JP2004032639A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshinao Kitahara
北原 義奈朗
Yasumasa Tsukamoto
塚本 恭正
Junji Sato
佐藤 純二
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Abstract

【課題】所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能な画像形成装置を実現する。
【解決手段】原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する画像形成装置であって、画像形成に必要な各種パラメータとして、少なくとも原稿方向と記録紙綴じ方向とが入力されるパラメータ入力手段126aと、画像の回転処理における回転角度が入力される角度入力手段126bと、入力されたパラメータと入力された回転角度とのいずれかに基づいて形成する画像の回転角度を決定する角度決定手段1111と、決定された回転角度に基づいて形成すべき画像の回転処理を行う画像処理手段1112と、画像処理された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段118と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、所望の状態の画像を容易に得ることができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する画像形成装置の場合、画像形成に必要な各種パラメータとして、少なくとも原稿方向と記録紙綴じ方向とのパラメータが入力される必要がある。
【0003】
ここで、「原稿方向」とは、画像読み取り部の原稿載置部あるいはADFの原稿積載部に、原稿の上下左右を置いた向きのことである。また、「綴じ方向」とは、画像形成された記録紙をステープル処理などで綴じる場合のいずれか一方の辺の方向である。
【0004】
以下、原稿方向の設定と記録紙の綴じ方向の設定、およびそれらによって生じる画像回転の処理について説明する。
図10は画像形成装置のタッチパネル兼表示部で構成された操作入力部に表示される基本画面である。この図10の基本画面の▲1▼の「原稿設定」をユーザが押下すると、図11のような「原稿の読み込み条件」に関する表示画面が操作入力部に表示される。
【0005】
ここで、ユーザは自分が、画像読み取り部の原稿載置部あるいはADFの原稿積載部に、原稿の上下左右をどのように置いているか(どのように読み込ませるか)を見て、それに合わせてこの図11で原稿セット方向(以下、単に原稿方向)の▲1▼〜▲4▼のいずれかを選択する。なお、必要に応じて、原稿画質、特殊原稿、定型/不定形原稿などの設定も行う。
【0006】
上述した図11の原稿方向の設定が完了して「OK」をユーザが押下すると、操作入力部の表示は再び図10の基本画面に戻る。
この図10の基本画面の▲2▼の「出力設定」をユーザが押下すると、図12のような「綴じ方向」の設定項目を含んだフィニッシャーモードに関する表示画面が操作入力部に表示される。
【0007】
ここで、ユーザが意図する両面画像形成時の綴じ方向が、左右綴じであるか、上綴じであるかについて、この図12で両面とじ方向(以下、単に綴じ方向)の▲1▼〜▲2▼のいずれかを選択する。なお、必要に応じて、排紙トレイ、ステイプル、後処理などの設定も行う。
【0008】
上述した図12の綴じ方向の設定が完了して「OK」をユーザが押下すると、操作入力部の表示は再び図10の基本画面に戻る。なお、以上の原稿方向と綴じ方向の設定の順序はどちらが先でもよい。また、必要に応じてユーザは図10の基本画面から倍率や濃度などの各種設定を行う。
【0009】
以上のようにして原稿方向と綴じ方向との設定がなされた場合、これらの設定に基づいて画像制御部などが、形成する画像の回転角度を決定し、画像の回転処理を実行してから画像形成を実行する。
【0010】
図13は上述した原稿方向と綴じ方向の設定に基づいて、片面原稿を両面プリントした場合に、画像制御部が制御する画像回転の様子を一覧表形式で示した説明図である。
【0011】
なお、この図13のプリント出力の説明欄において、黒い太線は綴じる辺を示しており、また、黒く三角に塗ってある角部分は1箇所ステープルモード時に針を打つ角を表している。
【0012】
たとえば、原稿方向設定が図13▲1▼のように選択された場合、綴じ方向として左綴じが選択されると、画像回転は表面・裏面ともに0度である。また、原稿方向設定が図13▲1▼のように選択された場合であって、綴じ方向として上綴じが選択されると、画像回転は表面は0度であるものの、裏面は180度である。
【0013】
また、原稿方向設定が図13▲2▼のように選択された場合、綴じ方向として左綴じが選択されると、画像回転は表面は0度であるものの、裏面は180度である。また、原稿方向設定が図13▲2▼のように選択された場合であって、綴じ方向として上綴じが選択されると、画像回転は表面・裏面ともに0度である。
【0014】
また、原稿方向設定が図13▲3▼のように選択された場合、綴じ方向として左綴じが選択されると、画像回転は表面・裏面ともに180度である。また、原稿方向設定が図13▲3▼のように選択された場合であって、綴じ方向として上綴じが選択されると、画像回転は表面は180度であるものの、裏面は0度である。
【0015】
また、原稿方向設定が図13▲4▼のように選択された場合、綴じ方向として左綴じが選択されると、画像回転は表面は180度であるものの、裏面は0度である。また、原稿方向設定が図13▲4▼のように選択された場合であって、綴じ方向として上綴じが選択されると、画像回転は表面・裏面ともに180度である。
【0016】
