JP2001320797A - スピーカ装置のドライバユニット - Google Patents
スピーカ装置のドライバユニットInfo
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Abstract
と磁気回路とを絶縁すると共に、ドライバユニット内の
気密状態を確保する。 【解決手段】 ドライバユニットは、磁気回路1と、こ
の磁気回路1上に載置されたパッキン2と、このパッキ
ン2に固定されたダイヤフラム3と、から成る。ダイヤ
フラム3を構成するボイスコイル34が振動すると、こ
れに伴って、このボイスコイル34に接続された引出線
31も振動する。しかし、この引出線31と磁気回路1
を構成する鉄製のプレート14との間には、パッキン2
に結合された絶縁板26が介在するので、これら両者が
電気的に接触することはない。また、上記引出線31を
外部に引き出すためにパッキン2の上面に設けられた溝
部には、軟質部材9が充填された溝拡大部25が設けら
れているので、ドライバユニット内の気密状態は、保た
れる。
Description
ライバユニットに関し、特に、動電(ダイナミック)形
のドライバユニット等のように、振動板と共に振動する
可動コイルを備えたドライバユニットに関する。
従来、例えば図4に示すようなホーンスピーカ装置用の
ドライバユニットが知られている。なお、同図のうち、
(a)は、当該ドライバユニットの中央縦断面図、
(b)は、(a)において点線Dで囲む部分を拡大して
示す図である。
は、その土台ともなる磁気回路1と、この磁気回路1上
に載置されたパッキン2と、このパッキン2に固定され
たダイヤフラム3と、から成る。このうち、磁気回路1
は、円盤状のボトムプレート11と、このボトムプレー
ト11の上面の中央部分に結合された円柱状のポールピ
ース12と、このポールピース12の外周壁12aから
間隔を隔てて当該ポールピース12の周囲を包囲するよ
うに上記ボトムプレート11の上面に設けられた円筒状
のマグネット13と、このマグネット13の上面に結合
された環状のプレート14と、から成る。プレート14
は、その上面をポールピース12の上面の位置に略一致
させた状態で、上記マグネット13と同様、ポールピー
ス12の外周壁12aから間隔を隔てて当該ポールピー
ス12の周囲を包囲するように配置されている。これに
より、ポールピース12の外周壁12aとプレート14
の内周壁14aとの間に、円筒状の狭い空隙15が形成
され、この空隙15にマグネット13の磁束が集中し、
即ち磁気空隙が形成される。
ばプラスチック製のパッキン2が、載置されている。こ
のパッキン2の外観図を、図5に示す。同図に示すよう
に、このパッキン2は、概略環状のもので、その内径
は、プレート14の内径よりも大きく、換言すれば、こ
のパッキン2の内周壁2aは、プレート14の内周壁1
4aよりも外方に位置する。そして、パッキン2の底面
には、この底面側の外周縁に沿って当該底面から垂直に
突出する状態に、複数の嵌合壁21、21、・・・が設
けられている。パッキン2は、これら各嵌合壁21、2
1、・・・の内側に、上記プレート14の上方部を嵌合
させた状態で、当該プレート14の上面に載置されてい
る。
る引出線31を収容して、この引出線31をパッキン2
の中空部内から外部に引き出すための溝部22を、2つ
有している。これら各溝部22、22は、それぞれ、パ
ッキン2の中空部を介して互いに対向する状態に即ち1
80度間隔で設けられており、このパッキン2の内周壁
2aから当該パッキン2の半径方向に沿って外周壁2b
付近にまで直線的に形成されている。なお、これら各溝
部22、22は、それぞれ上記引出線31をすっぽりと
収容できる程度の大きさとされており、具体的には、各
溝部22、22の各幅寸法及び深さ寸法は、それぞれ引
出線31の直径よりもやや大きめの寸法とされている。
また、各溝部22、22の各深さ寸法は、それぞれの長
さ方向における略中間付近から外方に向かうに従って、
