JP2004036368A - 補強板 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイディングによりリフォームを行う際に耐震補強を行う場合や、外壁にサイディングを用いる住宅の施工時に、外観を損なうことがなく、取り付け作業が容易な補強板を提供する。
【解決手段】補強板1は、住宅の土台2と柱3との直交部分に両部材に亘って取り付けられる。また、厚さが約6mmのステンレス鋼板により形成され、上方部分が柱3に沿って上下方向に延設され、下方部分が土台2に沿って左右に延設される。また、その下方部分には下方に向けて開口する迂回部6が設けられる。また、補強板1は、サイディング4が壁面5の周囲に設置された状態では、サイディング4と壁面5との間に収納される。補強板1はサイディング4の内部に収納されるため、外部からは見えない。これにより、外観を損なうことなく住宅の補強を行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】補強板1は、住宅の土台2と柱3との直交部分に両部材に亘って取り付けられる。また、厚さが約6mmのステンレス鋼板により形成され、上方部分が柱3に沿って上下方向に延設され、下方部分が土台2に沿って左右に延設される。また、その下方部分には下方に向けて開口する迂回部6が設けられる。また、補強板1は、サイディング4が壁面5の周囲に設置された状態では、サイディング4と壁面5との間に収納される。補強板1はサイディング4の内部に収納されるため、外部からは見えない。これにより、外観を損なうことなく住宅の補強を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、外壁としてサイディングを用いている住宅を補強する金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、既存の住宅の補強を行うものとして耐震補強板が知られている。この耐震補強板は、住宅の基礎と柱及び土台とを連結し、地震の際のほぞ抜け等を防止するものである。このような従来の耐震補強板は、住宅の柱及び土台に取り付けなければならないため、外壁の表面から柱及び土台にラグスクリュー等で耐震補強板を取り付けていた。
【0003】
一方、従来の住宅としては外壁としてサイディングを用いたものが知られている。このサイディングは、板状の軽量発泡コンクリート等より形成され、住宅の外面を覆うものであり、住宅の壁面に縦方向又は横方向の胴縁を釘打ち等により取り付け、その胴縁に釘打ちされて住宅の外周に取り付けられるものである。
また、このサイディングは、新築の住宅の他、既存の住宅のリフォーム用の外壁としても用いられている。この場合、既存の住宅の外壁に胴縁を取り付け、この胴縁にサイディングを取り付けることにより住宅の外壁とするものである。
このように外壁にサイディングを用いる場合、従来のような耐震補強板を用いるとサイディングの外側に設けるか、サイディングの一部を切り取って取り付ける必要があった。
【0004】
しかしながら、外壁にサイディングを用いる大きな理由の一つとして、外壁の美観を向上させることがあげられるが、耐震補強板が露出すると美観を向上させる効果が大きく減退する。また、サイディングの一部を切り取る場合も美観を損なうと共に、施工が煩雑になり、費用がかさむという不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、補強板の改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消するために、サイディングによりリフォームを行う際に耐震補強を行う場合や、外壁にサイディングを用いる住宅の施工時に、外観を損なうことがなく、取り付け作業が容易な補強板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の補強板は、壁面に固定具を介して固定され前記壁面と所定の間隔を存して装着されるサイディングを備えた住宅を補強する補強板であって、前記壁面と前記サイディングとの所定の間隔内に設置されると共に、複数の木製建材同士の結合箇所近傍に複数の木製建材に亘って固定され前記結合箇所を補強することを特徴とする。
【0007】
本発明の補強板は、住宅の壁面とサイディングとの間隔に設置されるものであるため、この補強板はサイディングの内部に収納されて外側からは見えない。これにより、リフォームの際にサイディングを用いる場合であっても、住宅の新築時にサイディングを用いる場合であっても、外観を損なうことなく住宅の耐震補強を行うことができる。また、本発明の補強板は、複数の木製建材の結合箇所近傍に固定され、これらの木製建材の結合を補強するものであり、例えば土台と柱との結合を補強することにより、地震の際のいわゆるほぞ抜け等を防止することができる。
【0008】
