JP2004034648A - 化粧カバー及び記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のデザイン(意匠)部材としてだけでなく、装置筐体への補強効果をもたせた化粧カバーを提供すること。
【解決手段】装置外装をなす本体ケース3,4によって構成された筐体の側面にて係合させる弾性を有するサイドカバー1であって、前記筐体の側面及び前面を覆う略L字形をなし、前記カバー周囲に、前記筐体に装着したときに該筐体側面との間に空間を形成するための淵1Eを設けるとともに、前記筐体側面と対向するカバー裏面に、補強リブ1l,1mと、前記筐体側面の係合穴3a,4cと係合する固定爪1a,1c及び前記筐体側面の位置決め穴3bと嵌合する位置決めボス1bを設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】装置外装をなす本体ケース3,4によって構成された筐体の側面にて係合させる弾性を有するサイドカバー1であって、前記筐体の側面及び前面を覆う略L字形をなし、前記カバー周囲に、前記筐体に装着したときに該筐体側面との間に空間を形成するための淵1Eを設けるとともに、前記筐体側面と対向するカバー裏面に、補強リブ1l,1mと、前記筐体側面の係合穴3a,4cと係合する固定爪1a,1c及び前記筐体側面の位置決め穴3bと嵌合する位置決めボス1bを設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ワープロ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等の記録装置の外観部品で、さらに詳しくは脱着可能な化粧カバーの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9に化粧カバーを使用した記録装置の従来例を示す。図9に示すように、装置前面部にL化粧カバー(以下、「Lフロントカバー」という)50及びR化粧カバー(以下、「Rフロントカバー」という)51が取り付けられる場合がある。この場合、装置外装の枠体をなす下ケース52及び上ケース53に、前記フロントカバー裏面に設けられた係合爪にて装着される。
【0003】
図10はLフロントカバー50の裏面構成を示す斜視図である。リブ50a及びリブ50bは上ケース53前面に設けられた穴(不図示)に挿入し、爪50c及び爪50dは下ケース52に設けられた係合部(不図示)に係合する。記録装置本体(以下「本体」と呼ぶ場合もある)に装着する場合は図中上方から下方に移動させ前記爪50c及び爪50dを下ケース52の係合部に係合する手段をとる。
【0004】
また、ここでは図示をしないが、前面と側面を覆う化粧板も存在するが、その場合、1枚板のL字形状を呈した部材を前方から後方に向かって移動させ、本体の係合部に爪を係合させ固定する手段をとる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近、この種の記録装置においては、前述の如き化粧カバーのデザイン(意匠)も重要視され、複雑な造形が用いられたり、また質感も重要な要素であり、本体に装着したときのガタツキや隙間などの管理が厳しくなる傾向にある。そのため、部品の変形、反り等を防止したり、寸法公差を厳しくする等で部品自体のコスト高を招くことになっている。
【0006】
ところで、この種の記録装置は側面方向の衝撃に弱く、なぜなら前述の如き化粧カバー等の筐体は、プラスチック部材で形成され、コスト安、軽量化、小型化のため、筐体の薄肉化が進み、内部部品とのクリアランスも少なくなる傾向にある。プリンタユニットは幅方向に剛性のある部品を前記筐体内部に配置するため、上記理由により落下試験等で側面から急激な負荷を受けるとプリンタユニットのLFローラやシャーシ等が前記筐体の側面に追突し、該筐体の破損等を招くことも少なくなかった。
【0007】
前述した従来例の場合、Lフロントカバー50のリブ50a,50b及び爪50c,50dの寸法精度を高く成形しないとガタが発生し、部品に変形があると装置本体との隙間が大きくなってしまうため、必然的に部品精度を高く作製する必要があり、前記化粧カバー等の筐体を成形するための型代アップ、成形時間増等の理由によりコストが高くなってしまう等の問題点があった。
【0008】
また、1枚板のL字形の化粧カバーの場合は、特に変形、反りが顕著で成形に手間が掛かってしまい、結果的にコスト高を招くことになっていた。一方、1枚板で形成される故、部材の変形が容易であるため、装置本体への装着は良好だが、特に装置本体を補強するといった効果は得られていなかった。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来のデザイン(意匠)部材としてだけでなく、装置筐体への補強効果をもたせた化粧カバーを提供することである。
【0010】
またその他の目的は、部品の変形、反り、寸法公差に影響されないで、ガタ等を発生することなく装着可能な化粧カバーを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、装置外装をなす枠体によって構成された筐体の側面にて係合させる弾性を有する化粧カバーであって、前記筐体の側面及び前面を覆う略L字形をなし、前記カバー周囲に、前記筐体に装着したときに該筐体側面との間に空間を形成するための淵を設けるとともに、前記筐体側面と対向するカバー裏面に、補強リブと、前記筐体側面の係合穴と係合する係合爪及び前記筐体側面の位置決め穴と嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、化粧カバーの周囲に淵を形成し筐体に装着したときに空間をもたせ、そこに補強リブを設け、係合爪により筐体に係合することにより、従来のデザイン(意匠)部材としてだけでなく、装置筐体への補強効果を発することが可能となる。
【0013】
また、前記化粧カバーは、カバー前面を前記筐体前面に係合し、該筐体前面に係合したカバー前面を略回転中心として、カバー側面を前記筐体側面に沿って略回転させながら装着することにより、部品の変形、反り、寸法公差に影響されないで、ガタ等を発生することなく装置筐体に装着することが可能となる。さらには、部品自体の寸法管理等が容易になるので、コスト的にも有利である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0015】
〔第1実施形態〕
