JP2004032008A - スピーカー - Google Patents
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Abstract
【課題】口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいて、フレームに固定されるエッジ外周部ならびにフレームに設けられるフレーム平坦部の面積を十分に大きくすることができない場合であっても、十分な接着強度を得てエッジが剥がれるなどの問題を生じないようにする。
【解決手段】本発明のスピーカーは、スピーカー振動板とスピーカーエッジとフレームを備えるスピーカーであって、スピーカーエッジが、スピーカー振動板の外周および/またはボイスコイルボビンと連結するエッジ可動部と、エッジ可動部から連続しフレームに固定されるエッジ外周第1固定部およびエッジ外周第2固定部からなるエッジ外周部とを有し、フレームが、エッジ第1固定部と連結するフレーム第1固定部と、エッジ第2固定部と連結するフレーム第2固定部とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のスピーカーは、スピーカー振動板とスピーカーエッジとフレームを備えるスピーカーであって、スピーカーエッジが、スピーカー振動板の外周および/またはボイスコイルボビンと連結するエッジ可動部と、エッジ可動部から連続しフレームに固定されるエッジ外周第1固定部およびエッジ外周第2固定部からなるエッジ外周部とを有し、フレームが、エッジ第1固定部と連結するフレーム第1固定部と、エッジ第2固定部と連結するフレーム第2固定部とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカー、特に口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
音声信号再生に用いられるスピーカーにおいて、スピーカーエッジは、スピーカー振動板が振動変位する際には適切に変形し、また、スピーカー振動板が制止している際には形状を維持してスピーカー振動板を支持する。スピーカー振動板、ボイスコイルおよびボイスコイルボビンからなるスピーカー振動系は、スピーカーエッジにより支持され、フレームに固定される。スピーカーエッジは、スピーカー振動系の振動変位に従って変形するエッジ可動部と、フレームに固定されるエッジ外周部とからなる。
【0003】
図5(a)は、従来技術のスピーカーのスピーカーエッジ3付近の部分断面図である。スピーカーエッジ3は、エッジ可動部31と、エッジ外周部32とからなり、エッジ外周部32は、フレーム4に設けられるフレーム平坦部4aに接着固定される。口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいては、フレーム4に固定されるエッジ外周部32ならびにフレーム4に設けられるフレーム平坦部4aの面積を十分に大きくすることができない。そのため、接着固定するための接着剤の強度が弱いと十分な接着強度を得ることができずにスピーカーエッジ3が剥がれるなどの問題を生じる。
【0004】
図5(b)もまた、従来技術のスピーカーのスピーカーエッジ3付近の部分断面図である。スピーカーエッジ3は、エッジ可動部31が柔らかい場合には、スピーカーエッジ3単体での形状保持が困難になるため、エッジ外周部32の位置決めが困難になり、フレーム平坦部4aに接着固定する際に接着ズレを生じやすい。その結果、小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいては、接着面積が少ないことも加わって少しの接着ズレでも接着強度が極端に弱くなる問題を生じる。
【0005】
図5(c)もまた、従来技術のスピーカーのスピーカーエッジ3付近の部分断面図である。この図は、十分な接着強度を確保するために必要な量よりも若干多い量の接着剤5が塗布されてはみ出している状態を表している。この場合には、エッジ外周部32の最内周端部とフレーム4の間からはみ出した接着剤5が、エッジ可動部31にまで及び、そして硬化する。その結果、スピーカーエッジ3の一部でエッジ可動部31のスティフネスが変化する。従って、スピーカーエッジ3全周にわたってスティフネスのばらつきが生じ、特に小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでは動作不良になるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の従来の技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、フレームにスピーカーエッジを接着固定する際に、スピーカーエッジの剥がれや接着ズレを防止し、余剰の接着剤のはみ出しによる不良を生じないスピーカーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】
