JP5884451B2 - 画像処理システム、画像形成装置、携帯端末、および制御プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像形成装置、携帯端末、および制御プログラム Download PDF

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この発明は画像処理システム、画像形成装置、携帯端末、および制御プログラムに関し、特に、サーバーを用いずに携帯端末を利用して画像処理を行なう画像処理システム、画像形成装置、携帯端末、および制御プログラムに関する。
オフィス環境において、クライアントマシンであるPC(パーソナルコンピュータ)の接続されたネットワークからアクセス可能なネットワークに複数台の画像形成装置を接続し、当該画像形成装置群をコピーセンターのように利用する場合がある。
この画像形成装置群の利用方法の一例として、上記複数台の画像形成装置の接続されるネットワークにさらにサーバーを接続し、クライアント装置から該サーバーに対してジョブを発行し、1台の画像形成装置から当該サーバーのジョブを読み出して処理させる方法が挙げられる。
この方法の一例として、たとえば特開2011−81741号公報(以下、特許文献1)は、ユーザー認証成功の場合にユーザー識別情報に対応付けられたジョブをリスト表示して、その中から選択されたジョブを画像形成装置に送信するサーバーとしての情報処理装置を開示している。
他の例として、たとえば特開2011−71589号公報(以下、特許文献2)は、画像形成装置の記憶手段にアドレス情報の設定された格納領域を用意し、当該格納領域に新たな画像データーが格納された場合に、当該画像データーに関する情報を設定されたアドレス情報を宛先として通知する画像形成装置を開示している。
また、たとえば特開2007−122727号公報(以下、特許文献3)は、認証成功のユーザーの使用する記憶手段として登録されている、ネットワークに接続された各装置の記憶手段から、当該ユーザーのジョブリストを取得し、選択可能に提示することでジョブの選択を受け付けて、選択されたジョブを実行する画像形成装置を開示している。
また、たとえば特開2009−151686号公報(以下、特許文献4)は、携帯端末装置と画像形成装置とを含んだシステムにおいて、これら装置間の通信が確立されると携帯端末装置に登録されているジョブが自動的に画像形成装置に送信されて実行されるジョブ実行システムを開示している。
また、たとえば特開2005−327110号公報(以下、特許文献5)は、携帯端末からサーバー内のデーターと画像処理させる画像形成装置とを指定してサーバーに送信すると、サーバーが生成した認証データーを選択された画像形成装置に送信して表示させ、携帯端末のカメラで撮影された認証データーと一致した場合に、指定されたデーターを指定された画像形成装置に送信して処理を行なわせるシステムを開示している。
特開2011−81741号公報 特開2011−71589号公報 特開2007−122727号公報 特開2009−151686号公報 特開2005−327110号公報
しかしながら、特許文献1で開示されたような場合にはネットワークにはサーバーの設置が不可欠となって、専用の装置を設置するためのコストや、当該サーバーにアクセスするためのユーザー認証等の手間がかかるという問題があった。
特許文献3に開示されている方法でも、各装置にアドレス情報の設定された格納領域を用意する必要があり、同様に、そのためのコストや手間がかかるという問題があった。
さらに、この場合、ユーザーは、複数の画像形成装置群のそれぞれについて画像形成処理の属性を予め把握して、当該ジョブの処理に必要な属性を有する画像形成装置を選択しなければならず、それぞれの属性を把握していない場合にはその選択できなかったり、当該ジョブが意図したように処理されなかったりする、という問題もあった。
一方、サーバーを用いないで画像形成装置にジョブを処理させる場合、利用する画像形成装置を選択し、その画像形成装置に対してジョブを発行する。この場合にも、やはり上述のように、複数の画像形成装置群の中から当該ジョブの処理に必要な属性を有する画像形成装置を選択しなければならず、予めそれぞれの属性を把握しておく必要がある。さらに、選択した画像形成装置が先行するジョブの処理中である場合にはその処理終了まで当該ジョブの処理開始が待機されるため、当該ジョブの完了が遅くなる、という問題があった。これは、特許文献2,4,5でも同様である。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、容易な操作でジョブ処理を実行させることのできる画像処理システム、画像形成装置、携帯端末、および制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像処理システムは、情報処理装置と、情報処理装置と通信可能であり、かつ、互いに通信可能な複数台の画像形成装置と、表示装置および入力装置を備えた、複数台の画像形成装置それぞれと通信可能な携帯端末とを備える。情報処理装置は複数台の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置に対してジョブを発行し、第1の画像形成装置はジョブを記憶する。携帯端末は、複数台の画像形成装置に対して第1の通信を行なってジョブの有無を問い合わせ、複数台の画像形成装置のそれぞれから記憶されているジョブに関する情報を取得する処理と、第1の通信の後に複数台の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置に対して第2の通信を行なって複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブの、それぞれについて、処理の可否を問い合わせ、その回答に基づいて、複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの、少なくとも第2の画像形成装置で処理可能なジョブを表示装置に表示する処理と、複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちから処理対象のジョブを指定する指示を受け付けて、指示されたジョブの処理を第2の画像形成装置に対して要求する処理と、を実行する。第2の画像形成装置は、携帯端末からの指示に従って指示されたジョブを当該ジョブを記憶している画像形成装置から取得して、処理する。
好ましくは、複数台の画像形成装置はネットワークに接続され、携帯端末はネットワークに接続することで第1の通信を行なう。携帯端末は、さらに、上記ネットワークを介さずに画像形成装置と第2の通信を行なう。携帯端末は、上記ネットワークに接続可能となった状態で第1の通信を行なって複数台の画像形成装置からジョブに関する情報を取得し、携帯端末は、第2の画像形成装置から第2の通信の通信範囲内となった状態で第2の通信を行なって、第2の画像形成装置から複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのそれぞれについて、処理の可否を表わす情報を取得する。
好ましくは、第1の画像形成装置は、第1の通信での携帯端末からの問い合わせに対して、記憶しているジョブに関する情報として、当該ジョブの本体情報を送信せずに当該ジョブ処理のための情報と第1の画像形成装置における当該ジョブの格納場所を表わす情報とを送信する。携帯端末は、第2の通信で第2の画像形成装置に対してジョブに関する情報を送信して、当該ジョブの処理の可否を問い合わせる。携帯端末は、処理対象のジョブとして指定されたジョブについてのジョブに関する情報を第2の画像形成装置に対して送信することで、指定されたジョブの処理を第2の画像形成装置に対して要求する。第2の画像形成装置は、ジョブに関する情報に含まれる当該ジョブの格納場所を表わす情報に基づいて当該ジョブを記憶している画像形成装置にアクセスして指定されたジョブを取得する。
