JP2019220068A - 配車システム及び配車方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】たとえば子どもであっても容易に利用することができる配車システム及び配車方法を提供する。【解決手段】配車システムは、乗客の個人識別情報及び降車地の情報を乗客情報として登録し、前記乗客とは異なる者であって乗客の乗車料金を負担する者の個人識別情報及び決済情報を負担者情報として登録し、前記乗客が車両に乗車するときに、その乗客が所持する個人識別情報記録体から個人識別情報を乗車時乗客情報として取得し、取得した個人識別情報を乗客情報として登録した情報に照合して降車地の情報を取得して走行ルートを設定し、乗客が車両から降車するときに個人識別情報を再度取得し、降車した乗客の乗車料金を負担者情報として登録された情報に基づいて決済処理する。【選択図】図2

Description

この発明は、配車システム及び配車方法に関する。
特許文献1に開示されているように、タクシーの呼び出しに使用するタクシー配車アプリが普及しはじめている。
特開2017−204042号公報
しかしながら、一般的な配車アプリでは子ども等が使用するのは困難であった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた。本発明の目的は、たとえば子どもであっても容易に利用することができる配車システム及び配車方法を提供することである。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。また符号を付して説明した構成は適宜代替しても改良してもよい。
第1の態様は、車両に乗車する乗客の個人識別情報及び降車地の情報を登録する乗客情報登録部(S112)と、前記乗客とは異なる者であって前記乗客の乗車料金を負担する料金負担者の個人識別情報及び決済に必要な情報を登録する負担者情報登録部(S111)と、前記乗客が車両に乗車するときに、その乗客が所持する個人識別情報記録体(50,55)に記録されている個人識別情報を取得する乗車時乗客情報取得部(S631)と、前記乗車時乗客情報取得部(S631)で取得した個人識別情報を前記乗客情報登録部(S112)で登録した情報に照合して降車地の情報を取得し、その情報に基づいて走行ルートを設定するルート設定部(S634)と、前記乗客が車両から降車するときに、前記個人識別情報記録体(50,55)に記録されている個人識別情報を再度取得する降車時乗客情報取得部(S651)と、前記降車時乗客情報取得部(S651)で降車する乗客の個人識別情報を取得した後、前記乗客の個人識別情報を前記乗車時乗客情報取得部(S631)で取得してから前記降車時乗客情報取得部(S651)で取得するまでの乗客の乗車料金を、前記負担者情報登録部(S111)に登録された情報に基づいて決済処理する決済部(S153)とを有する配車システムである。
第2の態様は、第1の態様において、前記乗車時乗客情報取得部(S631)は、1台の車両に同乗する複数の乗客が車両に乗車する毎に、各々の乗客が所持する個人識別情報記録体(50,55)に記録される個人識別情報を順次取得し、前記ルート設定部(S634)は、前記乗車時乗客情報取得部(S631)で取得した各乗客の個人識別情報を前記乗客情報登録部(S112)に基づいて各乗客の降車地の情報を取得し、それらの情報に基づいて走行ルートを設定し、前記降車時乗客情報取得部(S651)は、前記各々の乗客が降車する毎に、降車する乗客が所持する個人識別情報記録体(50,55)に記録されている個人識別情報を取得し、前記決済部(S153)は、前記降車時乗客情報取得部(S651)で降車する全乗客の個人識別情報を取得した後、各乗客の個人識別情報を前記乗車時乗客情報取得部(S631)で取得してから前記降車時乗客情報取得部(S651)で取得するまでの各乗客の乗車料金を、各乗客に対応して前記負担者情報登録部(S111)に登録された情報に基づいて決済処理する、配車システムである。
第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記乗客情報登録部(S112)は、さらに、乗車地の情報及び乗車時間帯を登録する、配車システムである。
第4の態様は、第1から第3までのいずれかの態様において、前記乗客情報登録部(S112)は、さらに、車両に乗車する乗客が操作する端末を識別する情報を登録する、配車システムである。
第5の態様は、第1から第4までのいずれかの態様において、前記個人識別情報記録体(55)は、カード状の部材であり、前記個人識別情報がプリント又は電子的に記録されている、配車システムである。
第6の態様は、第1から第4までのいずれかの態様において、前記個人識別情報記録体(50)は、前記車両に乗車する乗客が所持する端末であり、前記乗客がその端末を操作することで、前記個人識別情報が表示される、配車システムである。
第7の態様は、第1から第6までのいずれかの態様において、前記ルート設定部(S634)で設定した走行ルートを、前記料金負担者の端末に表示するルート表示部(S431)を有する配車システムである。
第8の態様は、第7の態様において、前記走行ルートに重ねて走行中の前記車両の現在地を前記料金負担者の端末に表示する車両位置表示部(S441)を有する配車システムである。
第9の態様は、車両に乗車する乗客の個人識別情報及び降車地の情報を登録する乗客情報登録工程(S112)と、前記乗客とは異なる者であって前記乗客の乗車料金を負担する料金負担者の個人識別情報及び決済に必要な情報を登録する負担者情報登録工程(S111)と、前記乗客が車両に乗車するときに、その乗客が所持する個人識別情報記録体(50,55)に記録されている個人識別情報を取得する乗車時乗客情報取得工程(S631)と、前記乗車時乗客情報取得工程(S631)で取得した個人識別情報を前記乗客情報登録工程(S112)で登録した情報に照合して降車地の情報を取得し、その情報に基づいて走行ルートを設定するルート設定工程(S634)と、前記乗客が車両から降車するときに、前記個人識別情報記録体(50,55)に記録されている個人識別情報を再度取得する降車時乗客情報取得工程(S651)と、前記降車時乗客情報取得工程(S651)で降車する乗客の個人識別情報を取得した後、前記乗客の個人識別情報を前記乗車時乗客情報取得工程(S631)で取得してから前記降車時乗客情報取得工程(S651)で取得するまでの乗客の乗車料金を、前記負担者情報登録工程(S111)に登録された情報に基づいて決済処理する決済工程(S153)とを有する配車方法である。
