JP2004034821A - 集中監視装置の切替方法およびそれに用いる切替装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現場装置4と、現場装置4からの故障情報が入力される駅装置5と、該装置5に収集された情報を伝送中央装置7に送る伝送端末装置6と、該装置7に送られた情報を表示する表示端末装置8とを有した既設の集中監視装置1を、現場装置4が端末装置10である以外は同様な構成の新設の集中監視装置3に切り替える切替方法であって、駅装置5と伝送端末装置6との間に切替装置2を設置し、両方の監視装置1,3を並列に設置すると共に、切替装置2から伝送端末装置6と端末装置10とに情報を送信可能として、集中監視装置3による現場装置4の監視動作を検証した後に、集中監視装置1の各装置6、7、8を撤去した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道の運転保安用の信号保安設備に具えられた機器を一元的に監視して管理する集中監視装置が老朽化したときなどに該装置を新規な集中監視装置に切替える切替方法と、この方法に用いる切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に鉄道には、その軌道上を走行する車両や列車の安全性を確保し、その運転の進路や速度などの運転制御の条件を通知するとともに、輸送効率の向上を目指すために信号保安設備が設けられ、この信号保安設備は、閉そく装置や信号装置、連動装置などの各種の機器群によって構成されている。この信号保安設備には、これらの機器群から故障情報を収集し、各故障情報を指令所などの特定個所に集中させて、一元的に機器群を監視する集中監視装置が設けられている。この集中監視装置によって列車や設備の状況を係員が常時監視して、各種の状況を迅速に把握して総合的に判断することにより、的確な指令や情報が列車や施設などに与えられて、列車の運行が円滑に行なわれている。
【0003】
この集中監視装置においては、使用している機器や施設が老朽化したり、その性能が陳腐化したりするなどの理由から、従来の集中監視装置を、新規の集中監視装置に置き換える設備の改良・更新工事が行なわれている。このように従来の集中監視装置を切替える場合には、新設された集中監視装置が設備された後に、既設の集中監視用の現場装置に設定されている故障監視条件を、新設用の端末装置に接続変更することにより行なっていた。すなわち、図6に示すように、新旧の集中監視装置1,3が併設され、新設の監視装置3全体の正常な監視動作が検証され確認されてから、実際の監視業務を新設の集中監視装置3に移行するように運用されていた。なお、この既設の集中監視装置1は、現場装置4と、これらの現場装置4からの故障情報を収集する駅装置5と、この駅装置5に収集された情報を伝送中央装置7に送信する伝送端末装置6と、この伝送中央装置7に送られた情報を表示する指令所などに設置された表示端末装置8とを主体に構成され、新設の集中監視装置3は、既設の現場装置4に相当する機器を制御する端末装置10と、これらの端末装置10からの故障情報を収集する駅装置11と、この駅装置11に収集された情報が転送される伝送中央装置12と、この伝送中央装置11に転送された情報を表示する指令所などに設置された表示端末装置13とを主体に構成されている。
【0004】
このため、故障を監視する業務が行なわれている指令所においては、この切替中は既設の集中監視用の表示端末装置8と、新設の集中監視用の表示端末装置13との両方を監視することになり、監視する作業員の負担が大きくなるとともに、故障発生の把握が煩雑になっていた。
【0005】
この監視業務を継続させるためには、新設用の端末装置10の接続変更がすべて完了するまで、旧設備の撤去が行なえないことになる。この接続変更は、各端末装置10が制御する各機器を実際に動作させて各種の調整を行いながら制御情報を得ているので、各端末装置10毎に時間と手間がかかり、すべての端末装置10の接続変更が完了するまでには長い期間が掛かっていた。