JP2004038771A - 管理情報制作システム、管理情報制作方法及び管理情報制作プログラム - Google Patents
管理情報制作システム、管理情報制作方法及び管理情報制作プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】消費者に関する経済情報を抽出して管理情報を作成し、該作成した管理情報をホームページ上で閲覧できる管理情報制作システムを提供する。
【解決手段】ATM110、レジスタ109で生成された管理情報が、専用線115、116を介してカード読込機107、108に保存される。該保存された管理情報は、個人識別カードを用いて個人識別カード読込機107、108に、個人識別番号の読み込みを行い、管理情報と個人識別番号とがネットワーク111、112を介して家計簿データ保存サーバ101に保存される。該保存された管理情報は、家計簿データ編集機102により各利用者別に編集し、HTML形式に書き換えられ、各利用者専用のホームページにアップデートする。各利用者は、通信端末103を利用して、ホームページ上の管理情報を閲覧することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】ATM110、レジスタ109で生成された管理情報が、専用線115、116を介してカード読込機107、108に保存される。該保存された管理情報は、個人識別カードを用いて個人識別カード読込機107、108に、個人識別番号の読み込みを行い、管理情報と個人識別番号とがネットワーク111、112を介して家計簿データ保存サーバ101に保存される。該保存された管理情報は、家計簿データ編集機102により各利用者別に編集し、HTML形式に書き換えられ、各利用者専用のホームページにアップデートする。各利用者は、通信端末103を利用して、ホームページ上の管理情報を閲覧することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ATM、レジスタ等の各機器から取得した管理情報をホームページ上に公開し、閲覧できる管理情報制作システム、管理情報制作方法及び管理情報制作プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、消費者は、自分自身の経済収支を把握するために、例えば、商品購入時に店舗で渡されたレシート等を集計することで支出に関する情報を把握し、銀行口座の入金記録等を用いて収入に関する情報を把握していた。また、店舗等で渡されたレシート等を適当な項目に分類し、集計することで家計簿データの分析を行っていた。収入に対しても同様に項目毎に分析を行っていた。これにより消費者は分析結果を考慮し、実際の消費に反映することができた。
【0003】
しかしながら、各消費者自身が経済収支を集計することで家計簿データの管理を行っているのが現状であり、コンピュータ上で運用される家計簿ソフトを利用するにしても、各消費者が毎日の消費に関する家計簿データを入力しなければならなかった。また、家計簿データは、家計簿ノートやPCソフトなどで作成していたため、買い物時など外出中に家計簿データを閲覧することができなかった。
【0004】
上記問題を解決する従来技術1として、特開2001−350913号公報に記載の「情報処理装置、情報処理方法、および情報提供システム並びに記録媒体」が挙げられる。
【0005】
この従来技術1は、顧客収入データベースから顧客を識別するIDを用いて読み込まれた顧客の収入情報を基に、収入欄のデータが作成される。また、顧客支出データベースから顧客IDを用いて読み込まれた顧客の支出情報を基に、支出欄のデータが作成される。この作成したデータを基に、家計簿データの分析、分類項目ごとの対収入総額比の算出、および算出された対収入総額比と一般的な対収入総額比との比較が実行される。そして、分析結果に対応したコメントが選択され、家計簿データの所定の位置に記載される。また、提供商品データベースから対応する商品が検索され、商品説明の参照や商品の購入を行うことができるウェブコンテンツのURLが顧客に提示され、顧客の経済状況にあった商品を紹介している。
【0006】
また、本発明と類似する従来技術を以下に挙げる。
消費者が自己の消費支払い料金を家計簿データとして、ホームページを介して知ることが出来る技術が、特開2001−331638号公報の「家計管理支援システム」に開示されている(従来技術2)。
【0007】
購入した商品の明細情報を、POSレジスタから携帯型移動通信装置を介して購入台帳管理サーバに送信する技術が、特開2002−24949号公報の「携帯型移動通信装置を利用した電子決済における個人購入台帳管理システム」に開示されている(従来技術3)。
【0008】
蓄積された会員の支出データを、各会員のWEB上の家計簿サービスとして提供する技術が、特開2002−32563号公報の「購買価格情報を含む電子家計簿システム」に開示されている(従来技術4)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術1は、顧客の収入情報及び支出情報を、システムの具備するコンピュータが抽出して、顧客IDと関連付けて顧客を管理する顧客管理用パーソナルコンピュータに送信しているため、システムの変更を行う必要があった。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、消費者に関する経済情報から管理情報を作成し、該作成した管理情報をホームページ上で閲覧できる管理情報制作システム、管理情報制作方法及び管理情報制作プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有する。
請求項1記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、がネットワークを介して接続された管理情報制作システムであって、情報処理装置は、生成した管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力手段を有し、個人識別情報読込機は、管理情報入力手段により入力された管理情報を保存する管理情報保存手段と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む読込手段と、管理情報保存手段により保存した管理情報と、読込手段により読み込んだ個人識別情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信手段と、を有し、管理情報保存サーバは、情報送信手段により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存手段と、情報保存手段により保存した管理情報と個人識別情報とを通信端末に送信する第2の情報送信手段と、を有し、通信端末は、管理情報保存サーバの情報保存手段に保存されている管理情報と個人識別情報とを取得要求する取得手段と、取得手段により第2の情報送信手段から送信された管理情報と個人識別情報とを表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の管理情報制作システムにおいて、管理情報保存サーバの情報保存手段に保存される管理情報と個人識別情報とをHTML形式に書き換える管理情報編集機を有することを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の管理情報制作システムにおいて、通信端末は、管理情報保存サーバの情報保存手段に保存される管理情報と個人識別情報との編集、登録及び修正を行う編集手段を有することを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の管理情報制作システムにおいて、管理情報編集機は、管理情報保存サーバの情報保存手段に保存される管理情報を分析し、該分析した管理情報に応じたEメールを通信端末に送信するEメール送信手段を有することを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の管理情報制作システムにおいて、通信端末は、管理情報編集機のEメール送信手段により送信するEメールの送信頻度及び内容を設定するEメール設定手段を有することを特徴とする。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の管理情報制作システムにおいて、個人識別情報読込機の情報送信手段は、読込手段に個人識別情報が読み込まれた際に、該個人識別情報と、管理情報保存手段に保存した管理情報と、を管理情報保存サーバに送信することを特徴とする。
【0017】
請求項7記載の発明は、請求項1又は6記載の管理情報制作システムにおいて、個人識別情報読込機の情報送信手段は、管理情報保存サーバに送信する管理情報と個人識別情報とに暗号化を施し送信することを特徴とする。
【0018】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の管理情報制作システムにおいて、管理情報保存サーバは、情報保存手段に保存する管理情報は、個人識別情報ごとに保存することを特徴とする。
【0019】
請求項9記載の発明は、請求項4記載の管理情報制作システムにおいて、管理情報編集機は、管理情報保存サーバの保存手段に保存される管理情報の分析は、管理情報を各分野別、店舗別にリスト化し、利用頻度の高い店舗及び分野を各利用者別にピックアップすることを特徴とする。
【0020】
請求項10記載の発明は、請求項1記載の管理情報制作システムにおいて、通信端末は、取得手段により管理情報と個人識別情報とを管理情報保存サーバから取得する場合に、ログイン時に、ユーザID又はパスワードの少なくとも1つを用いて認証を行うことを特徴とする。
【0021】
請求項11記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作方法であって、情報処理装置において、生成された管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力工程と、個人識別情報読込機において、管理情報入力工程により入力された管理情報を保存する管理情報保存工程と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込工程と、個人識別情報読込工程により読み込まれた個人識別情報と、管理情報保存工程により保存された管理情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信工程と、管理情報保存サーバにおいて、情報送信工程により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存工程と、通信端末において、情報保存工程により保存される管理情報と個人識別情報とを取得する情報取得工程と、情報取得工程により取得された管理情報と個人識別情報とを表示する管理情報表示工程と、を有することを特徴とする。
【0022】
請求項12記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と、管理情報を編集する管理情報編集機とを有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、管理情報編集機と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作方法であって、情報処理装置において、生成された管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力工程と、個人識別情報読込機において、管理情報入力工程により入力された管理情報を保存する管理情報保存工程と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込工程と、個人識別情報読込工程により読み込まれた個人識別情報と、管理情報保存工程により保存された管理情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信工程と、管理情報保存サーバにおいて、情報送信工程により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存工程と、管理情報編集機において、情報保存工程により保存された管理情報と個人識別情報とを各利用者別に編集する情報編集工程と、情報編集工程により編集した管理情報と個人識別情報とをHTML形式に書き換える情報書き換え工程と、通信端末において、情報書き換え工程によりHTML形式に書き換えられた管理情報と個人識別情報とを管理情報保存サーバから取得する情報取得工程と、情報取得工程により取得した管理情報と個人識別情報とを表示する情報表示工程と、を有することを特徴とする。
【0023】
請求項13記載の発明は、請求項11又は12記載の管理情報制作方法において、通信端末において、情報保存工程により保存される管理情報と個人識別情報との編集、登録及び修正を行う第2の情報編集工程を有することを特徴とする。
【0024】
請求項14記載の発明は、請求項12記載の管理情報制作方法において、管理情報編集機において、情報保存工程により保存される管理情報を分析し、該分析した管理情報に応じたEメールを通信端末に送信するEメール送信工程を有することを特徴とする。
【0025】
請求項15記載の発明は、請求項11又は12記載の管理情報制作方法において、個人識別情報読込機において、情報送信工程により送信される管理情報と個人識別情報とに暗号化を施す暗号工程を有することを特徴とする。
【0026】
請求項16記載の発明は、請求項14記載の管理情報制作方法において、管理情報編集機において、Eメール送信工程により送信される管理情報に応じたEメールは、管理情報を各分野別、店舗別にリスト化し、利用頻度の高い店舗及び分野を各利用者別にピックアップすることにより決定されることを特徴とする。
【0027】
請求項17記載の発明は、請求項11又は12記載の管理情報制作方法において、通信端末において、情報取得工程により管理情報と個人識別情報とを取得する際には、ログイン時に、ユーザID又はパスワードの少なくとも1つを用いることにより認証を行うことを特徴とする。
【0028】
