JP2004035023A - 包装用袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】シール部に粒状物が漏出しない程度の非シール部を形成した場合、内圧がかかったときにエンボステープを必要とすることなく、確実に空気抜きができる包装用袋を提供する。
【解決手段】縁部にシール部3、4を有し、シール部3、4に空気抜き用の非シール部6を形成した包装用袋において、シール部3、4の袋内側シール縁7が凹凸状である。この凹凸状は波形であり、その一波長分の長さが前記非シール部の幅よりも相当長く、非シール部6が波形の谷に形成されている。また波形が山と谷を直線状に結ぶ略三角波形である。
【選択図】 図1
【解決手段】縁部にシール部3、4を有し、シール部3、4に空気抜き用の非シール部6を形成した包装用袋において、シール部3、4の袋内側シール縁7が凹凸状である。この凹凸状は波形であり、その一波長分の長さが前記非シール部の幅よりも相当長く、非シール部6が波形の谷に形成されている。また波形が山と谷を直線状に結ぶ略三角波形である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、米、麦等の穀類、豆類、種子類、錠剤状の肥料、粒状飼料、プラスチックス・セラミックス・金属等のビーズや小ペレット、ペットの餌など、主に粒状物の包装用として使用できる空気抜き用の非シール部のある包装用袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の米袋として、例えば図4に示すように重ね合わせた2枚のシート30、31の周縁に袋を形成するため融着等による密着部であるシール部32を有し、シール部32に非シール部33を形成して空気抜きが行なえるようにしたものがある。
【0003】
これは、包装用袋に米を充填して密閉すると空気が混入しているため、保管や搬送のため米袋を積み重ねた時に、内圧によってうまく積み重ならずに米袋が滑り落ちたり、破裂することがあるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、非シール部33の幅が大きいとそこから米が漏出し、あるいは外部から異物が入り込む可能性がある。一方、非シール部33の幅が小さいと、米袋を積み重ねた時、袋内に内圧がかかっても非シール部33から空気がすみやかに抜けず、米袋の滑り落ちや破裂が生じるという課題があった。
【0005】
その原因はつぎのように考えられる。すなわち、米袋を積み重ねることによって米袋に内圧がかかると、図5(a)に示すように米袋のシール部32の近傍が膨れ上がり、矢印のように力がかかった状態となる。そのためシート30、31の袋内側とシール部32との境界がほぼ直角に折れ曲がった形となり、シール部32の袋内側シール縁34に沿ってシート30、31による一対の折れ線35が形成され、しかもシール縁34が直線状であるため、折れ線35が非シール部33を通って連続して形成され、この折れ線35が非シール部33を閉じる働きをする。したがって、内圧があっても一対の折れ線35の抵抗を受けて折れ線35間が開かず非シール部33より空気が速やかに抜けることができない。
【0006】
これに対して、シートのシール部間にエンボステープを介在してシールを行い、非シール部にエンボステープがあることによって空気の初期の抜け道を形成するものが考えられている(例えば特開2002−53143) 。
【0007】
しかし、別途にエンボステープが必要になり、製造工程が複雑になりコスト高になるという欠点があった。
【0008】
したがって、この発明の目的は、シール部に粒状物が漏出しない程度の非シール部を形成した場合、内圧がかかったときにエンボステープを必要とすることなく、迅速確実に空気抜きができる包装用袋を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の包装用袋は、縁部にシール部を有し、前記シール部に空気抜き用の非シール部を形成した包装用袋において、前記シール部の袋内側シール縁が凹凸状であることを特徴とするものである。
【0010】
請求項1記載の包装用袋によれば、袋に米等を充填し閉じて積み重ねた場合、空気の内圧によりシール部近傍が膨れ上がりシール部との境界すなわち袋内側シール縁に沿ってシートが折れ曲がるが、袋内側シール縁は直線ではなく凹凸形状であるため直角に折れ曲がる折れ線は形成されないので、非シール部では内圧により膨らむことができ、非シール部より迅速確実に空気抜きを行うことができる。
【0011】
請求項2記載の包装用袋は、請求項1において、前記凹凸状が波形であり、その一波長分の長さが前記非シール部の幅よりも相当長く、前記非シール部が前記波形の山または谷に形成されたものである。
【0012】