この結果、このような長い期間の接続変更が未了の期間中には、新旧の集中監視装置1,3に関連した両方の設備を同時に保守・点検して維持することになり、監視する作業員の負担が増える面や運用コストの面でも好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、前記のような従来の問題点を解決し、監視業務を継続しながら、既設の集中監視装置から新設の集中監視装置への切替えをスムーズに、かつ監視する作業員の負担を最小限にして行なうことが可能な切替方法をおよびそれに用いる装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明の方法は、現場装置と、現場装置からの故障情報が入力される駅装置と、駅装置に収集された故障情報を伝送中央装置に送る伝送端末装置と、伝送中央装置に送られた故障情報を表示する表示端末装置とを有し、現場装置の状態を表示端末装置に表示させて現場装置を一元的に監視する既設の集中監視装置を前記現場装置が端末装置である以外は同様な構成となっている新設の集中監視装置に切り替える切替方法であって、既設の集中監視装置の駅装置と伝送端末装置との間に切替装置を設置し、既設の集中監視装置と並列に新設の集中監視装置を設置するとともに、該集中監視装置の端末装置を切替装置に接続し、前記切替装置から既設の集中監視装置の伝送端末装置と新設の集中監視装置の端末装置に情報を送信可能として、新設の集中監視装置による既設の集中監視装置の現場装置の監視動作を検証した後に、既設の集中監視装置の伝送端末装置、伝送中央装置、表示端末装置を撤去することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明の方法は、請求項1において、既設の集中監視装置の現場装置に相当する新設の集中監視装置の端末装置を設置し、この端末装置を新設の集中監視装置の駅装置に接続して、その端末装置による監視動作を検証した後に、既設の集中監視装置の現場装置、駅装置及び切替装置を撤去するとともに、この切替装置が接続されていた新設の集中監視装置の端末装置を撤去することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明の装置は、請求項1または2記載の集中監視装置の切替方法に用いられる切替装置であって、既設の集中監視装置の駅装置と伝送中央装置との間に設けられ、既設用入出力部と新設用入出力部、処理部、駅装置用入出力部を有し、既設の集中監視装置の現場装置から受信した情報を、該装置の駅装置に送信するとともに、新設の集中監視装置の端末装置に、この新設の集中監視装置に必要な情報形式に変換して送信する構成となっていることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明の装置は、請求項3において、切替装置が、既設の集中監視装置の駅装置と新設の集中監視装置の端末装置との両方に情報を送信する第1の動作モードと、新設の集中監視装置の端末装置にのみ情報を送信する第2の動作モードとのいずれかを選択可能に構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明の装置は、請求項3または4において、切替装置が、既設の集中監視装置の現場装置からの情報に基づき、該現場装置に故障が発生したことを検知した後に、その故障が回復したことを確認する回復チェックを行なう構成とされていることを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明の装置は、請求項5において、切替装置が、現場装置の故障が回復したことが確認されたときに、回復状況が記された回復情報を作成して出力する構成とされていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1は、既設の集中監視装置1に切替装置2が設置され、この切替装置2を介して新設の集中監視装置3が接続された第1段階の状態を示すシステム構成図、図2は、切替装置2の概略を示すブロック図である。
【0014】
すなわち、図1に示すように、この既設の集中監視装置1は、鉄道線路に沿って設置された複数の現場装置4と、これらの現場装置4のうちの所定の一群の現場装置4が接続された駅装置5と、これらの駅装置5が1対1で接続された伝送端末装置6と、これらの伝送端末装置6が接続された伝送中央装置7と、この伝送中央装置7に接続され指令所などに設置された表示端末装置8とを有している。
【0015】
現場装置4は、信号機、転てつ器、軌道回路などの信号保安設備に各種の異常が生じた場合には、直ちに故障を検知するように構成されている。
【0016】
駅装置5は、路線の主要な駅に設置され、各駅の駅装置5には、その駅が割当てられた路線区域に設置された複数の現場装置4が接続されている。したがって、この駅装置5に接続された現場装置4が故障を検知した場合には、その現場装置4から直ちに、現場装置4を識別するための情報が駅装置5に出力され、駅装置5に現場装置4の故障情報が収集される。
【0017】