図7及び図8は第1実施形態に係る記録装置の斜視図である。図7及び図8において、1はL化粧カバー(以下、「Lサイドカバー」という)、2はR化粧カバー(以下、「Rサイドカバー」という)、3は下枠体としての下ケース、4は上枠体としての上ケース、5はフロントカバー、6はアクセスカバーベース、7はアクセスカバー、8は給送カバー、9は電源キー、10はレジュームキー、11はLED、12は第一補助給送トレイ、13は第二補助給送トレイ、14は第一排出トレイ、15は第二排出トレイ、16は第三排出トレイ、17は自動給送装置である。
【0016】
本実施形態における記録装置は、装置外装をなす枠体としての下ケース3及び上ケース4と、アクセスカバーベース6にアクセスカバー7を組み込むことにより構成されるアクセスカバーユニットと、下ケース3に回転自在に保持固定されるフロントカバー5と、下ケース3及び上ケース4に脱着自在に保持固定されるLサイドカバー1及びRサイドカバー2と、自動給送装置17を覆う給送カバー8と、これらの外装部材内に収納されたプリンタユニット19とから構成されている。更に、本実施形態に係る記録装置は、第一排出トレイ14、第二排出トレイ15、及び第三排出トレイ16より構成される排出トレイユニットを備えている。
【0017】
下ケース3は装置外装の略下半部を、上ケース4は装置外装の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組み合わせによって装置にプリンタユニット19を収納する収納空間を有する中空構造の装置筐体をなし、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。
【0018】
更に、前記フロントカバー5はその一端部が下ケース3に回転移動自在に保持され、その回転移動によって下ケース3の前面部に形成される前記開口部を開閉できる構造になっている。プリンタユニット19の下位、すなわち下ケース3の底部には前記排出トレイユニットが摺動可能(引き出し収納可能)に保持されている。このため、記録動作を実行させる際にフロントカバー5を装置本体の前面側へと回転させて開口部を開け、更に装置本体より排出トレイユニットを引き出し、ここから記録媒体が排出可能となり、排出された各記録媒体は引き出された排出トレイ上に順次積載されていく。また、排出トレイユニットは3枚のトレイ(第一排出トレイ14、第二排出トレイ15、第三排出トレイ16)がお互いに摺動自在に組み込まれて構成されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、記録媒体の支持面積を3段階に拡大、縮小することが可能になっている。尚、第三排出トレイ16の先頭部は上記排出性能を維持するために円弧状を呈している。
【0019】
アクセスカバーベース6はその一端部が上ケース4に回転自在に保持され、装置本体の上面部に形成される開口部を開閉する構成になっており、このアクセスカバーベース6を開くことによって装置本体内部に収納されている記録手段としての記録ヘッドカートリッジ(不図示)あるいはインクタンク(不図示)等の交換や、記録媒体のジャム処理等が可能となる。アクセスカバー7はアルミの薄板材で、周囲には取り付け足(不図示)が形成されており、アクセスカバーベース6の所定の位置に取り付け足を挿入し、取り付け足を折り曲げることによりアクセスカバーベース6に保持固定され、アクセスカバーユニットとして一体化される。
【0020】
なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーユニットを開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバー(不図示)を回転移動させる構成になっており、そのレバーがマイクロスイッチを押圧することにより、アクセスカバーユニットの開閉状態を検出できる構成になっている。
【0021】
図8に示すように、給送カバー8の裏面には第一補助給送トレイ12及び第二補助給送トレイ13が摺動自在に格納される。オペレータは記録を行う際、各給送トレイ12,13を引き出すことにより、記録を行う記録媒体を自動給送装置17の所定の位置に保持することができる。
【0022】
また、図8に示すように、上ケース4の本体後部上面には、電源キー9及びレジュームキー10が押下可能に設けられていると共に、LED11が設けられており、電源キー9を押下すると、LED10が点灯し記録可能であることをオペレータに知らせるようになっている。さらに詳しくは、電源キー9及びレジュームキー10は一体で形成されており、そのベース材の凸状部にステンレス薄板で絞り加工で成形されたキーキャップがそれぞれ装着されている。また、LED10は点滅の仕方や色を変化させ、ブザー(不図示)を鳴らすことにより、プリンタの動作状態やトラブルなどをオペレータに知らせる等、種々の表示機能を有する。なお、トラブル等が解決した場合には、レジュームキー10を押下することによって記録が再開されるようになっている。
【0023】
また、給送カバー8は上ケース1に開閉可能に軸支され、記録時には開き、記録媒体としての記録シートを積載し、非記録時には閉じて開口部を塞ぎ、記録装置内部への埃・異物等の進入を防ぐ。同様に、フロントカバー5は下ケース2に開閉可能に軸支され、記録時には開き、記録がなされた記録シートを機器外部に排出し、非記録時には閉じて開口部を塞ぎ、記録装置内部への埃・異物等の侵入を防ぐ。
【0024】
尚、上記記録装置の内部構成(すなわちプリンタユニット)については詳しく図示していないが、前記給送カバー8にセットされた記録媒体としての記録シートを一枚ずつ分離給送し、該記録シートに対して記録手段により記録を行い、記録がなされた記録シートを前記排出トレイユニット上に排出し積載するようになっている。
【0025】
ここで、記録手段の構成について簡単に説明する。記録手段としての記録ヘッドは、記録シートにインク像を記録するものである。この装置における記録手段としては、記録ヘッドからインクを吐出して記録するインクジェット記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッドは微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備えている。
【0026】
このようなエネルギーを発生するエネルギー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等がある。
【0027】
その中でも熱エネルギーによって液体を吐出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することができるために高解像度の記録をすることが可能である。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利である。
【0028】
