JP5096642B2 - 経済活動指標提示システム - Google Patents

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Description

技術分野
[0001]
本発明は、金融機関(主に銀行)の口座取引記録から経済活動の指標を得て提示する経済活動指標提示システムに関する。
背景技術
[0002]
従来、特許文献1〜4に示すように、口座取引記録の活用は取引情報を分析して異常を検知し、取引における事故の発生を防止するなどがメインであった。一方、社会経済の環境の変化とニーズの変化を適確に捉え、企業や個人の合理的な意思決定、および公的な政策判断を行うにあたり合理性・客観性を担保するための重要な基礎資料となる経済統計は、重要な情報である。今日の社会経済は、情報処理能力の高度化やニーズの多様化により、その様相は大きく変化しており、既存の経済統計では経済活動の実態を適時、適確に把握することが難しく、その一方で経済指標の持つ重要性が高まっていることから、様々な課題に直面している。
[0003]
公的統計の多くは、従来、抽出した対象への調査票等による聞取り調査に依存している。そのためサンプル数が少ない、サンプルに偏りがある、回答者の主観や心理状態の影響を受けるなどの理由により、調査の正確性を確保することが難しかった。また、企業の情報管理意識や個人情報保護意識の高まりとともに、データを収集する上での制約が増加した。更に、調査や集計に多くの人手を要し、多大な費用と時間を費やすことから、一定の精度を確保する効率的な調査の実施が難しく、加えて調査と公表にタイムラグを生じることから、公表の適時性と速報性を確保することが難しくなってきている。
[0004]
また、個々の企業や個人単位、さらに取引単位、または地域、企業規模、業種、年齢等の属性単位での調査の細目化を図ること、およびその多次元分析を整合的に行うことが難しかった。併せて細目化された小項目からそれらを集約した大項目までの構造的な分析手段が乏しいことから、既成の集計では捉えることのできない情報を得て、独自に研究・分析を行いたいという研究者等のニーズの高まりにも応えられなかった。
[0005]
さらに、個別の行政に利用するための、分散型統計機構の下で行われる公的統計は、統計間の整合性を確保することが難しく、社会構造の変化に対応が不十分な統計分野の存在もあり、聞取り調査ではない登録や届出、申告等の記録情報の活用が十分になされていないという課題がある。また金融機関の取引先管理においても主に過去の財務情報や取引実績に依存し、口座取引記録の活用が十分になされていないという課題もある。
先行技術文献
特許文献
[0006]
特許文献1:特表2009−140273号公報
特許文献2:特表2008−203969号公報
特許文献3:特表2006−251957号公報
特許文献4:特表2003−208514号公報
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0007]
解決しようとする問題点は以上のような点であり、本発明は、調査や集計に人手を要さず(効率性)、より直接的で、客観性に優れ、偏りがなく(正確性、整合性)、社会の変化、経済活動の実態、潮流を網羅的に細かく把握し(細目性)、多次元的で構造的な分析を適時に行う(速報性)ことにより、有用性の高い経済活動指標を提供することを目的になされたものである。
課題を解決するための手段
[0008]
そのため、金融機関の勘定系システムから口座取引記録情報と付帯情報を取り込み、口座取引記録情報に付帯情報を紐付け出入先紐付情報を作成する紐付け手段と、出入先紐付情報から口座毎の残高情報と入出金情報を抽出する抽出手段と、抽出した入出金情報を所定の細目別に仕訳する仕訳手段と、仕訳した入出金情報を所定の細目別に集計する集計手段と、集計した入出金情報と口座毎の残高情報を組み合わせて指標を算出する指標算出手段と、を備えて口座保有人単位の経済活動を分析可能にした指標を提示するシステムにおいて、本発明は、仕訳手段が、口座取引記録情報に含まれる取引形式や摘要等の項目(例えば取引形式が「振替入金」かつ摘要が「ゴユウシ」などの場合は借入、取引形式が「振替入金」かつ摘要が「テイキ」「トウシン」などの場合は金融商品解約・売却)のみを使用して入金の原資または出金の使途を判別するか、あるいは対象となる口座取引に、資金出元口座、資金入先口座の付帯情報を紐付け(例えば取引形式が「振替入金」かつ出元の名義がノンバンクの場合は借入、取引形式が「振替入金」かつ出元の名義がその他金融機関(証券等)の場合は金融商品解約・売却)て入金の原資または出金の使途を判別する。そのため口座取引記録情報に摘要がない(摘要欄が存在しない、あるいは摘要欄が存在しても空欄の)場合でも仕訳可能にしたことを特徴とする。
[0009]
発明の効果
[0010]
金融機関の取引先は多岐にわたっており、法人・個人ともに実体経済活動(資金の授受・決済)は、金融機関の口座を介して行うことから、口座取引記録情報の集合体は、資金の流れを網羅的、直接的に捉えた実体経済の縮図といえる。
[0011]
本発明は、以上のような特徴を持った口座取引記録情報と付帯情報を金融機関の勘定系システムから取り込み、入出金先の紐付け、入出金取引の資金使途・原資および継続・非継続性を定義した所定の細目毎に仕訳した入出金情報および口座毎の残高情報を作成、使用して各種経済活動指標を算出するものである。従って、本発明によれば、調査や集計に人手を要さず、客観性に優れ、偏りがなく、網羅的に社会の変化、経済活動の実態と潮流を、きめ細かく多次元的に小項目から大項目までの構造的なかつ適時に把握することが可能で、企業や個人の合理的な意思決定、および公的な政策判断を行うにあたり合理性・客観性を担保するための重要な基礎資料となる有用性の高い経済活動指標を提供できる。また金融機関の取引管理においては、与信審査のみならず、取引先の業種や販売先等の外部要因との関連性を反映した途上与信管理や商品販売戦略への活用を可能にする。
