JP2004006168A - 押しボタン構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】押しボタンの操作性を損ねることなく間隔を狭めることのできる押しボタン構造を提供する。
【解決手段】天面57側から座部58側へ向かうキートップ53の外側面16は、天面57側から途中位置17までの外側面16aは拡がる方向にテーパが付けられている。一方、途中位置17から座部58までの外側面16bは、隣のキートップ53の外側面16に近づかないようにしている。このため、押しボタン11を隣の押しボタン11に近づけることができ、押しボタン構造10のコンパクト化を図ることができる。キートップ53の外側面16には途中位置17において内側への段差18を設け、座部58に向かう外側面16bの始端20を、キートップ53の天面57から途中位置17に向かう外側面16aの終端19から内側へずらしているので、製作を容易化することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】天面57側から座部58側へ向かうキートップ53の外側面16は、天面57側から途中位置17までの外側面16aは拡がる方向にテーパが付けられている。一方、途中位置17から座部58までの外側面16bは、隣のキートップ53の外側面16に近づかないようにしている。このため、押しボタン11を隣の押しボタン11に近づけることができ、押しボタン構造10のコンパクト化を図ることができる。キートップ53の外側面16には途中位置17において内側への段差18を設け、座部58に向かう外側面16bの始端20を、キートップ53の天面57から途中位置17に向かう外側面16aの終端19から内側へずらしているので、製作を容易化することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに隣り合うようにして操作パネルに複数設けられ、その操作パネルの厚み方向に押圧操作される押しボタン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば図8に示すように、カーステレオ50等の電気機器の操作パネル51には、複数の操作用の押しボタン52が互いに隣り合うようにして並んで設けられている。図9には、押しボタン52の外観の要部が示されている。
図10には図9中X−X位置における断面が示してある。図10に示すように、押しボタン52は、逆U字状をして操作パネル51から上方(図8においては前方)へ突出するキートップ53を有している。キートップ53の前方には支点54が設けられており、キートップ53の後方には押圧部55が設けられている。
なお、図11に示すように、押しボタン52の成型後に金型の抜きを容易にするために、逆U字状のキートップ53部分は、天面57から座部58に向けて広がるようにテーパが付けられている。
【0003】
図12(A)は押圧前の押しボタン52が示されており、図12(B)には押圧後の押しボタン52が示されている。図12(B)に示すように、キートップ53の天面57を厚み方向(図12中左右方向)へ押し込むと、押しボタン52は支点54を中心として図12中左右方向へ旋回する。
これにより、キートップ53の後方に設けられている押圧部55がスイッチ56を押して入力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カーステレオ50のように設置するスペースが限られている電気機器においては、小型化が要求されている。
小型化のためには操作パネル51を小型化する必要があるが、操作パネル51に配置されている複数個の押しボタン52の大きさは、操作性の面から天面57の面積を確保するため一定以上に小さくできない。
【0005】
そこで、押しボタン52同士の左右方向の間隔を狭めることが要求されている。図13には、図9におけるXIII−XIII位置の断面図が示されている。
図13に示すように、キートップ53の隣の押しボタン側の外側面59は、天面57から座部58にかけて拡がるように傾斜している。従って、押しボタン52同士の左右方向の間隔aを狭めると、座部58同士が干渉しあって操作性を損なうという問題がある。
また、図13に示すよう、押しボタン52の高さbを低くしてキートップ53側面の広がり量を抑え、隣り合う押しボタン52との距離を短くすることも考えられるが、押しボタン52の十分なストロークを確保することが困難になるという問題がある。
