JP2004034482A - インサート取付器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】脱型時に型枠やインサート器具に大きな衝撃を与えず、コンクリート構造物に損傷を与えず、構造簡単で、脱型作業が容易であり、インサート器具の大きさが異なる場合の対応を容易にする。
【解決手段】外周に雄ねじ部5aを有する保持具5をスリーブ3内に装着するとともに、インサート本体1の雌ねじ部1aに螺着し、底部6aと円筒部6bからなら破断治具6の円筒部6b内に設けた雌ねじ部6dを保持具5の雄ねじ部5aに螺着し、かつ底部6aと円筒部6bとの間に薄肉の破断可能部6fを設け、破断治具6の底部6aを固定ピン7により型枠10に取り付け、脱型時に破断可能部6fを破断する。
【選択図】 図1
【解決手段】外周に雄ねじ部5aを有する保持具5をスリーブ3内に装着するとともに、インサート本体1の雌ねじ部1aに螺着し、底部6aと円筒部6bからなら破断治具6の円筒部6b内に設けた雌ねじ部6dを保持具5の雄ねじ部5aに螺着し、かつ底部6aと円筒部6bとの間に薄肉の破断可能部6fを設け、破断治具6の底部6aを固定ピン7により型枠10に取り付け、脱型時に破断可能部6fを破断する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンクリート構造物内に埋設するインサート器具に係り、特にインサート器具を型枠に仮固定するインサート取付器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インサート器具を型枠に仮固定するインサート取付器具に関して、型枠を貫通する雄ねじからなる固定ピンにより固定する技術として、例えば実公平6−1927号公報などが知られている。
【0003】
又、コンクリート打設後の型枠の除去が容易に行える技術として、次のようなものが提案されている。まず、取付具を変形させて脱型するものとして、特開2001−173109がある。又、取付具を破断して脱型するものとして、特開平11−200507、同11−2000506、同11−200505、登録実用新案3005451、同3045945、実公平4−40801、実公平4−32255、実公昭59−3863がある。さらに、取付具を破断又は抜いて脱型するものとして、特開2000−79609、特開平11−348024、同11−262911、同11−140991、同11−70515、同11−70514、同10−306510、同10−67011、同10−67010、同9−322348、同8−100525、同8−57838、同7−232314、同7−224466、同7−195337、同7−171820等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術においては、固定ピンを型枠に貫通して取付具を型枠に固定することから、コンクリート打設後に型枠を除去する際には、まず固定ピンを除去する必要があり、脱型作業が煩雑となり、工期短縮やコスト削減に対する弊害となっている。又、このような課題を解決するものとして、脱型時に型枠に衝撃を加え、取付具の一部を破断することにより、脱型を容易にする技術が知られているが、この場合取付具を直接型枠に螺着、又は嵌合手段により固定することから、型枠に雌ねじ部や複数の孔を設けることが必要となる。又、型枠を他のコンクリート構造物に使用する場合に、インサート器具の大きさが異なるものを設ける場合には、雌ねじ部や孔を再度設置変更することが必要となったり、新たに設ける必要が生じたりする課題が生じた。
【0005】
一方、取付具側においても、雄ねじ部や複数の突起を設けることが必要となり、脱型時に取付具を破断する場合には、再利用できない消耗品となる。又、脱型時に型枠に衝撃を与えて脱型することから、インサート器具に衝撃を与えることとなり、コンクリート構造物に損傷を与える可能性があった。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、脱型時に型枠やインサート器具に大きな衝撃を与えることなく、コンクリート構造物に損傷を与えず、構造簡単で再利用可能であり、かつ脱型作業が容易で、インサート器具の大きさが異なる場合も容易に対応することができるインサート取付器具を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
破断可能部を備えた破断治具を介して、型枠にインサート器具を仮固定することにより、上記課題を解決する。
【0008】
