JP2004040206A - データ通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置は、あるユーザが所持する携帯端末が自己から所定の通信領域内に入ったことを判断すると(ステップS11で「Y」)、その携帯端末から、ユーザのアドレス帳データの保存先を示す情報を含む個人情報を取得する(ステップS13)。そして、そのユーザによりScan To E−mailが選択されると(ステップS16で「Y」)、その保存先からアドレス帳データを取得し、それを保存させる(ステップS17、S18)。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末と無線通信を行うデータ通信装置に関し、特に前記携帯端末を使用するユーザのアドレス帳データを取得する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistants)やPC(Personal Computer)などの端末装置には、通常、宛先の名称、電子メールアドレス、電話番号等を関連付けて登録、管理するアドレス帳機能が設けられている。
一方、原稿の画像を読取って、その画像を添付ファイルとした電子メールを作成し、ユーザにより指定された宛先に送信する、いわゆるScan To E−mail機能を有する画像形成装置も普及しており、アドレス帳と同様の機能が備えられているものも多い。
【0003】
ユーザがPDAや画像形成装置を使用する場合、各装置のアドレス帳にデータが保管されていることが好都合であるが、そのようにするには、装置毎に登録作業をいちいち行わねばならず、ユーザにとって大変手間となる。
そこで、例えば特開2002−41250号公報には、ネットワークに接続されている全てのPCを操作パネル上の表示画面に一覧表示させ、その中から一のPCがユーザにより選択されると、そのPCからネットワークを介してアドレス帳データを取得して、そのアドレス帳を宛先選択に利用する画像形成装置の構成が開示されている。この画像形成装置を用いれば、ユーザは、PCと画像形成装置双方にアドレス帳の内容を手動にて登録するという作業をしなくても済み、その手間が軽減される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の画像形成装置を用いても、ユーザは操作パネルの表示画面において、アドレス帳が保存されているPCを指定するという入力操作を行わねばならない。また、表示画面にはネットワークに接続されている全てのPCが一覧表示されるので、特に多くのPCが接続されている環境では、表示画面を何度もスクロールさせながら目的のPCを探して指定するといった面倒な操作が必要になる場合も生じる。このような手間は、Scan To E−mail機能を実行しようとする毎に必ず生じ、ユーザにとって負担となっている。
【0005】
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、画像形成装置等に備えられ、ユーザに面倒な操作をさせることなくアドレス帳データを取得することが可能なデータ通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ通信装置は、携帯端末と無線通信を行う通信手段と、携帯端末が所定の通信領域内に入ったか否かを検出する検出手段と、携帯端末が所定の通信領域内に入ったことが検出されると、前記携帯端末を使用するユーザのアドレス帳データの保存先を特定するための特定情報を前記携帯端末から取得する第1の取得手段と、取得された特定情報に基づいてアドレス帳データを取得する第2の取得手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、データ送信手段と、前記データ送信手段による送信モードがユーザにより選択されたか否かを判定する送信モード判定手段と、を備え、前記第2の取得手段は、前記送信モードが選択されたことが判定されると、前記アドレス帳データを取得することを特徴とする。
また、前記第1の取得手段は、前記所定の通信領域内に複数の携帯端末が存在する場合には、当該データ通信装置に最も近い携帯端末から前記特定情報を取得することを特徴とする。
【0008】
さらに、送受信履歴を管理する機能を有するサーバを介して通信を行うことが可能に構成され、前記携帯端末を使用するユーザに関する送受信履歴データを前記サーバから取得する第3の取得手段と、取得された送受信履歴に含まれる、前記ユーザを受取人もしくは差出人とする通信の相手先と、前記第2の取得手段により取得されたアドレス帳データに含まれる宛先の内、一致する宛先を選出する選出手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、前記アドレス帳データには、宛先名と、それに対応する宛先番号とが含まれており、前記第2の取得手段は、前記アドレス帳の内、宛先名のみを示すデータを取得し、その宛先名の内から宛先とされるべき名前がユーザにより指定されると、その指定された宛先名に対応する宛先番号のデータを取得することを特徴とする。
【0010】
なお、本明細書において「宛先番号」とは、電子メールアドレス、ファクシミリ番号、IPアドレス等のデータ送信プロトコルに応じた宛先を指定するための情報を意味するものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るデータ通信装置の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
(1−1)データ通信システム1の全体構成
図1は、本実施の形態に係るデータ通信システム(以下、単に「システム」という。)1の全体の構成を示す図である。
【0012】
同図に示すように、システム1は、画像形成装置10、クライアント端末20、30・・、メールサーバ40等がネットワーク、ここではLAN(Local AreaNetwork)5を介して接続されると共に、画像形成装置10と、携帯端末50、60・・等が無線通信、ここではBluetooth規格による通信により接続されて構成され、互いにデータをやり取りすることができるようになっている。
【0013】
画像形成装置10は、多機能デジタル複写機(Multiple Function Peripheral)であり、セットされた原稿の画像を読取って画像データを得るスキャン機能、その画像データに基づいて原稿画像をプリントするコピー機能、読取った画像データを電子メール(以下、単に「メール」という。)に添付して、指定された宛先にLAN5を介して送信するScan To E−mail機能等の各種機能を有する。
【0014】
