JP2004034118A - 造型計画生成システム - Google Patents

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Kosuke Teramura
寺村 公佑
Satoru Katagiri
片桐 悟
Yasushi Endo
遠藤 恭
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Abstract

【課題】造型工程を管理する管理者の作業負担を軽減し、且つ、急な造型計画にも対応可能な造型計画生成システムを提供することを目的とする。
【解決手段】コンピュータなどにおいて、造型すべき各造型物の造型周期時間情報に基づいて、その造型すべき各造型物に順位を割り当てさせる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品造型などの造型工場における造型計画生成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
造型物、例えば、鋳物などを造型する造型工場の造型ラインにおいて、その造型ラインの各種造型工程を効率良く稼動させるため、さまざまな造型計画が立てられている。
【0003】
図15は、鋳物造型工場などにおける造型工程を説明するための図である。
図15において、造型ライン140は、鋳物の形を形成するための鋳型を造型する鋳型造型工程141と、中子を鋳型に納める中子納工程142と、鋳型(上型及び下型など)の枠を合わせる枠合せ工程143と、溶湯を鋳型に注ぐ注湯工程144と、鋳型全体を冷却する鋳型内冷却工程145と、鋳型をバラシて製品を取り出すバラシ製品取出工程146と、取り出された製品に付く砂を落す砂落し工程147と、製品を冷却する製品冷却工程148とで構成され、そして、製品冷却工程148において、製品の冷却が完了すると、仕上げ工程149を経て、完成150となる。
【0004】
ところで、上記造型ライン140の造型計画を立てる際、考慮しなければならない造型制約条件が上記各工程に存在する。例えば、鋳型造型工程141では、チラーセット151と呼ばれる造型ライン140において発生する熱を一定に保つための装置の準備において、考慮しなくてはならない制約条件がある。例えば、ある種類の鋳物の造型に使用される炉は、次に使用できるまでにかかる冷却時間が決まっており、その冷却時間を考慮に入れながら鋳物の造型計画を考える必要があった。また、中子納め工程142では、中子組付(中子造型)152のための器具の数に限りがある場合、その器具の使用時間などを考慮しながら鋳物の造型計画を立てなくてはならない。また、他にも、注湯工程144では、異なる材質の溶湯を作るために複数の炉(炉1、炉2、炉3、及び炉4)を用いている場合、造型する鋳物の種類に応じてその材質も異なるので、当然、使用する炉の能力も異なる。このように、使用される炉の能力なども造型制約条件の1つになっている。そして、造型ライン140を管理する管理者などによって、造型ライン140に基づくさまざまな造型制約条件を考慮に入れながら造型計画が立てられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記造型ライン140など、造型工場の造型ラインでは、年々造型するべき造型物の多様化によってそれに伴う造型制約条件も増加し、その結果、造型計画がとても複雑となっている。そして、造型計画の複雑化に伴って、造型計画を立てている管理者の作業負担も大きくなっている。管理者は、自分のもつ経験則やカンなどを頼りに造型計画を立てているため、造型計画が複雑化することによる管理者の造型計画への作業負担は重要な問題である。
【0006】
本発明は、上記問題を考慮し、造型工場における造型計画を立てる際の管理者の作業負担を軽減することが可能な造型計画生成システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の造型計画生成システムは、コンピュータによって、造型物の造型計画を生成する造型計画生成システムであって、上記造形物毎の造型周期時間を示す周期情報を記録する記録手段と、上記周期情報に基づいて、上記造型物毎に造型順位を割り当てる割当手段とを備える。