この態様によれば、たとえば子どもであっても、配車を依頼して車両に乗車することを容易に行うことができる。
図1は、本発明に係る配車システムの概要について説明する図である。 図2は、ユーザー情報登録処理を示すフローチャートである。 図3は、配車処理を示すフローチャートである。 図4は、乗車処理を示すフローチャートである。 図5は、走行中処理を示すフローチャートである。 図6は、降車処理を示すフローチャートである。 図7は、保護者端末40における走行ルート表示の一例を示す図である。 図8は、乗降スケジュールの一例を示す図である。 図9は、保護者端末40における走行ルート表示の一例を示す図である。 図10は、第2実施形態のユーザー情報登録処理を示すフローチャートである。 図11は、ユーザーコードの生成処理を示すフローチャートである。 図12は、第3実施形態の配車処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る配車システムの概要について説明する図である。
はじめに、図1を参照して配車システムの概要について説明する。
図1に示すように、配車システム1は、システム管理サーバー10と、システム管理端末30と、保護者端末40と、子ども端末50と、ユーザーカード55と、車載端末60とを含む。システム管理端末30、保護者端末40、子ども端末50及び車載端末60は、ネットワーク20によってシステム管理サーバー10に接続され、通信プロトコル(たとえば、TCP/IP)を介してデータを送受信可能である。なお、ネットワーク20は、たとえば、インターネット、専用通信回線(たとえばCATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、ゲートウェイ等によって構築されている。
システム管理端末30は、配車システム1の管理者が操作する機器である。システム管理端末30は、パーソナルコンピューターが好適であるが、タブレット端末などであってもよい。
保護者端末40は、配車システム1を利用する子どもの保護者が操作する機器である。保護者端末40としては、たとえば、スマートフォン・タブレット端末などを例示することができるが、パーソナルコンピューターなどであってもよい。
子ども端末50は、配車システム1を利用する子どもが所持し、操作する機器である。子ども端末50としては、たとえば、通話及びショートメッセージサービス(Short Message Service:以下適宜「SMS」と称す)を利用できるがウェブサイトを閲覧することはできないフィーチャーホンを例示できる。子ども向けのフィーチャーホンとして、いわゆるキッズ携帯が広く普及している。またウェブサイトの閲覧も可能なスマートフォンであってもよい。
ユーザーカード55は、一意(unique)のコードが振られており、配車システム1を利用するそれぞれの子どもが所持するカードである。子どもが乗車又は降車したときに、このコードを車載端末60に読み取らせる。このカードは、紙製又はプラスチック製の専用のカードを例示できる。しかしながら、このカードは、一意(unique)のコードが振られていれば足りるので、現在広く普及している交通系ICカードや電子マネーICカードなどを流用してもよい。
車載端末60は、配車システム1の車両に搭載されている機器である。車両が運転手によって運転される有人タイプであれば、運転手がこの車載端末60を所持しており、車載端末60としては、たとえば、スマートフォン・タブレット端末などを例示することができる。また乗客のユーザーカード55を読み取る機能を果たす専用装置が追加されてもよい。さらに車両が無人の自動運転タイプであれば、車載端末60の機能のうち、乗客のユーザーカード55を読み取る機能を果たす装置が乗客の分かりやすい場所に設置されている。
続いて、ネットワークシステム1の具体的なロジックについて、フローチャートを参照して説明する。
図2は、ユーザー情報登録処理を示すフローチャートである。この処理は、配車システム1を利用する子どもの保護者が保護者端末40を操作して行う。保護者端末40がスマートフォンであれば、そのスマートフォンにインストールされているアプリケーションプログラム(以下適宜「アプリ」と称す)を起動することで表示されたユーザー情報登録ボタンを押すことで開始される。
ステップS411において、保護者端末40は、保護者情報の登録画面を表示する。保護者端末40の操作者が、保護者の氏名,ログインID,ログインパスワード,決済情報(クレジットカード情報など)を入力する。ログインIDとしては携帯電話番号を使用するとよいが、電子メールアドレスなどを使用してもよい。また入力項目としては、これらに限られず、任意の情報を追加可能である。各項目の入力後に操作者が、画面に表示されている登録ボタンを押したら、保護者端末40は、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
保護者端末40からの情報を受信して、ステップS111において、システム管理サーバー10は、保護者情報を登録保存する。
ステップS412において、保護者端末40は、子ども情報の登録画面を表示する。保護者端末40の操作者が、子どもの氏名,携帯電話番号,ユーザーカード情報(個人識別情報),降車地などを入力する。必要であれば、乗車地も入力する。さらに必要であれば、子どもの性別や背恰好などの特徴も入力する。またこれらに限られず、任意の情報を入力項目として追加可能である。
小学校高学年の学童であれば、学習塾から自宅に帰るときにこのシステムを使用することが想定される。このような場合は、降車地として自宅を登録しておく。また小学校低学年の学童であれば、小学校から学童クラブやスイミングスクールへ行ったり、学童クラブやスイミングスクールから自宅へ帰るときなどにこのシステムを使用することが想定される。また未就学児であれば、保育園からスイミングスクールへ行って自宅や保育園に帰るときなどにこのシステムを使用することが想定される。このような場合は、乗降スケジュールを登録しておく。乗降スケジュールの登録については後述する。各項目の入力後に操作者が、画面に表示されている登録ボタンをタップしたら、保護者端末40は、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
保護者端末40からの情報を受信して、ステップS112において、システム管理サーバー10は、子ども情報を登録保存する。