本発明のスピーカーは、スピーカー振動板と、スピーカーエッジと、フレームと、ボイスコイルと、信号入力端子と、前記ボイスコイルと前記信号入力端子を接続する錦糸線とを備えるスピーカーであって、前記スピーカーエッジが、前記スピーカー振動板の外周および/またはボイスコイルボビンと連結するエッジ可動部と、前記エッジ可動部から連続し前記フレームに固定されるエッジ外周部とを有し、前記エッジ外周部が、前記スピーカ振動板の振動方向に対して略直角方向に延びたエッジ外周第1固定部と、エッジ外周第1固定部に対して略直角方向に延びたエッジ外周第2固定部とからなり、前記フレームが、前記エッジ外周第1固定部と連結するフレーム第1固定部と、前記エッジ外周第2固定部と連結するフレーム第2固定部とを有する。
【0009】
好ましい実施形態においては、前記錦糸線の前記信号入力端子側の端部は、前記スピーカーエッジの前記エッジ外周第2固定部により保持されている。
【0010】
以下、本発明の作用について説明する。
【0011】
本発明によれば、スピーカーエッジのエッジ外周部が、スピーカ振動板の振動方向に対して略直角方向に延びたエッジ外周第1固定部と、エッジ外周第1固定部に対して略直角方向に延びたエッジ外周第2固定部とからなるので、エッジ外周第1固定部がフレーム平坦部に設けられるフレーム第1固定部に接着固定されるのに加え、エッジ外周第2固定部がフレーム第1固定部に対して略直角に設けられるフレーム第2固定部に接着固定される。従って、口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいて、フレームに固定されるエッジ外周部ならびにフレームに設けられるフレーム平坦部の面積を十分に大きくすることができない場合であっても、十分な接着強度を得てエッジが剥がれるなどの問題を生じない。
【0012】
さらに、上記エッジ外周第2固定部を設けることにより、エッジ可動部の材料が柔らかい場合であっても、エッジ外周第2固定部がリブとして機能するのでスピーカーエッジ単体での形状保持が良好となる。加えて、エッジ外周第1固定部とフレーム第1固定部、エッジ外周第2固定部とフレーム第2固定部4bとが、互いに適合する関係になっているので、エッジ外周部を接着固定する際に容易に位置決めが可能となる。従って、口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいて、接着面積が少ない場合であってもエッジ外周部の接着の際に接着ズレを生じにくく、十分な接着強度を保つことができる。
【0013】
さらに、エッジ外周部が、エッジ外周第1固定部およびエッジ外周第2固定部を有することにより、十分な接着強度を確保するために必要な接着剤よりも若干多い量の接着剤が塗布されて接着剤がはみ出した場合でも、接着剤はエッジ外周第2固定部の最下端部とフレーム第2固定部との間からはみ出すので、はみ出した接着剤がエッジ可動部にまで及んで硬化することが無い。従って、スピーカーエッジのスティフネスのばらつきが生じにくく、特に小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでの動作不良を防ぐことができる。
【0014】
さらに、本発明によれば、エッジ外周第2固定部の最下端部によって、錦糸線の信号入力端子側の端部を保持することにより、錦糸線がスピーカーエッジに接触するのを防止し、その結果、異音の発生を防止することができる。より詳細には、以下の通りである。錦糸線は、一端が信号入力端子に接続され、他端がボイスコイルに接続されることにより、信号入力端子とボイスコイルとを電気的に接続するものであり、スピーカーエッジおよびスピーカー振動板の下側の空間に配線されている。上記空間は、小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでは狭小で、しかもスピーカーエッジの下側であるので、スピーカー製造時に錦糸線の配線形態を整えることは容易ではない。本発明においては、エッジ外周第2固定部の長さを適切に調整することにより、スピーカーエッジのエッジ外周部を接着固定する際に、錦糸線の信号入力端子側の端部をスピーカー振動板およびスピーカーエッジと接触することが無いように押し下げた位置で保持することができる。以上のように、エッジ外周第2固定部によって錦糸線の信号入力端子側の端部を保持することにより、錦糸線がスピーカー振動板およびスピーカーエッジと接触して異音を発する等の不良を生じないようにすることができる。さらに、本発明によれば、スピーカー製造時にスピーカーエッジのエッジ外周部を接着固定することにより、エッジ外周第2固定部が自ずとスピーカーエッジの下側に位置する錦糸線の配線形態を整えることになるので、スピーカーの製造過程における錦糸線の配線形態を整える作業を減らすことができ、製造効率を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態によるスピーカーについて説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
【0016】
