JP2004035242A - 用紙面反転装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷用紙を搬送するための搬送経路の内面に傷が付くのを防ぐことができる用紙面反転装置を提供する。
【解決手段】輸送運搬時には用紙面反転装置1は、搬送経路A内、すなわち本体のフレーム3とカバー4のリブの先端面との間に、緩衝シート7を挿入している。この緩衝シート7には、搬送経路Aへの挿入時に搬送駆動ローラ6と搬送従動ローラ11との当接部分を回避するために、端部より開口する切り込み部7aを2箇所に設けている。
【選択図】 図1
【解決手段】輸送運搬時には用紙面反転装置1は、搬送経路A内、すなわち本体のフレーム3とカバー4のリブの先端面との間に、緩衝シート7を挿入している。この緩衝シート7には、搬送経路Aへの挿入時に搬送駆動ローラ6と搬送従動ローラ11との当接部分を回避するために、端部より開口する切り込み部7aを2箇所に設けている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置により両面印刷を行う際に用いられ、一方の面に印刷が行われた対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広く利用されているレーザプリンタ等の画像形成装置では、印刷用紙等の対象媒体(以下、印刷用紙という)の両面に印刷するための両面印刷機構を有する装置が知られている。このような画像形成装置では、両面印刷機構を内部に有しているので装置が大型化していた。このため、必要に応じて画像形成装置に接続して両面印刷を実現するための用紙面反転装置、およびこれに対応した画像形成装置が開発されている。
【0003】
このような用紙面反転装置1は、例えば図6に示すように画像形成装置20の下に設置される。画像形成装置20で印刷用紙Tの一方の面に印刷が行われた後、画像形成装置20より印刷用紙Tが用紙面反転装置1へ供給される。供給された印刷用紙Tは、搬送経路Aを通って待機部14に搬送され、一旦停止する。そして、この印刷用紙Tは、待機部14へ搬送された時の後端より搬出経路Bへ搬送され、この搬出経路Bを通って再び画像形成装置20に供給される。これによって、印刷用紙Tの面を反転させて再び画像形成装置20に供給するようになっている。
【0004】
搬送経路Aは、図3に示すような本体側フレーム3と、図4に示すような本体に装着されるカバー4の内側より突設される複数のリブ42bとにより、図5に示すように形成されている。また、搬送経路Aは印刷用紙Tを搬送するための経路であることから、搬送経路Aの間隔、すなわち本体側フレーム3とカバー側リブ42bの先端面との間隔Sは、例えば2mm程度と狭く構成されている。
【0005】
また、本体側フレーム3にはローラ孔3aが設けられており、このローラ孔3aより搬送経路A上に一部突出するように搬送駆動ローラ6が設けられている。また、この搬送駆動ローラ6と対をなす搬送従動ローラ11が、搬送駆動ローラ6に所定の圧力で当接するように付勢された状態でカバー4の内側に設けられている。画像形成装置20より供給された印刷用紙Tは、搬送駆動ローラ6を駆動することによって、搬送経路Aを搬送されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、用紙面反転装置1は、商品として出荷される前に所定の割合で何台か抜き出され、輸送運搬時等を想定した落下試験を梱包した状態で行って装置に問題が生じないかチェックされている。この落下試験や実際の輸送運搬時等に発生する振動や衝撃によって、用紙面反転装置1では、カバー4等に歪みが生じて上記のように間隔の狭い本体側フレーム3とカバー側リブ42bとが接触して、本体側フレーム3の表面およびカバー側リブ42bの端面に傷が付くという問題があった。このように本体側フレーム3の表面およびカバー側リブ42bの端面に傷が付くと、搬送されている印刷用紙Tが傷に引っかかり、搬送がスムーズにできなかったり、印刷用紙Tがしわが生じたり、また印刷用紙Tがつまってしまう等していた。
【0007】
ところで、例えば特開平11‐218983号公報には、画像形成装置の輸送時等、画像形成装置に振動が加わるような場合でも、感光体および中間転写体が傷つくのを防ぐことができる画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、感光体上に形成した静電潜像を、現像剤によって現像してトナー像を形成し、このトナー像を感光体と当接した中間転写体に転写し、その後記録材料に一括転写して画像を形成する装置であり、輸送時等、画像形成装置に振動が加わるような場合において、感光体と中間転写体との当接部分を保護するための保護部材を設けている。
【0008】
しかしながら、上記画像形成装置で開示されているのは、感光体と中間転写体との当接部分が傷つくのを防ぐための技術であり、この開示技術では、上記のような用紙面反転装置1で本体側フレーム3とカバー側リブ42bとが接触することにより、本体側フレーム3の表面およびカバー側リブ42bの端面に傷が付くのを防ぐことはできない。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、印刷用紙を搬送するための搬送経路の内面に傷が付くのを防ぐことができる用紙面反転装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る用紙面反転装置は、画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、本体側フレームと、本体に装着されるカバーの内側より突設される複数のリブとにより形成された、上記対象媒体を搬送するための搬送経路と、上記本体側フレームに設けられたローラ孔より上記搬送経路上に一部突出するように設けられた少なくとも1つの搬送駆動ローラと、上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢された搬送従動ローラとを備えるとともに、輸送運搬時には、上記搬送経路へ挿入される際に上記搬送駆動ローラと上記搬送従動ローラとの当接部分を回避するための端部より開口する切り込み部を設けた緩衝シートを、上記本体側フレームの表面と上記リブの先端面とを保護するために上記搬送経路に備えている。