【図面の簡単な説明】
[0012]
[図1]本発明を実施した経済活動指標提示システムの構成図である。
[図2]企業・事業主の入金の仕訳処理フローである。
[図3]企業・事業主の出金の仕訳処理フローである。
[図4]個人の入金の仕訳処理フローである。
[図5]個人の出金の仕訳処理フローである。
[図6]企業・事業主の各指標作成フローである。
[図7]事業業績予測の説明図である。
[図8]個人の各指標作成フローである。
[図9]家計予測の説明図である。
[図10]資金循環情報の作成フローである。
[図11]資金循環情報の属性クロス表の説明図である。
発明を実施するための形態
[0013]
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[0014]
図1に、本発明を実施した経済活動指標提示システムの構成図を示す。
経済活動指標提示システムは、口座取引記録情報データベース1および付帯情報データベース2を入力して、入出金先を紐付けた出入先紐付情報を作成し、出入先紐付情報データベース3に出力する(001)。口座取引記録情報には、取引形式、日付、科目、金額、取引回数、摘要、が含まれる。さらに、口座取引記録情報には、口座保有人の氏名、支店名、口座番号、取引通貨も含まれる。この口座取引記録情報に含まれる情報も取引の属性であるが、氏名など口座保有人の属性でもある。また、入金の場合には、原資別に、法人の場合、売上、借入または金融取引を、個人の場合、給与・賞与、年金、現金入金、金融取引または借入を、それぞれ含み、口座取引記録情報にはこれらを分類するための情報が含まれ、出金の場合には、使途別に、法人の場合、原価経費、借入返済または金融取引を、個人の場合、社会保険料・税、借入返済または消費を、それぞれ含み、口座取引記録情報にはこれらを分類するための情報が含まれている。さらに、口座取引記録情報には、入金、出金についての継続・非継続性を推定するための情報も含まれている。また、付帯情報の中の口座属性情報は、口座保有人(本人)情報、資金の出元口座の保有人情報、資金の入先口座の保有人情報を含んでいる。なお、付帯情報の中の口座属性情報は、法人については、規模、地域、業種、格付、創業年数、個人については、年齢、性別、職業、居住形態、世帯構成などが含まれている。
[0015]
次に、出入先紐付情報データベース3を入力して、入出金取引の資金使途・原資および継続・非継続性を定義した細目毎に仕訳した入出金情報を作成し、入出金情報データベース4に出力する(002)。ここで、入出金情報の属性としては、上述のような口座取引記録情報の他に、口座取引記録情報と紐付けられた付帯情報の属性の両方が含まれることになる。なお、付帯情報自体は、仕訳の対象でないため、付帯情報のみの入出金情報というものは存在しない。また、上記入出金情報データベース4には、口座属性情報が紐付けられた各取引情報(入出金情報)が細目毎に仕訳されて記憶される。なお、出入先紐付情報データベース3においては、各入出金取引について、細目、入出金先の口座保有人情報を関連づけられていれば、どのようなフォーマットで記憶されてもよい。
[0016]
また、次に、出入先紐付情報データベース3を入力して、入出金取引の資金使途・原資および継続・非継続性を定義した細目毎に仕訳した口座毎の残高情報を作成し、口座毎の残高情報データベース5に出力する(003)。
[0017]
法人・事業主の入金取引の資金原資および継続・非継続性を定義した細目毎への仕訳は、図2に示すように、取引形式別に、現金101および振込(被仕向け)102、振替103、他店券104、取立105から原資別の売上201(継続収入/非継続収入)、借入202、金融取引203、その他204(税金還付・補助金等/成因不明)に行う。
[0018]
現金101は全て売上201(継続収入)に仕訳する。
[0019]
振込(被仕向け)102は、出元の名義が自行(口座と同じ銀行)の場合、摘要で判別して売上201(継続収入)、借入202、金融取引203のいずれかに仕訳する。摘要がなく出元の名義が他行(口座と別の銀行)の場合、売上201(出元の名義が一定月連続してある場合は継続収入、それ以外は非継続収入)に仕訳する。出元の名義がその他金融機関(証券等)の場合、金融取引203に仕訳する。出元の名義がノンバンクの場合、借入202に仕訳する。出元の名義が公的機関の場合、その他204(税金還付・補助金等)に仕訳する。出元の名義が自社の場合、その他204(成因不明)に仕訳する。出元の名義が上記以外の場合、売上201(出元の名義が一定月連続してある場合は継続収入、それ以外は非継続収入)に仕訳する。
[0020]
振替103は、出元の名義が自行(口座と同じ銀行)の場合、摘要で判別して借入202、金融取引203に仕訳する。出元の名義が他行(口座と別の銀行)の場合、売上201(出元の名義が一定月連続してある場合は継続収入、それ以外は非継続収入)に仕訳する。出元の名義がその他金融機関(証券等)の場合、金融取引203に仕訳する。出元の名義がノンバンクの場合、借入202に仕訳する。出元の名義が公的機関の場合、その他204(税金還付・補助金等)に仕訳する。出元の名義が自社の場合、摘要で判断して金融取引203、その他204(成因不明)に仕訳する。出元の名義が上記以外の場合、売上201(出元の名義が一定月連続してある場合は継続収入、それ以外は非継続収入)に仕訳する。
[0021]
他店券104は、支払人の名義が自社の場合、その他204(成因不明)に仕訳する。支払人の名義が他社の場合、全て売上201(継続収入)に仕訳する。
[0022]
