JP2004039406A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の小型化および取り付けられるコンタクトの高密度化を図ることができる新規のコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ30は、コンタクトモジュール10がコネクタ本体32に取り付けられる。コンタクトモジュール10は、シート状に形成され、コンタクト14が複数個配列される。コンタクトモジュール10は、コンタクト14の延出方向に略C字状に折り曲げられた形態でコネクタ本体32に取り付けられる。コネクタ30の接点24aは、コイルばね46および押ピン42、44に付勢されて、孔48から突出した状態にある。
【選択図】 図6
【解決手段】コネクタ30は、コンタクトモジュール10がコネクタ本体32に取り付けられる。コンタクトモジュール10は、シート状に形成され、コンタクト14が複数個配列される。コンタクトモジュール10は、コンタクト14の延出方向に略C字状に折り曲げられた形態でコネクタ本体32に取り付けられる。コネクタ30の接点24aは、コイルばね46および押ピン42、44に付勢されて、孔48から突出した状態にある。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の電子機器あるいは電子部品を電気的に接続するためにコネクタが用いられる。
【0003】
コネクタは、形状等により様々に分類される。
【0004】
例えば、実装形態からは、基板に接続される基板用コネクタ、LSIに接続されるLSIソケットおよびケーブルとケーブルとの中継に用いる中継コネクタに分類することができる。
【0005】
上記の各種のコネクタのうち、例えば基板用コネクタについては、さらに、カードエッジ型とツーピース型に大別できる。
【0006】
図1および図2に示すカードエッジ型コネクタは、マザーボード1とドーターカード2との間の接続に用いるものであり、ドーターカード2の両面に形成されたパターン(図示せず。)に設けたパッド3、3を1対のコンタクト(接触子)4、4が挟持するように構成されている。すなわち、ドーターカード2のパターンを雄側として利用したものである。図1のコネクタ5aはコンタクト4の一端をマザーボード1に形成したスルーホール(図示せず。)に挿通してはんだ付け、固定することによりコネクタ5aをマザーボード1に実装するスルーホール実装型であり、図2のコネクタ5bはコンタクト4の一端をマザーボード1に形成したパット6、6にはんだ付けして固定することによりコネクタ5bをマザーボード1に実装する表面実装型である。
【0007】
図3に示すツーピース型コネクタ5cは、2枚の基板1、7のそれぞれに雌または雄のいずれかの2つのコネクタ5c−1、5c−2を装着し、この2つのコネクタ5c−1、5c−2を嵌合して用いるものである。
【0008】
上記したように実装形態等によりコネクタ形状の差異はあるものの、上記基板用コネクタあるいは前記したLSIソケットや中継コネクタは、いずれも、金属材料を用いてピン形状あるいは舌片形状に形成した多数のコンタクトを絶縁樹脂で形成したハウジング(図1〜図3中、参照符号8で示す。)内に収容した構造となっている。
【0009】
これらのコンタクトは、例えばプレスフィットタイプのピン形状の場合、平板の金属材料を切り欠きあるいは打ち抜きプレス加工し、または曲げ、成形プレス加工することによりコンタクトに形成される。また、コンタクトが舌片形状の場合、同様に、平板の金属材料を切り欠きあるいは打ち抜きプレス加工して、多数のコンタクトを得る。コンタクトは、通常、この金属材料からなる平板を用いることでばね性が付与されるとともに、良好な導電性を得るために、下地めっきを施した上に金めっきが施される。
【0010】
これらのコネクタは、配線板等の電子部品と同様に、小型化および多数個が配列した状態に取り付けられるコンタクトの高密度化(狭ピッチ化)が常に求められている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコネクタは、上記のようにコンタクトがピン状等の形状であるため、コネクタの小型化あるいはコンタクトの高密度化には自ずと限界があるということができる。例えば、後者のコンタクトの高密度化に関していえば、コンタクトのピッチを0.2〜0.3mm以下とすることは難しい。
【0012】
また、従来のツーピース型コネクタは、2つのコネクタを接続して用いるものであるため、小型化の障害となるとともに、接続部位においてノイズが発生するおそれがある。
【0013】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、装置の小型化および取り付けられるコンタクトの高密度化を図ることができる新規のコネクタを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコネクタは、2つの基板の主面間を接続するコネクタであって、コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、該コンタクトモジュールは、金属材料からなるシートと、該シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、該絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、該接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、該コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、該コンタクトの該略C字状の両突出部分が該接点とされることを特徴とする(請求項1に係る発明)。
【0015】
