JP2004032379A - 画像形成装置、画像形成システム、読取モード制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】極力ダウンタイムを少なくし且つサービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握可能とし、的確な画像形成装置の点検や修理を可能とした画像形成装置、画像形成システム、読取モード制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】複写装置は、固定読みモードと流し読みモードの動作状況を判断し、固定読みモードが正常で流し読みモードが異常の場合は固定読みモードを有効とし流し読みモードを動作禁止とする制御を行い、固定読みモードが異常で流し読みモードが正常の場合は流し読みモードを有効とし固定読みモードを動作禁止とする制御を行う複写制御手段800と、流し読みモード又は固定読みモードが異常であることを示す情報と正常なモードを有効とし異常なモードを動作禁止としていることを示す情報を外部装置999に送信する通信制御手段900を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】複写装置は、固定読みモードと流し読みモードの動作状況を判断し、固定読みモードが正常で流し読みモードが異常の場合は固定読みモードを有効とし流し読みモードを動作禁止とする制御を行い、固定読みモードが異常で流し読みモードが正常の場合は流し読みモードを有効とし固定読みモードを動作禁止とする制御を行う複写制御手段800と、流し読みモード又は固定読みモードが異常であることを示す情報と正常なモードを有効とし異常なモードを動作禁止としていることを示す情報を外部装置999に送信する通信制御手段900を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿台上の画像読取り部等の所定位置にシート材原稿を搬送し載置する循環式原稿自動給送装置を備えた複写装置やレーザビームプリンタ等に適用する場合に好適な画像形成装置、画像形成システム、読取モード制御方法、及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿を原稿台上に載置固定した状態で光学系を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、光学系を所定位置に固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えると共に、固定読みモードと流し読みモードを切り替え可能な画像形成装置が種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、流し読みモードによる原稿読取りが正常にできる場合でも、固定読みモードに関わる異常のみで、画像形成装置全体としてダウン(使用できない)状態になったり、或いは画像読取り系がダウン(使用できない)状態になっていた。また、固定モードによる原稿読取りが正常にできる場合でも、流し読みモードに関わる異常のみで、画像形成装置全体としてダウン(使用できない)状態になったり、或いは画像読取り系がダウン(使用できない)状態になっていた。
【0004】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、極力ダウンタイムを少なくし、且つ、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握可能とし、的確な画像形成装置の点検や修理を可能とした画像形成装置、画像形成システム、読取モード制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えた画像形成装置であって、前記固定読みモード、前記流し読みモードの動作状況を判断する判断手段と、前記固定読みモードが正常で且つ前記流し読みモードが異常と判断された場合は、前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止とする制御手段とを有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えた画像形成装置であって、前記固定読みモード、前記流し読みモードの動作状況を判断する判断手段と、前記固定読みモードが異常で且つ前記流し読みモードが正常と判断された場合は、前記流し読みモードを有効とし前記固定読みモードを動作禁止とする制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えた画像形成装置であって、前記固定読みモード、前記流し読みモードの動作状況を判断する判断手段と、前記固定読みモードが正常で且つ前記流し読みモードが異常と判断された場合は、前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止とし、前記固定読みモードが異常で且つ前記流し読みモードが正常と判断された場合は、前記流し読みモードを有効とし前記固定読みモードを動作禁止とする制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記画像形成装置と、前記画像形成装置から通信媒体を介して前記流し読みモード又は前記固定読みモードが異常であることを示す情報と、前記流し読みモードと前記固定読みモードのうち正常なモードを有効とし異常なモードを動作禁止としていることを示す情報を受信する外部装置とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードの動作状況を判断するステップと、前記固定読みモードが正常で且つ前記流し読みモードが異常と判断した場合は、前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止とするステップとを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施の形態の概要を説明する。本発明の実施の形態は、画像形成装置において、循環式原稿自動給送装置(RDF)を用いた原稿読取りで、原稿を原稿台上に載置固定した状態で光学系を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、光学系を所定位置に固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードのどちらか一方が異常の場合でも、他方を動作可能に制御(縮退)することで、画像形成装置のダウンタイムを極力少なくし、且つ、固定読みモードと流し読みモードのどちらか一方が異常であることを示す情報と、固定読みモードと流し読みモードのうち正常なモードを有効とし異常なモードを動作禁止としていることを示す情報を外部装置に送信することで、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握でき的確な点検や修理を可能とするものである。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)を管理するための構成を示すブロック図である。複写装置は、複写装置本体100を備えると共に、複写装置本体100に対し循環式原稿自動給送装置(RDF)、仕分け装置(ソータ)、自動コンピュータフォーム送り装置(CFF)(図4参照)を任意に組み合わせ可能に構成されている。複写装置本体100は、複写動作を制御する複写制御手段(DCコントローラ)800、外部通信回線であるところの公衆回線908との間でデータの送受信を行うための通信制御手段(モデムボード)を備えている。外部装置であるホストコンピュータシステム999は、複写装置を管理するための管理部署(中央のセンター)等に設置されている。
【0012】
図2は第1の実施の形態に係る複写装置の通信制御手段(モデムボード)900の主要構成を示すブロック図である。通信制御手段900は、通信を制御するための中央演算処理装置(以下CPU)901、通信データを一時保管するためのメモリ(RAM)903、デジタル通信データを公衆回線908にのせるために変調し、また公衆回線908によって送られてきたデータをデジタル通信データに復調する変復調器(モデム)905等を備えている。また、通信制御手段900には、ネットワーク制御を行うネットワークコントロールユニット(NCU)906が付設されている。
【0013】
上記構成の複写制御手段800及び通信制御手段900による制御によって、複写装置本体100の複写動作、データ記憶、公衆回線(外部通信回線)908を経由しての外部装置999との通信が実行される。
【0014】
次に、複写装置の複写制御手段800、通信制御手段900について説明する。図3は第1の実施の形態に係る複写制御手段800、通信制御手段900の構成を示すブロック図である。複写制御手段800は、CPU801、読取り専用メモリ(以下ROM)802、ランダムアクセスメモリ(以下RAM)803、入出力IC(以下I/O)804、RS−232Cインターフェース805を備えている。通信制御手段900は、CPU901、ROM902、RAM903、I/O904、モデム905、NCU部906、RS−232Cインターフェース907、ロータリスイッチ909を備えている。
【0015】
複写制御手段800は、複写装置本体100の複写動作制御を行う。複写制御手段800において、CPU801は、複写装置全体の制御を行う。ROM802は、複写装置本体100の制御手順(制御プログラム)を記憶した読取り専用メモリである。CPU801は、このROM802に記憶された制御手順に従ってバスを介して接続された各構成装置を制御する。RAM803は、入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリであり、外部装置999との通信を開始するために必要な電話番号等の記憶手段をも構成している。I/O804は、感光体ドラム105を回転駆動するメインモータ113(図4参照)等の負荷に対するCPU801の制御信号の出力、及び定着器122のセンサ(図4参照)等からの信号を入力してCPU801に送る。CPU801は、バス及び適当なI/O(不図示)を介して後述する操作パネル上の各種キーからの入力を受け入れ、更に操作パネル上のディスプレイに必要な情報を表示させるべく送り出す。
【0016】
通信制御手段900は、公衆回線(外部通信回線)908との通信制御を行う。通信制御手段900において、CPU901は、通信の制御を行う。ROM902は、通信制御、接続手続プログラム等を記憶した記憶装置である。そして、通信制御手段900は、複写装置本体100の複写制御手段800とはRS−232Cインターフェース805、907により構成した転送手段により接続されている。通信制御手段900に対し、このRS−232Cインターフェース907を介して複写装置本体100の複写制御手段800からのデータ転送が行われると、その転送データを通信制御手段900内に設けた専用の通信データ記憶手段であるRAM903に一時保持し、複写装置本体100の複写制御手段800からのデータ転送終了後に、CPU901によりNCU部906を制御し、外部装置999との通信回線接続を行い、通信回線接続後、モデム905、NCU部906を通して外部にデータ転送を行う。
【0017】
また、通信制御手段900に対し、外部からデータ転送が行われた場合には、その転送データをRAM903に一時保持し、複写装置本体100の複写制御手段800からの要求に応じてRS−232Cインターフェース805、907を介して複写装置本体100の複写制御手段800にデータ転送を行う。ロータリスイッチ909は、通信先の電話番号、複写装置自身のID番号、パスワード等を設定するためのスイッチである。
【0018】
図4は第1の実施の形態に係る複写装置の構成を示す断面図である。図4を参照して複写装置の構成と動作を説明する。複写装置は、原稿から画像を読取ると共に用紙上に画像を形成する複写動作を行う複写装置本体100、原稿の自動給送を行う循環式原稿自動給送装置(以下RDFと略称)200、複写が完了した用紙を仕分ける仕分け装置(ソータ)300、コンピュータフォーム用紙の自動給送を行う自動コンピュータフォーム送り装置(以下CFFと略称)400から構成されている。上記のRDF200、ソータ300及びCFF400は、複写装置本体100に対して自在に組み合わせ使用できるようになっている。
【0019】
複写装置本体100の構成について以下説明する。図4において、原稿台ガラス101は、読取り対象となる原稿の載置台である。原稿読取手段としての光学系102は、原稿を照明する原稿照明ランプ(露光ランプ)103と、原稿からの反射光をレンズに導光する走査ミラーと、レンズを透過した光を感光体ドラム105に照射するレンズと、光学系を駆動するモータ104等から構成されており、モータ104により走査しつつ露光ランプ103で原稿を照明し、原稿からの反射光を走査ミラーとレンズにより感光体ドラム105に照射する。
【0020】
感光体ドラム105の周囲には、高圧ユニット106と、ブランク露光ユニット107と、電位センサ108と、現像器109と、転写帯電器110と、分離帯電器111と、クリーニング装置112とが装備されており、これら感光体ドラム105〜クリーニング装置112等により画像記録手段が構成されている。感光体ドラム105は、メインモータ113により図4に示す矢印の方向に回転するもので、高圧ユニット106によりコロナ帯電されており、光学系102から原稿の反射光が照射されると、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器109により現像されてトナー像として可視化される。
【0021】
一方、上段カセット114或いは下段カセット115からピックアップローラ116、117を介し、給紙ローラ118、119により複写装置本体100内に送られた転写紙は、レジストローラ120によりトナー像の先端と転写紙の先端とが一致するようにタイミングがとられた後、感光体ドラム105の転写位置に給送され、転写帯電器110によりトナー像が転写される。このトナー像の転写後、転写紙は分離帯電器111により感光体ドラム105から分離され、搬送ベルト121により定着器122に導かれて加圧及び加熱によりトナー像が定着され、この後、排出ローラ123により複写装置本体100の外に排出される。また、感光体ドラム105は、クリーニング装置112によりその表面が清掃される。
【0022】
複写装置本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ124が装備されている。デッキ124のリフタ125は、給紙ローラ126に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。そして、排紙フラッパ127は、両面記録(両面複写)側ないし多重記録(多重複写)側と排出側(ソータ300)の経路を切り替える。即ち、排出ローラ123から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ127により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。また、下搬送パス128は、排出ローラ123から送り出された転写紙を反転パス129を介し転写紙を裏返して再給紙トレイ130に導く。