尚、本実施形態ではインクの吐出構成として、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口から吐出して記録を行うように構成している。
【0029】
次に本実施形態に係る化粧カバーとしてのサイドカバーについて説明する。尚、サイドカバーはシート搬送方向と直交する幅方向中央を中心に左右対称な構成となっているので、ここでは一方のサイドカバーを例示して説明する。
【0030】
図1は本実施形態に係るLサイドカバー1の斜視図である。Lサイドカバー1は前面部1LF及び側面部1LSから構成された一体成形のプラスチック材等の弾性部材でできており、略L字形を呈している。このサイドカバー1の周囲には、装置筐体(下ケース3及び上ケース4)に装着したときに該筐体側面との間に空間を形成するための淵1Eが設けられている。本実施形態に係るLサイドカバー1は対称形状で形成されたRサイドカバー2とで、装置筐体(下ケース3及び上ケース4)に左右対称に取り付けられる。
【0031】
また、Lサイドカバー1の側面部1LSの裏面には係合爪としての固定爪1a,1c、嵌合部としての位置決めボス1b、補強リブ1l,1mが形成され、周囲の淵1E上面には突き当て面1h〜1jが形成される。一方、前面部1LFには突き当てリブ1e,1fが形成され、周囲の淵1Eには突き当て面1g,1kが形成され、更には後述する上ケース4の係合部に係合する穴1dが形成される。
【0032】
一方、図2に示すように、下ケース3の側面には前記固定爪1aが係合する係合穴3a、及び前記位置決めボス1bが嵌合する位置決め穴3bが形成され、上ケース4の側面には前記固定爪1cが係合する係合穴4cが形成される。それぞれの穴3a,4cは後述するLサイドカバー1の爪1a,1cより大き目に形成される。図4は記録装置本体の前面で略左半分を示した図であり、図4に示すように上ケース4前面には取り付け爪4aが形成される。
【0033】
次にLサイドカバー1を例にとり、装置本体への装着方法を説明する。なお、Rサイドカバー1についてはLサイドカバー1と本体対象形状に形成されるので、その装着方法はLサイドカバー1と同等である。
【0034】
図3は本実施形態に係るサイドカバーを装置本体に装着する前を示す斜視図である。図7は本実施形態に係るサイドカバーを装置本体に装着した後を示す斜視図である。図5は図7におけるA−A断面図であり、サイドカバーをスイングさせ爪及び位置決めボスを移動させる手段を説明する図である。図6は図7におけるA−A断面図であり、サイドカバーの装置本体への装着が完了したところを示す図である。
【0035】
図3に示すように、Lサイドカバー1及びRサイドカバー2を、組み合わせた下ケース3及び上ケース4よりなる装置本体(筐体)側面より図中矢印方向に移動させ、Lサイドカバー1の前面部1LFに形成された穴1d(図1参照)を上ケース4に設けられた爪4ab(図4参照)に挿入する。次に図5に示すように、Lサイドカバー1に設けられた爪1a,1cを、それぞれ下ケース3に設けられた穴3a、上ケース4に設けられた穴4cに挿入する。このとき位置決めボス1bの頭部が下ケース3の側面に圧接しているので、Lサイドカバー1は本体側面から浮いた状態である。Lサイドカバー1の側面部1LSを変形させながら、Lサイドカバー1を図5中反時計回り方向(矢印a,b,c方向)に徐々に回転させる。図6に示すように、さらに回転を進めると、Lサイドカバー1の位置決めボス1bが下ケース3の嵌合穴3bに挿入され、Lサイドカバー1の周囲の淵が本体側面に密着する。このとき、Lサイドカバー1の爪1aは下ケース3内部に設けられた補強リブ3dに係合しており、爪1cは上ケース4の内壁に係合している。上記位置決めボス1bと上ケース4の嵌合穴3bは嵌め合い関係になっているので、Lサイドカバー1の上下前後方向のガタの発生はほとんどない。一方、爪1a,1cにより幅方向のガタをとり、本体側面より脱落するのを防止することができる。なお、Lサイドカバー1は突き当てリブ1e,1f、突き当て面1g〜1kにより部分的に装置本体との突き当てを行い、Lサイドカバー1と下ケース3及び上ケース4との空間を均一に保つことができる。また、Lサイドカバー1裏面の中央部に設けられた補強リブ1l,1mが本体側面に当接することによって、装置本体(筐体)とのパクツキを抑えることができる。
【0036】
上記構成によれば、上ケース4の係合部でLサイドカバー1の前面部1LFを固定し、該係合部を略回転中心として、側面部1LSをスイング(図5中反時計回り方向に回転)させながら位置決めボス1bを下ケース3の穴3bに挿入する手段をとることにより、Lサイドカバー1が多少変形していても、あるいは寸法がラフであっても、Lサイドカバー1の弾性力(スプリングバック)により、装置本体(筐体)にガタなく装着することができる。また、Lサイドカバー1の淵に設けられた突き当てリブ及び突き当て面によって空間を均一に保つことができる。
【0037】
さらには、Lサイドカバー1の周囲に淵1Eを設けることにより、裏面中央部に補強リブ1l,1mを形成することができるので、Lサイドカバー1の側面部1LSの強度を高めることができ、幅(横)方向からの衝撃を受けた場合、補強リブ1l,1mが本体側面に当接し、爪1a及び爪1cの嵌合力により強い衝撃にも耐えることができる。
【0038】
前述したように、落下試験等で側面から急激な負荷を受けるとプリンタユニット19のLFローラやシャーシ等が本体ケース(下ケース3及び上ケース4)の側面に追突し、ケースの破損等を招くことが少なくなかったが、上記構成によりこれらの問題点を解決することができる。
【0039】
また、上記実施形態においては、Lサイドカバー1(及びRサイドカバー2)より位置決めボス1bを形成し、下ケース3の穴3bに挿入しガタをとる手段を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、下ケース3より位置決めボスを形成し、Lサイドカバー1及びRサイドカバー2に円形のリブを形成し、お互い係合する手段をとることにより同様の効果が得られる。
【0040】
また、図1に示すように爪1aの上下の位置に補強リブ1aa,1ab,1ac,1adを設け、該リブの間隔lを図2に示すところの下ケース3の穴3aの幅l′にほぼ等しくしておけば(嵌め合い寸法関係)、上下方向のガタを更に抑えることができる。
【0041】
サイドカバーの部材に着色したり、塗装したり、あるいは木目調やメタル調の表面処理を施すことにより、ポイントデザインが行え、記録装置のデザインイメージを容易に変えることができる。
【0042】
サイドカバーの外観面を鏡面仕上げに処理し、たとえば、記録装置で記録したシールをサイドカバーの外観面に貼り付けるようにすれば、さらにオペレータの好みのデザインを付加することができる。