また、本発明に係るコネクタは、半導体デバイスの導通試験を行うための試験装置において、該半導体デバイスが電気的に接続される基板の端子と該試験装置の回路とを接続するコネクタであって、コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、該コンタクトモジュールは、金属材料からなるシートと、該シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、該絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、該接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、該コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、該コンタクトの該略C字状の両突出部分が該接点とされることを特徴とする(請求項2に係る発明)。
【0016】
ここで、回路パターンは、具体的な実施形態に応じて配線パターンあるいは配線であるものを含む。また、接点および回路パターンの構成材料として、貴金属材料以外の材料、すなわち卑金属材料を排除するものではないが、耐磨耗、環境、耐食等の良好な機械的特性を有するコンタクトを得る観点からは、貴金属材料が好適である。この場合、貴金属材料は、1種類の貴金属を用いてもよく、また複数種類の貴金属を用いてもよい。また、絶縁膜ならびに接点および回路パターンは、シートの片面のみに形成してもよく、あるいはまた、シートの両面に形成してもよい。
【0017】
本発明の上記の構成より、コンタクトモジュールが所定の厚みのシートを基台としてシート状に形成されているため、可撓性を有し、使用態様に応じて所望の形態でコンタクトモジュールをコネクタ本体に取り付けることができる。
【0018】
また、コンタクトを薄い厚みに形成することができ、かつ、細密に狭いピッチで多数のコンタクトを配列することができるため、コネクタの小型化およびコンタクトの高密度化を図ることができる。
【0019】
また、2枚の基板を接続するのに従来のツーピース型コネクタを用いる場合に比べて、コネクタが小型化され、また、2つのコネクタを接続することにより起こりうる接続部位におけるノイズを生じることがない。
【0020】
この場合、前記コンタクトの前記C字状の両突出部分を押し開くように両接点を押圧する押圧部材を該C字状の両突出部分の内側に有すると(請求項3に係る発明)、より確実な接触力を得ることができて、好適である。
【0021】
また、この場合、前記押圧部材は、前記両接点をそれぞれに押圧するようにスライド可能な少なくとも1対のスライド部材と、該少なくとも1対のスライド部材の間に挟持され、該少なくとも1対のスライド部材をスライドさせて該両接点を押圧させる弾性部材とを有し(請求項4に係る発明)、あるいはまた、前記押圧部材は、前記両接点をそれぞれに押圧するようにスライド可能な少なくとも1対のスライド部材と、該少なくとも1対のスライド部材の間に挟持され、該少なくとも1対のスライド部材をスライドさせて該両接点を押圧した状態で位置決めする位置決め部材とを有すると(請求項5に係る発明)、好適である。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明に係るコネクタの好適な実施の形態(以下、本実施の形態例という。)について、図を参照して、以下に説明する。
【0023】
まず、本実施の形態例に係るコネクタに取り付けられるコンタクトモジュールについて、図4および図5を参照して説明する。図4はコンタクトモジュールの部分平面図であり、図5は図4のコンタクトモジュールのV−V線上断面図である。
【0024】
本実施の形態例に係るコンタクトモジュール10は、コネクタへの取り付け前の状態において、シート状に形成されている。コンタクトモジュール10は、図4中X方向に延出するコンタクト14が、一定のピッチでY方向に複数個配列されている。
【0025】
コンタクトモジュール10は、シングル型であり、各コンタクト14は、それぞれ信号を伝送するためのものである。コンタクトモジュール10の両端には、複数の矩形の孔部16が形成されている(図4では左右両端にそれぞれ1つの孔部16のみが表われている。)。孔部16の役割については後述する。
【0026】
コンタクトモジュール10は、図5に示すように、コンタクト14の断面構造として、シート18の上にベース絶縁膜20、めっき膜24およびカバー絶縁膜26がこの順に積層された、積層構造を有する。なお、最表層のカバー絶縁膜26は、コンタクト14の基部12に位置する部分および長さ方向両側の部分(図4中、矢印Aで示す。)のみに設けられており、コンタクト14の他の部分(後述する接点およびその近傍部分)はめっき膜24が露出され、あるいはめっき膜24が形成されていない箇所についてはベース絶縁膜20が露出されている。また、最表層のカバー絶縁膜26は、省略してもよい。
【0027】
めっき膜24は、金属材料で形成される。金属材料は単一の貴金属であってもよく、また、複数の種類の貴金属であってもよく、さらにまた、金属の積層構造であってもよい。ここでは、ベース絶縁膜20に接する側から順に、銅めっき膜25a、ニッケルめっき膜25bおよび金めっき膜25cの3層構造に形成されている。銅めっき膜25aおよび金めっき膜25cにより電気的特性、耐食性および潤滑性を確保し、ニッケルめっき膜25bにより耐磨耗性を確保する。めっき膜24の厚みは、全体で例えば14μm程度であり、このうち、銅めっき膜25aの厚みが例えば12μm程度である。
【0028】
シート18は、積層構造の基台として、個々のコンタクト14あるいはコンタクトモジュール10に一定の強度を持たせるとともにコンタクト14にばね性を付与するものである。シート18は、金属材料で形成され、金属材料は例えばSUS材を用いる。なお、SUS材に代えて銅合金材を用いると、導電性の観点からより好適である。シート18の厚みは、例えば50μm程度である。
【0029】
ベース絶縁膜20は、シート18とベースめっき膜24を絶縁するためのものである。また、カバー絶縁膜26は、めっき膜24を保護するためのものである。ベース絶縁膜20およびカバー絶縁膜26は、例えば絶縁性樹脂材料で形成される。絶縁性樹脂材料としては、好適にはポリイミド樹脂を用いることができるが、このほかに、ポリエチレンテレフタレート樹脂、エポキシ樹脂等を用いることもできる。また、ベース絶縁膜20およびカバー絶縁膜26は、絶縁性樹脂材料に代えて、無機材料等の絶縁材料を用いてもよい。ベース絶縁膜20の厚みは例えば18μm程度であり、カバー絶縁膜26の厚みは例えば3μm程度である。なお、必要に応じてベース絶縁膜20とめっき膜24との間にベースめっき膜を設けてもよい。ベースめっき膜は、めっき膜24の密着性を高めるためのものであり、例えば銅等の導電性金属材料を用いて形成する。