本発明の補強板においては、前記木製建材の結合箇所の近傍に設けられ前記複数の木製建材に互いに離反する方向に衝撃が加わった際に前記衝撃を吸収する緩衝部を備えていることが好ましい。地震等により住宅に振動が加わった場合、前記複数の木製建材の結合箇所においてはそれぞれの木造建材に互いに離反しようとする力が加わる場合がある。このような場合は、前記緩衝部により前記木製建材同士の離反がある程度許容されるため、補強板の取付箇所に加わる振動が緩和される。これにより、例えば付近の道路において大型トラック等の交通量が多く、住宅にしばしば振動が加わった場合であっても前記緩衝部によりその振動が緩衝されるので、補強板の取付部の損傷を防止することができる。
【0009】
また、本発明の補強板は、表裏に配設される一対の硬質板と、前記一対の硬質板の間に固定された弾性部材とで構成してもよい。このように、表裏に鉄板或いはカーボン樹脂等の硬質板を用い、その間にゴム等の弾性部材を固定すると、木ねじ等の締結部材により前記補強板を取り付けた際に、住宅に振動が加わった場合であっても前記弾性部材の弾性によって振動が吸収される。
また、本発明の補強板においては、表裏を貫通する締結穴と、前記締結穴よりも大径の鍔部と前記締結穴に挿入される棒状の締結部とを有する締結部材と、前記鍔部と前記補強板との間及び前記締結穴と前記締結部との間に介在する弾性部材からなるブッシュとを備えていることが好ましい。
【0010】
このように、補強板の取付部分に前記ブッシュを設けることにより、住宅に振動が加わった場合であっても前記ブッシュにより緩衝されるため、前記締結部材には振動が伝わりにくくなり、締結部材の緩みや損傷等が防止される。また、前記締結部材には前記鍔部が設けられているので、補強板は前記鍔部により前記ブッシュを介して前記壁面に取り付けられるため、補強板が壁面から外れることがない。
【0011】
また、本発明の補強板は、垂直方向に延設される垂直建材と、前記垂直建材の左右どちらか一方向に水平に延設される水平建材との直交部分に設置され、表裏を貫通する第1締結穴を有し締結部材により前記第1締結穴を介して前記垂直建材又は水平建材のどちらか一方の建材に取り付けられる第1取付部と、前記第1取付部と略同一の長さに形成され表裏を貫通する第2締結穴を有し締結部材により前記第2締結穴を介して他方の建材に取り付けられ前記第1取付部と直交する第2取付部とを備え、前記第1取付部の端部から前記第1締結穴までの距離と前記第2取付部の端部から前記第2締結穴までの距離とが少なくとも前記締結部材の直径以上に異なるようにすることが好ましい。
【0012】
例えば、住宅の角部の両面に補強板を取り付ける必要がある場合、双方から締結部材を垂直建材に螺着し或いは打ち込むと、締結部材同士が干渉してしまうおそれがある。本発明の補強板においては、このような場合に一方の面には第1取付部を垂直建材に取り付け、他方の面には第2取付部を垂直建材に取り付ければよい。これにより、第1締結穴と第2締結穴とは締結部材の直径以上に異なる位置に設けられているため、両金具の締結部材同士が干渉することがない。
【0013】
また、本発明の補強板においては、前記固定具が前記木製建材に固定された際に前記固定具を避ける迂回部を備えていることが好ましい。前記迂回部が設けられている場合は、前記固定具を木製建材に取り付けることができるので、従来のサイディングの取付と同様の作業でサイディングを壁面に取り付けることができる。
【0014】
或いは、本発明の補強板において、前記固定具を装着する装着部を備えてもよい。補強板そのものに前記固定具を取り付けることにより、例えば予め補強板に固定具を取り付けておくことにより、作業現場においては補強板を取り付けるだけでサイディングを装着することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の補強板の実施形態の一例について、図1乃至図7を参照して説明する。図1は第1の実施形態の補強板が土台と柱に亘って取り付けられている状態を示す説明図、図2は第2の実施形態の補強板が住宅の角部に取り付けられている状態を示す説明図、図3は図2の一部拡大断面図、図4は第3の実施形態の補強板を示す説明図、図5は図4のV−V線断面図、図6は他の実施形態の補強板を示す説明図、図7a〜dは他の実施形態の補強板を示す説明図である。
【0016】
まず、第1の実施形態の補強板1について図1を参照して説明する。第1の実施形態の補強板1は、図1に示すように、住宅の土台2と柱3との直交部分に両部材に亘って取り付けられるものである。また、本実施形態の補強板1は、サイディング4が壁面5の周囲に設置された状態では、サイディング4と壁面5との間に収納される。尚、第1の実施形態においては既存の住宅のリフォームにおいて外壁にサイディングを用いる場合について説明する。
【0017】
第1の実施形態の補強板1は、厚さが約6mmのステンレス鋼板により形成されている。また、図1に示すように上方部分が柱3に沿って上下方向に延設され、下方部分が土台2に沿って左右に延設されている。また、その下方部分には下方に向けて開口する迂回部6が設けられている。サイディング4の取り付けは胴縁7に所定の金具8を介して行われるが、迂回部6はこの胴縁7及び金具8を迂回するために設けられている。