伝送端末装置6は、各駅装置5毎に設置されて、その一方の入出力部が駅装置5に接続されるとともに、他方の入出力部が比較的に距離が離れた伝送中央装置7に接続されている。この伝送端末装置6は、受信した信号からのノイズ成分の除去機能や通信エラーの訂正機能などを具えた構成とされ、駅装置5と伝送中央装置7との間で所定の通信品質を維持しながら双方向に情報通信を行なえるようにしている。
【0018】
伝送中央装置7は、指令所またはその近傍に設置され、各駅に設置された複数の伝送端末装置6が専用の伝送回線などを介して接続され、駅装置5に収集された現場装置4の故障情報が転送されている。
【0019】
表示端末装置8は、指令所に設置され、伝送中央装置7に接続されている。この表示端末装置8は、伝送中央装置7に収集された各種の情報を一括して表示できる表示装置を有している。したがって、この表示装置によって、現場装置4に故障が生じた場合には、その現場装置4の故障情報を指令所の作業員に明確に報知できるようにしている。
【0020】
このように構成された既設の集中監視装置1における駅装置5と伝送端末装置6との間に切替装置2が設置され、この切替装置2を介して、新設の集中監視装置3が接続され、既設の集中監視装置1用の情報が新設の集中監視装置3に転送されている。
【0021】
すなわち、この新設の集中監視装置3は、切替装置2毎に接続された端末装置10と、これらの端末装置10のうちの所定の一群の端末装置10が接続され主要な駅毎に設置された新設用の駅装置11と、これらの駅装置11が接続され指令所の近傍に設置された伝送中央装置12と、この伝送中央装置12に接続され指令所に設置された表示端末装置13とを有している。
【0022】
これらの切替装置2に接続される端末装置10は、CPU部、プログラムが格納されたROM部、プログラムを動作させるための作業用領域であるRAM部、新設の駅装置11との入出力を行なう駅装置用入出力部、切替装置2または機器との入出力を行なう入出力部などを有している。
【0023】
また、後述するように既設の現場装置4に相当する新設の端末装置10が、信号機、転てつ機、軌道回路などの信号設備を監視する装置に接続されて設けられ、新設の端末装置10は、これらの各機器に各種の異常が生じたときに、故障情報を出力するように構成されている。なお、この現場装置4に相当する端末装置10と切替装置2に接続される端末装置10とは、基本的に同一な構成とされ、後者の内蔵プログラムの一部が切替装置2に接続するために改修されていることのみが異なっている。
【0024】
この切替装置2は、図2に示すように、既設の駅装置5との入出力を行なう駅装置用入出力部15と、この駅装置用入出力部15に接続され所定の情報処理を行なう処理部16と、この処理部16に接続され既設の伝送端末装置6との入出力を行なう既設用入出力部17と、同処理部16に接続され新設の端末装置10との入出力を行なう新設用入出力部18となどを有している。
【0025】
駅装置用入出力部15は、この切替装置2と駅装置とを接続する回線ケーブルの接続端子に応じたコネクタ部を有し、この回線ケーブルを介して現場装置4から駅装置5を経て送出されてくる故障情報が入力されるようになっている。既設用入出力部17および新設用入出力部18は、同様に接続先の回線ケーブルの接続端子に応じたコネクタ部を有し、この回線ケーブルを介して各種の情報を入出力するようになっている。
【0026】
処理部16は、情報処理を所定に行なえる回路などを主体に構成され、既設の現場装置4から収集された故障などの各種の情報を、新設の集中監視装置3に用いられている情報形式(情報フォーマット)に変換して、新設用入出力部18に出力するように構成されている。このように切替装置2が、その接続される機器毎に個別に専用の入出力部17,18を設けて、しかも接続先が要求する情報形式に変換して情報を入出力させる構成とされているので、その接続先が互いに異なる通信規格や通信方式が用いられている場合にも対応させることができる。したがって、このように現場装置4からの故障情報の伝達経路の途中に切替装置2を介在させて、新設の集中監視装置3に接続し、その送受信するために必要な情報の形式変換を行なっていることにより、既存および新設の集中監視装置1,3間で異なる情報形式の差異が吸収できるので、これらの新旧の集中監視装置1,3を並列的に接続して運用することができる。
【0027】