請求項18記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作プログラムであって、情報処理装置において、生成された管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力処理を実行し、個人識別情報読込機において、管理情報入力処理により入力された管理情報を保存する管理情報保存処理と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込処理と、個人識別情報読込処理により読み込まれた個人識別情報と、管理情報保存処理により保存された管理情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信処理とを実行し、管理情報保存サーバにおいて、情報送信処理により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存処理を実行し、通信端末において、情報保存処理により保存される管理情報と個人識別情報とを取得する情報取得処理と、情報取得処理により取得された管理情報と個人識別情報とを表示する管理情報表示処理と、を実行することを特徴とする。
【0029】
請求項19記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と、管理情報を編集する管理情報編集機とを有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、管理情報編集機と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作プログラムであって、情報処理装置において、生成された管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力処理を実行し、個人識別情報読込機において、管理情報入力処理により入力された管理情報を保存する管理情報保存処理と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込処理と、個人識別情報読込処理により読み込まれた個人識別情報と、管理情報保存処理により保存された管理情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信処理と、を実行し、管理情報保存サーバにおいて、情報送信処理により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存処理を実行し、管理情報編集機において、情報保存処理により保存された管理情報と個人識別情報とを各利用者別に編集する情報編集処理と、情報編集処理により編集した管理情報と個人識別情報とをHTML形式に書き換える情報書き換え処理と、を実行し、通信端末において、情報書き換え処理によりHTML形式に書き換えられた管理情報と個人識別情報とを管理情報保存サーバから取得する情報取得処理と、情報取得処理により取得した管理情報と個人識別情報とを表示する情報表示処理と、を実行することを特徴とする。
【0030】
請求項20記載の発明は、請求項18又は19記載の管理情報制作プログラムにおいて、通信端末において、情報保存処理により保存される管理情報と個人識別情報との編集、登録及び修正を行う第2の情報編集処理を実行することを特徴とする。
【0031】
請求項21記載の発明は、請求項19記載の管理情報制作プログラムにおいて、管理情報編集機において、情報保存処理により保存される管理情報を分析し、該分析した管理情報に応じたEメールを通信端末に送信するEメール送信処理を実行することを特徴とする。
【0032】
請求項22記載の発明は、請求項18又は19記載の管理情報制作プログラムにおいて、個人識別情報読込機において、情報送信処理により送信される管理情報と個人識別情報とに暗号化を施す暗号処理を実行することを特徴とする。
【0033】
請求項23記載の発明は、請求項21記載の管理情報制作プログラムにおいて、管理情報編集機において、Eメール送信処理により送信される管理情報に応じたEメールは、管理情報を各分野別、店舗別にリスト化し、利用頻度の高い店舗及び分野を各利用者別にピックアップすることにより決定されることを特徴とする。
【0034】
請求項24記載の発明は、請求項18又は19記載の管理情報制作プログラムにおいて、通信端末において、情報取得処理により管理情報と個人識別情報とを取得する際には、ログイン時に、ユーザID又はパスワードの少なくとも1つを用いて認証を行うことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の管理情報制作システム、管理情報制作方法及び管理情報制作プログラムに係る実施の形態について詳細に説明する。
なお、第1、第2の実施の形態では、管理情報を家計簿データとした場合について説明する。第3の実施の形態では、管理情報をドライブ情報(走行距離、走行時間など)及び燃費データ(給油量など)とした場合について説明する。
【0036】
(第1の実施の形態)
図1に家計簿データ制作システムの構成例を示す。
家計簿データ制作システムは、家計簿データ保存サーバ101と、家計簿データ編集機102と、通信端末103と、複数の個人識別カード読込機107、108と、レジスタ109と、ATM110とを有して構成される。なお、通信端末103には、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話等が用いられる。
【0037】
家計簿データ保存サーバ101は、複数の個人識別カード読込機107、108とネットワーク111、112を介して接続されており、また、家計簿データ編集機102と専用線113を介して接続されている。また、通信端末103は家計簿データ保存サーバ101とネットワーク114を介して接続されている。
【0038】
また、個人識別カード読込機107は、ATM110と専用線115を介して接続されており、個人識別カード読込機108は、レジスタ109と専用線116を介して接続されている。なお、家計簿データ保存サーバ101と家計簿データ編集機102とは、ネットワークを介して接続することも可能である。
【0039】
次に、上記家計簿データ制作システムを形成する各構成部の処理動作について説明する。
個人識別カード読込機107、108は、専用の個人識別カードを用いることで処理が行われる。個人識別カードには、個人を識別するための個人識別番号が登録されており、家計簿データ保存サーバ101に家計簿データを送信する際のIDやパスワードとして用いられる。また、個人識別番号は、家計簿データ保存サーバ101で個人毎に家計簿データを区分けして管理する際に用いられる。
なお、個人識別カード読込機107、108は、以下に示す3つの処理を行う。
第1の処理として、個人識別カードの読み込みを行い、個人識別カードに登録されている個人識別番号を家計簿データ保存サーバ101に送信する。
第2の処理として、レジスタ109又はATM110から送信された家計簿データを個人識別番号と共に家計簿データ保存サーバ101に送信する。
第3の処理として、家計簿データに暗号化処理を施し、家計簿データ保存サーバ101に送信する。
【0040】
レジスタ109は、レジスタ109と連動している個人識別カード読込機108に、以下に示す4つの情報を家計簿データとして送信する。
第1の情報として、消費した時間(年、月、日、時間、分)
第2の情報として、消費した物(商品名)
第3の情報として、消費した場所(店舗の名前など)
第4の情報として、消費金額(円、海外の場合はドルなど)
【0041】
ATM110は、ATM110と連動している個人識別カード読込機107に、以下に示す4つの情報を家計簿データとして送信する。
第1の情報として、預貯金情報
第2の情報として、引き出し情報
第3の情報として、振り込み情報
第4の情報として、銀行口座番号
【0042】
家計簿データ保存サーバ101は、以下に示す5つの処理を行う。
第1の処理として、個人識別カード読込機107、108が、ネットワークを介して送信した家計簿データを一定期間(家計簿データ編集機102が家計簿データをHTML(Hyper Text Mark up Language)形式に書き換えるまでの期間)保存する。
第2の処理として、家計簿データ編集機102によりHTML形式に書き換えられた家計簿データを保存する。
第3の処理として、家計簿データ編集機102で登録された利用者の個人情報(利用者名等の個人に関する情報)を保存する。
第4の処理として、利用者が通信端末103を用いて、ホームページ上で変更した利用者の個人情報を保存する。
なお、ホームページは家計簿データ保存サーバ101に開設されており、利用者毎に個人のホームページが設けられている。このホームページは通信端末103の具備する表示部(図示しない)に表示することで閲覧できる。また、ホームページの設定又は変更は、通信端末103の具備する入力部(図示しない)により行う。
第5の処理として、利用者が通信端末103を用いて、ホームページで設定又は変更した個人設定情報を保存する。
【0043】
なお、個人設定情報とは、家計簿データを各利用者に応じた環境に設定する情報及び家計簿データを基に様々な処理を行う機能に設定する情報であり、例えば、Eメール機能が挙げられる。Eメール機能は、家計簿データ編集機102又は通信端末103により設定される。このEメールは、家計簿データ編集機102により各通信端末103に送信される。以下に各種のEメール機能を示す。但し、Eメールの機能は一例であって、これに限定する物ではない。
【0044】
定期Eメール機能
利用者が設定した周期で、定期的に家計簿データ(収入・支出・残金データなどの基本的なデータ)がEメールで送信される機能。この機能により、定期的にEメールが送信されることで、各利用者がわざわざホームページを閲覧しなくても現在の使用状況などを把握することができる。
【0045】
お買い物広告Eメール機能
個人識別カードを用いて家計簿データ保存サーバ101に家計簿データの登録が行われた場合に、関連商品や関連ショップなどの情報である“お買い物広告Eメール”が送信される機能。なお、Eメールの送信頻度は利用者が通信端末103を用いてホームページで設定することができる。
【0046】
アドバイスEメール機能
家計簿データの各項目に対して設定した使用金額に応じて“使いすぎEメール”や“飲み過ぎEメール”などの注意又はアドバイスEメールを送信する機能。なお、アドバイスEメールの頻度設定、注意Eメールの分類などは、利用者が通信端末103を用いてホームページで設定することができる。
【0047】
お買い物情報Eメール機能
各利用者の過去の買い物履歴から利用頻度の高いショップ情報や買い物量の多い種類のお買い得情報などのEメールが定期的に送信される機能。
【0048】
家計簿データ編集機102は、以下に示す8つの処理を行う。
第1の処理として、個人識別カード読込機107、108から家計簿データ保存サーバ101に送られた家計簿データをHTML(Hyper Text Mark up Language)形式に書き換える。
第2の処理として、HTML形式に書き換えた家計簿データをインターネット上の家計簿データ専用のホームページにアップデートし、リアルタイムに利用者のホームページを更新する。
第3の処理として、通信端末103を用いてホームページ上で各利用者が設定した個人設定を有効に機能させる。
第4の処理として、家計簿データ保存サーバ101に保存する家計簿データを分析して各利用者にEメールを送信する。
第5の処理として、各利用者(通信端末103)に送信するEメールの内容を編集する。
第6の処理として、各利用者(通信端末103)に送信するEメールの広告主を登録する。
第7の処理として、各利用者(通信端末103)に送信するEメールの設定を行う。
第8の処理として、個人に関する情報(個人情報)を入力して、家計簿データ保存サーバ101に保存する。
【0049】
通信端末103は、入力部と、CPUと、ROMと、RAMと、表示部と、通信部と、を有して構成される(図示しない)。
入力部は、各種情報を設定する。表示部は、各種情報を表示する。通信部は各種情報を通信する。CPUは、入力部を用いて設定した各種設定情報に対応する信号や、他の通信端末から受信した信号に基づいて各処理を実行する。ROM(Read Only Memory)は、CPUが使用するプログラムや演算用のパラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)は、CPUの実行において使用するプログラム及びパラメータを格納する。なお、プログラムは、例えば、家計簿データの作成処理、家計簿データの分析処理、家計簿データ保存サーバ101に格納されている家計簿データの読み出し処理、書き込み処理、更新処理、が挙げられる。なお、通信端末103として用いられるものとして、PC、携帯電話等が挙げられるが、インターネットに接続できる端末であれば特に限定しない。好ましくは、外出中でも家計簿データを閲覧できる移動体通信端末がよい。
【0050】
通信端末103は、以下に示す7つの処理を行う。
第1の処理として、家計簿データを表示する(表示部)。
第2の処理として、ホームページにログイン時のユーザID、パスワード認証の設定を行う(入力部)。
第3の処理として、銀行口座対応表の設定(入力部)または閲覧(表示部)を行う。なお、銀行口座対応表とは、各個人が所有する銀行口座番号毎に家計簿データを管理するための表である。
第4の処理として、クレジットカード対応表の設定(入力部)又は閲覧(表示部)を行う。なお、クレジットカード対応表とは、各個人が所有するクレジットカード毎に家計簿データを管理するための表である。
第5の処理として、送信Eメールの送信間隔または送信されるEメールの内容などの設定又は変更を行う(入力部)。
第6の処理として、家計簿データをダウンロードする(入力部)。
第7の処理として、家計簿データの編集、登録又は修正を行うことができる。
【0051】
上記構成からなる家計簿制作システムは、個人識別カード読込機107、108により、正確且つ自動的に家計簿データを作成し、該作成した家計簿データを基に家計簿データ専用のホームページを作成することで、家計簿データを閲覧できるシステムである。
【0052】
まず、家計簿制作システムによる家計簿データの自動読み込み処理について説明する。なお、家計簿データの自動読み込み処理は、それぞれの収入及び支出に関する情報に区別して説明する。
【0053】
<収入>銀行口座に収入が振り込まれる場合