【0006】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、押しボタンの操作性を損ねることなく間隔を狭めコンパクト化を図ることのできる押しボタン構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明にかかる押しボタン構造は、請求項1に記載したように、互いに隣り合うようにして操作パネルに複数設けられるとともに、該操作パネルの厚み方向に押圧操作される押しボタン構造であって、前記押しボタンは、複数の側壁を有するキートップを備え、前記キートップの側壁のうち隣り合う押しボタン側の側壁は、その外側面における前記キートップの天面側から座部に向かう少なくとも途中位置から先の部分が前記隣り合う押しボタンに近付かないように形成されていることを特徴としている。
【0008】
ここで、押しボタンとしては、厚み方向に押圧操作するものであり、キートップの形状が製作上の理由から押圧面である天面から座部に向かって断面が拡がる形状のものを対象として考えられる。従って、隣り合う押しボタン間隔は、一般に座部の大きさにより制限されることになる。なお、ここで隣り合うとは、操作パネルの左右方向についての隣であり、操作パネルの上下方向の隣は含まれない。
【0009】
このように構成された押しボタン構造においては、天面側から座部側へ向かうキートップの側壁の外側面は、天面側から途中位置までは拡がる方向にテーパが付けられている。一方、途中位置から座部までの外側面は、隣のキートップの外側面に近づかないように、拡がる方向のテーパは設けられていない。
このため、隣り合う押しボタンとの間隔は、途中位置におけるキートップの大きさで制限されるため、従来のように座部で決定する場合に比べて、隣の押しボタンに近づくことができ、押しボタン構造のコンパクト化を図ることができる。
【0010】
また、本発明にかかる押しボタン構造は、請求項2に記載したように、請求項1に記載した押しボタン構造において、前記途中位置から先の部分の外側面は、前記途中位置から前記座部に向かって前記隣り合う押しボタンと反対側に傾斜していることを特徴としている。
【0011】
ここで、押しボタンのキートップの外側面は、天面から座部にかけての途中位置からさきでは隣のキートップの外側面に近づかないようにするが、キートップの内側面では、製作上の観点から天面の裏面から座部にかけて広がるようにテーパを付けるのが好ましい。
【0012】
このように構成された押しボタン構造においては、隣り合う押しボタンとの間隔が、キートップの外画面の途中位置から先は広がるようになっているので、押しボタン同士を近づけることができ、押しボタン構造をコンパクト化できる。
【0013】
また、本発明にかかる押しボタン構造は、請求項3に記載したように、請求項1または2に記載した押しボタン構造において、前記途中位置から前記座部に向かう前記外側面の始端が前記天面から前記途中位置に向かう前記外側面の終端より前記キートップの中心側に位置するように、前記外側面における前記途中位置に前記キートップの中心側に向けて屈曲する段差を設けたことを特徴としている。
【0014】
このように構成された押しボタン構造においては、キートップの途中位置から座部に向かう外側面の始端の途中位置における位置が、キートップの天面から途中位置に向かう外側面の終端の途中位置における位置よりも中心側にずらしてあるので、押しボタンの製作時に、終端と始端とを一致させる必要がなく、製作を容易化することができる。
また、途中位置から座部に向かうキートップの外側面の方が中心側にあるので、隣り合う押しボタンを接近させることができ、押しボタン構造のコンパクト化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る押しボタン構造の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態において、既に図8ないし図13において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0016】
図4に示すように、本発明に係る実施形態である押しボタン構造10は、操作パネル51の内側に設けられている。各押しボタン11は、隣り合う押しボタン11が異なる支持部材12a、12bに回動可能に取り付けられており、ここでは2つにグループ化されている。なお、ここで隣り合うとは、図4において左右方向の隣であり、押しボタン11が上下方向に複数列設けられている場合でも、上下方向の隣については不問である。
【0017】
このため、両グループの押しボタン11を操作パネル51の押しボタン用開口部13の裏側から表面に突出するように嵌め込むと、複数個の押しボタン11が操作パネル51の前面に露出して整列する。また、各押しボタン11は支持部材12に支持されて図4中左右方向に移動しないので、隣り合う押しボタン11の間にフレームを用いる必要がない。これにより、押しボタン11間隔を小さくして、操作パネル51のコンパクト化を図っている。
