JP4086564B2 - スイッチボタン及び記録装置 - Google Patents

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  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気スイッチを押圧するためのスイッチボタン、及び前記スイッチボタンを備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭電化製品を含む電気電子機器は、販売価格帯における製品の仕様が各社似通ったものとなり、意匠デザインでの差別化が図られてきている。意匠としての差別化要素としては、外形形状と共に色彩、材質の持つ質感などが挙げられる。
【0003】
最近では、特にカメラや携帯電話などの携帯性を有する製品や、パーソナルコンピュータ分野の電気電子機器などに、金属調の意匠を持つ製品が増えてきている。これら金属調の意匠を得るために、材料として金属そのもの、金属調の塗装を施した樹脂、メタリック材といわれる金属粉を含有した樹脂などを使用した部品が見受けられる。
【0004】
一方で、近年、環境保護意識の高まりと共に、従来よりリサイクルされている金属材料の他に、石油化学製品のリサイクル、再生利用等の動きが強まってきている。日本国内だけを考慮しても、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(昭和45年法律第137号:通称、「廃棄物処理法」)、「再生資源の利用の促進に関する法律」(平成3年法律第48号:通称、「リサイクル法」)、「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」(平成7年法律第112号:通称、「容器包装リサイクル法」)、「特定家庭用機器再商品化法」(平成10年法律第97号:通称、「家電リサイクル法」)等が施行されており、これら法規制の整備に伴って、大型家電製品、自動車等の一部の製品群の中では、熱可塑性プラスチックのリサイクルが加速されつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
各国で定める環境規格などにおいて、材料としては相溶性のない材質の部品同士を一体化することや、材質数そのものの削減が謳われており、また樹脂への塗装や印刷面積についても規制の対象として挙げられている。
【0006】
尚、代表的な環境規格に独国の「Blue Angel」があるが、日本でも日本環境協会により各カテゴリーで「エコマーク」認定が行われている。事務機製品関連でも1999年11月にパーソナルコンピュータと複写機、2001年10月にプリンタの「エコマーク」が制定されている。この中に「材料の適合性をチェック」あるいは「VDI2243を満たすこと」という表記があり、これが材料間に相溶性を要求している事項となっている。
【0007】
ここで言う相溶性とは、例えば2種以上の高分子材料を混合した場合に互いに溶け合うことを言う。単なる混合は材料を分散させているだけであり、溶け合うことがないため、相溶性とは区別される。
【0008】
図6は樹脂材料間の相溶性を示す図であり、VDI2243(Verien Deutscher Ingenieure:ドイツ技術者協会、1993年10月版)に掲載されている。例えばABS樹脂(Acrylonitrile_Butadiene_Styrene RESIN )と混合して相溶性のある樹脂は、ABS樹脂、PC樹脂(Polycarbonate RESIN)、PMMA樹脂(Polymethyl Methacrylate RESIN)、であることを示している。
【0009】
電源や機器のファンクション設定のためのキーに、意匠として例えば色彩、材質の持つ質感などの差別化を考える場合、いくつかの選択肢が考えられるが、上記環境規格、環境規制を考慮して考える。
【0010】
キーを金属のみで構成する場合、制御基板上のスイッチに対して金属を作用させることになり、電気的安全性への配慮を十分に取る必要がある。また、金属加工で造形できる形状にはかなりの制約があり、スイッチの位置およびキーの固定方法などにかなりの設計的制約が生じる。
【0011】
一方、キーを樹脂のみで構成する場合、差別化した意匠を得るには従来は樹脂に塗装して対応してきた。そもそも従来の塗装でも、例えば金属の質感は塗装では表現しきれず、中途半端な意匠となりかねなかった。また、所望の色彩が得られたとしても、樹脂の再生工程においては、(1)塗料をすべて剥がすのに樹脂部分も削り取ってしまうことがある、(2)曲面部、窪み部の塗装は、塗装された樹脂部品を破壊しないと剥がせない、などの不具合点がある。
【0012】
再生工程から考えると、塗料は樹脂と相溶性のある塗料に限定されてしまうが、そもそも塗料には顔料を溶かすために溶剤が使用されており、環境を総括して考えた場合には、相溶性塗装といえども十分なものではない。
【0013】
そこで本発明においては、良好な外観意匠を保ちながらも、部品の動作機能を満足し、更には、容易に分離可能なスイッチボタンを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、電気接点の導通、非導通を選択的に切り換えるスイッチを押圧するスイッチボタンであって、使用者によって押圧される第1の押圧部と前記スイッチを押圧する第2の押圧部とを備えたキー部材と、前記キー部材と相溶性の無い材質で造られ前記キー部材の前記第1の押圧部を覆うように一体的に設けられたキャップ部材とを有し、棒状のものを差し込むことで前記キー部材の第1の押圧部から前記キャップ部材を分離する分離用穴を前記第1の押圧部に設けたことを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、一体的に構成した相溶性のない材質からなる2つの部材の分離が容易に行えると共に、製品使用時の外観意匠も良好なスイッチボタンを得ることが可能であり、更にスイッチボタンとしての動作機能も満足することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0017】