この発明の請求項1に係るインサート取付器具は、コンクリート構造物内の所定の位置に埋設され、取付ボルトが螺合する雌ねじ部を有するインサート本体と、取付ボルトが挿入される取付ボルト挿入筒体とを備えたインサート器具を、コンクリート打設時に用いられる型枠に取り付けるためのインサート取付器具において、取付ボルト挿入筒体内に装着する保持具と、脱型時に破断する破断可能部を有する破断治具と、破断治具の破断側を型枠に固定する固定ピンとを備え、保持具と破断治具とを着脱自在に一体化したものである。
【0009】
請求項2に係るインサート取付器具は、コンクリート構造物内の所定の位置に埋設され、取付ボルトが螺合する雌ねじ部を有するインサート本体と、取付ボルトが挿入される取付ボルト挿入筒体とを備えたインサート器具を、コンクリート打設時に用いられる型枠に取り付けるためのインサート取付器具において、取付ボルト挿入筒体内に装着する保持具と、脱型時に破断する破断可能部を有する破断治具と、破断治具の破断側を型枠に固定する固定ピンとを備え、保持具と破断治具とを一体に形成したものである。
【0010】
請求項3に係るインサート取付器具は、保持具が、樹脂部材又は金属部材からなるものである。保持具はその外周の全体又は一端側に雄ねじ部を形成し、保持具の一端側をインサート本体に螺着する。又、保持具の一端又は両端に工具係合用穴(四角、六角)を形成し、この穴を保持具を除去する際に使用する。
【0011】
請求項4に係るインサート取付器具は、破断治具が、樹脂部材からなるものである。破断治具は、ポリプロピレンなどの樹脂から形成する。又、破断治具は、保持具の雄ねじ部に螺着し、または保持具の一端側に設けた凹部内の雌ねじ部に螺着する。又、破断治具は、固定ピンが貫通する底部と、保持具に係合する筒部とからなる。筒部は、内周又は外周にねじ部を備えるとともに、固定ピンの頭部と係合する固定ピンの回り止め部も備える。さらに、破断治具は、固定ピンが螺着する雌ネジ部を有し、破断治具の破断可能部は、底部又は筒部に形成し、切り欠き等により薄肉に形成する。
【0012】
請求項5に係るインサート取付器具は、固定ピンが、雄ねじ部材からなり、その一端部が破断治具の破断側に係合するものである。即ち、固定ピンは、一端側に径大な頭部を備え、破断治具の破断側と係合する。又、固定ピンは、一端側に径大で回転操作可能な頭部を備え、他端側は破断治具と螺着する。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、この発明の実施の形態を図面とともに説明する。図1はこの発明の実施形態1によるインサート器具のコンクリート打設状態での断面図を示し、1はセラミックスからなり、コンクリート構造物2内の所定位置に埋設されたインサート本体であり、インサート本体1はコンクリート構造物2の外表面に被取付物を取り付ける際に用いられる取付ボルトが螺合する雌ねじ部1aが軸方向に設けられている。3はコンクリート構造物2内のインサート本体1の外表面側に埋設された円筒状のスリーブ(取付ボルト挿入筒体)であり、インサート本体1とは継手4を介して接続され、被取付物の取付の際には取付ボルトが挿通される。スリーブ3の型枠10側にはゴムパッキン11が一体的に設けられ、インサート本体1、スリーブ3、継手4及びゴムパッキン11により、インサート器具9が構成される。5は外周に雄ねじ部5aが形成された円柱状の保持具であり、スリーブ3内に挿入され、その一端側はインサート本体1の雌ねじ部1aに螺着される。
【0014】
図2(a)〜(d)は破断治具の左側面図、縦断正面図、右側面図、及び図2(b)のA部拡大図を示し、破断治具6はポリプロピレンなどの樹脂からなり、底部6aと円筒部6bとから形成され、底部6aには固定ピン7が貫通する孔6cが形成されるとともに、円筒部6bの内周には保持具5の外周の雄ねじ部5aと螺合する雌ねじ部6dが形成されている。又、円筒部6bの内周の低部6a側の一端には、固定ピン7の頭部7aと係合する回り止め部6eが突出形成され、底部6aと円筒部6bとの接続部の外周には切り込み等により薄肉にされた破断可能部6fが形成される。
【0015】
図3(a),(b)は蝶ナット8と螺合した状態の固定ピンの正面図及び右端面図を示し、固定ピン7は雄ねじ部7bと、その一端に径大でかつ破断治具6の回り止め部6eと係合する平坦な係合部7cを有する頭部7aとからなる。
【0016】
