JP2002163165A - ネットワークデバイスの管理方法及びネットワークデバイス - Google Patents

ネットワークデバイスの管理方法及びネットワークデバイス

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JP2002163165A
JP2002163165A JP2000360958A JP2000360958A JP2002163165A JP 2002163165 A JP2002163165 A JP 2002163165A JP 2000360958 A JP2000360958 A JP 2000360958A JP 2000360958 A JP2000360958 A JP 2000360958A JP 2002163165 A JP2002163165 A JP 2002163165A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のネットワークデバイス設定情報又はフ
ァームウエアを容易かつ適切に設定又は更新する技術の
提供。 【解決手段】 デバイス情報管理部11が、ネットワー
クデバイス1の識別情報及びデバイス情報Aを送信する
ともに、他のネットワークデバイス2から受信した識別
情報及びデバイス情報Bを自己のデバイス情報と照合し
て近似度情報を生成し、識別情報データベース12に保
存し、設定・更新コマンドC1を受信したコマンド受信
部13が、コマンドデータベース15に保存し、設定・
更新処理部14が自己の設定又は更新処理を行い、コマ
ンド転送部16が設定・更新コマンドを近似度情報に基
づいて選択的に他のネットワークデバイス2に転送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上に
分散的に配置されている複数の情報機器(ネットワーク
デバイス)の設定・更新を管理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の情報機器を互いにネットワ
ークで接続したネットワークデバイスが使用されてい
る。これらネットワークデバイスは、設置環境に応じ
て、さまざまな初期設定が必要となることがある。ま
た、設置されたネットワークデバイスのファームウエア
の更新が必要となることもある。設定情報や更新用のフ
ァームウエア等の設定・更新データは、通常、データフ
ァイルの形式で構成されており、ネットワークのデータ
通信や、PCカード等の記憶媒体を介して各ネットワー
クデバイスへ入力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ネット
ワークを介してデータ通信を利用して、ネットワーク上
に散在している多数の情報機器について設定情報の設定
やファームウエアの更新を行うためには、設定・更新デ
ータを送信する作業を各情報機器ごとに何度も繰り返さ
なければならない。また、記憶媒体を介して設定・更新
を行うためには、各情報機器の所までその記憶媒体を運
ばなければならず、例えば、個々の情報機器の所在地へ
実際に人間が赴かなければならない場合もある。
【0004】さらに、ネットワーク上の全ての情報機器
のファームウエアを一律に更新することが必ずしも好ま
しくない場合がある。例えば、設定・更新データが、情
報機器の制御・設定コマンド体系と整合せず、新しい設
定情報が有効に作用しない場合がある。
【0005】また、例えば、更新を必要とする度合い
が、情報機器によって異なる場合がある。しかし、各情
報機器の更新の必要性を外部から判断することは一般的
に困難である。このため、更新を必要としていない情報
機器にまで不適切な更新が行われてしまう可能性があ
る。
【0006】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、複数のネットワークデバイスの設定情報
又はファームウエアを容易かつ適切に設定又は更新する
ことができる技術の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、本発明の請求項1に係るネットワークデバイスの管
理方法によれば、ネットワーク上に設置された複数の情
報機器の設定情報又はファームウエアを設定又は更新す
るにあたり、情報機器が、当該情報機器の識別情報とと
もに、当該情報機器の制御・設定コマンドの特性を反映
する構成、機能等のデバイス情報を、ネットワーク上の
他の情報機器へ送信する処理と、他の情報機器から識別
