JP2004035349A - 過酸化水素含有組成物及び過酸化水素の安定化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】過酸化水素の長期安定性に優れ、しかも安全性に優れる過酸化水素含有組成物を提供すると共に、過酸化水素含有組成物中の過酸化水素の安定性を長期間保つことのできる安定化方法を提供する。
【解決手段】過酸化水素及び(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩、(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種及び(C)水を含有する過酸化水素含有組成物、並びに過酸化水素含有組成物において、過酸化水素の安定化剤として(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩および(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種を含有させる過酸化水素の安定化方法。
【解決手段】過酸化水素及び(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩、(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種及び(C)水を含有する過酸化水素含有組成物、並びに過酸化水素含有組成物において、過酸化水素の安定化剤として(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩および(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種を含有させる過酸化水素の安定化方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、過酸化水素含有組成物に関し、詳しくは、洗濯漂白剤や毛髪化粧料、特に毛髪脱色剤や染毛剤、パーマネントウェーブ用剤の酸化剤等として用いられる、過酸化水素含有組成物及び過酸化水素の安定化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
過酸化水素は不安定な化合物であり、水と酸素に分解しやすいため、過酸化水素含有組成物の安定性を長期間保つことは困難である。このため従来から、過酸化水素の分解を防止するため各種の安定化剤の検討がなされてきた。このような安定化剤としては、尿素、フェナセチン、スズ酸ナトリウム、エチレングリコールフェニルエーテル、8−オキシキノリン、リン酸等が知られている。
【0003】
過酸化水素含有組成物の中でも、毛髪処理剤としては、一剤式の毛髪脱色剤、二剤式あるいは三剤式毛髪脱色剤の第2剤、酸化染毛剤第2剤、パーマネントウェーブ用剤第2剤等が挙げられ、これらの毛髪処理剤においても上記の各種安定化剤が添加されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の安定化剤を用いても、長期間の安定性は未だ十分であるとは言えず、また、用いる安定化剤によっては、染毛剤やパーマネントウェーブ用剤に用いた場合、染毛効果やパーマネントウェーブ効果を低下させてしまうこともあった。
【0005】
本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、長期安定性に優れる過酸化水素含有組成物を提供すると共に、過酸化水素含有組成物中の過酸化水素の安定性を長期間保つことのできる過酸化水素の安定化方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩、(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種及び(C)水を含有する過酸化水素含有組成物であることを要旨とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の過酸化水素含有組成物において、更にpH調整剤を含有して、pH2〜6に調整することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の過酸化水素含有組成物において、成分(B)がトコフェロール又はその誘導体から選ばれる少なくとも一種であることを要旨とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、過酸化水素含有組成物において、過酸化水素の安定化剤として、(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩及び(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種を含有することを要旨とする、過酸化水素の安定化方法である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の過酸化水素の安定化方法において、更にpH調整剤を含有させて、pH2〜6に調整することを要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の過酸化水素含有組成物における過酸化水素の含有量は、特に限定されるものではないが、毛髪脱色剤、酸化染毛剤第2剤、パーマネントウェーブ用剤第2剤等の毛髪化粧料として用いられる場合、通常0.1〜15重量%である。
【0010】
本発明で用いられる成分(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩としては、ヒドロキシエタンジホスホン酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸4カリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸4ナトリウム等が挙げられる。
その配合量は0.01〜0.5重量%であり、より好ましくは0.03〜0.3重量%である。0.01重量%未満であると十分な安定性が得られず、0.5重量%を超えてもそれ以上の効果は得られず経済的ではない。
【0011】
本発明で用いられる成分(B)の内、ソルビン酸又はその誘導体としては、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸トリエタノールアミン及びソルビン酸イソプロピル等が挙げられる。
【0012】
トコフェロール又はその誘導体としては、dl−α−トコフェロール、d−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、酢酸d−α−トコフェロール、リノール酸トコフェロール、オレイン酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール及びコハク酸トコフェロール等が挙げられる。
【0013】
そして、ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンの中でも、トコフェロール又はその誘導体が安定性の面で好ましい。更に好ましくは、dl−α−トコフェロール又は酢酸dl−α−トコフェロールである。
【0014】
その配合量は0.01〜0.5重量%であり、より好ましくは0.03〜0.3重量%である。0.01重量%未満であると十分な安定性が得られず、0.5重量%を超えてもそれ以上の効果は得られず経済的ではない。
【0015】
更に、本発明の過酸化水素含有組成物は、pH調整剤を含有してpH2〜6の範囲に調整することにより、より良好な安定性を得ることができる。ここで用いられるpH調整剤としては、一般的に使用される有機酸又は無機酸を用いることができ、例えばクエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、マンデル酸等の有機酸、及びリン酸、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸を挙げることができる。また、これらの酸に、その酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等を組み合わせることによって系内に緩衝能をもたせることも可能である。
【0016】
これらの中でも、リン酸、クエン酸及びそれらの塩から選ばれる少なくとも一種を用いることが好ましい。更に、塩との組み合わせにより緩衝能をもたせることが、安定性の点でより好ましい。
【0017】
まず、本発明の過酸化水素含有組成物の用途としては、一剤式の毛髪脱色剤、二剤式又は三剤式の毛髪脱色・脱染剤第2剤、酸化染毛剤第2剤、パーマネントウェーブ用剤第2剤、シャンプー、リンス、トリートメント、スタイリング剤等が挙げられる。また、本発明の過酸化水素含有組成物の剤型としては、液状、ゲル状、クリーム状、フォーム状、スプレー状等が挙げられる。
【0018】
そして、これらの剤型に応じて過酸化水素含有組成物に配合される上記成分以外の成分としては、有機溶剤等の溶剤、セタノール・セトステアリルアルコール・ワセリン等の油性成分、ラウリル硫酸ナトリウム・POE(20)セチルエーテル等の界面活性剤、カルボキシビニルポリマー等の高分子化合物、保湿剤、防腐剤、EDTA二ナトリウム等のキレート剤、酸化防止剤、噴射剤、アミノ酸、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤などが挙げられる。
【0019】
本発明によって得られる効果について、以下に記載する。
(1)(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩、(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種及び(C)水を含有しているため、本発明の過酸化水素含有組成物によれば、過酸化水素の安定性を長期間保つことができる。
【0020】
(2)更に、pH調整剤を含有してpH2〜6に調整すれば、上記(1)の効果を向上させることができる。
(3)成分(B)がトコフェロール又はその誘導体から選ばれる少なくとも一種を含有すれば、上記(2)の効果を向上させることができる。
【0021】
(4)本発明の過酸化水素含有組成物を酸化染毛剤の第2剤として用いれば、上記(1)〜(3)の効果に加えて、染毛効果を低下させることがない。
(5)本発明の過酸化水素含有組成物をパーマネントウェーブ用剤の第2剤として用いれば、上記(1)〜(3)の効果に加えて、ウェーブ効果を低下させることがない。
【0022】
(6)過酸化水素の安定化剤として、(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩および(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種を含有させることにより、過酸化水素の安定性を長期間保つことができる過酸化水素の安定化方法を提供することができる。
