JP2004040419A - 通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法 - Google Patents
通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】第1の通信ノード1では、送信データ記憶装置4で送りたいデータを保持し、通信先アドレス記憶装置8が送信データの宛先IPアドレスを保持し、通信先アドレス変更指示装置10が通信先アドレス変更の必要性を判断し指示を出し、通信先アドレス指定装置9が宛先IPアドレスを与え保持したデータを送信する。第2の通信ノード2では、自己IPアドレスを保持し、データを受信して保持し、第1の通信ノード1から送られた変更指示を受付けて保持する自己IPアドレスを変更する。通信ノード1および通信ノード2間の通信において、自己IPアドレス変更を行なうことでネットワークアドレスを一致させ、通信ノードの通信先アドレスを動的に変更しても接続を可能とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法に関し、たとえば、通信ネットワーク上でのアドレスの変更管理を柔軟且つ効率的に実行する通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法は、たとえば、通信ネットワークにおいて適用される。局所的な通信ネットワークで接続された複数の通信ノードから構成された複合端末を各地に多数設置する場合は、この複合端末が設置先に設置された直後に設置先において通信先アドレスを本来の通信先アドレスに設定することによって、ホストコンピュータや監視端末との通信を行なえるような方式としている。
【0003】
本発明と技術分野の類似する先願発明例1として、特開2000−41329号公報の「保護継電装置」がある。本先願発明例1では、IPアドレスを管理・保管するCPUボードと、IPアドレスを仮保管しパソコンと結合するイーサーネットボードとを設け、パソコンはイーサーネットボードを介してCPUボードのIPアドレスを変更し、イーサーネットボードはパソコンとの新規のIPアドレスとし、CPUボードからIPアドレスの強制変更指令を受信したときに既知のIPアドレスへ変更するようにしている。これにより、稼働状態のまま、IPアドレスを変更可能としている。
【0004】
先願発明例2の特開昭60−246151号公報の「データ伝送方式」では、複数のノード郡より構成されるグループアドレスを動的に生成消滅させ、グループアドレスを動的に変更可能としている。
【0005】
先願発明例3の特開平10−276217号公報の「車両LAN端末IPアドレス自動設定方式」では、複数のLAN端末からの要求に応答して、車両の在線時間を基に、有効期間を指定したIPアドレスを割り付ける車両LAN端末の、IPアドレス自動設定を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には、次のような問題点を伴う。
第1の問題点は、複合端末に対する本来の通信先アドレス設定のために設置先に赴かなければならず、時間や労力が必要となることである。
【0007】
その理由は、複合端末がホストコンピュータや監視端末との通信を行なうためには、複合端末に対して通信先アドレスの設定が必要である。このため、通信ネットワークの構成によっては同一の通信先アドレス設定でも通信可能な場合もあるが、通信ネットワークがインターネット等の場合においては複合端末それぞれ個別の通信先アドレスの設定が必要になるからである。
【0008】
また、複合端末を設置先に運ぶ前に一個所に集めて集中的に通信先アドレス設定を行なう方法も考えられるが、その場合でも複合端末それぞれ個別の通信先アドレスを設定する必要があり、更に個別の通信先アドレスが設定された複合、端末を設置先に運ぶ時のために設置先別の輸送先管理が必要となり、同様に時間や労力が必要となる。
【0009】
第2の問題点は、複合端末に対する本来の通信先アドレスを設定する時に設定誤りを侵す可能性が高くなることである。その理由は、複合端末それぞれに個別の通信先アドレスを設定するために、設定作業の共通化が図れず、結果として設定誤りを侵す確率が高くなるからである。
【0010】
本願発明と技術的に近似していると目される上記先願発明例2の特開昭60−246151号公報の「データ伝送方式」では、複数のノード郡より構成されるグループアドレスを動的に変更可能としたものであり、本願発明が個別ノードに対応している点において相違している。
【0011】
本発明は、通信ノードの通信先アドレスを動的に変更しても通信ノード間の接続を行なうことができる通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法を提供することを目的とする。
【0012】