【0023】
多重フラッパ131は、両面記録と多重記録の経路を切り替えるものであり、多重フラッパ131を左方向に倒すことにより、転写紙を反転パス129を介さず直接、下搬送パス128に導く。給紙ローラ132は、経路133を通じて転写紙を感光体ドラム105側に給紙する。排出ローラ134は、排紙フラッパ127の近傍に配置されており、該排紙フラッパ127により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。
【0024】
両面記録(両面複写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ127を上方に上げて、複写済みの転写紙を反転パス129、下搬送パス128を介して裏返した状態で再給紙トレイ130に格納する。この場合、両面記録時には多重フラッパ131を右方向へ倒し、また、多重記録時には該多重フラッパ131を左方向へ倒しておく。次に行う裏面記録時や多重記録時には、再給紙トレイ130に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ132により経路133を介して複写装置本体内のレジストローラ120に導かれる。
【0025】
複写装置本体100から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ127を上方へ上げ、多重フラッパ131を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を反転パス129側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ140を通過した後に反転ローラ142によって第2の送りローラ側へ搬送し、排出ローラ134によって、転写紙を裏返して機外へ排出する。
【0026】
次に、複写装置の操作パネル(操作部)について説明する。図5は第1の実施の形態に係る複写装置本体100に装備された操作パネル600の一例を示す外観図である。アスタリスク(*)キー601は、オペレータ(使用者)が、綴じ代量の設定とか原稿枠消しのサイズ設定等の設定モードのときに用いる。カーソルキー627は、設定モード時の設定事項を選択するときに用いる。OKキー628は、設定モード時の設定内容を確定するときに用いる。オールリセットキー606は、複写装置の状態を標準モードに戻すときに押す。また、オートシャットオフ状態から標準モードに復帰させるときにもこのオートリセットキー606を押す。
【0027】
複写開始キー(コピースタートキー)605は、複写を開始するときに押す。クリア/ストップキー604は、待機(スタンバイ)中はクリアキー、複写記録中はストップキーの機能を有する。このクリア/ストップキー604は、設定した複写枚数を解除するとき、また連続複写を中断するときに押す。そして、このクリア/ストップキー604を押した時点での複写が終了した後に、複写動作を停止する。テンキー603は、複写枚数を設定するときに押す。また、テンキー603は、アスタリスク(*)モードを設定するときにも使う。メモリキー619は、その押下により使用者が頻繁に使うモードを登録しておくことができる。ここでは、M1〜M4の4通りのモードの記録ができる。
【0028】
複写濃度キー611及び612は、複写濃度を手動で調節するときに押す。AEキー613は、原稿の濃度に応じて複写濃度を自動的に調節するとき、またはAE(自動濃度調節)を解除して濃度調節をマニュアル(手動)に切り替えるときに押す。コピー用紙選択キー607は、上段カセット(上段ペーパリフタ)114、下段カセット(下段ペーパリフタ)115、ペーパデッキ124、マルチ手指し150を選択するときに押す。また、RDF300に原稿が載っているときには、このコピー用紙選択キー607によりAPS(自動紙カセット選択)を選択できる。APSが選択されたときには、原稿と同じ大きさの転写紙を収納したカセットが自動的に選択される。
【0029】
等倍キー610は、等倍(原寸)の複写をとるときに押す。オート変倍キー616は、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮小・拡大を指定するときに押す。両面キー626は、片面原稿から両面複写、両面原稿から両面複写、または両面原稿から片面複写をとるときに押す。綴じ代キー625は、その押下により転写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成することができる。写真キー624は、写真原稿を複写するときに押す。多重キー623は、2つの原稿から転写紙の同じ面に画像を作成(合成)するときに押す。原稿枠消しキー620は、使用者が定形サイズ原稿の枠消しを行うときに押し、その際に原稿のサイズはアスタリスクキー601で設定する。シート枠消しキー621は、コピー用紙サイズに合わせて原稿の枠消しをするときに押す。
【0030】
表紙モード設定キー629は、表紙、裏表紙の作成及び合紙を挿入するときに用いる。ページ連写キー630は、見開きの本の左右を続けて複写するときに用いる。排紙方法選択キー614は、ステイプルソートモード(用紙を順番に揃え綴じて排紙するモード)、ソートモード(用紙を順番に揃えて排紙するモード)、グループモード(複数部ずつ複写した際に同じページ番号毎に仕分けて排紙するモード)の何れかの排紙方法を選択するキーであり、複写装置本体100にステイプルソータ300が接続されている場合は、転写紙に対するステイプルソートモード、ソートモード、グループモードの選択またはその選択モードの解除を行うことができる。
【0031】
予約キー631は、予約トレイ210に載置された予約原稿に対する複写モードの設定を開始するとき、及び予約設定を解除するときに用いる。予約設定キー632は、予約モード設定時の確定キーとして用いる。ガイドキー633は、各種キーに対応する機能の説明を、メッセージディスプレイ701を表示するときに用いる。メッセージディスプレイ701は、複写及び通信に関する情報を表示するLCD(液晶)タイプのディスプレイであり、96×129ドットで文字や図形を表示する。例えば、テンキー603で設定した複写枚数、定形変倍キー608、609、等倍キー610、ズームキー617、618で設定した複写倍率、コピー用紙選択キー607で選択した用紙サイズ、複写装置本体100の状態を示すメッセージ、操作手順を示すガイドメッセージ、その他各種モード設定内容を表示する。AE表示器704は、AEキー613によりAE(自動濃度調節)を選択したときに点灯する。予熱表示器709は、予熱状態のときに点灯する。
【0032】
複写装置において、標準モードでRDF200を使用している時は、複写枚数1枚、濃度AEモード、オート用紙選択、等倍、片面原稿から片面複写の設定になる。標準モードでRDF200を未使用の時は、複写枚数1枚、濃度マニュアルモード、等倍、片面原稿から片面複写の設定になる。RDF200の使用時と未使用時の差はRDF200に原稿がセットされているか否かで決まる。
【0033】
図19乃至図21は第1の実施の形態に係る複写装置本体100に付設されたRDF200の詳細な構成を示す断面図である。図19乃至図21を参照してRDF200の構成と動作を説明する。循環式原稿自動給送装置(シート材搬送装置)であるRDF200は、上方に原稿トレイ4を有し、その下方には駆動ローラ36及びターンローラ37に巻回された幅広ベルト7が配置されている。この幅広ベルト7は、複写装置本体100の原稿台ガラス(プラテン)101上に当接しており、上記原稿トレイ4上に載置したシート原稿Pを搬送してプラテン101上の所定位置に載置したり、プラテン101上のシート原稿Pを上記原稿トレイ4上に搬出する。
【0034】
また、原稿トレイ4には、1対の幅方向規制板33がシート原稿Pの幅方向にスライド自在に配置されており、原稿トレイ4に載置されるシート原稿Pの幅方向を規制することで、シート原稿Pの給送時の安定性と、原稿トレイ4上への搬出の際の整合性を確保している。上記幅方向規制板33には、後述するジョギング機構が内蔵されており、原稿トレイ4上に搬出されてくるシート原稿Pを1枚毎、原稿基準ガイドに押し付け、整合性を更に高めている。更に、後述する原稿トレイ昇降機構により、原稿トレイ4は揺動中心40を中心として、図19、図20に示す位置の間を揺動可能に構成されている。
【0035】
原稿トレイ4に隣接して、半月状の給紙ローラ5及びストレッパソレノイド(不図示)により上下に移動するストッパ21が配設されており、原稿トレイ4上にセットされた際のシート原稿Pは、突出した上記ストッパ21により規制されて下流に進出できないようになっている。そして、複写装置本体100の操作パネル600の所定キーで複写条件が入力され、コピースタートキー605が押されると、上記ストッパ21が沈み込んでシート原稿Pの進路が開放され、シート原稿Pは給紙ローラ5の給送を受けて下流部へ進出する。この際、原稿トレイ4上の原稿基準ガイド内に内蔵された仕切り部材モータ(不図示)に連結された仕切り部材22が、最上位のシート原稿Pに回転して乗り上げ、未処理原稿と処理済原稿との区別をする。
【0036】
上記ストッパ21の下流には、分離部を構成する搬送ローラ38及び分離ベルト6からなる第1の原稿分離手段が配設されており、それぞれ矢印方向に回転することで、原稿トレイ4から進出してきたシート原稿Pを1枚毎に分離して更に下流側に搬送する。また、上記ストッパ21の上方には、ウェイト20が設けられており、原稿トレイ4上のシート原稿Pが少なく給紙ローラ5の給送力だけではシート原稿Pが第1の原稿分離手段(分離ベルト6、搬送ローラ38)に進出できない場合に、ウェイトソレノイド(不図示)により下方に移動してシート原稿Pを給紙ローラ5との間に挟むことで、給紙ローラ5の給送力を向上させている。
【0037】
上記第1の原稿分離手段(分離ベルト6、搬送ローラ38)から上記プラテン101にかけて原稿給送路が構成されており、この原稿給送路は屈曲してプラテン101上の搬送路に接続し、シート原稿Pをプラテン101上に誘導する。また、給紙ローラ5の近傍には、原稿トレイ4上に載置されたシート原稿Pの有無を検知するための透過型の光センサである入り口センサ23a、23bが配置されている。
【0038】
このRDF200の本体左方には、大ローラ10が配設されており、上記プラテン101から大ローラ10の外周を回って上記原稿トレイ4上方に伸びる原稿排紙路が構成されている。更に、上記原稿排紙路の大ローラ10の上方から分岐して両面原稿の表裏を反転させるための原稿反転路が構成されており、この原稿反転路の下流部が上記原稿給送路と合流するようになっている。原稿排紙路の下流側には、中継ローラ44、排紙ローラ11が設けられており、上記原稿排紙路を搬送されてきたシート原稿Pを原稿トレイ4上の原稿束Pの最上部に搬出する。
【0039】
プラテン101の上方に配設された上記幅広ベルト7は、シート原稿Pをプラテン101上の所定位置に搬送・載置するものであり、シート原稿Pは画像読取り後にプラテン101上の所定位置から搬出される。上記原稿給送路と原稿反転路の合流部には給送ローラ9が配設されており、この給送ローラ9は、到達したシート原稿Pにループを形成してシート原稿Pの斜行を防止している。上記給送ローラ9の上流近傍には、シート原稿Pの前端及び後端を検知する透過型の光センサである給紙センサ25a、25bが配設されており、原稿給送路及び原稿反転路のいずれの搬送路を通過したシート原稿Pも検知することができる。
【0040】
また、給送ローラ9の下流には、シート原稿Pの後端を検知する透過型の光センサであるレジストセンサ39a、39bが配設されている。原稿排紙路中の大ローラ10の下方には、プラテン101から摘出されたシート原稿Pを検知する透過型の光センサである反転センサ26a、26bが配設され、更に大ローラ10と排紙ローラ11との間の原稿排紙路中には、原稿排紙路を通過し、原稿トレイ4上に搬出されるシート原稿Pの通過を検知する通過型の光センサである排紙センサ27a、27bが配設されている。
【0041】
原稿排紙路から原稿反転路に分岐される部分には、パスを切り替えるための反転フラッパ34が配設されており、反転フラッパソレノイド(不図示)のON・OFFにより、図中実線位置及び鎖線位置間を揺動することによりパスの切り替えを行っている。更に、RDF200の本体右側には、プラテン101上の画像読取り部へプラテンガラスの右端よりシート原稿を搬送する第2の原稿分離手段と、第2の原稿給送路が構成されている。
【0042】
後述する原稿トレイ4の上下揺動動作に連動して原稿トレイ4は、図19、図20に示した位置を上限、下限位置として揺動するようになっている。図20に示すように、原稿トレイ4が下限位置にある場合、これに隣接して半月状の第2給紙ローラ8、及び第2の原稿分離手段を構成する搬送ローラ15及び分離ベルト14が配設されており、それぞれ矢印方向に回転することで、原稿トレイ4から進出してきたシート原稿Pを1枚毎に分離して更に下流側に搬送する。
【0043】
原稿トレイ4は、原稿トレイ4上に載置された原稿サイズや画像形成装置の入力条件により、上限或いは下限位置をとる構成となっている。原稿トレイ4が下限位置に達すると、原稿トレイ4の上述したストッパ21が、原稿トレイ4上に載置されているシート原稿Pを第2の原稿分離手段(分離ベルト14、搬送ローラ15)側へある一定距離、原稿束の状態で搬送(束搬送)する。原稿トレイ4が下限位置に達すると、シート原稿ストッパ19が原稿ストッパソレノイド(不図示)により上方に支軸31を中心に揺動し、上記束搬送手段により束搬送されたシート原稿Pを受け入れる。束搬送されたシート原稿Pは、必ず第2の分離手段上流近傍に配設されたシート原稿の有無を検知する透過型の光センサ28a、28bで紙有を検知する位置まで搬送される。束搬送が終了すると、シート原稿ストッパ19はシート原稿P上に載置される構成となっている。
【0044】
第2の原稿分離手段(分離ベルト14、搬送ローラ15)の下流側には、第2の給送ローラ16が配設されており、この第2の給送ローラ16は到達したシート原稿Pにループを形成して、シート原稿Pの斜行を防止している。上記第2の給送ローラ16の上流近傍には、シート原稿Pの前端及び後端を検知する透過型の光センサである第2の給紙センサ30a、30bが配設されている。更に、下流側には、中継ローラ17が配設され、第2の給送路中には、シート原稿Pの先端位置を検知する透過型の光センサ18a、18bが配設されている。この光センサ(画先センサ)18a、18bにより、画像形成装置内の画像が形成されるシート材のタイミング制御を行う。
【0045】