クライアント端末20は、ユーザAが使用しているPCであり、アドレス帳機能を備えており、ユーザAはこのアドレス帳機能を用いてメールの宛先名、そのメールアドレス等を登録することができる。クライアント端末30は、ユーザBが使用するPCであり、クライアント端末20と同様のアドレス帳機能を有している。
【0015】
メールサーバ40は、画像形成装置10、クライアント端末20等が送信元となる、もしくはそれらを宛先とするメールの送受信の管理を行うサーバであり、そのメール送受信履歴を作成、保存する機能も有している。
携帯端末50は、ユーザAが所有する、携帯電話、電子手帳等のいわゆるモバイル型携帯情報端末(PDA)であり、後述するユーザAの個人情報等が格納されている。携帯端末60は、ユーザBのPDAである。
【0016】
本実施の形態では、各ユーザが自身の携帯端末を常時所持しており、画像形成装置10は、例えば携帯端末50、すなわちユーザAが所定の距離まで自己に接近すると、携帯端末50から個人情報を取得する。個人情報には、後述のように、ユーザAのアドレス帳データの保存先を示す情報が含まれている。ユーザAが画像形成装置10の前に立ち、操作パネル15(図2)からScan To E−mailを選択すると、画像形成装置10は、個人情報に含まれるアドレス帳データの保存先を参照し、その保存先からユーザAのアドレス帳データを取得する。そして、そのアドレス帳を利用してScan To E−mailにおける宛先選択入力受付画面を生成し、その画面においてユーザAからの宛先選択入力を受け付ける。これにより、ユーザは、従来のように、操作パネル上においてネットワークに存在する多数のPC群の中からアドレス帳が保存されているPCを選択するといった面倒な操作を行なくて済み便利となる。
【0017】
以下、各装置の構成およびその処理内容を詳細に説明するが、各クライアント端末は、基本的に同一の構成(使用者が異なるだけ)なので、ここではクライアント端末20について説明し、クライアント端末30等については、その説明を省略するものとする。同様に、各携帯端末も基本的に同一の構成なので、携帯端末50についてのみ説明し、携帯端末60等については、その説明を省略する。
【0018】
(1−2)画像形成装置10の構成
図2は、画像形成装置10の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、画像形成装置10は、通信部11、制御部12等を備えている。
通信部11は、ネットワークインターフェース(I/F)111、無線通信部112、距離検出部113を備えている。
【0019】
ネットワークI/F111は、LANカード、LANボードといったLAN5に接続するためのインターフェースである。
無線通信部112は、Bluetooth規格のGAP(Generic Access Profile)等に基づき、一もしくは複数の携帯端末と無線により通信を行う。
距離検出部113は、画像形成装置10と携帯端末間の距離を検出する。具体的には、無線通信部112が受信した電波の電界強度を、所定の間隔、例えば約1秒毎に検出することにより、ユーザ(携帯端末)が画像形成装置10(正確には距離検出部113)からどれだけ離れているかを検出する。ユーザが画像形成装置10から所定の距離、例えば約1(m)の距離内に入ると、その旨を示す情報(接近情報)を制御部12に送る。例えば、携帯端末が約1(m)まで近づいたときの電界強度の値を閾値として実験等から予め把握しておけば、検出値がその閾値を越えたときにユーザが約1(m)の距離内に入ったことを判断することができる。なお、複数の携帯端末と通信した場合には、各携帯端末について電界強度を検出する。そして、2以上の携帯端末が所定の距離内に存在すると判断した場合には、その旨を接近情報に含める。この距離検出は、例えば赤外線通信を用いて行うこともできる。すなわち、画像形成装置10と携帯端末50が赤外線により通信できるように構成し、受信した赤外線の強度を検出するものである。また、距離検出の方法として、例えばGPS(Global Positioning Syatem)等を用いることもできる。
【0020】
スキャナ部13は、セットされた原稿の画像を読取って画像データを得る公知の装置である。また、プリンタ部14は、公知の電子写真方式により画像を用紙にプリントする装置である。
操作パネル15は、ここでは図示を省略しているが、スタートボタンやコピー部数設定用のテンキーなどの他、表面にタッチパネルが積層された液晶表示部が設けられている。また、制御部12からの指示により、ユーザからの、コピー、Scan To E−mail機能等の動作モードの選択入力を受け付けるための機能選択画面(不図示)等を表示させる。ユーザは、この液晶表示部に表示された画面における所定のボタンを押下(タッチ)することにより、Scan To E−mail機能等を選択、実行等することができる。ユーザによるキー入力(タッチ入力)を受け付けると、その入力情報を制御部12に送信する。
【0021】
制御部12は、主としてCPUにより構成され、内蔵しているROM(不図示)から必要なプログラムを読み出して、操作パネル15の液晶表示部に機能選択画面等を表示させると共に、その入力情報を受信し、また各部の動作タイミングを統一的に制御し、円滑なコピー、Scan To E−mail等の動作を実現させる。また、ネットワークI/F111を介して、ここではTCP/IP(Transmission Control Protcol/Internet Protocol)により、クライアント端末20等とメール送受信等の通信を行い、無線通信部112を介して携帯端末50等とデータのやり取りを行う。
【0022】
個人情報記憶部16には、個人情報が書き込まれる。メール送受信履歴記憶部17にはメール送受信履歴が、アドレス帳記憶部18にはアドレス帳が、アドレス情報記憶部19には、アドレス情報がそれぞれ保存される。これらの各記憶部は、例えばハードディスク等の不揮発性のメモリにより構成される。メール送受信履歴、アドレス帳、アドレス情報の内容については後述する。
【0023】
(1−3)携帯端末50の構成
図3は、携帯端末50の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、携帯端末50は、通信部51、操作パネル52、制御部53、記憶部54を備えている。
通信部51は、画像形成装置10等とBluetooth規格に基づき無線通信を行う。
【0024】
記憶部54は、例えばEEPROM等の不揮発性のメモリにより構成され、個人情報を保存すべき個人情報テーブル541が設けられている。
図4は、個人情報テーブル541の内容例を示す図である。同図に示すように、個人情報テーブル541には、個人情報として、名前、アドレス帳保存先、サーバアドレスを示す情報が格納されている。具体的には、「名前」欄には、使用者、ここではユーザAの名前が、「アドレス帳保存先」欄には、ユーザAが作成したアドレス帳のデータ(アドレス帳データ)の保存先を特定するための情報(特定情報)として、ここではクライアント端末20のメールアドレスおよびアドレス帳データの保存ファイル名が、「サーバアドレス」欄には、メールサーバ40のホスト名がそれぞれ書き込まれている。
