JP2004040859A - Dc/dcコンバータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】PWM制御によりスイッチングトランジスタをオン・オフして昇圧動作を行うDC/DCコンバータであって、出力電圧を分圧して得た検出電圧の基準電圧からの差を増幅して出力するアンプの出力電圧と、スイッチングトランジスタのデューティ比の上限値、並びにソフトスタート時間を決める電圧値を兼ね備えた電圧値のいずれか低い側の電圧と、三角波発生回路からの鋸歯状電圧とをコンパレータ3bで比較してパルスを生成し、このパルスでスイッチングトランジスタをスイッチング制御すると共に、三角波の生成とデューティ比の上限値の設定に、同じ基準電圧源1を用いる構成とし、三角波と同期したデューティ比の上限値の設定を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、PWM(Pulse−Width Modulation:パルス幅変調)制御によりスイッチングトランジスタをオン・オフして昇圧動作を行うDC/DCコンバータに係わり、特に、パルスの最大デューティ比の変化を抑えて、電源投入時の誤動作を回避するのに好適な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DC/DCコンバータでは、スイッチングトランジスタのオン・オフ期間の比率を可変して供給された電圧を調整したのち出力する動作を行うために、出力電圧を分圧して得た検出電圧の基準電圧からの差を増幅して出力するエラーアンプの出力電圧と、スイッチングトランジスタのデューティ比の上限値ならびにソフトスタート時間を決める電圧値を兼ね備えた電圧値のいずれか低い側の電圧と、鋸歯状電圧とを比較して、スイッチングトランジスタをスイッチング制御するPWM制御技術が用いられている。
【0003】
図13は、従来のDC/DCコンバータにおけるチョッパ方式の昇圧型スイッチングレギュレータの昇圧動作部分の基本構成例を示す説明図である。
【0004】
このチョッパ方式の昇圧型スイッチングレギュレータにおいては、PWM制御されたパルスEXTにより、スイッチングトランジスタNMOSがON状態となった時に、入力電圧VINからコイルCoilにスイッチ電流が流れコイルにエネルギーが溜まり、また、スイッチングトランジスタNMOSがOFF状態になるとコイルCoilに蓄積されているエネルギーが入力電圧VINに重畳され、ダイオードDiodeにより整流した後、その出力をコンデンサCOUTによって平滑することによって昇圧動作を行う。
【0005】
特に、昇圧PWM方式のスイッチングレギュレータでは、最大のパルス幅を決めるために、出力パルスのデューティ比の制限用にデットタイムコントロール電圧(DTC電圧)が設定されている。
【0006】
図14は、従来のDC/DCコンバータの第1の構成例を示す回路図であり、図15は、従来のDC/DCコンバータの第2の構成例を示す回路図、図16は、従来のDC/DCコンバータの第3の構成例を示す回路図、図17は、従来のDC/DCコンバータの第4の構成例を示す回路図、図18は、従来のDC/DCコンバータで発生する最大デューティのばらつきの状態を示す説明図である。
【0007】
図14に示すDC/DCコンバータが、代表的な昇圧DC/DCコンバータの構成であり、出力電圧を抵抗Ra,Rbで分圧したフィードバック電圧VFBと基準電圧(Vref)をアンプAaで比較し、その出力と、三角波発生回路12で生成された三角波、および、基準電圧11と抵抗Rc,RdならびにコンデンサCbで生成されたソフトスタート機能を含むDTC電圧を、コンパレータAbで比較することで、デューティ幅を制御する。
【0008】
デューティ幅が制御されたパルスEXTは、論理素子Laを介して、スイッチングトランジスタTaに出力される。
【0009】
ここでは端子SSにソフトスタート設定用のコンデンサCbを接続することで、外部調整できる仕様になっている。
【0010】
これに対して、図15に示すDC/DCコンバータでは、各構成要素は図14に示したDC/DCコンバータと同じであるが、外部に基準電圧端子を設けることにより最大デューティ、ソフトスタート時間を設定できる構成としている。
【0011】
また、図16では、反転機能を有する2出力型のDC/DCコンバータの構成例を示しており、昇圧、反転側のそれぞれに、スイッチング端子EXT(1),EXT(2)、アンプのフィードバック端子VFB(1),VFB(2)、、ソフトスタート時間設定用端子SS(1),(2)、反転側の基準電圧としての出力端子(VREFOUT)があり、各々の最大デューティは内部抵抗Rc,Rd,Re,Rfにより設定される。
