JP2004041451A - ゴルフバッグ用キャリー - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴルフバッグの重量を意識すること無く、容易にこれを移動させることが可能なゴルフバッグ用キャリーを提供すること。
【解決手段】ゴルフバッグの底部を挿入して載置可能な凹部301を備えた載置部3と、該載置部3の外周又は内周側に装着したメインシャフト4と、を備える本体部2と、ジョイント部8を介して前記本体部3に回動自在に連結した可動アーム7と、前記載置部3における前記可動アーム7の先端側が位置する側に装着した第1車輪11と、前記可動アーム7の任意の箇所に装着した第2車輪9とを備えて、前記第2車輪9を地面等に接地させた際に、前記メインシャフト4が前記第2車輪側に傾いて前記第1車輪11及び第2車輪9によりゴルフバッグを支持可能であるとともに、前記メインシャフト4の上部近傍の下方に前記第2車輪9が位置可能ように、前記可動アーム7の長さ及び回動角度を設定した。
【選択図】 図1
【解決手段】ゴルフバッグの底部を挿入して載置可能な凹部301を備えた載置部3と、該載置部3の外周又は内周側に装着したメインシャフト4と、を備える本体部2と、ジョイント部8を介して前記本体部3に回動自在に連結した可動アーム7と、前記載置部3における前記可動アーム7の先端側が位置する側に装着した第1車輪11と、前記可動アーム7の任意の箇所に装着した第2車輪9とを備えて、前記第2車輪9を地面等に接地させた際に、前記メインシャフト4が前記第2車輪側に傾いて前記第1車輪11及び第2車輪9によりゴルフバッグを支持可能であるとともに、前記メインシャフト4の上部近傍の下方に前記第2車輪9が位置可能ように、前記可動アーム7の長さ及び回動角度を設定した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフバッグ用のキャリーに係り、より詳しくは、ゴルフバッグをその重量を意識せずに容易に移動させることを可能とするゴルフバッグ用キャリーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、ゴルフバッグの移動に際しては、これを肩から下げて持ち歩くか、あるいは宅配便等を用いて目的地まで運ぶことが一般的であった。そのため、肩から下げて持ち歩いた場合にはゴルフバッグが重いこともありプレー前に既に疲労が溜まってしまうという問題点があり、また宅配便を用いた場合には余分な費用がかかってしまうという問題点があり、更にプレー中においては、移動の際にゴルフバッグを持ち歩くことは煩雑になり不便であるという問題点があったが、従来はこのような問題点を解決可能な手段は存在していなかった。
【0003】
なお、過去において、本発明と同様の課題を解決することを目的としたゴルフバッグ用のキャリーが提案されてはいるが、この過去において提案されているゴルフバッグ用キャリーは、ゴルフバッグの特殊性を全く考慮しておらず、そのために、ゴルフバッグの移動の際における前記問題点を解決することはできなかった。
【0004】
即ち、過去において提案されているゴルフバッグ用キャリーは一般的に、ゴルフバッグの底部を載置する載置部に車輪が装着された形態とされており、これを用いてゴルフバッグを移動させる場合には、載置部にゴルフバッグを載置した後に、ゴルフバッグを手前側に傾かせた状態で引いていく方法となっているが、ゴルフバッグは一般的に、クラブのヘッド部分が位置する上部の重量が大きいという特殊性を有しているため、このような従来から提供されているゴルフバッグ用キャリーでは、ゴルフバッグにおける最も重いヘッド部分の重量を利用者が支えなければならなくなり、場合によってはゴルフバッグを吊り下げて持ち歩く場合よりも負担が大きくなってしまうことが考えられる。
【0005】
そこで、本発明は、ゴルフバッグの前述のような特殊性を考慮して、ゴルフバッグの重量を意識すること無く、容易にこれを移動させることが可能なゴルフバッグ用キャリーを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のゴルフバッグ用キャリーは、ゴルフバッグの底部を挿入して載置可能な凹部を備えた載置部と該載置部の外周又は内周側に対向して装着したメインシャフトと、を備える本体部と、ジョイント部を介して前記本体部に回動自在に連結した可動アームと、前記載置部における前記可動アームの先端側が位置する側に装着した第1車輪と、前記可動アームの任意の箇所に装着した第2車輪とを備えて、前記第2車輪を地面等に接地させた際に、前記メインシャフトが前記第2車輪側に傾いて前記第1車輪及び第2車輪によりゴルフバッグを支持可能にするとともに、前記メインシャフトの上部近傍の下方に前記第2車輪が位置可能なように、前記可動アームの長さ及び回動角度を設定したことを特徴としている。