徐々に浅くなるように形成されている。更に、このパッ
キン2の外周壁2bにおける上記各溝部22、22が位
置する部分に対応する部分には、それぞれ、外方に突出
する突出部23、23が設けられている。そして、後述
する中継端子4、4を取り付けるための端子取付孔2
4、24が、それぞれの上面から底面に貫通する状態に
設けられている。
動板32に結合されたボビン33と、このボビン33に
捲着された可動コイル、所謂ボイスコイル34と、この
ボイスコイル34の両端にそれぞれ接続された上記引出
線31、31と、で構成されている。このうち、振動板
32は、ポールピース12の上面を略すっぽり覆う程度
の大きさのドーム状の部分32aと、このドーム状部分
32aの周縁部分に結合された複数の同心円状の山部と
谷部とを有するサスペンション32bと、から成る。そ
して、このサスペンション32bの周縁部分の裏面(図
4において下方の面)が、例えば接着剤等により、パッ
キン2の上面の全周にわたって接着されている。これに
よって、上記ドーム状部分32aは、サスペンション3
2bの弾性作用により、ポールピース12の上面に対し
て略垂直な方向に沿って、振動可能な状態となる。な
お、このドライバユニットには、ダイヤフラム3全体を
覆う状態に、図示しないホーンを結合するためのホーン
結合部材5が、結合される。このホーン結合部材5は、
ダイヤフラム3を覆う側の表面に円筒状の突出部51を
有しており、上記サスペンション32bの周縁部分は、
当該突出部51によっても、パッキン2の上面に押圧固
定されるよう構成されている。
絶縁体物質を円筒形に形成したもので、その一端が、上
記ドーム状部分32aの裏面側周縁部分に、例えば接着
固定されている。これにより、ボビン33の他端側は、
上記磁気空隙15内に懸垂された状態とされている。そ
して、このボビン33の外周壁であって、磁気空隙15
内に位置する部分に、上記ボイスコイル34が捲着され
ている。
れ、上記各引出線31、31の各一端に、例えば半田付
けされている(この半田付け部分については図示せ
ず)。これら各引出線31、31は、それぞれ、上記パ
ッキン2の中空部内においては、サスペンション32b
の裏面とプレート14の上面との間の空間を介して、配
線される。そして、パッキン2の内壁面2aからパッキ
ン2の外側に至る部分においては、各引出線31、31
は、それぞれ、図6に示すように、上記溝部22内を介
して配線される。そして、これら各引出線31、31の
各他端側は、パッキン2の上記端子取付孔24、24に
嵌合された中継端子4、4に、それぞれ例えば半田付け
される。なお、各中継端子4、4は、それぞれパッキン
2の底面側に突出した部分を有しており、これら各突出
部分に、図示しないアンプ装置からの信号線が、例えば
端子接続される。
バユニットによれば、上記アンプ装置から、中継端子
4、4及び引出線31、31を介して、ボイスコイル3
4にオーディオ信号が供給されると、ボイスコイル34
は、フレミングの左手の法則に従って、上記磁気空隙1
5内の磁界の方向を横切る方向、即ちポールピース12
の上面に垂直な方向に沿って、振動する。そして、この
ボイスコイル34の振動に伴って、図4(b)に矢印6
で示すように、振動板32が振動し、この振動が空気に
伝播し、これによって、上記オーディオ信号が音波に変
換される。なお、このボイスコイル34の振動に伴っ
て、このボイスコイル34に接続された引出線31、3
1も一緒に振動することは、言うまでもない。
ユニットでは、その寸法や性能等の関係上、一般に、サ
スペンション32bの裏面とプレート14の上面との間
隔が極力短く設定される。よって、上記振動の振幅が大
きいと、各引出線31、31がプレート14に接触する
ことがある。ここで、各引出線31、31は、例えば、
耐熱樹脂繊維を芯材とし、その周りに銅箔線を網状に編
成した構成の所謂銅糸線、により形成されている。軽量
かつ柔軟性、屈曲性の高い銅糸線を用いることによっ