情報及びデバイス情報を受信した情報機器が、受信した
デバイス情報と自己のデバイス情報とを照合して、当該
他の情報機器の制御・設定コマンドと自己の制御・設定
コマンドとが共通する程度を示す近似度情報を生成し、
当該近似度情報を、当該他の情報機器の識別情報ととも
に保存する処理と、設定情報又はファームウエアを設定
又は更新するための設定・更新データ及び当該設定・更
新データの位置情報のいずれかを含む設定・更新コマン
ドを受信した情報機器が、当該設定・更新コマンドを保
存するとともに、当該設定・更新コマンドに従って、自
己の設定情報又はファームウエアを設定又は更新する処
理と、情報機器が、保存した設定・更新コマンドを、近
似度情報に基づいて選択的に他の情報機器に転送する処
理とを含む方法としてある。
【0008】このように、本発明によれば、他の情報機
器から受信したデバイス情報から近似度情報を生成し、
この近似度情報に基づいて設定・更新コマンドを他の情
報機器に転送する。これにより、複数の情報機器の設定
又は更新にあたり、最低一つの情報機器について設定又
は更新すれば、同種の設定・更新作業を必要とする他の
情報機器についても、自動的に設定・更新を行うことが
できる。
【0009】その上、近似度情報に基づいて転送するの
で、各情報機器に、その情報機器に制御・設定コマンド
体系と整合する設定・更新データを漏れなく送ることが
できる。また、近似度情報どうしが近似している場合に
は、更新の必要性も近似している傾向があるので、更新
を必要としている一つの情報機器について設定・更新デ
ータを送れば、同様に更新を必要としている他の情報機
器についても適切な設定・更新を行うことができる。
【0010】また、ネットワークデバイス間でデバイス
情報をやりとりしているので、ユーザが更新作業の適用
対象となる全ての情報機器の識別情報を把握する必要は
なく、さらに、識別情報を管理する必要もない。このよ
うに、本発明によれば、複数のネットワークデバイスの
設定情報又はファームウエアを容易かつ適切に設定又は
更新することができる。
【0011】また、請求項2記載の発明によれば、近似
度情報を生成する際に、デバイス情報の複数の項目に対
して重み付けをする方法としてある。このように重み付
けをすれば、デバイス情報のうち任意の項目を優先し
て、個々の情報機器に適した近似度情報を容易に生成す
ることができる。
【0012】また、請求項3記載の発明によれば、設定
・更新コマンドを受信した情報機器は、当該設定・更新
コマンドを送信した情報機器との近似度情報に基づい
て、選択的に当該設定・更新コマンドを保存するととも
に、当該設定・更新コマンドに従って、自己の設定情報
又はファームウエアを設定又は更新する方法としてあ
る。
【0013】このように、設定・更新コマンドの送信先
の情報機器との近似度情報に基づいて、その設定・更新
コマンドによる設定又は更新の実行の可否を判断すれ
ば、情報機器の制御・設定コマンド体系とより確実に整
合させることができ、より確実に新しい設定情報を有効
に作用させることができる。
【0014】また、請求項4記載の発明によれば、設定
・更新コマンドに識別子を付しておき、設定・更新コマ
ンドを受信した情報機器は、識別子と同一識別子が保存
されていない場合に、当該識別子及び当該設定・更新コ
マンドを保存するとともに、当該設定・更新コマンドに
従って、自己の設定情報又はファームウエアを設定又は
更新する方法としてある。
【0015】このように設定・更新コマンドの識別子を
チェックすれば、重複して転送されてきた設定・更新コ
マンドによって、重複して設定又は更新処理が行われる
ことを防ぐことができる。
【0016】また、本発明の請求項5に係るネットワー
クデバイスによれば、ネットワーク上に設置される情報
機器であるネットワークデバイスであって、当該情報機
器の識別情報とともに、当該情報機器の制御・設定コマ
ンドの特性を反映する構成、機能等のデバイス情報を、
ネットワーク上の他の情報機器へ送信し、他の情報機器
から識別情報及びデバイス情報を受信し、受信したデバ
イス情報と自己のデバイス情報とを照合して、当該他の
情報機器の制御・設定コマンドと自己の制御・設定コマ
ンドとが共通する程度を示す近似度情報を生成するデバ
イス情報管理部と、近似度情報が他の情報機器の識別情
報とともに保存される識別情報データベースと、設定情
報又はファームウエアを設定又は更新するための設定・
更新データ及び当該設定・更新データの位置情報のいず