【0030】
めっき膜24は、コンタクト14の両端近傍の部位が接点24aとされ、接点24a、24a間の部位が回路パターン24bとされる。回路パターン24bは、ここでは接点24aと略同じ幅寸法の例えば30μm程度に形成されている。
【0031】
隣り合うコンタクト14、14の接点24a、24a間にスリット28が形成されている。このスリット28の役割は後述する。
【0032】
上記のように構成されるコンタクトモジュール10は、例えば、ハードディスクドライブ装置のヘッド部のサスペンションを作製する技術を用いて各膜を積層し、切断、折り曲げ加工することにより製造することができる。
【0033】
本実施の形態例に係るコンタクトモジュール10は、所定の厚みのシート18を基台としてシート状に形成されているため、可撓性を有し、コネクタの使用態様に応じて所望の形態とすることができる。
【0034】
また、コンタクトモジュール10は、コンタクト14を薄い厚みに形成することができ、かつ、細密に狭いピッチで多数のコンタクト14を配列することができるため、コンタクト14を装着したコネクタの小型化およびコンタクトの高密度化(狭ピッチ化)を図ることができる。後者の高密度化については、コンタクト14のピッチを例えば0.1mm程度にまで狭くすることができる。
【0035】
また、コンタクトモジュール10は、コンタクト14の回路パターンが絶縁膜で覆われ、接点24aのみを露出しているため、コンタクトモジュールを取り付けたコネクタを使用する際に、コンタクトの回路パターンの部分が基板等の他の部材と接触しても、磨耗、損傷による断線等を生じることが防止される。
【0036】
つぎに、上記のコンタクトモジュール10を取り付けた本実施の形態の第1の例に係るコネクタについて、図6〜図8を参照して説明する。図6は、コネクタの断面図であり、図7はコンタクトモジュール10の斜視図であり、図8は図7のコンタクトモジュール10の部分拡大図である。
【0037】
本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30は、前記したようにシート状に形成されたコンタクトモジュール10が、図7に示すように、コンタクト14の延出方向に略C字状に折り曲げられた形態でコネクタ本体32に取り付けられる。
【0038】
コンタクトモジュール10のコンタクト14の上下の接点24a、24aの部分は、コンタクト14のC字状の両端に突出するとともに、さらに外側に向けて凸状に形成されており、これにより、各接点24aが接点24aの周辺部の干渉を受けることがない。また、凸状に形成された接点24a、24a間にスリット28が形成されているため、接点24aにばね性が付与されて、十分な接触力を得ることができる。
【0039】
コネクタ本体32は、1対の保持部材34、36と、1対の押え部材38、40と、1対の押ピン(スライド部材)42、44と、コイルばね(弾性部材)46とで構成される(図6および図9参照)。押ピン42、44およびコイルばね46は、本発明の押圧部材を構成する。
【0040】
さらに、図9〜図12を併せて参照して、コネクタ30の組立て構造を説明する。
【0041】
保持部材34、36は、それぞれ、コンタクト14の配列方向に沿って長尺に形成され、コンタクトモジュール10の各接点24aを挿通して露出させるための多数の孔48が形成されている。また、保持部材34、36は、それぞれ、幅方向の一側面に複数の突起50が形成されている。また、保持部材34、36の長さ方向の両側には、嵌合手段52が設けられている(図9参照)。
【0042】
コイルばね46の両端に押ピン42、44を係合し、押ピン42、44の先端を保持部材34、36の端部の孔50aに挿通しながら、嵌合手段52によって保持部材34、36を嵌合、固定し、コイルばね46および押ピン42、44を閉じ込める(図10参照)。
【0043】
ついで、コンタクトモジュール10を保持部材34、36に巻きつけ、孔部16に突起50を挿通する(図11参照)。
【0044】
さらに、押え部材38、40をコンタクトモジュール10の孔部16が形成された側の面の上下に当てて、押え部材38、40に形成した孔54に突起50を嵌入して、押え部材38、40を保持部材34、36に固定する。これにより、コネクタ30が完成する(図12参照)。コネクタ30の接点24aは、コイルばね46および押ピン42、44に付勢されて、孔48から突出した状態にある。
【0045】
上記コネクタ30を用いて2枚の基板の主面間を接続した構造について、図13を参照して説明する。
【0046】
2枚の基板56、58の主面56a、58aの図示しない端子(パット)間にコネクタ30を配置する。このとき、基板56、58の離間距離を調整することにより、接点24aが基板56、58に押圧されて、コイルばね46の押圧力とバンランスした位置までコネクタ本体32の側に僅かに押戻されるとともに、回路パターン24bが外側に向けて湾曲した形態となる。なお、この状態で、コネクタ30は適当な固定部材を用いて基板56、58に固定される。
【0047】
これにより、基板56、58の端子と接点24a、24aとは適当な接触力により接触される。
【0048】
以上説明した本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30は、コンタクト14が薄い厚みに形成され、かつ、細密に狭いピッチで多数のコンタクト14が配列されるため、コネクタの小型化およびコンタクトの高密度化を図ることができる。
【0049】
また、2枚の基板56、58を接続するのに従来のツーピース型コネクタを用いる場合に比べて、コネクタが小型化され、コストダウンにもなり、また、2つのコネクタを接続することにより起こりうる接続部位におけるノイズを生じることがない。
【0050】
