JP2004040267A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホッチキスやクリップで綴じられている原稿が装置内部へ取り込まれることを防止することのできる自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置を提供することを目的としている。
【解決手段】原稿を1枚ずつ取り込んで、原稿を搬送しながら読み取りを行なう画像読取装置において、原稿に付いている金属を吸着する磁石が設けられている。前記磁石は、原稿経路の上側及び下側の少なくとも一方において、原稿の幅方向全長に渡って設けられている。さらに、画像読取装置には、原稿搬送路の途中にあって、取り込んだ原稿の到達を検出するセンサと、取込みローラが駆動したにも関わらず原稿の到達を検出しない場合、原稿搬送用ローラを停止させ、原稿に対する金属の付着確認を促すメッセージを表示させる制御手段が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】原稿を1枚ずつ取り込んで、原稿を搬送しながら読み取りを行なう画像読取装置において、原稿に付いている金属を吸着する磁石が設けられている。前記磁石は、原稿経路の上側及び下側の少なくとも一方において、原稿の幅方向全長に渡って設けられている。さらに、画像読取装置には、原稿搬送路の途中にあって、取り込んだ原稿の到達を検出するセンサと、取込みローラが駆動したにも関わらず原稿の到達を検出しない場合、原稿搬送用ローラを停止させ、原稿に対する金属の付着確認を促すメッセージを表示させる制御手段が設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動原稿搬送装置を備えた、コピー機、ファクシミリ装置等の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動原稿搬送装置を搭載したファクシミリ装置において、複数枚の原稿をファクシミリ送信する場合、原稿は重ねて原稿載置トレイ上にセットされ、スタートキーが押下されることによって、1枚ずつ分離されながら搬送される。
【0003】
ところで、複数枚の原稿は、ホッチキスやクリップで綴じられていることが少なくない。したがって、複数枚の原稿をファクシミリ送信する場合、ユーザは、原稿にホッチキスやクリップが付いていないかをチェックする必要がある。ホッチキスやクリップを見落としてしまった場合、また、この動作を怠ってしまった場合、原稿は、ホッチキスやクリップが付いたままファクシミリ装置内へ取込まれることになる。その結果、原稿搬送路に傷が付く、原稿そのものが破損する、給紙ジャムが起こる等といった問題が発生する。
【0004】
そこで、このようなトラブルを回避するための解決法として、例えば、特開平8−113387がある。これによると、原稿のホッチキスやクリップを検知するための金属検知センサが設けられ、ホッチキスやクリップが検知された場合には、制御手段によって原稿の搬送が中止される。これによって、ホッチキスやクリップの付いた原稿が自動原稿搬送装置内部に取り込まれることを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動原稿搬送装置に金属検知センサを設けることは、ユーザにとってコスト面において負担であり、また画像読取装置全体の構造を複雑にするという問題点がある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成によって、ホッチキスやクリップが付いている原稿が自動原稿搬送装置内部へ取り込まれることを防止することのできる画像読取装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像読取装置では、原稿を載置する原稿載置トレイと、原稿を1枚ずつ分離しながら搬送する原稿分離手段と、原稿の読み取りを行なう読取手段を備えた画像読取装置において、原稿に付いている金属を吸着する磁石を原稿分離手段近傍に設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の画像読取装置は、請求項1記載の画像読取装置において、前記磁石は、原稿搬送路の上側及び下側の少なくとも一方において、原稿の幅方向全長に渡って設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の画像読取装置は、請求項1又は2記載の画像読取装置において、原稿分離手段の直ぐ上流側には、原稿載置トレイから原稿を抽出する原稿抽出手段を備え、前記磁石は、原稿抽出手段と原稿分離手段の間において、原稿搬送路の上側に設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の画像読取装置は、請求項3記載の画像読取装置において、原稿抽出手段と原稿分離手段は駆動伝達機構を介して連動可能に設けられており、原稿分離手段の軸を中心に揺動する原稿抽出手段が原稿に対して上下動する際に前記磁石と干渉しないように、原稿抽出手段と原稿分離手段の軸は前記磁石の外側まで延びており、駆動伝達機構は前記磁石の端部よりも外側に設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