利用者がATM(Automated Teller Machine)110を利用した際に、家計簿データとなる情報が生成される。該生成された家計簿データとなる情報は、ATM110と連動している個人識別カード読込機107に送信される。次に、利用者は個人識別カードを用いて、個人識別カード読込機107に個人識別番号の読み込みを行う。個人識別番号の読み込みが終了した時点で、個人識別カード読込機107は、ネットワーク111を介して家計簿データ保存サーバ101に家計簿データ(預貯金情報、引き出し情報、振り込み情報、銀行口座などの情報)と個人識別番号とを送信する。家計簿データ保存サーバ101は、送信された家計簿データを、個人識別番号ごとに区分けして格納する。なお、家計簿データの送信時に使用した銀行口座番号のすべてが家計簿データ保存サーバ101に送信されるわけではなく、例えば、利用者が他に所有する銀行口座などと区別できる範囲の口座番号が家計簿データ保存サーバ101に送信されることが好ましい。
【0054】
このように、振り込み時に、ATM110がリアルタイムで家計簿データ保存サーバ101に家計簿データを送信するのではなく、ATM110に連動している個人識別カード読込機107が、個人識別番号と共に家計簿データを家計簿データ保存サーバ101に送信することで、ATM110のシステムを変更することなく家計簿データを送信することができる。
【0055】
<支出>現金で消費する場合
レジスタ109で精算した際に、家計簿データとなる情報が生成され、該生成された家計簿データとなる情報が、レジスタ109と連動している個人識別カード読込機108に送信される。利用者は、個人識別カードを用いて、個人識別カード読込機108に、個人識別番号の読み込みを行う。個人識別番号の読み込みが終了した時点で、個人識別カード読込機108は、家計簿データ保存サーバ101に、ネットワーク112を介して家計簿データ(消費した時間、消費した物、消費した場所、消費金額)と個人識別番号とを送信する。家計簿データ保存サーバ101は、送信された家計簿データを、個人識別番号ごとに区分けして格納する。
【0056】
このように、個人識別カードを使用して、個人識別カード読込機108が個人識別番号の読み込みを完了した時点で、個人識別番号と共に家計簿データを家計簿データ保存サーバ101に送信し、該送信された家計簿データを個人識別番号ごとに家計簿データ保存サーバ101に区分けして格納する。
【0057】
なお、上記において、個人識別カードを使用して、個人識別カード読込機107、108から、自動で家計簿データ保存サーバに家計簿データの登録ができない場合は、通信端末103から家計簿データのホームページ上にアクセスして、家計簿データの登録を行うことができる。ホームページ上の家計簿データへの登録は、一般的な家計簿ソフトと同様に手動で入力することができる。なお、ホームページ上で登録した全ての内容は、家計簿データ編集機102が家計簿データ保存サーバ101に保存する。
【0058】
次に、家計簿データ保存サーバ101に格納された家計簿データを閲覧するための処理動作について説明する。
家計簿データ編集機102は、家計簿データ保存サーバ101に保存されている利用者の家計簿データを、HTML(Hyper Text Mark upLanguage)形式に書き換え、インターネット上に設けられたホームページ上に各利用者の家計簿閲覧ページを作成する。以上の処理によりHTML形式に書き換えられた家計簿閲覧ページは、PCのみならず携帯電話機などのホームページを閲覧可能な全ての通信端末103から閲覧することができる。なお、利用者の家計簿閲覧ページを閲覧するには、利用者のID又はパスワードの少なくとも1つが必要である。
【0059】
次に、家計簿データ保存サーバ101に格納された家計簿データの更新処理について説明する。
家計簿データ保存サーバ101が、個人識別カード読込機107、108から家計簿データを受信した後に、家計簿データ編集機102は、該受信した家計簿データをHTML形式に書き換え、各利用者の家計簿データのホームページを更新させる。この更新処理により、家計簿データがリアルタイムに利用者専用の家計簿データホームページに反映させる。
【0060】
次に、通信端末103にEメールが送信される処理動作について説明する。
家計簿データ保存サーバ101には、消費者の家計簿データが日々送信される。家計簿データ編集機102は、家計簿データ保存サーバ101に保存される家計簿データを分析し、該分析した結果を基に家計簿データ編集機102が通信端末103に必要な情報をEメールで一方的に送信する。このEメール送信により、利用者は家計簿データを自動的に取得することができる。なお、家計簿データ編集機102が利用者に送信するEメールの頻度及びパターンは、通信端末103によりホームページ上で設定することが可能である。ホームページで変更した全ての内容は、家計簿データ編集機102が家計簿データ保存サーバ101に保存する。例えば、利用者が消費する限度額を家計簿データに予め設定しておき、該設定した限度額を超えた段階で、利用者に限度額を超えたことを知らせる。
【0061】
以上の説明より明らかなように本実施形態によれば以下の効果を奏することができる。
第1の効果としては、個人識別カード読込機を用いることで自動的に家計簿データを家計簿データ保存サーバに送信することができることである。このため、従来手動で行っていた時と比べて記入漏れや記入ミスなどを解消し、正確に家計簿データを作成することができる。
【0062】
第2の効果としては、家計簿データ保存サーバに家計簿データを保存しておくことで、利用者が所有する通信端末(PC)に家計簿データを保存した場合と比べて、通信端末(PC)のハングアップによるデータの消滅を避けることができる。
【0063】
第3の効果としては、家計簿データ保存サーバに格納した家計簿データをHTML形式に書き換えることで、ホームページを閲覧できる環境があれば通信端末を用いることで家計簿データを閲覧できる。
【0064】
第4の効果としては、個人識別カード読込機と個人識別カードとを使用することで、ATMネットワーク網などのシステムを変更することなく家計簿データを作成し、閲覧することができる。また、個人識別カード読込機をレジスタやATMに接続することで容易に家計簿制作システムの構築ができる。
【0065】
第5の効果としては、個人識別カードを使用することで、個人識別番号と家計簿データとの2つの情報で家計簿データを家計簿データ保存サーバに保存し、個人情報の漏れを削減できる。
【0066】
第6の効果としては、個人識別カードを使用することで、買い物時の家計簿データを自動的に家計簿データ保存サーバに送信することができる。
【0067】
第7の効果としては、Eメール送信機能があることで、忘れがちな定期的な家計簿データのチェックをメールで行うことができる。また、アドバイスメールなどがあることで家計簿データをリアルタイムで買い物時に利用することができる。
【0068】
第8の効果としては、通信端末を利用してホームページで家計簿データの修正ができることで、個人識別カードを使わない場合も手動入力で家計簿データの修正又は追加ができる。
【0069】
第9の効果としては、通信端末を利用してホームページでEメール機能の設定又は変更ができることで、各利用者の用途に合わせたEメールを送信することができる。
【0070】
(第2の実施の形態)
次に、本発明にかかる第2の実施の形態について説明する。
本第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対し、家計簿データとなる情報を生成するクレジットカード読取機を有する点で異なる。これ以外の構成については、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0071】
図2に第2の実施の形態における家計簿制作システムの構成を示す。
家計簿制作システムは、家計簿データ保存サーバ201と、家計簿データ編集機202と、通信端末203と、複数の個人識別カード読込機207、208、213と、レジスタ209と、ATM210と、クレジットカード読取機215とを有して構成される。
【0072】
家計簿データ保存サーバ201は、ネットワーク211、212、214を介して複数の専用の個人識別カード読込機207、208、213と接続し、家計簿データ編集機202と専用線219を介して接続されている。また、家計簿データ保存サーバ201は、通信端末203とネットワーク218を介して接続されている。個人識別カード読込機207は、ATM210と専用線221を介して接続されている。個人期別カード読込機208は、レジスタ209と専用線222を介して接続されている。個人識別カード読込機213は、クレジットカード読取機215と専用線224を介して接続されている。なお、家計簿データ保存サーバ201と家計簿データ編集機202とは、ネットワークを介して接続することも可能である。
【0073】
まず、クレジットカード又はデビットカードを使用する場合について説明する。
利用者が買い物の精算時に、クレジットカード又はデビットカードを使用する場合、クレジットカード読取機215において、クレジットカード又はデビットカードの読み取りを行う。読み取りが完了すると、家計簿データとなる情報が、クレジットカード読取機215と連動している個人識別カード読込機213に送信される。次に利用者は、個人識別カードを用いて、個人識別カード読込機213に個人識別番号の読み込みを行う。個人識別番号の読み込みが完了した時点で、ネットワーク112を介して家計簿データと個人識別番号とが家計簿保存サーバ201に送信される。この時、送信される家計簿データには、消費した時間、消費した物、消費した場所、消費金額、使用したクレジットカード又はデビットカードのカード名、クレジットカード又はデビットカードのカード番号が含まれる。家計簿データ保存サーバ101は、送信された家計簿データを、個人識別番号ごとに区分けして格納する。
【0074】
次に、図3を参照しながら家計簿データを保存する処理動作について詳細に説明する。
【0075】
利用者が、レジスタ209で精算をした場合、ATM210を使用した場合、クレジットカード読取機215を使用した場合に、家計簿データとなる情報が生成される(ステップS1)。該生成された家計簿データとなる情報は、レジスタ209、ATM210、クレジットカード読取機215と連動する個人識別カード読込機207、208、213に送信される(ステップS2)。
【0076】
このように、消費者の収支に関する情報を生成する機器(ATM210、レジスタ209、クレジットカード読取機215等)に対して個人識別カード読込機207、208、213を接続することで、ATM210、レジスタ209、クレジットカード読取機215等で生成した収支に関する情報を個人識別カード読込機207、208、213に送信することができる。
【0077】
なお、レジスタ209が、個人識別カード読込機208に送信する家計簿データとしては、消費した時間(年、月、日、時間、分)、消費した物(商品名)、消費した場所(店舗の名前など)、消費金額(円、海外の場合はドルなど)が挙げられる。
【0078】
ATM210が、個人識別カード読込機207に送信する家計簿データとしては、過去二ヶ月分の預貯金情報、過去二ヶ月分の引き出し情報、過去二ヶ月分の振り込み情報、銀行口座番号が挙げられる。好ましくは、銀行口座番号は、セキュリティ確保のために番号のすべてを送信せず、例えば任意2桁の銀行口座番号を送信するとよい。また、複数の銀行口座を保有している場合に、家計簿データ保存サーバ201で口座番号を区別できる範囲で、口座番号を送信するとよい。なお、利用者はホームページ上で、家計簿データが銀行口座番号、銀行名、支店名などに対応する表の設定又は変更を行うことができる。
【0079】
クレジットカード読取機215が、個人識別カード読込機213に送信する家計簿データとしては、消費した時間(年、月、日、時間、分)、消費した物(商品名)、消費した場所(店舗の名前など)、消費金額(円、海外の場合はドルなど)、クレジットカード番号などが挙げられる。好ましくは、クレジットカード番号は、セキュリティ確保のために番号のすべてを送信せず、例えば任意2桁のクレジットカード番号を送信するとよい。また、複数のクレジットカードを保有している場合に、家計簿データ保存サーバ201で、クレジットカードを区別できる範囲で、クレジット名又はクレジットカード番号を送信するとよい。なお、利用者は、ホームページ上で家計簿データがクレジットカード番号とクレジットカードの種類に対応するための表の設定又は変更を行うことができる。
【0080】
次に、利用者は、個人識別カード読込機207、208、213に、個人識別カードを使用して、個人識別番号の読み込みを行う(ステップS3)。個人識別番号の読み込みが完了した時点で、個人識別カード読込機207、208、213は、送信された家計簿データと読み込んだ個人識別番号との暗号化を行う(ステップS4)。次に、個人識別カード読込機207、208、213は、暗号化した家計簿データと個人識別番号とを家計簿データ保存サーバ201にネットワーク211、212、214を介して送信する(ステップS5)。家計簿データ保存サーバ201は、送信された家計簿データを、個人識別番号ごとに区分けして保存する(ステップS6)。
【0081】
次に、家計簿データ編集機202は、家計簿データ保存サーバ201に保存された家計簿データを、各利用者別に編集する(ステップS7)。この編集された家計簿データは、HTML形式に書き換えられる(ステップS8)。家計簿データ編集機202は、HTML形式に書き換えられた家計簿データを、インターネット上の各利用者専用のホームページにアップデートする(ステップS9)。これにより各利用者は、通信端末203から家計簿データをリアルタイムで参照することができる。
【0082】
次に、図4を参照しながら利用者が通信端末203を利用して家計簿データを参照する動作処理について説明する。
【0083】
まず利用者は、PC、携帯電話等の通信端末203から家計簿データ保存サーバ201上に開設した専用の家計簿データのホームページにアクセスする(ステップS10)。利用者は、ユーザIDまたはパスワードの少なくとも1つを通信端末203から入力して個人専用の家計簿データホームページにログインし(ステップS11)、ホームページに表示された家計簿データを閲覧することができる(ステップS12)。
【0084】