て、振動板32の振動を阻害せずかつ断線し難い引出線
31、31を実現するためである。一方、プレート14
は、効率的に上記磁気空隙15を形成するために鉄製と
されている。従って、上記のように各引出線31、31
とプレート14とが接触すると、各引出線31、31
は、短絡状態となり、場合によっては、上記アンプ装置
を破損する恐れがある。
れた空間内(所謂ドライバユニット内)に粉塵等の異物
が混入すのを防止するために、これら両者間にパッキン
2を介在させているが、このパッキン2に形成された上
記溝部22、22内の各引出線31、31との間の隙間
を介して、上記異物が混入する場合がある。このよう
に、ドライバユニット内に異物が混入すると、例えば振
動板32の振幅特性等のドライバユニットの性能が劣化
し、ひいては当該ドライバユニットの損傷に至る場合が
ある。
く、従来は、例えば図4(b)に示すように、パッキン
2の中空部内の空間において、各引出線31、31の周
囲を例えばシリコーン樹脂系の軟質部材7で覆うことに
より、上記のような各引出線31、31とプレート14
との電気的接触を防止していた。これと同時に、上記軟
質部材7により、パッキン2の各溝部22、22の内周
壁2a側の端部を全体的に覆うことにより、ドライバユ
ニット内の気密状態を確保して、当該ドライバユニット
内への上記異物の混入を防止していた。
によれば、引出線31、31に軟質部材7を塗布するこ
とにより、これら引出線31、31を含む振動系全体の
重量が重くなり、所期の所謂設計値通りの性能が得られ
なくなる、という問題がある。また、場合によっては、
図4(b)に示すように、振動板32(サスペンション
32b)にも上記軟質部材7が付着することがある。こ
の場合、振動板32の振動作用が直接阻害されるため
に、上記問題が、より顕著になる。
(b)に点線8で示すように、プレート14の上面に絶
縁テープを貼着することもある。しかしながら、この場
合でも、上記異物の混入を防ぐために、上記軟質部材7
により各溝部22、22のパッキン内周壁2a側の端部
を塞ぐ必要があるので、上記問題を完全に解決するには
至らない。
磁気回路1にダイヤフラム3を取り付ける以前に、例え
ば図7に示すように、ダイヤフラム3をパッキン2に固
定した状態で、当該ダイヤフラム3の裏面側から上記軟
質部材7を塗布する必要がある。従って、この軟質部材
7の塗布作業が必要になる、という問題がある。特に、
この作業では、軟質部材7の塗布量を極力少量に抑える
ことや、軟質部材7が極力振動板32に付着しないよう
にすること等、が要求されるので、当該作業に熟練した
者でなければ、高い生産性を期待できない。また、如何
に熟練した作業者でも、常に同一の仕上がりを期待する
ことは無理なので、完成品の性能(品質)にバラツキが
生じる、という問題もある。
化を招いたり、熟練者による特別な作業を必要とするこ
となく、各引出線31、31の短絡を防止すると共に、
上記異物の混入を防止できるドライバユニット、を提供
することを目的とする。
めに、本発明は、概略円柱状の第1の磁極部と、この第
1の磁極部の外周壁から間隔を隔てて該第1の磁極部の
周囲を包囲する状態に設けられた概略環状の第2の磁極
部と、上記第1の磁極部の外周壁と上記第2の磁極部の
内周壁との間に形成される磁気空隙内に配置され、外部
から供給されるオーディオ信号に従って該磁気空隙内の
磁界の方向を横切る方向に沿って振動する可動コイル
と、この可動コイルに接続され、上記第1及び第2の各
磁極部のそれぞれ同一方向に位置する各端面から間隔を
隔ててこれら各端面と略対向する状態に設けられた振動
板と、外部から、上記振動板と上記第2の磁極部の上記
端面との間の空間を介して、上記可動コイルに配線さ
れ、この可動コイルに上記オーディオ信号を供給する引
出線と、この引出線と上記第2の磁極部の上記端面との
間に介在しこれら両者間を絶縁する絶縁部を備え、上記
振動板が上記可動コイルと共に振動可能な状態に該振動
板を支持する支持部と、を具備するものである。