【0025】
図3に戻って、操作パネル52は、表面にタッチパネルが積層された液晶表示部からなり、制御部53からの指示を受けると、個人情報の入力を受け付けるための個人情報入力受付画面(不図示)を表示させる。ユーザAは、その画面からアドレス帳保存先等を入力することができる。
制御部53は、主としてCPUにより構成され、各部の動作を統一的に制御し、画像形成装置10との通信等を円滑に実行させる。また、操作パネル52に指示して個人情報入力受付画面を表示させ、ユーザAから個人情報が入力されると、それを個人情報テーブル541に書き込む。さらに、画像形成装置10から個人情報の送信要求を受けると、個人情報テーブル541に書き込まれている内容を読み出し、通信部51に指示して、画像形成装置10へ送信させる。
【0026】
(1−4)クライアント端末20の構成
図5は、クライアント端末20の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、クライアント端末20は、PC本体21、ディスプレイ22、キーボード23およびマウス24を備える。
PC本体21は、ネットワークインターフェース(I/F)211、制御部212、記憶部213を備えている。
【0027】
ネットワークI/F211は、LANカード、LANボードといったLAN5に接続するためのインターフェースである。
記憶部213は、ハードディスク等の不揮発性のメモリであり、アドレス帳データを保存するためのアドレス帳テーブル214が設けられている。
図6は、アドレス帳テーブル214の内容の一例を示す図である。同図に示すように、アドレス帳テーブル214には、名前およびその宛先番号としてのメールアドレスを示す情報が書き込まれている。具体的には、「名前」欄には、メールの宛先となるユーザ名が、「メールアドレス」欄には、その各ユーザのメールアドレスがそれぞれ書き込まれている。このアドレス帳テーブル214は、記憶部213内における一のファイルに保存されており、上記携帯端末50の個人情報テーブル541の「ファイル名」欄には、当該一のファイルの名前がユーザAにより登録されるようになっている。
【0028】
図5に戻って、制御部212は、主としてCPUにより構成され、内蔵するROM(不図示)から必要なプログラムを読み出して、アドレス帳機能等を実行させる。また、ディスプレイ22の表示制御およびキーボード23、マウス24からの信号の入力を受け付ける入力制御を行う。ここでは、ディスプレイ22にアドレス帳機能を選択するためのボタン(不図示)を表示させ、マウス24等によりそのボタンが選択されると、宛先となるユーザの名前、メールアドレスの入力、変更、削除等を受け付けるための画面(不図示)を表示させる。ユーザAは、その画面からキーボード23等を用いてユーザ名の入力等の操作を行うことができる。制御部212は、ユーザAによるユーザ名の入力等の操作が終わると、その内容をアドレス帳テーブル214に書き込む。
【0029】
また、制御部212は、ネットワークI/F211を介して、他のクライアント端末30等とメールの送受信等を行う。さらに、画像形成装置10からアドレス帳データの送信要求を受けると、アドレス帳テーブル214に書き込まれている内容を読み出し、そのデータをネットワークI/F211を介して画像形成装置10へ送信する。
【0030】
(1−5)メールサーバ40の構成
図7は、メールサーバ40の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、メールサーバ40は、制御部41、ネットワークインターフェース(I/F)42、記憶部43を備える。
ネットワークI/F42は、LANカード、LANボードといったLAN5に接続するためのインターフェースである。
【0031】
制御部41は、主としてCPUにより構成され、メールの送受信制御を行うと共に、その履歴を作成し、記憶部43に設けられたメール履歴テーブル431に書き込む。ここで作成されるメール履歴には、送(受)信日、件名、差出人のメールアドレス、受取人のメールアドレス等が含まれており、メールが送受信される毎に、新たなレコード(1件毎のデータ)が追加されていくようになっている。
【0032】
また、画像形成装置10から、画像形成装置10が指定するユーザに対するメール送受信履歴の送信要求を受けると、メール履歴テーブル431に書き込まれている各レコードを1件毎に順次参照し、「差出人」もしくは「受取人」のメールアドレスがそのユーザのメールアドレスと一致しているレコード(すなわち、そのユーザが差出人となったメール、もしくはそのユーザが受取人となったメールに対するレコード)があると、そのデータを抽出し、そのユーザに対するメール送受信履歴として画像形成装置10へ送信する。
【0033】
(1−6)画像形成装置10において実行される処理の内容
図8は、画像形成装置10において実行される処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、制御部12は、いずれかの携帯端末が所定の通信領域内、ここでは上記したように自己から約1(m)の距離内に入ったか否かを判断する(ステップS11)。この判断は、距離検出部113からの上記接近情報を受信したか否かにより行われる。接近情報から、所定の通信領域内に入った携帯端末が一つと判断すると(ステップS11で「Y」、S12で「N」)、その携帯端末からユーザの個人情報を取得する(ステップS13)。具体的には、無線通信部112を介して、Bluetooth規格のGeneric Object Exchange Profile等に基づき、その携帯端末に対し個人情報の送信要求を行い、個人情報のデータを受信する。その際の携帯端末側の処理内容については、後述する。
【0034】
一方、接近情報から複数の携帯端末が所定の通信領域内に入ったと判断すると(ステップS12で「Y」)、自装置に最も近い携帯端末、すなわち受信電波の電界強度が最も高い携帯端末に対し個人情報の送信要求を行い、その携帯端末から個人情報を取得する(ステップS14)。そして、取得した個人情報を個人情報記憶部16に保存させる(ステップS15)。
【0035】
以下、説明を解りやすくするため、画像形成装置10に接近して来たユーザは、ユーザAであり、ユーザAが画像形成装置10においてScan To E−mail機能を用いて画像をメールにより送信する場合の処理を想定して説明することにする。制御部12は、ユーザAにより操作パネル15の機能選択画面において、動作モードとしてScan To E−mailによるデータ送信が選択されたか否かを判断する(ステップS16)。