図1は、本発明の好ましい実施形態によるスピーカー1の側面図および断面図である。図2は、本発明の好ましい実施形態によるスピーカーエッジ3付近の部分断面拡大図である。このスピーカー1は、スピーカー振動板2と、スピーカーエッジ3と、フレーム4と、ボイスコイルボビン6と、ボイスコイル7と、信号入力端子8と、錦糸線9と、磁気回路10とを備える。信号入力端子8に加えられた電気音声信号は、錦糸線9を介して磁気回路10内に配置されたボイスコイル7に加えられ、スピーカー振動板2、ボイスコイル7およびボイスコイルボビン6からなるスピーカー振動系の機械振動に変換されることにより音波を生じる。なお、スピーカー振動板2の振動方向は、図1および図2に例示された本発明の実施形態では、図1および図2の上下方向である。
【0017】
図1および図2に例示された本発明の実施形態においては、スピーカーエッジ3は、エッジ可動部31の形状が上向きのロールからなるアップロールエッジである。スピーカーエッジ3は、スピーカー振動板2の外周およびボイスコイルボビン6と連結するエッジ可動部31と、エッジ可動部31から連続しフレーム4に固定されるエッジ外周部32とを有する。エッジ外周部32は、スピーカ振動板2の振動方向に対して略直角方向に延びたエッジ外周第1固定部32aと、エッジ外周第1固定部に対して略直角方向に延びたエッジ外周第2固定部32bとからなり、エッジ可動部31とエッジ外周部32は連続して成形されている。エッジ可動部31は、スピーカー振動系が静止している際には形状を維持してスピーカー振動系を支持し、また、スピーカー振動系が振動変位する際には適切に変形して良好な音響再生を可能とする。エッジ外周部32は、接着剤5により、エッジ外周第1固定部32aがフレーム4のフレーム平坦部に設けられるフレーム第1固定部4aに接着固定され、エッジ外周第2固定部32bがフレーム平坦部に対して略直角に設けられるフレーム第2固定部4bに接着固定される。
【0018】
本実施形態によれば、エッジ外周第2固定部32bがリブとして機能するので、エッジ可動部31が柔らかい場合であってもスピーカーエッジ3単体での形状保持が良好となる。また、エッジ外周第1固定部32aがフレーム第1固定部4aと、エッジ外周第2固定部32bがフレーム第2固定部4bと、互いに適合する関係になっているので、スピーカーエッジ3をフレーム4に接着固定する際の位置決めが容易になる。従って、エッジ外周部32の接着の際に接着ズレを生じにくく、十分な接着強度を保つことができ、口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいて接着面積が少ない場合であってもスピーカーエッジが剥がれるなどの問題を生じない。
【0019】
図2において、接着剤5は、十分な接着強度を確保するために必要な量よりも若干多い量が塗布されて、エッジ外周第2固定部32bの最下端部とフレーム4との間からはみ出して硬化している。本発明の実施形態においては、はみ出した余剰の接着剤5は、エッジ可動部31にまで及んで硬化することがない。従って、スピーカーエッジ3のスティフネスのばらつきが生じにくく、特に小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでの動作不良を防ぐことができる。
【0020】
エッジ外周第1固定部32aおよびエッジ外周第2固定部32bのそれぞれの長さは、どちらが長くてもよい。好ましくは、長さの比は、1:10から10:1の範囲内、さらに好ましくは1:3から3:1の範囲である。エッジ外周第2固定部32bは、エッジ外周部32のリブとして機能するので、その長さは実施可能な範囲で長いほどよい。また、フレーム第1固定部4aの長さおよびフレーム第2固定部4bの長さは、それぞれ、エッジ外周第1固定部32aの長さおよびエッジ外周第2固定部32bの長さよりも長く設けられればよい。
【0021】
図3は、本発明の他の好ましい実施形態におけるスピーカーエッジ3付近の部分拡大断面図である。本実施形態においては、エッジ外周部32は、エッジ外周第1固定部32aとエッジ外周第2固定部32bとを接続する部分が、曲面32cを規定している。スピーカーエッジ3が曲面32cを規定することに対応して、フレーム第1固定部4aとフレーム第2固定部4bとを接続する部分は、曲面32cと適合する曲面4cを規定している。フレーム4に設けられた曲面4cは、スピーカーエッジ3をフレーム4に接着固定する際に、エッジ外周第2固定部32bをフレーム第2固定部4bへと導き位置決めするガイドとして機能する。従って、スピーカーエッジ3をフレーム4に接着固定する作業が容易になる。更に、フレーム4は、フレーム平坦部からエッジ外周第2固定部32bのリブの高さ分だけ低い位置に設けられた平面4dにより、フレーム第2固定部4bを規定する。その結果、断面形状においてエッジ外周部32とフレーム4は、エッジ外周第1固定部32aがフレーム第1固定部4aと、エッジ外周第2固定部32bがフレーム第2固定部4bと、曲面32cがフレーム4の曲面4cと、互いに適合する関係となり、接着剤により接着固定される。従って、本発明の口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいて、接着面積が少ない場合であってもエッジ外周部の接着の際に接着ズレを生じにくく、十分な接着強度を保つことができ、スピーカーエッジが剥がれるなどの問題を生じない。