【0010】
これによって、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生し、カバー等に歪みが生じて本体側フレームとカバー側リブとが接触することがあっても、本体側フレームの表面およびカバー側リブの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。また、緩衝シートに切り込み部を設けているので、緩衝シートを装着しても、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力が変化することがない。さらに、切り込み部は端部より開口しているので、緩衝シートを搬送経路に挿入する際、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの当接部分に緩衝シートが当たることがないので、カバーを開けることなく容易に挿入することができる。使用時には、緩衝シートを取り外して使用するが、取り外しも容易に行うことができる。
【0011】
また、画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、輸送運搬時には、上記対象媒体を搬送するための搬送経路に、この搬送経路の内面を保護するための緩衝シートを備えている。これによって、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生しても、搬送経路の内面同士が直接接触することがないので、搬送経路の内面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0012】
また、上記搬送経路が、本体側フレームと、本体に装着されるカバーの内側より突設される複数のリブとにより形成された場合、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生しても、本体側フレームとカバー側リブとが直接接触することがないので、本体側フレームの表面およびカバー側リブの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0013】
また、上記本体側フレームに設けられたローラ孔より上記搬送経路上に一部突出するように設けられた少なくとも1つの搬送駆動ローラと、上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢された搬送従動ローラとを備える場合、上記緩衝シートは、上記搬送駆動ローラと上記搬送従動ローラとの当接部分に対応する位置に切り込み部を設けることが好ましい。この場合、緩衝シートを装着しても、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力が変化することがない。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る用紙面反転装置の一実施の形態の概略構成を示す斜視図であり、以下、この用紙面反転装置について図面に基づいて説明する。なお、従来と同様の部分については図3〜図6を用いて説明する。
本実施の形態では、用紙面反転装置1は、図1に示すように本体2上部にフレーム(本体側フレーム)3が設けられ、このフレーム3を覆うようにカバー4が装着されている。フレーム3は、例えばPC(ポリカーボネート)+ガラス繊維10%等のガラス繊維強化樹脂よりなり、上部には図3に示すように2つのローラ孔3aと、垂直方向に突起する断面L字状の複数のリブ3bとが設けられている。また、フレーム3の中央部の両端部には、孔3dを有する一対の腕部3cが設けられ、さらにこの腕部3cの上方には孔3fを有する一対の突起部3eが設けられている。また、図示しない駆動機構によって駆動される駆動軸5に取り付けられた2つの搬送駆動ローラ6が、ローラ孔3aより一部突出するように設けられている。
【0015】
カバー4は、例えばPC(ポリカーボネート)+ABS樹脂等よりなり、図1に示すようにカバー本体41の前面に開閉可能な蓋部42が設けられている。図4に示すようにカバー本体41の内側には孔41bを有する一対の突起部41aが設けられ、蓋部42は、蓋部42の上部の両側端部に設けられた凸部42aを孔41bに嵌合することによって凸部42aを軸として回動して開閉するようになっている。
【0016】
蓋部42には、内側より複数のリブ42bが突設されており、一部のリブ42bには長孔42cが設けられている。この長孔42cには、両端部に搬送従動ローラ11が取り付けられた回動軸12が、回動自在および長孔42cに沿って移動可能に装着されている。搬送従動ローラ11は、搬送駆動ローラ6と対をなしており、板バネ13により回動軸12を付勢することによって、搬送駆動ローラ6に所定の圧力で当接されている。