切替装置2は、その動作モードが、既設の集中監視装置1または新設の集中監視装置3からの指令に基づいて、既設および新設の集中監視装置1,3に向けて受信した故障情報を送信するモニタ・モード(第1の動作モード)と、新設の集中監視装置1に向けてのみ故障情報を送信するコントロール・モード(第2の動作モード)とのいずれかを選択するように構成されている。すなわち、処理部16により切替装置2がモニタ・モードの場合には、既設の現場装置4から発信された故障情報は、切替装置2により、既設の伝送端末装置6に向けて送出されるとともに、新設の集中監視装置3用の情報形式に変換されて新設の端末装置10に向けて送出される。切替装置2がコントロール・モードの場合には、既設の現場装置4から発信された故障情報は、新設の集中監視装置3用の情報形式に変換されて新設の端末装置10にのみに向けて送出される。
【0028】
したがって、後述するように新設した集中監視装置3による監視動作の検証が行なわれた後には、切替装置2をモニタ・モードからコントロール・モードにその動作モードを切換えることにより、既設の伝送端末装置6を故障情報の伝達から遮断してから、これらの既設の伝送端末装置6から表示端末装置8までを撤去できるようにしている。このため、このように切替装置2によって、既設の集中監視装置1における伝送端末装置6から表示端末装置8までが実際に情報が伝達される信号系から切り離されるので、既設の集中監視装置1の現場装置4を用いて新設の集中監視装置3により運用されている監視業務に対してまったく影響を与えることなく、不要となったこれらの既設の伝送端末装置6から表示端末装置8までを任意にその作動を停止したり、任意の順序で撤去したりすることができる。この結果、これらの撤去計画や撤去に伴う電気設備の変更などが制約されずに済むので、撤去作業を自由かつ容易に行なうことができる。
【0029】
なお、切替装置2がモニタ・モードの場合には、既設の集中監視装置1の表示端末8を用いて、現場装置4などに向けた指令などの制御情報が現場装置4に向けて出力されたときには、この制御情報が切替装置2に入力されると、既設用入出力部17、処理部16、駅装置用入出力部15を順次、通過して、切替装置2から既設の駅装置5に向けて出力されるように構成されている。
【0030】
処理部16は、ある現場装置4から故障情報が入力された場合には、その後に外部から指令を受けることなく、自動的かつ独自にその現場装置4の故障が回復したかを判別する定期的な回復チェックを行なうように構成されている。すなわち、例えば故障が通知された現場装置4に対して、その故障が回復したかを問い合わせる指令信号が切替装置2から発信され、この回復チェックが、現場装置4の故障が回復するまで所定の時間間隔を設けて定期的に繰り返して行なわれる。
【0031】
この回復チェックによって、処理部16がその現場装置4の故障が回復したと判断して確認された場合には、この現場装置4の回復状況を記録した回復情報を作成して、この回復情報がそれぞれの入出力部17,18に出力され、集中監視装置1,3に通知される。
【0032】
したがって、切替装置2が、その装置外部からの指示を待たずに、自動的に現場装置4の故障回復チェックを行なっているので、新旧の集中監視装置1,3や作業員から回復チェックの指令を受ける場合よりも、迅速な対応が可能となるとともに、新旧の集中監視装置1,3や作業員に判断処理させる負担を軽減させることができる。同様に現場装置4の故障が検知された場合に、即座に回復チェックが行なわれるので、現場装置4の回復情報を迅速に取得することが可能になる。現場装置4が故障してから復旧するまでの回復情報を作成して出力しているので、各現場装置4の故障および回復状況を把握することが可能となり、各現場装置4毎の保全管理をよりきめ細かく高度に行なうことが可能となる。
【0033】
次に、この切替装置2を用いて、既設の集中監視装置1から新設の集中監視装置3に順次、段階的に切替える手順を説明する。
【0034】
まず、再び図1に示すように、既に設置されている既設の集中監視装置1の駅装置5と伝送端末装置6との接続線上に切替装置2を設置するとともに、新設の集中監視装置3を構成する端末装置10、駅装置11、伝送中央装置12、表示端末装置13を所定に並列に設置する。次に、切替装置2が端末装置10に接続され、切替装置2がモニタ・モードで作動され、新設の集中監視装置3が正常に動作しているかが検証される。
【0035】
この検証は、例えば監視対象の現場装置4に故障が発生した状態が疑似的に作成され、この故障状態を反映した監視情報が新旧の集中監視装置1,3の両方の表示端末装置8,13から得られるかを判別して行なわれている。すなわち、指令所において既設の表示端末8と新設の表示端末13との両方を監視することにより、それぞれの監視情報から判別できる故障内容などが互いに一致していることが確認されて、新設の集中監視装置3による監視動作の検証が行なわれる。したがって、このように新設の集中監視装置3を動作検証する場合には、既に稼動実績のある既設の集中監視装置1の監視状況を検証の比較対照の基準としているので、検証品質の保証性を充分に確保できるとともに、検証作業をスムーズに行なうことができる。また、切替装置2の接続先を新設の集中監視装置3の端末装置10としていることにより、この接続先が新設の集中監視装置3の伝送中央装置12とされた場合には、その切替えが完了するまで駅装置11と伝送中央装置12との間の搬送回線数に3回線が必要となることに比べて、一回線で済むので、搬送回線数を増加させずに済み、切替え中も極力少ない回線数とできる。