【0022】
図3において、接着剤5は、十分な接着強度を確保するために必要な量よりも若干多い量が塗布されて、エッジ外周第2固定部32bの最下端部とフレームの平面4dとの間からはみ出して硬化している。このようにフレーム4に平面4dが設けられている場合であっても、エッジ外周第2固定部32bが適切な長さを有するため、フレーム4の平面4dからはみ出した接着剤5がエッジ可動部31にまで及んで硬化することが無い。従って、スピーカーエッジのスティフネスのばらつきが生じにくく、特に小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでの動作不良を防ぐことができる。
【0023】
図4(a)は、本発明の好ましい実施形態におけるスピーカーエッジ3付近の拡大部分断面図であって、錦糸線9の信号入力端子8側の端部が、スピーカーエッジ3のエッジ外周第2固定部32bの最下端部により保持されている状態を表す図である。また、図4(b)は、本発明のスピーカーのスピーカー振動板2およびスピーカーエッジ3およびボイスコイルボビン6および錦糸線9を振動板下側、つまり、磁気回路10側から見た部分断面図であって、錦糸線9が、スピーカーエッジ3の下側の空間に配線されている状態を表す図である。本実施形態によれば、スピーカーエッジ3のエッジ外周部32を接着固定する際に、エッジ外周第2固定部32bの最下端部が、錦糸線9の信号入力端子8側の端部をスピーカーエッジ3と接触することが無いように押し下げた位置で保持する。従って、錦糸線9は、スピーカーエッジ3と接触することがなくなり、本発明のスピーカーは、異音を発する不良を低減することができる。
【0024】
図4(a)において、エッジ外周第2固定部32bの最下端部とフレーム4との間からはみ出している余剰の接着剤5は、硬化して錦糸線9の信号入力端子8側の端部をエッジ外周第2固定部32bに固定する。従って、錦糸線9は、エッジ外周第2固定部32bの最下端部で押圧された後に接着剤5で固定されるので、振動するスピーカー振動板2およびスピーカーエッジ3と接触することがなくなる。従って、本発明のスピーカーは、異音を発する不良を生じない。さらに、本発明のスピーカーでは、錦糸線9の信号入力端子8側の端部が接着剤5で固定されて動くことがないので、スピーカーの動作が繰り返された後においても異音を発する不良を生じないで使用を続けることができる。
【0025】
上記の実施形態の説明において、スピーカーエッジ3は、スピーカー振動板2およびボイスコイル7およびボイスコイルボビン6からなるスピーカー振動系を支持すればよいため、エッジ可動部31は、その内周部において図1に例示された実施形態のようにスピーカー振動板2の外周およびボイスコイルボビン6と連結してもよく、その内周部においてスピーカー振動板2の外周と連結してもよい。
【0026】
本発明は、任意の適切なスピーカーに適用され得るが、本発明の効果が特に顕著なのは、口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカー、例えば口径が10cm以下のスピーカー、望ましくは口径が5cm以下のスピーカーである。本発明の好ましい実施形態によるスピーカーの振動板形状は円形に限られず、楕円型もしくはトラック型等の振動板の幅が一部狭いものでもよい。また、磁気回路10の構成は図示した内磁型に限られるものではなく、外磁型でもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、スピーカーエッジのエッジ外周部に、エッジ外周第1固定部と、エッジ外周第2固定部とを設け、フレームに、エッジ第1固定部と、フレーム第2固定部と設けることにより、フレームにスピーカーエッジを接着固定する際に、スピーカーエッジの剥がれや接着ズレを防止し、余剰の接着剤のはみ出しによる不良を生じないスピーカーを提供することができる。加えて、本発明によれば、錦糸線とスピーカー振動板およびスピーカーエッジとが接触して異音を発する不良を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカーの側面図および断面図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態のスピーカーエッジ付近の拡大部分断面図である。
【図3】本発明の他の好ましい実施形態のスピーカーエッジ付近の拡大部分断面図である。
【図4】本発明の好ましい実施形態のスピーカーエッジ付近の拡大部分断面図および振動板下側から見た部分断面図である。
【図5】従来技術のスピーカーのスピーカーエッジ付近の拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1 スピーカー
2 スピーカー振動板
3 スピーカーエッジ
31 エッジ可動部
32 エッジ外周部
32a エッジ外周第1固定部
32b エッジ外周第2固定部
32c エッジ外周部の曲面
4 フレーム
4a フレーム第1固定部またはフレーム平坦部
4b フレーム第2固定部
4c フレームの曲面
4d フレームの平面
5 接着剤
6 ボイスコイルボビン