より詳細には、それぞれ通信先アドレスを持った通信ノードが通信ネットワークを介して相互接続される情報通信システムにおいて、通信ノードの通信先アドレスを動的に変更しても現在の通信先アドレスを見失うことなく、通信ノード間の接続を行なうことができる通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明の通信先アドレス管理システムは、送りたいデータを保持する送信データ記憶装置、データを送信する送信装置、送信データの宛先IPアドレスを保持する通信先アドレス記憶装置、送信装置に対して宛先IPアドレスを与える通信先アドレス指定装置、および通信先アドレス変更の必要性を判断し指示を出す通信先アドレス変更指示装置を有する第1の通信ノードと、データを受信する受信装置、受信し受取ったデータを保持する受信データ記憶装置、第1の通信ノードの通信先アドレス変更指示装置から送られた指示を受付ける通信先アドレス変更指示受付装置、および受信装置が持つ自己IPアドレスを変更する通信先アドレス変更装置を有する第2の通信ノードとを備え、通信先アドレス記憶装置は送信装置の自己IPアドレスを保持し、通信先アドレス指定装置で送信装置の自己IPアドレス変更を行なうことで送信装置と受信装置との間の通信におけるネットワークアドレスを一致させる機能を構成し、第1の通信ノードと第2の通信ノード間の接続アドレスを動的に変更可能としたことを特徴としている。
【0014】
上記の通信先アドレス記憶装置は、現在有効な宛先IPアドレスを保持する現在通信先アドレス記憶部と、履歴として過去に有効であった宛先IPアドレスを保持する過去通信先アドレス記憶部とを備えて構成され、第1の通信ノードおよび第2の通信ノードの少なくとも1つは、TCP/IP通信機能を有するコンピュータ装置であるとするとよい。
【0015】
請求項4記載の発明の通信先アドレス管理方法は、第1の通信ノードでは、送りたいデータを保持し、送信データの宛先IPアドレスを保持し、通信先アドレス変更の必要性を判断し指示を出し、宛先IPアドレスを与え保持したデータを送信し、第2の通信ノードでは、自己IPアドレスを保持し、データを受信して保持し、第1の通信ノードから送られた変更指示を受付けて保持する自己IPアドレスを変更し、第1の通信ノードと第2の通信ノードとの間の通信において自己IPアドレス変更を行なうことでネットワークアドレスを一致させ、第1の通信ノードと第2の通信ノード間の接続アドレスを動的に変更可能としたことを特徴としている。
【0016】
また、上記第1の通信ノードでの送信データの宛先IPアドレスの保持は、現在有効な宛先IPアドレスの保持と、履歴として過去に有効であった宛先IPアドレスの保持とを含み、データの送受信は、TCP/IP通信により行うとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明による通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法の実施の形態を詳細に説明する。図1から図3を参照すると、本発明の通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法の一実施形態が示されている。図1は通信先アドレス管理システムの実施例の構成例を示すブロック図、図2は通信先アドレス管理方法の動作手順例を示すフローチャート、図3は図2中のステップA4をより詳細に示したフローチャートである。
【0018】
(構成例)
図1を参照すると、本実施例の通信先アドレス管理システムは、プログラム制御により動作するTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol )通信機能を持ったパーソナルコンピュータである第1の通信ノード1と、複合機能装置である第2の通信ノード2とが、イーサネット(登録商標)方式のローカルエリアネットワークである通信ネットワーク3を介して相互に接続することでシステム構成されている。
【0019】
第1の通信ノード1は、TCP/IP通信で送りたいデータを保持する送信データ記憶装置4と、TCP/IP通信でデータを送信する送信装置5と、送信データの宛先IPアドレスを保持する通信先アドレス記憶装置8と、送信装置5に対して宛先IPアドレスを与える通信先アドレス指定装置9と、通信先アドレス変更の必要性を判断し指示を出す通信先アドレス変更指示発生装置10とを有する。
【0020】
通信先アドレス記憶装置8は、現在有効な宛先IPアドレスを保持する現在通信先アドレス記憶部81と、履歴として過去に有効であった宛先IPアドレスを保持する過去通信先アドレス記憶部82とを有する。
【0021】
第2の通信ノード2は、TCP/IP通信でデータを受信する受信装置6と、TCP/IP通信で受取ったデータを保持する受信データ記憶装置7と、第1の通信ノード1の通信先アドレス変更指示装置10から送られた指示を受付ける通信先アドレス変更指示受付装置11と、受信装置6が持つ自己IPアドレスを変更する通信先アドレス変更装置12とを有する。
【0022】
なお、図1では図示を省略しているが、実際には通信先アドレス記憶装置8には送信装置5の自己IPアドレスも保持し、通信先アドレス指定装置9には送信装置5の自己IPアドレス変更も行なうことで、送信装置5と受信装置6とのネットワークアドレスを一致させる機能も含まれている。