図4(a)〜(c)はインサート器具9を型枠10に装着する手順の説明図であり、まず図4(a)に示すように、型枠10の内側(コンクリート打設側)に破断治具6及び固定ピン7を配置するとともに、型枠10の外側に蝶ナット8を配置し、次に、図4(b)に示すように、固定ピン7の雄ねじ部7bを破断治具6の円筒部6bに挿入し、さらに低部6aの孔6c及び型枠10の取付孔10aに挿通し、型枠10の外側で蝶ナット8を螺着する、これによって、固定ピン7の頭部7aと蝶ナット8との間において破断治具6と型枠10とが一体化される。又、固定ピン7の頭部7aの係合部7cが破断治具6の回り止め部6eと係合し、蝶ナット8の締め付けの際に固定ピン7の回転は阻止される。又、保持具5の一端側を破断治具6の雌ねじ部6dに螺着する。なお、保持具5の少なくとも一端側に四角や六角の工具係合用穴5bを形成してある。次に、図4(c)に示すように、インサート器具9をゴムパッキン11を先頭にして保持具5及び破断治具6に挿入し、ゴムパッキン11が型枠10に当接するまで保持具5の雄ねじ部5aにインサート本体1の雌ねじ部1aを螺合する。
【0017】
上記したようにインサート器具9を型枠10に装着した後、図1に示すように、型枠10の内側にコンクリートを打設してインサート器具9を埋設し、コンクリートの固化によりコンクリート構造物2を形成する。次に、図5に示すように、型枠10に衝撃を加えることにより、破断治具6の破断可能部6fを破断し、固定ピン7、蝶ナット8、型枠10及び破断治具6の底部6aを一体化したまま除去する。次に、図6に示すように、ゴムパッキン11を除去した後、保持具5の工具係合用穴5bにレンチ12を係合して回転し、保持具5をインサート本体1の雌ねじ部1a及びスリーブ3から抜き取り、同時に保持具5と螺合した破断治具6の円筒部6bもスリーブ3から抜き取られる。この状態において、被取付部材に挿通した取付ボルトをスリーブ3に挿通し、インサート本体1の雌ねじ部1aに螺着して被取付部材をコンクリート構造物2に取り付ける。一方、図7(a)に示すように破断された部分は、図7(b)に示すように蝶ナット8を固定ピン7から除去した後、図7(c)に示すように固定ピン7を型枠10の取付孔10a及び破断治具6の底部6aの孔6cから抜き取り、底部6aを破棄する。
【0018】
実施形態1においては、脱型時に破断治具6の破断可能部6fを破断して型枠10を除去しており、脱型作業が容易であるとともに、脱型時に型枠10やインサート器具9に大きな衝撃を加えることはなく、コンクリート構造物2に損傷を与えることはない。又、各種大きさのインサート器具を設置する場合においても、型枠10の取付孔10aを加工変更することなく、対応する保持具5と破断治具6を用いるだけで容易に対応することができる。さらに、取付器具のうち、破断治具6以外の部材は再度用いることができる。
【0019】
図8(a),(b)は固定ピン7の変形例を示す、正面図及びそのB部拡大図であり、固定ピン7の雄ねじ部7bの先端部に可動爪7dを回動自在に設け、この可動爪7dを抑える板ばね7eを雄ねじ部7bに設けた。型枠10に固定ピン7を挿通した後、可動爪7dを90度曲げることにより、固定ピン7が型枠10の取付穴10aから脱落するのを防止することができる。
【0020】
実施形態2
図9(a),(b)は実施形態2によるインサート取付器具の要部断面図及びそのC部拡大図を示し、外周に雄ねじ部13aが形成された円柱状の保持具13の型枠10側端部に凹部13cを設け、凹部13cの内周には雌ねじ部13dを設けるとともに、凹部13cの中央部には六角の工具係合用穴13bを設ける。一方、14は樹脂からなる破断治具であり、破断治具14は底部14aと円筒部14bとからなり、底部14aには固定ピン7が挿通する孔14cが設けられるとともに、円筒部14bの外周には保持具13の凹部13cの内周の雌ねじ部13dと螺合する雄ねじ部14dが形成される。又、底部14aと円筒部14bとの接続部の外周には、切り込みにより薄肉にされた破断可能部14eが形成されている。その他の構成は実施形態1と同様である。脱型時は、破断可能部14eを破断する。
【0021】
実施形態2においては、保持具13の凹部13c内の雌ねじ部13dに破断治具14の雄ねじ部14を螺着しているので、インサート器具9の外径の大きさに対応した各種の大きさの外径の保持具13を用いた場合でも、雌ねじ部13dの径を統一することにより、破断治具14を共通化することができる。その他の効果は実施形態1と同様である。
【0022】
実施形態3