7 ボイスコイル
8 信号入力端子
9 錦糸線
10 磁気回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカー、特に口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
音声信号再生に用いられるスピーカーにおいて、スピーカーエッジは、スピーカー振動板が振動変位する際には適切に変形し、また、スピーカー振動板が制止している際には形状を維持してスピーカー振動板を支持する。スピーカー振動板、ボイスコイルおよびボイスコイルボビンからなるスピーカー振動系は、スピーカーエッジにより支持され、フレームに固定される。スピーカーエッジは、スピーカー振動系の振動変位に従って変形するエッジ可動部と、フレームに固定されるエッジ外周部とからなる。
【0003】
図5(a)は、従来技術のスピーカーのスピーカーエッジ3付近の部分断面図である。スピーカーエッジ3は、エッジ可動部31と、エッジ外周部32とからなり、エッジ外周部32は、フレーム4に設けられるフレーム平坦部4aに接着固定される。口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいては、フレーム4に固定されるエッジ外周部32ならびにフレーム4に設けられるフレーム平坦部4aの面積を十分に大きくすることができない。そのため、接着固定するための接着剤の強度が弱いと十分な接着強度を得ることができずにスピーカーエッジ3が剥がれるなどの問題を生じる。
【0004】
図5(b)もまた、従来技術のスピーカーのスピーカーエッジ3付近の部分断面図である。スピーカーエッジ3は、エッジ可動部31が柔らかい場合には、スピーカーエッジ3単体での形状保持が困難になるため、エッジ外周部32の位置決めが困難になり、フレーム平坦部4aに接着固定する際に接着ズレを生じやすい。その結果、小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいては、接着面積が少ないことも加わって少しの接着ズレでも接着強度が極端に弱くなる問題を生じる。
【0005】
図5(c)もまた、従来技術のスピーカーのスピーカーエッジ3付近の部分断面図である。この図は、十分な接着強度を確保するために必要な量よりも若干多い量の接着剤5が塗布されてはみ出している状態を表している。この場合には、エッジ外周部32の最内周端部とフレーム4の間からはみ出した接着剤5が、エッジ可動部31にまで及び、そして硬化する。その結果、スピーカーエッジ3の一部でエッジ可動部31のスティフネスが変化する。従って、スピーカーエッジ3全周にわたってスティフネスのばらつきが生じ、特に小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでは動作不良になるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の従来の技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、フレームにスピーカーエッジを接着固定する際に、スピーカーエッジの剥がれや接着ズレを防止し、余剰の接着剤のはみ出しによる不良を生じないスピーカーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】
本発明のスピーカーは、スピーカー振動板と、スピーカーエッジと、フレームと、ボイスコイルと、信号入力端子と、前記ボイスコイルと前記信号入力端子を接続する錦糸線とを備えるスピーカーであって、前記スピーカーエッジが、前記スピーカー振動板の外周および/またはボイスコイルボビンと連結するエッジ可動部と、前記エッジ可動部から連続し前記フレームに固定されるエッジ外周部とを有し、前記エッジ外周部が、前記スピーカ振動板の振動方向に対して略直角方向に延びたエッジ外周第1固定部と、エッジ外周第1固定部に対して略直角方向に延びたエッジ外周第2固定部とからなり、前記フレームが、前記エッジ外周第1固定部と連結するフレーム第1固定部と、前記エッジ外周第2固定部と連結するフレーム第2固定部とを有する。
【0009】
好ましい実施形態においては、前記錦糸線の前記信号入力端子側の端部は、前記スピーカーエッジの前記エッジ外周第2固定部により保持されている。
【0010】
以下、本発明の作用について説明する。
【0011】
本発明によれば、スピーカーエッジのエッジ外周部が、スピーカ振動板の振動方向に対して略直角方向に延びたエッジ外周第1固定部と、エッジ外周第1固定部に対して略直角方向に延びたエッジ外周第2固定部とからなるので、エッジ外周第1固定部がフレーム平坦部に設けられるフレーム第1固定部に接着固定されるのに加え、エッジ外周第2固定部がフレーム第1固定部に対して略直角に設けられるフレーム第2固定部に接着固定される。従って、口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいて、フレームに固定されるエッジ外周部ならびにフレームに設けられるフレーム平坦部の面積を十分に大きくすることができない場合であっても、十分な接着強度を得てエッジが剥がれるなどの問題を生じない。