【0018】
このように形成された補強板1には表裏を貫通する締結穴9が形成されており、この締結穴9には図1に示すように締結部材である木ねじ10が挿通され、土台2及び柱3に固定されている。本実施形態においては、補強板1が約6mm、スプリングワッシャを含むワッシャ11の厚さが合わせて約6mm、木ねじ10の頭部の高さが約4mmとなっており、壁面5からの高さは約16mmとなっている。通常、サイディング4と壁面5との間は約18mmの間隔が設けられている。このため、本実施形態の補強板1は、サイディング4と壁面5との間隙に収納することができる。
【0019】
また、迂回部6が設けられているため、サイディング4の取付は従来と同様に胴縁7に金具8を取り付け、この金具8にサイディング4を取り付ければよい。このように、第1の実施形態の補強板1によれば、サイディング4の取付は従来のものと同様に行うことができる。
【0020】
次に、本発明の第2の実施形態の補強板21について図2及び図3を参照して説明する。住宅の角部においては、図2に示すように、土台2と柱3とがL字型に結合している。このような箇所においては、図2に示すような第2の実施形態の補強板である略L型の補強板21を用いる。この略L型の補強板21は、互いに直交する第1取付部22と第2取付部23とを備えている。図2の正面側を向いている補強板21においては、第1取付部22は柱3に沿って垂直方向に延設されており、第2取付部23は土台2に沿って水平方向に延設されている。一方、図2において奥行き方向に設けられている補強板21は、柱3に沿って垂直方向に第2取付部23が延設され、土台2に沿って水平方向に第1取付部22が延設されるように設置されている。
【0021】
第2の実施形態の補強板21は、このように第1取付部22を垂直方向にしても設置することができ、第2取付部23を垂直方向にして設置することもできるように形成されている。また、第1取付部22には締結部材である木ねじ10を挿通させるための第1締結穴24が設けられており、同様に第2取付部23には第2締結穴25が設けられている。そして、第1取付部22の端部から第1締結穴24までの寸法は、第2取付部23の端部から第2締結穴25までの寸法とが異なるように形成されている(A>a、B>b)。この寸法の差は、少なくとも締結部材である木ねじ10の直径以上としている。尚、その他の構成において上記第1の実施形態と同様のものについては同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0022】
図2に示すように、住宅の角部の両面に補強板21を設置する場合、補強板21の取り付け方向を図2のように交互に異ならせることにより、それぞれの補強板21を取り付ける木ねじ10同士が互いに干渉しないため、住宅の角部においても十分な補強を行うことができる。
【0023】
また、本実施形態においては、第1締結穴24及び第2締結穴25には、図3に示すようにゴムブッシュ26を介して木ねじ10が挿通されている。木ねじ10はワッシャ11によってゴムブッシュ26を補強板21の表面に押しつけることにより補強板21を壁面5に固定している。
【0024】
第2の実施形態の補強板21は、上記構成を備えているため、例えば地震によって縦揺れが生じた場合、柱3が土台2から離れる方向に力が加わるが、この場合、補強板1はゴムブッシュ26を介して木ねじ10によって柱3及び土台2に固定されているため、初期の衝撃加重はこのゴムブッシュ26によって緩衝される。また、付近に道路があり、トラック等の往来が激しい場合は住宅に長時間振動が加わるが、ゴムブッシュ26によってこの振動が吸収されるので、木ねじ10のゆるみや木製建材の損傷等を防ぐことができる。
【0025】
上記第1の実施形態の補強板1と第2の実施形態の補強板21は、最下段のサイディング4の高さよりも低くなるように形成されている。通常、サイディング4は、その幅が規格により定められているものが多い。本実施形態の補強板1は、このようにサイディング4の幅よりも低くなるように形成することにより、サイディング4の加工等を行うことなくその長手方向の任意の箇所に補強板1を取り付けることができる。
【0026】
次に、第3の実施形態の補強板31について図4及び図5を参照して説明する。第3の実施形態の補強板31は、図4に示すように、第1の実施形態と同様に住宅の土台2と柱3との直交部分に両部材に亘って取り付けられている。一方、この第3の実施形態の補強板31においては、上記第1及び第2の実施形態とは異なり、迂回部は設けられておらず、補強板31の表面にサイディング4を取り付けるための金具8を取り付けている。この金具8は、補強板31に予め固定されている。
【0027】
また、補強板31の下方において、土台2と柱3との境界部近傍には、図5に示すように一部が前方に突出する緩衝部32が設けられている。この緩衝部32は、補強板31に曲げ加工を施し、表面側に円弧状に突出させることにより形成されている。尚、その他の構成において上記第1の実施形態と同様のものについては同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0028】