図10(a),(b)は実施形態3によるインサート取付治具の要部断面図及びそのD部拡大図を示し、固定ピン15は、雄ねじ部15aと、その一端に設けられた径大で回転操作可能な頭部15bとからなる。樹脂からなる破断治具16は、外周部16aと、内周部16bと、底部16cとからなり、外周部16aの外周には保持具13の凹部13cの内周の雌ねじ部13dと螺着する雄ねじ部16dを有するとともに、内周部16bの内周には型枠10の取付孔10aを挿通した固定ピン15の雄ねじ部15aと螺着する雌ねじ部16eを有し、また外周部16aと底部16cとの接続部には薄肉の破断可能部16fが形成される。脱型は、破断可能部16fの破断により行う。効果は、実施形態2と同様である。
【0023】
実施形態4
図11(a),(b)は実施形態4によるインサート取付器具の要部断面図及びそのE部拡大図を示し、樹脂からなる破断治具17は、底部17aと、円筒部17bと、底部17aの中心に設けられた雌ねじ部17cと、円筒部17bの内周に設けられた雌ねじ部17dと、底部17aと円筒部17bとの接続部の外周に切り欠きにより薄肉に形成された破断可能部17eとからなり、雌ねじ部17cは固定ピン15の雄ねじ部15aと螺着し、雌ねじ部17dは保持具5の雄ねじ部5aと螺着する。脱型は、破断可能部17eの破断により行う。効果は、実施形態1と同様である。
【0024】
実施形態5
図12は実施形態5によるインサート取付器具の要部断面図を示し、18は樹脂からなる破断治具兼保持具であり、破断治具と保持具とを一体化したものであり、スリーブ3内に装着される本体部18aの一端にインサート本体1の雌ねじ部1aと螺着する雄ねじ部18bを外周に有する突出部18cを設けるとともに、本体部18aの他端の中心に雌ねじ部18dを設け、さらに雌ねじ部18dの底部側に六角の工具係合用穴18eを設け、また本体部18aの他端側に切り欠きにより薄肉にされた破断可能部18fを設ける。脱型は、破断可能部18fの破断により行う。
実施形態5においては、破断治具と保持具とを一体に形成したので、構造が簡単になる。その他の効果は実施形態1と同様である。
【0025】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、インサート本体を支持する保持具と着脱自在に一体化又は保持具と一体とされ、固定ピンにより型枠に支持された破断治具に破断可能部を設け、脱型時にこの破断可能部を破断して脱型するようにしており、脱型作業が容易になるとともに、脱型時にインサート本体や型枠に大きな衝撃を加えなくても良いので、コンクリート構造物に損傷を与えない。又、インサート器具の大きさが各種異なっても、保持具や破断治具を変更するだけで対応することができ、型枠の取付孔等を変更する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1によるインサート取付器具を含むインサート器具のコンクリート打設状態での断面図である。
【図2】実施形態1による破断治具の左側面図、縦断正面図、右側面図及びA部拡大図である。
【図3】実施形態1による固定ピンの正面図及び右端面図である。
【図4】実施形態1によるインサート器具を型枠に装着する手順の説明図である。
【図5】実施形態1によるインサート取付器具を含むインサート器具の脱型時の断面図である。
【図6】実施形態1によるインサート取付器具を含むインサート器具のゴムパッキン、保持具等の除去時の断面図である。
【図7】実施形態1による破断部分の分解説明図である。
【図8】固定ピンの変形例を示す正面図及びそのB部拡大図である。
【図9】実施形態2によるインサート取付器具の要部断面図及びそのC部拡大図である。
【図10】実施形態3によるインサート取付器具の要部断面図及びそのD部拡大図である。
【図11】実施形態4によるインサート取付器具の要部断面図及びそのE部拡大図である。
【図12】実施形態5によるインサート取付器具の要部断面図である。
【符号の説明】
1…インサート本体
1a,6d、13d,16e、17d、18d…雌ねじ部
2…コンクリート構造物
3…スリーブ
5,13…保持具
5a,7b,13a,14d,15a、16d、18b…雄ねじ部
6,14,16,17…破断治具
6f,14e、16f,17e、18f…破断可能部
7…固定ピン
9…インサート器具
10…型枠
18…破断治具兼保持具
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンクリート構造物内に埋設するインサート器具に係り、特にインサート器具を型枠に仮固定するインサート取付器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インサート器具を型枠に仮固定するインサート取付器具に関して、型枠を貫通する雄ねじからなる固定ピンにより固定する技術として、例えば実公平6−1927号公報などが知られている。
【0003】