【0012】
さらに、上記エッジ外周第2固定部を設けることにより、エッジ可動部の材料が柔らかい場合であっても、エッジ外周第2固定部がリブとして機能するのでスピーカーエッジ単体での形状保持が良好となる。加えて、エッジ外周第1固定部とフレーム第1固定部、エッジ外周第2固定部とフレーム第2固定部4bとが、互いに適合する関係になっているので、エッジ外周部を接着固定する際に容易に位置決めが可能となる。従って、口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいて、接着面積が少ない場合であってもエッジ外周部の接着の際に接着ズレを生じにくく、十分な接着強度を保つことができる。
【0013】
さらに、エッジ外周部が、エッジ外周第1固定部およびエッジ外周第2固定部を有することにより、十分な接着強度を確保するために必要な接着剤よりも若干多い量の接着剤が塗布されて接着剤がはみ出した場合でも、接着剤はエッジ外周第2固定部の最下端部とフレーム第2固定部との間からはみ出すので、はみ出した接着剤がエッジ可動部にまで及んで硬化することが無い。従って、スピーカーエッジのスティフネスのばらつきが生じにくく、特に小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでの動作不良を防ぐことができる。
【0014】
さらに、本発明によれば、エッジ外周第2固定部の最下端部によって、錦糸線の信号入力端子側の端部を保持することにより、錦糸線がスピーカーエッジに接触するのを防止し、その結果、異音の発生を防止することができる。より詳細には、以下の通りである。錦糸線は、一端が信号入力端子に接続され、他端がボイスコイルに接続されることにより、信号入力端子とボイスコイルとを電気的に接続するものであり、スピーカーエッジおよびスピーカー振動板の下側の空間に配線されている。上記空間は、小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでは狭小で、しかもスピーカーエッジの下側であるので、スピーカー製造時に錦糸線の配線形態を整えることは容易ではない。本発明においては、エッジ外周第2固定部の長さを適切に調整することにより、スピーカーエッジのエッジ外周部を接着固定する際に、錦糸線の信号入力端子側の端部をスピーカー振動板およびスピーカーエッジと接触することが無いように押し下げた位置で保持することができる。以上のように、エッジ外周第2固定部によって錦糸線の信号入力端子側の端部を保持することにより、錦糸線がスピーカー振動板およびスピーカーエッジと接触して異音を発する等の不良を生じないようにすることができる。さらに、本発明によれば、スピーカー製造時にスピーカーエッジのエッジ外周部を接着固定することにより、エッジ外周第2固定部が自ずとスピーカーエッジの下側に位置する錦糸線の配線形態を整えることになるので、スピーカーの製造過程における錦糸線の配線形態を整える作業を減らすことができ、製造効率を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態によるスピーカーについて説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
【0016】
図1は、本発明の好ましい実施形態によるスピーカー1の側面図および断面図である。図2は、本発明の好ましい実施形態によるスピーカーエッジ3付近の部分断面拡大図である。このスピーカー1は、スピーカー振動板2と、スピーカーエッジ3と、フレーム4と、ボイスコイルボビン6と、ボイスコイル7と、信号入力端子8と、錦糸線9と、磁気回路10とを備える。信号入力端子8に加えられた電気音声信号は、錦糸線9を介して磁気回路10内に配置されたボイスコイル7に加えられ、スピーカー振動板2、ボイスコイル7およびボイスコイルボビン6からなるスピーカー振動系の機械振動に変換されることにより音波を生じる。なお、スピーカー振動板2の振動方向は、図1および図2に例示された本発明の実施形態では、図1および図2の上下方向である。
【0017】
図1および図2に例示された本発明の実施形態においては、スピーカーエッジ3は、エッジ可動部31の形状が上向きのロールからなるアップロールエッジである。スピーカーエッジ3は、スピーカー振動板2の外周およびボイスコイルボビン6と連結するエッジ可動部31と、エッジ可動部31から連続しフレーム4に固定されるエッジ外周部32とを有する。エッジ外周部32は、スピーカ振動板2の振動方向に対して略直角方向に延びたエッジ外周第1固定部32aと、エッジ外周第1固定部に対して略直角方向に延びたエッジ外周第2固定部32bとからなり、エッジ可動部31とエッジ外周部32は連続して成形されている。エッジ可動部31は、スピーカー振動系が静止している際には形状を維持してスピーカー振動系を支持し、また、スピーカー振動系が振動変位する際には適切に変形して良好な音響再生を可能とする。エッジ外周部32は、接着剤5により、エッジ外周第1固定部32aがフレーム4のフレーム平坦部に設けられるフレーム第1固定部4aに接着固定され、エッジ外周第2固定部32bがフレーム平坦部に対して略直角に設けられるフレーム第2固定部4bに接着固定される。
