JP2004033871A - 生ゴミ消滅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】菌床と生ゴミとを充分にかき混ぜて微生物による生ゴミの分解消滅を効率よく高速に行うことができ、また、小型化を図ることができる生ゴミ消滅装置を提供する。
【解決手段】生ゴミ消滅装置は菌床2を収容するための円筒状で立形のドラム1と、回転軸23に取り付けた攪拌羽根24を水平に回転することによりドラム内で菌床とドラム内に投入された生ゴミとをかき混ぜる攪拌装置22とを有する構成とする。ドラムは上下の寸法に比べて水平面の直径が大きいたらい状とする。また、生ゴミ消滅装置に菌床を加熱して菌床の温度を前記微生物の活動に適した温度とする加熱装置と、菌床に水を加えて菌床の含水比を微生物の活動に適した含水比とする加水装置とを備える。更には、攪拌装置に加えて、ドラムを鉛直軸回りに回転させるドラム回転装置を備えてもよい。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は微生物により生ゴミを分解して消滅させる生ゴミ消滅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
年間多量に発生する生ゴミを処理するために生ゴミ処理装置が用いられている。従来のバイオ技術を使った生ゴミ処理装置としては、種々の方式のものがあるが、基本的には生ゴミを堆肥にする方式のものが大半である。
【0003】
ところが、生ゴミを堆肥化する場合、生ゴミ処理装置によって生産された堆肥をリサイクルし、確実に使用する際、生ゴミ処理装置を設置した堆肥生産現場と、堆肥の使用場所との距離が離れている場合にはコスト的に問題がある。また、季節的にも堆肥の使用時期には波があり、年中堆肥が必要ではないため、堆肥の保管場所を確保しなければならないなどの問題もある。
【0004】
そこで、かかる問題を解決するため、生ゴミを堆肥にするのではなく、微生物で生ゴミを分解して水と二酸化炭素にすることにより消滅させるという技術が注目されており、現在、このような微生物による生ゴミの分解消滅を行う生ゴミ消滅装置の開発が進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる生ゴミ消滅装置において、微生物による生ゴミの分解消滅を効率よく高速に行うために重要な点の一つとして、微生物の菌床と生ゴミとをよくかき混ぜて生ゴミ全体に均一に微生物がまとわりつくようにすることが挙げられる。そこで、菌床と生ゴミとをかき混ぜる手段として、これまで例えば横向き配置した円筒状のドラムに菌床を収容し、このドラムを水平軸回りに回転させることによってドラム内に投入された生ゴミと菌床とをかき混ぜるという方法などが検討されたが、充分な攪拌性能は得られず、また、横長で設置スペースを要するものであった。
【0006】
従って本発明は上記の事情に鑑み、菌床と生ゴミとを充分にかき混ぜて微生物による生ゴミの分解消滅を効率よく高速に行うことができ、また、小型化を図ることができる生ゴミ消滅装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する第1発明の生ゴミ消滅装置は、微生物により生ゴミを分解して消滅させる生ゴミ消滅装置において、
前記微生物の菌床を収容するための円筒状で立形のドラムと、前記ドラム内で前記菌床と前記ドラム内に投入された生ゴミとをかき混ぜる攪拌手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、第2発明の生ゴミ消滅装置は、第1発明の生ゴミ消滅装置において、
前記ドラムは上下の寸法に比べて水平面の直径が大きいたらい状であることを特徴とする。
【0009】
また、第3発明の生ゴミ消滅装置は、第1又は第2に記載の生ゴミ消滅装置において、