なお、本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30において、図14に示す変形例のコネクタ30aのように、コイルばねに変えて、1対の押ピン42、44の間に挟持され、1対の押ピン42、44をスライドさせて両接点24a、24aを押圧した状態で位置決めする位置決め部材47を設けてもよい。また、この場合、コイルばねを併用してもよい。これらの点は、後述する本実施の形態の第2の例に係るコネクタ60についても同様である。
【0051】
つぎに、本実施の形態の第2の例に係るコネクタについて、図15を参照して説明する。
【0052】
本実施の形態の第2の例に係るコネクタ60は、基本的な構成は本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30と同様である。コネクタ60は、コンタクト14の1つの接点24aが舌片状に延出され、ケーブル62に接続されている点がコネクタ30と相違する。
【0053】
コネクタ60は、ICの導通試験に用いられる試験装置の一部を構成するものである。
【0054】
コネクタ60は、図示しない固定手段により試験装置の一部を構成する基板64に固定されて用いられる。コンタクト14、言い換えれば、コンタクトモジュールの舌片状の接点24aはケーブル62を介して試験装置の図示しない回路に接続されている。
【0055】
基板70の上に複数のソケット68が円状に配置され、それぞれのソケット68に試験対象とされるIC(半導体デバイス)66が配置されている。ソケット68とソケット68を載置する基板70とは配線で接続されている。
【0056】
基板70の下面に設けた端子にコンタクト14の上側の接点24aが接続され、導通試験が行われる。
【0057】
本実施の形態の第2の例に係るコネクタ60は、本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30と同様の効果を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1に係るコネクタによれば、2つの基板の主面間を接続するコネクタであって、コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、コンタクトモジュールは、金属材料からなるシートと、シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、コンタクトの該略C字状の両突出部分が接点とされ、また、請求項2に係るコネクタによれば、半導体デバイスの導通試験を行うための試験装置において、半導体デバイスが電気的に接続される基板の端子と試験装置の回路とを接続するコネクタであって、コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、コンタクトモジュールは、金属材料からなるシートと、シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、該コンタクトの該略C字状の両突出部分が接点とされるため、コンタクトモジュールが可撓性を有し、使用態様に応じて所望の形態でコネクタ本体に取り付けることができる。
【0059】
また、コンタクトを薄い厚みに形成することができ、かつ、細密に狭いピッチで多数のコンタクトを配列することができるため、コネクタの小型化およびコンタクトの高密度化を図ることができる。
【0060】
また、2枚の基板を接続するのに従来のツーピース型コネクタを用いる場合に比べて、コネクタが小型化され、また、2つのコネクタを接続することにより起こりうる接続部位におけるノイズを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカードエッジ型コネクタの概略構成を示す図である。
【図2】図1とは別の従来のカードエッジ型コネクタの概略構成を示す図である。
【図3】従来のツーピース型コネクタの概略構成を示す図である。
【図4】本実施の形態例に係るコンタクトモジュールの部分平面図である。
【図5】図4のコンタクトモジュールのV−V線上断面図である。
【図6】本実施の形態の第1の例に係るコネクタの断面図である。
【図7】図6のコネクタのコンタクトモジュールの斜視図である。
【図8】図7のコンタクトモジュールの部分拡大図である。
【図9】図6のコネクタの組立て分解斜視図である。
【図10】図6のコネクタの保持部材を組立てた状態を示す図である。
【図11】図6のコネクタの保持部材にコンタクトモジュールを取り付けた状態を示す図である。
【図12】図6のコネクタの完成図である。
【図13】図6のコネクタを2枚の基板間に配置した状態を示す図である。
【図14】本実施の形態の第1の例の変形例に係るコネクタの断面図である。
【図15】本実施の形態の第2の例に係るコネクタの使用状態を説明する図である。
【符号の説明】
10 コンタクトモジュール
12 基部
14 コンタクト
18 シート
20 ベース絶縁膜
24 めっき膜
24a 接点
24b 回路パターン
25a 銅めっき膜
25b ニッケルめっき膜
25c 金めっき膜
26 カバー絶縁膜
30、30a、60 コネクタ
32 コネクタ本体
34、36 保持部材
38、40 押え部材
42、44 押ピン
46 コイルばね
47 位置決め部材
56、58、64、70 基板
56a、58a 主面
62 ケーブル
66 IC
68 ソケット
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の電子機器あるいは電子部品を電気的に接続するためにコネクタが用いられる。
【0003】
コネクタは、形状等により様々に分類される。
【0004】
例えば、実装形態からは、基板に接続される基板用コネクタ、LSIに接続されるLSIソケットおよびケーブルとケーブルとの中継に用いる中継コネクタに分類することができる。
【0005】
上記の各種のコネクタのうち、例えば基板用コネクタについては、さらに、カードエッジ型とツーピース型に大別できる。
【0006】