【0018】
本実施形態によれば、エッジ外周第2固定部32bがリブとして機能するので、エッジ可動部31が柔らかい場合であってもスピーカーエッジ3単体での形状保持が良好となる。また、エッジ外周第1固定部32aがフレーム第1固定部4aと、エッジ外周第2固定部32bがフレーム第2固定部4bと、互いに適合する関係になっているので、スピーカーエッジ3をフレーム4に接着固定する際の位置決めが容易になる。従って、エッジ外周部32の接着の際に接着ズレを生じにくく、十分な接着強度を保つことができ、口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいて接着面積が少ない場合であってもスピーカーエッジが剥がれるなどの問題を生じない。
【0019】
図2において、接着剤5は、十分な接着強度を確保するために必要な量よりも若干多い量が塗布されて、エッジ外周第2固定部32bの最下端部とフレーム4との間からはみ出して硬化している。本発明の実施形態においては、はみ出した余剰の接着剤5は、エッジ可動部31にまで及んで硬化することがない。従って、スピーカーエッジ3のスティフネスのばらつきが生じにくく、特に小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでの動作不良を防ぐことができる。
【0020】
エッジ外周第1固定部32aおよびエッジ外周第2固定部32bのそれぞれの長さは、どちらが長くてもよい。好ましくは、長さの比は、1:10から10:1の範囲内、さらに好ましくは1:3から3:1の範囲である。エッジ外周第2固定部32bは、エッジ外周部32のリブとして機能するので、その長さは実施可能な範囲で長いほどよい。また、フレーム第1固定部4aの長さおよびフレーム第2固定部4bの長さは、それぞれ、エッジ外周第1固定部32aの長さおよびエッジ外周第2固定部32bの長さよりも長く設けられればよい。
【0021】
図3は、本発明の他の好ましい実施形態におけるスピーカーエッジ3付近の部分拡大断面図である。本実施形態においては、エッジ外周部32は、エッジ外周第1固定部32aとエッジ外周第2固定部32bとを接続する部分が、曲面32cを規定している。スピーカーエッジ3が曲面32cを規定することに対応して、フレーム第1固定部4aとフレーム第2固定部4bとを接続する部分は、曲面32cと適合する曲面4cを規定している。フレーム4に設けられた曲面4cは、スピーカーエッジ3をフレーム4に接着固定する際に、エッジ外周第2固定部32bをフレーム第2固定部4bへと導き位置決めするガイドとして機能する。従って、スピーカーエッジ3をフレーム4に接着固定する作業が容易になる。更に、フレーム4は、フレーム平坦部からエッジ外周第2固定部32bのリブの高さ分だけ低い位置に設けられた平面4dにより、フレーム第2固定部4bを規定する。その結果、断面形状においてエッジ外周部32とフレーム4は、エッジ外周第1固定部32aがフレーム第1固定部4aと、エッジ外周第2固定部32bがフレーム第2固定部4bと、曲面32cがフレーム4の曲面4cと、互いに適合する関係となり、接着剤により接着固定される。従って、本発明の口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーにおいて、接着面積が少ない場合であってもエッジ外周部の接着の際に接着ズレを生じにくく、十分な接着強度を保つことができ、スピーカーエッジが剥がれるなどの問題を生じない。
【0022】
図3において、接着剤5は、十分な接着強度を確保するために必要な量よりも若干多い量が塗布されて、エッジ外周第2固定部32bの最下端部とフレームの平面4dとの間からはみ出して硬化している。このようにフレーム4に平面4dが設けられている場合であっても、エッジ外周第2固定部32bが適切な長さを有するため、フレーム4の平面4dからはみ出した接着剤5がエッジ可動部31にまで及んで硬化することが無い。従って、スピーカーエッジのスティフネスのばらつきが生じにくく、特に小型スピーカーもしくはマイクロスピーカーでの動作不良を防ぐことができる。
【0023】
図4(a)は、本発明の好ましい実施形態におけるスピーカーエッジ3付近の拡大部分断面図であって、錦糸線9の信号入力端子8側の端部が、スピーカーエッジ3のエッジ外周第2固定部32bの最下端部により保持されている状態を表す図である。また、図4(b)は、本発明のスピーカーのスピーカー振動板2およびスピーカーエッジ3およびボイスコイルボビン6および錦糸線9を振動板下側、つまり、磁気回路10側から見た部分断面図であって、錦糸線9が、スピーカーエッジ3の下側の空間に配線されている状態を表す図である。本実施形態によれば、スピーカーエッジ3のエッジ外周部32を接着固定する際に、エッジ外周第2固定部32bの最下端部が、錦糸線9の信号入力端子8側の端部をスピーカーエッジ3と接触することが無いように押し下げた位置で保持する。従って、錦糸線9は、スピーカーエッジ3と接触することがなくなり、本発明のスピーカーは、異音を発する不良を低減することができる。