ここで、地震により縦揺れが生じた場合、柱3には土台2から抜けようとする衝撃が加わるが、緩衝部32がその衝撃を緩衝するため、木ねじ10に伝達する衝撃が緩和される。また、サイディング4を取り付けるための金具8は、予め補強板31に取り付けられているので、作業現場においては、補強板31を設置するだけで金具8の設置作業は不要となる。また、補強板31の表面に金具8を取り付けているものであるため、図5に示すように最下段のサイディング4の幅よりも高くしてもよい。このため、土台2と柱3との結合をさらに強固なものにすることができる。
【0029】
尚、第3の実施形態における補強板31においては、金具8は予め補強板31に固定していたが、これに限らず、作業現場において取り付けてもよい。この場合、補強板31には予め複数のねじ穴を設けておき、作業現場において補強板31の加工を行うことなく金具8を取り付けることができるようにすることが好ましい。
【0030】
次に、本発明の他の実施形態の補強板33について図6を参照して説明する。補強板33は、図6に示すように、下方部分は上記第2の実施形態と同様であるが、その上方部分から金具8を迂回して上方に延設されている点が異なる。このように金具8を迂回する迂回部6を設けることにより、サイディング4の幅にとらわれることなく住宅の補強を行うことができる。
【0031】
また、補強板の形状は、上記実施形態において開示されているものに限定されるものではなく、図7に示すように様々な形状とすることができる。例えば、図7(a)に示すように、第1の実施形態の補強板1の側方部分をさらに補強するようにしてもよい。また、図7(b)に示すように、第1の実施形態の補強板1を全体的に曲線状とし、さらに略中央部分に側面視で波形に曲げ加工を行った緩衝部32を設けてもよい。
【0032】
或いは、図7(c)に示すように、柱3の左右から梁34が結合されている箇所において、四方の木製建材を補強するような形状としてもよい。さらに、図7(d)に示すように、第2の実施形態の補強板21を2枚組み合わせるようにして住宅の角部を補強するものとしてもよい。この場合、第2の実施形態と同様に、締結穴の位置をずらすことが好ましい。
【0033】
また、図7(e)に示すように、補強板の表裏に鉄板等の硬質板35を用い、その間にゴム板等の弾性部材36を挟んで接着してもよい。このように硬質板35を弾性部材36で挟むことにより、これを木ねじ10で固定すると、弾性部材36を介して木製建材に固定される。従って、住宅に振動が加わった場合であっても、弾性部材36により吸収されて、木ねじ10と補強板との結合部分への負担が軽減される。硬質板35としては、鉄板の他、カーボン樹脂等を用いることができ、弾性部材36としてはゴムの他、弾性を有する合成樹脂を用いることができる。
【0034】
上記本発明の補強板により補強された住宅は、これらの補強板がサイディング4により覆われているため、外観は補強をしていない住宅と変わりはない。一方、地震が発生した場合は、補強板によって、例えば柱3の先端に設けられている「ほぞ」(図示せず)が土台2に設けられている「ほぞ穴」から抜けるいわゆる「ほぞ抜け」を防止することができる。
また、サイディングを取り付けるための金具8は、製造メーカー毎に異なる場合が多いが、本発明の補強板によれば、多くのメーカーの金具を取り付けることができる。
【0035】
尚、上記各実施形態においては、補強板を金属板により形成しているが、これに限らず、カーボン樹脂やFRP等の合成樹脂を用いてもよい。また、締結部材としては木ねじ10を用いているが、これに限らず、釘や植え込みボルト等を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の補強板が土台と柱に亘って取り付けられている状態を示す説明図。
【図2】第2の実施形態の補強板が住宅の角部に取り付けられている状態を示す説明図。
【図3】図2の一部拡大断面図。
【図4】第3の実施形態の補強板を示す説明図。
【図5】図4のV−V線断面図。
【図6】他の実施形態の補強板を示す説明図。
【図7】a〜eは他の実施形態の補強板を示す説明図。
【符号の説明】
1…補強板、2…土台(木製建材)、3…柱(木製建材)、4…サイディング、5…壁面、8…固定具。
【発明の属する技術の分野】
本発明は、外壁としてサイディングを用いている住宅を補強する金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、既存の住宅の補強を行うものとして耐震補強板が知られている。この耐震補強板は、住宅の基礎と柱及び土台とを連結し、地震の際のほぞ抜け等を防止するものである。このような従来の耐震補強板は、住宅の柱及び土台に取り付けなければならないため、外壁の表面から柱及び土台にラグスクリュー等で耐震補強板を取り付けていた。
【0003】