前記攪拌手段は、前記ドラムの中央部に立設した回転軸と、この回転軸に取り付けた1枚又は複数枚の攪拌羽根と、前記回転軸を回転駆動する回転駆動手段とを備え、この回転駆動手段で前記回転軸とともに前記攪拌羽根を前記菌床中で水平に回転させることにより前記菌床と前記生ゴミとをかき混ぜるように構成したことを特徴とする。
【0010】
また、第4発明の生ゴミ消滅装置は、第1,第2又は第3発明の生ゴミ消滅装置において、
前記菌床を加熱して前記菌床の温度を前記微生物の活動に適した温度とする加熱手段と、前記菌床に水を加えて前記菌床の含水比を前記微生物の活動に適した含水比とする加水手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、第5発明の生ゴミ消滅装置は、第1,第2又は第3発明の生ゴミ消滅装置において、
前記ドラムを鉛直軸回りに回転させるドラム回転手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の実施の形態に係る生ゴミ消滅装置の側面図、図2は前記生ゴミ消滅装置の断面図、図3は前記生ゴミ消滅装置の平面図、図4は図2のA−A線矢視断面図、図5は図2のB−B線矢視断面図である。また、図6は本発明の実施の形態に係る生ゴミ消滅装置の他の構成例を示す側面図である。
【0014】
<構成>
図1〜図5に示すように、本実施の形態の生ゴミ消滅装置は菌床を収容するためにドラム1を有している。このドラム1は円筒状で立形のものであり、鉄骨によって骨組みされた支持台16の上に固定されている。そして、ドラム1は上下の寸法に比べて水平面(ドラム1の上面3や底面13)の直径が大きいたらい状となっている。なお、ドラム1の具体的な寸法については生ゴミの処理量などにより適宜設定することができるが、例えば上下の寸法を1m程度、水平面の直径を3m程度とする。
【0015】
ドラム1の内部には図2に示すように微生物の菌床2が収容されている。菌床2は杉など木材のチップや米糠などからなるものである。また、微生物は例えば糸状菌や放線菌などであり、各種の菌のなかから生ゴミの種類などに応じて有効なものを適宜選択する。生ゴミには野菜、肉、魚、家畜(牛、豚等)の糞などがある。
【0016】
ドラム1の上面3には生ゴミ投入口4が設けられている。生ゴミ投入口4は蓋5によって塞ぐことができるようになっている。蓋5は軸6に回転自在に支持され、軸6はドラム上面3に回転自在に設けられた軸7に連結部材8を介して連結されている。軸7とシリンダ10のピストンロッド11の先端部は、連結部材33を介して回動自在に連結されている。また、シリンダ10はドラム上面3に軸9を介して回動自在に設けられている。従って、シリンダ10のピストンロッド11が伸縮すると、軸7回りに連結部材8及び軸6が上下に回動して、蓋5が生ゴミ投入口4を開閉する。ドラム1内へ生ゴミを投入するときに蓋5を開け、生ゴミ投入後は蓋5を閉じる。
【0017】
生ゴミ投入口4の上方にはベルトコンベア12の先端部が位置している。生ゴミは図示しないホッパを介してベルトコンベア12の基端部に供給され、ベルトコンベア12でその先端部まで搬送された後、生ゴミ投入口4を介してドラム1内へと投入される。
【0018】
一方、ドラム1の底面13には菌床排出口14が設けられている。菌床排出口14は蓋15によって塞ぐことができるようになっている。蓋15は一端が軸20を介してドラム底面13に回動自在に支持され、且つ、シリンダ18のピストンロッド19の先端部に回動自在に結合されている。また、シリンダ18は軸17を介して支持台16に回動自在に設けられている。従って、シリンダ18のピストンロッド19が伸縮すると、蓋15が軸20回りに上下に回動して菌床排出口14を開閉する。通常は蓋15を閉じておき、菌床2の入れ替えを行うときに蓋15を開けて菌床排出口14からドラム1内の菌床2を排出する。
【0019】
