JP2003208514A - 事務リスクモニタリングシステム - Google Patents

事務リスクモニタリングシステム

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JP2003208514A
JP2003208514A JP2002008134A JP2002008134A JP2003208514A JP 2003208514 A JP2003208514 A JP 2003208514A JP 2002008134 A JP2002008134 A JP 2002008134A JP 2002008134 A JP2002008134 A JP 2002008134A JP 2003208514 A JP2003208514 A JP 2003208514A
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risk
monitoring
management
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Kenji Kobayashi
賢次 小林
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金融機関における各支店の事務リスク管理情報
をモニタリングサーバによって一元管理することによっ
て、モニタリングのための業務負担が軽く、前記金融機
関の本部に所属する管理者がモニタリングすることがで
き、金融取引におけるリスクの発生を効果的に回避する
ことができるようにする。 【解決手段】金融機関に配設され、金融取引のオペレー
ションを実行するオペレーション用端末と、該オペレー
ション用端末に接続され、帳票のイメージデータを取得
するスキャナ16と、前記オペレーション用端末に接続
され、前記オペレーションをモニターする管理用端末と
を有し、前記オペレーション用端末は、前記帳票のイメ
ージデータに含まれる識別情報に基づいて、前記オペレ
ーションに関するリスク管理項目を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務リスクモニタ
リングシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行、信用金庫等の金融機関にお
いて、入出金、振込等の金融取引は、顧客の認証、通帳
の記入事項の確認、登録された印鑑との照合等の所定の
手続を経て厳格に行われるようになっている。これによ
り、取引における事故の発生を防止することができる。
【0003】しかし、顧客の便宜を図るために、例え
ば、長期にわたり定期的に取引関係のある顧客が電話に
よって入出金、振込等の金融取引を依頼した場合には、
金融機関の職員が前記金融取引を行うことがある。この
ような金融取引は、通常、異例取引として金融機関内で
処理される。すなわち、後日、印鑑の押印、証書の記入
等の所定の手続が事後的に行われ、正常な取引として取
り扱われる。しかし、前記異例取引は、本質的にリスク
を含む取引であるので、金融機関においては、厳格に管
理されるようになっている。
【0004】通常、金融機関においては、印無し取引や
証書無し取引のような異例取引に加えて、高額取引、手
形・小切手取引等のリスクを含む取引は、各支店(営業
店)において管理簿を使用することによって管理されて
いる。この場合、各支店において行われたリスクを含む
取引の内容は、該取引を行ったテラー、渉外担当者等の
職員、すなわち、オペレータによって前記管理簿に記載
され、各支店の管理職、支店長等の管理者によって把握
され、必要に応じて検査される。これにより、各支店の
管理者は、当該支店におけるリスクを含む取引について
管理すること、すなわち、事務リスクをモニタリングす
ることができ、リスクの発生を回避することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記管
理簿は、オペレータによって手書きで記載されるように
なっているので、該オペレータの業務負担が増大してし
まう。また、各支店の管理者も前記管理簿を毎日チェッ
クする必要があり、前記管理者の事務リスクモニタリン
グの業務負担も大きくなってしまう。
【0006】そして、前記管理簿は紙媒体から成るの
で、リスクを含む取引の内容を過去に遡(さかのぼ)っ
て検証することが困難であり、時間や労力がかかってし
まう。そのため、前記取引についてのモニタリングは表
面的なものになりがちであり、リスクの発生を効果的に
回避することが困難である。そして、前記モニタリング
が表面的なものになると、オペレータの不適切な業務に
対する牽(けん)制としての効果を発揮することができ
ない。
【0007】また、前記管理簿は紙媒体から成り、しか
も、毎日使用されるため、該当する支店外に搬出するこ
とが困難なので、金融機関の役員等の金融機関の本部に
所属する管理者は、前記管理簿をリアルタイムでチェッ
クすることができない。そのため、各支店におけるリス
クを含む取引についてのモニタリングは、専ら該当する
支店の管理者に委(ゆだ)ねられ、リスクを含む取引に
ついて金融機関として統一的に管理することができなく
なってしまう。また、支店の営業成績等の事情によって
期日や手続の適用条件を緩和することも行われがちであ
り、モニタリングが厳格に行われなくなってしまう。
【0008】さらに、行政機関の事務リスクモニタリン
グに関する規制、指導等に対して適切に対応することも
困難となってしまう。
【0009】本発明は、前記従来の問題点を解決して、
金融機関における各支店の事務リスク管理情報をモニタ
リングサーバによって一元管理することによって、モニ
タリングのための業務負担が軽く、前記金融機関の本部
に所属する管理者がモニタリングすることができ、金融
取引におけるリスクの発生を効果的に回避することがで
きる事務リスクモニタリングシステムを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の事
務リスクモニタリングシステムにおいては、金融機関に
配設され、金融取引のオペレーションを実行するオペレ
ーション用端末と、該オペレーション用端末に接続さ
れ、帳票のイメージデータを取得するスキャナと、前記
オペレーション用端末に接続され、前記オペレーション
をモニターする管理用端末とを有し、前記オペレーショ
ン用端末は、前記帳票のイメージデータに含まれる識別
情報に基づいて、前記オペレーションに関するリスク管
理項目を識別する。
【0011】本発明の他の事務リスクモニタリングシス
テムにおいては、さらに、前記管理用端末はモニタリン
グセンタに配設されたモニタリング端末に接続され、該
モニタリング端末は前記オペレーションをモニターす
る。
【0012】本発明の更に他の事務リスクモニタリング
システムにおいては、さらに、前記オペレーション用端
末はサーバに接続され、該サーバは前記リスク管理項目
についての統計データを作成する。
【0013】本発明の更に他の事務リスクモニタリング
システムにおいては、さらに、前記管理用端末及びモニ
タリング端末は、前記サーバに接続され、前記統計デー
タを取得する。
【0014】本発明の更に他の事務リスクモニタリング
システムにおいては、金融機関の支店に配設され、金融
取引のオペレーションを実行するオペレーション用端末
と、前記支店に配設され、前記オペレーション用端末に
接続されて前記オペレーションをモニターする管理用端
末と、前記金融機関のモニタリングセンタに配設され、
前記オペレーション用端末及び管理用端末に接続され、
前記オペレーションに関するリスク管理項目のデータを
処理するサーバとを有し、前記管理用端末は、前記サー
バにアクセスして前記オペレーションに関するリスク管
理項目のデータを取得する。
【0015】本発明の更に他の事務リスクモニタリング
システムにおいては、さらに、前記サーバは前記モニタ
リングセンタに配設されたモニタリング端末に接続さ
れ、該モニタリング端末は前記オペレーションをモニタ
ーする。
【0016】本発明の更に他の事務リスクモニタリング
システムにおいては、さらに、前記サーバはすべての前
記支店におけるオペレーションに関するリスク管理項目
のデータを処理する。
【0017】本発明の更に他の事務リスクモニタリング
システムにおいては、さらに、前記サーバは前記リスク
管理項目についての統計データを作成する。
【0018】本発明の更に他の事務リスクモニタリング
システムにおいては、さらに、前記管理用端末及びモニ
タリング端末は、前記統計データを取得する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の実施の形態における事務リ
スクモニタリングシステムの構成を示す概念図である。
【0021】図において、10は事務リスクモニタリン
グシステムであり、銀行、信用金庫等の金融機関におけ
る事務リスクの可能性を監視する、すなわち、モニター
するためのシステムである。
【0022】ここで、前記事務リスクは、金融機関にお
ける事務処理、すなわち、オペレーションに付随して発
生し、金融機関に有形無形の損失を与えるものである。
そして、前記事務リスクは、オペレーション実行中の単
純ミス等の過失、金融機関の職員であるオペレータによ
る不正、規律違反等の不正・故意による逸脱した取扱、
事務上の錯誤を誘発する詐欺、強盗等の犯罪行為、及
び、代り金の立替等の与信リスク発生に関わる取扱の4
種類に大別される。
【0023】また、本実施の形態においてモニターする
リスク管理項目は、印鑑照合率の指定、高額取引、取消
訂正取引、異例取引、ベリファイエラー等に関するオペ
レータの運用状況管理、印無し、小切手無し、証書無し
等の形式不備管理、便宜扱取引管理、事故届未処理管
理、返却未済通帳証書管理、預かり予約扱管理、取消訂
正管理、当座不足先(不渡り)管理、振込資金未確保先
管理、被仕向入金未処理管理、仮受金仮払金管理、別段
預金長期滞留金管理等である。
【0024】そして、前記事務リスクモニタリングシス
テム10は、金融機関の各支店に配設される支店内シス
テム11と、金融機関の本店、オペレーションセンタ等
において事務リスクの可能性をモニターする部署、すな
わち、モニタリングセンタに配設されるセンタシステム
20とから成る。ここで、前記支店内システム11は、
前記支店に配属されているオペレータが金融取引に関す
るオペレーションを実行するために操作するオペレーシ
ョン用端末としてのオペレータ端末12、前記支店の管
理職、支店長等の管理者が支店におけるオペレーション
をモニターするための管理用端末としての管理者端末1
3、前記支店におけるオペレーションに関する実行プロ
グラム、処理データ等を格納し、前記オペレーションに
関するデータ処理を集中的にコントロールする支店サー
バ14、及び、前記支店内システム11をネットワーク
17に通信可能に接続してセンタシステム20との通信
を実行するためのルータ(Router)15を備え
る。そして、前記オペレータ端末12、管理者端末1
3、支店サーバ14及びルータ15は、LAN(Loc
al Area Network)によって相互に通信
可能に接続されている。なお、前記支店内システム11
は、通常、オペレータ端末12及び管理者端末13を複