好ましくは、携帯端末は、表示装置に表示する処理において、複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの第2の画像形成装置で処理可能なジョブを選択可能な状態で表示装置に表示する。
好ましくは、第2の画像形成装置は、第2の通信で携帯端末から処理の可否が問い合わされたジョブについて、処理不可の場合、その返答に併せて、処理不可に関わる当該第2の画像形成装置の機能に関する情報を携帯端末に対して送信する。携帯端末は、表示装置に表示する処理において、第2の画像形成装置で処理不可なジョブに対してジョブの処理に必要な機能であって第2の画像形成装置の機能に該当しないものを表示すると共に、第2の画像形成装置の機能のうちからジョブの処理に必要な機能の変更を受け付ける。携帯端末は、指示されたジョブの処理に必要な機能の変更と、変更後のジョブの処理とを要求する。
好ましくは、携帯端末は、第2の通信を行なって複数台の画像形成装置のうちの2台以上の画像形成装置から処理の可否の回答が得られると、表示装置に表示する処理において、2台以上の画像形成装置のうち、複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの最も多くの数のジョブを処理可能な画像形成装置を表示する。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、情報処理装置、他の画像形成装置、および携帯端末と通信可能な画像形成装置であって、情報処理装置から受信したジョブを記憶するための記憶手段と、他の画像形成装置に接続されたネットワークを介して携帯端末と通信を行なうための第1の通信手段と、携帯端末のそれぞれと通信するための第2の通信手段と、ジョブの処理に関する制御を行なうための制御手段とを備える。制御手段は、第1の通信手段で携帯端末からネットワークを介して記憶手段のジョブの有無の問い合わせを受けると、記憶されているジョブに関する情報を第1の通信手段で携帯端末に送信する処理と、第2の通信手段で携帯端末からジョブに関する情報を受信して、当該ジョブの処理の可否の問い合わせを受けると、ジョブに関する情報に基づいてジョブの処理の可否を判断し、判断結果を送信する処理と、第2の通信手段で携帯端末からジョブの処理の指示を受けると、指示に基づいて第1の通信手段で指示されたジョブを記憶している他の画像形成装置にアクセスしてジョブを取得する処理とを実行する。
好ましくは、制御手段は、第1の通信手段での携帯端末からの問い合わせに対して、記憶されているジョブに関する情報として、当該ジョブの本体情報を送信せずに当該ジョブ処理のための情報とジョブの格納場所を表わす情報とを送信し、ジョブに関する情報に含まれる当該ジョブの格納場所を表わす情報に基づいて当該ジョブを記憶している記憶手段または画像形成装置にアクセスして指定されたジョブを取得する。
好ましくは、制御手段は、第2の通信手段で携帯端末から処理の可否が問い合わされたジョブについて、処理不可の場合、その返答に併せて、処理不可に関わる当該画像形成装置の機能に関する情報を携帯端末に対して送信する。
好ましくは、制御手段は、第2の通信手段で携帯端末から処理の可否が問い合わされたジョブについて、処理不可の場合、その返答に併せて、処理不可に関わる当該画像形成装置の機能に関する情報を携帯端末に対して送信する。
本発明のさらに他の局面に従うと、携帯端末は、複数台の画像形成装置の接続されたネットワークを介して通信するための第1の通信手段と、複数台の画像形成装置のそれぞれと通信するための第2の通信手段と、表示手段と、指示入力手段と、制御手段とを備える。制御手段は、第1の通信手段で通信可能であることを検出すると、複数台の画像形成装置に対してジョブの有無を問い合わせる処理と、第2の通信手段で、複数台の画像形成装
置のうちの第1の画像形成装置に対して通信可能であることを検出すると、複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのそれぞれについて、第1の画像形成装置に対して処理の可否を問い合わせる処理と、複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのうち、少なくとも第1の画像形成装置で処理可能と回答されたジョブについて、表示手段に選択可能に提示する処理と、表示手段に提示された状態において、指示入力手段で処理対象のジョブの指示を受け付けると、第1の画像形成装置に対して、処理対象のジョブを指定して処理を要求する処理と、を実行する。
好ましくは、制御手段は、ネットワークに接続可能となった状態で第1の通信手段による通信を行なって複数台の画像形成装置からジョブに関する情報を取得し、さらに、第2の通信手段での通信範囲内となった状態で第2の通信手段による通信を行なって第1の画像形成装置から複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのそれぞれについて、処理の可否を表わす情報を取得する。
好ましくは、制御手段は、第2の通信手段で第1の画像形成装置に対してジョブに関する情報を送信して当該ジョブの処理の可否を問い合わせ、処理対象のジョブとして指定されたジョブについてのジョブに関する情報を第1の画像形成装置に対して送信することで、指定されたジョブの処理を第1の画像形成装置に対して要求する。
好ましくは、携帯端末は、表示手段に表示する処理において、複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの第1の画像形成装置で処理可能なジョブを選択可能な状態で表示手段に表示する。
好ましくは、制御手段は、表示手段に表示する処理において、第1の画像形成装置で処理不可なジョブに対してジョブの処理に必要な機能であって第1の画像形成装置の機能に該当しないものを表示すると共に、第1の画像形成装置の機能のうちからジョブの処理に必要な機能の変更を受け付け、指示されたジョブの処理に必要な機能の変更と、変更後のジョブの処理とを要求する。
好ましくは、制御手段は、第2の通信手段での通信を行なって複数台の画像形成装置のうちの2台以上の画像形成装置から処理の可否の回答が得られると、表示手段に表示する処理において、2台以上の画像形成装置のうち、複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの最も多くの数のジョブを処理可能な画像形成装置を表示する。
本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは、情報処理装置、他の画像形成装置、および携帯端末と通信可能な画像形成装置にジョブに関する処理を実行させるための制御プログラムであって、情報処理装置から受信したジョブを記憶手段に格納するステップと、他の画像形成装置に接続されたネットワークを介して、携帯端末から記憶手段のジョブの有無の問い合わせを受けると、記憶されているジョブに関する情報をネットワークを介して携帯端末に送信するステップと、携帯端末からネットワークを介さない通信でジョブに関する情報を受信して、当該ジョブの処理の可否の問い合わせを受けると、ジョブに関する情報に基づいてジョブの処理の可否を判断し、判断結果を携帯端末に対して送信するステップと、ネットワークを介さない通信で携帯端末からジョブの処理の指示を受けると、指示に基づいてネットワークを介して指示されたジョブを記憶している記憶手段または他の画像形成装置にアクセスしてジョブを取得し、ジョブを処理するステップとを画像形成装置に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは携帯端末にジョブに関する処理を実行させるための制御プログラムであって、携帯端末は表示手段を含み、複数台の画像形成装置の接続されたネットワークに接続可能であることを検出すると、複数台の画像形成装置に対してジョブの有無を問い合わせるステップと、ネットワークを介さずに複数台の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置に対して通信可能であることを検出すると、複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのそれぞれについて、第1の画像形成装置に対して処理の可否を問い合わせるステップと、複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのうち、少なくとも第1の画像形成装置で処理可能と回答されたジョブについて、表示手段に選択可能に提示するステップと、表示手段に提示された状態において処理対象のジョブの指示を受け付けると、第1の画像形成装置に対して、処理対象のジョブを指定して処理を要求するステップとを携帯端末に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは所定のネットワークを介して他の画像形成装置と通信可能であるとともに、携帯端末と通信可能な画像形成装置にジョブに関する処理を実行させるための制御プログラムであって、情報処理装置から受信したジョブを記憶手段に格納するステップと、携帯端末から当該画像形成装置の記憶手段に記憶されているジョブに関する情報の問い合わせを受けると、記憶されているジョブに関する情報を携帯端末に送信するステップと、携帯端末からジョブに関する情報を受信して、当該ジョブの処理の可否の問い合わせを受けると、当該画像形成装置の機能および状態の少なくとも一つとジョブに関する情報に基づいてジョブの処理の可否を判断し、判断結果を携帯端末に対して送信するステップと、携帯端末からジョブの処理の指示を受けると、指示に基づいて指示されたジョブを記憶している記憶手段または他の画像形成装置にアクセスしてジョブを取得し、ジョブを処理するステップとを画像形成装置に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは携帯端末にジョブに関する処理を実行させるための制御プログラムであって、携帯端末は表示手段を含み、複数台の画像形成装置に対してジョブの有無を問い合わせるステップと、ジョブを有する画像形成装置からジョブに関する情報を取得するステップと、取得したジョブに関する情報に基づき、ジョブのそれぞれについて、第1の画像形成装置に対して処理の可否を問い合わせるステップと、複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのうち、少なくとも第1の画像形成装置で処理可能と回答されたジョブについて、表示手段に選択可能に提示するステップと、表示手段に提示された状態において処理対象のジョブの指示を受け付けると、第1の画像形成装置に対して、処理対象のジョブを指定して処理を要求するステップとを携帯端末に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは携帯端末にジョブに関する処理を実行させるための制御プログラムであって、携帯端末は表示手段を含み、複数台の画像形成装置の接続されたネットワークに接続可能であることを検出すると、複数台の画像形成装置に対してジョブの有無を問い合わせるステップと、ネットワークを介さずに複数台の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置に対して通信可能であることを検出すると、複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのそれぞれについて、第1の画像形成装置に対して処理の可否を問い合わせるステップと、複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのうち、少なくとも第1の画像形成装置で処理可能と回答されたジョブについて、表示手段に選択可能に提示するステップと、表示手段に提示された状態において処理対象のジョブの指示を受け付けると、第1の画像形成装置に対して、処理対象のジョブを指定して処理を要求するステップとを携帯端末に実行させる。
この発明によると、各画像形成装置の属性や消耗品等を予め把握していない場合であっても、容易な操作で、適した画像形成装置にジョブ処理を実行させることができる。
また、携帯端末を用いた遠隔操作において、ジョブのセキュリティーを確保しつつ容易な操作を実現することができる。
実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。 画像処理システムに含まれるMFP(Multi-Functional Peripheral)のハードウェア構成の具体例を示す図である。 画像処理システムに含まれる携帯端末のハードウェア構成の具体例を示す図である。 画像処理システムでの動作の流れを表わす図である。 ジョブ情報の具体例を示す図である。 図4のステップS9で表示されるジョブ一覧画面の具体例を表わした図である。 MFPの機能構成の具体例を示す図である。 携帯端末の機能構成の具体例を示す図である。 MFPでの動作の流れを表わすフローチャートである。 携帯端末での動作の流れを表わすフローチャートである。 第1の変形例において携帯端末に表示されるジョブ一覧画面の具体例を示す図である。 第1の変形例においてジョブ一覧画面から遷移する画面の具体例を示す図である。 第2の変形例において携帯端末に表示されるジョブ一覧表示の具体例を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。
図1を参照して、本実施の形態にかかる画像処理システムは、画像形成装置の一例としての、複数台のMFP(Multi-Functional Peripheral)100A,100B,100Cと、端末装置として携帯端末200と、ジョブを発行する装置としてのPC(Personal Computer)300A,300B,300Cとを含む。
PC300A,300B,300Cは、LAN(Local Area Network)などの第1のネットワーク600Aで電気的に接続されている。
MFP100A,100B,100Cおよび携帯端末200は、第2のネットワーク600Bで電気的に接続されている。
第1のネットワーク600Aと第2のネットワーク600Bとは専用回線で接続されるなどして、互いに通信可能である。
また、MFP100と携帯端末200とは、直接、通信可能である。この通信として、たとえば、Bluetooth(登録商標)を利用した無線通信や、赤外線通信や近距離無線通信などが挙げられる。
画像形成装置は、MFPに限定されず、コピー機やプリンターやファクシミリ送受信機などであってもよい。携帯端末は、たとえば携帯電話機などが該当し、その他、小型のノート型パソコン(パーソナルコンピュータ)やPDA(Personal Digital Assistants)やデジタルカメラ、文書閲覧装置などであってもよい。
複数のMFP100A,100B,100Cを代表させてMFP100と称する。
PC300A,300B,300Cは一般的なコンピュータで構成されるものであってよい。PC300A,300B,300Cを代表させてPC300と称する。図1の例では、複数のPC300A,300B,300Cが含まれる例が示されているが、PC300は複数であっても1台であってもよい。
ネットワーク600A,600Bは有線であっても無線であってもよい。一例として、PC300とMFP100とはそれぞれ有線LANのネットワーク600A,600Bに電気的に接続され、該有線LANのネットワーク600Bにさらに図示しない無線LANアクセスポイントが含まれ、携帯端末200が無線LANアクセスポイントと無線LANで電気的に接続されている例が挙げられる。