一方、従来の住宅としては外壁としてサイディングを用いたものが知られている。このサイディングは、板状の軽量発泡コンクリート等より形成され、住宅の外面を覆うものであり、住宅の壁面に縦方向又は横方向の胴縁を釘打ち等により取り付け、その胴縁に釘打ちされて住宅の外周に取り付けられるものである。
また、このサイディングは、新築の住宅の他、既存の住宅のリフォーム用の外壁としても用いられている。この場合、既存の住宅の外壁に胴縁を取り付け、この胴縁にサイディングを取り付けることにより住宅の外壁とするものである。
このように外壁にサイディングを用いる場合、従来のような耐震補強板を用いるとサイディングの外側に設けるか、サイディングの一部を切り取って取り付ける必要があった。
【0004】
しかしながら、外壁にサイディングを用いる大きな理由の一つとして、外壁の美観を向上させることがあげられるが、耐震補強板が露出すると美観を向上させる効果が大きく減退する。また、サイディングの一部を切り取る場合も美観を損なうと共に、施工が煩雑になり、費用がかさむという不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、補強板の改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消するために、サイディングによりリフォームを行う際に耐震補強を行う場合や、外壁にサイディングを用いる住宅の施工時に、外観を損なうことがなく、取り付け作業が容易な補強板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の補強板は、壁面に固定具を介して固定され前記壁面と所定の間隔を存して装着されるサイディングを備えた住宅を補強する補強板であって、前記壁面と前記サイディングとの所定の間隔内に設置されると共に、複数の木製建材同士の結合箇所近傍に複数の木製建材に亘って固定され前記結合箇所を補強することを特徴とする。
【0007】
本発明の補強板は、住宅の壁面とサイディングとの間隔に設置されるものであるため、この補強板はサイディングの内部に収納されて外側からは見えない。これにより、リフォームの際にサイディングを用いる場合であっても、住宅の新築時にサイディングを用いる場合であっても、外観を損なうことなく住宅の耐震補強を行うことができる。また、本発明の補強板は、複数の木製建材の結合箇所近傍に固定され、これらの木製建材の結合を補強するものであり、例えば土台と柱との結合を補強することにより、地震の際のいわゆるほぞ抜け等を防止することができる。
【0008】
本発明の補強板においては、前記木製建材の結合箇所の近傍に設けられ前記複数の木製建材に互いに離反する方向に衝撃が加わった際に前記衝撃を吸収する緩衝部を備えていることが好ましい。地震等により住宅に振動が加わった場合、前記複数の木製建材の結合箇所においてはそれぞれの木造建材に互いに離反しようとする力が加わる場合がある。このような場合は、前記緩衝部により前記木製建材同士の離反がある程度許容されるため、補強板の取付箇所に加わる振動が緩和される。これにより、例えば付近の道路において大型トラック等の交通量が多く、住宅にしばしば振動が加わった場合であっても前記緩衝部によりその振動が緩衝されるので、補強板の取付部の損傷を防止することができる。
【0009】
また、本発明の補強板は、表裏に配設される一対の硬質板と、前記一対の硬質板の間に固定された弾性部材とで構成してもよい。このように、表裏に鉄板或いはカーボン樹脂等の硬質板を用い、その間にゴム等の弾性部材を固定すると、木ねじ等の締結部材により前記補強板を取り付けた際に、住宅に振動が加わった場合であっても前記弾性部材の弾性によって振動が吸収される。
また、本発明の補強板においては、表裏を貫通する締結穴と、前記締結穴よりも大径の鍔部と前記締結穴に挿入される棒状の締結部とを有する締結部材と、前記鍔部と前記補強板との間及び前記締結穴と前記締結部との間に介在する弾性部材からなるブッシュとを備えていることが好ましい。
【0010】
このように、補強板の取付部分に前記ブッシュを設けることにより、住宅に振動が加わった場合であっても前記ブッシュにより緩衝されるため、前記締結部材には振動が伝わりにくくなり、締結部材の緩みや損傷等が防止される。また、前記締結部材には前記鍔部が設けられているので、補強板は前記鍔部により前記ブッシュを介して前記壁面に取り付けられるため、補強板が壁面から外れることがない。
【0011】
また、本発明の補強板は、垂直方向に延設される垂直建材と、前記垂直建材の左右どちらか一方向に水平に延設される水平建材との直交部分に設置され、表裏を貫通する第1締結穴を有し締結部材により前記第1締結穴を介して前記垂直建材又は水平建材のどちらか一方の建材に取り付けられる第1取付部と、前記第1取付部と略同一の長さに形成され表裏を貫通する第2締結穴を有し締結部材により前記第2締結穴を介して他方の建材に取り付けられ前記第1取付部と直交する第2取付部とを備え、前記第1取付部の端部から前記第1締結穴までの距離と前記第2取付部の端部から前記第2締結穴までの距離とが少なくとも前記締結部材の直径以上に異なるようにすることが好ましい。