の画像読取装置は、請求項1又は2記載の画像読取装置において、前記磁石は、原稿分離手段の直ぐ下流側に設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の画像読取装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置において、原稿搬送路の途中にあって、取り込んだ原稿の到達を検出するセンサと、原稿搬送用ローラが駆動したにも関わらず原稿の到達を検出しない場合、原稿搬送用ローラを停止させ、原稿に対する金属の付着確認を促すメッセージを表示させる制御手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態を図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施の形態に限定されるものではない。
【0014】
図1、図2を用いて、本発明のADF(自動原稿搬送装置)10を備えた画像読取装置1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るADFを備えた画像読取装置の側面断面図である。図2は、図1の平面図である。
【0015】
画像読取装置1は、ADF10とスキャナ34(図示せず)とを備えている。ADF10は、スキャナフレーム25に取り付けられている。スキャナフレーム25の内部にはスキャナ34が設けられており、スキャナ34は、光源、複数のミラー、レンズ、及び撮像素子(CCD)を備えている。
【0016】
図1に示されるように、ADF10においては、従来公知のADFの場合と同様に、横向きの略U字状に構成した原稿搬送路13を設けており、原稿載置トレイ21と原稿排出トレイ22の間を接続している。前記原稿搬送路13は本体フレーム11の周囲部分に設けている図示を省略するガイド板と、開閉フレームとしての上部材12の内面に設けているガイド板(図示を省略)とにより区画され、コンタクトガラス3による読み取り位置の下流部では、排出ローラ20に達する案内路を設けている。また、前記原稿搬送路13は、上部材12を支軸12aを中心にして揺動させて開くことにより、原稿搬送路13の上部分を開放可能としている。
【0017】
原稿載置トレイ21には、原稿がセットされたか否かを検出するための原稿セットセンサAが設けられている。原稿搬送路13には、原稿載置トレイ21に続く原稿挿入部に上下動可能なピックアップローラ14を配置し、ピックアップローラ14は、原稿を取り込む際にのみ、所定の時間だけ原稿に押圧するように下降される。ピックアップローラ14の直ぐ下流側に、セパレートローラ15とリタードローラ16とを対向させて設けて、原稿を1枚ずつ分離して原稿搬送路13に向けて給紙する。したがって、セパレートローラ15とリタードローラ16が、原稿取込口となる。ピックアップローラ14は、原稿取り込みの際、搬送用ローラ駆動モータ37の回転駆動に伴って下降し、ピックアップローラ14によって送られた原稿の先端がセパレートローラ15とリタードローラ16との間に到達すると上昇復帰する。
【0018】
前記原稿搬送路13内には、第1搬送ローラ17、第2搬送ローラ18、第3搬送ローラ19を所定の間隔で配置している。第1搬送ローラ17と第2搬送ローラ18の間には、原稿の到達を検出する原稿到達センサBが設けられている。第2搬送ローラ18と第3搬送ローラ19の間では、原稿を一定の速度で搬送しながら、コンタクトガラス3の部分で読み取りを行ない、読み取った原稿を排出ローラ20より原稿排出トレイ22に向けて排出させる。
【0019】
さらに、ADF10には、原稿に付いているホッチキスやクリップを吸着する磁石M1、M2、M3が、原稿搬送路13に設けられている。図1において、ピックアップローラ14とセパレートローラ15の間では原稿搬送路13の上側に磁石M1、セパレートローラ15と第1搬送ローラ17の間では原稿搬送路13の上側に磁石M2、下側に磁石M3が設けられている。
【0020】
複数枚からなる原稿が原稿載置トレイ21にセットされた場合、原稿は最上面のものより順にピックアップローラ14によって取込まれる。ピックアップローラ14とセパレートローラ15の間では、原稿はまだ数枚重なった状態にある。その後、セパレートローラ15とリタードローラ16によって最上面の原稿より1枚ずつADF10内部へ取込まれる。したがって、セパレートローラ15とリタードローラ16によって取込まれる1枚に付いているホッチキスやクリップを磁石M1が吸着すれば良いため、ピックアップローラ14とセパレートローラ15の間では、原稿搬送路13の下側には磁石を設けなかった。また、セパレートローラ15と第1搬送ローラ17の間では、原稿は1枚になっているため、磁石M2、M3のいずれによっても原稿に付いているホッチキスやクリップを吸着することが可能である。
【0021】
しかし、ホッチキスやクリップの付いた原稿が原稿搬送路13内へ取り込まれることを防止することが目的であるため、磁石M1、M2、M3は第1搬送ローラ17より上流側で、且つ最初の搬送ローラであるピックアップローラ14より下流側に設けられていればよい。したがって、図示したように、3箇所全てに設ける必要はなく、少なくとも1箇所に設けられてあれば、ホッチキスやクリップの付いた原稿がADF10内部へ取り込まれることを防止することが可能となる。