【0012】
また、図17に示すDC/DCコンバータでは、図16におけるDC/DCコンバートと同じ構成要素からなるが、外部端子DTC(1),(2)を介して外部の抵抗Rc,Rd,Re,RfとコンデンサCb,Ccが接続された構成となっており、外部から最大デューティ、ソフトスタート時間を設定できる。
【0013】
しかし、これらの従来のDC/DCコンバータでは、三角波発生回路12とデューティ比制限回路が同期していないため、それぞれの温度変化、トリミング等による設定電圧値のばらつきにより、結果として最大のデューティ設定を制限するだけでなく、図18に示すような、最大デューティのばらつきの要因となっていた。
【0014】
このような問題に対する対策として、従来は、例えば、特開2000−217340号公報に記載のような最大デューティ設定回路を設けることや、特開平11−214971号公報に記載のように、三角波の立下りをデューティ設定に利用する回路が提案されている。しかし、これらの回路では、設定回路が別に必要でありコストアップの要因となってしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来の技術では、温度変化や設定電圧値のばらつきがもたらすデューティのばらつきを新たに回路を追加することなく抑えることができない点である。
【0016】
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、DC/DCコンバータの性能の向上を低コストかつ省スペースで図ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、PWM制御されたパルスによりスイッチング素子をオン・オフして入力電圧を昇圧するDC/DCコンバータであって、出力電圧が分圧された電圧の基準電圧からの差を増幅して出力するアンプと、鋸歯状信号を生成する三角波回路と、パルスのデューティ比の上限値の設定およびソフトスタート時間の設定に用いられる信号を生成するDTC生成回路と、DTC生成回路からの信号と三角波回路からの鋸歯状信号およびアンプからの出力信号を入力としてスイッチング素子をオン・オフ制御するパルスを生成するPWM制御回路と、三角波回路とDTC生成回路に接続され各々の回路に基準電圧を供給する基準電圧源とを有することを特徴とする。また、DTC生成回路は、デューティ設定のための抵抗を外部に調節可能に有することを特徴とする。また、三角波回路をDTC生成回路より早く立ち上げる構成として、電源電圧の投入時における異常パルスの発生を防ぐことを特徴とする。また、立ちあがりシーケンスを必要とする多出力型のDC/DCコンバータであることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係わるDC/DCコンバータの第1の構成例を示すブロック図であり、図2は、図1におけるDC/DCコンバータでの最大デューティの変化を示す説明図、図3は、図1におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図である。
【0020】
図1に示すDC/DCコンバータは、従来技術として図14で示したDC/DCコンバータと同様に、フィードバック電圧VFBと基準電圧(Vref)を比較して増幅出力するアンプ3aと、三角波を生成するための三角波発生回路を構成するコンパレータ3c,3d、RSラッチ7、定電流電源8a,8b、インバータ9、コンデンサ10bと、ソフトスタート機能を含むDTC信号を生成するためのDTC生成回路を構成する基準電圧源1と抵抗2d,2eならびにコンデンサ10aと、これらのアンプ3aの出力と三角波およびソフトスタート機能を含むDTC電圧を比較してデューティ幅を制御して出力するPWM生成回路としてのコンパレータ3b、このデューティ幅が制御されたパルスEXTの出力を低電圧誤動作防止信号(UVLO信号)に基づき制御する論理素子6を有し、IC外部にソフトスタート設定用のコンデンサ10aを置くことで、外部調整できる仕様になっている。
【0021】
この図1に示すDC/DCコンバータの特徴としては、三角波の上限値および下限値を決める電圧(VH,VL)と、DTC電圧を決める電圧を、同一の基準電圧源1からの抵抗分圧(抵抗2a,2b,2c)によりつくっているので、三角波と最大デューティが同期することになり、図2に示すように、最大デューティのばらつきを防ぐことができることである。
【0022】
本例では、DTCレベルは、抵抗分割比をトリミングなどによって自由に可変することができる構成をとっている。
【0023】