【0023】
(動作例)
次に、図1のブロック図及び図2のフローチャートを参照して本実施例の全体の動作について詳細に説明する。
まず、通信先アドレス指定装置9は、通信先アドレス記憶装置8の現在通信先アドレス記憶部81から通信相手先である受信装置6で現在有効になっている通信先アドレスを読込み(ステップA1)、それを送信装置5に現在通信先アドレスとして設定をする(ステップA2)。
【0024】
送信データ記憶装置4は通信相手先に送る送信データを送信装置5に設定する(ステップA3)。送信データが設定された送信装置5は、通信先アドレス指定装置9から渡された通信先アドレスを通信の相手先として、送信データ記憶装置4から渡された送信データを送信する(ステップA4)。
【0025】
受信装置6は、現在有効になっている自分自身の通信先アドレスに対して送られたデータを受信する(ステップB1)。受信装置6は、受信したデータを受信データ記憶装置7に格納し保存する(ステップB2)。
【0026】
通信先アドレス変更指示発生装置10が受信装置6の通信先アドレス変更が必要であると判断しない場合は(ステップA9/不要、ステップB6/指示無し)、図2のステップA3とステップA4及びステップB1とステップB2を繰返し実行し、データ通信が継続される。
【0027】
通信先アドレス変更指示発生装置10が受信装置6の通信先アドレス変更が必要であると判断した場合は(ステップA9/要)、通信先アドレス変更指示発生装置10は送信装置5に対して、受信装置6の新しい通信先アドレスが入った通信先アドレス変更指示データを渡す(ステップA5)。送信装置5は、以前通信先アドレス指定装置9から渡されていた通信先アドレスを通信の相手先として、通信先アドレス変更指示発生装置10から渡された通信先アドレス変更指示データを送信する(ステップA6)。
【0028】
通信先アドレス変更指示発生装置10は、通信先アドレス記憶装置8に対して受信装置6の新しい通信先アドレスを渡す。すると、通信先アドレス記憶装置8は、現在通信先アドレス記憶部81のデータを過去通信先アドレス記憶部82に待避し(ステップA7)、通信先アドレス変更指示発生装置10から渡された受信装置6の新しい通信先アドレスで現在通信先アドレス記憶部81の内容を更新する(ステップA8)。
【0029】
受信装置6が受信したデータが通信先アドレス変更指示であれば(ステップB6/指示有り)、受信装置6はその指示データ通信先アドレス変更指示受付装置11に設定させる(ステップB3)。通信先アドレス変更指示受付装置11は、通信先アドレス変更指示に含まれる新しい通信先アドレスを通信先アドレス変更装置12に設定する(ステップB4)。これにより、通信先アドレス変更装置12は、新しい通信先アドレスを、受信装置6の新たに有効となる通信先アドレスとして受信装置6に設定する(ステップB5)。
【0030】
その後送信装置5は通信相手である受信装置6にデータが届くようにする。このために、通信先アドレス指定装置9は、通信先アドレス記憶装置8の現在通信先アドレス記憶部81から通信相手先である受信装置6で現在有効になっている通信先アドレスを読込み(ステップA1)、それを送信装置5に設定する(ステップA2)。
【0031】
送信データ記憶装置4は、通信相手先に送るデータを送信装置5に設定する(ステップA3)。送信装置5は、通信先アドレス指定装置9から渡された通信先アドレスを通信の相手先として、送信データ記憶装置4から渡されたデータを送信する(ステップA4)。
【0032】
受信装置6は、現在有効になっている自分自身の通信先アドレスに対して送られたデータを受信し(ステップB1)、受信したデータを受信データ記憶装置7に格納する(ステップB2)。
以上のステップを繰り返し、新しい通信先アドレスによる通信が継続される。
【0033】
図1において、第1の通信ノード1は、通信ネットワーク3を介して第2の通信ノード2と相互接続された情報通信システムとして構成される。本システムにおいて、送信データ記憶装置1のデータを送信装置5から受信装置6に送り受信データ記憶装置7に格納する。送信装置5は、通信相手である受信装置6にデータが届くようにするために、通信先アドレス記憶装置8に保持されている受信装置6が現在持っている通信先アドレスを通信先アドレス指定装置9が読込み、送信装置5に対して指定する。受信装置6は、自分自身が現在持っている通信先アドレスに対して届けられたデータを受取ることにより、第1の通信ノード1と第2の通信ノード2との接続が成立する。
【0034】
ここで、通信先アドレス変更指示発生装置10より受信装置6の通信先アドレス変更指示が出された場合は、その指示は送信装置5から受信装置6を経由し通信先アドレス変更指示受付装置11に届けられ、通信先アドレス変更装置12によって受信装置6が現在持っている通信先アドレスの変更がなされる。同時に通信先アドレス変更指示発生装置10は、通信先アドレス記憶装置8に対して受信装置6が新しく持った通信先アドレスの書込みを行なう。この時通信先アドレス記憶装置8は、受信装置6が以前持っていた通信先アドレスも履歴として保持する。