【0043】
上述したように、本実施形態によれば、化粧カバー1,2の周囲に淵1Eを形成し、装置筐体(下ケース3及び上ケース4)に装着したときに空間をもたせ、そこに補強リブ1l,1mを設け、位置決めボス1b及び固定爪1a,1cにより装置筐体に係合することにより、従来のデザイン(意匠)部材としてだけでなく、装置筐体への補強効果を発することができる。
【0044】
また、前記化粧カバー1,2は、カバー前面を筐体前面に係合し、該筐体前面に係合したカバー前面を略回転中心として、カバー側面を前記筐体側面に沿って略回転させながら装着することにより、部品の変形、反り、寸法公差に影響されないで、ガタ等を発生することなく装置筐体に装着することができる。さらには、部品自体の寸法管理等が容易になるので、コスト的にも有利である。
【0045】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、記録ヘッドの種類や数を具体的に例示して説明しなかったが、本発明は、1個の記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置、異なる色のインクで記録する複数個の記録ヘッドを用いるカラー記録用のインクジェット記録装置、或いは同一色彩で濃度の異なるインクで記録する複数の記録ヘッドを用いる階調記録用のインクジェット記録装置など、記録ヘッドの種類や数に関係なく適用ができ、前述した作用効果を達成し得る。
【0046】
更に記録手段(記録ヘッド)としては、記録ヘッドとインクタンクを一体化したカートリッジタイプのもの、或いは記録ヘッドとインクタンクを別体としこれらをインク供給チューブで接続する構成のものなど、記録手段及びインクタンクの構成がどのようなものであっても、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得る。
【0047】
尚、本発明をインクジェット記録装置に適用する場合には、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録手段を使用するものに適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0048】
更に、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても、本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによって、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。加えて、前述したシリアルタイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、或いは装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0049】
また、前述したインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末装置として用いられるものの他、キャリッジに記録ヘッド以外のスキャナ等を装着することが可能なインクジェット入出力装置、リーダ等と組み合わせた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態をとるもの等であっても良い。また更に、このような事務機器に限らず、家庭電化製品を含むその他の電気電子機器に本発明を適用しても良い。
【0050】
また前述した実施形態では、記録方式としてインクジェット記録方式を例示したが、これに限定する必要はなく、他にも熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードット記録方式等のインパクト記録方式、或いはそれ以外の電子写真方式等の記録方式であっても適用し得る。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、化粧カバーの周囲に淵を形成し筐体に装着したときに空間をもたせ、そこに補強リブを設け、係合爪により筐体に係合することにより、従来のデザイン(意匠)部材としてだけでなく、装置筐体への補強効果を発することができる。
【0052】
また、化粧カバー前面を筐体前面に係合し、該筐体前面に係合したカバー前面を略回転中心として、カバー側面を前記筐体側面に沿って略回転させながら装着することにより、部品の変形、反り、寸法公差に影響されないで、ガタ等を発生することなく装置筐体に装着することができる。さらには、部品自体の寸法管理等が容易になるので、コスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る化粧カバーの斜視図
【図2】第1実施形態に係る化粧カバーを装着する記録装置の斜視図
【図3】第1実施形態に係る化粧カバーを記録装置に装着する前の斜視図
【図4】第1実施形態に係る化粧カバーの前面部を係合するところの記録装置の係合部を示した斜視図
【図5】第1実施形態に係る化粧カバーを略回転させて記録装置に装着するところを示す図7におけるA−A断面図
【図6】第1実施形態に係る化粧カバーが記録装置に装着された状態を示す図7におけるA−A断面図
【図7】第1実施形態に係る化粧カバーを装着した記録装置の斜視図
【図8】第1実施形態に係る化粧カバーを装着した記録装置の構成斜視図
【図9】従来の化粧カバーを装着した記録装置の斜視図
【図10】従来の化粧カバーの構成を示す斜視図
【符号の説明】
1 …Lサイドカバー
1E …淵
1LF …前面部
1LS …側面部
1a,1c …固定爪
1aa,1ab,1ac,1ad …補強リブ
1b …位置決めボス
1d …穴
1e,1f …突き当てリブ
1g〜1k …突き当て面
1l,1m …補強リブ
2 …Rサイドカバー
3 …下ケース
3a …係合穴
3b …位置決め穴
3d …補強リブ
4 …上ケース
4a …取り付け爪
4ab …爪
4c …係合穴
5 …フロントカバー
6 …アクセスカバーベース
8 …給送カバー
9 …電源キー
10 …レジュームキー
11 …LED
12 …第一補助給送トレイ
13 …第二補助給送トレイ
14 …第一排出トレイ
15 …第二排出トレイ
16 …第三排出トレイ
17 …自動給送装置
19 …プリンタユニット