れかを含む設定・更新コマンドを受信するコマンド受信
部と、設定・更新コマンドが保存されるコマンドデータ
ベースと、設定・更新コマンドに従って、自己の設定情
報又はファームウエアを設定又は更新する設定・更新処
理部と、保存した設定・更新コマンドを、近似度情報に
基づいて選択的に他の情報機器に転送するコマンド転送
部とを備える構成としてある。
【0017】このように、請求項5記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明と同様に、複数のネットワーク
デバイスの設定情報又はファームウエアを容易かつ適切
に設定又は更新することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。まず、図1を参照して、
実施形態のネットワークプリンタ等のネットワークデバ
イスの構成について説明する。図1では、ネットワーク
上の二つのネットワークデバイス1及び2を代表して示
す。
【0019】図1に示すように、ネットワークデバイス
1及び2は、それぞれ、デバイス情報管理部11、2
1、識別情報データベース12、22、コマンド受信部
13、23、設定・更新処理部14、24、コマンドデ
ータベース15、25、及び、コマンド転送部16、2
6を備えている。ネットワークデバイス1及び2の構成
要素は同一であるので、以下、ネットワークデバイス1
の構成について代表して説明する。
【0020】デバイス情報管理部11は、ネットワーク
デバイス1の識別情報及びデバイス情報Aを、ネットワ
ーク上の他のネットワークデバイス2等へ送信する。デ
バイス情報とは、ネットワークデバイス1又は2の制御
・設定コマンドの特性を反映する構成、機能等の情報を
いう。具体的には、例えば、ネットワークデバイスのモ
デルや給紙装置等の附属機器構成・処理速度等の能力に
関する情報をいう。そして、これら附属機器構成等の情
報は、制御・設定コマンドの特性を反映している。すな
わち、附属機器構成等が似通っているデバイスどうし
は、一般に、同一の制御・設定コマンドが有効に使用で
きる可能性が高い。
【0021】識別情報及びデバイス情報Aは、ネットワ
ークデバイスの起動時や、ネットワークへの接続確立時
に自動的に送信したり、又は、予め設定された更新時刻
に自動的に送信したりするとよい。この識別情報及びデ
バイス情報Aの送信により、ネットワークデバイス1の
ネットワークへの参入が通知されることになる。
【0022】なお、識別情報及びデバイス情報Aを送信
する機能は、ネットワーク管理者又はそれに相当するユ
ーザの要求により、停止したり再起動させたりしてもよ
い。また、この機能の停止中、稼働中を問わずに、管理
者又はそれに相当するユーザの指示によって、識別情報
及びデバイス情報Aを送信してもよい。
【0023】また、ネットワークデバイス2等の他のネ
ットワークデバイスからの識別情報及びデバイス情報B
を受信すると、デバイス情報管理部11は、受信したデ
バイス情報と自己のデバイス情報とを照合する。そし
て、デバイス情報管理部11は、例えば、ネットワーク
デバイス2の制御・設定コマンドと自己(ネットワーク
デバイス1)の制御・設定コマンドとが共通する程度を
示す近似度情報を生成する。この近似度情報において
は、例えば、ネットワークデバイスどうしの機能や形態
が似通っていれば、設定・制御コマンドの近似度も高く
なる。
【0024】ところで、デバイス情報の要素は、通常、
複数の要素を含んでいる。例えば、装置構成とモデルと
の二つの要素を含んでいることがある。この場合、装置
構成どうしが同一であっても、他のネットワークデバイ
ス2のモデルが自己のネットワークデバイス1のモデル
よりも遥かに古い場合と、モデルどうしはほぼ同じであ
っても、装置構成が全く異なる場合とでは、どちらの場
合の近似度をより高く設定すべきか選択の余地がある。
【0025】そこで、本実施形態では、近似度情報を生
成する際に、デバイス情報の複数の項目に対して重み付
けをする。このように重み付けをすれば、デバイス情報
のうち任意の項目を優先して、個々の情報機器に適した
近似度情報を容易に生成することができる。
【0026】そして、デバイス情報管理部11により生
成された、ネットワークデバイス2の近似度情報は、ネ
ットワークデバイス2の識別情報とともに、識別情報デ
ータベース12へ格納される。例えば、TCP/IP規
格においては、識別情報をIPアドレスで表し、近似度
情報を識別情報ごとに近似度を示す数値として表すとよ
い。