【0023】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
<実施例1〜10及び比較例1〜6>
下記表1に示す実施例1〜5の組成からなる、酸化染毛剤の第2剤に用いる過酸化水素含有組成物をそれぞれ調製した。各例の過酸化水素含有組成物について、過酸化水素の安定性、染毛効果ついて、測定・評価を行った。また、実施例1〜5及び比較例1〜3の組成物の過酸化水素水(35%)配合量を変更して5.7%としたパーマネントウェーブ用剤の第2剤に用いる過酸化水素含有組成物を調製し、各々実施例6〜10及び比較例4〜6とし、過酸化水素の安定性、ウェーブ効果について測定・評価を行った。
【0024】
【表1】
【0025】
測定・評価は、下記の方法で行った。
(過酸化水素安定性試験)
各例の過酸化水素含有組成物を、50℃の恒温槽にて1ヶ月間保存、並びに40℃の恒温槽で6ヶ月間保存した後、過酸化水素の残存率を測定した。定量法は酸化還元滴定法によった。評価基準は以下の通りである。
【0026】
50℃1ヶ月間保存後の残存率
◎…99%以上、○…98%以上99%未満、△…96%以上98%未満、×…96%未満
40℃6ヶ月間保存後の残存率
◎…98%以上、○…96%以上98%未満、△…94%以上96%未満、×…94%未満
【0027】
(酸化染毛剤の第2剤に用いた場合)
以下に示す組成の酸化染毛剤第1剤を調製した。
酸化染毛剤第1剤 重量%
POE(10)セチルエーテル 20.0
オレイン酸 8.0
2−オクチルドデカノール 2.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
28%アンモニア水 5.0
p−フェニレンジアミン 1.2
レゾルシン 0.5
m−アミノフェノール 0.3
亜硫酸ナトリウム 0.5
香料 0.3
精製水 残 部
【0028】
実施例1〜5及び比較例1〜3の過酸化水素含有組成物を第2剤として、第1剤と第2剤とをそれぞれ重量比1:1で混合した後、毛束に塗布した。染毛処理後のそれぞれの毛束について、専門のパネラーにより染色性及び染毛色調について、比較例3(安定化剤を配合していない例)を用いて処理した毛束を対照に、下記の基準により官能評価を行った。
【0029】
◎…染色性、染毛色調共に変化なし、○…染毛色調にやや変化があるが問題ない程度、△…染色性、染毛色調に変化がある、×…染毛色調が異なる
【0030】
(パーマネントウェーブ用剤の第2剤に用いた場合)
以下に示す組成のパーマネントウェーブ用剤第1剤を調製した。
パーマネントウェーブ用剤第1剤 重量%
チオグリコール酸アンモニウム(50%) 9.0
ジチオジグリコール酸ジアンモニウム(40%) 2.0
POE(20)ヤシ油脂肪酸ソルビタン 1.0
アンモニア 0.8
モノエタノールアミン 5.0
EDTA 0.2
精製水 残 部
【0031】
実施例6〜10及び比較例4〜6の過酸化水素含有組成物を第2剤として、毛束を用いて通常のパーマネントウェーブ処理を行った。それぞれの毛束について、専門のパネラーによりウェーブ効果について、比較例6(安定化剤を配合していない例)を用いて処理した毛束を対照に、下記の基準により官能評価を行った。
【0032】
◎…ウェーブ効果に変化なし、○…ウェーブ力がやや落ちるが問題ない程度、△…ウェーブ力が落ちる、×…ウェーブ力がかなり落ちる
結果を表2及び表3に示す。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
表2及び表3に示すように、実施例の過酸化水素含有組成物はいずれも、過酸化水素の安定性が良好であった。しかも、酸化染毛剤第2剤やパーマネントウェーブ用剤第2剤として用いた場合も、染毛効果並びにウェーブ効果に悪影響を与えることがなかった。
【0036】
実施例11(毛髪脱色剤) 重量%
過酸化水素水(35%) 12.0
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
dl−α−トコフェロール 0.1
セタノール 1.0
ジメチルシリコン 1.0
POE(10)セチルエーテル 2.0
グリセリン 2.0
リン酸 pH3.5に調整
LPG 8.0
香料 微 量
精製水 残 部
【0037】
上記組成のエアゾールフォーム状の毛髪脱色剤を調製し、前記の過酸化水素安定性試験を行ったところ、良好な結果が得られた。また、毛束を用いて通常の脱色処理を行ったところ自然な色調に脱色された。
【0038】
実施例12(ヘアトリートメント) 重量%
過酸化水素水(35%) 8.5
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
ソルビン酸カリウム 0.1
ベヘニルアルコール 3.0
パルミチン酸 2.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5
EDTA 0.5
リン酸 pH4.5に調整
精製水 残 部
【0039】
上記組成のヘアトリートメントを調製し、前記の過酸化水素安定性試験を行ったところ、良好な結果が得られた。
【0040】
実施例13(シャンプー) 重量%
過酸化水素水(35%) 8.5
ヒドロキシエタンジホスホン酸4Na 0.1
グリシン 0.1
ラウリル酸 1.0