【0008】
上記周期情報とは、例えば、ある鋳物(造型物)が次に造型するためにかかる時間を示す情報である。すなわち、鋳物毎に使用できる炉は決められており、各炉が次に使用できるまでにかかる時間が異なることより、各鋳物には、それぞれ次に造型できるまでの時間が決められている。そして、この時間を示す情報を予め記録しておき、この周期情報に基づいて各鋳物の順位を割り当てていくことにより、今まで人の手で行われた造型計画を簡単に生成することが可能となる。
【0009】
上記造型計画生成システムは、上記割当手段が、任意に選択可能な造型物が上記造型順位に含むように上記造型物毎に造型順位を割り当てるようにしてもよい。
これより、急な造型注文が発生しても、その注文された造型物をその任意に選択できる順位に割り当てることが可能となる。
【0010】
上記造型計画生成システムは、上記割当手段が、上記造型順位内で任意に順位を変更できる造型物を含むように上記造型物毎に造型順位を割り当てるようにしてもよい。
これより、造型物の総造型数を所定時間毎に均等に割り当てることが可能となる。
【0011】
上記造型計画生成システムは、上記記録手段が、同じ種類の造型物を造型するまでに必要な時間間隔を示す時間間隔情報を記録し、上記割当手段が、上記時間間隔情報に基づいて上記造型物毎に造型順位を割り当てるようにしてもよい。
上記時間間隔情報とは、例えば、同じ鋳物(造型物)を造型するまでに必要な時間間隔のことであり、このような情報に基づいて、造型物毎に造型順位を割り当てるようにしてもよい。
【0012】
上記造型計画生成システムは、上記記録手段が、上記造型物の造型に使用される造型器の使用時間間隔を示す造型器情報を記録し、上記割当手段が、上記造型器情報に基づいて上記造型物毎に造型順位を割り当てるようにしてもよい。
上記造型器とは、例えば、ある鋳物(造型物)を造型するために必要な器具(中子など)のことであって、その中子が現在使用されているか否かを確認するための中子の使用時間情報に基づいて上記造型物毎に造型順位を割り当てるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態における造型計画生成システムを説明するためのシステム構成図である。なお、本実施形態で説明する造型物は、例えば、エンジンの1部となるブロック、ヘッド、カム、及びクランクの4種類の部品(鋳物)であり、この4種類の鋳物の造型計画生成システムについて説明する。そして、この4種類の鋳物は、先ず、4種類の素材で大きく分け、更に、各素材をいくつかの材質で分けている。
【0014】
図1に示すように、造型計画生成システム10は、例えば、CPU11と、RAM12と、表示手段13と、入力手段14と、記録手段15、割当手段16とから構成される。
上記CPU11は、造型計画生成システム10全体を制御する中央処理装置である。
【0015】
上記記録手段15は、造型計画生成システム10の各種処理機能を実現するためのプログラム(例えば、アプリケーションソフトなど)及び各種データが記録されているHDD等の記録装置である。また記録手段15は、可搬記録媒体として、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード、DVD、MO等が含まれる。
【0016】
上記RAM12は、各種処理実行の際に、記録手段15に格納されているプログラム、データ等を読み出して一時的に記録して当該プログラムをCPU11に実行させる。
本発明は、造型計画生成システム10に限らず、コンピュータにより使用されたときに、本実施形態の機能を実現させる為のプログラムが格納されたコンピュータ読出し可能な記録媒体として構成することもできる。更に、本発明は、造型計画生成システム10に特有の効果を奏するのに役立つデータが格納されたコンピュータ読出し可能な記録媒体として構成することもできる。この場合、「記録媒体」とは、例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク(あるいはMO、DVD、リムーバブルハードディスク等であってもよい)等の可搬記憶媒体や、RAM/ROM又はハードディスク等である。あるいは外部の装置(サーバ等)内の記憶手段(不図示)に格納されているプログラムを、公衆回線、インターネット、何等かの専用回線等を介してダウンロードする場合も含まれる。