更に、本実施の形態の説明を進めていく上で予め説明しておくべき構成として、複写装置本体100の画像読取り開始位置(画先:固定読みモード時の第1画先及び流し読みモード時の第2画先)、即ち、光学系3001(図4の102)のホームポジションを決定する位置がある。光学系3001とセンサの位置を分かり易く説明したものが図20、図21である。複写装置本体100におけるRDF200と対向する側には、固定読みモード時において実際に第1画先4001に光学系3001が位置したことを検出する画先センサS2、第1画先4001から光学系3001がスキャニングを開始する時のホームポジションを検出するホームポジションセンサS1が配置されている。
【0046】
図21は流し読みモード時において第2画先(流し読み時画先)2002に光学系3001が位置決めされた時の図であり、この時の光学系3001の位置を検出するセンサが光学系位置センサS5である。また、流し読みモード時は光学系3001が固定された状態でスキャニングを行うため、光学系駆動プーリ3003の突起部分3003′はラッチ板3005にてロック状態となる。ラッチ板3005は、支軸3005′を中心にソレノイド部材(不図示)により光学系駆動プーリ3003をロック解除自在な構成となっており、流し読みモード時以外は光学系駆動プーリ3003に対し退避状態となっており、光学系3001の往復運動を可能とする。
【0047】
本実施の形態では、光学系に関して簡略的に構成を記載しているが、光学系3001は、光学系のスキャニングユニットであり、往復移動ガイドレール(不図示)によって支持されており、駆動プーリ3003、3004間に張られたワイヤ3002によって往復動自在な構成となっている。また、本実施の形態では、ホームポジションセンサS1、画先センサS2、光学系位置センサS5と3つのセンサを配置しているが、画先センサS2に関しては省略も可能である。
【0048】
本実施の形態において、第1の原稿分離手段から原稿を給紙した場合、光学系3001は原稿を固定した状態で第1画先4001から光学系移動(往復動作)によってスキャニングを行うこと(固定読み)が可能である。また、第2の原稿分離手段から原稿を給紙した場合は、流し読み時の画先2002に光学系3001を固定した状態で原稿を移動させることによりスキャニングを行うこと(流し読み)が可能である。
【0049】
次に、光学系に関する異常検知について説明する。
【0050】
「検知パターン1」:複写装置の電源オンまたはコピースタートキー605のオンから所定時間(例10秒)以内に、ホームポジションをホームポジションセンサS1で検出できない場合、異常(エラー)と判断する。この場合、光学系3001のモータの不良(動かない)か、ホームポジションセンサS1の不良等が考えられる。
【0051】
「検知パターン2」:光学系3001を移動開始してから所定時間(例0.5秒)以上、ホームポジションをホームポジションセンサS1で検出したままである場合、異常(エラー)と判断する。この場合、光学系3001のモータの不良(動かない)か、ホームポジションセンサS1の不良等が考えられる。
【0052】
「検知パターン3」:光学系3001を移動開始してから所定時間(例0.8秒)以内に、第1画先4001に光学系3001が位置したことを画先センサS2で検出できない場合、異常(エラー)と判断する。この場合、光学系3001のモータの不良(動かない)か、第1画先4001に光学系が位置したことを検出する画先センサS2の不良等が考えられる。
【0053】
「検知パターン4」:光学系3001を移動開始してから所定時間(例1.0秒)以内に、流し読み時の光学系3001の位置を光学系位置センサS5で検出できない場合、異常(エラー)と判断する。この場合、光学系3001のモータの不良(動かない)か、流し読み時の光学系位置センサS5の不良等が考えられる。
【0054】
本発明の特徴とする点、即ち、ここで注目する点は、「検知パターン3」では正常と検知され、「検知パターン4」では異常と検知された場合、光学系3001のモータは正常であり、第1画先4001に光学系が位置したことを検出する画先センサS2も正常であるが、流し読み時の光学系位置センサS5が不良であると判断することができる。即ち、この場合は、RDF200の第1の原稿分離手段から原稿を給紙して、光学系3001は第1画先4001から光学系移動(往復動作)によってスキャニングを行う固定読みモードは使用可能とし、流し読みモードは使用不可とする制御(縮退)を行う。
【0055】
逆に、「検知パターン4」では正常と検知され、「検知パターン3」では異常と検知された場合、光学系3001のモータは正常であり、流し読み時の光学系位置センサS5も正常であるが、第1画先4001に光学系が位置したことを検出する画先センサS2が不良であると判断することができる。即ち、この場合は、RDF200の第2の原稿分離手段から原稿を給紙して、流し読み時の画先2002に光学系3001を位置決めロックしてスキャニングを行う流し読みモードは使用可能とし、固定読みモードは使用不可とする制御(縮退)を行う。
【0056】
複写装置の複写制御手段800は、固定読みモードは使用可能とし且つ流し読みモードは使用不可とする縮退を行う場合と、流し読みモードは使用可能とし且つ固定読みモードは使用不可とする縮退を行う場合とにおける、上述したような異常を示すエラーコード及び縮退動作状態であることを示す情報を、通信制御手段900及び外部通信回線908を介して後述の外部装置999(図1参照)に送信する。
【0057】
次に、本発明の特徴である複写装置と外部装置999との通信について説明する。図6は第1の実施の形態に係る複写装置本体100の通信制御手段900のROM902に格納されたプログラムの一部であり、通信の制御を行うルーチンを示すフローチャートである。
【0058】
ステップS601より本ルーチンに入り、ステップS602において、複写装置本体100の通信制御手段900は、外部通信回線908または複写装置本体100からの受信要求があるかどうかをチェックする。受信要求がなければ、ステップS606に進む。受信要求があれば、ステップS603において、受信要求が外部装置999からか複写制御手段800からかを判断する。複写制御手段800からの受信要求であれば、ステップS604に進み、複写制御手段800からのデータを受信し、該受信データを通信データ記憶手段であるRAM903に記憶する。外部装置999からの受信要求であれば、ステップS605に進み、外部装置999からのデータを受信し、該受信データを通信データ記憶手段であるRAM903に記憶する。
【0059】
次に、ステップS606において、外部通信回線908への送信要求があるかどうかをチェックする。外部通信回線908への送信要求がなければ、ステップS608に進む。外部通信回線908への送信要求があれば、ステップS607に進み、外部通信回線908を接続し、外部装置999にRAM903に記憶したデータを送信する。次に、ステップS608において、複写制御手段800へのデータ転送が可能かどうかをチェックする。複写制御手段800へのデータ転送が不可ならば、ステップS610から本ルーチンを抜ける。複写制御手段800へのデータ転送が可能ならば、ステップS609に進み、複写制御手段800へRAM903に記憶したデータの転送を行い、ステップS610から本ルーチンを抜ける。
【0060】
図7は第1の実施の形態に係る複写装置本体100の複写制御手段800のROM802に格納されたプログラムの1部であり、通信の制御を行うルーチンを示すフローチャートである。
【0061】
ステップS701より本ルーチンに入り、ステップS702において、複写装置本体100の複写制御手段800は、通信制御手段900からのデータ転送に対して受信可能状態かどうかをチェックする。受信不可能状態であれば、ステップS707から本ルーチンを抜ける。受信可能状態であれば、ステップS703に進み、通信制御手段900からの受信要求があるかどうかをチェックする。通信制御手段900からの受信要求がなければ、ステップS707から本ルーチンを抜ける。通信制御手段900からの受信要求があれば、ステップS704に進み、通信制御手段900から転送されるデータの受信を行う。
【0062】
次に、ステップS705において、通信制御手段900へのデータ送信が可能かどうかをチェックする。通信制御手段900へのデータ送信が不可能ならば、ステップS707から本ルーチンを抜ける。通信制御手段900へのデータ送信が可能ならば、ステップS706において、通信制御手段900にデータ送信を行い、ステップS707から本ルーチンを抜ける。
【0063】
図8は第1の実施の形態に係る複写装置の通信相手である外部装置999の通信制御ルーチンの概略を示すフローチャートである。
【0064】
ステップS801より本ルーチンに入り、ステップS802において、外部装置999は、外部通信回線908の接続を行う。次に、ステップS803において、複写装置の通信制御手段900に対して送信可能状態かどうかをチェックする。複写装置の通信制御手段900に対して送信不可能状態であれば、ステップS805に進む。複写装置の通信制御手段900に対して送信可能状態であれば、ステップS804において、複写装置の通信制御手段900に対してデータの送信を行う。そして、ステップS805において、外部通信回線908の接続を切断し、ステップS806から本ルーチンを抜ける。
【0065】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、流し読みモードに関わる異常のみの場合は、固定読みモードは使用可能とする制御(縮退)を行うことで、極力ダウンタイムの少ない画像形成装置、画像形成システムを提供し、且つ、流し読みモードが異常である情報データと縮退動作状態であることを示す情報データを外部装置(中央のセンターに設置されているホストコンピュータ)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【0066】
また、固定読みモードに関わる異常のみの場合は、流し読みモードは使用可能とする制御(縮退)を行うことで、極力ダウンタイムの少ない画像形成装置、画像形成システムを提供し、且つ、固定読みモードが異常である情報データと縮退動作状態であることを示す情報データを外部装置(中央のセンターに設置されているホストコンピュータ)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【0067】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)の全体構成、通信制御手段の構成、複写制御手段の構成、複写装置内部構造、操作パネルの構成(図1乃至図5)等は、上記第1の実施の形態と同様であり説明を省略する。
【0068】
図9、図10、図11は第2の実施の形態に係る複写装置(複写制御手段800)と通信制御手段900の間の通信プロトコルの詳細を示す図である。
【0069】
図9は第2の実施の形態に係る複写装置(複写制御手段800)と通信制御手段900の間のデータ通信のタイミングを示す図である。通信制御手段900がマスタ側となり、コマンドを複写装置(複写制御手段800)に送信する。複写装置(複写制御手段800)は、受信したコマンドに対応するレスポンスを通信制御手段900に送信する。
【0070】
図10は第2の実施の形態に係る複写装置(複写制御手段800)と通信制御手段900の間のコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す図である。この通信はシリアル方式で行われ、コマンドはバイナリィ形式で複数バイトからなり、ID、Length、Data、Sumにより構成されている。IDはコマンドの種類を示している。Lengthはコマンドのバイト数を示している。DataはIDで指定されたそれぞれの種類のコマンドについて更に情報を付加する場合に使用する。Sumはチェックサムであり、通信途中でコマンドの内容が間違ったものになっていないかどうかを確認するためのものである。このチェックサムSumは、IDからDataまでを加算した値の下位1バイト値を使用している。
【0071】
図11は第2の実施の形態に係る複写装置(複写制御手段800)と通信制御手段900の間のコマンド及びレスポンスの例を示す図である。「複写装置ROMバージョン要求コマンド」は、IDは01と定義され、通信制御手段900が複写装置(複写制御手段800)に対してROMの種類を指定してROMバージョンを要求し、レスポンスとしてROMバーションデータを取得するものである。「複写装置メモリリードコマンド」は、IDは02と定義され、通信制御手段900が複写装置(複写制御手段800)に対してアドレスを指定してメモリリードを要求し、レスポンスとしてメモリデータを取得するものである。「複写装置表示データコマンド」は、IDは03と定義され、通信制御手段900が複写装置(複写制御手段800)に対して表示データを指定して操作パネルに表示することを要求し、応答としてレスポンスを取得するものである。
【0072】
ここで、複写装置(複写制御手段800)は、受信したコマンドの種類をIDによって識別する。IDが03であれば表示データと判断し、IDが03以外であれば表示データではないと判断する。表示データと判断されれば、その内容を複写装置内の操作パネル600に送信し表示させる。
【0073】
図12、図13、図14は第2の実施の形態に係る外部装置(ホストコンピュータ)999と複写装置の通信制御手段900の間の通信プロトコルの詳細を示す図である。
【0074】
図12は第2の実施の形態に係る外部装置999と複写装置の通信制御手段900の間のデータ通信のタイミングを示す図である。外部装置999がマスタ側となり、コマンドを複写装置の通信制御手段900に送信する。複写装置の通信制御手段900は、受信したコマンドに対応するレスポンスを外部装置999に送信する。
【0075】
図13は第2の実施の形態に係る外部装置999と複写装置の通信制御手段900の間のコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す図である。この通信はモデム及び公衆回線(外部通信回線)908を経由してシリアル方式で行われ、コマンドはアスキー形式で複数バイトからなり、ID、Data、Sum、CRにより構成されている。IDはコマンドの種類を示している。DataはIDで指定されたそれぞれの種類のコマンドについて更に情報を付加する場合に使用する。Sumはチェックサムであり、通信途中でコマンドの内容が間違ったものになっていないかどうかを確認するためのものである。このチェックサムSumは、IDからDataまでを加算した値の下位1バイト値をアスキーに変換したものを使用している。CRはデリミタ(文字列を限定する記号)であり、コマンドの終わりを示している。
【0076】