から引出線を介して可動コイルにオーディオ信号が供給
されると、可動コイルは、当該オーディオ信号に従っ
て、磁気空隙内の磁界の方向を横切る方向、換言すれ
ば、第1及び第2の各磁極部の上記各端面に略垂直な方
向、に沿って、振動する。そして、この可動コイルの振
動に伴い、当該振動方向と同一の方向に沿って、振動板
が振動し、この振動が空気に伝播することにより、上記
オーディオ信号が音波に変換される。
コイルに接続された引出線も、上記振動方向と同一方向
に沿って、振動する。従って、この振動の振幅が大きい
と、引出線が、第2の磁極部の上記端面側に当接する場
合がある。しかし、本発明によれば、引出線と第2の磁
極部の上記端面との間に、これら両者間を絶縁する絶縁
部が介在しているので、これら両者が電気的に接触する
ことはない。この絶縁部は、例えば樹脂製の板状のもの
により構成できる。また、この絶縁部は、上記振動板を
支持する支持部に設けられているので、これら両者を結
合するのに、例えば接着剤等を用いたとしても、これが
引出線や振動板等に付着する恐れはない。よって、上述
した従来技術とは異なり、熟練作業者による特別な作業
を必要としない。
例えば硬質樹脂により一体に形成してもよい。このよう
にすれば、これら両者を取り付ける作業自体を省略でき
る。
壁よりも外方に位置する内周壁を有し、その一方の端面
を第2の磁極部の上記端面に対向させた状態で該第2の
磁極部の端面上に配置された概略環状のパッキン部材、
であってもよい。この場合、上記支持部の中空部を覆っ
て、この中空部内を密閉する状態に、当該支持部の他方
の端面上に、上記振動板を結合する。ただし、このよう
に支持部の中空部内を密閉した場合には、当該中空部内
から外部に上記引出線を引き出さなければならないの
で、そのための部分、例えば上述した溝部22、22の
ような溝や貫通孔等を、支持部に設ける。そして、この
支持部の内周壁であって、上記引出線を引き出すための
部分の近傍、具体的には例えばこの引出部分と上記第2
の磁極部の端面との間の部分に、上記絶縁部を結合す
る。
部材構成とした場合、上記可動コイルの振動に伴い引出
線が振動したときに、当該支持部の内周壁側の上記引出
線を引き出すための部分の端部において、当該引出線に
曲げ応力が作用して、当該引出線が屈曲疲労(ストレ
ス)により破断する可能性がある。そこで、本発明にお
いては、上記支持部の内周壁側における上記引出線を引
き出すための部分の端部、特に引出線の振動方向に位置
する端部を、滑らかな形状とするのが望ましい。このよ
うにすれば、上記引出線に作用する曲げ応力が分散し
て、上記屈曲疲労が緩和し、当該引出線の破断を防止で
きる。
構成とした場合には、次のように構成してもよい。即
ち、支持部の他方の端面(第2の磁極部の位置する側と
は反対側の面)に、その内周縁から外方に向かって伸延
すると共に上記引出線を収容してこの引出線を当該支持
部の中空部内から外部に引き出すための溝部、を形成す
る。そして、この溝部の伸延方向における少なくとも一
部分に、当該伸延方向を横切る各方向において上記引出
線よりも寸法の大きい空間とされた溝拡大部、を形成す
る。なお、この溝拡大部には、上記引出線を収容してい
る状態で、例えばシリコーン樹脂系等の所定の軟質部材
が充填されている。そして、支持部の中空部を覆う状態
に、上記溝拡大部を含む支持部の他方の端面全周にわた
って、振動板を結合する。
けられた溝部を介して、外方に引き出される。そして、
この溝部中には、引出線の断面寸法よりも十分に大きい
寸法の溝拡大部が設けられており、この溝拡大部内に
は、引出線が収容された状態で軟質部材が充填されてい
る。これにより、溝部内については、溝拡大部を境に、
支持部の中空部側と外側との間で、気密状態が保たれ
る。そして、この溝拡大部を含む支持部の他方の端面の
全周にわたって、当該支持部の中空部を覆う状態に、振
動板が結合されるので、この振動板に覆われた中空部内
(即ちドライバユニット内)の機密状態が確実に確保さ