図1および図2に示すカードエッジ型コネクタは、マザーボード1とドーターカード2との間の接続に用いるものであり、ドーターカード2の両面に形成されたパターン(図示せず。)に設けたパッド3、3を1対のコンタクト(接触子)4、4が挟持するように構成されている。すなわち、ドーターカード2のパターンを雄側として利用したものである。図1のコネクタ5aはコンタクト4の一端をマザーボード1に形成したスルーホール(図示せず。)に挿通してはんだ付け、固定することによりコネクタ5aをマザーボード1に実装するスルーホール実装型であり、図2のコネクタ5bはコンタクト4の一端をマザーボード1に形成したパット6、6にはんだ付けして固定することによりコネクタ5bをマザーボード1に実装する表面実装型である。
【0007】
図3に示すツーピース型コネクタ5cは、2枚の基板1、7のそれぞれに雌または雄のいずれかの2つのコネクタ5c−1、5c−2を装着し、この2つのコネクタ5c−1、5c−2を嵌合して用いるものである。
【0008】
上記したように実装形態等によりコネクタ形状の差異はあるものの、上記基板用コネクタあるいは前記したLSIソケットや中継コネクタは、いずれも、金属材料を用いてピン形状あるいは舌片形状に形成した多数のコンタクトを絶縁樹脂で形成したハウジング(図1〜図3中、参照符号8で示す。)内に収容した構造となっている。
【0009】
これらのコンタクトは、例えばプレスフィットタイプのピン形状の場合、平板の金属材料を切り欠きあるいは打ち抜きプレス加工し、または曲げ、成形プレス加工することによりコンタクトに形成される。また、コンタクトが舌片形状の場合、同様に、平板の金属材料を切り欠きあるいは打ち抜きプレス加工して、多数のコンタクトを得る。コンタクトは、通常、この金属材料からなる平板を用いることでばね性が付与されるとともに、良好な導電性を得るために、下地めっきを施した上に金めっきが施される。
【0010】
これらのコネクタは、配線板等の電子部品と同様に、小型化および多数個が配列した状態に取り付けられるコンタクトの高密度化(狭ピッチ化)が常に求められている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコネクタは、上記のようにコンタクトがピン状等の形状であるため、コネクタの小型化あるいはコンタクトの高密度化には自ずと限界があるということができる。例えば、後者のコンタクトの高密度化に関していえば、コンタクトのピッチを0.2〜0.3mm以下とすることは難しい。
【0012】
また、従来のツーピース型コネクタは、2つのコネクタを接続して用いるものであるため、小型化の障害となるとともに、接続部位においてノイズが発生するおそれがある。
【0013】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、装置の小型化および取り付けられるコンタクトの高密度化を図ることができる新規のコネクタを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコネクタは、2つの基板の主面間を接続するコネクタであって、コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、該コンタクトモジュールは、金属材料からなるシートと、該シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、該絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、該接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、該コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、該コンタクトの該略C字状の両突出部分が該接点とされることを特徴とする(請求項1に係る発明)。
【0015】
また、本発明に係るコネクタは、半導体デバイスの導通試験を行うための試験装置において、該半導体デバイスが電気的に接続される基板の端子と該試験装置の回路とを接続するコネクタであって、コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、該コンタクトモジュールは、金属材料からなるシートと、該シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、該絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、該接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、該コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、該コンタクトの該略C字状の両突出部分が該接点とされることを特徴とする(請求項2に係る発明)。
【0016】
ここで、回路パターンは、具体的な実施形態に応じて配線パターンあるいは配線であるものを含む。また、接点および回路パターンの構成材料として、貴金属材料以外の材料、すなわち卑金属材料を排除するものではないが、耐磨耗、環境、耐食等の良好な機械的特性を有するコンタクトを得る観点からは、貴金属材料が好適である。この場合、貴金属材料は、1種類の貴金属を用いてもよく、また複数種類の貴金属を用いてもよい。また、絶縁膜ならびに接点および回路パターンは、シートの片面のみに形成してもよく、あるいはまた、シートの両面に形成してもよい。
【0017】
本発明の上記の構成より、コンタクトモジュールが所定の厚みのシートを基台としてシート状に形成されているため、可撓性を有し、使用態様に応じて所望の形態でコンタクトモジュールをコネクタ本体に取り付けることができる。
【0018】
また、コンタクトを薄い厚みに形成することができ、かつ、細密に狭いピッチで多数のコンタクトを配列することができるため、コネクタの小型化およびコンタクトの高密度化を図ることができる。
【0019】
また、2枚の基板を接続するのに従来のツーピース型コネクタを用いる場合に比べて、コネクタが小型化され、また、2つのコネクタを接続することにより起こりうる接続部位におけるノイズを生じることがない。