又、コンクリート打設後の型枠の除去が容易に行える技術として、次のようなものが提案されている。まず、取付具を変形させて脱型するものとして、特開2001−173109がある。又、取付具を破断して脱型するものとして、特開平11−200507、同11−2000506、同11−200505、登録実用新案3005451、同3045945、実公平4−40801、実公平4−32255、実公昭59−3863がある。さらに、取付具を破断又は抜いて脱型するものとして、特開2000−79609、特開平11−348024、同11−262911、同11−140991、同11−70515、同11−70514、同10−306510、同10−67011、同10−67010、同9−322348、同8−100525、同8−57838、同7−232314、同7−224466、同7−195337、同7−171820等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術においては、固定ピンを型枠に貫通して取付具を型枠に固定することから、コンクリート打設後に型枠を除去する際には、まず固定ピンを除去する必要があり、脱型作業が煩雑となり、工期短縮やコスト削減に対する弊害となっている。又、このような課題を解決するものとして、脱型時に型枠に衝撃を加え、取付具の一部を破断することにより、脱型を容易にする技術が知られているが、この場合取付具を直接型枠に螺着、又は嵌合手段により固定することから、型枠に雌ねじ部や複数の孔を設けることが必要となる。又、型枠を他のコンクリート構造物に使用する場合に、インサート器具の大きさが異なるものを設ける場合には、雌ねじ部や孔を再度設置変更することが必要となったり、新たに設ける必要が生じたりする課題が生じた。
【0005】
一方、取付具側においても、雄ねじ部や複数の突起を設けることが必要となり、脱型時に取付具を破断する場合には、再利用できない消耗品となる。又、脱型時に型枠に衝撃を与えて脱型することから、インサート器具に衝撃を与えることとなり、コンクリート構造物に損傷を与える可能性があった。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、脱型時に型枠やインサート器具に大きな衝撃を与えることなく、コンクリート構造物に損傷を与えず、構造簡単で再利用可能であり、かつ脱型作業が容易で、インサート器具の大きさが異なる場合も容易に対応することができるインサート取付器具を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
破断可能部を備えた破断治具を介して、型枠にインサート器具を仮固定することにより、上記課題を解決する。
【0008】
この発明の請求項1に係るインサート取付器具は、コンクリート構造物内の所定の位置に埋設され、取付ボルトが螺合する雌ねじ部を有するインサート本体と、取付ボルトが挿入される取付ボルト挿入筒体とを備えたインサート器具を、コンクリート打設時に用いられる型枠に取り付けるためのインサート取付器具において、取付ボルト挿入筒体内に装着する保持具と、脱型時に破断する破断可能部を有する破断治具と、破断治具の破断側を型枠に固定する固定ピンとを備え、保持具と破断治具とを着脱自在に一体化したものである。
【0009】
請求項2に係るインサート取付器具は、コンクリート構造物内の所定の位置に埋設され、取付ボルトが螺合する雌ねじ部を有するインサート本体と、取付ボルトが挿入される取付ボルト挿入筒体とを備えたインサート器具を、コンクリート打設時に用いられる型枠に取り付けるためのインサート取付器具において、取付ボルト挿入筒体内に装着する保持具と、脱型時に破断する破断可能部を有する破断治具と、破断治具の破断側を型枠に固定する固定ピンとを備え、保持具と破断治具とを一体に形成したものである。
【0010】
請求項3に係るインサート取付器具は、保持具が、樹脂部材又は金属部材からなるものである。保持具はその外周の全体又は一端側に雄ねじ部を形成し、保持具の一端側をインサート本体に螺着する。又、保持具の一端又は両端に工具係合用穴(四角、六角)を形成し、この穴を保持具を除去する際に使用する。
【0011】
請求項4に係るインサート取付器具は、破断治具が、樹脂部材からなるものである。破断治具は、ポリプロピレンなどの樹脂から形成する。又、破断治具は、保持具の雄ねじ部に螺着し、または保持具の一端側に設けた凹部内の雌ねじ部に螺着する。又、破断治具は、固定ピンが貫通する底部と、保持具に係合する筒部とからなる。筒部は、内周又は外周にねじ部を備えるとともに、固定ピンの頭部と係合する固定ピンの回り止め部も備える。さらに、破断治具は、固定ピンが螺着する雌ネジ部を有し、破断治具の破断可能部は、底部又は筒部に形成し、切り欠き等により薄肉に形成する。