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を説明する斜視図、図2は機構部の斜視図である。
【0018】
図1及び図2において、ASFユニット2の押圧板21に積層された記録シートは、不図示のばねの押圧力によって給送ローラ22に対して付勢されており、給送命令に応じて回転する給送ローラ22により1枚ずつ分離されながら給送される。
【0019】
ローラホルダ13に保持されたピンチローラ12は、不図示のばねにより搬送ローラ11に付勢される。このピンチローラ12は記録シートを搬送ローラ11に押圧することで搬送力を付与するものである。搬送ローラ11は、不図示の搬送モータによって駆動され、ピンチローラ12の押圧力による搬送力により記録シートを搬送すると共に、記録ヘッドに対する記録シートの被記録面の位置を規制するものである。
【0020】
記録ヘッド4の吐出口と対向し、且つ該記録ヘッド4の矢印S方向に対する移動可能領域の全範囲にわたってプラテン15が設けられている。このプラテン15は記録ヘッド4と記録シートの被記録面との間隔を一定に保持し得るように記録シートの位置を規制するものである。
【0021】
ここにおける記録シートの搬送は、記録ヘッド4の1走査毎に、間欠的に行われるものであり、その搬送量は、記録ヘッド4に設けられる複数のインク吐出口の上記記録シートの搬送方向における配列長さに対応して行われる。また、搬送ローラ11の搬送速度は給送ローラ22の搬送速度と略等しく設定してある。
【0022】
記録ヘッド4と対向し、且つ該記録ヘッドよりも記録シートの搬送方向下流側に排出ローラ16が配置されており、この排出ローラ16に対応して拍車17が配置されており、前記1走査毎の搬送とその間の記録ヘッド4からのインク吐出によって記録シートに記録が行われ、排出ローラ16により機外へ排出され、排出トレイユニット5上にストックされる。
【0023】
記録手段としての記録ヘッド4はキャリッジユニット3に搭載され、矢印S方向に走査される。キャリッジユニット3への駆動源としてのキャリッジモータ31の駆動力は、キャリッジモータに取付けられた駆動プーリ32、ベルト33を介して伝達される。ベルト33は駆動プーリ32と被動プーリ34とに懸掛されており、ばね35によって一定の張力を付与されることによりキャリッジモータ31の駆動力をキャリッジユニット3に正確に伝えるように構成されている。
【0024】
ここで、記録ヘッドの構成について簡単に説明する。記録手段としての記録ヘッドは、記録シートにインク像を記録するものである。この装置における記録手段としては、記録ヘッドからインクを吐出して記録するインクジェット記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッドは微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備えている。
【0025】
このようなエネルギーを発生するエネルギー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等がある。
【0026】
その中でも熱エネルギーによって液体を吐出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することができるために高解像度の記録をすることが可能である。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利である。
【0027】
尚、本実施形態ではインクの吐出構成として、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口から吐出して記録を行うように構成している。
【0028】
上述のように説明した記録装置1は、装置の外装を成す外装部材としての、下ケース51、上ケース52、右前カバー53、左前カバー54、およびアクセスカバー55によって覆われている。アクセスカバー55は上ケース52に開閉可能に設けられており、記録ヘッド4のインク交換や、シートジャム時のリペア時にはこのアクセスカバー55を開けて処理を行う。56はスイッチボタンとしての操作キーであり、後述するように電源キー561とリセットキー562が樹脂成形により一体化されている。57はオンラインランプであり、点灯時にインクジェット記録装置が記録可能状態にあることを示すものである。
【0029】
次に、操作キーの詳細構成について図3、図4、及び図5を参照して説明する。図3は操作キー56の斜視図と斜視裏面図、図4は操作キー56の一部である電源キー561の裏面図と断面図、図5は電源キー561と上ケース52および電源スイッチ58との位置関係を説明する断面図である。
【0030】
前記スイッチボタンとしての操作キー56は、電気接点の導通、非導通を選択的に切り換えるスイッチを押圧するためのスイッチボタンであって、前記スイッチを押圧するためのキー部材としての電源キー561及びリセットキー562と、前記キーと相溶性の無い材質で造られ前記キーを覆うキャップ部材としてのキャップ563とを略一体的に構成している。
【0031】
更には、前記キャップ563は、キー561,562と相溶性の無い材質というだけでなく、装飾を目的とした材質で造られている。
【0032】
具体的には、本実施形態では、キー部材としての電源キー561及びリセットキー562を熱可塑性樹脂であるPC+ABSアロイ樹脂で成形し、キャップ部材としてのキャップ563を前記キーと相溶性のない材質である金属(アルミニウム)で造り、これらを略一体的に構成している。