セタノール 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
ラウリン酸ジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 5.0
ラウロイルN−メチルアラニンナトリウム 5.0
カチオン化セルロース 1.0
クエン酸 pH4.0に調整
精製水 残 部
【0041】
上記組成のシャンプーを調製し、前記の過酸化水素安定性試験を行ったところ、良好な結果が得られた。
【0042】
実施例14(カラーリンス) 重量%
過酸化水素水(35%) 10.0
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
酢酸dl−α−トコフェロール 0.5
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.0
加水分解コラーゲン 1.0
プロピレングリコール 5.0
トリグルコ多糖 1.0
エタノール 5.0
ベンジルアルコール 5.0
赤色201号 0.1
紫色402号 0.1
サリチル酸フェニル 0.03
クエン酸 pH4.0に調整
精製水 残 部
【0043】
上記組成のカラーリンスを調製し、前記の過酸化水素安定性試験を行ったところ、良好な結果が得られた。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、長期安定性に優れる過酸化水素含有組成物を提供することができると共に、過酸化水素含有組成物において、過酸化水素の安定性を長期間保つことができる過酸化水素の安定化方法を提供することができる。また、毛髪脱色剤、酸化染毛剤第2剤及びパーマネントウェーブ用剤第2剤として使用した場合、染毛効果やウェーブ効果を低下させることがない。
【産業上の利用分野】
本発明は、過酸化水素含有組成物に関し、詳しくは、洗濯漂白剤や毛髪化粧料、特に毛髪脱色剤や染毛剤、パーマネントウェーブ用剤の酸化剤等として用いられる、過酸化水素含有組成物及び過酸化水素の安定化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
過酸化水素は不安定な化合物であり、水と酸素に分解しやすいため、過酸化水素含有組成物の安定性を長期間保つことは困難である。このため従来から、過酸化水素の分解を防止するため各種の安定化剤の検討がなされてきた。このような安定化剤としては、尿素、フェナセチン、スズ酸ナトリウム、エチレングリコールフェニルエーテル、8−オキシキノリン、リン酸等が知られている。
【0003】
過酸化水素含有組成物の中でも、毛髪処理剤としては、一剤式の毛髪脱色剤、二剤式あるいは三剤式毛髪脱色剤の第2剤、酸化染毛剤第2剤、パーマネントウェーブ用剤第2剤等が挙げられ、これらの毛髪処理剤においても上記の各種安定化剤が添加されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の安定化剤を用いても、長期間の安定性は未だ十分であるとは言えず、また、用いる安定化剤によっては、染毛剤やパーマネントウェーブ用剤に用いた場合、染毛効果やパーマネントウェーブ効果を低下させてしまうこともあった。
【0005】
本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、長期安定性に優れる過酸化水素含有組成物を提供すると共に、過酸化水素含有組成物中の過酸化水素の安定性を長期間保つことのできる過酸化水素の安定化方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩、(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種及び(C)水を含有する過酸化水素含有組成物であることを要旨とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の過酸化水素含有組成物において、更にpH調整剤を含有して、pH2〜6に調整することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の過酸化水素含有組成物において、成分(B)がトコフェロール又はその誘導体から選ばれる少なくとも一種であることを要旨とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、過酸化水素含有組成物において、過酸化水素の安定化剤として、(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩及び(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種を含有することを要旨とする、過酸化水素の安定化方法である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の過酸化水素の安定化方法において、更にpH調整剤を含有させて、pH2〜6に調整することを要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の過酸化水素含有組成物における過酸化水素の含有量は、特に限定されるものではないが、毛髪脱色剤、酸化染毛剤第2剤、パーマネントウェーブ用剤第2剤等の毛髪化粧料として用いられる場合、通常0.1〜15重量%である。
【0010】