菌床排出口14の下方にはベルトコンベア21の基端部が位置しており、菌床排出口15から排出された菌床2はベルトコンベア21によって装置外へと搬送される。その後、新たな菌床2は生ゴミ投入口4から投入される。
【0020】
そして、ドラム1にはドラム1内で菌床2と生ゴミとをかき混ぜるための攪拌手段として、攪拌装置(アジテータ)22が設けられている。攪拌装置22は回転軸23、攪拌羽根24、回転駆動手段としての電動機25や減速機29などを有している。
【0021】
回転軸23はドラム1の中央部に立設された鉛直軸であり、軸受32に回転自在に支持されている。ドラム底面13の中央部には円錐台状の凹部26が形成されており、軸受32はこの凹部26に位置し、支持台16に固定されている。回転軸23の上部23aはドラム底面13(凹部26の上面部分)を貫通してドラム1内に位置しており、回転軸23の下端部23bにはチェーンスプロケット28が取り付けられている。
【0022】
回転軸23の上部23aには棒状部材27A,27Bが左右に水平に突設され、この棒状部材27A,27Bには複数枚(図示例では4枚)の攪拌羽根24が垂設されている。これらの攪拌羽根24は菌床2中に位置している。攪拌性能を高めるため、棒状部材27Aに設けた2枚の攪拌羽根24と棒状部材27Bに設けた2枚の攪拌羽根24は、回転軸23からの水平距離が異なっている。なお、攪拌羽根24は図示例のものに限らず適宜の形状とすることができ、更には図示例のように棒状部材27A,27Bを介して回転軸23に取り付けるのではなく、直接、回転軸23に取り付けるようにしてもよい。また、攪拌羽根24の枚数も4枚に限らず、適宜の枚数とすることができる。
【0023】
一方、電動機25及び減速機29は支持台16に固定され、ドラム1の下方に位置している。減速機29の出力軸29aにはチェーンスプロケット30が取り付けられており、このチェーンスプロケット30と回転軸23のチェーンスプロケット28とにチェーン31が巻回されている。また、減速機29の入力軸29bには電動機29の回転軸25aが結合されている。
【0024】
従って、この攪拌装置22では電動機25が作動すると、その回転力が減速機29、チェーンスプロケット30、チェーン31及びチェーンスプロケット28を介して回転軸23に伝達される。その結果、回転軸23とともに攪拌羽根24が図2の矢印Cのように水平に(鉛直軸回りに)回転して、ドラム1内の菌床2と生ゴミとを攪拌する。なお、攪拌開始(電動機始動)と攪拌停止(電動機停止)は、図示しない制御装置により一定間隔で行う。例えば5分間攪拌してその後10分間停止するという制御を繰り返す。攪拌により生ゴミ全体に微生物をまとわりつかせ、攪拌停止中に微生物による生ゴミの分解が行われる。
【0025】
また、本実施の形態では、菌床の温度や含水比を微生物の活動に適した状態にするための加熱手段や加水手段として、図2に概要を示すような加熱装置41や加水装置51も設けられている。
【0026】
加熱装置41はブロア42、電気ヒータなどのヒータ43及び温風配管44を備えている。温風配管44はドラム1内の底部に配設されて菌床2の中に位置している。従って、ブロア42で吸引された空気がヒータ43で加熱されて温風となり、この温風が温風配管44を流れることによって菌床2が微生物の活動に適した温度に温められる。この場合、菌床2の温度を検出する温度センサを設け、この温度センサの温度検出値が所定値(微生物の活動に適した温度)になるように図示しない制御装置によりブロア42の起動停止や送風量の制御、ヒータ43の起動停止や加熱量の制御を行うようにしてもよい。
【0027】
なお、具体的な加熱温度は微生物の種類などに応じて適宜設定すればよい。また、菌床2の加熱媒体としては温風(空気)に限らず、温水等の他の流体などを加熱媒体としてもよく、更には加熱媒体を介さずに直接ヒータで菌床2を加熱するようにしてもよい。なお、微生物による生ゴミの分解が始まってからは自ら発熱するため、菌床2の加熱は微生物による生ゴミの分解を始めるときだけでよい。
