JP2004039666A - 半導体ベアチップ用汎用パッケージ - Google Patents

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桐生 幸一
▲高▼橋 貴世
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Abstract

【課題】本発明は半導体ベアチップ用汎用パッケージに関し、カスタムメイド半導体装置の製造コストを安価とすることを課題とする。
【解決手段】合成樹脂製であり、金属板20と一体的に成形されており、底板部とこの底板部の周囲の枠部13とよりなり、底板部の上面に金属板20が露出してある本体部11と、本体部11の枠部13を貫通して固定してあるリード30とを有する。金属板20は、半導体ベアチップ50,60,70の何れもが搭載される大きさである。搭載された半導体ベアチップのパッドとインナーリード部31との間がワイヤボンディングされてワイヤによって接続される。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体ベアチップ用汎用パッケージに係り、特に半導体装置又はハイブリッドIC装置のパッケージに関する。
【0002】
半導体ベアチップとパッケージとによってプリント基板上に実装される半導体装置が構成される。パッケージとは、半導体部品を配置、接続、保護するための容器であり、外部導線を有する容器をいう。
【0003】
【従来の技術】
図1は従来の表面実装タイプの半導体装置1を示す。半導体装置1は、構造的には、ベアチップ2とパッケージ3とよりなる。パッケージ3は、ベアチップ2が搭載されたリードフレーム4と、ベアチップ2を封止する熱硬化性の合成樹脂部5とよりなる構成である。リードフレーム4は、中央のアイランド4aと、左右に延びているリード4bとを有する。
【0004】
この半導体装置1は、アイランド4a上にベアチップ2を搭載し、ワイヤボンディングを行ってベアチップ2とリード4bとの間をワイヤ6でもって接続し、金型を使用して熱硬化性の合成樹脂をベアチップ2を封止するように成形し、最後に、リード4bを切断し曲げることによって製造される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この構造の半導体装置1は、ベアチップ2のサイズが相違すれば、ベアチップ2のサイズに合ったリードフレームが新たに必要となり、且つベアチップ2のサイズに合った合成樹脂成形金型が新たに必要となる構成である。
【0006】
また、最近では、システムLSIのようなカスタムメイドの半導体装置を製造する場合が多くなってきている。カスタムメイドの半導体装置は生産量が一般的に少ないため、カスタムメイドの半導体装置の受注の都度、リードフレームのプレス金型を製作し、樹脂成形金型を製作していると、カスタムメイドの半導体装置の製造コストが高くなってしまうという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題を解決した半導体ベアチップ用汎用パッケージを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、半導体ベアチップが樹脂で封止された半導体装置を製造するときに汎用的に使用される半導体ベアチップ用汎用パッケージであって、
合成樹脂製であり、底板部とこの底板部の周囲の枠部とよりなり、該底板部上に半導体ベアチップが搭載される半導体ベアチップ搭載部を有する本体部と、
該本体部の枠部を貫通して固定してあり、且つ、該枠部に沿って並んでおり、該枠部の内側に突き出ているインナーリード部と、該枠部の外部に突き出ているアウターリード部とを有するリードとよりなる構成としたものである。
【0009】
半導体ベアチップ用汎用パッケージはサイズの異なる複数の種類の半導体ベアチップに対して共通に使用可能である汎用性を有するため、複数の種類の半導体ベアチップに対して同じパッケージを使用することが出来、よって、半導体装置の製造のコストを抑えることが出来、特にシステムLSIのようなカスタムメイドの半導体装置の製造に適用して有効である。
【0010】
請求項2の発明は、半導体ベアチップが樹脂で封止された半導体装置を製造するときに汎用的に使用される半導体ベアチップ用汎用パッケージであって、
上面に半導体ベアチップが搭載される半導体ベアチップ搭載部を有する金属板と、
合成樹脂製であり、上記金属板と一体的に成形されており、底板部とこの底板部の周囲の枠部とよりなり、該底板部の上面に上記金属板が露出してある本体部と、