【0036】
Scan To E−mailが選択されたと判断すると(ステップS16で「Y」)、ユーザAのアドレス帳データを取得する(ステップS17)。具体的には、個人情報記憶部16に格納されている個人情報の内、「アドレス帳保存先」を示す情報(ここでは、クライアント端末20の所在を示す情報(URLやIPアドレス等)とアドレス帳データの保存ファイル名)を読み出す。そして、ユーザAのアドレス帳データを保存している装置(ここでは、クライアント端末20)に対し、例えばFTP(File Ttranfer Protocol)により、その保存ファイル名と同名のファイルの転送要求をして、そのファイル(アドレス帳データ)をクライアント端末20から受信する。その際のクライアント端末20側の処理内容については、後述する。
【0037】
アドレス帳データを取得すると、それをアドレス帳記憶部18に保存させる(ステップS18)。
続いて、メールサーバ40からユーザAに対するメール送受信履歴を取得する(ステップS19)。具体的には、メールサーバ40に対し、例えばFTPによりユーザAのメール送受信履歴の送信要求を行い、そのデータを受信する。その際のメールサーバ40側の処理内容については、後述する。
【0038】
メール送受信履歴を受信すると、それをメール送受信履歴記憶部17に保存させる(ステップS20)。
そして、そのメール送受信履歴とアドレス帳の内容を1件ずつ比較し(ステップS21)、アドレス帳に記載されている全宛先の内から、メール送受信履歴に記載されている「差出人」もしくは「受取人」と一致しているものを選出する(ステップS22)。ここでは、各メールアドレスを比較する。例えば、図6の例において、メール送受信履歴の中にメールアドレスとして「アドレスB」「アドレスY」が記載されていた場合には、それら「アドレスB」「アドレスY」が選出されることになる。なお、メールアドレスに限られず、例えばその名前を比較するとしても良い。
【0039】
選出した宛先について、そのユーザ名とメールアドレスを対応させた情報(アドレス情報)をアドレス帳データから抽出し、アドレス情報記憶部19に保存させる(ステップS23)。上記例の「アドレスB」「アドレスY」が選出された場合には、図6において、番号1と3のレコードのデータ(ユーザBとYそれぞれについて、その名前とメールアドレスを対応付けたデータ)がアドレス情報として抽出されて保存されることになる。
【0040】
そして、アドレス情報記憶部19に保存されているアドレス情報を読み出して、そのアドレス情報に基づいて宛先選択入力受付画面(以下、「受付画面」という。)を生成し、それを操作パネル15に表示させる(ステップS24)。
図9は、受付画面151の表示例を示す図である。同図に示す152は、宛先選択のためのボタン群であり、153は選択完了を示すボタンである。ボタン群152の各ボタンは、アドレス情報に含まれる「名前」に対応している。例えば、上記のようにアドレス情報として「ユーザB」「ユーザY」のデータが抽出された場合には、同図に示すように「ユーザB」「ユーザY」を宛先として示すボタンが表示されることになる。ユーザAは、例えばユーザBに画像を送信する場合には、「ユーザB」ボタンを押下(タッチ)した後に、完了ボタン153を押下すればよい。
【0041】
図8に戻って、制御部12は、ボタン153の押下により選択入力の終了を判断すると(ステップS25で「Y」)、スキャナ部13を制御して、セットされている原稿の画像を読み取り(ステップS26)、その画像データを添付ファイルとするメールであって、宛先アドレスを、上記選択された名前に対応するメールアドレスとするメールを作成し、そのメールをその宛先にネットワークI/F111を介して送信する(ステップS27)。
【0042】
そして、個人情報記憶部16、メール送受信履歴記憶部17、アドレス帳記憶部18、アドレス情報記憶部19内に現に保存されている各情報を全て削除し(ステップS28)、当該処理を終了する。
一方、ステップS16において、Scan To E−mailが選択されなかった、すなわちコピー等の他の機能が選択されたと判断すると(ステップS16で「N」)、ステップS29に移り、個人情報を個人情報記憶部16から削除する。そして、ステップS30において、選択された機能を実行、例えばコピーであればスキャナ部13とプリンタ部14の動作を制御してコピー動作を実行させ、当該処理を終了する。
【0043】
(1−7)携帯端末50において個人情報の送信要求を受けた場合に実行される処理(個人情報送信処理)の内容
図10は、個人情報送信処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、携帯端末50は、画像形成装置10から上記個人情報送信要求があったか否かを判断する(ステップS41)。個人情報送信要求があったと判断すると(ステップS41で「Y」)、個人情報を個人情報テーブル541から読み出してそのデータを画像形成装置10に送信し(ステップS42)、当該処理を終了する。
【0044】
(1−8)メールサーバ40においてメール送受信履歴の送信要求を受けた場合に実行される処理(履歴情報送信処理)の内容
図11は、履歴情報送信処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、メールサーバ40の制御部41は、画像形成装置10から上記メール送受信履歴の送信要求があったか否かを判断する(ステップS51)。送信要求があったと判断すると(ステップS51で「Y」)、対象となるユーザ(上記例ではユーザA)のメール送受信履歴を作成し(ステップS52)、そのデータを画像形成装置10に送信して(ステップS53)、当該処理を終了する。
【0045】
(1−9)クライアント端末20においてアドレス帳データの送信要求を受けた場合に実行される処理(アドレス帳データ送信処理)の内容
図12は、アドレス帳データ送信処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、クライアント端末20の制御部212は、画像形成装置10からアドレス帳データの保存ファイルの送信要求があったか否かを判断する(ステップS61)。送信要求があったと判断すると(ステップS61で「Y」)、そのファイル(すなわちアドレス帳テーブル214のデータ)を読み出して、画像形成装置10に送信し(ステップS62)、当該処理を終了する。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置10は、携帯端末を持ったユーザが所定の通信領域内に入ると、その携帯端末から、そのユーザのアドレス帳データの保存先を示す情報を含む個人情報を取得する。そして、そのユーザによりScan To E−mailが選択されると、その保存先からそのユーザのアドレス帳データを取得し、そのアドレス帳に基づいてScan To E−mailにおける宛先選択入力受付画面を作成し、その画面においてそのユーザからの宛先選択入力を受け付けるようにしている。したがって、ユーザは、自身の携帯端末を持って画像形成装置10に近づき、その前に立つだけで良く、従来のような、アドレス帳が保存されているPCを操作パネル上においていちいち選択するという面倒な操作を一切行う必要がなくなり、その手間を省け便利になる。特に、多数のPCがネットワークに接続されているような場合には、その効果が増す。
