JP2004030265A - 配車管理装置及び配車管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、家庭などにおける日常的な移動ニーズに適した移動手段を提供することが可能な配車管理装置及び配車管理方法を実現することを目的とする。
【解決手段】利用者の要求に応じて前記利用者に対する運転手付き車両の配車を管理するための配車管理装置であって、利用可能な車両の情報を保持する車両情報保持手段と、通信網を介して所定の端末との間で通信する通信手段と、利用者の予定する移動行程の起点及び移動先を含む移動行程情報を前記通信手段を介して入力し、前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定する配車制御手段とを設けたことを特徴とする配車管理装置。
【選択図】 図1
【解決手段】利用者の要求に応じて前記利用者に対する運転手付き車両の配車を管理するための配車管理装置であって、利用可能な車両の情報を保持する車両情報保持手段と、通信網を介して所定の端末との間で通信する通信手段と、利用者の予定する移動行程の起点及び移動先を含む移動行程情報を前記通信手段を介して入力し、前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定する配車制御手段とを設けたことを特徴とする配車管理装置。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配車管理装置及び配車管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の代表的な公共輸送機関であるバスや電車の場合には、輸送会社が予め定めた運行スケジュールに従ってそれらの配車を管理している。従って、利用者は輸送会社の定めた運行スケジュールに合わせて自分の行動スケジュールを決定する必要がある。また、利用者は自宅などから駅やバス停まで予め移動しなければバスや電車を利用できない。
【0003】
一方、公共輸送機関であるタクシーの場合には、起点から終点までエンドエンドで輸送を完結できる。
流しのタクシーの場合には、道端での不意の利用者に対して輸送手段を提供することができる。また、電話等で事前に予約すれば、予約に合わせて配車を行うこともできる。従って、タクシーは利用者のニーズにあった輸送手段を提供することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、社会情勢の変化によりタクシーの稼働率は低下の一途を辿っており、バブル期では60%近くあったものが今では40%を切り始めている。
また、企業の役員用に用意された公用車の場合には、稼働率は平均7〜8%程度である。従って、車と運転手は1日の90%以上は待機状態にある。
【0005】
このように、人を乗せることを目的とした運転手付き自動車は稼働率が低く、非常に無駄が多いのが実情である。稼働率が低い原因は、移動を必要としている利用者のニーズを把握していないことに起因すると考えられる。
利用者側が移動を必要とする状況としては、例えば、一人暮らしの高齢者が毎週決まった曜日に病院に行く場合や、子供のいる共働き夫婦が通勤前に毎朝子供を保育園や学校に送り、場合によっては帰宅時に迎えに行く場合が考えられる。
【0006】
このような状況に適する移動手段としては、現状ではタクシーが望ましいと考えられる。
しかし、利用者が必要とするときに流しのタクシーをすぐに確保できるとは限らない。また、タクシーの予約をする場合には、利用の度に予約する必要があるし、利用者がすぐに移動したい場合であっても予約してから配車されるまでに時間がかかるので、配車待ちの時間が必要になる。
【0007】
また、タクシー利用の対価には距離別課金などがあり、現在の料金水準では日常的に利用するには高すぎる。これは、現在のタクシー産業が利用者のニーズを反映しておらず、非効率な運用に起因していると考えられる。
本発明は、家庭などにおける日常的な移動ニーズに適した移動手段を提供することが可能な配車管理装置及び配車管理方法を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の配車管理装置は、利用者の要求に応じて前記利用者に対する運転手付き車両の配車を管理するための配車管理装置であって、利用可能な車両の情報を保持する車両情報保持手段と、通信網を介して所定の端末との間で通信する通信手段と、利用者の予定する移動行程の起点及び移動先を含む移動行程情報を前記通信手段を介して入力し、前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定する配車制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明においては、既存のタクシーだけにとどまらず、稼働率に余裕のある企業役員用の公用車や、平日は買い物以外には利用しない自家用車などを利用可能な運転手付き車両として登録しておき、利用者からの要求に従って提供するような配車管理を自動的に行うことを想定している。
すなわち、請求項1においては、運転手付き車両の各提供者が入力した車両の情報を車両情報保持手段に登録しておき、利用者の端末から通信網を介して移動行程情報が入力されると、配車制御手段は前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定する。
【0010】
すなわち、空いている運転手付き車両を利用者に対して移動手段として提供するので、車両の提供者は車両の稼働率を改善することができる。このため、車両の提供に対する対価、すなわち利用者の移動コストをタクシー料金などと比べて大幅に削減することができ、日常的な移動手段として利用できる。また、利用者から入力される移動行程情報には移動先も含まれているので、効率的な配車管理が可能になる。
【0011】
請求項2は、請求項1の配車管理装置において、予め会員として登録された各々の利用者について、移動を伴う各利用者の行動のうち、予め定まったパターンで定期的に発生する行動に関連する生活パターン情報を保持する生活パターン情報保持手段と、前記通信手段から入力される情報に従って前記生活パターン情報保持手段の登録内容を更新する生活パターン情報更新手段とを更に設けるとともに、前記配車制御手段は前記生活パターン情報保持手段に保持された生活パターン情報に基づいて、該当する利用者に対して定期的に車両の割り当てを行うことを特徴とする。
【0012】
請求項2においては、生活パターン情報保持手段に登録された利用者の生活パターン情報が保持されているので、各利用者の移動を伴う生活パターンを常時把握することができる。
例えば、特定の会員が毎週月曜日には特定の病院に通院する高齢者である場合には、利用者からの申込みが無くても、移動のニーズを事前に把握し、自動的に空いている運転手付き車両の配車を該当する日時に行うことができる。
【0013】
この場合、利用者のニーズを事前に把握できるので、効率的な配車を実現することが可能であり、利用者の利便性向上,車両の稼働率の向上,配車サービスに伴う不確実性の軽減及びそれに伴う利用料金の低額化が実現する。
請求項3は、請求項1の配車管理装置において、前記車両情報保持手段に、車両毎、もしくは提供者毎に、車両の利用に関する制約条件を表す車両提供情報を保持するとともに、前記通信手段から入力される情報に従って前記車両情報保持手段の登録内容を更新する車両提供情報更新手段を更に設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項3においては、車両の利用に関する制約条件を予め登録することができるので、様々な提供者から様々な運転手付き車両の提供を受けることができる。制約条件としては、例えば、提供可能な曜日,時間帯,乗車人数,障害者の可否などを登録すればよい。
請求項4は、請求項1の配車管理装置において、前記配車制御手段は、複数の車両が同時に利用できる場合には、利用者の予定する移動行程に基づいて、前記複数の車両の中から効率的な配車スケジュールを実現する特定の車両を自動的に選択することを特徴とする。
【0015】
例えば、利用者に提供可能な複数の車両は、それぞれ異なる提供者の管理下で異なる場所(駐車場など)に配置されている可能性が高い。従って、提供可能な各車両の現在位置から利用者の移動行程の起点までの距離及び移動行程の移動先から各車両の元の場所までの距離は車両毎に異なる。このような場合には、距離の近い車両を選択することにより効率的な配車を実現できる。
【0016】
また、例えば同一の利用者の移動行程が複数の目的地の間を順番に移動するように計画されている場合には、同じ車両を一人の利用者に割り当てることにより効率的な配車を実現できる。
また、例えば複数の利用者の移動行程の起点及び移動先並びに予定時間が互いに近い場合には、それらの利用者に同一の車両を順番に割り当てることにより効率的な配車を実現できる。
【0017】
請求項4においては、利用者の移動行程に基づいて複数の車両の中から望ましい車両を自動的に選択するので、効率の良い配車を実現できる。
請求項5は、請求項1の配車管理装置において、前記配車制御手段が利用者に対して車両を割り当てた場合に、該当する利用者及び該当する車両の提供者のそれぞれに対して、配車予定の情報を通知する通知制御手段を更に設けたことを特徴とする。
【0018】
請求項5においては、利用者は運転手付き車両の迎えが来る時間帯などのスケジュールを確認することができ、車両の提供者は、運転手付き車両を届けるべき時間帯や場所などのスケジュールを確認することができる。
請求項6の配車管理方法は、所定の通信網を介して、利用者の端末及び運転手付き車両の提供者の端末が配車管理装置に接続された通信システムを利用し、利用者の要求に応じて前記利用者に対する運転手付き車両の配車を管理するための配車管理方法であって、利用可能な車両の情報を所定の車両情報保持手段に保持しておき、利用者の予定する移動行程の起点及び移動先を含む移動行程情報を前記端末から前記配車管理装置に入力し、前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定することを特徴とする。
【0019】
請求項6においては、請求項1の装置と同様の動作を実現できる。
請求項7は、請求項6の配車管理方法において、予め会員として登録された各々の利用者について、移動を伴う各利用者の行動のうち、予め定まったパターンで定期的に発生する行動に関連する生活パターン情報を生活パターン情報保持手段に保持するとともに、前記端末から配車管理装置に入力される情報に従って前記生活パターン情報保持手段の登録内容を更新し、前記生活パターン情報保持手段に保持された生活パターン情報に基づいて、該当する利用者に対して定期的に車両の割り当てを行うことを特徴とする。
【0020】
請求項7においては、請求項2の装置と同様の動作を実現できる。
請求項8は、請求項6の配車管理方法において、前記車両情報保持手段に、車両毎、もしくは提供者毎に、車両の利用に関する制約条件を表す車両提供情報を保持するとともに、前記端末から配車管理装置に入力される情報に従って前記車両情報保持手段の登録内容を更新することを特徴とする。
【0021】
請求項8においては、請求項3の装置と同様の動作を実現できる。
請求項9は、請求項6の配車管理方法において、複数の車両が同時に利用できる場合には、利用者の予定する移動行程に基づいて、前記複数の車両の中から効率的な配車スケジュールを実現する特定の車両を自動的に選択することを特徴とする。
【0022】
請求項9においては、請求項4の装置と同様の動作を実現できる。
請求項10は、請求項6の配車管理方法において、前記配車管理装置が利用者に対して車両を割り当てた場合に、該当する利用者及び該当する車両の提供者のそれぞれに対して、配車予定の情報を通知することを特徴とする。
請求項10においては、請求項5の装置と同様の動作を実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の配車管理装置及び配車管理方法の1つの実施の形態について、図1〜図8を参照して説明する。この形態は全ての請求項に対応する。
図1はシステムの動作例を示すシーケンス図である。図2はシステムの構成例を示すブロック図である。図3は会員DB(データベース、以下同様)の登録内容の具体例を示す模式図である。図4は登録車両DBの登録内容の具体例を示す模式図である。図5は会員登録処理を示すフローチャートである。図6は車両登録処理を示すフローチャートである。図7は配車受付処理を示すフローチャートである。図8はサービスの実施形態を示すブロック図である。
【0024】
この形態では、請求項1の車両情報保持手段,通信手段及び配車制御手段は、それぞれ登録車両DB22,通信インタフェース11及びCPU(中央処理装置)12に対応する。
また、請求項2の生活パターン情報保持手段及び生活パターン情報更新手段は、それぞれ会員DB21及びステップS21に対応する。請求項3の車両提供情報更新手段はステップS23に対応する。請求項5の通知制御手段はステップS27及びS28に対応する。
【0025】
この形態の配車管理装置及び配車管理方法は、例えば図8に示すようなサービスを実現するために利用される。すなわち、日常生活で移動の際にタクシーのような自動車を利用したいと希望する利用者と、空いている運転手付き車両を提供可能な提供者との間の仲介サービスを行うために利用される。
サービスを提供する事業者は、ネットワーク30に接続された管理サーバ10を用いて、利用者に提供可能な各車両の情報を管理するとともに、予め登録された利用者のニーズを反映して各車両の配車スケジュールを決定する。配車スケジュールは車両提供者及び利用者に通知され、車両提供者は配車スケジュールに従って指定された時刻に運転手付き車両で出発地に向かい利用者の搬送を行う。
【0026】
図2に示すように、管理サーバ10は、一般的なコンピュータと同様に通信インタフェース11,CPU12及び記憶装置13を備えている。また、記憶装置13上には会員DB21,登録車両DB22,配車スケジュールDB23,会員課金DB24及び登録料DB25が形成されている。
【0027】
各利用者は、例えばパソコン,携帯電話,携帯情報端末のように通信機能を有する利用者端末31を用い、ネットワーク30を介して管理サーバ10と通信することができる。同様に、車両提供者は通信機能を有する車両提供者端末32を用い、ネットワーク30を介して管理サーバ10と通信することができる。
利用者端末31及び車両提供者端末32から管理サーバ10への入力に応じて、このシステムは例えば図1に示すように動作する。このシステムの動作及びこのシステムを用いたサービスの内容について図1を参照しながら説明する。
【0028】
(1)利用者(会員)登録:
運転手付き共用車両の利用希望者は、予め会員登録を行う必要がある。すなわち、入会希望者は利用者端末31から仲介を行う管理サーバ10に対して、利用者に関する情報を会員登録要求として送信し(S11)、情報を管理サーバ10の会員DB21に登録する。
【0029】
この場合、管理サーバ10は必要に応じて与信処理を行い、入会希望者(利用者端末31)から送信された情報に従って、会員DB21上に会員管理表を作成するとともに会員IDを発行する(S21)。会員IDは管理サーバ10から利用者端末31に送信される(S22)。
会員DB21上に作成する会員管理表には、例えば図3に示すような情報が登録される。これらの情報は、ステップS11で会員登録要求に含めて利用者端末31から管理サーバ10に送信される。
【0030】
管理サーバ10は、登録された会員についてはステップS21で発行した会員IDに基づいて各利用者を特定する。これにより、管理サーバ10は各利用者の基本的ニーズを事前に把握でき、各会員に対して料金を徴収することも可能になる。
【0031】
(2)運転手付き共用車両登録:
一方、移動手段として自らが所有する車両及び運転手を提供することが可能な車両提供者も、提供可能な車両の情報を予め登録する必要がある。すなわち、車両提供者は車両提供者端末32から仲介を行う管理サーバ10に対して、提供予定の車両に関する情報を車両登録要求として送信し(S31)、情報を管理サーバ10の登録車両DB22に登録する。
【0032】
この場合、管理サーバ10は必要に応じて与信処理を行い、登録車両DB22上に車両登録表を作成する(S23)。
登録車両DB22上に作成する車両登録表には、例えば図4に示すような情報が登録される。これらの情報は、ステップS31で車両登録要求に含めて車両提供者端末32から管理サーバ10に送信される。
【0033】
この登録により、サービスを提供する事業者(管理サーバ10を所有する事業者)は利用者に提供可能な運転手付き車両を確保することができ、車両提供者から登録料を徴収することも可能になる。
(3)利用者からの配車要求:
予め会員として登録した利用者が運転手付き共用車両を利用しようとする場合には、利用者端末31から管理サーバ10に対して利用要求を送信する(S12)必要がある。なお、利用の度に利用要求を必要とする場合もあるが、同じ生活パターンで定期的に同じ経路を移動するような場合には、最初以外は利用要求を不要にしてもよい。
【0034】
この利用要求には、利用者の会員IDとともに、利用希望日,利用時間帯,移動経路(出発地,経由地,移動先など),利用者人数,利用目的などの情報を含める。
(4)配車要求受付:
ステップS12で利用者端末31から送信される利用要求を管理サーバ10が受信すると、管理サーバ10は入力された会員IDをステップS24で会員DB21に照会し、利用者を特定する。
【0035】
会員からのアクセスに対しては、管理サーバ10はステップS25で照会結果を通知するとともに利用内容を入力するための画面を送信する。
この場合、利用者は利用者端末31に表示される画面の各項目に利用内容の情報を入力し、ステップS13で管理サーバ10に送信する。
この利用内容を管理サーバ10は配車要求として受け付ける。この場合、管理サーバ10は要求された利用内容に基づいて行程表を作成し管理する。なお、管理サーバ10には複数の会員が同時にアクセスすることができる。
【0036】
(5)配車スケジュール表の作成:
管理サーバ10は、登録された会員からの利用要求を受け付けた後、登録車両DB22に事前に登録されている運転手付き共用車両の提供条件と、利用希望者の移動先及び利用時間とを照合し配車スケジュール表を作成する(S26)。この場合、管理サーバ10は限りある登録車両を有効に利用できるように、運転手付き共用車両にとって最も効率のよいスケジュールを作成する。作成した配車スケジュールは配車スケジュールDB23に登録される。
【0037】
例えば、出発地点や移動先が互いに近い複数の利用希望者が存在するような場合には、第1の利用希望者をある時間にA地点から出発しB地点まで輸送した後、第2の利用希望者をB地点からC地点まで輸送するようなスケジュールを作成する。
(6)車両提供者への確認要求:
管理サーバ10は、配車スケジュール表を作成した後、そのスケジュールの通りに車両提供者が運転手付き車両を運行できることを確認するために、配車スケジュール表の内容(利用条件を含む)を該当する車両提供者に対して連絡し確認を要求する(S27)。この連絡は、事前に登録車両DB22に登録されている「連絡方法」に従って電話,FAX,メールなどで指定された宛先に通知される。
【0038】
この通知を受信すると、車両提供者は要求されたスケジュールに従って運転手付き車両を運行できること、並びに事前に登録した利用条件に適合していることを確認し、問題がない場合には配車要求に応じることを表す配車確認応答を車両提供者端末32から管理サーバ10に送信する。
もしも利用条件に問題がある場合や、時間などの都合が合わない場合には、車両提供者はステップS31で登録内容の変更手続きを行う。
【0039】
(7)利用希望者への配車案内:
管理サーバ10は、ステップS27で車両提供者端末32に送信した配車確認要求に対する車両提供者端末32からの配車確認応答を受信すると、作成した配車スケジュール表に基づいて、車両提供者の了解が確認できた行程について、要求受付メッセージ(配車案内)を通知する(S28)。この通知は、会員DB21に登録されている「連絡方法」に従って電話,FAX,メールなどで指定された宛先に通知される。
【0040】
なお、利用希望者の配車要求が複数行程に渡る場合(例えば自宅から病院経由で会社など)には、全ての行程での配車が確定してから配車案内を通知するのが望ましい。
(8)利用希望者の配車案内確認:
利用希望者は、管理サーバ10から要求受付メッセージとして配車案内を利用者端末31などで受信すると、配車スケジュールの内容が自分の希望と合っていることを確認した上で、サービスを受ける旨を配車確認として管理サーバ10に通知する。
【0041】
(9)車両提供者は、管理サーバ10によって決定され通知された配車スケジュールの内容に従って、指定された時刻に出発地に到着するように車両を運行し、利用者の搬送を遂行する。
管理サーバ10における1つのサービスに関する手続きは、利用希望者からの配車確認(S14)を受信することにより完結する。一方、利用希望者から拒否通知を受信した場合には、車両提供者に対してキャンセルの通知を行うとともに、作成した配車スケジュールの見直しを実施する必要がある。
【0042】
利用者が運転手付き車両を利用することに対する、利用料金の支払いについては、利用者と車両提供者との間で直接行ってもよいし、利用実績の情報を管理サーバ10などに蓄積しておき、その情報に基づいて後日精算するように処理してもよい。
なお、前者のケースでは、サービス提供事業者側がマージンを取ろうとする場合には、車両提供者が受け取った利用料金の一定率をサービス提供事業者に渡すための仕組みが必要になる。
【0043】
管理サーバ10が会員登録の際に行う処理(図1のS21に相当)の内容は図5に示す通りであり、管理サーバ10が車両登録の際に行う処理(図1のS23に相当)の内容は図6に示す通りであり、管理サーバ10が配車要求を受け付ける際に行う処理(図1のS24〜S28に相当)の概要は図7に示す通りである。
まず図5の処理について説明する。
【0044】
ステップS41では、会員登録に必要とされる各種情報(図3の内容)を入力するための定型フォーマットの画面情報を利用者端末31に送信する。
この定型フォーマットの画面に対して様々な情報が利用者から利用者端末31に入力され、それぞれの情報が利用者端末31から管理サーバ10に入力される。従って、管理サーバ10はステップS42〜S45で「個人基本情報」,「利用目的」,「連絡方法」,「会費精算方法」の情報を順次に取得する。
【0045】
これらの情報の入力が完了すると、管理サーバ10はステップS46で利用者に対して会員IDを発行する。また、入力された情報をステップS47で会員DB21に登録する。
次に、図6の処理について説明する。
【0046】
ステップS51では、車両登録に必要とされる各種情報(図4の内容)を入力するための定型フォーマットの画面情報を車両提供者端末32に送信する。
この定型フォーマットの画面に対して様々な情報が車両提供者から車両提供者端末32に入力され、それぞれの情報が車両提供者端末32から管理サーバ10に入力される。従って、管理サーバ10はステップS52〜S57で「車両提供者基本情報」,「提供車両情報」,「稼働条件」,「利用条件」,「連絡方法」,「登録料精算方法」の情報を順次に取得する。
【0047】
これらの情報の入力が完了すると、管理サーバ10はステップS58で車両提供者に対して車両登録IDを発行する。また、入力された情報をステップS59で登録車両DB22に登録する。
次に、図7の処理について説明する。
管理サーバ10は、利用者の要求(図1のS12)が入力されるとステップS61で利用者の会員ID及びパスワードの認証を行う。未登録の利用者から要求があった場合には、会員登録のための手続きに進む。
【0048】
正規会員として登録された利用者からの要求を受信した場合には、ステップS61で利用内容の情報を入力するための定型フォーマットの画面情報を利用者端末31に送信する。この利用内容には、「利用希望日」,「利用時間帯」,「移動経路(出発地,経由地,移動先など)」,「利用者人数」,「利用目的」などが含まれている。
【0049】
この定型フォーマットの画面に対して利用者が利用内容を入力すると、その情報を含む配車要求が利用者端末31から送信され、これを管理サーバ10はステップS63で受信する。
配車要求を受信すると、受信した内容及び登録車両DB22の登録内容に基づいて管理サーバ10はステップS64でスケジュール表を作成し管理する。
【0050】
なお、管理サーバ10は複数の利用希望者からの要求を受信するので、様々な要求に対して効率的に車両を割り当てる必要がある。従って、同一の利用者が常に特定の車両を占有するとは限らない。勿論、利用者の希望により同じ利用者が同一の車両を占有するように割り当てるサービスを提供することも可能である。同一の利用者が同じ車両を占有しない場合には、同様の時間帯に利用を希望する複数の利用希望者に対して、利用効率に配慮して最適な車両を各利用者に割り当てる。すなわち、管理サーバ10は登録車両DB22に登録されている各車両の稼働状況(現在の稼働の有無,稼働予定,現在位置,保管場所,利用条件など)と、複数の利用希望者の移動行程との適合性を調べて、例えば車両の無駄な移動距離(利用者が乗車していない区間の距離)を最小化したり、車両の待機時間を最小化するような車両を選択して各利用者の各移動行程に割り当てる。
【0051】
一方、同一車両を占有する利用者に対しては、登録車両の稼動状況のみをチェックし、対応可能な車両の有無を判断する。
また、管理サーバ10は作成したスケジュール表を管理し、その内容に従って車両提供者に対して配車確認の要求を行い(図1のS27)、スケジュール表で予定されている車両が実際に確保できるか否かを確認する。
【0052】
管理サーバ10は、作成したスケジュール表に基づき、車両提供者の了解が確認できた行程について、図7のステップS65で、利用希望者に対して配車案内を利用者が事前に登録した連絡方法を用いて通知する。
なお、利用希望者の配車要求が複数の行程に渡る場合(例えば自宅から病院経由で会社など)には、全ての行程での配車が確定してから配車案内を通知するのが望ましい。
【0053】
この配車案内に対する利用希望者からの確認応答メッセージを管理サーバ10がステップS66で受信すると、1つのサービスに対する管理サーバ10の手続きは完了する。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明の配車管理装置及び配車管理方法を利用して仲介サービスを実施することにより、車両での移動を必要とする利用者のニーズに合わせて、管理している余剰な車両(タクシー,公用車,マイカーなど)を提供し、生活者の実態に合った移動手段を提供し資産(車輌)の有効活用を図ることが可能になる。
【0055】
また、登録された利用者について事前に利用ニーズを把握することができるので、効率的且つ最適な配車スケジュールを作成し、各車両の稼働率を改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図2】システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】会員DBの登録内容の具体例を示す模式図である。
【図4】登録車両DBの登録内容の具体例を示す模式図である。
【図5】会員登録処理を示すフローチャートである。
【図6】車両登録処理を示すフローチャートである。
【図7】配車受付処理を示すフローチャートである。
【図8】サービスの実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 管理サーバ
11 通信インタフェース
12 CPU
13 記憶装置
21 会員DB
22 登録車両DB
23 配車スケジュールDB
24 会員課金DB
25 登録料DB
30 ネットワーク
31 利用者端末
32 車両提供者端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、配車管理装置及び配車管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の代表的な公共輸送機関であるバスや電車の場合には、輸送会社が予め定めた運行スケジュールに従ってそれらの配車を管理している。従って、利用者は輸送会社の定めた運行スケジュールに合わせて自分の行動スケジュールを決定する必要がある。また、利用者は自宅などから駅やバス停まで予め移動しなければバスや電車を利用できない。
【0003】
一方、公共輸送機関であるタクシーの場合には、起点から終点までエンドエンドで輸送を完結できる。
流しのタクシーの場合には、道端での不意の利用者に対して輸送手段を提供することができる。また、電話等で事前に予約すれば、予約に合わせて配車を行うこともできる。従って、タクシーは利用者のニーズにあった輸送手段を提供することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、社会情勢の変化によりタクシーの稼働率は低下の一途を辿っており、バブル期では60%近くあったものが今では40%を切り始めている。
また、企業の役員用に用意された公用車の場合には、稼働率は平均7〜8%程度である。従って、車と運転手は1日の90%以上は待機状態にある。
【0005】
このように、人を乗せることを目的とした運転手付き自動車は稼働率が低く、非常に無駄が多いのが実情である。稼働率が低い原因は、移動を必要としている利用者のニーズを把握していないことに起因すると考えられる。
利用者側が移動を必要とする状況としては、例えば、一人暮らしの高齢者が毎週決まった曜日に病院に行く場合や、子供のいる共働き夫婦が通勤前に毎朝子供を保育園や学校に送り、場合によっては帰宅時に迎えに行く場合が考えられる。
【0006】
このような状況に適する移動手段としては、現状ではタクシーが望ましいと考えられる。
しかし、利用者が必要とするときに流しのタクシーをすぐに確保できるとは限らない。また、タクシーの予約をする場合には、利用の度に予約する必要があるし、利用者がすぐに移動したい場合であっても予約してから配車されるまでに時間がかかるので、配車待ちの時間が必要になる。
【0007】
また、タクシー利用の対価には距離別課金などがあり、現在の料金水準では日常的に利用するには高すぎる。これは、現在のタクシー産業が利用者のニーズを反映しておらず、非効率な運用に起因していると考えられる。
本発明は、家庭などにおける日常的な移動ニーズに適した移動手段を提供することが可能な配車管理装置及び配車管理方法を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の配車管理装置は、利用者の要求に応じて前記利用者に対する運転手付き車両の配車を管理するための配車管理装置であって、利用可能な車両の情報を保持する車両情報保持手段と、通信網を介して所定の端末との間で通信する通信手段と、利用者の予定する移動行程の起点及び移動先を含む移動行程情報を前記通信手段を介して入力し、前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定する配車制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明においては、既存のタクシーだけにとどまらず、稼働率に余裕のある企業役員用の公用車や、平日は買い物以外には利用しない自家用車などを利用可能な運転手付き車両として登録しておき、利用者からの要求に従って提供するような配車管理を自動的に行うことを想定している。
すなわち、請求項1においては、運転手付き車両の各提供者が入力した車両の情報を車両情報保持手段に登録しておき、利用者の端末から通信網を介して移動行程情報が入力されると、配車制御手段は前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定する。
【0010】
すなわち、空いている運転手付き車両を利用者に対して移動手段として提供するので、車両の提供者は車両の稼働率を改善することができる。このため、車両の提供に対する対価、すなわち利用者の移動コストをタクシー料金などと比べて大幅に削減することができ、日常的な移動手段として利用できる。また、利用者から入力される移動行程情報には移動先も含まれているので、効率的な配車管理が可能になる。
【0011】
請求項2は、請求項1の配車管理装置において、予め会員として登録された各々の利用者について、移動を伴う各利用者の行動のうち、予め定まったパターンで定期的に発生する行動に関連する生活パターン情報を保持する生活パターン情報保持手段と、前記通信手段から入力される情報に従って前記生活パターン情報保持手段の登録内容を更新する生活パターン情報更新手段とを更に設けるとともに、前記配車制御手段は前記生活パターン情報保持手段に保持された生活パターン情報に基づいて、該当する利用者に対して定期的に車両の割り当てを行うことを特徴とする。
【0012】
請求項2においては、生活パターン情報保持手段に登録された利用者の生活パターン情報が保持されているので、各利用者の移動を伴う生活パターンを常時把握することができる。
例えば、特定の会員が毎週月曜日には特定の病院に通院する高齢者である場合には、利用者からの申込みが無くても、移動のニーズを事前に把握し、自動的に空いている運転手付き車両の配車を該当する日時に行うことができる。
【0013】
この場合、利用者のニーズを事前に把握できるので、効率的な配車を実現することが可能であり、利用者の利便性向上,車両の稼働率の向上,配車サービスに伴う不確実性の軽減及びそれに伴う利用料金の低額化が実現する。
請求項3は、請求項1の配車管理装置において、前記車両情報保持手段に、車両毎、もしくは提供者毎に、車両の利用に関する制約条件を表す車両提供情報を保持するとともに、前記通信手段から入力される情報に従って前記車両情報保持手段の登録内容を更新する車両提供情報更新手段を更に設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項3においては、車両の利用に関する制約条件を予め登録することができるので、様々な提供者から様々な運転手付き車両の提供を受けることができる。制約条件としては、例えば、提供可能な曜日,時間帯,乗車人数,障害者の可否などを登録すればよい。
請求項4は、請求項1の配車管理装置において、前記配車制御手段は、複数の車両が同時に利用できる場合には、利用者の予定する移動行程に基づいて、前記複数の車両の中から効率的な配車スケジュールを実現する特定の車両を自動的に選択することを特徴とする。
【0015】
例えば、利用者に提供可能な複数の車両は、それぞれ異なる提供者の管理下で異なる場所(駐車場など)に配置されている可能性が高い。従って、提供可能な各車両の現在位置から利用者の移動行程の起点までの距離及び移動行程の移動先から各車両の元の場所までの距離は車両毎に異なる。このような場合には、距離の近い車両を選択することにより効率的な配車を実現できる。
【0016】
また、例えば同一の利用者の移動行程が複数の目的地の間を順番に移動するように計画されている場合には、同じ車両を一人の利用者に割り当てることにより効率的な配車を実現できる。
また、例えば複数の利用者の移動行程の起点及び移動先並びに予定時間が互いに近い場合には、それらの利用者に同一の車両を順番に割り当てることにより効率的な配車を実現できる。
【0017】
請求項4においては、利用者の移動行程に基づいて複数の車両の中から望ましい車両を自動的に選択するので、効率の良い配車を実現できる。
請求項5は、請求項1の配車管理装置において、前記配車制御手段が利用者に対して車両を割り当てた場合に、該当する利用者及び該当する車両の提供者のそれぞれに対して、配車予定の情報を通知する通知制御手段を更に設けたことを特徴とする。
【0018】
請求項5においては、利用者は運転手付き車両の迎えが来る時間帯などのスケジュールを確認することができ、車両の提供者は、運転手付き車両を届けるべき時間帯や場所などのスケジュールを確認することができる。
請求項6の配車管理方法は、所定の通信網を介して、利用者の端末及び運転手付き車両の提供者の端末が配車管理装置に接続された通信システムを利用し、利用者の要求に応じて前記利用者に対する運転手付き車両の配車を管理するための配車管理方法であって、利用可能な車両の情報を所定の車両情報保持手段に保持しておき、利用者の予定する移動行程の起点及び移動先を含む移動行程情報を前記端末から前記配車管理装置に入力し、前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定することを特徴とする。
【0019】
請求項6においては、請求項1の装置と同様の動作を実現できる。
請求項7は、請求項6の配車管理方法において、予め会員として登録された各々の利用者について、移動を伴う各利用者の行動のうち、予め定まったパターンで定期的に発生する行動に関連する生活パターン情報を生活パターン情報保持手段に保持するとともに、前記端末から配車管理装置に入力される情報に従って前記生活パターン情報保持手段の登録内容を更新し、前記生活パターン情報保持手段に保持された生活パターン情報に基づいて、該当する利用者に対して定期的に車両の割り当てを行うことを特徴とする。
【0020】
請求項7においては、請求項2の装置と同様の動作を実現できる。
請求項8は、請求項6の配車管理方法において、前記車両情報保持手段に、車両毎、もしくは提供者毎に、車両の利用に関する制約条件を表す車両提供情報を保持するとともに、前記端末から配車管理装置に入力される情報に従って前記車両情報保持手段の登録内容を更新することを特徴とする。
【0021】
請求項8においては、請求項3の装置と同様の動作を実現できる。
請求項9は、請求項6の配車管理方法において、複数の車両が同時に利用できる場合には、利用者の予定する移動行程に基づいて、前記複数の車両の中から効率的な配車スケジュールを実現する特定の車両を自動的に選択することを特徴とする。
【0022】
請求項9においては、請求項4の装置と同様の動作を実現できる。
請求項10は、請求項6の配車管理方法において、前記配車管理装置が利用者に対して車両を割り当てた場合に、該当する利用者及び該当する車両の提供者のそれぞれに対して、配車予定の情報を通知することを特徴とする。
請求項10においては、請求項5の装置と同様の動作を実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の配車管理装置及び配車管理方法の1つの実施の形態について、図1〜図8を参照して説明する。この形態は全ての請求項に対応する。
図1はシステムの動作例を示すシーケンス図である。図2はシステムの構成例を示すブロック図である。図3は会員DB(データベース、以下同様)の登録内容の具体例を示す模式図である。図4は登録車両DBの登録内容の具体例を示す模式図である。図5は会員登録処理を示すフローチャートである。図6は車両登録処理を示すフローチャートである。図7は配車受付処理を示すフローチャートである。図8はサービスの実施形態を示すブロック図である。
【0024】
この形態では、請求項1の車両情報保持手段,通信手段及び配車制御手段は、それぞれ登録車両DB22,通信インタフェース11及びCPU(中央処理装置)12に対応する。
また、請求項2の生活パターン情報保持手段及び生活パターン情報更新手段は、それぞれ会員DB21及びステップS21に対応する。請求項3の車両提供情報更新手段はステップS23に対応する。請求項5の通知制御手段はステップS27及びS28に対応する。
【0025】
この形態の配車管理装置及び配車管理方法は、例えば図8に示すようなサービスを実現するために利用される。すなわち、日常生活で移動の際にタクシーのような自動車を利用したいと希望する利用者と、空いている運転手付き車両を提供可能な提供者との間の仲介サービスを行うために利用される。
サービスを提供する事業者は、ネットワーク30に接続された管理サーバ10を用いて、利用者に提供可能な各車両の情報を管理するとともに、予め登録された利用者のニーズを反映して各車両の配車スケジュールを決定する。配車スケジュールは車両提供者及び利用者に通知され、車両提供者は配車スケジュールに従って指定された時刻に運転手付き車両で出発地に向かい利用者の搬送を行う。
【0026】
図2に示すように、管理サーバ10は、一般的なコンピュータと同様に通信インタフェース11,CPU12及び記憶装置13を備えている。また、記憶装置13上には会員DB21,登録車両DB22,配車スケジュールDB23,会員課金DB24及び登録料DB25が形成されている。
【0027】
各利用者は、例えばパソコン,携帯電話,携帯情報端末のように通信機能を有する利用者端末31を用い、ネットワーク30を介して管理サーバ10と通信することができる。同様に、車両提供者は通信機能を有する車両提供者端末32を用い、ネットワーク30を介して管理サーバ10と通信することができる。
利用者端末31及び車両提供者端末32から管理サーバ10への入力に応じて、このシステムは例えば図1に示すように動作する。このシステムの動作及びこのシステムを用いたサービスの内容について図1を参照しながら説明する。
【0028】
(1)利用者(会員)登録:
運転手付き共用車両の利用希望者は、予め会員登録を行う必要がある。すなわち、入会希望者は利用者端末31から仲介を行う管理サーバ10に対して、利用者に関する情報を会員登録要求として送信し(S11)、情報を管理サーバ10の会員DB21に登録する。
【0029】
この場合、管理サーバ10は必要に応じて与信処理を行い、入会希望者(利用者端末31)から送信された情報に従って、会員DB21上に会員管理表を作成するとともに会員IDを発行する(S21)。会員IDは管理サーバ10から利用者端末31に送信される(S22)。
会員DB21上に作成する会員管理表には、例えば図3に示すような情報が登録される。これらの情報は、ステップS11で会員登録要求に含めて利用者端末31から管理サーバ10に送信される。
【0030】
管理サーバ10は、登録された会員についてはステップS21で発行した会員IDに基づいて各利用者を特定する。これにより、管理サーバ10は各利用者の基本的ニーズを事前に把握でき、各会員に対して料金を徴収することも可能になる。
【0031】
(2)運転手付き共用車両登録:
一方、移動手段として自らが所有する車両及び運転手を提供することが可能な車両提供者も、提供可能な車両の情報を予め登録する必要がある。すなわち、車両提供者は車両提供者端末32から仲介を行う管理サーバ10に対して、提供予定の車両に関する情報を車両登録要求として送信し(S31)、情報を管理サーバ10の登録車両DB22に登録する。
【0032】
この場合、管理サーバ10は必要に応じて与信処理を行い、登録車両DB22上に車両登録表を作成する(S23)。
登録車両DB22上に作成する車両登録表には、例えば図4に示すような情報が登録される。これらの情報は、ステップS31で車両登録要求に含めて車両提供者端末32から管理サーバ10に送信される。
【0033】
この登録により、サービスを提供する事業者(管理サーバ10を所有する事業者)は利用者に提供可能な運転手付き車両を確保することができ、車両提供者から登録料を徴収することも可能になる。
(3)利用者からの配車要求:
予め会員として登録した利用者が運転手付き共用車両を利用しようとする場合には、利用者端末31から管理サーバ10に対して利用要求を送信する(S12)必要がある。なお、利用の度に利用要求を必要とする場合もあるが、同じ生活パターンで定期的に同じ経路を移動するような場合には、最初以外は利用要求を不要にしてもよい。
【0034】
この利用要求には、利用者の会員IDとともに、利用希望日,利用時間帯,移動経路(出発地,経由地,移動先など),利用者人数,利用目的などの情報を含める。
(4)配車要求受付:
ステップS12で利用者端末31から送信される利用要求を管理サーバ10が受信すると、管理サーバ10は入力された会員IDをステップS24で会員DB21に照会し、利用者を特定する。
【0035】
会員からのアクセスに対しては、管理サーバ10はステップS25で照会結果を通知するとともに利用内容を入力するための画面を送信する。
この場合、利用者は利用者端末31に表示される画面の各項目に利用内容の情報を入力し、ステップS13で管理サーバ10に送信する。
この利用内容を管理サーバ10は配車要求として受け付ける。この場合、管理サーバ10は要求された利用内容に基づいて行程表を作成し管理する。なお、管理サーバ10には複数の会員が同時にアクセスすることができる。
【0036】
(5)配車スケジュール表の作成:
管理サーバ10は、登録された会員からの利用要求を受け付けた後、登録車両DB22に事前に登録されている運転手付き共用車両の提供条件と、利用希望者の移動先及び利用時間とを照合し配車スケジュール表を作成する(S26)。この場合、管理サーバ10は限りある登録車両を有効に利用できるように、運転手付き共用車両にとって最も効率のよいスケジュールを作成する。作成した配車スケジュールは配車スケジュールDB23に登録される。
【0037】
例えば、出発地点や移動先が互いに近い複数の利用希望者が存在するような場合には、第1の利用希望者をある時間にA地点から出発しB地点まで輸送した後、第2の利用希望者をB地点からC地点まで輸送するようなスケジュールを作成する。
(6)車両提供者への確認要求:
管理サーバ10は、配車スケジュール表を作成した後、そのスケジュールの通りに車両提供者が運転手付き車両を運行できることを確認するために、配車スケジュール表の内容(利用条件を含む)を該当する車両提供者に対して連絡し確認を要求する(S27)。この連絡は、事前に登録車両DB22に登録されている「連絡方法」に従って電話,FAX,メールなどで指定された宛先に通知される。
【0038】
この通知を受信すると、車両提供者は要求されたスケジュールに従って運転手付き車両を運行できること、並びに事前に登録した利用条件に適合していることを確認し、問題がない場合には配車要求に応じることを表す配車確認応答を車両提供者端末32から管理サーバ10に送信する。
もしも利用条件に問題がある場合や、時間などの都合が合わない場合には、車両提供者はステップS31で登録内容の変更手続きを行う。
【0039】
(7)利用希望者への配車案内:
管理サーバ10は、ステップS27で車両提供者端末32に送信した配車確認要求に対する車両提供者端末32からの配車確認応答を受信すると、作成した配車スケジュール表に基づいて、車両提供者の了解が確認できた行程について、要求受付メッセージ(配車案内)を通知する(S28)。この通知は、会員DB21に登録されている「連絡方法」に従って電話,FAX,メールなどで指定された宛先に通知される。
【0040】
なお、利用希望者の配車要求が複数行程に渡る場合(例えば自宅から病院経由で会社など)には、全ての行程での配車が確定してから配車案内を通知するのが望ましい。
(8)利用希望者の配車案内確認:
利用希望者は、管理サーバ10から要求受付メッセージとして配車案内を利用者端末31などで受信すると、配車スケジュールの内容が自分の希望と合っていることを確認した上で、サービスを受ける旨を配車確認として管理サーバ10に通知する。
【0041】
(9)車両提供者は、管理サーバ10によって決定され通知された配車スケジュールの内容に従って、指定された時刻に出発地に到着するように車両を運行し、利用者の搬送を遂行する。
管理サーバ10における1つのサービスに関する手続きは、利用希望者からの配車確認(S14)を受信することにより完結する。一方、利用希望者から拒否通知を受信した場合には、車両提供者に対してキャンセルの通知を行うとともに、作成した配車スケジュールの見直しを実施する必要がある。
【0042】
利用者が運転手付き車両を利用することに対する、利用料金の支払いについては、利用者と車両提供者との間で直接行ってもよいし、利用実績の情報を管理サーバ10などに蓄積しておき、その情報に基づいて後日精算するように処理してもよい。
なお、前者のケースでは、サービス提供事業者側がマージンを取ろうとする場合には、車両提供者が受け取った利用料金の一定率をサービス提供事業者に渡すための仕組みが必要になる。
【0043】
管理サーバ10が会員登録の際に行う処理(図1のS21に相当)の内容は図5に示す通りであり、管理サーバ10が車両登録の際に行う処理(図1のS23に相当)の内容は図6に示す通りであり、管理サーバ10が配車要求を受け付ける際に行う処理(図1のS24〜S28に相当)の概要は図7に示す通りである。
まず図5の処理について説明する。
【0044】
ステップS41では、会員登録に必要とされる各種情報(図3の内容)を入力するための定型フォーマットの画面情報を利用者端末31に送信する。
この定型フォーマットの画面に対して様々な情報が利用者から利用者端末31に入力され、それぞれの情報が利用者端末31から管理サーバ10に入力される。従って、管理サーバ10はステップS42〜S45で「個人基本情報」,「利用目的」,「連絡方法」,「会費精算方法」の情報を順次に取得する。
【0045】
これらの情報の入力が完了すると、管理サーバ10はステップS46で利用者に対して会員IDを発行する。また、入力された情報をステップS47で会員DB21に登録する。
次に、図6の処理について説明する。
【0046】
ステップS51では、車両登録に必要とされる各種情報(図4の内容)を入力するための定型フォーマットの画面情報を車両提供者端末32に送信する。
この定型フォーマットの画面に対して様々な情報が車両提供者から車両提供者端末32に入力され、それぞれの情報が車両提供者端末32から管理サーバ10に入力される。従って、管理サーバ10はステップS52〜S57で「車両提供者基本情報」,「提供車両情報」,「稼働条件」,「利用条件」,「連絡方法」,「登録料精算方法」の情報を順次に取得する。
【0047】
これらの情報の入力が完了すると、管理サーバ10はステップS58で車両提供者に対して車両登録IDを発行する。また、入力された情報をステップS59で登録車両DB22に登録する。
次に、図7の処理について説明する。
管理サーバ10は、利用者の要求(図1のS12)が入力されるとステップS61で利用者の会員ID及びパスワードの認証を行う。未登録の利用者から要求があった場合には、会員登録のための手続きに進む。
【0048】
正規会員として登録された利用者からの要求を受信した場合には、ステップS61で利用内容の情報を入力するための定型フォーマットの画面情報を利用者端末31に送信する。この利用内容には、「利用希望日」,「利用時間帯」,「移動経路(出発地,経由地,移動先など)」,「利用者人数」,「利用目的」などが含まれている。
【0049】
この定型フォーマットの画面に対して利用者が利用内容を入力すると、その情報を含む配車要求が利用者端末31から送信され、これを管理サーバ10はステップS63で受信する。
配車要求を受信すると、受信した内容及び登録車両DB22の登録内容に基づいて管理サーバ10はステップS64でスケジュール表を作成し管理する。
【0050】
なお、管理サーバ10は複数の利用希望者からの要求を受信するので、様々な要求に対して効率的に車両を割り当てる必要がある。従って、同一の利用者が常に特定の車両を占有するとは限らない。勿論、利用者の希望により同じ利用者が同一の車両を占有するように割り当てるサービスを提供することも可能である。同一の利用者が同じ車両を占有しない場合には、同様の時間帯に利用を希望する複数の利用希望者に対して、利用効率に配慮して最適な車両を各利用者に割り当てる。すなわち、管理サーバ10は登録車両DB22に登録されている各車両の稼働状況(現在の稼働の有無,稼働予定,現在位置,保管場所,利用条件など)と、複数の利用希望者の移動行程との適合性を調べて、例えば車両の無駄な移動距離(利用者が乗車していない区間の距離)を最小化したり、車両の待機時間を最小化するような車両を選択して各利用者の各移動行程に割り当てる。
【0051】
一方、同一車両を占有する利用者に対しては、登録車両の稼動状況のみをチェックし、対応可能な車両の有無を判断する。
また、管理サーバ10は作成したスケジュール表を管理し、その内容に従って車両提供者に対して配車確認の要求を行い(図1のS27)、スケジュール表で予定されている車両が実際に確保できるか否かを確認する。
【0052】
管理サーバ10は、作成したスケジュール表に基づき、車両提供者の了解が確認できた行程について、図7のステップS65で、利用希望者に対して配車案内を利用者が事前に登録した連絡方法を用いて通知する。
なお、利用希望者の配車要求が複数の行程に渡る場合(例えば自宅から病院経由で会社など)には、全ての行程での配車が確定してから配車案内を通知するのが望ましい。
【0053】
この配車案内に対する利用希望者からの確認応答メッセージを管理サーバ10がステップS66で受信すると、1つのサービスに対する管理サーバ10の手続きは完了する。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明の配車管理装置及び配車管理方法を利用して仲介サービスを実施することにより、車両での移動を必要とする利用者のニーズに合わせて、管理している余剰な車両(タクシー,公用車,マイカーなど)を提供し、生活者の実態に合った移動手段を提供し資産(車輌)の有効活用を図ることが可能になる。
【0055】
また、登録された利用者について事前に利用ニーズを把握することができるので、効率的且つ最適な配車スケジュールを作成し、各車両の稼働率を改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図2】システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】会員DBの登録内容の具体例を示す模式図である。
【図4】登録車両DBの登録内容の具体例を示す模式図である。
【図5】会員登録処理を示すフローチャートである。
【図6】車両登録処理を示すフローチャートである。
【図7】配車受付処理を示すフローチャートである。
【図8】サービスの実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 管理サーバ
11 通信インタフェース
12 CPU
13 記憶装置
21 会員DB
22 登録車両DB
23 配車スケジュールDB
24 会員課金DB
25 登録料DB
30 ネットワーク
31 利用者端末
32 車両提供者端末
Claims (10)
- 利用者の要求に応じて前記利用者に対する運転手付き車両の配車を管理するための配車管理装置であって、
利用可能な車両の情報を保持する車両情報保持手段と、
通信網を介して所定の端末との間で通信する通信手段と、
利用者の予定する移動行程の起点及び移動先を含む移動行程情報を前記通信手段を介して入力し、前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定する配車制御手段と
を設けたことを特徴とする配車管理装置。 - 請求項1の配車管理装置において、
予め会員として登録された各々の利用者について、移動を伴う各利用者の行動のうち、予め定まったパターンで定期的に発生する行動に関連する生活パターン情報を保持する生活パターン情報保持手段と、
前記通信手段から入力される情報に従って前記生活パターン情報保持手段の登録内容を更新する生活パターン情報更新手段と
を更に設けるとともに、前記配車制御手段は前記生活パターン情報保持手段に保持された生活パターン情報に基づいて、該当する利用者に対して定期的に車両の割り当てを行うことを特徴とする配車管理装置。 - 請求項1の配車管理装置において、
前記車両情報保持手段に、車両毎、もしくは提供者毎に、車両の利用に関する制約条件を表す車両提供情報を保持するとともに、
前記通信手段から入力される情報に従って前記車両情報保持手段の登録内容を更新する車両提供情報更新手段
を更に設けたことを特徴とする配車管理装置。 - 請求項1の配車管理装置において、
前記配車制御手段は、複数の車両が同時に利用できる場合には、利用者の予定する移動行程に基づいて、前記複数の車両の中から効率的な配車スケジュールを実現する特定の車両を自動的に選択する
ことを特徴とする配車管理装置。 - 請求項1の配車管理装置において、
前記配車制御手段が利用者に対して車両を割り当てた場合に、該当する利用者及び該当する車両の提供者のそれぞれに対して、配車予定の情報を通知する通知制御手段
を更に設けたことを特徴とする配車管理装置。 - 所定の通信網を介して、利用者の端末及び運転手付き車両の提供者の端末が配車管理装置に接続された通信システムを利用し、利用者の要求に応じて前記利用者に対する運転手付き車両の配車を管理するための配車管理方法であって、
利用可能な車両の情報を所定の車両情報保持手段に保持しておき、
利用者の予定する移動行程の起点及び移動先を含む移動行程情報を前記端末から前記配車管理装置に入力し、
前記移動行程情報と前記車両情報保持手段が保持している各車両の情報とを比較して、利用者に提供する車両を自動的に決定する
ことを特徴とする配車管理方法。 - 請求項6の配車管理方法において、
予め会員として登録された各々の利用者について、移動を伴う各利用者の行動のうち、予め定まったパターンで定期的に発生する行動に関連する生活パターン情報を生活パターン情報保持手段に保持するとともに、前記端末から配車管理装置に入力される情報に従って前記生活パターン情報保持手段の登録内容を更新し、
前記生活パターン情報保持手段に保持された生活パターン情報に基づいて、該当する利用者に対して定期的に車両の割り当てを行う
ことを特徴とする配車管理方法。 - 請求項6の配車管理方法において、
前記車両情報保持手段に、車両毎、もしくは提供者毎に、車両の利用に関する制約条件を表す車両提供情報を保持するとともに、前記端末から配車管理装置に入力される情報に従って前記車両情報保持手段の登録内容を更新する
ことを特徴とする配車管理方法。 - 請求項6の配車管理方法において、
複数の車両が同時に利用できる場合には、利用者の予定する移動行程に基づいて、前記複数の車両の中から効率的な配車スケジュールを実現する特定の車両を自動的に選択する
ことを特徴とする配車管理方法。 - 請求項6の配車管理方法において、前記配車管理装置が利用者に対して車両を割り当てた場合に、該当する利用者及び該当する車両の提供者のそれぞれに対して、配車予定の情報を通知することを特徴とする配車管理方法。
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