請求項2記載の包装用袋によれば、袋に内圧がかかったとき袋内側シール縁の山と谷の間の縁線に沿って折れ線が形成されるが、山および谷の部分では折れ線が交差し、直線状の折れ線が形成されない。このため、この位置に非シール部があると内圧により非シール部は膨らむことができ非シール部を通して空気が迅速確実に抜けることができる。
【0013】
請求項3記載の包装用袋は、請求項2において、前記波形が山と谷を直線状に結ぶ略三角波形である請求項2記載の包装用袋。
【0014】
請求項3記載の包装用袋によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1および図2により説明する。すなわち、この包装用袋は、重ね合わせた2枚のシート1、2の周縁の3辺に袋を形成するためのシール部3〜5を有し、両側のシール部3、4の各2箇所に非シール部6を形成して空気抜きを行うものである。
【0016】
シート1、2は公知の例えば透明のフィルムまたは積層フィルムを用いる。具体的な素材には、例えば基材フィルムとして厚み15μmの二軸延伸ナイロン6フィルム(ONy)の片面に印刷を行った後、その印刷面の上からシーラント層として厚み60μmで密度0.920の直鎖状低密度ポリエチレン(LLD)をドライラミネートした積層シートなどがある。
【0017】
シール部3〜5は3辺を例えば熱融着によりヒートシールしている。両側のシール部3、4は、その袋内側シール縁7が凹凸状のうちの波形状であり、かつその一波長分の長さが非シール部6の幅よりも相当長く形成されている。実施の形態では波形状は山と谷を直線状に結ぶ略三角波形とし、山の高さH1を15mm、谷の高さH2を5mmとし、1 波長分の長さL1を例えば100mmとしている。非シール部6は波形状の谷の位置に形成し、非シール部6の幅L2を3〜5mmとしている。
【0018】
この包装用袋の製造は、熱融着等のシール手段を用いて行うが、両側のシール部3、4を形成するシール手段の形状が異なる程度で他は従来と同様である。
【0019】
この包装用袋は、袋の開口より例えば米を入れ、開口をシールし、保管または搬送する。この袋を積み重ねるとき積み重ねによる圧迫で内部の空気による内圧が増大し、袋のシール部3〜5の近傍が膨れシール部3、4の袋内側シール縁7に沿って折れ曲がる折れ線ができる。この場合、シール部3、4は略三角形の山形の波形状になっているため、折れ線は谷と山の間の斜線に沿って形成され、波形状の山および谷で交差する。したがって交差部分では直線状の折れ線は形成されず、ある程度の曲率半径をもって折れ曲がる。このため、袋に内圧がかかると図2に示すように、非シール部6は折れ線の抵抗を受けることなく内圧により膨らみ非シール部6を通して空気が抜け出ることができる。
【0020】
なお、この実施の形態の変形として、波形状の山に非シール部6を形成しても上記と同様な作用があり、山および谷の両方に非シール部を形成することもできる。また、波形状は直線に限らず曲線でもよい。
【0021】
この発明の第2の実施の形態を図3により説明する。すなわち、重ね合わせた2枚のシート1、2の周縁に袋を形成するためのシール部3〜5を有し、シール部3、4に非シール部6を形成して空気抜きを行う包装用袋において、シール部3、4の袋内側シール縁7aを凹凸状としている。
【0022】
シール部3、4の袋内側シール縁7aが凹凸状に形成されると、袋に内圧がかかったときのシール部3、4の付近の膨らみは当然シール縁7aに沿った形状となり、シール縁7aに沿って折れ曲がるが、凸の部分ではほぼ直角に折れ曲がり、凹の部分では両隣の凸の部分の影響を受けて両隣の凸を結ぶ位置から凹の奥にかけてなだらかな曲面で折れ曲がるので、凹の部分には直角に折れ曲がる折れ線は形成されない。したがって、凹の一部に相当する非シール部6では折れ線の抵抗を受けずに内圧により膨らむことができ、非シール部6より確実に空気抜きできることとなる。
【0023】
なお、袋内側シール縁7aが第1の実施の形態のように波形であるが、一波長分の長さが非シール部6の幅より相当長くない場合は第2の実施の形態に相当し、この場合非シール部6は山と谷の間の傾斜部分に形成してもよい。
【0024】
また、この発明において、凹凸状はシール部3〜5および開口を閉じるシール部の全体に形成されてもよく、また1つのシール部例えばシール部3の一部、あるいは各シール部の一部に形成されてもよい。
【0025】
袋はシート1、2を重ね合わせて周縁をシールしたが、1枚のシートを折り曲げて残りにシール部により袋を形成するものでもよい。
【0026】