【0018】
図1には、押しボタン11の外観が示されている。また、図2には図1中II−II位置における押しボタン11の断面形状が示されている。押しボタン11は全体逆U字状をしており、キートップ53の外側は指で押す天面57からR部分14を経て、座部58に向かうキートップ53の側壁15が設けられている。側壁15の外側面16のうち、途中位置17までの外側面16aは左右方向に拡がっている。
図3を併せて参照するに、途中位置17におけるキートップ53の外側面16には、キートップ53の中心側に向けて段差18が設けられており、天面57から途中位置17までのキートップ53の外側面16aの終端19は、段差18の外側端に位置している。
【0019】
一方、キートップ53の側壁15の外側面16のうち途中位置17から座部58に向かう外側面16bは、隣の押しボタン11に接近しないように少なくとも外側には広がらない形状とされている。
すなわち、途中位置17から座部58に向けての外側面16bの始端20は、段差18の内側端に位置しており、この始端20から座部58に向けてキートップ53の内側に傾斜するようにテーパを設けるのが好ましい。なお、図5に示す押しボタン21のように、始端20から座部58に向けて外側面16bを真っ直ぐに下ろすようにすることも可能である。
【0020】
なお、図2に示すように、押しボタン11の内側面22は、天面57の内側から座部58まで一様に拡がる方向にテーパが設けられている。
【0021】
以上、前述した押しボタン構造10によれば、天面57から座部58へ向かうキートップ53の側壁15の外側面16aは、天面57から途中位置17までは拡がる方向にテーパが付けられている。
一方、途中位置17から座部58までの外側面16bは、隣のキートップ53の外側面16bに近づかないようにしている。このため、隣り合う押しボタン11との間隔は、途中位置17におけるキートップ53の大きさで決定されるため、従来のように座部58で決定する場合に比べて、隣の押しボタン11に近づくことができ、押しボタン構造10をコンパクト化できる。
【0022】
また、図7に示すように、押しボタン11の製作時における金型合わせ位置を段差18位置に持ってくることができるので、多少の製作誤差が生じても所望の断面形状の押しボタン11を製造することができる。なお、段差18はキートップ53の内側に向けて設けられていればよく、段差18の長さは特に限定するものではない。
【0023】
なお、本発明の押しボタン構造10は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した各実施形態では、キートップ53の側壁15の外側面の途中位置17を高さ方向の中央付近に設けたが、図6に示す押しボタン23のように、途中位置17を天面57に連続するR部分14に続いて設けることもできる。従って、キートップ53の外側面16は、R部分14からキートップ53の内側に向かってテーパが設けられることになる。
【0024】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明にかかる押しボタン構造によれば、天面側から座部側へ向かうキートップの側壁の外側面は、天面側から途中位置までは拡がる方向にテーパが付けられている。
一方、途中位置から座部までの外側面は、隣のキートップの外側面に近づかないように、拡がる方向のテーパは設けられていない。このため、隣り合う押しボタンとの間隔は、途中位置におけるキートップの大きさで決定されるため、従来のように座部で決定する場合に比べて、隣の押しボタンに近づくことができ、押しボタン構造のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押しボタン構造の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1中II−II位置における押しボタンの断面図である。
【図3】段差部分の拡大図である。
【図4】本発明に係る実施形態である押しボタン構造を用いた操作パネルの全体図である。
【図5】別の実施形態を示す説明図である。
【図6】別の実施形態を示す説明図である。
【図7】押しボタンの成型時における金型の合わせ状態を示す断面図である。
【図8】従来より押しボタン構造が用いられている一例としてのカーステレオを示す斜視図である。
【図9】押しボタンの外観図である。
【図10】図9中X−X位置における断面図である。
【図11】押しボタンの成型時における金型の合わせ状態を示す断面図である。
【図12】図12(A)は押圧前の押しボタンを示す断面図であり、図12(B)は押圧後の押しボタンを示す断面図である。
【図13】図9におけるXIII−XIII位置の断面図である。