【0028】
加水装置51は水を貯溜するタンク52、ポンプ53及び散水管54を備えている。散水管54はドラム1内の上部に配置され、外周面に複数の散水口が適宜の間隔で形成されている。従って、ポンプ53によりタンク52内の水を散水管54に送水すると、この水が散水管54の散水口から菌床2へと散水されて菌床2の含水比が微生物の活動に適した含水比となる。この場合、菌床2の含水比を検出する含水比センサ(湿度センサ等)を設け、この含水比センサの含水比検出値が所定値(微生物の活動に適した含水比)になるように図示しない制御装置によりポンプ53の起動停止や送水量の制御を行うようにしてもよい。なお、具体的な含水比(散水量)は微生物の種類や生ゴミの種類(生ゴミの水分量)などに応じて適宜設定すればよい。
【0029】
また、上記のように攪拌装置22による攪拌だけでも充分に菌床と生ゴミとをかき混ぜることができると考えられるが、このような攪拌装置22に加えてドラム自体も鉛直軸回り回転させることにより攪拌性能を更に向上させるようにしてもよい。図6にはこの場合の生ゴミ消滅装置の構成例の概略を示す。図6に示す生ゴミ消滅装置では、攪拌装置62に加えて、ドラム回転手段としてのドラム回転装置88も備えている。
【0030】
攪拌装置62は上記の攪拌装置22と同様の構成である。即ち、回転軸63は菌床74を収容するドラム61の中央部に立設され、図示しない支持台に固定された軸受71によって回転自在に支持されている。ドラム61内に位置する回転軸63の上部63aには棒状部材65A,65Bが左右に水平に突設され、回転軸63の下端部63bにはチェーンスプロケット64が取り付けられている。棒状部材65A,65Bには複数枚の攪拌羽根66が垂設されている。一方、電動機67の回転軸は減速機68の入力軸に結合され、減速機68の出力軸にはチェーンスプロケット69が取り付けられている。チェーンスプロケット64とチェーンスプロケット69にはチェーン70が巻回されている。
【0031】
従って、この攪拌装置62では電動機67が作動すると、その回転力が減速機68、チェーンスプロケット69、チェーン70、チェーンスプロケット64を介して回転軸63に伝達される。その結果、回転軸63とともに攪拌羽根66が矢印Dのように水平に(鉛直軸回りに)回転してドラム61内の菌床74と生ゴミとを攪拌する。
【0032】
そして、ドラム61の底面73には鉛直軸である回転軸81が設けられている。回転軸81は、図示しない支持台に固定された軸受82によって回転自在に支持されており、中心部には回転軸63が貫通している。回転軸81の下端部81aにはチェーンスプロケット83が取り付けられ、このチェーンスプロケット83とチェーンスプロケット84にはチェーン85が巻回されている。チェーンスプロケット84は減速機86の出力軸に取り付けられ、減速機86の入力軸は電動機87の回転軸と結合されている。
【0033】
従って、このドラム回転装置88では電動機87が作動すると、その回転力が減速機86、チェーンスプロケット84、チェーン85、チェーンスプロケット83を介して回転軸81に伝達される。その結果、回転軸81とともにドラム61が矢印Eのように水平に(鉛直軸回りに)回転してドラム1内の菌床74と生ゴミとを攪拌する。
【0034】
<作用・効果>
以上のように、本実施の形態の生ゴミ消滅装置によれば、図1,図2等に示すように菌床2を収容するための円筒状で立形のドラム1と、ドラム1内で菌床2と生ゴミとをかき混ぜる攪拌装置22とを有しているため、攪拌装置22によりドラム1内で菌床2と生ゴミとを充分にかき混ぜて微生物による生ゴミの分解消滅を効率よく高速に行わせることができ、しかも、ドラム1は立形であるため、ドラムを横置きにした場合に比べて装置を小型化することができる。
【0035】
