2)、5.05(d,J=5,H7)、4.72(d,J=5,H6)、3.70(d,J=17,H2)、3.56(d,J=17,H2)、2.91(d,J=6,CH2N)、1.60〜1.70(m,CH)、1.20〜1.40(m,CH2)、0.85(2×t,J=7,CH3)。
【0081】
5b) ビニル−ACAの2−エチル−1−ヘキシルアンモニウム塩を経てのビニル−ACA
【0082】
実施例5a)に記載されたようにして得られた2.5gの、ビニル−ACAの2−エチル−1−ヘキシルアンモニウム塩を40mlの水中に溶解し、そして0.25gの活性炭と共に室温にて10分間撹拌する。活性炭を濾別し、そして濾過器を10mlの水で洗浄する。濾液を5°に冷却する。そのpHを、約10分以内で10N−H2SO4でもって3.4に調整する。生じた懸濁液を氷で冷却しながら2時間撹拌する。沈殿物を単離し、水およびアセトンで洗浄し、そして乾燥する。
【0083】
0.4%の7−ADCAを含有する1.41gのビニル−ACAが得られる。
【0084】
実施例6: クロマトグラフィーによるビニル−ACAの精製
1.0%の7−ADCAを含有する10gのビニル−ACAを40mlの水中に、水性アンモニアを添加して8.5のpHにすることにより溶解させる。この溶液を、300mlのHP−20樹脂で充填されたカラム中に入れる。水での溶離を行い、そして溶出液を25mlの画分にて集める。<1.0のHPLC面積%の7−ADCAを有する画分を一緒にし、そして濃塩酸を添加してpH3.5にすることによりビニル−ACAを沈殿させる。この沈殿物を濾別し、水およびアセトンで洗浄し、そして乾燥する。該樹脂は、80%メタノールで洗浄することにより精製されそして水でもって再び状態調整される。
【0085】
0.1%(HPLC)の7−ADCAを含有する6.2gのビニル−ACAが得られる。
【0086】
実施例7: クロマトグラフィーによるビニル−ACAの精製
実施例6に従って画分にて得られた1.0%の7−ADCAを含有する10gのビニル−ACAを、水性アンモニアを添加して8.5のpHにすることにより溶解させる。この溶液を350mlのXAD−1600樹脂で充填されたカラム中に入れ、そして水で溶離させる。1:1のビニル−ACA/7−ADCAのHPLC分配比にて、1番目の画分を取り出しそして捨てる。約1.0のHPLC面積%の溶出液中の7−ADCA含有率にて、2番目を画分を分離し、そしてビニル−ACA/7−ADCA出発混合物を溶解するための後続の試行において用いる。最後の画分を、濃塩酸でもって3.5のpHまで酸性にする。得られた結晶を濾別し、水およびアセトンで洗浄し、そして乾燥する。該樹脂は、80%メタノールで洗浄することにより精製されそして水でもって再び状態調整される。
【0087】
0.2%(HPLC)の7−ADCAを含有する7.6gのビニル−ACAが得られる。
Claims (10)
- a)式Iの化合物および式IIの化合物の塩の混合物を結晶化に付し、結晶化された塩を単離しそして式Iの化合物に転化して式Iおよび式IIの化合物の混合物よりも少ない式IIの化合物を含有するようにする、あるいは
b)式Iの化合物および式IIの化合物の混合物をクロマトグラフィーに付す
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 - 式Iの化合物および式IIの化合物の塩の混合物が、塩形成剤を溶媒中の請求の範囲第1項に定義された通りの式Iの化合物および請求の範囲第1項に定義された通りの式IIの化合物の混合物に添加することにより生成される、請求の範囲第2項に記載の方法。
- 塩形成剤が、無機塩基、無機塩、有機塩または窒素塩基である、請求の範囲第4項に記載の方法。
- 結晶形態の7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸のジシクロヘキシルアンモニウム塩、
結晶形態の7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸のtert−オクチルアンモニウム塩、
結晶形態の7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸のN−ベンジル−tert−ブチルアンモニウム塩、
結晶形態の7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸の2−エチル−1−ヘキシルアンモニウム塩、又は
結晶形態の7−アミノ−3−ビニル−セファロスポラン酸のカリウム塩。 - 式(I):
a)ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物を式(III)及び(IV):
のカチオンである。〕
の塩に、ビニル−ACAおよび7−ADCAの混合物とリチウム、ナトリウムもしくはカリウム塩基とのまたは式(VI’):
のアミンとの反応により転化し、しかも
α)該反応を式IIIおよび式IVの塩が異なる溶解度を有する溶媒または溶媒混合物中で行い、または
β)式IIIおよび式IVの化合物の塩を溶媒または溶媒混合物中に懸濁させそして溶解度積を調整し、
そして式IIIの化合物を単離した後、これを酸を用いて式Iの化合物に転化して7−ADCAを含まないかまたは低減された7−ADCA含有率を有するようにする、あるいは
b)ビニル−ACAと7−ADCAとの混合物の溶液をクロマトグラフィーに付す
ことを特徴とする上記方法。
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