【符号の説明】
10 押しボタン構造
11,21,23 押しボタン
15 側壁
17 途中位置
16 外側面
19 終端
20 始端
51 操作パネル
53 キートップ
57 天面
58 座部
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに隣り合うようにして操作パネルに複数設けられ、その操作パネルの厚み方向に押圧操作される押しボタン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば図8に示すように、カーステレオ50等の電気機器の操作パネル51には、複数の操作用の押しボタン52が互いに隣り合うようにして並んで設けられている。図9には、押しボタン52の外観の要部が示されている。
図10には図9中X−X位置における断面が示してある。図10に示すように、押しボタン52は、逆U字状をして操作パネル51から上方(図8においては前方)へ突出するキートップ53を有している。キートップ53の前方には支点54が設けられており、キートップ53の後方には押圧部55が設けられている。
なお、図11に示すように、押しボタン52の成型後に金型の抜きを容易にするために、逆U字状のキートップ53部分は、天面57から座部58に向けて広がるようにテーパが付けられている。
【0003】
図12(A)は押圧前の押しボタン52が示されており、図12(B)には押圧後の押しボタン52が示されている。図12(B)に示すように、キートップ53の天面57を厚み方向(図12中左右方向)へ押し込むと、押しボタン52は支点54を中心として図12中左右方向へ旋回する。
これにより、キートップ53の後方に設けられている押圧部55がスイッチ56を押して入力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カーステレオ50のように設置するスペースが限られている電気機器においては、小型化が要求されている。
小型化のためには操作パネル51を小型化する必要があるが、操作パネル51に配置されている複数個の押しボタン52の大きさは、操作性の面から天面57の面積を確保するため一定以上に小さくできない。
【0005】
そこで、押しボタン52同士の左右方向の間隔を狭めることが要求されている。図13には、図9におけるXIII−XIII位置の断面図が示されている。
図13に示すように、キートップ53の隣の押しボタン側の外側面59は、天面57から座部58にかけて拡がるように傾斜している。従って、押しボタン52同士の左右方向の間隔aを狭めると、座部58同士が干渉しあって操作性を損なうという問題がある。
また、図13に示すよう、押しボタン52の高さbを低くしてキートップ53側面の広がり量を抑え、隣り合う押しボタン52との距離を短くすることも考えられるが、押しボタン52の十分なストロークを確保することが困難になるという問題がある。
【0006】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、押しボタンの操作性を損ねることなく間隔を狭めコンパクト化を図ることのできる押しボタン構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明にかかる押しボタン構造は、請求項1に記載したように、互いに隣り合うようにして操作パネルに複数設けられるとともに、該操作パネルの厚み方向に押圧操作される押しボタン構造であって、前記押しボタンは、複数の側壁を有するキートップを備え、前記キートップの側壁のうち隣り合う押しボタン側の側壁は、その外側面における前記キートップの天面側から座部に向かう少なくとも途中位置から先の部分が前記隣り合う押しボタンに近付かないように形成されていることを特徴としている。
【0008】
ここで、押しボタンとしては、厚み方向に押圧操作するものであり、キートップの形状が製作上の理由から押圧面である天面から座部に向かって断面が拡がる形状のものを対象として考えられる。従って、隣り合う押しボタン間隔は、一般に座部の大きさにより制限されることになる。なお、ここで隣り合うとは、操作パネルの左右方向についての隣であり、操作パネルの上下方向の隣は含まれない。
【0009】
このように構成された押しボタン構造においては、天面側から座部側へ向かうキートップの側壁の外側面は、天面側から途中位置までは拡がる方向にテーパが付けられている。一方、途中位置から座部までの外側面は、隣のキートップの外側面に近づかないように、拡がる方向のテーパは設けられていない。
このため、隣り合う押しボタンとの間隔は、途中位置におけるキートップの大きさで制限されるため、従来のように座部で決定する場合に比べて、隣の押しボタンに近づくことができ、押しボタン構造のコンパクト化を図ることができる。