【0007】
本発明のゴルフバッグ用キャリーでは、ゴルフバッグの移動に際しては第1車輪と第2車輪とでゴルフバッグを移動可能なようにし、更に、移動に際して第2車輪を地面等に接地させたときに、メインシャフトが前記第2車輪側に傾いて、ゴルフバッグにおいて最も重量が大きい上部近傍の下方に第2車輪が位置可能なように、可動アームの長さ及び回動角度を設定している。
【0008】
そのため、本発明のゴルフバッグ用キャリーでは、ゴルフクラブのヘッド部が集中しておりゴルフバッグにおいて最も重量が大きい部分を第2車輪で支えることができ、利用者はゴルフバッグの重量を感じること無くこれを移動させることが可能である。
【0009】
【実施例】
本発明のゴルフバッグ用キャリーの実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例のゴルフバッグ用キャリーの実施例を示す図であり、図において1が本実施例のゴルフバッグ用キャリーであり、ゴルフバッグを載せて移動可能な状態を示している。
【0010】
そして、図において3は載置部であり、この載置部3は、ゴルフバッグを設置するために用いられる。即ち、本実施例においてこの載置部3は、底を有する略円筒形状としており、その周縁部を残して、ゴルフバッグの底部を挿入可能な凹部301を有している。
【0011】
次に、図において4はメインシャフトであり、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、前記載置部の外周側に、対向するようにして一対のメインシャフト4の下端部近傍を連結しており、前記載置部3とメインシャフト4とにより本体部2を構成している。
【0012】
また、本実施例において前記メインシャフト4は、手前側にわずかに湾曲するように形成しているとともに、その上端部にはハンドル5を連設している。そして、前記一対のメインシャフト4におけるゴルフバッグの上部近傍が位置する箇所間には、略半円形の支持シャフト6を、一対のメインシャフト4と支持シャフト6とが互いに連通するようにして取付けており、この支持シャフト6でゴルフバッグの上部を支持することにより、本体部2にゴルフバッグを装着させることを可能としている。
【0013】
次に、図において7は可動アームであり、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、ジョイント8を用いて、前記載置部3に一対の可動アーム7を回動自在に連結しており、可動アーム7の先端部近傍には第2車輪9を回動自在に装着している。また、前記一対の可動アーム7における先端部近傍には、一対の可動アームと連通するようにして、略U字形状の補強シャフト10を回動自在に取り付けている。
【0014】
一方、前記載置部3は、前記可動アーム7側の底部を略テーパー状として切り欠き部302にするとともに、反可動アーム7側の底部を水平部303としており、切り欠き部302近傍には、第1車輪11を回動自在に装着している。
【0015】
ここで、図2及び図3は、ゴルフバッグ12を装着した状態における本実施例のゴルフバッグ用キャリー1の側面を示した図であり、図2は本実施例のゴルフバッグ用キャリー1を静止させる状態を示しており、また、図3は本実施例のゴルフバッグ用キャリー1を移動させる状態を示している。そして、図からも明らかなように、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、可動アーム7の長さ寸法を前記メインシャフト4よりも短くすることにより、及び、前記載置部3に対する可動アーム4の回動角度を制限することにより、可動アーム7を開いて第2車輪9を地面等に接地させた際に、メインシャフト4及び載置部3が可動アーム7の先端側に傾くとともに、メインシャフト4の上部近傍、より具体的には、ゴルフバッグにおける、ゴルフクラブのヘッド部分が集中して最も重量が大きくなる部分近傍の下方に、第2車輪9が配置されるようにしており、この状態で、第1車輪11と第2車輪9とでゴルフバッグを支持可能としている。
【0016】
なお、前記メインシャフト4の寸法は任意であり、即ち、ゴルフバッグの大きさに応じて、ゴルフクラブのヘッド部分が集中する上部近傍を十分に支持可能な長さであればよい。
【0017】
また、可動アーム7の寸法及び回動角度も任意であり、即ち、可動アーム7を開いて第2車輪9を地面等に接地させた際に、メインシャフト4及び載置部3が可動アーム7の先端側に傾くとともに、メインシャフト4の上部近傍、より具体的には、ゴルフバッグにおける、ゴルフクラブのヘッド部分が集中して最も重量が大きくなる部分近傍の下方に第2車輪9が配置されるようになればよい。
【0018】
なお、本実施例において可動アーム7の回動角度は48度から52度程度に設定し、また、前記載置部3における凹部301はその径を90インチに設定したが、この寸法に固定されるものではない。
