JP2004033810A - 生ごみ処理機 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転軸の回転継手と軸封装置を不要としてコストを低減し、メンテナンスの手間を省き、処理効率を向上させる。
【解決手段】処理室4に攪拌羽根14の回転軸13を垂直に配置し、回転軸13を通して温風3を処理室4内に供給する消滅型の生ごみ処理機1において、処理室4の底部から立設した温風3の供給管7と、所定の空隙を保って供給管7を囲繞するよう処理室4の上部から吊下した回転軸13と、回転軸13に取付けた送風孔11を有する複数本の送風管10とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】処理室4に攪拌羽根14の回転軸13を垂直に配置し、回転軸13を通して温風3を処理室4内に供給する消滅型の生ごみ処理機1において、処理室4の底部から立設した温風3の供給管7と、所定の空隙を保って供給管7を囲繞するよう処理室4の上部から吊下した回転軸13と、回転軸13に取付けた送風孔11を有する複数本の送風管10とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、好気性微生物を利用する消滅型の生ごみ処理機の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
好気性微生物を利用する消滅型の生ごみ処理機では、処理室内の温度・水分・空気等の状態を整えるために、攪拌と給気が行われる。
攪拌手段としては、攪拌羽根の回転軸を水平に配置した横軸攪拌や回転軸を垂直に配置した縦軸攪拌がある。また、給気手段としては、生ごみ処理機の処理室の壁面から給気するものや、中空の回転軸に取付けた送風管から給気するものがある。
【0003】
しかし、給気を処理室の壁面から行う場合、温風が外周部にしか供給できないため、処理室内部を均一な環境に保持することが困難である。従って、給気は中空の回転軸に取付けた送風管から行うことが好ましい。
また、給気を中空の回転軸に取付けた送風管から行う場合、攪拌に横軸攪拌を用いると、羽根に沿って取付けられている送風管からは、攪拌羽根が内容物(菌床材と生ごみの混合物)の外に出ているときも温風を吹き出しているため給気の無駄が多い。
【0004】
そこで、給気の無駄をなくし、処理室内部を均一な環境に保持するためには、図4に示すように、処理室44の中央に攪拌羽根54の回転軸53を垂直に配置した縦軸攪拌の生ごみ処理機41が用いられる。
この生ごみ処理機41では、攪拌羽根54の回転軸53の上部に回転軸用スプロケット61が設けられ、処理室44上に設置された駆動機52の駆動機用スプロケット60から回転軸用スプロケット61にチェーン62が掛け回されており、駆動機52によって回転軸53と攪拌羽根54に回転が与えられる。
【0005】
回転軸53は下端が閉じた中空管となっており、送風孔51を有する送風管50がこの回転軸53の通風孔49から攪拌羽根54に沿って水平に取付けられている。回転軸53の上端には回転継手63が設けられており、回転軸53は回転継手63、ヒータ45を介して送風機46に接続されている。回転軸53の下端部は処理室44の底部を貫通して軸受64で支承されており、回転軸53が処理室44の底部を貫通する部分には、処理室44の内容物の漏出を防止するための軸封装置59が設けられている。
【0006】
処理室44の上部には、生ごみを投入するための投入口58と内部の空気を系外に排出するための排出口55が設けられている。また、内部には、菌床材2が充填され、壁面には菌床材2と生ごみからなる内容物の温度と水分を検出するための温度計56と水分計57とが配置されている。
処理を行うときには、生ごみが投入口58から処理室44内に投入される。処理室44内では、菌床材2と生ごみが別途供給される処理用微生物と共に攪拌羽根54で攪拌・混合されて、生ごみが分解・処理され、投入された生ごみの量は減容される。その間、処理室44内の温度、水分、空気の状態を適正に維持するため、送風機46で吸入した空気をヒータ45で加熱した温風3が回転継手63、回転軸53、通風孔49、送風管50を経て送風孔51から処理室44内に供給される。
【0007】
温風3は内容物の間を通って上昇し、処理によって生ずるガスと共に、排出口55から系外へ排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の縦軸攪拌の生ごみ処理機41は、回転継手63から回転軸53を通して温風を供給しているため、生ごみの処理量を多くするために大型化すると、風量増加のために回転継手63を大径化しなければならないが、大径の回転継手63は高価である。
【0009】
また、回転軸53の下端部にはグランドパッキンやオイルシールなどの軸封装置59を設けることが必要であり、そのメンテナンスも面倒である。