【0017】
図2は、上記造型計画生成システム10の動作を説明するフローチャートである。なお、このフローチャートは、上記造型計画生成システム10の記録手段15に記録される、例えば、アプリケーションソフト(造型計画生成システム10の各種工程を実行するためのプログラム)などの動作に基づいて説明していく。また、このフローチャートのステップS2、ステップS7、ステップS8、ステ
ップS11、ステップS16、及びステップS19(
【ボタン】の列)が、上記造型計画生成システム10における割当手段16の動作を示すものである。
【0018】
図3は、例えば、上記記録手段15に記録される造型計画生成システム10の各種工程を実行するためのプログラムを起動させた際に最初に表示手段11に表示される画面を示す図である。
図3に示す画面において、先ず、造型計画生成システム10の利用者(以下、ユーザという)は、入力手段14によってボタン30又はボタン31のどちらか一方を選択する。これより、月単位又は週単位で造型計画を作成することができる。なお、月単位又は週単位のどちらを選択しても図2のフローチャートの動作はほとんど変わらないので、ここでは、週単位の造型計画が選択されたときについてのみ説明する。
【0019】
図3において、ユーザがボタン31を選択すると、次に、表示手段13に操作メニューシート32画面が表示される。
図4は、表示手段11に表示される操作メニューシート32を示す図である。
図4に示す操作メニューシート32は、大きく3つの機能(ボタン)に分かれている。先ず入力ボタン40は、図2のステップS1〜ステップS4までの工程を行うためのボタンである。次に、操作ボタン41は、図2のステップS5〜ステップS21までの工程を行うためのボタンである。
【0020】
事前入力ボタン42は、ユーザがこの事前入力ボタン42を選択することによって、各種造型制約条件データの入力を行うことができるボタンであって、その造型制約条件データを記録手段15に記録するためのボタンである。また、この事前入力ボタン42において、入力された造型制約条件データは、後述する座席表シート80や標準仕掛順シート90などの各種シートを作成する際のパラメータ値となる。
【0021】
図5(a)は、溶解炉基本データボタン42−1が選択された際に表示手段13に表示される炉データ入力シート42−2を示す図であり、入力データの項目としては、炉の名称を示す項目42−2a、品種の割り付け順の指定を示す項目42−2b、使用される時間間隔を示す項目42−2c、一回の溶解で出湯できる回数を示す項目42−2dなどがあり、ユーザによって事前に入力される。
【0022】
また、図5(b)は、造型基本データボタン42−3が選択された際に表示手段13に表示される基本データシート42−4を示す図であり、入力データの項目としては、品種を示す項目42−4a、品名を示す項目42−4b、材質を示す項目42−4c、素材を示す項目42−4d、使用する炉を示す項目42−4e、必要な溶湯量を示す項目42−4f、チラーの準備にかかる時間を示す項目42−4g、品名毎のロット数を示す項目42−4hなどがあり、ユーザによって事前に入力される。
【0023】
なお、上記基本データシート42−4には、造型制約条件データとして、造型物毎のロット数が記録されているが、造型物毎のロット数が常に一定である造型ラインなど、造型物毎の造型回数を管理すれば造型物毎のロット数の管理が不要なシステムではこの限りではない。すなわち、例えば、造型物毎の造型回数を記録しておき、その造型回数情報を、後述する座席表シート80や標準仕掛順シート90などの各種シートを作成する際のパラメータ値としてもよい。
【0024】
また、図5(c)は、中子造型基本データボタン42−5が選択された際に表示手段13に表示される中子データシート42−6を示す図であり、入力データの項目としては、中子の機種を示す項目42−6a、その中子の組み立てにかかる時間を示す項目42−6b、その中子が使用される時間のサイクルを示す項目42−6cなどがあり、ユーザによって事前に入力される。