【0019】
このように、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、ゴルフバッグの移動に際して、ゴルフバッグにおける最も重量が大きくなる箇所近傍の下方に第2車輪が位置するようにしているため、利用者はゴルフバッグの重量を全く感じること無くこれを移動させることが可能となる。
【0020】
一方、前記第1車輪11は載置部3に形成した切り欠き部302近傍に装着しているために、可動アーム7を閉じた状態(図2の状態)では、載置部3における水平部303が地面等に接地するためにゴルフバッグ用キャリー1の安定を確保することが可能である。
【0021】
なお、可動アーム7の回動の方法としては特に限定はされず、可動アーム7を回動可能な構造であればいずれの構造としてもよい。例えば、本実施例においては、ジョイント部8を載置部3に回動自在に装着するとともに、このジョイント部8に可動アーム7を固着し、これにより可動アーム7を回動自在としたが、必ずしもこの構造を採用する必要はない。
【0022】
また、可動アーム7の連結に際しては、例えば巻きバネ等を用いて可動アーム7に開く方向への付勢を与えるとともに、可動アーム7を閉じた際にその状態を維持するための係止手段を備えて、係止手段を解除することにより、ワンタッチで可動アーム7を開くことを可能にしてもよい。
【0023】
そしてその際に、ハンドル5に操作レバーを備えるとともにワイヤー等を用いて操作レーバーと係止手段とを連結するとよく、これにより手元で可動アーム7を開くことが可能となる。
【0024】
次に、このように構成される本実施例のゴルフバッグ用キャリー1の作用について説明すると、図2において、可動アーム7を閉じて載置部3における水平部303を地面等に接地させた状態で、凹部301内にゴルフバッグ12の底部を挿入して、ゴルフバッグ用キャリー1にゴルフバッグ12を装着する。なお、この状態においては、ゴルフバッグ12は地面等に対して垂直方向になっている。
【0025】
次に、可動アーム7を開いた後に第2車輪9を地面等に接地させると、前述したように、メインシャフト4及び載置部3により構成される本体部2が可動アーム7の先端側に傾いてゴルフバッグ12もまた同方向へ傾くとともに、第1車輪11が接地し、更に、ゴルフバッグにおける上部近傍の下方に第2車輪が位置する。この状態を示した側面図が図3である。
【0026】
そして後は、この状態でハンドル5を用いて本実施例のゴルフバッグ用キャリー1を押し、あるいは引きながら移動させることで、ゴルフバッグを所望する箇所に移動させることが可能である。
【0027】
そしてこのとき、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、ゴルフバッグの上部近傍の下方に第2車輪9が位置しているために、ゴルフバッグの重さをすべて、第1車輪11及び第2車輪で支えることができ、利用者はゴルフバッグの重さを感じること無くこれを移動させることが可能である。そのため、ゴルフバッグを容易に移動させることができ、プレー中及びプレー前後におけるゴルフバッグの移動に伴う煩雑さ等を無くすることができる。
【0028】
なお、図4は本発明のゴルフバッグ用キャリーの他の実施例を説明するための側面図であり、本実施例においては、メインシャフト4の上端部近傍に可動アーム7を回動自在に連結した点を特徴としており、前述の実施例の場合とは可動アーム7の回動支点が異なっているが、可動アーム7の長さ及び回動角度を制御することにより、第2車輪9を接地させた場合にメインシャフト4及び載置部3が第2車輪9側に傾くとともに、第2車輪9をゴルフバッグ上部近傍の下方に位置するようにした点では一致しており、その作用等も同様である。
【0029】
【発明の効果】
本発明のゴルフバッグ用キャリーは以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0030】
本発明のゴルフバッグ用キャリーは、ゴルフバッグの底部を挿入して載置可能な凹部を備えた載置部と該載置部の外周又は内周側に対向して装着したメインシャフトと、を備える本体部と、ジョイント部を介して前記本体部に回動自在に連結した可動アームと、前記載置部における前記可動アームの先端側が位置する側に装着した第1車輪と、前記可動アームの任意の箇所に装着した第2車輪とを備えて、前記第2車輪を地面等に接地させた際に、前記メインシャフトが前記第2車輪側に傾いて前記第1車輪及び第2車輪によりゴルフバッグを支持可能にするとともに、前記メインシャフトの上部近傍の下方に前記第2車輪が位置可能なように、前記可動アームの長さ及び回動角度を設定したことを特徴としている。
【0031】