【0020】
この場合、前記コンタクトの前記C字状の両突出部分を押し開くように両接点を押圧する押圧部材を該C字状の両突出部分の内側に有すると(請求項3に係る発明)、より確実な接触力を得ることができて、好適である。
【0021】
また、この場合、前記押圧部材は、前記両接点をそれぞれに押圧するようにスライド可能な少なくとも1対のスライド部材と、該少なくとも1対のスライド部材の間に挟持され、該少なくとも1対のスライド部材をスライドさせて該両接点を押圧させる弾性部材とを有し(請求項4に係る発明)、あるいはまた、前記押圧部材は、前記両接点をそれぞれに押圧するようにスライド可能な少なくとも1対のスライド部材と、該少なくとも1対のスライド部材の間に挟持され、該少なくとも1対のスライド部材をスライドさせて該両接点を押圧した状態で位置決めする位置決め部材とを有すると(請求項5に係る発明)、好適である。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明に係るコネクタの好適な実施の形態(以下、本実施の形態例という。)について、図を参照して、以下に説明する。
【0023】
まず、本実施の形態例に係るコネクタに取り付けられるコンタクトモジュールについて、図4および図5を参照して説明する。図4はコンタクトモジュールの部分平面図であり、図5は図4のコンタクトモジュールのV−V線上断面図である。
【0024】
本実施の形態例に係るコンタクトモジュール10は、コネクタへの取り付け前の状態において、シート状に形成されている。コンタクトモジュール10は、図4中X方向に延出するコンタクト14が、一定のピッチでY方向に複数個配列されている。
【0025】
コンタクトモジュール10は、シングル型であり、各コンタクト14は、それぞれ信号を伝送するためのものである。コンタクトモジュール10の両端には、複数の矩形の孔部16が形成されている(図4では左右両端にそれぞれ1つの孔部16のみが表われている。)。孔部16の役割については後述する。
【0026】
コンタクトモジュール10は、図5に示すように、コンタクト14の断面構造として、シート18の上にベース絶縁膜20、めっき膜24およびカバー絶縁膜26がこの順に積層された、積層構造を有する。なお、最表層のカバー絶縁膜26は、コンタクト14の基部12に位置する部分および長さ方向両側の部分(図4中、矢印Aで示す。)のみに設けられており、コンタクト14の他の部分(後述する接点およびその近傍部分)はめっき膜24が露出され、あるいはめっき膜24が形成されていない箇所についてはベース絶縁膜20が露出されている。また、最表層のカバー絶縁膜26は、省略してもよい。
【0027】
めっき膜24は、金属材料で形成される。金属材料は単一の貴金属であってもよく、また、複数の種類の貴金属であってもよく、さらにまた、金属の積層構造であってもよい。ここでは、ベース絶縁膜20に接する側から順に、銅めっき膜25a、ニッケルめっき膜25bおよび金めっき膜25cの3層構造に形成されている。銅めっき膜25aおよび金めっき膜25cにより電気的特性、耐食性および潤滑性を確保し、ニッケルめっき膜25bにより耐磨耗性を確保する。めっき膜24の厚みは、全体で例えば14μm程度であり、このうち、銅めっき膜25aの厚みが例えば12μm程度である。
【0028】
シート18は、積層構造の基台として、個々のコンタクト14あるいはコンタクトモジュール10に一定の強度を持たせるとともにコンタクト14にばね性を付与するものである。シート18は、金属材料で形成され、金属材料は例えばSUS材を用いる。なお、SUS材に代えて銅合金材を用いると、導電性の観点からより好適である。シート18の厚みは、例えば50μm程度である。
【0029】
ベース絶縁膜20は、シート18とベースめっき膜24を絶縁するためのものである。また、カバー絶縁膜26は、めっき膜24を保護するためのものである。ベース絶縁膜20およびカバー絶縁膜26は、例えば絶縁性樹脂材料で形成される。絶縁性樹脂材料としては、好適にはポリイミド樹脂を用いることができるが、このほかに、ポリエチレンテレフタレート樹脂、エポキシ樹脂等を用いることもできる。また、ベース絶縁膜20およびカバー絶縁膜26は、絶縁性樹脂材料に代えて、無機材料等の絶縁材料を用いてもよい。ベース絶縁膜20の厚みは例えば18μm程度であり、カバー絶縁膜26の厚みは例えば3μm程度である。なお、必要に応じてベース絶縁膜20とめっき膜24との間にベースめっき膜を設けてもよい。ベースめっき膜は、めっき膜24の密着性を高めるためのものであり、例えば銅等の導電性金属材料を用いて形成する。
【0030】
めっき膜24は、コンタクト14の両端近傍の部位が接点24aとされ、接点24a、24a間の部位が回路パターン24bとされる。回路パターン24bは、ここでは接点24aと略同じ幅寸法の例えば30μm程度に形成されている。
【0031】
隣り合うコンタクト14、14の接点24a、24a間にスリット28が形成されている。このスリット28の役割は後述する。
【0032】
上記のように構成されるコンタクトモジュール10は、例えば、ハードディスクドライブ装置のヘッド部のサスペンションを作製する技術を用いて各膜を積層し、切断、折り曲げ加工することにより製造することができる。
【0033】
本実施の形態例に係るコンタクトモジュール10は、所定の厚みのシート18を基台としてシート状に形成されているため、可撓性を有し、コネクタの使用態様に応じて所望の形態とすることができる。
【0034】
また、コンタクトモジュール10は、コンタクト14を薄い厚みに形成することができ、かつ、細密に狭いピッチで多数のコンタクト14を配列することができるため、コンタクト14を装着したコネクタの小型化およびコンタクトの高密度化(狭ピッチ化)を図ることができる。後者の高密度化については、コンタクト14のピッチを例えば0.1mm程度にまで狭くすることができる。
【0035】
また、コンタクトモジュール10は、コンタクト14の回路パターンが絶縁膜で覆われ、接点24aのみを露出しているため、コンタクトモジュールを取り付けたコネクタを使用する際に、コンタクトの回路パターンの部分が基板等の他の部材と接触しても、磨耗、損傷による断線等を生じることが防止される。