図14は第2の実施の形態に係る外部装置999と複写装置の通信制御手段900の間のコマンド及びレスポンスの例を示す図である。「複写装置ROMバージョン要求コマンド」は、IDは81と定義され、外部装置999が複写装置の通信制御手段900に対してROMの種類を指定してROMバージョンを要求し、レスポンスとしてROMバーションデータを取得するものである。「複写装置メモリリードコマンド」は、IDは82と定義され、外部装置999が複写装置の通信制御手段900に対してアドレスを指定してメモリリードを要求し、レスポンスとしてメモリデータを取得するものである。「複写装置表示データコマンド」は、IDは83と定義され、外部装置999が複写装置の通信制御手段900に対して表示データを指定して操作パネルに表示することを要求し、応答としてレスポンスを取得するものである。
【0077】
以上述べたシーケンスにより、外部装置(ホストコンピュータ)999は、「複写装置表示データコマンド」により操作部の表示パネルで表示すべきデータを複写装置に送信することが可能である。複写装置は、受信した表示データを内部のRAM(図15の1002)に格納する。
【0078】
図15は第2の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)の全体構成を示すブロック図である。複写装置1000は、複写制御手段(DCコントローラ)1010と操作部1020を内蔵すると共に、通信制御手段900が付設されている。複写装置1000は、複写制御手段1010により制御されている。複写制御手段1010の構成は、上記第1の実施の形態(図3)と実質的に同一である。複写制御手段1010は、操作部1020と通信手段により接続されている。操作部1020の構成は、上記第1の実施の形態(図5)と実質的に同一である。また、複写制御手段1010は、通信制御手段900及び公衆回線908を経由して外部装置(ホストコンピュータ)999と接続されている。
【0079】
複写制御手段1010において、CPU1001は、複写装置全体の動作を制御している。RAM1002は、各種情報の記憶及びワーキングエリアとして使用される。ROM1003には、複写装置を制御するためのプログラムが格納されている。I/O1004は、通信制御手段900と通信するための入出力部である。I/O1005は、操作部1020のキー入力部1007と通信するための入出力部である。I/O1006は、操作部1020の表示パネル1008と通信するための入出力部である。
【0080】
図16は第2の実施の形態に係るキー入力データの通信フォーマットを示す図である。このキー入力データはシリアル方式で操作部1020から複写制御手段1010に送信される。データの構成は、まず先頭のIDでデータの種類を示す。キー入力データの場合は01と定義している。次はlengthでデータの長さを示している。keycodeは押されたキーの種類をコード化したものである。この値により複写制御手段1010は押されたキーを検知することが可能である。Sumは通信途中のデータの誤りを検出するためのもので、データ列の各バイトを加算したものである。
【0081】
図17は第2の実施の形態に係る表示データの通信フォーマットを示す図である。この表示データはシリアル方式で複写制御手段1010から操作部1020に送信される。この通信フォーマット中の「表示データ」に表示パネル1008に表示すべきデータが格納されている。この表示データは英数字及び漢字を表すアスキーコードである。
【0082】
図18は複写装置の制御を示すフローチャートである。ステップS1301より本フローチャートが開始する。通常、複写装置の複写制御手段1010は、ステップS1302の状態チェックルーチンを実行している。エラーコード(以下Eコード)発生(異常発生)が検知された場合(ステップS1303でYES)、表示パネル1008にEコードを表示し(ステップS1310)、RAM1002に格納されている連絡先データを取得する(ステップS1311)。その後、「連絡先表示フラグ」をセットし(ステップS1312)、表示パネル1008に連絡先を表示し(ステップS1313)、ステップS1304に進む。
【0083】
次に、キー入力部1007からのキー入力データがあるか否かを判断する(ステップS1304)。キー入力部1007からのキー入力データがあれば(ステップS1304でYES)、「連絡先表示フラグ」がセットされているか否かを確認する(ステップS1308)。「連絡先表示フラグ」がセット状態であれば、キー入力部1007からのデータはI/O1004を経由して通信制御手段900に送られる(ステップS1314)。「連絡先表示フラグ」がリセット状態であれば、キー入力部1007からのデータは複写装置に対するコマンドと解釈され、I/O1006を経由して表示パネル1008に送られる(ステップS1309)。
【0084】
他方、キー入力部1007からのキー入力データが無ければ(ステップS1304でNO)、複写装置の状態が異常状態からノーマル状態へ復帰したか否かを判断する(ステップS1305)。複写装置の状態が異常状態からノーマル状態への復帰であれば(ステップS1305でYES)、表示パネル1008のEコード表示を消し(ステップS1306)、「連絡先表示フラグ」をリセットし(ステップS1307)、上記ステップS1302に戻る。複写装置の状態が異常状態のままでは(ステップS1305でNO)、上記ステップS1304に戻る。
【0085】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、画像形成装置の異常状態を外部装置(中央のセンターに設置されているホストコンピュータ)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【0086】
[他の実施の形態]
第1及び第2の実施の形態では、画像形成装置と外部装置を各々1台ずつ接続した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数台の画像形成装置と1台の外部装置をネットワーク接続する場合や、複数台の画像形成装置と複数台の外部装置をネットワーク接続する場合に適用することもできる。
【0087】
第1及び第2の実施の形態では、本発明の画像形成装置を画像読取機能・画像形成機能を備えた複写装置に適用した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ機能を備えた複合機に適用することもできる。
【0088】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
【0089】
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
【0090】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0091】
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、流し読みモードに関わる異常のみの場合は、固定読みモードは使用可能とする制御を行うことで、極力ダウンタイムの少ない画像形成装置、画像形成システムを提供し、且つ、流し読みモードが異常である情報データと固定読みモードを有効とし流し読みモードを動作禁止としていることを示す情報データを外部装置(例えば中央のセンターに設置されているホストコンピュータ等)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【0093】
また、本発明によれば、固定読みモードに関わる異常のみの場合は、流し読みモードは使用可能とする制御を行うことで、極力ダウンタイムの少ない画像形成装置、画像形成システムを提供し、且つ、固定読みモードが異常である情報データと流し読みモードを有効とし固定読みモードを動作禁止としていることを示す情報データを外部装置(例えば中央のセンターに設置されているホストコンピュータ等)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)を管理するための構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る複写装置の通信制御手段の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に係る複写装置の複写制御手段及び通信制御手段の構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態に係る複写装置の構成を示す図であり、(a)は複写装置本体、循環式原稿自動給送装置、仕分け装置の内部構造を示す構成図、(b)は自動コンピュータフォーム送り装置の取付状態を示す構成図である。
【図5】第1の実施の形態に係る複写装置の操作パネルの外観を示す図である。
【図6】第1の実施の形態に係る複写装置の通信制御手段の通信制御を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態に係る複写装置の複写制御手段の転送制御を示すフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態に係る外部装置の通信制御を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る複写装置及び通信制御手段間の通信プロトコルを示す図である。
【図10】第2の実施の形態に係る複写装置及び通信制御手段間のコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す図である。
【図11】第2の実施の形態に係る複写装置及び通信制御手段のコマンド及びレスポンス例を示す図であり、(a)は複写装置ROMバージョン要求コマンドと複写装置ROMバージョンレスポンスを示す図、(b)は複写装置メモリリードコマンドと複写装置メモリリードレスポンスを示す図、(c)は複写装置表示データコマンドと複写装置表示レスポンスを示す図である。
【図12】第2の実施の形態に係る外部装置及び通信制御手段間の通信プロトコルを示す図である。
【図13】第2の実施の形態に係る外部装置及び通信制御手段間のコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す図である。
【図14】第2の実施の形態に係る外部装置及び通信制御手段間のコマンド及びレスポンス例を示す図であり、(a)は複写装置ROMバージョン要求コマンドと複写装置ROMバージョンレスポンスを示す図、(b)は複写装置メモリリードコマンドと複写装置メモリリードレスポンスを示す図、(c)は複写装置表示データコマンドと複写装置表示レスポンスを示す図である。
【図15】第2の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)の構成を示すブロック図である。
【図16】第2の実施の形態に係るキー入力データの通信フォーマットを示す図である。
【図17】第2の実施の形態に係る表示データの通信フォーマットを示す図である。
【図18】第2の実施の形態に係る画像形成装置の制御を示すフローチャートである。
【図19】第1の実施の形態に係る循環式原稿自動給送装置の内部構造を示す構成図である。
【図20】第1の実施の形態に係る循環式原稿自動給送装置の動作を説明するための構成図である。
【図21】第1の実施の形態に係る循環式原稿自動給送装置の動作を説明するための構成図である。
【符号の説明】
100、1000 複写装置(画像形成装置)
102、3001 光学系(読取手段)
200 循環式原稿自動給送装置(原稿自動給送手段)
800、1010 複写制御手段(判断手段、制御手段)
900 通信制御手段(通信手段)
908 外部通信回線(通信媒体)
999 外部装置
S2 画先センサ(第1の検出手段)
S5 光学系位置センサ(第2の検出手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿台上の画像読取り部等の所定位置にシート材原稿を搬送し載置する循環式原稿自動給送装置を備えた複写装置やレーザビームプリンタ等に適用する場合に好適な画像形成装置、画像形成システム、読取モード制御方法、及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿を原稿台上に載置固定した状態で光学系を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、光学系を所定位置に固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えると共に、固定読みモードと流し読みモードを切り替え可能な画像形成装置が種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、流し読みモードによる原稿読取りが正常にできる場合でも、固定読みモードに関わる異常のみで、画像形成装置全体としてダウン(使用できない)状態になったり、或いは画像読取り系がダウン(使用できない)状態になっていた。また、固定モードによる原稿読取りが正常にできる場合でも、流し読みモードに関わる異常のみで、画像形成装置全体としてダウン(使用できない)状態になったり、或いは画像読取り系がダウン(使用できない)状態になっていた。