なお、以上の説明は、原稿方向と記録紙方向とが一致している場合であるため、原稿方向と記録紙方向とが90度異なっている場合には、以上の回転角度は一律に90度回転させる必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
以上の図13のように、原稿方向の設定と綴じ方向の設定とによって、形成すべき画像の回転角度が異なっているため、設定の間違いがあると、異なる向きの画像が記録紙上に形成されてしまうことになる。
【0018】
また、一般的な装置の場合、ユーザによって何も操作されない場合には初期設定の項目が選択されたことになる。たとえば、図11の原稿方向の設定では▲1▼が、図12の綴じ方向の設定では▲1▼が初期設定されており、ユーザの設定忘れによって、自動的に初期設定の項目が選択された状態になる。
【0019】
このため、原稿方向と綴じ方向との設定間違いや設定忘れによって、ユーザが意図していたのとは異なる向きの画像が形成された記録紙が出力される可能性がある。
【0020】
なお、確認プリント機能などで1枚だけ試しにプリントしてみて間違いに気づいたとしても、一般的な画像形成装置では原稿方向の設定については後から訂正できないため、所望の状態に訂正できない問題がある。
【0021】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記の課題を解決する手段としての本願発明は以下に述べるようなものである。
【0023】
(1)請求項1記載の発明は、原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する画像形成装置であって、画像の回転処理における回転角度が入力される角度入力手段と、入力された回転角度に基づいて形成すべき画像の回転処理を行う画像処理手段と、画像処理された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0024】
この発明では、原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する際に、画像の回転処理における回転角度が入力され、入力された回転角度に基づいて形成する画像の回転角度を決定し、決定された回転角度に基づいて形成すべき画像の回転処理を行い、画像処理された画像データに基づいて画像形成を行う。
【0025】
すなわち、入力された角度を回転角度として決定することが可能であるため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。このため、原稿方向と綴じ方向との設定間違いや設定忘れ等が発生しても、また、そのよな設定が行えない装置であっても、回転角度を直接指定できるため、ユーザが意図していたのとは異なる向きの画像が形成された記録紙が出力される問題を解決することができる。
【0026】
(2)請求項2記載の発明は、原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する画像形成装置であって、画像形成に必要な各種パラメータとして、少なくとも原稿方向と記録紙綴じ方向とが入力されるパラメータ入力手段と、画像の回転処理における回転角度が入力される角度入力手段と、入力されたパラメータと入力された回転角度とのいずれかに基づいて形成する画像の回転角度を決定する角度決定手段と、決定された回転角度に基づいて形成すべき画像の回転処理を行う画像処理手段と、画像処理された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0027】
この発明では、原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する際に、原稿方向と記録紙綴じ方向とがパラメータとして入力され、さらに画像の回転処理における回転角度が入力され、入力されたパラメータと入力された回転角度とのいずれかに基づいて形成する画像の回転角度を決定し、決定された回転角度に基づいて形成すべき画像の回転処理を行い、画像処理された画像データに基づいて画像形成を行う。
【0028】
すなわち、原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であるため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0029】
このため、原稿方向と綴じ方向との設定間違いや設定忘れ等が発生しても、回転角度を直接指定できるため、ユーザが意図していたのとは異なる向きの画像が形成された記録紙が出力される問題を解決することができる。
【0030】
(3)請求項3記載の発明は、前記角度決定手段は、入力されたパラメータに基づいて回転角度を決定するか、入力された回転角度を用いるか、を切り換え可能に構成されている、ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
【0031】
この発明では、上記(2)の角度決定手段において、入力されたパラメータに基づいて回転角度を決定するか、入力された回転角度を用いるか、を切り換え可能である。なお、この切り換えとしては、決定前の事前設定による切り換え、決定後の選択による切り換えなどが考えられる。
【0032】
すなわち、原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であり、いずれを用いるかが切り換え可能であるため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0033】
(4)請求項4記載の発明は、前記角度決定手段は、前記角度入力手段に回転角度が入力された場合には、パラメータ入力手段に入力されたパラメータにかかわらず、前記入力された回転角度を用いる、ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