【0012】
例えば、住宅の角部の両面に補強板を取り付ける必要がある場合、双方から締結部材を垂直建材に螺着し或いは打ち込むと、締結部材同士が干渉してしまうおそれがある。本発明の補強板においては、このような場合に一方の面には第1取付部を垂直建材に取り付け、他方の面には第2取付部を垂直建材に取り付ければよい。これにより、第1締結穴と第2締結穴とは締結部材の直径以上に異なる位置に設けられているため、両金具の締結部材同士が干渉することがない。
【0013】
また、本発明の補強板においては、前記固定具が前記木製建材に固定された際に前記固定具を避ける迂回部を備えていることが好ましい。前記迂回部が設けられている場合は、前記固定具を木製建材に取り付けることができるので、従来のサイディングの取付と同様の作業でサイディングを壁面に取り付けることができる。
【0014】
或いは、本発明の補強板において、前記固定具を装着する装着部を備えてもよい。補強板そのものに前記固定具を取り付けることにより、例えば予め補強板に固定具を取り付けておくことにより、作業現場においては補強板を取り付けるだけでサイディングを装着することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の補強板の実施形態の一例について、図1乃至図7を参照して説明する。図1は第1の実施形態の補強板が土台と柱に亘って取り付けられている状態を示す説明図、図2は第2の実施形態の補強板が住宅の角部に取り付けられている状態を示す説明図、図3は図2の一部拡大断面図、図4は第3の実施形態の補強板を示す説明図、図5は図4のV−V線断面図、図6は他の実施形態の補強板を示す説明図、図7a〜dは他の実施形態の補強板を示す説明図である。
【0016】
まず、第1の実施形態の補強板1について図1を参照して説明する。第1の実施形態の補強板1は、図1に示すように、住宅の土台2と柱3との直交部分に両部材に亘って取り付けられるものである。また、本実施形態の補強板1は、サイディング4が壁面5の周囲に設置された状態では、サイディング4と壁面5との間に収納される。尚、第1の実施形態においては既存の住宅のリフォームにおいて外壁にサイディングを用いる場合について説明する。
【0017】
第1の実施形態の補強板1は、厚さが約6mmのステンレス鋼板により形成されている。また、図1に示すように上方部分が柱3に沿って上下方向に延設され、下方部分が土台2に沿って左右に延設されている。また、その下方部分には下方に向けて開口する迂回部6が設けられている。サイディング4の取り付けは胴縁7に所定の金具8を介して行われるが、迂回部6はこの胴縁7及び金具8を迂回するために設けられている。
【0018】
このように形成された補強板1には表裏を貫通する締結穴9が形成されており、この締結穴9には図1に示すように締結部材である木ねじ10が挿通され、土台2及び柱3に固定されている。本実施形態においては、補強板1が約6mm、スプリングワッシャを含むワッシャ11の厚さが合わせて約6mm、木ねじ10の頭部の高さが約4mmとなっており、壁面5からの高さは約16mmとなっている。通常、サイディング4と壁面5との間は約18mmの間隔が設けられている。このため、本実施形態の補強板1は、サイディング4と壁面5との間隙に収納することができる。
【0019】
また、迂回部6が設けられているため、サイディング4の取付は従来と同様に胴縁7に金具8を取り付け、この金具8にサイディング4を取り付ければよい。このように、第1の実施形態の補強板1によれば、サイディング4の取付は従来のものと同様に行うことができる。
【0020】
次に、本発明の第2の実施形態の補強板21について図2及び図3を参照して説明する。住宅の角部においては、図2に示すように、土台2と柱3とがL字型に結合している。このような箇所においては、図2に示すような第2の実施形態の補強板である略L型の補強板21を用いる。この略L型の補強板21は、互いに直交する第1取付部22と第2取付部23とを備えている。図2の正面側を向いている補強板21においては、第1取付部22は柱3に沿って垂直方向に延設されており、第2取付部23は土台2に沿って水平方向に延設されている。一方、図2において奥行き方向に設けられている補強板21は、柱3に沿って垂直方向に第2取付部23が延設され、土台2に沿って水平方向に第1取付部22が延設されるように設置されている。
【0021】
第2の実施形態の補強板21は、このように第1取付部22を垂直方向にしても設置することができ、第2取付部23を垂直方向にして設置することもできるように形成されている。また、第1取付部22には締結部材である木ねじ10を挿通させるための第1締結穴24が設けられており、同様に第2取付部23には第2締結穴25が設けられている。そして、第1取付部22の端部から第1締結穴24までの寸法は、第2取付部23の端部から第2締結穴25までの寸法とが異なるように形成されている(A>a、B>b)。この寸法の差は、少なくとも締結部材である木ねじ10の直径以上としている。尚、その他の構成において上記第1の実施形態と同様のものについては同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0022】