図3は、配車処理を示すフローチャートである。この処理は、配車システム1を利用する子どもが子ども端末50を操作することで開始される。
ステップS521において、子ども端末50の操作者が配車を依頼する。子ども端末50がフィーチャーホンであれば、配車システム1の管理者に直接電話すればよい。子ども端末50がスマートフォンであれば、アプリを起動して画面に表示された配車依頼ボタンをタップしてもよい。なおシステム管理サーバー10には、子どもの携帯電話番号が登録されているので、電話をかけるだけで、子どもを特定できる。また携帯電話に内蔵されているGPS(Global Positioning System)による位置情報を利用すれば、子どもの居場所を特定できる。
子ども端末50からの依頼を受けて、ステップS121において、システム管理サーバー10は、依頼者の近くの車両に、依頼があったことを通知する。
システム管理サーバー10からの通知を受信して、ステップS621において、車載端末60は、受諾可否画面を表示する。運転手が受諾ボタンをタップしたら、車載端末60は、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
車載端末60からの情報を受信して、ステップS122において、システム管理サーバー10は、迎車車両を決定し、車両のナンバー・色などの車両情報を記録するとともに、その情報を子ども端末50に送信する。なおシステム管理サーバー10は、以下に説明する処理においても、処理内容を随時記憶しておくことが望ましい。何らかの事故が生じたときに役立つからである。ただし、随時記憶するには、システム管理サーバー10に高い能力が必要とされる。そこで、システム管理サーバー10の能力に応じて、適宜記憶するようにしてもよい。また子ども端末50がフィーチャーホンであれば、車両のナンバー,色などをSMSで送信すればよい。さらに運転手の氏名や電話番号などの情報を送信してもよい。子ども端末50がスマートフォンであれば、さらに加えて運転手の顔写真や車両の写真などを送信してもよい。
システム管理サーバー10からの通知を受信して、ステップS522において、子ども端末50は、車両のナンバー,色などを表示する。子ども端末50がスマートフォンであれば、さらに運転手の顔写真や車両の写真などを表示してもよい。
図4は、乗車処理を示すフローチャートである。この処理は、車載端末60が配車システム1を利用する子どもが所持するユーザーカード55の情報を読み取ることで開始される。
ステップS631において、車載端末60は、ユーザーカード55の情報を読み取る。
ステップS632において、車載端末60は、同乗するすべての子ども達のユーザーカード55の情報を読み取ったか否かを判定する。具体的には、車載端末60の画面に表示している読取完了ボタンがタップされたか否かで判定する。読取完了ボタンは、有人車両であれば運転手がタップし、無人車両であれば乗車する子どもがタップすればよい。車載端末60は、判定結果が否のあいだはステップS631に処理を戻し、判定結果が肯になったらステップS633に処理を移行する。
ステップS633において、車載端末60は、同乗するすべての子ども達を確定し、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
車載端末60からの情報を受信して、ステップS131において、システム管理サーバー10は、乗車した子ども達の降車地の情報を車載端末60に送信する。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、ステップS634において、車載端末60は、走行ルートを決定し、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。なお走行ルートを、ステップS131においてシステム管理サーバー10で行って、その情報を車載端末60に送信してもよいが、車載端末60で行えば、現在の車両付近の渋滞情報等も加味できるので、より望ましい。
車載端末60からの情報を受信して、ステップS132において、システム管理サーバー10は、乗車地や乗車時刻,同乗者,走行ルート等の乗車情報を保護者端末40に送信する。なお保護者端末40は、同乗するすべての子ども達の保護者の端末であり、子ども達が2人で同乗するのであれば、保護者端末40は2台である。車両がミニバンタイプであれば、4〜5名が同乗することも可能であり、このような場合は、保護者端末40は4〜5台である。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、ステップS431において、各々の保護者端末40は、音,振動,通知ランプ等による通知を行う。保護者が保護者端末40を操作すれば、保護者端末40は、乗車地,乗車時刻,同乗者,走行ルート等を表示する。あわせて到着予想時刻を表示してもよい。
図5は、走行中処理を示すフローチャートである。この処理は、車載端末60がステップS634を処理して車両が走行を開始してから実行される。
ステップS641において、車載端末60は、走行中の現在地の情報をシステム管理サーバー10に送信する。
車載端末60からの情報を受信して、ステップS141において、システム管理サーバー10は、その情報を保護者端末40に送信する。なおシステム管理サーバー10は、車載端末60から受信した情報を記録してもよい。特に有人車両の場合は、最短ルートではなく、遠回りルートを走行するというトラブルが生じる可能性があるので、実際に走行したルートを記録しておくことで、そのようなトラブルを防止できる。
ステップS441において、保護者端末40は、システム管理サーバー10からの情報を受信する。そして、保護者による操作があれば、車両の走行ルート及び現在地を表示する。
図6は、降車処理を示すフローチャートである。この処理は、車載端末60がステップS641を処理した後、再び、ユーザーカード55の情報を読み取ることで開始される。
ステップS651において、車載端末60は、降車する子どものユーザーカード55の情報を読み取り、その情報とともに降車する子どもの乗車距離をシステム管理サーバー10に送信する。
車載端末60からの情報を受信して、ステップS151において、システム管理サーバー10は、降車する子どもの乗車距離情報を記録するとともに、その情報を保護者端末40に送信する。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、ステップS451において、各々の保護者端末40は、音,振動,通知ランプ等による通知を行う。保護者が保護者端末40を操作すれば、保護者端末40は、乗車距離情報を表示する。