数ずつ備えている。
【0025】ここで、前記ネットワーク17は、専用通
信回線等からなるLAN、WAN(Wide Area
Network)等の専用ネットワークであり、前記
支店内システム11及びセンタシステム20に加えて、
金融機関の金融業務をオンライン処理するホストコンピ
ュータとしての上位装置31が通信可能に接続されてい
る。これにより、前記支店サーバ14は、前記上位装置
31にアクセスして、支店における金融取引のオンライ
ン処理を実行することができる。
【0026】また、前記オペレータ端末12は、CP
U、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク
等の記憶手段、キーボード、マウス等の入力手段、CR
T、液晶ディスプレイ等の表示手段、通信インターフェ
イス等を備えるコンピュータである。さらに、前記オペ
レータ端末12には、CCD(Charge Coup
led Device)等の撮像手段を備えてイメージ
データを読み取るためのスキャナ16が接続されてい
る。そして、該スキャナ16は、金融取引に関する帳票
のイメージデータを取得するために使用される。ここ
で、通伝プリンタによる認証印字に代えて、ダイレクト
スキャナによる認証印字を採用することが望ましい。こ
れにより、それぞれの金融取引に通し番号、すなわち、
通番が付与されるので、前記金融取引の検索が容易にな
る。
【0027】この場合、前記帳票は、例えば、金融機関
の顧客や前記オペレータが作成する普通預金の出金伝
票、振込伝票等であり、口座番号、金額、顧客氏名等が
記載され、登録印鑑が押印されている。また、前記帳票
は、金融取引が所定の要件を満たしていない場合に添付
される仮帳票も含むものである。ここで、仮帳票は、金
融取引が便宜扱取引のようにリスクを含みモニターすべ
き金融取引である場合に、該金融取引に関する通常の帳
票に添付されるものである。なお、仮帳票には識別情報
としての帳票IDが、記号、数字、バーコードのような
コード等の形式で付与されている。
【0028】例えば、長期にわたり定期的に取引関係の
ある顧客が電話によって入出金、振込等の金融取引を依
頼した場合には、顧客の便宜を図るため、オペレータが
前記金融取引を行うことがある。この場合、オペレータ
は、入金伝票、出金伝票、振込伝票等の帳票を作成す
る。なお、該帳票には印鑑の押印がなされていない。続
いて、前記オペレータは、前記金融取引が便宜扱取引で
あることを示す仮帳票を作成して前記帳票に添付する。
なお、前記仮帳票はあらかじめ作成されたものであって
もよい。
【0029】そして、オペレータは、前記オペレータ端
末12を操作して、前記金融取引のオペレーションを実
行するとともに、スキャナ16を操作して、前記帳票の
画像を取得するとともに、前記仮帳票の画像も取得す
る。すると、オペレータ端末12は、前記仮帳票の帳票
IDに基づいて、前記金融取引が便宜扱取引であること
を認識し、すなわち、前記オペレーションに関するリス
ク管理項目を識別して、前記金融取引のデータに便宜扱
取引であることを示すリスクモニタリングフラッグを立
てる。これにより、前記金融取引が便宜扱取引であるこ
とが自動的に識別される。なお、前記仮帳票の帳票ID
は、リスク管理項目毎に、あるいは、より下位概念の分
類毎に設定されるので、オペレータ端末12は、前記仮
帳票の帳票IDに基づいて、前記金融取引の内容を自動
的に識別し、該内容を示すリスクモニタリングフラッグ
を立てることができる。
【0030】また、前記管理者端末13は、CPU、M
PU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記
憶手段、キーボード、マウス等の入力手段、CRT、液
晶ディスプレイ等の表示手段、通信インターフェイス等
を備えるコンピュータである。前記支店の管理者は、前
記管理者端末13を操作して、後述されるモニタリング
サーバ21にアクセスすることによって、支店における
オペレーションに関するすべてのデータを取得すること
ができる。そのため、管理者は、支店におけるオペレー
ションに関するリスク管理項目についてのデータを管理
者端末13の表示手段に表示させたり、紙媒体上に印刷
したりすることによって、前記支店における事務リスク
をモニターすることができる。
【0031】そして、前記支店サーバ14は、CPU、
MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の
記憶手段、キーボード、マウス等の入力手段、CRT、
液晶ディスプレイ等の表示手段、通信インターフェイス
等を備えるコンピュータである。そして、前記支店サー
バ14は、前記上位装置31にアクセスして、支店にお
けるオペレーションに関するデータ処理を実行するとと
もに、前記オペレーションに関するデータを格納する。
【0032】次に、前記センタシステム20について説
明する。該センタシステム20は、モニタリングセンタ
に配設され、金融機関のすべての支店におけるオペレー
ションに関するリスク管理項目についてのデータを格納
し、前記オペレーションに関するリスク管理項目を集中
的にコントロールするサーバとしてのモニタリングサー
バ21、金融機関における事務リスクモニタリングの担
当者がすべての支店におけるオペレーションをモニター
するためのモニタリング端末22、及び、前記センタシ
ステム20をネットワーク17に通信可能に接続して支
店内システム11との通信を実行するためのルータ23
を備える。
【0033】そして、前記モニタリングサーバ21は、
CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディ
スク等の記憶手段、キーボード、マウス等の入力手段、
CRT、液晶ディスプレイ等の表示手段、通信インター
フェイス等を備えるコンピュータである。さらに、前記
モニタリングサーバ21は、帳票のイメージデータを格
納する記憶手段である帳票イメージファイル21a、金
融処理が実行される期日を管理するためのデータを格納
する記憶手段である期日管理ファイル21b、金融処理
に関する統計データを格納する記憶手段である統計管理
ファイル21c、登録された印鑑の印影を格納する記憶
手段である印鑑ファイル21d等を備える。そして、前
記モニタリングサーバ21は、前記支店サーバ14又は
オペレータ端末12にアクセスして、すべての支店にお
けるオペレーションに関するリスク管理項目についての
データを取得する。そして、取得したデータを記憶手段
に一時的に、又は、長期にわたって格納するとともに、
前記リスク管理項目についての統計データを作成する。
【0034】また、前記モニタリング端末22は、CP
U、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク
等の記憶手段、キーボード、マウス等の入力手段、CR
T、液晶ディスプレイ等の表示手段、通信インターフェ
イス等を備えるコンピュータである。そして、金融機関
における事務リスクモニタリングの担当者は、前記モニ
タリング端末22を操作して、前記モニタリングサーバ
21にアクセスすることによって、すべての支店におけ
るオペレーションに関するすべてのデータを取得するこ
とができる。そのため、前記担当者は、金融機関のすべ
ての支店におけるオペレーションに関するリスク管理項
目についてのデータをモニタリング端末22の表示手段
に表示させたり、紙媒体上に印刷したりすることによっ
て、前記すべての支店における事務リスクをモニターす
ることができる。さらに、各支店のオペレータ毎に処理
された各種金融取引の内容や進捗(ちょく)状況をモニ
ターすることもできる。
【0035】次に、前記管理者がモニターする事務リス
クについて説明する。
【0036】図2は本発明の実施の形態におけるモニタ
ーするリスク管理項目を示す表、図3は本発明の実施の
形態における管理者端末の表示手段に表示されたデータ
の例を示す第1の図、図4は本発明の実施の形態におけ
る管理者端末の表示手段に表示されたデータの例を示す
第2の図、図5は本発明の実施の形態における管理者端
末の表示手段に表示されたデータの例を示す第3の図、
図6は本発明の実施の形態における管理者端末の表示手
段に表示されたデータの例を示す第4の図である。
【0037】本実施の形態において、管理者は、図2に
示されるようなリスク管理項目についてのデータを管理
者端末13の表示手段に表示させたり、紙媒体上に印刷
したりすることによって、前記支店における事務リスク
をモニターする。
【0038】この場合、管理者が、例えば、長期にわた
って未処理状態にある金融取引案件をモニターするため
に、管理者端末13の表示手段に表示されるメニュー項
目の中から該当する項目を選択すると、図3に示される
ような画面が管理者端末13の表示手段に表示される。
これにより、管理者は、支店における便宜扱取引管理、
返却未済通帳証書管理、別段預金長期滞留金管理、事故
届未処理管理、預かり予約扱管理、被仕向入金未処理管
理等のリスク管理項目についての件数を把握することが
できる。
【0039】また、管理者が、例えば、オペレータ毎の
統計データをモニターするために、管理者端末13の表
示手段に表示されるメニュー項目の中から該当する項目
を選択すると、図4に示されるような画面が管理者端末
13の表示手段に表示される。これにより、管理者は、
オペレータ毎の印鑑照合、ベリファイエラー、取消訂正
取引、高額取引、中途解約等のリスク管理項目について
の率や件数を把握することができる。
【0040】そして、各リスク管理項目についての詳細
を把握する場合には、表示手段の画面上で該当するリス
ク管理項目の欄にポインタやカーソルを当ててクリック
することによって、詳細事項が表示されるようになって
いる。例えば、管理者が管理者端末13のマウスを操作
してポインタを図3における便宜扱取引管理の欄に当て
てクリックすると、図5に示されるような画面が管理者
端末13の表示手段に表示される。これにより、管理者
は、支店における便宜扱取引管理に該当する個々のオペ
レーションを特定することができる。
【0041】続いて、便宜扱取引とされたオペレーショ
ンについての詳細を把握する場合には、表示手段の画面
上で該当するオペレーションの欄にポインタやカーソル
を当ててクリックすることによって、詳細事項が表示さ
れるようになっている。例えば、管理者が管理者端末1
3のマウスを操作してポインタを図5における2001
年3月17日に発生したオペレーションの欄に当ててク
リックすると、図6に示されるような画面が管理者端末
13の表示手段に表示される。これにより、管理者は、
前記2001年3月17日に発生したオペレーションに
該当する金融取引の詳細を把握することができる。そし
て、帳票のイメージデータと取引内容とを照合するこ
と、すなわち、ベリファイ照査をすることができる。
【0042】また、前記管理者は、必要な場合には、管
理者端末13の入力手段を操作して図6に示されるよう
な画面におけるコメント通知欄に、コメントを記入し
て、後述されるモニタリングセンタのモニタリング端末
22に送信することができる。
【0043】次に、前記担当者がモニターする事務リス
クについて説明する。
【0044】図7は本発明の実施の形態におけるモニタ
