JP2004033609A - エアゾール容器とその放散持続器 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアゾール容器外部に噴射された被噴射剤を、空気中に一度に放散させてしまうではなく、徐々に放散させることを可能とする。
【解決手段】本願発明に係るエアゾール容器は、芳香剤等の薬剤を揮発可能に保持することが可能な吸収部材3と、当該吸収部材3を収容する通気性を備えた収容部材4と、収容部材4に設けられた導入部5とを備える。収容部材4は、容器本体1外部に設けられると共に吸収部材3より充分に大きな空間を有することにより、吸収部材3が収容部材4内で動くことができるように収容されている。導入部5は、噴射部2から容器本体1の外部に噴射された被噴射剤を収容部材4内に導き、被噴射剤を、収容部材4内の吸収部材3に吸着させて、徐々に空気中に放散させる。
【選択図】     図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、エアゾール容器とその放散持続器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
芳香剤のエアゾール缶は、噴射バルブを缶本体に備えるものであり、この噴射バルブを作動させることにより、缶内の芳香剤を缶外部へ噴射し、周囲に芳香を漂わせることができる。
しかし、噴射された芳香剤は、直ちに空気中に分散してしまい、芳香はすぐ消えてしまうものであった。
そのため、周囲に芳香を長らく漂わせようとすれば、頻繁に芳香剤を噴射する必要に迫られる。このように噴射を頻繁に行う必要に迫られるのは煩わしく、また、芳香剤の消費を速めてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本願発明は、エアゾール容器外部に噴射された被噴射物を、空気中に一度に分散させてしまうではなく、吸収部材を用いることにより徐々に分散させることを可能とするエアゾール容器とその放散持続器を提供することにより、上記の課題を解決するものである。
本願の第2の目的は、吸収部材からの薬剤の放散が活発に行われ得る部位を変更することができ、放散効率を改善することができるエアゾール容器とその放散持続器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る発明は、被噴射剤が収容された容器本体1と、容器本体1に設けられ作動することにより被噴射剤を外部へ噴射する噴射部2とを有するエアゾール容器において、芳香剤等の薬剤を揮発可能に保持することが可能な吸収部材3と、当該吸収部材3を収容する通気性を備えた収容部材4と、収容部材4に設けられた導入部5とを備え、収容部材4は、容器本体1外部に設けられると共に吸収部材3より大きな空間を有するものであり、この収容部材4に吸収部材が収容され、導入部5は、噴射部2から容器本体1の外部に噴射された被噴射剤を収容部材4内に導くものであることを特徴とするエアゾール容器を提供する。
【0005】
本願の請求項2に係る発明は、請求項1記載のエアゾール容器にあって、上記の吸収部材3がスポンジ玉等の軽量部材から構成され、この軽量部材が複数個、充分に大きな空間を有する収容部材4内に収納され、収容部材4内に導かれた被噴射剤の噴射によって吸収部材3が収容部材4内で動くことを特徴とする請求項1記載の何れかに記載のエアゾール容器を提供する。ここで、軽量部材とは、被噴射剤の噴射によって吸収部材3が収容部材4内で動くことができる程度の軽さを備えた部材であることを意味する。
【0006】
本願の請求項3に係る発明は、収容部材4が透明又は半透明な部分を有することにより、外部から吸収部材3を視認することができることを特徴とする請求項1又は2記載のエアゾール容器を提供する。
【0007】
本願の請求項4に係る発明は、芳香剤等の薬剤を揮発可能に吸着保持する吸収部材3と、当該吸収部材3を収容する通気性を備えた収容部材4と、収容部材4をエアゾール缶に取付けることが可能な接続部と、当該接続部にて収容部材4がエアゾール缶に接続された状態にあってエアゾール缶から噴射された被噴射剤を収容部材4内に導入する導入部5とを備え、収容部材4は吸収部材3より充分に大きな空間を有することにより、吸収部材3が収容部材4内で動くことができるように収容されたことを特徴とするエアゾール用の放散持続器を提供する。