ところで、DC/DCコンバータでは、一般に、UVLO解除信号での誤動作を防止するために、一定の遅延をもたしているUVLO解除遅延信号を回路の起動信号として用いている。このUVLO解除遅延信号によって、DTC電圧に接続されているスイッチングトランジスタ5がオフされることで電圧が徐々に立ち上がりソフトスタート機能をした後、最大デューティを決める電圧値になる。
【0024】
このような動作を図3に示す。ここで、三角波の上限下限を決める基準電圧はUVLO解除信号によって制御されていないため、UVLO解除信号の前から立ち上がる。一方、DTC電圧は、UVLO解除遅延信号後に立ちあがり、ソフトスタート期間の後、最大デューティを決める電圧値になる。
【0025】
図4は、本発明に係わるDC/DCコンバータの第2の構成例を示すブロック図であり、図5は、図1におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図、図6は、本発明に係わるDC/DCコンバータの第3の構成例を示すブロック図であり、図7は、図6におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図である。
【0026】
図4に示すDC/DCコンバータは、図1で示したDC/DCコンバータと同じ構成要素からなるが、ソフトスタート設定用のコンデンサ10aと共に抵抗2d,2eをIC外部に置き、外部調整できる仕様になっている。
【0027】
このように、基準電圧端子を外部に出すことによって最大デューティ、ソフトスタート時間を外部にて自由に調整することが可能になっている。
【0028】
また、基準電圧源をUVLO解除遅延信号による制御で行う構成とし、このことにより、低電圧時に基準電圧を立ち下げ誤動作を防ぐことができる。
【0029】
このような構成のDC/DCコンバータの動作は、図5に示すように、UVLO解除遅延信号の立ち上げ後に、三角波とDTC電圧が共に立ち上がる。
【0030】
この図5において破線で囲まれたパルスは、UVLO解除遅延信号の立ち上がり時には、三角波のレベルとDTCのレベルがゼロ近辺であり、コンパレータのオフセットなどが原因で発生されるものである。
【0031】
これは、図1および図4で示す昇圧のみの単出力型DC/DCコンバータでは問題とならないが、図8以降に示す、多出力型のDC/DCコンバータで出力にシーケンス動作が必要な場合には問題となる。
【0032】
図6に示すDC/DCコンバータは、図4,5で説明したように、同時に起こるUVLO解除遅延信号時でのパルスの発生を防ぐ構成となっており、図4におけるDC/DCコンバートの構成に対し、基準電圧源1の制御信号としてUVLO解除信号を用いたことを特徴としている。
【0033】
すなわち、図7に示すように、UVLO解除信号で制御される三角波信号はUVLO解除と同時に立ち上がりはじめ、DTC電圧が起動するUVLO解除遅延信号の入力時には、三角波のレベルは、GND(接地)に対しコンパレータが十分比較しうる電圧になっている。これによって、図5での例に見られるUVLO解除遅延信号入力時のパルス出力を防ぐことができる。
【0034】
次に、図8から図12を用いて、多出力型のDC/DCコンバータの例を説明する。
【0035】
図8は、本発明に係わるDC/DCコンバータの第4の構成例を示すブロック図であり、図9は、図8におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図、図10は、本発明に係わるDC/DCコンバータの第5の構成例を示すブロック図であり、図11は、図10におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図、図12は、本発明に係わるDC/DCコンバータの第6の構成例を示すブロック図である。
【0036】
図8に示すDC/DCコンバータは、図16で示した従来の多出力型のDC/DCコンバータと同じ構成要素からなり、昇圧側として、アンプA1,コンパレータA3、抵抗R3,R4、スイッチングトランジスタT1、論理素子L1が設けられ、反転側として、アンプA2,コンパレータA4、抵抗R5,R6、スイッチングトランジスタT2、論理素子L2、および、反転側の基準電圧用のアンプA5、トランジスタT3,T4、抵抗R7,R8が設けられている。
【0037】
この図8に示すDC/DCコンバータの、図16で示した従来の多出力型のDC/DCコンバータとの異なる特徴は、反転電圧(VOUT2)の基準電圧(VREFOUT)信号を、アンプA5とトランジスタT3,T4および抵抗R7,R8を介してUVLO解除信号により制御し、また、ソフトスタート機能を有するDTC電圧を、トランジスタT1を介してUVLO解除遅延信号によってリセットを行っている点である。
【0038】