【0027】なお、生成した近似度情報は、必ずしも全
てを保存する必要はない。例えば、近似度情報を保存す
べきネットワークデバイスのアドレスの範囲を制限する
ように設定しておいたり、識別情報データベース12の
登録数の上限等を設定しておいたりして、設定条件を満
足する近似度情報だけを保存するようにしてもよい。ま
た、特定のネットワークデバイスの近似度情報の保存を
禁止(マスク処理)してもよい。
【0028】ところで、ネットワークデバイス間で識別
情報やデバイス情報をやり取りするためには、ネットワ
ークを介してネットワークデバイスどうしに論理的繋が
りがあること、すなわち、いつでも通信が可能な状態で
あることが必要である。このため、デバイス情報管理部
11により、この論理的繋がりを検証し、その検証結果
を管理者等に報告するとよい。
【0029】論理的繋がりの検証にあたっては、例え
ば、TCP/IPのプロトコルにおいては、PING等
の操作によるアドレスチェックに加え、SNMP(simp
le network management protocol:簡易ネットワーク監
視プロトコル)等を用いたデバイスチェックを行うこと
が望ましい。
【0030】次に、ネットワークに接続された端末10
や、他のネットワークデバイスからネットワークデバイ
ス1へ、設定・更新コマンドC1が送信された場合、コ
マンド受信部13が、その設定・更新コマンドC1を受
信する。この設定・更新コマンドC1は、ファイルとし
て扱うことができる。
【0031】また、設定・更新コマンドC1には、設定
情報又はファームウエアを設定又は更新するための設定
・更新データが直接含まれている場合もあるし、設定・
更新データが、その位置情報として間接的に含まれてい
る場合もある。例えば、TCP/IP(transmission c
ontrol protocol/internet protocol)に基づいたネッ
トワークでは、位置情報を、設定・更新データの格納さ
れているリソースサーバ4内のデータ位置を指定する情
報を、URL(Universal Resource Locator)規格に従
って記述するとよい。
【0032】なお、設定・更新コマンドC1は、ネット
ワークを介して送信された場合に限らず、PCカード等
の記憶媒体としてネットワークデバイス1に装填された
場合にも、コマンド受信部13により受信される。
【0033】そして、コマンド受信部13が受信した設
定・更新コマンドC1は、コマンドデータベース15に
保存される。ただし、この実施形態では、設定・更新コ
マンドC1のヘッダに識別子を付しておく。そして、設
定・更新コマンドを受信したネットワークデバイス1
は、ヘッダの識別子と同一識別子が保存されていない場
合にのみ、そのヘッダの識別子とともに、設定・更新コ
マンドC1を保存する。
【0034】このように設定・更新コマンドの識別子を
チェックすれば、重複して転送されてきた設定・更新コ
マンドによって、重複して設定又は更新処理が行われる
ことを防ぐことができる。なお、コマンドデータベース
15に登録されている各設定・更新コマンドの内容は、
表示装置(図示せず)に表示可能とするとよい。また、
コマンドデータベース15に登録されている各設定・更
新コマンドは、予め管理者又はそれに相当するユーザに
よって設定された条件、例えば経過時間や全データサイ
ズによって、自動的に抹消されるようにしてもよい。
【0035】さらに、この実施形態では、コマンド受信
部13は、受信した設定・更新コマンドを送信した情報
機器について近似度情報を、識別情報データベース12
から読み出す。そして、その近似度情報に基づいて、設
定・更新コマンド情報の保存を決定する。すなわち、設
定・更新コマンドが、近似度が一定基準よりも高いネッ
トワークデバイス等から送信された場合にのみ、選択的
にその設定・更新コマンドを保存するようにする。
【0036】次に、設定・更新処理部14は、コマンド
データベース15に保存された設定・更新コマンドに従
って、自己の設定情報又はファームウエアを設定又は更
新する。具体的には、設定・更新コマンドに、設定・更
新データが直接含まれている場合には、その設定・更新
データにより設定又は更新を行う。また、設定・更新コ
マンドに、設定・更新データが、その位置情報として間
接的に含まれている場合には、その位置情報の示す位置
から設定・更新データを読み出して、設定又は更新を行
う。例えば、位置情報に従って、リソースサーバ4内か
ら設定・更新データD1を読み出す。なお、設定・更新