さらにシール手段はヒートシールに限らず、袋を形成するように密着部を形成できるものであれば、他の手段を用いることができる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の包装用袋によれば、袋に米等を充填し閉じて積み重ねた場合、空気の内圧によりシール部近傍が膨れ上がりシール部との境界すなわち袋内側シール縁に沿ってシートが折れ曲がるが、袋内側シール縁は直線ではなく凹凸形状であるため直角に折れ曲がる折れ線は形成されないので、非シール部では内圧により膨らむことができ、非シール部より迅速確実に空気抜きを行うことができる。
【0028】
請求項2記載の包装用袋によれば、袋に内圧がかかったとき袋内側シール縁の山と谷の間の縁線に沿って折れ線が形成されるが、山および谷の部分では折れ線が交差し、直線状の折れ線が形成されない。このため、この位置に非シール部があると内圧により非シール部は膨らむことができ非シール部を通して空気が迅速確実に抜けることができる。
【0029】
請求項3記載の包装用袋によれば、請求項2と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の平面図である。
【図2】非シール部の動作を説明する説明図である。
【図3】第2の実施の形態の平面図である。
【図4】従来例の平面図である。
【図5】(a)は空気の抜けない理由を説明する概略断面図、(b)はその部分平面図である。
【符号の説明】
1 シート
2 シート
3 シール部
4 シール部
5 シール部
6 非シール部
7 袋内側シール縁
7a 袋内側シール縁
【発明の属する技術分野】
この発明は、米、麦等の穀類、豆類、種子類、錠剤状の肥料、粒状飼料、プラスチックス・セラミックス・金属等のビーズや小ペレット、ペットの餌など、主に粒状物の包装用として使用できる空気抜き用の非シール部のある包装用袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の米袋として、例えば図4に示すように重ね合わせた2枚のシート30、31の周縁に袋を形成するため融着等による密着部であるシール部32を有し、シール部32に非シール部33を形成して空気抜きが行なえるようにしたものがある。
【0003】
これは、包装用袋に米を充填して密閉すると空気が混入しているため、保管や搬送のため米袋を積み重ねた時に、内圧によってうまく積み重ならずに米袋が滑り落ちたり、破裂することがあるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、非シール部33の幅が大きいとそこから米が漏出し、あるいは外部から異物が入り込む可能性がある。一方、非シール部33の幅が小さいと、米袋を積み重ねた時、袋内に内圧がかかっても非シール部33から空気がすみやかに抜けず、米袋の滑り落ちや破裂が生じるという課題があった。
【0005】
その原因はつぎのように考えられる。すなわち、米袋を積み重ねることによって米袋に内圧がかかると、図5(a)に示すように米袋のシール部32の近傍が膨れ上がり、矢印のように力がかかった状態となる。そのためシート30、31の袋内側とシール部32との境界がほぼ直角に折れ曲がった形となり、シール部32の袋内側シール縁34に沿ってシート30、31による一対の折れ線35が形成され、しかもシール縁34が直線状であるため、折れ線35が非シール部33を通って連続して形成され、この折れ線35が非シール部33を閉じる働きをする。したがって、内圧があっても一対の折れ線35の抵抗を受けて折れ線35間が開かず非シール部33より空気が速やかに抜けることができない。
【0006】
これに対して、シートのシール部間にエンボステープを介在してシールを行い、非シール部にエンボステープがあることによって空気の初期の抜け道を形成するものが考えられている(例えば特開2002−53143) 。
【0007】
しかし、別途にエンボステープが必要になり、製造工程が複雑になりコスト高になるという欠点があった。
【0008】
したがって、この発明の目的は、シール部に粒状物が漏出しない程度の非シール部を形成した場合、内圧がかかったときにエンボステープを必要とすることなく、迅速確実に空気抜きができる包装用袋を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の包装用袋は、縁部にシール部を有し、前記シール部に空気抜き用の非シール部を形成した包装用袋において、前記シール部の袋内側シール縁が凹凸状であることを特徴とするものである。
【0010】
請求項1記載の包装用袋によれば、袋に米等を充填し閉じて積み重ねた場合、空気の内圧によりシール部近傍が膨れ上がりシール部との境界すなわち袋内側シール縁に沿ってシートが折れ曲がるが、袋内側シール縁は直線ではなく凹凸形状であるため直角に折れ曲がる折れ線は形成されないので、非シール部では内圧により膨らむことができ、非シール部より迅速確実に空気抜きを行うことができる。
【0011】