【0004】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、極力ダウンタイムを少なくし、且つ、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握可能とし、的確な画像形成装置の点検や修理を可能とした画像形成装置、画像形成システム、読取モード制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えた画像形成装置であって、前記固定読みモード、前記流し読みモードの動作状況を判断する判断手段と、前記固定読みモードが正常で且つ前記流し読みモードが異常と判断された場合は、前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止とする制御手段とを有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えた画像形成装置であって、前記固定読みモード、前記流し読みモードの動作状況を判断する判断手段と、前記固定読みモードが異常で且つ前記流し読みモードが正常と判断された場合は、前記流し読みモードを有効とし前記固定読みモードを動作禁止とする制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えた画像形成装置であって、前記固定読みモード、前記流し読みモードの動作状況を判断する判断手段と、前記固定読みモードが正常で且つ前記流し読みモードが異常と判断された場合は、前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止とし、前記固定読みモードが異常で且つ前記流し読みモードが正常と判断された場合は、前記流し読みモードを有効とし前記固定読みモードを動作禁止とする制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記画像形成装置と、前記画像形成装置から通信媒体を介して前記流し読みモード又は前記固定読みモードが異常であることを示す情報と、前記流し読みモードと前記固定読みモードのうち正常なモードを有効とし異常なモードを動作禁止としていることを示す情報を受信する外部装置とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードの動作状況を判断するステップと、前記固定読みモードが正常で且つ前記流し読みモードが異常と判断した場合は、前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止とするステップとを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施の形態の概要を説明する。本発明の実施の形態は、画像形成装置において、循環式原稿自動給送装置(RDF)を用いた原稿読取りで、原稿を原稿台上に載置固定した状態で光学系を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、光学系を所定位置に固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードのどちらか一方が異常の場合でも、他方を動作可能に制御(縮退)することで、画像形成装置のダウンタイムを極力少なくし、且つ、固定読みモードと流し読みモードのどちらか一方が異常であることを示す情報と、固定読みモードと流し読みモードのうち正常なモードを有効とし異常なモードを動作禁止としていることを示す情報を外部装置に送信することで、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握でき的確な点検や修理を可能とするものである。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)を管理するための構成を示すブロック図である。複写装置は、複写装置本体100を備えると共に、複写装置本体100に対し循環式原稿自動給送装置(RDF)、仕分け装置(ソータ)、自動コンピュータフォーム送り装置(CFF)(図4参照)を任意に組み合わせ可能に構成されている。複写装置本体100は、複写動作を制御する複写制御手段(DCコントローラ)800、外部通信回線であるところの公衆回線908との間でデータの送受信を行うための通信制御手段(モデムボード)を備えている。外部装置であるホストコンピュータシステム999は、複写装置を管理するための管理部署(中央のセンター)等に設置されている。
【0012】
図2は第1の実施の形態に係る複写装置の通信制御手段(モデムボード)900の主要構成を示すブロック図である。通信制御手段900は、通信を制御するための中央演算処理装置(以下CPU)901、通信データを一時保管するためのメモリ(RAM)903、デジタル通信データを公衆回線908にのせるために変調し、また公衆回線908によって送られてきたデータをデジタル通信データに復調する変復調器(モデム)905等を備えている。また、通信制御手段900には、ネットワーク制御を行うネットワークコントロールユニット(NCU)906が付設されている。
【0013】
上記構成の複写制御手段800及び通信制御手段900による制御によって、複写装置本体100の複写動作、データ記憶、公衆回線(外部通信回線)908を経由しての外部装置999との通信が実行される。
【0014】
次に、複写装置の複写制御手段800、通信制御手段900について説明する。図3は第1の実施の形態に係る複写制御手段800、通信制御手段900の構成を示すブロック図である。複写制御手段800は、CPU801、読取り専用メモリ(以下ROM)802、ランダムアクセスメモリ(以下RAM)803、入出力IC(以下I/O)804、RS−232Cインターフェース805を備えている。通信制御手段900は、CPU901、ROM902、RAM903、I/O904、モデム905、NCU部906、RS−232Cインターフェース907、ロータリスイッチ909を備えている。
【0015】
複写制御手段800は、複写装置本体100の複写動作制御を行う。複写制御手段800において、CPU801は、複写装置全体の制御を行う。ROM802は、複写装置本体100の制御手順(制御プログラム)を記憶した読取り専用メモリである。CPU801は、このROM802に記憶された制御手順に従ってバスを介して接続された各構成装置を制御する。RAM803は、入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリであり、外部装置999との通信を開始するために必要な電話番号等の記憶手段をも構成している。I/O804は、感光体ドラム105を回転駆動するメインモータ113(図4参照)等の負荷に対するCPU801の制御信号の出力、及び定着器122のセンサ(図4参照)等からの信号を入力してCPU801に送る。CPU801は、バス及び適当なI/O(不図示)を介して後述する操作パネル上の各種キーからの入力を受け入れ、更に操作パネル上のディスプレイに必要な情報を表示させるべく送り出す。
【0016】
通信制御手段900は、公衆回線(外部通信回線)908との通信制御を行う。通信制御手段900において、CPU901は、通信の制御を行う。ROM902は、通信制御、接続手続プログラム等を記憶した記憶装置である。そして、通信制御手段900は、複写装置本体100の複写制御手段800とはRS−232Cインターフェース805、907により構成した転送手段により接続されている。通信制御手段900に対し、このRS−232Cインターフェース907を介して複写装置本体100の複写制御手段800からのデータ転送が行われると、その転送データを通信制御手段900内に設けた専用の通信データ記憶手段であるRAM903に一時保持し、複写装置本体100の複写制御手段800からのデータ転送終了後に、CPU901によりNCU部906を制御し、外部装置999との通信回線接続を行い、通信回線接続後、モデム905、NCU部906を通して外部にデータ転送を行う。
【0017】
また、通信制御手段900に対し、外部からデータ転送が行われた場合には、その転送データをRAM903に一時保持し、複写装置本体100の複写制御手段800からの要求に応じてRS−232Cインターフェース805、907を介して複写装置本体100の複写制御手段800にデータ転送を行う。ロータリスイッチ909は、通信先の電話番号、複写装置自身のID番号、パスワード等を設定するためのスイッチである。
【0018】
図4は第1の実施の形態に係る複写装置の構成を示す断面図である。図4を参照して複写装置の構成と動作を説明する。複写装置は、原稿から画像を読取ると共に用紙上に画像を形成する複写動作を行う複写装置本体100、原稿の自動給送を行う循環式原稿自動給送装置(以下RDFと略称)200、複写が完了した用紙を仕分ける仕分け装置(ソータ)300、コンピュータフォーム用紙の自動給送を行う自動コンピュータフォーム送り装置(以下CFFと略称)400から構成されている。上記のRDF200、ソータ300及びCFF400は、複写装置本体100に対して自在に組み合わせ使用できるようになっている。
【0019】
複写装置本体100の構成について以下説明する。図4において、原稿台ガラス101は、読取り対象となる原稿の載置台である。原稿読取手段としての光学系102は、原稿を照明する原稿照明ランプ(露光ランプ)103と、原稿からの反射光をレンズに導光する走査ミラーと、レンズを透過した光を感光体ドラム105に照射するレンズと、光学系を駆動するモータ104等から構成されており、モータ104により走査しつつ露光ランプ103で原稿を照明し、原稿からの反射光を走査ミラーとレンズにより感光体ドラム105に照射する。
【0020】
感光体ドラム105の周囲には、高圧ユニット106と、ブランク露光ユニット107と、電位センサ108と、現像器109と、転写帯電器110と、分離帯電器111と、クリーニング装置112とが装備されており、これら感光体ドラム105〜クリーニング装置112等により画像記録手段が構成されている。感光体ドラム105は、メインモータ113により図4に示す矢印の方向に回転するもので、高圧ユニット106によりコロナ帯電されており、光学系102から原稿の反射光が照射されると、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器109により現像されてトナー像として可視化される。
【0021】
一方、上段カセット114或いは下段カセット115からピックアップローラ116、117を介し、給紙ローラ118、119により複写装置本体100内に送られた転写紙は、レジストローラ120によりトナー像の先端と転写紙の先端とが一致するようにタイミングがとられた後、感光体ドラム105の転写位置に給送され、転写帯電器110によりトナー像が転写される。このトナー像の転写後、転写紙は分離帯電器111により感光体ドラム105から分離され、搬送ベルト121により定着器122に導かれて加圧及び加熱によりトナー像が定着され、この後、排出ローラ123により複写装置本体100の外に排出される。また、感光体ドラム105は、クリーニング装置112によりその表面が清掃される。
【0022】
複写装置本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ124が装備されている。デッキ124のリフタ125は、給紙ローラ126に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。そして、排紙フラッパ127は、両面記録(両面複写)側ないし多重記録(多重複写)側と排出側(ソータ300)の経路を切り替える。即ち、排出ローラ123から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ127により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。また、下搬送パス128は、排出ローラ123から送り出された転写紙を反転パス129を介し転写紙を裏返して再給紙トレイ130に導く。
【0023】
多重フラッパ131は、両面記録と多重記録の経路を切り替えるものであり、多重フラッパ131を左方向に倒すことにより、転写紙を反転パス129を介さず直接、下搬送パス128に導く。給紙ローラ132は、経路133を通じて転写紙を感光体ドラム105側に給紙する。排出ローラ134は、排紙フラッパ127の近傍に配置されており、該排紙フラッパ127により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。
【0024】
両面記録(両面複写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ127を上方に上げて、複写済みの転写紙を反転パス129、下搬送パス128を介して裏返した状態で再給紙トレイ130に格納する。この場合、両面記録時には多重フラッパ131を右方向へ倒し、また、多重記録時には該多重フラッパ131を左方向へ倒しておく。次に行う裏面記録時や多重記録時には、再給紙トレイ130に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ132により経路133を介して複写装置本体内のレジストローラ120に導かれる。
【0025】
複写装置本体100から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ127を上方へ上げ、多重フラッパ131を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を反転パス129側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ140を通過した後に反転ローラ142によって第2の送りローラ側へ搬送し、排出ローラ134によって、転写紙を裏返して機外へ排出する。
【0026】
次に、複写装置の操作パネル(操作部)について説明する。図5は第1の実施の形態に係る複写装置本体100に装備された操作パネル600の一例を示す外観図である。アスタリスク(*)キー601は、オペレータ(使用者)が、綴じ代量の設定とか原稿枠消しのサイズ設定等の設定モードのときに用いる。カーソルキー627は、設定モード時の設定事項を選択するときに用いる。OKキー628は、設定モード時の設定内容を確定するときに用いる。オールリセットキー606は、複写装置の状態を標準モードに戻すときに押す。また、オートシャットオフ状態から標準モードに復帰させるときにもこのオートリセットキー606を押す。
【0027】
複写開始キー(コピースタートキー)605は、複写を開始するときに押す。クリア/ストップキー604は、待機(スタンバイ)中はクリアキー、複写記録中はストップキーの機能を有する。このクリア/ストップキー604は、設定した複写枚数を解除するとき、また連続複写を中断するときに押す。そして、このクリア/ストップキー604を押した時点での複写が終了した後に、複写動作を停止する。テンキー603は、複写枚数を設定するときに押す。また、テンキー603は、アスタリスク(*)モードを設定するときにも使う。メモリキー619は、その押下により使用者が頻繁に使うモードを登録しておくことができる。ここでは、M1〜M4の4通りのモードの記録ができる。
【0028】
複写濃度キー611及び612は、複写濃度を手動で調節するときに押す。AEキー613は、原稿の濃度に応じて複写濃度を自動的に調節するとき、またはAE(自動濃度調節)を解除して濃度調節をマニュアル(手動)に切り替えるときに押す。コピー用紙選択キー607は、上段カセット(上段ペーパリフタ)114、下段カセット(下段ペーパリフタ)115、ペーパデッキ124、マルチ手指し150を選択するときに押す。また、RDF300に原稿が載っているときには、このコピー用紙選択キー607によりAPS(自動紙カセット選択)を選択できる。APSが選択されたときには、原稿と同じ大きさの転写紙を収納したカセットが自動的に選択される。
【0029】
等倍キー610は、等倍(原寸)の複写をとるときに押す。オート変倍キー616は、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮小・拡大を指定するときに押す。両面キー626は、片面原稿から両面複写、両面原稿から両面複写、または両面原稿から片面複写をとるときに押す。綴じ代キー625は、その押下により転写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成することができる。写真キー624は、写真原稿を複写するときに押す。多重キー623は、2つの原稿から転写紙の同じ面に画像を作成(合成)するときに押す。原稿枠消しキー620は、使用者が定形サイズ原稿の枠消しを行うときに押し、その際に原稿のサイズはアスタリスクキー601で設定する。シート枠消しキー621は、コピー用紙サイズに合わせて原稿の枠消しをするときに押す。