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ワープロ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等の記録装置の外観部品で、さらに詳しくは脱着可能な化粧カバーの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9に化粧カバーを使用した記録装置の従来例を示す。図9に示すように、装置前面部にL化粧カバー(以下、「Lフロントカバー」という)50及びR化粧カバー(以下、「Rフロントカバー」という)51が取り付けられる場合がある。この場合、装置外装の枠体をなす下ケース52及び上ケース53に、前記フロントカバー裏面に設けられた係合爪にて装着される。
【0003】
図10はLフロントカバー50の裏面構成を示す斜視図である。リブ50a及びリブ50bは上ケース53前面に設けられた穴(不図示)に挿入し、爪50c及び爪50dは下ケース52に設けられた係合部(不図示)に係合する。記録装置本体(以下「本体」と呼ぶ場合もある)に装着する場合は図中上方から下方に移動させ前記爪50c及び爪50dを下ケース52の係合部に係合する手段をとる。
【0004】
また、ここでは図示をしないが、前面と側面を覆う化粧板も存在するが、その場合、1枚板のL字形状を呈した部材を前方から後方に向かって移動させ、本体の係合部に爪を係合させ固定する手段をとる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近、この種の記録装置においては、前述の如き化粧カバーのデザイン(意匠)も重要視され、複雑な造形が用いられたり、また質感も重要な要素であり、本体に装着したときのガタツキや隙間などの管理が厳しくなる傾向にある。そのため、部品の変形、反り等を防止したり、寸法公差を厳しくする等で部品自体のコスト高を招くことになっている。
【0006】
ところで、この種の記録装置は側面方向の衝撃に弱く、なぜなら前述の如き化粧カバー等の筐体は、プラスチック部材で形成され、コスト安、軽量化、小型化のため、筐体の薄肉化が進み、内部部品とのクリアランスも少なくなる傾向にある。プリンタユニットは幅方向に剛性のある部品を前記筐体内部に配置するため、上記理由により落下試験等で側面から急激な負荷を受けるとプリンタユニットのLFローラやシャーシ等が前記筐体の側面に追突し、該筐体の破損等を招くことも少なくなかった。
【0007】
前述した従来例の場合、Lフロントカバー50のリブ50a,50b及び爪50c,50dの寸法精度を高く成形しないとガタが発生し、部品に変形があると装置本体との隙間が大きくなってしまうため、必然的に部品精度を高く作製する必要があり、前記化粧カバー等の筐体を成形するための型代アップ、成形時間増等の理由によりコストが高くなってしまう等の問題点があった。
【0008】
また、1枚板のL字形の化粧カバーの場合は、特に変形、反りが顕著で成形に手間が掛かってしまい、結果的にコスト高を招くことになっていた。一方、1枚板で形成される故、部材の変形が容易であるため、装置本体への装着は良好だが、特に装置本体を補強するといった効果は得られていなかった。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来のデザイン(意匠)部材としてだけでなく、装置筐体への補強効果をもたせた化粧カバーを提供することである。
【0010】
またその他の目的は、部品の変形、反り、寸法公差に影響されないで、ガタ等を発生することなく装着可能な化粧カバーを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、装置外装をなす枠体によって構成された筐体の側面にて係合させる弾性を有する化粧カバーであって、前記筐体の側面及び前面を覆う略L字形をなし、前記カバー周囲に、前記筐体に装着したときに該筐体側面との間に空間を形成するための淵を設けるとともに、前記筐体側面と対向するカバー裏面に、補強リブと、前記筐体側面の係合穴と係合する係合爪及び前記筐体側面の位置決め穴と嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、化粧カバーの周囲に淵を形成し筐体に装着したときに空間をもたせ、そこに補強リブを設け、係合爪により筐体に係合することにより、従来のデザイン(意匠)部材としてだけでなく、装置筐体への補強効果を発することが可能となる。
【0013】
また、前記化粧カバーは、カバー前面を前記筐体前面に係合し、該筐体前面に係合したカバー前面を略回転中心として、カバー側面を前記筐体側面に沿って略回転させながら装着することにより、部品の変形、反り、寸法公差に影響されないで、ガタ等を発生することなく装置筐体に装着することが可能となる。さらには、部品自体の寸法管理等が容易になるので、コスト的にも有利である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0015】
〔第1実施形態〕
図7及び図8は第1実施形態に係る記録装置の斜視図である。図7及び図8において、1はL化粧カバー(以下、「Lサイドカバー」という)、2はR化粧カバー(以下、「Rサイドカバー」という)、3は下枠体としての下ケース、4は上枠体としての上ケース、5はフロントカバー、6はアクセスカバーベース、7はアクセスカバー、8は給送カバー、9は電源キー、10はレジュームキー、11はLED、12は第一補助給送トレイ、13は第二補助給送トレイ、14は第一排出トレイ、15は第二排出トレイ、16は第三排出トレイ、17は自動給送装置である。
【0016】
本実施形態における記録装置は、装置外装をなす枠体としての下ケース3及び上ケース4と、アクセスカバーベース6にアクセスカバー7を組み込むことにより構成されるアクセスカバーユニットと、下ケース3に回転自在に保持固定されるフロントカバー5と、下ケース3及び上ケース4に脱着自在に保持固定されるLサイドカバー1及びRサイドカバー2と、自動給送装置17を覆う給送カバー8と、これらの外装部材内に収納されたプリンタユニット19とから構成されている。更に、本実施形態に係る記録装置は、第一排出トレイ14、第二排出トレイ15、及び第三排出トレイ16より構成される排出トレイユニットを備えている。
【0017】
下ケース3は装置外装の略下半部を、上ケース4は装置外装の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組み合わせによって装置にプリンタユニット19を収納する収納空間を有する中空構造の装置筐体をなし、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。
【0018】