また、本実施の形態の生ゴミ消滅装置では、図1,図2等に示すようにドラム1を上下の寸法に比べて水平面の直径が大きいたらい状としたことにより、菌床2がドラム1内で上下に薄く水平に広がった状態となるため、攪拌装置22による攪拌の際、菌床2と生ゴミとが非常に混ざり易く、より確実に生ゴミ全体に均一に微生物がまとわりつくようにすることができる。このため、微生物による生ゴミの分解消滅をより効率よく高速に行うことができる。
【0036】
また、本実施の形態の生ゴミ消滅装置によれば、図1,図2等に示すように攪拌装置22はドラム1の中央部に立設した回転軸23と、回転軸23に取り付けた攪拌羽根24と、回転軸23を回転駆動する回転駆動手段(電動機25,減速機29等)とを備え、この回転駆動手段で回転軸23とともに攪拌羽根24を菌床2中で水平に回転させることにより菌床2と生ゴミとをかき混ぜるように構成したため、簡易な構成で確実に菌床2と生ゴミとをかき混ぜることができ、操作性や保守性もよい。
【0037】
また、本実施の形態の生ゴミ消滅装置によれば、図2に示すように菌床2を加熱して菌床2の温度を微生物の活動に適した温度とする加熱装置41と、菌床2に水を加えて菌床2の含水比を微生物の活動に適した含水比とする加水装置51とを備えたことにより、微生物の活動を活発にして微生物による生ゴミの分解消滅を確実に行わせることができる。
【0038】
また、本実施の形態の生ゴミ消滅装置によれば、図6に示すように攪拌装置62によって菌床と生ゴミとを攪拌するだけでなく、ドラム61も鉛直軸回りに回転させるため、攪拌性能が更に向上して、菌床と生ゴミとをより確実にかき混ぜることができる。このため、微生物による生ゴミの分解消滅をより効率よく高速に行うことができる。
【0039】
【発明の効果】
以上、発明の実施の形態とともに具体的に説明したように、第1発明の生ゴミ消滅装置によれば、微生物により生ゴミを分解して消滅させる生ゴミ消滅装置において、前記微生物の菌床を収容するための円筒状で立形のドラムと、前記ドラム内で前記菌床と前記ドラム内に投入された生ゴミとをかき混ぜる攪拌手段とを有することにより、攪拌手段によりドラム内で菌床と生ゴミとを充分にかき混ぜて微生物による生ゴミの分解消滅を効率よく高速に行わせることができ、しかも、ドラムは立形であるため、ドラムを横置きにした場合に比べて装置を小型化することができる。
【0040】
また、第2発明の生ゴミ消滅装置によれば、第1発明の生ゴミ消滅装置において、前記ドラムは上下の寸法に比べて水平面の直径が大きいたらい状であることにより、菌床がドラム内で上下に薄く水平に広がった状態となるため、攪拌手段による攪拌の際、菌床と生ゴミとが非常に混ざり易く、より確実に生ゴミ全体に均一に微生物がまとわりつくようにすることができる。このため、微生物による生ゴミの分解消滅をより効率よく高速に行うことができる。
【0041】
また、第3発明の生ゴミ消滅装置によれば、第1又は第2に記載の生ゴミ消滅装置において、前記攪拌手段は、前記ドラムの中央部に立設した回転軸と、この回転軸に取り付けた1枚又は複数枚の攪拌羽根と、前記回転軸を回転駆動する回転駆動手段とを備え、この回転駆動手段で前記回転軸とともに前記攪拌羽根を前記菌床中で水平に回転させることにより前記菌床と前記生ゴミとをかき混ぜるように構成したことにより、簡易な構成で確実に菌床と生ゴミとをかき混ぜることができ、操作性や保守性もよい。
【0042】
また、第4発明の生ゴミ消滅装置によれば、第1,第2又は第3発明の生ゴミ消滅装置において、前記菌床を加熱して前記菌床の温度を前記微生物の活動に適した温度とする加熱手段と、前記菌床に水を加えて前記菌床の含水比を前記微生物の活動に適した含水比とする加水手段とを備えたことにより、微生物の活動を活発にして微生物による生ゴミの分解消滅を確実に行わせることができる。
【0043】