【0034】
この発明では、上記(2)において、角度入力手段にユーザからの回転角度が入力操作がなされた場合には、パラメータ入力手段に入力されたパラメータにかかわらず、入力された回転角度を用いるようにしている。
【0035】
すなわち、原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であり、かつ、入力された角度を優先的に用いるようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0036】
(5)請求項5記載の発明は、前記角度入力手段は、形成すべき全画像に対して一括して回転角度の指定が可能である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0037】
この発明では、上記(1)〜(4)において、角度入力手段では、形成すべき全頁の画像に対して、一括して同一の回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0038】
(6)請求項6記載の発明は、前記角度入力手段は、形成すべき画像のうち、記録紙の少なくとも一方の面に形成すべき画像に対して回転角度の指定が可能である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0039】
この発明では、上記(1)〜(4)において、角度入力手段では、形成すべき画像の少なくとも一方の面に対して、一括して同一の回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0040】
(7)請求項7記載の発明は、前記角度入力手段は、形成すべき画像のうち、記録紙の両面に形成すべき画像のそれぞれに対して各面で異なる回転角度の指定が可能である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0041】
この発明では、上記(1)〜(4)において、角度入力手段では、形成すべき画像の両面に対して、それぞれの各面で回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、両面画像形成の際にも各面で所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0042】
(8)請求項8記載の発明は、前記角度入力手段は、複数頁の記録紙に形成すべき画像のうち、記録紙のいずれの頁に形成すべき任意の画像に対して回転角度の指定が可能である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0043】
この発明では、上記(1)〜(4)において、角度入力手段では、形成すべき画像のうちのいずれか任意の頁の画像に対して、回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0044】
(9)請求項9記載の発明は、入力されたパラメータあるいは入力された回転角度に基づいて決定されて回転処理された画像を確認プリントとして画像形成する制御を行う制御手段を備え、前記角度決定手段は、前記確認プリントの画像形成の後に前記角度入力手段に再入力された回転角度を用いて回転角度を決定する、ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0045】
この発明では、(2)〜(8)において、回転処理された画像を確認プリントとして画像形成する制御を行う機能を備え、確認プリントの画像形成の後に、再入力された回転角度を用いて回転角度を決定することが可能に構成されている。このようにしているため、必要に応じて修正が可能であり、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0046】
(10)請求項10記載の発明は、片面の原稿を読み込んで得た画像を記録紙の両面に形成する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0047】
この発明では、片面の原稿を読み込んで得た画像を記録紙の両面に形成する際に、上記(1)〜(9)の各構成および動作を行うようにしており、これにより、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0048】
(11)請求項11記載の発明は、前記角度入力手段は、回転角度の指定として、0°,90°,180°,270°のいずれかを選択して指定することが可能である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0049】
この発明では、上記(1)〜(10)の各構成および動作を行う際に、回転角度の指定として、0°,90°,180°,270°のいずれかを選択して指定することが可能なようにしており、これにより、所望の向きに形成された画像を簡易な操作で容易に得ることが可能になる。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態例では、画像形成装置として複写機を具体例にして説明する。同様に、画像処理方法としては画像形成装置(複写機)の動作により説明する。
【0051】
〈第1の実施の形態例〉
まず図3を参照して本実施の形態例の画像形成装置が適用される装置の全体構成を説明する。
【0052】
この図3において、10は電子写真方式などにより記録紙上に画像を形成する画像形成部、20は原稿の画像を読み取ることで画像データを生成・出力する画像読取部、30は画像形成部10から排出された記録紙に対してソーティング、ステープリング、パンチング等の後処理をする後処理部である。
【0053】