れる。なお、上記溝拡大部は、十分に大きい寸法とされ
ているので、これに軟質部材を充填する際の作業は、比
較的に容易である。
に形成するのが望ましい。即ち、上述したように、引出
線の配線経路のうち、上記支持部の内周壁側の部分にお
いては、当該引出線に曲げ応力が作用する。従って、極
力、この曲げ応力を緩和するのが望ましい。そこで、上
記のように、引出線を収容する空間が十分に大きくかつ
軟質部材が充填される溝拡大部を、支持部の内周縁部分
に設ければ、当該軟質部材の弾性作用により、上記引出
線に影響する曲げ応力を大きく緩和できる。
けた場合であって、上述した引出線と第2の磁極部との
間を絶縁する必要が特にない場合には、絶縁部を設ける
必要はない。勿論、上記引出線と第2の磁極部との間を
絶縁する必要があり、かつ、ドライバユニット内の気密
状態を保つ必要がある場合には、上記絶縁部と溝拡大部
との両方を設けるのが望ましい。
と同様のホーンスピーカ装置用のドライバユニットに応
用する場合について、その一実施の形態を、図1から図
3を参照して説明する。なお、本実施の形態は、主にパ
ッキン2の構造に特徴を有しており、他の部分の構造に
ついては、上記従来技術と略同等である。従って、これ
ら同等部分については、上記従来技術を示す各図と同一
符号を付して、それらの詳細な説明を省略する。
示す。同図に示すように、本実施の形態は、上記従来技
術におけるパッキン2の各溝部22、22の内周壁2a
側端部に、それぞれ、当該溝部22、22の幅寸法を拡
大した溝拡大部25、25、を設けたものである。そし
て、パッキン2の内周壁2aにおける上記各溝拡大部2
5、25の端部が位置する部分の下方に、それぞれ概略
平板状の絶縁板26、26、を設けたものである。
ン2の上方側から見ると、それぞれ、パッキン2の内周
壁2aに位置する部分を最大寸法とする概略半円状の形
状をしている。この最大寸法(所謂最大幅寸法)は、例
えば溝部22、22の幅寸法の3倍乃至5倍程度と、引
出線31、31の直径に比べて十分に大きい寸法とされ
ている。具体的には、当該引出線31、31の直径やド
ライバユニットの大きさ等にもよるが、例えば、引出線
31、31の直径がおよそ1mmである場合には、上記
溝拡大部25、25の最大幅寸法は、3mm乃至5mm
程度とされる。そして、これら各溝拡大部25、25の
深さ寸法は、各溝部22、22の深さ寸法と略同等とさ
れており、即ち少なくとも引出線31、31の直径より
も大きい寸法とされている。例えば、引出線31、31
の直径がおよそ1mmである場合、上記溝拡大部25、
25(溝部22、22)の深さ寸法は、約1.5mm程
度とされる。なお、これら溝拡大部25、25は、それ
ぞれの幅寸法及び深さ寸法が、引出線31、31の直径
よりも十分に大きければ足り、その他形状等について
は、本実施の形態のような半円状に限らない。また、各
溝部22、22の伸延方向に沿う方向においては、上記
溝拡大部25、25として、或る程度の寸法、例えば少
なくとも溝部25、25の幅寸法と同程度の2mm乃至
5mm程度の寸法を確保する。
面(同図における下方の面)をパッキン2の底面位置に
沿わせた状態で、パッキン2の内周壁2aにおける上記
各溝拡大部25、25の下方の部分から、パッキン2の
中心に向かって突出する状態に設けられている。そし
て、これら各絶縁板26、26の各先端縁間の距離は、
プレート14の内径と略同等とされている。また、各絶
縁板26、26の上面は、それぞれの厚さ寸法がパッキ
ン2の中心に向かって徐々に小さくなる(薄くなる)状
態に、略直線的に傾斜している。更に、パッキン2の内
周壁2a部分において、それぞれの絶縁板26の上面と
上記溝拡大部25の端部とを結ぶ部分27は、円弧状に
形成されており、即ち滑らかな形状とされている。な
お、本実施の形態では、これら各絶縁部26、26とパ
ッキン2とを、一体に形成している。ただし、これら各
絶縁部26、26とパッキン2とは、それぞれ別々に形