【0012】
請求項5に係るインサート取付器具は、固定ピンが、雄ねじ部材からなり、その一端部が破断治具の破断側に係合するものである。即ち、固定ピンは、一端側に径大な頭部を備え、破断治具の破断側と係合する。又、固定ピンは、一端側に径大で回転操作可能な頭部を備え、他端側は破断治具と螺着する。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、この発明の実施の形態を図面とともに説明する。図1はこの発明の実施形態1によるインサート器具のコンクリート打設状態での断面図を示し、1はセラミックスからなり、コンクリート構造物2内の所定位置に埋設されたインサート本体であり、インサート本体1はコンクリート構造物2の外表面に被取付物を取り付ける際に用いられる取付ボルトが螺合する雌ねじ部1aが軸方向に設けられている。3はコンクリート構造物2内のインサート本体1の外表面側に埋設された円筒状のスリーブ(取付ボルト挿入筒体)であり、インサート本体1とは継手4を介して接続され、被取付物の取付の際には取付ボルトが挿通される。スリーブ3の型枠10側にはゴムパッキン11が一体的に設けられ、インサート本体1、スリーブ3、継手4及びゴムパッキン11により、インサート器具9が構成される。5は外周に雄ねじ部5aが形成された円柱状の保持具であり、スリーブ3内に挿入され、その一端側はインサート本体1の雌ねじ部1aに螺着される。
【0014】
図2(a)〜(d)は破断治具の左側面図、縦断正面図、右側面図、及び図2(b)のA部拡大図を示し、破断治具6はポリプロピレンなどの樹脂からなり、底部6aと円筒部6bとから形成され、底部6aには固定ピン7が貫通する孔6cが形成されるとともに、円筒部6bの内周には保持具5の外周の雄ねじ部5aと螺合する雌ねじ部6dが形成されている。又、円筒部6bの内周の低部6a側の一端には、固定ピン7の頭部7aと係合する回り止め部6eが突出形成され、底部6aと円筒部6bとの接続部の外周には切り込み等により薄肉にされた破断可能部6fが形成される。
【0015】
図3(a),(b)は蝶ナット8と螺合した状態の固定ピンの正面図及び右端面図を示し、固定ピン7は雄ねじ部7bと、その一端に径大でかつ破断治具6の回り止め部6eと係合する平坦な係合部7cを有する頭部7aとからなる。
【0016】
図4(a)〜(c)はインサート器具9を型枠10に装着する手順の説明図であり、まず図4(a)に示すように、型枠10の内側(コンクリート打設側)に破断治具6及び固定ピン7を配置するとともに、型枠10の外側に蝶ナット8を配置し、次に、図4(b)に示すように、固定ピン7の雄ねじ部7bを破断治具6の円筒部6bに挿入し、さらに低部6aの孔6c及び型枠10の取付孔10aに挿通し、型枠10の外側で蝶ナット8を螺着する、これによって、固定ピン7の頭部7aと蝶ナット8との間において破断治具6と型枠10とが一体化される。又、固定ピン7の頭部7aの係合部7cが破断治具6の回り止め部6eと係合し、蝶ナット8の締め付けの際に固定ピン7の回転は阻止される。又、保持具5の一端側を破断治具6の雌ねじ部6dに螺着する。なお、保持具5の少なくとも一端側に四角や六角の工具係合用穴5bを形成してある。次に、図4(c)に示すように、インサート器具9をゴムパッキン11を先頭にして保持具5及び破断治具6に挿入し、ゴムパッキン11が型枠10に当接するまで保持具5の雄ねじ部5aにインサート本体1の雌ねじ部1aを螺合する。
【0017】
上記したようにインサート器具9を型枠10に装着した後、図1に示すように、型枠10の内側にコンクリートを打設してインサート器具9を埋設し、コンクリートの固化によりコンクリート構造物2を形成する。次に、図5に示すように、型枠10に衝撃を加えることにより、破断治具6の破断可能部6fを破断し、固定ピン7、蝶ナット8、型枠10及び破断治具6の底部6aを一体化したまま除去する。次に、図6に示すように、ゴムパッキン11を除去した後、保持具5の工具係合用穴5bにレンチ12を係合して回転し、保持具5をインサート本体1の雌ねじ部1a及びスリーブ3から抜き取り、同時に保持具5と螺合した破断治具6の円筒部6bもスリーブ3から抜き取られる。この状態において、被取付部材に挿通した取付ボルトをスリーブ3に挿通し、インサート本体1の雌ねじ部1aに螺着して被取付部材をコンクリート構造物2に取り付ける。一方、図7(a)に示すように破断された部分は、図7(b)に示すように蝶ナット8を固定ピン7から除去した後、図7(c)に示すように固定ピン7を型枠10の取付孔10a及び破断治具6の底部6aの孔6cから抜き取り、底部6aを破棄する。