【0024】
図4(a)において、エッジ外周第2固定部32bの最下端部とフレーム4との間からはみ出している余剰の接着剤5は、硬化して錦糸線9の信号入力端子8側の端部をエッジ外周第2固定部32bに固定する。従って、錦糸線9は、エッジ外周第2固定部32bの最下端部で押圧された後に接着剤5で固定されるので、振動するスピーカー振動板2およびスピーカーエッジ3と接触することがなくなる。従って、本発明のスピーカーは、異音を発する不良を生じない。さらに、本発明のスピーカーでは、錦糸線9の信号入力端子8側の端部が接着剤5で固定されて動くことがないので、スピーカーの動作が繰り返された後においても異音を発する不良を生じないで使用を続けることができる。
【0025】
上記の実施形態の説明において、スピーカーエッジ3は、スピーカー振動板2およびボイスコイル7およびボイスコイルボビン6からなるスピーカー振動系を支持すればよいため、エッジ可動部31は、その内周部において図1に例示された実施形態のようにスピーカー振動板2の外周およびボイスコイルボビン6と連結してもよく、その内周部においてスピーカー振動板2の外周と連結してもよい。
【0026】
本発明は、任意の適切なスピーカーに適用され得るが、本発明の効果が特に顕著なのは、口径の小さい小型スピーカーもしくはマイクロスピーカー、例えば口径が10cm以下のスピーカー、望ましくは口径が5cm以下のスピーカーである。本発明の好ましい実施形態によるスピーカーの振動板形状は円形に限られず、楕円型もしくはトラック型等の振動板の幅が一部狭いものでもよい。また、磁気回路10の構成は図示した内磁型に限られるものではなく、外磁型でもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、スピーカーエッジのエッジ外周部に、エッジ外周第1固定部と、エッジ外周第2固定部とを設け、フレームに、エッジ第1固定部と、フレーム第2固定部と設けることにより、フレームにスピーカーエッジを接着固定する際に、スピーカーエッジの剥がれや接着ズレを防止し、余剰の接着剤のはみ出しによる不良を生じないスピーカーを提供することができる。加えて、本発明によれば、錦糸線とスピーカー振動板およびスピーカーエッジとが接触して異音を発する不良を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカーの側面図および断面図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態のスピーカーエッジ付近の拡大部分断面図である。
【図3】本発明の他の好ましい実施形態のスピーカーエッジ付近の拡大部分断面図である。
【図4】本発明の好ましい実施形態のスピーカーエッジ付近の拡大部分断面図および振動板下側から見た部分断面図である。
【図5】従来技術のスピーカーのスピーカーエッジ付近の拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1 スピーカー
2 スピーカー振動板
3 スピーカーエッジ
31 エッジ可動部
32 エッジ外周部
32a エッジ外周第1固定部
32b エッジ外周第2固定部
32c エッジ外周部の曲面
4 フレーム
4a フレーム第1固定部またはフレーム平坦部
4b フレーム第2固定部
4c フレームの曲面
4d フレームの平面
5 接着剤
6 ボイスコイルボビン
7 ボイスコイル
8 信号入力端子
9 錦糸線
10 磁気回路
Claims (2)
- スピーカー振動板と、スピーカーエッジと、フレームと、ボイスコイルと、信号入力端子と、前記ボイスコイルと前記信号入力端子を接続する錦糸線とを備えるスピーカーであって、
該スピーカーエッジが、該スピーカー振動板の外周および/またはボイスコイルボビンと連結するエッジ可動部と、該エッジ可動部から連続し該フレームに固定されるエッジ外周部とを有し、
該エッジ外周部が、該スピーカ振動板の振動方向に対して略直角方向に延びたエッジ外周第1固定部と、該エッジ外周第1固定部に対して略直角方向に延びたエッジ外周第2固定部とからなり、
該フレームが、該エッジ第1固定部と連結するフレーム第1固定部と、該エッジ第2固定部と連結するフレーム第2固定部とを有する
スピーカー。 - 前記錦糸線の前記信号入力端子側の端部が、前記スピーカーエッジの前記エッジ外周第2固定部により保持されている、請求項1に記載のスピーカー。
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-
2002
- 2002-06-21 JP JP2002180706A patent/JP2004032008A/ja active Pending
Cited By (3)
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JP4521728B2 (ja) * | 2005-06-03 | 2010-08-11 | アルパイン株式会社 | スピーカ |
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