また、第5発明の生ゴミ消滅装置によれば、第1,第2又は第3発明の生ゴミ消滅装置において、前記ドラムを鉛直軸回りに回転させるドラム回転手段を備えたことにより、攪拌手段によって菌床と生ゴミとを攪拌するだけでなく、ドラムも鉛直軸回りに回転させるため、攪拌性能が更に向上して、菌床と生ゴミとをより確実にかき混ぜることができる。このため、微生物による生ゴミの分解消滅をより効率よく高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る生ゴミ消滅装置の側面図である。
【図2】前記生ゴミ消滅装置の断面図である。
【図3】前記生ゴミ消滅装置の平面図である。
【図4】図2のA−A線矢視断面図である。
【図5】図2のB−B線矢視断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る生ゴミ消滅装置の他の構成例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ドラム
2 菌床
3 ドラム上面
4 生ゴミ投入口
5 蓋
6,7 軸
8 連結部材
9 軸
10 シリンダ
11 ピストンロッド
12 ベルトコンベア
13 ドラム底面
14 菌床排出口
15 蓋
16 支持台
17 軸
18 シリンダ
19 ピストンロッド
20 軸
21 ベルトコンベア
22 攪拌装置
23 回転軸
23a 上部
23b 下端部
24 攪拌羽根
25 電動機
25a 回転軸
26 凹部
27A,27B 棒状部材
28 チェーンスプロケット
29 減速機
29a 出力軸
29b 入力軸
30 チェーンスプロケット
31 チェーン
32 軸受
33 連結部材
41 加熱装置
42 ブロア
43 ヒータ
44 温風配管
51 加水装置
52 タンク
53 ポンプ
54 散水管
61 ドラム
62 攪拌装置
63 回転軸
63a 上部
63b 下端部
64 チェーンスプロケット
65A,65B 棒状部材
66 攪拌羽根
67 電動機
68 減速機
69 チェーンスプロケット
70 チェーン
71 軸受
73 底面
81 回転軸
81a 下端部
82 軸受
83,84 チェーンスプロケット
85 チェーン
86 減速機
87 電動機
88 ドラム回転装置

Claims (5)

  1. 微生物により生ゴミを分解して消滅させる生ゴミ消滅装置において、
    前記微生物の菌床を収容するための円筒状で立形のドラムと、前記ドラム内で前記菌床と前記ドラム内に投入された生ゴミとをかき混ぜる攪拌手段とを有することを特徴とする生ゴミ消滅装置。
  2. 請求項1に記載の生ゴミ消滅装置において、
    前記ドラムは上下の寸法に比べて水平面の直径が大きいたらい状であることを特徴とする生ゴミ消滅装置。
  3. 請求項1又は2に記載の生ゴミ消滅装置において、
    前記攪拌手段は、前記ドラムの中央部に立設した回転軸と、この回転軸に取り付けた1枚又は複数枚の攪拌羽根と、前記回転軸を回転駆動する回転駆動手段とを備え、この回転駆動手段で前記回転軸とともに前記攪拌羽根を前記菌床中で水平に回転させることにより前記菌床と前記生ゴミとをかき混ぜるように構成したことを特徴とする生ゴミ消滅装置。
  4. 請求項1,2又は3に記載の生ゴミ消滅装置において、
    前記菌床を加熱して前記菌床の温度を前記微生物の活動に適した温度とする加熱手段と、前記菌床に水を加えて前記菌床の含水比を前記微生物の活動に適した含水比とする加水手段とを備えたことを特徴とする生ゴミ消滅装置。
  5. 請求項1,2又は3に記載の生ゴミ消滅装置において、
    前記ドラムを鉛直軸回りに回転させるドラム回転手段を備えたことを特徴とする生ゴミ消滅装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020057189A1 (zh) * 2018-09-19 2020-03-26 苏恩本 试液搅拌装置以及试液搅拌吸取装置

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