【0047】
また、メールサーバ40からそのユーザのメール送受信履歴を取得し、アドレス帳に記載されている宛先の内、メール送受信履歴に記載されている相手先と一致しているものだけ、すなわちそのユーザがこれまでメール送受信を行ったことのある宛先だけを受付画面151に表示させるようにしている。このようにしたのは次の理由による。すなわち、Scan To E−mailにおいて画像の送信先として選択される宛先は、そのユーザがこれまでに通信、ここではメール送受信を行ったことがある宛先となる確率が高くなると考えられ、そうすれば、アドレス帳に記載されている宛先数が多数、例えば100件以上あるような場合には、そのユーザにとって、膨大な数の宛先の中から一の宛先を捜すよりも宛先となる確率が高いものだけを限定し、その中から選択するようにした方がより簡易かつ素早く操作を行るようになるからである。
【0048】
さらに、Scan To E−mailが選択されると、アドレス帳データを取得する、すなわちScan To E−mailが選択されなければ取得しないようにしているので、ユーザの接近により必ずアドレス帳のデータを取得する構成とするよりも、ネットワークのトラフィックを減らすことができ、それによる負荷を軽減することができるという効果を奏する。
【0049】
また、Scan To E−mailによるメールの送信が終了すると、保存されているアドレス帳データ等を記憶部から削除する構成にしている(保存し続けるいう構成にしていない)ので、記憶部に複数のユーザそれぞれについての記憶領域を設ける必要がなく、メモリ容量を低減できるという効果もある。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、ユーザのアドレス帳データがそのユーザが使用するクライアント端末に保存されている場合の例を説明したが、本実施の形態では、アドレス帳データが携帯端末側に保存される構成になっており、その点に大きな違いがある。ここでは、第1の実施の形態と同じ部分については、その説明を省略し、相違している部分(画像形成装置と携帯端末)を中心に説明することにする。また、同一の機能を有する部材については、同符号を付するものとする。
【0050】
(2−1)画像形成装置の構成
図13は、本実施の形態の画像形成装置71の構成を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置71は、制御部72、ユーザ名情報記憶部73、メールアドレス記憶部74等を備えている。
制御部72は、上記制御部12と基本的に同じ構成および機能を有するが、後述のようにScan To E−mailが選択された場合の処理が異なっている。ユーザ名情報記憶部73にはユーザ名情報が、メールアドレス記憶部74にはメールアドレス情報が保存される。これら各情報の内容については、後述する。
【0051】
(2−2)携帯端末の構成
図14は、本実施の形態の携帯端末81の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、携帯端末81は、制御部82、記憶部83等を備えている。
記憶部83には、個人情報テーブル84に加えてアドレス帳テーブル85が設けられており、その点が第1の実施の形態と異なっている。個人情報テーブル84は、基本的には上記個人情報テーブル541と同じ構成であるが、ここではアドレス帳データが携帯端末81側に保存される構成なので、その「アドレス帳保存先」欄には、携帯端末81を識別するための情報と、携帯端末81内におけるアドレス帳データの保存ファイル名が記載されることになる。アドレス帳テーブル85の構成は、上記アドレス帳テーブル214と実質的に同じものである。
【0052】
制御部82は、通信部51を介してBluetooth規格により画像形成装置71と通信し、後述のように画像形成装置71に個人情報等を送信する。なお、この携帯端末81は、ユーザAが所有するものとする。
(2−3)画像形成装置71において実行される処理内容
図15は、画像形成装置71において実行される処理内容を示すフローチャートである。なお、同図に示すステップS101〜S106、S116、S117については、図8のステップS11〜S16、S29、S30と同じであるのでここでは、その説明を省略するものとする。
【0053】
制御部72は、ステップS107において、ユーザ名情報を取得する。ここで、ユーザ名情報とは、アドレス帳の内の「名前」欄に記載されているユーザ名、例えば図6に示すアドレス帳テーブル214であれば、「ユーザB」「ユーザX」「ユーザY」・・を示すデータをいう。具体的には、個人情報記憶部16に格納されている個人情報に含まれる「アドレス帳保存先」を示す情報を読み出し、その保存先の装置、すなわち携帯端末81に対し、上記オブジェクト交換プロファイル等に基づき、アドレス帳データの保存ファイル名を指定して、その内のユーザ名情報の送信要求を行い、それを携帯端末81から受信するのである。そして、取得したユーザ名情報をユーザ名情報記憶部73に保存させる(ステップS108)。
【0054】
制御部72は、取得したユーザ名情報に基づいて宛先選択入力受付画面を生成し、それを操作パネル15に表示させる(ステップS109)。この宛先選択入力受付画面は、図9に示す受付画面151と同様であり、ユーザ名情報に含まれる「名前」が各ボタンに表示されるようになっている。例えば、ユーザ名情報に「ユーザB」「ユーザX」「ユーザY」を示すデータが含まれている場合には、「ユーザB」ボタン、「ユーザX」ボタン、「ユーザY」ボタンの3つのボタンが表示されることになる。ユーザAは、いずれかのボタンを押下することにより、画像を送信すべき宛先を選択することができる。
【0055】
制御部72は、ボタン153の押下により選択入力の終了を判断すると(ステップS110で「Y」)、その画面において選択された名前に対応するメールアドレスを携帯端末81から取得する(ステップS111)。具体的には、携帯端末81に対し、選択された名前を指定して、その名前に対応するメールアドレス、例えば図6に示すアドレス帳の「ユーザB」が選択された場合には、「アドレスB」を示す情報の送信要求を行い、それをメールアドレス情報として携帯端末81から受信する。そして、取得したメールアドレス情報をメールアドレス記憶部74に保存させる(ステップS112)。