このように、個人識別カードを使用することで、各機器209、210、215で生成した家計簿データを個人識別番号と共に、家計簿データ保存サーバ201に自動的に保存する。次に、保存した家計簿データを基に、家計簿データ編集機202により、家計簿ホームページを開設する。これにより、各利用者が通信端末203を利用して自由に家計簿データを閲覧することができる。
【0085】
次に、図5を参照しながら、各利用者にEメールが送信される動作を説明する。
【0086】
まず、家計簿データ編集機202は、家計簿データ保存サーバ201に保存された家計簿データを、各個人別に分析し、家計簿データを分野別、店舗別にリスト化する(ステップS20)。次に、リスト化した利用頻度の高い店舗、分野別の家計簿データを各利用者別にピックアップする(ステップS21)。家計簿データ編集機202は、ピックアップしたデータを用いて、利用者が設定した送信条件に適合しているEメール機能を随時、利用者に送信する(ステップS22)。
【0087】
このように、各利用者別にピックアップした家計簿データを基に、利用者にEメールを送信することで、利用者はホームページを定期的に見ない場合でも、自分の家計簿データを把握することができる。
【0088】
(第3の実施の形態)
次に、本発明にかかる第3の実施の形態について説明する。
なお、第3の実施の形態は、上述した第1、第2の実施の形態で使用した個人識別カード読込機を用いた自動車自動燃費測定システムである。
【0089】
図6に自動車自動燃費測定システムの構成を示す。
自動車自動燃費測定システムは、燃費データ保存サーバ501と、燃費データ編集機502と、通信端末503と、複数の個人識別カード読込機507、508と、ガソリンスタンド509と、自動車510と、携帯電話525と、を有し構成される。
【0090】
燃費データ保存サーバ501は、携帯電話525と、個人識別カード読込機508と、通信端末503とネットワーク511、512、519を介して接続されており、燃費データ編集機502と専用線518を介して接続されている。また、個人識別カード読込機508は、専用線522を介してガソリンスタンド509と接続されている。また、個人識別カード読込機507は、専用線520、521を介して携帯電話525と自動車510と接続されている。
以下、各機能について詳細に説明する。
【0091】
燃費データ保存サーバ501は、個人識別カード読込機507、508から送信された燃費データを保存する。燃費データ編集機502は、燃費データ保存サーバ501に保存される燃費データを編集し、ホームページにアップデートする。通信端末503は、燃費データ保存サーバ501にアクセスすることでホームページ上で燃費データの閲覧又は設定を行う。
【0092】
個人識別カード読込機508は、ガソリンスタンド509での精算後に、個人識別カードを読み込むことで、個人識別番号と共に燃費データ(給油量、給油した種類、支払金額、ガソリンスタンドの場所及び名前)を、燃費データ保存サーバ501に送信する。
【0093】
個人識別カード読込機507は、自動車510でのドライブ情報(分単位に集計された走行距離、走行時間)を個人識別カード読込機507自身に専用線521を介して送信させる。そして、個人識別カードを読み込むことで、個人識別番号とドライブ情報とを燃費データ保存サーバ501に送信する。なお、個人識別カード読込機507は、携帯電話525と専用線520を介して接続され、該携帯電話525によりインターネット回線経由で燃費データ保存サーバ501に燃費データを送信する。また、利用者は通信端末503(PC、携帯電話など)からホームページを閲覧することで、ドライブ情報、燃費データを把握することができる。
【0094】
次に、図7を参照しながら自動者自動燃費測定システムの処理動作について詳細に説明する。
【0095】
まず、ガソリンスタンド509において精算した際の燃費データ(給油量、給油した種類、支払金額、ガソリンスタンドの場所及び名前)が個人識別カード読込機508に送信される(ステップS30)。利用者は、個人識別カードを使用して、個人識別カード読込機508に個人識別番号を読み込ませ(ステップS31)、ネットワーク512を介して燃費データ保存サーバ501に個人識別番号と燃費データとを送信する(ステップS32)。燃費データ保存サーバ501は、送信された燃費データを個人識別番号ごとに区分けし格納する(ステップS36)。
【0096】
また、自動車510において生成されたドライブ情報(分単位に集計された走行距離、走行時間)を、自動車510と連動する個人識別カード読込機507に送信する(ステップS33)。利用者は個人識別カードを用いて個人識別カード読込機507に、個人識別番号を読み込ませ(ステップS34)、個人識別番号と共に自動車510でのドライブ情報(分単位に集計された走行距離、走行時間)を燃費データ保存サーバ501に携帯電話525を用いて送信する(ステップS35)。燃費データ保存サーバ501は、送信されたドライブ情報を個人識別番号ごとに区分けし格納する(ステップS36)。
【0097】
次に、燃費データ編集機502は、燃費データ保存サーバ501に保存されている燃費データ及びドライブ情報を、各利用者別に編集する(ステップS37)。編集された燃費データ及びドライブ情報は、燃費データ編集機502によりHTML形式に書き換えられる(ステップS38)。次に、燃費データ編集機502は、HTML形式に書き換えられた燃費データ及びドライブ情報を、インターネット上の各利用者専用のホームページにアップデートする(ステップS39)。この処理により利用者は、通信端末503から燃費データ及びドライブ情報を参照することができる。参照方法については第1または第2の実施の形態と同様に通信端末503を用いて閲覧する。
【0098】
このように、利用者の燃費データ及びドライブ情報を、個人識別カード読込機と個人識別カードとを用いて、燃費データ及びドライブ情報を自動的に収集し、該収集した燃費データ及びドライブ情報を基にホームページを開設することで、利用者が自由に燃費データ及びドライブ情報を閲覧することができる。なお、この第3の実施の形態も第1又は第2の実施の形態と同様にEメール機能を具備することができる。
【0099】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
【0100】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明によれば、個人識別情報読込機に個人識別情報を読み込ませ、利用者が管理する管理情報を管理情報保存サーバに送信する。そして、管理情報編集機を用いて管理情報をHTML形式に書き換えネットワークで閲覧できるホームページを開設することで、利用者は自由に管理情報を閲覧することができる。
【0101】
また、個人識別情報読込機を用いることで、従来のシステムを変更することなく、管理情報を制作するシステムを導入することができる。
【0102】
また、Eメールの送信ができることで、利用者が忘れがちな定期的な管理情報のチェックをEメールで行うことができる。また、様々なEメール機能があることで管理情報をリアルタイムで利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の家計簿データ制作システムの構成を示すブロック図である。
【図2】第2の家計簿データ制作システムの構成を示すブロック図である。
【図3】家計簿データを保存する処理動作を示すフローチャートである。
【図4】家計簿データを参照する処理動作を示すフローチャートである。
【図5】利用者にEメールが送信される処理動作を示すフローチャートである。
【図6】自動車自動燃費測定システムの構成を示すブロック図である。
【図7】自動車自動燃費測定システムの処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101、201 家計簿データ保存サーバ
102、202 家計簿データ編集機
103、203、503 通信端末
107、108、207、208、213、507、508 カード読込機
109、209 レジスタ
110、210 ATM
111、112、114、211、212、214、218 ネットワーク
113、115、116、219、221、222、224 専用線
215 クレジットカード読取機
501 燃費データ保存サーバ
502 燃費データ編集機
509 ガソリンスタンド
510 自動車
525 携帯電話
【発明の属する技術分野】
本発明は、ATM、レジスタ等の各機器から取得した管理情報をホームページ上に公開し、閲覧できる管理情報制作システム、管理情報制作方法及び管理情報制作プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、消費者は、自分自身の経済収支を把握するために、例えば、商品購入時に店舗で渡されたレシート等を集計することで支出に関する情報を把握し、銀行口座の入金記録等を用いて収入に関する情報を把握していた。また、店舗等で渡されたレシート等を適当な項目に分類し、集計することで家計簿データの分析を行っていた。収入に対しても同様に項目毎に分析を行っていた。これにより消費者は分析結果を考慮し、実際の消費に反映することができた。
【0003】
しかしながら、各消費者自身が経済収支を集計することで家計簿データの管理を行っているのが現状であり、コンピュータ上で運用される家計簿ソフトを利用するにしても、各消費者が毎日の消費に関する家計簿データを入力しなければならなかった。また、家計簿データは、家計簿ノートやPCソフトなどで作成していたため、買い物時など外出中に家計簿データを閲覧することができなかった。
【0004】
上記問題を解決する従来技術1として、特開2001−350913号公報に記載の「情報処理装置、情報処理方法、および情報提供システム並びに記録媒体」が挙げられる。
【0005】
この従来技術1は、顧客収入データベースから顧客を識別するIDを用いて読み込まれた顧客の収入情報を基に、収入欄のデータが作成される。また、顧客支出データベースから顧客IDを用いて読み込まれた顧客の支出情報を基に、支出欄のデータが作成される。この作成したデータを基に、家計簿データの分析、分類項目ごとの対収入総額比の算出、および算出された対収入総額比と一般的な対収入総額比との比較が実行される。そして、分析結果に対応したコメントが選択され、家計簿データの所定の位置に記載される。また、提供商品データベースから対応する商品が検索され、商品説明の参照や商品の購入を行うことができるウェブコンテンツのURLが顧客に提示され、顧客の経済状況にあった商品を紹介している。
【0006】
また、本発明と類似する従来技術を以下に挙げる。
消費者が自己の消費支払い料金を家計簿データとして、ホームページを介して知ることが出来る技術が、特開2001−331638号公報の「家計管理支援システム」に開示されている(従来技術2)。
【0007】
購入した商品の明細情報を、POSレジスタから携帯型移動通信装置を介して購入台帳管理サーバに送信する技術が、特開2002−24949号公報の「携帯型移動通信装置を利用した電子決済における個人購入台帳管理システム」に開示されている(従来技術3)。
【0008】
蓄積された会員の支出データを、各会員のWEB上の家計簿サービスとして提供する技術が、特開2002−32563号公報の「購買価格情報を含む電子家計簿システム」に開示されている(従来技術4)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術1は、顧客の収入情報及び支出情報を、システムの具備するコンピュータが抽出して、顧客IDと関連付けて顧客を管理する顧客管理用パーソナルコンピュータに送信しているため、システムの変更を行う必要があった。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、消費者に関する経済情報から管理情報を作成し、該作成した管理情報をホームページ上で閲覧できる管理情報制作システム、管理情報制作方法及び管理情報制作プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有する。
請求項1記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、がネットワークを介して接続された管理情報制作システムであって、情報処理装置は、生成した管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力手段を有し、個人識別情報読込機は、管理情報入力手段により入力された管理情報を保存する管理情報保存手段と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む読込手段と、管理情報保存手段により保存した管理情報と、読込手段により読み込んだ個人識別情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信手段と、を有し、管理情報保存サーバは、情報送信手段により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存手段と、情報保存手段により保存した管理情報と個人識別情報とを通信端末に送信する第2の情報送信手段と、を有し、通信端末は、管理情報保存サーバの情報保存手段に保存されている管理情報と個人識別情報とを取得要求する取得手段と、取得手段により第2の情報送信手段から送信された管理情報と個人識別情報とを表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の管理情報制作システムにおいて、管理情報保存サーバの情報保存手段に保存される管理情報と個人識別情報とをHTML形式に書き換える管理情報編集機を有することを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の管理情報制作システムにおいて、通信端末は、管理情報保存サーバの情報保存手段に保存される管理情報と個人識別情報との編集、登録及び修正を行う編集手段を有することを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の管理情報制作システムにおいて、管理情報編集機は、管理情報保存サーバの情報保存手段に保存される管理情報を分析し、該分析した管理情報に応じたEメールを通信端末に送信するEメール送信手段を有することを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の管理情報制作システムにおいて、通信端末は、管理情報編集機のEメール送信手段により送信するEメールの送信頻度及び内容を設定するEメール設定手段を有することを特徴とする。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の管理情報制作システムにおいて、個人識別情報読込機の情報送信手段は、読込手段に個人識別情報が読み込まれた際に、該個人識別情報と、管理情報保存手段に保存した管理情報と、を管理情報保存サーバに送信することを特徴とする。