成し、組立時において、これらを例えば接着剤やネジ等
の所定の結合手段により結合してもよい。
フラム3を取り付けた状態を、図3に示す。同図に示す
ように、各引出線31、31が、パッキン2の中空部内
から上記各溝部22、22内を介して外部に引き出され
る部分については、上述した従来技術と同様である。た
だし、パッキン2の中空部内においては、各引出線3
1、31は、それぞれ上記各絶縁板26、26の上面に
沿って配線される。また、上記各溝拡大部25、25内
には、それぞれ引出線31、31が収容された状態で、
例えばシリコーン樹脂系の軟質部材9が略一杯に充填さ
れている。そして、この状態で、各溝拡大部25、25
を含むパッキン2の上面全周にわたって、振動板32
(サスペンション32b)の周縁部分が、例えば接着剤
等により接着されている。
フラム3とを組み合わせたものを磁気回路1に取り付け
て、ドライバユニットを構成した状態を、図1に示す。
同図に示すように、本実施の形態によれば、各引出線3
1、31とプレート14の上面との間に、上記各絶縁板
26、26が介在する。また、上述したように、各絶縁
板26、26の各先端縁間の距離は、プレート14の内
径と略同等とされているので、各絶縁板26、26の各
先端縁は、それぞれプレート14の内周壁14aに略一
致する。従って、ボイスコイル34の振動に伴い、引出
線31、31が大きく振動したとしても、これら各引出
線31、31がプレート14に接触して短絡するのを防
止できる。
れぞれ軟質部材9が充填されているので、これら各溝拡
大部25、25を介して、外部からドライバユニット
(詳しくは、磁気回路1と振動板32とによって包囲さ
れた空間)内に粉塵等の異物が混入するのを防止でき
る。そして、各溝拡大部25、25は、上述したように
比較的に大きい寸法とされているので、これらに上記軟
質部材9を充填する際の作業は、比較的に容易であり、
上述したような熟練作業者でなくても十分に当該作業を
全うできる。また、この軟質部材9の充填作業は、パッ
キン2にダイヤフラム3を取り付ける際に、同時に行う
ことができるので、上記従来技術におけるダイヤフラム
3の裏面側からの軟質部材7の塗布作業や絶縁テープ8
の貼着作業等の余計な作業が、不要となる。更に、上述
した従来技術とは異なり、軟質部材9がサスペンション
32bに付着するようなこともないので、ドライバユニ
ットとして設計値通りの性能を期待できる。
うに、同図に矢印6で示す方向に沿って、引出線31が
振動するとき、この引出線31は、所謂パッキン2の中
空部内への引出部分である当該パッキン2の内周壁2a
の部分を支点として、振動する。従って、この支点部分
において、引出線31に曲げ応力が作用して、当該引出
線31が屈曲疲労することが、懸念される。しかし、本
実施の形態においては、この支点部分に、十分余裕を持
って引出線31を収容しかつ軟質部材9が充填された溝
拡大部25、が形成されているので、当該軟質部材9の
弾性作用により、上記引出線31に影響する曲げ応力を
大きく緩和できる。また、この溝拡大部25と絶縁部2
6の上面とを結ぶ部分、即ち上記振動方向に位置する部
分27は、円弧状の滑らかな形状とされている。従っ
て、この円弧状の部分27の形状によっても、上記引出
線31に作用する曲げ応力を緩和できる。
従来技術のものとパッキン2を変更するだけで、上記の
ような多大な効果を得ることができる。従って、磁気回
路1やダイヤフラム3等のパッキン2以外の既存の部品
を、有効に利用できるという効果もある。
スピーカ装置用のドライバユニットに応用する場合につ
いて説明したが、これに限らない。例えば、コーン形や
ドーム形等の他の構造のスピーカ装置にも、本発明を応
用できる。
例えば概略方形状等としてもよい。ただし、この溝拡大
部25、25内に、軟質部材9を充填することを鑑みる
と、、当該溝拡大部25、25は、極力角部が少ない形
状とするのが、望ましい。
25、25を、各溝部22、22におけるパッキン2の