この画像処理システムは、一例として、第1のネットワーク600Aがオフィスに設置されたネットワーク、第2のネットワーク600Bが上記オフィスとは異なるフロアーに設けられ、上記オフィスとLAN接続されたコピーセンターに設置されたネットワーク、などの用いられ方が想定される。また、他の例として、第1のネットワーク600Aが第1の拠点(たとえば東京)のオフィスに設置されたネットワーク、第2のネットワーク600Bが上記オフィスとは異なる第2の拠点(たとえば大阪)に設けられ、上記第1の拠点のオフィスとLAN接続されたオフィスに設置されたネットワーク、などの用いられ方も想定される。
<装置構成>
図2は、MFP100のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図2を参照して、MFP100は、全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12と、図示しない原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って画像データーを得るためのスキャナー13と、画像データーを印刷用紙上に固定するためのプリンター14と、情報を表示したり当該MFP100に対する操作入力を受け付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル15と、画像データーを保存するためのメモリー16と、ネットワーク600Bを介した通信を制御するためのネットワークコントローラー17と、MFP100の状態を検出するためのセンサー18と、携帯端末200との間の通信を制御するための通信コントローラー19とを含む。
操作パネル15は、図示しないタッチパネルと操作キー群とを含む。タッチパネルは、液晶表示装置などの表示装置と光学式タッチパネルや静電容量タッチパネルなどの位置指示装置とが重なって構成され、操作画面を表示して、その操作画面上の指示位置を特定する。CPU10は予め記憶されている画面表示をさせるためのデーターに基づいてタッチパネルに操作画面を表示させる。
センサー18としては、たとえば、トナー量残量やトナー切れ、用紙切れを検出するためのセンサーや、各部のジャム(紙詰まり)や温度異常や動作異常等を検出するためのセンサーや、印刷用紙の排紙トレイへの排出を検出するためのセンサー、などが該当する。
図3は、携帯端末200のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図3を参照して、携帯端末200は、全体を制御するための演算装置であるCPU20と、CPU20で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM21と、CPU20でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM22と、電話帳データーなどを記憶するためメモリー24と、情報を表示したり当該携帯端末200に対する操作入力を受け付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル25と、ネットワーク600Bを介した通信を制御するためのネットワークコントローラー26と、MFP100との間の通信を制御するための通信コントローラー27とを含む。
<動作概要>
図4は、画像処理システムでの動作の流れを表わす図である。
図4を参照して、ステップS1では、当該システムに含まれる複数のMFPのうちの1台のMFPであるMFP_Aに対してPCからジョブを送信する。これは、先述の例では、オフィスから他のフロアーのコピーセンターに設置された複数のMFPのうちの1台のMFPに対してジョブを送信する動作が該当する。
ここで送信されるジョブには、印刷対象のデーターである本体情報と、ジョブ処理のための属性等を表わした情報であるジョブ情報とが含まれる。送信されたジョブは、MFP_Aにおいて保存処理される(ステップS2)。
図5は、ジョブ情報の具体例を示す図である。図5を参照して、ジョブ情報は、一例として、用紙サイズ、用紙種類、両面印刷の可否、後処理(フィニッシング)、カラー印刷の可否、フォーマットとの合成の要否、表紙や合紙、などのジョブ処理のための各項目についての具体的な内容であって、ジョブ作成時のユーザーの設定によって規定された情報と、当該ジョブのMFPの上記保存処理で記述される、MFPでの保存場所を表わす情報とが記述されたものである。図5に表わされた情報の他、作成ユーザーに関する情報や、作成日時や、当該ジョブの作成に用いられたアプリケーションに関する情報や、サムネイル画像を表示させるための情報や、セキュリティーレベルやログの設定状態などのジョブ実行の条件とするセキュリティー情報などが含まれてもよい。
次に、携帯端末から第2のネットワークに接続される各装置に対してジョブ情報が要求される(ステップS3)。これは、先述の例では、ユーザーが携帯端末を携帯してコピーセンターを訪れ、第2のネットワークと接続可能な範囲内に該携帯端末が達した状態が該当する。ステップS3では、第2のネットワークと接続可能になった携帯端末が、たとえば当該携帯端末に予め関連付けて記憶されているユーザー情報などをブロードキャストで送信することで、当該ネットワークに接続された各MFPに保存されているジョブの内、当該ユーザー情報に関連付けられているジョブのジョブ情報を要求する。
該当するジョブが保存されている場合、MFPはそのジョブのジョブ情報を携帯端末に送信する(ステップS4)。そして、そのジョブ情報は携帯端末に保存される(ステップS5)。
次に、携帯端末から複数のMFPのうちの1台のMFP_Aに対して、マシン情報が要求される(ステップS6)。これは、先述の例では、携帯端末を携帯したユーザーが1台のMFP_Aに接近して、MFP_Aと通信可能な範囲内に該携帯端末が達した状態が該当する。マシン情報とは、当該MFPがジョブの処理が可能か否かを表わした情報を指す。そのため、ここでは、携帯端末はMFP_Aに対して上記ステップS5で保存したジョブ情報を渡して、各ジョブの処理が可能か否かの情報であるマシン情報を要求する。
ジョブ情報を受信したMFP_Aは、自身の機能や各部、消耗品の状態とマシン情報で表わされた要求される機能とを比較して、実行可能であるか否かを判断する(ステップS7)。ジョブ情報に、先述のように、セキュリティーレベルやログの設定状態などのジョブ実行の条件とするセキュリティー情報が含まれている場合には、自身のセキュリティーレベルやログの設定状態などと比較して実行可能であるか否かを判断するようにしてもよい。そして、その結果をマシン情報として携帯端末に送信する(ステップS8)。
携帯端末は、MFP_Aからのマシン情報に基づいて、ジョブに関する画面を表示する(ステップS9)。
図6は、上記ステップS9で表示される画面の具体例を表わした図である。図6を参照して、ここでは、上記ステップS5で保存されたジョブ情報に基づいて、当該ユーザーに関連付けられた、当該システムに含まれる各MFPに保存されるジョブの一覧が表示される。このとき、上記ステップS8でのマシン情報に基づいて、各ジョブについてMFP_Aでの実行可否も併せて表示する。
図6では、ジョブ情報に含まれるアイコンを表示させるための情報に基づいて各ジョブがサムネイル画像で表示され、さらに、マシン情報に基づいて、MFP_Aで処理不可なジョブを表わすサムネイル画像がグレーアウトで表示される例が表わされている。他の例として、実行可否に応じてサムネイル画像のサイズを異ならせたり、表示色を異ならせたりしてもよい。さらに、ジョブ名や作成日時やデーターサイズなどが文字で表わされ、さらに、MFP_Aでの実行の可否も文字で表わされてもよい。
上記ステップS9の表示では、各ジョブが選択可能に表示されている。そして、その中から選択することで、MFP_Aでの実行を指示することができる(ステップS10)。たとえば、図6の例では、サムネイル画像をタッチして選択状態とした上で、実行ボタンを押すことで、選択されたジョブの実行がMFP_Aに対して指示される。
上記ステップS10では、携帯端末から選択されたジョブのジョブ情報がMFP_Aに送信されて、当該ジョブの実行が要求される。