【0017】
上記のような本体のフレーム3とカバー4のリブ42bとによって、図5に示すように印刷用紙Tを搬送するための搬送経路Aを形成している。搬送経路Aの間隔、すなわちフレーム3のリブ3bの先端面とカバー4のリブ42bの先端面との間隔Sは、例えば2mm程度になるように形成されている。
【0018】
フレーム3のリブ3bの下方には、複数のリブが形成されたガイド部材8が取り付けられており、このガイド部材8は両端部に形成された凸部8aを突起部3eの孔3fに嵌合することによって凸部8aを軸として回動自在である。また、ガイド部材8は、バネ等により上方向に付勢されて通常図5に示す実線の位置に停止しており、印刷用紙Tが搬送されてくると、印刷用紙Tに押されて下方向に回動して図5に示す一転鎖線の位置まで移動する。印刷用紙Tが搬送されてしまって下方向に押す力がなくなると、ガイド部材8は元の図5に示す実線の位置に戻る。
【0019】
また、ガイド部材8の下方には、複数のリブが形成された切替部材9が取り付けられており、この切替部材9は両端部に形成された凸部9aを腕部3cの孔3dに嵌合することによって凸部9aを軸として回動自在である。また、切替部材9の下方には、表面が湾曲したロール部材10が設けられている。切替部材9は、バネ等により上方向に付勢されて通常図5に示す実線の位置に停止しており、印刷用紙Tが搬送されてくると、切替部材9は印刷用紙Tに押されて下方向に回動し、下面がロール部材10上部に当接する図5に示す一転鎖線の位置まで移動する。印刷用紙Tが搬送されてしまって下方向に押す力がなくなると、切替部材9は元の図5に示す実線の位置に戻る。
【0020】
本体下部の下層には、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tが搬送経路Aを通って搬送されて一旦停止する待機部14が設けられ、その上層には印刷用紙Tを再び画像形成装置20に供給するための搬出経路Bが設けられている。なお、待機部14および搬出経路Bには、印刷用紙Tを搬送するためのローラ等が設けられているが、ここでは説明を省略する。
【0021】
以上のように構成された用紙面反転装置1では、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tは、搬送経路Aに挿入されると搬送駆動ローラ6の回転によって搬送経路A内を搬送される。このとき、上記のようにガイド部材8および切替部材9は図5に示す一転鎖線の位置に移動し、印刷用紙Tは切替部材9とカバー4のリブ42bとの間を通って、図5に示すX方向へ搬送されて待機部14に入り、一旦停止する。待機部14で一旦停止された印刷用紙Tは、待機部14へ搬送された時の後端を先頭にして待機部14から図5に示すX’方向へ搬送される。このとき、切替部材9は図5に示す実線の位置にあり、印刷用紙Tは、切替部材9の下面とロール部材10上部との間を通って図5に示すY方向へ搬送され、搬出経路Bを通って再び画像形成装置20に供給される。このように印刷用紙Tを搬送することによって、印刷用紙Tの面を反転させて再び画像形成装置20に供給するようになっている。
【0022】
輸送運搬時には用紙面反転装置1は、搬送経路A内、すなわち本体のフレーム3とカバー4のリブ42bの先端面との間に、図1に示すように緩衝シート7を挿入している。この緩衝シート7には、搬送経路Aへの挿入時に搬送駆動ローラ6と搬送従動ローラ11との当接部分を回避するために、端部より開口する切り込み部7aを2箇所に設けている。この緩衝シート7は、図2(a) に示すように緩衝性および柔軟性を有する例えば発泡樹脂等よりなるシートを2枚重ね、その間に厚紙7bを挟み込んで周囲7cを溶着している。緩衝シート7の挿入については、切り込み部7aとは反対側の端部を持って、切り込み部7a側の端部より搬送経路Aへ挿入するだけでよい。また、緩衝シート7を取り外す場合も、切り込み部7aとは反対側の端部を持って引き抜くだけでよい。
【0023】
以上のように、緩衝シート7を本体のフレーム3とカバー4のリブ42bの先端面との間に挟むことによって、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生し、カバー4等に歪みが生じても、フレーム3とカバー側リブ42bとが直接接触することがないので、フレーム3の表面およびカバー側リブ42bの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。また、緩衝シート7に切り込み部7aを設けているので、緩衝シート7を装着しても、搬送駆動ローラ6と搬送従動ローラ11とが当接する圧力が変化することがない。さらに、切り込み部7aは端部より開口しているので、緩衝シート7を搬送経路に挿入する際、搬送駆動ローラ6と搬送従動ローラ11との当接部分に緩衝シート7が当たることがないので、カバー4を開けることなく容易に挿入することができる。使用時には、緩衝シート7を取り外して使用するが、取り外しも容易に行うことができる。
【0024】