これにより、図9に示すように、UVLO解除信号の入力時に、DTC(1),(2)電圧をGNDレベルに保つことができ、誤パルス発生を防ぐことができる。
【0039】
また、図8のDC/DCコンバータにおいては、DTC(1),(2)電圧を決める基準電圧回路11から三角波の上限下限値(VH,VL)を決めることにより、最大デューティのばらつきを防いでいる。
【0040】
図10に示すDC/DCコンバータの、図8で示したDC/DCコンバータと異なる特徴としては、DTC電圧および三角波の上限下限値(VH,VL)を決める基準電圧を、VREFOUT電圧から抵抗R9,10により抵抗分割している点である。
【0041】
このような構成とすることで、図8のDC/DCコンバータに設けていたい基準電圧回路11を省くことができる。尚、DTC電圧および三角波の上限下限値(VH,VL)を決める基準電圧は共通出力であり、最大デューティのばらつきを防ぐ効果は維持されている。
【0042】
また、図11で示すように、図8のDC/DCコンバータと同様に、DTC電圧の立ち上がりは、UVLO解除遅延信号により決まっているので、UVLO解除信号の入力時に、DTC(1),(2)電圧をGNDレベルに保つことができ、誤パルス発生を防ぐことができる。
【0043】
図12に示すDC/DCコンバータの、図10で示したDC/DCコンバータと異なる特徴としては、DTC電圧を決める抵抗R3〜R6を外部調整可能にしている点である。これによって、最大デューティを自由に決めることができる。尚、その動作は、図11で示した図10のDC/DCコンバータのものと同様になる。
【0044】
以上、図1〜図12を用いて説明したように、本例では、スイッチングトランジスタ(T5,T6)のオン・オフ期間の比率を可変して供給された電圧を調整したのち出力するDC/DCコンバータであって、出力電圧を分圧して得た検出電圧の基準電圧からの差を増幅して出力するアンプ(A1,A2)と、このアンプ(A1,A2)の出力電圧とスイッチングトランジスタ(T5,T6)のデューティ比の上限値、並びにソフトスタート時間を決める電圧値を兼ね備えた電圧値のいずれか低い側の電圧と、三角波発生回路からの鋸歯状電圧とを比較して、スイッチングトランジスタ(T5,T6)をスイッチング制御するPWM制御回路と、低電圧誤動作防止機能(UVLO信号)を含むDC/DCコンバータにおいて、三角波と同期したデューティ比の上限値を設定する電圧を用いる構成としている。
【0045】
例えば、図14の従来の技術で示すような、PWM制御されたパルスによりスイッチングトランジスタTaをオン・オフして入力電源VINからの入力電圧を昇圧するDC/DCコンバータで、出力電圧が抵抗Ra,Rbで分圧された電圧VFBの基準電圧Vrefからの差を増幅して出力するアンプAaと、鋸歯状信号を生成する三角波回路12と、パルスのデューティ比の上限値の設定およびソフトスタート時間の設定に用いられる信号を生成する(基準電圧11、コンデンサCb、抵抗Rc,Rdからなる)DTC生成回路と、このDTC生成回路からの信号と三角波回路12からの鋸歯状信号およびアンプAaからの出力信号を入力としてスイッチングトランジスタTaをオン・オフ制御するパルスを生成するアンプAbからなるPWM制御回路とを有するDC/DCコンバータに対して、図1で示すように、三角波回路12とDTC生成回路に接続され各々の回路に基準電圧を供給する基準電圧源1を設けた構成とする。
【0046】
このように、三角波の上限下限値を決める電圧と最大デューティを決める電圧を同じ基準電圧源より抵抗分割する構成とすることにより、温度変化、設定電圧値のばらつきによるデューティのばらつきを防ぐことができ、また、多出力のDC/DCコンバータにおいてもデューティのばらつきを抑えかつ電源投入時の誤動作を防止することができる。
【0047】
尚、デューティ比を設定する回路として、例えば、デューティ設定のための抵抗(2d,2e、R3〜R6)を外部にて調節可能な構成とする。
【0048】
また、電源電圧の投入時に異常なパルス発生を防ぐために、基準電圧源1の制御信号としてUVLO解除信号を用いることで、三角波回路をDTC生成回路より早く立ち上げる構成として、UVLO解除信号で制御される三角波信号をUVLO解除と同時に立ち上げ、DTC電圧が起動するUVLO解除遅延信号の入力時には、三角波のレベルが、GND(接地)に対しコンパレータが十分比較しうる電圧になっている状態とする。
【0049】