MAP_Aは、携帯端末から受信したジョブ情報を解析し、そこに含まれるジョブの格納場所に基づいて当該ジョブを格納しているMFPにアクセスしてジョブを取得する(ステップS11)。そして、当該ジョブを実行する(ステップS12)。
<機能構成>
図7は、上記動作を行なうためのMFP100の機能構成の具体例を示す図である。図7に示される各機能は、CPU10がROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12上で実行することで、主にCPU10に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部の機能が図2に示されたハードウェア構成によって形成されてもよい。
図7を参照して、MFP100のメモリー16には、ジョブを記憶するための記憶領域であるジョブ記憶部161が設けられる。
さらに図7を参照して、MFP100のCPU10は、ネットワークコントローラー17を介して、ネットワーク600A,600Bを通ってPC300から送信されたジョブの入力を受け付けるためのジョブ入力部101と、入力されたジョブに対して保存処理を実行してジョブ記憶部161に保存するための保存処理部102と、ネットワークコントローラー17を介して、ネットワーク600Bを通って携帯端末200からのジョブ情報の要求を受け付けるための要求入力部103と、該当するジョブ情報をジョブ記憶部161から検索するための検索部104と、該当するジョブ情報をネットワークコントローラー17を介して携帯端末200に対して出力するためのジョブ情報出力部105と、通信コントローラー19を介して携帯端末200から送信されたジョブ情報の入力を受け付けるためのジョブ情報入力部106と、ジョブ情報と自身の機能や状態などとを比較して当該ジョブの実行が可能であるか否かを判断するための判断部107と、その判断結果をマシン情報として通信コントローラー19を介して携帯端末200に対して出力するためのマシン情報出力部108と、通信コントローラー19を介して携帯端末200からジョブの実行の指示を受け付けるための指示入力部109と、ネットワークコントローラー17を介して、当該指示と共に受け取ったジョブ情報に記載された格納場所である他のMFPにアクセスし、処理対象のジョブを取得するためのジョブ取得部110と、たとえば印刷ジョブである場合にはプリンター14を制御して対象のジョブ処理を行なわせるためのジョブ処理部111とを含む。
図8は、上記動作を行なうための携帯端末200の機能構成の具体例を示す図である。図8に示される各機能は、CPU20がROM21に記憶されるプログラムを読み出してRAM22上で実行することで、主にCPU20に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部の機能が図3に示されたハードウェア構成によって形成されてもよい。
図8を参照して、携帯端末200のメモリー24には、ジョブ情報を記憶するための記憶領域であるジョブ情報記憶部241が設けられる。
さらに図8を参照して、携帯端末200のCPU20は、ネットワークコントローラー26を介してネットワーク600Bに接続される各装置に対して予め記憶しているユーザー情報等を送信することで、当該ユーザー情報に関連付けられたジョブ情報を要求するためのジョブ情報要求出力部201と、ネットワークコントローラー26を介してネットワーク600Bに接続されるMFPのうち、該当するジョブを記憶しているMFP100からそのジョブ情報の入力を受け付けるためのジョブ情報入力部202と、通信コントローラー27を介して通信可能なMFP100に対してジョブ情報を出力して、当該ジョブ処理が可能であるか否かを表わすマシン情報を要求するためのマシン情報要求出力部203と、通信コントローラー27を介してMFP100からマシン情報の入力を受け付けるためのマシン情報入力部204と、当該マシン情報に基づいて、ネットワーク600に接続されたMFPから受信し記憶しているジョブ情報の一覧を実行指示画面として操作パネル25に表示するための表示部205と、実行指示画面に対する指示入力を受け付けるための指示入力部206と、当該指示に従って、通信コントローラー27を介してMFP100にジョブを指定して処理を指示するための実行要求部207とを含む。
<動作フロー>
図9は、MFP100での動作の流れを表わすフローチャートである。図9のフローチャートに表わされる動作は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12上で実行し、図7の各機能を発揮させることによって実現される。
図9を参照して、CPU10はPC300からジョブを受信すると(ステップS101でYES)、ステップS103で、当該ジョブをメモリー16の所定領域に格納すると共にジョブ情報に格納場所を表わす情報を書き込む保存処理を実行する。
携帯端末200からジョブ情報が要求されると(ステップS105でYES)、ステップS107でCPU10は、当該要求に含まれるユーザー情報に関連付けられたジョブを検索する。その結果、該当するジョブが記憶されている場合(ステップS109でYES)、ステップS111でCPU10は、該当するジョブのジョブ情報を携帯端末200に対して送信する。
携帯端末200からジョブ情報が送信されて、そのジョブの処理が可能か否かを表わすマシン情報が要求されると(ステップS113でYES)、ステップS115は自身の機能や消耗品の状態とジョブ情報とを比較して当該ジョブの処理が可能であるか否かを判断し、ステップS117でその結果を表わすマシン情報を携帯端末200に対して送信する。
携帯端末200からジョブ情報が送信されて、そのジョブの処理の指示が要求されると(ステップS119でYES)、ステップS121でCPU10は、ジョブ情報に記載された格納位置を表わす情報に基づいて当該格納場所にアクセスしてジョブを取得する。そして、ステップS123で当該ジョブを実行する。
図10は、携帯端末200での動作の流れを表わすフローチャートである。図10のフローチャートに表わされる動作は、携帯端末200のCPU20がROM21に記憶されるプログラムを読み出してRAM22上で実行し、図8の各機能を発揮させることによって実現される。
図10を参照して、CPU20はネットワーク600Bと接続可能となったことが検出されると(ステップS201でYES)、ステップS203でネットワーク600Bに接続して、当該ネットワーク600Bに接続されている他の装置に対してジョブ情報を要求する。
MFP100からジョブ情報が送信されてくると(ステップS205でYES)、ステップS207でCPU20は、そのジョブ情報をメモリー24の所定領域に記憶させる。
その後、MFP100と通信コントローラー27を介した通信が可能となったことが検出されると(ステップS209でYES)、ステップS211でCPU10は、そのMFP100に対して記憶しているジョブについてのジョブ情報を送信して、当該ジョブの実行の可否を問い合わせる。そして、その結果を表わすマシン情報をMFP100から受信すると(ステップS213でYES)、ステップS215でCPU10は、図6の、実行を指示するジョブの指定を受け付けるための画面として、記憶している各ジョブの一覧を表示し、その表示において当該MFP100での実行の可否も併せて表わす。
その画面において実行の指示を受け付けると(ステップS217でYES)、ステップS219でCPU10は、処理対象のジョブのジョブ情報をMFP100に対して送信し、当該ジョブの処理を要求する。
上記ステップS209以降の動作は、MFPとの通信が可能となるたびに、つまり、MFPと通信可能な範囲に当該携帯端末が入るたびに実行される。