本発明で用いられる成分(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩としては、ヒドロキシエタンジホスホン酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸4カリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸4ナトリウム等が挙げられる。
その配合量は0.01〜0.5重量%であり、より好ましくは0.03〜0.3重量%である。0.01重量%未満であると十分な安定性が得られず、0.5重量%を超えてもそれ以上の効果は得られず経済的ではない。
【0011】
本発明で用いられる成分(B)の内、ソルビン酸又はその誘導体としては、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸トリエタノールアミン及びソルビン酸イソプロピル等が挙げられる。
【0012】
トコフェロール又はその誘導体としては、dl−α−トコフェロール、d−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、酢酸d−α−トコフェロール、リノール酸トコフェロール、オレイン酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール及びコハク酸トコフェロール等が挙げられる。
【0013】
そして、ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンの中でも、トコフェロール又はその誘導体が安定性の面で好ましい。更に好ましくは、dl−α−トコフェロール又は酢酸dl−α−トコフェロールである。
【0014】
その配合量は0.01〜0.5重量%であり、より好ましくは0.03〜0.3重量%である。0.01重量%未満であると十分な安定性が得られず、0.5重量%を超えてもそれ以上の効果は得られず経済的ではない。
【0015】
更に、本発明の過酸化水素含有組成物は、pH調整剤を含有してpH2〜6の範囲に調整することにより、より良好な安定性を得ることができる。ここで用いられるpH調整剤としては、一般的に使用される有機酸又は無機酸を用いることができ、例えばクエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、マンデル酸等の有機酸、及びリン酸、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸を挙げることができる。また、これらの酸に、その酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等を組み合わせることによって系内に緩衝能をもたせることも可能である。
【0016】
これらの中でも、リン酸、クエン酸及びそれらの塩から選ばれる少なくとも一種を用いることが好ましい。更に、塩との組み合わせにより緩衝能をもたせることが、安定性の点でより好ましい。
【0017】
まず、本発明の過酸化水素含有組成物の用途としては、一剤式の毛髪脱色剤、二剤式又は三剤式の毛髪脱色・脱染剤第2剤、酸化染毛剤第2剤、パーマネントウェーブ用剤第2剤、シャンプー、リンス、トリートメント、スタイリング剤等が挙げられる。また、本発明の過酸化水素含有組成物の剤型としては、液状、ゲル状、クリーム状、フォーム状、スプレー状等が挙げられる。
【0018】
そして、これらの剤型に応じて過酸化水素含有組成物に配合される上記成分以外の成分としては、有機溶剤等の溶剤、セタノール・セトステアリルアルコール・ワセリン等の油性成分、ラウリル硫酸ナトリウム・POE(20)セチルエーテル等の界面活性剤、カルボキシビニルポリマー等の高分子化合物、保湿剤、防腐剤、EDTA二ナトリウム等のキレート剤、酸化防止剤、噴射剤、アミノ酸、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤などが挙げられる。
【0019】
本発明によって得られる効果について、以下に記載する。
(1)(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩、(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種及び(C)水を含有しているため、本発明の過酸化水素含有組成物によれば、過酸化水素の安定性を長期間保つことができる。
【0020】
(2)更に、pH調整剤を含有してpH2〜6に調整すれば、上記(1)の効果を向上させることができる。
(3)成分(B)がトコフェロール又はその誘導体から選ばれる少なくとも一種を含有すれば、上記(2)の効果を向上させることができる。
【0021】
(4)本発明の過酸化水素含有組成物を酸化染毛剤の第2剤として用いれば、上記(1)〜(3)の効果に加えて、染毛効果を低下させることがない。
(5)本発明の過酸化水素含有組成物をパーマネントウェーブ用剤の第2剤として用いれば、上記(1)〜(3)の効果に加えて、ウェーブ効果を低下させることがない。
【0022】
(6)過酸化水素の安定化剤として、(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩および(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種を含有させることにより、過酸化水素の安定性を長期間保つことができる過酸化水素の安定化方法を提供することができる。