本願の請求項5に係る発明は、導入部5が収容部材4の下端に設けられ、この導入部5が接続部を兼ねるものであることを特徴とする請求項4記載のエアゾール用の放散持続器を提供する。
【0008】
本願の請求項1発明は、エアゾール缶などの容器本体から一旦噴射された被噴射物を、通気性を備えた収容部材4に導入し、当該収容部材4内の吸収部材3に吸着させて、徐々に空気中に分散させることを可能とした。
本願の請求項2の発明は、エアゾール缶などの容器本体から一旦噴射された被噴射剤を、通気性を備えた収容部材4に導入し、当該収容部材4内の吸収部材3に付与することができる。吸収部材3に吸収された薬剤は、通気性を備えた収容部材4から外部に、徐々に放散する。ここで、収容部材4は吸収部材3より充分に大きな空間を有することにより、吸収部材3が収容部材4内で動くことができる。従って、吸収部材3の位置が変わったり、上下左右に回動したりするため、吸収部材3からの薬剤の放散が活発に行われ得る部位を変更することができ、放散効率を改善することができる。
特に、請求項2のエアゾール容器にあっては、吸収部材3をスポンジ玉等の軽量部材から構成し、収容部材4内に導かれた被噴射剤の噴射によって吸収部材3が収容部材4内で動くようにしたため、エアゾール容器を振ったり動かしたりしなくとも、エアゾールの噴射のみで、吸収部材3の位置が変わったり上下左右に動いたりして、いわば自動的に、吸収部材3からの薬剤の放散が活発に行われ得る部位を変更することができる。
また、収容部材4を透明又は半透明な部分を有するものとし、外部から吸収部材3を視認することができることにより、吸収部材3が、動いている状態、例えば舞っている状態を、収容部材4が備える透明又は半透明な部分から観察することができるので、使用者の目を楽しませ、装飾性を高めることもできる。
本願の請求項4の発明に係るエアゾール用放散持続器は、規格化された一般的なエアゾール缶に取り付けて、使用できる。そして、エアゾール缶などの容器本体から一旦噴射された被噴射物を、通気性を備えた収容部材4に導入し、当該収容部材4内の吸収部材3に付与することができる。吸収部材3に吸収された薬剤は、通気性を備えた収容部材4から外部に、徐々に放散する。ここで、収容部材4は吸収部材3より充分に大きな空間を有することにより、吸収部材3が収容部材4内で動くことができる。従って、吸収部材3の位置が変わったり、上下左右に回動したりするため、吸収部材3からの薬剤の放散が活発に行われ得る部位を変更することができ、放散効率を改善することができる。
さらに、請求項5の発明に係るエアゾール用放散持続器は、吸収部材3に確実に被噴射剤を当てることができ、しかも、エアゾール缶に取り付けるだけで、直ちに上記被噴射剤を収容部材4内へ導く手段を付与することができたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本願発明の実施形態について説明する。図1本願発明の一実施の形態の全体斜視図であり、図2は上記実施の形態の縦断面図である。
各図において、説明の便宜上、Uは上方を、Sは下方を示す。
【0010】
図1に示す通り、このエアゾール容器は、被噴射剤が収容された容器本体1と、容器本体1に設けられた噴射部2と、噴射部2を作動させる作動部20と、放散持続器40と、カバー6とを備える。
各部の構成について、以下順に説明する。
【0011】
容器本体1は、芳香剤などの被噴射剤を収容するエアゾール缶であり、その上部に上記の噴射部2を備える。噴射部2は、噴孔を有する噴射ノズルであり、ステム(図示せず)を介して容器本体1内に設けられた噴射バルブ(図示せず)に接続されていることによって、容器本体1内の被噴射剤を容器本体1外部へ噴射する。作動部20は、操作ボタン21を備え、この操作ボタン21を押すことによって、噴射ノズルのステムを傾倒させる等の噴射のための作動を行い、これにより噴射バルブを開き、噴射部2から被噴射剤を噴射ガスと共に噴射させる。この例では、人が指で操作することによって噴射させる操作ボタン21としているが、所定時間毎に噴射を行うような自動作動機構としてもよい。
【0012】
放散維持器40は、容器本体1と別体に形成されたものであり、本体である透明な素材にて形成された球状の収容部材4と、収容部材4に収容される吸収部材3とを備え、収容部材4の下部には導入部5が形成されている。
【0013】
上記の吸収部材3は、軽量部材から構成されている。この軽量部材としては、被噴射剤の噴射によって吸収部材3が収容部材4内で動くことができる程度(より望ましくは浮き上がり、舞い上がる程度)の軽さを備えた部材であればよい。具体的には、スポンジ、軽量のセラミック、不織布、織布、糸、紙等々の多孔質体や繊維質体によって形成することができるが、薬剤を吸収することができ、且つ、放散することができる種々の軽量の素材を採用することができる。また、形状についても、球状、直方体や立方体、星型、シート状等々、種々変更して実施し得る。また、種々の色彩で色違いのものを用意することにより、舞い上がった際に、人目を引き、極めて華やかな装飾効果を奏する。
この吸収部材3は、少なくとも1個、望ましくは複数個、より望ましくは小さなものを10個以上、収容部材4に収納するようにしておく。
ただし、吸収部材3は、スポンジ玉のような軽量部材から構成する他、収容部材4内にて舞う必要がない場合、セラミックや炭といった多孔質の素材や繊維素材など、エアゾールの吸着性や再放散に優れた素材であることを条件に、被噴射剤の噴射によって動かない程度の重さを備えたものであってもよい。なお、この場合には、エアゾール容器全体を手で揺すったりすることにより、吸収部材3の位置を変更すればよい。ただ、エアゾール容器を壁に固定する等した場合には、前述のように軽量の吸収部材3を用いる方が好ましい。
さらに、吸収部材3は、収容部材4に不動に固定されたものとしても実施することもできる。
【0014】
この例では、収容部材4は、吸収部材3を動くことができるように収容する容器として機能するもので、内部と外部との通気性を確保するための貫通孔41…41が形成されている。この例では、貫通孔41は内部の吸収部材3が飛び出すことがない程度の大きさとして実施しているが、吸収部材3よりも大きなものとして実施することもできる。また、上部を開放した皿状やボウル状等の受け部材のものとして実施することも可能である。なお、図1に示すように、貫通孔41…41は、幾何学的な或いは植物などのデザインをかたどったものとすれば装飾性を高める上で、有利である。
この収容部材4は、吸収部材3が動き得るように、吸収部材3よりも大きな内部空間(皿状や椀状等の受け部材の場合には、吸収部材3が飛び出さないように保持できる空間)を有するものであることが望ましい。より望ましくは、収容部材4の内部空間を、吸収部材3が占める体積の2倍以上とする。
【0015】
収容部材4は、分離可能な下部形成体4bと上部形成体4aとにて構成され、両形成体4a,4bを分離することによって、内部に吸収部材3を収容することができる。両形成体4a,4bは、ネジ溝を形成して螺合するなどの、周知の取付け手段4cにて、一体とすることができる。両形成体4a,4bを着脱可能とする他、吸収部材3を収納後は、接着剤等で着脱不能に固定して開閉不能としてもよい。この例では、導入部5の内径が吸収部材3よりも大きなものとしたため、収容部材4を開閉部を設けたが、吸収部材3を導入部5から入れられる大きさとすれば、開閉部を設ける必要はない。
また、この例では、複数の吸収部材3間に隙間がある状態で収容部材4に収容されるため、エアゾール缶から噴射された被噴射剤の一部は、隙間を通って、収容部材4の貫通孔41から、直接外部に放散される。そのため、噴射した直後に充分な薬剤が放散され、使用者に、噴射の実感を与えることができる。
他方、上方が閉ざされた内部空間を有する収容部材4とした場合、特に、吸収部材3よりも小さいな貫通孔41を備えたものとした場合には、内部空間内に噴射直後の薬剤の一部が残留し、その後、一部は貫通孔41から放散するが他の一部は吸着部材3全体に吸着される。その比率は、貫通孔41の大きさや数や位置によって調整できるものである。このように、吸収部材3よりも大きな内部空間を有する収容部材4内に、吸収部材3を配位することによって、噴射直後に薬剤が外部に放散される薬剤の量と、吸収部材3に一旦吸収される薬剤の量とを調整することができるものである。
【0016】
上記の導入部5は、エアゾール缶から噴射された被噴射剤を収容部材4内に導入するものであり、収容部材4の下部形成体4bの底部に形成され、容器本体1に放散維持器40を接続する接続部を兼ねる。即ち、図2に示すように、導入部5は、収容部材4の底面から下方に伸びる筒状に形成され、容器本体1の噴射部2(噴射バルブ又は噴射ノズル或いはディスペンサ)に嵌合可能である。導入部5は、収容部材4の内部と収容部材4の外部とを連絡するものである。従って、容器本体1の噴射部2との上記接続により、容器本体1から噴射された芳香剤(被噴射剤)をもらさず、収容部材4内に導入することができる。
上記の通り、導入部5を接続部として、既存のエアゾール缶の上部(噴射部)と嵌合するように形成しておけば、規格化された同種のエアゾール缶の全てに装着することができ、放散維持器40の汎用性を高めることができる。但し、専用のエアゾール缶を用いるものとし、或いは専用の作動部20をエアゾール缶に設けるものとし、嵌合の他、螺合などの別途の接続構造にて接続するものとしても実施可能である。また、導入部5は、噴射されたエアゾール(芳香剤)の全てを、収容部材4内に導くのではなく、被噴射剤の一部を収容部材4内に導くものとしても実施可能である。
導入部5は、収容部材4の下端に設けることにより、内部の吸収部材3を効率よく動かすことができる点で有利であるが、横や上部に設けて実施するものであってもよい。
【0017】
上記のカバー6は、容器本体1と別体に形成され、容器本体1を収容する。このカバー6により容器本体1の主として側部を覆う。これにて容器の安定性を増すことができる。即ち、前述の通り収容部材4を容器本体1の上部に取付けることによって、容器の上方の嵩が増し不安定になりがちであるが、カバー6を装着することによって、このような問題を解消することができる。
このカバー6は、図2に示すように、エアゾール缶(容器本体1)を収容することが可能な収容部60と、作動ボタン21を外部へ露出させる切欠部61と、スカート部62とを備えたケースである。スカート部62は、カバー6の外側を形成する部位であり、下方に向けてその横幅を漸次大きくしている。カバー6は、このような形態を採ることで上記の安定性を増すものである。
収容部60は、内部に当接部63を備えると共に、下方に開口部64を備え、エアゾール缶に対して上方から当該カバー6を被せて、収容部60内にエアゾール缶を収めることができる。当接部63は、収容部60内において、エアゾール缶(容器本体1)の上部やエアゾール缶が備える巻き締め部10の当たりとして、これらと当接する。
上記のカバー6も透明な素材で形成することにより、収容部材4とデザイン上の統一を図ることができ、また、容器本体1を収容しているか否か外部から容易に確認することができる。
【0018】
上記の吸収部材3は、容器本体1から噴射された芳香剤などの薬剤を吸着保持するものとした。この他、予め吸収部材3に芳香剤などの必要とする薬剤を含浸させておいて、このような薬剤に、容器本体1から噴射された薬剤を吸着して、両薬剤を混合するものとしても実施可能である。また、容器本体1の被噴射剤は、芳香剤などの薬剤を含有するものではなく、噴射ガスのみとしても実施可能であり、容器本体1から、ガスのみを噴射し、吸収部材3に予め含浸させておいた薬剤を放散するものとしても実施可能である。また、吸収部材3に予め含浸させておく薬剤と、エアゾール缶内の薬剤とを、異なる種類のものとして実施してもよい。
【0019】
また、上記の実施の形態で、被噴射剤は、芳香剤とした。この他、被噴射剤を、消臭剤、抗菌剤、防虫剤、殺虫剤など、芳香剤以外のものとして実施することも可能である。
【0020】
上記の実施の形態において、収容部材4は、球状のものとしたが、このような形状に限定するものではなく、他の形状を採ることが可能である。例えば、収容部材4を、楕円球や直方体、円柱状体といった他の幾何学的形状、或いは乗り物や動植物や漫画などのキャラクタをかたどったものとしても実施可能である。また、装飾性を必要としないのであれば、収容部材4は不透明な素材にて形成することも可能である。