【0035】
その後送信装置5は、通信相手である受信装置6にデータが届くようにするために、通信先アドレス記憶装置8に保持されている受信装置6が新しく持った通信先アドレスを、通信先アドレス指定装置9が読込み送信装置5に対して指定する。受信装置6は、先に変更された新しい通信先アドレスに対応して、届けられたデータを受取る。このことにより、第1の通信ノード1と第2の通信ノード2との接続が成立する。
【0036】
このようにして、通信ノードの通信先アドレスを動的に変更しても現在の通信先アドレスを見失うことなく、通信ノード間の接続を可能にする。
【0037】
(効果)
第1の効果は、局所的な通信ネットワークで接続された複数の通信ノードから構成された複合端末を各地に多数設置する場合において、その複合端末の通信先アドレスの初期設定作業を共通化する。このことによってアドレス初期設定作業の省力化を図り、複合端末が設置先に設置されてから遠隔通信にて本来の通信先アドレスに変更することが自在にできることにある。
【0038】
その理由は、設置先に最初に設置された複合端末は、その通信先アドレスが共通作業で設定された既知の初期通信先アドレスとなっており、遠隔通信で複合端末を監視制御する監視端末から、設置直後の複合端末に対して通信先アドレス変更指示を送信することが可能であるためである。このため、通信先アドレス変更指示を受信して、複合端末が本来の通信先アドレスに変更された後でも、監視端末との通信を継続することが可能となる。
【0039】
第2の効果は、データ通信の合間で随時通信先アドレスを変更することにより不正な通信傍受を困難にすることである。その理由は、一定の時間間隔または何らかのタイミングで通信先アドレス変更指示を出すことによって、随時通信先アドレスを変更しつつ通信を継続することができるためである。
【0040】
(他の実施例)
次に、本発明の他の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図3を参照すると、本実施例は、図2の手順に対して一時的通信障害発生時の回復機能が追加されており、図2のステップA4に対する追加手順を表している。
【0041】
もし通信先アドレス変更指示の送信が一時的通信障害発生等が原因で失敗した場合は、現在通信先アドレス記憶部81には新しい通信先アドレスが格納されている。しかし、受信装置6の通信先アドレスは新しい通信先アドレスに変更されていない状態となり、このままでは通信を継続することが不可能になるという問題がある。本他の実施例では、この問題を図3に示す手順により解決している。本構成の内容を以下に詳述する。
【0042】
まず、送信装置5の送信が行われ(ステップC1)、もし送信が失敗した場合は(ステップC4/失敗)、過去通信先アドレス記憶部82に待避されている以前使われていた受信装置6の通信先アドレスを読み取り、送信装置5に再設定し(ステップC2)、再度送信を行なう(ステップC3)。
【0043】
もし通信先アドレス変更指示の送信が失敗した場合等で、受信装置6の通信先アドレスが新しくなっていなければ、受信装置6の通信先アドレスは以前の通信先アドレスのままである。このため、正しく送信が行なわれ(ステップC5/成功)、通信は正常に終了する。但し、送信が不成功であれば(ステップC5/失敗)、通信は異常終了する。
【0044】
また応用例としての別の実施例においては、図1の通信先アドレス記憶装置8を二重化し、通信ノードのハードウェア障害時においても現在有効な通信先アドレスを消失させてしまわないような工夫を行なう。
【0045】
(具体例)
上記実施例のより具体的な一例として以下に説明する。以下に記述する具体例は、ATM(automatic teller machine/現金自動入出機)の管理における例である。
【0046】
図1における第1の通信ノードはATM(端末機器)を管理する管理コンピュータであり、第2の通信ノード2は所定の場所に設置された複数のATMとする。このATMは、複数の設置場所に設置され、各設置場所には1台以上のATMが設置されているものとする。
【0047】
上記のシステム構成において、ATMは運用のために設置場所への出荷時に、管理のための初期ITアドレスが設定される。この初期ITアドレスは、ATM機器そのものを管理するためのものであり、例えば、機器としての製品シリアル番号を含む番号である。
【0048】
ATMは目的の設置場所へ設置され第2の通信ノード2となり、通信ネットワーク3を介して第1の通信ノード1との通信が可能となる。新たに設置されたATMは、第1の通信ノード1と通信接続され、管理のための新たな通信先アドレスが与えられる。この新たな通信先アドレスは、設置場所、この設置場所における複数台の機器中の識別符号、運用履歴等を管理可能とするアドレスである。これにより、第2の通信ノード3の、履歴、経歴、機器状態、運用実績等を含む各種の情報管理が、容易となる。