【0036】
次に、図3に示すように、新設の集中監視装置3による監視動作の検証を完了した後には、既設の集中監視装置1による監視業務から、既設の現場装置4を用いた新設の集中監視装置3による監視業務に移行される。すなわち、切替装置2がコントロール・モードに切換わり、故障情報の伝達方向で切替装置2よりも下流に位置する既設の伝送端末装置6、伝送中央装置7および表示端末装置8が情報の伝達系から切り離されて、撤去される。
【0037】
したがって、この構成によれば、設置する作業状況や、工事費用の不足などの理由によって、次段階の新設用の設備が設置されなくて、装置の更新が中断した状態となった場合にも、何ら支障なく、監視業務を続けることができる。このため、弾力的な設置計画を立案することができるとともに、状況に応じた計画の変更が可能となるので、大規模な集中監視装置で長期に渡る改修工事が必要な場合でも、監視体制を維持したまま、無理なく柔軟に対処することができる。
【0038】
これに加えて、この場合には、既存設備との連係や既存機器の活用、改修工事や設備の投資コストの削減などを図りながら、新設の集中監視装置3による監視性能の向上を図ることができる。すなわち、既に稼働した実績により信頼性が保証されているとともに、その保守条件を熟知している既設の集中監視装置1の現場装置4および駅装置5を、新設の集中監視装置3の端末装置10として流用しているので、これらの現場装置4および駅装置5による監視の信頼度や保守性を従来と同様に保証することができる。
【0039】
次に、図4に示すように、既設の現場装置4から新設の端末装置10に故障を監視する条件を切替えて、新設の端末装置10による監視業務が行なえるようにする接続作業が行なわれる。
【0040】
すなわち、これらの既設の現場装置4に相当する端末装置10を新たに設置し、この端末装置10に既設の現場装置4に設定されていた故障条件を設定する。この設定された故障条件による端末装置10の監視動作が新設の集中監視装置3によって検証されると、故障監視条件の切替えが完了される。既設の現場装置4のうち、新設の端末装置10に切替が完了した現場装置4から、順次、撤去する。
【0041】
したがって、本構成によれば、最初に既設の集中監視装置1における伝送端末装置6、伝送中央装置7、表示端末装置8に相当する部分を新設の集中監視装置3に入れ換えて、既設の現場装置4および新設の端末装置10からの故障情報の表示などの処理を新設の集中監視装置3に一元化して処理していることに加えて、監視対象である既設の現場装置4を新設の端末装置10に部分的に置き換えることを繰り返すことにより、すべての現場装置4を端末装置10に入れ換えているので、監視業務の中断や監視作業の負担が増加することを未然に回避しながら、スムーズな切替えが可能となる。
【0042】
すなわち、従来は、新設の集中監視装置3の監視対象の機器であるすべての端末装置10の動作検証が行なわれてから、既設の集中監視装置1から新設の集中監視装置3に監視業務を移行していたので、この監視業務を移行する期間を短期間化するためには、集中監視装置3の動作検証を短時間に行なう必要があり、時間的な制約が生じていた。また、端末装置10に接続される機器は、その機器が設置された場所やその動作条件が異なることから、各機器毎に実際に動作させて、その機器が故障したときの情報や動作を制御するための情報を得る必要があるので、時間と手間がかかる傾向があった。
【0043】
これに対して、本構成によれば、既設の現場装置4からの故障情報の処理を新設の集中監視装置3に一元化するとともに、既設の現場装置4を個別に新設の端末装置10に入れ換えているので、個々の新設の端末装置10に、その故障を監視する条件が接続変更され設定された時点から、その端末装置10による既設の現場装置4と代替した運用が可能となり、設置する予定の端末装置10のうちの一部を用いながら監視業務を遂行することができる。この結果、この運用が可能となった端末装置10にその監視対象が重なっている既設の現場装置4を即座に撤去することができるので、監視業務を行なう既設の現場装置4と新設の端末装置10とが重複することが防止され、機器を保守・点検作業する負担を軽減することができる。