【0033】
このように、良外観が必要なキャップ部材としてのキャップ563は金属で構成し、後述するヒンジ性を要求される一方で形状制約を受けたくないキー部材としての電源キー561等は熱可塑性樹脂で成形することで、設計の自由度を上げることができる。
【0034】
図3に示すように、インクジェット記録装置の電源キー561と、印刷中に生じたエラーの回復や印刷中のジョブを中止するためのリセットキー562は、フレーム部5616を介して一体的に構成して成っている。尚、電源キー561とリセットキー562は機能上同様の形状および構成をしているため、ここでは電源キーについて詳細に説明する。
【0035】
図4および図5に示すように、電源キー561は、使用者によって押圧される第1の押圧部5618がキャップ563で覆われており、該キャップ563は電源キー561の嵌合部5611にて円周方向を固定されている。電源キー561に対するキャップ563の挿入方向の位置は、該電源キー561のキャップ位置決め部5612により定まっている。キャップ563は金属で構成されており、本実施形態では厚さ0.15[mm]のアルミ板で構成されている。このキャップ563は図1及び図5に示すように装置の外装部材を成す上ケース52より突き出している。キャップ563は前述したように金属製(本実施形態ではアルミニウム製)のため、意匠的には金属の質感による高級感を得ることができる。また、キーは人的操作部であるため、人が帯電して持っている静電気の放電のトリガとなり易いが、前述の如く電源キー561を覆うキャップ563を金属製にすることで放電経路を確保し、電気障害を引き起こしにくくすることができる。また表面に文字やイラストを刻印したり印刷したりする場合、樹脂に比べ金属の方が耐久性が高い。
【0036】
キャップ563の材質としてはアルミニウム以外にも、薄板鋼板に表面処理や印刷、塗装などを施した処理鋼板を用いることが出来る。しかしながら、材料の伸延性や加工性を考慮すると、金属の場合アルミニウムが好ましい。その他にも意匠性の高い材料としては、アルミ粉やコーティングしたガラス粉などを混入させ、光の反射によって意匠を変えた熱可塑性樹脂もある。
【0037】
一方、電源キー561は、後述するヒンジ部5615なども一体的に構成する関係上、また、不図示の制御基板上に電源スイッチ58(図5参照)を直接押圧する関係から、難燃性の高い樹脂(熱可塑性樹脂、本実施形態ではPC+ABSアロイ樹脂)を射出成形して構成している。
【0038】
上記のように、キー部材である電源キー561の材質が熱可塑性樹脂であり、キャップ部材であるキャップ563の材質が金属であり、該電源キー561とキャップ563を略一体的に構成してなる操作キー56は、前述の如く相溶性がない材質の部材で構成されているため、製品の廃却時(あるいはリサイクル時)には分離する必要がある。電源キー561の第1の押圧部5617には、キャップ563を電源キー561から分離するための分離用穴5614が設けられている。従って、分離の際には、分離用穴5614に例えばドライバーなど先端の細い棒状のものを差し込むことで、電源キー561からキャップ563を容易に分離することができる。尚、本実施形態において、分離用穴5614は3×4[mm]の長方形としている。
【0039】
不図示の制御基板には、電気接点の導通、非導通を選択的に切り換えるスイッチとしての電源スイッチ58が搭載されている。本実施形態における電源スイッチは所謂タクトスイッチであり、単品のままでスイッチ機能を完結した部品形態を採っている。電源スイッチ58のタクト部581に対して電源キー561の第2の押圧部としてのスイッチ押圧部5613が当接している。電源キー561は、電源スイッチ58の反力と、スイッチ押圧時の操作力とに追随して動作可能なように、ヒンジ部5615によりフレーム部5616に接続されている。
【0040】
また、図5に示すように、電源スイッチ58の反力により、キー部材としての電源キー561は、装置の外装を成す外装部材としての上ケース52に対して付勢されており、ケース位置決め部5617により上ケース52に対する位置が定まる。ケース位置決め部5617とキャップ位置決め部5612はキャップ563の表裏一体面に相当するため、上ケース52に対する電源キー56の位置公差を最小に抑えることができる。
【0041】
上述したように、本実施形態によれば、製品使用時の外観意匠も良好なスイッチボタンを得ることができる。またキーとしての動作機能にも優れたスイッチボタンを得ることができる。更にスイッチボタンを成す相溶性のない材質からなる2つの部材の分離が容易であり、環境規格への対応が可能となる。
【0042】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、電源キー561で電源スイッチ58を直接押圧する構成を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば電源キー561と電源スイッチ58との間にリンクバー等の部品を設け、該部品を介した構成としても良い。
【0043】
また前述した実施形態では、電源キー561とリセットキー562とを一体化した操作キー56を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、キーの数は設計要件として任意であり、必要に応じて適宜設ければ良い。
【0044】
また前述した実施形態では、分離用穴を3×4[mm]の方形として説明したが、ドライバーなどの一般に購入可能な工具で対応可能な大きさであれば、分離用穴の形状、大きさに制限はない。
【0045】