このように、本発明のゴルフバッグ用キャリーでは、ゴルフバッグの移動に際しては第1車輪と第2車輪とでゴルフバッグを移動可能なようにし、更に、第2車輪を、ゴルフバッグにおいて最も重量が大きい上部近傍の下方に位置可能なように可動アームの長さ及び回動角度を設定しているために、ゴルフクラブのヘッド部が集中しておりゴルフバッグにおいて最も重量が大きい部分を第2車輪で支えることができ、利用者はゴルフバッグの重量を感じること無くこれを移動させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフバッグ用キャリーの実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明のゴルフバッグ用キャリーの実施例にゴルフバッグを装着して可動アームを閉じた状態の側面をを示す図である。
【図3】本発明のゴルフバッグ用キャリーの実施例にゴルフバッグを装着して可動アームを開いた状態の側面をを示す図である。
【図4】本発明のゴルフバッグ用キャリーの他の実施例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ゴルフバッグ用キャリー
2 本体部
3 載置部
4 メインシャフト
5 ハンドル
6 支持シャフト
7 可動アーム
8 ジョイント
9 第2車輪
10 補強シャフト
11 第1車輪
12 ゴルフバッグ
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフバッグ用のキャリーに係り、より詳しくは、ゴルフバッグをその重量を意識せずに容易に移動させることを可能とするゴルフバッグ用キャリーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、ゴルフバッグの移動に際しては、これを肩から下げて持ち歩くか、あるいは宅配便等を用いて目的地まで運ぶことが一般的であった。そのため、肩から下げて持ち歩いた場合にはゴルフバッグが重いこともありプレー前に既に疲労が溜まってしまうという問題点があり、また宅配便を用いた場合には余分な費用がかかってしまうという問題点があり、更にプレー中においては、移動の際にゴルフバッグを持ち歩くことは煩雑になり不便であるという問題点があったが、従来はこのような問題点を解決可能な手段は存在していなかった。
【0003】
なお、過去において、本発明と同様の課題を解決することを目的としたゴルフバッグ用のキャリーが提案されてはいるが、この過去において提案されているゴルフバッグ用キャリーは、ゴルフバッグの特殊性を全く考慮しておらず、そのために、ゴルフバッグの移動の際における前記問題点を解決することはできなかった。
【0004】
即ち、過去において提案されているゴルフバッグ用キャリーは一般的に、ゴルフバッグの底部を載置する載置部に車輪が装着された形態とされており、これを用いてゴルフバッグを移動させる場合には、載置部にゴルフバッグを載置した後に、ゴルフバッグを手前側に傾かせた状態で引いていく方法となっているが、ゴルフバッグは一般的に、クラブのヘッド部分が位置する上部の重量が大きいという特殊性を有しているため、このような従来から提供されているゴルフバッグ用キャリーでは、ゴルフバッグにおける最も重いヘッド部分の重量を利用者が支えなければならなくなり、場合によってはゴルフバッグを吊り下げて持ち歩く場合よりも負担が大きくなってしまうことが考えられる。
【0005】
そこで、本発明は、ゴルフバッグの前述のような特殊性を考慮して、ゴルフバッグの重量を意識すること無く、容易にこれを移動させることが可能なゴルフバッグ用キャリーを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のゴルフバッグ用キャリーは、ゴルフバッグの底部を挿入して載置可能な凹部を備えた載置部と該載置部の外周又は内周側に対向して装着したメインシャフトと、を備える本体部と、ジョイント部を介して前記本体部に回動自在に連結した可動アームと、前記載置部における前記可動アームの先端側が位置する側に装着した第1車輪と、前記可動アームの任意の箇所に装着した第2車輪とを備えて、前記第2車輪を地面等に接地させた際に、前記メインシャフトが前記第2車輪側に傾いて前記第1車輪及び第2車輪によりゴルフバッグを支持可能にするとともに、前記メインシャフトの上部近傍の下方に前記第2車輪が位置可能なように、前記可動アームの長さ及び回動角度を設定したことを特徴としている。
【0007】
本発明のゴルフバッグ用キャリーでは、ゴルフバッグの移動に際しては第1車輪と第2車輪とでゴルフバッグを移動可能なようにし、更に、移動に際して第2車輪を地面等に接地させたときに、メインシャフトが前記第2車輪側に傾いて、ゴルフバッグにおいて最も重量が大きい上部近傍の下方に第2車輪が位置可能なように、可動アームの長さ及び回動角度を設定している。
【0008】