取立105は、全て売上201(継続収入)に仕訳する。
[0023]
次に、法人・事業主の出金取引の資金使途および継続・非継続性を定義した細目毎への仕訳は、図3に示すように、取引形式別に、現金・自店券301、振込(仕向け)302、振替303から使途別の原価経費401(継続支出/非継続支出)、借入返済402(継続支出/非継続支出)、金融取引403、その他404(税金等/公金等/要因不明)に仕訳する。
【0024】
現金・自店券301は、▲1▼口座名義の依頼人で同日に同額の為替情報がある場合の入先の名義が自行(口座と同じ銀行)の場合、摘要で判別して、借入返済402(入先の名義が一定月連続してある場合は継続支出、それ以外は非継続支出)、金融取引403に仕訳する。入先の名義が他行(口座と別の銀行)の場合、金融取引403、その他404(要因不明)に仕訳する。入先の名義がその他金融機関(証券等)の場合、金融取引403に仕訳する。入先の名義がノンバンクの場合、借入返済402(入先の名義が一定月連続してある場合は継続支出、それ以外は非継続支出)に仕訳する。入先の名義が公的機関の場合、その他404(税金等)に仕訳する。入先の名義が自社の場合、その他404(要因不明)に仕訳する。入先の名義が上記以外の場合、全て原価経費401(継続支出)に仕訳する。
▲2▼同日、同額の入金相手科目が別段預金で、総合振込・給与振込の場合、全て原価経費401(継続支出)に仕訳する。それ以外の場合、その他404(公金等)に仕訳する。▲3▼同日、同額の入金相手科目の名義が口座名義と同じで、相手科目が固定性預金の場合、金融取引403に仕訳する。それ以外の場合、その他404(要因不明)に仕訳する。▲1▼、▲2▼、▲3▼以外の場合、全て原価経費401(継続支出)に仕訳する。
【0025】
振込(仕向け)302は、入先の名義が自行(口座と同じ銀行)の場合、摘要で判別して借入返済402(入先の名義が一定月連続してある場合は継続支出、それ以外は非継続支出)、金融取引403に仕訳する。入先の名義が他行(口座と別の銀行)の場合、金融取引403、その他404(要因不明)に仕訳する。入先の名義がその他金融機関(証券等)の場合、金融取引403に仕訳する。入先の名義がノンバンクの場合、借入返済402(入先の名義が一定月連続してある場合は継続支出、それ以外は非継続支出)に仕訳する。入先の名義が公的機関の場合、その他404(税金等)に仕訳する。入先の名義が自社の場合、その他404(要因不明)に仕訳する。入先の名義が上記以外の場合、原価経費401(入先の名義が一定月連続してある場合は継続支出、それ以外は非継続支出)に仕訳する。
【0026】
振替303は、入先の名義が自行(口座と同じ銀行)の場合、摘要で判別して借入返済402(入先の名義が一定月連続してある場合は継続支出、それ以外は非継続支出)、金融取引403、その他404(要因不明)に仕訳する。入先の名義が他行(口座と別の銀行)の場合、金融取引403に仕訳する。入先の名義がその他金融機関(証券等)の場合、金融取引403に仕訳する。入先の名義がノンバンクの場合、借入返済402(入先の名義が一定月連続してある場合は継続支出、それ以外は非継続支出)に仕訳する。入先の名義が公的機関の場合、その他404(税金等)に仕訳する。入先の名義が自社の場合、摘要で判断して金融取引403、その他404(要因不明)に仕訳する。入先の名義が上記以外の場合、原価経費401(入先の名義が一定月連続してある場合は継続支出、それ以外は非継続支出)に仕訳する。
【0027】
次に、個人の入金取引の資金原資および継続・非継続性を定義した細目毎への仕訳は、図4に示すように、取引形式別に、現金501、他店券502、振込503、振替504から原資別の給与・賞与601、年金602、現金入金603(継続収入/非継続収入)、金融取引604(非継続収入)、借入605(非継続収入)、その他606(継続収入/非継続収入/税金還付・補助金等/家賃等/資産売却等/成因不明)に仕訳する。
【0028】
現金501は、現金入金603(当月合計と一定期間の平均の小さい方の金額は継続収入、当月合計から前記を除いた金額は非継続収入)に仕訳する。
【0029】
他店券502は、その他606(当月合計と一定期間の平均の小さい方の金額は継続収入、当月合計から前記を除いた金額は非継続収入)に仕訳する。
【0030】
振込503は、給与振込の場合、給与・賞与601(継続収入)に仕訳する。年金の場合、年金602(継続収入)に仕訳する。給与振込、年金以外で被仕向先の名義が自行(口座と同じ銀行)の場合、摘要で判別して金融取引604(非継続収入)、借入605(非継続収入)、その他606(非継続収入・成因不明)に仕訳する。被仕向先の名義が他行(口座と別の銀行)の場合、金融取引604(非継続収入)に仕訳する。被仕向先の名義がその他金融機関(証券等)の場合、金融取引604(非継続収入)に仕訳する。被仕向先の名義がノンバンクの場合、借入605(非継続収入)に仕訳する。被仕向先の名義が公的機関の場合、その他606(税金還付・補助金等)に仕訳する。被仕向先の名義が自分の場合、その他606(非継続収入・成因不明)に仕訳する。被仕向先の名義が上記以外の場合、その他606(被仕向先の名義が一定月連続してある場合は継続収入・家賃等、それ以外は非継続収入・資産売却等)に仕訳する。
[0031]
振替504は、出元の名義が自行(口座と同じ銀行)の場合、摘要で判別して金融取引604(非継続収入)、借入605(非継続収入)、その他606(非継続収入・成因不明)に仕訳する。出元の名義が他行(口座と別の銀行)の場合、金融取引604(非継続収入)に仕訳する。出元の名義がその他金融機関(証券等)の場合、金融取引604(非継続収入)に仕訳する。出元の名義がノンバンクの場合、借入605(非継続収入)に仕訳する。出元の名義が公的機関の場合、その他606(税金還付・補助金等)に仕訳する。出元の名義が自分の場合、摘要で判断して金融取引604(非継続収入)、その他606(非継続収入・成因不明)に仕訳する。出元の名義が上記以外の場合、その他606(出元の名義が一定月連続してある場合は継続収入・家賃等、それ以外は非継続収入・資産売却等)に仕訳する。