【0056】
続いて、スキャナ部13を制御して、セットされている原稿の画像を読み取り(ステップS113)、その画像データを添付ファイルとするメールであって、宛先アドレスを、メールアドレス記憶部74に保存されているメールアドレスとするメールを作成し、そのメールをその宛先にネットワークI/F111を介して送信する(ステップS114)。
【0057】
メール送信後、個人情報記憶部16、ユーザ名情報記憶部73、メールアドレス記憶部74に保存されている各情報を全て削除し(ステップS115)、当該処理を終了する。
(2−4)携帯端末81において実行される処理内容
図16は、携帯端末81において実行される処理内容を示すフローチャートである。
【0058】
同図に示すように、まず画像形成装置71から個人情報の送信要求があったか否かを判断する(ステップS121)。個人情報送信要求があったと判断すると(ステップS121で「Y」)、個人情報を個人情報テーブル84から読み出してそのデータを画像形成装置71に送信する(ステップS122)。その送信要求がない場合には(ステップS121で「N」)、ステップS123に移る。
【0059】
続いて、画像形成装置71からユーザ名情報の送信要求があったか否かを判断し、その要求があったと判断すると(ステップS123で「Y」)、アドレス帳テーブル85内の「名前」欄に記載されているユーザ名を示す情報だけをユーザ名情報としてアドレス帳テーブル85から読み出し、それを画像形成装置71に送信する(ステップS124)。その送信要求がない場合には(ステップS123で「N」)、ステップS125に移る。
【0060】
そして、画像形成装置71からメールアドレスの送信要求があったか否かを判断し、その要求があったと判断すると(ステップS125で「Y」)、指定されたユーザ名に対応するメールアドレス、例えば「ユーザB」が指定された場合には、「アドレスB」をメールアドレス情報としてアドレス帳テーブル85から読み出し、それを画像形成装置71に送信して(ステップS126)、ステップS121に戻る。また、その送信要求がない場合には(ステップS125で「N」)、ステップS121に戻る。
【0061】
このように本実施の形態の画像形成装置71は、携帯端末81に保存されているアドレス帳データの内、まずユーザ名を示すユーザ名情報のみを取得し、ScanTo E−mail機能を用いてメールを送信しようとするユーザにより、そのユーザ名情報に含まれるユーザ名の内から一のユーザ名が宛先として指定されると、その指定されたユーザ名に対応するメールアドレスのみを携帯端末81から取得するという構成にしている。したがって、第1の実施の形態のようにアドレス帳データ全てを一度にまとめて取得する構成よりも、取得するデータ量を削減でき、その分ネットワークのトラフィックを軽減できるという効果がある。
【0062】
(3)変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(3−1)第1の実施の形態では、アドレス帳データがクライアントPC側に、第2の実施の形態では、携帯端末側にそれぞれ保存されているとしたが、それらの構成に限定されることはない。例えば、LAN5に接続される他のファイルサーバや他のクライアントPC等としてもよい。携帯端末に、その携帯端末を所有するユーザのアドレス帳データの保存先を示すデータが少なくとも登録されていれば良いのである。
【0063】
(3−2)上記実施の形態では、画像形成装置は、アドレス帳データの保存先を特定するための情報(特定情報)として、アドレス帳データの保存ファイル名等を携帯端末から取得するとしたが、これに限定されることはない。例えば、パス(名)とすることもできる。また、特定情報として、そのユーザを識別するための情報(ユーザ名、ID番号等)を取得するとしてもよい。予め、各ユーザと、そのユーザのアドレス帳データの保存先とを対応付けたテーブルを画像形成装置に記憶させておき、画像形成装置がそのユーザを識別できればそのユーザのアドレス帳データの保存先を特定し、その特定した保存先からそのデータを取得する構成とすれば実現できる。
【0064】
(3−3)第1の実施の形態では、ユーザのアドレス帳に記載されている宛先の内、そのユーザがこれまでメール送受信を行ったことのある宛先だけを受付画面151に表示させるとしたが、例えばそのような処理を行わない構成、すなわち、取得したアドレス帳に記載されている宛先全てを受付画面151に表示させてそれらの内から宛先の選択入力を受け付ける構成とすることもできる。送受信履歴に登場しない宛先は、データの送信先として指定される可能性は低いものの、アドレス帳に登録されている以上、指定される可能性が全く無いわけではない。かかる構成により、送受信履歴には登場しない宛先への送信も可能となる。このようにする場合、上記ステップS19〜S23を削除すると共に、ステップS24では、取得したアドレス帳データに基づいて受付画面151を作成、表示する(アドレス帳に記載の全ての宛先をボタン群152に表示させる)構成とすれば、実現できる。
【0065】
(3−4)また、Scan To E−mailが選択されると、アドレス帳データを取得するとしたが、そのような処理を行わない構成、すなわち個人情報を取得した後、自動的にアドレス帳データを取得する構成とすることもできる。このようにする場合、上記ステップS16の処理をステップS18以降に実行すれば良い。なお、この構成の場合、例えばアドレス帳データを取得した後、所定時間(例えば、30秒等)経過後にユーザによりScan To E−mailが選択されなければ、その意志がないとみなし、現に保存されている個人情報およびアドレス帳データを削除するという構成にすることもできる。このようにすれば、いつまでもアドレス帳のデータが保存されたままになるということを防止できる。
【0066】
そして、このようにすれば、ユーザが画像形成装置の操作パネル15からScanTo E−mailを選択した時点で、すでにアドレス帳データの取得処理が開始されている、場合によっては終了していることになる。従来の構成では、ユーザによりPCが選択されてからアドレス帳データを取得するようにしており、その間ユーザは待たされることになってしまう。そのため、PCを選択操作するという手間に加えて、ユーザは直にScan To E−mailを実行できないということがあったが、本変形例の場合、ユーザが画像形成装置に接近すると、その取得処理を開始するので、その分待ち時間も少なくなり、使い勝手が良くなる。
【0067】