内周壁2a側端部に設けたが、これに限らない。例え
ば、各溝部22、22におけるパッキン2の外周縁側端
部に設けてもよいし、各溝部22、22の途中に設けて
もよい。ただし、この場合、各溝拡大部25、25は、
パッキン2とダイヤフラム3との結合(接着)部分の範
囲内に設ける必要がある(換言すれば、ダイヤフラム3
は、パッキン2上面の各溝拡大部25、25を含む全周
にわたって接着される必要がある)。ドライバユニット
内と外部との気密を保つためである。また、溝部22、
22全体の幅寸法を拡大させて、言わば溝部22、22
全体を溝拡大部25、25構成としてもよい。ただし、
各引出線31、31の配線位置を安定させたり、上記軟
質部材9の充填量を節約すること等を考慮すると、溝部
22、22全体にわたって幅寸法を拡大させるのは、得
策とは言えない。
1、31とプレート14との間を絶縁するというそれ本
来の機能を奏するのであれば、本実施の形態で説明した
ような形状でなくてもよい。例えば、極端には、パッキ
ン2の内周壁2aの全周にわたって、絶縁部26を設け
てもよい。また、パッキン2の厚さ寸法に応じて、これ
ら各絶縁部26、26の取付位置(高さ)を変えてもよ
い。
と第2の磁極部との間を絶縁するための絶縁部が、予め
支持部に設けられているので、上述した従来技術とは異
なり、引出線31、31に軟質部材7を塗布するという
ような熟練作業者による特別な作業を必要としない。従
って、上記従来技術よりも高い生産性を期待できるとい
う効果がある。
めに、溝拡大部に軟質部材を充填する必要があるが、こ
の溝拡大部は十分に大きい寸法とされているので、当該
軟質部材の充填作業は然程困難ではない。従って、この
熟練者でなくても、当該作業を十分に全うできるという
効果がある。また、この軟質部材の充填作業は、支持部
に振動板を取り付ける際に、同時に行うことができるの
で、上記従来技術におけるダイヤフラム3の裏面側から
の軟質部材7の塗布作業や絶縁テープ8の貼着作業等の
余計な作業が、不要となる。更に、この軟質部材の充填
作業は、パッキンの端面に形成された溝拡大部に対して
成されるので、当該軟質部材が振動板に付着するような
ことはない。よって、軟質部材7が振動板32に付着す
ることにドライバユニットの性能が劣化するというよう
な上記従来技術における不具合を防止できると共に、完
成品の性能の均一性を確保できる、という効果がある。
す図で、(a)は、中央縦断面図、(b)は、(a)に
おける点線Aの部分を拡大した図である。
で、(a)は、その全体を斜め上方から見た斜視図、
(b)は、(a)における点線Bの部分を拡大した図で
ある。
ムを固定した状態を示す図で、(a)は、その全体を斜
め上方から見た斜視図、(b)は、(a)における点線
Cの部分を拡大した図である。
で、(a)は、中央縦断面図、(b)は、(a)におけ
る点線Dの部分を拡大した図である。
造を示す図で、(a)は、その全体を斜め上方から見た
斜視図、(b)は、(a)におけるEの部分を拡大した
図である。
ダイヤフラムを固定した状態を示す図で、(a)は、そ
の全体を斜め上方から見た斜視図、(b)は、(a)に
おけるFの部分を拡大した図である。
ムの裏側に軟質部材を塗布する状態を示す図で、(a)
は、その全体を斜め上方から見た斜視図、(b)は、
(a)におけるGの部分を拡大した図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 概略柱状の第1の磁極部と、 この第1の磁極部の外周壁から間隔を隔てて該第1の磁
極部の周囲を包囲する状態に設けられた概略環状の第2
の磁極部と、 上記第1の磁極部の外周壁と上記第2の磁極部の内周壁
との間に形成される磁気空隙内に配置され、外部から供
給される信号に従って該磁気空隙内の磁界の方向を横切
る方向に沿って振動する可動コイルと、 この可動コイルに接続され、上記第1及び第2の各磁極
部のそれぞれ同一方向に位置する各端面から間隔を隔て
てこれら各端面と略対向する状態に設けられた振動板