【0049】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例である。ただし、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法は、第1の通信ノードで、送りたいデータを保持し、送信データの宛先IPアドレスを保持し、通信先アドレス変更の必要性を判断し指示を出し、宛先IPアドレスを与え保持したデータを送信し、第2の通信ノードで、自己IPアドレスを保持し、データを受信して保持し、第1の通信ノードから送られた変更指示を受付けて保持する自己IPアドレスを変更する。これにより、第1の通信ノードと第2の通信ノードとの間の通信において、自己IPアドレス変更を行なうことでネットワークアドレスを一致させる。よって、通信ノードの通信先アドレスを動的に変更しても、第1の通信ノードと第2の通信ノード間の接続を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信先アドレス管理システムおよび通信先アドレス管理方法の実施形態に適用される、通信先アドレス管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】通信先アドレス管理方法の動作手順例を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップA4をより詳細に示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 第1の通信ノード
2 第2の通信ノード
3 通信ネットワーク
4 送信データ記憶装置
5 送信装置
6 受信装置
7 受信データ記憶装置
8 通信先アドレス記憶装置
9 通信先アドレス指定装置
10 通信先アドレス変更指示発生装置
11 通信先アドレス変更指示受付装置
12 通信先アドレス変更装置
81 現在通信先アドレス記憶部
82 過去通信先アドレス記憶部
Claims (6)
- 送りたいデータを保持する送信データ記憶装置、該データを送信する送信装置、送信データの宛先IPアドレスを保持する通信先アドレス記憶装置、前記送信装置に対して宛先IPアドレスを与える通信先アドレス指定装置、および通信先アドレス変更の必要性を判断し指示を出す通信先アドレス変更指示装置を有する第1の通信ノードと、
前記データを受信する受信装置、該受信し受取ったデータを保持する受信データ記憶装置、前記第1の通信ノードの通信先アドレス変更指示装置から送られた指示を受付ける通信先アドレス変更指示受付装置、および前記受信装置が持つ自己IPアドレスを変更する通信先アドレス変更装置を有する第2の通信ノードとを備え、
前記通信先アドレス記憶装置で前記送信装置の自己IPアドレスを保持し、前記通信先アドレス指定装置で前記送信装置の自己IPアドレス変更を行なうことで前記送信装置と前記受信装置との間の通信におけるネットワークアドレスを一致させる機能を構成し、
前記第1の通信ノードと前記第2の通信ノード間の接続アドレスを動的に変更可能としたことを特徴とする通信先アドレス管理システム。 - 前記通信先アドレス記憶装置は、現在有効な宛先IPアドレスを保持する現在通信先アドレス記憶部と、履歴として過去に有効であった宛先IPアドレスを保持する過去通信先アドレス記憶部とを備えて構成されたことを特徴とする請求項1記載の通信先アドレス管理システム。
- 前記第1の通信ノードおよび第2の通信ノードの少なくとも1つは、TCP/IP通信機能を有するコンピュータ装置であることを特徴とする請求項1または2記載の通信先アドレス管理システム。
- 第1の通信ノードでは、送りたいデータを保持し、送信データの宛先IPアドレスを保持し、通信先アドレス変更の必要性を判断し指示を出し、宛先IPアドレスを与え前記保持したデータを送信し、
第2の通信ノード2で自己IPアドレスを保持し、前記データを受信して保持し、前記第1の通信ノードから送られた変更指示を受付けて前記保持する自己IPアドレスを変更し、
前記第1の通信ノードと前記第2の通信ノードとの間の通信において前記自己IPアドレス変更を行なうことでネットワークアドレスを一致させ、
前記第1の通信ノードと前記第2の通信ノード間の接続アドレスを動的に変更可能としたことを特徴とする通信先アドレス管理方法。 - 前記第1の通信ノードでの送信データの宛先IPアドレスの保持は、現在有効な宛先IPアドレスの保持と、履歴として過去に有効であった宛先IPアドレスの保持とを含むことを特徴とする請求項4記載の通信先アドレス管理方法。
- 前記データの送受信は、TCP/IP通信により行うことを特徴とする請求項4または5記載の通信先アドレス管理方法。
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JP2009044499A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Mitsubishi Electric Corp | 制御装置及びその制御方法 |
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