[0032]
次に、個人の出金取引の資金使途および継続・非継続性を定義した細目毎への仕訳は、図5に示すように、取引形式別に、出金項目を取引別の現金701、クレジットカード702、デビットカード703、振込704、口座振替705から使途別の社会保険料・税801(継続支出/非継続支出)、借入返済802(継続支出/非継続支出)、金融取引803(継続支出/非継続支出)、公共料金804(継続支出/非継続支出)、現金出金805(継続支出/非継続支出)、クレジットカード806(継続支出/非継続支出)、デビットカード807(継続支出/非継続支出)、その他808(継続支出・家賃等/非継続支出・資産売却等/非継続支出・要因不明)に仕訳する。
[0033]
現金701は、現金出金805(当月合計と一定期間の平均の小さい方の金額は継続支出、当月合計から前記を除いた金額は非継続支出)に仕訳する。
[0034]
クレジットカード702は、クレジットカード806(当月合計と一定期間の平均の小さい方の金額は継続支出、当月合計から前記を除いた金額は非継続支出)に仕訳する。デビットカード807は、デビットカード807(当月合計と一定期間の平均の小さい方の金額は継続支出、当月合計から前記を除いた金額は非継続支出)に仕訳する。
[0035]
振込704は、仕向先の名義が自行(口座と同じ銀行)の場合、摘要で判別して金融取引803(非継続支出)、借入返済802(非継続支出)、その他803(非継続支出・要因不明)に仕訳する。仕向先の名義が他行(口座と別の銀行)の場合、金融取引803(非継続支出)に仕訳する。仕向先の名義がその他金融機関(証券等)の場合、金融取引803(非継続支出)に仕訳する。仕向先の名義がノンバンクの場合、借入返済802(非継続支出)に仕訳する。仕向先の名義が公的機関の場合、仕向先名義で判別して社会保険料・税801(非継続支出)、公共料金804(非継続支出)に仕訳する。仕向先の名義が自分の場合、その他808(要因不明)に仕訳する。仕向先の名義が上記以外の場合、その他808(仕向先名義が一定月連続してある場合は家賃等、それ以外は資産購入等)に仕訳する。
[0036]
口座振替705は、入先の名義が自行(口座と同じ銀行)の場合、摘要で判別して金融取引803(継続支出)、借入返済802(継続支出)、その他808継続支出・要因不明)に仕訳する。入先の名義が他行(口座と別の銀行)の場合、金融取引803(継続支出)に仕訳する。入先の名義がその他金融機関(証券等)の場合、金融取引803(継続支出)に仕訳する。入先の名義がノンバンクの場合、借入返済802(継続支出)に仕訳する。入先の名義が公的機関の場合、摘要で判別して社会保険料・税801(継続支出)、公共料金804(継続支出)に仕訳する。入先の名義が自分の場合、その他808(要因不明)に仕訳する。入先の名義が上記以外の場合、その他808(入先の名義が一定月連続してある場合は継続支出・家賃等、それ以外は非継続支出・資産売却等)に仕訳する。
[0037]
次に、図1において、入出金情報データベース4および口座毎の残高情報データベース5を入力して、企業・事業主の資金繰りの逼迫度を説明する情報項目を抽出して、変数化・指数化し、資金繰りの逼迫度を表す事業資金繰動向指標を作成し、事業資金繰動向指標データベース6に出力する(004)。
[0038]
次に、入出金情報データベース4および口座毎の残高情報データベース5を入力して、個人の収入・消費活動における資金繰りの逼迫度を説明する情報項目を抽出して、変数化・指数化し、資金繰りの逼迫度を表す個人資金繰動向指標を作成し、個人資金繰動向指標データベース7に出力する(005)。
[0039]
次に、入出金情報データベース4および口座毎の残高情報データベース5を入力して、企業・事業主の経済活動の活発度を説明する情報項目を抽出して、変数化・指数化し、企業活動の活発度を表す事業業績動向指標を作成し、事業業績動向指標データベース8に出力する(006)。
[0040]
次に、入出金情報データベース4および口座毎の残高情報データベース5を入力して、個人の所得や消費等の活発度を説明する情報項目を抽出して、変数化・指数化し、個人の所得や消費等の活発度を表す家計動向指標を作成し、家計動向指標データベース9に出力する(007)。
[0041]
次に、付帯情報データベース2のうちの財務情報、入出金情報データベース4および口座毎の残高情報データベース5を入力して、入出金実績と財務情報の関連を説明、さらに企業・事業主の活動における将来の業績を予測する情報項目を抽出して、変数化・指数化し、将来の業績を予測する事業業績予測指標を作成し、事業業績予測指標データベース10に出力する(008)。
【0042】
次に、入出金情報データベース4および口座毎の残高情報データベース5を入力して、入出金実績と家計における収入・支出実績との関連を説明することにより、個人の将来の家計動向を予測する情報項目を抽出して、変数化・指数化し、将来の家計動向を予測する家計予測指標を作成し、家計予測指標データベース11に出力する(009)。
【0043】
法人・事業主の各指標の作成は、図6に示すように、まず、口座毎の残高情報データベース5を入力し、口座残高1次情報S101を作成し、入出金情報データベース4から入出金1次情報S102を作成する。口座残高1次情報S101は、「特定日(月末、五、十日)残高」、「月中最大残高」、「月中最小残高」、「月中平均残高」、「日次残高の月の標準偏差」で構成し、入出金1次情報S102は「月中入金金額の合計」、「内売上」、「内継続収入」、「月中出金金額の合計」、「内原価経費」、「内借入返済」、「内継続支出」で構成する。