【0022】
また、原稿の到達を検出する原稿到達センサBを、原稿搬送路13沿いに、第1搬送ローラ17と第2搬送ローラ18の間(磁石M1、M2、またはM3より下流側の位置)に設けたのは、原稿にホッチキスやクリップが付いていた場合、原稿は磁石M1、M2、またはM3に吸着されるため、原稿は第1搬送ローラ17に到達しないからである。したがって、図示の位置に原稿到達センサBを設けることによって、原稿が磁石M1、M2、またはM3に吸着されていることをADF10が認識することが可能となる。その具体的動作については後述する。
【0023】
次に、図2を用いて、画像読取装置1の平面図について説明する。図2は、ADF10内部にあるピックアップローラ14、セパレートローラ15、磁石M1の配置構造を説明するためのものであり、上部材12は省略してある。図2において、Dは原稿、14a、15aは駆動軸、23は原稿ガイド、矢印は原稿の搬送方向である。原稿ガイド23は、載置される原稿の幅に応じて移動可能である。
【0024】
図示されるように、磁石M1は、原稿の幅方向全長に渡って設けられている。したがって、ホッチキスやクリップが原稿のいずれの位置に付いていても、確実にホッチキスやクリップを吸着することができる。なお、磁石M1の吸着力は、ピックアップローラ14、セパレートローラ15等の原稿搬送用ローラが駆動しても、吸着している原稿がADF10内へ取込まれない強さとする。磁石M2、M3についても同様である。
【0025】
ピックアップローラ14からは駆動軸14a、セパレートローラ15からは駆動軸15aが突出しており、駆動伝達機構であるベルト24を介して連結されている。したがって、ピックアップローラ14とセパレートローラ15は連動するように構成されている。また、ピックアップローラ14は、セパレートローラ15の軸を中心に揺動することにより、原稿Dに対して上下動する。ピックアップローラ14が上下動する際に磁石M1と干渉しないように、駆動軸14a、15aは、磁石M1の外側まで延びており、ベルト24は磁石M1の端部よりも外側に設けられている。
【0026】
次に、図3を用いて、画像読取装置1を含む制御系について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係るADFを備えた画像読取装置を含む制御系のブロック図である。
【0027】
画像読取装置1は、主制御部(CPU)31、ROM(リードオンリーメモリ)32、RAM33(ランダムアクセスメモリ)、スキャナ34、操作部35、表示部36、駆動回路37、モータドライバ38、原稿セットセンサA、原稿到達センサB等を備えており、各部31乃至38及びA、Bは、互いにバス39によって接続されている。
【0028】
主制御部31は、所定の制御プログラムに従って画像読取装置1を構成する各部を制御する制御部として機能する。
【0029】
ROM32は、主制御部31がこの画像読取装置1の各部の動作を制御するための各種プログラムを格納している。
【0030】
RAM33は、ROM32のプログラムを実行する際に発生するデータを一時的に記憶する記憶部である。
【0031】
スキャナ34は、原稿の画像を光学式に読み取ってその画データを取得し、取得した画データに所定の処理を施して主制御部31の指示により所定の出力先へ出力する読取手段である。
【0032】
操作部35は、スタートキー35a等を具備しており、ユーザが行なう各種操作はこの操作部35から行なわれる。ユーザがスタートキー35aを押下することによって、画像読取装置1が稼動し、原稿の取り込みが行なわれる。
【0033】
表示部36は、ユーザが操作部35から操作する際に参照する情報、原稿到達センサBが原稿の到達を検出しなかった際のユーザに対するメッセージ等を表示する。
【0034】
モータドライバ38は、搬送用ローラ駆動モータ37を駆動させ、原稿の搬送を可能とする。
【0035】
原稿セットセンサAは、原稿載置トレイ21に原稿が載置されたか否かの検出を行なう。原稿到達センサBは、原稿搬送路の途中にあって、原稿の到達の検出を行なう。
【0036】
次に、図4を用いて、画像読取装置1の動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係るADF10を備えた画像読取装置1が原稿を読み取る動作を示すフローチャートである。主制御部31によりROM32に格納されたプログラムを実行することにより、以下の動作が実行される。
【0037】
まず、ユーザによって、原稿が原稿載置トレイ21にセットされる(S1)。スタートキー35aが押下されると(S2:YES)、搬送用ローラ駆動モータ37が駆動し(S3)、ピックアップローラ14が下降し(S4)、原稿が取り込まれる。
【0038】
原稿到達センサBにおいて、原稿が到達したか否かが検出される(S5)。原稿の到達が確認された場合は、コンタクトガラス3の位置において、スキャナ34(読取手段)により画像の読み取りが行なわれる(S6)。原稿画像の読み取りは、原稿を搬送しながら、静止した読取手段により行なわれる。その後、原稿は排出ローラ20によって、原稿排出トレイ22上へと排紙され、一連の読取動作が完了する。
【0039】