本発明は、消滅型で縦軸攪拌の生ごみ処理機における上記問題を解決するものであって、回転軸の回転継手と軸封装置を不要としてコストを低減し、メンテナンスの手間を省き、処理効率を向上させる生ごみ処理機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、処理室に攪拌羽根の回転軸を垂直に配置し、回転軸を通して温風を処理室内に供給する消滅型の生ごみ処理機において、処理室の底部から立設した温風の供給管と、所定の空隙を保って供給管を囲繞するよう処理室の上部から吊下した回転軸と、回転軸に取付けた送風孔を有する複数本の送風管とを備えることにより上記課題を解決している。
【0011】
本発明の生ごみ処理機では、温風が処理室の底部に固定された供給管を通って回転軸内に送られ、回転軸から送風管を経て送風孔から処理室内に供給されるので、回転軸に回転継手と軸封装置を設ける必要がなく、コストを低減し、メンテナンスの手間を省くことができる。
処理を行うときには、処理室内では、菌床材と生ごみが処理用微生物と共に攪拌羽根で攪拌・混合されて、生ごみが分解・処理される。このとき、送風管を経て送風孔から処理室内に供給される温風は、内容物の間を通って上昇するため、送風管の垂直方向の位置が異なると、空気抵抗が異なる。
【0012】
複数本の送風管がそれぞれ取付位置によって大きさの異なる送風孔を有していれば、各送風管の送風孔からの温風の供給量が均一化され、処理効率を向上させることができる。
具体的には、底部に近い位置に取付けられる送風管は大きい送風孔を有するもの、高い位置に取付けられる送風管は小さい送風孔を有するものとすることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態である消滅型の生ごみ処理機の構成図である。
この生ごみ処理機1は、処理室4の底部に温風の供給口7が設けられ、この供給口7から処理室4内へ、温風の供給管8が垂直に立設されている。供給管8の下端側は、ヒータ5を介して送風機6に接続されている。
【0014】
また、処理室4の上部からは、下部を中空とした攪拌羽根14の回転軸13が、所定の空隙を保って供給管8を囲繞するように吊下されている。
処理室4上には、駆動機12が設置され、この駆動機12に回転軸13の上端が直結されており、駆動機12によって回転軸13と攪拌羽根14に回転が与えられる。
【0015】
回転軸13には、送風孔11を有する複数本の送風管10がこの回転軸13の通風孔9から攪拌羽根14に沿って水平に取付けられている。複数本の送風管10はそれぞれ取付位置によって大きさの異なる送風孔11を有している。即ち、底部に近い位置には、大きい送風孔11を有する送風管10が取付けられ、高い位置には、小さい送風孔11を有する送風管10が取付けられている。
【0016】
処理室4の上部には、生ごみを投入するための投入口18と内部の空気を系外に排出するための排出口15が設けられている。また、内部には、菌床材2が充填され、壁面には菌床材2と生ごみからなる内容物の温度と水分を検出するための温度計16と水分計17とが配置されている。
処理を行うときには、厨房から発生する野菜屑などの生ごみが投入口18から処理室4内に投入される。処理室4内では、菌床材2と生ごみが別途供給される処理用微生物と共に攪拌羽根14で攪拌・混合されて、生ごみが分解・処理され、投入された生ごみの量が減容される。
【0017】
その間、生ごみ処理機1は温度計16と水分計17の検出値に基づいて自動制御され、処理室4内の温度、水分、空気の状態を適正に維持するため、送風機6で吸入した空気をヒータ5で加熱した温風3が供給管8、回転軸13、通風孔9、送風管10を経て送風孔11から処理室4内に供給される。
温風3は内容物の間を通って上昇し、処理によって生ずるガスと共に、排出口15から系外へ排出されるため、送風管10の垂直方向の位置が異なると、空気抵抗が異なるが、底部に近い位置には、大きい送風孔11を有する送風管10が取付けられ、高い位置には、小さい送風孔11を有する送風管10が取付けられているので、各送風管10の送風孔11からの温風3の供給量が均一化される。その結果、微生物の活動にとって最適な環境が得られ、生ごみの量が大幅に減量されて処理効率が向上する。
【0018】
この生ごみ処理機1では、温風3が処理室4の底部に固定された供給管8を通って回転軸13内に送られ、回転軸13から送風管10を経て送風孔11から処理室4内に供給されるので、回転軸13に回転継手と軸封装置を設ける必要がなく、コストを低減し、メンテナンスの手間を省くことができる。また、駆動機12に回転軸13が直結されているので、スプロケットやチェーン等の動力伝達用の部材も不要である。
【0019】
図2及び図3には、それぞれ図1の生ごみ処理機1の攪拌羽根14の形状を変更した例が示されている。