リング端末の表示手段に表示されたデータの例を示す第
1の図、図8は本発明の実施の形態におけるモニタリン
グ端末の表示手段に表示されたデータの例を示す第2の
図である。
【0045】この場合、前記担当者は、管理者端末13
の表示手段に表示されるのと、ほぼ同様の、リスク管理
項目についてのデータをモニタリング端末22の表示手
段に表示させたり、紙媒体上に印刷したりすることによ
って、すべての支店における事務リスクをモニターする
ことができる。本実施の形態においては、図2に示され
るように、事務リスクが不正や犯罪行為に関係しないリ
スク管理項目の中のいくつか、すなわち、当座不足先
(不渡り)管理、振込資金未確保先管理、及び、被仕向
入金未処理管理は、前記担当者がモニターする必要がな
いものとして、モニタリング端末22の表示手段に表示
されないようになっている。
【0046】なお、該モニタリング端末22の表示手段
に表示されるリスク管理項目について、担当者は、支店
の管理者と同様にして、金融取引の詳細を把握すること
ができる。すなわち、各リスク管理項目についての詳細
を把握する場合には、表示手段の画面上で該当するリス
ク管理項目の欄にポインタやカーソルを当ててクリック
することによって、詳細事項が表示されるようになって
いる。例えば、担当者がモニタリング端末22のマウス
を操作してポインタを図3における便宜扱取引管理の欄
に当ててクリックすると、図5に示されるような画面が
モニタリング端末22の表示手段に表示される。これに
より、担当者は、すべての支店における便宜扱取引管理
に該当する個々のオペレーションを特定することができ
る。
【0047】続いて、便宜扱取引とされたオペレーショ
ンについての詳細を把握する場合には、表示手段の画面
上で該当するオペレーションの欄にポインタやカーソル
を当ててクリックすることによって、詳細事項が表示さ
れるようになっている。例えば、担当者がモニタリング
端末22のマウスを操作してポインタを図5における2
001年3月17日に発生したオペレーションの欄に当
ててクリックすると、図6に示されるような画面がモニ
タリング端末22の表示手段に表示される。これによ
り、担当者は、前記2001年3月17日に発生したオ
ペレーションに該当する金融取引の詳細を把握すること
ができる。そして、帳票のイメージデータと取引内容と
に基づいて、ベリファイ照査をすることができる。
【0048】そして、前記担当者は、必要な場合には、
モニタリング端末22の入力手段を操作して図6に示さ
れるような画面におけるコメント通知欄に、コメントを
記入して、該当する支店の管理者端末13に送信するこ
とができる。これにより、各支店における事務リスクに
対する基準を統一することができる。なお、各支店の管
理者は、管理者端末13を操作して、前記コメントに対
する回答をモニタリング端末22に送信することもでき
る。
【0049】また、前記担当者は、管理者端末13の表
示手段に、図7に示されるように、支店毎の統計情報を
表示させてモニターすることができる。これにより、前
記担当者は、支店毎の印鑑照合、ベリファイエラー、取
消訂正取引、高額取引、中途解約、印無し取引、証書無
し取引、小切手無し取引等のリスク管理項目についての
率や件数を把握することができる。
【0050】さらに、前記担当者は、管理者端末13の
表示手段に、図8に示されるように、特定の支店におけ
る特定のオペレータ端末12においてオペレーションが
実行された金融取引に関するデータを表示させてモニタ
ーすることができる。この場合、それぞれの金融取引に
付与された通番を指定することによって、特定の金融取
引を抽出して、該金融取引について図6に示されるよう
な画面を表示させることもできる。これにより、前記担
当者は、特定の支店における特定の金融取引に関するオ
ペレーションをモニターすることができる。
【0051】次に、前記構成の事務リスクモニタリング
システムの動作について説明する。
【0052】図9は本発明の実施の形態におけるリスク
管理項目が取消訂正取引管理の場合の動作を示すフロー
チャート、図10は本発明の実施の形態におけるリスク
管理項目が形式不備管理の場合の動作を示す第1のフロ
ーチャート、図11は本発明の実施の形態におけるリス
ク管理項目が形式不備管理の場合の動作を示す第2のフ
ローチャートである。
【0053】まず、オペレーションが、既に実行された
金融取引、すなわち、原取引を取り消したり該原取引の
金額等の内容を訂正したりする取消訂正取引である場合
について説明する。この場合、オペレータは、オペレー
タ端末12を操作して、原取引に関する帳票、すなわ
ち、原帳票の通番を入力して原取引を特定し、続いて、
原取引を取り消したり訂正したりする理由、すなわち、
取消訂正理由を入力することによって、取消訂正オペレ
ーションを実行する。なお、原帳票の通番及び取消訂正
理由は、仮帳票としての取消訂正帳票を作成し、該取消
訂正帳票のイメージデータをスキャナ16に読み込ませ
ることによって入力される。これにより、オペレータ端
末12は、前記仮帳票の帳票IDに基づいて、入力され
た金融取引が取消訂正取引であることを自動的に識別
し、取消訂正取引であることを示すリスクモニタリング
フラッグを立てる。
【0054】続いて、入力された取消訂正オペレーショ
ンに関するデータはモニタリングサーバ21に送信さ
れ、取消訂正帳票のイメージデータが原帳票のイメージ
データと関連づけられて、帳票イメージファイル21a
に格納される。また、前記取消訂正オペレーションに関
するデータは、管理者端末13に送信される。すると、
該管理者端末13は、前記帳票イメージファイル21a
にアクセスして、前記原帳票のイメージデータ及び取消