そのため、本発明のゴルフバッグ用キャリーでは、ゴルフクラブのヘッド部が集中しておりゴルフバッグにおいて最も重量が大きい部分を第2車輪で支えることができ、利用者はゴルフバッグの重量を感じること無くこれを移動させることが可能である。
【0009】
【実施例】
本発明のゴルフバッグ用キャリーの実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例のゴルフバッグ用キャリーの実施例を示す図であり、図において1が本実施例のゴルフバッグ用キャリーであり、ゴルフバッグを載せて移動可能な状態を示している。
【0010】
そして、図において3は載置部であり、この載置部3は、ゴルフバッグを設置するために用いられる。即ち、本実施例においてこの載置部3は、底を有する略円筒形状としており、その周縁部を残して、ゴルフバッグの底部を挿入可能な凹部301を有している。
【0011】
次に、図において4はメインシャフトであり、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、前記載置部の外周側に、対向するようにして一対のメインシャフト4の下端部近傍を連結しており、前記載置部3とメインシャフト4とにより本体部2を構成している。
【0012】
また、本実施例において前記メインシャフト4は、手前側にわずかに湾曲するように形成しているとともに、その上端部にはハンドル5を連設している。そして、前記一対のメインシャフト4におけるゴルフバッグの上部近傍が位置する箇所間には、略半円形の支持シャフト6を、一対のメインシャフト4と支持シャフト6とが互いに連通するようにして取付けており、この支持シャフト6でゴルフバッグの上部を支持することにより、本体部2にゴルフバッグを装着させることを可能としている。
【0013】
次に、図において7は可動アームであり、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、ジョイント8を用いて、前記載置部3に一対の可動アーム7を回動自在に連結しており、可動アーム7の先端部近傍には第2車輪9を回動自在に装着している。また、前記一対の可動アーム7における先端部近傍には、一対の可動アームと連通するようにして、略U字形状の補強シャフト10を回動自在に取り付けている。
【0014】
一方、前記載置部3は、前記可動アーム7側の底部を略テーパー状として切り欠き部302にするとともに、反可動アーム7側の底部を水平部303としており、切り欠き部302近傍には、第1車輪11を回動自在に装着している。
【0015】
ここで、図2及び図3は、ゴルフバッグ12を装着した状態における本実施例のゴルフバッグ用キャリー1の側面を示した図であり、図2は本実施例のゴルフバッグ用キャリー1を静止させる状態を示しており、また、図3は本実施例のゴルフバッグ用キャリー1を移動させる状態を示している。そして、図からも明らかなように、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、可動アーム7の長さ寸法を前記メインシャフト4よりも短くすることにより、及び、前記載置部3に対する可動アーム4の回動角度を制限することにより、可動アーム7を開いて第2車輪9を地面等に接地させた際に、メインシャフト4及び載置部3が可動アーム7の先端側に傾くとともに、メインシャフト4の上部近傍、より具体的には、ゴルフバッグにおける、ゴルフクラブのヘッド部分が集中して最も重量が大きくなる部分近傍の下方に、第2車輪9が配置されるようにしており、この状態で、第1車輪11と第2車輪9とでゴルフバッグを支持可能としている。
【0016】
なお、前記メインシャフト4の寸法は任意であり、即ち、ゴルフバッグの大きさに応じて、ゴルフクラブのヘッド部分が集中する上部近傍を十分に支持可能な長さであればよい。
【0017】
また、可動アーム7の寸法及び回動角度も任意であり、即ち、可動アーム7を開いて第2車輪9を地面等に接地させた際に、メインシャフト4及び載置部3が可動アーム7の先端側に傾くとともに、メインシャフト4の上部近傍、より具体的には、ゴルフバッグにおける、ゴルフクラブのヘッド部分が集中して最も重量が大きくなる部分近傍の下方に第2車輪9が配置されるようになればよい。
【0018】
なお、本実施例において可動アーム7の回動角度は48度から52度程度に設定し、また、前記載置部3における凹部301はその径を90インチに設定したが、この寸法に固定されるものではない。
【0019】
このように、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、ゴルフバッグの移動に際して、ゴルフバッグにおける最も重量が大きくなる箇所近傍の下方に第2車輪が位置するようにしているため、利用者はゴルフバッグの重量を全く感じること無くこれを移動させることが可能となる。