【0030】
表紙モード設定キー629は、表紙、裏表紙の作成及び合紙を挿入するときに用いる。ページ連写キー630は、見開きの本の左右を続けて複写するときに用いる。排紙方法選択キー614は、ステイプルソートモード(用紙を順番に揃え綴じて排紙するモード)、ソートモード(用紙を順番に揃えて排紙するモード)、グループモード(複数部ずつ複写した際に同じページ番号毎に仕分けて排紙するモード)の何れかの排紙方法を選択するキーであり、複写装置本体100にステイプルソータ300が接続されている場合は、転写紙に対するステイプルソートモード、ソートモード、グループモードの選択またはその選択モードの解除を行うことができる。
【0031】
予約キー631は、予約トレイ210に載置された予約原稿に対する複写モードの設定を開始するとき、及び予約設定を解除するときに用いる。予約設定キー632は、予約モード設定時の確定キーとして用いる。ガイドキー633は、各種キーに対応する機能の説明を、メッセージディスプレイ701を表示するときに用いる。メッセージディスプレイ701は、複写及び通信に関する情報を表示するLCD(液晶)タイプのディスプレイであり、96×129ドットで文字や図形を表示する。例えば、テンキー603で設定した複写枚数、定形変倍キー608、609、等倍キー610、ズームキー617、618で設定した複写倍率、コピー用紙選択キー607で選択した用紙サイズ、複写装置本体100の状態を示すメッセージ、操作手順を示すガイドメッセージ、その他各種モード設定内容を表示する。AE表示器704は、AEキー613によりAE(自動濃度調節)を選択したときに点灯する。予熱表示器709は、予熱状態のときに点灯する。
【0032】
複写装置において、標準モードでRDF200を使用している時は、複写枚数1枚、濃度AEモード、オート用紙選択、等倍、片面原稿から片面複写の設定になる。標準モードでRDF200を未使用の時は、複写枚数1枚、濃度マニュアルモード、等倍、片面原稿から片面複写の設定になる。RDF200の使用時と未使用時の差はRDF200に原稿がセットされているか否かで決まる。
【0033】
図19乃至図21は第1の実施の形態に係る複写装置本体100に付設されたRDF200の詳細な構成を示す断面図である。図19乃至図21を参照してRDF200の構成と動作を説明する。循環式原稿自動給送装置(シート材搬送装置)であるRDF200は、上方に原稿トレイ4を有し、その下方には駆動ローラ36及びターンローラ37に巻回された幅広ベルト7が配置されている。この幅広ベルト7は、複写装置本体100の原稿台ガラス(プラテン)101上に当接しており、上記原稿トレイ4上に載置したシート原稿Pを搬送してプラテン101上の所定位置に載置したり、プラテン101上のシート原稿Pを上記原稿トレイ4上に搬出する。
【0034】
また、原稿トレイ4には、1対の幅方向規制板33がシート原稿Pの幅方向にスライド自在に配置されており、原稿トレイ4に載置されるシート原稿Pの幅方向を規制することで、シート原稿Pの給送時の安定性と、原稿トレイ4上への搬出の際の整合性を確保している。上記幅方向規制板33には、後述するジョギング機構が内蔵されており、原稿トレイ4上に搬出されてくるシート原稿Pを1枚毎、原稿基準ガイドに押し付け、整合性を更に高めている。更に、後述する原稿トレイ昇降機構により、原稿トレイ4は揺動中心40を中心として、図19、図20に示す位置の間を揺動可能に構成されている。
【0035】
原稿トレイ4に隣接して、半月状の給紙ローラ5及びストレッパソレノイド(不図示)により上下に移動するストッパ21が配設されており、原稿トレイ4上にセットされた際のシート原稿Pは、突出した上記ストッパ21により規制されて下流に進出できないようになっている。そして、複写装置本体100の操作パネル600の所定キーで複写条件が入力され、コピースタートキー605が押されると、上記ストッパ21が沈み込んでシート原稿Pの進路が開放され、シート原稿Pは給紙ローラ5の給送を受けて下流部へ進出する。この際、原稿トレイ4上の原稿基準ガイド内に内蔵された仕切り部材モータ(不図示)に連結された仕切り部材22が、最上位のシート原稿Pに回転して乗り上げ、未処理原稿と処理済原稿との区別をする。
【0036】
上記ストッパ21の下流には、分離部を構成する搬送ローラ38及び分離ベルト6からなる第1の原稿分離手段が配設されており、それぞれ矢印方向に回転することで、原稿トレイ4から進出してきたシート原稿Pを1枚毎に分離して更に下流側に搬送する。また、上記ストッパ21の上方には、ウェイト20が設けられており、原稿トレイ4上のシート原稿Pが少なく給紙ローラ5の給送力だけではシート原稿Pが第1の原稿分離手段(分離ベルト6、搬送ローラ38)に進出できない場合に、ウェイトソレノイド(不図示)により下方に移動してシート原稿Pを給紙ローラ5との間に挟むことで、給紙ローラ5の給送力を向上させている。
【0037】
上記第1の原稿分離手段(分離ベルト6、搬送ローラ38)から上記プラテン101にかけて原稿給送路が構成されており、この原稿給送路は屈曲してプラテン101上の搬送路に接続し、シート原稿Pをプラテン101上に誘導する。また、給紙ローラ5の近傍には、原稿トレイ4上に載置されたシート原稿Pの有無を検知するための透過型の光センサである入り口センサ23a、23bが配置されている。
【0038】
このRDF200の本体左方には、大ローラ10が配設されており、上記プラテン101から大ローラ10の外周を回って上記原稿トレイ4上方に伸びる原稿排紙路が構成されている。更に、上記原稿排紙路の大ローラ10の上方から分岐して両面原稿の表裏を反転させるための原稿反転路が構成されており、この原稿反転路の下流部が上記原稿給送路と合流するようになっている。原稿排紙路の下流側には、中継ローラ44、排紙ローラ11が設けられており、上記原稿排紙路を搬送されてきたシート原稿Pを原稿トレイ4上の原稿束Pの最上部に搬出する。
【0039】
プラテン101の上方に配設された上記幅広ベルト7は、シート原稿Pをプラテン101上の所定位置に搬送・載置するものであり、シート原稿Pは画像読取り後にプラテン101上の所定位置から搬出される。上記原稿給送路と原稿反転路の合流部には給送ローラ9が配設されており、この給送ローラ9は、到達したシート原稿Pにループを形成してシート原稿Pの斜行を防止している。上記給送ローラ9の上流近傍には、シート原稿Pの前端及び後端を検知する透過型の光センサである給紙センサ25a、25bが配設されており、原稿給送路及び原稿反転路のいずれの搬送路を通過したシート原稿Pも検知することができる。
【0040】
また、給送ローラ9の下流には、シート原稿Pの後端を検知する透過型の光センサであるレジストセンサ39a、39bが配設されている。原稿排紙路中の大ローラ10の下方には、プラテン101から摘出されたシート原稿Pを検知する透過型の光センサである反転センサ26a、26bが配設され、更に大ローラ10と排紙ローラ11との間の原稿排紙路中には、原稿排紙路を通過し、原稿トレイ4上に搬出されるシート原稿Pの通過を検知する通過型の光センサである排紙センサ27a、27bが配設されている。
【0041】
原稿排紙路から原稿反転路に分岐される部分には、パスを切り替えるための反転フラッパ34が配設されており、反転フラッパソレノイド(不図示)のON・OFFにより、図中実線位置及び鎖線位置間を揺動することによりパスの切り替えを行っている。更に、RDF200の本体右側には、プラテン101上の画像読取り部へプラテンガラスの右端よりシート原稿を搬送する第2の原稿分離手段と、第2の原稿給送路が構成されている。
【0042】
後述する原稿トレイ4の上下揺動動作に連動して原稿トレイ4は、図19、図20に示した位置を上限、下限位置として揺動するようになっている。図20に示すように、原稿トレイ4が下限位置にある場合、これに隣接して半月状の第2給紙ローラ8、及び第2の原稿分離手段を構成する搬送ローラ15及び分離ベルト14が配設されており、それぞれ矢印方向に回転することで、原稿トレイ4から進出してきたシート原稿Pを1枚毎に分離して更に下流側に搬送する。
【0043】
原稿トレイ4は、原稿トレイ4上に載置された原稿サイズや画像形成装置の入力条件により、上限或いは下限位置をとる構成となっている。原稿トレイ4が下限位置に達すると、原稿トレイ4の上述したストッパ21が、原稿トレイ4上に載置されているシート原稿Pを第2の原稿分離手段(分離ベルト14、搬送ローラ15)側へある一定距離、原稿束の状態で搬送(束搬送)する。原稿トレイ4が下限位置に達すると、シート原稿ストッパ19が原稿ストッパソレノイド(不図示)により上方に支軸31を中心に揺動し、上記束搬送手段により束搬送されたシート原稿Pを受け入れる。束搬送されたシート原稿Pは、必ず第2の分離手段上流近傍に配設されたシート原稿の有無を検知する透過型の光センサ28a、28bで紙有を検知する位置まで搬送される。束搬送が終了すると、シート原稿ストッパ19はシート原稿P上に載置される構成となっている。
【0044】
第2の原稿分離手段(分離ベルト14、搬送ローラ15)の下流側には、第2の給送ローラ16が配設されており、この第2の給送ローラ16は到達したシート原稿Pにループを形成して、シート原稿Pの斜行を防止している。上記第2の給送ローラ16の上流近傍には、シート原稿Pの前端及び後端を検知する透過型の光センサである第2の給紙センサ30a、30bが配設されている。更に、下流側には、中継ローラ17が配設され、第2の給送路中には、シート原稿Pの先端位置を検知する透過型の光センサ18a、18bが配設されている。この光センサ(画先センサ)18a、18bにより、画像形成装置内の画像が形成されるシート材のタイミング制御を行う。
【0045】
更に、本実施の形態の説明を進めていく上で予め説明しておくべき構成として、複写装置本体100の画像読取り開始位置(画先:固定読みモード時の第1画先及び流し読みモード時の第2画先)、即ち、光学系3001(図4の102)のホームポジションを決定する位置がある。光学系3001とセンサの位置を分かり易く説明したものが図20、図21である。複写装置本体100におけるRDF200と対向する側には、固定読みモード時において実際に第1画先4001に光学系3001が位置したことを検出する画先センサS2、第1画先4001から光学系3001がスキャニングを開始する時のホームポジションを検出するホームポジションセンサS1が配置されている。
【0046】
図21は流し読みモード時において第2画先(流し読み時画先)2002に光学系3001が位置決めされた時の図であり、この時の光学系3001の位置を検出するセンサが光学系位置センサS5である。また、流し読みモード時は光学系3001が固定された状態でスキャニングを行うため、光学系駆動プーリ3003の突起部分3003′はラッチ板3005にてロック状態となる。ラッチ板3005は、支軸3005′を中心にソレノイド部材(不図示)により光学系駆動プーリ3003をロック解除自在な構成となっており、流し読みモード時以外は光学系駆動プーリ3003に対し退避状態となっており、光学系3001の往復運動を可能とする。
【0047】
本実施の形態では、光学系に関して簡略的に構成を記載しているが、光学系3001は、光学系のスキャニングユニットであり、往復移動ガイドレール(不図示)によって支持されており、駆動プーリ3003、3004間に張られたワイヤ3002によって往復動自在な構成となっている。また、本実施の形態では、ホームポジションセンサS1、画先センサS2、光学系位置センサS5と3つのセンサを配置しているが、画先センサS2に関しては省略も可能である。
【0048】
本実施の形態において、第1の原稿分離手段から原稿を給紙した場合、光学系3001は原稿を固定した状態で第1画先4001から光学系移動(往復動作)によってスキャニングを行うこと(固定読み)が可能である。また、第2の原稿分離手段から原稿を給紙した場合は、流し読み時の画先2002に光学系3001を固定した状態で原稿を移動させることによりスキャニングを行うこと(流し読み)が可能である。
【0049】
次に、光学系に関する異常検知について説明する。
【0050】
「検知パターン1」:複写装置の電源オンまたはコピースタートキー605のオンから所定時間(例10秒)以内に、ホームポジションをホームポジションセンサS1で検出できない場合、異常(エラー)と判断する。この場合、光学系3001のモータの不良(動かない)か、ホームポジションセンサS1の不良等が考えられる。
【0051】
「検知パターン2」:光学系3001を移動開始してから所定時間(例0.5秒)以上、ホームポジションをホームポジションセンサS1で検出したままである場合、異常(エラー)と判断する。この場合、光学系3001のモータの不良(動かない)か、ホームポジションセンサS1の不良等が考えられる。
【0052】
「検知パターン3」:光学系3001を移動開始してから所定時間(例0.8秒)以内に、第1画先4001に光学系3001が位置したことを画先センサS2で検出できない場合、異常(エラー)と判断する。この場合、光学系3001のモータの不良(動かない)か、第1画先4001に光学系が位置したことを検出する画先センサS2の不良等が考えられる。
【0053】
「検知パターン4」:光学系3001を移動開始してから所定時間(例1.0秒)以内に、流し読み時の光学系3001の位置を光学系位置センサS5で検出できない場合、異常(エラー)と判断する。この場合、光学系3001のモータの不良(動かない)か、流し読み時の光学系位置センサS5の不良等が考えられる。
【0054】
本発明の特徴とする点、即ち、ここで注目する点は、「検知パターン3」では正常と検知され、「検知パターン4」では異常と検知された場合、光学系3001のモータは正常であり、第1画先4001に光学系が位置したことを検出する画先センサS2も正常であるが、流し読み時の光学系位置センサS5が不良であると判断することができる。即ち、この場合は、RDF200の第1の原稿分離手段から原稿を給紙して、光学系3001は第1画先4001から光学系移動(往復動作)によってスキャニングを行う固定読みモードは使用可能とし、流し読みモードは使用不可とする制御(縮退)を行う。
【0055】
逆に、「検知パターン4」では正常と検知され、「検知パターン3」では異常と検知された場合、光学系3001のモータは正常であり、流し読み時の光学系位置センサS5も正常であるが、第1画先4001に光学系が位置したことを検出する画先センサS2が不良であると判断することができる。即ち、この場合は、RDF200の第2の原稿分離手段から原稿を給紙して、流し読み時の画先2002に光学系3001を位置決めロックしてスキャニングを行う流し読みモードは使用可能とし、固定読みモードは使用不可とする制御(縮退)を行う。
【0056】