次に、原稿到達センサBが原稿の到達を確認しなかった場合、すなわちS5においてNOであった場合について説明する。まず、原稿搬送用ローラが駆動してから所定時間が経過したか否かが判断される(S7)。所定時間が経過していない場合には、S5に戻り、原稿到達センサBにおいて原稿到達の検出が行なわれる。
【0040】
S7において、所定時間が経過したと判断された場合、原稿搬送用ローラが停止される(S8)。所定時間内に原稿到達センサBが原稿の到達を検出しないのは、原稿にホッチキスやクリップが付いていたために、磁石M1、M2、M3のいずれかに吸着されていることが想定される。したがって、表示部36には、原稿にホッチキスやクリップが付いていないかをユーザに確認させるためのメッセージが表示される(S9)。メッセージを見たユーザは、原稿にホッチキスやクリップが付いていないかを確認し、付いていた場合にはこれを取り除き、原稿を原稿載置トレイ21に再度セットする。その後、図4に示される読取動作がS1から行なわれる。
【0041】
図4のフローチャートにおける説明では、原稿載置トレイ21にセットされた原稿枚数は1枚であった。しかし、実際にホッチキスやクリップで綴じられている原稿は、複数枚から構成されていることが多い。そこで、セットされた原稿の枚数が2枚以上ある場合には、原稿到達センサBによって、1枚目の原稿の後端が通過してから所定時間以内に次の原稿の先端が検出されなければ、上記S8、S9の動作を行なう。
【0042】
以上説明したように、本発明の画像読取装置では、原稿取込口近傍に磁石を設けることによって、原稿に付いているホッチキスやクリップを吸着し、原稿の取り込みを強制的に中止させた。よって、簡単な構造でホッチキスやクリップの付いた原稿がADF内部に取り込まれることを防止することが可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されるので、以下のような効果を奏する。
【0044】
原稿を載置する原稿載置トレイと、原稿を1枚ずつ分離しながら搬送する原稿分離手段と、原稿の読み取りを行なう読取手段を備えた画像読取装置において、原稿に付いている金属を吸着する磁石を原稿分離手段近傍に設けたことを特徴とする。したがって、金属検知器を設けることなく、簡単な構成により、金属が付いた原稿の取り込みを確実に防止することが可能である。
【0045】
上記画像読取装置において、前記磁石は、原稿搬送路の上側及び下側の少なくとも一方において、原稿の幅方向全長に渡って設けられていることを特徴とする。したがって、原稿のいずれの位置に金属が付いていても、原稿の取り込みを確実に防止することが可能である。
【0046】
上記画像読取装置において、原稿分離手段の直ぐ上流側に、原稿載置トレイから原稿を抽出する原稿抽出手段を備え、前記磁石は、原稿抽出手段と原稿分離手段の間において、原稿搬送路の上側に設けられている。この場合、原稿抽出手段と原稿分離手段は駆動伝達機構を介して連動可能に設けられており、原稿分離手段を軸に揺動する原稿抽出手段が原稿に対して上下動する際に前記磁石と干渉しないように、原稿抽出手段と原稿分離手段の軸は前記磁石の外側まで延びており、駆動伝達機構は前記磁石の端部よりも外側に設けられていることを特徴とする。したがって、原稿抽出手段及び原稿分離手段の動作を妨げることなく、磁石を設置することが可能である。
【0047】
上記画像読取装置において、前記磁石は、原稿分離手段の直ぐ下流側に設けられていることを特徴とする。したがって、金属の付いた原稿が、自動原稿搬送装置の内部へ搬送されることを防止することが可能である。
【0048】
上記画像読取装置において、原稿搬送路の途中にあって、取り込んだ原稿の通過を検出するセンサと、原稿搬送用ローラが駆動したにも関わらず原稿の通過を検出しない場合、原稿に対する金属の付着確認を促すメッセージを表示させる制御手段を備えたことを特徴とする。したがって、金属付着により原稿の取り込みを失敗した場合、ユーザは当該エラーに容易に気付くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係るADFを備えた画像読取装置の側面断面図である。
【図2】図2は、図1の平面図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態に係るADFを備えた画像読取装置を含む制御系のブロック図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の読取動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像読取装置
2 装置フレーム
3 コンタクトガラス
10 ADF
11 本体フレーム
12 上部材
13 原稿搬送路
14 ピックアップローラ
15 セパレートローラ
16 リタードローラ
17 第1搬送ローラ
18 第2搬送ローラ
19 第3搬送ローラ
20 排出ローラ
21 原稿載置トレイ
22 原稿排出トレイ
A 原稿セットセンサ
B センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動原稿搬送装置を備えた、コピー機、ファクシミリ装置等の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動原稿搬送装置を搭載したファクシミリ装置において、複数枚の原稿をファクシミリ送信する場合、原稿は重ねて原稿載置トレイ上にセットされ、スタートキーが押下されることによって、1枚ずつ分離されながら搬送される。