【0020】
一方、前記第1車輪11は載置部3に形成した切り欠き部302近傍に装着しているために、可動アーム7を閉じた状態(図2の状態)では、載置部3における水平部303が地面等に接地するためにゴルフバッグ用キャリー1の安定を確保することが可能である。
【0021】
なお、可動アーム7の回動の方法としては特に限定はされず、可動アーム7を回動可能な構造であればいずれの構造としてもよい。例えば、本実施例においては、ジョイント部8を載置部3に回動自在に装着するとともに、このジョイント部8に可動アーム7を固着し、これにより可動アーム7を回動自在としたが、必ずしもこの構造を採用する必要はない。
【0022】
また、可動アーム7の連結に際しては、例えば巻きバネ等を用いて可動アーム7に開く方向への付勢を与えるとともに、可動アーム7を閉じた際にその状態を維持するための係止手段を備えて、係止手段を解除することにより、ワンタッチで可動アーム7を開くことを可能にしてもよい。
【0023】
そしてその際に、ハンドル5に操作レバーを備えるとともにワイヤー等を用いて操作レーバーと係止手段とを連結するとよく、これにより手元で可動アーム7を開くことが可能となる。
【0024】
次に、このように構成される本実施例のゴルフバッグ用キャリー1の作用について説明すると、図2において、可動アーム7を閉じて載置部3における水平部303を地面等に接地させた状態で、凹部301内にゴルフバッグ12の底部を挿入して、ゴルフバッグ用キャリー1にゴルフバッグ12を装着する。なお、この状態においては、ゴルフバッグ12は地面等に対して垂直方向になっている。
【0025】
次に、可動アーム7を開いた後に第2車輪9を地面等に接地させると、前述したように、メインシャフト4及び載置部3により構成される本体部2が可動アーム7の先端側に傾いてゴルフバッグ12もまた同方向へ傾くとともに、第1車輪11が接地し、更に、ゴルフバッグにおける上部近傍の下方に第2車輪が位置する。この状態を示した側面図が図3である。
【0026】
そして後は、この状態でハンドル5を用いて本実施例のゴルフバッグ用キャリー1を押し、あるいは引きながら移動させることで、ゴルフバッグを所望する箇所に移動させることが可能である。
【0027】
そしてこのとき、本実施例のゴルフバッグ用キャリー1では、ゴルフバッグの上部近傍の下方に第2車輪9が位置しているために、ゴルフバッグの重さをすべて、第1車輪11及び第2車輪で支えることができ、利用者はゴルフバッグの重さを感じること無くこれを移動させることが可能である。そのため、ゴルフバッグを容易に移動させることができ、プレー中及びプレー前後におけるゴルフバッグの移動に伴う煩雑さ等を無くすることができる。
【0028】
なお、図4は本発明のゴルフバッグ用キャリーの他の実施例を説明するための側面図であり、本実施例においては、メインシャフト4の上端部近傍に可動アーム7を回動自在に連結した点を特徴としており、前述の実施例の場合とは可動アーム7の回動支点が異なっているが、可動アーム7の長さ及び回動角度を制御することにより、第2車輪9を接地させた場合にメインシャフト4及び載置部3が第2車輪9側に傾くとともに、第2車輪9をゴルフバッグ上部近傍の下方に位置するようにした点では一致しており、その作用等も同様である。
【0029】
【発明の効果】
本発明のゴルフバッグ用キャリーは以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0030】
本発明のゴルフバッグ用キャリーは、ゴルフバッグの底部を挿入して載置可能な凹部を備えた載置部と該載置部の外周又は内周側に対向して装着したメインシャフトと、を備える本体部と、ジョイント部を介して前記本体部に回動自在に連結した可動アームと、前記載置部における前記可動アームの先端側が位置する側に装着した第1車輪と、前記可動アームの任意の箇所に装着した第2車輪とを備えて、前記第2車輪を地面等に接地させた際に、前記メインシャフトが前記第2車輪側に傾いて前記第1車輪及び第2車輪によりゴルフバッグを支持可能にするとともに、前記メインシャフトの上部近傍の下方に前記第2車輪が位置可能なように、前記可動アームの長さ及び回動角度を設定したことを特徴としている。
【0031】
このように、本発明のゴルフバッグ用キャリーでは、ゴルフバッグの移動に際しては第1車輪と第2車輪とでゴルフバッグを移動可能なようにし、更に、第2車輪を、ゴルフバッグにおいて最も重量が大きい上部近傍の下方に位置可能なように可動アームの長さ及び回動角度を設定しているために、ゴルフクラブのヘッド部が集中しておりゴルフバッグにおいて最も重量が大きい部分を第2車輪で支えることができ、利用者はゴルフバッグの重量を感じること無くこれを移動させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフバッグ用キャリーの実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明のゴルフバッグ用キャリーの実施例にゴルフバッグを装着して可動アームを閉じた状態の側面をを示す図である。