複写装置の複写制御手段800は、固定読みモードは使用可能とし且つ流し読みモードは使用不可とする縮退を行う場合と、流し読みモードは使用可能とし且つ固定読みモードは使用不可とする縮退を行う場合とにおける、上述したような異常を示すエラーコード及び縮退動作状態であることを示す情報を、通信制御手段900及び外部通信回線908を介して後述の外部装置999(図1参照)に送信する。
【0057】
次に、本発明の特徴である複写装置と外部装置999との通信について説明する。図6は第1の実施の形態に係る複写装置本体100の通信制御手段900のROM902に格納されたプログラムの一部であり、通信の制御を行うルーチンを示すフローチャートである。
【0058】
ステップS601より本ルーチンに入り、ステップS602において、複写装置本体100の通信制御手段900は、外部通信回線908または複写装置本体100からの受信要求があるかどうかをチェックする。受信要求がなければ、ステップS606に進む。受信要求があれば、ステップS603において、受信要求が外部装置999からか複写制御手段800からかを判断する。複写制御手段800からの受信要求であれば、ステップS604に進み、複写制御手段800からのデータを受信し、該受信データを通信データ記憶手段であるRAM903に記憶する。外部装置999からの受信要求であれば、ステップS605に進み、外部装置999からのデータを受信し、該受信データを通信データ記憶手段であるRAM903に記憶する。
【0059】
次に、ステップS606において、外部通信回線908への送信要求があるかどうかをチェックする。外部通信回線908への送信要求がなければ、ステップS608に進む。外部通信回線908への送信要求があれば、ステップS607に進み、外部通信回線908を接続し、外部装置999にRAM903に記憶したデータを送信する。次に、ステップS608において、複写制御手段800へのデータ転送が可能かどうかをチェックする。複写制御手段800へのデータ転送が不可ならば、ステップS610から本ルーチンを抜ける。複写制御手段800へのデータ転送が可能ならば、ステップS609に進み、複写制御手段800へRAM903に記憶したデータの転送を行い、ステップS610から本ルーチンを抜ける。
【0060】
図7は第1の実施の形態に係る複写装置本体100の複写制御手段800のROM802に格納されたプログラムの1部であり、通信の制御を行うルーチンを示すフローチャートである。
【0061】
ステップS701より本ルーチンに入り、ステップS702において、複写装置本体100の複写制御手段800は、通信制御手段900からのデータ転送に対して受信可能状態かどうかをチェックする。受信不可能状態であれば、ステップS707から本ルーチンを抜ける。受信可能状態であれば、ステップS703に進み、通信制御手段900からの受信要求があるかどうかをチェックする。通信制御手段900からの受信要求がなければ、ステップS707から本ルーチンを抜ける。通信制御手段900からの受信要求があれば、ステップS704に進み、通信制御手段900から転送されるデータの受信を行う。
【0062】
次に、ステップS705において、通信制御手段900へのデータ送信が可能かどうかをチェックする。通信制御手段900へのデータ送信が不可能ならば、ステップS707から本ルーチンを抜ける。通信制御手段900へのデータ送信が可能ならば、ステップS706において、通信制御手段900にデータ送信を行い、ステップS707から本ルーチンを抜ける。
【0063】
図8は第1の実施の形態に係る複写装置の通信相手である外部装置999の通信制御ルーチンの概略を示すフローチャートである。
【0064】
ステップS801より本ルーチンに入り、ステップS802において、外部装置999は、外部通信回線908の接続を行う。次に、ステップS803において、複写装置の通信制御手段900に対して送信可能状態かどうかをチェックする。複写装置の通信制御手段900に対して送信不可能状態であれば、ステップS805に進む。複写装置の通信制御手段900に対して送信可能状態であれば、ステップS804において、複写装置の通信制御手段900に対してデータの送信を行う。そして、ステップS805において、外部通信回線908の接続を切断し、ステップS806から本ルーチンを抜ける。
【0065】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、流し読みモードに関わる異常のみの場合は、固定読みモードは使用可能とする制御(縮退)を行うことで、極力ダウンタイムの少ない画像形成装置、画像形成システムを提供し、且つ、流し読みモードが異常である情報データと縮退動作状態であることを示す情報データを外部装置(中央のセンターに設置されているホストコンピュータ)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【0066】
また、固定読みモードに関わる異常のみの場合は、流し読みモードは使用可能とする制御(縮退)を行うことで、極力ダウンタイムの少ない画像形成装置、画像形成システムを提供し、且つ、固定読みモードが異常である情報データと縮退動作状態であることを示す情報データを外部装置(中央のセンターに設置されているホストコンピュータ)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【0067】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)の全体構成、通信制御手段の構成、複写制御手段の構成、複写装置内部構造、操作パネルの構成(図1乃至図5)等は、上記第1の実施の形態と同様であり説明を省略する。
【0068】
図9、図10、図11は第2の実施の形態に係る複写装置(複写制御手段800)と通信制御手段900の間の通信プロトコルの詳細を示す図である。
【0069】
図9は第2の実施の形態に係る複写装置(複写制御手段800)と通信制御手段900の間のデータ通信のタイミングを示す図である。通信制御手段900がマスタ側となり、コマンドを複写装置(複写制御手段800)に送信する。複写装置(複写制御手段800)は、受信したコマンドに対応するレスポンスを通信制御手段900に送信する。
【0070】
図10は第2の実施の形態に係る複写装置(複写制御手段800)と通信制御手段900の間のコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す図である。この通信はシリアル方式で行われ、コマンドはバイナリィ形式で複数バイトからなり、ID、Length、Data、Sumにより構成されている。IDはコマンドの種類を示している。Lengthはコマンドのバイト数を示している。DataはIDで指定されたそれぞれの種類のコマンドについて更に情報を付加する場合に使用する。Sumはチェックサムであり、通信途中でコマンドの内容が間違ったものになっていないかどうかを確認するためのものである。このチェックサムSumは、IDからDataまでを加算した値の下位1バイト値を使用している。
【0071】
図11は第2の実施の形態に係る複写装置(複写制御手段800)と通信制御手段900の間のコマンド及びレスポンスの例を示す図である。「複写装置ROMバージョン要求コマンド」は、IDは01と定義され、通信制御手段900が複写装置(複写制御手段800)に対してROMの種類を指定してROMバージョンを要求し、レスポンスとしてROMバーションデータを取得するものである。「複写装置メモリリードコマンド」は、IDは02と定義され、通信制御手段900が複写装置(複写制御手段800)に対してアドレスを指定してメモリリードを要求し、レスポンスとしてメモリデータを取得するものである。「複写装置表示データコマンド」は、IDは03と定義され、通信制御手段900が複写装置(複写制御手段800)に対して表示データを指定して操作パネルに表示することを要求し、応答としてレスポンスを取得するものである。
【0072】
ここで、複写装置(複写制御手段800)は、受信したコマンドの種類をIDによって識別する。IDが03であれば表示データと判断し、IDが03以外であれば表示データではないと判断する。表示データと判断されれば、その内容を複写装置内の操作パネル600に送信し表示させる。
【0073】
図12、図13、図14は第2の実施の形態に係る外部装置(ホストコンピュータ)999と複写装置の通信制御手段900の間の通信プロトコルの詳細を示す図である。
【0074】
図12は第2の実施の形態に係る外部装置999と複写装置の通信制御手段900の間のデータ通信のタイミングを示す図である。外部装置999がマスタ側となり、コマンドを複写装置の通信制御手段900に送信する。複写装置の通信制御手段900は、受信したコマンドに対応するレスポンスを外部装置999に送信する。
【0075】
図13は第2の実施の形態に係る外部装置999と複写装置の通信制御手段900の間のコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す図である。この通信はモデム及び公衆回線(外部通信回線)908を経由してシリアル方式で行われ、コマンドはアスキー形式で複数バイトからなり、ID、Data、Sum、CRにより構成されている。IDはコマンドの種類を示している。DataはIDで指定されたそれぞれの種類のコマンドについて更に情報を付加する場合に使用する。Sumはチェックサムであり、通信途中でコマンドの内容が間違ったものになっていないかどうかを確認するためのものである。このチェックサムSumは、IDからDataまでを加算した値の下位1バイト値をアスキーに変換したものを使用している。CRはデリミタ(文字列を限定する記号)であり、コマンドの終わりを示している。
【0076】
図14は第2の実施の形態に係る外部装置999と複写装置の通信制御手段900の間のコマンド及びレスポンスの例を示す図である。「複写装置ROMバージョン要求コマンド」は、IDは81と定義され、外部装置999が複写装置の通信制御手段900に対してROMの種類を指定してROMバージョンを要求し、レスポンスとしてROMバーションデータを取得するものである。「複写装置メモリリードコマンド」は、IDは82と定義され、外部装置999が複写装置の通信制御手段900に対してアドレスを指定してメモリリードを要求し、レスポンスとしてメモリデータを取得するものである。「複写装置表示データコマンド」は、IDは83と定義され、外部装置999が複写装置の通信制御手段900に対して表示データを指定して操作パネルに表示することを要求し、応答としてレスポンスを取得するものである。
【0077】
以上述べたシーケンスにより、外部装置(ホストコンピュータ)999は、「複写装置表示データコマンド」により操作部の表示パネルで表示すべきデータを複写装置に送信することが可能である。複写装置は、受信した表示データを内部のRAM(図15の1002)に格納する。
【0078】
図15は第2の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)の全体構成を示すブロック図である。複写装置1000は、複写制御手段(DCコントローラ)1010と操作部1020を内蔵すると共に、通信制御手段900が付設されている。複写装置1000は、複写制御手段1010により制御されている。複写制御手段1010の構成は、上記第1の実施の形態(図3)と実質的に同一である。複写制御手段1010は、操作部1020と通信手段により接続されている。操作部1020の構成は、上記第1の実施の形態(図5)と実質的に同一である。また、複写制御手段1010は、通信制御手段900及び公衆回線908を経由して外部装置(ホストコンピュータ)999と接続されている。
【0079】
複写制御手段1010において、CPU1001は、複写装置全体の動作を制御している。RAM1002は、各種情報の記憶及びワーキングエリアとして使用される。ROM1003には、複写装置を制御するためのプログラムが格納されている。I/O1004は、通信制御手段900と通信するための入出力部である。I/O1005は、操作部1020のキー入力部1007と通信するための入出力部である。I/O1006は、操作部1020の表示パネル1008と通信するための入出力部である。
【0080】
図16は第2の実施の形態に係るキー入力データの通信フォーマットを示す図である。このキー入力データはシリアル方式で操作部1020から複写制御手段1010に送信される。データの構成は、まず先頭のIDでデータの種類を示す。キー入力データの場合は01と定義している。次はlengthでデータの長さを示している。keycodeは押されたキーの種類をコード化したものである。この値により複写制御手段1010は押されたキーを検知することが可能である。Sumは通信途中のデータの誤りを検出するためのもので、データ列の各バイトを加算したものである。
【0081】
図17は第2の実施の形態に係る表示データの通信フォーマットを示す図である。この表示データはシリアル方式で複写制御手段1010から操作部1020に送信される。この通信フォーマット中の「表示データ」に表示パネル1008に表示すべきデータが格納されている。この表示データは英数字及び漢字を表すアスキーコードである。
【0082】
図18は複写装置の制御を示すフローチャートである。ステップS1301より本フローチャートが開始する。通常、複写装置の複写制御手段1010は、ステップS1302の状態チェックルーチンを実行している。エラーコード(以下Eコード)発生(異常発生)が検知された場合(ステップS1303でYES)、表示パネル1008にEコードを表示し(ステップS1310)、RAM1002に格納されている連絡先データを取得する(ステップS1311)。その後、「連絡先表示フラグ」をセットし(ステップS1312)、表示パネル1008に連絡先を表示し(ステップS1313)、ステップS1304に進む。
【0083】
次に、キー入力部1007からのキー入力データがあるか否かを判断する(ステップS1304)。キー入力部1007からのキー入力データがあれば(ステップS1304でYES)、「連絡先表示フラグ」がセットされているか否かを確認する(ステップS1308)。「連絡先表示フラグ」がセット状態であれば、キー入力部1007からのデータはI/O1004を経由して通信制御手段900に送られる(ステップS1314)。「連絡先表示フラグ」がリセット状態であれば、キー入力部1007からのデータは複写装置に対するコマンドと解釈され、I/O1006を経由して表示パネル1008に送られる(ステップS1309)。
【0084】
他方、キー入力部1007からのキー入力データが無ければ(ステップS1304でNO)、複写装置の状態が異常状態からノーマル状態へ復帰したか否かを判断する(ステップS1305)。複写装置の状態が異常状態からノーマル状態への復帰であれば(ステップS1305でYES)、表示パネル1008のEコード表示を消し(ステップS1306)、「連絡先表示フラグ」をリセットし(ステップS1307)、上記ステップS1302に戻る。複写装置の状態が異常状態のままでは(ステップS1305でNO)、上記ステップS1304に戻る。