【0017】
請求項7記載の発明は、請求項1又は6記載の管理情報制作システムにおいて、個人識別情報読込機の情報送信手段は、管理情報保存サーバに送信する管理情報と個人識別情報とに暗号化を施し送信することを特徴とする。
【0018】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の管理情報制作システムにおいて、管理情報保存サーバは、情報保存手段に保存する管理情報は、個人識別情報ごとに保存することを特徴とする。
【0019】
請求項9記載の発明は、請求項4記載の管理情報制作システムにおいて、管理情報編集機は、管理情報保存サーバの保存手段に保存される管理情報の分析は、管理情報を各分野別、店舗別にリスト化し、利用頻度の高い店舗及び分野を各利用者別にピックアップすることを特徴とする。
【0020】
請求項10記載の発明は、請求項1記載の管理情報制作システムにおいて、通信端末は、取得手段により管理情報と個人識別情報とを管理情報保存サーバから取得する場合に、ログイン時に、ユーザID又はパスワードの少なくとも1つを用いて認証を行うことを特徴とする。
【0021】
請求項11記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作方法であって、情報処理装置において、生成された管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力工程と、個人識別情報読込機において、管理情報入力工程により入力された管理情報を保存する管理情報保存工程と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込工程と、個人識別情報読込工程により読み込まれた個人識別情報と、管理情報保存工程により保存された管理情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信工程と、管理情報保存サーバにおいて、情報送信工程により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存工程と、通信端末において、情報保存工程により保存される管理情報と個人識別情報とを取得する情報取得工程と、情報取得工程により取得された管理情報と個人識別情報とを表示する管理情報表示工程と、を有することを特徴とする。
【0022】
請求項12記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と、管理情報を編集する管理情報編集機とを有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、管理情報編集機と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作方法であって、情報処理装置において、生成された管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力工程と、個人識別情報読込機において、管理情報入力工程により入力された管理情報を保存する管理情報保存工程と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込工程と、個人識別情報読込工程により読み込まれた個人識別情報と、管理情報保存工程により保存された管理情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信工程と、管理情報保存サーバにおいて、情報送信工程により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存工程と、管理情報編集機において、情報保存工程により保存された管理情報と個人識別情報とを各利用者別に編集する情報編集工程と、情報編集工程により編集した管理情報と個人識別情報とをHTML形式に書き換える情報書き換え工程と、通信端末において、情報書き換え工程によりHTML形式に書き換えられた管理情報と個人識別情報とを管理情報保存サーバから取得する情報取得工程と、情報取得工程により取得した管理情報と個人識別情報とを表示する情報表示工程と、を有することを特徴とする。
【0023】
請求項13記載の発明は、請求項11又は12記載の管理情報制作方法において、通信端末において、情報保存工程により保存される管理情報と個人識別情報との編集、登録及び修正を行う第2の情報編集工程を有することを特徴とする。
【0024】
請求項14記載の発明は、請求項12記載の管理情報制作方法において、管理情報編集機において、情報保存工程により保存される管理情報を分析し、該分析した管理情報に応じたEメールを通信端末に送信するEメール送信工程を有することを特徴とする。
【0025】
請求項15記載の発明は、請求項11又は12記載の管理情報制作方法において、個人識別情報読込機において、情報送信工程により送信される管理情報と個人識別情報とに暗号化を施す暗号工程を有することを特徴とする。
【0026】
請求項16記載の発明は、請求項14記載の管理情報制作方法において、管理情報編集機において、Eメール送信工程により送信される管理情報に応じたEメールは、管理情報を各分野別、店舗別にリスト化し、利用頻度の高い店舗及び分野を各利用者別にピックアップすることにより決定されることを特徴とする。
【0027】
請求項17記載の発明は、請求項11又は12記載の管理情報制作方法において、通信端末において、情報取得工程により管理情報と個人識別情報とを取得する際には、ログイン時に、ユーザID又はパスワードの少なくとも1つを用いることにより認証を行うことを特徴とする。
【0028】
請求項18記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作プログラムであって、情報処理装置において、生成された管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力処理を実行し、個人識別情報読込機において、管理情報入力処理により入力された管理情報を保存する管理情報保存処理と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込処理と、個人識別情報読込処理により読み込まれた個人識別情報と、管理情報保存処理により保存された管理情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信処理とを実行し、管理情報保存サーバにおいて、情報送信処理により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存処理を実行し、通信端末において、情報保存処理により保存される管理情報と個人識別情報とを取得する情報取得処理と、情報取得処理により取得された管理情報と個人識別情報とを表示する管理情報表示処理と、を実行することを特徴とする。
【0029】
請求項19記載の発明は、利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、管理情報を保存して各利用者に管理情報を公開する管理情報保存サーバと、管理情報を閲覧する通信端末と、管理情報を編集する管理情報編集機とを有し、情報処理装置と、個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、個人識別情報読込機と、管理情報保存サーバと、通信端末と、管理情報編集機と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作プログラムであって、情報処理装置において、生成された管理情報を個人識別情報読込機に入力する管理情報入力処理を実行し、個人識別情報読込機において、管理情報入力処理により入力された管理情報を保存する管理情報保存処理と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込処理と、個人識別情報読込処理により読み込まれた個人識別情報と、管理情報保存処理により保存された管理情報と、を管理情報保存サーバに送信する情報送信処理と、を実行し、管理情報保存サーバにおいて、情報送信処理により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存処理を実行し、管理情報編集機において、情報保存処理により保存された管理情報と個人識別情報とを各利用者別に編集する情報編集処理と、情報編集処理により編集した管理情報と個人識別情報とをHTML形式に書き換える情報書き換え処理と、を実行し、通信端末において、情報書き換え処理によりHTML形式に書き換えられた管理情報と個人識別情報とを管理情報保存サーバから取得する情報取得処理と、情報取得処理により取得した管理情報と個人識別情報とを表示する情報表示処理と、を実行することを特徴とする。
【0030】
請求項20記載の発明は、請求項18又は19記載の管理情報制作プログラムにおいて、通信端末において、情報保存処理により保存される管理情報と個人識別情報との編集、登録及び修正を行う第2の情報編集処理を実行することを特徴とする。
【0031】
請求項21記載の発明は、請求項19記載の管理情報制作プログラムにおいて、管理情報編集機において、情報保存処理により保存される管理情報を分析し、該分析した管理情報に応じたEメールを通信端末に送信するEメール送信処理を実行することを特徴とする。
【0032】
請求項22記載の発明は、請求項18又は19記載の管理情報制作プログラムにおいて、個人識別情報読込機において、情報送信処理により送信される管理情報と個人識別情報とに暗号化を施す暗号処理を実行することを特徴とする。
【0033】
請求項23記載の発明は、請求項21記載の管理情報制作プログラムにおいて、管理情報編集機において、Eメール送信処理により送信される管理情報に応じたEメールは、管理情報を各分野別、店舗別にリスト化し、利用頻度の高い店舗及び分野を各利用者別にピックアップすることにより決定されることを特徴とする。
【0034】
請求項24記載の発明は、請求項18又は19記載の管理情報制作プログラムにおいて、通信端末において、情報取得処理により管理情報と個人識別情報とを取得する際には、ログイン時に、ユーザID又はパスワードの少なくとも1つを用いて認証を行うことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の管理情報制作システム、管理情報制作方法及び管理情報制作プログラムに係る実施の形態について詳細に説明する。
なお、第1、第2の実施の形態では、管理情報を家計簿データとした場合について説明する。第3の実施の形態では、管理情報をドライブ情報(走行距離、走行時間など)及び燃費データ(給油量など)とした場合について説明する。
【0036】
(第1の実施の形態)
図1に家計簿データ制作システムの構成例を示す。
家計簿データ制作システムは、家計簿データ保存サーバ101と、家計簿データ編集機102と、通信端末103と、複数の個人識別カード読込機107、108と、レジスタ109と、ATM110とを有して構成される。なお、通信端末103には、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話等が用いられる。
【0037】
家計簿データ保存サーバ101は、複数の個人識別カード読込機107、108とネットワーク111、112を介して接続されており、また、家計簿データ編集機102と専用線113を介して接続されている。また、通信端末103は家計簿データ保存サーバ101とネットワーク114を介して接続されている。
【0038】
また、個人識別カード読込機107は、ATM110と専用線115を介して接続されており、個人識別カード読込機108は、レジスタ109と専用線116を介して接続されている。なお、家計簿データ保存サーバ101と家計簿データ編集機102とは、ネットワークを介して接続することも可能である。
【0039】
次に、上記家計簿データ制作システムを形成する各構成部の処理動作について説明する。
個人識別カード読込機107、108は、専用の個人識別カードを用いることで処理が行われる。個人識別カードには、個人を識別するための個人識別番号が登録されており、家計簿データ保存サーバ101に家計簿データを送信する際のIDやパスワードとして用いられる。また、個人識別番号は、家計簿データ保存サーバ101で個人毎に家計簿データを区分けして管理する際に用いられる。
なお、個人識別カード読込機107、108は、以下に示す3つの処理を行う。
第1の処理として、個人識別カードの読み込みを行い、個人識別カードに登録されている個人識別番号を家計簿データ保存サーバ101に送信する。
第2の処理として、レジスタ109又はATM110から送信された家計簿データを個人識別番号と共に家計簿データ保存サーバ101に送信する。
第3の処理として、家計簿データに暗号化処理を施し、家計簿データ保存サーバ101に送信する。
【0040】
レジスタ109は、レジスタ109と連動している個人識別カード読込機108に、以下に示す4つの情報を家計簿データとして送信する。
第1の情報として、消費した時間(年、月、日、時間、分)
第2の情報として、消費した物(商品名)
第3の情報として、消費した場所(店舗の名前など)
第4の情報として、消費金額(円、海外の場合はドルなど)
【0041】
ATM110は、ATM110と連動している個人識別カード読込機107に、以下に示す4つの情報を家計簿データとして送信する。
第1の情報として、預貯金情報
第2の情報として、引き出し情報
第3の情報として、振り込み情報
第4の情報として、銀行口座番号
【0042】
家計簿データ保存サーバ101は、以下に示す5つの処理を行う。