訂正帳票のイメージデータを取得して、表示手段に表示
する。これにより、管理者は、前記取消訂正オペレーシ
ョンに関する事務リスクの可能性をモニターすることが
できる。そして、前記管理者は、問題が無いと判断する
と、前記取消訂正オペレーションを承認する承認処理を
実行する。
【0055】続いて、前記承認処理の結果を受信した支
店サーバ14は、上位装置31にアクセスして、前記取
消訂正取引のオンライン処理を実行する。そして、前記
取消訂正取引のオンライン処理に関するデータは、統計
管理ファイル21cに送信されて格納される。
【0056】一方、前記取消訂正取引に関するデータ、
並びに、前記原帳票のイメージデータ及び取消訂正帳票
のイメージデータは、モニタリング端末22の表示手段
に表示される。これにより、金融機関における事務リス
クモニタリングの担当者は、前記取消訂正オペレーショ
ンに関する事務リスクの可能性をモニターすることがで
きる。そして、事務リスクを発見した場合は、前記管理
者端末13に通知する。
【0057】なお、前記管理者及び担当者は、後日、必
要に応じて、管理者端末13及びモニタリング端末22
から統計管理ファイル21cにアクセスして前記取消訂
正取引のオンライン処理に関するデータの照会を実行す
ることができる。
【0058】次に、オペレーションが、便宜扱取引の1
種である印無し取引である場合について説明する。例え
ば、長期にわたり定期的に取引関係のある顧客が電話に
よって入出金、振込等の金融取引を依頼した場合には、
顧客の便宜を図るため、オペレータが前記金融取引を行
うことがある。この場合、オペレータは、オペレータ端
末12を操作して、取引に関するデータと印が無い理
由、すなわち、印無し理由とを入力することによって、
印無し取引オペレーションを実行する。なお、取引に関
するデータと印無し理由とは、取引に関する帳票と、印
無し理由が記載された仮帳票とを作成し、前記帳票及び
仮帳票を前記取消訂正帳票のイメージデータをスキャナ
16に読み込ませることによって入力される。これによ
り、オペレータ端末12は、前記仮帳票の帳票IDに基
づいて、入力された金融取引が印無し取引であることを
自動的に識別し、印無し取引であることを示すリスクモ
ニタリングフラッグを立てる。
【0059】続いて、入力された印無し取引オペレーシ
ョンに関するデータはモニタリングサーバ21に送信さ
れ、前記帳票及び仮帳票のイメージデータが帳票イメー
ジファイル21aに格納される。また、前記印無し取引
オペレーションに関するデータは、管理者端末13に送
信される。すると、該管理者端末13は、前記帳票イメ
ージファイル21aにアクセスして、前記帳票のイメー
ジデータ及び仮帳票のイメージデータを取得して、表示
手段に表示する。これにより、管理者は、前記印無し取
引オペレーションに関する事務リスクの可能性をモニタ
ーすることができる。そして、前記管理者は、問題が無
いと判断すると、前記印無し取引オペレーションを承認
する承認処理を実行する。
【0060】続いて、前記承認処理の結果を受信した支
店サーバ14は、上位装置31にアクセスして、前記印
無し取引のオンライン処理を実行する。そして、前記印
無し取引のオンライン処理に関するデータは、期日管理
ファイル21b及び統計管理ファイル21cに送信され
て格納される。
【0061】一方、前記印無し取引に関するデータ、並
びに、前記帳票のイメージデータ及び仮帳票のイメージ
データは、前記モニタリング端末22の表示手段に表示
される。これにより、金融機関における事務リスクモニ
タリングの担当者は、前記印無し取引オペレーションに
関する事務リスクの可能性をモニターすることができ
る。そして、事務リスクを発見した場合は、前記管理者
端末13に通知する。
【0062】なお、前記管理者及び担当者は、後日、必
要に応じて、管理者端末13及びモニタリング端末22
から期日管理ファイル21b及び統計管理ファイル21
cにアクセスして前記印無し取引のオンライン処理に関
するデータの照会を実行することができる。
【0063】次に、後日、例えば、前記顧客が支店に来
店して、印無し取引としてオンライン処理が既に終了し
た前記金融取引の手続を補完するために、印鑑を押印し
た帳票、すなわち、押印帳票を提出した場合について説
明する。
【0064】この場合、オペレータは、オペレータ端末
12を操作して、前記印無し理由が記載された仮帳票の
通番を入力して前記印無し取引を特定し、続いて、印鑑
の陰影を入力することによって、前記印無し取引の整理
オペレーションを実行する。
【0065】なお、前記印影は、押印帳票のイメージデ
ータをスキャナ16に読み込ませることによって入力さ
れる。この場合、オペレータ端末12から印鑑ファイル
21dにアクセスして、前記顧客の登録された印鑑の印
影を照合することができる。
【0066】続いて、入力された整理オペレーションに
関するデータはモニタリングサーバ21に送信され、押
印帳票のイメージデータが仮帳票のイメージデータと関
連づけられて、帳票イメージファイル21aに格納され
る。また、前記整理オペレーションに関するデータは、
管理者端末13に送信される。すると、該管理者端末1
3は、前記帳票イメージファイル21aにアクセスし
て、前記押印帳票のイメージデータ及び仮帳票のイメー
ジデータを取得して、表示手段に表示する。これによ
り、管理者は、印無し取引としてオンライン処理が既に
終了した前記金融取引の手続が補完されたことを確認す
ることができる。そして、前記管理者は、問題が無いと
判断すると、前記印無し取引の消し込み処理を実行す
る。これにより、前記金融取引が印無し取引であること