なお、図10の動作に加えて、CPU10は、ネットワーク600Bとの通信状況を監視しておき、当該ネットワーク600Bと通信可能でなくなったことが検出されると、つまり、当該ネットワーク600Bと通信可能な範囲から当該携帯端末が脱すると、一連の動作を終了するようにしてもよい。さらに、このとき、上記ステップS207で保存されたジョブ情報をすべて削除するようにしてもよい。
<実施の形態の効果>
以上の動作が行なわれることで、PC300を使用してジョブを発行するユーザーは、コピーセンター等の、別のフロアーや別の拠点に設けられている複数のMFPが設置されている環境のうちの、適当な1台のマシンに対してジョブを発行し、その後、携帯端末200を携帯してコピーセンターに赴いて、各MFPに接近するのみで、先に発行しておいたジョブが各MFPで処理可能か否かを容易に把握することができる。そして、その画面において実行を指示する操作を行なうのみで、上記適当な1台のマシンに発行したジョブが指示したMFPで処理される。
これにより、ユーザーは、PC300でジョブを発行する段階で各MFPの属性や消耗品の状態を考慮することなく、たとえば以前にジョブを発行したMFPなど、適当なMFPにジョブを発行することができる。
そして、携帯端末を各MFPとの通信可能範囲に近づけるのみで、そのMFPで、以前に自身が発行した各ジョブが処理可能であるか否か、を一目で把握することができる。
さらに、その画面において、たとえば処理対象のジョブを選択して実行ボタンを押す、などの簡単な操作で、ジョブを発行したMFPとは異なるMFPであっても、そのMFPに対してジョブの処理を指示することができる。
このとき、携帯端末には自身が発行したジョブのジョブ情報のみが保持され、ジョブの本体情報は保持されない。そして、処理を指示するMFPに対してもジョブ情報が送信されるのみで、ジョブの本体情報は、ジョブ情報に基づいて処理するMFPが保持しているMFPに直接アクセスすることで得られる。すなわち、ジョブの本体情報はネットワーク600B外の通信で送信されることがない。そのため、ジョブの本体情報のセキュリティーを確保することができる。
<変形例1>
上の例では、MFP100から処理が不可であると返答されたジョブがある場合、携帯端末200では上記ステップS215で、そのジョブを図6に表わされたようにグレーアウトさせるなどして処理の指示ができないようにして提示するものとしている。そのため、上の例では、処理が可能なジョブのみがMFP100に対して処理の指示がなされるものとなる。
しかしながら、たとえば、MFP100がモノクロプリンターであってカラーのジョブの処理が不可である場合など、モノクロで当該ジョブを印刷することは可能である。そのため、携帯端末200は上記ステップS215で処理が不可であるジョブであっても、そのMFP100に処理を指示することが可能なように提示してもよい。
さらに、MFP100からのマシン情報には、処理の可否に加えて、処理が不可である理由が含まれていてもよい。そして、携帯端末200にはその内容が提示され、携帯端末200において、ジョブの更新が指示可能であってもよい。
図11は、変形例において携帯端末200に表示されるジョブ一覧画面の具体例を示す図である。この例の場合、MFP100はマシン情報の要求に対してジョブの処理不可を返答する場合に、その理由として、ジョブで要求される機能のうちの自身が備えていない機能や、ジョブ処理に必要な消耗品のうちの自身に不足している消耗品を併せてマシン情報として送信する。さらに、その機能や消耗品の他の機能や消耗品等、自身の属性も併せて送信する。
図11の画面では、当該MFP100で処理不可のジョブのサムネイル画像がグレーアウトで表示されると共に、処理できない理由を表わしたボタンがサムネイル画像近傍に表示される。
このとき、図11の画面のこのボタンが押されることで、画面が図12の画面に切り替わって、携帯端末200が、その機能や消耗品を他の機能や消耗品に変更する指示を受け付けるようにしてもよい。図12の画面では、マシン情報としてMFP100から送信された他の機能や消耗品等の属性が選択可能に提示される。
携帯端末200は図12の画面で他の属性が選択された上で当該ジョブの処理の指示を受け付けると、MFP100に対してジョブの処理を指示すると共に、属性の変更を指示するコマンドを送信する。
MFP100は、送信されたジョブ情報に基づいて該当するジョブを取得した後、上記コマンドに従って、その出力のための属性を変更する。図12の例では、印刷する用紙サイズをジョブ情報で指定されている用紙サイズから携帯端末200からのコマンドで指示された用紙サイズに変更して、当該ジョブを処理する。
このようにすることで、ジョブで指示された属性が必ずしもすべて満たされていなくても、ユーザーの指示するMFPでジョブが処理されることになる。そのため、MFPを指定してジョブの処理を指示する場合のユーザーの利便性を向上させることができる。
<変形例2>
第2の変形例として、携帯端末200は、MFP100からのマシン情報をMFPごとに記憶しておき、2以上のMFPからマシン情報を受信した時点で、最も多くのジョブを処理可能なMFPを提示するようにしてもよい。
図13は、第2の変形例にかかるジョブ一覧表示の具体例を示す図である。一例として、MFP_Aで表わされる1台目のMFPとMFP_Bで表わされる2台目のMFPとのそれぞれに携帯端末200を近づけた後に表示される画面例が示されており、このときにMFP_Aで処理可能なジョブ数がMFP_Bで処理可能なジョブ数よりも多い場合に、
MFP_Aでジョブの処理を指示するMFPとして選択され、かつ、当該MFPで処理可能なジョブが選択された状態で提示される。一例として、この画面において実行ボタンを押下することで、MFP_Aで処理可能なジョブが処理されることになる。
このとき、MFP_Aよりも処理可能なジョブ数の少ないMFP_Bも選択可能に提示されており、MFP_Bが選択されることで、当該MFPで処理可能なジョブが選択された状態の画面に切り替わって、その状態において実行ボタンを押下することで、MFP_Bで処理可能なジョブが処理されるようにしてもよい。
このようにすることで、複数のジョブを処理させようとする場合に、ユーザーによる処理の指示の回数を抑えることができ、効率的に複数のジョブを実行させることができる。
さらに、第2の変形例に第1の変形例を組み込んで、最も処理可能なジョブ数の多いMFPにおいて処理不可なジョブについて、処理不可の理由を提示して、その機能等について変更可能としてもよい。
このようにすることで、一部の機能等を変更することで1台のMFPですべてのジョブの処理を可能とすることもでき、より効率的に複数のジョブを実行させることができる。
さらに、上述の動作をMFP100のCPU10および携帯端末200のCPU20に実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,20 CPU、11,21 ROM、12,22 RAM、13 スキャナー、14 プリンター、15,25 操作パネル、16,24 メモリー、17,26 ネットワークコントローラー、18 センサー、19,27 通信コントローラー、100,100A,100B,100C MFP、101 ジョブ入力部、102 保存処理部、103 要求入力部、104 検索部、105 ジョブ情報出力部、106,202 ジョブ情報入力部、107 判断部、108 マシン情報出力部、109,206 指示入力部、110 ジョブ取得部、111 ジョブ処理部、161 ジョブ記憶部、200 携帯端末、201 ジョブ情報要求出力部、203 マシン情報要求出力部、204 マシン情報入力部、205 表示部、207 実行要求部、241 ジョブ情報記憶部、300,300A,300B,300C PC、600,600A,600B ネットワーク。

Claims (19)

  1. 情報処理装置と、
    前記情報処理装置と通信可能であり、かつ、互いに通信可能な複数台の画像形成装置と、
    表示装置および入力装置を備えた、前記複数台の画像形成装置それぞれと通信可能な携帯端末とを備え、