【0010】
また、本発明にかかる押しボタン構造は、請求項2に記載したように、請求項1に記載した押しボタン構造において、前記途中位置から先の部分の外側面は、前記途中位置から前記座部に向かって前記隣り合う押しボタンと反対側に傾斜していることを特徴としている。
【0011】
ここで、押しボタンのキートップの外側面は、天面から座部にかけての途中位置からさきでは隣のキートップの外側面に近づかないようにするが、キートップの内側面では、製作上の観点から天面の裏面から座部にかけて広がるようにテーパを付けるのが好ましい。
【0012】
このように構成された押しボタン構造においては、隣り合う押しボタンとの間隔が、キートップの外画面の途中位置から先は広がるようになっているので、押しボタン同士を近づけることができ、押しボタン構造をコンパクト化できる。
【0013】
また、本発明にかかる押しボタン構造は、請求項3に記載したように、請求項1または2に記載した押しボタン構造において、前記途中位置から前記座部に向かう前記外側面の始端が前記天面から前記途中位置に向かう前記外側面の終端より前記キートップの中心側に位置するように、前記外側面における前記途中位置に前記キートップの中心側に向けて屈曲する段差を設けたことを特徴としている。
【0014】
このように構成された押しボタン構造においては、キートップの途中位置から座部に向かう外側面の始端の途中位置における位置が、キートップの天面から途中位置に向かう外側面の終端の途中位置における位置よりも中心側にずらしてあるので、押しボタンの製作時に、終端と始端とを一致させる必要がなく、製作を容易化することができる。
また、途中位置から座部に向かうキートップの外側面の方が中心側にあるので、隣り合う押しボタンを接近させることができ、押しボタン構造のコンパクト化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る押しボタン構造の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態において、既に図8ないし図13において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0016】
図4に示すように、本発明に係る実施形態である押しボタン構造10は、操作パネル51の内側に設けられている。各押しボタン11は、隣り合う押しボタン11が異なる支持部材12a、12bに回動可能に取り付けられており、ここでは2つにグループ化されている。なお、ここで隣り合うとは、図4において左右方向の隣であり、押しボタン11が上下方向に複数列設けられている場合でも、上下方向の隣については不問である。
【0017】
このため、両グループの押しボタン11を操作パネル51の押しボタン用開口部13の裏側から表面に突出するように嵌め込むと、複数個の押しボタン11が操作パネル51の前面に露出して整列する。また、各押しボタン11は支持部材12に支持されて図4中左右方向に移動しないので、隣り合う押しボタン11の間にフレームを用いる必要がない。これにより、押しボタン11間隔を小さくして、操作パネル51のコンパクト化を図っている。
【0018】
図1には、押しボタン11の外観が示されている。また、図2には図1中II−II位置における押しボタン11の断面形状が示されている。押しボタン11は全体逆U字状をしており、キートップ53の外側は指で押す天面57からR部分14を経て、座部58に向かうキートップ53の側壁15が設けられている。側壁15の外側面16のうち、途中位置17までの外側面16aは左右方向に拡がっている。
図3を併せて参照するに、途中位置17におけるキートップ53の外側面16には、キートップ53の中心側に向けて段差18が設けられており、天面57から途中位置17までのキートップ53の外側面16aの終端19は、段差18の外側端に位置している。
【0019】
一方、キートップ53の側壁15の外側面16のうち途中位置17から座部58に向かう外側面16bは、隣の押しボタン11に接近しないように少なくとも外側には広がらない形状とされている。
すなわち、途中位置17から座部58に向けての外側面16bの始端20は、段差18の内側端に位置しており、この始端20から座部58に向けてキートップ53の内側に傾斜するようにテーパを設けるのが好ましい。なお、図5に示す押しボタン21のように、始端20から座部58に向けて外側面16bを真っ直ぐに下ろすようにすることも可能である。
【0020】
なお、図2に示すように、押しボタン11の内側面22は、天面57の内側から座部58まで一様に拡がる方向にテーパが設けられている。
【0021】