【0003】
ところで、複数枚の原稿は、ホッチキスやクリップで綴じられていることが少なくない。したがって、複数枚の原稿をファクシミリ送信する場合、ユーザは、原稿にホッチキスやクリップが付いていないかをチェックする必要がある。ホッチキスやクリップを見落としてしまった場合、また、この動作を怠ってしまった場合、原稿は、ホッチキスやクリップが付いたままファクシミリ装置内へ取込まれることになる。その結果、原稿搬送路に傷が付く、原稿そのものが破損する、給紙ジャムが起こる等といった問題が発生する。
【0004】
そこで、このようなトラブルを回避するための解決法として、例えば、特開平8−113387がある。これによると、原稿のホッチキスやクリップを検知するための金属検知センサが設けられ、ホッチキスやクリップが検知された場合には、制御手段によって原稿の搬送が中止される。これによって、ホッチキスやクリップの付いた原稿が自動原稿搬送装置内部に取り込まれることを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動原稿搬送装置に金属検知センサを設けることは、ユーザにとってコスト面において負担であり、また画像読取装置全体の構造を複雑にするという問題点がある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成によって、ホッチキスやクリップが付いている原稿が自動原稿搬送装置内部へ取り込まれることを防止することのできる画像読取装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像読取装置では、原稿を載置する原稿載置トレイと、原稿を1枚ずつ分離しながら搬送する原稿分離手段と、原稿の読み取りを行なう読取手段を備えた画像読取装置において、原稿に付いている金属を吸着する磁石を原稿分離手段近傍に設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の画像読取装置は、請求項1記載の画像読取装置において、前記磁石は、原稿搬送路の上側及び下側の少なくとも一方において、原稿の幅方向全長に渡って設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の画像読取装置は、請求項1又は2記載の画像読取装置において、原稿分離手段の直ぐ上流側には、原稿載置トレイから原稿を抽出する原稿抽出手段を備え、前記磁石は、原稿抽出手段と原稿分離手段の間において、原稿搬送路の上側に設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の画像読取装置は、請求項3記載の画像読取装置において、原稿抽出手段と原稿分離手段は駆動伝達機構を介して連動可能に設けられており、原稿分離手段の軸を中心に揺動する原稿抽出手段が原稿に対して上下動する際に前記磁石と干渉しないように、原稿抽出手段と原稿分離手段の軸は前記磁石の外側まで延びており、駆動伝達機構は前記磁石の端部よりも外側に設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の画像読取装置は、請求項1又は2記載の画像読取装置において、前記磁石は、原稿分離手段の直ぐ下流側に設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の画像読取装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置において、原稿搬送路の途中にあって、取り込んだ原稿の到達を検出するセンサと、原稿搬送用ローラが駆動したにも関わらず原稿の到達を検出しない場合、原稿搬送用ローラを停止させ、原稿に対する金属の付着確認を促すメッセージを表示させる制御手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態を図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施の形態に限定されるものではない。
【0014】
図1、図2を用いて、本発明のADF(自動原稿搬送装置)10を備えた画像読取装置1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るADFを備えた画像読取装置の側面断面図である。図2は、図1の平面図である。
【0015】
画像読取装置1は、ADF10とスキャナ34(図示せず)とを備えている。ADF10は、スキャナフレーム25に取り付けられている。スキャナフレーム25の内部にはスキャナ34が設けられており、スキャナ34は、光源、複数のミラー、レンズ、及び撮像素子(CCD)を備えている。
【0016】
図1に示されるように、ADF10においては、従来公知のADFの場合と同様に、横向きの略U字状に構成した原稿搬送路13を設けており、原稿載置トレイ21と原稿排出トレイ22の間を接続している。前記原稿搬送路13は本体フレーム11の周囲部分に設けている図示を省略するガイド板と、開閉フレームとしての上部材12の内面に設けているガイド板(図示を省略)とにより区画され、コンタクトガラス3による読み取り位置の下流部では、排出ローラ20に達する案内路を設けている。また、前記原稿搬送路13は、上部材12を支軸12aを中心にして揺動させて開くことにより、原稿搬送路13の上部分を開放可能としている。