【0044】
これに加えて、切替装置2が新旧の集中監視装置1,3との間に介在されているので、これらの既設の現場装置4と新設の端末装置10とが互いに干渉することが回避され、既に運用されている既設の現場装置4による監視業務に影響を与えることなく、この現場装置4に相当して新たに設置される端末装置10の独立した設定作業が可能となる。この結果、既に運用されている現場装置4と代替するために、個々の端末装置10に故障の監視条件を設定する作業を行なっているので、この作業がその順序や時間が制約されずに済むことになり、新たな端末装置10による監視業務の信頼性を向上できる。このため、例えば列車の運行量が大きく重点的に監視を行ないたい区域に設置されている機器や老朽化の激しい機器などのように、所定の優先順序の機器から新旧の入れ替え作業を行なうことができる。
【0045】
最後に、図5に示すように、新設されたすべての端末装置10に故障監視条件が設定され、既設の現場装置4から接続替えが完了された後には、新設の集中監視装置3に切替わる。すなわち、同図中に破線で示される既設の現場装置4が接続されている駅装置5と、駅装置5が接続されている切替装置2と、切替装置2が接続されている端末装置10とが任意の順序で撤去される。
【0046】
なお、この実施の形態では、既設の現場装置4をこの現場装置4に相当する新設の端末装置10に入れ換えた例を説明したが、これに限られることなく、例えば既設の現場装置4に相当しない新たな端末装置を導入して増設した場合にも適用することができる。すなわち、このような新たな端末装置を設置し、新設の集中監視装置3の駅装置11に接続し、この端末装置の動作検証を行なって集中監視装置3により管理するようにしてよい。したがって、この場合にも、新たな端末装置からの情報は、新設の集中監視装置3によって既設の現場装置4と新設の端末装置10とからの情報とともに統合処理されて表示されるので、監視作業を煩雑化させずに済む。例えば既設の集中監視装置1が新たな路線区を追加されて管理することになり、この新たな部分にのみ新型や異なる情報形式を有した現場の機材が導入されている場合にも、この実施の形態によれば、切替装置2を介してこれらの機材を接続することにより、切替装置2によって情報の整合性を確保できるので、これらの機材を混合したまま監視業務を行なうことができる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明の方法によれば、既設の現場装置を切替装置を介して新設の集中監視装置に接続し、この現場装置を用いた新設の集中監視装置による監視動作の検証後に、既設の現場装置からの故障情報を処理する既設の駅装置、伝送端末装置、伝送中央装置、表示端末装置を撤去して、新旧の集中監視装置を入れ換えていることにより、監視対象である既設の現場装置からの情報の処理が新設の集中監視装置に一元化されているので、この情報の処理による監視業務が新設の集中監視装置に統合され、作業員による監視作業の負担を増加させずに済むとともに、集中監視装置としての構成を簡素化することができる。
【0048】
請求項2に記載の発明の方法によれば、新旧の集中監視装置における相互に対応した現場装置と端末装置とを個別に入れ換え作業していることにより、部分的に入れ換えながら監視業務を継続することができるので、個々の端末装置毎の設定作業に時間を要したり、入れ換え数が多い場合であったりしても、監視業務を中断させることなく、スムーズな切替作業を行なうことができる。
【0049】
請求項3に記載の発明の装置によれば、新設の集中監視装置に用いられている情報形式が既設の集中監視装置に用いられている情報形式と異なる場合にも、それに適合した情報形式に変換して供給できることにより、多種多様な新設の集中監視装置に切替装置を介して接続できるので、切替え対象となる新設の集中監視装置の情報形式が制約を受けずに済み、対応範囲を広げることができる。
【0050】
請求項4に記載の発明の装置によれば、集中監視装置の切替え作業の進展に伴って、既設の集中監視装置における伝送端末装置、伝送中央装置、表示端末装置が不要となった場合には、切替装置を新設の中央監視装置にのみに情報を送信する動作モードに切替えることにより、これらの装置を情報の伝達系から切り離せるので、既設の伝送端末装置、伝送中央装置、表示端末装置を稼動中の集中監視装置における情報の伝達に影響を与えることなく、自由な順序で撤去することができる。
【0051】
請求項5に記載の発明の装置によれば、切替装置がその装置外部からの指示を待たずに、自動的に現場装置の故障回復チェックを行なっているので、新旧の集中監視装置や作業員から回復チェックの指令を受ける場合よりも、迅速な対応が可能となるとともに、新旧の集中監視装置や作業員による判断処理の負担を軽減させることができる。