処理後、ネットワーク管理者又はそれに相当するユーザ
によって予め設定された受信者対して、設定・更新結果
を電子メール等で通知してもよい。
【0037】次に、コマンド転送部16は、コマンドデ
ータベース15に保存された設定・更新コマンドを、識
別情報データベース12に保存されている近似度情報に
基づいて選択的に他の情報機器に転送する。すなわち、
近似度情報の示す近似度が一定以上のネットワークデバ
イスについてのみ、例えば、ネットワークデバイス2へ
設定・更新コマンドC2を選択的に送信する。
【0038】これにより、複数の情報機器の設定又は更
新にあたり、最低一つの情報機器について設定又は更新
すれば、同種の設定・更新作業を必要とする他の情報機
器についても、自動的に設定・更新を行うことができ
る。その上、近似度情報に基づいて転送するので、各情
報機器に、その情報機器に制御・設定コマンド体系と整
合する設定・更新データを漏れなく送ることができる。
また、近似度情報どうしが近似している場合には、更新
の必要性も近似している傾向があるので、更新を必要と
している一つの情報機器について設定・更新データを送
れば、同様に更新を必要としている他の情報機器につい
ても適切な設定・更新を行うことができる。
【0039】なお、設定・更新コマンドの転送は、例え
ば、設定・更新処理部14による設定又は更新処理の終
了等の任意好適な条件に従って自動的に開始するように
してもよい。また、予め設定された時間的なイベント
や、ネットワーク上に新たなデバイスが参入したことな
どを引き金として、自動的に転送処理を開始するように
してもよい。
【0040】また、コマンド転送部16の機能は、停止
させておくこともできる。コマンド転送部16により設
定・更新コマンドC2が転送されなければ、ネットワー
クデバイス1は、設定・更新コマンドの送信における終
端として位置づけられることになる。このように、特定
のネットワークデバイスを終端とすれば、設定・更新コ
マンドの転送によるネットワークの輻輳状態の継続時間
の短縮化を図ることができる。
【0041】さらに、ローカルネットワークで複数のデ
バイスを終端として設定しておき、管理者が設定情報更
新用に使用する一つのネットワークデバイスのみ「非終
端」としてもよい。その場合、管理者が「非終端」のネ
ットワークデバイスに対して設定作業をしても、その
「非終端」のネットワークデバイスに近似度情報が登録
されている「終端」ネットワークデバイス群からは、設
定・更新コマンドの再転送がされない。このため、これ
らネットワーク群からなるテリトリを越えた転送を抑制
することができる。
【0042】次に、図2及び図3のフローチャートを参
照して、本発明のネットワークデバイス1の動作例につ
いて説明する。まず、ネットワークデバイス1が、自己
の識別情報及びデバイス情報Aをネットワークデバイス
2へ送信する(図2のステップS1)。
【0043】また、ネットワークデバイス2から識別情
報及びデバイス情報Bを受信すると(図2のステップS
2)、受信したデバイス情報と自己のデバイス情報とを
照合する。そして、ネットワークデバイス2の制御・設
定コマンドと、自己(ネットワークデバイス1)の制御
・設定コマンドとが共通する程度を示す近似度情報を生
成する。さらに、生成した近似度情報を、当該他の情報
機器の識別情報とともに、識別情報データベース12に
保存する(図2のステップS3)。
【0044】なお、ステップS1と、ステップS2及び
S3との順序は、これに限定されない。また、特定の情
報機器から送信されてきた設定・更新コマンドの受信を
固定的に拒否するように設定しておくこともできる。
【0045】また、例えば端末10が設定・更新コマン
ドC1が、ネットワークデバイス1へ送出すると、ネッ
トワークデバイス1のコマンド受信部13が、設定・更
新コマンドC1を受信する(図3のステップS1)。続
いて、コマンド受信部13は、設定・更新コマンドC1
を送信した情報機器と、ネットワークデバイス1との近
似度情報を確認する(図3のステップS2)。
【0046】そして、近似度情報が高い場合に、選択的
に設定・更新コマンドC1をコマンドデータベース15
に保存する(図3のステップS3)。なお、送信元が端
末10である場合のように、送信元との近似度情報がな
い場合には、近似度が高いものとして次のステップへ進
むとよい。
【0047】また、設定・更新コマンドC1のヘッダに
チェックサム等の識別子を付しておき、その識別子と同
一識別子がコマンドデータベース15に保存されていな