を示すリスクモニタリングフラッグが消去される。そし
て、期日管理ファイル21bに格納されている前記印無
し取引のオンライン処理が実行されてからの経過日数等
のデータが消去される。
【0067】なお、前記管理者及び担当者は、後日、必
要に応じて、管理者端末13及びモニタリング端末22
から期日管理ファイル21bにアクセスして、前記印無
し取引の整理オペレーションが実行されて消し込み処理
が実行されたことに関するデータの照会を実行すること
ができる。
【0068】次に、フローチャートについて説明する。
まず、オペレーションが取消訂正取引である場合のフロ
ーチャートについて説明する。 ステップS1 オペレータはオペレータ端末12を操作
して、原帳票の通番を入力して原取引を特定し、取消訂
正理由を入力することによって、取消訂正オペレーショ
ンを実行する。 ステップS2 管理者は、原帳票のイメージデータ及び
取消訂正帳票のイメージデータをモニターし、問題がな
いと判断すると取消訂正オペレーションを承認する承認
処理を実行する。 ステップS3 支店サーバ14から上位装置31にアク
セスして、前記取消訂正取引のオンライン処理を実行す
る。 ステップS4 担当者は、原帳票のイメージデータ及び
取消訂正帳票のイメージデータをモニターする。 ステップS5 管理者は管理者端末13から統計管理フ
ァイル21cにアクセスして、前記取消訂正取引のオン
ライン処理に関するデータの照会をする。 ステップS6 担当者はモニタリング端末22から統計
管理ファイル21cにアクセスして、前記取消訂正取引
のオンライン処理に関するデータの照会をする。
【0069】続いて、オペレーションが印無し取引であ
る場合のフローチャートについて説明する。 ステップS11 オペレータはオペレータ端末12を操
作して、取引に関するデータと印無し理由とを入力する
ことによって、印無し取引オペレーションを実行する。 ステップS12 管理者は、帳票のイメージデータ及び
仮帳票のイメージデータをモニターし、問題がないと判
断すると取消訂正オペレーションを承認する承認処理を
実行する。 ステップS13 支店サーバ14から上位装置31にア
クセスして、前記印無し取引のオンライン処理を実行す
る。 ステップS14 担当者は、前記帳票のイメージデータ
及び仮帳票のイメージデータをモニターする。 ステップS15 管理者は管理者端末13から統計管理
ファイル21cにアクセスして、前記印無し取引のオン
ライン処理に関するデータの照会をする。 ステップS16 担当者はモニタリング端末22から統
計管理ファイル21cにアクセスして、前記印無し取引
のオンライン処理に関するデータの照会をする。
【0070】続いて、オペレーションが印無し取引の整
理である場合のフローチャートについて説明する。 ステップS21 オペレータはオペレータ端末12を操
作して、印無し理由が記載された仮帳票の通番を入力
し、前記印無し取引を特定し、印鑑の陰影を入力するこ
とによって、印無し取引の整理オペレーションを実行す
る。 ステップS22 管理者は、押印帳票のイメージデータ
及び仮帳票のイメージデータをモニターし、問題がない
と判断すると前記印無し取引の消しこみ処理を実行す
る。 ステップS23 管理者は管理者端末13から期日管理
ファイル21bにアクセスして、前記印無し取引のオン
ライン処理に関するデータの照会をする。 ステップS24 担当者はモニタリング端末22から期
日管理ファイル21bにアクセスして、前記印無し取引
のオンライン処理に関するデータの照会をする。
【0071】このように、本実施の形態においては、オ
ペレータがオペレータ端末12を操作することによっ
て、オペレーションについてのリスク管理項目に関する
データが入力され、支店の管理者は、管理者端末13を
操作することによって該支店におけるすべてのオペレー
ションについてのリスク管理項目をモニターすることが
でき、事務リスクモニタリングの担当者は、モニタリン
グ端末22を操作することによって、すべての支店にお
けるすべてのオペレーションについてのリスク管理項目
をモニターすることができるようになっている。そのた
め、金融機関におけるオペレーションについての事務リ
スクの可能性が、各支店の管理者によってモニターされ
るとともに、事務リスクモニタリングの担当者によって
もモニターされるので、事務リスクの発生を効果的に予
防することができる。
【0072】また、管理簿を使用する必要がないので、
オペレータや管理者の業務負担が軽減される。そして、
担当者もすべての支店におけるすべてのオペレーション
についてのリスク管理項目を容易に迅速にモニターする
ことができる。さらに、必要に応じて、各金融取引の詳
細な内容を過去に遡って検証することが容易に行えるの
で、事務リスクの発生を効果的に予防することができ
る。そして、オペレータの不適切な業務に対して牽制す
ることができる。
【0073】さらに、金融機関の担当者がすべての支店
におけるすべてのオペレーションについてのリスク管理
項目をモニターすることができるので、事務リスクにつ
いて金融機関として統一的に管理することができる。ま
た、支店の事情によって期日や手続の適用条件が緩和さ
れることを排除することができ、モニタリングを厳格に
行うことができる。
【0074】さらに、リスク管理項目についての統計デ
ータが作成されるので、該統計データに基づいて、事務
リスクについての予兆管理を行うことができ、必要に応
じて、アラームを通知することもでき、また、オペレー
タの不適切な業務に対しての牽制機能も向上する。
【0075】さらに、行政機関の事務リスクモニタリン
グに関する規制、指導等に対しても迅速、かつ、適切に