【0036】
つぎに、上記のコンタクトモジュール10を取り付けた本実施の形態の第1の例に係るコネクタについて、図6〜図8を参照して説明する。図6は、コネクタの断面図であり、図7はコンタクトモジュール10の斜視図であり、図8は図7のコンタクトモジュール10の部分拡大図である。
【0037】
本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30は、前記したようにシート状に形成されたコンタクトモジュール10が、図7に示すように、コンタクト14の延出方向に略C字状に折り曲げられた形態でコネクタ本体32に取り付けられる。
【0038】
コンタクトモジュール10のコンタクト14の上下の接点24a、24aの部分は、コンタクト14のC字状の両端に突出するとともに、さらに外側に向けて凸状に形成されており、これにより、各接点24aが接点24aの周辺部の干渉を受けることがない。また、凸状に形成された接点24a、24a間にスリット28が形成されているため、接点24aにばね性が付与されて、十分な接触力を得ることができる。
【0039】
コネクタ本体32は、1対の保持部材34、36と、1対の押え部材38、40と、1対の押ピン(スライド部材)42、44と、コイルばね(弾性部材)46とで構成される(図6および図9参照)。押ピン42、44およびコイルばね46は、本発明の押圧部材を構成する。
【0040】
さらに、図9〜図12を併せて参照して、コネクタ30の組立て構造を説明する。
【0041】
保持部材34、36は、それぞれ、コンタクト14の配列方向に沿って長尺に形成され、コンタクトモジュール10の各接点24aを挿通して露出させるための多数の孔48が形成されている。また、保持部材34、36は、それぞれ、幅方向の一側面に複数の突起50が形成されている。また、保持部材34、36の長さ方向の両側には、嵌合手段52が設けられている(図9参照)。
【0042】
コイルばね46の両端に押ピン42、44を係合し、押ピン42、44の先端を保持部材34、36の端部の孔50aに挿通しながら、嵌合手段52によって保持部材34、36を嵌合、固定し、コイルばね46および押ピン42、44を閉じ込める(図10参照)。
【0043】
ついで、コンタクトモジュール10を保持部材34、36に巻きつけ、孔部16に突起50を挿通する(図11参照)。
【0044】
さらに、押え部材38、40をコンタクトモジュール10の孔部16が形成された側の面の上下に当てて、押え部材38、40に形成した孔54に突起50を嵌入して、押え部材38、40を保持部材34、36に固定する。これにより、コネクタ30が完成する(図12参照)。コネクタ30の接点24aは、コイルばね46および押ピン42、44に付勢されて、孔48から突出した状態にある。
【0045】
上記コネクタ30を用いて2枚の基板の主面間を接続した構造について、図13を参照して説明する。
【0046】
2枚の基板56、58の主面56a、58aの図示しない端子(パット)間にコネクタ30を配置する。このとき、基板56、58の離間距離を調整することにより、接点24aが基板56、58に押圧されて、コイルばね46の押圧力とバンランスした位置までコネクタ本体32の側に僅かに押戻されるとともに、回路パターン24bが外側に向けて湾曲した形態となる。なお、この状態で、コネクタ30は適当な固定部材を用いて基板56、58に固定される。
【0047】
これにより、基板56、58の端子と接点24a、24aとは適当な接触力により接触される。
【0048】
以上説明した本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30は、コンタクト14が薄い厚みに形成され、かつ、細密に狭いピッチで多数のコンタクト14が配列されるため、コネクタの小型化およびコンタクトの高密度化を図ることができる。
【0049】
また、2枚の基板56、58を接続するのに従来のツーピース型コネクタを用いる場合に比べて、コネクタが小型化され、コストダウンにもなり、また、2つのコネクタを接続することにより起こりうる接続部位におけるノイズを生じることがない。
【0050】
なお、本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30において、図14に示す変形例のコネクタ30aのように、コイルばねに変えて、1対の押ピン42、44の間に挟持され、1対の押ピン42、44をスライドさせて両接点24a、24aを押圧した状態で位置決めする位置決め部材47を設けてもよい。また、この場合、コイルばねを併用してもよい。これらの点は、後述する本実施の形態の第2の例に係るコネクタ60についても同様である。
【0051】
つぎに、本実施の形態の第2の例に係るコネクタについて、図15を参照して説明する。
【0052】
本実施の形態の第2の例に係るコネクタ60は、基本的な構成は本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30と同様である。コネクタ60は、コンタクト14の1つの接点24aが舌片状に延出され、ケーブル62に接続されている点がコネクタ30と相違する。
【0053】
コネクタ60は、ICの導通試験に用いられる試験装置の一部を構成するものである。
【0054】
コネクタ60は、図示しない固定手段により試験装置の一部を構成する基板64に固定されて用いられる。コンタクト14、言い換えれば、コンタクトモジュールの舌片状の接点24aはケーブル62を介して試験装置の図示しない回路に接続されている。
【0055】
基板70の上に複数のソケット68が円状に配置され、それぞれのソケット68に試験対象とされるIC(半導体デバイス)66が配置されている。ソケット68とソケット68を載置する基板70とは配線で接続されている。
【0056】
基板70の下面に設けた端子にコンタクト14の上側の接点24aが接続され、導通試験が行われる。
【0057】