【0023】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
<実施例1〜10及び比較例1〜6>
下記表1に示す実施例1〜5の組成からなる、酸化染毛剤の第2剤に用いる過酸化水素含有組成物をそれぞれ調製した。各例の過酸化水素含有組成物について、過酸化水素の安定性、染毛効果ついて、測定・評価を行った。また、実施例1〜5及び比較例1〜3の組成物の過酸化水素水(35%)配合量を変更して5.7%としたパーマネントウェーブ用剤の第2剤に用いる過酸化水素含有組成物を調製し、各々実施例6〜10及び比較例4〜6とし、過酸化水素の安定性、ウェーブ効果について測定・評価を行った。
【0024】
【表1】
【0025】
測定・評価は、下記の方法で行った。
(過酸化水素安定性試験)
各例の過酸化水素含有組成物を、50℃の恒温槽にて1ヶ月間保存、並びに40℃の恒温槽で6ヶ月間保存した後、過酸化水素の残存率を測定した。定量法は酸化還元滴定法によった。評価基準は以下の通りである。
【0026】
50℃1ヶ月間保存後の残存率
◎…99%以上、○…98%以上99%未満、△…96%以上98%未満、×…96%未満
40℃6ヶ月間保存後の残存率
◎…98%以上、○…96%以上98%未満、△…94%以上96%未満、×…94%未満
【0027】
(酸化染毛剤の第2剤に用いた場合)
以下に示す組成の酸化染毛剤第1剤を調製した。
酸化染毛剤第1剤 重量%
POE(10)セチルエーテル 20.0
オレイン酸 8.0
2−オクチルドデカノール 2.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
28%アンモニア水 5.0
p−フェニレンジアミン 1.2
レゾルシン 0.5
m−アミノフェノール 0.3
亜硫酸ナトリウム 0.5
香料 0.3
精製水 残 部
【0028】
実施例1〜5及び比較例1〜3の過酸化水素含有組成物を第2剤として、第1剤と第2剤とをそれぞれ重量比1:1で混合した後、毛束に塗布した。染毛処理後のそれぞれの毛束について、専門のパネラーにより染色性及び染毛色調について、比較例3(安定化剤を配合していない例)を用いて処理した毛束を対照に、下記の基準により官能評価を行った。
【0029】
◎…染色性、染毛色調共に変化なし、○…染毛色調にやや変化があるが問題ない程度、△…染色性、染毛色調に変化がある、×…染毛色調が異なる
【0030】
(パーマネントウェーブ用剤の第2剤に用いた場合)
以下に示す組成のパーマネントウェーブ用剤第1剤を調製した。
パーマネントウェーブ用剤第1剤 重量%
チオグリコール酸アンモニウム(50%) 9.0
ジチオジグリコール酸ジアンモニウム(40%) 2.0
POE(20)ヤシ油脂肪酸ソルビタン 1.0
アンモニア 0.8
モノエタノールアミン 5.0
EDTA 0.2
精製水 残 部
【0031】
実施例6〜10及び比較例4〜6の過酸化水素含有組成物を第2剤として、毛束を用いて通常のパーマネントウェーブ処理を行った。それぞれの毛束について、専門のパネラーによりウェーブ効果について、比較例6(安定化剤を配合していない例)を用いて処理した毛束を対照に、下記の基準により官能評価を行った。
【0032】
◎…ウェーブ効果に変化なし、○…ウェーブ力がやや落ちるが問題ない程度、△…ウェーブ力が落ちる、×…ウェーブ力がかなり落ちる
結果を表2及び表3に示す。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
表2及び表3に示すように、実施例の過酸化水素含有組成物はいずれも、過酸化水素の安定性が良好であった。しかも、酸化染毛剤第2剤やパーマネントウェーブ用剤第2剤として用いた場合も、染毛効果並びにウェーブ効果に悪影響を与えることがなかった。
【0036】
実施例11(毛髪脱色剤) 重量%
過酸化水素水(35%) 12.0
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
dl−α−トコフェロール 0.1
セタノール 1.0
ジメチルシリコン 1.0
POE(10)セチルエーテル 2.0
グリセリン 2.0
リン酸 pH3.5に調整
LPG 8.0
香料 微 量
精製水 残 部
【0037】
上記組成のエアゾールフォーム状の毛髪脱色剤を調製し、前記の過酸化水素安定性試験を行ったところ、良好な結果が得られた。また、毛束を用いて通常の脱色処理を行ったところ自然な色調に脱色された。
【0038】
実施例12(ヘアトリートメント) 重量%
過酸化水素水(35%) 8.5
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
ソルビン酸カリウム 0.1
ベヘニルアルコール 3.0
パルミチン酸 2.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5
EDTA 0.5
リン酸 pH4.5に調整
精製水 残 部
【0039】
上記組成のヘアトリートメントを調製し、前記の過酸化水素安定性試験を行ったところ、良好な結果が得られた。
【0040】
実施例13(シャンプー) 重量%
過酸化水素水(35%) 8.5
ヒドロキシエタンジホスホン酸4Na 0.1
グリシン 0.1
ラウリル酸 1.0
セタノール 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