【0044】
次に、口座残高1次情報S101同士を組み合わせて口座残高2次情報S103を作成し、口座残高1次情報S101と入出金1次情報S102を組み合わせて口座残高×入出金2次情報S104を作成し、入出金1次情報S102同士を組み合わせて入出金2次情報S105を作成する。口座残高2次情報S103は、「月の標準偏差/月中平残」、「(月中最大残高−月中最小残高)/月中平残」で構成し、口座残高×入出金2次情報S104は、「月中平残/月中入金金額の合計」、「月中平残/月中継続収入の合計」、「月中平残/月中出金金額の合計」、「月中平残/月中継続支出の合計」、「月中借入返済の合計/月中平残」で構成し、入出金2次情報S105は、「月中入金金額の合計/月中出金金額の合計」、「月中継続収入の合計/月中継続支出の合計」、「月中借入返済の合計/月中入金金額の合計」で構成する。
【0045】
次に、口座残高1次情報S101、口座残高2次情報S103、口座残高×入出金2次情報S104を組み合わせて変数化・指数化し、事業資金繰動向指標を作成し、事業資金繰動向データベース6に出力する。また、入出金1次情報S102、入出金2次情報S105を組み合わせて変数化・指数化し、事業業績動向指標を作成して、事業業績動向指標データベース8に出力する。
【0046】
次に、過去の財務情報S106、入出金1次情報S102を組み合わせて業績予測情報S107を作成し、それを変数化・指数化し、事業業績予測指標を作成して、事業業績予測指標データベース10に出力する。
【0047】
業績予測は、図7に示すように、過去の業績実績(財務情報)Xと入出金情報から作成する現時点Bまでの当期の入出金実績Q1および過去の同時点Aまでの入出金実績P1および過去の時点A以降の入出金実績P2を使用して、将来における業績予測(業績実績Xに対応する値)Yを作成することで行う。
作成手順は、まず、入出金情報から作成する入出金実績P1およびP2の合計と業績実績Xの関係性を表す調整変数s(s=X/(P1+P2))を算出する。また、現時点Bでの事業活動実績に対する将来の事業活動の変化の関係性を表す変化変数k(k=Q1/P1)を算出する。
【0048】
次に、現時点Bでの当期既経過の業績予測をY1、当期未経過の業績予測をY2に区分し、将来(今期末時点)における業績予測Y=Y1+Y2とする。前記調整変数sと前記変化変数kを使用すると、Y1=Q1×s、Y2=P2×k×sとなり、将来における業績予測Y=(Q1+P2×k)×sとして算出する。
【0049】
個人の各指標の作成は、図8に示すように、まず、口座毎の残高情報データベース5を入力し、口座残高1次情報S201を作成し、入出金情報データベース4から入出金1次情報S202を作成する。口座残高1次情報S201は、「特定日(月末、五、十日)残高」、「月中最大残高」、「月中最小残高」、「月中平均残高」、「日次残高の月の標準偏差」で構成し、入出金1次情報S202は「月中入金金額の合計」、「内基本的収入」、「内継続収入」、「月中出金金額の合計」、「内基本的支出」、「内借入返済」、「内継続支出」で構成する。ここで「基本的収入」とは、原資別の給与・賞与601、年金602、その他606(家賃等)を合計したもので、「内基本的支出」とは使途別の社会保険料・税801、公共料金804、その他808(家賃等)を合計したものである。
【0050】
次に、口座残高1次情報S201同士を組み合わせて口座残高2次情報S203を作成し、口座残高1次情報S201と入出金1次情報S202を組み合わせて口座残高×入出金2次情報S204を作成し、入出金1次情報S202同士を組み合わせて入出金2次情報S205を作成する。口座残高2次情報S203は、「月の標準偏差/月中平残」、「(月中最大残高−月中最小残高)/月中平残」で構成し、口座残高×入出金2次情報S204は、「月中平残/月中入金金額の合計」、「月中平残/月中継続収入の合計」、「月中平残/月中出金金額の合計」、「月中平残/月中継続支出の合計」、「月中借入返済の合計/月中平残」で構成し、入出金2次情報S205は、「月中入金金額の合計/月中出金金額の合計」、「月中継続収入の合計/月中継続支出の合計」、「月中借入返済の合計/月中入金金額の合計」で構成する。
【0051】
次に、口座残高1次情報S201、口座残高2次情報S203、口座残高×入出金2次情報S204を組み合わせて変数化・指数化し、個人資金繰動向指標を作成して、個人資金繰動向指標データベース7に出力する。
また、入出金1次情報S202、入出金2次情報S205を組み合わせて変数化・指数化し、家計動向指標を作成して、家計動向指標データベース9に出力する。
【0052】
次に、過去の実績情報S206、入出金1次情報S202を組み合わせて家計予測情報S207を作成し、それを変数化・指数化して家計予測指標を作成し、家計予測指標データベース11に出力する。
【0053】
家計予測は、図9に示すように、過去の家計実績(収入・支出実績)Xと入出金情報から作成する現時点Bまでの当年度の入出金実績Qおよび過去の同時点Aまでの入出金実績Pを使用して、将来における家計予測(家計実績Xに対応する値)Yを作成することで行う。作成手順は、まず、現時点Bでの収入・支出活動に対する将来の収入・支出活動の変化の関係性を表す変化変数k(k=Q/P)を算出する。
【0054】
次に、今年度の経過月数≧1の場合は、前記変化変数kを使用し、将来における家計予測Y=X×kとして算出し、今年度の経過月数<1の場合は、将来における家計予測Y=Xとして算出する。
【0055】
次に、図1において、入出金情報データベース4を入力して、日付、金額、入出金先名義から、同一の取引を判別し、一方の入出金情報を削除した資金移動情報を作成し、資金移動情報データベース12に出力する(010)。