また前述した実施形態では、記録ヘッドの種類や数を具体的に例示して説明しなかったが、本発明は、1個の記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置、異なる色のインクで記録する複数個の記録ヘッドを用いるカラー記録用のインクジェット記録装置、或いは同一色彩で濃度の異なるインクで記録する複数の記録ヘッドを用いる階調記録用のインクジェット記録装置など、記録ヘッドの種類や数に関係なく適用ができ、前述した作用効果を達成し得る。
【0046】
更に記録手段(記録ヘッド)としては、記録ヘッドとインクタンクを一体化したカートリッジタイプのもの、或いは記録ヘッドとインクタンクを別体としこれらをインク供給チューブで接続する構成のものなど、記録手段及びインクタンクの構成がどのようなものであっても、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得る。
【0047】
尚、本発明をインクジェット記録装置に適用する場合には、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録手段を使用するものに適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0048】
更に、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても、本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによって、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。加えて、前述したシリアルタイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、或いは装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0049】
また、前述したインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末装置として用いられるものの他、キャリッジに記録ヘッド以外のスキャナ等を装着することが可能なインクジェット入出力装置、リーダ等と組み合わせた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0050】
また前述した実施形態では、記録方式としてインクジェット記録方式を例示したが、これに限定する必要はなく、他にも熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードット記録方式等のインパクト記録方式、或いはそれ以外の電子写真方式等の記録方式であっても適用し得る。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スイッチボタンの外観意匠と動作機能の双方を満足し、かつ一体的に構成した相溶性のない材質からなる2つの部材の分離が容易であり、環境規格への対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を説明する斜視図である。
【図2】図1の機構部の斜視図である。
【図3】図1の操作キーの詳細を示す表斜視図(a)と裏斜視図(b)である。
【図4】電源キーの詳細を説明する断面図(a)と裏面図(b)である。
【図5】電源キーと上ケースと電源スイッチとの位置関係を説明する断面図である。
【図6】樹脂材料間の相溶性を示すVDI2243の表図である。
【符号の説明】
1 …記録装置
2 …ASFユニット
3 …キャリッジユニット
4 …記録ヘッド
5 …排出トレイユニット
11 …搬送ローラ
12 …ピンチローラ
13 …ローラホルダ
15 …プラテン
16 …排出ローラ
17 …拍車
21 …押圧板
22 …給送ローラ
31 …キャリッジモータ
32 …駆動プーリ
33 …ベルト
34 …被動プーリ
35 …ばね
51 …下ケース
52 …上ケース
53 …右前カバー
54 …左前カバー
55 …アクセスカバー
56 …操作キー
57 …オンラインランプ
58 …電源スイッチ
561 …電源キー
562 …リセットキー
563 …キャップ
581 …タクト部
5611 …嵌合部
5612 …キャップ位置決め部
5613 …スイッチ押圧部(第2の押圧部)
5614 …分離用穴
5615 …ヒンジ部
5616 …フレーム部
5617 …ケース位置決め部
5618 …第1の押圧部

Claims (5)

  1. 電気接点の導通、非導通を選択的に切り換えるスイッチを押圧するスイッチボタンであって、使用者によって押圧される第1の押圧部と前記スイッチを押圧する第2の押圧部とを備えたキー部材と、前記キー部材と相溶性の無い材質で造られ前記キー部材の前記第1の押圧部を覆うように一体的に設けられたキャップ部材とを有し、棒状のものを差し込むことで前記キー部材の第1の押圧部から前記キャップ部材を分離する分離用穴を前記第1の押圧部に設けたことを特徴とするスイッチボタン。
  2. 前記キー部材は、装置の外装を成す外装部材に対する位置決め部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチボタン。
  3. 前記キー部材の材質が熱可塑性樹脂であり、前記キャップ部材の材質が金属であることを特徴とする請求項1に記載のスイッチボタン。
  4. 信号に応じてインクを吐出して搬送される記録媒体に記録を行う記録手段を用いる記録装置において、電源キーやリセットキー等の操作キーとして、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のスイッチボタンを備えていることを特徴とする記録装置。
  5. 前記記録手段がインク吐出用の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
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