ラウリン酸ジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 5.0
ラウロイルN−メチルアラニンナトリウム 5.0
カチオン化セルロース 1.0
クエン酸 pH4.0に調整
精製水 残 部
【0041】
上記組成のシャンプーを調製し、前記の過酸化水素安定性試験を行ったところ、良好な結果が得られた。
【0042】
実施例14(カラーリンス) 重量%
過酸化水素水(35%) 10.0
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
酢酸dl−α−トコフェロール 0.5
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.0
加水分解コラーゲン 1.0
プロピレングリコール 5.0
トリグルコ多糖 1.0
エタノール 5.0
ベンジルアルコール 5.0
赤色201号 0.1
紫色402号 0.1
サリチル酸フェニル 0.03
クエン酸 pH4.0に調整
精製水 残 部
【0043】
上記組成のカラーリンスを調製し、前記の過酸化水素安定性試験を行ったところ、良好な結果が得られた。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、長期安定性に優れる過酸化水素含有組成物を提供することができると共に、過酸化水素含有組成物において、過酸化水素の安定性を長期間保つことができる過酸化水素の安定化方法を提供することができる。また、毛髪脱色剤、酸化染毛剤第2剤及びパーマネントウェーブ用剤第2剤として使用した場合、染毛効果やウェーブ効果を低下させることがない。
Claims (5)
- 過酸化水素と、下記の成分(A)、(B)及び(C)を含有することを特徴とする過酸化水素含有組成物。
(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩
(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種
(C)水 - 更にpH調整剤を含有し、pH2〜6であることを特徴とする請求項1に記載の過酸化水素含有組成物。
- 成分(B)がトコフェロール又はその誘導体から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の過酸化水素含有組成物。
- 過酸化水素を含有する過酸化水素含有組成物において、過酸化水素の安定化剤として下記の成分(A)及び(B)を配合させることを特徴とする過酸化水素の安定化方法。
(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸及び/又はその塩
(B)ソルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体及びグリシンから選ばれる少なくとも一種 - 更にpH調整剤を含有し、pH2〜6に調整することを特徴とする請求項4記載の過酸化水素の安定化方法。
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JP2002196748A JP2004035349A (ja) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | 過酸化水素含有組成物及び過酸化水素の安定化方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007014575A1 (de) * | 2005-08-02 | 2007-02-08 | Thomas Besendorfer | Zusammensetzung mit bakterizider, fungizider, virozider und insektizider wirkung |
WO2022244607A1 (ja) * | 2021-05-17 | 2022-11-24 | 国立大学法人京都大学 | 過酸化水素の製造方法 |
-
2002
- 2002-07-05 JP JP2002196748A patent/JP2004035349A/ja active Pending
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WO2007014575A1 (de) * | 2005-08-02 | 2007-02-08 | Thomas Besendorfer | Zusammensetzung mit bakterizider, fungizider, virozider und insektizider wirkung |
WO2007014606A3 (de) * | 2005-08-02 | 2007-08-23 | Thomas Besendorfer | Zusammensetzung mit bakterizider, fungizider, virozider und insektizider wirkung und zusammensetzung mit wirkung als repellent |
WO2022244607A1 (ja) * | 2021-05-17 | 2022-11-24 | 国立大学法人京都大学 | 過酸化水素の製造方法 |
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