【0017】
原稿載置トレイ21には、原稿がセットされたか否かを検出するための原稿セットセンサAが設けられている。原稿搬送路13には、原稿載置トレイ21に続く原稿挿入部に上下動可能なピックアップローラ14を配置し、ピックアップローラ14は、原稿を取り込む際にのみ、所定の時間だけ原稿に押圧するように下降される。ピックアップローラ14の直ぐ下流側に、セパレートローラ15とリタードローラ16とを対向させて設けて、原稿を1枚ずつ分離して原稿搬送路13に向けて給紙する。したがって、セパレートローラ15とリタードローラ16が、原稿取込口となる。ピックアップローラ14は、原稿取り込みの際、搬送用ローラ駆動モータ37の回転駆動に伴って下降し、ピックアップローラ14によって送られた原稿の先端がセパレートローラ15とリタードローラ16との間に到達すると上昇復帰する。
【0018】
前記原稿搬送路13内には、第1搬送ローラ17、第2搬送ローラ18、第3搬送ローラ19を所定の間隔で配置している。第1搬送ローラ17と第2搬送ローラ18の間には、原稿の到達を検出する原稿到達センサBが設けられている。第2搬送ローラ18と第3搬送ローラ19の間では、原稿を一定の速度で搬送しながら、コンタクトガラス3の部分で読み取りを行ない、読み取った原稿を排出ローラ20より原稿排出トレイ22に向けて排出させる。
【0019】
さらに、ADF10には、原稿に付いているホッチキスやクリップを吸着する磁石M1、M2、M3が、原稿搬送路13に設けられている。図1において、ピックアップローラ14とセパレートローラ15の間では原稿搬送路13の上側に磁石M1、セパレートローラ15と第1搬送ローラ17の間では原稿搬送路13の上側に磁石M2、下側に磁石M3が設けられている。
【0020】
複数枚からなる原稿が原稿載置トレイ21にセットされた場合、原稿は最上面のものより順にピックアップローラ14によって取込まれる。ピックアップローラ14とセパレートローラ15の間では、原稿はまだ数枚重なった状態にある。その後、セパレートローラ15とリタードローラ16によって最上面の原稿より1枚ずつADF10内部へ取込まれる。したがって、セパレートローラ15とリタードローラ16によって取込まれる1枚に付いているホッチキスやクリップを磁石M1が吸着すれば良いため、ピックアップローラ14とセパレートローラ15の間では、原稿搬送路13の下側には磁石を設けなかった。また、セパレートローラ15と第1搬送ローラ17の間では、原稿は1枚になっているため、磁石M2、M3のいずれによっても原稿に付いているホッチキスやクリップを吸着することが可能である。
【0021】
しかし、ホッチキスやクリップの付いた原稿が原稿搬送路13内へ取り込まれることを防止することが目的であるため、磁石M1、M2、M3は第1搬送ローラ17より上流側で、且つ最初の搬送ローラであるピックアップローラ14より下流側に設けられていればよい。したがって、図示したように、3箇所全てに設ける必要はなく、少なくとも1箇所に設けられてあれば、ホッチキスやクリップの付いた原稿がADF10内部へ取り込まれることを防止することが可能となる。
【0022】
また、原稿の到達を検出する原稿到達センサBを、原稿搬送路13沿いに、第1搬送ローラ17と第2搬送ローラ18の間(磁石M1、M2、またはM3より下流側の位置)に設けたのは、原稿にホッチキスやクリップが付いていた場合、原稿は磁石M1、M2、またはM3に吸着されるため、原稿は第1搬送ローラ17に到達しないからである。したがって、図示の位置に原稿到達センサBを設けることによって、原稿が磁石M1、M2、またはM3に吸着されていることをADF10が認識することが可能となる。その具体的動作については後述する。
【0023】
次に、図2を用いて、画像読取装置1の平面図について説明する。図2は、ADF10内部にあるピックアップローラ14、セパレートローラ15、磁石M1の配置構造を説明するためのものであり、上部材12は省略してある。図2において、Dは原稿、14a、15aは駆動軸、23は原稿ガイド、矢印は原稿の搬送方向である。原稿ガイド23は、載置される原稿の幅に応じて移動可能である。
【0024】
図示されるように、磁石M1は、原稿の幅方向全長に渡って設けられている。したがって、ホッチキスやクリップが原稿のいずれの位置に付いていても、確実にホッチキスやクリップを吸着することができる。なお、磁石M1の吸着力は、ピックアップローラ14、セパレートローラ15等の原稿搬送用ローラが駆動しても、吸着している原稿がADF10内へ取込まれない強さとする。磁石M2、M3についても同様である。
【0025】
ピックアップローラ14からは駆動軸14a、セパレートローラ15からは駆動軸15aが突出しており、駆動伝達機構であるベルト24を介して連結されている。したがって、ピックアップローラ14とセパレートローラ15は連動するように構成されている。また、ピックアップローラ14は、セパレートローラ15の軸を中心に揺動することにより、原稿Dに対して上下動する。ピックアップローラ14が上下動する際に磁石M1と干渉しないように、駆動軸14a、15aは、磁石M1の外側まで延びており、ベルト24は磁石M1の端部よりも外側に設けられている。