なお、本実施の形態では、緩衝シート7は、緩衝性および柔軟性を有するシートを2枚重ね、その間に厚紙を挟みこんで構成しているが、これに限られるものではない。例えば、図2(b) に示すように緩衝性および柔軟性を有する発泡樹脂等よりなるシート1枚で構成してもよく、また単にシートを2枚重ねたもの、図2(c) に示すようにシートを2枚重ねて周囲7cを溶着したもの等であっても構わない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る用紙面反転装置では、輸送運搬時には、搬送経路へ挿入される際に搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの当接部分を回避するための端部より開口する切り込み部を設けた緩衝シートを、搬送経路に備えているので、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生し、カバー等に歪みが生じても、本体側フレームとカバー側リブとが接触することがないので、本体側フレームの表面およびカバー側リブの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。また、緩衝シートに切り込み部を設けているので、緩衝シートを装着しても、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力が変化することがない。さらに、切り込み部は端部より開口しているので、緩衝シートを搬送経路に挿入する際、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの当接部分に緩衝シートが当たることがないので、カバーを開けることなく容易に挿入することができる。使用時には、緩衝シートを取り外して使用するが、取り外しも容易に行うことができる。
【0026】
また、本発明に係る用紙面反転装置が、画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、輸送運搬時には、上記対象媒体を搬送するための搬送経路に、この搬送経路の内面を保護するための緩衝シートを備えている場合、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生しても、搬送経路の内面同士が直接接触することがないので、搬送経路の内面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0027】
また、搬送経路が、本体側フレームと、本体に装着されるカバーの内側より突設される複数のリブとにより形成された場合、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生しても、本体側フレームとカバー側リブとが直接接触することがないので、本体側フレームの表面およびカバー側リブの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0028】
また、本体側フレームに設けられたローラ孔より搬送経路上に一部突出するように設けられた少なくとも1つの搬送駆動ローラと、搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢された搬送従動ローラとを備え、緩衝シートに、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの当接部分に対応する位置に切り込み部を設けた場合、緩衝シートを装着しても、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力が変化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙面反転装置の一実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】用紙面反転装置の緩衝シートを示す正面図である。
【図3】用紙面反転装置のフレームを示す斜視図である。
【図4】用紙面反転装置のカバーを示す斜視図である。
【図5】用紙面反転装置の搬送経路Aを示すための断面図である。
【図6】用紙面反転装置の設置および動作を示すための概略説明図である。
【符号の説明】
1 用紙面反転装置
2 本体
3 フレーム(本体側フレーム)
3a ローラ孔
4 カバー
42b リブ(カバー側リブ)
6 搬送駆動ローラ
7 緩衝シート
7a 切り込み部
11 搬送従動ローラ
20 画像形成装置
T 印刷用紙(対象媒体)
A 搬送経路
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置により両面印刷を行う際に用いられ、一方の面に印刷が行われた対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広く利用されているレーザプリンタ等の画像形成装置では、印刷用紙等の対象媒体(以下、印刷用紙という)の両面に印刷するための両面印刷機構を有する装置が知られている。このような画像形成装置では、両面印刷機構を内部に有しているので装置が大型化していた。このため、必要に応じて画像形成装置に接続して両面印刷を実現するための用紙面反転装置、およびこれに対応した画像形成装置が開発されている。
【0003】
このような用紙面反転装置1は、例えば図6に示すように画像形成装置20の下に設置される。画像形成装置20で印刷用紙Tの一方の面に印刷が行われた後、画像形成装置20より印刷用紙Tが用紙面反転装置1へ供給される。供給された印刷用紙Tは、搬送経路Aを通って待機部14に搬送され、一旦停止する。そして、この印刷用紙Tは、待機部14へ搬送された時の後端より搬出経路Bへ搬送され、この搬出経路Bを通って再び画像形成装置20に供給される。これによって、印刷用紙Tの面を反転させて再び画像形成装置20に供給するようになっている。
【0004】
搬送経路Aは、図3に示すような本体側フレーム3と、図4に示すような本体に装着されるカバー4の内側より突設される複数のリブ42bとにより、図5に示すように形成されている。また、搬送経路Aは印刷用紙Tを搬送するための経路であることから、搬送経路Aの間隔、すなわち本体側フレーム3とカバー側リブ42bの先端面との間隔Sは、例えば2mm程度と狭く構成されている。