第1の処理として、個人識別カード読込機107、108が、ネットワークを介して送信した家計簿データを一定期間(家計簿データ編集機102が家計簿データをHTML(Hyper Text Mark up Language)形式に書き換えるまでの期間)保存する。
第2の処理として、家計簿データ編集機102によりHTML形式に書き換えられた家計簿データを保存する。
第3の処理として、家計簿データ編集機102で登録された利用者の個人情報(利用者名等の個人に関する情報)を保存する。
第4の処理として、利用者が通信端末103を用いて、ホームページ上で変更した利用者の個人情報を保存する。
なお、ホームページは家計簿データ保存サーバ101に開設されており、利用者毎に個人のホームページが設けられている。このホームページは通信端末103の具備する表示部(図示しない)に表示することで閲覧できる。また、ホームページの設定又は変更は、通信端末103の具備する入力部(図示しない)により行う。
第5の処理として、利用者が通信端末103を用いて、ホームページで設定又は変更した個人設定情報を保存する。
【0043】
なお、個人設定情報とは、家計簿データを各利用者に応じた環境に設定する情報及び家計簿データを基に様々な処理を行う機能に設定する情報であり、例えば、Eメール機能が挙げられる。Eメール機能は、家計簿データ編集機102又は通信端末103により設定される。このEメールは、家計簿データ編集機102により各通信端末103に送信される。以下に各種のEメール機能を示す。但し、Eメールの機能は一例であって、これに限定する物ではない。
【0044】
定期Eメール機能
利用者が設定した周期で、定期的に家計簿データ(収入・支出・残金データなどの基本的なデータ)がEメールで送信される機能。この機能により、定期的にEメールが送信されることで、各利用者がわざわざホームページを閲覧しなくても現在の使用状況などを把握することができる。
【0045】
お買い物広告Eメール機能
個人識別カードを用いて家計簿データ保存サーバ101に家計簿データの登録が行われた場合に、関連商品や関連ショップなどの情報である“お買い物広告Eメール”が送信される機能。なお、Eメールの送信頻度は利用者が通信端末103を用いてホームページで設定することができる。
【0046】
アドバイスEメール機能
家計簿データの各項目に対して設定した使用金額に応じて“使いすぎEメール”や“飲み過ぎEメール”などの注意又はアドバイスEメールを送信する機能。なお、アドバイスEメールの頻度設定、注意Eメールの分類などは、利用者が通信端末103を用いてホームページで設定することができる。
【0047】
お買い物情報Eメール機能
各利用者の過去の買い物履歴から利用頻度の高いショップ情報や買い物量の多い種類のお買い得情報などのEメールが定期的に送信される機能。
【0048】
家計簿データ編集機102は、以下に示す8つの処理を行う。
第1の処理として、個人識別カード読込機107、108から家計簿データ保存サーバ101に送られた家計簿データをHTML(Hyper Text Mark up Language)形式に書き換える。
第2の処理として、HTML形式に書き換えた家計簿データをインターネット上の家計簿データ専用のホームページにアップデートし、リアルタイムに利用者のホームページを更新する。
第3の処理として、通信端末103を用いてホームページ上で各利用者が設定した個人設定を有効に機能させる。
第4の処理として、家計簿データ保存サーバ101に保存する家計簿データを分析して各利用者にEメールを送信する。
第5の処理として、各利用者(通信端末103)に送信するEメールの内容を編集する。
第6の処理として、各利用者(通信端末103)に送信するEメールの広告主を登録する。
第7の処理として、各利用者(通信端末103)に送信するEメールの設定を行う。
第8の処理として、個人に関する情報(個人情報)を入力して、家計簿データ保存サーバ101に保存する。
【0049】
通信端末103は、入力部と、CPUと、ROMと、RAMと、表示部と、通信部と、を有して構成される(図示しない)。
入力部は、各種情報を設定する。表示部は、各種情報を表示する。通信部は各種情報を通信する。CPUは、入力部を用いて設定した各種設定情報に対応する信号や、他の通信端末から受信した信号に基づいて各処理を実行する。ROM(Read Only Memory)は、CPUが使用するプログラムや演算用のパラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)は、CPUの実行において使用するプログラム及びパラメータを格納する。なお、プログラムは、例えば、家計簿データの作成処理、家計簿データの分析処理、家計簿データ保存サーバ101に格納されている家計簿データの読み出し処理、書き込み処理、更新処理、が挙げられる。なお、通信端末103として用いられるものとして、PC、携帯電話等が挙げられるが、インターネットに接続できる端末であれば特に限定しない。好ましくは、外出中でも家計簿データを閲覧できる移動体通信端末がよい。
【0050】
通信端末103は、以下に示す7つの処理を行う。
第1の処理として、家計簿データを表示する(表示部)。
第2の処理として、ホームページにログイン時のユーザID、パスワード認証の設定を行う(入力部)。
第3の処理として、銀行口座対応表の設定(入力部)または閲覧(表示部)を行う。なお、銀行口座対応表とは、各個人が所有する銀行口座番号毎に家計簿データを管理するための表である。
第4の処理として、クレジットカード対応表の設定(入力部)又は閲覧(表示部)を行う。なお、クレジットカード対応表とは、各個人が所有するクレジットカード毎に家計簿データを管理するための表である。
第5の処理として、送信Eメールの送信間隔または送信されるEメールの内容などの設定又は変更を行う(入力部)。
第6の処理として、家計簿データをダウンロードする(入力部)。
第7の処理として、家計簿データの編集、登録又は修正を行うことができる。
【0051】
上記構成からなる家計簿制作システムは、個人識別カード読込機107、108により、正確且つ自動的に家計簿データを作成し、該作成した家計簿データを基に家計簿データ専用のホームページを作成することで、家計簿データを閲覧できるシステムである。
【0052】
まず、家計簿制作システムによる家計簿データの自動読み込み処理について説明する。なお、家計簿データの自動読み込み処理は、それぞれの収入及び支出に関する情報に区別して説明する。
【0053】
<収入>銀行口座に収入が振り込まれる場合
利用者がATM(Automated Teller Machine)110を利用した際に、家計簿データとなる情報が生成される。該生成された家計簿データとなる情報は、ATM110と連動している個人識別カード読込機107に送信される。次に、利用者は個人識別カードを用いて、個人識別カード読込機107に個人識別番号の読み込みを行う。個人識別番号の読み込みが終了した時点で、個人識別カード読込機107は、ネットワーク111を介して家計簿データ保存サーバ101に家計簿データ(預貯金情報、引き出し情報、振り込み情報、銀行口座などの情報)と個人識別番号とを送信する。家計簿データ保存サーバ101は、送信された家計簿データを、個人識別番号ごとに区分けして格納する。なお、家計簿データの送信時に使用した銀行口座番号のすべてが家計簿データ保存サーバ101に送信されるわけではなく、例えば、利用者が他に所有する銀行口座などと区別できる範囲の口座番号が家計簿データ保存サーバ101に送信されることが好ましい。
【0054】
このように、振り込み時に、ATM110がリアルタイムで家計簿データ保存サーバ101に家計簿データを送信するのではなく、ATM110に連動している個人識別カード読込機107が、個人識別番号と共に家計簿データを家計簿データ保存サーバ101に送信することで、ATM110のシステムを変更することなく家計簿データを送信することができる。
【0055】
<支出>現金で消費する場合
レジスタ109で精算した際に、家計簿データとなる情報が生成され、該生成された家計簿データとなる情報が、レジスタ109と連動している個人識別カード読込機108に送信される。利用者は、個人識別カードを用いて、個人識別カード読込機108に、個人識別番号の読み込みを行う。個人識別番号の読み込みが終了した時点で、個人識別カード読込機108は、家計簿データ保存サーバ101に、ネットワーク112を介して家計簿データ(消費した時間、消費した物、消費した場所、消費金額)と個人識別番号とを送信する。家計簿データ保存サーバ101は、送信された家計簿データを、個人識別番号ごとに区分けして格納する。
【0056】
このように、個人識別カードを使用して、個人識別カード読込機108が個人識別番号の読み込みを完了した時点で、個人識別番号と共に家計簿データを家計簿データ保存サーバ101に送信し、該送信された家計簿データを個人識別番号ごとに家計簿データ保存サーバ101に区分けして格納する。
【0057】
なお、上記において、個人識別カードを使用して、個人識別カード読込機107、108から、自動で家計簿データ保存サーバに家計簿データの登録ができない場合は、通信端末103から家計簿データのホームページ上にアクセスして、家計簿データの登録を行うことができる。ホームページ上の家計簿データへの登録は、一般的な家計簿ソフトと同様に手動で入力することができる。なお、ホームページ上で登録した全ての内容は、家計簿データ編集機102が家計簿データ保存サーバ101に保存する。
【0058】
次に、家計簿データ保存サーバ101に格納された家計簿データを閲覧するための処理動作について説明する。
家計簿データ編集機102は、家計簿データ保存サーバ101に保存されている利用者の家計簿データを、HTML(Hyper Text Mark upLanguage)形式に書き換え、インターネット上に設けられたホームページ上に各利用者の家計簿閲覧ページを作成する。以上の処理によりHTML形式に書き換えられた家計簿閲覧ページは、PCのみならず携帯電話機などのホームページを閲覧可能な全ての通信端末103から閲覧することができる。なお、利用者の家計簿閲覧ページを閲覧するには、利用者のID又はパスワードの少なくとも1つが必要である。
【0059】
次に、家計簿データ保存サーバ101に格納された家計簿データの更新処理について説明する。
家計簿データ保存サーバ101が、個人識別カード読込機107、108から家計簿データを受信した後に、家計簿データ編集機102は、該受信した家計簿データをHTML形式に書き換え、各利用者の家計簿データのホームページを更新させる。この更新処理により、家計簿データがリアルタイムに利用者専用の家計簿データホームページに反映させる。
【0060】
次に、通信端末103にEメールが送信される処理動作について説明する。
家計簿データ保存サーバ101には、消費者の家計簿データが日々送信される。家計簿データ編集機102は、家計簿データ保存サーバ101に保存される家計簿データを分析し、該分析した結果を基に家計簿データ編集機102が通信端末103に必要な情報をEメールで一方的に送信する。このEメール送信により、利用者は家計簿データを自動的に取得することができる。なお、家計簿データ編集機102が利用者に送信するEメールの頻度及びパターンは、通信端末103によりホームページ上で設定することが可能である。ホームページで変更した全ての内容は、家計簿データ編集機102が家計簿データ保存サーバ101に保存する。例えば、利用者が消費する限度額を家計簿データに予め設定しておき、該設定した限度額を超えた段階で、利用者に限度額を超えたことを知らせる。
【0061】
以上の説明より明らかなように本実施形態によれば以下の効果を奏することができる。
第1の効果としては、個人識別カード読込機を用いることで自動的に家計簿データを家計簿データ保存サーバに送信することができることである。このため、従来手動で行っていた時と比べて記入漏れや記入ミスなどを解消し、正確に家計簿データを作成することができる。
【0062】
第2の効果としては、家計簿データ保存サーバに家計簿データを保存しておくことで、利用者が所有する通信端末(PC)に家計簿データを保存した場合と比べて、通信端末(PC)のハングアップによるデータの消滅を避けることができる。
【0063】
第3の効果としては、家計簿データ保存サーバに格納した家計簿データをHTML形式に書き換えることで、ホームページを閲覧できる環境があれば通信端末を用いることで家計簿データを閲覧できる。
【0064】
第4の効果としては、個人識別カード読込機と個人識別カードとを使用することで、ATMネットワーク網などのシステムを変更することなく家計簿データを作成し、閲覧することができる。また、個人識別カード読込機をレジスタやATMに接続することで容易に家計簿制作システムの構築ができる。
【0065】
第5の効果としては、個人識別カードを使用することで、個人識別番号と家計簿データとの2つの情報で家計簿データを家計簿データ保存サーバに保存し、個人情報の漏れを削減できる。
【0066】
第6の効果としては、個人識別カードを使用することで、買い物時の家計簿データを自動的に家計簿データ保存サーバに送信することができる。
【0067】
第7の効果としては、Eメール送信機能があることで、忘れがちな定期的な家計簿データのチェックをメールで行うことができる。また、アドバイスメールなどがあることで家計簿データをリアルタイムで買い物時に利用することができる。
【0068】
第8の効果としては、通信端末を利用してホームページで家計簿データの修正ができることで、個人識別カードを使わない場合も手動入力で家計簿データの修正又は追加ができる。
【0069】
第9の効果としては、通信端末を利用してホームページでEメール機能の設定又は変更ができることで、各利用者の用途に合わせたEメールを送信することができる。
【0070】
(第2の実施の形態)
次に、本発明にかかる第2の実施の形態について説明する。
本第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対し、家計簿データとなる情報を生成するクレジットカード読取機を有する点で異なる。これ以外の構成については、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0071】
図2に第2の実施の形態における家計簿制作システムの構成を示す。