対応することができる。
【0076】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0077】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、金融機関におけるオペレーションについての事務
リスクを的確にモニタリングすることができ、事務リス
クの発生を効果的に予防することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における事務リスクモニタ
リングシステムの構成を示す概念図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるモニターするリス
ク管理項目を示す表である。
【図3】本発明の実施の形態における管理者端末の表示
手段に表示されたデータの例を示す第1の図である。
【図4】本発明の実施の形態における管理者端末の表示
手段に表示されたデータの例を示す第2の図である。
【図5】本発明の実施の形態における管理者端末の表示
手段に表示されたデータの例を示す第3の図である。
【図6】本発明の実施の形態における管理者端末の表示
手段に表示されたデータの例を示す第4の図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるモニタリング端末
の表示手段に表示されたデータの例を示す第1の図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態におけるモニタリング端末
の表示手段に表示されたデータの例を示す第2の図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態におけるリスク管理項目が
取消訂正取引管理の場合の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明の実施の形態におけるリスク管理項目
が形式不備管理の場合の動作を示す第1のフローチャー
トである。
【図11】本発明の実施の形態におけるリスク管理項目
が形式不備管理の場合の動作を示す第2のフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 事務リスクモニタリングシステム 12 オペレータ端末 13 管理者端末 16 スキャナ 21 モニタリングサーバ 22 モニタリング端末

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)金融機関に配設され、金融取引の
    オペレーションを実行するオペレーション用端末と、
    (b)該オペレーション用端末に接続され、帳票のイメ
    ージデータを取得するスキャナと、(c)前記オペレー
    ション用端末に接続され、前記オペレーションをモニタ
    ーする管理用端末とを有し、(d)前記オペレーション
    用端末は、前記帳票のイメージデータに含まれる識別情
    報に基づいて、前記オペレーションに関するリスク管理
    項目を識別することを特徴とする事務リスクモニタリン
    グシステム。
  2. 【請求項2】 前記管理用端末はモニタリングセンタに
    配設されたモニタリング端末に接続され、該モニタリン
    グ端末は前記オペレーションをモニターする請求項1に
    記載の事務リスクモニタリングシステム。
  3. 【請求項3】 前記オペレーション用端末はサーバに接
    続され、該サーバは前記リスク管理項目についての統計
    データを作成する請求項1又は2に記載の事務リスクモ
    ニタリングシステム。
  4. 【請求項4】 前記管理用端末及びモニタリング端末
    は、前記サーバに接続され、前記統計データを取得する
    請求項3に記載の事務リスクモニタリングシステム。
  5. 【請求項5】 (a)金融機関の支店に配設され、金融
    取引のオペレーションを実行するオペレーション用端末
    と、(b)前記支店に配設され、前記オペレーション用
    端末に接続されて前記オペレーションをモニターする管
    理用端末と、(c)前記金融機関のモニタリングセンタ
    に配設され、前記オペレーション用端末及び管理用端末
    に接続され、前記オペレーションに関するリスク管理項
    目のデータを処理するサーバとを有し、(d)前記管理
    用端末は、前記サーバにアクセスして前記オペレーショ
    ンに関するリスク管理項目のデータを取得することを特
    徴とする事務リスクモニタリングシステム。
  6. 【請求項6】 前記サーバは前記モニタリングセンタに
    配設されたモニタリング端末に接続され、該モニタリン
    グ端末は前記オペレーションをモニターする請求項5に
    記載の事務リスクモニタリングシステム。
  7. 【請求項7】 前記サーバはすべての前記支店における
    オペレーションに関するリスク管理項目のデータを処理
    する請求項5又は6に記載の事務リスクモニタリングシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記サーバは前記リスク管理項目につい
    ての統計データを作成する請求項5〜7のいずれか1項
    に記載の事務リスクモニタリングシステム。
  9. 【請求項9】 前記管理用端末及びモニタリング端末
    は、前記統計データを取得する請求項8に記載の事務リ
    スクモニタリングシステム。
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