画像形成部10は、感光体11を有し、該感光体11上に、帯電、露光、現像によりトナー像を形成し、感光体11に形成されたトナー像を記録紙に転写する像形成ユニット12、画像が形成される記録紙を収納する給紙部13a、13b、13c、13d、両面画像形成用の記録紙反転部14及び記録紙上のトナー像を定着する定着器15を有する。
【0054】
画像読取部20は原稿が載置される原稿載置部21、原稿を搬送し、読み取り位置を形成するプラテンローラ22、読み取り済み原稿が載置される原稿排紙台23及び画像光を受光し、画像信号に変換するイメージセンサ24を有する。
【0055】
つぎに、図1により画像形成装置の主要な構成要素の電気的構成を示す。この図1の画像形成装置は本体部110と操作部120に分けることができ、それぞれに制御手段としてのCPUが設けられている。
【0056】
本体部110において、111は画像形成装置の各部を制御する本体CPU、112は実行する処理プログラムを格納するROM、113は本体CPU111が処理プログラムを実行する際に使用される作業エリアとしてのRAM、114は各種設定パラメータを格納する不揮発RAM、115は各種データの入出力に使用される入出力ポート、116は本体部と操作部との通信を制御するシリアル通信制御ユニット、である。なお、117、118はそれぞれ図2における画像読取部20、画像形成部10の電気的構成である。
【0057】
また、操作部120において、121は各種の操作と各種の表示のための制御をする操作部CPU、122は操作部CPU121が実行する各種のプログラムを格納するROM、123は操作部CPU121が処理プログラムを実行する際に使用される作業エリアとしてのRAM、124は各種データの入出力に使用される入出力ポート、125は本体部と操作部との通信を制御するシリアル通信制御ユニット、126は操作の受付を行う入力手段としてのタッチパネル、127は操作部CPU121からの指令を受けてパターンや文字の表示の制御を行うLCDコントローラ、128はパターンや文字を表示するLCD(液晶表示ディスプレイ)である。
【0058】
なお、操作入力部全体としては、表示と入力の受付を行うタッチパネル126以外に、電源キー、コピースタートキー、テンキー等のハードキー129が設けられる。
【0059】
タッチパネル126とLCD128とは電気的には図示のように分かれているが、機械的には重ねて配置されている。したがって、LCD128で表示されている位置でタッチパネル126を押下して操作することで、所定のボタンを押下したと等しい状態が生成される。
【0060】
本体CPU111は、後に説明するジョブの実行のための制御を行い、操作部CPU121は本体CPUの制御の基に、操作部パネルにおける画面表示の制御を主として行う。
【0061】
また、図2は本実施の形態例の画像形成装置を機能別に見た場合のブロック図である。この図2において、本体CPU111および実行プログラム内には、角度決定手段1111と、画像処理手段1112とが含まれている。また、角度決定手段1111内には、入力されたパラメータに基づいて形成する画像の回転角度を算出する角度算出部1111aと、入力された角度に基づいて形成する画像の回転角度を選択する指定角度選択部1111bとが設けられている。そして、タッチパネル126内には、画像形成に必要な各種パラメータとして少なくとも原稿方向と記録紙綴じ方向とが入力されるパラメータ入力手段126aと、画像の回転処理における回転角度が数値として入力される角度入力手段126bと、が設けられている。
【0062】
この図2の画像形成装置では、原稿読取部117で原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する際に、原稿方向と記録紙綴じ方向とがパラメータとしてパラメータ入力手段126aから入力され、さらに画像の回転処理における回転角度が角度入力手段126bから入力され、入力されたパラメータと入力された回転角度とのいずれかに基づいて形成する画像の回転角度を角度決定手段1111が決定し、決定された回転角度に基づいて形成すべき画像の回転処理を画像処理手段1112が行い、画像処理された画像データに基づいて画像形成部118が画像形成を行う。
【0063】
なお、本体CPU111は画像形成や画像処理のためのプログラムを実行しており、そのプログラムに基づいて本実施の形態例の動作の制御や各種画像処理の制御を実行するものである。また、この実施の形態例の画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタなどの各種の装置が該当する。また、画像形成部118は、レーザビームを用いる電子写真方式のもののほか、LEDプリントヘッドを用いるものや、インクジェット方式のものでもよい。
【0064】
以上のような画像形成装置において、本実施の形態例の特徴部分の動作について、角度決定を含めた画像形成について図4のフローチャート、および図5以降の説明図などを参照して動作説明を行う。
【0065】
まず、ユーザは画像形成装置によって複写(原稿の読み取りと記録紙への画像形成)を行う場合、原稿を原稿載置部21に載置し、タッチパネル126から各種設定を行う(図4S1)。
【0066】
図5は、図1に示す実施の形態のタッチパネル126に対してLCD128から表示される基本画面例を示す。基本画面は、画像形成装置の標準的操作の際に使用されて、標準的な使用における各種の操作項目の表示及び該項目の入力を受け付ける画面である。基本画面は、また各種の特殊モードや特殊画面に入るための操作キーが設けられている。
【0067】
メッセージエリアとしての左上欄には、「コピーできます」のほか、「原稿をセットして下さい」などのユーザに対する指示や「予約リスト表示」のような機械の状態の説明が表示される。
【0068】