家計簿制作システムは、家計簿データ保存サーバ201と、家計簿データ編集機202と、通信端末203と、複数の個人識別カード読込機207、208、213と、レジスタ209と、ATM210と、クレジットカード読取機215とを有して構成される。
【0072】
家計簿データ保存サーバ201は、ネットワーク211、212、214を介して複数の専用の個人識別カード読込機207、208、213と接続し、家計簿データ編集機202と専用線219を介して接続されている。また、家計簿データ保存サーバ201は、通信端末203とネットワーク218を介して接続されている。個人識別カード読込機207は、ATM210と専用線221を介して接続されている。個人期別カード読込機208は、レジスタ209と専用線222を介して接続されている。個人識別カード読込機213は、クレジットカード読取機215と専用線224を介して接続されている。なお、家計簿データ保存サーバ201と家計簿データ編集機202とは、ネットワークを介して接続することも可能である。
【0073】
まず、クレジットカード又はデビットカードを使用する場合について説明する。
利用者が買い物の精算時に、クレジットカード又はデビットカードを使用する場合、クレジットカード読取機215において、クレジットカード又はデビットカードの読み取りを行う。読み取りが完了すると、家計簿データとなる情報が、クレジットカード読取機215と連動している個人識別カード読込機213に送信される。次に利用者は、個人識別カードを用いて、個人識別カード読込機213に個人識別番号の読み込みを行う。個人識別番号の読み込みが完了した時点で、ネットワーク112を介して家計簿データと個人識別番号とが家計簿保存サーバ201に送信される。この時、送信される家計簿データには、消費した時間、消費した物、消費した場所、消費金額、使用したクレジットカード又はデビットカードのカード名、クレジットカード又はデビットカードのカード番号が含まれる。家計簿データ保存サーバ101は、送信された家計簿データを、個人識別番号ごとに区分けして格納する。
【0074】
次に、図3を参照しながら家計簿データを保存する処理動作について詳細に説明する。
【0075】
利用者が、レジスタ209で精算をした場合、ATM210を使用した場合、クレジットカード読取機215を使用した場合に、家計簿データとなる情報が生成される(ステップS1)。該生成された家計簿データとなる情報は、レジスタ209、ATM210、クレジットカード読取機215と連動する個人識別カード読込機207、208、213に送信される(ステップS2)。
【0076】
このように、消費者の収支に関する情報を生成する機器(ATM210、レジスタ209、クレジットカード読取機215等)に対して個人識別カード読込機207、208、213を接続することで、ATM210、レジスタ209、クレジットカード読取機215等で生成した収支に関する情報を個人識別カード読込機207、208、213に送信することができる。
【0077】
なお、レジスタ209が、個人識別カード読込機208に送信する家計簿データとしては、消費した時間(年、月、日、時間、分)、消費した物(商品名)、消費した場所(店舗の名前など)、消費金額(円、海外の場合はドルなど)が挙げられる。
【0078】
ATM210が、個人識別カード読込機207に送信する家計簿データとしては、過去二ヶ月分の預貯金情報、過去二ヶ月分の引き出し情報、過去二ヶ月分の振り込み情報、銀行口座番号が挙げられる。好ましくは、銀行口座番号は、セキュリティ確保のために番号のすべてを送信せず、例えば任意2桁の銀行口座番号を送信するとよい。また、複数の銀行口座を保有している場合に、家計簿データ保存サーバ201で口座番号を区別できる範囲で、口座番号を送信するとよい。なお、利用者はホームページ上で、家計簿データが銀行口座番号、銀行名、支店名などに対応する表の設定又は変更を行うことができる。
【0079】
クレジットカード読取機215が、個人識別カード読込機213に送信する家計簿データとしては、消費した時間(年、月、日、時間、分)、消費した物(商品名)、消費した場所(店舗の名前など)、消費金額(円、海外の場合はドルなど)、クレジットカード番号などが挙げられる。好ましくは、クレジットカード番号は、セキュリティ確保のために番号のすべてを送信せず、例えば任意2桁のクレジットカード番号を送信するとよい。また、複数のクレジットカードを保有している場合に、家計簿データ保存サーバ201で、クレジットカードを区別できる範囲で、クレジット名又はクレジットカード番号を送信するとよい。なお、利用者は、ホームページ上で家計簿データがクレジットカード番号とクレジットカードの種類に対応するための表の設定又は変更を行うことができる。
【0080】
次に、利用者は、個人識別カード読込機207、208、213に、個人識別カードを使用して、個人識別番号の読み込みを行う(ステップS3)。個人識別番号の読み込みが完了した時点で、個人識別カード読込機207、208、213は、送信された家計簿データと読み込んだ個人識別番号との暗号化を行う(ステップS4)。次に、個人識別カード読込機207、208、213は、暗号化した家計簿データと個人識別番号とを家計簿データ保存サーバ201にネットワーク211、212、214を介して送信する(ステップS5)。家計簿データ保存サーバ201は、送信された家計簿データを、個人識別番号ごとに区分けして保存する(ステップS6)。
【0081】
次に、家計簿データ編集機202は、家計簿データ保存サーバ201に保存された家計簿データを、各利用者別に編集する(ステップS7)。この編集された家計簿データは、HTML形式に書き換えられる(ステップS8)。家計簿データ編集機202は、HTML形式に書き換えられた家計簿データを、インターネット上の各利用者専用のホームページにアップデートする(ステップS9)。これにより各利用者は、通信端末203から家計簿データをリアルタイムで参照することができる。
【0082】
次に、図4を参照しながら利用者が通信端末203を利用して家計簿データを参照する動作処理について説明する。
【0083】
まず利用者は、PC、携帯電話等の通信端末203から家計簿データ保存サーバ201上に開設した専用の家計簿データのホームページにアクセスする(ステップS10)。利用者は、ユーザIDまたはパスワードの少なくとも1つを通信端末203から入力して個人専用の家計簿データホームページにログインし(ステップS11)、ホームページに表示された家計簿データを閲覧することができる(ステップS12)。
【0084】
このように、個人識別カードを使用することで、各機器209、210、215で生成した家計簿データを個人識別番号と共に、家計簿データ保存サーバ201に自動的に保存する。次に、保存した家計簿データを基に、家計簿データ編集機202により、家計簿ホームページを開設する。これにより、各利用者が通信端末203を利用して自由に家計簿データを閲覧することができる。
【0085】
次に、図5を参照しながら、各利用者にEメールが送信される動作を説明する。
【0086】
まず、家計簿データ編集機202は、家計簿データ保存サーバ201に保存された家計簿データを、各個人別に分析し、家計簿データを分野別、店舗別にリスト化する(ステップS20)。次に、リスト化した利用頻度の高い店舗、分野別の家計簿データを各利用者別にピックアップする(ステップS21)。家計簿データ編集機202は、ピックアップしたデータを用いて、利用者が設定した送信条件に適合しているEメール機能を随時、利用者に送信する(ステップS22)。
【0087】
このように、各利用者別にピックアップした家計簿データを基に、利用者にEメールを送信することで、利用者はホームページを定期的に見ない場合でも、自分の家計簿データを把握することができる。
【0088】
(第3の実施の形態)
次に、本発明にかかる第3の実施の形態について説明する。
なお、第3の実施の形態は、上述した第1、第2の実施の形態で使用した個人識別カード読込機を用いた自動車自動燃費測定システムである。
【0089】
図6に自動車自動燃費測定システムの構成を示す。
自動車自動燃費測定システムは、燃費データ保存サーバ501と、燃費データ編集機502と、通信端末503と、複数の個人識別カード読込機507、508と、ガソリンスタンド509と、自動車510と、携帯電話525と、を有し構成される。
【0090】
燃費データ保存サーバ501は、携帯電話525と、個人識別カード読込機508と、通信端末503とネットワーク511、512、519を介して接続されており、燃費データ編集機502と専用線518を介して接続されている。また、個人識別カード読込機508は、専用線522を介してガソリンスタンド509と接続されている。また、個人識別カード読込機507は、専用線520、521を介して携帯電話525と自動車510と接続されている。
以下、各機能について詳細に説明する。
【0091】
燃費データ保存サーバ501は、個人識別カード読込機507、508から送信された燃費データを保存する。燃費データ編集機502は、燃費データ保存サーバ501に保存される燃費データを編集し、ホームページにアップデートする。通信端末503は、燃費データ保存サーバ501にアクセスすることでホームページ上で燃費データの閲覧又は設定を行う。
【0092】
個人識別カード読込機508は、ガソリンスタンド509での精算後に、個人識別カードを読み込むことで、個人識別番号と共に燃費データ(給油量、給油した種類、支払金額、ガソリンスタンドの場所及び名前)を、燃費データ保存サーバ501に送信する。
【0093】
個人識別カード読込機507は、自動車510でのドライブ情報(分単位に集計された走行距離、走行時間)を個人識別カード読込機507自身に専用線521を介して送信させる。そして、個人識別カードを読み込むことで、個人識別番号とドライブ情報とを燃費データ保存サーバ501に送信する。なお、個人識別カード読込機507は、携帯電話525と専用線520を介して接続され、該携帯電話525によりインターネット回線経由で燃費データ保存サーバ501に燃費データを送信する。また、利用者は通信端末503(PC、携帯電話など)からホームページを閲覧することで、ドライブ情報、燃費データを把握することができる。
【0094】
次に、図7を参照しながら自動者自動燃費測定システムの処理動作について詳細に説明する。
【0095】
まず、ガソリンスタンド509において精算した際の燃費データ(給油量、給油した種類、支払金額、ガソリンスタンドの場所及び名前)が個人識別カード読込機508に送信される(ステップS30)。利用者は、個人識別カードを使用して、個人識別カード読込機508に個人識別番号を読み込ませ(ステップS31)、ネットワーク512を介して燃費データ保存サーバ501に個人識別番号と燃費データとを送信する(ステップS32)。燃費データ保存サーバ501は、送信された燃費データを個人識別番号ごとに区分けし格納する(ステップS36)。
【0096】
また、自動車510において生成されたドライブ情報(分単位に集計された走行距離、走行時間)を、自動車510と連動する個人識別カード読込機507に送信する(ステップS33)。利用者は個人識別カードを用いて個人識別カード読込機507に、個人識別番号を読み込ませ(ステップS34)、個人識別番号と共に自動車510でのドライブ情報(分単位に集計された走行距離、走行時間)を燃費データ保存サーバ501に携帯電話525を用いて送信する(ステップS35)。燃費データ保存サーバ501は、送信されたドライブ情報を個人識別番号ごとに区分けし格納する(ステップS36)。
【0097】
次に、燃費データ編集機502は、燃費データ保存サーバ501に保存されている燃費データ及びドライブ情報を、各利用者別に編集する(ステップS37)。編集された燃費データ及びドライブ情報は、燃費データ編集機502によりHTML形式に書き換えられる(ステップS38)。次に、燃費データ編集機502は、HTML形式に書き換えられた燃費データ及びドライブ情報を、インターネット上の各利用者専用のホームページにアップデートする(ステップS39)。この処理により利用者は、通信端末503から燃費データ及びドライブ情報を参照することができる。参照方法については第1または第2の実施の形態と同様に通信端末503を用いて閲覧する。
【0098】
このように、利用者の燃費データ及びドライブ情報を、個人識別カード読込機と個人識別カードとを用いて、燃費データ及びドライブ情報を自動的に収集し、該収集した燃費データ及びドライブ情報を基にホームページを開設することで、利用者が自由に燃費データ及びドライブ情報を閲覧することができる。なお、この第3の実施の形態も第1又は第2の実施の形態と同様にEメール機能を具備することができる。
【0099】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
【0100】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明によれば、個人識別情報読込機に個人識別情報を読み込ませ、利用者が管理する管理情報を管理情報保存サーバに送信する。そして、管理情報編集機を用いて管理情報をHTML形式に書き換えネットワークで閲覧できるホームページを開設することで、利用者は自由に管理情報を閲覧することができる。
【0101】
また、個人識別情報読込機を用いることで、従来のシステムを変更することなく、管理情報を制作するシステムを導入することができる。
【0102】
また、Eメールの送信ができることで、利用者が忘れがちな定期的な管理情報のチェックをEメールで行うことができる。また、様々なEメール機能があることで管理情報をリアルタイムで利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の家計簿データ制作システムの構成を示すブロック図である。
【図2】第2の家計簿データ制作システムの構成を示すブロック図である。
【図3】家計簿データを保存する処理動作を示すフローチャートである。
【図4】家計簿データを参照する処理動作を示すフローチャートである。
【図5】利用者にEメールが送信される処理動作を示すフローチャートである。
【図6】自動車自動燃費測定システムの構成を示すブロック図である。
【図7】自動車自動燃費測定システムの処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101、201 家計簿データ保存サーバ
102、202 家計簿データ編集機
103、203、503 通信端末