【0056】
資金循環情報の作成は、図10に示すように、入出金情報データベース4を入力して、まず入出金情報を入金情報(S301)と出金情報(S302)に区分し、指定した期間の開始日の日付において金額が異なる入金情報と出金情報(S303)と、指定した期間の開始日の日付において金額が同じ入金情報と出金情報(S304)を抽出する。
前記で抽出した金額が異なる入金情報と出金情報(S303)は、同一取引を含まない入金情報と出金情報(S305)として資金移動情報データベース12に書き出す。
【0057】
次に、指定日付において金額が同じ入金情報と出金情報(S304)について、最初の入金情報と最初の出金情報を読込み、最初の入金情報に対して最初の出金情報から最後の出金情報までについて、入金情報の口座保有人名義と出金情報の入先名義が同じかつ入金情報の出元名義が出金情報の口座保有人名義と同じであるかを判別し、同じ場合を同一取引と判断し、その出金情報を削除しその入金情報(S306)のみを資金移動情報データベース12に書き出す。
次に、次の入金情報を読込み前記の処理を最後の入金情報まで行い、削除を行わなかった出金情報(S308)を資金移動情報データベース12に書き出す。
また入金情報の口座保有人名義と出金情報の入先名義が異なるか、または入金情報の出元名義が出金情報の口座保有人名義と異なる取引での入金情報と出金情報を、同一取引を含まない入金情報(S307)と出金情報(S308)として資金移動情報データベース12に書き出す。
次に、指定した期間の開始日の翌日から終了日まで、それぞれの日付について前記の処理を行うことにより、指定した期間での同一取引を削除した資金移動情報データベース12を作成する。
なお前記の処理については、入金情報と出金情報を逆に取扱いして処理してもよい。
【0058】
次に、図1において、資金移動情報データベース12を入力して、出元と入先の組合せ毎に各属性間または属性内の資金循環を集計し、資金循環情報を作成し、資金循環情報データベース13に出力する(011)。
【0059】
資金循環情報の作成は、図11に示すように、まず、指定した期間、属性間または属性内の資金移動情報から出元属性から入先属性への移動金額、移動件数を集計した集計表(1101)を作成する。
【0060】
例として、出元属性Xから入先属性Xへの移動金額を150、移動件数を3とし、出元属性Xから入先属性Yへの移動金額を200、移動件数を2とし、出元属性Xから入先属性Zへの移動金額を100、移動件数を2とし、出元属性Yから入先属性Xへの移動金額を300、移動件数を3とし、出元属性Yから入先属性Yへの移動金額を50、移動件数を1とし、出元属性Yから入先属性Zへの移動金額を100、移動件数を2とし、出元属性Zから入先属性Xへの移動金額を200、移動件数を1とし、出元属性Zから入先属性Yへの移動金額を100、移動件数を2とし、さらに、出元属性Zから入先属性Zへの移動金額を350、移動件数を5とした場合、移動金額の合計は1550で移動件数の合計は21となる。
【0061】
次に、集計表(1101)の各属性間または属性内の移動金額、移動件数を、属性クロス表(1102)(1103)の該当項目に入力し、その合計およびその合計の差額を算定することで、金額および件数の属性クロス表を作成する。
また、属性クロス表(1102)(1103)における合計1は、異なる属性間または属性内の移動した金額または件数の合計を表し、合計2は、同じ属性間または属性内の移動した金額または件数と合計1との合計を表し、属性クロス表(1102)の残高増減は、各属性毎の入金の合計2からその属性の出金の合計2を差引いた数値であり、属性クロス表(1103)の入出金件数差は各属性毎の入金の合計2からその属性の出金の合計2を差引いた数値である。
【0062】
例として、属性クロス表(1102)は、属性Xの入金の合計1は300と200の合計500、合計2は150と300と200の合計650となり、属性Yの入金の合計1は200と100の合計300、合計2は200と50と100の合計350となり、属性Zの入金の合計1は100と100の合計200、合計2は100と100と350の合計550となる。また属性Xの出金の合計1は200と100の合計300、合計2は150と200と100の合計450となり、属性Yの出金の合計1は300と100の合計400、合計2は300と50と100の合計450となり、属性Zの出金の合計1は200と100の合計300、合計2は200と100と350の合計650となる。
【0063】
属性Xの残高増減は、属性Xの入金の合計2の650から出金の合計2の450を差引いたプラス200となり、属性Yの残高増減は、属性Yの入金の合計2の350から出金の合計2の450を差引いたマイナス100となり、属性Zの残高増減は、属性Zの入金の合計2の550から出金の合計2の650を差引いたマイナス100となる。
【0064】
属性クロス表(1103)は、残高増減を入出金件数差に置換えて、前記と同じ処理を行うことにより作成する。
資金移動・循環の関連性を表わすのに、従来は1次的に作成された計数や統計に基づき2次的に作成していた。そのため、属性間の整合性、適時性、速報性、拡張性などに乏しく利用しにくいという課題があった。
この発明によれば、口座取引記録から直接的に適時かつ速報的に、また任意の属性間や属性内の資金移動・循環の関連性を把握できる。
[0065]
次に、図1において、資金循環情報データベース13を入力して、属性間または属性内の資金移動を説明する情報項目を抽出して、変数化・指数化し、属性間または属性内の資金移動を表す資金循環動向指標を作成し、資金循環動向指標データベース14に出力する(012)。
[0066]
次に、事業資金繰動向指標データベース6、個人資金繰動向指標データベース7、事業業績動向指標データベース8、家計動向指標データベース9、事業業績予測指標データベース10、家計予測指標データベース11、および資金繰循環動向指標データベース14を入力して、総合的な経済の活動状況を説明する情報項目を抽出して、変数化・指数化し、総合的な経済の活動状況を表す総合経済活動指標を作成し、総合経済活動指標データベース15に出力する(013)。
[0067]
このように、本実施形態によれば、決済機能と貯蓄機能を有する金融機関の口座を媒介した実体経済取引(資金の授受・決済)を直接的に記録した入出金記録および残高記録である口座取引記録情報と、口座保有人(本人)情報および資金の出元口座の保有人情報、資金の入先口座の保有人情報である付帯情報(含む地域、規模、業種、格付、年齢、性別、職業等の属性情報、財務情報)と、を勘定系システム(含む情報系システム)から取り込み、入出金先の紐付け(紐付けとは情報の関連付けをいう)、所定の細目への仕訳をし、細目毎から任意の大項目毎(例えば、口座保有人の属性毎や財務科目毎など)に集計し、集計データを指標化をすることにより、法人や個人の経済活動の状況をより早く、よりきめ細かく分析、把握することが可能となる。特に、口座取引記録情報について、時系列で所定期間記憶しておき、時間的な分析を行うことで、経済動向についての指標を得ることができる。
[0068]
ここで、変数化・指標化について、説明する。例えば、資金繰り動向指標は、主に特定日の残高や、月中の最大・最小残高、平均残高や、日次残高の月の偏差を使用して算出した変数(前月比、変化率、減少・増加回数など)の推移などの資金繰り動向に関連する集計結果を取り出し、これらをウェイト加算して指標化した、資金繰りの逼迫度合いを示す指標である。また、上記に加えて、仕訳した営業性月中の入出金額(フロー)に対する特定日の残高(ストック)の割合の水準、の推移を分析することで、事業規模に対する営業状況での資金繰り(営業キャッシュフロー)の逼迫度合いを分析することができる。
例えば、仕訳した営業性の入出金の金額や件数について、各月の数値や、一定期間の移動平均、それらの振幅の度合を使用して変数化し、倒産した企業と非倒産企業との比較分析から閾値としての基準値を設定しておき、その基準値より数値が良い企業と、数値が悪い企業とを判別しそれらの企業数の割合、などを口座保有人の属性毎に求め指標値とする(指標化)ことができる。
[0069]
また、変数化された値として、例えば月中平均残高の前月比を採用し、この前月比を+5%以上、−5%〜+5%、−5%以下などに区分分けをし、区分毎の企業数や企業数割合や、企業数割合の増減を指標化することもできる。なお、指標化については、ある基準月の値を100として、正規化することも好適である。
さらに、1つの経済活動について得られた、複数の指標についてウェイト加算して、大項目での経済活動指標を作成することもできるし、1つの経済活動について細分化したままの指標を提示することもできる。
[0070]
なお、上述したように、本実施形態においては、経済活動指標として、事業資金繰動向指標、個人資金繰動向指標、事業業績動向指標、家計動向指標、事業業績予測指標などを算出する。事業業績動向指標は、仕訳した営業性の入出金の動向から営業状況の活発度や、入出金先との取引動向から商取引状況(取引先数や取引単価や取引相手先の属性の状況)を指標化したものである。業績予測指標では、仕訳した営業性の入出金動向と過去財務情報から今期以降の売上や原価や費用、収益を予測することができ、業績予測の動向を指標化する。また、業績の予測から、債権や在庫等の資産と借入金等の負債を予想することができ、資産、負債及びその差分としての資本の動向を指標化することもできる。さらに、資金繰動向や業績動向及び業績予測から信用リスクの状況分析もできる。個人についても同様な動向指標を得ることができる。
【0071】
さらに、本実施形態では、上述したように、資金の移動について分析することで、指定した期間での、出元と、入先の属性間の移動金額、移動件数などを得ることができる。従って、これらのデータに基づいて、資金循環について指標を得ることができる。
さらに、出元、入先について、それぞれの属性のデータが紐付けされている。従って、動向指標について、企業の存在地域、規模、業種(製造、卸、小売りなどの別)、年齢、格付けなどをキーとして、指標をまとめ直すことが改めて調査を行うことを必要とせずできる。なお、個人については、性別なども属性とすることができる。
【0072】
このように、本実施形態では、金融機関の口座取引についてのデータを収集する。そして、各口座取引について、出元、入先の属性を紐付けすると共に得られた口座取引について細目に仕訳けする。これによって、口座取引から各種経済活動を反映したデータを得ることができる。そして、これを指標化することで、各種経済活動についての指標を得ることが可能となる。
【符号の説明】
【0073】
1 口座取引記録情報データベース
2 付帯情報データベース
3 出入先紐付情報データベース
4 入出金情報データベース
5 口座毎の残高情報データベース
6 事業資金繰動向指標データベース
7 個人資金繰動向指標データベース
8 事業業績動向指標データベース
9 家計動向指標データベース
10 事業業績予測指標データベース
11 家計予測指標データベース
12 資金移動情報データベース
13 資金循環情報データベース
14 資金循環動向指標データベース
15 総合経済活動指標データベース

Claims (12)

  1. 金融機関の勘定系システムから口座取引記録情報と付帯情報をデータベースに取り込み、
    このデータベースに取り込んだ口座取引記録情報に付帯情報を紐付けて出入先紐付情報を作成する紐付け手段と、