図2に示すように、住宅の角部の両面に補強板21を設置する場合、補強板21の取り付け方向を図2のように交互に異ならせることにより、それぞれの補強板21を取り付ける木ねじ10同士が互いに干渉しないため、住宅の角部においても十分な補強を行うことができる。
【0023】
また、本実施形態においては、第1締結穴24及び第2締結穴25には、図3に示すようにゴムブッシュ26を介して木ねじ10が挿通されている。木ねじ10はワッシャ11によってゴムブッシュ26を補強板21の表面に押しつけることにより補強板21を壁面5に固定している。
【0024】
第2の実施形態の補強板21は、上記構成を備えているため、例えば地震によって縦揺れが生じた場合、柱3が土台2から離れる方向に力が加わるが、この場合、補強板1はゴムブッシュ26を介して木ねじ10によって柱3及び土台2に固定されているため、初期の衝撃加重はこのゴムブッシュ26によって緩衝される。また、付近に道路があり、トラック等の往来が激しい場合は住宅に長時間振動が加わるが、ゴムブッシュ26によってこの振動が吸収されるので、木ねじ10のゆるみや木製建材の損傷等を防ぐことができる。
【0025】
上記第1の実施形態の補強板1と第2の実施形態の補強板21は、最下段のサイディング4の高さよりも低くなるように形成されている。通常、サイディング4は、その幅が規格により定められているものが多い。本実施形態の補強板1は、このようにサイディング4の幅よりも低くなるように形成することにより、サイディング4の加工等を行うことなくその長手方向の任意の箇所に補強板1を取り付けることができる。
【0026】
次に、第3の実施形態の補強板31について図4及び図5を参照して説明する。第3の実施形態の補強板31は、図4に示すように、第1の実施形態と同様に住宅の土台2と柱3との直交部分に両部材に亘って取り付けられている。一方、この第3の実施形態の補強板31においては、上記第1及び第2の実施形態とは異なり、迂回部は設けられておらず、補強板31の表面にサイディング4を取り付けるための金具8を取り付けている。この金具8は、補強板31に予め固定されている。
【0027】
また、補強板31の下方において、土台2と柱3との境界部近傍には、図5に示すように一部が前方に突出する緩衝部32が設けられている。この緩衝部32は、補強板31に曲げ加工を施し、表面側に円弧状に突出させることにより形成されている。尚、その他の構成において上記第1の実施形態と同様のものについては同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0028】
ここで、地震により縦揺れが生じた場合、柱3には土台2から抜けようとする衝撃が加わるが、緩衝部32がその衝撃を緩衝するため、木ねじ10に伝達する衝撃が緩和される。また、サイディング4を取り付けるための金具8は、予め補強板31に取り付けられているので、作業現場においては、補強板31を設置するだけで金具8の設置作業は不要となる。また、補強板31の表面に金具8を取り付けているものであるため、図5に示すように最下段のサイディング4の幅よりも高くしてもよい。このため、土台2と柱3との結合をさらに強固なものにすることができる。
【0029】
尚、第3の実施形態における補強板31においては、金具8は予め補強板31に固定していたが、これに限らず、作業現場において取り付けてもよい。この場合、補強板31には予め複数のねじ穴を設けておき、作業現場において補強板31の加工を行うことなく金具8を取り付けることができるようにすることが好ましい。
【0030】
次に、本発明の他の実施形態の補強板33について図6を参照して説明する。補強板33は、図6に示すように、下方部分は上記第2の実施形態と同様であるが、その上方部分から金具8を迂回して上方に延設されている点が異なる。このように金具8を迂回する迂回部6を設けることにより、サイディング4の幅にとらわれることなく住宅の補強を行うことができる。
【0031】
また、補強板の形状は、上記実施形態において開示されているものに限定されるものではなく、図7に示すように様々な形状とすることができる。例えば、図7(a)に示すように、第1の実施形態の補強板1の側方部分をさらに補強するようにしてもよい。また、図7(b)に示すように、第1の実施形態の補強板1を全体的に曲線状とし、さらに略中央部分に側面視で波形に曲げ加工を行った緩衝部32を設けてもよい。
【0032】
或いは、図7(c)に示すように、柱3の左右から梁34が結合されている箇所において、四方の木製建材を補強するような形状としてもよい。さらに、図7(d)に示すように、第2の実施形態の補強板21を2枚組み合わせるようにして住宅の角部を補強するものとしてもよい。この場合、第2の実施形態と同様に、締結穴の位置をずらすことが好ましい。
【0033】