【0018】
実施形態1においては、脱型時に破断治具6の破断可能部6fを破断して型枠10を除去しており、脱型作業が容易であるとともに、脱型時に型枠10やインサート器具9に大きな衝撃を加えることはなく、コンクリート構造物2に損傷を与えることはない。又、各種大きさのインサート器具を設置する場合においても、型枠10の取付孔10aを加工変更することなく、対応する保持具5と破断治具6を用いるだけで容易に対応することができる。さらに、取付器具のうち、破断治具6以外の部材は再度用いることができる。
【0019】
図8(a),(b)は固定ピン7の変形例を示す、正面図及びそのB部拡大図であり、固定ピン7の雄ねじ部7bの先端部に可動爪7dを回動自在に設け、この可動爪7dを抑える板ばね7eを雄ねじ部7bに設けた。型枠10に固定ピン7を挿通した後、可動爪7dを90度曲げることにより、固定ピン7が型枠10の取付穴10aから脱落するのを防止することができる。
【0020】
実施形態2
図9(a),(b)は実施形態2によるインサート取付器具の要部断面図及びそのC部拡大図を示し、外周に雄ねじ部13aが形成された円柱状の保持具13の型枠10側端部に凹部13cを設け、凹部13cの内周には雌ねじ部13dを設けるとともに、凹部13cの中央部には六角の工具係合用穴13bを設ける。一方、14は樹脂からなる破断治具であり、破断治具14は底部14aと円筒部14bとからなり、底部14aには固定ピン7が挿通する孔14cが設けられるとともに、円筒部14bの外周には保持具13の凹部13cの内周の雌ねじ部13dと螺合する雄ねじ部14dが形成される。又、底部14aと円筒部14bとの接続部の外周には、切り込みにより薄肉にされた破断可能部14eが形成されている。その他の構成は実施形態1と同様である。脱型時は、破断可能部14eを破断する。
【0021】
実施形態2においては、保持具13の凹部13c内の雌ねじ部13dに破断治具14の雄ねじ部14を螺着しているので、インサート器具9の外径の大きさに対応した各種の大きさの外径の保持具13を用いた場合でも、雌ねじ部13dの径を統一することにより、破断治具14を共通化することができる。その他の効果は実施形態1と同様である。
【0022】
実施形態3
図10(a),(b)は実施形態3によるインサート取付治具の要部断面図及びそのD部拡大図を示し、固定ピン15は、雄ねじ部15aと、その一端に設けられた径大で回転操作可能な頭部15bとからなる。樹脂からなる破断治具16は、外周部16aと、内周部16bと、底部16cとからなり、外周部16aの外周には保持具13の凹部13cの内周の雌ねじ部13dと螺着する雄ねじ部16dを有するとともに、内周部16bの内周には型枠10の取付孔10aを挿通した固定ピン15の雄ねじ部15aと螺着する雌ねじ部16eを有し、また外周部16aと底部16cとの接続部には薄肉の破断可能部16fが形成される。脱型は、破断可能部16fの破断により行う。効果は、実施形態2と同様である。
【0023】
実施形態4
図11(a),(b)は実施形態4によるインサート取付器具の要部断面図及びそのE部拡大図を示し、樹脂からなる破断治具17は、底部17aと、円筒部17bと、底部17aの中心に設けられた雌ねじ部17cと、円筒部17bの内周に設けられた雌ねじ部17dと、底部17aと円筒部17bとの接続部の外周に切り欠きにより薄肉に形成された破断可能部17eとからなり、雌ねじ部17cは固定ピン15の雄ねじ部15aと螺着し、雌ねじ部17dは保持具5の雄ねじ部5aと螺着する。脱型は、破断可能部17eの破断により行う。効果は、実施形態1と同様である。
【0024】
実施形態5
図12は実施形態5によるインサート取付器具の要部断面図を示し、18は樹脂からなる破断治具兼保持具であり、破断治具と保持具とを一体化したものであり、スリーブ3内に装着される本体部18aの一端にインサート本体1の雌ねじ部1aと螺着する雄ねじ部18bを外周に有する突出部18cを設けるとともに、本体部18aの他端の中心に雌ねじ部18dを設け、さらに雌ねじ部18dの底部側に六角の工具係合用穴18eを設け、また本体部18aの他端側に切り欠きにより薄肉にされた破断可能部18fを設ける。脱型は、破断可能部18fの破断により行う。
実施形態5においては、破断治具と保持具とを一体に形成したので、構造が簡単になる。その他の効果は実施形態1と同様である。