107、108、207、208、213、507、508 カード読込機
109、209 レジスタ
110、210 ATM
111、112、114、211、212、214、218 ネットワーク
113、115、116、219、221、222、224 専用線
215 クレジットカード読取機
501 燃費データ保存サーバ
502 燃費データ編集機
509 ガソリンスタンド
510 自動車
525 携帯電話
Claims (24)
- 利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、前記管理情報を保存して各利用者に前記管理情報を公開する管理情報保存サーバと、前記管理情報を閲覧する通信端末と有し、前記情報処理装置と、前記個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、前記個人識別情報読込機と、前記管理情報保存サーバと、前記通信端末と、がネットワークを介して接続された管理情報制作システムであって、
前記情報処理装置は、
前記生成した管理情報を前記個人識別情報読込機に入力する管理情報入力手段を有し、
前記個人識別情報読込機は、
前記管理情報入力手段により入力された管理情報を保存する管理情報保存手段と、
個人を識別するための個人識別情報を読み込む読込手段と、
前記管理情報保存手段により保存した管理情報と、前記読込手段により読み込んだ個人識別情報と、を前記管理情報保存サーバに送信する情報送信手段と、
を有し、
前記管理情報保存サーバは、
前記情報送信手段により送信された前記管理情報と前記個人識別情報とを保存する情報保存手段と、
前記情報保存手段により保存した管理情報と個人識別情報とを前記通信端末に送信する第2の情報送信手段と、
を有し、
前記通信端末は、
前記管理情報保存サーバの前記情報保存手段に保存されている管理情報と個人識別情報とを取得要求する取得手段と、
前記取得手段により前記第2の情報送信手段から送信された管理情報と個人識別情報とを表示する表示手段と、
を有することを特徴とする管理情報制作システム。 - 前記管理情報保存サーバの情報保存手段に保存される管理情報と個人識別情報とをHTML形式に書き換える管理情報編集機を有することを特徴とする請求項1記載の管理情報制作システム。
- 前記通信端末は、
前記管理情報保存サーバの情報保存手段に保存される管理情報と個人識別情報との編集、登録及び修正を行う編集手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の管理情報制作システム。 - 前記管理情報編集機は、
前記管理情報保存サーバの情報保存手段に保存される管理情報を分析し、該分析した管理情報に応じたEメールを前記通信端末に送信するEメール送信手段を有することを特徴とする請求項2記載の管理情報制作システム。 - 前記通信端末は、
前記管理情報編集機のEメール送信手段により送信するEメールの送信頻度及び内容を設定するEメール設定手段を有することを特徴とする請求項4記載の管理情報制作システム。 - 前記個人識別情報読込機の情報送信手段は、
前記読込手段に前記個人識別情報が読み込まれた際に、該個人識別情報と、前記管理情報保存手段に保存した管理情報と、を前記管理情報保存サーバに送信することを特徴とする請求項1記載の管理情報制作システム。 - 前記個人識別情報読込機の情報送信手段は、
前記管理情報保存サーバに送信する管理情報と個人識別情報とに暗号化を施し送信することを特徴とする請求項1又は6記載の管理情報制作システム。 - 前記管理情報保存サーバは、
前記情報保存手段に保存する管理情報は、前記個人識別情報ごとに保存することを特徴とする請求項1記載の管理情報制作システム。 - 前記管理情報編集機は、
前記管理情報保存サーバの保存手段に保存される管理情報の分析は、前記管理情報を各分野別、店舗別にリスト化し、利用頻度の高い店舗及び分野を各利用者別にピックアップすることを特徴とする請求項4記載の管理情報制作システム。 - 前記通信端末は、
前記取得手段により前記管理情報と前記個人識別情報とを前記管理情報保存サーバから取得する場合に、ログイン時に、ユーザID又はパスワードの少なくとも1つを用いて認証を行うことを特徴とする請求項1記載の管理情報制作システム。 - 利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、前記管理情報を保存して各利用者に前記管理情報を公開する管理情報保存サーバと、前記管理情報を閲覧する通信端末と有し、前記情報処理装置と、前記個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、前記個人識別情報読込機と、前記管理情報保存サーバと、前記通信端末と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作方法であって、
前記情報処理装置において、
前記生成された管理情報を前記個人識別情報読込機に入力する管理情報入力工程と、
前記個人識別情報読込機において、
前記管理情報入力工程により入力された管理情報を保存する管理情報保存工程と、
個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込工程と、
前記個人識別情報読込工程により読み込まれた個人識別情報と、前記管理情報保存工程により保存された管理情報と、を前記管理情報保存サーバに送信する情報送信工程と、
前記管理情報保存サーバにおいて、
前記情報送信工程により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存工程と、
前記通信端末において、
前記情報保存工程により保存される管理情報と個人識別情報とを取得する情報取得工程と、
前記情報取得工程により取得された管理情報と個人識別情報とを表示する管理情報表示工程と、
を有することを特徴とする管理情報制作方法。 - 利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、前記管理情報を保存して各利用者に前記管理情報を公開する管理情報保存サーバと、前記管理情報を閲覧する通信端末と、管理情報を編集する管理情報編集機とを有し、前記情報処理装置と、前記個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、前記個人識別情報読込機と、前記管理情報保存サーバと、前記通信端末と、前記管理情報編集機と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作方法であって、
前記情報処理装置において、
前記生成された管理情報を前記個人識別情報読込機に入力する管理情報入力工程と、
前記個人識別情報読込機において、
前記管理情報入力工程により入力された管理情報を保存する管理情報保存工程と、
個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込工程と、
前記個人識別情報読込工程により読み込まれた個人識別情報と、前記管理情報保存工程により保存された管理情報と、を前記管理情報保存サーバに送信する情報送信工程と、
前記管理情報保存サーバにおいて、
前記情報送信工程により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存工程と、
前記管理情報編集機において、
前記情報保存工程により保存された管理情報と個人識別情報とを各利用者別に編集する情報編集工程と、
前記情報編集工程により編集した管理情報と個人識別情報とをHTML形式に書き換える情報書き換え工程と、
前記通信端末において、
前記情報書き換え工程によりHTML形式に書き換えられた管理情報と個人識別情報とを前記管理情報保存サーバから取得する情報取得工程と、
前記情報取得工程により取得した管理情報と個人識別情報とを表示する情報表示工程と、
を有することを特徴とする管理情報制作方法。 - 前記通信端末において、
前記情報保存工程により保存される管理情報と個人識別情報との編集、登録及び修正を行う第2の情報編集工程を有することを特徴とする請求項11又は12記載の管理情報制作方法。 - 前記管理情報編集機において、
前記情報保存工程により保存される管理情報を分析し、該分析した管理情報に応じたEメールを前記通信端末に送信するEメール送信工程を有することを特徴とする請求項12記載の管理情報制作方法。 - 前記個人識別情報読込機において、
前記情報送信工程により送信される管理情報と個人識別情報とに暗号化を施す暗号工程を有することを特徴とする請求項11又は12記載の管理情報制作方法。 - 前記管理情報編集機において、
前記Eメール送信工程により送信される管理情報に応じたEメールは、前記管理情報を各分野別、店舗別にリスト化し、利用頻度の高い店舗及び分野を各利用者別にピックアップすることにより決定されることを特徴とする請求項14記載の管理情報制作方法。 - 前記通信端末において、
前記情報取得工程により前記管理情報と前記個人識別情報とを取得する際には、ログイン時に、ユーザID又はパスワードの少なくとも1つを用いることにより認証を行うことを特徴とする請求項11又は12記載の管理情報制作方法。 - 利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、前記管理情報を保存して各利用者に前記管理情報を公開する管理情報保存サーバと、前記管理情報を閲覧する通信端末と有し、前記情報処理装置と、前記個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、前記個人識別情報読込機と、前記管理情報保存サーバと、前記通信端末と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作プログラムであって、
前記情報処理装置において、
前記生成された管理情報を前記個人識別情報読込機に入力する管理情報入力処理を実行し、
前記個人識別情報読込機において、
前記管理情報入力処理により入力された管理情報を保存する管理情報保存処理と、
個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込処理と、
前記個人識別情報読込処理により読み込まれた個人識別情報と、前記管理情報保存処理により保存された管理情報と、を前記管理情報保存サーバに送信する情報送信処理とを実行し、
前記管理情報保存サーバにおいて、
前記情報送信処理により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存処理を実行し、
前記通信端末において、
前記情報保存処理により保存される管理情報と個人識別情報とを取得する情報取得処理と、
前記情報取得処理により取得された管理情報と個人識別情報とを表示する管理情報表示処理と、
を実行することを特徴とする管理情報制作プログラム。 - 利用者が管理する管理情報を生成する情報処理装置と、個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込機と、前記管理情報を保存して各利用者に前記管理情報を公開する管理情報保存サーバと、前記管理情報を閲覧する通信端末と、管理情報を編集する管理情報編集機とを有し、前記情報処理装置と、前記個人識別情報読込機と、が専用線を介して接続され、前記個人識別情報読込機と、前記管理情報保存サーバと、前記通信端末と、前記管理情報編集機と、がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、管理情報を制作する管理情報制作プログラムであって、
前記情報処理装置において、
前記生成された管理情報を前記個人識別情報読込機に入力する管理情報入力処理を実行し、
前記個人識別情報読込機において、
前記管理情報入力処理により入力された管理情報を保存する管理情報保存処理と、
個人を識別するための個人識別情報を読み込む個人識別情報読込処理と、
前記個人識別情報読込処理により読み込まれた個人識別情報と、前記管理情報保存処理により保存された管理情報と、を前記管理情報保存サーバに送信する情報送信処理と、を実行し、
前記管理情報保存サーバにおいて、
前記情報送信処理により送信された管理情報と個人識別情報とを保存する情報保存処理を実行し、
前記管理情報編集機において、
前記情報保存処理により保存された管理情報と個人識別情報とを各利用者別に編集する情報編集処理と、
前記情報編集処理により編集した管理情報と個人識別情報とをHTML形式に書き換える情報書き換え処理と、を実行し、
前記通信端末において、
前記情報書き換え処理によりHTML形式に書き換えられた管理情報と個人識別情報とを前記管理情報保存サーバから取得する情報取得処理と、
前記情報取得処理により取得した管理情報と個人識別情報とを表示する情報表示処理と、
を実行することを特徴とする管理情報制作プログラム。 - 前記通信端末において、
前記情報保存処理により保存される管理情報と前記個人識別情報との編集、登録及び修正を行う第2の情報編集処理を実行することを特徴とする請求項18又は19記載の管理情報制作プログラム。 - 前記管理情報編集機において、
前記情報保存処理により保存される管理情報を分析し、該分析した管理情報に応じたEメールを前記通信端末に送信するEメール送信処理を実行することを特徴とする請求項19記載の管理情報制作プログラム。 - 前記個人識別情報読込機において、
前記情報送信処理により送信される管理情報と個人識別情報とに暗号化を施す暗号処理を実行することを特徴とする請求項18又は19記載の管理情報制作プログラム。 - 前記管理情報編集機において、
前記Eメール送信処理により送信される前記管理情報に応じたEメールは、前記管理情報を各分野別、店舗別にリスト化し、利用頻度の高い店舗及び分野を各利用者別にピックアップすることにより決定されることを特徴とする請求項21記載の管理情報制作プログラム。 - 前記通信端末において、
前記情報取得処理により前記管理情報と前記個人識別情報とを取得する際には、ログイン時に、ユーザID又はパスワードの少なくとも1つを用いて認証を行うことを特徴とする請求項18又は19記載の管理情報制作プログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050615 |
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