(3−5)上記実施の形態では、Scan To E−mailによるメールの送信が終了すると、現に保存されているアドレス帳データ等を記憶部から削除するとしたが、例えばメモリ容量に余裕があればそれらを一旦保存しておいて、別のユーザが接近し新たなアドレス帳データ等を取得すると、それらを上書き保存させるという構成にすることもできる。
【0068】
(3−6)上記実施の形態では、ステップS11〜S13において、携帯端末が所定の通信領域内に入ったと判断すると、その携帯端末から個人情報を取得するとしたが、これに限定されることはない。例えば、ユーザが画像形成装置10を使用することなく単にそのすぐ前を通過する場合も想定され、そのような場合には、例えば図8におけるステップS15とS16の間に、「所定時間内にユーザにより何らかのキー入力があったか否かを判断する」判断ステップを設け、所定時間、例えば15秒以内に操作パネル15からキー入力があったと判断した場合には、ステップS16に移り、キー入力がなかったと判断した場合には、ステップS29の処理を実行した後、終了するという構成にすれば、前を通過しただけのユーザからのキー入力等を無駄に待つ必要がなくなる。
【0069】
また、画像形成装置10に接近して来たユーザと、実際に画像形成装置10の操作パネル15上でキー操作をしているユーザとが異なる場合(例えば、あるユーザが画像形成装置10のすぐ横を通過し、その直後に別のユーザが画像形成装置10の前に立って操作パネル15を操作している場合など)も考えられる。そのような場合には、例えばステップS16とS17の間に、「1.最も近い携帯端末から個人情報を取得し、2.取得した個人情報の内容と、現に個人情報記憶部16に保存されている個人情報の内容とが一致するか否かを判断し、3.一致している場合には、同一ユーザとみなしてステップS17に移り、4.一致していない場合には、取得した個人情報を、現に個人情報記憶部16に保存されている個人情報に代えて保存させる(上書き保存させる)」ステップを設ける構成にすれば、実際に操作パネル15を操作しているユーザのアドレス帳データの保存先を取得でき、別のユーザのものが誤って取得されてしまうといったことを防止できる。
【0070】
(3−7)上記実施の形態では、Scan To E−mailが選択された場合に、アドレス帳データを取得するとしたが、例えば画像形成装置がファクシミリ通信機能を備えている場合には、動作モードとしてファクシミリ送信モードが選択されたときにアドレス帳データを取得する構成とすることもできる。その場合、アドレス帳には宛先番号として相手先のファクシミリ番号も記載されることになる。このような構成とする場合、上記ステップS16において、Scan To E−mailの代わりにファクシミリ送信モードが選択されると、相手先のファクシミリ番号が記載されたアドレス帳データを取得し、その後、ファクシミリ通信の送受信履歴を管理する装置から送受信履歴を取得する。そして、その送受信履歴とアドレス帳に記載されている相手先のファクシミリ番号(宛先番号)が一致するものを抽出して、ファクシミリ送受信を行ったことのある宛先だけを受付画面151に表示させるとすればよい。その場合、相手先名を比較するとしてもよい。また、第2の実施の形態に適用する場合には、ステップS111において選択されたユーザのファクシミリ番号(宛先番号)を取得するとすれば良い。
【0071】
(3−8)上記実施の形態では、画像形成装置と携帯端末は、Bluetooth規格に基づき通信するとしたが、無線通信により上記した処理を行えれば良く、例えば赤外線通信(IrDA(Infrared Data Association))、IEEE802.11などの無線通信方式を用いることもできる。
また、ネットワークとしては、LANに限られずインターネット、WAN(Wide AreaNetwork)等の通信網とすることもでき、さらに有線、無線に限定されることもない。
【0072】
(3−9)上記実施の形態では、所定の通信領域内を、画像形成装置10から約1(m)の距離内としたが、これに限定されるものでないのはいうまでもない。また、その範囲は画像形成装置の設置環境に応じて決定されることが好ましい。例えば、画像形成装置がユーザのデスク近辺に設置されているような場合には、ユーザが常時その通信領域内に入ったままになる恐れもあることから、その範囲を狭く、例えば50(cm)等とすればよく、逆に画像形成装置が専用のコピー室等に設置されているような場合には、その範囲を広くすれば、上記(3−4)で説明したようなアドレス帳データの取得のための待ち時間を少なくできるという効果も得られる。その場合、例えば、ユーザが画像形成装置の前に来たときに、その取得処理がすでに終了しているようにすればより使い勝手が良くなる。その取得処理に要する時間(秒)にユーザが歩く速度(m/秒)を掛けた値以上の値を、上記所定の距離とすれば実現できる。また、その距離(その距離に近づいたか否かを決めるための受信電波の電界強度の大きさ(閾値))を画像形成装置の管理者等によって操作パネル等から設定変更可能に構成することもできる。
【0073】
(3−10)また、上記の各変形例を2もしくは3つ以上を組み合わせる構成としてもよい。
(3−11)上記実施の形態では、アドレス帳データの取得を画像形成装置において実行する場合の例を説明したが、本発明は、アドレス帳データを取得するまでの処理、すなわち上記ステップS11〜S23、もしくはS101〜S111の処理を実行する装置としてのデータ通信装置に適用することができる。その場合、当該データ通信装置が画像形成装置に含まれる構成、もしくは画像形成装置と別体として接続される構成とすることができる。さらに、当該データ通信装置は、MFP、プリンタ等の画像形成装置に限られず、スキャナ、ファクシミリ装置、さらには電話機、PC等、アドレス帳機能を利用して宛先と通信(画像、音声、動画、プログラム等のデータを送受信)する機能を有する装置一般に備える構成とすることもできる。その場合、例えば音声、動画、プログラム等のデータを送信するためのデータ送信手段による送信モードが選択されたときに、上記アドレス帳データの取得等の処理が実行されることになる。
【0074】
(3−12)また、本発明は、上記データ通信装置を含むデータ通信システムにも適用できる。この場合、例えば、携帯端末と、当該携帯端末と無線通信を行うデータ通信装置とを含むデータ通信システムであって、前記携帯端末は、ユーザのアドレス帳データの保存先を特定するための特定情報を保存している保存手段と、データ通信装置から特定情報の送信要求を受けると、保存手段から特定情報を読み出して、データ通信装置に送信する送信手段と、を備え、前記データ通信装置は、携帯端末が所定の通信領域内に入ったか否かを検出する検出手段と、携帯端末が所定の通信領域内に入ったことが検出されると、携帯端末に対し、特定情報の送信を要求する要求手段と、携帯端末から送信されて来る特定情報を受信する受信手段と、受信した特定情報に基づいてアドレス帳データを取得する取得手段と、を備えることを特徴とするデータ通信システムとすることができる。