いことを、近似度情報を確認する前段階で確認し、保存
されていない場合だけ、選択的に近似度情報を確認して
もよい。具体的には、例えば、ネットワークデバイス1
は、受信した設定・更新コマンドC1のヘッダのチェッ
クサムを一定の手順で算出し、そのデータが既に適用さ
れたものか否かを確認する。このように識別子としてヘ
ッダのチェックサムだけを利用すれば、設定・更新コマ
ンドのデータサイズが大きい場合にも、容易にチェック
サムを計算することができる。
【0048】続いて、設定・更新処理部14が、保存さ
れた設定・更新コマンドに従って、自己の設定情報又は
ファームウエアを設定又は更新する(図3のステップS
4)。
【0049】次に、コマンド転送部16は、識別情報デ
ータベースに登録されている、各ネットワークデバイス
の近似度情報の近似度を確認する(図3のステップS
5)。そして、コマンド転送部16が、コマンドデータ
ベースに保存されている設定・更新コマンドを、識別情
報データベース12に保存されている近似度情報が近い
ネットワークデバイス2などにのみ、選択的に転送する
ことになる(図3のステップS6)。
【0050】ここで、図4に、設定・更新コマンドの転
送の様子を示す。図4に示す例では、ネットワークデバ
イス1は、端末10から入力された設定・更新コマンド
C1を、ネットワークデバイス2〜6の各デバイスのう
ち、近似度情報の近いネットワークデバイス2及び6に
対してのみ、選択的に転送する。一方、近似度情報の近
似度の低いネットワークデバイス3、4及び5について
は、設定・更新コマンドを転送しない。
【0051】このように近似度情報に基づいて転送する
ので、各情報機器に、その情報機器に制御・設定コマン
ド体系と整合する設定・更新データを漏れなく送ること
ができる。また、近似度情報どうしが近似している場合
には、更新の必要性も近似している傾向があるので、更
新を必要としている一つの情報機器について設定・更新
データを送れば、同様に更新を必要としている他の情報
機器についても適切な設定・更新を行うことができる。
【0052】上述した実施の形態においては、本発明を
特定の条件で構成した例について説明したが、本発明
は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述した
実施の形態においては、ネットワーク上の二つの情報機
器を管理対象とした例について説明したが、本発明で
は、管理対象の情報機器の数はこれに限定されない。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、他の情報機器から受信したデバイス情報から近
似度情報を生成し、この近似度情報に基づいて設定・更
新コマンドを他の情報機器に転送する。これにより、複
数の情報機器の設定又は更新にあたり、最低一つの情報
機器について設定又は更新すれば、同種の設定・更新作
業を必要とする他の情報機器についても、自動的に設定
・更新を行うことができる。
【0054】その上、近似度情報に基づいて転送するの
で、各情報機器に、その情報機器に制御・設定コマンド
体系と整合する設定・更新データを漏れなく送ることが
できる。また、近似度情報どうしが近似している場合に
は、更新の必要性も近似している傾向があるので、更新
を必要としている一つの情報機器について設定・更新デ
ータを送れば、同様に更新を必要としている他の情報機
器についても適切な設定・更新を行うことができる。
【0055】また、ネットワークデバイス間でデバイス
情報をやりとりしているので、ユーザが更新作業の適用
対象となる全ての情報機器の識別情報を把握する必要は
なく、さらに、識別情報を管理する必要もない。このよ
うに、本発明によれば、複数のネットワークデバイスの
設定情報又はファームウエアを容易かつ適切に設定又は
更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるネットワークデバイスの管理
方法の説明図である。
【図2】実施形態におけるネットワークデバイスの動作
例を説明するためのフローチャートである。
【図3】設定・更新コマンドを受信した場合のネットワ
ークデバイスの動作例を説明するためのフローチャート
である。
【図4】設定・更新コマンドの選択的な転送を説明する