【0085】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、画像形成装置の異常状態を外部装置(中央のセンターに設置されているホストコンピュータ)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【0086】
[他の実施の形態]
第1及び第2の実施の形態では、画像形成装置と外部装置を各々1台ずつ接続した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数台の画像形成装置と1台の外部装置をネットワーク接続する場合や、複数台の画像形成装置と複数台の外部装置をネットワーク接続する場合に適用することもできる。
【0087】
第1及び第2の実施の形態では、本発明の画像形成装置を画像読取機能・画像形成機能を備えた複写装置に適用した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ機能を備えた複合機に適用することもできる。
【0088】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
【0089】
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
【0090】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0091】
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、流し読みモードに関わる異常のみの場合は、固定読みモードは使用可能とする制御を行うことで、極力ダウンタイムの少ない画像形成装置、画像形成システムを提供し、且つ、流し読みモードが異常である情報データと固定読みモードを有効とし流し読みモードを動作禁止としていることを示す情報データを外部装置(例えば中央のセンターに設置されているホストコンピュータ等)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【0093】
また、本発明によれば、固定読みモードに関わる異常のみの場合は、流し読みモードは使用可能とする制御を行うことで、極力ダウンタイムの少ない画像形成装置、画像形成システムを提供し、且つ、固定読みモードが異常である情報データと流し読みモードを有効とし固定読みモードを動作禁止としていることを示す情報データを外部装置(例えば中央のセンターに設置されているホストコンピュータ等)に出力することにより、画像形成装置の異常状態を素早く通知することが可能になる。これにより、サービスマンが画像形成装置の異常状態を的確に把握することができ、的確な画像形成装置の点検や修理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)を管理するための構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る複写装置の通信制御手段の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に係る複写装置の複写制御手段及び通信制御手段の構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態に係る複写装置の構成を示す図であり、(a)は複写装置本体、循環式原稿自動給送装置、仕分け装置の内部構造を示す構成図、(b)は自動コンピュータフォーム送り装置の取付状態を示す構成図である。
【図5】第1の実施の形態に係る複写装置の操作パネルの外観を示す図である。
【図6】第1の実施の形態に係る複写装置の通信制御手段の通信制御を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態に係る複写装置の複写制御手段の転送制御を示すフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態に係る外部装置の通信制御を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る複写装置及び通信制御手段間の通信プロトコルを示す図である。
【図10】第2の実施の形態に係る複写装置及び通信制御手段間のコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す図である。
【図11】第2の実施の形態に係る複写装置及び通信制御手段のコマンド及びレスポンス例を示す図であり、(a)は複写装置ROMバージョン要求コマンドと複写装置ROMバージョンレスポンスを示す図、(b)は複写装置メモリリードコマンドと複写装置メモリリードレスポンスを示す図、(c)は複写装置表示データコマンドと複写装置表示レスポンスを示す図である。
【図12】第2の実施の形態に係る外部装置及び通信制御手段間の通信プロトコルを示す図である。
【図13】第2の実施の形態に係る外部装置及び通信制御手段間のコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す図である。
【図14】第2の実施の形態に係る外部装置及び通信制御手段間のコマンド及びレスポンス例を示す図であり、(a)は複写装置ROMバージョン要求コマンドと複写装置ROMバージョンレスポンスを示す図、(b)は複写装置メモリリードコマンドと複写装置メモリリードレスポンスを示す図、(c)は複写装置表示データコマンドと複写装置表示レスポンスを示す図である。
【図15】第2の実施の形態に係る画像形成装置(複写装置)の構成を示すブロック図である。
【図16】第2の実施の形態に係るキー入力データの通信フォーマットを示す図である。
【図17】第2の実施の形態に係る表示データの通信フォーマットを示す図である。
【図18】第2の実施の形態に係る画像形成装置の制御を示すフローチャートである。
【図19】第1の実施の形態に係る循環式原稿自動給送装置の内部構造を示す構成図である。
【図20】第1の実施の形態に係る循環式原稿自動給送装置の動作を説明するための構成図である。
【図21】第1の実施の形態に係る循環式原稿自動給送装置の動作を説明するための構成図である。
【符号の説明】
100、1000 複写装置(画像形成装置)
102、3001 光学系(読取手段)
200 循環式原稿自動給送装置(原稿自動給送手段)
800、1010 複写制御手段(判断手段、制御手段)
900 通信制御手段(通信手段)
908 外部通信回線(通信媒体)
999 外部装置
S2 画先センサ(第1の検出手段)
S5 光学系位置センサ(第2の検出手段)
Claims (12)
- 原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えた画像形成装置であって、
前記固定読みモード、前記流し読みモードの動作状況を判断する判断手段と、前記固定読みモードが正常で且つ前記流し読みモードが異常と判断された場合は、前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止とする制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 原稿を読取位置に搬送し載置する原稿自動給送手段と、前記流し読みモードが異常であることを示す情報と前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止としていることを示す情報を外部に送信する通信手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記固定読み時の原稿読取開始位置に前記読取手段が位置したことを検出する第1の検出手段と、前記流し読み時の前記読取手段の位置を検出する第2の検出手段とを有し、前記判断手段は、前記読取手段を移動開始してから所定時間以内に、前記第1の検出手段で前記固定読み時の原稿読取開始位置に前記読取手段が位置したことを検出できない場合、異常と判断し、前記読取手段を移動開始してから所定時間以内に、前記第2の検出手段で前記流し読み時の前記読取手段の位置を検出できない場合、異常と判断することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えた画像形成装置であって、
前記固定読みモード、前記流し読みモードの動作状況を判断する判断手段と、前記固定読みモードが異常で且つ前記流し読みモードが正常と判断された場合は、前記流し読みモードを有効とし前記固定読みモードを動作禁止とする制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 原稿を読取位置に搬送し載置する原稿自動給送手段と、前記固定読みモードが異常であることを示す情報と前記流し読みモードを有効とし前記固定読みモードを動作禁止としていることを示す情報を外部に送信する通信手段とを有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記固定読み時の原稿読取開始位置に前記読取手段が位置したことを検出する第1の検出手段と、前記流し読み時の前記読取手段の位置を検出する第2の検出手段とを有し、前記判断手段は、前記読取手段を移動開始してから所定時間以内に、前記第1の検出手段で前記固定読み時の原稿読取開始位置に前記読取手段が位置したことを検出できない場合、異常と判断し、前記読取手段を移動開始してから所定時間以内に、前記第2の検出手段で前記流し読み時の前記読取手段の位置を検出できない場合、異常と判断することを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
- 原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードを備えた画像形成装置であって、
前記固定読みモード、前記流し読みモードの動作状況を判断する判断手段と、前記固定読みモードが正常で且つ前記流し読みモードが異常と判断された場合は、前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止とし、前記固定読みモードが異常で且つ前記流し読みモードが正常と判断された場合は、前記流し読みモードを有効とし前記固定読みモードを動作禁止とする制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 原稿を読取位置に搬送し載置する原稿自動給送手段と、前記流し読みモード又は前記固定読みモードが異常であることを示す情報と前記流し読みモードと前記固定読みモードのうち正常なモードを有効とし異常なモードを動作禁止としていることを示す情報を外部に送信する通信手段とを有することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 前記固定読み時の原稿読取開始位置に前記読取手段が位置したことを検出する第1の検出手段と、前記流し読み時の前記読取手段の位置を検出する第2の検出手段と有し、前記判断手段は、前記読取手段を移動開始してから所定時間以内に、前記第1の検出手段で前記固定読み時の原稿読取開始位置に前記読取手段が位置したことを検出できない場合、異常と判断し、前記読取手段を移動開始してから所定時間以内に、前記第2の検出手段で前記流し読み時の前記読取手段の位置を検出できない場合、異常と判断することを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置。
- 前記請求項1乃至9の何れかに記載の画像形成装置と、前記画像形成装置から通信媒体を介して前記流し読みモード又は前記固定読みモードが異常であることを示す情報と、前記流し読みモードと前記固定読みモードのうち正常なモードを有効とし異常なモードを動作禁止としていることを示す情報を受信する外部装置とを備えたことを特徴とする画像形成システム。
- 前記請求項1乃至9の何れかに記載の画像形成装置における前記制御手順を実行することを特徴とする読取モード制御方法。
- 原稿を固定した状態で読取手段を移動しながら原稿画像を読取る固定読みモードと、前記読取手段を固定した状態で原稿を搬送しながら原稿画像を読取る流し読みモードの動作状況を判断するステップと、前記固定読みモードが正常で且つ前記流し読みモードが異常と判断した場合は、前記固定読みモードを有効とし前記流し読みモードを動作禁止とするステップとを有することを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185988A JP2004032379A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 画像形成装置、画像形成システム、読取モード制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002185988A JP2004032379A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 画像形成装置、画像形成システム、読取モード制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004032379A true JP2004032379A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31181470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002185988A Pending JP2004032379A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 画像形成装置、画像形成システム、読取モード制御方法、及びプログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004032379A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007295068A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Canon Inc | 画像読取装置およびその制御方法 |
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2002
- 2002-06-26 JP JP2002185988A patent/JP2004032379A/ja active Pending
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JP2007295068A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Canon Inc | 画像読取装置およびその制御方法 |
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