と、 外部から、上記振動板と上記第2の磁極部の上記端面と
の間の空間を介して、上記可動コイルに配線され、この
可動コイルに上記信号を供給する引出線と、 この引出線と上記第2の磁極部の上記端面との間に介在
しこれら両者間を絶縁する絶縁部を備え、上記振動板が
上記可動コイルと共に振動可能な状態に該振動板を支持
する支持部と、を具備するスピーカ装置のドライバユニ
ット。 - 【請求項2】 上記絶縁部と上記支持部とが、一体に形
成された、請求項1に記載のスピーカ装置のドライバユ
ニット。 - 【請求項3】 上記支持部は、上記第2の磁極部の内周
壁よりも外方に位置する内周壁を有し、その一方の端面
を上記第2の磁極部の上記端面に対向させた状態で該第
2の磁極部の上記端面上に配置された概略環状のパッキ
ン部材であって、 上記振動板は、上記支持部の中空部を覆う状態に該支持
部の他方の端面上に結合され、 上記支持部は、その中空部内から外部に上記引出線を引
き出すための部分を有し、 上記絶縁部は、上記支持部の内周壁であって上記引出線
を引き出すための部分の近傍に結合された、請求項1に
記載のスピーカ装置のドライバユニット。 - 【請求項4】 上記可動コイルの振動に伴い上記引出線
が振動したときに、上記支持部の内周壁側の上記引出線
を引き出すための部分の端部において、上記引出線に作
用する応力を緩和させる状態に、該内周壁側端部を滑ら
かな形状とした、請求項3に記載のスピーカ装置のドラ
イバユニット。 - 【請求項5】 概略柱状の第1の磁極部と、 この第1の磁極部の外周壁から間隔を隔てて該第1の磁
極部の周囲を包囲する状態に設けられた概略環状の第2
の磁極部と、 上記第1の磁極部の外周壁と上記第2の磁極部の内周壁
との間に形成される磁気空隙内に配置され、外部から供
給される信号に従って該磁気空隙内の磁界の方向を横切
る方向に沿って振動する可動コイルと、 この可動コイルに接続され、上記第1及び第2の各磁極
部のそれぞれ同一方向に位置する各端面から間隔を隔て
てこれら各端面と略対向する状態に設けられた振動板
と、 外部から、上記振動板と上記第2の磁極部の上記端面と
の間の空間を介して、上記可動コイルに配線され、この
可動コイルに上記信号を供給する引出線と、 上記振動板が上記可動コイルと共に振動可能な状態に該
振動板を支持する支持部と、を具備し、 上記支持部は、上記第2の磁極部の内周壁よりも外方に
位置する内周壁を有し、その一方の端面を上記第2の磁
極部の上記端面に対向させた状態で該第2の磁極部の上
記端面上に配置された概略環状のパッキン部材であっ
て、その他方の端面に、該支持部の内周縁から外方に向
かって伸延すると共に上記引出線を収容してこの引出線
を該支持部の中空部内から外部に引き出すための溝部を
有し、 この溝部は、その伸延方向における少なくとも一部分
に、該伸延方向を横切る各方向において上記引出線より
も寸法の大きい空間とされると共に上記引出線を収容し
ている状態で所定の軟質部材が充填される溝拡大部を有
し、 上記振動板は、上記支持部の中空部を覆う状態に、上記
溝拡大部を含む上記支持部の上記他方の端面上の全周に
わたって結合された、スピーカ装置のドライバユニッ
ト。 - 【請求項6】 上記溝拡大部が、上記支持部の内周縁部
分に形成された、請求項5に記載のスピーカ装置のドラ
イバユニット。 - 【請求項7】 上記支持部の上記内周壁であって上記溝
部が形成された部分の近傍に、上記引出線と上記第2の
磁極部の上記端面との間を絶縁する絶縁部を結合した、
請求項5に記載のスピーカ装置のドライバユニット。
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- 2000-05-02 JP JP2000133848A patent/JP3957443B2/ja not_active Expired - Lifetime
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