    前記情報処理装置は前記複数台の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置に対してジョブを発行し、
    前記第1の画像形成装置は前記ジョブを記憶し、
    前記携帯端末は、
    前記複数台の画像形成装置に対して第1の通信を行なってジョブの有無を問い合わせ、前記複数台の画像形成装置のそれぞれから記憶されているジョブに関する情報を取得する処理と、
    前記第1の通信の後に前記複数台の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置に対して第2の通信を行なって前記複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブの、それぞれについて、処理の可否を問い合わせ、その回答に基づいて、前記複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの、少なくとも前記第2の画像形成装置で処理可能なジョブを前記表示装置に表示する処理と、
    前記複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちから処理対象のジョブを指定する指示を受け付けて、指示されたジョブの処理を前記第2の画像形成装置に対して要求する処理と、を実行し、
    前記第2の画像形成装置は、前記携帯端末からの指示に従って前記指示されたジョブを当該ジョブを記憶している画像形成装置から取得して、処理する、画像処理システム。
  2. 前記複数台の画像形成装置はネットワークに接続され、
    前記携帯端末は前記ネットワークに接続することで前記第1の通信を行ない、
    前記携帯端末は、さらに、前記ネットワークを介さずに前記画像形成装置と前記第2の通信を行ない、
    前記携帯端末は、前記ネットワークに接続可能となった状態で前記第1の通信を行なって前記複数台の画像形成装置から前記ジョブに関する情報を取得し、
    前記携帯端末は、前記第2の画像形成装置から前記第2の通信の通信範囲内となった状態で前記第2の通信を行なって、前記第2の画像形成装置から前記複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのそれぞれについて、処理の可否を表わす情報を取得する、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第1の画像形成装置は、前記第1の通信での前記携帯端末からの問い合わせに対して、記憶しているジョブに関する情報として、当該ジョブの本体情報を送信せずに当該ジョブ処理のための情報と前記第1の画像形成装置における当該ジョブの格納場所を表わす情報とを送信し、
    前記携帯端末は、前記第2の通信で前記第2の画像形成装置に対して前記ジョブに関する情報を送信して、当該ジョブの処理の可否を問い合わせ、
    前記携帯端末は、処理対象のジョブとして指定されたジョブについての前記ジョブに関する情報を前記第2の画像形成装置に対して送信することで、前記指定されたジョブの処理を前記第2の画像形成装置に対して要求し、
    前記第2の画像形成装置は、前記ジョブに関する情報に含まれる当該ジョブの格納場所を表わす情報に基づいて当該ジョブを記憶している画像形成装置にアクセスして前記指定されたジョブを取得する、請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記携帯端末は、前記表示装置に表示する処理において、前記複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの前記第2の画像形成装置で処理可能なジョブを選択可能な状態で前記表示装置に表示する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理システム。
  5. 前記第2の画像形成装置は、前記第2の通信で前記携帯端末から処理の可否が問い合わされたジョブについて、処理不可の場合、その返答に併せて、前記処理不可に関わる当該第2の画像形成装置の機能に関する情報を前記携帯端末に対して送信し、
    前記携帯端末は、前記表示装置に表示する処理において、前記第2の画像形成装置で処理不可なジョブに対して前記ジョブの処理に必要な機能であって前記第2の画像形成装置の機能に該当しないものを表示すると共に、前記第2の画像形成装置の機能のうちから前記ジョブの処理に必要な機能の変更を受け付け、
    前記携帯端末は、前記指示されたジョブの処理に必要な機能の変更と、変更後のジョブの処理とを要求する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理システム。
  6. 前記携帯端末は、前記第2の通信を行なって前記複数台の画像形成装置のうちの2台以上の画像形成装置から前記処理の可否の回答が得られると、前記表示装置に表示する処理において、前記2台以上の画像形成装置のうち、前記複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの最も多くの数のジョブを処理可能な画像形成装置を表示する、請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理システム。
  7. 情報処理装置、他の画像形成装置、および携帯端末と通信可能な画像形成装置であって、
    前記情報処理装置から受信したジョブを記憶するための記憶手段と、
    前記他の画像形成装置に接続されたネットワークを介して前記携帯端末と通信を行なうための第1の通信手段と、
    前記携帯端末のそれぞれと通信するための第2の通信手段と、
    前記ジョブの処理に関する制御を行なうための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記第1の通信手段で前記携帯端末から前記ネットワークを介して前記記憶手段のジョブの有無の問い合わせを受けると、記憶されているジョブに関する情報を前記第1の通信手段で前記携帯端末に送信する処理と、
    前記第2の通信手段で前記携帯端末からジョブに関する情報を受信して、当該ジョブの処理の可否の問い合わせを受けると、前記ジョブに関する情報に基づいて前記ジョブの処理の可否を判断し、判断結果を送信する処理と、
    前記第2の通信手段で前記携帯端末からジョブの処理の指示を受けると、前記指示に基づいて前記第1の通信手段で指示された前記ジョブを記憶している前記記憶手段または他の画像形成装置にアクセスして前記ジョブを取得する処理とを実行する、画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の通信手段での前記携帯端末からの問い合わせに対して、記憶されているジョブに関する情報として、当該ジョブの本体情報を送信せずに当該ジョブ処理のための情報と前記ジョブの格納場所を表わす情報とを送信し、
    前記ジョブに関する情報に含まれる当該ジョブの格納場所を表わす情報に基づいて当該ジョブを記憶している前記記憶手段または画像形成装置にアクセスして前記指定されたジョブを取得する、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記第2の通信手段で前記携帯端末から処理の可否が問い合わされたジョブについて、処理不可の場合、その返答に併せて、前記処理不可に関わる当該画像形成装置の機能に関する情報を前記携帯端末に対して送信する、請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 複数台の画像形成装置の接続されたネットワークを介して通信するための第1の通信手段と、
    前記複数台の画像形成装置のそれぞれと通信するための第2の通信手段と、
    表示手段と、
    指示入力手段と、