なお、基本画面を用いて、「原稿方向」、「両面選択」、「濃度」、「倍率」、「サイズ選択」等の画像形成条件のみでなく、出力設定や応用設定の利用などの画像記録条件を設定することができる。応用設定の詳細な設定等の画像記録の条件は後に説明するように、階層化された画面の下位の画面を用いて設定される。また、本実施の形態例では、この基本画面の応用設定の選択ボタンとして、「画像回転設定」(図5▲3▼)が設けられていることを特徴としている。なお、この基本画面内の一般的な部分については詳細な説明を省略する。
【0069】
この図5の基本画面の▲1▼の「原稿設定」をユーザが押下すると、既に図11で説明したような「原稿の読み込み条件」に関する表示画面がタッチパネル126と一体に構成されたLCD128に表示される。
【0070】
ここで、ユーザは自分が、画像読み取り部の原稿載置部あるいはADFの原稿積載部に、原稿の上下左右をどのように置いているかを見て、それに合わせてこの図11で原稿セット方向(以下、単に原稿方向)の▲1▼〜▲4▼のいずれかを選択する。なお、必要に応じて、原稿画質、特殊原稿、定型/不定形原稿などの設定も行う。なお、この実施の形態例において、「原稿方向」とは、画像読み取り部の原稿載置部あるいはADFの原稿積載部に、原稿の上下左右を置いた向きのことである。
【0071】
上述した原稿方向の設定が完了して「OK」をユーザが押下すると、操作入力部の表示は再び図5の基本画面に戻る。
この図5の基本画面の▲2▼の「出力設定」をユーザが押下すると、既に図12で説明したような「綴じ方向」の設定項目を含んだフィニッシャーモードに関する表示画面がタッチパネル126と一体に構成されたLCD128に表示される。ここで、「綴じ方向」とは、画像形成された記録紙をステープル処理などで綴じる場合のいずれか一方の辺の方向である。
【0072】
ここで、ユーザが意図する両面画像形成時の綴じ方向が、左右綴じであるか、上綴じであるかについて、この図12で両面とじ方向(以下、単に綴じ方向)の▲1▼〜▲2▼のいずれかを選択する。なお、必要に応じて、排紙トレイ、ステイプル、後処理などの設定も行う。
【0073】
この図5の基本画面の▲3▼の「画像回転設定」をユーザが押下すると、図6に示すような「画像回転設定」の各種設定項目を含んだ表示画面がタッチパネル126と一体に構成されたLCD128に表示される。この図6の表示画面を表示した状態のタッチパネル126が、角度入力手段126bを構成している。
【0074】
この画像回転設定で、初期設定は、入力されたパラメータ(原稿方向と綴じ方向)に基づいて角度決定手段1111内の角度算出部1111aが画像の回転角度を自動的に算出する自動モードである。
【0075】
また、この画像回転設定で、ユーザの意図的な選択(手動モード)によって、「一括指定」、「ページ指定」が選択できる。この画像回転設定で、「一括指定」あるいは「ページ指定」が選択された場合は、図6の画像回転設定の画面を介して入力された角度に基づいて角度決定手段1111内の指定角度選択部1111bが画像の回転角度を選択する。
【0076】
ここで、「一括指定」では、形成すべき全頁の画像に対して、一括して同一の回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。また、「一括指定」では、形成すべき画像の少なくとも一方の面に対して、一括して同一の回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。さらに、「ページ指定」では、形成すべき画像のうちのいずれか任意の頁の画像に対して、回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。
【0077】
上述した図6の回転角度の設定が完了して「OK」をユーザが押下すると、操作入力部の表示は再び図5の基本画面に戻る。なお、以上の原稿方向の設定、綴じ方向の設定、回転角度の設定についての設定の順序はどの順番で行っても構わない。
【0078】
また、ハードキー129としては、図7のようになっている。このハードキー129としては、「コピースタートキー」、「テンキー」等のほかに、「設定確認キー」(図7▲1▼)が設けられている。この設定確認キーを押下すると、図8のような各種設定項目を含んだ設定確認画面がタッチパネル126と一体に構成されたLCD128に表示される。
【0079】
この設定確認画面では、ユーザが意図的に設定した項目や、ユーザが設定せずに自動設定になった項目などで画像形成に必要なものが一覧表示される。なお、右下部分には画像回転設定の項目が表示されており(図8▲1▼)、その脇には画像回転設定における設定状態として、たとえば、「手動 全ページ一括 0°」と表示されている。これは、ユーザの手動設定により、前ページ一括で、回転角度として0°が選択されたことを表している。
【0080】
この設定確認画面にて修正を施したい設定項目があれば、その項目部分を押下することで、対応した設定項目の画面に切り替わり、設定項目の修正が可能である。また、この設定確認画面にて、設定項目の内容を細かく確認したい場合にも、その項目部分を押下することで、対応した設定項目の画面に切り替わり、設定項目の詳細についての確認が可能である。
【0081】
以上のような各種の設定が完了して、ユーザがハードキー129のコピースタートキー(図7▲2▼)を押下した場合、本体CPU111の指示により、画像読取部117が原稿の読み取りを開始する(図4S2)。なお、画像読取部117が読み取って生成した画像データは順次RAM113に格納される。
【0082】
そして、角度決定手段1111は、自動モードと手動モードとのいずれが選択されているかを調べる(図4S3)。ここで、自動モードであれば(図4S3でY)、入力されたパラメータ(原稿方向と綴じ方向)に基づいて角度算出部1111aが画像の回転角度を自動的に算出する(図4S4)。この場合、既に図13により説明したように、原稿方向と綴じ方向との設定により回転角度を算出できる。また、手動モードであれば(図4S3でN)、図6のようにユーザにより入力された角度に基づいて指定角度選択部1111bが画像の回転角度を選択する。
【0083】
なお、角度決定手段1111内の選択部1111cは、図6のような角度入力手段126bを介してユーザからの回転角度が入力操作がなされた場合には、パラメータ入力手段126aに入力されたパラメータ(原稿方向、綴じ方向)にかかわらず、入力された回転角度を優先して用いる。すなわち、原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であり、かつ、入力された角度を優先的に用いるようにしている。
【0084】
そして、以上のようにして設定された画像の回転角度を含めた各種設定項目に従って、本体CPU111は画像処理プログラムあるいは図示されない画像処理プロセッサなどの画像処理手段1112を用いて、画像回転を含めた画像処理を実行する(図4S6)。
【0085】
さらに、以上のようにして画像処理手段1112によって画像処理が施された画像データは画像形成部118に送られ、画像形成プロセスに従って画像形成が実行される(図4S7)。
【0086】
以上の実施の形態例の動作と効果とを列記すると、以下の▲1▼〜▲9▼に示すようなものになる。
▲1▼この実施の形態例では、原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する際に、原稿方向と記録紙綴じ方向とがパラメータとして入力され、さらに画像の回転処理における回転角度が入力され、入力されたパラメータと入力された回転角度とのいずれかに基づいて形成する画像の回転角度を決定し、決定された回転角度に基づいて形成すべき画像の回転処理を行い、画像処理された画像データに基づいて画像形成を行う。すなわち、原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であるため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。このため、原稿方向と綴じ方向との設定間違いや設定忘れ等が発生しても、回転角度を直接指定できるため、ユーザが意図していたのとは異なる向きの画像が形成された記録紙が出力される問題を解決することができる。
【0087】
▲2▼この実施の形態例では、上記▲1▼の角度決定において、入力されたパラメータに基づいて回転角度を決定するか、入力された回転角度を用いるか、を切り換え可能である。なお、この切り換えとしては、決定前の事前設定による切り換え、決定後の選択による切り換えなどが考えられる。すなわち、原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であり、いずれを用いるかが切り換え可能であるため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0088】
▲3▼この実施の形態例では、上記▲1▼において、角度入力手段126bにユーザからの回転角度が入力操作がなされた場合には、パラメータ入力手段126aに入力されたパラメータ(原稿方向と綴じ方向)にかかわらず、入力された回転角度を優先して用いるようにしている。すなわち、原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であり、かつ、入力された角度を優先的に用いるようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0089】
▲4▼この実施の形態例では、上記▲1▼〜▲3▼において、角度入力手段126bでは、形成すべき全頁の画像に対して、一括して同一の回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0090】
▲5▼この実施の形態例では、上記▲1▼〜▲3▼において、角度入力手段126bでは、形成すべき画像の少なくとも一方の面に対して、一括して同一の回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0091】
▲6▼両面画像形成の際には、表面と裏面とで独立して角度を指定することが可能に構成されている。このようにすることで、両面画像形成の際にも各面で所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0092】
▲7▼この実施の形態例では、上記▲1▼〜▲3▼において、角度入力手段126bでは、形成すべき画像のうちのいずれか任意の頁の画像に対して、回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0093】
▲8▼片面の原稿を読み込んで得た画像を記録紙の両面に形成する際に、上記▲1▼〜▲6▼の各構成および動作を行うようにしており、これにより、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0094】
▲9▼また、以上の角度指定においては、予め、回転角度の指定として、0°,90°,180°,270°のいずれかが選択肢として示されて、それを選択することが可能なように構成しておくことで、所望の向きに形成された画像を簡易な操作で容易に得ることが可能になる。
【0095】
〈第2の実施の形態例〉
図9は本発明の第2の実施の形態例の動作状態を示すフローチャートである。基本的には第1の実施の形態例と同一であるため、重複した説明は省略する。ここでは、確認プリントの機能を備えた点が異なっている。ここで、「確認プリント」とは、設定に基づいて画像処理された画像を1枚だけ試しにプリントすることで、できあがりを確認するためのプリントである。
【0096】