    出入先紐付情報から、口座毎の残高情報と入出金情報を抽出する抽出手段と、
    抽出した入出金情報を原資別の入金情報にあるいは使途別の出金情報に仕訳する仕訳手段と、
    仕訳した入出金情報を入出金情報の所定の細目別に集計する集計手段と、
    集計した入出金情報と口座毎の残高情報を組み合わせて所定の経済活動指標を算出する指標算出手段と、を備えて口座保有人単位の経済活動を分析可能にした指標を提示するシステムにおいて、
    前記仕訳手段が、口座取引記録情報の取引形式が振込又は振替の入出金情報を仕訳するに当り、仕訳対象となる口座の保有人が法人又は事業主で入金の場合には、口座取引記録情報の摘要か、又は付帯情報として紐付けた資金の出元口座の保有人情報の属性か、のいずれかを使用して、売上、借入又は金融取引を含む原資別の入金情報に仕訳し、
    同じく法人又は事業主で出金の場合には、口座取引記録情報の摘要か、又は付帯情報として紐付けた資金の入先口座の保有人情報の属性か、のいずれかを使用して、原価経費、借入返済又は金融取引を含む使途別の出金情報に仕訳し、
    一方、仕訳対象となる口座の保有人が個人で入金の場合には、口座取引記録情報の摘要か、又は付帯情報として紐付けた資金の出元口座の保有人情報の属性か、のいずれかを使用して、給与、賞与、年金、借入、金融取引を含む原資別の入金情報に仕訳し、
    同じく個人で出金の場合には、口座取引記録情報の摘要か、又は付帯情報として紐付けた資金の入先口座の保有人情報の属性か、のいずれかを使用して、借入返済、金融取引、社会保険料・税金、公共料金を含む使途別の出金情報に仕訳する、
    ことを特徴とする経済活動指標提示システム。
  2. 前記仕訳手段が、
    金融機関が保有する口座取引記録情報と付帯情報のみを使用し、
    それらに含まれる
    取引形式、
    日付、
    科目、
    金額、
    取引回数、
    摘要、
    仕訳対象となる口座の保有人情報、
    資金の出元口座の保有人情報、
    または資金の入先口座の保有人情報、
    のいずれかを使用して仕訳するものであることを特徴とする請求項1記載の経済活動指標提示システム。
  3. 前記原資別の入金情報と使途別の出金情報がともに継続・非継続別であることを特徴とする請求項1記載の経済活動指標提示システム。
  4. 前記口座取引記録情報に紐付ける付帯情報に
    仕訳対象となる口座の保有人情報と、
    その口座での入出金に関する、資金の出元口座の保有人情報または資金の入先口座の保有人情報を、含むことを特徴とする請求項1記載の経済活動指標提示システム。
  5. 前記経済活動指標が
    分析対象となる口座の保有人が法人又は事業主の場合、
    仕訳した月中の入出金額に対する特定日の残高の割合の水準、推移を求めて事業規模に対する営業状況での資金繰りの逼迫度合いを示す事業資金繰動向指標、
    仕訳した月中の入出金額、件数を求めて営業性の入出金の動向から営業状況の活発度、入出金先との取引動向から商取引状況の活発度を示す事業業績動向指標、
    仕訳した今期の入出金額と過去の財務情報から今期以降の売上、原価、費用、収益を予測する事業業績予測指標のいずれか、
    分析対象となる口座の保有人が個人の場合、
    仕訳した月中の入出金額に対する特定日の残高の割合の水準、推移を求めて個人の収入状況・消費活動における資金繰りの逼迫度を示す個人資金繰動向指標、
    仕訳した月中の入出金額、件数を求めて個人の所得状況・消費活動の活発度を示す家計動向指標、
    仕訳した今期の入出金額と過去の収入・支出実績から個人の将来の家計動向を予測する家計予測指標のいずれか、
    であることを特徴とする請求項1記載の経済活動指標提示システム。
  6. 前記事業業績予測指標が財務情報と入出金情報を基に作成したものであることを特徴とする請求項9記載の経済活動指標提示システム。
  7. 前記家計予測指標が実績情報と入出金情報を基に作成したものであることを特徴とする請求項9記載の経済活動指標提示システム。
  8. 前記付帯情報に基づいて各口座保有人を複数の属性に区分し、
    この属性毎に前記指標を作成する指標化手段を備えて属性単位の経済活動を分析可能にしたことを特徴とする請求項1記載の経済活動指標提示システム。
  9. 前記付帯情報から入出金情報の出元属性・入先属性を判別し、
    これを基に属性内または属性間の資金移動情報をクロス集計した資金循環動向指標を算出したことを特徴とする請求項1記載の経済活動指標提示システム。
  10. 前記資金循環動向指標を算出するにあたり、
    前記入出金情報の
    日付が同一の場合、
    金額が同一の場合、
    入金の口座保有人名義と出金の入先名義が同一の場合および入金の出元名義と出金の口座保有人名義が同一の場合は、同一取引とみなして一方の入出金情報を削除することを特徴とする請求項13記載の経済活動指標提示システム。
  11. 前記資金循環動向指標を算出するにあたり、
    前記入出金情報の
    日付が同一の場合、
    金額が同一の場合、
    出金の口座保有人名義と入金の出元名義が同一の場合および出金の入先名義と入金の口座保有人名義が同一の場合は、同一取引とみなして一方の入出金情報を削除することを特徴とする請求項13記載の経済活動指標提示システム。
  12. 前記属性が規模、地域、業種、格付、創業年数、年齢、性別、職業、居住形態、世帯構成のいずれかから選択されるものであることを特徴とする
    請求項12または13記載の経済活動指標提示システム。
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