【0005】
また、本体側フレーム3にはローラ孔3aが設けられており、このローラ孔3aより搬送経路A上に一部突出するように搬送駆動ローラ6が設けられている。また、この搬送駆動ローラ6と対をなす搬送従動ローラ11が、搬送駆動ローラ6に所定の圧力で当接するように付勢された状態でカバー4の内側に設けられている。画像形成装置20より供給された印刷用紙Tは、搬送駆動ローラ6を駆動することによって、搬送経路Aを搬送されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、用紙面反転装置1は、商品として出荷される前に所定の割合で何台か抜き出され、輸送運搬時等を想定した落下試験を梱包した状態で行って装置に問題が生じないかチェックされている。この落下試験や実際の輸送運搬時等に発生する振動や衝撃によって、用紙面反転装置1では、カバー4等に歪みが生じて上記のように間隔の狭い本体側フレーム3とカバー側リブ42bとが接触して、本体側フレーム3の表面およびカバー側リブ42bの端面に傷が付くという問題があった。このように本体側フレーム3の表面およびカバー側リブ42bの端面に傷が付くと、搬送されている印刷用紙Tが傷に引っかかり、搬送がスムーズにできなかったり、印刷用紙Tがしわが生じたり、また印刷用紙Tがつまってしまう等していた。
【0007】
ところで、例えば特開平11‐218983号公報には、画像形成装置の輸送時等、画像形成装置に振動が加わるような場合でも、感光体および中間転写体が傷つくのを防ぐことができる画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、感光体上に形成した静電潜像を、現像剤によって現像してトナー像を形成し、このトナー像を感光体と当接した中間転写体に転写し、その後記録材料に一括転写して画像を形成する装置であり、輸送時等、画像形成装置に振動が加わるような場合において、感光体と中間転写体との当接部分を保護するための保護部材を設けている。
【0008】
しかしながら、上記画像形成装置で開示されているのは、感光体と中間転写体との当接部分が傷つくのを防ぐための技術であり、この開示技術では、上記のような用紙面反転装置1で本体側フレーム3とカバー側リブ42bとが接触することにより、本体側フレーム3の表面およびカバー側リブ42bの端面に傷が付くのを防ぐことはできない。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、印刷用紙を搬送するための搬送経路の内面に傷が付くのを防ぐことができる用紙面反転装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る用紙面反転装置は、画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、本体側フレームと、本体に装着されるカバーの内側より突設される複数のリブとにより形成された、上記対象媒体を搬送するための搬送経路と、上記本体側フレームに設けられたローラ孔より上記搬送経路上に一部突出するように設けられた少なくとも1つの搬送駆動ローラと、上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢された搬送従動ローラとを備えるとともに、輸送運搬時には、上記搬送経路へ挿入される際に上記搬送駆動ローラと上記搬送従動ローラとの当接部分を回避するための端部より開口する切り込み部を設けた緩衝シートを、上記本体側フレームの表面と上記リブの先端面とを保護するために上記搬送経路に備えている。
【0010】
これによって、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生し、カバー等に歪みが生じて本体側フレームとカバー側リブとが接触することがあっても、本体側フレームの表面およびカバー側リブの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。また、緩衝シートに切り込み部を設けているので、緩衝シートを装着しても、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力が変化することがない。さらに、切り込み部は端部より開口しているので、緩衝シートを搬送経路に挿入する際、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの当接部分に緩衝シートが当たることがないので、カバーを開けることなく容易に挿入することができる。使用時には、緩衝シートを取り外して使用するが、取り外しも容易に行うことができる。
【0011】
また、画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、輸送運搬時には、上記対象媒体を搬送するための搬送経路に、この搬送経路の内面を保護するための緩衝シートを備えている。これによって、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生しても、搬送経路の内面同士が直接接触することがないので、搬送経路の内面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0012】