    制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記第1の通信手段で通信可能であることを検出すると、前記複数台の画像形成装置に対してジョブの有無を問い合わせる処理と、
    前記第2の通信手段で、前記複数台の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置に対して通信可能であることを検出すると、前記複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのそれぞれについて、前記第1の画像形成装置に対して処理の可否を問い合わせる処理と、
    前記複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのうち、少なくとも前記第1の画像形成装置で処理可能と回答されたジョブについて、前記表示手段に選択可能に提示する処理と、
    前記表示手段に提示された状態において、前記指示入力手段で処理対象のジョブの指示を受け付けると、前記第1の画像形成装置に対して、前記処理対象のジョブを指定して処理を要求する処理と、を実行する、携帯端末。
  11. 前記制御手段は、前記ネットワークに接続可能となった状態で前記第1の通信手段による通信を行なって前記複数台の画像形成装置から前記ジョブに関する情報を取得し、さらに、前記第2の通信手段での通信範囲内となった状態で前記第2の通信手段による通信を行なって前記第1の画像形成装置から前記複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのそれぞれについて、処理の可否を表わす情報を取得する、請求項10に記載の携帯端末。
  12. 前記制御手段は、前記第2の通信手段で前記第1の画像形成装置に対して前記ジョブに関する情報を送信して当該ジョブの処理の可否を問い合わせ、処理対象のジョブとして指定されたジョブについての前記ジョブに関する情報を前記第1の画像形成装置に対して送信することで、前記指定されたジョブの処理を前記第1の画像形成装置に対して要求する、請求項10または11に記載の携帯端末。
  13. 前記携帯端末は、前記表示手段に表示する処理において、前記複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの前記第1の画像形成装置で処理可能なジョブを選択可能な状態で前記表示手段に表示する、請求項10〜12のいずれかに記載の携帯端末。
  14. 前記制御手段は、前記表示手段に表示する処理において、前記第1の画像形成装置で処理不可なジョブに対して前記ジョブの処理に必要な機能であって前記第1の画像形成装置の機能に該当しないものを表示すると共に、前記第1の画像形成装置の機能のうちから前記ジョブの処理に必要な機能の変更を受け付け、前記指示されたジョブの処理に必要な機能の変更と、変更後のジョブの処理とを要求する、請求項10〜13のいずれかに記載の携帯端末。
  15. 前記制御手段は、前記第2の通信手段での通信を行なって前記複数台の画像形成装置のうちの2台以上の画像形成装置から前記処理の可否の回答が得られると、前記表示手段に表示する処理において、前記2台以上の画像形成装置のうち、前記複数台の画像形成装置のそれぞれが記憶しているジョブのうちの最も多くの数のジョブを処理可能な画像形成装置を表示する、請求項10〜14のいずれかに記載の携帯端末。
  16. 情報処理装置、他の画像形成装置、および携帯端末と通信可能な画像形成装置にジョブに関する処理を実行させるための制御プログラムであって、
    前記情報処理装置から受信したジョブを記憶手段に格納するステップと、
    前記他の画像形成装置に接続されたネットワークを介して、前記携帯端末から前記記憶手段のジョブの有無の問い合わせを受けると、記憶されているジョブに関する情報を前記ネットワークを介して前記携帯端末に送信するステップと、
    前記携帯端末から前記ネットワークを介さない通信でジョブに関する情報を受信して、当該ジョブの処理の可否の問い合わせを受けると、前記ジョブに関する情報に基づいて前記ジョブの処理の可否を判断し、判断結果を前記携帯端末に対して送信するステップと、
    前記ネットワークを介さない通信で前記携帯端末からジョブの処理の指示を受けると、前記指示に基づいて前記ネットワークを介して指示された前記ジョブを記憶している前記記憶手段または他の画像形成装置にアクセスして前記ジョブを取得し、前記ジョブを処理するステップとを前記画像形成装置に実行させる、制御プログラム。
  17. 携帯端末にジョブに関する処理を実行させるための制御プログラムであって、
    前記携帯端末は表示手段を含み、
    複数台の画像形成装置の接続されたネットワークに接続可能であることを検出すると、前記複数台の画像形成装置に対してジョブの有無を問い合わせるステップと、
    前記ネットワークを介さずに前記複数台の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置に対して通信可能であることを検出すると、前記複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのそれぞれについて、前記第1の画像形成装置に対して処理の可否を問い合わせるステップと、
    前記複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのうち、少なくとも前記第1の画像形成装置で処理可能と回答されたジョブについて、前記表示手段に選択可能に提示するステップと、
    前記表示手段に提示された状態において処理対象のジョブの指示を受け付けると、前記第1の画像形成装置に対して、前記処理対象のジョブを指定して処理を要求するステップとを前記携帯端末に実行させる、制御プログラム。
  18. 所定のネットワークを介して他の画像形成装置と通信可能であるとともに、携帯端末と通信可能な画像形成装置にジョブに関する処理を実行させるための制御プログラムであって、
    情報処理装置から受信したジョブを記憶手段に格納するステップと、
    前記携帯端末から当該画像形成装置の記憶手段に記憶されているジョブに関する情報の問い合わせを受けると、記憶されているジョブに関する情報を前記携帯端末に送信するステップと、
    前記携帯端末からジョブに関する情報を受信して、当該ジョブの処理の可否の問い合わせを受けると、当該画像形成装置の機能および状態の少なくとも一つと前記ジョブに関する情報に基づいて前記ジョブの処理の可否を判断し、判断結果を前記携帯端末に対して送信するステップと、
    前記携帯端末からジョブの処理の指示を受けると、前記指示に基づいて指示された前記ジョブを記憶している前記記憶手段または他の画像形成装置にアクセスして前記ジョブを取得し、前記ジョブを処理するステップとを前記画像形成装置に実行させる、制御プログラム。
  19. 携帯端末にジョブに関する処理を実行させるための制御プログラムであって、
    前記携帯端末は表示手段を含み、
    複数台の画像形成装置に対してジョブの有無を問い合わせるステップと、
    ジョブを有する画像形成装置からジョブに関する情報を取得するステップと、
    取得した前記ジョブに関する情報に基づき、前記ジョブのそれぞれについて、前記第1の画像形成装置に対して処理の可否を問い合わせるステップと、
    前記複数台の画像形成装置に記憶されているジョブのうち、少なくとも前記第1の画像形成装置で処理可能と回答されたジョブについて、前記表示手段に選択可能に提示するステップと、
    前記表示手段に提示された状態において処理対象のジョブの指示を受け付けると、前記第1の画像形成装置に対して、前記処理対象のジョブを指定して処理を要求するステップとを前記携帯端末に実行させる、制御プログラム。
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