請求項2記載の包装用袋は、請求項1において、前記凹凸状が波形であり、その一波長分の長さが前記非シール部の幅よりも相当長く、前記非シール部が前記波形の山または谷に形成されたものである。
【0012】
請求項2記載の包装用袋によれば、袋に内圧がかかったとき袋内側シール縁の山と谷の間の縁線に沿って折れ線が形成されるが、山および谷の部分では折れ線が交差し、直線状の折れ線が形成されない。このため、この位置に非シール部があると内圧により非シール部は膨らむことができ非シール部を通して空気が迅速確実に抜けることができる。
【0013】
請求項3記載の包装用袋は、請求項2において、前記波形が山と谷を直線状に結ぶ略三角波形である請求項2記載の包装用袋。
【0014】
請求項3記載の包装用袋によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1および図2により説明する。すなわち、この包装用袋は、重ね合わせた2枚のシート1、2の周縁の3辺に袋を形成するためのシール部3〜5を有し、両側のシール部3、4の各2箇所に非シール部6を形成して空気抜きを行うものである。
【0016】
シート1、2は公知の例えば透明のフィルムまたは積層フィルムを用いる。具体的な素材には、例えば基材フィルムとして厚み15μmの二軸延伸ナイロン6フィルム(ONy)の片面に印刷を行った後、その印刷面の上からシーラント層として厚み60μmで密度0.920の直鎖状低密度ポリエチレン(LLD)をドライラミネートした積層シートなどがある。
【0017】
シール部3〜5は3辺を例えば熱融着によりヒートシールしている。両側のシール部3、4は、その袋内側シール縁7が凹凸状のうちの波形状であり、かつその一波長分の長さが非シール部6の幅よりも相当長く形成されている。実施の形態では波形状は山と谷を直線状に結ぶ略三角波形とし、山の高さH1を15mm、谷の高さH2を5mmとし、1 波長分の長さL1を例えば100mmとしている。非シール部6は波形状の谷の位置に形成し、非シール部6の幅L2を3〜5mmとしている。
【0018】
この包装用袋の製造は、熱融着等のシール手段を用いて行うが、両側のシール部3、4を形成するシール手段の形状が異なる程度で他は従来と同様である。
【0019】
この包装用袋は、袋の開口より例えば米を入れ、開口をシールし、保管または搬送する。この袋を積み重ねるとき積み重ねによる圧迫で内部の空気による内圧が増大し、袋のシール部3〜5の近傍が膨れシール部3、4の袋内側シール縁7に沿って折れ曲がる折れ線ができる。この場合、シール部3、4は略三角形の山形の波形状になっているため、折れ線は谷と山の間の斜線に沿って形成され、波形状の山および谷で交差する。したがって交差部分では直線状の折れ線は形成されず、ある程度の曲率半径をもって折れ曲がる。このため、袋に内圧がかかると図2に示すように、非シール部6は折れ線の抵抗を受けることなく内圧により膨らみ非シール部6を通して空気が抜け出ることができる。
【0020】
なお、この実施の形態の変形として、波形状の山に非シール部6を形成しても上記と同様な作用があり、山および谷の両方に非シール部を形成することもできる。また、波形状は直線に限らず曲線でもよい。
【0021】
この発明の第2の実施の形態を図3により説明する。すなわち、重ね合わせた2枚のシート1、2の周縁に袋を形成するためのシール部3〜5を有し、シール部3、4に非シール部6を形成して空気抜きを行う包装用袋において、シール部3、4の袋内側シール縁7aを凹凸状としている。
【0022】
シール部3、4の袋内側シール縁7aが凹凸状に形成されると、袋に内圧がかかったときのシール部3、4の付近の膨らみは当然シール縁7aに沿った形状となり、シール縁7aに沿って折れ曲がるが、凸の部分ではほぼ直角に折れ曲がり、凹の部分では両隣の凸の部分の影響を受けて両隣の凸を結ぶ位置から凹の奥にかけてなだらかな曲面で折れ曲がるので、凹の部分には直角に折れ曲がる折れ線は形成されない。したがって、凹の一部に相当する非シール部6では折れ線の抵抗を受けずに内圧により膨らむことができ、非シール部6より確実に空気抜きできることとなる。
【0023】
なお、袋内側シール縁7aが第1の実施の形態のように波形であるが、一波長分の長さが非シール部6の幅より相当長くない場合は第2の実施の形態に相当し、この場合非シール部6は山と谷の間の傾斜部分に形成してもよい。
【0024】
また、この発明において、凹凸状はシール部3〜5および開口を閉じるシール部の全体に形成されてもよく、また1つのシール部例えばシール部3の一部、あるいは各シール部の一部に形成されてもよい。
【0025】
袋はシート1、2を重ね合わせて周縁をシールしたが、1枚のシートを折り曲げて残りにシール部により袋を形成するものでもよい。
【0026】