また、上記搬送経路が、本体側フレームと、本体に装着されるカバーの内側より突設される複数のリブとにより形成された場合、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生しても、本体側フレームとカバー側リブとが直接接触することがないので、本体側フレームの表面およびカバー側リブの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0013】
また、上記本体側フレームに設けられたローラ孔より上記搬送経路上に一部突出するように設けられた少なくとも1つの搬送駆動ローラと、上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢された搬送従動ローラとを備える場合、上記緩衝シートは、上記搬送駆動ローラと上記搬送従動ローラとの当接部分に対応する位置に切り込み部を設けることが好ましい。この場合、緩衝シートを装着しても、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力が変化することがない。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る用紙面反転装置の一実施の形態の概略構成を示す斜視図であり、以下、この用紙面反転装置について図面に基づいて説明する。なお、従来と同様の部分については図3〜図6を用いて説明する。
本実施の形態では、用紙面反転装置1は、図1に示すように本体2上部にフレーム(本体側フレーム)3が設けられ、このフレーム3を覆うようにカバー4が装着されている。フレーム3は、例えばPC(ポリカーボネート)+ガラス繊維10%等のガラス繊維強化樹脂よりなり、上部には図3に示すように2つのローラ孔3aと、垂直方向に突起する断面L字状の複数のリブ3bとが設けられている。また、フレーム3の中央部の両端部には、孔3dを有する一対の腕部3cが設けられ、さらにこの腕部3cの上方には孔3fを有する一対の突起部3eが設けられている。また、図示しない駆動機構によって駆動される駆動軸5に取り付けられた2つの搬送駆動ローラ6が、ローラ孔3aより一部突出するように設けられている。
【0015】
カバー4は、例えばPC(ポリカーボネート)+ABS樹脂等よりなり、図1に示すようにカバー本体41の前面に開閉可能な蓋部42が設けられている。図4に示すようにカバー本体41の内側には孔41bを有する一対の突起部41aが設けられ、蓋部42は、蓋部42の上部の両側端部に設けられた凸部42aを孔41bに嵌合することによって凸部42aを軸として回動して開閉するようになっている。
【0016】
蓋部42には、内側より複数のリブ42bが突設されており、一部のリブ42bには長孔42cが設けられている。この長孔42cには、両端部に搬送従動ローラ11が取り付けられた回動軸12が、回動自在および長孔42cに沿って移動可能に装着されている。搬送従動ローラ11は、搬送駆動ローラ6と対をなしており、板バネ13により回動軸12を付勢することによって、搬送駆動ローラ6に所定の圧力で当接されている。
【0017】
上記のような本体のフレーム3とカバー4のリブ42bとによって、図5に示すように印刷用紙Tを搬送するための搬送経路Aを形成している。搬送経路Aの間隔、すなわちフレーム3のリブ3bの先端面とカバー4のリブ42bの先端面との間隔Sは、例えば2mm程度になるように形成されている。
【0018】
フレーム3のリブ3bの下方には、複数のリブが形成されたガイド部材8が取り付けられており、このガイド部材8は両端部に形成された凸部8aを突起部3eの孔3fに嵌合することによって凸部8aを軸として回動自在である。また、ガイド部材8は、バネ等により上方向に付勢されて通常図5に示す実線の位置に停止しており、印刷用紙Tが搬送されてくると、印刷用紙Tに押されて下方向に回動して図5に示す一転鎖線の位置まで移動する。印刷用紙Tが搬送されてしまって下方向に押す力がなくなると、ガイド部材8は元の図5に示す実線の位置に戻る。
【0019】
また、ガイド部材8の下方には、複数のリブが形成された切替部材9が取り付けられており、この切替部材9は両端部に形成された凸部9aを腕部3cの孔3dに嵌合することによって凸部9aを軸として回動自在である。また、切替部材9の下方には、表面が湾曲したロール部材10が設けられている。切替部材9は、バネ等により上方向に付勢されて通常図5に示す実線の位置に停止しており、印刷用紙Tが搬送されてくると、切替部材9は印刷用紙Tに押されて下方向に回動し、下面がロール部材10上部に当接する図5に示す一転鎖線の位置まで移動する。印刷用紙Tが搬送されてしまって下方向に押す力がなくなると、切替部材9は元の図5に示す実線の位置に戻る。
【0020】
本体下部の下層には、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tが搬送経路Aを通って搬送されて一旦停止する待機部14が設けられ、その上層には印刷用紙Tを再び画像形成装置20に供給するための搬出経路Bが設けられている。なお、待機部14および搬出経路Bには、印刷用紙Tを搬送するためのローラ等が設けられているが、ここでは説明を省略する。
【0021】
以上のように構成された用紙面反転装置1では、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tは、搬送経路Aに挿入されると搬送駆動ローラ6の回転によって搬送経路A内を搬送される。このとき、上記のようにガイド部材8および切替部材9は図5に示す一転鎖線の位置に移動し、印刷用紙Tは切替部材9とカバー4のリブ42bとの間を通って、図5に示すX方向へ搬送されて待機部14に入り、一旦停止する。待機部14で一旦停止された印刷用紙Tは、待機部14へ搬送された時の後端を先頭にして待機部14から図5に示すX’方向へ搬送される。このとき、切替部材9は図5に示す実線の位置にあり、印刷用紙Tは、切替部材9の下面とロール部材10上部との間を通って図5に示すY方向へ搬送され、搬出経路Bを通って再び画像形成装置20に供給される。このように印刷用紙Tを搬送することによって、印刷用紙Tの面を反転させて再び画像形成装置20に供給するようになっている。
【0022】
輸送運搬時には用紙面反転装置1は、搬送経路A内、すなわち本体のフレーム3とカバー4のリブ42bの先端面との間に、図1に示すように緩衝シート7を挿入している。この緩衝シート7には、搬送経路Aへの挿入時に搬送駆動ローラ6と搬送従動ローラ11との当接部分を回避するために、端部より開口する切り込み部7aを2箇所に設けている。この緩衝シート7は、図2(a) に示すように緩衝性および柔軟性を有する例えば発泡樹脂等よりなるシートを2枚重ね、その間に厚紙7bを挟み込んで周囲7cを溶着している。緩衝シート7の挿入については、切り込み部7aとは反対側の端部を持って、切り込み部7a側の端部より搬送経路Aへ挿入するだけでよい。また、緩衝シート7を取り外す場合も、切り込み部7aとは反対側の端部を持って引き抜くだけでよい。
【0023】
以上のように、緩衝シート7を本体のフレーム3とカバー4のリブ42bの先端面との間に挟むことによって、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生し、カバー4等に歪みが生じても、フレーム3とカバー側リブ42bとが直接接触することがないので、フレーム3の表面およびカバー側リブ42bの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。また、緩衝シート7に切り込み部7aを設けているので、緩衝シート7を装着しても、搬送駆動ローラ6と搬送従動ローラ11とが当接する圧力が変化することがない。さらに、切り込み部7aは端部より開口しているので、緩衝シート7を搬送経路に挿入する際、搬送駆動ローラ6と搬送従動ローラ11との当接部分に緩衝シート7が当たることがないので、カバー4を開けることなく容易に挿入することができる。使用時には、緩衝シート7を取り外して使用するが、取り外しも容易に行うことができる。
【0024】
なお、本実施の形態では、緩衝シート7は、緩衝性および柔軟性を有するシートを2枚重ね、その間に厚紙を挟みこんで構成しているが、これに限られるものではない。例えば、図2(b) に示すように緩衝性および柔軟性を有する発泡樹脂等よりなるシート1枚で構成してもよく、また単にシートを2枚重ねたもの、図2(c) に示すようにシートを2枚重ねて周囲7cを溶着したもの等であっても構わない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る用紙面反転装置では、輸送運搬時には、搬送経路へ挿入される際に搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの当接部分を回避するための端部より開口する切り込み部を設けた緩衝シートを、搬送経路に備えているので、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生し、カバー等に歪みが生じても、本体側フレームとカバー側リブとが接触することがないので、本体側フレームの表面およびカバー側リブの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。また、緩衝シートに切り込み部を設けているので、緩衝シートを装着しても、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力が変化することがない。さらに、切り込み部は端部より開口しているので、緩衝シートを搬送経路に挿入する際、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの当接部分に緩衝シートが当たることがないので、カバーを開けることなく容易に挿入することができる。使用時には、緩衝シートを取り外して使用するが、取り外しも容易に行うことができる。
【0026】
また、本発明に係る用紙面反転装置が、画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、輸送運搬時には、上記対象媒体を搬送するための搬送経路に、この搬送経路の内面を保護するための緩衝シートを備えている場合、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生しても、搬送経路の内面同士が直接接触することがないので、搬送経路の内面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0027】
また、搬送経路が、本体側フレームと、本体に装着されるカバーの内側より突設される複数のリブとにより形成された場合、輸送運搬時等に振動や衝撃が発生しても、本体側フレームとカバー側リブとが直接接触することがないので、本体側フレームの表面およびカバー側リブの先端面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0028】
また、本体側フレームに設けられたローラ孔より搬送経路上に一部突出するように設けられた少なくとも1つの搬送駆動ローラと、搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢された搬送従動ローラとを備え、緩衝シートに、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの当接部分に対応する位置に切り込み部を設けた場合、緩衝シートを装着しても、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力が変化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙面反転装置の一実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】用紙面反転装置の緩衝シートを示す正面図である。
【図3】用紙面反転装置のフレームを示す斜視図である。
【図4】用紙面反転装置のカバーを示す斜視図である。
【図5】用紙面反転装置の搬送経路Aを示すための断面図である。
【図6】用紙面反転装置の設置および動作を示すための概略説明図である。
【符号の説明】
1 用紙面反転装置
2 本体
3 フレーム(本体側フレーム)
3a ローラ孔
4 カバー
42b リブ(カバー側リブ)
6 搬送駆動ローラ
7 緩衝シート
7a 切り込み部
11 搬送従動ローラ
20 画像形成装置
T 印刷用紙(対象媒体)
A 搬送経路
Claims (4)
- 画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、
本体側フレームと、本体に装着されるカバーの内側より突設される複数のリブとにより形成された、上記対象媒体を搬送するための搬送経路と、
上記本体側フレームに設けられたローラ孔より上記搬送経路上に一部突出するように設けられた少なくとも1つの搬送駆動ローラと、
上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢された搬送従動ローラとを備えるとともに、
輸送運搬時には、上記搬送経路へ挿入される際に上記搬送駆動ローラと上記搬送従動ローラとの当接部分を回避するための端部より開口する切り込み部を設けた緩衝シートを、上記本体側フレームの表面と上記リブの先端面とを保護するために上記搬送経路に備えたことを特徴とする用紙面反転装置。 - 画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、
輸送運搬時には、上記対象媒体を搬送するための搬送経路に、この搬送経路の内面を保護するための緩衝シートを備えたことを特徴とする用紙面反転装置。 - 上記搬送経路は、本体側フレームと、本体に装着されるカバーの内側より突設される複数のリブとにより形成されるとともに、
上記緩衝シートは、上記本体側フレームの表面と上記リブの先端面とを保護する請求項2に記載の用紙面反転装置。 - 上記本体側フレームに設けられたローラ孔より上記搬送経路上に一部突出するように設けられた少なくとも1つの搬送駆動ローラと、
上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢された搬送従動ローラとを備えるとともに、
上記緩衝シートは、上記搬送駆動ローラと上記搬送従動ローラとの当接部分に対応する位置に切り込み部を設けた請求項3に記載の用紙面反転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002198515A JP2004035242A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 用紙面反転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002198515A JP2004035242A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 用紙面反転装置 |
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JP2004035242A true JP2004035242A (ja) | 2004-02-05 |
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ID=31705943
Family Applications (1)
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JP2002198515A Pending JP2004035242A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 用紙面反転装置 |
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JP (1) | JP2004035242A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9067746B2 (en) | 2013-03-29 | 2015-06-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus and conveyance apparatus |
-
2002
- 2002-07-08 JP JP2002198515A patent/JP2004035242A/ja active Pending
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