該本体部の枠部を貫通して固定してあり、且つ、該枠部に沿って並んでおり、該枠部の内側に突き出ているインナーリード部と、該枠部の外部に突き出ているアウターリード部とを有するリードとよりなる構成としたものである。
【0011】
半導体ベアチップ搭載部を有する金属板を合成樹脂の本体部と一体的に設けたことによって、本体部の樹脂成形に伴もなう反り及び歪みが抑えられ、大型で且つ低背で、しかも、リードが精度良く整列している半導体装置を実現することが出来る。
【0012】
請求項3の発明は、IC部品及び電子部品が樹脂で封止されたハイブリッドIC装置を製造するときに使用されるハイブリッドIC用パッケージであって、
合成樹脂製であり、底板部とこの底板部の周囲の枠部とよりなる本体部と、
上面に配線パターン、実装用パッド及びワイヤがボンディング用パッドを有し、
該本体部と一体であり、該底板部の上面に露出している配線パターン付き金属板と、
該本体部の枠部を貫通して固定してあり、且つ、該枠部に沿って並んでおり、該枠部の内側に突き出ているインナーリード部と、該枠部の外部に突き出ているアウターリード部とを有するリードとよりなる構成としたものである。
【0013】
IC部品及び電子部品が搭載される配線パターン付き金属板を合成樹脂の本体部と一体的に設けたことによって、本体部の樹脂成形に伴もなう反り及び歪みが抑えられ、大型で且つ低背で、しかも、リードが精度良く整列しているハイブリッドIC装置を実現することが出来る。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2記載の半導体ベアチップ用汎用パッケージに半導体ベアチップが搭載してあり、
該半導体ベアチップと上記インナーリード部との間にワイヤボンディングによってワイヤが張ってあり、
該本体部内にポッティングされた合成樹脂によって、上記半導体ベアチップ、上記インナーリード部及びワイヤが封止されている構成としたものである。
【0015】
請求項5の発明は、請求項3記載のハイブリッドIC用パッケージの配線パターン付き金属板上にIC部品及び電子部品が搭載してあり、
上記ワイヤがボンディング用パッドと上記インナーリード部との間にワイヤボンディングによってワイヤが張ってあり、
該本体部内にポッティングされた合成樹脂によって、上記IC部品及び電子部品、上記インナーリード部及びワイヤが封止されている構成としたものである。
【0016】
請求項6の発明は、請求項2記載の半導体ベアチップ用汎用パッケージを製造する方法であって、
上記本体部は、上記金属板が並んでいる金属板フレームに対して、アウトサート成形して形成してなるものである。
【0017】
請求項7の発明は、請求項3記載の半導体ベアチップ用汎用パッケージを製造する方法であって、
上記本体部は、上記配線パターン付き金属板が並んでいる配線パターン付き金属板フレームに対して、アウトサート成形して形成してなるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]
図2、図3及び図4は本発明の第1実施例の半導体ベアチップ用汎用パッケージ10を示す。汎用パッケージ10は、本体部11と、金属板20と、複数のリード30とよりなり、パッケージの主要部を構成し、サイズのことなる複数のICベアチップ50、60,70の何れもが搭載可能である汎用性を有する構成である。この汎用パッケージ10は、後述する半導体装置を製造するときに使用され、半導体装置のパッケージの大部分を構成するものである。また、この汎用パッケージ10は、ICベアチップを支持すると共に、ICベアチップを半導体装置が実装されるプリント基板とを電気的に接続する役割を有するものである。半導体装置の低背化が要求されているため、汎用パッケージ10は高さhが低い低背の構造となっている。
【0019】
本体部11は、熱可塑性の合成樹脂製であり、薄い厚さの底板部12とこの底板部12の周囲の正方形の枠部13とよりなり、上方が開口である偏平の箱形状であり、枠部13の内側に偏平な凹状空間部14を有し、搭載が予定されている最大のサイズのICベアチップ70よりも大きいサイズである。
【0020】
枠部13の上面の内周には全周に亘って凹段部13aが形成してある。枠部13は4つの枠辺部13−1〜13−4よりなり、このうち一対の対向する枠辺部13−1、13−2には、リード挿入用スリット15が並んで形成してある。
【0021】
金属板20は、正方形の金属製の板であり、底板部12の大きさと略同じ大きさであり、搭載が予定されている最大のサイズのICベアチップ70よりも十分に大きいサイズである。この金属板20は、アウトサート成形された本体部11の底板部12と一体的に設けてあり、その上面20aが底板部12の上面に露出している。金属板20の上面20aはICベアチップの搭載部となる。
【0022】
リード30は、インナーリード部31とアウターリード部32とよりなり、枠辺部13−1、13−2のスリット15に圧入されて固定されて整列してあり、インナーリード部31が凹状空間部14内に突き出しており、アウターリード部32が枠辺部13−1、13−2より外部に突き出ている。アウターリード部32は表面実装に適した形状を有する。
【0023】
上記の本体部11は、ICベアチップが搭載される部分を提供する。枠部13は、ICベアチップが収まる空間を形成する役割、後述するポッティングされた樹脂が流れ出るのをせき止めるダムとしての役割、及び、後述する蓋部材が固定される部分を提供する役割を有する。
【0024】
金属板20は、第1には、その高い熱伝導率によって、搭載されたICベアチップから発生する熱を半導体装置の外部に逃がす放熱板としての役割を有し、第2には、その高い剛性によって、成形された本体部11に反り、歪みが発生することを抑える役割を有する。底板部12の厚さを薄くすると本体部11を成形したときに反り、歪みが発生し易くなるけれども、本体部11が金属板20に対してアウトサート成形することによって成形された本体部11に反り、歪みが発生することが抑えられる。本体部11の反り、歪みが抑えられていることによって、汎用パッケージ10はアウターリード部32の整列性(コプラナリー)が良好となる。
【0025】
凹状空間部14内に突き出ているインナーリード部31の上面31aは、ワイヤボンディングをする場所を提供する。アウターリード部32は半導体装置の表面実装を可能とする。
【0026】
上記汎用パッケージ10は本体部11が金属板20に対してアウトサート成形されていることによって、平面上のサイズが大型であって且つ厚さが薄くても、反り、歪みが抑えられており、高い精度を有する。
【0027】
次に、上記汎用パッケージ10の製造方法について説明する。
【0028】
先ず、プレス加工によって図5(A)に示す金属板フレーム100を準備する。この金属板フレーム100は、上記の金属板20がサポートバー101、102によって両側のクレドール103,104に支持されて並んでいるリボン状のものである。サポートバー101、102は、金属板20の辺毎に三つ有する。
【0029】
この金属板フレーム100を射出成形機にセットして、図5(B)、図6に示すように、金属板フレーム100に対してポリエチレン等の熱可塑性樹脂でアウトサート成形して本体部11を成形する。本体部11は、サポートバー101のうち金属板20寄りの部分を包み込むようにして、且つ、金属板20が底板部12の上面に露出するようにして成形される。3つのサポートバー101が枠辺部13−3を貫通しており、3つのサポートバー102が枠辺部13−4を貫通している。サポートバー101、102に形成されている開口101a、102aによって、サポートバー101、102の上面側の樹脂と下面側の樹脂とが繋がっており、本体部11と金属板20との一体化は強固である。図5(B)、図6中、110、111は、サポートバー101、102を包み込んでいる熱可塑性樹脂部である。枠辺部13−1、13−2には、リード挿入用スリット15が並んで形成される。ここで、金属板20及びサポートバー101、102が剛体として機能することによって、成形された本体部11に反り、歪みは発生しない。
【0030】
次いで、図6中、線120,121に沿って、サポートバー101、102を切断し、金属板フレーム100から本体部11を切り出す。
【0031】
最後に、図5(C)に示すように、切り出した本体部11のリード挿入用スリット15にリード30を挿入して、汎用パッケージ10が完成する。
【0032】
ここで、本体部11は熱可塑性樹脂製であるため、熱硬化性樹脂製である場合に比べて、成形サイクルが短くて済み、汎用パッケージ10は効率良く製造される。
【0033】
リード30は、図7(A)に示すように、130はリード板であり、リード30が帯板131に所定のピッチpで並んでいる。このピッチpは、金属板フレーム100から切り出した本体部11を積み重ねたときの本体部11の積み重ね方向(Y方向)のリード挿入用スリット15のピッチpと等しい。リード板120は、帯状の板をプレス加工して製造される。リード30のリード挿入用スリット15への挿入は、図7(A)に示すように、金属板フレーム100から切り出した本体部11を積み重ねて並べ、リード板130をそのリード30を各本体部11のスリット15に合わせて、押し込み、その後に、各リード30の帯板121への付け根部で切断することによって、Y方向上一列づつ、順次X方向にずらして行う。