尚、本発明は、図1〜図12を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、温度変化や、トリミング等による設定電圧値のずれなどがもたらすデューティのばらつきを、新たに回路を追加することなく抑えることができ、また、多チャンネルのDC/DCコンバータにおいても、シーケンスの誤動作となる電源投入時の誤パルスを同時に防ぐことが実現でき、DC/DCコンバータの性能の向上を、低コストに、かつ、省スペースで実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるDC/DCコンバータの第1の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるDC/DCコンバータでの最大デューティの変化を示す説明図である。
【図3】図1におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図である。
【図4】本発明に係わるDC/DCコンバータの第2の構成例を示すブロック図である。
【図5】図1におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図である。
【図6】本発明に係わるDC/DCコンバータの第3の構成例を示すブロック図である。
【図7】図6におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図である。
【図8】本発明に係わるDC/DCコンバータの第4の構成例を示すブロック図である。
【図9】図8におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図である。
【図10】本発明に係わるDC/DCコンバータの第5の構成例を示すブロック図である。
【図11】図10におけるDC/DCコンバータの動作例を示す説明図である。
【図12】本発明に係わるDC/DCコンバータの第6の構成例を示すブロック図である。
【図13】従来のDC/DCコンバータにおけるチョッパ方式の昇圧型スイッチングレギュレータの昇圧動作部分の基本構成例を示す説明図である。
【図14】従来のDC/DCコンバータの第1の構成例を示す回路図である。
【図15】従来のDC/DCコンバータの第2の構成例を示す回路図である。
【図16】従来のDC/DCコンバータの第3の構成例を示す回路図である。
【図17】従来のDC/DCコンバータの第4の構成例を示す回路図である。
【図18】従来のDC/DCコンバータで発生する最大デューティのばらつきの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1:基準電圧源、2a〜2e:抵抗、3a:アンプ、3b〜3d:コンパレータ、4,4a:IC外部、5:スイッチングトランジスタ、6:論理素子、7:RSラッチ、8a,8b:定電流源、9:インバータ、10a,10b:コンデンサ、11:基準電圧回路、12:三角波発生回路、A1,A2、A5:アンプ、A3〜A4:コンパレータ、C1〜C4:コンデンサ、Coil(1),(2):コイル、D1,D2:ダイオード、L1,L2:論理素子、R1〜R10:抵抗、T1〜T6:スイッチングトランジスタ、VIN:入力電源、Aa,Ac,Ae:アンプ、Ab,Ad:コンパレータ、Ca〜Cd:コンデンサ、Coil:コイル、Da,Db:ダイオード、La,Lb:論理素子、Ra〜Rj:抵抗、Ta:スイッチングトランジスタ。
Claims (4)
- PWM制御されたパルスによりスイッチング素子をオン・オフして入力電圧を昇圧するDC/DCコンバータであって、
出力電圧が分圧された電圧の基準電圧からの差を増幅して出力するアンプと、
鋸歯状信号を生成する三角波回路と、
上記パルスのデューティ比の上限値の設定およびソフトスタート時間の設定に用いられる信号を生成するDTC生成回路と、
該DTC生成回路からの信号と上記三角波回路からの鋸歯状信号および上記アンプからの出力信号を入力として上記スイッチング素子をオン・オフ制御するパルスを生成するPWM制御回路と、
上記三角波回路と上記DTC生成回路に接続され各々の回路に基準電圧を供給する基準電圧源と
を有することを特徴とするDC/DCコンバータ。 - 請求項1に記載のDC/DCコンバータであって、
上記DTC生成回路は、
デューティ設定のための抵抗を外部に調節可能に有することを特徴とするDC/DCコンバータ。 - 請求項1、もしくは、請求項2のいずれかに記載のDC/DCコンバータであって、
上記三角波回路を上記DTC生成回路より早く立ち上げる手段を有することを特徴とするDC/DCコンバータ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のDC/DCコンバータであって、
立ちあがりシーケンスを必要とする多出力型のDC/DCコンバータであることを特徴とするDC/DCコンバータ。
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