JP2004227065A - 経済活動管理方法及びそのシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ＩＣカードを使用しての金融機関口座における個人の出入金や店頭・サービス窓口等での購入商品の名前、価格、購入店名、場所、日時等の情報を経済活動履歴情報として厳密に管理し、その履歴を有効に利用できる経済活動管理方法及びそのシステムを提供する。
【解決手段】決済処理装置２０が決済を実施し個人の経済的な支出等の経済活動履歴を生成し、経済活動管理サーバ３０がこの履歴を個人毎に管理した経済活動履歴として保持し、ＩＣカード１０からユーザ情報を読み出してユーザを認証し、経済活動履歴をユーザの要求に応じたリコメンデーション情報に分析して加工し、これらの情報をユーザに提供するようにした。
【選択図】 図１
【解決手段】決済処理装置２０が決済を実施し個人の経済的な支出等の経済活動履歴を生成し、経済活動管理サーバ３０がこの履歴を個人毎に管理した経済活動履歴として保持し、ＩＣカード１０からユーザ情報を読み出してユーザを認証し、経済活動履歴をユーザの要求に応じたリコメンデーション情報に分析して加工し、これらの情報をユーザに提供するようにした。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＩＣカードを使用した経済活動管理方法及びそのシステムに係り、特に、ＩＣカードを使用しての金融機関口座における個人の出入金や店頭・サービス窓口等での購入商品の名前、価格、購入店名、場所、日時等の情報を経済活動履歴情報として管理する経済活動管理方法及びそのシステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、個人の経済的な支出等は、家計簿をつけたり、クレジットカードの利用明細書や商品購入のレシートを使用したりして管理していた。この管理方法は、例えば、金融機関口座における出入金を記録した利用明細書や通帳を所持し、また、店頭やサービス窓口から発行される商品購入のレシートを所持することにより、この利用明細書等から家計簿をつけるものである。
【０００３】
また、このような個人の経済的な支出等の管理を正確かつ効率的に行うため、家計管理支援システムが提案されている。この家計管理支援システムは、金融機関口座における入出金履歴情報や店頭・サービス窓口における商品購入履歴情報等をＩＣカードに格納し、このＩＣカードに格納された情報を家計管理ソフトが直接的に取り込むことにより家計管理を行うものである（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平９−１０６４２２号公報（段落〔００１２〕、図１）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の管理方法では、ユーザは現金による支払記録等を意図的に残す必要があるが、それを忘れてしまう可能性があることから、個人の経済的な支出等の履歴を厳密に管理することができないという問題があった。例えば、電車の切符を購入してもレシートは発行されないため、購入記録を意図的に残す必要があるが、それを忘れてしまう可能性がある。
【０００６】
また、従来の管理方法では、多数のユーザの経済活動履歴を網羅的に正確に管理できないため、ミクロ経済学的な情報収集ができず、従って、マクロ経済学的な分析にそれを使用できないという問題があった。
【０００７】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、個人の出入金等の経済活動の履歴を厳密に管理し、その履歴を有効に利用できる経済活動管理方法及びそのシステムを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、決済処理装置が、ユーザの要求に応じて決済を実施し、前記ユーザの経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバに送信し、該経済活動管理サーバが、前記決済処理装置からユーザの経済活動履歴を受信して保持し、前記ユーザが操作するユーザ端末装置を介して前記ユーザが所有するＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証し、前記ユーザ端末装置からのユーザの要求に応じて、前記保持されたユーザの経済活動履歴を分析して所定の情報に加工し、該情報を前記ユーザ端末装置に送信することを特徴とする経済活動管理方法にある。
【０００９】
請求項２の発明は、請求項１記載の経済活動管理方法において、前記決済処理装置が実施する決済は、ユーザの要求に応じて行われる、該ユーザが所有するＩＣカードからユーザ情報と決済系アプリケーションとを読み出して実施する決済、または、前記ＩＣカードを用いないで決済処理装置に対してユーザがユーザ情報を入力して実施する現金等による決済であり、該決済により前記ユーザの経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバに送信することを特徴とするものである。
【００１０】