すなわち、この第2の実施の形態例では、第1の実施の形態例と同様にして入力されたパラメータ(原稿方向と綴じ方向)あるいは入力された回転角度に基づいて決定されて回転処理された画像について、図7▲3▼の確認プリントキーが押下されたり、図8▲3▼の確認プリントキーが押下されることで、「確認プリント」として1枚だけ試しに画像形成する(図9S7でY、S8)機能を備えた点が異なっている。
【0097】
このような確認プリントによってユーザが意図した通りの画像が形成された記録紙が出力されれば、ユーザのOKの指示により(図9S9でY)、全体の画像形成が実行される(図9S11)。
【0098】
また、このような確認プリントによってユーザが意図した通りでない画像が形成された記録紙が出力されれば、ユーザの修正の指示により(図9S9でN)、すなわち図8▲1▼の画像回転設定キーの押下により、図6の角度入力手段126bの画面を介して、画像の回転角度の修正(再入力)がなされる(図9S10)。また、回転角度以外の修正も可能である。この後、確認プリントを繰り返し(図9S8)、ユーザが意図した通りの画像が形成された記録紙が出力されれば、ユーザのOKの指示により(図9S9でY)、全体の画像形成が実行される(図9S11)。
【0099】
この第2の実施の形態例では、回転処理された画像を確認プリントとして画像形成する制御を行う機能を備え、確認プリントの画像形成の後に、再入力された回転角度を用いて回転角度を決定することが可能に構成されている。このようにしているため、必要に応じて修正が可能であり、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0100】
〈その他の実施の形態例〉
以上の実施の形態例では、原稿方向と記録紙綴じ方向とがパラメータとして入力され、さらに画像の回転処理における回転角度が入力される画像形成装置を具体例にして説明してきたが、これに限定されるものではない。すなわち、上述したパラメータとして異なるデータが入力される画像形成装置や、パラメータ入力なしに回転角度が入力される画像形成装置であっても、上述した作用効果を奏することが可能である。
【0101】
【発明の効果】
以上、実施の形態例により詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。
【0102】
(1)入力された角度を回転角度として決定することが可能であるため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。このため、原稿方向と綴じ方向との設定間違いや設定忘れ等が発生しても、回転角度を直接指定できるため、ユーザが意図していたのとは異なる向きの画像が形成された記録紙が出力される問題を解決することができる。
【0103】
(2)原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であるため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。このため、原稿方向と綴じ方向との設定間違いや設定忘れ等が発生しても、回転角度を直接指定できるため、ユーザが意図していたのとは異なる向きの画像が形成された記録紙が出力される問題を解決することができる。
【0104】
(3)原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であり、いずれを用いるかが切り換え可能であるため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0105】
(4)原稿方向と記録紙綴じ方向から装置が自動的に回転角度を決定するだけでなく、入力された角度を回転角度として決定することが可能であり、かつ、入力された角度を優先的に用いるようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0106】
(5)形成すべき全頁の画像に対して、一括して同一の回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0107】
(6)形成すべき画像の少なくとも一方の面に対して、一括して同一の回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0108】
(7)角度入力手段では、形成すべき画像の両面に対して、それぞれの各面で回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、両面画像形成の際にも各面で所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0109】
(8)形成すべき画像のうちのいずれか任意の頁の画像に対して、回転角度の指定をなすことが可能であるように構成されている。このようにしているため、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0110】
(9)確認プリントの画像形成の後に、再入力された回転角度を用いて回転角度を決定することが可能に構成されている。このようにしているため、必要に応じて修正が可能であり、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0111】
(10)片面の原稿を読み込んで得た画像を記録紙の両面に形成する際に、上記(1)〜(9)の各構成および動作を行うようにしており、これにより、所望の向きに形成された画像を容易に得ることが可能になる。
【0112】