さらにシール手段はヒートシールに限らず、袋を形成するように密着部を形成できるものであれば、他の手段を用いることができる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の包装用袋によれば、袋に米等を充填し閉じて積み重ねた場合、空気の内圧によりシール部近傍が膨れ上がりシール部との境界すなわち袋内側シール縁に沿ってシートが折れ曲がるが、袋内側シール縁は直線ではなく凹凸形状であるため直角に折れ曲がる折れ線は形成されないので、非シール部では内圧により膨らむことができ、非シール部より迅速確実に空気抜きを行うことができる。
【0028】
請求項2記載の包装用袋によれば、袋に内圧がかかったとき袋内側シール縁の山と谷の間の縁線に沿って折れ線が形成されるが、山および谷の部分では折れ線が交差し、直線状の折れ線が形成されない。このため、この位置に非シール部があると内圧により非シール部は膨らむことができ非シール部を通して空気が迅速確実に抜けることができる。
【0029】
請求項3記載の包装用袋によれば、請求項2と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の平面図である。
【図2】非シール部の動作を説明する説明図である。
【図3】第2の実施の形態の平面図である。
【図4】従来例の平面図である。
【図5】(a)は空気の抜けない理由を説明する概略断面図、(b)はその部分平面図である。
【符号の説明】
1 シート
2 シート
3 シール部
4 シール部
5 シール部
6 非シール部
7 袋内側シール縁
7a 袋内側シール縁
Claims (3)
- 縁部にシール部を有し、前記シール部に空気抜き用の非シール部を形成した包装用袋において、前記シール部の袋内側シール縁が凹凸状であることを特徴とする包装用袋。
- 前記凹凸状は波形であり、その一波長分の長さが前記非シール部の幅よりも相当長く、前記非シール部が前記波形の山または谷に形成された請求項1記載の包装用袋。
- 前記波形が山と谷を直線状に結ぶ略三角波形である請求項2記載の包装用袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002192823A JP2004035023A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 包装用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002192823A JP2004035023A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 包装用袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004035023A true JP2004035023A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31701941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002192823A Pending JP2004035023A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 包装用袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004035023A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017030833A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 株式会社ヤマモン | 弁構造と収納袋及びフィルム弁 |
-
2002
- 2002-07-02 JP JP2002192823A patent/JP2004035023A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017030833A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 株式会社ヤマモン | 弁構造と収納袋及びフィルム弁 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040816 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040824 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041014 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041109 |