ためのブロック図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6 ネットワークデバイス 10 端末 11 デバイス情報管理部 12 識別情報データベース 13 コマンド受信部 14 設定・更新処理部 15 コマンドデータベース 16 コマンド転送部 20 リソースサーバ 21 デバイス情報管理部 22 識別情報データベース 23 コマンド受信部 24 設定・更新処理部 25 コマンドデータベース 26 コマンド転送部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に設置された複数の情報
    機器の設定情報又はファームウエアを設定又は更新する
    にあたり、 前記情報機器が、当該情報機器の識別情報とともに、当
    該情報機器の制御・設定コマンドの特性を反映する構
    成、機能等のデバイス情報を、前記ネットワーク上の他
    の情報機器へ送信する処理と、 他の情報機器から識別情報及びデバイス情報を受信した
    情報機器が、受信したデバイス情報と自己のデバイス情
    報とを照合して、当該他の情報機器の制御・設定コマン
    ドと自己の制御・設定コマンドとが共通する程度を示す
    近似度情報を生成し、当該近似度情報を、当該他の情報
    機器の識別情報とともに保存する処理と、 設定情報又はファームウエアを設定又は更新するための
    設定・更新データ及び当該設定・更新データの位置情報
    のいずれかを含む設定・更新コマンドを受信した情報機
    器が、当該設定・更新コマンドを保存するとともに、当
    該設定・更新コマンドに従って、自己の設定情報又はフ
    ァームウエアを設定又は更新する処理と、 前記情報機器が、保存した設定・更新コマンドを、前記
    近似度情報に基づいて選択的に他の情報機器に転送する
    処理とを含むことを特徴とするネットワークデバイスの
    管理方法。
  2. 【請求項2】 前記近似度情報を生成する際に、前記デ
    バイス情報の複数の項目に対して重み付けをすることを
    特徴とする請求項1記載のネットワークデバイスの管理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記設定・更新コマンドを受信した情報
    機器は、当該設定・更新コマンドを送信した情報機器と
    の近似度情報に基づいて、選択的に当該設定・更新コマ
    ンドを保存するとともに、当該設定・更新コマンドに従
    って、自己の設定情報又はファームウエアを設定又は更
    新することを特徴とする請求項1又は2記載のネットワ
    ークデバイスの管理方法。
  4. 【請求項4】 前記設定・更新コマンドに識別子を付し
    ておき、 前記設定・更新コマンドを受信した情報機器は、前記識
    別子と同一識別子が保存されていない場合に、当該識別
    子及び当該設定・更新コマンドを保存するとともに、当
    該設定・更新コマンドに従って、自己の設定情報又はフ
    ァームウエアを設定又は更新することを特徴とする請求
    項1、2又は3記載のネットワークデバイスの管理方
    法。
  5. 【請求項5】 ネットワーク上に設置される情報機器で
    あるネットワークデバイスであって、 当該情報機器の識別情報とともに、当該情報機器の制御
    ・設定コマンドの特性を反映する構成、機能等のデバイ
    ス情報を、前記ネットワーク上の他の情報機器へ送信
    し、他の情報機器から識別情報及びデバイス情報を受信
    し、受信したデバイス情報と自己のデバイス情報とを照
    合して、当該他の情報機器の制御・設定コマンドと自己
    の制御・設定コマンドとが共通する程度を示す近似度情
    報を生成するデバイス情報管理部と、 前記近似度情報が他の情報機器の識別情報とともに保存
    される識別情報データベースと、 設定情報又はファームウエアを設定又は更新するための
    設定・更新データ及び当該設定・更新データの位置情報
    のいずれかを含む設定・更新コマンドを受信するコマン
    ド受信部と、 前記設定・更新コマンドが保存されるコマンドデータベ
    ースと、 前記設定・更新コマンドに従って、自己の設定情報又は
    ファームウエアを設定又は更新する設定・更新処理部
    と、 保存した設定・更新コマンドを、前記近似度情報に基づ
    いて選択的に他の情報機器に転送するコマンド転送部と
    を備えることを特徴とするネットワークデバイス。
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