【0075】
さらに、本発明は、上記アドレス帳のデータを取得する方法としても把握することができる。また、その方法をコンピュータが実行するプログラムとしても把握することができる。すなわち、図8、図15等の各フローチャートにより示された処理手順は、図示しないROM等に格納されたプログラムに従ってCPUが動作することにより実行される。この場合、例えば、データ通信装置において動作するプログラムであって、携帯端末と無線通信を行う通信ステップと、携帯端末が所定の通信領域内に入ったか否かを検出する検出ステップと、携帯端末が所定の通信領域内に入ったことが検出されると、前記携帯端末を使用するユーザのアドレス帳データの保存先を特定するための特定情報を前記携帯端末から取得する第1の取得ステップと、取得された特定情報に基づいてアドレス帳データを取得する第2の取得ステップと、を含む処理をデータ通信装置に実行させることを特徴とするプログラムとすることができる。
【0076】
また、本発明は、前記プログラムをコンピュータで読取可能な記録媒体、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、上記の本発明のプログラムは、上記に説明した処理をコンピュータに実行させるための全てのモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プログラムやOS(Operating System)に含まれるプログラムなど、別途にインストールすることができる各種汎用的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のデータ通信装置は、携帯端末が所定の通信領域内に入ったことが検出されると、前記携帯端末から、ユーザのアドレス帳データの保存先を特定するための特定情報を取得し、取得された特定情報に基づいてアドレス帳データを取得する構成としているので、携帯端末を所持するユーザは、データ通信装置に近づいて行くだけで自己のアドレス帳データを当該データ通信装置で利用することができる。このため、従来のようにアドレス帳データが保存されている装置を操作パネル等に表示されている装置群の内から指定するといった入力操作を行わなくて済み、そのような手間がなくなるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るデータ通信システム1の全体の構成を示す図である。
【図2】画像形成装置10の構成を示すブロック図である。
【図3】携帯端末50の構成を示すブロック図である。
【図4】個人情報テーブル541の内容例を示す図である。
【図5】クライアント端末20の構成を示すブロック図である。
【図6】アドレス帳テーブル214の内容例を示す図である。
【図7】メールサーバ40の構成を示すブロック図である。
【図8】画像形成装置10において実行される処理の内容を示すフローチャートである。
【図9】宛先選択入力受付画面151の表示例を示す図である。
【図10】携帯端末50において実行される個人情報送信処理の内容を示すフローチャートである。
【図11】メールサーバ40において実行される履歴情報送信処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】クライアント端末20において実行されるアドレス帳データ送信処理の内容を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施の形態の画像形成装置71の構成を示すブロック図である。
【図14】第2の実施の形態の携帯端末81の構成を示すブロック図である。
【図15】画像形成装置71において実行される処理内容を示すフローチャートである。
【図16】携帯端末81において実行される処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ通信システム
5 LAN
10、71 画像形成装置
11、51 通信部
12、41、53、72、82、212 制御部
15、52 操作パネル
16 個人情報記憶部
17 メール送受信履歴記憶部
18 アドレス帳記憶部
19 アドレス情報記憶部
20、30 クライアント端末
40 メールサーバ
42、111、211 ネットワークI/F
50、60、81 携帯端末
73 ユーザ名情報記憶部
74 メールアドレス記憶部
84、541 個人情報テーブル
85、214 アドレス帳テーブル
112 無線通信部
113 距離検出部
151 宛先選択入力受付画面
431 メール履歴テーブル
Claims (5)
- 携帯端末と無線通信を行う通信手段と、
携帯端末が所定の通信領域内に入ったか否かを検出する検出手段と、
携帯端末が所定の通信領域内に入ったことが検出されると、前記携帯端末を使用するユーザのアドレス帳データの保存先を特定するための特定情報を前記携帯端末から取得する第1の取得手段と、
取得された特定情報に基づいてアドレス帳データを取得する第2の取得手段と、
を備えることを特徴とするデータ通信装置。 - データ送信手段と、
前記データ送信手段による送信モードがユーザにより選択されたか否かを判定する送信モード判定手段と、を備え、
前記第2の取得手段は、
前記送信モードが選択されたことが判定されると、前記アドレス帳データを取得することを特徴とする請求項1に記載のデータ通信装置。 - 前記第1の取得手段は、
前記所定の通信領域内に複数の携帯端末が存在する場合には、当該データ通信装置に最も近い携帯端末から前記特定情報を取得することを特徴とする請求項1もしくは2に記載のデータ通信装置。 - 送受信履歴を管理する機能を有するサーバを介して通信を行うことが可能に構成され、
前記携帯端末を使用するユーザに関する送受信履歴データを前記サーバから取得する第3の取得手段と、
取得された送受信履歴に含まれる、前記ユーザを受取人もしくは差出人とする通信の相手先と、前記第2の取得手段により取得されたアドレス帳データに含まれる宛先の内、一致する宛先を選出する選出手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデータ通信装置。 - 前記アドレス帳データには、宛先名と、それに対応する宛先番号とが含まれており、
前記第2の取得手段は、
前記アドレス帳の内、宛先名のみを示すデータを取得し、その宛先名の内から宛先とされるべき名前がユーザにより指定されると、その指定された宛先名に対応する宛先番号のデータを取得することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデータ通信装置。
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