生ごみ処理機1は処理する生ごみの性状に応じてこれらの攪拌羽根14の形状が任意に選択される。攪拌羽根14の形状の変更に合わせて送風管10の配置が若干変更されているが、基本的な構成は同じである。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の生ごみ処理機は、温風が処理室の底部に固定された供給管を通って回転軸内に送られ、回転軸から送風管を経て送風孔から処理室内に供給されるので、回転軸に回転継手と軸封装置を設ける必要がなく、コストを低減し、メンテナンスの手間を省くことができる。
【0021】
また、複数本の送風管がそれぞれ取付位置によって大きさの異なる送風孔を有するよう構成すれば、各送風管の送風孔からの温風の供給量を均一化し、処理効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である消滅型の生ごみ処理機の構成図である。
【図2】攪拌羽根の形状を変更した例を示す生ごみ処理機の構成図である。
【図3】攪拌羽根の形状を変更した例を示す生ごみ処理機の構成図である。
【図4】従来の消滅型の生ごみ処理機の構成図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理機
2 菌床材
3 温風
4 処理室
5 ヒータ
6 送風機
7 供給口
8 供給管
9 通風孔
10 送風管
11 送風孔
12 駆動機
13 回転軸
14 攪拌羽根
15 排出口
16 温度計
17 水分計
18 投入口
【発明の属する技術分野】
本発明は、好気性微生物を利用する消滅型の生ごみ処理機の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
好気性微生物を利用する消滅型の生ごみ処理機では、処理室内の温度・水分・空気等の状態を整えるために、攪拌と給気が行われる。
攪拌手段としては、攪拌羽根の回転軸を水平に配置した横軸攪拌や回転軸を垂直に配置した縦軸攪拌がある。また、給気手段としては、生ごみ処理機の処理室の壁面から給気するものや、中空の回転軸に取付けた送風管から給気するものがある。
【0003】
しかし、給気を処理室の壁面から行う場合、温風が外周部にしか供給できないため、処理室内部を均一な環境に保持することが困難である。従って、給気は中空の回転軸に取付けた送風管から行うことが好ましい。
また、給気を中空の回転軸に取付けた送風管から行う場合、攪拌に横軸攪拌を用いると、羽根に沿って取付けられている送風管からは、攪拌羽根が内容物(菌床材と生ごみの混合物)の外に出ているときも温風を吹き出しているため給気の無駄が多い。
【0004】
そこで、給気の無駄をなくし、処理室内部を均一な環境に保持するためには、図4に示すように、処理室44の中央に攪拌羽根54の回転軸53を垂直に配置した縦軸攪拌の生ごみ処理機41が用いられる。
この生ごみ処理機41では、攪拌羽根54の回転軸53の上部に回転軸用スプロケット61が設けられ、処理室44上に設置された駆動機52の駆動機用スプロケット60から回転軸用スプロケット61にチェーン62が掛け回されており、駆動機52によって回転軸53と攪拌羽根54に回転が与えられる。
【0005】
回転軸53は下端が閉じた中空管となっており、送風孔51を有する送風管50がこの回転軸53の通風孔49から攪拌羽根54に沿って水平に取付けられている。回転軸53の上端には回転継手63が設けられており、回転軸53は回転継手63、ヒータ45を介して送風機46に接続されている。回転軸53の下端部は処理室44の底部を貫通して軸受64で支承されており、回転軸53が処理室44の底部を貫通する部分には、処理室44の内容物の漏出を防止するための軸封装置59が設けられている。
【0006】
処理室44の上部には、生ごみを投入するための投入口58と内部の空気を系外に排出するための排出口55が設けられている。また、内部には、菌床材2が充填され、壁面には菌床材2と生ごみからなる内容物の温度と水分を検出するための温度計56と水分計57とが配置されている。
処理を行うときには、生ごみが投入口58から処理室44内に投入される。処理室44内では、菌床材2と生ごみが別途供給される処理用微生物と共に攪拌羽根54で攪拌・混合されて、生ごみが分解・処理され、投入された生ごみの量は減容される。その間、処理室44内の温度、水分、空気の状態を適正に維持するため、送風機46で吸入した空気をヒータ45で加熱した温風3が回転継手63、回転軸53、通風孔49、送風管50を経て送風孔51から処理室44内に供給される。
【0007】
温風3は内容物の間を通って上昇し、処理によって生ずるガスと共に、排出口55から系外へ排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の縦軸攪拌の生ごみ処理機41は、回転継手63から回転軸53を通して温風を供給しているため、生ごみの処理量を多くするために大型化すると、風量増加のために回転継手63を大径化しなければならないが、大径の回転継手63は高価である。
【0009】
また、回転軸53の下端部にはグランドパッキンやオイルシールなどの軸封装置59を設けることが必要であり、そのメンテナンスも面倒である。