更に、前記フロントカバー5はその一端部が下ケース3に回転移動自在に保持され、その回転移動によって下ケース3の前面部に形成される前記開口部を開閉できる構造になっている。プリンタユニット19の下位、すなわち下ケース3の底部には前記排出トレイユニットが摺動可能(引き出し収納可能)に保持されている。このため、記録動作を実行させる際にフロントカバー5を装置本体の前面側へと回転させて開口部を開け、更に装置本体より排出トレイユニットを引き出し、ここから記録媒体が排出可能となり、排出された各記録媒体は引き出された排出トレイ上に順次積載されていく。また、排出トレイユニットは3枚のトレイ(第一排出トレイ14、第二排出トレイ15、第三排出トレイ16)がお互いに摺動自在に組み込まれて構成されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、記録媒体の支持面積を3段階に拡大、縮小することが可能になっている。尚、第三排出トレイ16の先頭部は上記排出性能を維持するために円弧状を呈している。
【0019】
アクセスカバーベース6はその一端部が上ケース4に回転自在に保持され、装置本体の上面部に形成される開口部を開閉する構成になっており、このアクセスカバーベース6を開くことによって装置本体内部に収納されている記録手段としての記録ヘッドカートリッジ(不図示)あるいはインクタンク(不図示)等の交換や、記録媒体のジャム処理等が可能となる。アクセスカバー7はアルミの薄板材で、周囲には取り付け足(不図示)が形成されており、アクセスカバーベース6の所定の位置に取り付け足を挿入し、取り付け足を折り曲げることによりアクセスカバーベース6に保持固定され、アクセスカバーユニットとして一体化される。
【0020】
なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーユニットを開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバー(不図示)を回転移動させる構成になっており、そのレバーがマイクロスイッチを押圧することにより、アクセスカバーユニットの開閉状態を検出できる構成になっている。
【0021】
図8に示すように、給送カバー8の裏面には第一補助給送トレイ12及び第二補助給送トレイ13が摺動自在に格納される。オペレータは記録を行う際、各給送トレイ12,13を引き出すことにより、記録を行う記録媒体を自動給送装置17の所定の位置に保持することができる。
【0022】
また、図8に示すように、上ケース4の本体後部上面には、電源キー9及びレジュームキー10が押下可能に設けられていると共に、LED11が設けられており、電源キー9を押下すると、LED10が点灯し記録可能であることをオペレータに知らせるようになっている。さらに詳しくは、電源キー9及びレジュームキー10は一体で形成されており、そのベース材の凸状部にステンレス薄板で絞り加工で成形されたキーキャップがそれぞれ装着されている。また、LED10は点滅の仕方や色を変化させ、ブザー(不図示)を鳴らすことにより、プリンタの動作状態やトラブルなどをオペレータに知らせる等、種々の表示機能を有する。なお、トラブル等が解決した場合には、レジュームキー10を押下することによって記録が再開されるようになっている。
【0023】
また、給送カバー8は上ケース1に開閉可能に軸支され、記録時には開き、記録媒体としての記録シートを積載し、非記録時には閉じて開口部を塞ぎ、記録装置内部への埃・異物等の進入を防ぐ。同様に、フロントカバー5は下ケース2に開閉可能に軸支され、記録時には開き、記録がなされた記録シートを機器外部に排出し、非記録時には閉じて開口部を塞ぎ、記録装置内部への埃・異物等の侵入を防ぐ。
【0024】
尚、上記記録装置の内部構成(すなわちプリンタユニット)については詳しく図示していないが、前記給送カバー8にセットされた記録媒体としての記録シートを一枚ずつ分離給送し、該記録シートに対して記録手段により記録を行い、記録がなされた記録シートを前記排出トレイユニット上に排出し積載するようになっている。
【0025】
ここで、記録手段の構成について簡単に説明する。記録手段としての記録ヘッドは、記録シートにインク像を記録するものである。この装置における記録手段としては、記録ヘッドからインクを吐出して記録するインクジェット記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッドは微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備えている。
【0026】
このようなエネルギーを発生するエネルギー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等がある。
【0027】
その中でも熱エネルギーによって液体を吐出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することができるために高解像度の記録をすることが可能である。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利である。
【0028】
尚、本実施形態ではインクの吐出構成として、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口から吐出して記録を行うように構成している。
【0029】
次に本実施形態に係る化粧カバーとしてのサイドカバーについて説明する。尚、サイドカバーはシート搬送方向と直交する幅方向中央を中心に左右対称な構成となっているので、ここでは一方のサイドカバーを例示して説明する。
【0030】
図1は本実施形態に係るLサイドカバー1の斜視図である。Lサイドカバー1は前面部1LF及び側面部1LSから構成された一体成形のプラスチック材等の弾性部材でできており、略L字形を呈している。このサイドカバー1の周囲には、装置筐体(下ケース3及び上ケース4)に装着したときに該筐体側面との間に空間を形成するための淵1Eが設けられている。本実施形態に係るLサイドカバー1は対称形状で形成されたRサイドカバー2とで、装置筐体(下ケース3及び上ケース4)に左右対称に取り付けられる。
【0031】
また、Lサイドカバー1の側面部1LSの裏面には係合爪としての固定爪1a,1c、嵌合部としての位置決めボス1b、補強リブ1l,1mが形成され、周囲の淵1E上面には突き当て面1h〜1jが形成される。一方、前面部1LFには突き当てリブ1e,1fが形成され、周囲の淵1Eには突き当て面1g,1kが形成され、更には後述する上ケース4の係合部に係合する穴1dが形成される。
【0032】
一方、図2に示すように、下ケース3の側面には前記固定爪1aが係合する係合穴3a、及び前記位置決めボス1bが嵌合する位置決め穴3bが形成され、上ケース4の側面には前記固定爪1cが係合する係合穴4cが形成される。それぞれの穴3a,4cは後述するLサイドカバー1の爪1a,1cより大き目に形成される。図4は記録装置本体の前面で略左半分を示した図であり、図4に示すように上ケース4前面には取り付け爪4aが形成される。