ステップS652において、車載端末60は、乗車したすべての子どものユーザーカード55を読み取ったか否かを判定する。車載端末60は、判定結果が否のあいだはステップS651に処理を戻し、判定結果が肯になったらステップS653に処理を移行する。
ステップS653において、車載端末60は、乗車したすべての子どもが降車したことをシステム管理サーバー10に送信する。
車載端末60からの情報を受信して、ステップS152において、システム管理サーバー10は、各人の乗車料金を計算する。なお、この計算は、乗車料金の総額を子ども達が実際に乗車した距離に応じて按分計算してもよいし、その按分計算値に対して費用負担を均すための調整を行ってもよい。また距離は考慮せずに同乗した人数で乗車料金の総額を頭割りしてもよい。システム管理サーバー10は、計算した各人の乗車料金を、保護者端末40に送信する。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、ステップS452において、各々の保護者端末40は、乗車料金を表示する。
ステップS453において、保護者端末40は、操作者による承認操作が行われたら、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
保護者端末40からの情報を受信して、ステップS153において、システム管理サーバー10は、登録されているクレジットカードによる決済処理を実行する。
なお、承認(ステップS453)→決済(ステップS153)という処理が煩雑であれば、ステップS152で決済処理も実行していまい、その結果をステップS452で表示することで、承認(ステップS453)→決済(ステップS153)という処理を省略してもよい。
続いて、本実施形態の理解が容易になるように、実際に配車システム1を使用するシーンを想定して説明する。なおフローチャートとの対応が分かりやすくなるように、フローチャートのステップ番号を括弧内に併記する。
(第1実施形態の使用シーン1)
中学受験に備えて学習塾に通う小学校高学年の学童が、学習塾からの帰りに、配車システム1を使用するシーンを想定する。なおこの小学生は、フィーチャーホン(キッズ携帯)を所持している。学習塾からの帰りに、友人と一緒に自宅の最寄り駅まで電車で移動し、その駅から友人と一緒にタクシー等に乗るために配車システム1を使用する。
まず、事前準備として、保護者が保護者端末40を操作して、保護者情報(保護者の氏名,ログインID(携帯電話番号など),ログインパスワード,クレジットカード情報など)を入力するとともに(S411)、子ども情報(子どもの氏名,携帯電話番号,ユーザーカード情報,降車地など)を入力する(S412)。なおこの学童は、小学校の授業が終わってから学習塾へ行く。この時間帯は、まだ明るいので、特段、タクシー等を利用する必要はない。学習塾が終わって家に帰るころには、日が暮れているので、用心のために、駅から自宅までタクシー等を利用する。したがって、降車地としては、自宅だけが登録されている。保護者端末40に入力された情報は、システム管理サーバー10に登録保存される(S111,S112)。
学習塾の帰りに、友人と一緒に自宅の最寄り駅まで電車で移動し、その駅のタクシー乗り場で友人と一緒にタクシーに乗るために配車システム1を使用する。
学童は、タクシーに乗車したらユーザーカード55の情報を車載端末60に読み取らせる(S631)。車載端末60は、すべての学童のユーザーカード55の情報の読み取りを完了したら(S632でYes)、同乗するすべての子ども達を確定し、その情報をシステム管理サーバー10に送信する(S633)。
車載端末60からの情報を受信して、システム管理サーバー10は、乗車した子ども達の降車地の情報を車載端末60に送信する(S633)。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、車載端末60は、走行ルートを決定し、その情報をシステム管理サーバー10に送信する(S634)。
車載端末60からの情報を受信して、システム管理サーバー10は、乗車情報を保護者端末40に送信する(S132)。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、各々の保護者端末40は、情報の受信通知を行い、操作者による操作があれば、乗車時刻,同乗者,走行ルート等を表示する(S431)。
タクシーが走行中は、常に、車載端末60は、走行中の現在地の情報をシステム管理サーバー10に送信し(S641)、システム管理サーバー10は、その情報を保護者端末40に送信し(S141)、保護者端末40は、操作者による操作があれば、車両の走行ルート及び現在地を表示する(S441)。なお保護者端末40がスマートフォンであれば画面が小さいので、走行ルートを地図に表示しては見にくい。そこで、図7に示すようなルート表示にしてもよい。すなわち、「○○駅」や「△△さんの自宅」のような出発地,経由地といった場所を、通過する順番に並べるとともに、到着時刻,到着予定時刻等を表示する。そして、車両の現在地を示す。図7では、符号Aで示した「▼」で示している。このようにしてもよい。ただし、これに限らず、地図を表示してもよい。たとえば゛図7に示した画面に「地図で表示」というボタンを設けておき、このボタンをタップしたら地図表示に切り替えるようにしてもよい。
各学童が自宅に到着して降車するごとに、車載端末60は、降車する子どものユーザーカード55の情報を読み取り、その情報とともに降車する子どもの乗車距離をシステム管理サーバー10に送信する(S651)。
車載端末60からの情報を受信して、システム管理サーバー10は、降車する子どもの乗車距離情報を記録するとともに、その情報を保護者端末40に送信する(S151)。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、保護者端末40は、情報の受信通知を行い、操作者による操作があれば、乗車距離情報を表示する(S451)。なおこの受信通知によって、保護者は、子どもが降車したことを把握できる。
車載端末60は、乗車したすべての子どものユーザーカード55を読み取ったら(S652でYes)、すべての子どもが降車したことをシステム管理サーバー10に送信する(S653)。