【0052】
請求項6に記載の発明の装置によれば、切替装置が現場装置の故障してから復旧するまでの回復状況が記された回復情報を作成して出力しているので、各現場装置の故障および回復状況を把握することができ、各現場装置毎の保全管理をよりきめ細かく高度に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の方法による切替えが開始された第1段階を示す、既設の集中監視装置に切替装置が設けられ、この切替装置に新設の集中監視装置が設置されて接続された状態のシステム構成図である。
【図2】この発明の実施の形態の方法に用いられる切替装置のブロック構成図である。
【図3】この実施の形態の方法による第2段階を示す、既設の現場装置を用いて新設の集中監視装置による監視業務が運用されている状態のシステム構成図である。
【図4】この実施の形態の方法による第3段階を示す、既設の現場装置が、新設の端末当地に置き換えられている途中の状態のシステム構成図である。
【図5】この実施の形態の方法による第4段階を示す、既設の集中監視装置に関連する装置および切替装置が撤去されて、新設の集中監視装置が運用されている状態のシステム構成図である。
【図6】従来の切替え途中で新旧の集中監視装置が並列的に運用されている状態を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
1 既設の集中監視装置 2 切替装置
3 新設の集中監視装置 4 既設の現場装置
5 既設の駅装置 6 既設の伝送端末装置
7 既設の伝送中央装置 8 既設の表示端末装置
10 新設の端末装置 11 新設の駅装置
12 新設の伝送中央装置 13 新設の表示端末装置
15 切替装置の駅装置用入出力部 16 切替装置の処理部
17 切替装置の既設用入出力部 18 切替装置の新設用入出力部
Claims (6)
- 現場装置と、現場装置からの故障情報が入力される駅装置と、駅装置に収集された故障情報を伝送中央装置に送る伝送端末装置と、伝送中央装置に送られた故障情報を表示する表示端末装置とを有し、現場装置の状態を表示端末装置に表示させて現場装置を一元的に監視する既設の集中監視装置を前記現場装置が端末装置である以外は同様な構成となっている新設の集中監視装置に切り替える切替方法であって、
既設の集中監視装置の駅装置と伝送端末装置との間に切替装置を設置し、既設の集中監視装置と並列に新設の集中監視装置を設置するとともに、該集中監視装置の端末装置を切替装置に接続し、前記切替装置から既設の集中監視装置の伝送端末装置と新設の集中監視装置の端末装置に情報を送信可能として、新設の集中監視装置による既設の集中監視装置の現場装置の監視動作を検証した後に、既設の集中監視装置の伝送端末装置、伝送中央装置、表示端末装置を撤去することを特徴とする集中監視装置の切替方法。 - 既設の集中監視装置の現場装置に相当する新設の集中監視装置の端末装置を設置し、この端末装置を新設の集中監視装置の駅装置に接続して、その端末装置による監視動作を検証した後に、既設の集中監視装置の現場装置、駅装置及び切替装置を撤去するとともに、この切替装置が接続されていた新設の集中監視装置の端末装置を撤去する請求項1記載の集中監視装置の切替方法。
- 請求項1または2記載の集中監視装置の切替方法に用いられるもので、既設の集中監視装置の駅装置と伝送中央装置との間に設けられ、既設用入出力部と新設用入出力部、処理部、駅装置用入出力部を有し、既設の集中監視装置の現場装置から受信した情報を、該装置の駅装置に送信するとともに、新設の集中監視装置の端末装置に、この新設の集中監視装置に必要な情報形式に変換して送信する構成となっていることを特徴とする切替装置。
- 切替装置が、既設の集中監視装置の駅装置と新設の集中監視装置の端末装置との両方に情報を送信する第1の動作モードと、新設の集中監視装置の端末装置にのみ情報を送信する第2の動作モードとのいずれかを選択可能に構成されている請求項3記載の切替装置。
- 切替装置が、既設の集中監視装置の現場装置からの情報に基づき、該現場装置に故障が発生したことを検知した後に、その故障が回復したことを確認する回復チェックを行なう構成とされている請求項3または4記載の切替装置。
- 切替装置が、現場装置の故障が回復したことが確認されたときに、回復状況が記された回復情報を作成して出力する構成とされている請求項5に記載の切替装置。
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