【0026】
次に、図3を用いて、画像読取装置1を含む制御系について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係るADFを備えた画像読取装置を含む制御系のブロック図である。
【0027】
画像読取装置1は、主制御部(CPU)31、ROM(リードオンリーメモリ)32、RAM33(ランダムアクセスメモリ)、スキャナ34、操作部35、表示部36、駆動回路37、モータドライバ38、原稿セットセンサA、原稿到達センサB等を備えており、各部31乃至38及びA、Bは、互いにバス39によって接続されている。
【0028】
主制御部31は、所定の制御プログラムに従って画像読取装置1を構成する各部を制御する制御部として機能する。
【0029】
ROM32は、主制御部31がこの画像読取装置1の各部の動作を制御するための各種プログラムを格納している。
【0030】
RAM33は、ROM32のプログラムを実行する際に発生するデータを一時的に記憶する記憶部である。
【0031】
スキャナ34は、原稿の画像を光学式に読み取ってその画データを取得し、取得した画データに所定の処理を施して主制御部31の指示により所定の出力先へ出力する読取手段である。
【0032】
操作部35は、スタートキー35a等を具備しており、ユーザが行なう各種操作はこの操作部35から行なわれる。ユーザがスタートキー35aを押下することによって、画像読取装置1が稼動し、原稿の取り込みが行なわれる。
【0033】
表示部36は、ユーザが操作部35から操作する際に参照する情報、原稿到達センサBが原稿の到達を検出しなかった際のユーザに対するメッセージ等を表示する。
【0034】
モータドライバ38は、搬送用ローラ駆動モータ37を駆動させ、原稿の搬送を可能とする。
【0035】
原稿セットセンサAは、原稿載置トレイ21に原稿が載置されたか否かの検出を行なう。原稿到達センサBは、原稿搬送路の途中にあって、原稿の到達の検出を行なう。
【0036】
次に、図4を用いて、画像読取装置1の動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係るADF10を備えた画像読取装置1が原稿を読み取る動作を示すフローチャートである。主制御部31によりROM32に格納されたプログラムを実行することにより、以下の動作が実行される。
【0037】
まず、ユーザによって、原稿が原稿載置トレイ21にセットされる(S1)。スタートキー35aが押下されると(S2:YES)、搬送用ローラ駆動モータ37が駆動し(S3)、ピックアップローラ14が下降し(S4)、原稿が取り込まれる。
【0038】
原稿到達センサBにおいて、原稿が到達したか否かが検出される(S5)。原稿の到達が確認された場合は、コンタクトガラス3の位置において、スキャナ34(読取手段)により画像の読み取りが行なわれる(S6)。原稿画像の読み取りは、原稿を搬送しながら、静止した読取手段により行なわれる。その後、原稿は排出ローラ20によって、原稿排出トレイ22上へと排紙され、一連の読取動作が完了する。
【0039】
次に、原稿到達センサBが原稿の到達を確認しなかった場合、すなわちS5においてNOであった場合について説明する。まず、原稿搬送用ローラが駆動してから所定時間が経過したか否かが判断される(S7)。所定時間が経過していない場合には、S5に戻り、原稿到達センサBにおいて原稿到達の検出が行なわれる。
【0040】
S7において、所定時間が経過したと判断された場合、原稿搬送用ローラが停止される(S8)。所定時間内に原稿到達センサBが原稿の到達を検出しないのは、原稿にホッチキスやクリップが付いていたために、磁石M1、M2、M3のいずれかに吸着されていることが想定される。したがって、表示部36には、原稿にホッチキスやクリップが付いていないかをユーザに確認させるためのメッセージが表示される(S9)。メッセージを見たユーザは、原稿にホッチキスやクリップが付いていないかを確認し、付いていた場合にはこれを取り除き、原稿を原稿載置トレイ21に再度セットする。その後、図4に示される読取動作がS1から行なわれる。
【0041】
図4のフローチャートにおける説明では、原稿載置トレイ21にセットされた原稿枚数は1枚であった。しかし、実際にホッチキスやクリップで綴じられている原稿は、複数枚から構成されていることが多い。そこで、セットされた原稿の枚数が2枚以上ある場合には、原稿到達センサBによって、1枚目の原稿の後端が通過してから所定時間以内に次の原稿の先端が検出されなければ、上記S8、S9の動作を行なう。
【0042】
以上説明したように、本発明の画像読取装置では、原稿取込口近傍に磁石を設けることによって、原稿に付いているホッチキスやクリップを吸着し、原稿の取り込みを強制的に中止させた。よって、簡単な構造でホッチキスやクリップの付いた原稿がADF内部に取り込まれることを防止することが可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されるので、以下のような効果を奏する。
