JP2004030406A - カード及びカードシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子ペーパーを具備するICカードとデータの送受信が可能なカードI/F装置との間でデータの送受信を行う通信装置と、通信装置から受信したカードの通信内容に於ける認証用データと、顧客・カード個別識別情報データベースに格納しているカード保有者の識別用のデータとを照合し、該カードの認証を行うカード認証装置と、基本制御データベースに格納している基本部分データと、個別制御データベースに格納している個別部分データとを抽出して、結合データを作成する制御データ作成装置とを有するカードシステムである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード等のカード表面を可変的に変更せしめるカード及びその変更を行うカードシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード等のカードには、データを大量に記録させる為に、磁気ストライプによる記録方式(磁気カード)からICチップによる記録方式(即ちICカード)に変わりつつある。
【0003】
このようなカード(本明細書に於いてはICカードからなる、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード等を、単にカードと呼ぶ)は、カード発行企業がカード表面にそのデザインを印刷し、又カードに具備されたメモリに、カード保有者となる者の利用可能なサービスの内容、氏名、カード番号等の諸データを登録し、それをカード保有者となる者に対して送付している。
【0004】
従って、カード保有者が現在保有しているカードの種類とは異なる種類(例えばホワイトカードからゴールドカードに変更する等)のカードを使用したい、氏名が婚姻等によって変更した、異なるデザインのカードを使用したい等の希望等があった場合には、カード発行企業に対して所定の手続を経た後に、カード発行企業が、新たなカードをカード保有者に対して発行している。
【0005】
又カード発行企業としては、カード保有者からの様々なデザインのカード(例えばアニメのキャラクタや、タレント、画家によるデザインが付されたカード)を持ちたいという要望に応える為に、多岐にわたるデザインが印刷されたカードを保持しなければならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
つまり従来では、カード発行企業が新規のカードを作成してカード保有者に対して発行しているので、カード発行企業はカードの在庫コスト、発行処理コスト、送付コスト等の諸経費が発生してしまう。
【0007】
又カード保有者の立場からすると、新たなカードをカード発行企業から受領できるまでの間、カードを利用できない等の問題点が発生する。更に古いカードを破棄し、新規のカードを作成するのは資源面でも無駄が発生している。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点に鑑み、カード発行企業が一度カードを発行すれば新たなカードを発行することなく、カード保有者がカードを使用することが出来る、カード表面を可変的に変更可能なカード及びそのカードシステムを発明した。
【0009】
これによって、カード発行企業は、従来のようにカードの在庫等を抱える必要がなく、又何度もカードを発行する手間が省けること等から、カードの在庫コスト、発行処理コスト、送付コスト等を軽減することが可能となる。
【0010】
又カード保有者は、本発明のカードシステムを利用すればその場でカードを変更することが可能となるので、新しいカードを受領するまでの間、カードを使用できないとのデメリットがなくなる。更にその表面及びメモリの情報の内容のみが変わっているだけで、カード媒体そのものは同じカードであることから省資源を実現することが可能となる。
【0011】
請求項1の発明は、
ICチップを有するカードであって、前記カードの表面に電子ペーパーを具備するカードである。
【0012】
本発明によって、従来のようにカードに表面デザインを印刷するのではなく、電子ペーパーに表示を行うことのできるカードが可能となる。従ってカード発行企業は、他種類の表面デザインのカードを在庫として保有する必要がなくなり、カード表面に電子ペーパーを具備するカードを在庫として保有していることのみで良い。カードを送付する際には、該当する表面デザインを電子ペーパーで表示して送付すればよい。尚、本明細書に於いて電子ペーパーとは、電源が切れてもそれに表示している画像が残存し、消えないものを示す。
【0013】
請求項2の発明は、
前記ICチップは、前記電子ペーパにどのように表示を行うかを識別する為の表示変更識別手段と、前記識別した内容に従い、前記電子ペーパーに対して表示内容の変更を指示する信号を発する表示変更指示手段とを有するカードである。
【0014】
請求項3の発明は、
前記カードは、前記電子ペーパー及び前記ICチップに対して電力を供給する電力供給手段を有するカードである。
【0015】
請求項2及び請求項3の発明によって、カードデザインを変更することが可能となる。これによって従来のように、カードの契約内容の変更、例えばホワイトカードからゴールドカードへのグレードアップ等の際に、新規カードの再発行、従来のカードの廃棄等の諸問題を解決することが可能となる。又新規カード受領までの間のカード保有者の、カードが使用できないことの問題点も解決することが可能となる。
【0016】
請求項4の発明は、
前記電子ペーパーに表示する表示内容の一部又は全部として、カード保有者の顔、指紋、人体の一部又は全部の情報のいずれかを含むカードである。
【0017】
本発明によって、カード保有者がカードを利用する際に、カード保有者の顔、指紋、人体の一部又は全部のいずれかがカードに表示されていることによって、その店舗で本人確認が容易となる。つまり店舗の店員は、カードに表示された顔、指紋、人体の一部又は全部のいずれかと、カード保有者の外観とを照合することが可能となるのである。更に顔などは年月の経過と共に比較的変化しやすく、特に整形手術等した場合にはその印象が大きく変わる。従来もカードに顔写真が付されることによってその本人確認をするものも存在したが、このような従来のカードでは顔写真は固定である為、前記のようにその印象が変化した場合には、本人であるにも関わらず本人とは見なされないことから、カード利用が断られる場合もあった。しかしこのようにカードに付される顔等を容易に変化せしめることによって、例えば整形手術でその印象が変わった場合にはカードの個別部分データとしての顔を変更するだけで良い。又、顔等をそのまま取り込んだ精緻な画像だけではなく、デフォルメ、抜粋又は暗号化等したものであっても良い。
【0018】
請求項5の発明は、
請求項1から請求項4のいずれかに記載のカードとの間でデータの送受信を行い、前記カードのICチップに記録しているデータを接触又は非接触で読み取り/書き込みを行えるカードI/F装置との間でネットワークを介してデータの送受信が可能なカードシステムに於いて、前記ネットワークを介してカードI/F装置との間でデータの送受信を行う通信装置と、前記通信装置から受信したカードの通信内容に於ける認証用データと、顧客・カード個別識別情報データベースに格納しているカード保有者の識別用のデータとを照合し、該カードの認証を行うカード認証装置と、基本制御データベースに格納している基本部分データと、個別制御データベースに格納している個別部分データとを抽出して、結合データを作成する制御データ作成装置とを有するカードシステムである。
【0019】
請求項5の発明によって、カードで表示するデザイン案(結合データ)を作成して、それをカードI/F装置に送信することが可能となる。カードI/F装置がデザイン案(結合データ)を表示することで、カード保有者が表示デザインを選択し、自らのカードのデザインとすることが可能となる。
【0020】
請求項6の発明は、
請求項1から請求項4のいずれかに記載のカードとの間でデータの送受信を行い、前記カードのICチップに記録しているデータを接触又は非接触で読み取り/書き込みを行えるカードI/F装置を有する保有者側カードシステムとの間でネットワークを介してデータの送受信が可能なカードシステムに於いて、前記ネットワークを介してカードI/F装置との間でデータの送受信を行う通信装置と、前記通信装置から受信したカードの通信内容に於ける認証用データと、顧客・カード個別識別情報データベースに格納しているカード保有者の識別用のデータとを照合し、該カードの認証を行うカード認証装置と、基本制御データベースに格納している基本部分データを抽出し前記ネットワークを介して前記カードI/F装置に送信を行うシステム側制御データ装置とを有するカードシステムである。
【0021】
請求項6の発明によって、カードの電子ペーパーに表示する個別部分データを、カードI/F装置で読み取り、カードシステムから受信した基本部分データと組み合わせることで、デザイン案(結合データ)を作成することが可能となる。これによって、その場でカード保有者自らの個別部分データをゲーム感覚で作成することが可能となる。又カードシステムからカードI/F装置に送信するデータが基本部分データだけとなるので、ネットワークトラフィックを削減することが出来、処理時間を効率的にすることが出来る。
【0022】
請求項7の発明は、
請求項1から請求項4のいずれかに記載のカードとの間でデータの送受信を行い、前記カードのICチップに記録しているデータを接触又は非接触で読み取り/書き込みを行えるカードI/F装置を有する保有者側カードシステムとの間でネットワークを介してデータの送受信が可能なカードシステムに於いて、前記ネットワークを介してカードI/F装置との間でデータの送受信を行う通信装置と、前記通信装置から受信したカードの通信内容に於ける認証用データと、顧客・カード個別識別情報データベースに格納しているカード保有者の識別用のデータとを照合し、該カードの認証を行うカード認証装置と、基本制御データベースに格納している基本部分データと、個別制御データベースに格納している個別部分データとを抽出して、結合データを作成する制御データ作成装置とを有するカードシステムである。
【0023】
請求項7の発明によって、カードシステムで一度結合データを作成し、その結合データを保有者側カードシステムで再度変更可能とすることによって、柔軟な結合データを作成することが出来る。それにより、カードのデザインをバラエティに富んだものとすることが出来ると共に、個別部分データを常に最新のものでカードが作成出来る。
【0024】
請求項8の発明は、
前記カードシステムは、与信データデータベースに格納しているカード保有者の与信データに基づいて、該カード保有者の選択することの出来る基本部分データ又は個別部分データの制限を付加するパターン制御装置を有するカードシステムである。
【0025】
請求項8の発明によって、カード保有者が選択可能なデータに制限を付加することが可能となる。これによって、与信能力が低いのにゴールドカードに変更する等の、カード発行企業にとってのリスクを回避することが出来る。又予め選択できないデータを排除してカードI/F装置に送信することで、無駄なデータを送信せずに済み、ネットワークトラフィックを削減することが出来る。
【0026】
請求項9の発明は、
前記基本部分データは、前記電子ペーパーで表示する表示デザインの基本部分を識別する識別子又は画像データであって、前記個別部分データは、前記電子ペーパーで表示する表示デザインの個別部分を識別する識別子又は画像データであって、前記結合データは、前記基本部分データと前記個別部分データの組合せからなるカードシステムである。
【0027】
請求項9の発明によって、カードの表示デザインを可変的にすることが可能となる。
【0028】
請求項10の発明は、
前記保有者側カードシステムは、前記カードI/F装置で個別部分データを読み取り保有者側個別制御データベースに格納した個別部分データと、前記カードシステムから受信した基本部分データとに基づいて、結合データを作成する保有者側制御データ作成装置を有するカードシステムである。
【0029】
請求項10の発明によって、カード保有者側の装置で結合データを作成するので、ネットワークトラフィックを削減し、処理時間を効率的にすることが出来る。
【0030】
請求項11の発明は、
前記保有者側カードシステムは、前記カードI/F装置で個別部分データを読み取り保有者側個別制御データベースに格納した個別部分データと、前記カードシステムから受信した結合データとに基づいて、前記受信した結合データに於ける個別部分データを、前記カードI/F装置で読み取った個別部分データに変更又は差し替えを行い、第2の結合データを作成する保有者側制御データ変更装置を有するカードシステムである。
【0031】
請求項11の発明によって、カードシステムで一度結合データを作成し、その結合データを保有者側カードシステムで再度変更可能とすることによって、柔軟な結合データを作成することが出来る。それにより、カードのデザインをバラエティに富んだものとすることが出来ると共に、個別部分データを常に最新のものでカードが作成出来る。
【0032】
請求項12の発明は、
請求項1から請求項4のいずれかに記載のカードとの間でデータの送受信を行い、前記カードのICチップに記録しているデータを接触又は非接触で読み取り/書き込みを行えるカードI/F装置に於いて、前記カードI/F装置が、カメラ、スキャナ、ディスクの読み取り装置、キーボード、マウス、タッチパネルのいずれかを具備しているカードI/F装置である。
【0033】
請求項12の発明によって、カードI/F装置で個別部分データを取り込むことが出来るので、ゲーム感覚で抵抗感なくカードのデザインとする個別部分データを作成することが出来る。又このようにカード保有者のオリジナルデザインとすることで、従来のような画一的なカードから、多種多様なデザインが可能となる。
【0034】
請求項13の発明は、
前記カードI/F装置は、前記結合データ又は第2の結合データを前記カードに送信することによって該カードの表示、情報の変更を行わせるカードI/F装置である。
【0035】
請求項13の発明によって、カードの表示デザインを可変的にすることが可能となる。
【0036】
請求項14の発明は、
前記カードI/F装置は、前記カードのICチップに記憶されたカード保有者の顔、指紋、人体の一部又は全部の情報と、前記カードI/F装置に具備されたカメラ又は指紋読み取り装置で読み取った情報とを照合することによって、カードの表示、情報変更を行う者が正規のカード保有者であるか否かの認証を行うバイオメトリクス認証装置を有するカードI/F装置である。
【0037】
請求項14の発明によって、カードの表示、情報変更のセキュリティを高めることが可能となる。つまりカードシステムを用いてカードに具備された電子ペーパー及びICチップに記憶された情報を変更する為には、暗証番号等の入力をカードI/F装置で入力後に行わせるが、これでは暗証番号を第三者に知られた場合にその悪用が防ぐことが困難である。従って請求項14のようにカードの電子ペーパーにカード保有者の顔、指紋、人体の一部又は全部のデータをICチップ内に記憶させ、カード保有者がカードI/F装置を使用する場合にその認証情報とすれば、セキュリティ性が高度に高まる。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明のカード30及びカードシステム1aのシステム構成の一例を図1及び図5を用いて詳細に説明する。
【0039】
カード30は、その表面に電子ペーパー33を具備しており、電力供給手段31とICチップ32とを有している。
【0040】
電力供給手段31は、カード30のICチップ32及び電子ペーパー33に対して電力を供給する手段である。例えば非接触型のカード30である場合には、電力供給手段31としてアンテナ等があり、カード保有者がカード30を磁場に近づけることによって、電磁誘導の原理でアンテナ(電力供給手段31)に電力が発生し、それをICチップ32に供給することが可能となる。又その他にも光線等を受信する(受け付ける)ことによって電力を供給しても良い。又上記のように他の媒体を用いるのではなく、電力供給手段31が電池等であり、自らICチップ32に電力を供給しても良い。
【0041】
電子ペーパー33は、カード30の表面の全部又は一部に具備されており、ICチップ32からの指示によってその表示を可変にすることが出来る、公知の電子ペーパー33である。
【0042】
ICチップ32は、カード30に具備された公知の集積回路であって、電力供給手段31から供給された電力によって、電子ペーパー33に表示する内容の識別、表示変更の指示等を行う。又ICチップ32は、カード30の目的に適したデータの読み取り/書き込みが可能であって、従来の磁気ストライプによるものよりもデータ量が多く、且つ高度なセキュリティを確保することが可能である。ICチップ32は、表示変更識別手段34と表示変更指示手段35とを有する。
【0043】
表示変更識別手段34は、カードI/F装置10から受信したデータに基づいて、電子ペーパー33にどのように表示を行うかを識別する為の手段である。
【0044】
表示変更指示手段35は、表示変更識別手段34で識別した内容に従い、電子ペーパー33に対して表示内容の変更と方法とを指示する信号を発する手段である。
【0045】
カードシステム1aは、通信装置2とカード認証装置3と制御データ作成装置4とパターン制御装置8と顧客・カード個別識別情報データベース5と個別制御データベース6と基本制御データベース7と与信データデータベース9とを有しており、カードI/F装置10とネットワーク20を介してデータの送受信が可能である。
【0046】
通信装置2は、ネットワーク20を介してカードI/F装置10との間でデータの送受信を行う装置である。
【0047】
カード認証装置3は、通信装置2で受信したカード30の通信内容から、カード30から受信した認証用データと、顧客・カード個別識別情報データベース5に格納しているデータとを照合して、カード30の認証を行う装置である。
【0048】
制御データ作成装置4は、個別制御データベース6と基本制御データベース7に格納している基本部分データ(後述)と個別部分データ(後述)とを抽出し、それらに基づいて結合データを作成する装置である。ここで結合データとは、カード30表面の電子ペーパー33で表示する、いわばデザイン案であって画像データであっても良いし、それを識別する識別子であっても良い。
【0049】
パターン制御装置8は、与信データデータベース9に格納しているカード保有者の与信データに基づいて、カード保有者が選択することの出来る基本部分データ又は個別部分データの制限を付加する装置である。例えばカード保有者の与信状況が悪いので、ゴールドカードの基本部分データを選択できないように制限を付加する。
【0050】
顧客・カード個別識別情報データベース5は、カード30の種類、カード保有者の識別用のデータを格納しているデータベースである。
【0051】
個別制御データベース6は、カード保有者毎に指定された、例えば顔写真や氏名等のカード表面の表示デザインの個別部分の選択枝を格納しているデータベースである。この表示デザインの個別部分の選択枝を個別部分データと呼ぶこととする。個別部分データには、カード保有者の顔写真データや、カード保有者がオリジナルに表示することを希望するデザイン等が該当する。
【0052】
基本制御データベース7は、カード発行企業が指定するカード表面の表示デザインの基本部分の選択枝を格納しているデータベースである。この表示デザインの基本部分の選択枝を基本部分データと呼ぶこととする。基本部分データには、カード発行企業のマーク、ホワイトカード、ゴールドカード等のカード保有者のカード30のランクを示す背景等が該当する。
【0053】
与信データデータベース9は、カード保有者の与信状況(与信データ)を格納しているデータベースである。
【0054】
カードI/F装置10は、カード30に対して電気、磁場、光線等を提供するエネルギー供給・発生や、カードシステム1aとの間でデータの送受信を行う装置、カード30のICチップ32に記録しているデータを接触又は非接触で読み取り/書き込みを行う装置とを有しており、更にディスプレイ等の表示装置、キーボード・マウス・タッチパネル等の入力装置、カメラ、スキャナ、ディスクの読み取り装置等を具備していることも好適である。
【0055】
【実施例】
次に本発明のプロセスの流れの一例を図2及び図3のフローチャート図を用いて詳細に説明する。
【0056】
カード保有者は、自らが有するカード30のデザインの変更、異なるランクのカード30を使用したい等の希望を有した場合には、当該カード30をカードI/F装置10に接触、接近あるいは挿入等をすることによって、カード30に対して電力供給を行い、カード30とカードI/F装置10との間で通信確立を行う(S100)。
【0057】
通信の確立後、カード30からカードI/F装置10に対して、カード種類やカード保有者を記録した認証用データを送信する(S110)。認証用データを送信するには、カード30の電力供給手段31が電力をICチップ32に対して供給することによって、ICチップ32内に記録している認証用データをカードI/F装置10に対して送信すれば良い。
【0058】
認証用データをカードI/F装置10からカードシステム1aの通信装置2が受信し(S120)、受信した認証用データに基づいて、カード認証装置3が顧客・カード個別識別情報データベース5と照合することによって、カード30の種類、カード保有者の認識を行う(S130)。
【0059】
カード認証装置3が認識した結果から、基本制御データベース7に格納している基本部分データと個別制御データベース6に格納している個別部分データとを抽出して(S135)、制御データ作成装置4が結合データを作成する。つまり、カード保有者間で共通の表示デザインの基本部分と、各々のカード保有者で異なる表示デザインの個別部分とを各々のデータベースから抽出して、一つの表示デザインとして結合させ結合データとする。
【0060】
又場合によっては基本部分データと個別部分データとには、パターン制御装置8が与信データデータベース9に格納している与信データを抽出して(S140)、その使用に制限を付加しても良い。制限を付加する場合には(S150)、パターン制御装置8が与信データデータベース9に格納しているカード保有者の与信データに基づいて制限を付加する。例えばカード保有者の与信状況が悪いので、ゴールドカードの基本部分データを選択できないように制限を付加する等が可能となる。
【0061】
S150に於いて制限を付加しない場合には、基本部分データと個別部分データとに基づいて結合データを作成する(S160)。制限を付加した場合には、抽出した基本部分データ又は個別部分データから制御データ作成装置4が、当該制限を除いた結合データを作成することとなる(S170)。
【0062】
制限の有無を問わず、基本部分データと個別部分データとの組合せが複数存在する場合には、複数の結合データを作成しても良い。
【0063】
作成した結合データを、カードシステム1aの通信装置2がネットワーク20を介してカードI/F装置10に対して送信する(S180)。カードI/F装置10で受信した結合データが複数存在した場合には(S190)、カードI/F装置10に具備された表示装置(図示せず)や入力装置(図示せず)を介して、どの結合データを使用するかの選択をカード保有者に行わせる(S200)。この際に、受信した結合データでカード30の表示を変更する場合には、どのような表示が為されるのかを表示装置を介してイメージ図として表示することが好適であるが、テキストデータで結合データの構成を示しても良い。
【0064】
S180で受信した結合データ又はS200でカード保有者が選択した結合データを、カードI/F装置10からカード30に送信する(S210)。カード30の電力供給手段31によって供給された電力によって、ICチップ32の表示変更識別手段34が、カードI/F装置10から受信した結合データに従って電子ペーパー33でどのような表示変更を行うかの判別を行う(S220)。
【0065】
つまり結合データは、カード30表面に具備された電子ペーパー33に表示する画像データであっても良いが、少なくとも電子ペーパー33にどのような表示を行うかの識別を行える識別子から構成されていればよい。従ってカードI/F装置10上でカード保有者に対して結合データの選択を行わせる場合には、当該結合データに於ける識別子と対応する画像を選択して表示を行うこととなる。
【0066】
表示変更識別手段34で識別した結果に基づいて、表示変更指示手段35が電子ペーパー33に対して表示変化の指示信号を送信して、表示変化の実行を行う(S230)。この際に、電力供給手段31が電子ペーパー33に電力を供給することによって電子ペーパー33は表示を変化させることが可能となる。
【0067】
又表示変更のみならず、ICチップ32内のカード保有者の契約内容の変更等のデータ変更(例えばホワイトカードからゴールドカードへの変更、限度額の変更等)を行っても良い。
【0068】
又電子ペーパー33の表示変化が完了したことをカードシステム1aに対して通知しても良く(S240)、その場合には完了通知を表示変更指示手段35が作成して、カードI/F装置10に送信する(S250)。完了通知を受信したカードI/F装置10は、カードシステム1aに対して完了通知をリアルタイム又はバッチ処理で送信することによって、カードシステム1aで表示変化が完了したことを把握することが可能となる。
【0069】
更に個別部分データとして、カメラ、スキャナ、ディスクの読み取り装置等をカードI/F装置10に設けることによって、これらで個別部分データを読み取り、カードシステム1aに対してネットワーク20を介して送信することによって、個別部分データの登録、変更を行えるようにしても良い。
【0070】
加えて、カード30に具備された電子ペーパー33で表示する結合データに於ける個別部分データとして、カード保有者の顔、指紋等の人体の一部又は全部の情報のいずれかを表示することによって、カードを利用する店舗で本人確認が容易となる。更に顔などは年月の経過と共に比較的変化しやすく、特に整形手術等した場合にはその印象が大きく変わる。従来もカードに顔写真が付されることによってその本人確認をするものも存在したが、このような従来のカードでは顔写真は固定である為、前記のようにその印象が変化した場合には、本人であるにも関わらず本人とは見なされないことから、カード利用が断られる場合もあった。しかしこのようにカードに付される顔等を容易に変化せしめることによって、例えば整形手術でその印象が変わった場合にはカードの個別部分データとしての顔を変更するだけで良い。
【0071】
更に近年発達めざましいバイオメトリクスによる認証技術を使用することによって、カード30の表示、情報変更のセキュリティを高めることが可能となる。つまりカードシステム1aを用いてカード30に具備された電子ペーパー33及びICチップ32に記憶された情報を変更する為には、暗証番号等の入力をカードI/F装置10で入力後に行わせるが、これでは暗証番号を第三者に知られた場合にその悪用が防ぐことが困難である。従って上記のようにカード30の電子ペーパー33にカード保有者の顔、指紋、人体の一部又は全部の情報のいずれかをICチップ32内に記憶させ、カード保有者がカードI/F装置10を使用する場合にその認証情報とすれば、セキュリティ性が高度に高まる。即ち、カードI/F装置10にカメラや公知の指紋読み取り装置(以下、バイオメトリクス認証装置(図示せず))を具備し、それらからカード保有者の顔や指紋等の人体の一部又は全部を読み取らせる。その読み取った情報とカード30に記憶している情報とを照合し、一致した場合にだけその変更作業となる以後のプロセスの操作を可能とせしめ、一致しない場合にはその変更を許可しないとする。更に一致しない場合が一定回数以上連続して発生した場合には、カード30内の情報が破壊されている、あるいはカード30が不正使用されている等の何らかのトラブルの可能性が高いのでそれをカードI/F装置10からカード会社に対して自動通知を行う。このようにすることによって、カード保有者以外にはカード30の表示、情報の変更が不可能となり、そのセキュリティを向上できる。
【0072】
【実施例2】
次に個別部分データをカードシステム1aではなく、カード保有者側に設ける場合のシステム構成を図4のシステム構成図を用いて説明する。この場合には、カードI/F装置10にカメラ、スキャナ、記録媒体(磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等、半導体メモリ等のデータを記録する媒体であれば何であっても良い)の読み取り装置、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置を設ける。これにより、その場でカード保有者自らをカメラで撮影、自らの写真等をスキャナで読み取る、記録媒体に記録しているデータを読み取る等を行うことによって、そのデータを個別部分データとすることが可能となる。尚、実施例1と同一部分については説明の簡略化の為、省略する。このようにカード保有者側で個別部分データを取り込む場合には、カードI/F装置10以外に保有者側制御データ装置12と保有者側個別制御データベース13とを有する保有者側カードシステム11を設けることが好適である。
【0073】
カードシステム1bは、通信装置2とカード認証装置3とシステム側制御装置14とパターン制御装置8と基本制御データベース7と顧客・カード個別識別情報データベース5と与信データデータベース9とを有しており、保有者側カードシステム11との間でネットワーク20を介してデータの送受信が可能である。
【0074】
システム側制御装置14は、基本制御データベース7に格納している基本部分データを抽出しネットワーク20を介してカードI/F装置10に、抽出した基本部分データの送信を行う装置である。
【0075】
保有者側カードシステム11は、カードI/F装置10と保有者側制御データ装置12と保有者側個別制御データベース13とを有する。
【0076】
保有者側制御データ装置12は、カードI/F装置10に具備されたカメラ、スキャナ、記録媒体の読み取り装置等で読み取り、保有者側個別制御データベース13に格納した個別部分データと、カードシステム1bから受信した基本部分データとに基づいて、結合データを作成する装置である。
【0077】
保有者側個別制御データベース13は、カードI/F装置10にカード保有者が読み取らせたデータを個別部分データとして格納しているデータベースである。
【0078】
次に本実施例の場合のプロセスの流れの一例を図6及び図7のフローチャート図を用いて説明する。S300からS330までは実施例1のS100からS130と同様なので説明を省略する。
【0079】
カード認証装置3が認識した結果から、システム側制御装置14が基本制御データベース7に格納している基本部分データを抽出する(S335)。
【0080】
又場合によっては基本部分データには、パターン制御装置8が与信データデータベース9に格納している与信データを抽出して(S340)、その使用に制限を付加しても良い。
【0081】
制限を付加しない場合には(S350)、S335で抽出した基本部分データを、通信手段が保有者側カードシステム1bに送信し(S360)、制限を付加する場合には(S350)、システム側制御装置14が抽出した基本部分データに対して、パターン制御装置8が与信データデータベース9に格納しているカード保有者の与信データに基づいて制限を付加し、その基本部分データを通信装置2を介して保有者側カードシステム11に送信する(S370)。この場合には例えばカード保有者の与信状況が悪いので、ゴールドカードの基本部分データを選択できないように制限を付加する等が可能となる。
【0082】
保有者側カードシステム11のカードI/F装置10で基本部分データを受信後(受信前のいずれの段階であっても良い)、個別部分データをカードI/F装置10に読み取らせ保有者側個別制御データベース13に格納する(S375)。この読み取りは、例えば個別部分データとして、カード保有者自身を撮像した写真を用いたい場合には、カードI/F装置10に具備されたカメラでカード保有者自身を撮像し、そのデータを個別部分データとしても良いし、絵や写真等をカードI/F装置10に具備されたスキャナで読み取らせそのデータを個別部分データとしても良いし、磁気ディスク等をカードI/F装置10に読み取らせることでそのデータを個別部分データとしても良い。更にカードI/F装置10にキーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置を具備することで、当該個別部分データに文字等を使用できるようにしても良い。例えばカメラで撮像したデータに、キーボード等で文字を重ねられる等がある。又個別部分データとして入力装置から入力された文字のみとしても良い。このように、本実施例ではS375で個別部分データを読み取らせたが、いずれの段階で行われても良いことは言うまでもない。又カードシステム1b側の処理と並行して行われていても良い。
【0083】
カードI/F装置10で読み取った個別部分データと、カードシステム1bから受信した基本部分データとに基づいて、保有者側制御データ装置12が結合データを作成する(S380)。
【0084】
結合データを作成する際に、基本部分データと個別部分データとの組合せが複数存在する場合には、複数の結合データを作成しても良い。
【0085】
保有者側制御データ装置12が作成した結合データが複数存在した場合には(S390)、カードI/F装置10に具備された表示装置や入力装置を介して、どの結合データを使用するかの選択をカード保有者に行わせる(S400)。この際に、作成した結合データでカード30の表示を変更する場合には、どのような表示が為されるのかを表示装置を介してイメージ図として表示することが好適であるが、テキストデータで結合データの構成を示しても良い。
【0086】
S380で作成した結合データ又はS400でカード保有者が選択した結合データを、カードI/F装置10からカード30に送信する(S410)。カード30の電力供給手段31によって供給された電力によって、ICチップ32の表示変更識別手段34が、カードI/F装置10から受信した結合データに従って電子ペーパー33でどのような表示変更を行うかの判別を行う(S420)。
【0087】
つまり結合データは、カード表面に具備された電子ペーパー33に表示する画像データからであっても良いが、少なくとも電子ペーパー33にどのような表示を行うかの識別を行える識別子から構成されていればよい。従ってカードI/F装置10上でカード保有者に対して結合データの選択を行わせる場合には、当該結合データに於ける識別子と対応する画像を選択して表示を行うこととなる。
【0088】
表示変更識別手段34で識別した結果に基づいて、表示変更指示手段35が電子ペーパー33に対して表示変化の指示信号を送信して、表示変化の実行を行う(S430)。この際に、電力供給手段31が電子ペーパー33に電力を供給することによって電子ペーパー33は表示を変化させることが可能となる。
【0089】
又表示変更のみならず、ICチップ32内のカード保有者の契約内容の変更等のデータ変更(例えばホワイトカードからゴールドカードへの変更、限度額の変更等)を行っても良い。
【0090】
又電子ペーパー33の表示変化が完了したことを、カードシステム1bに対して通知しても良く(S440)、その場合には完了通知を表示変更指示手段35が作成して、カードI/F装置10に送信する(S450)。完了通知を受信したカードI/F装置10は、カードシステム1bに対して完了通知をリアルタイム又はバッチ処理によって送信することによって、カードシステム1bで表示変化が完了したことを把握することが可能となる。
【0091】
又、カード30に具備された電子ペーパー33で表示する結合データに於ける個別部分データとして、カード保有者の顔、指紋等の人体の一部又は全部の情報のいずれかを表示することによって、カードを利用する店舗で本人確認が容易となる。更に顔などは年月の経過と共に比較的変化しやすく、特に整形手術等した場合にはその印象が大きく変わる。従来もカードに顔写真が付されることによってその本人確認をするものも存在したが、このような従来のカードでは顔写真は固定である為、前記のようにその印象が変化した場合には、本人であるにも関わらず本人とは見なされないことから、カード利用が断られる場合もあった。しかしこのようにカードに付される顔等を容易に変化せしめることによって、例えば整形手術でその印象が変わった場合にはカードの個別部分データとしての顔を変更するだけで良い。
【0092】
更に近年発達めざましいバイオメトリクスによる認証技術を使用することによって、カード30の表示、情報変更のセキュリティを高めることが可能となる。つまりカードシステム1bを用いてカード30に具備された電子ペーパー33及びICチップ32に記憶された情報を変更する為には、暗証番号等の入力をカードI/F装置10で入力後に行わせるが、これでは暗証番号を第三者に知られた場合にその悪用が防ぐことが困難である。従って上記のようにカード30の電子ペーパー33にカード保有者の顔、指紋、人体の一部又は全部の情報のいずれかをICチップ32内に記憶させ、カード保有者がカードI/F装置10を使用する場合にその認証情報とすれば、セキュリティ性が高度に高まる。即ち、カードI/F装置10にカメラや公知の指紋読み取り装置(以下、バイオメトリクス認証装置(図示せず))を具備し、それらからカード保有者の顔や指紋等の人体の一部又は全部を読み取らせる。その読み取った情報とカード30に記憶している情報とを照合し、一致した場合にだけその変更作業となる以後のプロセスの操作を可能とせしめ、一致しない場合にはその変更を許可しないとする。更に一致しない場合が一定回数以上連続して発生した場合には、カード30内の情報が破壊されている、あるいはカード30が不正使用されている等の何らかのトラブルの可能性が高いのでそれをカードI/F装置10からカード会社に対して自動通知を行う。このようにすることによって、カード保有者以外にはカード30の表示、情報の変更が不可能となり、そのセキュリティを向上できる。
【0093】
又本実施例2に於いては、個別部分データを保有者側カードシステム11から取り込んでいるので、保有者側カードシステム11内の保有者側個別制御データベース13の個別部分データの変更を行っても良い。
【0094】
【実施例3】
更に実施例1と実施例2とを組み合わせた形での本発明の実施も可能となる。この場合は、カードシステムでは基本部分データと個別部分データとを組み合わせた結合データを作成し、それを保有者側カードシステムに送信する点では実施例1と同様であるが、その結合データの個別部分データに、更に変更、差し替えが可能である場合である。この場合のシステム構成を図8のシステム構成図を用いて説明する。尚、実施例1、実施例2と同一部分については簡略化の為、説明を省略する。
【0095】
カードシステム1cは、通信装置2、カード認証装置3、制御データ作成装置4、パターン制御装置8、顧客・カード個別識別情報データベース5、個別制御データベース6、基本制御データベース7、与信データベース9とを有しており、保有者側カードシステム11cとネットワーク20を介してデータの送受信が可能である。カードシステム1cは、実施例1に於けるカードシステム1aとその構成は同様である。
【0096】
保有者側カードシステム11cは、カードI/F装置10と保有者側制御データ変更装置14と保有者側個別制御データベース13とを有している。
【0097】
カードI/F装置10は、実施例2と同様にカード保有者が任意の個別部分データを取り込めるように、カメラ、スキャナ、記録媒体(磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等、半導体メモリ等のデータを記録する媒体であれば何であっても良い)の読み取り装置、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置を設ける。
【0098】
保有者側制御データ変更装置14は、カードI/F装置10に具備されたカメラ、スキャナ、記録媒体の読み取り装置等で読み取り、保有者側個別制御データベース13に格納した個別部分データと、カードシステム1cから受信した結合データとに基づいて、当該受信した結合データに於ける個別部分データを、カードI/F装置10で読み取った個別部分データに変更、差し替え等を行い、第2の結合データを作成する装置である。
【0099】
次に本実施例のプロセスの流れの一例を図9及び図10のフローチャート図を用いて詳細に説明する。S500からS580は、実施例1のS100からS180と同一なので省略する。
【0100】
保有者側カードシステム11cのカードI/F装置10で結合データを受信後(受信前のいずれの段階であっても良い)、個別部分データをカードI/F装置10に読み取らせ保有者側個別制御データベース13に格納する(S590)。この読み取りは、例えば個別部分データとして、カード保有者自身を撮像した写真を用いたい場合には、カードI/F装置10に具備されたカメラでカード保有者自身を撮像し、そのデータを個別部分データとしても良いし、絵や写真等をカードI/F装置10に具備されたスキャナで読み取らせそのデータを個別部分データとしても良いし、磁気ディスク等をカードI/F装置10に読み取らせることでそのデータを個別部分データとしても良い。更にカードI/F装置10にキーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置を具備することで、当該個別部分データに文字等を使用できるようにしても良い。例えばカメラで撮像したデータに、キーボード等で文字を重ねられる等がある。又個別部分データとして入力装置から入力された文字のみとしても良い。このように、本実施例ではS590で個別部分データを読み取らせたが、いずれの段階で行われても良いことは言うまでもない。又カードシステム1c側の処理と並行して行われていても良い。
【0101】
カードI/F装置10で読み取った個別部分データと、カードシステム1cから受信した結合データとに基づいて、保有者側制御データ変更装置14が当該受信した結合データに於ける個別部分データを、カードI/F装置10で読み取った個別部分データに変更、差し替え等を行い、第2の結合データを作成する(S600)。又S600に於いては個別部分データの変更を行わなくても良い。
【0102】
結合データを作成する際に、基本部分データと個別部分データとの組合せが複数存在する場合には、複数の結合データを作成しても良い。
【0103】
保有者側制御データ変更装置14が作成した第2の結合データ、又はS580で受信した結合データが併せて複数存在した場合には(S610)、カードI/F装置10に具備された表示装置や入力装置を介して、どの結合データを使用するかの選択をカード保有者に行わせる(S620)。この際に、作成した結合データでカード30の表示を変更する場合には、どのような表示が為されるのかを表示装置を介してイメージ図として表示することが好適であるが、テキストデータで結合データの構成を示しても良い。
【0104】
S600で作成した第2の結合データ又はS620でカード保有者が選択した結合データを、カードI/F装置10からカード30に送信する(S630)。カード30の電力供給手段31によって供給された電力によって、ICチップ32の表示変更識別手段34が、カードI/F装置10から受信した第2の結合データ又はS620でカード保有者が選択した結合データに従って電子ペーパー33でどのような表示変更を行うかの判別を行う(S640)。
【0105】
つまり結合データ(第2の結合データも含む。以後、本実施例に於いて同様)は、カード表面に具備された電子ペーパー33に表示する画像データからであっても良いが、少なくとも電子ペーパー33にどのような表示を行うかの識別を行える識別子から構成されていればよい。従ってカードI/F装置10上でカード保有者に対して結合データの選択を行わせる場合には、当該結合データに於ける識別子と対応する画像を選択して表示を行うこととなる。
【0106】
表示変更識別手段34で識別した結果に基づいて、表示変更指示手段35が電子ペーパー33に対して表示変化の指示信号を送信して、表示変化の実行を行う(S650)。この際に、電力供給手段31が電子ペーパー33に電力を供給することによって電子ペーパー33は表示を変化させることが可能となる。
【0107】
又表示変更のみならず、ICチップ32内のカード保有者の契約内容の変更等のデータ変更(例えばホワイトカードからゴールドカードへの変更、限度額の変更等)を行っても良い。
【0108】
又電子ペーパー33の表示変化が完了したことを、カードシステム1cに対して通知しても良く(S660)、その場合には完了通知を表示変更指示手段35が作成して、カードI/F装置10に送信する(S670)。完了通知を受信したカードI/F装置10は、カードシステム1cに対して完了通知をリアルタイム又はバッチ処理によって送信することによって、カードシステム1cで表示変化が完了したことを把握することが可能となる。
【0109】
このようにカードシステム1cで一度結合データを作成し、その結合データを保有者側カードシステム11cで再度変更可能とすることによって、柔軟な結合データを作成することが出来る。
【0110】
又、カード30に具備された電子ペーパー33で表示する結合データに於ける個別部分データとして、カード保有者の顔、指紋等の人体の一部又は全部の情報のいずれかを表示することによって、カードを利用する店舗で本人確認が容易となる。更に顔などは年月の経過と共に比較的変化しやすく、特に整形手術等した場合にはその印象が大きく変わる。従来もカードに顔写真が付されることによってその本人確認をするものも存在したが、このような従来のカードでは顔写真は固定である為、前記のようにその印象が変化した場合には、本人であるにも関わらず本人とは見なされないことから、カード利用が断られる場合もあった。しかしこのようにカードに付される顔等を容易に変化せしめることによって、例えば整形手術でその印象が変わった場合にはカードの個別部分データとしての顔を変更するだけで良い。
【0111】
更に近年発達めざましいバイオメトリクスによる認証技術を使用することによって、カード30の表示、情報変更のセキュリティを高めることが可能となる。つまりカードシステム1cを用いてカード30に具備された電子ペーパー33及びICチップ32に記憶された情報を変更する為には、暗証番号等の入力をカードI/F装置10で入力後に行わせるが、これでは暗証番号を第三者に知られた場合にその悪用が防ぐことが困難である。従って上記のようにカード30の電子ペーパー33にカード保有者の顔、指紋、人体の一部又は全部の情報のいずれかをICチップ32内に記憶させ、カード保有者がカードI/F装置10を使用する場合にその認証情報とすれば、セキュリティ性が高度に高まる。即ち、カードI/F装置10にカメラや公知の指紋読み取り装置(以下、バイオメトリクス認証装置(図示せず))を具備し、それらからカード保有者の顔や指紋等の人体の一部又は全部を読み取らせる。その読み取った情報とカード30に記憶している情報とを照合し、一致した場合にだけその変更作業となる以後のプロセスの操作を可能とせしめ、一致しない場合にはその変更を許可しないとする。更に一致しない場合が一定回数以上連続して発生した場合には、カード30内の情報が破壊されている、あるいはカード30が不正使用されている等の何らかのトラブルの可能性が高いのでそれをカードI/F装置10からカード会社に対して自動通知を行う。このようにすることによって、カード保有者以外にはカード30の表示、情報の変更が不可能となり、そのセキュリティを向上できる。
【0112】
又本実施例3に於いては、個別部分データを保有者側カードシステム11cから取り込んでいるので、保有者側カードシステム11内の保有者側個別制御データベース13の個別部分データの変更を行っても良い。更にはカードシステム1cの個別制御データベースに格納している個別部分データを変更する場合には、その変更も併せて行うことが好適である。
【0113】
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0114】
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
【0115】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
【0116】
プログラムを供給する為の記録媒体としては、例えば磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することができる。
【0117】
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0118】
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記録手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
【0119】
【発明の効果】
本発明によって、カード発行企業が一度カードを発行すれば新たなカードを発行することなく、カード保有者がカードを使用することが出来る、カード表面を可変的に変更可能なカード及びそのカードシステムが可能となる。
【0120】
これによって、カード発行企業は、従来のようにカードの在庫等を抱える必要がなく、又何度もカードを発行する手間が省けること等から、カード在庫コスト、発行処理コスト、送付コスト等を逓減することが可能となる。
【0121】
又カード保有者は、本発明のカードシステムを利用すればその場でカードを変更することが可能となるので、新しいカードを受領するまでの間、カードを使用できないとのデメリットがなくなる。更にその表面及びメモリの情報の内容のみが変わっているだけで、カード媒体そのものは同じカードであることから省資源を実現することが可能となる。
【0122】
更にカードに書き込まれている利用可能なアプリケーション構成(例えばどのような種類のICアプリケーション(ICカードを用いて実現する為のプログラムであって、例えばクレジットカード決済用のアプリケーション、電子マネー用のアプリケーション、ポイント用のアプリケーション等があり、ICチップ内にソフトウェアとして記憶される)が利用できるのか、どのような契約内容であるか、限度額、カード利用額等)の視覚的表示を、アプリケーションの増減に応じて表示変更でき、カード保有者はいつでもカードで使えるアプリケーションを視覚的に認識、確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カードシステムの他のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】カードシステムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図3】カードシステムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図4】カードシステムの他のシステム構成の一例を示すフローチャート図である。
【図5】カードのシステム構成の一例を示すフローチャート図である。
【図6】カードシステムの他のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図7】カードシステムの他のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図8】カードシステムの他のシステム構成の一例を示すフローチャート図である。
【図9】カードシステムの他のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図10】カードシステムの他のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1:カードシステム
2:通信装置
3:カード認証装置
4:制御データ作成装置
5:顧客・カード個別識別情報データベース
6:個別制御データベース
7:基本制御データベース
8:パターン制御装置
9:与信データデータベース
10:カードI/F装置
11:保有者側カードシステム
12:保有者側制御データ装置
13:保有者側個別制御データベース
14:保有者側制御データ変更装置
20:ネットワーク
30:カード
31:電力供給手段
32:ICチップ
33:電子ペーパー
34:表示変更識別手段
35:表示変更指示手段
Claims (14)
- ICチップを有するカードであって、
前記カードの表面に電子ペーパーを具備する
ことを特徴とするカード。 - 前記ICチップは、
前記電子ペーパにどのように表示を行うかを識別する為の表示変更識別手段と、前記識別した内容に従い、前記電子ペーパーに対して表示内容の変更を指示する信号を発する表示変更指示手段とを
有することを特徴とする請求項1に記載のカード。 - 前記カードは、
前記電子ペーパー及び前記ICチップに対して電力を供給する電力供給手段を
有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカード。 - 前記電子ペーパーに表示する表示内容の一部又は全部として、
カード保有者の顔、指紋、人体の一部又は全部の情報のいずれかを含む
ことを特徴とする請求項1から請求項3に記載のカード。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のカードとの間でデータの送受信を行い、前記カードのICチップに記録しているデータを接触又は非接触で読み取り/書き込みを行えるカードI/F装置との間でネットワークを介してデータの送受信が可能なカードシステムに於いて、
前記ネットワークを介してカードI/F装置との間でデータの送受信を行う通信装置と、
前記通信装置から受信したカードの通信内容に於ける認証用データと、顧客・カード個別識別情報データベースに格納しているカード保有者の識別用のデータとを照合し、該カードの認証を行うカード認証装置と、
基本制御データベースに格納している基本部分データと、個別制御データベースに格納している個別部分データとを抽出して、結合データを作成する制御データ作成装置とを
有することを特徴とするカードシステム。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のカードとの間でデータの送受信を行い、前記カードのICチップに記録しているデータを接触又は非接触で読み取り/書き込みを行えるカードI/F装置を有する保有者側カードシステムとの間でネットワークを介してデータの送受信が可能なカードシステムに於いて、
前記ネットワークを介してカードI/F装置との間でデータの送受信を行う通信装置と、
前記通信装置から受信したカードの通信内容に於ける認証用データと、顧客・カード個別識別情報データベースに格納しているカード保有者の識別用のデータとを照合し、該カードの認証を行うカード認証装置と、
基本制御データベースに格納している基本部分データを抽出し前記ネットワークを介して前記カードI/F装置に送信を行うシステム側制御データ装置とを
有することを特徴とするカードシステム。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のカードとの間でデータの送受信を行い、前記カードのICチップに記録しているデータを接触又は非接触で読み取り/書き込みを行えるカードI/F装置を有する保有者側カードシステムとの間でネットワークを介してデータの送受信が可能なカードシステムに於いて、
前記ネットワークを介してカードI/F装置との間でデータの送受信を行う通信装置と、
前記通信装置から受信したカードの通信内容に於ける認証用データと、顧客・カード個別識別情報データベースに格納しているカード保有者の識別用のデータとを照合し、該カードの認証を行うカード認証装置と、
基本制御データベースに格納している基本部分データと、個別制御データベースに格納している個別部分データとを抽出して、結合データを作成する制御データ作成装置とを
有することを特徴とするカードシステム。 - 前記カードシステムは、
与信データデータベースに格納しているカード保有者の与信データに基づいて、該カード保有者の選択することの出来る基本部分データ又は個別部分データの制限を付加するパターン制御装置を
有することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載のカードシステム。 - 前記基本部分データは、
前記電子ペーパーで表示する表示デザインの基本部分を識別する識別子又は画像データであって、
前記個別部分データは、
前記電子ペーパーで表示する表示デザインの個別部分を識別する識別子又は画像データであって、
前記結合データは、
前記基本部分データと前記個別部分データの組合せからなる
ことを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載のカードシステム。 - 前記保有者側カードシステムは、
前記カードI/F装置で個別部分データを読み取り保有者側個別制御データベースに格納した個別部分データと、前記カードシステムから受信した基本部分データとに基づいて、結合データを作成する保有者側制御データ作成装置を
有することを特徴とする請求項6に記載のカードシステム。 - 前記保有者側カードシステムは、
前記カードI/F装置で個別部分データを読み取り保有者側個別制御データベースに格納した個別部分データと、前記カードシステムから受信した結合データとに基づいて、前記受信した結合データに於ける個別部分データを、前記カードI/F装置で読み取った個別部分データに変更又は差し替えを行い、第2の結合データを作成する保有者側制御データ変更装置を
有することを特徴とする請求項7に記載のカードシステム。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のカードとの間でデータの送受信を行い、前記カードのICチップに記録しているデータを接触又は非接触で読み取り/書き込みを行えるカードI/F装置に於いて、
前記カードI/F装置が、カメラ、スキャナ、ディスクの読み取り装置、キーボード、マウス、タッチパネルのいずれかを具備している
ことを特徴とするカードI/F装置。 - 前記カードI/F装置は、
前記結合データ又は第2の結合データを前記カードに送信することによって該カードの表示、情報の変更を行わせる
ことを特徴とする請求項12に記載のカードI/F装置。 - 前記カードI/F装置は、
前記カードのICチップに記憶されたカード保有者の顔、指紋、人体の一部又は全部の情報と、前記カードI/F装置に具備されたカメラ又は指紋読み取り装置で読み取った情報とを照合することによって、カードの表示、情報変更を行う者が正規のカード保有者であるか否かの認証を行うバイオメトリクス認証装置を
有することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のカードI/F装置。
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