【0025】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、インサート本体を支持する保持具と着脱自在に一体化又は保持具と一体とされ、固定ピンにより型枠に支持された破断治具に破断可能部を設け、脱型時にこの破断可能部を破断して脱型するようにしており、脱型作業が容易になるとともに、脱型時にインサート本体や型枠に大きな衝撃を加えなくても良いので、コンクリート構造物に損傷を与えない。又、インサート器具の大きさが各種異なっても、保持具や破断治具を変更するだけで対応することができ、型枠の取付孔等を変更する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1によるインサート取付器具を含むインサート器具のコンクリート打設状態での断面図である。
【図2】実施形態1による破断治具の左側面図、縦断正面図、右側面図及びA部拡大図である。
【図3】実施形態1による固定ピンの正面図及び右端面図である。
【図4】実施形態1によるインサート器具を型枠に装着する手順の説明図である。
【図5】実施形態1によるインサート取付器具を含むインサート器具の脱型時の断面図である。
【図6】実施形態1によるインサート取付器具を含むインサート器具のゴムパッキン、保持具等の除去時の断面図である。
【図7】実施形態1による破断部分の分解説明図である。
【図8】固定ピンの変形例を示す正面図及びそのB部拡大図である。
【図9】実施形態2によるインサート取付器具の要部断面図及びそのC部拡大図である。
【図10】実施形態3によるインサート取付器具の要部断面図及びそのD部拡大図である。
【図11】実施形態4によるインサート取付器具の要部断面図及びそのE部拡大図である。
【図12】実施形態5によるインサート取付器具の要部断面図である。
【符号の説明】
1…インサート本体
1a,6d、13d,16e、17d、18d…雌ねじ部
2…コンクリート構造物
3…スリーブ
5,13…保持具
5a,7b,13a,14d,15a、16d、18b…雄ねじ部
6,14,16,17…破断治具
6f,14e、16f,17e、18f…破断可能部
7…固定ピン
9…インサート器具
10…型枠
18…破断治具兼保持具
Claims (5)
- コンクリート構造物内の所定の位置に埋設され、取付ボルトが螺合する雌ねじ部を有するインサート本体と、取付ボルトが挿入される取付ボルト挿入筒体とを備えたインサート器具を、コンクリート打設時に用いられる型枠に取り付けるためのインサート取付器具において、取付ボルト挿入筒体内に装着されるとともに、インサート本体の雌ねじ部と螺着される保持具と、脱型時に破断する破断可能部を有する破断治具と、破断治具の破断側を型枠に固定する固定ピンとを備え、保持具と破断治具とを着脱自在に一体化したことを特徴とするインサート取付器具。
- コンクリート構造物内の所定の位置に埋設され、取付ボルトが螺合する雌ねじ部を有するインサート本体と、取付ボルトが挿入される取付ボルト挿入筒体とを備えたインサート器具を、コンクリート打設時に用いられる型枠に取り付けるためのインサート取付器具において、取付ボルト挿入筒体内に装着されるとともに、インサート本体の雌ねじ部と螺着される保持具と、脱型時に破断する破断可能部を有する破断治具と、破断治具の破断側を型枠に固定する固定ピンとを備え、保持具と破断治具とを一体に形成したことを特徴とするインサート取付器具。
- 保持具は、樹脂部材又は金属部材からなることを特徴とする請求項1記載のインサート取付器具。
- 破断治具は、樹脂部材からなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のインサート取付器具。
- 固定ピンは、雄ねじ部材からなり、一端部は破断治具に係合することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のインサート取付器具。
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-
2002
- 2002-07-03 JP JP2002194134A patent/JP2004034482A/ja active Pending
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WO2018212460A1 (ko) * | 2017-05-19 | 2018-11-22 | 주식회사 메이크순 | 건축 슬래브용 인서트 |
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