【0033】
次にLサイドカバー1を例にとり、装置本体への装着方法を説明する。なお、Rサイドカバー1についてはLサイドカバー1と本体対象形状に形成されるので、その装着方法はLサイドカバー1と同等である。
【0034】
図3は本実施形態に係るサイドカバーを装置本体に装着する前を示す斜視図である。図7は本実施形態に係るサイドカバーを装置本体に装着した後を示す斜視図である。図5は図7におけるA−A断面図であり、サイドカバーをスイングさせ爪及び位置決めボスを移動させる手段を説明する図である。図6は図7におけるA−A断面図であり、サイドカバーの装置本体への装着が完了したところを示す図である。
【0035】
図3に示すように、Lサイドカバー1及びRサイドカバー2を、組み合わせた下ケース3及び上ケース4よりなる装置本体(筐体)側面より図中矢印方向に移動させ、Lサイドカバー1の前面部1LFに形成された穴1d(図1参照)を上ケース4に設けられた爪4ab(図4参照)に挿入する。次に図5に示すように、Lサイドカバー1に設けられた爪1a,1cを、それぞれ下ケース3に設けられた穴3a、上ケース4に設けられた穴4cに挿入する。このとき位置決めボス1bの頭部が下ケース3の側面に圧接しているので、Lサイドカバー1は本体側面から浮いた状態である。Lサイドカバー1の側面部1LSを変形させながら、Lサイドカバー1を図5中反時計回り方向(矢印a,b,c方向)に徐々に回転させる。図6に示すように、さらに回転を進めると、Lサイドカバー1の位置決めボス1bが下ケース3の嵌合穴3bに挿入され、Lサイドカバー1の周囲の淵が本体側面に密着する。このとき、Lサイドカバー1の爪1aは下ケース3内部に設けられた補強リブ3dに係合しており、爪1cは上ケース4の内壁に係合している。上記位置決めボス1bと上ケース4の嵌合穴3bは嵌め合い関係になっているので、Lサイドカバー1の上下前後方向のガタの発生はほとんどない。一方、爪1a,1cにより幅方向のガタをとり、本体側面より脱落するのを防止することができる。なお、Lサイドカバー1は突き当てリブ1e,1f、突き当て面1g〜1kにより部分的に装置本体との突き当てを行い、Lサイドカバー1と下ケース3及び上ケース4との空間を均一に保つことができる。また、Lサイドカバー1裏面の中央部に設けられた補強リブ1l,1mが本体側面に当接することによって、装置本体(筐体)とのパクツキを抑えることができる。
【0036】
上記構成によれば、上ケース4の係合部でLサイドカバー1の前面部1LFを固定し、該係合部を略回転中心として、側面部1LSをスイング(図5中反時計回り方向に回転)させながら位置決めボス1bを下ケース3の穴3bに挿入する手段をとることにより、Lサイドカバー1が多少変形していても、あるいは寸法がラフであっても、Lサイドカバー1の弾性力(スプリングバック)により、装置本体(筐体)にガタなく装着することができる。また、Lサイドカバー1の淵に設けられた突き当てリブ及び突き当て面によって空間を均一に保つことができる。
【0037】
さらには、Lサイドカバー1の周囲に淵1Eを設けることにより、裏面中央部に補強リブ1l,1mを形成することができるので、Lサイドカバー1の側面部1LSの強度を高めることができ、幅(横)方向からの衝撃を受けた場合、補強リブ1l,1mが本体側面に当接し、爪1a及び爪1cの嵌合力により強い衝撃にも耐えることができる。
【0038】
前述したように、落下試験等で側面から急激な負荷を受けるとプリンタユニット19のLFローラやシャーシ等が本体ケース(下ケース3及び上ケース4)の側面に追突し、ケースの破損等を招くことが少なくなかったが、上記構成によりこれらの問題点を解決することができる。
【0039】
また、上記実施形態においては、Lサイドカバー1(及びRサイドカバー2)より位置決めボス1bを形成し、下ケース3の穴3bに挿入しガタをとる手段を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、下ケース3より位置決めボスを形成し、Lサイドカバー1及びRサイドカバー2に円形のリブを形成し、お互い係合する手段をとることにより同様の効果が得られる。
【0040】
また、図1に示すように爪1aの上下の位置に補強リブ1aa,1ab,1ac,1adを設け、該リブの間隔lを図2に示すところの下ケース3の穴3aの幅l′にほぼ等しくしておけば(嵌め合い寸法関係)、上下方向のガタを更に抑えることができる。
【0041】
サイドカバーの部材に着色したり、塗装したり、あるいは木目調やメタル調の表面処理を施すことにより、ポイントデザインが行え、記録装置のデザインイメージを容易に変えることができる。
【0042】
サイドカバーの外観面を鏡面仕上げに処理し、たとえば、記録装置で記録したシールをサイドカバーの外観面に貼り付けるようにすれば、さらにオペレータの好みのデザインを付加することができる。
【0043】
上述したように、本実施形態によれば、化粧カバー1,2の周囲に淵1Eを形成し、装置筐体(下ケース3及び上ケース4)に装着したときに空間をもたせ、そこに補強リブ1l,1mを設け、位置決めボス1b及び固定爪1a,1cにより装置筐体に係合することにより、従来のデザイン(意匠)部材としてだけでなく、装置筐体への補強効果を発することができる。
【0044】
また、前記化粧カバー1,2は、カバー前面を筐体前面に係合し、該筐体前面に係合したカバー前面を略回転中心として、カバー側面を前記筐体側面に沿って略回転させながら装着することにより、部品の変形、反り、寸法公差に影響されないで、ガタ等を発生することなく装置筐体に装着することができる。さらには、部品自体の寸法管理等が容易になるので、コスト的にも有利である。
【0045】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、記録ヘッドの種類や数を具体的に例示して説明しなかったが、本発明は、1個の記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置、異なる色のインクで記録する複数個の記録ヘッドを用いるカラー記録用のインクジェット記録装置、或いは同一色彩で濃度の異なるインクで記録する複数の記録ヘッドを用いる階調記録用のインクジェット記録装置など、記録ヘッドの種類や数に関係なく適用ができ、前述した作用効果を達成し得る。
【0046】