【0044】
原稿を載置する原稿載置トレイと、原稿を1枚ずつ分離しながら搬送する原稿分離手段と、原稿の読み取りを行なう読取手段を備えた画像読取装置において、原稿に付いている金属を吸着する磁石を原稿分離手段近傍に設けたことを特徴とする。したがって、金属検知器を設けることなく、簡単な構成により、金属が付いた原稿の取り込みを確実に防止することが可能である。
【0045】
上記画像読取装置において、前記磁石は、原稿搬送路の上側及び下側の少なくとも一方において、原稿の幅方向全長に渡って設けられていることを特徴とする。したがって、原稿のいずれの位置に金属が付いていても、原稿の取り込みを確実に防止することが可能である。
【0046】
上記画像読取装置において、原稿分離手段の直ぐ上流側に、原稿載置トレイから原稿を抽出する原稿抽出手段を備え、前記磁石は、原稿抽出手段と原稿分離手段の間において、原稿搬送路の上側に設けられている。この場合、原稿抽出手段と原稿分離手段は駆動伝達機構を介して連動可能に設けられており、原稿分離手段を軸に揺動する原稿抽出手段が原稿に対して上下動する際に前記磁石と干渉しないように、原稿抽出手段と原稿分離手段の軸は前記磁石の外側まで延びており、駆動伝達機構は前記磁石の端部よりも外側に設けられていることを特徴とする。したがって、原稿抽出手段及び原稿分離手段の動作を妨げることなく、磁石を設置することが可能である。
【0047】
上記画像読取装置において、前記磁石は、原稿分離手段の直ぐ下流側に設けられていることを特徴とする。したがって、金属の付いた原稿が、自動原稿搬送装置の内部へ搬送されることを防止することが可能である。
【0048】
上記画像読取装置において、原稿搬送路の途中にあって、取り込んだ原稿の通過を検出するセンサと、原稿搬送用ローラが駆動したにも関わらず原稿の通過を検出しない場合、原稿に対する金属の付着確認を促すメッセージを表示させる制御手段を備えたことを特徴とする。したがって、金属付着により原稿の取り込みを失敗した場合、ユーザは当該エラーに容易に気付くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係るADFを備えた画像読取装置の側面断面図である。
【図2】図2は、図1の平面図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態に係るADFを備えた画像読取装置を含む制御系のブロック図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の読取動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像読取装置
2 装置フレーム
3 コンタクトガラス
10 ADF
11 本体フレーム
12 上部材
13 原稿搬送路
14 ピックアップローラ
15 セパレートローラ
16 リタードローラ
17 第1搬送ローラ
18 第2搬送ローラ
19 第3搬送ローラ
20 排出ローラ
21 原稿載置トレイ
22 原稿排出トレイ
A 原稿セットセンサ
B センサ
Claims (6)
- 原稿を載置する原稿載置トレイと、原稿を1枚ずつ分離しながら取り込む原稿分離手段と、原稿の読み取りを行なう読取手段を備えた画像読取装置において、原稿に付いている金属を吸着する磁石を原稿分離手段近傍に設けたことを特徴とする画像読取装置。
- 前記磁石は、原稿搬送路の上側及び下側の少なくとも一方において、原稿の幅方向全長に渡って設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 原稿分離手段の直ぐ上流側には、原稿載置トレイから原稿を抽出する原稿抽出手段を備え、前記磁石は、原稿抽出手段と原稿分離手段の間において、原稿搬送路の上側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
- 原稿抽出手段と原稿分離手段が駆動伝達機構を介して連動可能に設けられており、原稿分離手段の軸を中心に揺動する原稿抽出手段が、原稿に対して上下動する際に前記磁石と干渉しないように、原稿抽出手段と原稿分離手段の軸が前記磁石の外側まで延びており、駆動伝達機構が前記磁石の端部よりも外側に設けられていることを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
- 前記磁石は、原稿分離手段の直ぐ下流側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
- 原稿搬送路の途中にあって、取り込んだ原稿の到達を検出するセンサと、原稿搬送用ローラが駆動したにも関わらず原稿の到達を検出しない場合、原稿に対する金属の付着確認を促すメッセージを表示させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読取装置。
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-
2002
- 2002-07-01 JP JP2002191547A patent/JP2004040267A/ja active Pending
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