本発明は、消滅型で縦軸攪拌の生ごみ処理機における上記問題を解決するものであって、回転軸の回転継手と軸封装置を不要としてコストを低減し、メンテナンスの手間を省き、処理効率を向上させる生ごみ処理機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、処理室に攪拌羽根の回転軸を垂直に配置し、回転軸を通して温風を処理室内に供給する消滅型の生ごみ処理機において、処理室の底部から立設した温風の供給管と、所定の空隙を保って供給管を囲繞するよう処理室の上部から吊下した回転軸と、回転軸に取付けた送風孔を有する複数本の送風管とを備えることにより上記課題を解決している。
【0011】
本発明の生ごみ処理機では、温風が処理室の底部に固定された供給管を通って回転軸内に送られ、回転軸から送風管を経て送風孔から処理室内に供給されるので、回転軸に回転継手と軸封装置を設ける必要がなく、コストを低減し、メンテナンスの手間を省くことができる。
処理を行うときには、処理室内では、菌床材と生ごみが処理用微生物と共に攪拌羽根で攪拌・混合されて、生ごみが分解・処理される。このとき、送風管を経て送風孔から処理室内に供給される温風は、内容物の間を通って上昇するため、送風管の垂直方向の位置が異なると、空気抵抗が異なる。
【0012】
複数本の送風管がそれぞれ取付位置によって大きさの異なる送風孔を有していれば、各送風管の送風孔からの温風の供給量が均一化され、処理効率を向上させることができる。
具体的には、底部に近い位置に取付けられる送風管は大きい送風孔を有するもの、高い位置に取付けられる送風管は小さい送風孔を有するものとすることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態である消滅型の生ごみ処理機の構成図である。
この生ごみ処理機1は、処理室4の底部に温風の供給口7が設けられ、この供給口7から処理室4内へ、温風の供給管8が垂直に立設されている。供給管8の下端側は、ヒータ5を介して送風機6に接続されている。
【0014】
また、処理室4の上部からは、下部を中空とした攪拌羽根14の回転軸13が、所定の空隙を保って供給管8を囲繞するように吊下されている。
処理室4上には、駆動機12が設置され、この駆動機12に回転軸13の上端が直結されており、駆動機12によって回転軸13と攪拌羽根14に回転が与えられる。
【0015】
回転軸13には、送風孔11を有する複数本の送風管10がこの回転軸13の通風孔9から攪拌羽根14に沿って水平に取付けられている。複数本の送風管10はそれぞれ取付位置によって大きさの異なる送風孔11を有している。即ち、底部に近い位置には、大きい送風孔11を有する送風管10が取付けられ、高い位置には、小さい送風孔11を有する送風管10が取付けられている。
【0016】
処理室4の上部には、生ごみを投入するための投入口18と内部の空気を系外に排出するための排出口15が設けられている。また、内部には、菌床材2が充填され、壁面には菌床材2と生ごみからなる内容物の温度と水分を検出するための温度計16と水分計17とが配置されている。
処理を行うときには、厨房から発生する野菜屑などの生ごみが投入口18から処理室4内に投入される。処理室4内では、菌床材2と生ごみが別途供給される処理用微生物と共に攪拌羽根14で攪拌・混合されて、生ごみが分解・処理され、投入された生ごみの量が減容される。
【0017】
その間、生ごみ処理機1は温度計16と水分計17の検出値に基づいて自動制御され、処理室4内の温度、水分、空気の状態を適正に維持するため、送風機6で吸入した空気をヒータ5で加熱した温風3が供給管8、回転軸13、通風孔9、送風管10を経て送風孔11から処理室4内に供給される。
温風3は内容物の間を通って上昇し、処理によって生ずるガスと共に、排出口15から系外へ排出されるため、送風管10の垂直方向の位置が異なると、空気抵抗が異なるが、底部に近い位置には、大きい送風孔11を有する送風管10が取付けられ、高い位置には、小さい送風孔11を有する送風管10が取付けられているので、各送風管10の送風孔11からの温風3の供給量が均一化される。その結果、微生物の活動にとって最適な環境が得られ、生ごみの量が大幅に減量されて処理効率が向上する。
【0018】
この生ごみ処理機1では、温風3が処理室4の底部に固定された供給管8を通って回転軸13内に送られ、回転軸13から送風管10を経て送風孔11から処理室4内に供給されるので、回転軸13に回転継手と軸封装置を設ける必要がなく、コストを低減し、メンテナンスの手間を省くことができる。また、駆動機12に回転軸13が直結されているので、スプロケットやチェーン等の動力伝達用の部材も不要である。
【0019】
図2及び図3には、それぞれ図1の生ごみ処理機1の攪拌羽根14の形状を変更した例が示されている。