(11)上記(1)〜(10)の各構成および動作を行う際に、回転角度の指定として、0°,90°,180°,270°のいずれかを選択して指定することが可能なようにしており、これにより、所望の向きに形成された画像を簡易な操作で容易に得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的な構成を示す構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的な構成と信号の流れとを示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作部の様子を模式的に示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作部の様子を模式的に示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作部の様子を模式的に示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作部の様子を模式的に示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】従来の画像形成装置の操作表示部の表示画面例を示す説明図である。
【図11】従来の画像形成装置の操作表示部の表示画面例を示す説明図である。
【図12】従来の画像形成装置の操作表示部の表示画面例を示す説明図である。
【図13】画像形成装置の画像回転の処理の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
110 本体部
111 本体CPU
112 ROM
113 RAM
114 不揮発RAM
115 入出力ポート
116 シリアル通信制御ユニット
117 画像読取部
118 画像形成部
120 操作部
126 タッチパネル
126a パラメータ入力手段
126b 角度入力手段
1111 角度決定手段
1111a 角度算出部
1111b 指定角度選択部
1111c 選択部
1112 画像処理手段

Claims (11)

  1. 原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する画像形成装置であって、
    画像の回転処理における回転角度が入力される角度入力手段と、
    入力された回転角度に基づいて形成すべき画像の回転処理を行う画像処理手段と、
    画像処理された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する画像形成装置であって、
    画像形成に必要な各種パラメータとして、少なくとも原稿方向と記録紙綴じ方向とが入力されるパラメータ入力手段と、
    画像の回転処理における回転角度が入力される角度入力手段と、
    入力されたパラメータと入力された回転角度とのいずれかに基づいて形成する画像の回転角度を決定する角度決定手段と、
    決定された回転角度に基づいて形成すべき画像の回転処理を行う画像処理手段と、
    画像処理された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記角度決定手段は、入力されたパラメータに基づいて回転角度を決定するか、入力された回転角度を用いるか、を切り換え可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記角度決定手段は、前記角度入力手段に回転角度が入力された場合には、パラメータ入力手段に入力されたパラメータにかかわらず、前記入力された回転角度を用いる、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記角度入力手段は、形成すべき全画像に対して一括して回転角度の指定が可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記角度入力手段は、形成すべき画像のうち、記録紙の少なくとも一方の面に形成すべき画像に対して回転角度の指定が可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記角度入力手段は、形成すべき画像のうち、記録紙の両面に形成すべき画像のそれぞれに対して各面で異なる回転角度の指定が可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記角度入力手段は、複数頁の記録紙に形成すべき画像のうち、記録紙のいずれの頁に形成すべき任意の画像に対して回転角度の指定が可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 入力されたパラメータあるいは入力された回転角度に基づいて決定されて回転処理された画像を確認プリントとして画像形成する制御を行う制御手段を備え、
    前記角度決定手段は、前記確認プリントの画像形成の後に前記角度入力手段に再入力された回転角度を用いて回転角度を決定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 片面の原稿を読み込んで得た画像を記録紙の両面に形成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記角度入力手段は、回転角度の指定として、0°,90°,180°,270°のいずれかを選択して指定することが可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009017227A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Sharp Corp 画像処理装置
JP2009164967A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Riso Kagaku Corp 画像複写システム
JP2012153081A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム

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