【0034】
なお、帯状の板を打ち抜きプレス加工したときに、図7(B)、(C)に示すように、インナーリード部31となる部分及びアウターリード部32となる部分の破断面を型135で叩いてY方向に面押しする。図7(B)は打ち抜きプレス加工直後の状態を示す。31Xは打ち抜きプレス加工直後のインナーリード部、32X1は打ち抜きプレス加工直後のアウターリード部である。図7(C)は面押しした後の状態を示す。インナーリード部31の面31aは打ち抜きプレス加工直後の状態に比べて平坦となっており、ワイヤボンディングをするのに適した面となっている。アウターリード部32の面32aも打ち抜きプレス加工直後の状態に比べて平坦となっており、表面実装をするのに適した面となっている。
【0035】
次に、上記の汎用パッケージ10を使用して、例えばICベアチップ60を封止してなる半導体装置を製造する方法について説明する。
【0036】
先ず、図8(A)に示すように、ICベアチップ60を、そのパッド61がインナーリード部31に対向する向きとして、汎用パッケージ10の金属板20の上面に接着剤によってボンディングして搭載する。
【0037】
次いで、図8(B)に示すように、ボンディングされたICベアチップ60のパッド61とインナーリード部31とにワイヤボンディングを行い、ワイヤ140をパッド61とインナーリード部31との間に張り、リード30とICベアチップ60との間を電気的に接続する。ここで、インナーリード部31の面31aは面押しによって平坦とされており、面31aに対するワイヤボンディングは正常になされる。
【0038】
次に、図9(A)に示すように、ディスペンサー150を使用して例えばエポキシ樹脂151を汎用パッケージ10上にポッティグして、ICベアチップ60、ワイヤ140、インナーリード部31を封止する。
【0039】
ポッティグされたエポキシ樹脂は枠部13によって汎用パッケージ10の外に流れ出るのをせき止められ、凹状空間部14内に溜まって、ICベアチップ60、ワイヤ140、インナーリード部31を覆って、エポキシ樹脂部152となる。
【0040】
最後に、図9(B)に示すように、正方形のキャップ160を、エポキシ樹脂部152を覆うように固定する。キャップ160は枠部13の凹段部13aに嵌合されて全周に亘って接着される。
【0041】
これによって、半導体装置170が完成する。半導体装置170は、図9(B)、図10、図11に示す構造を有する。ICベアチップ60、ワイヤ140、インナーリード部31はエポキシ樹脂部152によって覆われて保護されている。半導体装置170は、汎用パッケージ10の高さと同じ高さであり、低背である。
【0042】
この半導体装置170は、アウターリード部32を利用してプリント基板上に表面実装される。
【0043】
半導体装置170を製造する過程でも汎用パッケージ10は反り及び歪みを起こさず、アウターリード部32の整列性(コプラナリー)が良好であり、半導体装置170のサイズが大型であるにも拘わらず、全部のアウターリード部32がプリント基板上のパッドに正常に半田付けされ、実装したのちにいくつかのアウターリード部32がプリント基板上のパッドから浮いてしまうパッド浮きの問題は発生しない。
【0044】
半導体装置170がプリント基板上に実装されて動作しているときに、ICベアチップ60で発生する熱は、金属板20に伝導して、金属板20内を伝導して平面的に広げられて、汎用パッケージ10の外部に逃がされる。よって、半導体装置170は良好な放熱性を有する。
【0045】
また、図2中、ICベアチップ50を汎用パッケージ10に実装することによって、ICベアチップ50が封止された半導体装置が製造される。また、ICベアチップ70を汎用パッケージ10に実装することによって、ICベアチップ70が封止された半導体装置が製造される。このように、汎用パッケージ10が複数種類のICベアチップ50、60,70に共通に使用されるため、半導体装置の製造コストは従来に比べて安価となる。
【0046】
なお、アウターリード部32の電源、信号、アース等の割り当ては、内蔵しているICベアチップ50、60,70によって相違する。
【0047】
また、汎用パッケージ10は、金属板20を有しない構成でもよい。
【0048】
[第2実施例]