生ごみ処理機1は処理する生ごみの性状に応じてこれらの攪拌羽根14の形状が任意に選択される。攪拌羽根14の形状の変更に合わせて送風管10の配置が若干変更されているが、基本的な構成は同じである。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の生ごみ処理機は、温風が処理室の底部に固定された供給管を通って回転軸内に送られ、回転軸から送風管を経て送風孔から処理室内に供給されるので、回転軸に回転継手と軸封装置を設ける必要がなく、コストを低減し、メンテナンスの手間を省くことができる。
【0021】
また、複数本の送風管がそれぞれ取付位置によって大きさの異なる送風孔を有するよう構成すれば、各送風管の送風孔からの温風の供給量を均一化し、処理効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である消滅型の生ごみ処理機の構成図である。
【図2】攪拌羽根の形状を変更した例を示す生ごみ処理機の構成図である。
【図3】攪拌羽根の形状を変更した例を示す生ごみ処理機の構成図である。
【図4】従来の消滅型の生ごみ処理機の構成図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理機
2 菌床材
3 温風
4 処理室
5 ヒータ
6 送風機
7 供給口
8 供給管
9 通風孔
10 送風管
11 送風孔
12 駆動機
13 回転軸
14 攪拌羽根
15 排出口
16 温度計
17 水分計
18 投入口
Claims (2)
- 処理室に攪拌羽根の回転軸を垂直に配置し、回転軸を通して温風を処理室内に供給する消滅型の生ごみ処理機であって、処理室の底部から立設された温風の供給管と、処理室の上部から吊下され所定の空隙を保って供給管を囲繞する回転軸と、回転軸に取付けられた送風孔を有する複数本の送風管とを備えたことを特徴とする生ごみ処理機。
- 複数本の送風管がそれぞれ取付位置によって大きさの異なる送風孔を有することを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002190505A JP2004033810A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 生ごみ処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002190505A JP2004033810A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 生ごみ処理機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004033810A true JP2004033810A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31700409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002190505A Withdrawn JP2004033810A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 生ごみ処理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004033810A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102583693A (zh) * | 2012-01-18 | 2012-07-18 | 上海百顺交通器材有限公司 | 一种分解地沟油块渣高效处理装置 |
JP5886929B1 (ja) * | 2014-10-23 | 2016-03-16 | 佐竹化学機械工業株式会社 | 撹拌装置 |
CN114210289A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-03-22 | 夏剑锋 | 一种对苯二异氰酸酯的生产工艺 |
-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002190505A patent/JP2004033810A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102583693A (zh) * | 2012-01-18 | 2012-07-18 | 上海百顺交通器材有限公司 | 一种分解地沟油块渣高效处理装置 |
JP5886929B1 (ja) * | 2014-10-23 | 2016-03-16 | 佐竹化学機械工業株式会社 | 撹拌装置 |
JP2016083592A (ja) * | 2014-10-23 | 2016-05-19 | 佐竹化学機械工業株式会社 | 撹拌装置 |
CN114210289A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-03-22 | 夏剑锋 | 一种对苯二异氰酸酯的生产工艺 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |