JP2010034716A - スピーカ - Google Patents

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彩 柏原
Toshiyuki Koike
俊之 小池
Hidekazu Tanaka
秀和 田中
Fuu Ii Chan
フー イー チャン
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Abstract

【課題】振幅量を低下させずに薄型化を容易に実現することができるスピーカを提供する。
【解決手段】フレーム14においてその底面部14Aの磁気回路11と反対側にダンパー貼り代用の飛び出し部14Bを設け、その飛び出し部14Bとフレーム14側面の間に金糸線13の引き出しスペースを確保するとともに、ゴム弾性樹脂製のダンパー12を使用して振動板15の振幅量を確保する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種音響機器において電気信号を音響に変換する素子として使用されるスピーカに関するものである。
従来から、ラジオ受信機やテレビ受像機やCDプレーヤなどの各種音響機器において、電子回路で処理された電気信号を音響に変換する素子として、各種方式および形式のスピーカが多く使用されている。
上記のようなスピーカについて、その従来技術(例えば、特許文献1を参照)を図面を用いて以下に説明する。
図6は従来のスピーカの断面図を示したものである。ただし、本発明では金糸線の引き出しが重要なポイントとなるため、本来ならば断面図には現れない金糸線も重ねて描写している。
図6によると、磁気回路61にフレーム64の底面部64Aを結合し、このフレーム64の上部周縁部に振動板65を結合するとともに、この振動板65の中心側はボイスコイル体66に結合している。ボイスコイル体66の上端にはダストキャップを接続している。またフレーム64の側面部に沿って設けられたダンパー貼り代部64Cにはダンパー62の外周側を結合しており、このダンパー62の内周側にはボイスコイル体66が結合されている。ボイスコイル体66は金糸線63を介して端子67と電気的に結合されており、ボイスコイル体66の下端側を磁気回路61の磁気ギャップ61Aに挿入することにより、スピーカを構成している。
この従来のスピーカ構造では、ダンパー62と振動板65の間に充分な空間があり、その空間を利用して金糸線63を端子67まで引き出している。
最近では、映像音響商品分野においては、液晶やプラズマ等の薄型テレビの普及が顕著であり、スピーカには全高寸法の薄型化に対する要求が非常に強くなりつつある。これらの背景から、前述の従来のスピーカについても、薄型化に対する開発が強化されている。
しかし従来の構造のまま薄型化を図ると、部品を配置する空間が足りなくなる。そこで薄型化のためにはスピーカの構造を検討する必要がある。
特開2000−184494号公報
上述のような従来のスピーカにおいて、その構造を薄型化する場合、図2に示すように、フレーム64の全高を下げることが第一の手段として考えられるが、この場合、振動板65の位置が下がり、振動板65とダンパー62の間には空間が少なくなるので、金糸線63と振動板65の接触や、金糸線63とダンパー62の接触が起こる。これらの接触は異常音に繋がる大きな問題であるが、さらに問題となるのは、金糸線63に充分な長さが確保できなくなることである。
つまり、振動板65とダンパー62の間に充分な空間がないと狭い中で金糸線63を引き出すために、金糸線63に十分な遊びの長さを設けることができず、ボイスコイル体66が、大きく振動した時に金糸線63が突っ張ってしまい、正常な上下運動ができなくなる。
この結果、ボイスコイル体66が磁気ギャップ61Aで磁気回路61の端面をこすり、異常音を発生させることになる。さらに最悪の場合には、金糸線63の突っ張りによって、金糸線63とコイルの接続部に大きな負荷がかかってコイルが断線し、スピーカから音が出なくなる。
これらの課題に対応するため、ボイスコイル体66からコイルを引き出し、振動板65の上面に這わせて端子67付近まで引き出してくる方法(間接リード法)等の手法が取られるが、これは生産性の観点から好ましくはない。なお、この「間接リード法」に対して、本発明で用いている引き出し方法は「直接リード法」と呼ばれる。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、スピーカの機械的および電気的な性能を低下させることなく、容易にスピーカの薄型化を図ることができるスピーカを提供する。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のスピーカは、磁気ギャップを有する磁気回路の一主面に容器体のフレームが接合され、前記フレームの上部外周部に、下方端側が前記磁気ギャップに挿入されたボイスコイル体の上方端側に内周側が接続された振動体の外周側が接続され、前記ボイスコイル体の前記振動体との接続部より下方側と前記フレームとの間にダンパーが接続されたスピーカにおいて、前記フレームの底面部の前記磁気回路と反対側に、空洞または非空洞の飛び出し部を設け、前記飛び出し部の上面に前記ダンパーの外周側を結合して構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載のスピーカは、請求項1に記載のスピーカであって、前記飛び出し部の外周形状を円環形状としたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載のスピーカは、請求項1に記載のスピーカであって、前記飛び出し部の外周形状を多角柱形状としたことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載のスピーカは、請求項1に記載のスピーカであって、前記飛び出し部は、垂直方向断面をL字形状に形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載のスピーカは、請求項1から請求項4のいずれかに記載のスピーカであって、前記飛び出し部に少なくとも1ヶ所以上の通気孔を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載のスピーカは、請求項1から請求項5のいずれかに記載のスピーカであって、前記ダンパーは、ゴム弾性樹脂のみで形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載のスピーカは、請求項6に記載のスピーカであって、前記ダンパーに少なくとも1ヶ所以上の通気孔を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載のスピーカは、請求項6または請求項7に記載のスピーカであって、前記ダンパーは、そのコルゲーション部の垂直方向断面を半円またはそれに準ずる形状1つで形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載のスピーカは、請求項6から請求項8のいずれかに記載のスピーカであって、前記ダンパーは、その内周側の端をL字状に折り曲げて、前記ボイスコイル体との接着面積を増やすように形成したことを特徴とする。
本発明によれば、金糸線に充分な長さを充てられると共に、振動板の振幅量も必要かつ充分に確保することができる。
そのため、スピーカの機械的および電気的な性能を低下させることなく、容易にスピーカの薄型化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を示すスピーカについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
本発明では、ダンパーの貼り代部をフレーム内部に設け、フレーム側面付近に金糸線を引き出すための十分な空間を確保する。
具体的には、まず図3に示すように、フレーム底面部64Aの磁気回路61と反対側に、ダンパー62の外周側を貼るための貼り代部である飛び出し部64Bを設け、この飛び出し部64Bよりも外側領域を、金糸線63を配置するための空間として充てる。この場合、ダンパー62の口径は図6や図2に示すスピーカよりも小さくなる。
そのため、ダンパー62がボイスコイル体66の大きな振幅に対応できないという課題を持つ場合があるので、本発明では、従来の布製ダンパーまたは布にゴム弾性樹脂をコーティングしたダンパーではなく、ゴム弾性樹脂のみで構成されたダンパーを使用する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のスピーカを説明する。
図1は本実施の形態1のスピーカの構造を示す断面図である。ただし、本発明では、金糸線の引き出しが重要なポイントとなるため、本来ならば断面図には現れない金糸線も重ねて描写している。
図1において、ボイスコイル体16は、ボビン16Aの外周部下側にコイル16Bが巻き付けられた構造であり、磁気ギャップ11Aに対して上下方向に可動自在に配置されたもので、ボイスコイル体16の上方の外周部に接着接続された振動板15を振動させる軸となる構造となっている。振動板15はその外周部をフレーム14の上部周縁部に固着している。ボイスコイル体16の外周部に固着されたコイル16Bと振動板15の間にはゴム弾性樹脂製のダンパー12が接続されており、そのダンパー12の外周部は、フレーム14の底面部14Aの磁気回路11と反対側に設けられたダンパー貼り代部であり空洞状態の飛び出し部14Bに結合されている。またフレーム14の側面に結合されている端子17とボイスコイル体16とは金糸線13により電気的に繋がっている。ここでは、飛び出し部14Bは、ボイスコイル体16の周囲で円環形状に形成されている場合を示す。また、ダンパー12は、そのコルゲーション部の垂直方向断面を半円またはそれに準ずる形状1つで形成している。
本実施の形態1のスピーカは、ダンパー12を小口径にして、ダンパー12の貼り代部である飛び出し部14Bからフレーム14の側面までの間に空間を確保することにより、薄型にも関わらず直接リード法で金糸線13を引き出すことができる。
さらに、ダンパーとしてゴム弾性樹脂製のダンパー12を使用することにより、ボイスコイル体16の振幅量の制限が少ないので、振幅量の大きな低域再生スピーカの薄型化が可能となり、また、大きな音声信号の入力が可能な薄型スピーカも実現できる。
図4は本実施の形態1のスピーカの構造を円形型スピーカに適用した場合を示す斜視図である。
この構成では、磁気回路11は円環状部品で構成されており、ボイスコイル体16、振動板15の形状が円形状になっているのは勿論である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のスピーカを説明する。
図5は本実施の形態2のスピーカの構造を示す外観斜視図であり、実施の形態1のスピーカの構造を細長型スピーカに適用した場合の外観斜視図である。この構成では、磁気回路11は円環状部品で構成されており、ダンパー、ボイスコイル体は円形状である。また、ダンパーの貼り代となるフレーム底面部の飛び出し部は、ダンパーの形状に依存するため円環形状であるのは勿論である。
しかし、この細長型スピーカを構成するにあたっては、磁気回路11を円環状に限定する必要はなく、細長矩形体をした棒状、または楕円形状としてもよいのは勿論である。ただし、いずれの場合もボイスコイル挿入のための円孔を有する。また、振動板15についても楕円形状としてよいのは勿論である。
本発明の細長型スピーカにおいても、実施の形態1と同様の効果を有するスピーカを実現することができる。
以上により、スピーカの薄型化のみならず細長型により、薄型テレビ等の映像音響製品の小型化、省スペース化に貢献することができる。
なお、上記の各実施の形態においては、フレーム底面部14Aの飛び出し部は、各図に示すように、空洞状態に形成した場合を説明したが、非空洞状態に形成しても良い。
また、上記の各実施の形態において、飛び出し部14Bは、その外周形状を多角柱形状としても良い。
また、上記の各実施の形態において、飛び出し部14Bは、垂直方向断面をL字形状に形成しても良い。
また、上記の各実施の形態において、飛び出し部14Bに、少なくとも1ヶ所以上の通気孔を設けたほうが好ましい。
また、上記の各実施の形態において、ダンパー12に、少なくとも1ヶ所以上の通気孔を設けたほうが好ましい。
また、上記の各実施の形態において、ダンパー12は、その内周側の端をL字状に折り曲げて、前記ボイスコイル体との接着面積を増やすように形成したほうが好ましい。
本発明のスピーカは、スピーカの機械的および電気的な性能を低下させることなく、容易にスピーカの薄型化を図ることができるもので、各種薄型音響機器に使用されるスピーカに有用である。
本発明の実施の形態1のスピーカの構造を示す断面図 図6に示す従来のスピーカ構造のまま薄型化した場合の構造を示す断面図 図2に示すスピーカのフレーム内部にダンパー貼り代部を設けた場合の構造を示す断面図 本発明の実施の形態1の円形状のスピーカの外観斜視図 本発明の実施の形態2の細長型のスピーカの外観斜視図 従来のスピーカの構造を示す断面図
符号の説明
11 磁気回路
11A 磁気ギャップ
12 ダンパー
13 金糸線
14 フレーム
14A (フレーム)底面部
14B (フレーム)飛び出し部
15 振動板
16 ボイスコイル体
16A ボビン
16B コイル
17 端子
18 ダストキャップ