請求項３の発明は、請求項１記載の経済活動管理方法において、マーケティングサーバが、前記経済活動管理サーバに保持されたユーザの経済活動履歴を読み出して多数のユーザの経済活動履歴を収集し、前記ユーザ端末装置からのユーザの要求に応じて、前記収集された多数のユーザの経済活動履歴を分析してリコメンデーション情報またはマーケティング情報に加工し、リコメンデーション情報を前記ユーザ端末装置に送信し、個別のユーザの経済活動履歴を、匿名性を維持したマーケティング情報として、プロダクト生産者や流通業者への提供を可能とすることを特徴とするものである。
【００１１】
請求項４の発明は、ユーザが所有するＩＣカードと、該ユーザが操作するユーザ端末装置と、前記ユーザの経済活動履歴を生成する決済処理装置と、前記経済活動履歴を管理する経済活動管理サーバとを備えた経済活動管理システムにおいて、前記ＩＣカードはユーザ情報を有し、前記決済処理装置は、前記ユーザの要求に応じて決済を実施しユーザの経済活動履歴を生成して送信する決済機能を有し、前記経済活動管理サーバは、前記決済処理装置から受信したユーザの経済活動履歴を保持する経済活動履歴保持機能と、前記ユーザ端末装置を介して前記ＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証するユーザ認証機能と、前記端末装置からのユーザの要求に応じて、前記保持されたユーザの経済活動履歴を分析して所定の情報に加工し、該情報を前記ユーザ端末装置に送信するリコメンデーション情報生成機能とを有したことを特徴とするものである。
【００１２】
請求項５の発明は、請求項４記載の経済活動管理システムにおいて、前記ＩＣカードは、ユーザ情報と決済系アプリケーションとを有し、前記決済処理装置の決済機能は、ユーザの要求に応じて、前記ＩＣカードからユーザ情報と決済系アプリケーションとを読み出して決済を実施し、または、前記ＩＣカードを用いないで決済処理装置に対してユーザがユーザ情報を入力して現金等による決済を実施し、該決済により前記ユーザの経済活動履歴を生成して送信することを特徴とするものである。
【００１３】
請求項６の発明は、請求項４記載の経済活動管理システムにおいて、さらにマーケティングサーバを備え、該マーケティングサーバは、経済活動管理サーバに保持されたユーザの経済活動履歴を読み出して多数のユーザの経済活動履歴を収集する手段と、前記ユーザ端末装置からのユーザの要求に応じて、前記収集された多数のユーザの経済活動履歴を分析してリコメンデーション情報またはマーケティング情報に加工し、該情報を前記ユーザ端末装置に送信する手段とを有したことを特徴とする経済活動管理システム。決済処理装置により、ユーザが所有するＩＣカードから決済系アプリケーションを読み出して決済を実施し、ユーザの経済活動履歴を生成し、経済活動管理サーバにより、ＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証し、決済処理装置にて生成したユーザの経済活動履歴を取得して保持し、ユーザが操作するユーザ端末装置からの要求に応じて、保持されたユーザの経済活動履歴を分析して所定の情報に加工し、該情報をユーザ端末装置に送信することを特徴とするものである。
【００１４】
本発明による経済活動管理方法及びそのシステムでは、決済処理装置がユーザの要求に応じて決済を実施して個人の経済活動履歴を生成し、経済活動管理サーバがこの履歴を保持するようにした。このため、ユーザの日々の経済活動を記録することができ、厳密で正確な管理を行うことができる。尚、経済活動履歴は、金融機関口座における出入金額、金融機関名、場所、日時等や、店頭・サービス窓口における購入商品の名前、価格、購入店名、場所、日時等から成り、ユーザ毎にかつ時系列に整理された情報をいう。
【００１５】
本発明による経済活動管理方法及びそのシステムでは、経済活動管理サーバが、ユーザの経済活動履歴をユーザの要求に応じて分析し加工するから、ユーザは自らの経済活動を把握でき、また、それを振り返ることができる。また、特定のユーザに対してリコメンデーションを行う等のＰＲ活動が可能となる。
【００１６】
本発明による経済活動管理方法及びそのシステムでは、マーケティングサーバが、多数のユーザの経済活動履歴を収集し、ユーザの要求に応じてその情報を分析し加工するから、ユーザは自らが要求するリコメンデーション情報またはマーケティング情報を把握できる。また、このマーケティング情報を経済政策の策定や、プロダクト生産者のプロダクト開発計画、流通業者の商品流通計画等に利用することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図１は、本発明の実施の形態に係る経済活動管理システムの概念を示す構成図である。経済活動管理システムは、それぞれのユーザが所有するＩＣカード１０−１〜１０−ｎと、決済処理装置２０と、経済活動管理サーバ３０と、マーケティングサーバ４０と、ユーザ端末装置５０とを備えている。決済処理装置２０と経済活動管理サーバ３０間、経済活動管理サーバ３０とマーケティングサーバ４０間、経済活動管理サーバ３０とユーザ端末装置５０間は、それぞれ通信ネットワークにより接続される。
【００１８】
ＩＣカード１０は、そのカードを所有するユーザの生年月日、年齢、住所、カード識別番号、個別鍵等のユーザ情報１１と、電子マネー、クレジットカード、定期券、プリペイドカード等の如き、決済に関する全てのアプリケーションを含む決済系アプリケーション１２とが格納されている。
【００１９】