【図3】本発明のゴルフバッグ用キャリーの実施例にゴルフバッグを装着して可動アームを開いた状態の側面をを示す図である。
【図4】本発明のゴルフバッグ用キャリーの他の実施例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ゴルフバッグ用キャリー
2 本体部
3 載置部
4 メインシャフト
5 ハンドル
6 支持シャフト
7 可動アーム
8 ジョイント
9 第2車輪
10 補強シャフト
11 第1車輪
12 ゴルフバッグ
Claims (2)
- ゴルフバッグの底部を挿入して載置可能な凹部(301)を備えた載置部(3)と、該載置部(3)の外周又は内周側に装着したメインシャフト(4)と、を備える本体部(2)と、
ジョイント部(8)を介して前記本体部(3)に回動自在に連結した可動アーム(7)と、
前記載置部(3)における前記可動アーム(7)の先端側が位置する側に装着した第1車輪(11)と、
前記可動アーム(7)の任意の箇所に装着した第2車輪(9)とを備えて、
前記第2車輪(9)を地面等に接地させた際に、前記メインシャフト(4)が前記第2車輪側に傾いて前記第1車輪(11)及び第2車輪(9)によりゴルフバッグを支持可能であるとともに、前記メインシャフト(4)の上部近傍の下方に前記第2車輪(9)が位置可能なように、前記可動アーム(7)の長さ及び回動角度を設定したことを特徴とするゴルフバッグ用キャリー。 - 前記メインシャフト(4)を一対備えて、一対のメインシャフト(4)の上端部近傍間に支持シャフト(6)を連通させるとともに、前記可動アーム(7)を一対備えて、一対の可動アーム(7)における先端部近傍間に補強シャフト(10)を連通させたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフバッグキャリー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203155A JP2004041451A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | ゴルフバッグ用キャリー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203155A JP2004041451A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | ゴルフバッグ用キャリー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004041451A true JP2004041451A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31709131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002203155A Pending JP2004041451A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | ゴルフバッグ用キャリー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004041451A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007094590A2 (en) * | 2006-02-15 | 2007-08-23 | Ever King Co., Ltd. | Carrier for golfbag |
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2002
- 2002-07-11 JP JP2002203155A patent/JP2004041451A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007094590A2 (en) * | 2006-02-15 | 2007-08-23 | Ever King Co., Ltd. | Carrier for golfbag |
WO2007094590A3 (en) * | 2006-02-15 | 2007-10-11 | King Daeil Co Ltd | Carrier for golfbag |
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