以上、前述した押しボタン構造10によれば、天面57から座部58へ向かうキートップ53の側壁15の外側面16aは、天面57から途中位置17までは拡がる方向にテーパが付けられている。
一方、途中位置17から座部58までの外側面16bは、隣のキートップ53の外側面16bに近づかないようにしている。このため、隣り合う押しボタン11との間隔は、途中位置17におけるキートップ53の大きさで決定されるため、従来のように座部58で決定する場合に比べて、隣の押しボタン11に近づくことができ、押しボタン構造10をコンパクト化できる。
【0022】
また、図7に示すように、押しボタン11の製作時における金型合わせ位置を段差18位置に持ってくることができるので、多少の製作誤差が生じても所望の断面形状の押しボタン11を製造することができる。なお、段差18はキートップ53の内側に向けて設けられていればよく、段差18の長さは特に限定するものではない。
【0023】
なお、本発明の押しボタン構造10は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した各実施形態では、キートップ53の側壁15の外側面の途中位置17を高さ方向の中央付近に設けたが、図6に示す押しボタン23のように、途中位置17を天面57に連続するR部分14に続いて設けることもできる。従って、キートップ53の外側面16は、R部分14からキートップ53の内側に向かってテーパが設けられることになる。
【0024】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明にかかる押しボタン構造によれば、天面側から座部側へ向かうキートップの側壁の外側面は、天面側から途中位置までは拡がる方向にテーパが付けられている。
一方、途中位置から座部までの外側面は、隣のキートップの外側面に近づかないように、拡がる方向のテーパは設けられていない。このため、隣り合う押しボタンとの間隔は、途中位置におけるキートップの大きさで決定されるため、従来のように座部で決定する場合に比べて、隣の押しボタンに近づくことができ、押しボタン構造のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押しボタン構造の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1中II−II位置における押しボタンの断面図である。
【図3】段差部分の拡大図である。
【図4】本発明に係る実施形態である押しボタン構造を用いた操作パネルの全体図である。
【図5】別の実施形態を示す説明図である。
【図6】別の実施形態を示す説明図である。
【図7】押しボタンの成型時における金型の合わせ状態を示す断面図である。
【図8】従来より押しボタン構造が用いられている一例としてのカーステレオを示す斜視図である。
【図9】押しボタンの外観図である。
【図10】図9中X−X位置における断面図である。
【図11】押しボタンの成型時における金型の合わせ状態を示す断面図である。
【図12】図12(A)は押圧前の押しボタンを示す断面図であり、図12(B)は押圧後の押しボタンを示す断面図である。
【図13】図9におけるXIII−XIII位置の断面図である。
【符号の説明】
10 押しボタン構造
11,21,23 押しボタン
15 側壁
17 途中位置
16 外側面
19 終端
20 始端
51 操作パネル
53 キートップ
57 天面
58 座部
Claims (3)
- 互いに隣り合うようにして操作パネルに複数設けられるとともに、該操作パネルの厚み方向に押圧操作される押しボタン構造であって、
前記押しボタンは、複数の側壁を有するキートップを備え、前記キートップの側壁のうち隣り合う押しボタン側の側壁は、その外側面における前記キートップの天面側から座部に向かう少なくとも途中位置から先の部分が前記隣り合う押しボタンに近付かないように形成されていることを特徴とする押しボタン構造。 - 前記途中位置から先の部分の外側面は、前記途中位置から前記座部に向かって前記隣り合う押しボタンと反対側に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の押しボタン構造。
- 前記途中位置から前記座部に向かう前記外側面の始端が前記天面から前記途中位置に向かう前記外側面の終端より前記キートップの中心側に位置するように、前記外側面における前記途中位置に前記キートップの中心側に向けて屈曲する段差を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の押しボタン構造。
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