車載端末60からの情報を受信して、システム管理サーバー10は、各人の乗車料金を計算する(S152)。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、各々の保護者端末40は、乗車料金を表示し(S452)、操作者による承認操作が行われたら、その情報をシステム管理サーバー10に送信する(S453)。
保護者端末40からの情報を受信して、システム管理サーバー10は、決済処理を実行する(S153)。
(第1実施形態の使用シーン2)
中学受験に備えて学習塾に通う小学校高学年の学童が、学習塾からの帰りに、配車システム1を使用するシーンを想定する。なおこの小学生は、フィーチャーホン(キッズ携帯)を所持している。学習塾の授業が終了したら、学習塾の前から友人と一緒にタクシー等に乗るために配車システム1を使用する。
この場合、配車処理がシーン1に対して追加される。
塾を出た学童が子ども端末50を使用して配車を依頼する(S521)。子ども端末50がフィーチャーホンであれば、配車システム1の管理者に直接電話すればよい。子ども端末50がスマートフォンであれば、画面に表示された配車依頼ボタンをタップすればよい。なお乗車地は、携帯電話に内蔵されているGPS(Global Positioning System)による位置情報を利用することで、子どもの居場所を特定できる。また、上述のステップS412において、乗車地を登録しておいてもよい。小学校高学年の学童であれば、電話で現在地を伝えることもできる。従って、配車依頼時に現在地を電話で伝えるようにしてもよい。
子ども端末50からの依頼を受けて、システム管理サーバー10は、依頼者の近くの車両に、依頼があったことを通知する(S121)。
システム管理サーバー10からの通知を受信して、車載端末60は、受諾可否画面を表示する(S621)。運転手が受諾ボタンをタップしたら、車載端末60は、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
車載端末60からの情報を受信して、システム管理サーバー10は、迎車車両を決定し、車両のナンバー・色などの車両情報を記録するとともに、その情報を子ども端末50に送信する(S122)。
システム管理サーバー10からの通知を受信して、子ども端末50は、車両のナンバー,色などを表示する(S522)。
車両が到着し、学童がその車両に乗車したらユーザーカード55の情報を車載端末60に読み取らせる(S631)。それ以降は、シーン1と同様であるので、説明を省略する。
(第1実施形態の使用シーン3)
小学校低学年の学童が、小学校から学童クラブやスイミングスクールへ行ったり、学童クラブやスイミングスクールから自宅へ帰るときなどに配車システム1を使用するシーンを想定する。なおこの小学生は、フィーチャーホン(キッズ携帯)を所持している。
この場合は、事前準備として、保護者が保護者端末40を操作して、保護者情報(保護者の氏名,ログインID(携帯電話番号など),ログインパスワード,クレジットカード情報など)を入力するとともに(S411)、子ども情報(子どもの氏名,携帯電話番号,ユーザーカード情報,乗降スケジュールなど)を入力する(S412)。
乗降スケジュールの一例としては、たとえば図8に示すように、おおまかな乗車時刻と、乗車地及び降車地とを登録しておく。なお図8は、乗降スケジュールを例示するものであるが、実際の操作画面では、操作性が高まるように、週毎の表示や日付毎(曜日毎)の表示に容易に切り替わるようにしておくとよい。そのようにしておけば、スケジュールを変更しやすくなり便利だからである。
たとえば月曜日の14時過ぎに小学校の授業が終了して、小学校の正門前から友人と一緒に学童クラブに行くので、タクシー等に乗るために配車システム1を使用する。
この場合、小学校を出た学童が子ども端末50を使用して配車を依頼する(S521)。具体的には、配車システム1の管理者に直接電話すればよい。乗車地は、上述の乗降スケジュールに登録されている乗車地により子どもの居場所を特定できるが、携帯電話に内蔵されているGPS(Global Positioning System)による位置情報を利用してもよい。また、登録されているスケジュールと異なる場所から依頼があった場合や、異なる時刻に依頼があった場合は、保護者に電話又は電子メールなどで連絡して確認し、保護者の承認があれば、ステップS121で、車両に通知するようにしてもよい。それ以降は、上述のシーン2と同様であるので、説明を省略する。
以上に説明した第1実施形態によれば、車両に乗車する子どもの個人識別情報(ユーザーカード情報)及び降車地の情報を登録しておくとともに、それに対応させて保護者の個人識別情報(ログインID)及び決済に必要な情報も登録しておく。そして、子どもが車両に乗車したときに、読取装置にその子どもが所持する個人識別情報記録体(ユーザーカード)をかざすなどして、個人識別情報(ユーザーカード情報)をシステムに取得させる。そして、この個人識別情報に基づいて降車地の情報を取得し、その情報に基づいて走行ルートを設定するようにした。
住宅地周辺では目標物が乏しく、自宅等への案内が難しいことが多い。またナビゲーション装置に住所を入力するには時間がかかる。これに対して、本実施形態では、子どもが所持する個人識別情報記録体(ユーザーカード)を車両に搭載されている読取装置にかざすだけで目的地を入力できるので、子どもであってもタクシー等を容易に利用することができる。
また、子どもが車両から降車するときに、その子どもが所持する個人識別情報記録体(ユーザーカード)に記録されている個人識別情報(ユーザーカード情報)を取得するようにした。そして、子どもが車両から降車した後、子どもの乗車料金を保護者の決済情報に基づいて決済処理するようにした。このようにしたので、子どもが高額な金銭を所持することなく、タクシー等を容易に利用することができる。
さらに、1台の車両に複数の子どもが同乗するときは、それぞれの子どもが所持する個人識別情報記録体(ユーザーカード)から個人識別情報を取得して、各人の降車地の情報を取得し、それらの情報に基づいて走行ルートを設定するようにした。上述のように、ナビゲーション装置にいちいち住所を入力しては、時間がかかってしまうが、本実施形態であれば、走行ルートの設定が非常に容易である。
さらにまた、1台の車両に複数の子どもが同乗するときは、各人の乗車距離などを考慮して、各人毎に乗車料金を設定することができる。また距離は考慮せずに同乗した人数で乗車料金の総額を頭割りしてもよい。このようにすることで、保護者の不公平感が生じにくい。
また、子どもが操作する端末(キッズ携帯)を識別する情報(携帯電話番号)を登録しておくことで、子どもが配車依頼の電話をかけるだけで、その子どもを特定でき、迎車が容易である。
個人識別情報記録体(ユーザーカード)として、個人識別情報(ユーザーカード情報)をプリントした紙製又はプラスチック製の専用のカードを使用すれば、万一、個人識別情報記録体(ユーザーカード)を紛失しても再発行が容易である。また個人識別情報記録体(ユーザーカード)として、現在広く普及している交通系ICカードや電子マネーICカードなどを流用すれば、新たなカードを作成する必要がない。
さらに走行ルートや現在地,到着予定時刻などが表示されるので、子どもの帰宅予定が分かり、保護者が高い安心感を得ることができる。
車両が有人タイプの場合は、最短ルートではなく、遠回りルートを走行するといったトラブルが発生する可能性も否定できないが、システム管理サーバー10で、実際に走行したルートを記録しておけば、そのようなトラブルを防止できる。
また子どもの降車地の情報だけでなく、乗車地の情報や乗車時間帯も登録しておくことで、未就学児や小学校低学年の児童も、容易に利用することができる。なお、乗車時間帯ではなく乗車時刻を登録しておき、子どもによる配車依頼にかかわらず登録された時刻に乗車地に迎車に行くようにしてもよい。そして、この場合において、図8のような乗車スケジュールの具体的な表示画面では、週毎表示・日付毎表示・曜日毎表示などが容易に切り替わるようにしておくことで、乗車時刻を修正しやすくなるので、好ましい。そして、乗車時刻が決まっているのであれば、図9に示すようなルート表示においては、乗車予定時刻と、実際に乗車した時刻(記録時刻)とを表示するようにしてもよい。そして、図9に示すように「地図で表示」というボタンを設けておき、このボタンをタップしたら地図表示に切り替えるようにしてもよい。また「タクシー会社に連絡」というボタンを設けておけば、車両が不審な走行をした場合などに、すぐにタクシー会社に連絡することができるようになり、保護者の安心感を高めることができる。
(第2実施形態)
この第2実施形態では、子どももスマートフォンを使用し、ユーザーカード55に相当する情報がスマートフォンで生成される。このような場合は、以下のようになる。
図10は、第2実施形態のユーザー情報登録処理を示すフローチャートである。この処理は、配車システム1を利用する子どもの保護者が保護者端末40を操作して行う。保護者端末40がスマートフォンであれば、そのスマートフォンにインストールされているアプリケーションプログラムを起動することで表示されたユーザー情報登録ボタンを押すことで開始される。
ステップS411において、保護者端末40は、保護者情報の登録画面を表示する。保護者端末40の操作者が、保護者の氏名,ログインID,ログインパスワード,決済情報(クレジットカード情報など)を入力する。ログインIDとしては携帯電話番号を使用するとよいが、電子メールアドレスなどを使用してもよい。また入力項目としては、これらに限られず、任意の情報を追加可能である。各項目の入力後に操作者が、画面に表示されている登録ボタンを押したら、保護者端末40は、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
保護者端末40からの情報を受信して、ステップS111において、システム管理サーバー10は、保護者情報を登録保存する。
ステップS412において、保護者端末40は、子ども情報の登録画面を表示する。保護者端末40の操作者が、子どもの氏名,ログインID,ログインパスワード,降車地などを入力する。ログインIDとしては携帯電話番号を使用するとよいが、電子メールアドレスなどを使用してもよい。また必要であれば、乗車地も入力する。さらにこれらに限られず、任意の情報を入力項目として追加可能である。各項目の入力後に操作者が、画面に表示されている登録ボタンを押したら、保護者端末40は、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
保護者端末40からの情報を受信して、ステップS112において、システム管理サーバー10は、子ども情報を登録保存する。
図11は、ユーザーコードの生成処理を示すフローチャートである。この処理は、配車システム1を利用する子どもがスマートフォン(子ども端末50)を操作してはじめてログインしたときに開始される。
ステップS561において、子ども端末50は、初回ログイン画面を表示する。子ども端末50の操作者が、ログインID,ログインパスワードなどを入力する。
ステップS562において、子ども端末50は、ユーザーコードを生成し、その情報を子ども端末40で登録保存するとともに、システム管理サーバー10に送信する。
子ども端末50からの情報を受信して、ステップS161において、システム管理サーバー10は、登録保存してある子ども情報に対応させてユーザーコードを登録保存する。
続いて、本実施形態の理解が容易になるように、実際に配車システム1を使用するシーンを想定して説明する。なおフローチャートとの対応が分かりやすくなるように、フローチャートのステップ番号を括弧内に併記する。
(第2実施形態の使用シーン)
受験に備えて学習塾・予備校に通う生徒が、学習塾・予備校からの帰りに、配車システム1を使用するシーンを想定する。なおこの生徒は、スマートフォンを所持している。学習塾・予備校の授業が終了したら、学習塾・予備校の前から友人と一緒にタクシー等に乗るために配車システム1を使用する。
まず、事前準備として、保護者が保護者端末40を操作して、保護者情報(保護者の氏名,ログインID,ログインパスワード,クレジットカード情報など)を入力するとともに(S411)、子ども情報(子どもの氏名,ログインID,ログインパスワード,降車地など)を入力する(S412)。保護者端末40に入力された情報は、システム管理サーバー10に登録保存される(S111,S112)。
続いて、子どもが子ども端末50を操作して、初回ログイン画面でログインしたら(S561)、子ども端末50はユーザーコードを生成して表示する(S562)。このユーザーコードは、子ども端末50で登録保存されるとともに、システム管理サーバー10に送信されて、システム管理サーバー10でも登録保存される(S161)。
その後は、第1実施形態の使用シーン1〜3と同様であり、ユーザーカード55を提示するのに代えて、アプリを起動して表示されたユーザーコードを提示する。
本実施形態によれば、ユーザーカード55に代えて、アプリを起動して表示されるユーザーコードを利用できるので、ユーザーカード55を出し入れする手間がかからず、またユーザーカード55を紛失するおそれがない。
なお、上記第2実施形態では、ユーザーコード55を子ども端末50で生成して、子ども端末50に登録保存するとともに、システム管理サーバー10に送信して、システム管理サーバー10でも登録保存するようにしたが、これには限られない。ユーザーコード55をシステム管理サーバー10で生成して、システム管理サーバー10に登録保存し、子ども端末50による操作があれば子ども端末50に送信することで、子ども端末50に表示するようにしてもよい。
(第3実施形態)
上述の第1実施形態及び第2実施形態では、子どもが自ら子ども端末50を操作して、配車を依頼していた。しかしながら、保育園児や幼稚園児のような幼児や、小学校に入学したばかりの学童では、配車を依頼することが難しいことも想定される。そこで、この第3実施形態では、配車を依頼したい場合に、子どもは保護者に電話で連絡し、保護者が配車依頼するようにした。以下に具体的な内容を説明する。
図12は、第3実施形態の配車処理を示すフローチャートである。この処理は、配車システム1を利用する子どもが子ども端末50を操作することで開始される。
ステップS521において、子ども端末50の操作者が保護者に電話をかけて配車を依頼する。
子ども端末50からの依頼を受けて、ステップS421において、保護者端末40の操作者が、アプリを起動して画面に表示された配車依頼ボタンをタップするなどして、配車を依頼する。なお迎車地は、子どもが現在いる場所であるが、この場所は、子ども端末50に内蔵されているGPSによる位置情報が保護者端末40に送信されるようにして、その情報を配車依頼情報に織り込むようにしてもよい。また保護者端末40の操作者が、電話で子どもから場所を聞いておき、その場所を配車システム1の管理者に直接電話することで連絡してもよい。
保護者端末40からの依頼を受けて、ステップS121において、システム管理サーバー10は、依頼者の近くの車両に、依頼があったことを通知する。
システム管理サーバー10からの通知を受信して、ステップS621において、車載端末60は、受諾可否画面を表示する。運転手が受諾ボタンをタップしたら、車載端末60は、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
車載端末60からの情報を受信して、ステップS122において、システム管理サーバー10は、迎車車両を決定し、車両のナンバー・色などの車両情報を記録するとともに、その情報を保護者端末40に送信する。システム管理サーバー10は、さらに運転手の氏名や電話番号,運転手の顔写真や車両の写真などの情報を送信してもよい。
システム管理サーバー10からの通知を受信して、ステップS422において、保護者端末40は、車両のナンバー,色,必要であれば運転手の氏名や電話番号,運転手の顔写真や車両の写真などを表示する。
ステップS423において、保護者端末40は、操作者による承認操作が行われたら、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
保護者端末40からの情報を受信して、ステップS123において、システム管理サーバー10は、乗車した子どもの情報(たとえば性別や背恰好などの特徴)を車載端末60に送信する。なおここで送信する情報は、ステップS412で予め入力されている。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、ステップS622において、車載端末60は、受信した子どもの情報を表示する。
ステップS424において、保護者端末40の操作者が子どもに電話をかけて配車される車両のナンバー,色などを連絡する。これによって、子どもは、配車される車両のナンバー,色などを把握できる。
(第3実施形態の使用シーン)
子どもを保育園に預けている保護者が、自らの就業時間中であっても子どもをスイミングスクール等の習い事に通わせたい、という要望がある。また小学校に入学したばかりで、第1実施形態のように、自ら配車システム1の管理者に直接電話することが難しい場合もある。このような場合に、この第3本実施形態の配車システムを使用する。
まず、事前準備として、保護者が保護者端末40を操作して、保護者情報(保護者の氏名,ログインID(携帯電話番号など),ログインパスワード,クレジットカード情報など)を入力するとともに(S411)、子ども情報(子どもの氏名,子どもの性別や背恰好などの特徴,ユーザーカード情報,さらに必要であれば降車地など)を入力する(S412)。保護者端末40に入力された情報は、システム管理サーバー10に登録保存される(S111,S112)。
配車を希望する子どもが、子ども端末50を用いて保護者に電話をかけて配車を依頼する。
続いて、保護者が保護者端末40を用いて配車を依頼する(S421)。
保護者端末40からの依頼を受けて、システム管理サーバー10は、依頼者の近くの車両に、依頼があったことを通知する(S121)。
システム管理サーバー10からの通知を受信して、車載端末60は、受諾可否画面を表示する(S621)。運転手が受諾ボタンをタップしたら、車載端末60は、その情報をシステム管理サーバー10に送信する。
車載端末60からの情報を受信して、システム管理サーバー10は、迎車車両を決定し、車両のナンバー・色などの車両情報を記録するとともに、その情報を保護者端末40に送信する。
システム管理サーバー10からの通知を受信して、保護者端末40は、車両のナンバー,色などを表示する(S422)。
保護者端末40は、操作者による承認操作が行われたら、その情報をシステム管理サーバー10に送信する(S423)。
保護者端末40からの情報を受信して、システム管理サーバー10は、乗車した子どもの情報(たとえば性別や背恰好などの特徴)を車載端末60に送信する(S123)。
システム管理サーバー10からの情報を受信して、車載端末60は、受信した子どもの情報を表示する(S622)。
また保護者が子どもに電話をかけて配車される車両のナンバー,色などを連絡する(S424)。これによって、子どもは、配車される車両のナンバー,色などを把握できる。