【0021】
上記の実施の形態において、作動部20は、容器本体1に設けらたものであった。この他、作動部20は、放散維持器40が備えるものとしても実施可能である。また、作動部20は、カバー6に設けられたものとしても実施可能である。
上記のカバー6は、不要であれば設けずに実施することも可能である。
上記において、収容部材4は、カバー6と独立して、容器本体1に取り付けられるものとした。この収容部材4は、カバー6に固定或いは乗せることによって、容器本体1と接続されるものとしても実施可能である。
また、上記の実施の形態において、導入部5は、接続部を兼ねるものとしたが、導入部5と別に接続部が形成されたものとしても実施可能である。この場合、導入部5は、単に収容部材4に設けられた開口部として形成し、接続部は、容器本体1の噴射部2以外の部分に、収容部材4を取り付けるものとすればよい。
上記の実施の形態において、放散持続器40は、エアゾール缶と別体に形成されてエアゾール缶に装着されるものとした。この他、放散持続器40は、当初よりエアゾール缶に設けられたものとしても実施可能である。
【0022】
【発明の効果】
本願発明は、芳香剤などの空気中に放散させる薬剤について、通常のエアゾールの噴射に比して、長らく薬剤の効果を得ることを可能としたエアゾール容器とその放散持続器を提供することができたものである。
さらに、請求項2〜4の発明にあっては、吸収及び放散が行われ得る部位を変更することができ、放散効率を改善することができるエアゾール容器とその放散持続器を提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施の形態の全体斜視図である。
【図2】上記実施の形態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 噴射部
3 吸収部材
4 収容部材
5 導入部

Claims (5)

  1. 被噴射剤が収容された容器本体(1) と、容器本体(1) に設けられ作動することにより被噴射剤を外部へ噴射する噴射部(2) とを有するエアゾール容器において、
    芳香剤等の薬剤を揮発可能に保持することが可能な吸収部材(3) と、当該吸収部材(3) を収容する通気性を備えた収容部材(4) と、収容部材(4) に設けられた導入部(5) とを備え、
    収容部材(4) は、容器本体(1) 外部に設けられると共に吸収部材(3) より大きな空間を有するものであり、この収容部材(4)に吸収部材(3) が収容され、
    導入部(5) は、噴射部(2) から容器本体(1) の外部に噴射された被噴射剤を収容部材(4) 内に導くものであることを特徴とするエアゾール容器。
  2. 上記の吸収部材(3) がスポンジ玉等の軽量部材から構成され、この軽量部材が複数個、充分に大きな空間を有する収容部材(4) 内に収納され、収容部材(4) 内に導かれた被噴射剤の噴射によって吸収部材(3) が収容部材(4) 内で動くことを特徴とする請求項1記載のエアゾール容器。
  3. 収容部材(4) が透明又は半透明な部分を有することにより、外部から吸収部材(3) を視認することができることを特徴とする請求項1又は2記載のエアゾール容器。
  4. 芳香剤等の薬剤を揮発可能に吸着保持する吸収部材(3) と、当該吸収部材(3) を収容する通気性を備えた収容部材(4) と、収容部材(4) をエアゾール缶に取付けることが可能な接続部と、当該接続部にて収容部材(4) がエアゾール缶に接続された状態にあってエアゾール缶から噴射された被噴射剤を収容部材(4) 内に導入する導入部(5) とを備え、
    収容部材(4) は吸収部材(3) より充分に大きな空間を有することにより、吸収部材(3) が収容部材(4) 内で動くことができるように収容されたことを特徴とするエアゾール用の放散持続器。
  5. 導入部(5) が収容部材(4) の下端に設けられ、この導入部(5) が接続部を兼ねるものであることを特徴とする請求項4記載のエアゾール用の放散持続器。
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