決済処理装置２０は、図示しないＩＣカードリーダ／ライタを内蔵し、あらゆる経済活動の決済処理を行う決済機能２１を有している。例えば、ＡＴＭ等の金融機関端末や流通システムにて一般に用いられているＰＯＳ端末や、サービス窓口端末等である。
【００２０】
経済活動管理サーバ３０は、ＩＣカード１０を用いて決済処理装置２０にて決済したそれぞれのユーザの経済活動履歴、及びＩＣカードを用いないで、現金等により決済処理装置２０にて決済した経済活動履歴を管理し、各ユーザの要求に応えて当該ユーザの経済履歴活動情報を提供したり、個人の経済活動を分析することにより、特定の個人に対してリコメンデーション情報を提供したり、マーケティング機関に多数のユーザの経済活動履歴を提供したりするサービス業務を行うサービス機関のサーバである。また、経済活動管理サーバ３０は、決済処理装置２０にて決済したそれぞれのユーザの経済活動履歴を全て保持する経済活動履歴保持機能３２と、各ユーザからの経済活動履歴取得要求に対して、当該ユーザのＩＣカード１０に格納されているユーザ情報１１のうちから、当該サービス機関との契約のもとに作成した識別番号や鍵等に基づいてユーザ認証を行うユーザ認証機能３１と、これにて認証したユーザに対する所定期間に亘る経済活送履歴情報を経済活動履歴保持機能３２から取得し、この取得情報から当該ユーザの要望に応えて、例えば、或る所定時間に亘る消費履歴や、消費傾向、行動履歴、嗜好状態等を分析して、個々のユーザに対するリコメンデーション情報を生成するリコメンデーション情報生成機能３３とを有している。
【００２１】
マーケティングサーバ４０は、経済活動管理サーバ３０に保持されたユーザの経済活動履歴を読み出して多数のユーザの経済活動履歴を収集し、ユーザ端末装置５０からのユーザの要求に応じて、この経済活動履歴を用いてマーケティング情報とリコメンデーション情報とに加工し、経済活動管理サーバ３０を介してユーザ端末装置５０に転送するマーケティング情報生成機能４１とリコメンデーション情報生成機能４２とを有しているマーケティング機関のサーバである。
【００２２】
ユーザ端末装置５０は、図示しないＩＣカードリーダ／ライタを内蔵し、経済活動管理サーバ３０またはマーケティングサーバ４０に対してリコメンデーション情報またはマーケティング情報を要求し、これらの情報を表示する端末処理機能５１を有している。
【００２３】
次に、図２を参照して、図１に示した経済活動管理システムにおける経済活動管理手順を説明する。
ユーザは、決済処理装置２０に内蔵したカードリーダ／ライタにＩＣカード１０を挿入して決済の実施の操作をすると、ユーザ情報１１及び決済系アプリケーション１２の情報がＩＣカード１０から決済処理装置２０に読み出され、決済依頼がされる。決済処理装置２０は、決済系アプリケーション１２に従い決済を実施し、そのユーザの経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバ３０に送信するとともに、ＩＣカード１０の電子マネー情報等を更新する。例えば、コンビニエンスストアで商品を購入した場合は、そのコンビニエンスストアに設置された決済処理装置２０が、その商品の名称、金額、購入店名、日時等から成る履歴を生成する。また、ＩＣカード１０を用いない現金等による決済を行う場合は、ユーザが決済処理装置２０に設けられた入力手段により、必要なユーザ情報をキー入力して現金決済の操作をすると、決済処理装置２０は、そのユーザの現金決済による経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバ３０に送信する。
【００２４】
経済活動管理サーバ３０の経済活動履歴保持機能３２は、決済処理装置２０から経済活動履歴を受信すると、受信した経済活動履歴をそのユーザの履歴として保持する。具体的には、経済活動履歴保持機能３２がすでにそのユーザの履歴を保持している場合は、受信した経済活動履歴の新たな履歴を、保持している履歴に追加する。
【００２５】
その後、ユーザは、自宅等に設置したユーザ端末装置５０に内蔵したカードリーダ／ライタにＩＣカード１０を挿入して経済活動管理の実行の操作をすると、ＩＣカード１０に格納されたユーザ情報１１が経済活動管理サーバ３０に送信される。経済活動管理サーバ３０のユーザ認証機能３１は、ユーザ情報１１を受信するとユーザの認証を行う。具体的には、ユーザ認証機能３１は、この経済活動管理サーバ３０のサービス機関と契約したユーザであるか否かを判断する。契約したユーザでないと判断した場合はその旨をユーザ端末装置５０に送信し以後の処理を中止する。契約したユーザであると判断した場合は以下に示す手順で処理を実行する。
【００２６】
また、経済活動管理サーバ３０のリコメンデーション情報生成機能３３は、前記認証したユーザから経済活動履歴の読み出し要求があると、経済活動履歴保持機能３２に保持されている当該ユーザの履歴を検索し、例えば、１週間単位、１月単位等の所定単位の履歴をユーザ端末装置５０に送信する。ユーザは、その履歴をユーザ端末装置５０の画面に表示して見ることができる。
【００２７】
また、経済活動管理サーバ３０のリコメンデーション情報生成機能３３は、前記認証したユーザからリコメンデーション情報の読み出し要求があると、当該ユーザの履歴からその要求に応じたリコメンデーション情報に加工し、ユーザ端末装置５０に送信する。ユーザは、その情報をユーザ端末装置５０の画面に表示して見ることができる。例えば、ユーザから、当該ユーザの消費傾向、行動履歴、嗜好状態等の要求があると、当該ユーザの履歴を分析しリコメンデーション情報に加工して送信する。
【００２８】
また、経済活動管理サーバ３０は、ユーザの経済活動履歴を匿名化してマーケティングサーバ４０に送信する。マーケティングサーバ４０は、ユーザの匿名化した経済活動履歴を受信することにより、多数のユーザの経済活動履歴を収集する。そして、マーケティングサーバ４０のマーケティング情報生成機能４１またはリコメンデーション情報生成機能４２は、前記認証したユーザからマーケティング情報またはリコメンデーション機能の読み出し要求があると、多数のユーザの経済活動履歴を用いてマーケティング情報またはリコメンデーション情報に加工し、リコメンデーション情報をユーザ端末装置５０に送信する。また、個別のユーザの活動履歴を、匿名性を維持したマーケティング情報として、プロダクト生産者や流通業者へ提供する。ユーザは、その情報をユーザ端末装置５０の画面に表示して見ることができる。
【００２９】
マーケティング情報生成機能４１は、例えば、多数のユーザの経済活動履歴を用いて消費者物価指数等の経済指標の情報に加工する。また、リコメンデーション情報生成機能４２は、例えば、多数のユーザの経済活動履歴を用いてユーザにとって有用な商品の購入情報に加工する。
【００３０】
具体的には、商品Ａを購入したユーザから商品Ａに関するリコメンデーション情報の読み出し要求があると、多数のユーザの経済活動履歴を用いて、商品Ａを購入した後に商品Ｂを購入した履歴を抽出してそのユーザグループを特定する。そして、リコメンデーション情報の読み出し要求をしたユーザの経済活動と特定したユーザグループの経済活動とを分析して、そのユーザが特定したユーザグループに属するか否かを判断する。特定したユーザグループに属すると判断した場合は、そのユーザに対し、リコメンデーション情報として商品Ｂの購入を勧める情報を送信する。
【００３１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の経済活動管理方法及びそのシステムによれば、決済処理装置が決済を実施し個人の経済的な支出等の経済活動履歴を生成し、経済活動管理サーバがこの履歴を個人毎に管理した経済活動履歴として保持するようにした。これにより、ユーザは、現金による支出記録等を意図的に残す必要がなく、個人の経済活動の履歴を厳密に管理することができる。また、経済活動管理サーバまたはマーケティングサーバが、ＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証し、ユーザの経済活動履歴を用いてユーザの要求に応じたリコメンデーション情報またはマーケティング情報に分析して加工し、これらの情報をユーザに提供するようにした。これにより、個人の経済活動履歴を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る経済活動管理システムの概念を示す構成図である。
【図２】図１に示した経済活動管理システムにおける経済活動管理手順を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
１０，１０−１，１０−２，１０−ｎ ＩＣカード
１１ ユーザ情報
１２ 決済系アプリケーション
２０ 決済処理装置
２１ 決済機能
３０ 経済活動管理サーバ
３１ ユーザ認証機能
３２ 経済活動履歴保持機能
３３，４２ リコメンデーション情報生成機能
４０ マーケティングサーバ
４１ マーケティング情報生成機能
５０ ユーザ端末装置
５１ 端末処理機能
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＩＣカードを使用した経済活動管理方法及びそのシステムに係り、特に、ＩＣカードを使用しての金融機関口座における個人の出入金や店頭・サービス窓口等での購入商品の名前、価格、購入店名、場所、日時等の情報を経済活動履歴情報として管理する経済活動管理方法及びそのシステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、個人の経済的な支出等は、家計簿をつけたり、クレジットカードの利用明細書や商品購入のレシートを使用したりして管理していた。この管理方法は、例えば、金融機関口座における出入金を記録した利用明細書や通帳を所持し、また、店頭やサービス窓口から発行される商品購入のレシートを所持することにより、この利用明細書等から家計簿をつけるものである。
【０００３】
また、このような個人の経済的な支出等の管理を正確かつ効率的に行うため、家計管理支援システムが提案されている。この家計管理支援システムは、金融機関口座における入出金履歴情報や店頭・サービス窓口における商品購入履歴情報等をＩＣカードに格納し、このＩＣカードに格納された情報を家計管理ソフトが直接的に取り込むことにより家計管理を行うものである（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平９−１０６４２２号公報（段落〔００１２〕、図１）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の管理方法では、ユーザは現金による支払記録等を意図的に残す必要があるが、それを忘れてしまう可能性があることから、個人の経済的な支出等の履歴を厳密に管理することができないという問題があった。例えば、電車の切符を購入してもレシートは発行されないため、購入記録を意図的に残す必要があるが、それを忘れてしまう可能性がある。
【０００６】
また、従来の管理方法では、多数のユーザの経済活動履歴を網羅的に正確に管理できないため、ミクロ経済学的な情報収集ができず、従って、マクロ経済学的な分析にそれを使用できないという問題があった。
【０００７】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、個人の出入金等の経済活動の履歴を厳密に管理し、その履歴を有効に利用できる経済活動管理方法及びそのシステムを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、決済処理装置が、ユーザの要求に応じて決済を実施し、前記ユーザの経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバに送信し、該経済活動管理サーバが、前記決済処理装置からユーザの経済活動履歴を受信して保持し、前記ユーザが操作するユーザ端末装置を介して前記ユーザが所有するＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証し、前記ユーザ端末装置からのユーザの要求に応じて、前記保持されたユーザの経済活動履歴を分析して所定の情報に加工し、該情報を前記ユーザ端末装置に送信することを特徴とする経済活動管理方法にある。
【０００９】
請求項２の発明は、請求項１記載の経済活動管理方法において、前記決済処理装置が実施する決済は、ユーザの要求に応じて行われる、該ユーザが所有するＩＣカードからユーザ情報と決済系アプリケーションとを読み出して実施する決済、または、前記ＩＣカードを用いないで決済処理装置に対してユーザがユーザ情報を入力して実施する現金等による決済であり、該決済により前記ユーザの経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバに送信することを特徴とするものである。
【００１０】
請求項３の発明は、請求項１記載の経済活動管理方法において、マーケティングサーバが、前記経済活動管理サーバに保持されたユーザの経済活動履歴を読み出して多数のユーザの経済活動履歴を収集し、前記ユーザ端末装置からのユーザの要求に応じて、前記収集された多数のユーザの経済活動履歴を分析してリコメンデーション情報またはマーケティング情報に加工し、リコメンデーション情報を前記ユーザ端末装置に送信し、個別のユーザの経済活動履歴を、匿名性を維持したマーケティング情報として、プロダクト生産者や流通業者への提供を可能とすることを特徴とするものである。
【００１１】
請求項４の発明は、ユーザが所有するＩＣカードと、該ユーザが操作するユーザ端末装置と、前記ユーザの経済活動履歴を生成する決済処理装置と、前記経済活動履歴を管理する経済活動管理サーバとを備えた経済活動管理システムにおいて、前記ＩＣカードはユーザ情報を有し、前記決済処理装置は、前記ユーザの要求に応じて決済を実施しユーザの経済活動履歴を生成して送信する決済機能を有し、前記経済活動管理サーバは、前記決済処理装置から受信したユーザの経済活動履歴を保持する経済活動履歴保持機能と、前記ユーザ端末装置を介して前記ＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証するユーザ認証機能と、前記端末装置からのユーザの要求に応じて、前記保持されたユーザの経済活動履歴を分析して所定の情報に加工し、該情報を前記ユーザ端末装置に送信するリコメンデーション情報生成機能とを有したことを特徴とするものである。
【００１２】
請求項５の発明は、請求項４記載の経済活動管理システムにおいて、前記ＩＣカードは、ユーザ情報と決済系アプリケーションとを有し、前記決済処理装置の決済機能は、ユーザの要求に応じて、前記ＩＣカードからユーザ情報と決済系アプリケーションとを読み出して決済を実施し、または、前記ＩＣカードを用いないで決済処理装置に対してユーザがユーザ情報を入力して現金等による決済を実施し、該決済により前記ユーザの経済活動履歴を生成して送信することを特徴とするものである。
【００１３】
請求項６の発明は、請求項４記載の経済活動管理システムにおいて、さらにマーケティングサーバを備え、該マーケティングサーバは、経済活動管理サーバに保持されたユーザの経済活動履歴を読み出して多数のユーザの経済活動履歴を収集する手段と、前記ユーザ端末装置からのユーザの要求に応じて、前記収集された多数のユーザの経済活動履歴を分析してリコメンデーション情報またはマーケティング情報に加工し、該情報を前記ユーザ端末装置に送信する手段とを有したことを特徴とする経済活動管理システム。決済処理装置により、ユーザが所有するＩＣカードから決済系アプリケーションを読み出して決済を実施し、ユーザの経済活動履歴を生成し、経済活動管理サーバにより、ＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証し、決済処理装置にて生成したユーザの経済活動履歴を取得して保持し、ユーザが操作するユーザ端末装置からの要求に応じて、保持されたユーザの経済活動履歴を分析して所定の情報に加工し、該情報をユーザ端末装置に送信することを特徴とするものである。
【００１４】
本発明による経済活動管理方法及びそのシステムでは、決済処理装置がユーザの要求に応じて決済を実施して個人の経済活動履歴を生成し、経済活動管理サーバがこの履歴を保持するようにした。このため、ユーザの日々の経済活動を記録することができ、厳密で正確な管理を行うことができる。尚、経済活動履歴は、金融機関口座における出入金額、金融機関名、場所、日時等や、店頭・サービス窓口における購入商品の名前、価格、購入店名、場所、日時等から成り、ユーザ毎にかつ時系列に整理された情報をいう。
【００１５】
本発明による経済活動管理方法及びそのシステムでは、経済活動管理サーバが、ユーザの経済活動履歴をユーザの要求に応じて分析し加工するから、ユーザは自らの経済活動を把握でき、また、それを振り返ることができる。また、特定のユーザに対してリコメンデーションを行う等のＰＲ活動が可能となる。
【００１６】
本発明による経済活動管理方法及びそのシステムでは、マーケティングサーバが、多数のユーザの経済活動履歴を収集し、ユーザの要求に応じてその情報を分析し加工するから、ユーザは自らが要求するリコメンデーション情報またはマーケティング情報を把握できる。また、このマーケティング情報を経済政策の策定や、プロダクト生産者のプロダクト開発計画、流通業者の商品流通計画等に利用することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図１は、本発明の実施の形態に係る経済活動管理システムの概念を示す構成図である。経済活動管理システムは、それぞれのユーザが所有するＩＣカード１０−１〜１０−ｎと、決済処理装置２０と、経済活動管理サーバ３０と、マーケティングサーバ４０と、ユーザ端末装置５０とを備えている。決済処理装置２０と経済活動管理サーバ３０間、経済活動管理サーバ３０とマーケティングサーバ４０間、経済活動管理サーバ３０とユーザ端末装置５０間は、それぞれ通信ネットワークにより接続される。
【００１８】
ＩＣカード１０は、そのカードを所有するユーザの生年月日、年齢、住所、カード識別番号、個別鍵等のユーザ情報１１と、電子マネー、クレジットカード、定期券、プリペイドカード等の如き、決済に関する全てのアプリケーションを含む決済系アプリケーション１２とが格納されている。
【００１９】
決済処理装置２０は、図示しないＩＣカードリーダ／ライタを内蔵し、あらゆる経済活動の決済処理を行う決済機能２１を有している。例えば、ＡＴＭ等の金融機関端末や流通システムにて一般に用いられているＰＯＳ端末や、サービス窓口端末等である。
【００２０】
経済活動管理サーバ３０は、ＩＣカード１０を用いて決済処理装置２０にて決済したそれぞれのユーザの経済活動履歴、及びＩＣカードを用いないで、現金等により決済処理装置２０にて決済した経済活動履歴を管理し、各ユーザの要求に応えて当該ユーザの経済履歴活動情報を提供したり、個人の経済活動を分析することにより、特定の個人に対してリコメンデーション情報を提供したり、マーケティング機関に多数のユーザの経済活動履歴を提供したりするサービス業務を行うサービス機関のサーバである。また、経済活動管理サーバ３０は、決済処理装置２０にて決済したそれぞれのユーザの経済活動履歴を全て保持する経済活動履歴保持機能３２と、各ユーザからの経済活動履歴取得要求に対して、当該ユーザのＩＣカード１０に格納されているユーザ情報１１のうちから、当該サービス機関との契約のもとに作成した識別番号や鍵等に基づいてユーザ認証を行うユーザ認証機能３１と、これにて認証したユーザに対する所定期間に亘る経済活送履歴情報を経済活動履歴保持機能３２から取得し、この取得情報から当該ユーザの要望に応えて、例えば、或る所定時間に亘る消費履歴や、消費傾向、行動履歴、嗜好状態等を分析して、個々のユーザに対するリコメンデーション情報を生成するリコメンデーション情報生成機能３３とを有している。
【００２１】
マーケティングサーバ４０は、経済活動管理サーバ３０に保持されたユーザの経済活動履歴を読み出して多数のユーザの経済活動履歴を収集し、ユーザ端末装置５０からのユーザの要求に応じて、この経済活動履歴を用いてマーケティング情報とリコメンデーション情報とに加工し、経済活動管理サーバ３０を介してユーザ端末装置５０に転送するマーケティング情報生成機能４１とリコメンデーション情報生成機能４２とを有しているマーケティング機関のサーバである。
【００２２】
ユーザ端末装置５０は、図示しないＩＣカードリーダ／ライタを内蔵し、経済活動管理サーバ３０またはマーケティングサーバ４０に対してリコメンデーション情報またはマーケティング情報を要求し、これらの情報を表示する端末処理機能５１を有している。
【００２３】
次に、図２を参照して、図１に示した経済活動管理システムにおける経済活動管理手順を説明する。
ユーザは、決済処理装置２０に内蔵したカードリーダ／ライタにＩＣカード１０を挿入して決済の実施の操作をすると、ユーザ情報１１及び決済系アプリケーション１２の情報がＩＣカード１０から決済処理装置２０に読み出され、決済依頼がされる。決済処理装置２０は、決済系アプリケーション１２に従い決済を実施し、そのユーザの経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバ３０に送信するとともに、ＩＣカード１０の電子マネー情報等を更新する。例えば、コンビニエンスストアで商品を購入した場合は、そのコンビニエンスストアに設置された決済処理装置２０が、その商品の名称、金額、購入店名、日時等から成る履歴を生成する。また、ＩＣカード１０を用いない現金等による決済を行う場合は、ユーザが決済処理装置２０に設けられた入力手段により、必要なユーザ情報をキー入力して現金決済の操作をすると、決済処理装置２０は、そのユーザの現金決済による経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバ３０に送信する。
【００２４】
経済活動管理サーバ３０の経済活動履歴保持機能３２は、決済処理装置２０から経済活動履歴を受信すると、受信した経済活動履歴をそのユーザの履歴として保持する。具体的には、経済活動履歴保持機能３２がすでにそのユーザの履歴を保持している場合は、受信した経済活動履歴の新たな履歴を、保持している履歴に追加する。
【００２５】
その後、ユーザは、自宅等に設置したユーザ端末装置５０に内蔵したカードリーダ／ライタにＩＣカード１０を挿入して経済活動管理の実行の操作をすると、ＩＣカード１０に格納されたユーザ情報１１が経済活動管理サーバ３０に送信される。経済活動管理サーバ３０のユーザ認証機能３１は、ユーザ情報１１を受信するとユーザの認証を行う。具体的には、ユーザ認証機能３１は、この経済活動管理サーバ３０のサービス機関と契約したユーザであるか否かを判断する。契約したユーザでないと判断した場合はその旨をユーザ端末装置５０に送信し以後の処理を中止する。契約したユーザであると判断した場合は以下に示す手順で処理を実行する。
【００２６】
また、経済活動管理サーバ３０のリコメンデーション情報生成機能３３は、前記認証したユーザから経済活動履歴の読み出し要求があると、経済活動履歴保持機能３２に保持されている当該ユーザの履歴を検索し、例えば、１週間単位、１月単位等の所定単位の履歴をユーザ端末装置５０に送信する。ユーザは、その履歴をユーザ端末装置５０の画面に表示して見ることができる。
【００２７】
また、経済活動管理サーバ３０のリコメンデーション情報生成機能３３は、前記認証したユーザからリコメンデーション情報の読み出し要求があると、当該ユーザの履歴からその要求に応じたリコメンデーション情報に加工し、ユーザ端末装置５０に送信する。ユーザは、その情報をユーザ端末装置５０の画面に表示して見ることができる。例えば、ユーザから、当該ユーザの消費傾向、行動履歴、嗜好状態等の要求があると、当該ユーザの履歴を分析しリコメンデーション情報に加工して送信する。
【００２８】
また、経済活動管理サーバ３０は、ユーザの経済活動履歴を匿名化してマーケティングサーバ４０に送信する。マーケティングサーバ４０は、ユーザの匿名化した経済活動履歴を受信することにより、多数のユーザの経済活動履歴を収集する。そして、マーケティングサーバ４０のマーケティング情報生成機能４１またはリコメンデーション情報生成機能４２は、前記認証したユーザからマーケティング情報またはリコメンデーション機能の読み出し要求があると、多数のユーザの経済活動履歴を用いてマーケティング情報またはリコメンデーション情報に加工し、リコメンデーション情報をユーザ端末装置５０に送信する。また、個別のユーザの活動履歴を、匿名性を維持したマーケティング情報として、プロダクト生産者や流通業者へ提供する。ユーザは、その情報をユーザ端末装置５０の画面に表示して見ることができる。
【００２９】
マーケティング情報生成機能４１は、例えば、多数のユーザの経済活動履歴を用いて消費者物価指数等の経済指標の情報に加工する。また、リコメンデーション情報生成機能４２は、例えば、多数のユーザの経済活動履歴を用いてユーザにとって有用な商品の購入情報に加工する。
【００３０】
具体的には、商品Ａを購入したユーザから商品Ａに関するリコメンデーション情報の読み出し要求があると、多数のユーザの経済活動履歴を用いて、商品Ａを購入した後に商品Ｂを購入した履歴を抽出してそのユーザグループを特定する。そして、リコメンデーション情報の読み出し要求をしたユーザの経済活動と特定したユーザグループの経済活動とを分析して、そのユーザが特定したユーザグループに属するか否かを判断する。特定したユーザグループに属すると判断した場合は、そのユーザに対し、リコメンデーション情報として商品Ｂの購入を勧める情報を送信する。
【００３１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の経済活動管理方法及びそのシステムによれば、決済処理装置が決済を実施し個人の経済的な支出等の経済活動履歴を生成し、経済活動管理サーバがこの履歴を個人毎に管理した経済活動履歴として保持するようにした。これにより、ユーザは、現金による支出記録等を意図的に残す必要がなく、個人の経済活動の履歴を厳密に管理することができる。また、経済活動管理サーバまたはマーケティングサーバが、ＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証し、ユーザの経済活動履歴を用いてユーザの要求に応じたリコメンデーション情報またはマーケティング情報に分析して加工し、これらの情報をユーザに提供するようにした。これにより、個人の経済活動履歴を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る経済活動管理システムの概念を示す構成図である。
【図２】図１に示した経済活動管理システムにおける経済活動管理手順を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
１０，１０−１，１０−２，１０−ｎ ＩＣカード
１１ ユーザ情報
１２ 決済系アプリケーション
２０ 決済処理装置
２１ 決済機能
３０ 経済活動管理サーバ
３１ ユーザ認証機能
３２ 経済活動履歴保持機能
３３，４２ リコメンデーション情報生成機能
４０ マーケティングサーバ
４１ マーケティング情報生成機能
５０ ユーザ端末装置
５１ 端末処理機能
Claims (6)
- 決済処理装置が、ユーザの要求に応じて決済を実施し、前記ユーザの経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバに送信し、該経済活動管理サーバが、前記決済処理装置からユーザの経済活動履歴を受信して保持し、前記ユーザが操作するユーザ端末装置を介して前記ユーザが所有するＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証し、前記ユーザ端末装置からのユーザの要求に応じて、前記保持されたユーザの経済活動履歴を分析して所定の情報に加工し、該情報を前記ユーザ端末装置に送信することを特徴とする経済活動管理方法。
- 請求項１記載の経済活動管理方法において、前記決済処理装置が実施する決済は、ユーザの要求に応じて行われる、該ユーザが所有するＩＣカードからユーザ情報と決済系アプリケーションとを読み出して実施する決済、または、前記ＩＣカードを用いないで決済処理装置に対してユーザがユーザ情報を入力して実施する現金等による決済であり、該決済により前記ユーザの経済活動履歴を生成して経済活動管理サーバに送信することを特徴とする経済活動管理方法。
- 請求項１記載の経済活動管理方法において、マーケティングサーバが、前記経済活動管理サーバに保持されたユーザの経済活動履歴を読み出して多数のユーザの経済活動履歴を収集し、前記ユーザ端末装置からのユーザの要求に応じて、前記収集された多数のユーザの経済活動履歴を分析してリコメンデーション情報またはマーケティング情報に加工し、リコメンデーション情報を前記ユーザ端末装置に送信し、個別のユーザの経済活動履歴を、匿名性を維持したマーケティング情報として、プロダクト生産者や流通業者への提供を可能とすることを特徴とする経済活動管理方法。
- ユーザが所有するＩＣカードと、該ユーザが操作するユーザ端末装置と、前記ユーザの経済活動履歴を生成する決済処理装置と、前記経済活動履歴を管理する経済活動管理サーバとを備えた経済活動管理システムにおいて、前記ＩＣカードはユーザ情報を有し、前記決済処理装置は、前記ユーザの要求に応じて決済を実施しユーザの経済活動履歴を生成して送信する決済機能を有し、前記経済活動管理サーバは、前記決済処理装置から受信したユーザの経済活動履歴を保持する経済活動履歴保持機能と、前記ユーザ端末装置を介して前記ＩＣカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証するユーザ認証機能と、前記端末装置からのユーザの要求に応じて、前記保持されたユーザの経済活動履歴を分析して所定の情報に加工し、該情報を前記ユーザ端末装置に送信するリコメンデーション情報生成機能とを有したことを特徴とする経済活動管理システム。
- 請求項４記載の経済活動管理システムにおいて、前記ＩＣカードは、ユーザ情報と決済系アプリケーションとを有し、前記決済処理装置の決済機能は、ユーザの要求に応じて、前記ＩＣカードからユーザ情報と決済系アプリケーションとを読み出して決済を実施し、または、前記ＩＣカードを用いないで決済処理装置に対してユーザがユーザ情報を入力して現金等による決済を実施し、該決済により前記ユーザの経済活動履歴を生成して送信することを特徴とする経済活動管理システム。
- 請求項４記載の経済活動管理システムにおいて、さらにマーケティングサーバを備え、該マーケティングサーバは、経済活動管理サーバに保持されたユーザの経済活動履歴を読み出して多数のユーザの経済活動履歴を収集する手段と、前記ユーザ端末装置からのユーザの要求に応じて、前記収集された多数のユーザの経済活動履歴を分析してリコメンデーション情報またはマーケティング情報に加工し、該情報を前記ユーザ端末装置に送信する手段とを有したことを特徴とする経済活動管理システム。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011152087A1 (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | データ・フォアビジョン株式会社 | 経済活動指標提示システム |
| WO2013090339A1 (en) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Visa International Service Association | Systems and methods to identify affluence levels of accounts |
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-
2003
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