また、図7(e)に示すように、補強板の表裏に鉄板等の硬質板35を用い、その間にゴム板等の弾性部材36を挟んで接着してもよい。このように硬質板35を弾性部材36で挟むことにより、これを木ねじ10で固定すると、弾性部材36を介して木製建材に固定される。従って、住宅に振動が加わった場合であっても、弾性部材36により吸収されて、木ねじ10と補強板との結合部分への負担が軽減される。硬質板35としては、鉄板の他、カーボン樹脂等を用いることができ、弾性部材36としてはゴムの他、弾性を有する合成樹脂を用いることができる。
【0034】
上記本発明の補強板により補強された住宅は、これらの補強板がサイディング4により覆われているため、外観は補強をしていない住宅と変わりはない。一方、地震が発生した場合は、補強板によって、例えば柱3の先端に設けられている「ほぞ」(図示せず)が土台2に設けられている「ほぞ穴」から抜けるいわゆる「ほぞ抜け」を防止することができる。
また、サイディングを取り付けるための金具8は、製造メーカー毎に異なる場合が多いが、本発明の補強板によれば、多くのメーカーの金具を取り付けることができる。
【0035】
尚、上記各実施形態においては、補強板を金属板により形成しているが、これに限らず、カーボン樹脂やFRP等の合成樹脂を用いてもよい。また、締結部材としては木ねじ10を用いているが、これに限らず、釘や植え込みボルト等を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の補強板が土台と柱に亘って取り付けられている状態を示す説明図。
【図2】第2の実施形態の補強板が住宅の角部に取り付けられている状態を示す説明図。
【図3】図2の一部拡大断面図。
【図4】第3の実施形態の補強板を示す説明図。
【図5】図4のV−V線断面図。
【図6】他の実施形態の補強板を示す説明図。
【図7】a〜eは他の実施形態の補強板を示す説明図。
【符号の説明】
1…補強板、2…土台(木製建材)、3…柱(木製建材)、4…サイディング、5…壁面、8…固定具。
Claims (7)
- 壁面に固定具を介して固定され前記壁面と所定の間隔を存して装着されるサイディングを備えた住宅を補強する補強板であって、
前記壁面と前記サイディングとの所定の間隔内に設置されると共に、複数の木製建材同士の結合箇所近傍に複数の木製建材に亘って固定され前記結合箇所を補強することを特徴とする補強板。 - 前記補強板は、前記木製建材の結合箇所の近傍に設けられ前記複数の木製建材に互いに離反する方向に衝撃が加わった際に前記衝撃を吸収する緩衝部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の補強板。
- 前記補強板は、表裏に配設される一対の硬質板と、前記一対の硬質板の間に固定された弾性部材とからなることを特徴とする請求項1に記載の補強板。
- 前記補強板は表裏を貫通する締結穴と、前記締結穴よりも大径の鍔部と前記締結穴に挿入される棒状の締結部とを有する締結部材と、前記鍔部と前記補強板との間及び前記締結穴と前記締結部との間に介在する弾性部材からなるブッシュとを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の補強板。
- 前記補強板は、垂直方向に延設される垂直建材と、前記垂直建材の左右どちらか一方向に水平に延設される水平建材との直交部分に設置され、
表裏を貫通する第1締結穴を有し締結部材により前記第1締結穴を介して前記垂直建材又は水平建材のどちらか一方の建材に取り付けられる第1取付部と、前記第1取付部と略同一の長さに形成され表裏を貫通する第2締結穴を有し締結部材により前記第2締結穴を介して他方の建材に取り付けられ前記第1取付部と直交する第2取付部とを備え、
前記第1取付部の端部から前記第1締結穴までの距離と前記第2取付部の端部から前記第2締結穴までの距離とが少なくとも前記締結部材の直径以上に異なっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の補強板。 - 前記補強板は、前記固定具が前記木製建材に固定された際に前記固定具を避ける迂回部を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の補強板。
- 前記補強板は、前記固定具を装着する装着部を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の補強板。
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KR101429137B1 (ko) | 2012-03-06 | 2014-08-11 | 경희대학교 산학협력단 | 공간확장을 위한 pc보유닛 연결구조 및 이의 시공방법 |
-
2002
- 2002-07-04 JP JP2002230620A patent/JP2004036368A/ja active Pending
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