Claims (9)

  1. 磁気ギャップを有する磁気回路の一主面に容器体のフレームが接合され、前記フレームの上部外周部に、下方端側が前記磁気ギャップに挿入されたボイスコイル体の上方端側に内周側が接続された振動体の外周側が接続され、前記ボイスコイル体の前記振動体との接続部より下方側と前記フレームとの間にダンパーが接続されたスピーカにおいて、
    前記フレームの底面部の前記磁気回路と反対側に、空洞または非空洞の飛び出し部を設け、前記飛び出し部の上面に前記ダンパーの外周側を結合して構成した
    ことを特徴とするスピーカ。
  2. 前記飛び出し部の外周形状を円環形状とした
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記飛び出し部の外周形状を多角柱形状とした
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  4. 前記飛び出し部は、垂直方向断面をL字形状に形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  5. 前記飛び出し部に少なくとも1ヶ所以上の通気孔を設けた
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のスピーカ。
  6. 前記ダンパーは、ゴム弾性樹脂のみで形成した
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のスピーカ。
  7. 前記ダンパーに少なくとも1ヶ所以上の通気孔を設けた
    ことを特徴とする請求項6に記載のスピーカ。
  8. 前記ダンパーは、そのコルゲーション部の垂直方向断面を半円またはそれに準ずる形状1つで形成した
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のスピーカ。
  9. 前記ダンパーは、その内周側の端をL字状に折り曲げて、前記ボイスコイル体との接着面積を増やすように形成した
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載のスピーカ。
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JP2012065157A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Db Technology Kk スピーカーのダンパー構造
CN111314828A (zh) * 2020-02-25 2020-06-19 瑞声科技(新加坡)有限公司 发声器件

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