【0025】
また、図5(d)は、就業時間ボタン42−7が選択された際に表示手段13に表示される就業時間シート42−8を示す図であり、入力データの項目としては、就業開始時間を示す項目42−8a、就業終了時間を示す項目42−8bなどがあり、ユーザによって事前に入力される。
【0026】
また、図5(e)は、その他のパラメータボタン42−9が選択された際に表示手段13に表示される他データシート42−10を示す図であり、入力データとしては、1ロットの造型にかかる時間を示す項目42−10aなどがありユーザによって事前に入力される。
【0027】
これらのユーザによる入力データに基づいて、後述する座席表シート80や標準仕掛順シート90などの各種シートを作成することができる。
また、補助機能ボタン43は、後述する各シートのデータを消去するためのボタンである。
【0028】
先ず、ユーザは、入力ボタン40の枠40−1〜枠40−3に造型計画を立てたい年、月、及び週を入力し、枠40−4〜枠40−7に造型ライン及び溶解作業における1日の残業時間を入力する。なお、図4に示す例では、「2002年5月度1週」が入力され、造型ラインの昼直及び夜直(枠40−4及び枠40−5)には残業時間「0H」が入力され、溶解作業の昼直及び夜直(枠40−6及び枠40−7)には残業時間「3.5H」及び「1.75H」が入力されている(ステップS1)。
【0029】
次に、ユーザは、操作ボタン41のカレンダー作成ボタン41−1を選択する(ステップS2)。
すると、図6に示すようなカレンダーシート50が表示される(ステップS3)。なお、図6に示すカレンダーシート50は、入力ボタン40において入力された「2002年5月度1週」分のカレンダーシートである。また、このカレンダーシート50には、日付、昼直(昼作業)、及び夜直(夜作業)が表示され、日付毎に休日指定又は休日出勤指定が可能である(ステップS4)。
【0030】
図6に示すカレンダーシート50では、4日及び5日(列50−4及び列50−5)の稼動指定に休日を示す「休」が示され、それ以外の日(列50−1、列50−2、列50−3、列50−6、及び列50−7)の稼動指定は空欄となっている。そして、この稼動指定の行が空欄になっている日の残業時間は、それぞれ、ユーザが入力ボタン40に入力した造型ラインの昼直残業0時間及び夜直残業0時間並びに溶解作業の昼直残業3.5時間及び夜直残業1.75時間が示されている。このように、ユーザは、カレンダーシート50の表示を変更するだけで、自由に休日や休日出勤を変更することが可能な造型計画を立てることが可能となる。
【0031】
次に、ユーザは、操作ボタン41の造型台数入力ボタン41−2を選択する(ステップS5)。
すると、図7に示すような造型台数シート60が表示手段13に表示される。この造型台数シート60の各列(列60−1〜列60−5)は、それぞれ、一番左の列から順に、品名、材質、造型ロット(個/ロット)、受湯量、個を示している。
【0032】
ユーザは、列60−9において品名毎に、造型予定個数を入力する(ステップS6)。なお、図7のブロック1では、「3636」個を示しているので、造型予定ロット数は、303ロットとなる。以下、造型予定数は、ロット数で表示す。
【0033】
次に、ユーザは、操作ボタン41のデータチェックボタン41−3を選択する(ステップS7)。
すると、造型台数シート60において、エラーのデータ部分に色などが表示され、ユーザにエラーデータが発生したこと示す。
【0034】
図8は、造型台数シート60において、エラーデータが発生したことを示す図である。なお、図8におけるエラーデータ部分は、斜線で示されている。このエラーとされたデータは、例えば、品名が造型計画表にない場合やロット数が所定ロット数に満たない場合である。また、エラーデータをユーザに表示する場合、色や斜線で表示する以外にも、エラーデータ部分を点滅させたり、反転させたりするなどいろいろな方法が考えられる。
【0035】
次に、ユーザは、操作ボタン41の製造計画ボタン41−4を選択する(ステップS8)。
すると、図9に示すような造型計画表70が表示される(ステップ9)。造型計画表70には、品種を示す種別列70−1と、品名を示す品名列70−2と、週当りの造型予定数を示す予定数列70−3と、週当りの指定席数及び準指定席数を示す席数列70−4と、日当り指定数及び準指定席数を示す列70−5とから構成される。
【0036】
上記指定席数及び上記準指定席数とは、造型予定ロット数のことであり、席数列70−4は、各品名(ブロック1、ブロック2、ブロック3、・・・)における日当たりの造型予定数などを示している。図9では、例えば、ブロック1の昼直及び夜直の指定席数は、「7」を、昼直及び夜直の準指定席数は、「0.575」を示しており、昼直で7.575個のブロック1を、夜直で7.575個のブロック1を造型することを示している。すなわち、指定席数は、その日に造型しなくてはならない造型数を示すものであり、準指定席数は、どこかの日には造型しなくてはならない造型数を示すものである。例えば、列70−5に示すように、ブロック1が昼直において造型される個数は、7.575個であるが、2002年5月6日の昼直に造型されるのはその整数部分の「7」個である。よって、列70−5の6日の昼直には、「7」が示される。また、その6日の夜直では、昼直から繰り越された0.575個と7.575個を足した数8.150個を造型することになるので、その整数部分の「8」が示される。
【0037】
次に、指定席数の算出方法を説明する。
指定席数は、上記カレンダーシート50と上記造型台数シート60とから品名毎に算出する。
具体的には、指定席数は、
指定席数=((ロット数/稼動直数)×(直の稼働時間/1日の稼動時間))の計算式から算出される。なお、上記ロット数は、上記シート60でユーザによって入力されたデータが使用され、稼動直数、直の稼働時間、及び1日の稼働時間のデータは、事前入力ボタン42において予めユーザに記録されている。
【0038】
次に、算出した品名毎の指定席数を品種(ブロック/ヘッド/カム/クランク)別にまとめる。
そして、品種別にまとめた指定席数が均等になるように、日毎に割り付けていく。
【0039】
次に、ユーザは、操作メニューシート32に戻り、週当りロット44及び日当り席数45にロット数及び席数が表示されていることを確認する。
図10は、操作メニューシート32において、週当りロット44及び日当り席数45にロット数及び席数が表示されていることを示す図である。図10に示すように、例えば、週当りロット44では、ブロック、ヘッド、カム、及びクランクのそれぞれについて、週当たりのロット数が表示される(図10の例では、ブロックが「1707」、ヘッドが「731」、カムが「619」、クランクが「402」と表示されている)。日当り席数45のブロック、ヘッド、カム、及びクランクのそれぞれに、指定席数、準指定席数、及び自由席数が昼直と夜直とに分けられて表示される。図10では、日当り席数45のブロックの列45−1には、昼直の指定席数「36」が、準指定席数「8」が表示されている。列45−6には、ブロック、ヘッド、カム、クランク、及び自由席の合計数「99」が昼直と夜直、別々に表示されている。
【0040】
上記自由席とは、ユーザが任意に品名を特定することができるものである(ステップS10)。
ここで、上記自由席数は、
自由席数=(ロット数/稼動日数)×(直の稼動時間/1日の稼動時間)−上記指定席数の計算式から算出される。
【0041】
この自由席数は、例えば、突然発生する急な造型注文に対応するときや、ある品名が不良になってしまったときに、その品名の造型を造型計画に入れることができるように、予め余分に設けておく造型ロット数のことである。
次に、ユーザは、操作ボタン41の座席表作成ボタン41−5を選択する(ステップS11)。
【0042】
すると、図11に示すような座席表シート80が表示される(ステップS12)。
図11に示す座席表シート80には、各品種が製造される順番に上から表示される。座席表シート80において、列80−1には、直の種類が表示され、列80−2には、連番が表示され、列80−3には、品種が表され、列80−4には、品種毎に使用される素材が表示され、列80−5には、造型開始時刻が表示され、列80−6には、造型終了時刻が表示される。なお、この品種の並び順は、ユーザによって修正可能である(ステップS13)。
【0043】
この上記品種の並び順は、上記事前入力ボタン42において、ユーザに入力された各種造型制約条件データに基づいて上記品種の並び順を決定している。例えば、素材が異なることによって、その素材を溶かすための炉の種類も異なる。そして、使用する炉の能力に基づいて使用できる炉の順番が決まるとその炉で造型できる品種の順番も決まる。1回ある炉を使用すると、同じ炉である程度のロット数を造型しないと素材が余ってしまう。すなわち、ある炉によって造型できる鋳物の品種が3種類の場合、その3種類の鋳物は、連続して作ることができるので、その3種類の鋳物の組み合わせからなる並び順の次に他の炉で造型できる鋳物を持ってくるようにする。図10では、素材FCであるブロック、ヘッド、及びカムの組み合わせの並び順の次に素材FCDのクランクが並んでいる。
【0044】
また、炉の種類に応じて次に使用できるまでにかかる準備時間が異なるので、鋳物によって次に造型できるまでの時間が異なっている。
このように、各鋳物は、それぞれ造型周期時間が異なる。そして、このような各鋳物の種類に対応する造型周期時間を示す制約条件データを上記記録手段15に記録しておくこと(ステップS14)で、割当手段16は、上記造型周期時間に基づいて各鋳物の順位を割り当てていく(ステップS15)。
【0045】
図12は、割当手段16が座席表シート80を作成する際の動作を説明するためのフローチャートである。
先ず、例えば、上記日当り席数45の列45−6の合計値より1日に造型可能なロット数分の日当り造型席を用意する(ステップST1)。
【0046】
次に、上記品種の内、造型制約条件が厳しいクランクを造型するための炉の稼動制約条件に基づいて、所定時間間隔毎にクランクの造型席を上記日当り造型席に割り当てていく(ステップST2)。造型制約条件とは、チラーサイクルタイムに基づくものであって、例えば、クランクの造型時間間隔は、25分以上開けないという条件(項目42−4g:25分)などである。また、他の造型周期時間としては、後述する中子納工程142の中子を造型する器具がどのくらいで使用可能となるかを示す造型周期時間情報などがある。
【0047】
そして、このような造型制約条件は、上記事前入力ボタン42においてユーザに入力された各種データに基づいて品種毎又は品名毎に作成され、後述する標準仕掛順シート90や中子造型計画などの作成にも使用される。
次に、上記クランクが割り当てられていない1番目と2番目の造型席に、ブロック、ヘッドの順番で各品種を造型する席を割り当てていく(ステップST3)。これは、造型制約条件として、中子の使用サイクル時間(項目42−6:5分)を考慮している。なお、このステップST3以降のブロック、ヘッドの順序で割り当てる際には、ブロック及びヘッドの中子が使用中であるか否かを確認する必要がある。すなわち、ブロック及びヘッドで使用する中子が割り付けようとする枠で使用可能か否かを確認する。
【0048】
次に、ブロック、ヘッドの順番の次に割り当てる品種を週当りロット44に示す品種毎のロット数の比に基づいて決める(ステップST4)。なお、ブロック、ヘッドの割り当ては1回までとし、カムの連続割り当てはできないものとする。また、ブロック以外の品種が2回割り当てられた場合は、ブロックを割り当てなくてはならない。図12のフローでは、ブロック及びヘッドの品種以外でロット数の比が大きいカムが割り当てられ、その次に、ブロックが強制的に割り当てられている。
【0049】
そして、ステップST4の工程をステップST1で用意した席数が埋るまで繰り返す(ステップST5)。
そして、制限により、品種が埋られない席を自由席とする。
このように、鋳物毎の造型周期時間情報を予め記録手段15に記録しておき、これらの情報に基づいて、割当手段16が各鋳物の並び順を割り当てていくことによって、従来、人の手で計画されていた造型計画を簡単に生成することが可能となる。
【0050】
次に、ユーザは、操作ボタン41の指定席割付ボタン41−6を選択する(ステップS16)。
すると、図13に示すような標準仕掛順シート90が表示される(ステップS17)。
【0051】
この標準仕掛順シート90は、座席表シート80において割り当てられた品種の列の順に並んでおり、材質情報など造型制約条件データに基づいて品作成される。各欄90−1は、上からNO.(連番)、材質、受湯量、及び造型開始(時間)が示されている。また、標準仕掛順シート90の「No.43」、「No.66」、「NO.88」、及び「No.90」は、準指定席を示しており、「No.65」及び「No.91」は、自由席を示しており、それ以外の「No.」は、指定席を示している。準指定席は、ブロックやカムなどの品種は特定されているが、材質に基づく品名までは特定されていないので、ユーザによって、所定の品名から任意に選択される。
【0052】
このように、準指定席は、造型すべき品種までが特定され、品名までは特定されていないので、造型すべき全ての品種をなるべく均等な個数で割り当てていくことが可能となる。
なお、図13では示されていないが、各品種は、色で表示されている。例えば、No.43のクランクの欄90−1は、黄色で欄を囲むことによってクランクを示している。同様に、No.66の欄は、赤色で囲むことによってカムを、No.43の欄は、オレンジ色でヘッドを、No.90の欄は、青色でブロックをそれぞれ示している。また、No.65及びNo.91は、自由席であるので色は表示されないようになっている。
【0053】
また、自由席は、準指定席と同様に、ユーザよって、所定の品名から任意に選択される。ユーザは、選択表90−2に示される所定の品名から任意に選択可能である。
また、上記標準仕掛順シート90は、ユーザによって任意に修正可能である(ステップS18)。
【0054】
次にユーザは、操作ボタン41のカレンダー46から日付などを選択する(ステップS19)。
すると、図14に示すような造型サイクル表100が表示される(ステップS20)。なお、図14に示す造型サイクル表100は、例えば、2002年5月6日の昼直が選択されたときの造型サイクル表100を示すものである。
【0055】
図14に示す造型サイクル表100は、標準仕掛順シート90でユーザによって特定された品名が表示されている。各枠には、No.、品名、造型作業開始時刻が示されている。なお、図示していないが、造型サイクル表100の各データを修正するための造型サイクル表テーブルも上記造型サイクル表100と同時に作成される(ステップS21)。
【0056】
また、操作ボタン41には、その他の造型サイクル表を出力するための再出力ボタン47や造型サイクル表100を記録手段15などに記録する造型サイクル表の保存ボタン48などのボタンがある。
上記プログラムによって各品名の仕掛順(造型順位)の割り付けが完了する(ステップS20)と、その仕掛順に基づいて、中子造型計画が作成される(ステップS22)。
【0057】
具体的には、例えば、2002年5月6日の造型サイクル表100(仕掛順)のように、ブロック1、ヘッド1、クランク1、ブロック2、カム1、・・・という順番で造型計画が立てられている場合、その造型される品名に対応する中子を造型サイクル表100と同じ順番で作成されるように中子の作成計画を生成する。
【0058】
なお、上記造型サイクル表100は、現在の造型ライン140で造型される造型物情報に基づいて作成してもよい。具体的には、例えば、造型ライン140付近に設置されるバーコードリーダによって、造型された造型物を示す情報を読み取り、その情報をバーコードリーダから上記造型計画生成システム10を実行するコンピュータなどに送信する。割当手段16は、ステップS19で作成した造型サイクル表100の情報をバーコードリーダから受信した情報に修正する。
【0059】
このように、予め品名(鋳物)毎の造型周期時間情報を記録手段15などに記録しておき、割当手段16などにその情報に基づいて品名毎に造型順位を割り当てさせるので、コンピュータなどにより簡単に造型計画を生成することが可能となる。
【0060】
【発明の効果】
上述したように、本発明の造型計画生成システムによれば、コンピュータなどにおいて、造型すべき各造型物の造型周期時間情報に基づいて、各造型物に順位を割り当てさせるので、造型ラインの管理者などの作業負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における造型計画生成システムを説明するためのシステム構成図である。
【図2】造型計画生成システム10の動作を説明するフローチャートである。
【図3】造型計画生成システム10の各種工程を実行するためのプログラムを起動させたの際の表示手段11に表示される画面を示す図である。
【図4】表示手段11に表示される操作メニュー画面を示す図である。
【図5】事前入力ボタン42の各種ボタンが選択された際に表示される各種シートを示す図である。
【図6】カレンダーシート50を示す図である。
【図7】造型台数シート60を示す図である。
【図8】造型台数シート60において、エラーデータ部分に色がついたことを示す図である。
【図9】造型計画表70を示す図である。
【図10】操作メニュー画面において、週当りロット44及び日当り席数45にロット数及び席数が表示されていることを示す図である。
【図11】座席表シート80を示す図である。
【図12】割当手段16が座席表シート80を作成する際の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】標準仕掛順シート90を示す図である。
【図14】造型サイクル表100を示す図である。
【図15】鋳物造型工場などにおける造型工程を説明するための図である。
【符号の説明】
11 CPU
12 RAM
13 表示手段
14 入力手段
15 記録手段
16 割当手段
30 月度計画ボタン
31 週間計画ボタン
32 操作メニューシート
40 入力ボタン
40−1〜40−7 枠
41−1 カレンダー作成ボタン
41−2 生産台数入力ボタン
41−3 データチェックボタン
41−4 製造計画ボタン
41−5 座席表作成ボタン
41−6 指定席割付ボタン
41 操作ボタン
42 事前入力ボタン
42−1 溶解炉基本データボタン
42−2 炉データ入力シート
42−3 造型基本データボタン
42−4 基本データシート
42−5 中子造型基本データボタン
42−6 中子データシート
42−7 就業時間ボタン
42−8 就業時間シート
42−9 その他のパラメータボタン
43 シート初期化ボタン
44 週当りロット
45 日当り席数
46 カレンダー
47 造型サイクル表の再出力ボタン
48 造型サイクル表の保存ボタン
50 カレンダーシート
60 造型台数シート
70 造型計画表
80 座席表シート
90 標準仕掛順シート
100 造型サイクル表

Claims (5)

  1. コンピュータによって、造型物の造型計画を生成する造型計画生成システムであって、
    上記造形物毎の造型周期時間を示す周期情報を記録する記録手段と、
    上記周期情報に基づいて、上記造型物毎に造型順位を割り当てる割当手段と、
    を備えることを特徴とする造型計画生成システム。
  2. 請求項1に記載の造型計画生成システムであって、
    上記割当手段は、任意に選択可能な造型物が上記造型順位に含むように上記造型物毎に造型順位を割り当てることを特徴とする造型計画生成システム。
  3. 請求項1に記載の造型計画生成システムであって、
    上記割当手段は、上記造型順位内で任意に順位を変更できる造型物を含むように上記造型物毎に造型順位を割り当てることを特徴とする造型計画生成システム。
  4. 請求項1に記載の造型計画生成システムであって、
    上記記録手段は、同じ種類の造型物を造型するまでに必要な時間間隔を示す時間間隔情報を記録し、
    上記割当手段は、上記時間間隔情報に基づいて上記造型物毎に造型順位を割り当てることを特徴とする造型計画生成システム。
  5. 請求項1に記載の造型計画生成システムであって、
    上記記録手段は、上記造型物の造型に使用される造型器の使用時間間隔を示す造型器情報を記録し、
    上記割当手段は、上記造型器情報に基づいて上記造型物毎に造型順位を割り当てることを特徴する造型計画生成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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