図12は本発明の第2実施例のハイブリッドIC用パッケージ10Aを示す。パッケージ本体10Aは、図2に示すパッケージ本体10とは金属板20に代えて、配線パターン付き金属板20Aが熱可塑性の合成樹脂製の本体部11と一体成形されている構造である。このパッケージ本体10Aは、ハイブリッドIC装置を製造するのに使用される構成である。
【0049】
パッケージ本体10Aは図13(A)に示す金属板フレーム100Aに熱可塑性樹脂でアウトサート成形して図13(C)に示すように本体部11を成形し、同じく図13(C)に示すように本体部11のリード挿入用スリット15にリード30を挿入して完成する。
【0050】
金属板フレーム100Aは、金属板20に代えて配線パターン付き金属板20Aを有する構成である。配線パターン付き金属板20Aは、図13(B)に併せて示すように、金属板20の上面に絶縁膜180を有し、この絶縁膜180上に配線パターン181、部品実装用パッド182、及びワイヤボンディング用パッド183を有する構成である。ワイヤボンディング用パッド183は配線パターン付き金属板20Aの両側の辺20Ab,20Acに沿っている
ハイブリッドIC装置200は、図14に示すように、配線パターン付き金属板20A上に樹脂モールド封止してある半導体部品190及び電子部品191,192を実装するともに、ワイヤボンディング用パッド183とインナーリード部31とにワイヤボンディングして、ワイヤ140をワイヤボンディング用パッド183とインナーリード部31との間に張って、その後、エポキシ樹脂(図示せず)をポッティグし、キャップ(図示せず)を固定して完成する。
【0051】
このハイブリッドIC装置200も前記の半導体装置190と同じく、良好な放熱性を有し、且つ、アウターリード部32の整列性は良好であり、高い信頼性で実装される。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、合成樹脂の本体部とこの本体部に固定してあるリードとよりなる構成である半導体ベアチップ用のパッケージがサイズの異なる複数の種類の半導体ベアチップに対して共通に使用可能である汎用性を有するため、複数の種類の半導体ベアチップに対して同じパッケージを使用することが出来、よって、半導体装置の製造のコストを抑えることが出来、特にシステムLSIのようなカスタムメイドの半導体装置の製造に適用して有効である。
【0053】
また、半導体ベアチップ搭載部を有する金属板を合成樹脂の本体部と一体的に設けたことによって、本体部の樹脂成形に伴もなう反り及び歪みが抑えられ、大型で且つ低背で、しかも、リードが精度良く整列している半導体装置を実現することが出来る。
【0054】
また、IC部品及び電子部品が搭載される配線パターン付き金属板を合成樹脂の本体部と一体的に設けたことによって、本体部の樹脂成形に伴もなう反り及び歪みが抑えられ、大型で且つ低背で、しかも、リードが精度良く整列しているハイブリッドIC装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体装置を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例の半導体ベアチップ用汎用パッケージを示す図である。
【図3】図2中、III−III線に沿う拡大断面図である。
【図4】図2の半導体ベアチップ用汎用パッケージを示す図である。
【図5】図2の汎用パッケージの製造工程を説明するための図である。
【図6】図5(B)の状態の平面図である。
【図7】図5(C)のリードの挿入を説明する図である。
【図8】半導体装置の製造工程を示す図である。
【図9】図8に続く製造工程を示す図である。
【図10】図9(B)中、X−X線に沿う拡大断面図である。
【図11】図9(B)の半導体装置の分解斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例のハイブリッドIC用パッケージを示す図である。
【図13】図12のハイブリッドIC用パッケージの製造方法を説明するための図である。
【図14】ハイブリッドIC装置を示す図である。
【符号の説明】
10 半導体ベアチップ用汎用パッケージ
10A ハイブリッドIC用パッケージ
11 本体部
12 底板部
13 枠部
14 偏平な凹状空間部
15 リード挿入用スリット
20 金属板
20A 配線パターン付き金属板
30 リード
31 インナーリード部
32 アウターリード部
50、60,70 ICベアチップ
100 金属板フレーム
100A 配線パターン付き金属板フレーム
101,102 サポートバー
103,104 クレドール
140 ワイヤ
150 ディスペンサー
152 エポキシ樹脂部
160 キャップ
180 絶縁膜
181 配線パターン