更に記録手段(記録ヘッド)としては、記録ヘッドとインクタンクを一体化したカートリッジタイプのもの、或いは記録ヘッドとインクタンクを別体としこれらをインク供給チューブで接続する構成のものなど、記録手段及びインクタンクの構成がどのようなものであっても、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得る。
【0047】
尚、本発明をインクジェット記録装置に適用する場合には、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録手段を使用するものに適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0048】
更に、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても、本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによって、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。加えて、前述したシリアルタイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、或いは装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0049】
また、前述したインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末装置として用いられるものの他、キャリッジに記録ヘッド以外のスキャナ等を装着することが可能なインクジェット入出力装置、リーダ等と組み合わせた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態をとるもの等であっても良い。また更に、このような事務機器に限らず、家庭電化製品を含むその他の電気電子機器に本発明を適用しても良い。
【0050】
また前述した実施形態では、記録方式としてインクジェット記録方式を例示したが、これに限定する必要はなく、他にも熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードット記録方式等のインパクト記録方式、或いはそれ以外の電子写真方式等の記録方式であっても適用し得る。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、化粧カバーの周囲に淵を形成し筐体に装着したときに空間をもたせ、そこに補強リブを設け、係合爪により筐体に係合することにより、従来のデザイン(意匠)部材としてだけでなく、装置筐体への補強効果を発することができる。
【0052】
また、化粧カバー前面を筐体前面に係合し、該筐体前面に係合したカバー前面を略回転中心として、カバー側面を前記筐体側面に沿って略回転させながら装着することにより、部品の変形、反り、寸法公差に影響されないで、ガタ等を発生することなく装置筐体に装着することができる。さらには、部品自体の寸法管理等が容易になるので、コスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る化粧カバーの斜視図
【図2】第1実施形態に係る化粧カバーを装着する記録装置の斜視図
【図3】第1実施形態に係る化粧カバーを記録装置に装着する前の斜視図
【図4】第1実施形態に係る化粧カバーの前面部を係合するところの記録装置の係合部を示した斜視図
【図5】第1実施形態に係る化粧カバーを略回転させて記録装置に装着するところを示す図7におけるA−A断面図
【図6】第1実施形態に係る化粧カバーが記録装置に装着された状態を示す図7におけるA−A断面図
【図7】第1実施形態に係る化粧カバーを装着した記録装置の斜視図
【図8】第1実施形態に係る化粧カバーを装着した記録装置の構成斜視図
【図9】従来の化粧カバーを装着した記録装置の斜視図
【図10】従来の化粧カバーの構成を示す斜視図
【符号の説明】
1 …Lサイドカバー
1E …淵
1LF …前面部
1LS …側面部
1a,1c …固定爪
1aa,1ab,1ac,1ad …補強リブ
1b …位置決めボス
1d …穴
1e,1f …突き当てリブ
1g〜1k …突き当て面
1l,1m …補強リブ
2 …Rサイドカバー
3 …下ケース
3a …係合穴
3b …位置決め穴
3d …補強リブ
4 …上ケース
4a …取り付け爪
4ab …爪
4c …係合穴
5 …フロントカバー
6 …アクセスカバーベース
8 …給送カバー
9 …電源キー
10 …レジュームキー
11 …LED
12 …第一補助給送トレイ
13 …第二補助給送トレイ
14 …第一排出トレイ
15 …第二排出トレイ
16 …第三排出トレイ
17 …自動給送装置
19 …プリンタユニット
Claims (5)
- 装置外装をなす枠体によって構成された筐体の側面にて係合させる弾性を有する化粧カバーであって、前記筐体の側面及び前面を覆う略L字形をなし、前記カバー周囲に、前記筐体に装着したときに該筐体側面との間に空間を形成するための淵を設けるとともに、前記筐体側面と対向するカバー裏面に、補強リブと、前記筐体側面の係合穴と係合する係合爪及び前記筐体側面の位置決め穴と嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする化粧カバー。
- 前記化粧カバーは、カバー前面を前記筐体前面に係合し、該筐体前面に係合したカバー前面を略回転中心として、カバー側面を前記筐体側面に沿って略回転させながら装着することを特徴とする請求項1に記載の化粧カバー。
- 前記係合爪は、前記筐体側面の内側に形成された補強リブに係合することを特徴とする請求項1に記載の化粧カバー。
- 信号に応じてインクを吐出して搬送される記録媒体に記録を行う記録手段を用いる記録装置において、装置外装をなす外装部材の1つとして、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の化粧カバーを備えていることを特徴とする記録装置。
- 前記記録手段がインク吐出用の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
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Cited By (2)
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2002
- 2002-07-08 JP JP2002198526A patent/JP2004034648A/ja not_active Withdrawn
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