本実施の形態の第2の例に係るコネクタ60は、本実施の形態の第1の例に係るコネクタ30と同様の効果を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1に係るコネクタによれば、2つの基板の主面間を接続するコネクタであって、コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、コンタクトモジュールは、金属材料からなるシートと、シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、コンタクトの該略C字状の両突出部分が接点とされ、また、請求項2に係るコネクタによれば、半導体デバイスの導通試験を行うための試験装置において、半導体デバイスが電気的に接続される基板の端子と試験装置の回路とを接続するコネクタであって、コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、コンタクトモジュールは、金属材料からなるシートと、シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、該コンタクトの該略C字状の両突出部分が接点とされるため、コンタクトモジュールが可撓性を有し、使用態様に応じて所望の形態でコネクタ本体に取り付けることができる。
【0059】
また、コンタクトを薄い厚みに形成することができ、かつ、細密に狭いピッチで多数のコンタクトを配列することができるため、コネクタの小型化およびコンタクトの高密度化を図ることができる。
【0060】
また、2枚の基板を接続するのに従来のツーピース型コネクタを用いる場合に比べて、コネクタが小型化され、また、2つのコネクタを接続することにより起こりうる接続部位におけるノイズを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカードエッジ型コネクタの概略構成を示す図である。
【図2】図1とは別の従来のカードエッジ型コネクタの概略構成を示す図である。
【図3】従来のツーピース型コネクタの概略構成を示す図である。
【図4】本実施の形態例に係るコンタクトモジュールの部分平面図である。
【図5】図4のコンタクトモジュールのV−V線上断面図である。
【図6】本実施の形態の第1の例に係るコネクタの断面図である。
【図7】図6のコネクタのコンタクトモジュールの斜視図である。
【図8】図7のコンタクトモジュールの部分拡大図である。
【図9】図6のコネクタの組立て分解斜視図である。
【図10】図6のコネクタの保持部材を組立てた状態を示す図である。
【図11】図6のコネクタの保持部材にコンタクトモジュールを取り付けた状態を示す図である。
【図12】図6のコネクタの完成図である。
【図13】図6のコネクタを2枚の基板間に配置した状態を示す図である。
【図14】本実施の形態の第1の例の変形例に係るコネクタの断面図である。
【図15】本実施の形態の第2の例に係るコネクタの使用状態を説明する図である。
【符号の説明】
10 コンタクトモジュール
12 基部
14 コンタクト
18 シート
20 ベース絶縁膜
24 めっき膜
24a 接点
24b 回路パターン
25a 銅めっき膜
25b ニッケルめっき膜
25c 金めっき膜
26 カバー絶縁膜
30、30a、60 コネクタ
32 コネクタ本体
34、36 保持部材
38、40 押え部材
42、44 押ピン
46 コイルばね
47 位置決め部材
56、58、64、70 基板
56a、58a 主面
62 ケーブル
66 IC
68 ソケット
Claims (5)
- 2つの基板の主面間を接続するコネクタであって、
コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、
該コンタクトモジュールは、
金属材料からなるシートと、該シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、該絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、該接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、
該コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、該コンタクトの該略C字状の両突出部分が該接点とされることを特徴とするコネクタ。 - 半導体デバイスの導通試験を行うための試験装置において、該半導体デバイスが電気的に接続される基板の端子と該試験装置の回路とを接続するコネクタであって、
コンタクトモジュールがコネクタ本体に備えられ、
該コンタクトモジュールは、
金属材料からなるシートと、該シートに形成された絶縁膜と、貴金属材料からなり、該絶縁膜上に薄膜状に形成された、接点および回路パターンとを含み、該接点および回路パターンが複数列配列されて複数のコンタクトに形成され、
該コンタクトの延出方向に略C字状に折り曲げられて該コネクタ本体に取り付けられ、該コンタクトの該略C字状の両突出部分が該接点とされることを特徴とするコネクタ。 - 前記コンタクトの前記C字状の両突出部分を押し開くように両接点を押圧する押圧部材を該C字状の両突出部分の内側に有することを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
- 前記押圧部材は、前記両接点をそれぞれに押圧するようにスライド可能な少なくとも1対のスライド部材と、該少なくとも1対のスライド部材の間に挟持され、該少なくとも1対のスライド部材をスライドさせて該両接点を押圧させる弾性部材とを有することを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
- 前記押圧部材は、前記両接点をそれぞれに押圧するようにスライド可能な少なくとも1対のスライド部材と、該少なくとも1対のスライド部材の間に挟持され、該少なくとも1対のスライド部材をスライドさせて該両接点を押圧した状態で位置決めする位置決め部材とを有することを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
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