車両が到着し、子どもがその車両に乗車したらユーザーカード55の情報を車載端末60に読み取らせる(S631)。それ以降は、第1実施形態の使用シーン1と同様であるので、説明を省略する。
本実施形態によれば、保育園児や幼稚園児のような幼児や、小学校に入学したばかりの学童でも、配車を依頼することが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
たとえば、保護者情報や子ども情報として登録する内容は、上記に限られない。
また上記実施形態では、子どもが利用した乗車料金を保護者が負担するとしているが、これには限られない。介護の必要な親が利用した乗車料金を子どもが負担するような場合でも、本システムが好適である。
さらに車両が無人の自動運転タイプであれば、ステップS621は不要である。システム管理サーバー10で迎車車両を決定すればよい。
上記実施形態は、適宜組み合わせ可能である。
1 配車システム
10 システム管理サーバー
20 ネットワーク
30 システム管理端末
40 保護者端末
50 子ども端末
55 ユーザーカード(個人識別情報記録体)
60 車載端末
S111 負担者情報登録部/負担者情報登録工程
S112 乗客情報登録部/乗客情報登録工程
S153 決済部/決済工程
S431 ルート表示部
S441 車両位置表示部
S631 乗車時乗客情報取得部/乗車時乗客情報取得工程
S634 ルート設定部/ルート設定工程
S651 降車時乗客情報取得部/降車時乗客情報取得工程

Claims (9)

  1. 車両に乗車する乗客の個人識別情報及び降車地の情報を登録する乗客情報登録部と、
    前記乗客とは異なる者であって前記乗客の乗車料金を負担する料金負担者の個人識別情報及び決済に必要な情報を登録する負担者情報登録部と、
    前記乗客が車両に乗車するときに、その乗客が所持する個人識別情報記録体に記録されている個人識別情報を取得する乗車時乗客情報取得部と、
    前記乗車時乗客情報取得部で取得した個人識別情報を前記乗客情報登録部で登録した情報に照合して降車地の情報を取得し、その情報に基づいて走行ルートを設定するルート設定部と、
    前記乗客が車両から降車するときに、前記個人識別情報記録体に記録されている個人識別情報を再度取得する降車時乗客情報取得部と、
    前記降車時乗客情報取得部で降車する乗客の個人識別情報を取得した後、前記乗客の個人識別情報を前記乗車時乗客情報取得部で取得してから前記降車時乗客情報取得部で取得するまでの乗客の乗車料金を、前記負担者情報登録部に登録された情報に基づいて決済処理する決済部と、
    を有する配車システム。
  2. 請求項1に記載の配車システムにおいて、
    前記乗車時乗客情報取得部は、1台の車両に同乗する複数の乗客が車両に乗車する毎に、各々の乗客が所持する個人識別情報記録体に記録される個人識別情報を順次取得し、
    前記ルート設定部は、前記乗車時乗客情報取得部で取得した各乗客の個人識別情報を前記乗客情報登録部に基づいて各乗客の降車地の情報を取得し、それらの情報に基づいて走行ルートを設定し、
    前記降車時乗客情報取得部は、前記各々の乗客が降車する毎に、降車する乗客が所持する個人識別情報記録体に記録されている個人識別情報を取得し、
    前記決済部は、前記降車時乗客情報取得部で降車する全乗客の個人識別情報を取得した後、各乗客の個人識別情報を前記乗車時乗客情報取得部で取得してから前記降車時乗客情報取得部で取得するまでの各乗客の乗車料金を、各乗客に対応して前記負担者情報登録部に登録された情報に基づいて決済処理する、
    配車システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配車システムにおいて、
    前記乗客情報登録部は、さらに、乗車地の情報及び乗車時間帯を登録する、
    配車システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の配車システムにおいて、
    前記乗客情報登録部は、さらに、車両に乗車する乗客が操作する端末を識別する情報を登録する、
    配車システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の配車システムにおいて、
    前記個人識別情報記録体は、カード状の部材であり、前記個人識別情報がプリント又は電子的に記録されている、
    配車システム。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の配車システムにおいて、
    前記個人識別情報記録体は、前記車両に乗車する乗客が所持する端末であり、前記乗客がその端末を操作することで、前記個人識別情報が表示される、
    配車システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の配車システムにおいて、
    前記ルート設定部で設定した走行ルートを、前記料金負担者の端末に表示するルート表示部を有する配車システム。
  8. 請求項7に記載の配車システムにおいて、
    前記走行ルートに重ねて走行中の前記車両の現在地を前記料金負担者の端末に表示する車両位置表示部を有する配車システム。
  9. 車両に乗車する乗客の個人識別情報及び降車地の情報を登録する乗客情報登録工程と、
    前記乗客とは異なる者であって前記乗客の乗車料金を負担する料金負担者の個人識別情報及び決済に必要な情報を登録する負担者情報登録工程と、
    前記乗客が車両に乗車するときに、その乗客が所持する個人識別情報記録体に記録されている個人識別情報を取得する乗車時乗客情報取得工程と、
    前記乗車時乗客情報取得工程で取得した個人識別情報を前記乗客情報登録工程で登録した情報に照合して降車地の情報を取得し、その情報に基づいて走行ルートを設定するルート設定工程と、
    前記乗客が車両から降車するときに、前記個人識別情報記録体に記録されている個人識別情報を再度取得する降車時乗客情報取得工程と、
    前記降車時乗客情報取得工程で降車する乗客の個人識別情報を取得した後、前記乗客の個人識別情報を前記乗車時乗客情報取得工程で取得してから前記降車時乗客情報取得工程で取得するまでの乗客の乗車料金を、前記負担者情報登録工程に登録された情報に基づいて決済処理する決済工程と、
    を有する配車方法。
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