182 部品実装用パッド
183 ワイヤボンディング用パッド
190 半導体部品
191,192 電子部品
200 ハイブリッドIC装置

Claims (7)

  1. 半導体ベアチップが樹脂で封止された半導体装置を製造するときに汎用的に使用される半導体ベアチップ用汎用パッケージであって、
    合成樹脂製であり、底板部とこの底板部の周囲の枠部とよりなり、該底板部上に半導体ベアチップが搭載される半導体ベアチップ搭載部を有する本体部と、
    該本体部の枠部を貫通して固定してあり、且つ、該枠部に沿って並んでおり、該枠部の内側に突き出ているインナーリード部と、該枠部の外部に突き出ているアウターリード部とを有するリードとよりなる構成としたことを特徴とする半導体ベアチップ用汎用パッケージ。
  2. 半導体ベアチップが樹脂で封止された半導体装置を製造するときに汎用的に使用される半導体ベアチップ用汎用パッケージであって、
    上面に半導体ベアチップが搭載される半導体ベアチップ搭載部を有する金属板と、
    合成樹脂製であり、上記金属板と一体的に成形されており、底板部とこの底板部の周囲の枠部とよりなり、該底板部の上面に上記金属板が露出してある本体部と、
    該本体部の枠部を貫通して固定してあり、且つ、該枠部に沿って並んでおり、該枠部の内側に突き出ているインナーリード部と、該枠部の外部に突き出ているアウターリード部とを有するリードとよりなる構成としたことを特徴とする半導体ベアチップ用汎用パッケージ。
  3. IC部品及び電子部品が樹脂で封止されたハイブリッドIC装置を製造するときに使用されるハイブリッドIC用パッケージであって、
    合成樹脂製であり、底板部とこの底板部の周囲の枠部とよりなる本体部と、
    上面に配線パターン、実装用パッド及びワイヤがボンディング用パッドを有し、
    該本体部と一体であり、該底板部の上面に露出している配線パターン付き金属板と、
    該本体部の枠部を貫通して固定してあり、且つ、該枠部に沿って並んでおり、該枠部の内側に突き出ているインナーリード部と、該枠部の外部に突き出ているアウターリード部とを有するリードとよりなる構成としたことを特徴とするハイブリッドIC用パッケージ。
  4. 請求項1又は請求項2記載の半導体ベアチップ用汎用パッケージに半導体ベアチップが搭載してあり、
    該半導体ベアチップと上記インナーリード部との間にワイヤボンディングによってワイヤが張ってあり、
    該本体部内にポッティングされた合成樹脂によって、上記半導体ベアチップ、上記インナーリード部及びワイヤが封止されている構成としたことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項3記載のハイブリッドIC用パッケージの配線パターン付き金属板上にIC部品及び電子部品が搭載してあり、
    上記ワイヤがボンディング用パッドと上記インナーリード部との間にワイヤボンディングによってワイヤが張ってあり、
    該本体部内にポッティングされた合成樹脂によって、上記IC部品及び電子部品、上記インナーリード部及びワイヤが封止されている構成としたことを特徴とするハイブリッドIC装置。
  6. 請求項2記載の半導体ベアチップ用汎用パッケージを製造する方法であって、
    上記本体部は、上記金属板が並んでいる金属板フレームに対して、アウトサート成形して形成してなることを特徴とする半導体ベアチップ用汎用パッケージの製造方法。
  7. 請求項3記載の半導体ベアチップ用汎用パッケージを製造する方法であって、
    上記本体部は、上記配線パターン付き金属板が並んでいる配線パターン付き金属板フレームに対して、アウトサート成形して形成してなることを特徴とするハイブリッドIC用パッケージの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009206529A (ja) * 2004-12-16 2009-09-10 Seoul Semiconductor Co Ltd ヒートシンク支持リングを有するリードフレーム、それを使用した発光ダイオードパッケージ製造方法及びそれを用いて製造した発光ダイオードパッケージ
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CN109192689A (zh) * 2018-10-25 2019-01-11 江苏七维测试技术有限公司 芯片多工位卡脚装置

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